テーマ : 熱海土石流災害

静岡県・難波副知事 2期8年の実績 後任難航、1人体制も

 2014年から2期8年務め、5月の退任が決まった難波喬司副知事は19日、報道陣の取材に「リニアと土石流の問題はまだ区切りがついていない。責任というか、自分のこれまでやってきたことから考えて、何らかの形で関わっていかなければいけない」と述べ、職位は変わってもこれまで陣頭指揮を執ってきたリニア水問題と熱海市土石流災害には関わる姿勢を示した。

記者団の取材に応じる難波喬司副知事=19日午後、県庁
記者団の取材に応じる難波喬司副知事=19日午後、県庁
難波喬司副知事の主な仕事内容
難波喬司副知事の主な仕事内容
2009年以降の歴代副知事
2009年以降の歴代副知事
記者団の取材に応じる難波喬司副知事=19日午後、県庁
難波喬司副知事の主な仕事内容
2009年以降の歴代副知事

 難波副知事は退任について川勝平太知事とまだ話をしていないとし、「人事は知事が決めること。2期目の任期が切れ、自然の流れとして受け止めている」と述べた。川勝知事が(難波氏に)何らかの形で今後も関わってもらいたい意向を持っていると出野勉副知事から聞いているとし、県に残ることは「知事と自分の両方の希望」とした。
 2000年以降の副知事の在籍期間は5年8カ月の鈴木雅近氏が最長で、異例ともいえる2期8年を務めた難波氏の退任は既定路線といえる。ただ、国土交通省の元技官で土木工学の専門家でもある難波氏は、リニア水問題でのJR東海との交渉や熱海市土石流災害での原因究明などに取り組んできた実績から、県幹部は「あの仕事ができるのは難波副知事しかいない」と言い切る。関係者によると、難波氏からポスト等の要求はなく、県に残ることを承諾したという。
 一方、副知事の後任人事は難航している。1人体制となれば、総務省出身の大村慎一氏が同省に帰任し、岩瀬洋一郎氏が3カ月間1人で務めた11年度以来となる。県の人事を巡っては、川勝知事が「副知事級」と評していた篠原清志特別補佐・戦略監が県議会の意向で3月末に退任したばかり。難波氏の後任が不在となれば、危機管理を含め、一時的に県の組織体制が脆弱(ぜいじゃく)になる恐れがある。

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