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残存盛り土撤去 10月にも代執行 前所有者応じず 熱海土石流

 熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、静岡県は6日、関係部局長による対策会議を県庁で開き、土石流の起点付近に落ち残る盛り土を撤去する行政代執行の手続きに入る方針を決めた。前土地所有者の不動産管理会社(神奈川県小田原市)が不安定な土砂の撤去を求める措置命令に応じなかったため。県は緊急性が高いと判断して撤去を代行し、費用を同社に請求する。

静岡県庁
静岡県庁

 県盛り土規制条例に基づく措置命令を8月1日に出し、9月5日までの撤去着手を同社に要請したが、応じていないことを現場で確認した。早ければ10月中旬にも代執行に踏み切り、来年の梅雨までに撤去を完了させたい考え。同社は落ち残った部分の盛り土行為をしていないとして、措置命令の取り消しを求めて県を提訴する方針。
 対策会議は非公開。座長を務める森貴志副知事は終了後の取材に「いち早く撤去が進まないと警戒区域の解除ができない。提訴されたとしても断固とした措置を取っていく」と述べた。
 県によると、代執行の対象になる不安定な土砂量は約1万6千立方メートルと試算しているが、改めて測量して変更する可能性もある。今後は撤去工事をする業者の選定作業に入る。

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