テーマ : 熱海土石流災害

行方不明者を一斉捜索 熱海土石流、発生から10カ月

 関連死を含め27人が死亡した熱海市伊豆山の大規模土石流は3日、発生から10カ月が経過した。県警は行方不明になっている太田和子さんの一斉捜索を伊豆山港周辺や撤去した土砂の仮置き場などで実施した。強い日差しが照りつける中、機動隊員らは太田さんの手掛かりを懸命に探したが、この日は有力な情報が得られなかった。

土砂の仮置き場で女性の手掛かりを探す機動隊員=3日午後、熱海市の熱海港芝生広場
土砂の仮置き場で女性の手掛かりを探す機動隊員=3日午後、熱海市の熱海港芝生広場
ファイバースコープを使って消波ブロックの隙間を捜索する機動隊員=3日午前、熱海市の伊豆山港
ファイバースコープを使って消波ブロックの隙間を捜索する機動隊員=3日午前、熱海市の伊豆山港
警備艇で伊豆山港周辺を捜索する熱海署員=3日午前、熱海市の伊豆山港
警備艇で伊豆山港周辺を捜索する熱海署員=3日午前、熱海市の伊豆山港
水中ドローンを海に投入する機動隊員=3日午前、熱海市の伊豆山港
水中ドローンを海に投入する機動隊員=3日午前、熱海市の伊豆山港
土砂の仮置き場で女性の手掛かりを探す機動隊員=3日午後、熱海市の熱海港芝生広場
ファイバースコープを使って消波ブロックの隙間を捜索する機動隊員=3日午前、熱海市の伊豆山港
警備艇で伊豆山港周辺を捜索する熱海署員=3日午前、熱海市の伊豆山港
水中ドローンを海に投入する機動隊員=3日午前、熱海市の伊豆山港

 県警はこの10カ月間、1日も欠かすことなく捜索を続けてきた。月命日の毎月3日には人員を増やして陸、海、空で大規模な活動を展開している。この日は約90人態勢で臨んだ。
 被災地から搬出した土砂を仮置きしている熱海港芝生広場では、機動隊員がスコップで土砂を慎重に掘り起こした。隊員の一人は「見つかると信じている」と話し、黙々と作業した。
 伊豆山港周辺では、水難救助部隊のダイバーが潜水したほか、水中ドローン、ファイバースコープを使って海底や消波ブロックの隙間を入念に調べた。県警の活動を見守っていた漁師の川口勝美さん(55)は「本当に頭が下がる思い。ご家族の気持ちを考えると胸が痛む」と話した。自身も土石流で自宅を失い、神奈川県内の応急仮設住宅で暮らしているだけに「これから先の生活がどうなるのか」と不安を口にした。
 捜索を指揮した山本和毅本部長は「(太田和子さんの)ご家族、地域住民の思いを胸に刻み、必ず見つけ出すという不退転の決意で捜索する。可能性がある限り諦めない」と言葉に力を込めた。

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