焼津市、三島市 関西万博で「わが町」ＰＲ
焼津は温泉を
焼津市が２０２５年の大阪・関西万博で開催予定の自治体催事に参加表明したことが５日までに関係者への取材で分かった。期間中に行われる温泉をテーマにしたイベントに出展し、焼津温泉の魅力を来場者にアピールする狙い。
関係者によると、万博期間中に、全国の首長でつくる連合が主導する形で、会場内に開設される「メッセ」の一角を使用して、国内の魅力を打ち出すさまざまなテーマに沿って複数の自治体が参加するイベントの開催が計画されているという。
焼津市は、食などのテーマが並ぶ中、「温泉」の回に名乗りを上げた。参加が正式決定されると、ほかの自治体とともに、ブースでの見せ方やアピールポイントについて検討作業に入る。市は２４年度当初予算案に関連事業費３３３万円を計上する方針。
焼津温泉はＪＲ焼津駅南口に設けられた足湯をはじめ、「エキチカ温泉・くろしお」など市内１１施設で利用できる天然温泉。「温泉総選挙リフレッシュ部門」で５年連続１位となっている。
三島は今後調整 訪日客誘致加速へ
三島市は５日までに、２０２５年開催の大阪・関西万博でブース出展する意向を固めた。インバウンド（訪日客）を含む万博来場者に市の魅力を伝え、誘客を図る。同日の市観光戦略アクションプラン推進会議で委員に説明した。
市は出展に必要な万博首長連合の加盟料や出展経費の負担金として、２０２４年度当初予算案に２７４万円を計上した。現在は同連合に賛助会員として参加し、情報共有を受けている。展示の内容や期間は今後、事務局と調整する。
市は２２年度に策定した第３次市観光戦略アクションプランで、２７年度までに観光交流客数８１０万人、宿泊客数６０万人の達成を掲げた。２２年度の実績は観光交流客数が約６０９万人、宿泊客数が約４２万人で、国内外から多くの来場を見込む国際イベントでの発信を起爆剤に観光客誘致を加速させたい考え。
いい茶0
