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熱海土石流 新砂防ダム30日本格着工 国交省、逢初川上流部に

 国土交通省富士砂防事務所は28日、熱海市伊豆山で昨年7月に大規模土石流が流れ下った逢初(あいぞめ)川上流部に新設する砂防ダムのコンクリート施工を30日に着工すると発表した。本年度中の完成を目指している。

新たな砂防ダムの完成予想図(国土交通省提供)
新たな砂防ダムの完成予想図(国土交通省提供)

 同事務所によると、新設ダムは高さ13メートル、幅59メートル、容量1万800立方メートル。既存のダムの下流約320メートルに設置する計画で、これまでは立木伐採や掘削作業などを行っていた。
 逢初川上流部の砂防工事は国直轄の事業。昨年12月までに土石流で既存のダムに堆積した土砂約7200立方メートルを除去したほか、コンクリートブロックを積んだ仮設ダムをその上流に設置した。
 砂防工事は被災地の復旧や立ち入り禁止になっている警戒区域の解除時期に大きく影響するため、住民の期待は大きい。同事務所の担当者は「梅雨時が近づき、二次災害の心配もある。できる限り早く建設し、砂防ダムの効果が発揮できるようにしたい」と話した。
 県は28日、土石流の起点付近で崩れずに残っている盛り土の排水対策を着工した。市も5月6日から盛り土北側の市道側溝のふたを雨水が入り込みやすい構造に変える工事を始める。いずれも5月中に完了する予定。市は3月、盛り土を造成した不動産管理会社(神奈川県小田原市)に盛り土の安全対策を求める行政指導をした。指導に応じない場合は、措置命令の発出や行政代執行を検討している。

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