浜松市の記事一覧
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夜空彩る星々 探してみよう 静岡県内各地で観望会【しずおかアウトドアファン】
夜、星がきれいに見えると冬の訪れを感じる-。そう思う人は多いのではないだろうか。空気中の水蒸気が少なくなる冬は、大気が澄んで天体観測には絶好の時期。静岡県内各地で開かれている観望会を訪ね、夜空を彩る星々の楽しみ方を聞いた。 (生活報道部・伊藤さくら、草茅出) 浜松 親子ら冬の星座に歓声 11月18日夜、浜松市浜北区の浜名小で開かれたのは「星を見るつどい」(市主催)。気温は7度と前日から5度下がり、一足早く冬を感じる冷え込み。夕方まで曇っていた空は夜になると雲が切れ、月明かりが校庭を照らした。 集まった親子約200人を前に、浜北少年科学クラブの指導員らが星空を指し示しながら解説した。
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「浜松で優勝パレードを」 ラグビー・ブルーレヴズ社長、初戦控え抱負
ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長がこのほど、浜松市役所を訪れ、中野祐介市長に2023~24年シーズンの意気込みを語った。 昨シーズンは2年連続で12チーム中8位にとどまったブルーレヴズ。9日にアウェーで初戦、17日の第2節・コベルコ神戸スティーラーズ戦でホストゲーム開幕を迎える。 山谷社長は「監督が代わり、個々の能力を発揮させるチームづくりを行っている。まずはプレーオフ進出の上位4位を目指して戦う」と意気込んだ。ファンクラブ会員の約4割が浜松市民であることにも触れ、「浜松市からの応援を実感している。今シーズンから3年計画で優勝争いができるチームに復活する。日本一のタ
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オリゴ糖でウナギも腸活 静岡県水技研と藤田医科大など研究 感染症予防と成長促進に効果
静岡県水産・海洋技術研究所浜名湖分場(浜松市西区)と藤田医科大(愛知県)などの共同研究チームが、オリゴ糖を養殖ウナギに経口投与することで腸内環境を改善(プレバイオティクス効果)させ、感染症予防と成長促進に効果を生む技術を開発した。研究チームによると、ウナギを対象にプレバイオティクス効果を検証した世界初の研究という。実用化に向けて養鰻(ようまん)現場での試験も進む。 11月上旬、湖西市新所の丸浜入七養鰻場ではオリゴ糖の一種「ケストース」を混ぜた餌に、試験養殖中のウナギが一斉に群がった。職員は「普通の餌に比べて食いつきが非常にいい」と驚きを口にする。普段から感染症の発生が少ない養鰻池だが、ケス
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記者コラム「清流」 趣味持つ人は格好良い
「格好良い」という言葉が文字通り当てはまる人たちとの出会いが、このところ続いている。その多くは自分とほぼ同じ世代だ。 二輪車ツーリングの取材で話を聞いた浜松市の50代女性ライダー。驚いたことに、オートバイの免許を取ったばかりだとか。「若い時に断念したことをやってみよう」。そう思い立って挑戦し、仲間と走りを楽しんでいる。バイクウエアに身を包んでマシンを操る姿が、輝いて見えた。 他にも、趣味として新しいことを始めた人が目立つ。年齢を重ねて暮らしにゆとりができたことや、新型コロナウイルス禍で在宅時間が増えたことが契機になっているようだ。 仕事や日常生活を離れて好きなことに打ち込む。実に格好良
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静岡人インタビュー「この人」 「工作ガレージ」でものづくりの楽しさを伝える 松岡和彦さん(浜松市西区)
楽器メーカー「ローランド」を退職後に起業。2月に浜松市中区葵西に工作キット販売と作業スペースレンタルの「STEP たのしい工作ガレージ」をオープンし、子どもたちにものづくりの面白さを伝える。61歳。 ―開設の理由は。 「定年退職を迎え、新商品の企画開発に携わった経験を何か生かせないかと思い立った。幼少期、組み立てたおもちゃが動き出す瞬間に感じた驚きや興奮が自身の原体験。自動車や楽器などものづくりの地を担う子どもたちが創造力を養い、手で形作る楽しさを体感してほしい」 ―運営状況は。 「利用者は小学生とその保護者が多い。店内には太陽電池で走るミニソーラーカーや燃料電池の仕組みがわかるミニ
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記者コラム「清流」 親しんだ場所を記録に
浜松市内の中学校美術部が制作した風景画の「秋の写生コンクール」表彰式が11月下旬に行われた。最優秀作品は、中区の八幡中2年の殿村桃花さんが描いた浜松球場だった。球場や周辺の木々、青空を秋らしく爽やかに表現していたことが評価された。ただ、個人的には題材を浜松球場に選んだ理由が印象的だった。 殿村さんは高校生の兄が野球を続けていて、応援のために何度も球場に足を運んでいる。一方、球場のある四ツ池公園運動施設は併設する陸上競技場に特化する方針で、球場は解体される。殿村さんは取材に「なくなってしまう場所だから、記録に残しておきたかった」と語ってくれた。 浜松球場が野球をする人だけでなく子どもも含む
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男性死亡の浜名湖車転落事件 殺人容疑で運転者を逮捕 浜松西署
浜松市西区村櫛町の浜名湖内山海岸で10月21日夜に乗用車が湖に転落し、近くで愛知県新城市日吉百田の男性(52)の遺体が見つかった事件で、浜松西署などは5日、殺人容疑で、この車を運転していた新城市日吉黒淵、無職の男(53)を逮捕した。捜査関係者によると、2人には金銭トラブルがあったとみられ、動機や経緯を調べている。 逮捕容疑は10月21日、車を浜名湖に転落させた後、男性を助手席から引きずり出して放置し、溺死させた疑い。男は容疑を認めているという。同署によると、車は湖にタイヤが漬かる程度だった。亡くなった男性は足が不自由で、普段からつえを使用していたという。 男は10月22日午前に現場から4
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完熟早生「心」今年も味わい濃厚 7日集荷、浜松・JAみっかび
浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは7日から、「三ケ日みかん」の早生(わせ)品種を樹上で熟成させた「完熟早生『心』」の集荷を始める。通常より長く木に実らせて濃厚な味わいに仕上げたブランド品。50軒が計210トンの出荷を見込み、直売所には8日午後から並ぶ。 2005年に栽培が始まった心は、贈答用として高い人気を誇る。太陽光を反射させて水分を遮断する特殊なシートを敷くなどの栽培条件に加え、鳥獣害や凍害のリスクもあるため高い技術が必要とされ、出荷量は少量に限られる。 12年から栽培に取り組み、3.5トンの出荷を予定する石川功さん(45)によると、ことしは開花が例年より早く、11月末まで樹上に実ら
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用心棒見返りに飲食代 県暴排条例違反容疑 組員ら4人逮捕 静岡中央署など
暴力団員が用心棒の役割をする見返りに飲食代を授受したとして、静岡中央、静岡南の両署と静岡県警捜査4課、生活保安課は5日までに、いずれも静岡県暴力団排除条例違反の疑いで、指定暴力団山口組良知組組員でポーカーバー経営の男(56)=静岡市葵区駒形通1丁目=を再逮捕し、会社役員の男(31)=同市駿河区小鹿=ら男3人を逮捕した。 ほかに逮捕されたのは社交飲食店経営の男(46)=同区向手越1丁目=、飲食業の男(31)=藤枝市天王町2丁目=の2人。逮捕容疑は6月下旬に岐阜県内の飲食店で、ポーカーバー経営の男は用心棒の役割を提供する対償としてほかの3容疑者に飲食代約20万円を支払わせて利益供与を受け、3容
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自転車ヘルメット着用を 高校生「推進隊」が発足 浜松開誠館と浜松学院生徒啓発活動
浜松中央署と浜松市交通事故防止対策会議はこのほど、高校生でつくる「自転車乗車用ヘルメット着用推進隊」の発足式を市役所で行い、隊員に選ばれた2高校の生徒約70人にヘルメットを贈呈した。生徒自らがヘルメットをしっかりかぶる姿を周囲に見せることで、若年層の着用率向上につなげる。 同隊は、本年度の高校生自転車マナーアップモデル校として活動する浜松開誠館、浜松学院の2校の生徒で組織する。今後、街頭啓発活動などにも積極的に参加する。発足式で浜松開誠館高2年の加藤蔵乃介さん、浜松学院高1年の谷口寛耀さんが代表であいさつし、「ヘルメット着用を広げる活動をしていく」などと誓った。 生徒らは市役所前で啓発活
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面識ない女性の家に侵入し、わいせつ行為の疑い 男再逮捕 磐田署
磐田署は5日、住居侵入と準強制わいせつの疑いで、浜松市南区大塚町、会社員の男(33)を再逮捕した。再逮捕容疑は2020年9月中旬、静岡県西部の20代女性宅に侵入し、女性にわいせつな行為をした疑い。同署によると、女性との面識はないという。深夜に1人で歩いていた女性の後をつけて住まいを特定し、無施錠箇所を探して忍び込んだとみられる。容疑者はこれまでに、住居侵入や強制わいせつ容疑などで3回逮捕されていた。同署は、同様の行為を繰り返していたとみて調べている。
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浜松いわた信金 新本部棟完成 部門間連携強化 作業効率向上へ
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は5日、同区元城町に完成した新本部棟と、隣接地で昨秋稼働した新本店棟の落成記念式典を現地で行った。経営の根幹に据えるSDGs(持続可能な開発目標)推進に向けて環境などに配慮した設計設備を導入したほか、組織内の融和や作業効率の向上を図るため、部署内で座席を固定しないグループアドレスを採用した。 地上10階建ての新本部棟のうち、業務の中心となる5~8階は壁の仕切りを設けず、役員や部門長が中央部に座るレイアウトを採用して迅速な意思決定や円滑な情報共有を目指す。食堂のある4階から吹き抜けの階段で8階までつながり、上下階のコミュニケーションを促す。 外観デザインは、
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静岡県ニュービジネス大賞 「はなか」(浜松)選出 体験型イベント手がける
静岡県ニュービジネス協議会はこのほど、県ニュービジネスフォーラムin東部(静岡新聞社・静岡放送後援)を三島市の三嶋大社で開いた。新規事業に挑戦する企業を表彰する第32回県ニュービジネス大賞は、商業観光施設などで子どもがドレス姿で回遊する体験型イベントを手がける「はなか」(浜松市東区)が選ばれた。 同社が展開する「おひめさまごっこプロジェクト」は、商業施設などを訪れた子どもにドレスを貸し出し、そのまま遊んでもらうイベント。子どもの参加条件は、アンケート回答やアプリ登録など施設側の希望に沿って設定できる。施設側のマーケティング調査にも寄与するBtoB(企業間取引)のビジネスモデルで、独創性や市
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オフィス市況 改善続く 静岡、浜松 需要エリア拡大 10月空室率DI調査
日本不動産研究所がまとめた10月現在のオフィス市況調査によると、半年前と比較した空室率の改善、悪化の傾向を表す業況判断指数(DI)は静岡市で38・1、浜松市で11・1と、いずれも横ばいを示すゼロを上回った。新型コロナウイルスの5類移行でテレワークから出社勤務に戻す企業も多く、社会経済活動の正常化を受けて両市ともに改善が続いた。 両市中心部で延べ床面積3千平方メートル以上のオフィスビルを所有する企業や賃貸業者など三十数社に聞き取りを行い、「横ばい」を除いた上で「改善」から「悪化」を引いた回答割合を指数化した。 静岡市は悪化の回答がなく、DIが4月の前回調査(40・0)に続く大幅な改善傾向
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61人 練習の成果披露 奥浜名湖国際ピアノフェス 浜松市
浜松市北区のサーラ音楽ホールでこのほど、「奥浜名湖国際ピアノフェスティバル」(奥浜名湖ライオンズクラブ主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の本選が開かれた。同ライオンズクラブの発足60周年記念事業。 幼稚園、小学校低学年、同高学年、デュオ、アマチュアのA1~5と中学生、高校生、大学生、大学院・一般のB1~4の計9コースが設けられ、予選の動画審査を通過した計61人が出場した。出場者は自由曲の演奏で練習の成果を披露し、審査員が評価した。 Bコースについては、後日に動画で審査するウィーン国立音楽大のアレクサンダー・イエンナー名誉教授の評価を加味し、10日に結果を発表する。
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ミュージアム浜北 1月16日から休館 文化センター改修 浜松市
浜松市は5日、浜北区の浜北文化センター内にある市民ミュージアム浜北について、同センターの大規模改修に伴い2024年1月16日から臨時休館すると市議会市民文教委員会で報告した。同ミュージアムは24年1月15日が通常の休館日のため、同日から利用できなくなる。同センターの改修工事終了に合わせ、25年7月から利用を再開する。 文化財課によると、同ミュージアムは市博物館の分館。遠州織物や遠州大念仏といった地域の産業、伝統行事を紹介するほか、同区周辺の古墳からの出土品なども所蔵する。慎重な取り扱いが求められ、同センターの改修工事が始まる前に臨時休館し、資料移設などの準備をする。 臨時休館については同
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感染症予防計画 浜松市が新素案 18日からパブコメ
浜松市は5日の市議会厚生保健委員会で、新たに策定する市感染症予防計画の素案を報告した。新型コロナウイルス感染症の教訓を次の感染症対策に生かすため、市の体制や検査能力、人権尊重の考え方などを規定する。18日から1カ月、パブリックコメントを行い、来年4月に施行する。 国の改正感染症法や県の新しい予防計画案に沿った内容で、患者に対する差別偏見の防止、外出自粛対象者への健康観察や生活上の支援、情報通信技術(ICT)を活用した体制強化といった取り組みを進める。 市独自の数値目標として保健所の最大人員確保数、市の分析機関による1日当たりの最大検査能力、職員向け研修訓練の実施回数などを設ける。具体的数
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Xmasイブに児童歌声 浜松市中区で合唱団コンサート
浜松市の「浜松ライオネット児童合唱団」は24日、クリスマスコンサートを中区の鴨江アートセンターで開く。無料。 「サンタが街にやってくる」「赤鼻のトナカイ」など11曲を披露する。入場無料。事前に申し込みが必要。同合唱団のホームページのフォームで受け付ける。先着100人。 問い合わせは同合唱団<電080(9118)1891>へ。
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ミカン収穫 その場でぱくり! 浜松グリーンLC 2施設利用者招待
浜松グリーンライオンズクラブ(斉田昌敏会長)は5日、浜松市北区の障害者就労支援施設「浜松学園」と児童発達支援センター「根洗学園」の利用者を招いたミカン狩り体験会を西区のミカン農園「とくら園」で開いた。 30年以上続く同クラブの恒例行事。両施設の利用者と職員計約150人がはさみと袋を持って丁寧にミカンを収穫し、その場で皮をむいて味わった。利用者からは「甘い」「めちゃくちゃおいしい」と笑みがこぼれた。 斉田会長は「毎年楽しみにしてもらっている。自然や特産品に親しむ機会として、来年以降も継続したい」と話した。 (浜松総局・山川侑哉)
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高齢者の憩いの場「すずめ広場」14周年 60人祝う 浜松市西区
今月で発足14周年を迎えた浜松市西区雄踏町宇布見周辺の高齢者の集い「すずめ広場」はこのほど、記念イベントを同区の西ケ崎公民館で開き、会員ら約60人がお祝いした。 すずめ広場は地域の高齢者の居場所づくりを目的に渥美喜代子代表(77)が友人らと設立。週に一度集まって童謡を歌ったり、ゲームをしたりしている。6人からスタートし、口コミなどで少しずつ会員数を増やして現在は56人で活動しているという。 式典では14年間の歴史を振り返り、手品や足芸といった出し物、景品釣りゲームも楽しんだ。渥美代表は「スタッフの協力のおかげでここまで続けてこられた。みなさんが長く健康に過ごせるよう少しでも役に立てたら」
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強盗対応や通報 手順確認 静銀支店で訓練 浜松市北区三ケ日
細江署はこのほど、浜松市北区三ケ日町の静岡銀行三ケ日支店で強盗対処訓練を行った。署員と職員ら計10人が、通報の手順や意識するポイントなどを確認した。 強盗犯に扮(ふん)した署員が刃物で職員を脅し、現金を奪って逃走する想定で実施した。犯人が「手を上げろ。早く金を出せ」と要求すると、職員は非常通報装置を押して警察に通報。犯人逃走後に服装や身体の特徴をメモした。 訓練後には、署員が「手口や犯人の動線、逃走方向は重要な情報なので、覚えることを心がけて」などと講評した。鈴木祥文支店長は「昨年の訓練より落ち着いてできた。いつ起こるか分からないので、心構えをしておきたい」と話した。
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家康好物の天ぷらコンテスト 静岡の2店がグランプリ 真鯛の包み揚げ、葵の家紋パスタ 来年3月まで提供
静岡県は、徳川家康の好物だったとされる天ぷらの各店のオリジナルメニューを募集した「家康のてんぷらコンテスト」の表彰式を静岡市内で開いた。「元祖」部門で食彩工房ムッシュMOIZUMI(同市葵区)、「令和版」部門で大野木荘(同)のメニューがグランプリに選ばれた。 MOIZUMIの「家康のみらい 真鯛(まだい)のカダイフ包み揚げ」は、鯛の切り身の中に梅干しの果肉とレンコンを入れた料理。「家康が世界統一を成し遂げていたら」と考え、トルコなどがルーツの細麺状の生地「カダイフ」で包んだ。 大野木荘の「『葵の家紋』パスタ」は、ワサビと発酵茶を使用した香りが特徴。ワサビの葉を天ぷらにして盛り付け、葵の御
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浜松・水窪のカフェ 3年ぶり再開 新作コーラやカレー人気 住民の声受け復活
浜松市天竜区水窪町の飲食店「ライオンカフェ」が今月、3年ぶりに再開した。自然に恵まれた水窪の素材を生かしたクラフトコーラや特製カレーなど幅広いメニューを取りそろえている。店を運営する冨士川亜希子さん(51)は「家族連れや地元の方々にくつろいでもらいたい」と話す。 クラフトコーラは新作で、水窪産の薬草キハダや喜界島(鹿児島県)のサトウキビを使用した。自然な甘みとスパイスが特徴で、注文が多いという。カレーはヘルシーな味わいが人気。みそや塩こうじなど発酵食品をブレンドし、こだわりの一杯に仕上げた。 新型コロナウイルスの感染拡大を機に休んでいたが、再開を望む地元住民の声や行楽客のニーズを受け、
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目指せ“日本一遅い”新そば 南伊豆で取り組み本格化 11月下旬収穫、1月提供へ
伊豆半島最南端の南伊豆町で、ソバ作りに取り組む人たちがいる。標ぼうするのは、「収穫が日本一遅い秋の新そば」。数年の構想を経てようやく今年から着手した。関係者は「町内の伊勢エビに対抗し、気軽に食べられる名物にしたい」と見据える。 10月中旬の同町下小野。高さ50センチほどに育ち、花を咲かせ始めた約200平方メートルのソバ畑が秋風にそよいでいた。「夏に試しに育てた時よりずっといい。丈も高いし、茎も太い」。地元の農業生産法人代表の石川憲一さん(71)が充実感をにじませた。 ソバ栽培に取り組むのは石川さんと、同町下賀茂の「蕎麦切り明日葉」店主の団之原栄介さん(53)ら。2、3年前から構想してい
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歴史と若手意見を融合 三ケ日町柑橘出荷組合(浜松市北区)/森田能正組合長 【キーパーソン・最前線】
7月の総会で就任し、約730軒の生産者を束ねる。11月上旬に本年度産の出荷が始まった「三ケ日みかん」を巡る地域の課題や意気込みを聞いた。 ―本年度の出来栄えは。 「9月以降に秋晴れの日が続き、自然災害の被害がなかったことで2021、22年と比べて糖度が高く外観がきれいに仕上がった。ここ数年で最高のミカンができたと思っている。6~8月の多雨や夏場の酷暑による日焼け、秋の全国的なカメムシの大量発生などの影響も受けたが、一軒一軒が適正着果量を意識して樹上での摘果にきちんと取り組んでくれた。生産者の努力も大きい」 ―現状の課題は。 「三ケ日は他地域と比べると後継者が育っているが、それでも軒数
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静岡県内タクシー、昼の態勢強化 運転手不足でシフト変化 夜の街は利用しづらい状況に
静岡県内でタクシー運転手が不足している。新型コロナウイルス禍で離職者が大量発生した一方、社会経済活動が再開して輸送需要が急回復した。全国的にも同様の傾向が続く。県内各社は積極的な採用活動で人材確保を急ぎ、足元では繁忙時間帯である日中の勤務態勢を手厚くして対応している。このため、夜間の繁華街でタクシーをつかまえにくい状況が生じ、街の光景に変化が見られる。 「車はあっても人がいない」。県タクシー協会の村上雅則専務理事(64)は現状を端的に説明する。 県内のタクシー運転手は2020年3月の6082人から今年3月末時点の4960人へと約2割減少した。コロナ禍の移動制限で利用が激減し、運転手の収
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5台が関係する多重事故 磐田 4日午前7時50分ごろ
4日午前7時50分ごろ、磐田市豊岡の県道上野部豊田竜洋線で、乗用車やトラックなど計5台が関係する多重事故があり、4人が重軽傷を負った。浜松市の男性会社員(40)の乗用車が、右折待ちで停車中の軽ワゴン車に追突する事故が端緒。軽ワゴン車は、追突のはずみで対向車線を走行していた大型トラックと衝突。さらに乗用車は、軽ワゴン車の前方で右折待ちをしていた2台の車両にも追突した。一連の事故で、軽ワゴン車の男性(75)が足などを打つ重傷を負い、ドクターヘリで搬送されたほか、50~70代の男性3人も首などを打つ軽傷を負った。同署が事故原因を調べている。
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「浜松の偉人・賀茂真淵を伝えたい」 鈴木さんの自由研究に記念館館長賞
浜松市西区の西都台小6年の鈴木琴葉さん(12)が夏休みに取り組んだ自由研究「浜松出身の国学者 賀茂真淵について」が、市立賀茂真淵記念館の本年度の館長賞に選ばれた。28日に同校で表彰式があり、鈴木さんは「郷土の偉人を多くの人に伝えられたら」と話した。 6年生になって歴史の授業が始まったことなどから偉人への関心を持った鈴木さん。同館が自由研究向けに展開する学習展への参加を通して、真淵が万葉集の研究に当たり、本居宣長などに影響を与えたことを学んだ。 研究結果を、パソコンソフトを使ってA4判9ページにまとめた。歌碑が設置されている県居神社や臨江寺など浜松市内で真淵とゆかりのある場所にも出向き、撮
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もみ殻活用 循環型農業へ 静岡製機、県農技研など 燃焼熱で穀物乾燥費抑制 灰は土壌改良材に
農機メーカーの静岡製機(袋井市)や県農林技術研究所(磐田市)などでつくるコンソーシアム(共同事業体)は、精米時に大量に発生し、処分に困るもみ殻の利活用モデルづくりを進めている。穀物を乾燥させる際の燃料代わりにし、燃焼灰は農地の土壌改良に活用する。二酸化炭素(CO2)の土中固定化も図り、地域循環型農業の実現への貢献を目指す。 静岡製機は、もみ殻を燃やし、その熱を温風にして穀物乾燥機に送る燃焼炉を開発した。灯油の使用量を減らして乾燥工程を省エネ化し、高騰する燃料費の抑制につなげる。磐田市の市郎兵衛農園に導入して試験的に運用したところ、稼働を増やせば年間の灯油使用量を70%低減できる見通しが立った
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うなぎパイVSOP 首都圏でミニ版販売 春華堂、期間限定
菓子メーカーの春華堂(浜松市中区)はこのほど、首都圏で「うなぎパイVSOP」のミニ版の期間限定販売を開始した。 1993年に「最上級のうなぎパイ」として発売したうなぎパイVSOPは、生地に生クリームと牛乳を混ぜ、マカダミアナッツを加えて仕上げにブランデー「VSOP」入りのタレを塗った商品。 販売価格は6本入り70グラムで833円。手頃な価格、サイズのVSOPミニを首都圏の駅売店などで順次販売してPRにつなげる。
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浜松モデルで中小脱炭素化 市と地元金融機関、連携事業開始 温室ガスデータ共有、政策立案へ
2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現に向け、浜松市と地元金融機関が連携して市内中小企業の脱炭素経営を支援する動きを本格化している。1日からは金融機関側が集めた市内中小企業の温室効果ガス排出量データを市との間で共有し、支援の政策立案に役立てる連携事業をスタート。「浜松モデル」と銘打ったこの事業などを通じ、資金や知識不足、人材面で脱炭素化に二の足を踏んでいる中小企業を浜松地域全体で支える。 協力するのは静岡銀行と浜松いわた信用金庫。市や両金融機関など計7機関でつくる「浜松地域脱炭素経営支援コンソーシアム」の取り組みの一環で、両金融機関が中小企業に原則
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避難路ブロック塀 5年間で3割撤去 浜松市議会
井熊久人都市整備部長は浜松市内の避難路などに面するブロック塀約4900カ所のうち、2018年度から22年度までの5年間で3割に当たる約1400カ所が撤去改善されたと報告した。山崎氏への答弁。 建築行政課によると、18年6月の大阪北部地震でブロック塀が倒壊し、女児が亡くなった事故を受け、市は調査を実施。幹線避難路、緊急輸送路、小中学校周辺、指定通学路に面するブロック塀の数を確認した。 撤去改善を促進するため、1998年に始めた補助事業もあらためて周知し、耐震改修促進計画に基づいて2022年度には補助金額も引き上げた。 21年度からは市役所でパネル展を定期的に開き、地震によるブロック塀倒壊
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ミダックHD 浜松のこども食堂NPOに50万円など寄付
廃棄物処理業のミダックホールディングス(HD、浜松市東区)はこのほど、子ども食堂を運営するNPO法人サステナブルネット(中区)に50万円と、菓子やレトルト食品などの食料品を寄付した。ミダックHDのアクトオフィス(同区)で贈呈式を行った。 同社の加藤恵子社長が、同法人の渡辺修一理事長に目録を手渡した。子ども食堂として使用してきた長上協働センター(東区)が改築工事に入り、しばらく使用できなくなったことを機に、キッチンカーの購入を計画。8月から募ったクラウドファンディング(CF)で約300万円が集まり、ミダックHDの寄付金と合わせて運用する。 渡辺理事長は「自分たちのような活動が行われていない
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浜松環状線4車線化 未整備区間 一部着手 東区、来年度 浜松市議会
伏木章尋土木部長は主要地方道・浜松環状線について来年度、東区の4車線化未整備区間の一部工事に着手する方針を明らかにした。花井氏への答弁。 浜松環状線は東区安新町から西区坪井町までの約26キロの道路。東名高速道の浜松、浜松西インターチェンジ(IC)と産業拠点を結び、市の物流機能を支えるとともに、災害時には緊急輸送路としての役割を担う。 伏木部長は遠州鉄道西ケ崎駅付近から笠井中付近までの未整備区間約2キロのうち、本年度は中郡第2工区の約340メートルの用地買収や物件補償を進めていることを報告。その上で、来年度は同工区の一部工事と、周辺で確認された埋蔵文化財の本発掘調査を開始する計画を示した。
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はますくヘルパー制度拡充 子育て世帯の負担軽減へ 浜松市議会
吉積慶太こども家庭部長は子育て世帯の負担や不安を軽減するため、子育て支援ヘルパーの利用料を市が補助する「はますくヘルパー」制度の拡充を検討していることを明らかにした。石津氏に対して答えた。 同制度の対象は現在、妊娠中から1歳未満の子供を持つ保護者。食事の準備や洗濯などの家事支援、授乳やおむつ交換などの育児相談といったサービスを市の委託業者が提供し、市が利用料のうち、1時間1050円を負担する。利用は1日2回までの最大4時間。子供が1歳になるまでの利用可能時間は通常50時間以内で、多胎児世帯などは100時間以内となっている。 吉積部長は子供の対象年齢や利用時間の拡大を検討していると説明し「
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「道の駅」候補地、年度内選定 浜松市議会一般質問 野球場整備地の周辺
浜松市議会11月定例会は4日、山崎とし子(公明党)、石津陽子(市民クラブ)、鈴木恵(市政向上委員会)、花井和夫(自民党浜松)、柳川樹一郎(同)の5氏が一般質問を行った。中野祐介市長は遠州灘海浜公園篠原地区(西区)の県営野球場整備に合わせて検討している「道の駅」新設構想について、本年度中に候補地を選定し、周辺活性化案を作成する考えを示した。柳川氏に答えた。 市は本年度、道の駅設置に向けた基礎的な調査を実施中。周辺一帯の交通環境や土地利用の現状、地質などを確認し、課題を整理している。 中野市長は、今後さらに他地域の道の駅にヒアリングをしたり、JR高塚駅までのアクセス道活性化に必要な規制緩和
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「香害」の実態を全小中校で調査 浜松市議会
奥家章夫学校教育部長は柔軟剤などの香りで体調不良が生じる「香害」について、本年度中に全小中学校で実態調査を行う方針を示した。鈴木氏への答弁。 香害は化学物質に対するアレルギー反応や強い香りに対する不快感が原因で起こるとされる。未解明の部分が多く個人差も大きいため実態把握が困難だが、7月に文部科学省が学校での香害に関する通知を出し、当事者への配慮を呼びかけている。 市教育委員会は今後、各学校に対して香害に悩む子どもの有無や困りごとの内容を聞き取る方針。特に、給食用白衣についた柔軟剤の香りが体調不良につながるケースが全国でみられることから、調査結果を踏まえて洗濯や使い回しの方法も検討するとい
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税知識向上や啓発推進 浜松西法人会 70周年祝い式典
浜松西法人会(辻祥治会長)はこのほど、創立70周年の記念式典を浜松市中区で行った。会員や来賓ら約160人が出席し、税知識向上や地域貢献活動を推進する会の今後の発展を願った。 式典で辻会長は「地域経済の発展とともに、地域に貢献する団体として成長してきた。急速に進むデジタル化や少子高齢化など変革の時代の中、事業の推進を図りながら、会員増強や相互の交流を通じて魅力ある活動を進めていきたい」と式辞を述べた。長年会の活動に尽力した6人の功労表彰も行った。 同法人会は1953(昭和28)年、浜松法人会として設立。89年に浜松税務署東西分割に伴って社団法人浜松西法人会となった。公益社団法人に移行した現
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佐久間・岡田さんに旭日単光章を伝達 浜松市
秋の叙勲で旭日単光章を受けた浜松市天竜区地八自治会長の岡田宝雄さん(82)=同区佐久間町浦川=がこのほど、天竜区役所で勲章の伝達を受けた。 岡田さんは20年以上自治会長を務め、伝統行事の継続や電気、水道などの生活インフラの維持に気を配ってきた。地八自治会は5世帯8人で形成する。受章について岡田さんは「まさか、と驚いた。皆で協力しながら活動してきたことが評価されたと感じている」と話した。
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伐採体験 林業身近に 勉強会に40人 浜松市天竜区佐久間
浜松市天竜区佐久間町の佐久間森林組合はこのほど、町内の小中学生を対象にした初のイベント「伐採体験 森の勉強会」を開いた。小中学生や教職員、保護者ら約40人が参加し、木を伐採する意味を学んだ。 参加者は、同町の竜頭山(1352メートル)の入り口付近の林で伐採作業を見学した。同組合の担当者が、切り落とす順序を説明しながら約16メートルのヒノキを伐採した。大きな木が「ミシミシ」とゆっくり折れていき、「ドシン」と地面に倒れると、子どもたちは驚いた表情で注目していた。伐採の後、のこぎりで木を切る体験を楽しんだ。 大石幸弘組合長は伐採の意味を説明し、「木を適度に切って山の手入れをしないと山の斜面が崩
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少年剣士 腕競う 浜松市浜北区で大会
小学生が出場する第48回浜北少年剣道大会(浜北剣道スポーツ少年団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、浜松市浜北区の浜北総合体育館で開かれた。個人戦に約90人、5人一組の団体戦に約40チームが出場した。 個人戦はトーナメント戦、団体戦はリーグ戦と決勝トーナメント戦を行った。出場者たちは気合の入ったかけ声を上げながら素早く竹刀を繰り出し、熱戦を展開した。
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劇団たんぽぽと指揮者鈴木さん 浜松市長が賞状を授与 教育文化奨励賞
浜松市はこのほど、本年度の市教育文化奨励賞に選ばれた教育演劇研究協会「劇団たんぽぽ」とオペラ指揮者鈴木恵里奈さん(38)への授与式を市役所で開いた。中野祐介市長が賞状を授与した。 劇団たんぽぽは1946年の創立以来、児童劇を全国の学校で4万5千回以上公演してきた。久野由美事務局長(56)と松下哲子常務理事(47)は「新型コロナで公演機会が失われた時、地元の皆さんの応援が身に染みた。今後は一層、地元を意識した活動をしたい」と話した。 鈴木さんは藤原歌劇団「蝶々夫人」をはじめ、全国のオペラ公演で指揮者に起用されている。「浜松の豊かな音楽文化に育てられた。努力を重ねて地元に恩返しできる芸術家に
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ミニ盆栽鉢50点 平島さん作品展 浜松市北区・長楽寺
浜松市北区細江町の長楽寺は10日まで、陶芸家平島安夫さん(静岡市葵区)の作品展「創作ミニ盆栽鉢」を同寺で開いている。 紅葉シーズンに合わせ、赤く色づいたモミジの寄せ植えやケヤキ、カエデなどを中心に盆栽鉢約50点を並べた。さまざまな形状の鉢に、大自然の景色を細かく切り取っている。松や南天など、正月にちなんだ作品も紹介している。同寺は10日午後1時半から、平島さんが作品を解説するギャラリートークを開く。入場には拝観料300円が必要。6日は休み。
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楽団やブティックがイベント 情感込め シャンソン高らか 浜松
浜松市中区で、市内を拠点にする楽団「ゴールデンスターズ」やブティック「サンマリー」などが主催した「音楽とファッションとダンスの宴(うたげ)」が開かれた。ブティック先代経営者の佐々木敬子さんがシャンソンを披露したほか、音楽やダンスのショーが華やかに繰り広げられた。 約20年前からシャンソンに取り組む佐々木さんは「パリの空の下」「聞かせてよ、愛の言葉を」などの曲目を、ピアノや楽団の演奏に合わせて情感豊かに歌った。執筆活動の経験を通じ、歌とともに、訳と自身の思いを交えた創作文も朗読した。 プロダンサーの演技やファッションショーも来場者を魅了した。
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⚾少年野球「清水町ドリームキッド」 静岡県内2大会で優勝 選手ら「チーム一つに」
清水町の少年野球チーム「清水町ドリームキッド」が、10月と11月に開かれた二つの静岡県大会で優勝した。選手らは「チームが一つになれた」と喜んだ。 制覇したのは、10月のJA共済トーナメント県少年軟式野球大会(富士市)と、11月下旬に浜松市で開かれた三立製菓チョコバット杯。バッテリーを中心に、守備から攻撃の流れをつくるのがチームの持ち味。JA共済トーナメントでは、戸倉悠生投手(清水南小6)が最優秀選手に選ばれた。 勝又琉亜主将(清水南小6)は「練習を重ね、これまでの努力を発揮できた」と振り返った。櫟[いちい]友陽監督は「チームの活動は土日のみ。子どもたちが自宅でしっかり自主練習をしてくれた
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「PFAS」の2種に発がん性 WHO認定、評価を引き上げ
