温暖化防止活動で表彰 静岡県、４団体に知事褒賞
静岡県は２日、２０２３年度の地球温暖化防止活動知事褒賞の表彰式を県庁で行った。地球温暖化防止に大きく貢献したとして４団体を表彰した。
温室効果ガス排出削減対策部門は、工場でのエネルギー消費量などの「見える化」を通じて、従業員の省エネ意識向上や設備運用の改善を進めた小野薬品工業フジヤマ工場（富士宮市）と、遮熱シートによる放熱ロス対策や井戸水を活用した空調への切り替えなどを行い二酸化炭素（ＣＯ２）排出量を大幅に削減した三恵（磐田市）が受賞した。
地球温暖化防止普及・啓発部門は、従来廃棄されていたコーヒーの果肉を使った商品の開発、販売などに取り組んだ静岡文化芸術大の「カスから生まれるプロジェクト」（浜松市）と、市民目線で地域の環境情報を発信する情報誌を長年にわたり発行してきた「エコライフみしま」編集スタッフ（三島市）が選ばれた。
環境配慮建築物の表彰式も同時開催し、最高賞の優秀賞に浜松いわた信用金庫本部棟（浜松市）とプライムアースＥＶエナジー新居第１工場第２工場（湖西市）が輝いた。同信金本部棟と本店棟は、地球温暖化対策や災害対策などの観点で優れた建物に贈られるふじのくに賞も受賞した。
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