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テーマ : 三島市

移動駄菓子屋 親子の居場所に、悩みも気軽に相談を 三島の「おたまちゃん食堂」 東部各地で販売

 子ども食堂や学習支援の活動に取り組む三島市の一般社団法人「おたまちゃん食堂」(押田智子代表)は12日、経済的な悩みを抱える親子の支援につなげる「移動する駄菓子屋さん」の活動をスタートした。第1回を長泉町上土狩で行い、セレモニーで移動販売車を披露した。

活動をスタートした「移動する駄菓子屋さん」=長泉町上土狩
活動をスタートした「移動する駄菓子屋さん」=長泉町上土狩

 移動駄菓子屋は、県がクラウドファンディング型のふるさと納税で募った寄付金により実現した。三島市を中心に県東部各地で月に2回ほど駄菓子を販売し、生活用品や食料品の無料配布、子ども食堂の紹介などを行う。経済的な不安を抱える家庭を支援するとともに、販売車には悩みごとを書いて投稿するポストも設置し、支援ニーズの把握にもつなげる。
 同団体によると、親の仕事の都合や距離の問題で子ども食堂に行けなかったり、支援を受けることに抵抗感があったりする家庭があるという。押田代表は「来てもらうのを待つだけでなく、いろんな地域に出向いてSOSを拾い上げたい。駄菓子は子どもたちにも楽しんでもらえるし、金銭的にも気軽に足を運んでもらえると考えた」と話した。
 実施日や場所は同団体のホームページで公開している。

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