テーマ : 熱海土石流災害

川勝知事「行政対応改善に全力」 熱海土石流巡り 静岡県議会臨時会

 川勝平太知事は20日の県議会5月臨時会の所信表明で、熱海市伊豆山の大規模土石流に関し「甚大な災害の発生、多くの方々の生命・財産を守ることができなかったことを深く反省する」と述べ、行政対応の改善に全力を挙げる考えを示した。
 被害を拡大させた盛り土を巡り、県の行政対応検証委員会が「県と市の対応は失敗」と結論づけた最終報告を踏まえた発言。今後に向けて「現場で生じるさまざまな課題について、現場に赴き、現場に即して積極的に課題解決を図るよう、県庁内の組織文化や職員の意識改革を進める」と強調した。
 盛り土規制の新条例を制定し、くらし・環境部に盛土対策課を設置したことも説明した。逢初(あいぞめ)川の災害復旧については、下流部の河川改修などを計画的に進めるとし、「被災者が1日も早く通常の生活に戻れるよう、国や市などと一体となり全力で取り組む」と語った。
 一方、リニア中央新幹線工事に伴う大井川水問題を巡り、JR東海がトンネル湧水の県外流出量を大井川に戻す方策として示した東京電力田代ダムの取水抑制など二つの案にも言及。「多くの関係者の了解を得ることができるのか、渇水期でも成り立つのかといった課題が数多く残されている」と問題提起し、県の有識者会議で対話を進めるとした。

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