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熱海土石流 盛り土懸念相談も「担当外」関与避けるよう指導 静岡県職員に上司 2010年ごろ

 熱海市伊豆山の大規模土石流を巡り、2010年ごろに盛り土への廃棄物混入問題に対応した県職員が盛り土の安定性についての懸念を上司に相談したところ、上司が担当外のことには関わらないよう指導していたことが、21日までに県のヒアリング調査で分かった。県や同市の行政手続きを検証する第三者検証委員会が22日に開く初会合で県が報告し、対応に問題がなかったか確かめる。
 県の行政手続きについては、逢初(あいぞめ)川の砂防ダムの容量約7500立方メートルを大きく超える約3万6千立方メートルの盛り土がダム上流に造成されたにもかかわらず、ダムを管理する県熱海土木事務所の担当部署はほとんど関与していなかったことが既に判明している。県内部の情報共有の不十分さが要因とみられ、今回も縦割り行政の弊害が改めて露呈した格好だ。
 関係者によると、この職員から相談を受けた上司は「担当外のことには口を出さないように」という趣旨の指導をした。職員はヒアリングに対し、廃棄物問題以外には関わらないようにしたと証言したという。
 盛り土への廃棄物混入に関しては、10年8月、木くずが混じっているとの情報を受けて県東部健康福祉センターが現地調査し、本庁も関わって業者に指導するなど1年以上、対応に当たった。
 検証委は専門家や弁護士で構成する。県と同市の行政手続きについて検証し、年度内に結論を出す。

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