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は、有機フッ素化合物「PFAS」の代表的な物質で有害とされるPFOAとPFOSの発がん性に対する評価を引き上げたと発表した。PFOAを4段階中最も高い「発がん性がある」グループに、PFOSを新たに下から2番目の「可能性がある」グループにそれぞれ分類した。 PFASは日本各地の河川などでも検出されており、環境省が有害性の本格的な調査研究に乗り出す方針だ。IARCは動物実験や遺伝、免疫などの研究に基づき、人での発がん性に十分な証拠があるかどうかを判断し、4段階で評価している。 IARCの1日の発表によると、PFOAはこ
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避難所運営、定着せず 静岡県内各地で地域防災訓練
地震や津波で自宅が倒壊した被災者が身を寄せる避難所。利用者が主体となって運営するのが原則だが、県内の自主防災組織による避難所運営訓練の実施率は半分以下と定着していない。3日に各地で行われた地域防災訓練では、ノウハウの共有や高齢化、人材不足などの課題が浮き彫りになった。 ノウハウや人材に課題 県内実施は半分以下 「開設に最低限必要な物品が一つのケースにまとまっています」。富士市の吉原東中で行われた避難所運営訓練に住民約20人が参加した。同校で本格的な避難所運営訓練を行うのは初めて。運営用の物品や備蓄を点検し、総務班と避難者管理班に分かれて運営マニュアルを参考にしながら避難所のレイアウトや受
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傷害の疑いで浜松の会社員逮捕
浜松西署は3日、傷害の疑いで浜松市西区舘山寺町、会社員の男(52)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後1時ごろ、同区の路上に駐車中の車内で女性会社員(27)の顔面を殴るなどの暴行を加え、けがを負わせた疑い。同署によると、2人は夫婦。出血した状態で車の外にいた女性を通行人が目撃し、同署に通報した。
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兄を小刀で刺す 殺人未遂容疑で逮捕 浜松
浜北署は3日、殺人未遂の疑いで浜松市浜北区尾野の期間工(47)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前10時40分ごろ、自宅で同居する兄の無職男性(55)の右胸を小刀で刺した疑い。 同署によると、男性は救急搬送時に意識があり、命に別条はないという。家族とみられる女性から「けんかで50代男性が胸を刺され、出血している」と消防に通報があった。同署はトラブルの有無や動機などを調べている。
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ウインドサーフィン ユースクラス 世界ランク1位報告 浜松の高校生 守屋さん
浜松市西区の高校生プロウインドサーファー守屋拓海さん(17)=キャタラー=が2023年のウインドサーフィン・フリースタイル種目のユースクラス(20歳以下)で世界年間ランキング1位に輝いた。守屋さんはこのほど、市役所を訪れて中野祐介市長に喜びを語り、さらなる飛躍を誓った。 フリースタイルは8分間内に、ジャンプや回転を組み合わせた技の完成度を競う種目。8月にスペイン、9月にドイツで行われた世界大会で守屋さんは空中横2回転の大技「パスコ」を全て成功させるなど最高のパフォーマンスを披露し、17位と9位に入った。2戦の総合順位は全体で14位、ユースクラスでトップだった。 普段は浜名湖村櫛海岸を拠点
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荷台いっぱい 旬の野菜 「全国軽トラ市」浜松初開催 例年の倍 137店に行列
新鮮野菜や特産品を販売する「第8回全国軽トラ市inはままつ」(同実行委主催)が3日、浜松市中区の中心市街地で開かれた。地元軽トラ市の10回目、浜松商工会議所の創立130周年の節目を記念して誘致し、市内で初開催した。軽トラックやキッチンカー、テントブースを含め県内外から例年の倍となる137店が出店し、開催会場も拡大。前年の3倍近い約6万人(主催者調べ)が訪れるなど、大勢の来場者でにぎわった。 鍛冶町通りやモール街は約70店が軒を連ねた。軽トラックの荷台などを活用して白菜や大根、里芋といった野菜や次郎柿などの果物、手作り加工品、銘菓などを特価で販売し、来場者が出店者と交流を深めた。県外からの参加
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文化の力次代につなぐ 浜松で式典、1年の活動総括 来年開催の石川県に引き継ぎ【東アジア文化都市】
日本、中国、韓国3カ国の文化交流事業「東アジア文化都市2023静岡県」を総括する「ふじの式典」(実行委員会主催)が3日、浜松市中区であり、1年間の取り組みを映像で振り返ったほか、2024年の国内開催都市である石川県への引き継ぎを行った。 式典には本県関係者のほか、韓国の開催都市である全州市からの派遣団など約250人が出席した。映像では県内各地で展開した芸能や食文化、スポーツなど多彩な約950事業に870万人の参加があったと紹介。川勝平太知事は「文化の力により、東アジアは争わないという志を発信した。次代につなぎ、多様性の輪を広げていきたい」とあいさつした。 川勝知事から引き継ぎを受けた馳浩
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年末ジャンボ 浜松市長にPR 「幸運の女神」藤田さん
「宝くじ幸運の女神」の藤田萌美さん(27)=広島市=がこのほど、浜松市役所に中野祐介市長を訪ね、販売中の「年末ジャンボ宝くじ」と「年末ジャンボ宝くじミニ」をPRした。抽せんは31日。 中野市長はこの日のために市役所一室に開設された「販売カウンター」で、藤田さんが選んだ宝くじをそれぞれ連番で10枚購入し、当選への夢を膨らませた。藤田さんは「大きく当たりますように」と中野市長に宝くじを手渡し、「家族や友人など多くの人と宝くじの抽せんを楽しんでほしい」と笑顔で呼びかけた。 年末ジャンボは1等7億円(23本)、1等前後賞1億5千万円(46本)、年末ジャンボミニは1等3千万円(150本)。販売は2
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殿村さん(八幡中)最優秀 浜松市中文連 秋の写生コンクール
浜松市中学校文化連盟はこのほど、秋の写生コンクールの表彰式を中区のクリエート浜松で開いた。市内の中学45校から水彩画約800点が寄せられ、最優秀の市教育長賞には、浜松球場を描いた中区の八幡中2年殿村桃花さんの作品が選ばれた。 このほかの主な優秀作品は次の通り。 中文連会長賞 宮津初華(湖東2)横山晴乃(中部1)▽特選 桜井菜樹(入野2)松島幸明(北浜2)甲斐佐和(中部1)若森明日海(同)久米美和(富塚2)山川蒼來(湖東1)
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三ケ日の魅力思い出して はたちの集い実行委が動画制作 浜松市北区
浜松市北区三ケ日町のはたちの集い実行委員会が、地元住民や企業、団体などの協力を得て、若者を激励する動画の制作に取り組んでいる。地元を離れた同学年が多い中、同町で暮らす委員が中心になり「いつでも三ケ日に帰ってきていいよと伝えたい」と企画した。来年1月に行われる式典後の交流会で放映する。 地元離れた若者へメッセージ 同町には高校がなく、中学卒業を機に地元を離れる子どもが多いという。企画を発案した会社員奥川楓麻さん(19)=同町=は「三ケ日での思い出が中学までしかない友達もいる。地元がどんな場所で、どんな人が住んでいて、どんな魅力があるのか思い出してほしい」と意図を語る。 企業や団体を中心に動
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鳥羽山・二俣城跡散策しよう 浜松市天竜区、9日にツアー
浜松市天竜区の天竜ふるさとガイドの会(今村春幸会長)は9日、紅葉に彩られた国指定史跡の鳥羽山・二俣両城跡を散策するツアーを開く。約6キロの行程で、徳川家康の長男信康の墓がある同区二俣町の清瀧寺を訪ねる。 二俣協働センターに午前9時に集まり、午後3時ごろまで戦国・安土桃山時代の歴史に触れながら歩く。定員は先着30人。参加費1000円(昼食を含む)。希望者は住所、氏名、年齢、電話番号を明記し、同会<ファクス053(925)2843>に申し込む。 問い合わせは今村会長<電090(6585)2994>へ。
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浜松の病院外壁 軽乗用車が衝突 男女3人けが
2日午前11時15分ごろ、浜松市浜北区の「おおや整形外科」の外壁に、アルバイト従業員の男性(74)=同市=の軽乗用車が衝突した。浜北署によると、ぶつかった衝撃で待合室にいた通院患者の女性(70)、男性(44)、男性(48)の3人が軽傷を負ったもよう。運転していた男性にけがはなかった。運転操作を誤ったとみられる。 同病院の事務長の男性(62)は「爆発したような音がして、何が起きたのか分からなかった。まさかという感じで患者さんも驚いていた」と振り返った。同署が詳しい事故原因を調べている。
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大自在(12月3日)市町対抗駅伝
ようやく本来の駅伝らしい風景が戻ってきた。きのう静岡市内で開かれた県市町対抗駅伝。スタート地点の県庁周辺やゴールが設けられた草薙陸上競技場への入場制限、沿道応援の自粛要請などがなくなり、4年ぶりの通常開催となった。 市街地を駆け抜ける選手たちに、各市町の応援団やコース沿いの住民らが盛んに声援を送り、太鼓やラッパを使ったにぎやかな応援も繰り広げられた。新型コロナウイルス禍の収束で感染拡大前の生活が戻りつつあることを改めて実感した。 大会は市の部で4連覇を目指した浜松市北部に、御殿場市が逆転で競り勝ち、栄冠を手にした。こちらも4年ぶり。町の部は長泉町が11年ぶりの優勝を果たした。「市町代表」
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浜松勢止めた! 御殿場6区で逆転 宮原が区間新で一気首位 10区依田も区間賞【市町対抗駅伝】
「浜松市に勝てるのは御殿場市しかない」。5年前、浜松勢の連覇を「8」で止めた東部の雄が、再び王者の前に立ちはだかった。個々のトラックタイムは劣っても粘って流れを生み出し、勝負どころで強力エースが決定的なアドバンテージを奪った。「二度と勝てないと思っていた」と明かす滝口監督が、満面の笑みを浮かべた。 浜松市北部を30秒差で追う中盤でレースを動かした。まずは5区村木(御殿場西高)が「5、6区で先頭に出るのがプラン」と、県高校男子5000メートルランク4位の岡元(浜松開誠館高)を相手に15秒を短縮。区間賞で逆転への布石を打つと、決定打は6区宮原(滝ケ原自衛隊)だ。 日本最強のトレイルランナー
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鉄骨が当たり作業員死亡
2日午後2時55分ごろ、磐田市新貝のヤマハ発動機本社工場で、クレーン用のやぐらが搬送中に崩れ、鉄骨が外部の男性作業員に当たる労災事故があった。男性は約1時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。死亡したのは、浜松市中区葵西6丁目の設備業の男性(73)。磐田署によると、男性は工場内のレイアウト変更で使用するクレーンのやぐらを載せた台車を誘導していたという。同署はやぐらが崩れた状況や原因を調べている。
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橋本(浜松市出身)延長戦で苦杯 柔道男子73キロ級決勝 グランドスラム東京大会
柔道のグランドスラム東京大会第1日は2日、東京体育館で男女各3階級が行われ、来年のパリ五輪代表内定者では男子90キロ級の村尾三四郎(JESグループ)が優勝した。5試合を制し、決勝では世界王者のルカ・マイスラゼ(ジョージア)に一本勝ちした。 他の五輪内定の男子は73キロ級の橋本壮市(パーク24、浜松市出身)が決勝でヒダヤト・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)に敗れて2位だった。81キロ級で2021年東京五輪覇者の永瀬貴規(旭化成)は3回戦で敗退。 女子は78キロ超級を20歳の新井万央(日体大)が制し、70キロ級の田中志歩(JR東日本)は2位。57キロ級は長野県出身でカナダ代表の出口クリスタが優
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林業家らと事業者の“お見合い”推進 静岡県、山間地の人流創出
静岡県は、観光や教育などのサービス産業で森林の活用を検討している事業者と森林所有者のマッチングを支援する事業を進めている。林業家らと事業者を“お見合い”形式で引き合わせるユニークな手法で、遊休林の再活用を促し、山間地での新たな人流創出を図る。 11月上旬に静岡市で開いた合同説明会には、7人の森林所有者と13の事業者が参加した。事業者は金融機関や子育て支援の社団法人、電力会社、個人事業主など幅広く、検討中の用途もマウンテンバイクのコースや森林環境教育、アロマ蒸留などの多岐にわたった。 所有者は自身の森林の立地や規模、現在の用途と希望の活用イメージを披露。事業者はグル
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井戸水から有害物質 基準値の28倍 浜松市のメッキ加工会社
浜松市は2日、四輪や二輪部品のめっき加工を手がける遠州クロム(同市東区原島町)敷地内の井戸1カ所から、地下水環境基準を超える有害物質六価クロムが検出されたと発表した。検出値は1リットル当たり基準値0・02ミリグラム以下の28倍に相当する0・56ミリグラム。遠州クロムも同日、ホームページ上で公表した。 同社によると、六価クロムは硬質クロムめっきの作業で用いられる。自主検査で判明し、相談を受けた市が1日午後、敷地内の井戸4カ所と周辺1カ所を調査した。 市は2日、半径500メートルを調査範囲に設定し、約1300世帯の中で井戸水を利用する住宅に水質調査協力を呼びかけている。検査結果が判明するまで
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浜松北部、プラン崩れ2位 中盤から後退、4連覇を逃す【市町対抗駅伝】
4連覇を狙った浜松市北部のもくろみは、中盤以降に崩れた。5区まで何とか首位を守っていたが、6区で御殿場市に快走を許して逆転されると、再びトップに返り咲くことができなかった。 杉原監督の描いたプラン通り5区まで進んだが、鬼門は6区だった。6区藤田(本田技研工業)は区間3位と好走したが、御殿場市はそれを上回る区間新で逆転、さらに30秒もの差をつけられた。 さらに10区で御殿場市の大学生ランナーに大差をつけられ、一時3位まで後退した。指揮官は「いいところも落ち込むところもあるのが駅伝」と選手を責めなかったが、課題となる区間は明らかになった。 県内高校女子で歴代トップクラスの1区沢田(浜松市立
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浜松南部3位 赤堀(東京メトロ)が奮闘【市町対抗駅伝】
浜松市南部は、高校生以来の出場となった10区赤堀(東京メトロ)がチームを一時2位に引き上げる走りでチームをけん引。3位に食い込んだ。 4区で匂坂(浜松市立高)が区間賞を獲得するなど、市の部3番手でたすきを受けた赤堀。「年長者として流れを断ち切るわけにいかない」と序盤からアクセル全開で2位の浜松市北部を追走した。残り500メートル付近で抜き去り、「最低限の役割は果たせた」と胸をなでおろした。 今夏の日本選手権3000メートル障害で8位入賞を果たすなど第一線で戦うが、小中高と出場してきた市町対抗駅伝が自身の原点。「この大会がなければ競技者としての今の自分はない」と断言する。「自分のように大会
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住民の安否確認に黄色い旗150本贈呈 浜松・佐久間日赤奉仕団
浜松市佐久間日赤奉仕団はこのほど、同市天竜区佐久間町の佐久間中の生徒と協力して製作した黄色の旗150本を、同町の中部地区自治会に贈呈した。黄色の旗は安否確認で使う道具で、同奉仕団の担当者は「防災で役立ててほしい」と呼びかけた。 黄色の旗を活用した防災対策は県内外で普及している。災害時に玄関口や郵便受けなどに旗を置くことで安全に避難または無事であることを周囲に示すことができる。一目で安全を確認できるため、旗を掲げていない世帯に安否確認の作業を集中できる。 同奉仕団の平賀むつみ代表は同日、中部地区自治会の会合に訪れ、「山間地では災害時に行政の支援が遅れる場合がある。旗を有効に使い、住民同士の
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浜松・熊小 開校150周年 スタンプラリー楽しく
浜松市天竜区熊の熊小で2日、開校150周年を祝うスタンプラリーが開かれた。親子でスタンプ集めを楽しみながら、学校の節目を祝った。 参加者は校内にある六つのスタンプを集めるため、「熊地区で最も人口が多かった時の人数は」「熊の地名の由来は」「5、6年生の今の人数は」などの児童が考えたクイズに挑戦した。全てのスタンプをそろえた人には児童が絵をデザインしたトートバッグが贈られた。 スタンプラリーの前に実施した学習発表会では、各教科で学んだ成果のほか、白雪姫を題材にした寸劇や合唱を披露した。 同小は1873(明治6)年の創立。現在の児童数は13人。
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浜松・浦川小開校150周年 「浦川歌舞伎」堂々と
浜松市天竜区佐久間町の浦川小で2日、開校150周年を祝う記念式典と学習発表会が開かれた。児童全11人と保護者、地元住民が学校の長い歴史を祝った。 式典で小杉英司校長は「浦川小の歴史はまさしく地域と歩んできた。地域に支えられていたことや学校で学んだことを生かしてほしい」とあいさつ。学校の歩みや在校児童を紹介するスライドショーを流した。 学習発表会で5、6年生は歴史をテーマにした寸劇を披露した後、将来の夢をスピーチした。2~6年生は伝統芸能「浦川歌舞伎」を堂々した演技でこなし、大きな拍手が贈られた。6年の井辺柚希さん(12)は「人は少ないけど、学年問わず仲良くて楽しい学校。6年通うことができ
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ハワイフェス盛況 手作り雑貨やショー 3日まで浜松市中区
浜松市中区の市福祉交流センターで2日、「ハワイフェスティバル」が始まり、初日から多くの来場者でにぎわった。3日まで。 現地から取り寄せた生地や材料で手作りしたバッグやアクセサリーなどの雑貨が目を引く。フラダンスグループによるショーやウクレレ演奏のほか、初心者向けのレッスンも行われた。 ハワイを愛好する同センター職員が初企画した。3日もフラダンスのショーやレッスンを開く。 入場無料。午前10時~午後5時。
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湖西市、過去最高6位 驚異10人抜き、区間賞三つ 監督デビュー戦【市町対抗駅伝】
静岡市で2日行われた第24回県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)は県西部8市町から9チームが出場し、地域の誇りを胸にたすきをつないだ。市の部準優勝の浜松市北部に続き、同市南部が3位、湖西市が過去最高の6位、掛川市も2年連続の10位入賞を果たすなど健闘した。 湖西市は、中嶋克太監督(47)の“デビュー戦”で過去最高の6位に食い込んだ。3選手が区間賞の力走。指揮官は「7位以上を目標にやってきた。想定以上の結果」と満足げだった。 3区金田陽愛選手(11)=湖西岡崎小6年=が驚異の10人抜きで区間タイの記録をたたき出し、チームを勢いに乗せた。「と
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浜松市北部 王者の意地、最後まで 来年V奪還へ【市町対抗駅伝】
4連覇を逃した浜松市北部は最後まで王者の意地を捨てなかった。6区で2位後退も、8区の太田美香選手(13)=細江中2年=が区間4位の力走で反撃ムードをつくる。10区で3位に落ちたが、11区小川伊央選手(17)=浜松日体高3年=が区間賞の走りで再び2位に押し上げた。 中学から長距離を始めた太田選手は、大会初出場。「なんとかトップを目指そうと走ったが、最後は疲れて離された」とペース配分を来年以降の課題に挙げた。 1区で区間賞を獲得した沢田結弥選手(17)=浜松市立高3年=は米国の大学に進学予定。来年はチームに不在となるが、杉原勇蔵監督(67)は「北部は能力の高い中高生がそろっている」と巻き返し
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浜松市南部 総合力で3位入賞 9区原選手(浜松相生小6年)粘り強く【市町対抗駅伝】
浜松市南部は小学生から社会人までの総合力で3位入賞を果たしたが、昨年より順位を一つ落として悔しさが残った。 初出場の6区の田中真人選手(41)=団体職員=は、4位でたすきを受けた。順位を一つ上げ、区間2位の力走を見せたものの、本人は満足がいかない様子。前半から攻めの走りを見せたが「中盤から後半が苦しかった。目に見えないプレッシャーがあった」と唇をかんだ。 9区の原恭一朗選手(11)=浜松相生小6年=は区間賞の力走で終盤に粘り強さを見せつけた。長い距離を一定のペースで走ることを意識して1年間練習に取り組んだといい、「区間新を目指していたので正直悔しかった。70点くらい」と振り返った。 三
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市の部 区間賞選手の喜びの声 第24回市町対抗駅伝
1区(3.673キロ)中・高校生女子 沢田 結弥(浜松市北部、浜松市立高3)11分24秒 沢田 結弥 区間賞を取れていなかった。ようやく獲得できてうれしい。地元へ感謝の気持ちを伝えたかった。 2区(1.903キロ)小学生男子 平野 空哉(磐田市、豊田南小6)5分52秒 平野 空哉 最後までペースが落ちず、スタートからいつも通りの走りができた。目標にしていた区間賞が取れて最高。 3区(1.715キロ)小学生女子 金田 陽愛(湖西市、岡崎小6)◎5分18秒 金田 陽愛 区間新記録を狙っていたので悔しい気持ちもあるが2年連続区間賞を取れて良かった。とにかく前にいる人を抜かすことだけ
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浜松西・税の作品 優秀78点を選出 中区で表彰式
浜松西税務連絡協議会はこのほど、2023年度小中学生「税の作品」表彰式を浜松市中区のクリエート浜松で開いた。同市中、西、北の3区と湖西市の管内の小中学校152校から作文、標語、習字、ポスター、絵はがきの部門に計10577点が寄せられ、78点が優秀作品に選ばれた。 各部門の最優秀作品は次の通り。 【小学生習字】県教育委員会教育長賞 鈴木真央(瑞穂6) 【小学生ポスター】県納税貯蓄組合連合会優秀賞 外山朋介(鷲津6) 【小学生絵はがき】浜松西税務署長賞 佐原凌吾(岡崎6) 【中学生作文】公益財団法人全国法人会総連合会長賞 柴田貴衣(浜松西高中等部1) 【中学生標語】浜松西税務署長賞 鈴木大士(北
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浜松工高 理数工学科2年生 ローランド マレーシア工場見学 進路考え 国際感覚学ぶ
浜松工高(浜松市北区)理数工学科の2年生30人がこのほど、マレーシアへの修学旅行の一環で、電子楽器メーカーのローランド(同区)のマレーシア工場を見学した。「日本企業がグローバル化する中、これからの日本人に必要な素養は何か」をテーマに、現地の技術者らの考えや思いに直接触れた。 同校の生徒が日本企業の海外工場を訪問するのは初めて。地元に本社を置き、卒業生も活躍している同社の海外拠点に出向くことで、将来設計の参考にしてもらおうと、修学旅行の日程に組み込んだ。 2015年に本格稼働した同工場は、電子ピアノや電子ドラム、シンセサイザーなどを製造する同社最大の生産拠点。工場内を見学した後、同社従業員に直
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栄養補給の大切さ知って オイスカ浜松国際高で運動部員らにセミナー LPガス販売 エネジン
LPガス販売のエネジン(浜松市中区)はこのほど、同社の「部活動サポート企画」の一環として、スポーツ栄養セミナーを西区のオイスカ浜松国際高で開いた。同校の女子バレーボール部員と、地元女子バレーボールクラブ「ルース」の小中学生や保護者ら計約20人が参加した。 杏林堂薬局の管理栄養士の坪井ゆりさん、川崎里咲さんが講師を務め、エネルギー不足が続くと運動パフォーマンスが低下するほか、学業にも悪影響が出ると指摘した。栄養補給、運動、睡眠のバランスを保ち、「個人の最大限の体格をつくることが大切」などと呼びかけた。 手軽に用意できる補食の調理実習もあり、参加者はブルーベリーチーズ蒸しパン作りに挑戦した。
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軽トラ市で地域振興 浜松に全国100台 開催前日シンポ
浜松市中心街で3日開かれる「第8回全国軽トラ市inはままつ」(同実行委主催)を前に2日、軽トラ市サミットが同市中区で開かれ、軽トラ市団体や自動車メーカー、軽トラ市を研究する愛知大の関係者など県内外の約200人がシンポジウムなどに臨んだ。「軽トラ市を新しいまちづくりの全国スタンダードに」を宣言し、軽トラ市を核にした地域活性化や振興に意欲を高めた。 開催市の浜松や磐田、掛川、愛知・新城市の軽トラ市団体代表、市長のほか、軽トラックを生産するスズキの鈴木俊宏社長(日本自動車工業会軽自動車委員会委員長)やダイハツ工業の武田裕介取締役(同会委員)の10人が登壇。軽トラ市の歴史や特徴、担い手などの課題につ
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浦川小150周年 長い歴史の節目祝う「浦川歌舞伎」 堂々と
浜松市天竜区佐久間町の浦川小で2日、開校150周年を祝う記念式典と学習発表会が開かれた。児童全11人と保護者、地元住民が学校の長い歴史を祝った。 式典で小杉英司校長は「浦川小の歴史はまさしく地域と歩んできた。地域に支えられていたことや学校で学んだことを生かしてほしい」とあいさつ。学校の歩みや在校児童を紹介するスライドショーを流した。 学習発表会で5、6年生は歴史をテーマにした寸劇を披露した後、将来の夢をスピーチした。2~6年生は伝統芸能「浦川歌舞伎」を堂々した演技でこなし、大きな拍手が贈られた。6年の井辺柚希さん(12)は「人は少ないけど、学年問わず仲良くて楽しい学校。6年通うことができ
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静岡県市町対抗駅伝 展望 精鋭ぞろい 競り合い必至 市の部/浜松勢軸に御殿場、富士が追う
静岡市内で2日に行われる第24回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)の各市町のオーダーが1日、発表された。同市葵区で監督会議が行われ、出席した35市町37チームの代表者が当日のレースの注意点などを確認した。 市の部は4連覇を狙う浜松市北部と、2年連続準優勝の浜松市南部の競り合いになりそうだ。御殿場市、富士市が浜松勢の牙城を崩せるか。静岡市静岡、湖西市も上位を狙う。 浜松市北部が盤石の布陣を組んだ。県内高校女子で歴代トップクラスの1区沢田(浜松市立高)で主導権を握り、勝負どころの5区を県高校男子5000メートルランク4位の
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白板アート、全国大会入賞 繊細ペン遣い光る 浜松大平台高美術工芸部
浜松市西区の浜松大平台高美術工芸部の生徒が、教室の黒板やホワイトボードをキャンバスに見立て一面に絵を描く高校生の全国大会「黒板アート甲子園」の白板の部で入賞した。 2年生8人が「光明が差す」をテーマに制作した。悩みをかかえながらも、前に進む姿をホワイトボードに描いた。希望と悩みを白と黒の対比で表現したという。原画を制作した石井ひなさん(17)は「かすれたペン、新しいペンなどさまざまなペンを集めて作品を完成させた」と苦労を語り、部長の松井柚月さん(16)は「みんなで一つの作品を作り上げることができて良かった」と笑顔で話した。 黒板・ホワイトボードメーカーの日学(東京)の主催で、15年に
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記者コラム「清流」 被災後を支える存在
浜松市内で建物被害を伴う土砂災害が多発し、2人が死傷した6月の豪雨災害から半年を迎えた。復旧や生活再建がどれほど進んだのか調べようと、準半壊の認定を受けた北区引佐町の女性宅に足を運んだ。 被害を受けた寝室は畳を外してベニヤ板を貼っただけの状態。崩れた斜面も私有地のため、被災翌日にブルーシートが掛けられてから手つかずのままだった。再崩落の危険と隣り合わせで生活を続けていた事実に言葉を失った。 女性は不安や悩みを吐露しつつも、災害ボランティアへの感謝の言葉を繰り返した。ボランティア団体や地元学生、建設業者などの協力で流入した土砂は迅速に撤去できたという。スマホケースに名刺を入れて肌身離さず持
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シラスウナギ漁解禁 静岡県内4月末まで 「初日まずまずの漁獲量」
ニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の今期漁が1日、静岡県内で始まった。2024年4月末まで。県知事許可による特別採捕だったシラスウナギ漁は、今期から漁業法が適用される許可漁業に移行した。密漁への罰則が強化される一方、取引は自由化され、静岡県内の養殖業者だけでなく、県外業者への出荷も可能になる。 今期は県内20区域で889人が漁業許可を受けている。天竜川西側の河口付近では、採捕者が日没に合わせて波打ち際へ向かい、照明の明かりを頼りに手網で海水をすくい、午後6時前に体長約5センチのシラスウナギが数十匹、捕獲された。 浜松市天竜川しらす鰻(ウナギ)漁業生産組合(浜松市南区)の組合員は「初日とし
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先進技術で防災模索 内閣府と静岡県
内閣府と静岡県は1日、激甚化する災害に対し、先進技術を活用して解決する「防災×テクノロジー官民連携プラットフォーム(PF)」のマッチングセミナーを静岡市駿河区のグランシップで開いた。県内外から自治体職員や企業の担当者計約470人が参加し、防災課題の解決策を模索した。 10自治体がブースを設け個別相談に応じた。地域防災無線の設備更新に合わせた新たな通信手段の確立や災害対策本部に集まる情報の効率的な分類、発信など、事前に自治体が提示した課題に対し、企業担当者が各ブースを訪問して自社商品や技術をアピールした。 浜松市のブースでは、非常用電源の一つである小型風力発電機についての説明や
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裾野市東地区おやじの会、大賞 静岡県、子育て支援で4団体表彰
静岡県はこのほど、先進的な子育て支援活動をたたえる「ふじさんっこ応援大賞」の表彰式を県庁で行い、大賞に「裾野市東地区おやじの会」を選んだ。 おやじの会は2012年から月1回のペースで100人規模のお泊まり会「何にもしない合宿」を実施。小学生をはじめとするさまざまな住民が参加し、世代を超えたつながりを構築している。小田圭介会長(42)は「身近な所から始められる活動。県内の他地域でも参考にしてもらえれば」と話した。 24団体から応募があり、県立大短期大学部の永倉みゆき教授が審査委員長を務めた。優秀賞は「NPO法人泉の会こどもっ家」(静岡市)と「だんぼ楽会創作あそび作家ふくろうず」(浜松市)、
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“駿府城”舞台に吟行俳句大会 永井さん(袋井)最高賞
静岡県俳句協会は、吟行俳句大会を静岡市駿河区の男女共同参画センターあざれあで開いた。最高賞の大会賞に袋井市の永井千恵子さん(77)の「冬麗大きく動く手話の指」が選ばれた。 県内の俳句愛好家ら約92人が参加。小春日和の中、参加者は駿府城公園を散策し、葵舟や家康像、鴨の陣などを題材に詠んだ力作を1人2句ずつ投句した。各賞は同協会の理事が採点して決めた。中川正男会長による講演も行った。 大会は鳥取県で来年度開催されるねんりんピックの選考会を兼ね、上位3人が出場権を獲得した。 最高賞以外の受賞者は次の通り。 県俳句協会会長賞 太田依子(浜松市浜北区)▽県俳句協会賞 杉田和子(静岡市葵区)▽実
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浜松でバリアフリーコンサート 県内外プロ、アマ 歌やダンス披露
浜松市内でフリースクールなどを運営するNPO法人「ドリーム・フィールド」(東区)は、バリアフリーコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のJR浜松駅北口広場「キタラ」で開いた。 静岡県内外のプロ、アマチュアの約10組がポップスなどの歌やダンスを披露した。コンサートに関心のある聴覚障害者が招待されたほか、子どもらもステージに立った。
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浜松特産グレープフルーツ果汁使用の日本酒完成 「理想のバランス」 12月2日から限定販売
浜松市が生産量全国一を誇るグレープフルーツをPRしようと、市内の市民団体「どいーにはままつ」と老舗蔵元の浜松酒造(中区)が日本酒と果汁を使った「グレープフルーツ酒」を開発した。 酸味と甘さのバランス、鮮やかなルビー色が特徴という。イオンリテールとの共同企画で、2日からイオン浜松西伊場、浜松志都呂、浜松市野、浜松西、袋井、焼津、清水、富士宮の8店舗で120本限定販売する。500ミリリットルボトルで税込み1815円。 浜松産のグレープフルーツは豊かな日照と樹上完熟で甘さが強く、高級品として首都圏で流通している。同団体はこれまでスイーツやクラフトビールを開発し、日本酒は初挑戦。市内産の米と水で
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昨秋浸水の狢川 河床の状態良好 東区、10月調査 浜松市議会
伏木章尋土木部長は、東区積志地区周辺を流れる狢(むじな)川について、10月に調査を実施したところ、堆積土砂はなく河床の状態は良好だったと報告した。2022年9月の台風15号で多数の浸水被害が発生したため堆積土砂の撤去、水草の除去を行っていた。鈴木氏への答弁。 河川課によると、狢川は浜北区横須賀を起点に中区早出町の馬込川に合流する延長7・1キロの準用河川。10月の調査は合流部から遠州鉄道西ケ崎駅までの5・2キロ区間が対象。土砂は堆積していなかったが水草は繁茂していたため、除去して次の出水期に備える。 狢川流域は市が見直しを進めている総合雨水対策計画の重点対策エリアで、川の排水能力が低い上に
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日本語指導拠点校 増設へ 外国人生徒数回復 浜松市議会 一般質問
浜松市議会11月定例会は1日、井田博康(自民党浜松)、鈴木裕之(同)、辻村公子(同)、小黒啓子(共産党市議団)の4氏が一般質問を行った。奥家章夫学校教育部長は海外から市内に編入する生徒の増加に対応するため、現在1カ所の日本語指導拠点校を増設する考えを示した。辻村氏への答弁。 日本語指導拠点校は日本語が苦手な外国人生徒が中学校に通う前に、10週間集中的に日本語を学ぶ場。同じレベルの生徒で集まって活発に発話を練習できるため人気が高い。2022年度に南区に江南教室を開設し、初年度は30人が利用したが、立地の問題で通学を断念した生徒もいた。 海外から市内に編入する生徒や児童の数は新型コロナの収束に伴
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救急搬送 DXで時間短縮 消防と病院 新システム導入 浜松市議会
太田陽視消防長は救急搬送の時間短縮を図るため、2022年末に救急隊と各病院がタブレット端末で搬送状況などを共有できるシステムを導入したと説明した。小黒氏への答弁。 新型コロナの感染拡大で22年度の救急件数は過去最多の4万2578件に上り、通報から医師に引き継ぐまでの平均時間は21年度から4・57分伸びた。病床が逼迫(ひっぱく)し、受け入れ病院の決定に時間を要したのが一因だった。 新システムは救急隊の搬送状況や隊員が撮影した現場写真などを共有する。隊員が各病院に電話で受け入れの可否を尋ねる際、病院側に判断材料が増え、意思疎通がスムーズになったという。太田消防長は「今後もデジタルを活用した効
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新婚世帯は当選確率2倍 市営住宅入居率向上へ優遇 浜松市議会
井熊久人都市整備部長は市営住宅の入居率向上に向けて2024年度から、募集抽選の当選確率が2倍になる「優遇対象」に新婚世帯を加える方向で検討していることを明らかにした。井田氏に答えた。 市営住宅は75団地5734戸(22年度末現在)で、建て替えや事業集約などによって募集を停止している住居を除いた入居率は75%。現在の優遇対象は小学生以下の子供がいる世帯や犯罪被害者世帯、3回以上落選した世帯などで、若い新婚世帯の需要を見込んで枠を拡充することにした。 井熊部長は、高齢者が階段の昇降を理由に上層階への入居を断念する懸念があるとして本年度、湖東団地(西区)の2棟でエレベーター棟増築工事を行い、2
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日本画教室生徒 38点の力作並ぶ 12月3日まで 浜松市天竜区
