テーマ : 熱海土石流災害

静岡県見解「崩落可能性低い」 逢初川源頭部北側隣接地の盛り土 熱海市が説明会

 熱海市は19日、同市伊豆山の大規模土石流の起点付近に残る不安定土砂の撤去工事の進捗(しんちょく)や隣接地の盛り土についての説明会を市役所で開いた。県は逢初川源頭部北側隣接地の盛り土に関し、崩落した盛り土と同様の崩壊の可能性は低いとする見解を伝えた。

県や市の関係者が現状を伝えた説明会=熱海市役所
県や市の関係者が現状を伝えた説明会=熱海市役所

 県は2月末、行政代執行で起点付近の不安定土砂の撤去・搬出を開始した。北側隣接地には届け出のない盛り土がある。県担当者は、同隣接地の標高が比較的高く、盛り土内に地下水や表流水が集中しやすい場所ではない▽土砂が水を通しやすく、土石流災害を起こした土砂とは明らかに異なる―などと説明した。
 2回の説明会に、住民や被災者ら計約50人が集まった。出席者からは「崩壊の要因は雨だけでなく地震もある」などと不安を訴える声が上がった。

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