読み聞かせ、パパもなりきって 絵本作家の宮西さんに学ぶ 三島
三島市は27日、父親向け絵本読み聞かせ講座「おやじと読もうぜ!」を市民生涯学習センターで開いた。市内在住の人気絵本作家宮西達也さんが講師を務め、読み聞かせの楽しさを伝えた。
子育て真っ最中の男性14人が参加した。モニターに映し出された宮西さんの絵本で実践し、配役を決めて読み聞かせに挑戦した。宮西さんが「子どもにウケる(喜ばれる)ように読んでください」と呼びかけて開始。参加者は女の子や妖精など登場人物になりきって演じ、会場の笑いを誘った。宮西さんから即興のせりふを求められると独特の言い回しで応じ、一緒に訪れた子どもたちを喜ばせた。
講座は育児に関わる男性が増える中、絵本を通じた触れ合いの機会をつくり出そうと初めて開催した。宮西さんは「絵本は大人が読んでも楽しい。作家としては子ども向けだけには作っていない。大人にも読んでほしい」と語りかけた。