浜松市北区の日本画家栗原幸彦さんが運営する日本画教室生徒の作品を披露する「第18回孔雀会展」が3日まで、同市天竜区の秋野不矩美術館市民ギャラリーで開かれている。 17人が38点を出展。写実的に草花などを表現した花鳥画が並ぶ。立体感や躍動感を感じる作品が多く、来場者を楽しませている。 栗原さんの教室は月に4回ほど、同市中区の青少年の家で開かれていて、各自がテーマを持って制作活動を行っている。 栗原さんは「伝統的な日本画の展示を楽しんでほしい」と話す。入場無料。午前9時半~午後5時(3日は午後4時まで)。
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関ケ原後の井伊氏 小和田氏が解説 1月14日 浜松市北区
浜松市北区細江町のみをつくし文化センターは来年1月14日、静岡大名誉教授の小和田哲男氏を招いた歴史講演会「関ケ原合戦後の井伊氏と彦根城築城」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同センターで開く。 同センターが2012年から展開する歴史講義の第12弾。小和田氏が、関ケ原の戦いで活躍し、戦後も江戸幕府の基盤固めに力を尽くした武将井伊直政などについて解説する。 チケットは前売り券1200円、当日券1700円。問い合わせは同センター<電053(523)3116>へ。
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ものづくり前線 間近に 伊目小児童 ペン先工場を見学 浜松市北区
浜松市北区細江町の伊目小5、6年生13人がこのほど、同区新都田のサーラ音楽ホールで開かれた「市小学校音楽研究発表会」の出演後に、マーキングペン先製造「テイボー」の都田技術センターを訪れ、社会科見学に取り組んだ。 児童は工場や展示室を見て回り、束ねたフェルトを棒状に成形し、ペン先の形に研磨する工程などを学んだ。筆ペンと蛍光ペンの製作も体験した。6年の長谷川蓮人君(11)は「いつも使うペンの先の部分がここで作られていると知って驚いた」と感想を述べた。 取り組みは、都田地区の企業や行政、大学などでつくる産学官連携組織「都田アソシエイツ」と同ホールが展開するマッチング事業で2年目。同発表会の会場
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発達障害と育児 経験つづる 浜松市天竜区・遠藤さん「同じ悩みの母親に」
浜松市天竜区佐久間町在住で、育児の悩みを持つ親を支援する民間団体「すまいるかんぱにー」代表の遠藤睦子さん(46)がこのほど、発達障害のある子どもの育児経験をまとめた本「逆転の発想で創りだす幸せの基準」を出版した。遠藤さんは「同じ悩みを抱えるお母さんたちに、この本を居場所の一つにしてほしい」と話す。 遠藤さんの子どもが幼稚園や小学校に通う中で生じた課題や、親が発達障害のある子どもにできるサポートをまとめた。遠藤さんは「本を通して育児の視点が変わり、育児が楽しめるきっかけになったらうれしい」と語った。 発達障害は、自閉症や注意欠陥多動性障害(ADHD)など種類はさまざまで、症状の程度も人によ
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浜名区自治連会長に松下氏 区再編で合同役員会 浜松市
浜松市の行政区再編で来年1月1日から浜名区となる現在の浜北区、北区の各自治会連合会(自治連)の合同役員会が1日、浜北区役所で開かれた。新たに発足する浜名区自治連の会長に松下敏昭浜北区自治連会長(72)、副会長に佐藤元久北区自治連会長(65)が就くと決めた。 役員17人が出席し、浜名区自治連の規約について承認した。事務局は浜名区役所内に置き、正副会長は再編後の自治会組織である浜北地域自治連と北地域自治連の会長から選出する。 浜名区は、浜北区と三方原地区を除く北区で構成される。松下会長は「全住民が区に愛着を持ち、安全で安心に暮らせるよう、地域に根ざした自治会活動をしていく」と話した。
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ブラジル「銀」に貢献 野球「パンアメリカン大会」 ヤマハ2選手 浜松市に報告
野球のブラジル代表として「パンアメリカン大会」(10月20日~11月5日、チリ)に出場し、同国初の銀メダル獲得に貢献したヤマハ野球部の2選手がこのほど、浜松市役所を訪れ、中野祐介市長に大会結果を報告した。 訪れたのは、今年の都市対抗野球大会で33年ぶりの決勝進出にも貢献したフェリペ・ナテル投手とエンゾウ・ユウスケ・サワヤマ投手。在浜松ブラジル総領事館のガルシア・アウデーモ総領事も同席した。 メキシコ戦に先発したサワヤマ投手は「メダルはうれしいが、ヤマハとしても代表としてもあと一歩届かなかった。次は金メダルを目指したい」と語った。15歳から代表として活躍し、決勝を含む3試合に先発したナテル投手
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旧校舎舞台にアート表現 パフォーマンスや展示 浜松市天竜区龍山
浜松市天竜区龍山町の旧龍山北小校舎や校舎周辺を舞台にしたアート企画「龍山、ぽちゃん」が1日、始まった。閉校した校舎を舞台に、アーティストのパフォーマンスや作品の展示が楽しめる。3日まで。 舞踊家の山田洋平さん(42)=石川県加賀市=は同町に1週間滞在し、龍山の自然や住民とのふれあいを通じて得た体験をダンスや音で表現した。旧龍山村の村民歌や時報のメロディーに乗せて教室の椅子や机を触ったり動かしたりして、身の回りの物から発する音を表現に取り入れた。 2日は、同町瀬尻地区の伝統文化「ぶか凧」と竜をモチーフにしたウォールアートを披露する。3日はライブステージを開く。 アート企画は、地元在住者ら
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破魔矢作り本格化 「昇り竜のように」願い込め 浜松・五社神社
浜松市中区の五社神社で、正月の縁起物の破魔矢作りが本格化している。30日も朝から神職と巫女(みこ)が、来年の干支(えと)の辰(たつ)が描かれた絵馬を矢に結びつける作業に励んだ。 12月中旬までに大中小の3種類計約3千本を用意する。種類によって矢の長さや絵馬の大きさ、絵柄に違いがあり、1本1500~7千円。同月1日から社務所で授与を始める。 同神社は初詣に約10万人の参拝者を見込んでいる。権禰宜(ごんねぎ)の吉田暁史さん(40)は「『昇り竜』という言葉のように、日本全体が上向きに進む年になることを願っている」と話した。 (浜松総局・山川侑哉)
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「土や木、また落ちてきそう...」 台風2号豪雨災害から半年 私有地崩落で浜松の住民困惑 被災ウナギ店は再出発
静岡県内各地に多くの被害を出した6月の台風2号による豪雨災害から2日で半年がたつ。浜松市では1人が亡くなるなど、同市西区や北区、天竜区の山間部を中心に建物被害を伴う土砂災害が多発した。半年で災害復旧が進み再出発した被災者がいる一方で、今も元通りの生活に戻れず不安に駆られている住民もいる。 「半年たっても景色は変わらない」。11月中旬、北区引佐町の看護師菅原芳江さん(67)は自宅裏ののり面を眺めてため息をついた。土砂が崩れた斜面は私有地のため行政が復旧に介入できず、ブルーシートが掛けられたままになっている。土地所有者との話し合いで解決するしかないが、所有者とは連絡が付かず工事のめどは立って
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「適応指導教室」進まぬ改称 文科省が変更推奨も 静岡県内温度差、当事者「自分は不適応なの…」
不登校の子どもの受け皿になっている学校外の公的な支援拠点「適応指導教室」の名称変更が県内で進んでいない。文部科学省は保護者からの「違和感がある」などという声を踏まえて2019年度に「教育支援センター」に変更し「適応指導教室」の使用をやめた。自治体に対しては「改称が望ましい」(同省担当者)としているが、県内では「適応指導教室」を使い続ける市町があり、対応が分かれている。 「自分が不適応だと言われているようだった」。不登校経験のある県内の男性(20)は当時を振り返る。不登校の子を支援する関係者の間には「呼び方が通常の教育体系から外れていることを表している」などと受け止める声も根強い。 「適
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教え子の演奏に包まれて旅立ち 浜松市民吹奏楽団の初代指揮者塚本さん 亡くなる前日明かした「大好きな曲葬儀に」
11月25日に81歳で亡くなった浜松市民吹奏楽団初代指揮者の塚本好司さん(浜松市中区)の葬儀が30日、同区で営まれ、楽団員らが集まりトロンボーンやサックスなどの演奏で故人をしのんだ。「音楽のまち」で、大好きだった曲、仲間たちに見送られて旅立った。 塚本さんは約2年前に胃がんを発症し、闘病の末、息を引き取った。29日夜は「通夜コンサート」と銘打ち、塚本さんの思いを受け継ぐ教え子ら200人以上が演奏あり、拍手ありのにぎやかな“音楽祭”を開催。30日の葬儀は一転、しめやかな雰囲気の中、出棺の際に管楽器の柔らかな音色が会場に響き渡った。 闘病中も楽団の練習に足を運び、指
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浜松市中央区長に小松氏、浜名区長に中村氏 区再編に伴う人事異動
浜松市は30日、来年1月1日付の行政区再編に伴う人事異動を内示した。新たに発足する中央区に小松靖弘中区長が、浜名区の初代区長に中村公彦浜北区長がそれぞれ就く。区域の変更がない天竜区長は袴田雄三氏が留任する。 現在の東、西、南区長の3人は中央区参与に、北区長は浜名区参与になり、いずれも行政センターと改称されるそれぞれの区役所に在勤して新体制への円滑な移行に尽くす。異動規模は部長級が現区長の6人、次長級6人、課長級24人など。 行政区再編は現在の中、東、西、南区と北区三方原地区を中央区に、浜北区と北区の大部分を浜名区に集約し、七つある区を三つにすることで行政運営効率化を図る。中央区役所は現在
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浜松市行政区再編 区役所組織見直し 健康福祉部門集約
浜松市は来年1月1日の行政区再編に合わせて区役所組織を見直す。七つの区役所を三つにし、各区役所にある健康福祉部門の課を本庁健康福祉部内の「福祉事業所」「健康づくりセンター」に集約することで、区役所の課・第1種事業所を48から20に削減する。区役所や行政センターなどに本庁組織の出先グループや担当職員を配置し、住民サービスの質は維持させる。 3区役所にはそれぞれ区振興、区民生活、まちづくり推進の3課を残す。これらの課長には現在の中区、浜北区、天竜区の各課長がそのまま就くため、異動対象者の人数には含めていない。三つの土木整備事務所は区役所など12カ所に職員を配置する。中山間地域の課題に取り組む
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「家庭ごみ有料化」提出表明 浜松市長、2月に条例案
浜松市の中野祐介市長は30日の市議会11月定例会本会議で、家庭ごみ処理の有料化に関する条例改正案を2024年の市議会2月定例会に提出する方針を正式に表明した。実施時期については未定で、今後の社会経済情勢を見極めながら引き続き慎重に検討する。一方、家庭ごみ減量の目標値を定め、達成した際にはその都度、実施時期を先延ばしする可能性にも言及し、「実施時期は条例改正後のしかるべき時点で判断したい」と述べた。斎藤和志氏(自民党浜松)の代表質問に答えた。 中野市長は、有料化の目的としてごみ減量と資源化の推進を挙げ、「経済的動機づけによるごみの排出抑制とごみ処理費用の負担の公平を図ることが期待できる」と強
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静岡人インタビュー「この人」 少林寺拳法世界大会の女子級拳士単独演武で最優秀賞を受賞した 松谷咲歩さん(浜松市西区)
有段者(黒帯)を除く選手が競う種目で世界1位に輝いた。11月中旬の県高校新人大会では、有段者も参加した「女子自由単独演武」で優勝し、来年3月の全国選抜大会の切符を手にした。聖隷クリストファー高(浜松市北区)2年。16歳。 ―世界大会を振り返って。 「国外の選手は演武の構成やスピードなどに個性があり、新鮮だった。予選は緊張で調子が上がらなかったが、大会の慣れや仲間、先輩の応援で肩の力が抜け、決勝では納得の演武ができた。一般の選手も出ていたので、普段の大会とは違う雰囲気が良い刺激になった」 ―競技を始めたきっかけは。 「小さい頃から体を動かすことが好きで、幼稚園の年長から中学2年まで空手
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ゴジラ餃子出現 ロケ地浜松の専門店が発売
餃子(ギョーザ)専門店「うまいもん空海」を運営する「ullue(ウルエ)」(浜松市東区)はこのほど、映画「ゴジラ―1・0(マイナスワン)」とコラボした冷凍の「漆黒ゴジラ餃子」を発売した。 同市が映画のロケ地となったことから、ゴジラをイメージした同市名物のギョーザを開発した。ゴジラを連想させる黒いギョーザにするため、皮に竹炭を練り込んだ。焼き上げると「黒くてゴツゴツしたゴジラの背びれをほうふつさせる」と大場友樹社長(36)。県西部の銘柄豚「とこ豚」とキャベツやニンニクなど6種の野菜で仕上げたあんは、竹炭を混ぜた「スタンダード」と、自家製の食べるラー油を混ぜた「旨(うま)辛」から選べる。 価
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環境債500億円 初の共同発行 浜松など36自治体
新潟県や熊本県、浜松市など36自治体が30日、借金に当たる地方債「グリーンボンド(環境債)」を初めて共同発行した。総額は500億円で、環境問題を解決するインフラ整備事業の財源となる。返済は10年後。来年3月に2回目の発行を予定しており、総務省は2023年度の調達額が計約1千億円になると見込む。 環境債を自治体が共同発行する枠組みは23年度に創設され、42自治体が参加している。このうち26道府県と10政令指定都市が発行した。調達額は北海道が66億円で最も多く、次いで京都市の50億円だった。浜松市は11億円。静岡県や静岡市など6自治体は事業費がまだ確定していないなどの理由で今回は見送った。
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手肌の保湿助ける 蛇口直結型浄水器 トクラス
住宅設備メーカーのトクラス(浜松市西区)は12月1日、浄水性能と手肌の保湿効果を備えたマイクロバブル搭載の蛇口直結型浄水器「ナティオ ボーラ」=写真=を発売する。 浄水機能で、人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)などを除去するほか、マイクロバブルの泡が手肌への水分浸透を助ける。初年度の販売目標は3千台。販売価格は税込み8470円。
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サッカー、園児が熱戦 浜松市浜北区で大会
天竜厚生会(浜松市天竜区)はこのほど、第34回理事長杯チャイルドサッカー大会を本部近くのグラウンド(浜北区)で開いた。同会が運営する認定こども園と保育園計17園に通う約520人が参加した。 午前・午後の2部制でリーグ戦を行った。園児たちは保護者が見守る中、前後半計10分の試合でパスやドリブルをしながら元気に駆け回った。午前はみゅうのおか(浜北区)、午後はしんぱら(同区)Aチームが優勝し、チームの代表者が山本たつ子理事長から優勝杯を受け取った。 同会はサッカーを取り入れた教育を重視していて、5歳児になると専任コーチの指導を受ける。山本理事長は「体を動かしながら協調性や対話の力を養っている。
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「感動届けたい」稽古に熱 磐田の市民劇団、2日発表会
磐田市上新屋の複合施設アミューズ豊田で2日、市民劇団「アミューズふるさと劇団」の成果発表会が開かれる。8月から準備する中学生から70代までの5期生団員7人が、本番に向けて客席に感動を届けようと稽古に励んでいる。 宮沢賢治の童話「セロ弾きのゴーシュ」をベースにした舞台を披露する。団員たちはこれまで、「劇団たんぽぽ」(浜松市)のメンバーの助言を受けながら、月3回程度の練習に励んできた。30日夜に同館で行われた直前練習では、せりふの掛け合いや立ち位置、動作などを入念に確認した。 初参加の公務員田中孟丈さん(24)=磐田市=は「もともと演劇に興味があった。表現することに挑戦し、自分を変えたいと思
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600人の人文字、「北」描く 最後の「北区Deまつり」にぎわう 浜松
浜松市北区の魅力を発信するイベント「北区Deまつりファイナル」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同区新都田の都田総合公園で開かれた。物産展や軽トラ市、ステージイベントなどが催され、地域住民ら約3万人が来場した。 来年1月の行政区再編で区名が変わるため、北区Deまつりの名称での開催は最後となった。来場者が「北」の人文字をつくり、ドローンで空撮する特別企画を実施し、約600人が協力した。 物産展などの買い物エリアでは地元事業者や農家、キッチンカーなど約70団体が出店した。甘酒の無料配布や市消防ヘリコプター「はまかぜ」の展示、サッカー、ラグビーの体験イベントも人気を集めた。
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子どもの習い事 助成制度を検討 浜松市議会
吉積慶太こども家庭部長は、子どもたちの間で経済的理由から自己肯定感の差が生まれている事態を是正するため、子どもの習い事への助成制度を検討する考えを示した。森田氏に答えた。 市の2020年の調査によると、「経済的理由で習い事に通わせることができない」と答えた保護者の割合は、一般群が4%に対して生活困窮群は23%と高かった。「将来が楽しみである」など自己肯定感を問う質問では、生活困窮群の子どもは一般群の子どもより10ポイント近く低かった。 吉積部長は「家庭の経済状況が自己肯定感に影響を与えている。スポーツや文化活動を通じて才能を伸ばすことで、自己肯定感の向上につながる」と述べ、経済状況にかか
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有隣川(浜北区)抜本的治水へ 浜松市議会、代表・一般質問
浜松市議会11月定例会は30日、本会議を再開し、斎藤和志(自民党浜松)、幸田恵里子(公明党)、森田賢児(創造浜松)の3氏が代表質問、北野谷富子(市民クラブ)、松本康夫(自民党浜松)の2氏が一般質問を行った。大雨による浸水被害が相次いでいる浜北区の有隣川流域の治水対策について、伏木章尋土木部長は抜本的な河川改修を計画していることを明らかにした。北野谷氏に答えた。 有隣川は2級河川馬込川の支川で、大雨の際は水位上昇が著しい。特に五反田川との合流部の下善地区では昨年9月と今年6月の豪雨で深刻な浸水被害が発生し、地元からも治水対策を求める声が上がっていた。 伏木部長は対策として、五反田川合流部
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ごみ集積所の利用者範囲 「管理者に決定権」 市が見解 浜松市議会
山田英二環境部長は、自治会未加入者が集積所にごみを出せるか否かについて「集積所の利用者の範囲や条件は、集積所の管理者が決定できる」として、管理者の自治会に判断が任せられているとの見解を示した。松本氏への答弁。 市内では自治会未加入者が地域の集積所にごみを出すことを自治会に断られ、トラブルになるケースがあり、住民や自治会から市に相談が寄せられている。 市によると、市の一般廃棄物処理計画では「集積所の設置管理は自治会等が担う」と定め、誰が利用できるかは管理者に判断の権利がある。自治会によってルールはさまざまという。 山田部長は「難しい問題だ。今後は集積所の管理の権限と責任について事例を挙げ
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基地周辺施設 修繕を計画 浜松市議会
嶋野聡文化振興担当部長は、航空自衛隊浜松基地周辺27カ所に国の補助で造られた「学習等供用施設」が老朽化しているとして、実態調査と長寿命化に向けた計画策定に取り組む考えを示した。松本氏に答えた。 施設は基地の影響で住民の活動が阻害される地域のために造られた。半数以上が築40年を超えているが、国の方針で修繕費の国庫補助を得る条件が厳しくなった経緯がある。費用は市と自治会が負担していて、今後費用の増加が見込まれるため自治会から不安の声が上がっている。 嶋野部長は「自治会と調整しながら早急に施設の実態を把握したい」と述べ、順次施設の調査を進めるとした。国に対して補助の要望を続けていく意向も強調し
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高齢者電位治療器 メンテ25年に終了 交流センター11カ所設置 浜松市議会
鈴木秀司健康福祉部長は、市内のふれあい交流センター11カ所に設置している高齢者向けの電位治療器の多くが2025年3月以降、メンテナンスができなくなると報告した。幸田氏への答弁。 高齢者福祉課によると、電位治療器は椅子型で、電気の力によって体の調子を整えるとされる。この10年で5台が使用できなくなり、稼働している61台のうち製造から20年以上経過した49台は部品の調達が困難なため、25年3月でメンテナンス期間が終了する。機器の更新や配置については施設ごとの利用状況を踏まえて検討するという。 1970年代以降、国の高齢者福祉施策によって地方公共団体が建設した老人福祉センターなどに設置された。
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浜松いわた信金に詐欺防止で感謝状 浜松中央署
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、浜松中央署は28日、浜松市中区の浜松いわた信用金庫蜆塚支店(加藤弘和支店長)と窓口係の遠藤あゆ子さん(35)に署長感謝状を贈った。 同署によると、10月23日に来店した70代男性が200万円を振り込もうとした際、対応した遠藤さんらが男性の話から詐欺と見抜いた。男性はSNS上で外国為替証拠金取引(FX)の投資に関する架空請求を受けていたという。 同署で贈呈式があり、高橋直人署長が加藤支店長と遠藤さんに感謝状を手渡した。
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老朽化の市美術館 移転も含めて検討 市長、再整備へ方針 浜松市議会
中野祐介市長は老朽化が進む市美術館(中区)について、移転も含めた再整備を検討することを明らかにした。斎藤氏への答弁。 市美術館は1971年7月に開館し、今年7月に来館者300万人を達成した。市中心部における公共施設の再配置について問われた中野市長は、築52年の市美術館の老朽化対策を喫緊の課題に挙げ、「現在の施設を最大限活用しながら、中長期的な展望で施設の規模や機能、市にとって効果的な場所への移転も含めて検討していく」との意向を示した。 同美術館の近隣で、築43年が経過する市役所本庁舎の移転新築には「市役所の役割やあり方の変化、投資の優先順位、街中の活性化の視点も含めて十分な検討が必要だ」
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家庭支援、盛り土に担当課長 浜松市新設
浜松市は30日の市議会全員協議会で、2024年度の組織改正について報告した。子育て支援政策の充実に向け、子育て支援課に家庭支援担当課長を新設するほか、不適切盛り土への対応などを担う盛土対策担当課長を土地政策課に設置する。実施は24年4月1日。 家庭支援担当課長は24年度設置予定のこども家庭センターの運営統括に加え、近年増加する児童虐待や発達障害児に対応する。不適切保育などの諸課題に重点対応するため、幼児教育・保育課を幼保支援課と幼保運営課に分ける。 ごみ減量推進課は、一般廃棄物対策課と名称を変える。廃棄物処理体制強化の一環として、一般廃棄物処理業務を廃棄物処理課から移管。資源化に関する施策に
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幼稚園の閉園や小学校統合諮問 浜松市、天竜区協議会に
浜松市天竜区協議会は30日、本年度第8回の協議会を同区役所で開いた。市当局が2025年3月に天竜区佐久間町の浦川幼稚園を閉園し、同4月に浦川小と佐久間小を統合する案を諮問した。区協議会は12月末までに答申する予定。 2小学校の児童数は計28人(今年5月時点)と5年前から半減し、浦川幼稚園は22年4月から園児不在で休園の状態が続く。同区佐久間地区自治会連合会浦川支部や同小のPTAが10月、統合や閉園に関する要望書を市教委に提出していた。
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浜松の観光ガイド 1月から養成講座 全8回、歴史や史跡学ぶ
浜松観光ボランティアガイドの会は来年1月15日から、観光ボランティアガイド養成講座(浜松市など共催)を南区の可美公園総合センターなどで開く。3月11日までの全8回。 ガイドのマナーをはじめ、同市の歴史や史跡などについて学ぶ。浜松城と犀ケ崖(さいががけ)資料館などで月3回ほど活動できる成人が対象。定員20人。 受講希望者は12月28日までに同会ウェブサイト、Eメール、郵送などで同会に申し込む。受講料千円。 問い合わせは同会事務局<電053(456)1303>へ。
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高齢者事故防止へ 注意事項を再確認 浜松市北区で講習会
浜松市南区は29日、高齢運転者を対象にした交通安全講習会を同市北区細江町の交通教育センターレインボー浜名湖で行った。南区在住の高齢者13人が参加し、歩行中や運転時の危険性などを確認した。 参加者は、服の色や反射材による夜間の視認性の違いや歩行中に事故に遭いやすいケースなどを学んだ後、乗車体験に臨んだ。急ブレーキをかけて自動車の停止距離を把握したほか、安全運転サポート車の効果や限界も理解した。 同区主催の講習会は昨年に続き2回目。同区では10月、高齢者が運転する軽乗用車が下校中の小学生3人をはねる事故が発生した。担当者は「重大な事故を1件でも減らしていきたい」と話した。
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ブラインドサッカー選手権を市長にPR 3日、浜松市浜北区で準決勝ラウンド
3日に浜松市浜北区のサーラグリーンフィールドで開かれるブラインドサッカー日本選手権準決勝ラウンドを前に、日本ブラインドサッカー協会の塩嶋史郎理事長と大会運営協議会の小柳好生常葉大教授が29日、市役所で中野祐介市長にPRした。 塩嶋理事長は「全国のチームが目標とする舞台。見応えある試合を提供できるはず」とアピール。オンラインで参加した3チームの選手も抱負を述べた。同市出身で東京・ソイエ葛飾に所属する辻一幸さんは遠鉄バスの元運転手。「目の病気で仕事を辞め、悩んでいたが、競技に出会って人生が変わった。夢や目標を持つ大切さをプレーで見せたい」と意気込んだ。 24チームによる予選を勝ち抜いた10チ
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浜松市のキャンプ施設・渚園、専門学校とグッズ製作 カップなど4種
浜松市西区のキャンプ施設の渚園が浜松未来総合専門学校(同市中区)と連携し、学生の考案したロゴデザインを使ったオリジナルグッズを製作した。ステッカーやマグカップなど4種類を12月1日から、同園レストハウスで販売する。 学生と同園スタッフが30日、西区役所を訪れて仲井英之区長に完成を報告した。グッズは同園の依頼を受け、グラフィックデザイン科の2年生が授業でデザイン案を企画。全38作品を西区役所の職員や同園管理者らが審査し、最優秀賞には新井花歩さん(20)のロゴデザインが選ばれた。 現地を訪れて印象に残ったという浜名湖や空をイメージした青色を基調とし、テントと浜名湖の形をイラストで組み合わせた
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光・電子技術の活用 講習会で事例紹介 沼津
浜松地域イノベーション推進機構(浜松市)はこのほど、光・電子技術の活用法を紹介する「沼津ひかり塾」を沼津市の沼津商工会議所で開いた。光・電子技術は幅広い分野で応用できると伝え、事業活動に役立ててもらう狙い。 同機構フォトンバレーセンターの技術コーディネーターが講師を務めた。食品分野の糖度計や人工植物工場、健康・医療分野の血中酸素測定器、ものづくりのレーザー加工機や3Dプリンターなど各分野の活用事例を紹介した。 光触媒を用いて農産物の鮮度を維持するなど事業課題の解決につなげた事例も示した。性質など光に関する基礎的知識も解説した。 中小企業に技術活用の可能性を知ってもらおうと、昨年度から本格的に
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児童、バスケ楽しさ体感 浜松・赤佐小で元プロ選手が指導
浜松市浜北区の赤佐小で、バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)三遠ネオフェニックスの元選手を招いたバスケ教室が開かれた。5、6年生約230人がシュートやドリブルのこつを学び、バスケの楽しさを体感した。 市の「トップアスリート連携事業」の一環で、元選手の鹿毛誠一郎、岡田慎吾両アンバサダーが参加した。パスやシュートなどの基礎練習のほか、代表児童によるハーフコートを使ったミニゲームも行った。鹿毛さんは「シュートは肘と膝を同時に伸ばして体全体を使おう」と助言した。 ミニバスを習っている5年の小池椎菜さん(11)は「基礎からしっかり教えてもらえて勉強になった」と充実感を語った。
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卒業生、幅広い楽曲響かせ 都内音楽専門学校 浜松で演奏会
東京都の音楽専門学校「尚美ミュージックカレッジ専門学校」を卒業した県内在住者らが、「SHOBI静岡同窓会コンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のクリエート浜松で開いた。9人の出演者がクラシックからポップスまで幅広いジャンルの楽曲を演奏し、約120人の観客を魅了した。 コンサートは2部制で、前半はビゼーの「カルメン・ファンタジー」などソロ演奏のクラシックを披露した。後半は同校出身のシンガー・ソングライター相曽晴日さんの弾き語りライブや同校で講師を務めるギタリスト久保田浩之さんと卒業生らが共演し、フラメンコの要素が入った「アルマンド・ルンバ」で会場を盛り上げるなどバラエティーに富
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JR浜松駅 高架橋からコンクリート片落下
29日午前11時ごろ、浜松市中区砂山町の東海道新幹線JR浜松駅の高架橋からコンクリート片が落下したと通行人からJR東海に連絡があった。けが人は確認されていないという。同社によると、コンクリート片は地上から高さ約7・5メートルの高架橋の一部で、複数に割れた状態で発見された。最も大きい破片の重さが約100グラム、落下したコンクリート片の総重量は約420グラムだった。列車の運行に影響はなかった。同社が原因を調べている。
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旧市町のマンホール販売 浜松市、12月4日から受け付け
浜松市は12市町村合併前から使われ、更新で不要になったマンホールのふた4種8点を希望者に販売する。同市では初の試み。 今回は旧浜北市2種と旧引佐町、旧浜松市各1種を用意した。引佐のギフチョウ、浜北のサツキなど、それぞれの地域のシンボルがデザインされている。 希望者は市ホームページから申込用紙を印刷し、郵送か市上下水道部の窓口へ持参で申し込む。3千円以上で希望購入価格を記載し、最も高い価格をつけた人に購入権が与えられる。受け付けは12月4~18日。 更新期を迎えたマンホールは通常、リサイクル業者を通じて処分するが、全国でマンホールの人気が高まっていること、旧市町村の歴史を残す貴重な品であ
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PFAS目標値「超過なし」 静岡県内の27河川33地点
静岡県は29日、静岡市や浜松市の水路などで国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が検出されたことを受けて静岡県内全域で実施した水質調査の結果を公表した。水質汚濁防止法に基づき常時監視の対象にしている27河川33地点の環境基準点を調査し、暫定目標値を超えた地点はなかった。 県生活環境課によると、10月24日から11月14日までの間に33地点で採水し、PFAS(PFOSとPFOAの合計値)の濃度を調べた。県が33地点で一斉にPFASの調査を行ったのは初めて。 33地点のPFAS濃度は1リットル当たり2ナノグラム未満~5・5ナノグラムで、国の暫定目標値(同50ナノグラム
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紹介力活用、地元と協業 開業35年 後藤毅彦・遠鉄百貨店社長【聞きたい】
開業35周年を迎えた百貨店のトップに就いて半年。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴って業績が回復する一方、人手不足などの課題に直面する中、地元商品の紹介、「まちなか」との協業など地域色を生かした経営戦略を練る。 ―足元の経営状況は。 「紳士服や婦人服、化粧品などの外出関連が好調で前年より収益は回復したがコロナ前の2019年と比べると不十分。9月以降は買い物以外の外出傾向が強くなり、厳しい状況と実感している。品質の高い商品を求める客層と節約層の二極化が進み、日常的に来店する層が少し細くなった」 ―店舗づくりの方策は。 「地元商品の紹介に力を入れ、成果が出始めている。2月にえんてつ
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顔面などに熱湯、やけど負わせる 浜松の男逮捕
浜松中央署は29日、傷害の疑いで浜松市中区小豆餅4丁目、派遣社員の男(40)を逮捕した。逮捕容疑は既に逮捕済みの男女3人と共謀して8日、自宅で男性会社員(41)の顔面などに熱湯をかけて、やけどを負わせた疑い。同署は容疑者の認否を明らかにしていない。同署によると、男性は全身の3割近くにやけどを負った。容疑者ら4人と男性は当時、一緒に飲酒していたとみられ、同署は詳しい経緯を調べている。
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小中教員8割「携わりたくない」 部活動の地域移行で浜松市調査 保護者6割は加入希望
浜松市教育委員会は29日、小中学校における休日の部活動の地域移行に関する実態調査の概要を中区の市教委で開いた第2回地域クラブ活動協議会で報告した。児童、生徒、保護者、教員らに対する調査で、保護者の約6割は休日の部活動が地域クラブ活動になった場合、子どもの加入を希望すると回答した。一方で教員の約8割は地域クラブ活動の運営にも指導にも携わりたくないと回答した。 小学校4年生から中学2年生の児童・生徒と保護者、教員、吹奏楽連盟加盟団体などの学校関係者約6万1千人が回答した。土、日、祝日の部活動が地域クラブ活動になった場合、参加を希望するのは小学生、中学生ともに約50%。参加したい活動は小学生が
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浜松市・子安町の女性介護士殺害から9年 情報提供呼びかけ 浜松東署
浜松市東区子安町の民家敷地内で、近くに住む介護士の女性=当時(50)=が殺害された事件が未解決のまま発生から9年を迎えたのに合わせ、浜松東署の捜査本部は29日、JR天竜川駅で情報提供を呼びかける広報活動を行った。捜査員ら約15人が改札口付近で通勤、通学客にチラシ入りのポケットティッシュを配った。 事件は2014年11月28日午後9時ごろ、情報誌配布のアルバイトで自宅を出た女性の行方が分からなくなり、翌29日午前7時15分ごろ遺体で発見された。死因は失血死で、首に刺し傷があったとされる。 同署によると、これまで捜査員延べ約3万7千人を投入した。情報提供用に設置したフリーダイヤルにはこの1年
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区画整理支援 静岡県組合連合会が国交省に要望
静岡県土地区画整理組合連合会(岩崎伸次会長)は29日、国土交通省で石橋林太郎政務官と面会し、県内5地区の事業について2024年度の国庫補助や交付金の確保を要望した。 対象は吉田町浜田、袋井市袋井駅南都市拠点、磐田市鎌田第一、浜松市浜北中央北、湖西市浜名湖西岸の5地区。いずれも機能性の高い市街地形成や産業拠点を作るための道路整備に取り組んでいて、各地区の組合代表者らが事業の必要性を説明した。岩崎会長は「熱意と現状をお伝えした。整備促進へ支援をお願いしたい」と訴えた。 石橋氏は「いろいろなプロジェクトが進んでいると分かった。良いまちづくりができるよう(予算確保の)検討を続けたい」と応じた。
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各地のとろろ汁 違いは? 農林環境専門職大・前田研究室 浜松で「食べくらべ」イベント
静岡県立農林環境専門職大の前田節子研究室はこのほど、ワークショップ「第2回ふじのくに自然薯(じねんじょ)食べくらべ」を浜松市天竜区水窪町の郷土料理店「つぶ食いしもと」で開いた。県や生産関係者など参加者約40人は天竜川と大井川両流域のとろろ汁を試食し、多様な食文化を生かした地域振興の可能性を探った。 とろろ汁の味付けは各地域で異なる。観光で地域の食文化を楽しむ「ガストロノミーツーリズム」のヒントに、と企画した。 参加者は、水窪町、同区龍山町、川根本町地名、同町千頭の4地域のとろろ汁を試食した。つぶ食いしもとは、アユのだしと醤油を使ったとろろ汁を提供。川根本町地名のとろろ汁はサバやシイタケ、みそ
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延滞税免除意見書 浜松市議会が採択 障害者相談事業委託で
