初任科68人が第一線へ 藤枝の静岡県警察学校で卒業式
静岡県警は26日、初任科長期課程の卒業式を藤枝市の県警察学校で開いた。昨年4月の採用後、約10カ月間の課程を修了した68人(うち女性10人)が辞令を受け、県内各署に職場実習で配属された。
卒業証書授与や成績優秀者表彰に続き、清水署に配属される羽畑陽平さん(19)=三島市出身=が代表で辞令交付を受けた。沼津署配属の鈴木健介さん(24)=富士市出身=が「団結と努力の日々はあっという間で、この10カ月は一生忘れない。警察官としての覚悟とともに第一線に赴任する」と力強く答辞を読んだ。
大原光博本部長は「強さと優しさを兼ね備え、与えられた権限を正しく執行してほしい。役割と組織人としての自覚を認識し、大きく成長して」と訓示した。
八木瑞生学校長は能登半島地震での警察活動にも触れ「先輩たちは現地で活動している。人ごととせず、ニュースで関心を高め、知識も深めて」と期待した。