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テーマ : 三島市

三島市の「メルカリ」粗大ごみ販売好評 美品も破格で 半年間でごみ3.5トン削減

 三島市が昨年9月に始めた日本最大級のフリーマーケットアプリ「メルカリ」を活用した粗大ごみ販売が好評だ。約半年間で約400点が売れ、約3.5トンのごみ削減につながった。市清掃センターで25日に初開催した展示即売会も多くの来場者が訪れ、廃棄されるはずだった粗大ごみが次々と買い取られていった。

出品された商品を見る来場者=三島市の市清掃センター
出品された商品を見る来場者=三島市の市清掃センター


 市は人口10万人以上の県内自治体で1人あたりの排出量が4番目に多いごみの削減を目指し、県内で初めてメルカリでの販売を開始した。出品した9割以上の売却が実現。同市のフォロワー数は約3200人に上り、約40万円の市の歳入にもつながった。
 ごみの削減が目的のため、値段設定は破格。傷や汚れといった状態は丁寧に発信しているといい、購入者からは「思っていた以上にきれい」と評価を受けるという。
 市は「現物を見て買いたい」という要望に応える形で展示即売会を企画した。この日は新たにギターや琴、本棚、いす、照明器具、仏壇など55点を500円から5千円で出品し、開始約30分で半数以上に買い手が付いた。来場者は気に入った商品を市職員らに伝え、アプリを通じて購入した。今後も継続する方針という。
 事業の浸透に伴い、ごみの搬入に訪れる市民から「もし良かったら売ってほしい」と状態の良い廃棄物が持ち込まれることもあるという。市廃棄物対策課の担当者は「ある人には不必要な物でも、必要な人がいる。良い物を大切に使おうという意識が広まってくれればうれしい」と語った。
 (三島支局・岡田拓也)

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