浜松市議会は29日の議会運営委員会で、全国各地の自治体が長年にわたって障害者相談支援事業の委託を消費税の非課税扱いとし、10月の国の通知を機に委託先への未納分や延滞税などの支払いを求められている問題について、「国が周知の機会を看過してきた」として、国に延滞税免除の統一見解を示すよう求める意見書を全会派一致で採択した。11月定例会最終本会議で採択後、国に提出する。 この問題は全国20政令市のうち浜松や静岡を含む14市が長年非課税扱いとするなど、多くの自治体が誤った運用をしていた。法令の解釈が難解な上、税務署から非課税であるとの説明を受けた自治体もあるとされる。意見書は「課税扱いしてきた自治体が
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交通安全功労者と優良運転者を表彰 安協浜松東地区支部など
静岡県交通安全協会浜松東地区支部と浜松東署はこのほど、本年度の交通安全功労者と優良運転者の表彰式を浜松市中区で開いた。同支部役員の功労者11人と、無事故無違反に努めた優良運転者137人が対象となり、出席者が表彰を受けた。 主な表彰者は次の通り。 【浜松東署長・県交通安全協会浜松東地区支部支部長連名表彰】交通安全功労銅賞 根木一登、枝本和雄、丸井利美、内山善久、菅井弘、寺田正子、新村勇太郎▽優良運転者銅賞 柿沢伸一、白石信明、鈴木加美、内野孝子、山本昌美、堀出幸代、高林源泰、花嶋広、池端真由美、早川光彦、内山一徳、岡本真紀、松下昭博、飯田忠男、古賀久彦、夏目利明、山内尋立、守屋源太郎、鈴木一郎
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天竜建設業協会が70周年記念誌発行 浜松市長に報告
浜松市天竜区の建設業者らでつくる一般社団法人「天竜建設業協会」が創立70周年記念誌を発行しこのほど、市役所で中野祐介市長に報告した。 同協会の長谷川智彦会長(59)が中野市長に記念誌を手渡し「地域の役に立ちたいと思い、会員企業のみんなで頑張ってきた」と話した。中野市長は「地域の発展を支え、安全安心を守ってくれた」とたたえた。 同協会は1953年10月設立の県建設業協会二俣支部が前身。67年に社団法人天竜建設業協会に改称した。2006年には浜松市長との間で災害時における応急対策業務に関する協定を締結し、12年に一般社団法人に移行した。記念誌はA4判50ページ。天竜区内の災害復旧に携わってき
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要介護者らの避難 セニアカーを活用 浜松市南区で訓練
天竜川や馬込川など県西部5水系の水害対策を考える遠州流域治水協議会などはこのほど、スズキのハンドル形電動車いす「セニアカー」を活用した要介護者らの避難訓練を浜松市南区のデイサービスセンター砂丘荘で実施した。同センターの利用者や職員、国土交通省浜松河川国道事務所の職員など関係者約20人が参加し、災害時の迅速な避難へセニアカーの有効性と課題を確認した。 同センターの70~90代の要支援1、要介護1の利用者3人が普段利用する施設から約80メートル先の避難先に水平避難した。利用者は職員ら付き添いでハンドルを操作し、避難先に到着した。 訓練の結果、セニアカーを活用すると徒歩と比較し、最大約9分短縮
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浜松市天竜区水窪の風景写真コンテスト 優秀賞に中さん
浜松市天竜区水窪町の天竜区観光協会水窪支部は29日までに、町内の風景や行事の写真を撮る「みさくぼ『風景』写真コンテスト2023」の受賞作品を決定した。最高賞にあたる優秀賞は、水窪町の紅葉の風景を撮影した同町の中真理さんが選ばれた。 中さんは、色鮮やかな紅葉が広がる山住峠の道中の景色を捉えた。雄大な山と雨上がりの空が背景となり、紅葉の美しさを際立たせている。 同コンテストは初の企画で、県内外から30点の応募があった。自然の景色のほか、伝統行事「みさくぼ祭り」や神社の写真などが集まった。5日に水窪町で開かれたイベントで写真を展示し、来場者の投票で受賞者を決めた。優秀賞のほか、特選2点と入選5
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三遠ホーム戦に浜松の小中生招待 運営会社など
バスケットボール男子Bリーグ1部の三遠ネオフェニックスが12月23、24の両日、浜松市東区の浜松アリーナで行う信州ブレイブウォリアーズとの試合に、浜松市の小中学生と家族を招待する。三遠のトップパートナーで自動車部品製造業のアツミテック(中区)の鈴木秀幸社長と、運営会社フェニックス(愛知県豊橋市)の水野晃社長らが29日、浜松市中区の市教育委員会を訪れ、チケット贈呈式が行われた。 鈴木社長が宮崎正教育長にチケットを手渡し「バスケットボールの試合の生の迫力を子どもたちにも味わってほしい」と話した。水野社長は「多くの子どもたちの前で試合ができるのは選手にとっても光栄なことだろう」と期待した。 チケッ
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陸上選手の技にくぎ付け 浜松市南区・芳川小でキャリア教室
浜松市南区の芳川小で27日、スズキアスリートクラブ(AC)の陸上競技選手らを招いたキャリア教育教室「夢や希望をもつ大切さ」が開かれた。選手たちは6年生と発達支援学級の約110人の前で一流の技を披露した。市スポーツ協会が展開するトップアスリート連携事業の一環。 やり投げの斉藤真理菜選手と新井涼平選手、ハードルの玉置菜々子選手、渡辺辰彦監督の計4人が来校した。3選手は体育館で実演。勢いよくハードルを飛び越える姿や、やり投げ練習用のボールを軽々と遠くまで飛ばす様子に、児童は驚きの声を上げた。 質問コーナーでは、児童は競技を始めたきっかけや練習方法などを尋ねた。選手らは「何事も挑戦してみることが
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浜松 児童・生徒読書感想文審査 高山君、金子さん最高賞
第64回浜松市内児童・生徒読書感想文コンクール(浜松ライオンズクラブ、浜松読書文化協力会など主催)の表彰式がこのほど、同市北区の市教育会館で開かれた。小学校の部は相生小1年の高山泰地君、中学校の部は浜名中1年の金子結羽さんがそれぞれ最高賞の市長賞に選ばれた。 高山君は「よるのあいだに…みんなをささえるはたらく人たち」を読み、看護師として働いていた母など夜間に働く人々の存在の大きさをつづった。「蜜蜂と遠雷」を題材にした金子さんは、自信を持つために努力する大切さを学んだことや、ピアノを続ける理由などをまとめた。 コンクールには、市内の小中学生2万2718人が感想文を寄せた。入賞者43人が式典に出
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浜北LC創立60年 会員らが節目祝う 浜北区で式典
浜北ライオンズクラブ(LC)はこのほど、創立60周年記念式典を浜松市浜北区のホテルで開いた。会員ら約60人が出席し、さらなる飛躍に向けて決意を新たにした。 同LCは高度経済成長期の1963年に創立した。平野善巳会長はこれまでの歩みを振り返り、「どんなに時代が変わっても足跡を残し、実績を積んでいく所存」と決意を語った。中野祐介浜松市長は「浜北地域の安全はみなさまの活動に支えてもらっている」と活動をたたえた。県西部のほかのLCからも来賓が数多く出席し、節目を祝った。 記念講演では、静岡大人文社会科学部法学科の井柳美紀教授が「静岡県の戦後投票率を考える」と題して話した。
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スケボーの妙技を披露 東区・イオンモール浜松市野で大会
スケートボード施設のヌートリアスケートパーク(浜松市南区)はこのほど、スケートボードの技を競うコンテスト「ヌートリアランプバトル2023」を東区のイオンモール浜松市野で開いた。小学生中心の「キッズ」と一般部門の「オープン」に計50人が挑戦した。 出場者は持ち時間45秒で、高さ1.5メートル、長さ9メートルで両端が湾曲した「ランプ」と呼ばれる構造物を往復しつつ技を繰り出した。プロスケーターが審査し、大勢の買い物客が見守る中でジャンプと同時に板を空中で回転させたり、板とタイヤをつなぐ金具の部分でランプの端を滑ったりした。 同パークがスケートボードの大会をショッピングモールで開くのは初めて。運
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パラ競泳河合さん「夢を持つ大切さ」語る 母校・浜松舞阪小で創立150年記念講演
浜松市西区の舞阪小は29日、創立150周年を記念した講演会を同校で開いた。同校の卒業生でパラリンピックに6回出場し、競泳種目で21個のメダルを獲得した河合純一さん(48)が「夢を持つ大切さ」を4~6年の児童約250人に伝えた。 生まれつき左目が見えない河合さんは中学3年で両目の視力を失った。教師になる夢をかなえるため高校進学を機に上京し、慣れない生活で苦労する中、支えになったのが好きだった水泳。高校2年で初めて出場したパラリンピックで銀メダルを獲得し、金メダル獲得が夢になった。 大学3年時にパラリンピックで金メダルを二つ獲得し、母校の舞阪中で教員になった河合さんは「夢は前向きに生きる大き
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 23日はメジナやタカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ。24日は強風のため休園した。25日は小マダイやクロダイ、カワハギ、ソウダガツオ、ベラ、ネンブツダイ、スズメダイなど。26日は小マダイやタカベ、トウゴロウイワシ、ベラなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシとアジ。針は4~5号で、午後3~5時ごろが狙い目。ウキ釣りではメジナ。23日にはサバが回遊してきて、ウキ釣りやカゴ釣り、サビキ釣りのいずれでも釣れた。シロギス狙いの投げ釣りは通年で狙える。餌は青イソメで、穴釣りやメジナ釣りなどにも流用できる
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無断で夏期講習 代金詐取の疑い 浜松の元学習塾講師逮捕
運営会社に無断で夏期講習を開き、受講代金をだまし取ったとして浜松中央署は28日、詐欺の疑いで、浜松市中区の学習塾で教室長を務めていた同区早出町、アルバイト運転手の男(50)を逮捕した。 逮捕容疑は8月2日、教室長の立場を利用して、生徒の保護者の女性会社員(51)=同市東区=から夏期講習代金約20万円をだまし取った疑い。 同署によると、容疑者は当時、個別指導を行う学習塾に講師として勤務していた。集金権限がないのに、運営会社に報告せずに塾の建物を使って開講したという。代金は保護者から直接現金で受け取ったとみられる。塾の関係者からの届け出で発覚した。 調べによると、夏期講習には小中高生12人
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野村萬斎監修「アクトシティ能・狂言」 伝統芸能、スペクタクルに 【動画あり】
狂言師野村萬斎が監修する「アクトシティ能・狂言」(浜松市、静岡新聞社・静岡放送など主催)が12月17日、同市中区のアクトシティ浜松で開かれる。600年超の歴史を持つ能・狂言を、現代劇などで用いる特殊効果や空間演出を取り入れて繰り広げる。萬斎は「こんなにスペクタクルなんだとお分かりいただけたら」と語る。 萬斎が映像の色味、幕1枚の素材まで吟味してつくり上げる「アクト―」は2011年に始まり、5回目を迎える。今公演に向けて最初に決めたという能の演目「紅葉[もみじ]狩[がり]」は、武勇で知られる平維茂と女性に扮[ふん]した鬼たちとの戦いを描く。作品の舞台である長野・戸隠山の秋錦を再現する。一方
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静岡大浜松キャンパス 鉛、ヒ素基準超 土壌汚染調査
静岡大は28日、浜松キャンパス(浜松市中区)電子工学研究所周辺での土壌汚染状況調査の結果、2カ所で基準値を超える鉛やヒ素などが検出されたと発表した。同大によると、健康被害などは確認されていないという。 同研究所の改築に伴い54カ所で調査を実施した。市は同日までに、検出された土地約200平方メートルを土壌汚染対策法に基づく「形質変更時要届出区域」に指定した。同大は市の指導に沿って汚染土壌の除去などを行うとしている。
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幻想的“光のガーデン” はままつフラワーパーク
浜松市西区のはままつフラワーパークで1月7日まで、「フラワーイルミネーション」が開催されている。花壇や樹木などに飾り付けた約100万球の電球が、幻想的な“光のガーデン”を演出する。 カラフルな装飾が施された高さ約8メートルのもみの木や、藤の花をイメージした約60メートルの「虹色の光のトンネル」が登場。大温室クリスタルパレスは、クリスマスムードを演出するツリーやサンタクロースの電飾が設置され、訪れた家族連れらを温かな雰囲気で迎える。 園内では同市在住の音楽ユニット「Jam9」の音楽を流しているほか、同市出身の作曲家鈴木豊乃さんの曲に合わせた噴水ショーもあり、光と音の
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ラグビー・静岡ブルーレヴズ キックオフパーティー スミス主将「ベスト貫く」 リーグワン、12月9日開幕
ラグビーリーグワン1部の静岡は28日、12月9日の開幕へ向けたキックオフパーティーを浜松市内で開いた。ワールドカップ(W杯)フランス大会で、南アフリカ代表として日本大会に続く連覇を達成したクワッガ・スミスが「シーズンを通し、ベストを尽くしていくつもりで頑張っていく」とあいさつした。 スミスはW杯フランス大会で、主に後半途中から出場し、通算1位の10ターンオーバーという驚異的な数字を記録。ニュージーランドとの決勝でも終盤のターンオーバーでチームを救う活躍を見せた。 今季も静岡の核となる主将は27日に来日し、28日から早速チーム練習に合流。開幕戦に照準を合わせている。 静岡は12月9日、味
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⚽J3アスルクラロ沼津 浜松出身MF 向井加入内定
J3沼津は28日、札幌大のMF向井ひな太(21)=浜松市出身=の来季加入が内定したと発表した。 向井は162センチ、65キロ。JFAアカデミー福島から、札幌大に進んだ。クラブを通じて「幼い頃からの夢だったプロとしてのキャリアをアスルクラロ沼津という素晴らしいクラブでスタートできることをうれしく思う」とコメントした。
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マックスバリュ東海 浜松市天竜区春野町にオープン 12月1日
マックスバリュ東海は12月1日、浜松市天竜区に「マックスバリュエクスプレス天竜春野町店」を開店する。同区への出店は初めて。小山須走店(小山町)に続いて同社2店目となる木造平屋建てを採用した。 国道362号線沿いに位置する小型店で売り場面積239平方メートル。食べきり、使いきりサイズの小容量商品を充実させ、地元生産者の農産物販売コーナーを設ける。会計と商品の袋詰めを行うレジやキャッシュレスセルフレジを備える。 営業時間は午前7時~午後10時。駐車台数は18台。
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脱炭素テーマに「究極のソース」 鳥居食品、CO2排出66%減 価格は3倍に
鳥居食品(浜松市中区)は、毎年テーマを変えて取り組む限定商品「究極のソース」づくりの企画で、今年は二酸化炭素(CO2)排出量の削減に挑戦したソースを開発した。カーボンニュートラル(CN)をテーマに、原材料や製造工程を見直し、従来比で約66%減らした。11月28日に発売する。 冷凍保管した原材料の野菜を煮込む行程を酢漬け作業に置き換え、電気とガスの使用量を削減した。鹿児島県種子島産のサトウキビから、浜松市中区のマイノーブルシュガー(佐藤みゆき代表)が市内で栽培・製造したサトウキビシロップに変更したほか、メキシコ産の食塩を掛川市産に変えるなどして輸送時のCO2排出量を低減した。 従来は1本2
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PFAS使用歴 基地周辺の事業所を調査方針 浜松市長
浜松市の中野祐介市長は28日の定例記者会見で、航空自衛隊浜松基地周辺の水路や地下水から国の暫定指針値を上回る濃度の有機フッ素化合物(PFAS、ピーファス)が検出されている問題に関連し、現地周辺で同基地以外にPFASの使用歴がある事業所がないか、市として調査する方針を明らかにした。 これまで基地周辺の河川流域から範囲を広げる形で約100カ所の井戸水を調べた。その結果、基地からやや離れた地点でも検出され、影響の広がりが浮き彫りになってきた。現時点で同基地以外にPFASの使用歴がある事業所は把握されていないが、発生源特定のため幅広く調べる必要があると判断した。 検出された地点の周辺から順次、事
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静岡県内40施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は28日、県内の高校、小中学校、幼稚園40施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計570人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 裾野市2施設43人、長泉町2施設22人、沼津市2施設24人、三島市4施設57人、伊豆の国市1施設8人、御殿場市1施設14人、富士宮市2施設25人、富士市1施設12人、静岡市葵区1施設26人、同市清水区2施設18人、磐田市3施設30人、掛川市4施設59人、森町2施設22人、浜松市西区1施設10人、同市北区3施設37人、同市中区5施設48人、同市東区1施設50人、同市浜北区2施設59人、同市天竜区1施設
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ウェブ完結契約 カーローン下げ 遠州信金、負担軽減へ
遠州信用金庫(浜松市中区)は12月1日から、ウェブ完結契約マイカーローンの固定金利(10年以内)を現行の年1・64%から1・48%に0・16ポイント引き下げる。返済期間も10年から最長15年に伸ばす。 来店契約(10年以内、リピートプラン)の金利も1・74%から1・68%に引き下げる。新たに10年超のプランも設けた。融資限度額はいずれも1千万円。 同信金によると、原材料高などで幅広い車種の価格が値上げ傾向にあるほか、性能向上で買い替えサイクルも長期化しているという。ニーズに応じた設定で借りやすくし、ディーラーや他の金融機関からの借り換えも促す。 同信金生活サポート部の担当者は「物価上昇で家計
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商工会、金融、行政の連携本格化 浜松・天竜区 事業者の経営革新を後押し
浜松市天竜区で本年度、金融機関や商工会、行政が金融懇談会を核として連携する取り組みが始動した。人口減に伴い商圏縮小や廃業件数の増加といった課題が深刻化する中、それぞれの知見やノウハウを持ち寄り経営相談や事業承継支援を展開することで、地域経済の活性化を目指す。 同区の天竜商工会本所で今月下旬開かれた会合には、静岡財務事務所や県信用保証協会、JA遠州中央、銀行、信用金庫の担当者が顔をそろえ、現状や課題について意見交換した。金融機関からは「人材紹介や空き物件活用、マーケティングなど事業者を総合的に支援していきたい」(静岡銀行)などの意見が出た。 金融懇談会は6月に発足した。各機関同士が協力し
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地域で子育て推進 県教委、13団体表彰
静岡県教委はこのほど、2023年度の「子供を育む地域活動団体表彰」として、地域で子育て体制づくりを推進する13団体を選出した。 放課後学習支援や職業講話、子育て世代の居場所づくりなどの活動が評価された。受賞団体は次の通り。 三島市立佐野小地域学校協働本部、同市立東小地域学校協働本部、同市立徳倉小地域学校協働本部、同市立北上小地域学校協働本部、同市立南中地域学校協働本部、伊豆の国市立大仁北小地域学校協働本部、島田市大津財産区、放課後子ども教室とんとん(富士宮市)だれでも食堂もぐもぐマツイ学園(御前崎市)葉梨子ども広場運営委員会(藤枝市)子育てサークルぴおーねくらぶ(浜松市)細江文化協会陶芸部(
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沖田さん柴田さん最優秀 静岡県青少年読書感想文コンクール高校の部
静岡県高校図書館研究会はこのほど、県青少年読書感想文コンクール高校の部の表彰式を県庁で行った。最優秀賞に選ばれた榛原高3年の沖田心優さん、静岡雙葉高3年の柴田栞奈さんをはじめ、入賞者24人に表彰状を贈った。 課題図書と自由図書の2部門で、県内70校から2万5819点の応募があった。最優秀賞以外の入賞者は次の通り。 優秀賞 奥村友美(富士2)斎下日和(同1)鈴木愛梨(浜松西2)沓間あん有(不二聖心女子学院2)中村太一(浜松北3)杉本弘輔(静岡2)大塚葉月(藤枝東3)▽優良賞 加藤舞(韮山2)中山紗里(同)香川実優(掛川西1)生方優衣(磐田南1)鈴木愛生(静岡1)松本花深(沼津東2)秋山結南
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浜松市11月補正 68億8100万円増額 国の物価高騰対策受け
浜松市は28日、一般会計を68億8100万円増額する補正予算案を発表した。国の物価高騰対策が閣議決定されたことから、地方創生臨時交付金を活用して中小事業者や福祉施設への支援、インバウンド(訪日客)誘致に取り組む。国が住民税非課税世帯に一律7万円給付する事業費49億円超も盛り込んだ。開会中の市議会11月定例会に追加提出する。11月補正の規模は提出済みの議案と合わせて93億6900万円となる。 中小事業者への電力料金上昇分の一部助成を、1~6月分に続いて7~12月分も実施する。高圧、特別高圧契約の約6200件分で6億円を充てる。中小事業者の省エネ設備導入補助金に9億円を確保。1件50万円を上限に
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家庭の省エネ設備、導入促進 購入費補助で申請急増 半年で底つく 浜松市、11月補正予算案に追加
浜松市が家庭での脱炭素化に向けて導入している省エネ住宅や設備、電気自動車(EV)などの購入費補助制度への申請が急増している。本年度当初予算に計上した関連費用1億1700万円は約半年間で底をつき、現在は受け付けを一時中断。市は28日に発表した11月補正予算案に同制度の追加費用として9230万円を盛り込み、家庭での省エネをさらに促進する。 同制度の対象は、エネルギー消費量が実質ゼロの住宅「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH、ゼッチ)」の新築(定額30万円)をはじめ、蓄電池(同10万円)、ヴィークル・トゥ・ホーム(V2H)対応型充電設備(同10万円)、エネファーム(同6万円)、太陽熱利用
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運転記録活用で布橋運送を表彰 浜松中央署など
浜松中央署と自動車安全運転センター県事務所はこのほど、運転記録証明書を有効活用したとして、浜松市中区の布橋運送に優秀安全運転事業所銅賞の連名表彰を行った。 同社営業部の千崎亨課長が同署を訪れ、高橋直人署長らから表彰状を受け取った。同社は運送トラックや営業車を運転する従業員と面談する際、証明書を使って交通違反や事故の防止を呼びかけている。千崎課長は「安全最優先の運転を徹底する中で、表彰を受けたことでモチベーションがさらに高まった」と話した。
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水窪中の2年生 総菜づくり挑戦 スーパーで職場体験 浜松市
浜松市天竜区水窪町の水窪中の2年生全4人はこのほど、同町の「スーパーまきうち」と「スーパーやまみち」で職場体験した。生徒は地域の生活を支える店舗の仕事を学んだ。 2年の丹羽徠登さんと赤石萌愛さんは、スーパーまきうちで総菜づくりや野菜のパック詰めなどを経験した。丹羽さんはアジフライの仕込みに挑戦し、包丁で三枚におろした後、骨を丁寧に抜いた。赤石さんはミートソースを作り、販売した。丹羽さんは「包丁を使うことはあまりなかったので難しかった。食品を販売する大変さを学ぶことができた」と話した。
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遺産相続テーマにセミナー 浜松市北区
浜松市内に拠点を置く企業でつくる「はままつ地域貢献パートナーズ(愛称・つなぐ)」と市社会福祉協議会はこのほど、遺産相続をテーマにした終活セミナーを同市北区細江町の同社協北地区センターで開いた=写真=。いなかつ事務所(同市中区)の司法書士稲勝清一郎さんが「知っておきたい生前対策の基礎知識」と題して講演した。 稲勝さんは、遺言や後見制度、死後事務などについて説明。遺言を残すべきケースとして、特定の相続人に財産を残したい▽前配偶者との間に子どもがいて、再婚している▽相続人の中に認知症の人がいる―などと紹介した。 地域の高齢者ら36人が聴講した。空き家やリフォーム、荷物処分などの個別相談も行われ
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新鮮野菜販売や抽選会 JAとぴあ浜松、3日「農協祭」
JAとぴあ浜松(浜松市東区)は12月3日、中区の浜松出世パーク葵広場など浜松城公園周辺で「農協祭」を開く。セルリー(セロリ)の株売りや、わせミカンなど新鮮な地元産の農産物や加工品を販売するほか、「特選和牛静岡そだちとぴあ浜松ポークセット」などが当たる抽選会、「それいけ!アンパンマンショー」やタレント松村邦洋さんのトークショー、徳川家康公にちなんだイベントなどを行う。 時間は午前9時~午後3時。問い合わせは同JA経営企画課<電053(476)3100>へ。
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少年期の宗一郎 熱演 天竜区出身ホンダ創業者描く 地元児童生徒がミュージカル 浜松市
浜松市天竜区(旧磐田郡光明村)出身のホンダ創業者本田宗一郎氏の少年時代を地元の児童生徒が演じるミュージカル「本田宗一郎物語」がこのほど、同区二俣町の天竜壬生ホールで上演された。約350人が来場し、好奇心を培い世界的な自動車メーカーを築いた経営者の原点に触れた。 1906年に生まれた宗一郎氏の幼少期を同区光が丘中3年の上田鈴果さん(15)、ものづくりへの探究心を育み15歳で上京するまでを天竜高3年の藤森早紀さん(18)がそれぞれ演じた。天竜の豊かな自然と鍛冶屋を営む両親の元で育ち、飛行機に憧れたり自動車技術に衝撃を受けたりしたエピソードを歌や踊りとともに生き生きと描いた。 成長に伴って夢を
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画像科学発展へ研究発表 11月29日まで高柳健次郎シンポ 静大浜松
浜松市中区の静岡大浜松キャンパスで28日、高柳健次郎記念シンポジウムが始まった。光技術などで活躍する研究者が29日まで、イメージングサイエンス(画像科学)の発展を目指して最先端の研究成果を発表する。初日は、光を電気信号に変換する技術を開発し、「第74回技術・工学エミー賞」(全米テレビ芸術科学アカデミー主催)を受賞した静大電子工学研究所の寺西信一特任教授ら7人がイメージセンサーや電子デバイスなどについて講演した。 29日は電子科学分野の優れた研究を表彰する高柳賞の2022年度の受賞者らが講演する。
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浜松市引左町・久留女木の棚田保存 静岡文化芸術大生が住民意識調査
静岡文化芸術大(浜松市中区)文化政策学部の船戸修一教授とゼミ生5人が27日、同市北区引佐町久留女木地区の会合に参加し、同地区を対象に行った棚田や地域の未来に関する意識調査の結果を報告した。実家を離れた家族が一定の頻度で帰省しているデータを挙げ、地域コミュニティーを維持する上で「地区外に住む子どもらを自治会活動や地域運営に巻き込むことが大切」と指摘した。 ゼミは2016年から、学生を中心に「久留女木の棚田」で米の栽培、販売に取り組んできた。19年に棚田地域振興法が施行され、棚田を核とした地域活性化が求められる中、耕作に関わる住民が少ない現状を知り、調査を企画した。 全58世帯を対象にアン
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美観や暮らし 写真に 遠州の愛好家 作品展 浜松市中区
遠州地区の写真クラブの会員らによる作品展「浜松フォトフェスティバル」(浜松写真連絡協議会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が12月3日まで、浜松市中区のクリエート浜松で開かれている。 同市や近隣の愛好者、プロカメラマン約100人が出展した。テーマ、ジャンルは問わず、今年1年間で撮った写真の中からえりすぐられた153点が並ぶ。富士山、海といった本県の美しい景観を撮影した風景写真や、街中にある人々の暮らしの一場面を切り取ったスナップ写真など、表現に工夫を凝らした作品の数々に来場者が足を止めている。昨年、今年に亡くなった同協議会の会員の遺作展示も行っている。
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佐久間の中・高生 自己ベストへ力走 合同でマラソン大会 浜松市
浜松市天竜区佐久間町の浜松湖北高佐久間分校と佐久間中はこのほど、合同のマラソン大会を実施した。生徒75人は、自己記録の更新を目指して懸命に走った。 コースは高校男子が約8キロ、同女子約6キロ、中学男子約4キロ、中学女子約3キロ。快晴の下、生徒は保護者や地元住民から「ファイト」「頑張れ」と声援を受けながら力走した。
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統合見据え、一緒に授業 浜松市天竜区の佐久間小、浦川小
2025年度に統合を予定する浜松市天竜区佐久間町の佐久間小と浦川小は28日、初の合同授業を佐久間小で実施した。児童28人は、他校の同級生とともに授業を受け、交流を深めた。 合同授業は、両校の児童が2年後に同じ校舎で生活するのを見据えて企画した。学年ごとに同じ教室で学んだ。 4年生の教室では、児童5人が国語の授業を受けた。児童は、絵で描かれた日常場面を説明する文章を作り、発表し合った。国語の後は音楽で、歌や琴の演奏を楽しんだ。 児童は当初緊張していたが、会話を重ねていくうちに笑顔を見せた。4年の遠藤蒼介君(10)は「仲良くなることができてうれしかった。(統合した後も)とても楽しみ」と話し
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功労者ら表彰 静岡県薬物対策推進本部
静岡県薬物乱用対策推進本部はこのほど、本年度の県薬物乱用防止県民大会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。功労者らの表彰や薬物依存研究の専門家による講演などを行った。 薬物乱用防止指導員やボランティアら約350人が参加した。薬物乱用防止功労者と中高生対象のポスター・標語コンテストの入賞者を表彰したほか、湘南医療大薬学部の船田正彦教授が「大麻乱用問題の現状とこれから」と題して講演した。 表彰を受けたのは次の通り。 【厚生労働省医薬局長感謝状】渡辺昌平(松崎町)大村和枝(静岡市)【県知事褒状】神成拓磨(小山町)高橋美敬(御殿場市)石川元之(静岡市)原川久(同)藤田忠男(同)米沢国雄(島田市
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雑貨市やバザール 3日全国軽トラ市 浜松市中区中心街
浜松市中区の中心街で12月3日午前10時半から午後2時半まで、農産品や特産品を軽トラックの荷台で販売する「第8回全国軽トラ市inはままつ」(同実行委主催)が開かれる。同区肴町周辺で雑貨市「まるたま市」と、老舗店が自慢の逸品を販売する「肴町バザール」も同時開催される。 軽トラ市は鍛冶町通りやモール街、松菱跡地、新川モールに137店が出店予定。多数の軽トラのほかテントやキッチンカーが並び、野菜や海産物のほか、菓子などの飲食物を販売する。日本自動車工業会(自工会)がアウトドア車両を展示するほか、日本三大軽トラ市の開催地である愛知県新城市から五平餅、宮崎県川南町から地鶏の炭火焼きなどの出店もある。
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「信康謀反」原画も 家康長男 生涯紹介 3日まで浜松
浜松市天竜区大谷の内山真龍資料館で12月3日まで、特別展「戦国末期の北遠と松平信康の生涯」が開かれている。静岡新聞夕刊に1995~96年に掲載された連載小説「信康謀反」の挿絵原画や史料を通じ、徳川家康の長男信康の軌跡を紹介する。 小説は作家の早乙女貢さんが著し、挿絵は画家の堂昌一さんが担当した。連載全296回のうち、会場には後半の原画約150点が並ぶ。家康が武田信玄と戦った三方原の合戦や、将来を嘱望されながら謀反の疑いにより二俣城で最期を遂げた信康を描いた。 会場には信康の生涯をたどるコーナーが設けられ、今川義元・氏真親子、家康が記した書状が並ぶなど戦国時代後期の北遠の様子を学ぶことができる
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清水区や浜松 静岡県内波紋の有機フッ素化合物 PFAS健康への影響は 〝先進地〟大阪・摂津ルポ
最近よく聞く有機フッ素化合物(PFAS。読みはピーファス)という言葉。デュポン社を相手取った米国での訴訟過程で疫学調査により疾病リスクを高めることが明らかになった。原告側の弁護士は今春出版した著書の日本語版の中で静岡市清水区三保の化学工場を名指し。海の向こうから県内に飛び火した様相も見せている。浜松市では飲用にもしていた井戸水から高濃度で検出され県内で波紋は広がる。PFASとは一体どのようなものなのか。住民による血液検査や化学工場周辺で遮水壁の設置が行われる“先進地”大阪府摂津市を訪ねた。 (清水支局・坂本昌信) 指針値520倍 「野菜食べられない」 ダイキン工
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PFAS対応 環境基準なく法規制外 苦悩の静岡県内行政関係者
静岡県内の地下水などから高い濃度で検出されている有機フッ素化合物(PFAS、読みはピーファス)を巡り、行政関係者が対応に苦慮している。腎臓がんなどのリスクを高めるとの指摘がある一方、環境省は「いまだ確定的な知見はない」との立場で、法律による規制が追い付いていないためだ。県内行政関係者は「(PFASの発生源とみられる施設などに対し、立ち入り調査などをしたいと思っても)全てがお願いベースなのが現状」と語る。 PFASのうち、政府が輸入や製造を禁止したPFOA(ピーフォア)とPFOS(ピーフォス)については、静岡市清水区三保の三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場周辺や、航空自衛隊浜松基地周辺
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AI活用システム構築へ 遠州信用金庫(浜松市)/鈴木靖理事長【キーパーソン・最前線】
システム部門を中心に歩み、6月に理事長に就任した。コロナ禍で停滞した地域経済の回復に取り組むとともに、積極的なデジタル化推進方針を継続し、人工知能(AI)を活用した新たな営業形態も検討する。 ―地域経済の現状は。 「コロナ禍前までの回復には届かず、飲食業界や商店を取り巻く環境は厳しい。放映中の大河ドラマ、2024年の浜名湖花博20周年事業を生かして地域の消費を喚起したい。EV(電気自動車)シフトなどによるビジネスモデル転換が求められる中、県西部の中小製造業がこれをチャンスにできるかが経済発展のポイントの一つ。設備関係や将来を見据えた業種転換への提案にも積極的に取り組む」 ―経営で重視す
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静岡人インタビュー「この人」 生理をテーマにした放送作品の制作代表を務めた 戸田涼太さん(浜松市北区)
今年の夏に行われた「第70回NHK杯全国高校放送コンテスト」のテレビドキュメント部門に浜松市立高(同市中区)放送部として「生理は、僕にはないけれど」と題した作品を出し、優良賞に選ばれた。9月下旬には、市と、市の委託を受けて生理用ナプキンのディスペンサーを市内の図書館などに設置した電機大手「シャープ」の担当者との座談会にも出席した。市立高3年。18歳。 ―作品の内容は。 「自分が生理について知識がなく、女子生徒に無神経な言葉をかけて傷つけてしまった反省から始まり、高校の生徒や生理について普及啓発する団体代表にインタビューした。生理用ナプキンをつけて勉強してみたり、県外の大学で生理痛を体験で
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記者コラム「清流」 野生鳥獣との共生
1日の野生イノシシとニホンジカ対象の銃、わな猟解禁を皮切りに狩猟シーズンが本格化した。各地の猟友会員が山に入り、捕獲、狩猟に奮闘している。 野生鳥獣による農林業被害が問題視されるようになって久しい。浜松市天竜区の農家の男性は「防護柵設置などの対策はしているが、自然の力にはかなわない」と不安を隠さない。 鳥獣被害が増える中、ジビエ(野生鳥獣肉)を使った料理を販売したり、獣の皮を用いたかばんや雑貨を作ったりする取り組みが広がっている。消費の場が増えることで社会の関心が高まる期待がある。野生鳥獣の生息域拡大の理由は天敵不在や地球温暖化に求めることはできるが、戦後の大規模な人工林造成や耕作放棄地
