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テーマ : 三島市

能登地震 現地の教訓伝える 不審者対策を 三島市派遣職員 市役所で活動報告

 能登半島地震の被災地に派遣された三島市職員による活動報告会が7日、市役所で開かれた。石川県穴水町で避難所運営に当たった危機管理課の職員が、運営マニュアルを周知する大切さや不審者対策を検討する必要性を訴えた。

被災地での活動について報告する職員=三島市役所
被災地での活動について報告する職員=三島市役所

 同町では避難所運営に関するマニュアルがなかったという。洗濯機の導入など不測の事態の対応は、役場職員に毎回見解を問う必要があり時間を要したため、三島市では整備済みのマニュアルを生かした対応が求められると報告した。
 現地は避難者の管理体制も不十分で、県の職員が派遣された後に名簿が作成されたという。避難者の顔が分からない状態で、不審者の確認対応を求められたこともあった。一部の避難所では外出管理を行っていたが、200人規模を受け入れる三島市では困難で対策が欠かせないとした。
 報告を受けた豊岡武士市長は、避難者を判別できるような名札の着用などを検討するよう指示した。
 住家被害認定や給水活動の業務を担った職員も現地の状況や活動内容を報告した。
 (三島支局・岡田拓也)

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