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熱海土石流被災 「午の湯」復活へ掘削進む 年度末の完了目指す

 熱海市の伊豆山温泉組合は10日、日本三大古泉に数えられる「走り湯」の源泉のうち、昨年7月の大規模土石流で被災した「午(うま)の湯」の復活に向けて進めている掘削工事の現場を視察した。組合員は伊豆山のシンボルである走り湯の早期復旧を願った。

午の湯の復活を目指して進められている掘削工事=熱海市伊豆山
午の湯の復活を目指して進められている掘削工事=熱海市伊豆山


 走り湯には2本の源泉がある。このうち横穴式源泉の「戌(いぬ)の湯」は被災を免れたが、伊豆山港近くの午の湯は機械設備も含めて全て土砂に埋まった。現在は戌の湯のみを利用施設に供給しているが、湯量が足りないため観光スポットの足湯は休止したままだ。
 午の湯の復活に向けた掘削作業は10月中旬に開始。被災前の源泉から約1・2メートル離れた場所を600メートル掘る計画で、現在は約4メートル掘り進めている。工事担当者によると、地中に巨大で固い岩が堆積していて、1日に約20センチしか進まない日もあるという。岩の層を抜けると作業は加速するとみられ、組合は本年度末までに工事完了を目指している。
 牧野文弘組合長は「50度以上の湯が湧く非常にいい源泉。復活すれば、地域のみんなが復興に向けて頑張れると思う」と話した。
 (熱海支局・豊竹喬)

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