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秋に染まる ラクウショウ見頃 浜松市西区・ガーデンパーク
浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで、紅葉が見頃を迎えている。赤や黄色に染まった木々が園路沿いを彩り、来園者の目を楽しませている。 東西水路の「えのき橋」付近では、北米原産の落葉高木でスギ科の「ラクウショウ」が見頃を迎えた。鳥の羽の形をした葉が落ちる様子から「落羽松」と書く。地上に露出して伸びる気根が見られるのも特徴。周辺ではマンサク科の「タイワンフウ」や「モミジバフウ」の葉も色づき、彩りを添えている。 同園によると見頃は例年よりも1~2週間ほど遅く、12月中旬ごろまで楽しめそうという。 (浜松総局・山川侑哉)
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静岡県内26施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は27日、県内の高校、小中学校、保育所、こども園26施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計338人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。患者数が12人となった裾野市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設7人、三島市1施設45人、裾野市3施設30人、函南町1施設12人、御殿場市5施設58人、小山町2施設7人、富士宮市1施設45人、富士市1施設11人、静岡市葵区1施設15人、藤枝市2施設20人、焼津市1施設10人、掛川市1施設5人、森町1施設7人、浜松市中区3施設38人、同市東区1施設9人、同市西区1施設19人
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浜松いわた信金 新本部棟完成 12月11日から業務開始
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は11月27日、同区元城町に整備を進めてきた新本部棟が完成し、12月11日から順次業務を開始すると発表した。 新本部棟は鉄骨鉄筋コンクリート造りの地上10階建てで、延べ床面積1万1685平方メートル。5~9階が役職員の業務室で、「フリーアドレス」など内容や働き方に合わせて働く場所を自由に選択できる仕組みを導入。昨年10月に先行して業務を始めた隣接の新本店棟と、3階および4階部分が空中の通路でつながる。 「安全安心」「サステナビリティ」などが基本コンセプト。浜松城の向かい側という立地を踏まえ、低層階は石垣を連想させるタイル壁、高層階は直射日光を遮るテラコッタ
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ローランドDG 新社屋を公開 浜松・北区
ローランドDGは27日、浜松市北区新都田にこのほど移転、本格稼働した新社屋を報道陣に公開した。従業員が働く場所を自由に選べるように2、3階をそれぞれ集中、共有、交流、創造の四つのエリアに分けた。 田部耕平社長は「わくわくする気持ちを外部に発信するには、内部もわくわくしなければならない。それを念頭に建設に従事した」と述べた。 入り口付近のスペースは、主力製品のUVプリンターを活用した葛飾北斎の天井絵「八方睨(にら)み鳳凰(ほうおう)図」のデジタル復原画などを並べた。省エネと創エネの実現や、高い耐震性能も確保したという。 本社棟は地上3階建て、延べ床面積は約7500平方メートル。総工費約29億7
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ナユタ(浜松) 蓄電装置 大賞 県のグッドデザイン 表彰
静岡県はこのほど、デザイン性に優れた県産の製品やサービスをたたえる「2023グッドデザインしずおか」の表彰式を県庁で開いた。医療機器用電源メーカーの「ナユタ」(浜松市東区)が開発した医療機器用蓄電装置「LEMURIA(レムリア)ME3000」が大賞を受賞した。 同製品は国内で唯一、医療機器規格認証を取得したリチウムイオン蓄電装置。停電時に人工呼吸器などを長時間使用できる。「災害弱者への支援が喫緊課題となる中、可搬性、排熱ファンの不要など細部にまで配慮された作品」と評価された。 同表彰は30回目の節目。計55点の応募があり、「問題提起」「ユーザー性」「技術性」「新奇性」などを基準に審査した
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島田の土屋さん制作 心和む石地蔵を展示 浜松・天竜区
島田市の彫刻家土屋誠一さん(73)が制作した石地蔵が29日まで、浜松市天竜区横川のそば処「百古里庵」で展示されている。背丈5センチほどから約50センチと、さまざまな大きさの作品約25点が庭園に並ぶ。 土屋さんは「祈り」をテーマに、花こう岩や大理石をのみで彫って地蔵を作っている。地蔵2体が体を寄せ合った「なかよし」や、柔和な表情の「慶」など穏やかでユニークな“お地蔵さま”が来場者を和ませている。土屋さんは「石本来の個性を引き出すように作っている。見てほっとした気持ちになってもらえたら」と話す。 午前11時~午後4時。会期中は土屋さんが庭園で手彫りを実演する。
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24年度奨学生 41人を選考 浜松市教委
浜松市教委は27日の定例会で、2024年度の市奨学生として41人を選考したことを報告した。 大学生と専門学校生の計42人から申請があり、家庭年間所得額の基準を上回った1人を除く全員を採用とした。申請者は23年度よりも5人少なく、採用者は同数だった。 経済的理由で就学困難な学生、生徒に学費の一部を無利子貸与する制度。大学生等は月額4万5千円、高校生等は同3万円を上限に貸与し、卒業後に貸与期間の3倍の年月で償還する。
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北部、南部チーム結団式 浜松勢 優勝狙う【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開かれる静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する浜松市北部、南部両チームが27日、市役所で合同の結団式を開いた。北部は大会3連覇中、南部は過去2回連続準優勝で、今年もそろって上位を狙う。 両監督が山名裕副市長から代表旗を受け取り、南部主将の石切山真孝市財務部長が「チーム一丸で優勝旗を持ち帰り、浜松に元気を届けられるよう全力を尽くす」と宣誓した。 代表選手は次の通り。 【北部】尾城誠弥(北浜北小)赤田大空(北浜東小)浅原那奈(内野小)犬飼留愛(浜名小)豊田景渚(西気賀小)柘植源太(細江中)大谷恵以(同)太田美香(同)野中志貴(北星中)
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浜松いわた信金 9月中間決算は増収増益
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)が27日発表した2023年9月中間決算(単体)は事業承継や相続支援などの手数料収入の増加や貸倒引当金の戻し入れ益などが寄与し、2年連続の増収増益だった。 売上高に当たる経常収益は前年同期比22・9%増の200億1千万円、経常利益が39・5%増の50億5200万円、当期純利益が54・0%増の39億8600万円。 貸出金利回り低下などで資金運用収益は減少したが、事業承継やビジネスマッチング、投資信託の支援といった手数料収入などが堅調で役務取引等収益が15・0%伸びた。 投資信託解約損が発生した一方、株式等売却益や、伴走支援強化による経営改善に伴い貸倒引当金の
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キツネの嫁入り、練り歩く 移住の夫婦を地域で祝福 浜松市天竜区
浜松市天竜区二俣町のクローバー通りでこのほど、キツネの面をかぶった新郎新婦が結婚を祝福されながら練り歩く「キツネの嫁入り行列」があった。法被を着てキツネに扮(ふん)した行列を目当てとする見物客が沿道に集まった。 行列は吾妻町稲荷の例祭「酉(とり)の市」に合わせた催しで、クローバー通り商店会が企画した。新郎新婦は3年前に同町に移住し、はちみつ店「養紡屋」を営む塩見亮太さん(38)と未紗さん(38)。和装姿の夫婦に続いてちょうちんやかさを持った一行約40人がゆっくりと150メートルほど歩いた。 吾妻町稲荷で皆に祝福されながら結婚式が執り行われた。復路は面を外した亮太さんが長男桃ノ介ちゃん(8
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元校長鈴木さん 自作絵本を寄贈 浜松市教委に
浜松市中区の元中学校長鈴木平さん(74)がこのほど、自身で著作した絵本「ぼくら雑草ではないよ」(文芸社、橋爪かおり絵)97冊を市教育委員会に寄贈した。市内の小学校に配布する。鈴木さんが中区の市教委で宮崎正教育長に手渡した。 庭で草取りをする親子と雑草が対話する物語。草たちがそれぞれ自分の名前や個性を説明し、果たしている役割を知ってほしいと訴えかける。鈴木さんは「人間の都合で取り除かれてしまう草も大切な働きをしている。自然の中ではみな同じ価値があると感じてほしい」と呼びかけた。 公立中の理科教員や私立中の校長などを務めた鈴木さんは、退職後に絵本の創作に取り組み、市教委に寄贈するのは3作目となる
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大根や白菜 自慢の野菜出来競う 浜松市天竜区で品評会
浜松市天竜区水窪町の生産者らでつくる「みさくぼ野菜を育てる会」はこのほど、秋野菜の品評会を水窪町で開いた。会員約40人は、大切に育てた自慢の野菜を出品し、出来栄えを競った。 審査対象は白菜、大根、丸大根、小ぶりの大根「ころっ娘」、ニンジンの5種類。形や色、大きさなどを確認した。県西部農林事務所や市農業委員会などで構成する審査員5人は野菜一つ一つを慎重に審査した。審査後は販売会を開き、新鮮な野菜を求めて多くの地元住民が足を運んだ。同会の守屋銀治会長は「今年は少し暑く虫が多くて大変だったが、いい野菜ができている」と話した。 主な受賞者は次の通り。 【白菜】特別賞 田嶋智▽金賞 守屋良子
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清水海保、海上安全指導員に施設所員らを指定 浜松市北区
清水海上保安部はこのほど、「海上安全指導員指定証伝達式」を浜松市北区三ケ日町の県立三ケ日青年の家で実施した。同施設の所員4人と浜名湖海洋少年団の団員2人が指導員に指定され、水辺の安全に向けて決意を新たにした。 指定を受けたのは、同施設の袴田昌弘さん、五十嵐一真さん、小山慎太郎さん、堀内咲希さん、同少年団の神間智博団長、荻哲也副団長。指導員は、小型船舶操縦免許を持つ25歳以上の市民が養成講習などを受けて指定され、海上での安全パトロールやマナー周知などの啓発活動にボランティアで取り組む。 式では、同保安部の今城英夫次長が6人に指導員手帳と腕章を手渡した。県内最年少の23歳で指導員になった堀内
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彫刻家土屋さん制作 「祈り」の石地蔵25点 浜松市天竜区で展示
島田市の彫刻家土屋誠一さん(73)が制作した石地蔵が29日まで、浜松市天竜区横川のそば処「百古里庵」で展示されている。背丈5センチほどから約50センチと、さまざまな大きさの作品約25点が庭園に並ぶ。 土屋さんは「祈り」をテーマに、花こう岩や大理石をのみで彫って地蔵を作っている。地蔵2体が体を寄せ合った「なかよし」や、柔和な表情の「慶」など穏やかでユニークな“お地蔵さま”が来場者を和ませている。土屋さんは「石本来の個性を引き出すように作っている。見てほっとした気持ちになってもらえたら」と話す。 午前11時~午後4時。会期中は土屋さんが庭園で手彫りを実演する。
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ピシーナ静岡 水球全国準V 浜松・磐田拠点 浜松市教育長に報告
浜松、磐田市を拠点とする水球チーム「ピシーナ静岡」が8月に京都府で開かれた全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会の男子15歳以下「B区分」で準優勝し、このほど浜松市内の選手12人が中区の市教育委員会で宮崎正教育長に報告した。 ピシーナ静岡は予選を3戦全勝で突破し、決勝トーナメントも2連勝。大垣市水球クラブ(岐阜県)との決勝は7対13で敗れ、惜しくも優勝は逃した。浅井一真主将(蜆塚中3年)は「決勝はミスからのカウンターで失点した。練習通りのプレーができれば良かった。来春(のジュニア五輪)は優勝したい」と悔しさをにじませた。 チームは県西部の生徒たちで構成され、週4回の練習を重ねて
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宮沢賢治童話に親しむ会が例会 12月6日、浜松市中区
浜松市の宮沢賢治童話に親しむ会(村上節子代表)は12月6日午前10時半から正午まで、中区鹿谷町の亀山公会堂で12月例会を開く。童話「氷河鼠の毛皮」について自由に語り合う。参加無料。見学のみも可。希望者は直接会場へ。問い合わせは村上代表<電053(485)4563>へ。
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オリーブオイル 新作5種類発売 浜松市南区の栽培業者
オリーブの栽培や加工販売の「和Olive園」(浜松市南区)はこのほど、香りをつけたフレーバーを含むオリーブオイル5種類を発売した。 フレーバーは、今秋に収穫したオリーブを浜松産レモンの皮と一緒に絞ったEXV(エキストラバージン)オイルなど3種類を商品化。スペイン産と浜松産をブレンドしたピュアオイル2種類も用意した。 価格はレモンフレーバーEXVが100ミリリットル入り税込み4590円、ピュアオイルの「サラダのためのオリーブオイル」が300ミリリットル入り1998円など。小楠和男代表は「良質なオリーブオイルを浜松から提供したい」と話した。
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薬剤師の仕事体験 浜松市中区でフェスタ
浜松市薬剤師会と市はこのほど、「くすりと健康フェスタ~薬物乱用撲滅キャンペーン」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の遠鉄百貨店で開いた。子ども向けの調剤体験や体内年齢の測定など多彩なコーナーが設けられ、来場者が薬の正しい使い方や保健衛生に関する知識について理解を深めた。 調剤体験は会場を薬局に見立て、白衣姿の子どもたちが分包機を使って調剤の工程を体験した。薬剤師が薬の使い方や健康、在宅医療などの相談に乗るコーナーや薬剤師の仕事を紹介するパネルなどもあり、多くの来場者でにぎわった。 市は危険薬物の標本を展示し、薬物乱用の恐ろしさを啓発した。
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静岡県西部版画家ら39人が作品披露 浜松市中区
静岡県西部版画倶楽部の作品展が27日、浜松市中区のクリエート浜松で始まった。西部地区在住の作家や愛好者39人が会派を越えて参加した。12月3日まで。 木版画をはじめ銅版画やシルクスクリーン、リトグラフなど多彩な77点を展示=写真=。国内最大規模の公募展「春陽展」や県版画協会展などで入賞した作家も出展している。版画技術を駆使した創造性豊かな作品が注目を集めている。版画の裾野拡大を目指して開催していて、版画のみの展覧会としては県西部で最大の規模を誇るという。
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専門分野越え課題に挑戦 静大院生 シンポで成果発表 浜松市中区
静岡大はこのほど、「産業イノベーション人材育成プログラム」のシンポジウムを浜松市中区の同大浜松キャンパスで開いた。本年度の受講生14人が産学連携で取り組んだ演習の成果発表や基調講演を行った。 工学、情報学専攻の大学院生が専門分野を越えてチームを組み、企業が提案した「茶葉目視評価AIシステムの構築」「スマートヘルメットの開発」などの課題解決に挑んだ。 基調講演はインド工科大に設置しているスズキ・イノベーション・センターの北川美沙さんと横井美乃里さんが、インド人と日本人の仕事観の違いなどを解説した。
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青少年育成支援に力 5個人4団体を表彰 函南で強調月間県大会
2023年度の子供・若者育成支援推進強調月間県大会(県青少年育成会議など主催)がこのほど、函南町文化センターで開かれた。地道に地域貢献活動を続ける5個人4団体を表彰した。 元バレーボール女子日本代表の大山加奈さんが講演したほか、函南中箏曲部が演奏を披露した。 表彰を受けたのは次の通り。 青少年の部 中島心花(浜松市西区)▽青少年指導者の部 相沢康夫(磐田市)鈴木薫(函南町)高林寛治(浜松市浜北区)二橋桂子(同市南区)▽青少年団体の部 伊豆総合高生徒会(伊豆市)戸田小中一貫校自治会(沼津市)駿河総合高US(静岡市駿河区)▽青少年指導者団体の部 シニアクラブ江尻(同市清水区)
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静岡県勢女子「記念枠」逃す 東海高校駅伝
男子第72回、女子第34回東海高校駅伝は26日、袋井市のエコパスタジアムを発着点に行った。女子の全国大会が第35回の記念大会となることに伴って県代表校を除く最上位1校に与えられる出場権は、1時間9分44秒で頂点に立った愛知2位の豊田大谷が獲得。県勢は県3位の日大三島が1時間12分39秒の4位と届かなかった。県代表校の浜松市立は1時間11分7秒で2位。 男子は豊川(愛知)が2時間8分54秒で優勝。韮山が2時間10分21秒で2位、浜松開誠館が2時間10分32秒で3位に入った。 男女とも各県大会の上位6校が出場。男子は7区間42・195キロ、女子は5区間21・0975キロで争った。 4位日
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目指せ!理想のエコ社会 SDGs、人生ゲームで知ろう 浜松開誠館中・高で研修会
持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした教材「Beyond SDGs人生ゲーム」の研修会が25日、浜松市中区の浜松開誠館中・高で行われた。研修を終えた生徒は、ゲームマスターとして小中学校などに出向き、同教材を活用してSDGsの認知、理解度向上に取り組む。 教材開発は、文部科学省の「SDGs達成の担い手育成推進事業」に採択された金沢工業大(石川県)が取り組む事業の一環で、同大が玩具大手「タカラトミー」などと共同開発した。教材はこれまでに全国の小中学校など約300校以上に無償で配布されている。 億万長者を目指して競い合う従来の人生ゲームとは異なり、参加者同士でカードを集めて協力し「脱炭
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袴田さん「どこまでも勝つ闘い」 浜松市の集会であいさつ
1966年に静岡県清水市(現静岡市)でみそ製造会社の専務一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、再審公判中の袴田巌さん(87)が25日、地元の浜松市で開かれた死刑廃止を求める集会に現れ「自分の闘いは、どこまでも勝つための闘いだ」とあいさつした。支援者が26日、明らかにした。 10月に再審公判が始まって以降、袴田さんが公の場で話すのは初めて。 支援者の猪野待子さんによると、袴田さんは集会の30分前に会場に到着。両手でマイクを握り、30人ほどの参加者に「負けて勝つということではなく、勝って勝つ。どこまでも勝つということを基本として闘いを進んでいます」と語った。 拘禁症状が残り意思疎通が難し
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有度一小学区(静岡)4連覇 静岡県父親ソフトボール
チャブ保険カップ争奪第54回県父親ソフトボール大会(県ソフトボール協会、静岡新聞社・静岡放送主催)は26日、決勝戦を牧之原市の榛原総合運動公園「ぐりんぱる」で行った。有度第一小学校区(静岡市清水区)が田子浦小学校区(富士市)を6-3で破り、4連覇を果たした。 2年連続で同一カードとなった決勝で有度第一は1-0で迎えた三回に満塁本塁打でリードを広げた。田子浦は六回に3点を返したが、一歩及ばなかった。有度第一の小島憲之監督(50)は「接戦が続いたが、3連覇の経験をプレッシャーではなく自信に変えて選手が戦い抜いてくれた」と話した。 大会には各地の予選を勝ち抜くなどした32チームが出場した。3位
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和太鼓やハーモニカの音色響く♪ 浜松市天竜区で「龍山ふれあい文化祭」
浜松市天竜区龍山町の龍山森林文化会館で26日、文化交流の催し「龍山ふれあい文化祭」の舞台発表があった。地元の子どもたちや音楽団体が日頃の練習の成果を披露した。 ホールで地元の踊り「龍山音頭」や横山小児童による和太鼓、ハーモニカ演奏など多彩な演目が上演され、来場者を楽しませた。今回は同区山東を拠点に活動するマンドリン演奏家の団体がステージに上がったほか、春野町のフラダンスのグループ、佐久間町の「吟剣詩舞同志会」など区内各地の団体が出演して盛り上げた。 屋外では「秋の実(みのり)感謝祭」も開かれ、赤芽芋とイノシシのみそ汁を振る舞ったり、地元特産品を販売したりした。
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天竜花の会旭町支部 花壇の世話40年以上 天竜署が感謝状
天竜署はこのほど、署内に花を植えて世話をする活動を通じ、快適な勤務環境づくりに尽力してもらったとして浜松市天竜区の天竜花の会旭町支部(平野さよ子代表)に県警本部長感謝状を伝達した。 同支部は40年以上にわたり、署内の花壇でチューリップやニチニチソウなど季節ごとに多彩な花を植えてきた。草取りなどの手入れも定期的に行い、景観維持に貢献した。 同署で松本尚久署長から賞状を受け取った平野さん(78)は「皆の協力があって楽しく活動できた。今後もできる限り続けていきたい」と話した。
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名人クラスは田中さん優勝 浜松で遠州親睦将棋大会
浜松市中区の曳馬協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。同市や磐田市、袋井市、豊橋市の66人が参加し、最強の名人クラスで田中雄一朗さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①田中雄一朗②石野俊夫③相場昇④寺崎勝⑤田中雅英▽S ①岡田力也②寺田好司③北島耕太郎④前川忠雄⑤岡本徳裕▽A ①中根清②松田寿一③久米孝吉④川口哲也⑤袴田洋三▽B ①田辺国義②鈴木勉③榛葉雄治④神谷陽一⑤田畑敏夫▽C ①大柳豆周一②高柳長男③芝田信照④杉山稔⑤藤森勗
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老朽化で建て替え 佐鳴台交番が完成
建て替え工事をしていた浜松中央署佐鳴台交番(浜松市中区)の竣工(しゅんこう)式がこのほど行われ、県警や行政、地元自治会の関係者らが出席した。 近くの佐鳴台協働センターで記念式典を行った後、出席者が新交番に移動して記念撮影に臨んだ。高橋直人署長は「住民の安全確保や防犯のさらなる強化を図りたい」と語った。 同交番は同区の佐鳴台、蜆塚、山手町の各地区を管轄する。1978年に開設されたが、建物の老朽化が進んでいた。 新交番は今年1月に建て替え工事が始まり、10月20日に供用開始した。鉄骨2階建てで、車いす用の駐車場やトイレを備える。
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ラグビーの楽しさ パス、トライで体験 浜松・庄内学園で教室
浜松市西区の小中一貫校、庄内学園はこのほど、ラグビーのヤマハ発動機ジュビロ元選手で、静岡ブルーレヴズで育成・普及活動を担当する加藤圭太さんを講師に迎えた「タグラグビー体験」を開いた。小学3、4年生約110人がパスやトライに挑戦し、ラグビーの楽しさを体感した。 タグラグビーは相手を倒すタックルの代わりに腰に付けたタグを奪い合う競技。児童はこれまでに開かれた教室でパスなどの基本動作を学び、集大成として試合を行った。ボールを手に勢いよく走って、トライを決めるなど熱戦を繰り広げた。 加藤さんは試合中にオフサイドの説明をしたり、「走りながら味方にパスをつなごう」と助言をしたりした。4年の山崎宙さん
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スケボー怖いけど楽しい! 浜松のスケートパークで体験会
静岡県スポーツ協会はこのほど、スケートボードの体験会を浜松市南区卸本町のヌートリアスケートパークで開いた。市内を中心に小学生らが同パークのスタッフから指導を受けた。 初心者から経験者までクラス分けをし、基本的な乗り方や進み方から坂道でターンする方法まで手ほどきを受けた。同区の白脇小6年岡本珠空[みく]さん(12)は「段差から降りて進むのは、怖かったけど楽しかった」と話した。 体験会は県スポーツ振興課の「ジュニアスポーツ体験」の委託事業の一環。
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乳幼児と交流 育児の喜び学ぶ 浜松・聖隷クリストファー大
地域子育て支援拠点事業などを手がける一般社団法人ここみ(浜松市中区)はこのほど、同市北区三方原町の聖隷クリストファー大で乳幼児親子と学生の交流会を開いた。 同大看護学部の3、4年生24人と地域の母子11組が参加した。学生は「陣痛はどのくらい痛かったか」「旦那さんは育休を取得したか」など、出産や子育ての不安や疑問点を母親に質問した。母親は持参した母子健康手帳やエコー写真、子どもの成長記録などを紹介しながら、学生に育児の楽しさや喜びを伝えた。 交流会は、少子化対策を目的にした県の「若い世代向け結婚・子育て等ライフデザイン応援事業」の一環で実施した。ライフデザインをテーマにした学生向けのセミナ
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お父さんと料理に挑戦 浜松でプロ指導の講座
父親の家事参加促進を目的とした料理講座「プロから教わる父子deかんたんクッキング」(浜松市男女共同参画・文化芸術活動推進センター主催、日本テトラパックなど共催)がこのほど、中区の浜松調理菓子専門学校で行われた。共働き家庭の12組29人が参加し、簡単にできるラザニアとフルーツジュースゼリーの作り方をプロから学んだ。 同校の友永茂雄校長の指導で、参加した親子は慣れない手つきで野菜を切ったり、具材を炒めたりした。静岡大付属浜松小3年の森上葉月さん(9)は「ラザニアのパスタを細くするのが難しかった。おいしい料理ができて良かった」と大満足の様子。父大輔さんは「娘が喜んでくれてよかった」と笑顔で話した
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心身集中! 浜松・光明小生が座禅に挑戦
浜松市天竜区山東の光明小6年生がこのほど、同区の光明寺で座禅を体験した。地域の歴史や文化を学ぶ授業の一環で、児童45人が心身を集中させた。 甘蔗[かんしゃ]孝仁住職から、座り方や手の位置などの作法を教わった。「背筋を伸ばし、ゆっくり息を吸って」といったアドバイスを受けた後、静かな空間で座禅に挑戦した。 質疑応答では、甘蔗住職から僧侶の日常や修行の内容などの説明を受けた。6年の平山敦翔さんは「背筋を伸ばして座禅に取り組んで宇宙とのつながりを感じた。またやってみたい」と話した。
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パン屋にコーヒー店 静岡県内外から集結 サンストリート浜北
浜松市浜北区の商業施設サンストリート浜北で25日、パンの販売イベント「パンストリートはまきた」が開かれた。静岡県内外の16店舗と施設に入るコーヒー店が出店し、開店前から多くの家族連れが列を作った。 チーズたっぷりのフロマージュパンや柿など旬の果物を使用したフルーツサンドが人気を集めた。来場者は何種類ものパンを食べ比べ、食欲の秋を楽しんだ。
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郷土研究、静岡県内高校生が活躍 社会科系部活減少傾向の中
郷土研究部や史学部といった高校の社会科系部活が全国的に減少する中、8月の「全国高校社会科学・郷土研究発表大会」で浜名高(浜松市浜北区)の史学部が最高賞を受賞するなど県内の生徒が奮闘している。研究テーマに対しフィールドワークを重ねる作業は、高校で必修科目となった「探究」の目的にも合致するとして、関係者は魅力や実績を再認識してもらおうとPRに力を入れている。 都道府県の高校文化連盟(高文連)に郷土研究などに関連する事務局があるのは静岡を含む10道県のみで、全国高文連には郷土芸能や日本音楽といった専門部はあるものの郷土研究に関する組織はない。文化部のインターハイと呼ばれる「全国高校総合文化祭」で
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【提言・減災】首都直下ガス 対策急務 長尾年恭/静岡県立大客員教授
今年は関東大震災から100年という節目の年だった。この地震で旧陸軍被服廠[ひふくしょう]跡では3万8千人を超える犠牲が出たが、その主因は火災旋風の発生というのが定説である。ところが、この火災で東京市(当時)内のあちこちで洋釘などの鉄製品が溶解した。鉄の融点は1500度を超えており、木材では最高でも1200度程度までしか到達しない事から、なぜ鉄が溶けているのかは謎であった。 近年、信州大学の榎本祐嗣名誉教授が南関東ガス田由来のメタン火焔[かえん]の噴出が火災旋風発生の大きな原因であったという激甚火災を裏付ける資料や証言を多数発見した。1855年の安政江戸地震は、発生が夜中だったため大地の割れ
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美容師が和装技術披露 振り袖や舞妓姿 浜松城公園彩る
美容師がヘアメークや着付けの技術を披露する「和の祭典 着物フェスティバル」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区の浜松城公園で開かれた。華やかな着物に身を包んだ59人が会場を彩った。 県美容業生活衛生同業組合加盟店の西部会に所属する美容師80人が参加し、一般公募で集まったモデルを和装姿に仕上げた。振り袖や七五三、舞妓(まいこ)の姿に変身したモデルが登場すると、来場者は歓声を上げ、盛んに写真を撮影した。花魁(おいらん)道中も行われ、あでやかな花魁姿のモデルが観客を魅了した。モデルで参加した森町の専門学校生山本純華さん(20)は「普段とは違う自分になれたみたいで楽し
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読書感想画コンクール受賞者を表彰 26日まで、静岡県立美術館で展示
指定図書の感想を絵画で表現する第41回県夏の読書感想画コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催)の表彰式が25日、静岡市駿河区の県立美術館で行われた。県知事賞など特別賞を受賞した21人に賞状や盾を贈った。 県内の小学生から7739点の応募があり、同市立服織小1年の松田京君、袋井市立袋井南小3年の榑松篤志君、静岡市立大里東小5年の亀山水杜さんが県知事賞を受賞した。学校賞には静岡市立安東小、静岡大付属静岡小、浜松市立可美小の3校が選ばれた。 審査委員長を務めた県教育研究会の見城秀明美術教育研究部長は「本との出合いによる感動は、絵に描くことでさらに広がっていく。これからも感性を磨き、本の世界の楽し
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保護者引き渡し模索 「安全確保」の判断難しく【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える 第2章学校の防災④(完)/いのち守る 防災しずおか】
南海トラフ地震が起きれば、多くの小中学校体育館が避難所になる。空調やトイレなどの設備は十分か。南海トラフ地震臨時情報が発表された場合、学校活動は休止するのか。第2章では自主防災会会長の東海駿河さん(71)やその家族と共に、学校の防災課題を点検していく。 「避難場所まで落ち着いていましたし、待っている間も静かでしたよ」。竜洋君(7)の小学校で南海トラフ地震を想定して行われた引き渡し訓練。迎えに来た遠州さん(36)と三保さん(34)は訓練中の様子を聞き、「頑張ったじゃん」と竜洋君をほめた。竜洋君の学校は校庭の南半分までが津波浸水区域に入っている。昨年度までは校舎の3階以上を津波の避難場所とし
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「どうする家康」浜松の大河ドラマ館、来館50万人達成 目標より2カ月早く
浜松市中区の「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」の来館者が25日、50万人に達し、市が記念式典を開いた。50万人目の来館者となった千葉県市川市の小学6年松立幸大君(12)と家族3人が中野祐介市長とくす玉を割り、記念品の地場農産物を受け取った。 松立君は歴史が好きで、全国の城を家族と巡っている。この週末は愛知県の岡崎城や吉田城も訪れたという。「ドラマで浜松城に興味を持った。浜松は城が大きくて目立っている印象。びっくりしたけれど、うれしい」と感想を話した。 年間来館者50万人を目標に掲げて1月22日にプレオープンし、約2カ月早いペースで達成した。頻繁な展示品の更新やイベントの開催といった工夫
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入賞21人と富塚中を表彰 徳川家康公顕彰コンクール
徳川記念財団は25日、小中学生対象の徳川家康公顕彰作文コンクール(徳川みらい学会共催、静岡新聞社・静岡放送など後援)の表彰式を静岡市葵区の静岡商工会議所で開いた。最高賞の徳川賞に選ばれた掛川市立西中2年の中脇光翔さんら入賞者21人と、学校賞の浜松市立富塚中に表彰状を贈った。 中脇さんの作品タイトルは「家康公が残したタイムカプセル」。現在の掛川市などに残る史跡「高天神六砦(とりで)」を通じて築造した家康の性格や思考を学べるとの内容で、同史跡を「家康公が残した一種のタイムカプセルのような存在」と表現。「『宝物』として大切にしていかなければならない」と結んだ。 同財団の徳川家広理事長や同学会の
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150周年祝う 浜松市天竜区・水窪小 地域への思い込め合唱
水窪小の記念式典は、同市天竜区水窪町の水窪文化会館で開かれた。児童全25人、保護者、地域住民らが一堂に集まり、節目を祝った。 同小は1873(明治6)年に創立した。町内にある複数の学校と統合を繰り返し、現在は同町で唯一の小学校。現在の校舎は2001年に建設された。本年度の新入生は開校以来初のゼロだった。 記念式典は、同小が毎年実施している学習発表会「かしのきシアター」と合わせて開催した。浮田佳昭校長は「子どもたちが水窪町を将来背負っていけるように、地域と共に歩む学校を目指していきたい」と話した。学校の歴史をまとめた映像と授業や行事の様子などを紹介する映像を上映した。 児童25人全員で嵐
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浜松・河輪小150周年祝う 天竜川風景や行事 全校参加し壁画に
浜松市南区の河輪小は25日、創立150周年を祝う式典を開いた。 全校児童213人と保護者、地域住民が節目を祝った。 太田賀子校長は「地域に愛され、児童が何事にも前向きに取り組む学校であり続けてきた。これからも日々を積み重ね、学校の歴史と自分の未来をつくっていきましょう」と呼びかけた。卒業生の音楽愛好家天野三枝子さんを迎えて校歌を合唱し、学年ごとに学習発表をした。 記念事業として、プールの外壁に幅約40メートルの壁画を制作した。恒例の林間学校の様子や天竜川の風景を題材に全校児童が原画を寄せ合い、地域住民の協力を得てペンキで塗装した。 同校は1873(明治6)年に芋瀬学校として開校し、1
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広い園内セニアカーで 浜名湖花博プレイベントで体験会
来年3月に浜松市西区で開幕する「浜名湖花博2024」の実行委員会は25日、プレイベントの一環として、本番でも運用予定のスズキセニアカー乗車体験イベントなどを同区の浜名湖ガーデンパークで行った。 セニアカーは電動車いすで、高齢の来園者が園内を移動する際の支援や、見どころポイントの紹介に活用する。プレイベントでは、装着したタブレット端末で園内のマップ表示や音声案内を行った。 日本、中国、韓国の茶の飲み比べ、仮想現実(VR)ゴーグル体験、オリジナルフレーム切手の販売なども行った。 プレイベントは26日まで。クスノキの植栽やヤマハミュージックリテイリングによるジュニアドラム発表会、地元食材を使
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ジャズピアニスト上原ひろみさん 母校・浜松追分小で演奏「好きな気持ち大切に」
浜松市中区の追分小は24日、同校出身の世界的ジャズピアニスト上原ひろみさん(44)を招いたコンサートを開いた。上原さんは「楽しいと思えればずっと頑張れる。好きという気持ちを大切にしてほしい」と後輩らに呼びかけた。 東京五輪の開会式で演奏した「スペクトラム」や、故郷への思いを込めた「グリーン・ティー・ファーム」など、自身が手がけた曲を演奏した。素早く繊細に指を動かす技術のほか、足で床をたたいたり立ち上がって弾いたりする表現も披露した。全校児童約200人は演奏が終わるたびに大きな拍手を送った。 質問コーナーで追分小での思い出を尋ねられた上原さんは、小学6年時の音楽会で、学校にある楽器を調べた
