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テーマ : 三島市

自民、訂正拒否に反発 議会総意で決議案提出へ 川勝知事レガシー発言

 川勝平太知事が東アジア文化都市のレガシー(遺産)拠点を三島市内の国有地に置きたいとした自身の発言を訂正しなかったことを受け、県議会最大会派の自民改革会議は1日、知事に訂正を求める決議案を12月定例会に提出する調整に入った。他会派の賛同を得て、「議会の総意」とすることを目指す。ただ、知事が訂正に応じるかは不透明で、対応次第では12月定例会が紛糾する可能性もある。
 県議会総務委員会による発言訂正の申し入れは自民会派が主導し、公明党県議団や、知事を支持する第2会派ふじのくに県民クラブの所属議員も同調した。自民会派の増田享大代表は記者団に「全会派が一致してつくった申し入れを聞き入れないというのは残念で、看過できない」と述べ、「改めて本会議場で全議員に賛同いただける決議をできないか調整している」と明らかにした。他会派の賛同を取り付けた上で、早ければ6日の本会議に提出する。
 自民は1日、議員総会を複数回開いて川勝知事への対応を断続的に協議した。総務委の申し入れに「訂正するほどのことではない」とした知事の態度については「失礼極まりない」「議会軽視だ」などと反発が広がった。本会議後の総会では、ベテランが「完全になめられている。訂正させるべきだ」と声を荒らげる場面もあった。
 ふじは決議案に賛同するかどうか会派内の意見集約を急ぐ方針。ある議員は知事の翻意は難しいとの見方を示し、「訂正しないとすれば、落としどころをどうするのか考えてほしい」と知事に注文を付けた。

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