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テーマ : 三島市

静岡人インタビュー「この人」 三島アートプロジェクト実行委員会代表 山森達也さん(三島市)

 三島市街地の空き店舗に現代アートを展示する「三島満願芸術祭」を昨年初めて開催した。今年は運営に参画する権利の証しとなる「トークン」発行による資金調達に挑戦している。39歳。

山森達也さん
山森達也さん

 ―芸術祭関連のトークン発行は珍しい。なぜ始めたか。
 「資金調達が目的。芸術祭の多くは公金が入り、完全自主財源はほぼない。続けたくても、補助金の打ち切りで終わってしまう問題が何十年も言われている。しかし、誰も解決策を見いだせていない。アートが専門外だからこそ、そこに踏み込める。今は事例がなく、知られていないだけ。将来はほとんどが発行するだろう」
 ―資金以外のメリットは。
 「トークン所有者のコミュニティーが、ファン拡充に効果的。昨年は延べ約1500人が来場したが、毎年来てくれそうなのは10人くらい。今回のトークン購入者の半数は、発行元のサービスを通じて芸術祭を知ってくれた。今まで接点がなかった層に情報を届けられた。芸術祭に足を運んでくれる人が50~100人いる計算。資金を集め、集客もできるのは大きい」
 ―投機の対象にならないか。
 「マネーゲームにはしたくない。アート制作に関する意思決定の投票権や限定イベントの参加権、来場者向けのデジタルアートの提供など一緒に芸術祭をつくっていく楽しみを味わってほしい」
 ―芸術祭を開催する理由は。
 「三島市の関係人口を増やしたい。三島に来た人は必ず『良い場所』と言って帰るが、目的地になりにくい。ならばアートをきっかけにまちを見てもらおうと思った。芸術祭の度に作品の一部を残していく。常にアートがあるまちになれば、芸術祭開催期間中以外もコンテンツになる」
 (三島支局・岡田拓也)

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