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浜松市、性別変更手続き開始 鈴木げんさん「安心した」
静岡家裁浜松支部の家事審判で、生殖機能をなくす性別適合手術をせずに戸籍上の性別変更が認められた浜松市天竜区の鈴木げんさん(48)について、同市は24日、鈴木さんの戸籍上の性別を女性から男性に変更する手続きを始めた。12月初旬にも性別の表記が変更される見通しという。 鈴木さんは幼少期から女性として扱われることに違和感があり、40歳で性同一性障害の診断を受けた。2021年10月に家裁に性別変更を申し立て、23年10月に認められた。市は24日、法務当局の了承を得たことを受けて、鈴木さんに変更手続きに着手することを伝えたという。 鈴木さんは「実際に手続きが始まるということで安心した。少しずつ実感
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台風や大雨...災害時の児童引き渡し、より安全に 浜松の小学校で改善模索
台風や大雨などの災害時に児童を学校から家庭へ安全に引き渡すには―。浜松市内の教育現場で、自然災害時の児童の引き渡し方法について見直しが進んでいる。市教委は4月に学区内のハザードマップ提出を各校に義務付けるなど「防災対策基準」を改定した。学校側はアプリを活用した連絡体制や独自マニュアルの作成によって、保護者や教職員の安全にも配慮した引き渡し方法を模索する。 浜松市では昨年9月に警戒レベル5に相当する「緊急安全確保」の避難情報が初めて出され、家屋への浸水が広範囲に及ぶなど風水害が多発した。学校では児童の引き渡しのタイミングや車での迎えの可否など多くの課題が浮上。市教委は防災対策基準を見直し、大
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人気シリーズ初 冷凍水餃子販売 杏林堂薬局
杏林堂薬局(浜松市中区)はこのほど、「本当においしい餃子」シリーズ10種類目となる冷凍水餃子(ギョーザ)の販売を県内77店で始めた。 累計約150万個を販売した人気シリーズで、初めて水餃子を商品化した。国産の野菜や肉を厚めの皮に包み、鍋やスープで煮込んでも、もっちりとした食感が味わえるよう仕上げたという。価格は21個入り税込み864円。販売目標は1カ月で3千個。
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定期金利引き上げへ 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は24日、27日から預け入れ期間5~10年の定期預金の金利を引き上げると発表した。10年は現行の0・004%から50倍となる0・2%に上がる。 同信金によると、スーパー定期、1千万円以上の大口定期が対象で、日銀の金融政策修正に伴う長期金利上昇に対応する。5年、7年は現行の0・004%から、それぞれ0・07%、0・1%に引き上げる。
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アイデア創出法学ぶ 浜松で21世紀倶楽部例会 経営コンサル会社社長が講演
静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部の11月例会セミナーが24日、浜松市中区のプレスタワーで開かれ、2020年に経営コンサルティング会社「シャイン&コー」(東京)を設立した市原義文社長(56)が、「課題解決のためのアイデアの生み出し方」をテーマに講演した。 市原社長はコンビニエンスストア「ローソン」勤務時にポイントカード「Ponta(ポンタ)」を企画立案したほか、業界初のセルフレジの開発を手がけた。当時の経験を振り返りながら、アイデア創出の方法を語った。 冒頭、聴講者にペットボトルの絵を描いてもらい、ほとんどが横から見た形だったことに対して「これが思い込み。解釈を疑うことが必要」と指摘し、
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32個人19団体表彰 スポーツ、芸術などで活躍 県教委
静岡県教委はこのほど、スポーツや芸術、学術の分野で顕著な成績を挙げた小中高生ら32個人、19団体を表彰した。県庁で表彰式を行った。 表彰を受けた個人、団体と主な成績は次の通り。 浜名高史学部=全国高校社会科学・郷土研究発表大会最優秀賞▽焼津水産高海洋科学科=全国水産・海洋高校マリンロボットコンテスト総合の部優勝▽吉田明仁(三島中郷西中3)=全国中学陸上競技選手権大会男子400メートル優勝▽三木穂高(静岡中央高4)=全国高校定時制通信制陸上競技大会男子砲丸投げ優勝▽若竹瞬(同3)=全国高校定時制通信制陸上競技大会男子100メートル優勝▽清水彩(榛原高4)=全国高校定時制通信制剣道大会女子個人戦
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12月に社会人リカレント 静岡大静岡キャンパスがセミナー
静岡大は、12月9日に静岡市駿河区の同大静岡キャンパスで開催する社会人リカレントセミナーの参加者を募集している。次世代自動車センター浜松(浜松市)の望月英二センター長と、農産物流通事業を展開するエムスクエア・ラボ(牧之原市)の加藤百合子社長が講師を務める。 静岡の産業界をけん引する人材の育成を目的に同大で開講中のリカレント教育講座の一環。望月センター長は「次世代自動車に向けた中小企業支援」をテーマに、転換期を迎える自動車業界で関連企業が直面する問題や、課題への対応策を説明する。加藤社長は「農業はイノベーションの宝庫」と題して講演する。質疑応答や同大教授との討議の時間も設ける予定。 午後1
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VRで楽器演奏体験 静大と浜松市の博物館
静岡大情報学部と浜松市楽器博物館(中区)の共同プロジェクト「仮想現実(VR)楽器演奏体験」のイベントが23日、同館で開かれた。ペルー発祥とされる木箱の打楽器「カホン」の疑似演奏を来館者に披露した。 同館が所有しているカホンは貴重なため来館者はたたくことができないことから、本物に寄せた打感と音色をVR上で可能にした。 システムは同大の杉山岳弘研究室の学生らが開発した。ターンテーブルに乗せたカホンを回転させながら、4台のカメラで144枚の画像を撮影して3Dモデル化し、音はプロのパーカッション奏者にカホンをたたいてもらって収録した。 同大の水野萌子さん(22)は「VRでの演奏体験を通じ、楽器の文化
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障害者への接客学ぶ 来年改正法施行受け、研修会 浜松市中区
レストラン・ウエディング事業の鳥善(浜松市中区)はこのほど、乳幼児向け商品の製造・販売の「Halu(ハル)」(京都市)の松本友理社長を招いた研修会「障がい児の外食機会をつくりたい」を浜松市中区で開いた。民間事業者も障害者への合理的配慮の提供が義務化される「改正障害者差別解消法」の2024年5月施行に向け、従業員の障害者への接客などに役立てる。 研修会は菓子メーカーの春華堂(浜松市中区)の社員も参加。脳性まひの長男を育てながら経営する松本社長は自らの体験を基に、外食時に障がい者を抱える家族の悩みや、飲食店スタッフの対応で「歓迎されていると感じたこと」などの事例を報告した。 飲食店や自動車販
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大物のニジマス狙う 浜松市天竜区で釣り大会
天竜川漁業協同組合(浜松市天竜区)がこのほど、「天竜川ルアー・フライ釣り大会」を浜松市天竜区の雲名橋付近で行った。ルアーの部は伊藤雄志さん(浜松市)、フライの部は水野公太さん(同)が優勝した。静岡県内外から80人が参加し、大物のニジマスを狙って清流にさおを伸ばした。 2時間半の制限時間内に伊藤さんは66・5センチ、水野さんは59センチのニジマスを釣り上げた。同漁協の担当者は「多くの人に楽しんでもらえた。今後も定期的に放流するので来訪してもらえれば」と話す。
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企業の脱炭素化 経営者らに解説 浜松市中区でセミナー
浜松市の官民組織「浜松地域脱炭素経営支援コンソーシアム」はこのほど、脱炭素経営セミナーを中区のホテルで開いた。オンラインを含めて約150人の市内経営者らが参加し、企業に求められる脱炭素化の内容や取り組み方を学んだ。 環境省脱炭素ビジネス推進室の杉井威夫室長、次世代自動車センター浜松の望月英二センター長、省エネルギーセンターの渡辺雅之専門員が講師を務めた。それぞれ自社の二酸化炭素排出量を算出する方法や削減ターゲットの絞り方、削減効果の測り方など、「知る・測る・減らす」の3ステップによる取り組みの要領を分かりやすく解説した。 杉井室長は「息の長い活動になるので、できることから無理なく始めるの
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鋼材で花の置物 贈答向けに開発 浜松市中区・ナイトー工業
金属製手すり製造のナイトー工業(浜松市中区)は、鋼材で花をかたどった贈答向けの置物「鈍色月花(にびいろのつきはな)」を開発した。三光製作(同区)が独自のメッキ加工を施して反射が少ない深みのある色合いに仕上げた。 高さ約23センチ。スタンドに一輪の花を立てたようなデザインで、溶接技術などでバラのような花びらを表現した。葉を模した部分にピアスなどの小物を置くスタンドとしても使用できる。 10本限定で税込み9800円。ECサイトで販売中。
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来年度予算案で若者支援など要望 浜松市議会公明党
浜松市議会会派の公明党(幸田恵里子代表)は24日、市の2024年度の予算案と政策に関する要望書を提出した。所属の市議5人が市役所で中野祐介市長に届けた。 重要施策は市の組織再編、少子化対策の一環としての若者支援、人手不足解消や災害対策など7点。若者支援では、晩婚化の理由に経済的不安が挙がることを指摘した上で、結婚新生活支援事業の大幅拡充を訴えた。災害対策では内水氾濫を防ぐための流域治水の早期整備、冠水対策を行うよう求めた。 個別の政策要望は10分野で計139項目。観光・産業・経済では「ユニバーサルツーリズム条例」を制定してすべての人が旅行を楽しめる環境を整備することを求め、中長期要望では避難
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歌声や弦楽四重奏 豊かな音色楽しむ 浜松市天竜区でコンサート
浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホールでこのほど、プロの歌声や弦楽四重奏を楽しむ「オータムコンサート」が開かれた。地域住民ら約270人が来場し、豊かな音色を楽しんだ。 コンサートは今年で2回目。浜松市在住のソプラノ歌手岡本実佳さんやピアノ、バイオリン、チェロ奏者らが舞台に上がり、ビゼーやモーツァルトなどの名曲を奏でた。三島市出身のバリトン歌手月野進さんは岡本さんとともにオペラ曲「椿姫」で歌声を響かせ、会場から盛んな拍手が送られた。
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交通安全功労で個人と団体表彰 浜松東地区安管協
浜松東地区安全運転管理協会(小川善嗣会長)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を浜松市中区のホテルで開いた。147個人・団体を表彰した。 交通事故防止に取り組む事業所や安全運転管理者などに、小川会長と浜松東署の松本一勝署長から表彰状と記念品が贈られた。 主な受賞者は次の通り。 関東管区警察局長・関東安全運転管理者協議会連合会長連名表彰 乗松昭(遠鉄自動車学校)▽交通栄誉章緑十字銅章 水谷秀夫(社会福祉法人七恵会在宅複合型施設長上苑)鈴木智之(林工組)
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12月3日「第九」ベースの舞台 監修佐藤さんが抱負【東アジア文化都市】
浜松市中区のアクトシティ浜松で12月3日に開催される東アジア文化都市2023静岡県クライマックス公演「歓喜に至れ! ベートーヴェン『第九』による」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の企画・監修をした舞踊家佐藤典子さん(92)=磐田市=が24日、同区の本社浜松総局を訪ね、見どころを紹介した。 ハンガリーの作曲家リストがピアノ曲として編曲した「第九」をベースに、ベートーベンの生きざまを総合芸術として表現する。静岡県ゆかりのダンサーや歌手、ピアニストが出演する。演出は、静岡県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督の宮城聰さんが担当する。 佐藤さんは「『第九』を下敷きに、新たな舞台作品
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着付けや生け花を披露 浜松市中区 静大研究員ドロヒナさん
静岡大工学部のロシアからの元留学生で、現在は研究員のアナスタシア・ドロヒナさん(29)が着物の着付けや生け花のパフォーマンスを披露する交流イベントがこのほど、浜松市中区の同大浜松キャンパスで開かれた。留学生を支援する浜松市の市民団体「ハートリンガル」と同大卒業生らのボランティア団体「ノーベルポート」が主催し、学生や市民約20人が異文化交流を楽しんだ。 ドロヒナさんは、インターネットを利用し独学で5年間着付けを勉強したという。イベントでは着物の種類や男女での着こなしの違いなどを説明し、ハンガリー、スリランカ、インドからの留学生4人に着付けを指導した。小原流の生け花のパフォーマンスでは、意図を
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興誠学園90周年記念 浜松学院高でライトアップ
浜松学院大や浜松学院中高などを運営する学校法人興誠学園(浜松市中区)はこのほど、同法人の創立90周年を記念し、浜松学院高(同区)の校舎のライトアップを始めた。12月25日まで。 財団法人興誠商業学校として1933年11月22日に創立した。点灯式では、職員と生徒ら約50人のカウントダウンと吹奏楽部のファンファーレに合わせ、校舎が光に美しく浮かび上がった。俵山初雄理事長は「少子化で学校経営には厳しい環境だが、100周年に向けて前を向いて取り組んでいきたい」と話した。 ライトアップは光学機器メーカーのパイフォトニクス(東区)が手がけた。スポットライトで、「90」の文字と同法人の運営する各学校のイメ
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尼僧が描く「仏教と山」 29日まで、浜松市北区・長楽寺
浜松市北区細江町の長楽寺で29日まで、尼僧の吉田真誉さんが「仏教と山」をテーマに描いた仏画を紹介する「秋の仏さま展」が開かれている。 仏典に登場する山々や日本各地の霊山で、釈迦(しゃか)が大衆に説法している様子などを描いた約50点が並ぶ。仏教的な世界観の中心にそびえる須弥山(しゅみせん)と天界、人間が住む大陸を表現した布絵が目を引く。吉田さんは「身近なところに霊山はたくさんあり、人々がそこで真摯(しんし)に祈りをささげていた歴史を知ってほしい」と話した。 長楽寺では25日午前11時からギャラリートーク、26日午後2時から法話の会(先着50人)を開く。
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仮名や「金文」書体さまざま 浜松市浜北区で作品展
静岡県書道連盟浜北・天竜支部と浜北文化協会書道部の作品展が24日、浜松市浜北区の浜北文化センターで始まった。26日まで。 会員約50人が草書や仮名、古代中国の「金文」などさまざまな書体の作品を各1点出品した。童謡「赤とんぼ」の歌詞の一部や小林一茶の句、千載和歌集などを題材にした会員らの個性あふれる作品が来場者を楽しませている。 同支部の市川晃彩支部長は「コロナ禍で制限が多かったが、できる形で活動を継続してきた。その成果をぜひ見に来てほしい」と話した。
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料理、製菓 見て食べて満足 浜松市中区の専門学校で学園祭
ミズモト学園東海調理製菓専門学校はこのほど、建学祭を浜松市中区の同校で開いた。本年度末で卒業予定の学生が技術を競うコンクール展示や、学生たちが手がけたランチを振る舞うイベントなどを展開した。 コンクールは、西洋料理や製菓など5部門に121人が参加した。スイーツやパンの展示会場では、花や動物などをイメージした力作が並んだ。色鮮やかで精巧な作品が多く、来場者の目を楽しませた。 学生レストランでは特製ランチを、中国料理実習室ではだし巻き卵の定食を販売したほか、クッキーやケーキのテイクアウトも行った。
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横山小の開校150年を歌で祝福 太鼓演奏なども 浜松市天竜区
浜松市天竜区横山町の横山小はこのほど、開校150周年を祝う記念イベントを開いた。児童12人は記念のオリジナルソングや日頃の学習成果を披露し、長い歴史における節目を祝福した。 オリジナルソングは、児童と同区龍山町在住の音楽家鈴木のぞみさん、山里いきいき応援隊の鈴木千陽さんが制作した。同校で複数回実施したワークショップを使って曲を仕上げた。学校や竜川地区の魅力を歌詞に込め、山の尾根を意識した曲線のようなメロディーラインを入れた。 イベントでは、オリジナルソングとともに、児童の思い出の写真をまとめたスライドショーを上映した。 記念イベントに合わせて開かれた学習発表会では、地域学習の成果や横山
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ポール手にウオーク 龍山の自然と景色満喫 浜松市天竜区
一般財団法人東海地方郵便局長協会と浜松市スポーツ協会龍山支部はこのほど、「ノルディック・ウォーク教室in龍山」を同市天竜区龍山町で開いた。参加者約40人は、豊かな自然に囲まれた天竜川沿いのコースを歩いた。 ノルディック・ウオークは、両手のポールを地面に突きながら歩く。全身を使うため、健康増進に役立つという。 出発前に、全日本ノルディック・ウォーク連盟公認指導員の2人がポールを使った歩き方を説明した。 快晴の下、参加者は約7キロのコースを約2時間かけて歩いた。視界いっぱいに広がる龍山の自然と天竜川の雄大な景色を楽しみながらノルディック・ウオークを楽しんだ。
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浜松市のワークライフバランス 新たに11事業所認証
浜松市は本年度、ワークライフバランス推進事業所認証制度に基づき、新たに市内11事業所を認証した。これで認証事業所は139になった。 長時間労働やハラスメントの抑止、休暇取得の促進などの項目で基準を満たし、自慢できる取り組みがある事業所に対して、市が審査の上で認証マークを交付する制度。市の奨学金返還支援事業や業務受注などで優遇措置が受けられる。 新たな認証事業所は次の通り。 市文化振興財団、坂井モーター、マストレ、ロジック、中野町産業、ステージ・ループ、豊栄建設、まつばこども園、アロック、明日葉浜松事務所、赤塚計装空調
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高校登山部、人気上向き 部員300→500人台 アウトドアブーム追い風
静岡県内の高校登山部の部員総数が増えている。17年前は300人ほどだったのが、ここ数年は500人台に。アウトドアブームで関心のある生徒が増えたことや、部活動と勉強を両立させやすい点が追い風になっているようだ。 10月下旬、浜松市北区で開かれた県新人大会には、16校約300人が出場した。早朝、学校ごとに出発地点の気賀小をスタート。尉ケ峰、風越峠、富幕山(標高563メートル)を経由し、同日昼ごろまでにゴールの同山登山口付近まで約12キロの山道を踏破した。地図に描かれた地形などから現在地を把握する「読図」の正確さなど、日頃の練習の成果を試した。大会前夜は気賀小グラウンドにテントを張って泊まった
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フリースクール、経営難や周知不足が課題 静岡県内の小中学校、不登校は1学級1~2人 重み増す受け皿
静岡県内で小中学生の「不登校」が増加する中、不登校の子の受け皿になっているフリースクールの経営難や周知不足が課題になっている。他県では行政が財政支援する動きも出てきているが、本県には補助制度はなく、保護者へのフリースクール情報の提供を拒む公立小中学校もあるという。フリースクール関係者からは行政支援を求める声が上がっている。 県教委によると、公立小中学校で年30日以上欠席(病気は除く)した「不登校」の児童生徒は、直近の統計がある2021年度で8030人(小学校2642人、中学校5388人)。単純化すると1学級に1、2人いる計算になる。また、約2千~3千人がフリースクールを含む関係機関とつな
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住民自家用車でライドシェア 浜松・西区の交通空白地域で事業開始
路線バスの運行が少ない浜松市西区庄内地区で23日、住民の自家用車を利用した共助型交通事業「ノッカル庄内」が始まった。車に乗る用事がある住民と、移動したい住民をマッチングし、地区内でタクシーのような利用ができる。国の交通空白地有償運送制度を活用した事業で、静岡県内初という。 運行主体の庄内地区社会福祉協議会が同区の庄内協働センターで運行開始式を行った。同地区在住の運転者がアルコールチェックなどの事前点検を協力事業者の光タクシー(中区)の担当者と遠隔で行い、登録ステッカーを車両に貼って利用者を乗せる実演を行った。 利用者は専用アプリか電話で前日午後5時までに予約する。運行エリアは庄内地区内で
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不登校でも「学校」に行かせるべき?① 広がる「受け皿」選択肢【賛否万論】
全国的に増加傾向にあり、ネガティブに捉えられがちな「不登校」ですが、従来の「学校」に無理に行かせない選択肢が広まりつつあるとも言えます。その受け皿になっているのが小中学校段階のフリースクールや高校段階の私立通信制高校。フリースクールや私立通信制高校の現状を紹介し、いわゆる「学校」以外の選択について考えます。 (社会部・大橋弘典) フリースクール 自己肯定感高める 小中学校段階で不登校の子どもの受け皿になっている「フリースクール」の定義は決まっていません。学校教育法で定める「学校」(1条校)ではなく私塾と同じ位置付けで法的な縛りはないため自由度が高く、教育方針や活動に幅があります。呼び方
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天竜芸術祭美術展 市民の力作ずらり 28日まで
浜松市天竜区の二俣協働センターで23日、同区にゆかりのある市民が芸術作品を披露する「第19回天竜芸術祭美術展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が始まった。写真や日本画、書道、彫刻など10分野計191点が集まり、来場者を楽しませている。28日まで。 4年に1回選出される芸術祭大賞には尾沢和子さんの日本画「春うらら」、芸術祭準大賞には曽我清臣さんの油絵「刻」が選ばれた。鈴木真佐雄実行委員長(73)は「各分野から多彩な作品が集まった。多くの人に楽しんでもらいたい」と話す。
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納税功労者を表彰 浜松東税務署など
浜松東税務署と浜松東税務推進協議会はこのほど、本年度の納税表彰式を浜松市中区で行った。納税思想の高揚と税務行政の円滑な運営に貢献した功労者12人を表彰した。大隅秀樹署長が功労者に表彰状を手渡した。 表彰を受けた功労者は次の通り。 【浜松東税務署長表彰】飯田武史(浜松東法人会理事)小野貴寿(同)伊藤渉(浜松東青色申告会理事)村木晴行(同)福田日出男(浜松東間税会副会長) 【浜松東税務推進協議会長表彰】生熊伸羊(浜松東青色申告会理事)太田一明(同)大野晴己(浜松東法人会委員会執行役)神谷千賀子(同)季高良夫(浜松東青色申告会地区理事)松本勝敬(浜松東間税会理事)綿貫克彦(浜松東法人会委員会執行役
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鍋島焼「浜松城主」に“献上” 佐賀・伊万里市など オリジナル酒器制作
佐賀県伊万里市と伊万里鍋島焼協同組合(同市)は21日、地域に伝わる伝統技術を生かして作った鍋島焼(伊万里焼)の酒器「色鍋島青海波橘文瓶子(いろなべしませいかいはたちばなもんへいし)」を浜松市に寄贈した。伊万里市の深浦弘信市長や同組合の畑石真二代表理事らが浜松市役所を訪れ、浜松城主となぞらえた中野祐介市長に“献上”した。 伊万里市にかつて佐賀鍋島藩の藩窯があり、将軍家や諸大名、朝廷などに献上する高品質な焼き物「鍋島」が作られていたことにちなんだ恒例事業。鍋島焼のPRや伝統継承を狙って1989年から毎年、城のある自治体の首長らに寄贈している。今年は大河ドラマの主人公徳川家康にゆかりのある浜松市を
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白須賀発 芸術イベント開幕 湖西 自然素材で作品作り 11月25日から2日間一般公開
湖西市白須賀の白東館(旧食堂「吾妻屋」)と地域のビオトープを会場にした芸術イベント「浜名湖のその先へ Re―blooming」が23日、開幕した。初日は自然の素材や漂流物を使ったワークショップと、桜を題材にした映像作品の上映が行われた。イベントには市内外の芸術家8人とバンド1団体が参加する。25、26の両日に作品展示の一般公開とマルシェなどを行う。 ビオトープの会場で、浜松市北区の木工作家柏原崇之さん(42)と千葉県船橋市のフラワーアーティスト加藤ひろえさん(56)がワークショップを開いた。来場者は周辺で育ったヤマフジのつるを土台にしてセンリョウやシダをあしらったリースや、遠州灘海岸の漂着
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絵画や立体作品 障害者アート並ぶ 27日まで 浜松市中区
障害のある人の芸術作品を紹介する「障がい者アート展」が27日まで、浜松市中区の市福祉交流センターで開かれている。 市内の障害者施設や特別支援学校から絵画や立体作品、書など約130点を集めた。両足の親指でパソコンのマウスを操作して描いた恐竜やかわいらしく花を持つ猫の陶器などが目を引く。同センターの担当者は「個性豊かな作品を楽しんでもらえれば」と話した。
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育てたミカン 大福に 三ケ日西小児童が製作 浜松市北区
浜松市北区三ケ日町の三ケ日西小3~6年生約190人が22日、創立150周年記念行事の一環で「三ケ日みかん大福」の製作を体験した。三ケ日地域の銘菓作りを通して、地元への愛着を深めた。 校舎裏山の園地で3年生が栽培、収穫した早生(わせ)ミカンを使用し、三ケ日製菓(同町)の伊藤暢洋代表(47)が作り方を実演した。児童はミカンの皮をむき、薄く引き延ばした白あん、餅で丁寧に包んで大福を完成させた。 3年の笠原杏菜さん(9)は「あんを包むのが難しかった。自分たちで育てたミカンなので、おいしくできたと思う」と話した。
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中区の相曽さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の11月大会がこのほど、浜松市浜北区竜南のサンライフ浜北で開かれた。73人が参加、最強のSクラスは相曽剛史さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①相曽剛史(中区)②宇藤敬行(磐田市)③内山透(西区)④石野俊夫(掛川市)⑤横山渡(牧之原市)▽A ①門奈光(東区)②赤松竜也(天竜区)③鈴木大輝(磐田市)④岡本徳裕(同)⑤石川三余(西区)▽B ①藤原紳裕(御前崎市)②渥美良純(北区)③幸田好司(磐田市)④山口昌行(中区)⑤門奈紀明(東区)▽C ①佐藤粹聖(西区)②松岡優人(中区)③高橋直之(北区)④庄司圭佑(静岡市)⑤村松利郎(森町)▽D ①志村正雄(袋井市)②山下
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親子でウナギの養殖場見学 放流体験も 浜松市西区で教室
ウナギの資源回復を推進する「浜名湖発親うなぎ放流連絡会」(加茂仙一郎会長)はこのほど、ウナギの生態を学んだり、放流を体験したりする親子教室を浜松市西区の弁天島海浜公園などで開いた。地元の親子9組が参加した。 参加者は同区の水産加工会社「海老仙」で、同社の代表も務める加茂会長からウナギをはじめとする水産資源の保護活動について説明を受け、養殖場も見学した。 公園に移動後、1家族につき親ウナギを1尾ずつ浜名湖に放流した。子どもたちは手で優しくつかみ、砂浜の波打ち際に放った。静岡大付属浜松小6年の川崎凛愛さんは「なでている時は柔らかかったけど、手に持つと身を硬くした。面白い感触だった」と笑顔を見
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「ウォット」入館200万人 門谷さん家族(中区)に記念品 浜松市西区
浜松市西区の浜名湖体験学習施設「ウォット」は23日、入館者数が200万人に達し、同施設で記念式典を行った。記念の入館者となった同市中区の会社員門谷直久さん(49)と妻泉さん(49)、長女直那美さん(浜松学芸中2年)、長男直輝さん(曳馬小2年)の家族4人に認定書や記念品が贈られた。 門谷さんたちは、直那美さんが同館で開かれている「毒のいきもの展」を見たいと出向いたという。直久さんは「子どもたちは何度か来館しているが、親は初めて。(200万人目となり)驚いた」と話した。 同館は2000年8月開館。13年7月に入館者100万人を達成した。その後は新型コロナによる臨時休館があったものの、22年は
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開誠館、学芸、オイスカ国際高 浜松市SDGs審査で優秀賞
浜松市内の高校生が持続可能な開発目標(SDGs)の観点で地域活性化などに取り組んだ事例を発表する「市地方創生SDGsコンテスト高校生の部」(市主催)の最終審査会が23日、中区のアクトシティ浜松コングレスセンターで開かれた=写真=。優秀賞は浜松開誠館中高SDGs部、浜松学芸高社会科学部地域調査班、オイスカ浜松国際高環境SDGsプロジェクトの3組が選ばれた。 書類審査を通過したグループ8組が登壇し、中野祐介市長や有識者が審査した。浜松開誠館中高SDGs部はフェアトレードコーヒーの販売などを行い、浜松学芸高社会科学部地域調査班は、地域の産業をアピールする動画やポスターを作成した。オイスカ浜松国際
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記者コラム「清流」 バルの出会いを堪能
浜松市中心市街地の飲食店を巡りながら酒や自慢の逸品を楽しむ「浜松城下町バル 秋の陣」に参加した。もちろん、仕事ではなくプライベートで。10年来の知人と3500円で購入した電子チケット3枚で3店舗を回り、普段とは違う浜松の夜を満喫した。 このような飲み歩きイベントの魅力はなんといっても「出会い」。新たな店の発見もさることながら人との触れ合いがたまらない。 実行委は今回、拠点施設での振る舞い酒を久々に復活した。100円のビール以外の酒は全て無料。イベント出発前の立ち寄り先としての位置づけだが、実行委メンバーや別の参加者との会話が弾み、おかわりの回数とともに、時間はどんどん過ぎていった。 新
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湧き水にもPFAS 浜松の「水神社」注意呼びかけ
浜松市の航空自衛隊浜松基地周辺の水路や井戸水から発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を超えて検出された問題で、「新・浜松の自然100選」に選ばれ、かつては住民が野菜を洗うなど生活に利用していた西区西山町の「水神社」の湧き水から、指針値を超える同90ナノグラムが検出されたことが22日、地元自治会関係者への取材で分かった。 この湧き水は災害時に浄水器でろ過して飲用に使うことになっていた。市から「水を飲まないように」と指導を受け、自治会は神社の入り口に水を飲んだり口をゆすいだりしないよう警告する張り紙を掲示し、地元にも回覧板
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期成同盟会の12月6日会合 静大学長が欠席回答【静大・浜医大 再編】
静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編を巡り、浜松市を中心とした市町、議会、経済界などでつくる期成同盟会(会長・中野祐介市長)が両大の学長に出席を求めていた12月6日の会合について、静大の日詰一幸学長が欠席することが22日、関係者への取材で分かった。出欠回答期限の同日、事務局の市に対して欠席と連絡した。 日詰学長が、2019年に両大で合意した「1法人2大学」ではなく、「1大学2校案」を静大の正式案とする方針を示したことを受け、期成同盟会は両学長に対して現状説明を求めていた。関係者によると、「1大学2校案」を学内で説明し、正式案に決定する前のため、外部に説明できる状況にないことが欠席の理
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静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
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浜名湖カキ生育遅れ「殻小さく、厚みなし」 例年11月出荷本格化【動画あり】
例年ならば11月初旬に出荷が本格化している冬の味覚、浜名湖特産の養殖カキの生育が遅れている。漁師らは夏の猛暑による海水温の上昇や、台風の発生数が少なく、海の水が混ざらずに栄養分が不足したことなどを原因に挙げる。 「殻が小さく、身も厚みがない」。22日早朝、船でカキ棚に向かった舞阪町養かき組合(浜松市西区)の寺田則夫組合長(64)は表情がさえない。別の漁師は「今年は、カキが軽くて片手で引き上げることができるよ」と力なく語った。 浜名湖のカキの水揚げ量は、温暖化やクロダイの食害などが影響とされる2020年度に7・9トンと激減した。22年度はクラウドファンディングで資金を調達し、宮城県産の稚貝
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五郎丸さん「準備が大切」 元ラグビー日本代表 浜松・和田小150周年式典で講演
浜松市東区の市立和田小の創立・開校150周年記念式典が22日、同区の浜松アリーナで行われた。特別ゲストとしてトークショーに参加したラグビー元日本代表の五郎丸歩さんが「準備の大切さ」を子どもたちに伝えた。 児童から「プレッシャーに打ち勝つには」と質問を受けた五郎丸さんは、予習をすれば授業で先生から指名されても余裕を持って回答できると具体例を挙げ、「スポーツや学習などあらゆる場面でも準備をしっかりすることで緊張は緩和される」と強調した。五郎丸さんは児童の質問に笑顔で対応し、ラグビー競技の魅力についても熱弁した。最後に「近くにいる友人や先生を大切にしてほしい」と呼びかけた。 同校は1873年に
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産廃業者の許可 取り消し処分 浜松市
浜松市は22日、東区豊町の「山彦」について、産業廃棄物処分業の許可を取り消す処分をした。2021年12月に役員が傷害罪で罰金刑を受け、廃棄物処理法の許可欠格要件に該当したため。一般廃棄物収集運搬業の許可も取り消す方針。
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コストコ再販店 静岡県中東部で拡大 タカラ・エムシー 「買い物の楽しさ」提供
食品スーパーのフードマーケットマムを運営するタカラ・エムシー(静岡市駿河区)が、会員制大型スーパー「コストコ」の再販店プライムフーズマーケットを静岡県中東部に相次ぎオープンしている。会費不要で県内唯一のコストコ浜松倉庫店(浜松市東区)とは商圏が異なるとし、非会員のファミリー層の需要を見込む。店内の雰囲気づくりにも注力し、「買い物自体の楽しさ」を提供している。 プライムフーズマーケットは2021年2月、高級ワインやチーズなどの食材をそろえた高価格帯店舗として、タカラ・エムシーが静岡市駿河区にオープン。昨年から顧客の要望を受けてコストコ商材の取り扱いを拡充し、昨秋に再販店に転換した。今年9月に
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小さな親切運動 学校や個人表彰 静岡で県本部
「小さな親切」運動県本部(八木稔代表)は21日、あいさつ運動に協力する小中学校への感謝状贈呈式と、第11回「小さな親切」作文コンクール(静岡新聞社・静岡放送後援)表彰式を静岡市清水区の静岡銀行本部研修センターで行った。 県内のあいさつ運動協力校11校に感謝状を贈り、協力校による活動報告も行われた。 作文コンクールは「小さな親切」と「私の心のワクチン」をテーマに県内の小中学校132校から2583編が寄せられた。最高賞の知事賞には小学生の部は浜松市立可美小4年の荒川美和さん、中学生の部は同市立引佐南部中3年の溝尻圭さんが輝き、2人を含む入賞者18人が表彰された。 今年から作品の応募割合が高
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花のリレー代表者ら 県庁で受賞を報告 全国花のまちづくり審査
花を使った優れたまちづくり活動を表彰する第33回全国花のまちづくりコンクールで最上位の大賞(国土交通大臣賞)を受賞した浜松市の「天浜線 人と時代をつなぐ花のリレー・プロジェクト」の代表者がこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ね、優秀賞の「伊豆の国市商工会女性部」とともに受賞を報告した。 同プロジェクトは浜松いわた信用金庫、天竜浜名湖鉄道、はままつフラワーパークが連携し、2018年から沿線で花の植栽や環境美化に取り組む。130超の企業、団体、学校での協働や地域連帯への貢献性などが高く評価された。 同信金の高柳裕久理事長は「沿線地域を花で美化し、観光面でも地域に資するような活動につなげていきたい
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介護施設利用者の絵画など350点展示 27日まで 浜松市中区
医療法人社団瑞芳会(浜松市東区)が運営する介護施設の利用者らによる作品展「アートdeリハビリ2023」が22日、中区の遠鉄百貨店ギャラリー・ロゼで始まった。27日まで。 8事業所の利用者約200人が作業療法やカルチャークラブの成果として、陶芸品や切り絵、絵画、ペーパークラフトなど約350点を出品した。作品展は隔年で開催し、今回は「百花繚乱(りょうらん)」がテーマ。花にちなんだ作品が多く並び、ヒマワリの巨大ちぎり絵や水彩画、ワイヤとディップ液で作った色鮮やかなアメリカンフラワー、花の名前を思い思いの表現方法でしたためた書などが来場者の関心を集めている。 同社団の石垣瑞子専務理事は「多くの人
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住民らの力作絵画展示 龍山ふれあい文化祭 浜松市天竜区
浜松市天竜区龍山町の龍山森林文化会館で22日、第23回龍山ふれあい文化祭が始まった。23日は休みで、最終日の26日は舞台発表と「秋の実感謝祭」を実施する。 雄大な天竜川をメインに描いた龍山の風景画や秋葉ダムの水彩画など、さまざまな絵画作品が集まった。自由な字体で短歌を書いたかな条幅や押し花アートなど地元住民らのユニークな作品も楽しめる。 26日は、地元住民による龍山音頭やハーモニカバンドの演奏、横山小の横山太鼓など多彩なパフォーマンスが披露される。 文化祭は、龍山地区文化振興事業実行委員会と同町のNPO法人「ほっと龍山」の共催。
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交通安全活動尽力 やまと興業を表彰 浜北署など 浜松市
浜北署と浜北地区安全運転管理協会は21日、優良事業所として関東管区警察局長・関東安全運転管理者協議会連合会会長連名表彰を受けた自動車部品製造のやまと興業(浜北区横須賀)に表彰状を伝達した。 同社の小杉昌弘会長が川合将仁署長から受け取った。同社は、年に数回ほど会社周辺でのぼり旗を使った啓発活動に取り組んでいる。小杉会長は「今後も警察と連携し、従業員一体となって交通安全活動に努めていきたい」と語った。
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交通安全功労者や優良運転者を表彰 安協浜北地区支部
静岡県交通安全協会浜北地区支部は20日、優良運転者と交通啓発活動に協力した功労者に対する表彰式を浜松市浜北区の浜名協働センターで行った。45人が対象となり、出席者が表彰を受けた。 主な受賞者は以下の通り。 【浜北警察署長・県交通安全協会浜北地区支部長連名表彰】優良運転銅賞 戸田浩明(新原)伊藤成美(宮口)村松欣司(染地台)松島良一(善地)市川隆之(根堅)鈴木さとみ(内野台)橋本章弘(寺島)村松良孝(染地台)渥美京子(上島)松下年宏(於呂)山本祐子(貴布祢)栗田勇(沼)河合幸彦(豊保)池沼みさ子(寺島)佃全弘(豊保)弓場健志(中瀬)中村みどり(宮口)▽交通功労銅賞 鈴木久保(宮口)河合和夫(中
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育てたミカン味わって 校内園地 児童招き収穫も 浜松市北区
浜松市北区引佐町の浜松湖北高農業科3年生21人が21日、ミカンを栽培している校内の園地で、同町の井伊谷小1年生51人を招いた収穫体験を行った。農作業やレクリエーションなどを通じて、地元児童と交流を図った。 2016年に整備した園地の木が育って収穫量が増えたことを受け、昨年度から取り組む活動。生徒が児童に摘み取り方を助言し、子どもたちははさみを使って1人10個ずつ丁寧に収穫した。ミカンに関するクイズラリーも楽しんだ。山本祐大君(7)は「ミカンの収穫は初めてで楽しかった」と笑顔を見せた。 企画した福沢心さん(18)は「子どもがけがをしないような配慮や、伝え方を意識した」と話した。27日には、
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納税意識を高揚 功労者15人表彰 浜松西税務署など
浜松西税務署と浜松西税務推進協議会はこのほど、2023年度の納税表彰式を浜松市中区のホテルで開いた。長年にわたり納税意識の高揚や税務行政の運営に貢献した関係団体の功労者15人を表彰した。 「税を考える週間」(17日まで)に合わせて実施している。桜田高士署長が功労者に表彰状を手渡した。財務大臣表彰を受けた浜松西法人会の辻祥治会長と名古屋国税局長表彰を受けた浜松西青色申告会の袴田孫康副会長の紹介もあった。 表彰を受けた功労者は次の通り。 浜松西税務署長表彰 金指忠久(浜松西法人会)神藤雅章(同)鈴木恵子(浜松西青色申告会)鈴木基裕(同)土屋二郎(同)富山正良(浜松西間税会)藤井昌(浜松西法人会)
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浜松在住の3画家 抽象画36点展示 天竜区、26日まで
浜松市天竜区二俣町の秋野不矩美術館で26日まで、同市在住の画家鈴木邦男さん、川辺耕一さん、栗原幸彦さんの3人による抽象画計36点を披露する「三彩創展」が行われている。 鈴木さんはアクリル絵の具と墨を混ぜることで独特の雰囲気を表現し、栗原さんは絵の具とともにボールペンを用いた作品を描いた。川辺さんは色や線のずれを意識した作品を描いており、幅約5・4メートル、高さ約1・9メートルの大作を用意した。「ひび割れやしみ、傷も含めて見る人それぞれの感性で楽しんでもらえれば」と話す。 入場無料。午前9時半~午後5時(26日は午後4時まで)。
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育てたミカン味わって 浜松湖北高の生徒販売 浜松市東区
浜松市北区の浜松湖北高は22日、農業科の生徒が育てた温州ミカンの販売会を同市東区のあそびこども園で開いた。 農畜産業の担い手育成などを図る「JAバンク静岡アグリサポートプログラム」の一環。地域とのつながりを深めたいという生徒の思いを受け、総合エネルギー会社エネジン(中区)が取引のある同園を紹介し、2年前から販売に訪れている。 農業科と商業科の生徒8人がミカンのおいしさをPRし、子どもの迎えに来た保護者らが次々と買い求めた。一緒に同校のミカンのジャムや皮を入れたドーナツも販売した。栽培を担当した農業科3年の笠見歩叶さん(17)は「苦労があったので販売できたことに達成感がある。おいしいミカン
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菓子やたこ焼き 食品を木彫りに 11月23日から展示 浜松市中区
菓子メーカーの春華堂(浜松市中区)は23日から、同市在住の木彫りアーティスト、キボリノコンノさんの食品をモチーフにした作品の展示会を同区のポップアップストアカンダで開く。26日まで。 木材を彫刻刀などで削って作った同社の菓子製品やすし、たこ焼きなど約50点を展示する。キボリノコンノさんは「ほとんどが新作なので、ぜひ見に来てほしい」と話す。 観覧料は大人500円、小学生以下300円(未就学児は無料)。
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柔らかな光 庭園照らす 11月24日から夜間特別拝観 浜松市北区・龍潭寺
浜松市北区引佐町の龍潭寺は24~26日、国指定名勝の庭園や本堂前の「補陀落(ふだらく)の庭」をライトアップする夜間特別拝観を行う。赤く染まったドウダンツツジやサラソウジュ、色づき始めたモミジなどの紅葉を楽しめる。 同寺によると、紅葉の見頃は12月上旬という。シーズンに合わせて12月10日まで、江戸時代初期の庶民の遊びを描いた県指定文化財「龍潭寺屏風(びょうぶ)遊楽図」や、葛飾北斎の屏風絵「北斎十二富士」などの展示も行っている。 夜間特別拝観は午後5時半から8時半。拝観料は大人600円、小中学生300円。
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「味覚マルシェ」旅行客ら満喫 JR中部天竜駅前広場 浜松市
JR飯田線中部天竜駅前の広場でこのほど、地域の飲食店が集まり、飲食物や特産品が並ぶ「味覚マルシェ」が開かれた。この日はJR飯田線の急行「ディスカバー飯田線号」が同駅に停車し、多くの乗客がイベントに立ち寄った。 会場には、特製のみそダレをつけた五平餅、佐久間町産のハチミツ、牛タンコロッケなどさまざまな食べ物がそろった。 ディスカバー飯田線号は午後0時半と午後3時半ごろに同駅へ到着した。旅行客は土産を買ったり、できたての料理を食べたりして楽しんだ。また、静岡県や愛知県で活動する音楽ユニット「MAAASA」によるアコーディオンとパーカッションの生演奏で会場を盛り上げた。 味覚マルシェは天竜区
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「北」の人文字空撮 参加募る 26日に都田総合公園 “最後”の北区Deまつり 浜松市
浜松市北区新都田の都田総合公園で26日、同区の魅力発信イベント「北区Deまつりファイナル」(実行委主催)が開かれる。来年1月の市の行政区再編で区名が変わるため、「北区Deまつり」の名称での開催は最後。来場者の協力で「北」の人文字を形成し、ドローンで空撮する特別企画を行う。 まつりでは、物産展や軽トラ市のほか、三遠南信地域の郷土料理として親しまれている五平餅が集結する「五平餅サミット」などが行われる。地元の音楽団体などが出演するステージイベントも繰り広げられる。 人文字の企画は約600人の参加を想定し、協力者を募る。午前11時半から特設テントで参加券を配布し、正午ごろ撮影する。実行委の大野
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看護の道へ 決意新たに 市立専門学校で戴帽式 浜松市中区
浜松市中区の市立看護専門学校はこのほど、1年生が上級生からナースキャップを受ける戴帽式を同校で行った。専門的な学習に入る1年生61人が看護の道を歩む決意を新たにした。 2、3年生が1年生一人一人にナースキャップをかぶせた。1年生はろうそくに火をともして整列し、看護師の心構えを示したナイチンゲール誓詞を唱和した。 1年生を代表して佐藤成晃さんが「勉学を通して看護師としての感性を磨きたい」と意気込みを語った。2年生の西島匠希さんが「実習などで思い悩んだときは仲間と助け合って乗り越えてほしい」と激励した。
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旧校舎アート空間に 「龍山、ぽちゃん」12月1~3日開催 浜松市天竜区
浜松市天竜区龍山町の在住者らでつくる任意団体「龍山未来創造プロジェクト」は12月1~3日の3日間、旧龍山北小校舎や校舎周辺を活用したアート企画「龍山、ぽちゃん」を開催する。天竜川沿いの校舎を舞台に、さまざまなアーティストが“龍山”を作品で表現する。 企画は昨年に続き2回目。常設で龍山の林業や鉱山、歴史をテーマにした空間アートを展示する。 2日は、同町瀬尻地区の伝統文化「ぶか凧」と竜をモチーフにしたウォールアートを披露する。竜の絵画作品を国内外で発表する国分夢志さんが手がける。3日はタンバリンの演奏や龍山に伝わる民話の語りなどが楽しめる。同団体の長谷山大騎代表(29
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浦川小児童が五平餅作り 浜松市
浜松市天竜区佐久間町の浦川小の4~6年生8人は、五平餅作りを体験した。調理を通じて、地元の名物料理ができるまでの過程を学んだ。 五平餅は、同町浦川地区や同区水窪町など中山間地域で伝わる郷土料理で、わらじ形の餅と甘いみそダレが特徴。 講師は、浦川地区の飲食店「まるふく」の店主笹野訓子さん(67)が務めた。児童は、すりこぎ棒で米をつぶして作った餅を串に刺して平らにした。串に餅を刺すとき、笹野さんは「餅が串からはがれないように下の部分をしっかり固めて」などと助言した。餅を焼く作業では、餅の表と裏の焦げ具合を丁寧に確認した。6年の井辺柚希さん(12)は「餅の形がきれいにできてうれしかった。(五平
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12月10日「ハママツの第九」 NPO合唱団 練習に熱
NPO法人浜松フロイデ合唱団(永嶋公一理事長)は12月10日午後2時45分から、ベートーベンの交響曲第9番を合唱する「ハママツの第九」を浜松市中区のアクトシティ浜松で開く。1973年から始まり、今年で50回目の節目を迎えるイベント。本番に向けて小学生から80代の団員ら約120人が練習に励む。 欧米でも活躍するキンボー・イシイさんの指揮と富士山静岡交響楽団の演奏で披露する。浜松科学館ホールで行った練習では、団員らがイシイさんの指導を受けてリズムや発声の仕方などを確認した。永嶋理事長は「団員と観客が一緒になって第九をつくりたい」と節目の開催に向けて意気込みを語った。 全席指定で3000~60
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日はタカベやイサキ、メジナ、ネンブツダイなど。17日は悪天候のため入場者なし。18日はタカベやトウゴロウイワシ、ベラ、スズメダイなど。19日はソウダガツオやメジナ、イスズミ、アイゴ、オオモンハタなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 気温の急激な低下とともに海水温も下がり、青物は不調。これからはウキ釣りやフカセ釣りでメジナが有望。日中はカマスサビキや餌釣り、ルアー釣りなどでカマスが多く釣れた。他に穴釣りではカサゴが狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 16日の富士川
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経理や法務の受託サービス人気 浜松のコンサルが中小企業向け展開
業務改善コンサルティングのWewill(ウィーウィル、浜松市中区)で中小企業向けに手がける管理業務シェアリングサービス「コラボ」が注目を集めている。事務員の突然の退職時や人員不足時も業務に支障が生じなかったり、法令変更や技術革新で複雑化する環境への対応力が高まったりするメリットを、人件費1人分程度の料金で提供することで、契約先を県西部などの中小50社超へと広げている。 中小企業の労務・経理・法務に関する業務をウィーウィルが分担して対応。自前で雇用する事務員が最少人数ゆえに生じる中小の限界を超える高度化や省力化を実現する。分業する上で独自の運用システムなどを用い、関連業務の可視化とデジタル
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記者コラム「清流」 山に人が住む意味
高さ約20メートルの木が「ミシミシ」と音を立てながら、「ドシン」と地面にゆっくり倒れた。迫力ある光景に鳥肌が立った。 浜松市天竜区水窪町で10月半ば、林業の仕組みや木材加工の行程を学ぶツアーがあった。建築業者や一般客約30人が足を運んだ。 ツアーを通して山と都会が非常に密接している事実を知った。山を放置すると土砂崩れが起こりやすくなり、川に大量の土砂が流れこんで都会の災害リスクも高まるという。木を適度に切り、森の過密を防ぐ間伐の仕組みも興味深かった。 浜松市の中心部に人がますます集中する今、中山間地域に人が住み、山を守る大切さを痛感する。「山に人が住んでいないと、山は荒れるんだよ」。今
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身近な公園に多様な野鳥 浜松 探鳥会で自然に親しむ【しずおかアウトドアファン】
自然豊かな環境に恵まれた静岡県内は、バードウオッチングが盛んだ。中でも県西部地域の浜名湖周辺は、水辺の鳥にも山野の鳥にも出合うことができる。湖に面した浜名湖ガーデンパーク(浜松市西区)で3日に開かれた探鳥会は、都市公園の中にもかかわらず多くの野鳥が確認され、参加者を楽しませた。 ガーデンパークが主催した「秋のバードウォッチング」。市民ら約40人が双眼鏡やカメラを手に集まった。ガイドを務めたのは、県西部で活動する「日本野鳥の会遠江」のメンバー。バードウオッチング初心者のグループは、副代表・事務局長の松岡弘起さん(61)が案内した。 都市公園のガーデンパークは、敷地のほぼ中央部を東西に水路が
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常光寺山(浜松市天竜区) 緑に心洗われる身近な山【山ある記】
長野県と県境を接する浜松市天竜区水窪町に位置する常光寺山(1439メートル)は、地元の人々に「身近で親しみやすい山」と言われている。 山住神社からスーパー林道を北に向かうと程なく家老平に着いた。ここが常光寺山への登山口。登山ポストに計画書を入れ、深い緑の中に一歩を踏み出した。右下に水窪ダムに通じるスーパー林道を見ながらの緩やかな歩きも、扇平山の表示を過ぎると上りに変わる。「これが親しみやすい山?」と思っていると、程なく稜線[りょうせん]上へと達した。 緑の木々に囲まれた木漏れ日の中の歩きは自然の中にどっぷりと漬かり、身体も心も洗われていくようだ。右下にはモノラックのレールが延びている。こ
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浜松市行政区再編 議員定数46巡り議論本格化 27年選挙見据え
浜松市議会(定数46)が議員定数に関する本格的な議論を始めた。現行7区が3区になる2024年1月1日の行政区再編に伴い、27年4月予定の次期市議選は前回選の7選挙区から新たな3選挙区で実施する。人口減社会での持続可能な自治体運営を目的に、紆余(うよ)曲折を経て市議会は行政区再編を決断した。自らも身を削り、議会改革を進めようと定数削減に積極的な意見がある一方、既に全国の政令市で定数が最少ということもあり、少数派や地域の意見をきめ細かく吸い上げられなくなることを危惧する声も根強い。 10月中旬の市議会議会改革検討会議。要綱を定めた15年以降、非公開で行ってきたが、定数議論が市民に直結することか
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静岡県内62施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計62施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1035人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設6人、沼津市3施設36人、三島市5施設72人、裾野市4施設40人、清水町3施設28人、御殿場市1施設9人、小山町1施設16人、富士宮市2施設28人、富士市6施設101人、静岡市清水区2施設22人、島田市2施設33人、藤枝市1施設5人、牧之原市1施設6人、森町1施設12人、菊川市2施設22人、掛川市1施設23人、浜松市中区12施設229人、同市南区2施設34人、同市東
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ごみ処理有料化条例案 浜松市が2月提出検討 実施時期は未定
浜松市が家庭ごみ処理の有料化に向けた関連条例案を早ければ2024年の市議会2月定例会に提出する方向で検討を進めていることが21日までに、関係者への取材で分かった。ただ、実施時期は未定で、条例案提出までに今後の社会経済状況などを見極めた上で最終判断する。市は実際の有料化までは1年近くの周知期間を設ける。 市は当初、今年の市議会9月定例会に条例案提出を目指していた。だが、中野祐介市長はエネルギー価格や物価の高騰が市民生活に大きな影響を与えているとして同定例会への条例案提出を見送った上で、年内に再度、提出時期を明らかにする意向を示していた。関係者によると、30日の市議会11月定例会代表質問で、中
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遠州灘で親ウナギ放流 資源回復目指し水産業者ら
浜名湖周辺のウナギ生産者や仲買人、料理店などでつくる「浜名湖発親うなぎ放流連絡会」は21日、湖内で採捕した天然のニホンウナギ321匹(124・5キロ)を遠州灘に放流した。産卵場所とされるマリアナ海溝への遊泳を促して資源回復につなげる。年内に、さらに2回放流する予定。 湖内の定置網にかかったウナギの一部を連絡会が買い取り、親ウナギにする取り組み。クラウドファンディングで資金を募り、本年度は25人から73万円が寄せられた。放流したのはいずれも「銀化ウナギ」と呼ばれ、体が繁殖準備に入った個体。成育は例年並みで、大きいウナギは体長約70センチ、重さ1キロに及んだ。 会員らは浜松市西区の舞阪漁港か
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御前崎港利用へ 浜松でセミナー 貨物量は回復見通し
静岡県や御前崎、牧之原市、物流会社などでつくる御前崎港ポートセールス実行委員会(委員長・川勝平太知事)は21日、港の概況や利用の優遇制度などを荷主や企業関係者に説明する御前崎港セミナーを浜松市中区で開いた。 県御前崎港管理事務所の平井一彰所長は、取扱貨物量の推移や臨港地区内で民間が12月の本格稼働を目指すバイオマス発電所の整備状況、4月に初寄港した外国クルーズ客船の受け入れ継続方針などを報告した。同事務所によると、2022年の取扱貨物量は完成自動車やコンテナ貨物など約221万トン。半導体不足緩和に伴う自動車生産回復などを背景に、1~9月は約190万トンと増加傾向で、23年はV字回復の見込みと
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農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
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家康公顕彰作文コンクール 中脇さん(掛川西中2)最優秀
徳川記念財団主催の「徳川家康公顕彰作文コンクール」(徳川みらい学会共催、静岡新聞社・静岡放送など後援)の入賞者がこのほど、決定した。最優秀の徳川賞に掛川市立西中2年中脇光翔さんの作品「家康公が残したタイムカプセル」が選ばれた。 同コンクールは家康公顕彰400年事業の一環として県内の小中学生を対象に2015年に始まり、今年で9回目。今回は68校から287点が寄せられた。 徳川賞以外の入賞者は次の通り。 家康賞 大津亜由美(静岡蒲原中2)新井陽菜(菊川堀之内小4)▽徳川みらい学会賞 篠宮琴乃(静岡大付属島田中1)▽知事賞 ロビンス紅(浜松富塚中2)▽県教育長賞 鳴海俊太(富士富士見台小6)▽静岡
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地域防災 充実誓う 浜松で県消防大会
2023年度静岡県消防大会(県消防協会、県消防長会主催)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で行われた。県内の消防団員、消防職員ら約700人が火災や自然災害から多くの命を守るための誓いを新たにした。 「地域防災力の充実強化に向けた努力を続ける」といった大会宣言を採択した。功労者表彰のほか、各地の消防団員、消防職員の代表者が活動のやりがいを語ったり、デジタル機器を取り入れた最新の活動状況を報告したりする消防職団員意見発表会も行った。
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創立150年の歴史 児童が紹介 函南・桑村小
函南町桑原の桑村小で21日、創立150周年記念式典が行われた。児童や地元住民らが同校の歴史を振り返り、節目を祝った。6年生の長田琴美さんと飯塚大耀さんが児童を代表し、スライドショーで150年の歴史を紹介した。周辺の豊かな自然環境を生かした学習を振り返り「自然と地域と仲良しな桑村小が大好きです。夢に向かってこれからも歩んでいきたい」と話した。児童と地域住民らが一緒に校歌も歌った。 学校目標「夢に向かい感性を育む桑っ子」に合わせ、浜松市出身のテノール歌手水船桂太郎さんらのコンサートも実施。夢を諦めきれず中学校教諭を退職して音楽家になった水船さんが「夢に向かって自分らしくチャレンジする」と題して
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浜松市が減塩推進 飲食店などでPR 30日までキャンペーン
浜松市は11月を生活習慣病予防の減塩推進月間と定め、30日までスーパーや飲食店と協力したPR活動「いいら!減塩」に取り組んでいる。市医師会の「減塩・低カロリープロジェクト」と連携し、生活に取り入れやすい減塩の習慣を発信する。 遠鉄ストアと杏林堂薬局は減塩商品のポイントアップキャンペーンを展開中。両社とマックスバリュはホームページなどで減塩レシピを紹介し、浜北区のアピタ浜北店は減塩商品コーナーを開設している。ほかにも多くの小売店が減塩ガイドブックの配布などに協力し、一部飲食店は減塩メニューの提供に努めている。 市の健康応援サイト「WELはままつ」で詳細を掲載している。
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自動車整備技能 学生が腕前競う 浜松・中区の専門学校
浜松市中区の専門学校東海工科自動車大学校はこのほど、学生が自動車整備の腕前を競う「第10回整備技能コンクール」を同校で開いた。2年生30人が日頃の学習の成果を披露した。 3人一組で10チームに分かれ、30分間でエンジンルームやタイヤを点検して故障箇所を探し出したり、ワイパーゴムの交換、ブレーキパッドの残量点検といった課題に取り組んだりした。同校の教員や県内のディーラーの整備士が審査員を務め、全ての作業が実行できているかや、その正確性などで採点した。 優勝チームの今泉俊一郎さん(24)は「現役の整備士に作業を見てもらう機会で刺激的な体験だった。緊張したが、本番が一番実力を出せた」と話した。
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浜松・与進中生が職業体験 各業界の現状学ぶ
浜松市東区の与進中2年生の職業体験学習が21日、同区内で始まった。生徒約220人が、スーパーやクリーニング、介護関係など約60カ所の事業所に少人数で分かれ、体験作業を通じて各業界の現状や仕事内容に理解を深めた。22日まで。 倉庫を主軸とした総合物流業「富士ロジテックホールディングス」(静岡市葵区)浜松事業部が管轄する浜松流通センターには3人が訪れた。同社社員から、入庫から流通加工、保管、出庫まで倉庫業が果たす役割や物流業務に関する説明を受けた後、大手衣料品メーカーの電子商取引(EC)や店舗向け商品のタグの調整、伝票に基づく出荷作業の一部を体験した。 トラック運転手の残業時間規制で輸送能力
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好成績「今後の励みに」 ねんりんピック 浜松市選手ら解団式
愛媛県で10月下旬に行われた第35回全国健康福祉祭愛媛大会(ねんりんピック愛顔=えがお=のえひめ2023)に出場した浜松市内の選手たちの解団式が21日、市役所で行われた。 選手団長でテニスの団体戦で優秀賞に輝いた「トップスピン浜松」の監督を務めた中区の高木郁生さん(68)は「代表として満足。今後の人生の励みにもなった」と振り返り、市旗を山名裕副市長に返還した。今回は20種目に計130人が出場した。 主な結果は次の通り。 【団体】弓道優秀賞 やらまいか浜松▽卓球優秀賞 浜松フレッシュチーム▽バウンドテニス優秀賞 アイリス▽サッカー3位 浜松市選抜 【個人】水泳85歳以上背泳ぎ男性50メートル1
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幼保小中校に細江産米贈る 市認定農業者協支部
浜松市認定農業者協議会細江支部(加藤輝律支部長)はこのほど、同市北区細江町内の幼稚園、保育園、小中学校7園5校に地元で栽培された米計173キロを寄贈した。 西気賀小の贈呈式には加藤支部長と生産者代表の細田敬平さんが出席し、細田さんが健康委員会委員長の荻本瑠珂君(11)=6年=に米4キロを手渡した=写真=。荻本君は「お米を食べてこれからも元気に生活します」と感謝した。 奥浜名湖地域の農産物に親しんでもらおうと旧細江町時代から続けている取り組み。毎年ミカンと米を交互に贈っている。
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社会福祉の充実へ 浜松労福協が浄財 市基金に寄付
浜松市労働者福祉協議会はこのほど、市の「友愛の福祉基金」に27万7689円を寄付した。武藤憲司会長ら5人が市役所で鈴木秀司健康福祉部長に手渡した=写真=。 10月に西区で開催した「はままつ労福協まつり」での募金や会員の浄財を寄せた。同会の寄付は36回目。武藤会長は「市の社会福祉事業の充実に役立ててほしい」と話した。
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近づく花博、春へ向け花壇植栽 はままつフラワーパーク デザイナーら世界観表現
「浜名湖花博2024」の会場となる浜松市西区のはままつフラワーパークで21日、来春の開幕に向け、ガーデンデザイナー2人の指導による花壇の植栽作業が行われた。 花博に向けて新たに整備する花壇のデザインを担当している同市出身のランドスケープ・ガーデンデザイナー小倉珠子さんと、日本を代表する英国式ガーデンデザイナーの吉谷桂子さんが同園を訪れ、職員らと相談しながら植物の配置や植栽を進めた。 小倉さんの花壇「はなのはら」は、「野原のようなナチュラルな風情のあるサステナブルガーデン」をコンセプトに、チョウやミツバチなど生き物が好む草花を多く取り入れる。小倉さんは「見頃の時期が異なる球根やグラスを組み
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浜松市内中学生の美術作品1700点並ぶ 中区
浜松市中学校総合文化祭(市中学校文化連盟など主催)の作品展示が21日、中区のクリエート浜松で始まった。市内46校の生徒が部活動などで手がけた美術や書写などの力作が約1700点並ぶ。26日まで。 粘土で作った食品サンプルや本棚、ティッシュ箱の木工品など個性光る作品が来場者を楽しませている。同文化祭のチラシやポスターのイラストに採用された作品も展示した。 展示は午前9時半から午後6時(最終日は午後3時まで)。
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園児にっこり 小鼓「いい音」 浜松・西区で能楽や礼法学ぶ
浜松市と湖西市の4保育園の園児約100人が20日、浜松市西区のヒーローズ浜松西保育園で開かれた能楽や礼法などを学ぶ文化体験イベントに参加した。国連の定める「世界こどもの日」(同日)に合わせ、全日本伝統文化後継者育成支援協会(東京都)が企画。子どもたちが日本の伝統文化に親しんだ。 参加したのは同保育園、ヒーローズさなるこ保育園(同区)、ヒーローズはまきた保育園(浜北区)、ヒーローズこさい保育園(湖西市)の園児。大倉流小鼓方十六世宗家の大倉源次郎さんが講師として、子どもたちに能楽で使用する小鼓の特徴や打ち方を紹介した。子どもたちは大倉さんの演奏に合わせ、かけ声を出しながら鼓を打つ動作をまねた。
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浜松啓陽高とくるみ作業所 ポンせんべい新味開発
浜松市北区の浜松啓陽高の3年生4人と障害福祉サービス事業所のくるみ共同作業所は20日、米でつくった菓子「ポンせんべい」の新商品を開発したと発表した。同区の都田総合公園で26日に開かれる物産展「北区Deまつりfinal」で50袋限定で販売する。 剱持喜洸さん(17)ら4人が選択授業の一環として4月から開発に臨んだ。同作業所が地元の米を使って丁寧に焼き上げているポンせんべいを多くの人に知ってもらおうと、さまざまな味付けを検討し、「コンソメ」と「コーンポタージュ」の新味2種類を完成させた。中区で開いた発表会で、リーダーを務めた剱持さんは「子どもからお年寄りまで幅広い人に喜んでもらえる商品になった
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秋作クラウンメロン 出来上々 袋井で品評会、八木さん最高賞
クラウンメロンの秋作品評会(県温室農協クラウンメロン支所主催)がこのほど、袋井市小山の同支所で開かれた。最高賞の優等賞には、同市の八木祐子さんが選ばれた。 4地区で行われた予選会を通過した約40人の生産者が6玉一箱で出品。全国12市場の関係者らが審査員を務め、形状と網目の美しさなどの外観、甘みや食感、風味をはじめとする内容で採点した。 その他の主な結果は次の通り。 1等 ①沢木俊文(掛川市)②桑原吉斉(袋井市)▽2等 ①増田明(掛川市)②高橋英樹(袋井市)③渥美直史(同)④鈴木幸一(磐田市)⑤原弘明(袋井市)▽3等 ①平岡豊(同)②松本宗三(浜松市)③井口貴彦(袋井市)④雪島望(同)⑤
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浜松とスイスの児童絵画展示 中区
浜松市とスイスの首都ベルン市の小学生を対象にした「子ども絵画交流展」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が21日、中区のクリエート浜松で始まった。浜松市からは最高賞の市長賞に下山蒼空さん(北浜4年)の作品「もう好ききらいしない」が選ばれた。26日まで。 「食と環境」をテーマに両市の児童から寄せられた作品428点から、入賞の262点を展示した。26日に同所で表彰式を開く。 このほかの浜松市内の主な入賞者は次の通り。 市教育長賞 鈴木琴海(聖隷クリストファー5)▽市美術館長賞 鄒凱地(泉1)▽市文化振興財団賞 河合歩乃佳(相生6)▽平野美術館長賞 内山満音(赤佐3)▽静岡新聞社・静岡放送賞
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浜松・天竜高10周年 生徒やOB祝う
浜松市天竜区の天竜高はこのほど、創立10周年記念式典を同区の二俣校舎で開いた。二俣・春野両校舎の生徒と卒業生らが節目を祝い、さらなる発展を期した。 同校は二俣、天竜林業、春野の県立3高校が再編統合して2014年開校した。式典では校歌を斉唱。渡辺二三彦校長は「地域社会を支える人材育成に取り組み、どっしりと構える樹木のように成長していきたい」と話した。 式典後はタレントの久保ひとみさんによる記念講演が行われた。
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スズキが生成AI本格活用 自社向けアプリ開発 社員の「アシスタント」に
スズキは本年度から、業務の変革や改善を目指し、生成AI(人工知能)を全社で本格活用している。対話型AI「チャットGPT」をベースに開発した自社向けアプリを、本社や工場などの社員約1万5千人を対象に社内業務の「アシスタント(補助)」の役割に位置づけ3月に実装した。現在の利用件数は、パソコンや携帯端末を通じて翻訳や要約、文章作成など1日当たり延べ約5千回。利用アイデアの共有や実践の蓄積を通じて活用策を探り、業務効率化を図る。 スズキ版アプリは、高度なセキュリティー環境が確保された米マイクロソフトが提供するクラウドサービス上のチャットGPTを、自社システムやデータと連携させて使う。開発担当のデ
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「和モダンの世界」寄せ木細工で 浜松・平野美術館 展覧会に合わせワークショップ
浜松市中区の平野美術館で開催中の展覧会「和モダンの世界―近代の輸出工芸―」(同館、静岡新聞社・静岡放送主催)に合わせたワークショップが19日、同館で開かれた。神奈川県から箱根細工技能士の篠田英治さん(41)を講師に招き、約20人が寄せ木細工を楽しんだ。 参加者は朴(ほう)の木やケヤキ、唐変木など10種類の木片を組み合わせて好みの形を作り、赤や緑、紫など自然色を生かしてオリジナルのコースターやキーホルダーなどを製作した。 大瀬小(東区)2年の小山由真さんは、動物園に出かけた際に見ることができなかったパンダを題材に選び、「いろいろな色の寄せ木を見てパンダにしようと思いついた。(完成品は)キー
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浜松市のPFAS問題 19地点で新たに指針値超過
浜松市の航空自衛隊浜松基地周辺の水路や井戸水から発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を超えて検出された問題で市は20日、西区と中区の井戸44地点で追加の水質調査をした結果、19地点で国の暫定指針値を超える同510~51ナノグラムを検出したと発表した。浜松基地から1・5キロ近く離れた場所でも高い濃度が検出されたため、市はPFASを使用した事業所が近くにないかを調べる。 5月に同基地周辺の井戸15地点を調べた後、範囲をおおよそ500メートルずつ広げて調査を重ね、今回が3回目。これで指針値を超えたのは井戸100地点のうち33
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減税内容早期決定 政府に緊急要請へ 指定都市市長会議
指定都市市長会議が20日、都内で開かれ、政府の経済対策に盛り込まれた所得税・住民税の定額減税、低所得者世帯支援に関する緊急要請をまとめた。対策の確実な実施に向け、地方の意見を踏まえて具体的な制度内容を早期に決定するとともに、円滑な事務執行ができる簡素な制度設計とする必要性を指摘した。近く、国に提出する方針。 税務システムの改修に必要な期間の確保を訴え、費用の全額を措置するよう国に求めた。所得税の約3割は地方交付税の原資だとして、減税による減収分は国の責任で確実に補塡(ほてん)することなども主張した。 会議には静岡市の難波喬司市長、浜松市の中野祐介市長ら全国20政令市のトップらが出席。持続
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パラ空手で全国V 湖西の冨浦さん 働きながら稽古10年、市長に喜び報告
8月の第19回全日本パラ空手道競技大会(全日本空手道連盟主催)で聴覚障害の部に出場した会社員冨浦真一さん(45)=湖西市鷲津=がこのほど、市役所に影山剛士市長を訪問し、40歳以上の形での優勝と、40~65歳の組手での準優勝を報告した。スズキ湖西工場で働く傍ら、10年ほど前から浜松市の道場で空手を習っている。今年、念願の黒帯取得と初の全国大会での優勝という目標を達成した。 大会は障害と年代ごとに部門が分かれ、冨浦さんの出場部門は形に6人、組手に3人が出場した。組手の試合で手を骨折したため、回復を待って影山市長への報告に訪れた。 冨浦さんは宮崎県出身。高校生の時にブルース・リーのポスターを見
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は20日、県内の高校、小中学校計20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計220人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設10人、三島市1施設11人、清水町1施設14人、長泉町2施設22人、富士宮市2施設24人、富士市1施設10人、静岡市葵区3施設41人、同市駿河区2施設24人、藤枝市1施設10人、磐田市2施設10人、浜松市中区2施設19人、同市南区1施設10人、同市北区1施設15人
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静岡県内全4地域 20年度成長率はマイナス 新型コロナ影響
静岡県が地域・市町ごとの総生産(GDP)をまとめた2020年度地域経済計算によると、県内4地域別の経済成長率は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、いずれもマイナスだった。 中部はマイナス5・6%、伊豆半島マイナス5・4%、西部マイナス4・2%と落ち込みが目立った。東部は製造業が堅調でマイナス0・7%だった。 GDPは西部が6兆3139億円で最も多かった。次いで中部5兆5820億円、東部4兆4540億円、伊豆半島2兆670億円。 市町別は静岡市が最多の3兆3159億円。2位以下は浜松市、富士市、磐田市、沼津市と続き、上位5市で全体の56%を占めた。経済成長率が最も高かったのは小山町の
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静岡県とシンガポール 農業分野連携探る 沼津でフォーラム
静岡県とシンガポールが農業や食品生産分野の連携を図るアグリフードフォーラム(県主催)がこのほど、沼津市のプラサヴェルデで開かれた。企業経営者や研究者、教育関係者ら約200人が出席。「持続可能な農業と先端技術」をテーマに経営者らが取り組み事例を発表し、連携したビジネス展開の可能性を探った。 農業ベンチャーのHappy Quality(ハッピークオリティー、浜松市)の古田祐樹CTOは、スマートフォンで気孔開度を測定する技術などを駆使してトマトの付加価値を高める農業モデルを紹介。農業スタートアップのCULTA(カルタ、東京都)の野秋収平CEO(沼津市出身)は、品種改良を短縮化する技術を活用し、あ
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交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営
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VR活用 地方に可能性 都内企業社長が浜松で解説
静岡理工科大(袋井市)はこのほど、「地域創成フォーラム」を浜松市中区のホテルで開いた。仮想現実(VR)事業を手がけるアルファコード(東京都)の水野拓宏社長が「VRとメタバース技術が切り開く日本の未来」と題して特別講演した。 水野社長はVR技術により、操作手順などを現場にいるような感覚で学べることなどから「体験や経験をデジタル化し、インターネット経由で発信ができる」と強みを説明。さまざまなツールがそろう都心と比較し、「地方の方がVR技術の利活用が進む土壌がある」と可能性を強調した。 VR技術を活用した中学生向けの教材開発や、登場人物と同じ目線で鑑賞が楽しめるミュージカルなどの事業も紹介した
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未来のクルマ絵画 入賞児童たたえる 静岡
日本自動車販売協会連合会県支部は19日、小学生が自由な発想で夢の車を描いた「未来のクルマ絵画コンクール」の表彰式を静岡市葵区で行った。1119点の応募の中から、上位入賞者15人に表彰状や賞品が手渡された。 翼が付いていて宇宙や海中など「どこへでも行ける車」を描き、低学年の部で最高賞の同支部長賞に選ばれた浜松市立蒲小2年の倉西広夢君は「(受賞は)びっくりしたけどうれしかった。どんな車があったらわくわくするか考えることが楽しかった」と受賞を喜んだ。太田勝之支部長は「自由でユニークな良い作品ばかりだった。コンクールを通じて、車に少しでも興味を持ってくれたらうれしい」と期待した。 入賞作品は21~3
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静岡ガス杯学童軟式野球大会 松崎スポ少 初の県制覇
松崎町の松崎野球スポーツ少年団が、このほど浜松市天竜区で行われた「第18回静岡ガス杯スーパージュニア学童軟式野球大会」で初優勝した。小学1~4年の児童の県大会で、同少年団は下田支部と伊豆ブロックを勝ち抜いて出場した。同少年団の県制覇は初めて。 県内の16チームが熱戦を繰り広げた。同少年団は決勝で、浜松ドリームアローズスポーツ少年団と対戦した。1-1で迎えた二回、2連続の押し出しで勝ち越し、山下廉君(仁科小4年)が満塁本塁打を放って7-1。その後はエースの渡辺樹君(松崎小4年)が追加点を与えず、勝利に貢献した。 山田太一監督は「子どもたちがずっと目標としてきた県大会優勝。田舎の小さなまちでも力
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医療、介護の確保へ 関係者がパネル討論 浜松市中区でシンポ
地域の医療事情を考える「医療と介護の総合的な確保に向けてのシンポジウム」(県、実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のえんてつホールで開かれた。医療と介護の上手な利用をテーマに、医療関係者が講演とパネル討論を行った。 講演した浜松医科大地域医療支援学講座の竹内浩視特任教授は、日本と本県の高齢化率、医療介護需要予測指数などを示し、今後の医療、介護のあり方として在宅医療・介護連携の推進、地域包括ケアシステム構築の重要性を指摘した。 団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年に向けて「医療資源を機能させるため、生活リズムを整え社会とのつながりを保つ、定期的な受診を欠かさ
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国際ピアノフェス 浜松市長に開催をPR 奥浜名湖ライオンズクラブ
浜松市北区の奥浜名湖ライオンズクラブ(LC)の宮本久美子会長と山本浜雄幹事がこのほど、市役所を訪れ、12月2日に北区のサーラ音楽ホールで開催する「奥浜名湖国際ピアノフェスティバル」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中野祐介市長にPRした。 同LCの発足60周年記念事業。幼稚園から一般までの年代などで計9コースを設け、予選の動画審査を通過した全国計59人が本選に臨む。審査員は国際的ピアニストのアレクサンダー・イエンナー氏らが務める。 宮本会長は「未来の演奏家の応援と奥浜名湖の地域活性化が目的。参加者は奥浜名湖に宿泊する。音楽のまち・浜松の魅力を多くの人に楽しんでもらいたい」と話した。 チケッ
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合唱やダンス 練習成果披露 浜松・佐久間中で発表会
浜松市天竜区佐久間町の佐久間中はこのほど、文化活動発表会を開いた。生徒は合唱やダンスなど日ごろの取り組みの成果を披露した。 発表会は各学年の合唱でスタート。2年生4人は合唱曲「明日の空へ」を歌った。少人数ながら一人一人が自信を持って歌い上げ、学校の先輩、後輩や保護者らから大きな拍手が送られた。全校生徒20人による合唱「夏の日の贈りもの」は、美しいハーモニーを観衆に届けた。 生徒有志によるダンスパフォーマンスやピアノ演奏、英語スピーチなども発表した。
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プラごみ清掃15年 浜松の山田さん ポイ捨てに危機感、仲間の輪広げ
浜松市西区雄踏町の塾講師山田優子さん(66)が区内で15年以上、仲間を作りながら清掃活動を続けているとして、区が近く表彰する。水辺のプラスチックごみを中心に週2回、毎回45リットル袋で2袋分以上を回収している。後を絶たないポイ捨てに、山田さんは「海も湖もごみだらけになってしまう」と訴える。 山田さんは日本の漂流プラごみが太平洋で野鳥の生態に悪影響を与えているとの報道に触れ、水辺のごみ拾いを始めた。ごみの量は想像以上で、特に浜名湖の中之島や浜名バイパスなど幹線道路の近くはポイ捨てと上流からの漂流ごみが堆積し、何度拾ってもきりがない状況。心が折れかける中、ごみ拾いの実績報告ができるSNSアプリ
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車椅子の試乗やボッチャを体験 浜松・浜北区で福祉イベント
福祉の理解促進を図るイベント「第43回浜北ふれあい広場」(実行委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市浜北区のサーラグリーンアリーナで開かれた。福祉やボランティア関係の約60団体がチャリティーバザーや車椅子の試乗、障害者スポーツの体験などのブースを出した。 屋内の特設ステージでは浜北青年会議所シニアクラブが市内企業から募った商品のチャリティーオークションなども行われた。収益は浜松市社会福祉協議会に全額寄付される。ボッチャを初めて体験した島田壱星君(8)=同区=は「的のボールに当てるのが難しかったけれど、勝てたので楽しかった」と笑顔で話した。
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丸太早切り、息ぴったり 浜松天竜区・龍山で産業祭
浜松市天竜区龍山町の龍山総合運動場でこのほど、「ほっとぴあたつやま産業祭」(実行委主催)が開かれた。さまざまな種類の特産品を販売する屋台やユニークな催しでにぎわった。 会場には20店舗以上の屋台が集まった。同町瀬尻地区で生産する「赤芽芋」をみそだれに付けて焼いた串いもの販売ブースには行列ができた。龍山森林組合振興会は、キャンプ用品として注目されているスウェーデントーチや、樹齢約100年のヒノキを使用したコースターなどを販売し、アウトドア愛好家の人気を集めた。 丸太の早切り競争も行い、両端に取っ手が付いたのこぎりを2人一組で使って直径約20センチのスギを切り落とした。多くの観衆に見守られる
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巨大塗り絵 ペンキで思い思いに 浜松市中区でワークショップ
JR浜松駅南側に流れる新川の清掃ボランティア団体「カモ・カモンの会」(中山和子代表)は18日、地元の子どもたちを招いて巨大塗り絵のワークショップを浜松市中区の新川モールで行った。 子どもたちは、下絵が描かれた縦3・6メートル、横5・4メートルのブルーシートにペンキを使って思い思いに色を塗った。下絵は「いきものだもの」の名前で活動するイラストレーターの大石晃裕さん(同市出身)が、川に泳ぐ魚たちを笑顔で見る人とカモを描いた。 ワークショップは「新川かわまちづくりプロジェクト」の一環。同会が川底で拾ったごみのほか、市民グループ「浜松魚部」が捕まえたカワアナゴやニホンウナギなども展示した。中山代
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Xマスの体験が基 絵本原画13点展示 浜松で28日まで
浜松市南区のハローこども園の園長宮野恵理子さんによる絵本の原画展が28日まで、同区三和町のカフェ「Cafe Brown」で開かれている。自身の体験を基に描いた作品「はじめてのクリスマス」の原画13枚を並べた。 約30年前に娘の初めてのクリスマスを機に手がけた作品を、今回の展示に合わせて手を加えて仕上げた。子どもたちとサンタがクリスマス会を楽しむ様子や、ツリーの上に光る星に手を伸ばす子どもの姿など、柔らかな水彩画が落ち着いた雰囲気のカフェの来場者を楽しませている。宮野さんは「絵だけの作品なので、ストーリーを想像して楽しんでほしい」と話した。
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元気出る歌声届けたい 天竜混声合唱団 23日コンサート
天竜混声合唱団(阿蔵葺心代表)は23日午後2時から、第8回演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホールで開く。団員たちは本番を控え、練習を重ねている。 演奏会ではなかにしあかねさん作曲の混声合唱組曲や、スタジオジブリ作品のメドレーなど計18曲を披露する。来場者が前向きな気分になれるような選曲になったという。 合唱団は2年半に1回の定期演奏会を活動の中心としてきたが、新型コロナウイルス禍で思うように練習できない状況が続いていた。阿蔵代表は「音楽を通じて元気になるような演奏会にしたい」と話す。入場無料。
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オオハクチョウ 浜松・浜北区に飛来
浜松市浜北区の赤門川調整池に20日、オオハクチョウの群れが飛来した。同池は住宅街に隣接する内野緑地にあり、近隣住民らが「20年以上住んでいるが、こんなことは初めて」と驚いた様子で観察する姿が見られた。 住民によると、午前6時ごろから池の上をぐるぐると飛んでいたという。昼前には約10羽のハクチョウが水面を優雅に漂ったり、大きな翼を広げて羽ばたいたりする様子が見られた。群れには灰白色の幼鳥も数羽いて、うわさを聞いて集まった人たちの注目を集めた。散歩に訪れた主婦の角井美紀さん(47)は「まさかここで見られるとは思っていなかった。きれいで迫力があって感動した」と笑顔を見せた。 カモ科のオオハクチ
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浜松市森林環境基金に10万円寄付 三方原用水水利組合
浜松市を流れる三方原用水を利用する農業者らでつくる「三方原用水『水利組合協議会』連合会」(北区都田町)が市森林環境基金に10万円を寄付することを受け、受領式がこのほど、市役所で行われた。 和久田哲男会長が同市の清水克農林水産担当部長に目録を手渡し「森林保全は土砂の管理とも関わり、多くの人が水の恩恵を受ける。有効に使って」と話した。同連合会は毎年、寄付金を同基金に贈っている。
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浜松オークラアクト展望回廊 再開後2万人達成 小出さん(浜北区)に記念品
浜松市中区のオークラアクトシティホテル浜松45階展望回廊は19日、2022年12月20日の営業再開後の有料入場者数が2万人に達した。節目の来場者になった浜松市浜北区の小出てる子さん(79)に記念品のペアディナー券と花束をプレゼントした。 小出さんは旧春野町(浜松市天竜区)出身で、中学の同級生が集まる昼食会の後、友人8人と共に訪れた。小出さんは「山が多い地元にはない見晴らしが好き。久しぶりに同級生と会った後に記念品をもらえ、二重にうれしい」と笑顔を見せた。 展望回廊は浜松市街地や遠州灘、富士山などを見渡せる眺望が魅力。新型コロナウイルス感染症の影響で20年2月から一時休業していた。
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おせち商戦、多彩な提案 静岡県内百貨店、コロナ下で伸長した需要維持へ 「大人数」「若者」照準/「小サイズ」依然人気
新年用おせち料理の商戦が県内百貨店で追い込み期を迎えている。新型コロナウイルス感染症の5類移行後に初めて迎える正月で、家族や友人で集まる機会の増加を見込んで大人数用の商品を強化する一方、コロナ下で伸長した小サイズ品を引き続き展開する店も。原材料高で販売価格が5~10%上昇する中、各店は販売方法を見直したり、若年層に人気の商材を拡充したりして、顧客の獲得とつなぎ止めに工夫を凝らす。 松坂屋静岡店(静岡市葵区)は、親族などで集まるだんらんの機会が本格的に回復するとみて、4~5人用の4段重(税込み3万7800円)計3点を初めて用意した。京都の料亭などが監修し、イセエビやカニといった高級食材をふ
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家康と戦い討ち死に 大河で注目高まる お田鶴の方 観音像開帳 住民ら遺徳しのぶ 浜松市中区元浜町
浜松城の前身の引間城で討ち死にしたとされる「お田鶴の方(椿姫)」をまつる浜松市中区元浜町の椿姫観音堂で19日、例大祭が開かれた。年に一度のお堂の開帳が行われ、椿姫観音像がお目見えした。 今川家の重臣だった引間城主・飯尾(いのお)豊前守(ぶぜんのかみ)連龍の妻で、徳川家康との戦いで命を落としたお田鶴の遺徳をしのぼうと、元浜町自治会と椿姫観音堂保存会が毎年開催している。追善供養では連龍の菩提(ぼだい)寺である東漸寺(同市中区)の竹内正祥住職がお経を上げ、地元住民ら約70人が手を合わせた。 保存会によると、大河ドラマ「どうする家康」をきっかけに椿姫観音堂の注目度が高まっていて、全国各地から参
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五輪経験 仏で指導の女性 教育側面 考える好機に【町道場のいま~かわる柔道界~㊦】
浜松市出身の橋本壮市選手(32)が男子柔道としては静岡県内初となる代表に選ばれ、活躍が期待されるパリ五輪。開催地のフランスで柔道に携わる県内出身の女性がいることを知り、どうしても聞いてみたいと思った。これからの日本の柔道には何が必要なのだろうかと。 沼津市出身の佐々木光[ひかり]さん(56)は14歳で柔道を始め、女子柔道が公開競技として実施された1988年のソウル五輪で金メダルを獲得。引退後、2008年にフランスに渡り、週6日、複数の道場で指導にあたる。リモート取材に快く応じてくれた。 まずフランスでは人によって道場に来る目的が違うという。指導するクラスの中には10歳から91歳までの生徒
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電子マネー詐取 浜松の女性被害 5万円分
浜松市の女性会社員(58)が19日までに、国税局をかたった架空請求で、電子マネー5万円分をだまし取られたと天竜署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると17日、女性の携帯電話に「5万円の税金を滞納している。納めないと資産を差し押さえる」などとメールが届いた。女性はプリペイドカード5万円分を購入し、メールで指示されたインターネットサイトで、電子マネーの番号を入力したという。
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新居中2年生 地域の仕事体験 湖西市
湖西市の新居中はこのほど、2年生の職業体験を地元企業などの協力を受けて実施した。地域の高齢者施設や飲食店、建設業者など41カ所に生徒約130人が分かれ、2日間にわたって仕事を体験した。 新居地域センターでは改修工事に関わる山平建設(浜松市中区)の協力で、生徒5人が工事の現場を訪れた。生徒は朝礼に参加した後、事務所で工事の内容や現場監督の仕事について社員から説明を受けた=写真=。現場監督が工事の計画を立て、材料の調達や作業員の安全確保などさまざまな事柄を管理しながら、工事を円滑に進める役割を果たしていることを学んだ。
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天竜高生、林業の魅力学ぶ 地元団体が伐倒手ほどき 浜松市
静岡県西部農林事務所はこのほど、林業のやりがいや役割を学ぶ「天竜フォレスト・ガイダンス」を浜松市天竜区山東の天竜高演習林で開いた。同校森林科学類型の2年生8人が、地元の若手林業家でつくる団体「TENKOMORI(てんこもり)」のメンバー3人から、立木の伐倒作業の手ほどきを受けた。 ヘルメットや軍手を身に着けた生徒は、ヒノキの間伐を見学して基本動作の説明を受けた後、伐倒作業に挑戦した。「退避場所よし」「伐倒方向よし」などと安全確認の合図をしながら、チェーンソーで切り込んだ。ワイヤ付きの道具を使い、メリメリと大きな音を立てて木を引き倒していった。 同事務所は高校生に林業に関心を持ってもらうた
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高齢者の事故防げ 浜松市西区で自転車講習
高齢者の自転車交通事故防止に向け、浜松西署はこのほど、浜松市西区の県セイブ自動車学校で高齢者を対象にした自転車講習会を開いた。 入野、雄踏両地区のシニアクラブに所属する約20人が参加した。参加者は教習場のコースで車に乗り、道路に勢いよく飛び出す自転車の危険性を確認したり、巻き込み時の死角を体験したりした。同校の担当者は「道路横断中や自転車乗車中の死亡事故が多い。止まれの標識は自転車も必ず停止して」と強調した。
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久留女木棚田散策 発見いっぱい 浜松市中区の児童 自然や文化学ぶ
浜松市中区の佐藤小4年生45人がこのほど、同市北区引佐町の久留女木地区を訪れ、地域住民との交流や久留女木の棚田の散策を楽しんだ。都市部の児童が中山間地域の魅力を体験する「市子ども中山間地域交流事業」の一環。 児童は生き物や植物を見ながら棚田を歩き回り、棚田での米作りや地域に伝わる「竜宮小僧の伝説」などを学んだ。旧久留女木小体育館では、同町に生息するタガメなどの水生昆虫や、シカの骨格標本などを観察したほか、同町川名地区に伝わる国指定重要無形民俗文化財「川名のひよんどり」の映像を視聴し、地域の文化に触れた。 後藤諒明君(10)は「普段は見られない景色に感動した」、鳴瀬陽花さん(10)は「たく
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夜の街彩るイルミネーション 浜北駅前、柔らかな光でお出迎え
浜松市浜北区のなゆた・浜北駅前広場で、毎年恒例のイルミネーションが点灯している。2月14日まで柔らかな明かりが浜北の玄関口を彩る。 約6万2千球の発光ダイオード(LED)で、シカやイルカなどの動物をかたどったオブジェを装飾した。家路につく家族連れらが写真を撮りながら歩く姿が見られる。3人の子どもと訪れた同区の主婦藤井加奈子さん(35)は「気軽に来られるのでありがたい。最近一気に冷え込んで冬を感じる」と話した。 なゆた浜北イルミネーション実行委員会の主催。点灯時間は午後5~10時。 (浜松総局・山川侑哉)
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プラタナスの木にイルミネーション JR浜松駅前の冬彩る
浜松市中区のJR浜松駅前のプラタナスの木が18日、イルミネーションで飾り付けられた。浜松ターミナル開発、ビックカメラ、遠鉄グループなどでつくる実行委が駅前の活性化に向けて初めて企画し、点灯式を行った。 3社の関係者や通行人らのカウントダウンのかけ声に合わせ、高さ約20メートルの木2本を彩る約1万8千個のLED電球をともした。浜松ライオネット児童合唱団がクリスマスにちなんだ合唱を披露して、にぎやかな雰囲気を演出した。 来年2月14日まで、毎日午後5時から同11時まで点灯する。
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大型盆栽や競技用車いす 浜北の産業紹介 浜松市で19日まで
浜松市浜北区の産業を発信する恒例イベント「はまきた産業祭」(静岡新聞社・静岡放送後援)が18日、同区貴布祢の商業施設プレ葉ウォーク浜北駐車場で始まった。約60のブースが19日まで並ぶ。 約2メートルのクロマツが植わった大型盆栽や、車いすテニスのプロ選手小田凱人さんが使用した橋本エンジニアリング(同区)製の競技用車いすなどが並ぶ。トランポリンの体験会や記念写真用のフォトスポットが設置され、親子連れも楽しんだ。主催する実行委員会の藤原徹会長は「子どもたちが浜北の思い出を作れるようにしたい」と話した。
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社説(11月19日)献血者の確保 若者の協力が不可欠だ
若者の献血者数が減っている。厚生労働省と日本赤十字社によると、2022年度に献血した30代以下の若年層は167万人で、12年度の251万人と比べ3分の2まで減少した。ここ10年の献血者数は500万人前後で推移している。若年層の減少分を40代以上がカバーしているのが実情だ。 若者の献血者が減っているのは少子化の影響が大きい。献血で集められた血液は大半が50歳以上の医療に使われている現状を踏まえると、少子高齢化がさらに進めば、血液の安定供給に支障を来す恐れがある。 若い時に献血を体験した人の多くがその後も定期的に協力するという調査結果もある。今年、献血500回を達成して民間団体から表彰された
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ブレス浜松 ホーム開幕戦白星 バレーボール女子 来場者数最多
バレーボールの2023~24シーズンV2女子浜松大会(静岡新聞社・静岡放送後援)が18日、浜松市浜北区の浜北総合体育館で開かれた。ブレス浜松は大野石油広島オイラーズに3―0のストレート勝ちを収め、ホームでの開幕戦を白星で飾った。シーズン成績は2勝2敗になった。 フルセットの末に競り負けるなど今シーズン、調子に乗り切れない試合が続いたブレス浜松。この日はサーブで崩し、速い展開の攻撃で試合を優位に運ぶ本来のバレーが戻った。 序盤こそ相手に先行を許したが、終始主導権を握った。今試合で最多26得点5ブロックを記録し、チームを引っ張った若泉佳穂選手は「ホームでたくさんの人に応援される中で勝つことは
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浜松で在宅ケア懇談会 地域で認知症予防を
認知症患者のケアなどについて考える「第30回在宅ケア懇談会」(実行委、浜北ロータリークラブ主催)が18日、浜松市浜北区の複合施設なゆた・浜北で開かれた。認知症予防財団会長でアルツクリニック東京院長、順天堂大名誉教授の新井平伊さんが認知症患者の心理を解説し、地域で予防対策を取る重要性を指摘した。 新井さんは、身体的な病気は痛みや熱が心理や認知機能に伝わり、不安やいらだちを引き起こすと説明。認知症も同様で、病気そのものが不安やいらだちにつながるのではなく、物忘れが起きていることが心理や認知機能に影響して、いらいらしたり不安が募ったりすると指摘した。こうした不安感は「看護、介護関係者や家族のケア
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重症心身障害児の取り巻く環境理解 浜松で東海・北陸大会
全国重症心身障害児(者)を守る会の「第33回東海・北陸ブロック大会」が18日、浜松市中区のホテルで始まった。講演会などを通じて、東海北陸6県の会員や医療関係者が障害児を取り巻く環境への理解を深める。19日まで。 市内開催は20年ぶり。初日は基調講演やシンポジウムなどを行い、約200人が参加した。神奈川県横須賀市の重症心身障害者入所施設「ライフゆう」の水口浩一施設長が「コロナ禍で得たもの 失ったもの」をテーマに講演した。 コロナ禍に経験した大規模な施設内クラスターを“災害体験”と振り返った上で「さまざまな困難に一つずつ向き合うことで施設の対応力を高められた」と話した
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どうぶつの絵コンクール 特別賞12人、静岡で表彰式
第42回どうぶつの絵コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催、富士サファリパーク協賛)の表彰式が18日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で開かれた。 画面いっぱいに2匹のアリクイを描き最高賞の県知事賞を受賞した浜松市立和田小1年の渡辺太晴君をはじめ、特別賞に選ばれた12人が出席。静岡放送の谷口智康代表取締役などから賞状と記念品を受け取ると、保護者からは温かい拍手が贈られた。渡辺君は「アリクイは子ども新聞やテレビで見て興味を持った。賞状をもらえてうれしい」と喜びを語った。 コンクールには約2万4千点の応募があった。特別賞と金賞、銀賞の計112点は、12月1日から来年3月31日まで、富士サファリ
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遠州8神社巡り「八重神玉」完成 「良縁成就」「病気鎮護」…各木玉に御利益 ひも通して縁起物飾りに
遠州地域の神社8社がそれぞれの神社でおはらいした木玉「遠州八重神玉(やえだま)」を発売した。「良縁成就」「病気鎮護」など神社ごとの御利益を前面に出し、8社分をそろえてひもに通すと神棚や壁に飾れる縁起物になる。御朱印ブームなどで参拝客が増える中、圏域の神社が連携して回遊向上を狙う。 木玉は直径約3・5センチで各神社の社紋や御利益、神社を象徴する動物などを刻印した。玉にはビーズのように穴があいている。神社を回って玉を集めて連ねることで、神様との縁を重ねるとの意味を込めた。 ポスターには参加神社の社名の横にQRコードを配置して地図アプリに誘導する。企画者の1人、龍尾神社(掛川市下西郷)の禰宜(
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大栗安の棚田、歩いて巡ろう 浜松市天竜区 23日イベント
浜松市天竜区熊のNPO法人夢未来くんまは23日午前9時15分~午後3時、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に認定された大栗安(おおぐりやす)の棚田を巡るウオーキングイベントを開く。 同区の大栗安栗砦館に集合して秋の棚田を歩く。竹筒で米を炊き、旬の総菜を昼食にする。正月飾りのしめ縄やクリスマスリースの工作も行う。 定員は先着20人。水筒や箸、おわんの持参が必要で、参加費は2000円(小学生1000円)。 申し込み、問い合わせは夢未来くんま<電053(929)0636>へ。
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「子どもの人権」テーマに研修 裾野の幼稚園や保育園職員 虐待事件受け
裾野市は18日、市内の私立さくら保育園で昨年起きた園児虐待事件を受け、市内の幼稚園や保育園の職員を対象にした合同研修会を市役所で開いた。さくら保育園での職員研修に携わる子ども総合研究所(東京)の新保庄三代表と、認定こども園「みどりのもり都田」(浜松市北区)の下原直美園長が講師を務め、参加者90人が子どもの人権を軸にグループで話し合いながら対応策を探った。 新保代表は旧ジャニーズ事務所の性加害問題と企業の対応を例に「ビジネスの世界では人権への意識が高まっている」と指摘。保育の現場では「保育はこうあるべき」という理想に力点が置かれ、子どもの人権への動きが鈍いとした。 参加者は、4人のグループ
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災害時物資輸送で協定 湖西市と事業者の法人
湖西市はこのほど、全国の中小運送事業者でつくる一般社団法人「AZ―COM(アズコム)丸和・支援ネットワーク」(東京都)と災害時の物資の輸送や調達に関する協定を結んだ。同法人の立沢勝美ゼネラルマネジャーらが市役所を訪ね、影山剛士市長と共に協定書に署名した。 協定の内容は、災害発生時に市外から同法人の加盟事業者が支援物資の緊急輸送や、物資の調達に協力するもの。立沢マネジャーは「大規模災害の発生時には地元企業が動けないこともある。公的機関と顔の見える関係をつくり、支援体制を整えたい」とあいさつした。影山市長は「全国のネットワークによる支援は心強い」と感謝した。 同法人は丸和運輸機関(埼玉県)が
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楽器ソロやダンス織り交ぜ 集大成披露 浜松湖北高吹奏楽部定期演奏会
浜松市北区引佐町の浜松湖北高吹奏楽部はこのほど、第9回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区のサーラ音楽ホールで開いた。1~3年の部員45人が出演し、日頃の練習の成果を発表した。 2部構成で、交響詩「ローマの祭」やディズニープリンセス、AKB48のメドレーなど計8曲を披露した。息の合った演奏にさまざまな楽器のソロやダンスなどのパフォーマンスを織り交ぜ、観客を楽しませた。 人気歌手AIの曲「Story」の演奏では、引退する3年生11人を紹介するスライドショーを放映。3年間の集大成として、一人ずつソロで堂々とメロディーを演奏した。
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水窪の地域課題、住民が解決策探る 24年、浜松市に事業案提出へ
浜松市天竜区水窪町の地域課題を住民自らが考え、解決策を探る「自分ごと化会議」の第4回会合がこのほど、同町の水窪山村開発センターで開かれた。来年3月までに住民の意見やアイデアを基にした事業案を市に提出する予定。 会合では、これまでの会議を基にまとめた提案書を示した上で、意見を出し合った。提案書は、次世代に続くコミュニティをつくる▽子どもたちや移住者が住み続けたいまちづくり―など5点を柱にした。 参加者約30人は2班に分かれ、片方の班は「水窪の何をどう発信するか」をテーマに意見を出し合った。「ユーチューブ」を使ってPRすることや、日常のさまざまなシーンや地域の小さな喜びをSNSで発信し、水窪
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競技経験者、初心者 問わず ママになっても 気軽に【町道場のいま~かわる柔道界~㊤】
「ママでも金」―。柔道五輪金メダリストの谷亮子さん(48)が出産を経て北京五輪に臨んだ際、その超人性を分かりやすく伝える言葉としてよく使われた。ただ、5歳から大学まで競技者として柔道を続けてきた記者にとっては、少しだけ違和感があった。<谷さんだけがずっと特別な存在じゃいけない>。あれから15年。母親になっても本格的に柔道を続けることは、スター選手だからできる特別なことではなくなりつつある。 金曜日の午後7時、伊豆の国市の韮山高道場で、大仁柔道会の練習が始まる。静かな夜に「こんばんは」の声が響き、柔道着姿の女性が次々と姿を現した。 畳の隅で体操を始めたのは伊東柔道会から出稽古に訪れた秋山菜
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御殿場の洋菓子店・赤堀さん 全国ケーキショー準V 夢かなえ7カ月で快挙
御殿場市の洋菓子店「アンドロワ・パレ」の菓子職人赤堀早恵香さん(34)が、日本最大の洋菓子コンテスト「2023ジャパンケーキショー東京」で準グランプリを受賞した。洋菓子職人になる夢をかなえて約7カ月での快挙となった。 コンテストには計約1500作品の出品があり、10月末に都内で審査が行われた。赤堀さんは第1部デコレーションケーキ部門(マジパン仕上げ)に、フランスの伝統の焼き菓子「ガレット・デ・ロワ」をテーマとした高さ20センチ、幅23センチの作品を出品した。 土台は焼く前のパイ生地をイメージし、ペティーナイフで表面に模様を付けたり、アーモンドクリームを絞ったりしている小人たちを乗せるこ
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静岡県が橋渡し 宿泊業・人手不足解消 求職者・短期業務実習 観光需要の取りこぼし防ぐ
静岡県は県内のホテル・旅館に就職を希望する人と宿泊事業者をつなぐマッチング支援に乗り出す。新型コロナウイルスの5類移行などで観光需要が本格回復する一方、宿泊業界の人手不足は深刻さを増している。短期間の業務実習で接客技術などを身に付けてもらい、宿泊業界への就職を後押しする。 「宿泊業新規雇用支援事業」と題し、宿泊施設に正社員として就職を希望する人を県内外から40人募集する。モデル地域として設定した伊豆や浜松市西区など12市町のホテル・旅館が対象。求職者は2~10日間にわたってフロントや接客、清掃などの業務実習に当たる。勤務する上で必要なスキルや就労イメージを獲得してもらい、実習先施設への正
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⚾センバツ21世紀枠候補 浜松城北工に推薦伝達
来春の第96回選抜高校野球大会の21世紀枠静岡県候補校に推薦された浜松城北工の表彰状授与式が17日、浜松市中区の同校で行われた。工藤舜大主将は「推薦校の責任を持ち、より良い部活動になるよう向上心を持って取り組む」と決意を述べた。 他部と共有するグラウンドで工夫を凝らして練習し、今秋の県大会で16強入りと成果を上げたことが主な推薦理由。専門科目の学習や資格取得を目指した取り組みなど、学業との両立も評価された。県高野連の清水淳次会長は「顧問の先生方と一体感を持ってチーム力を向上させている。浜松城北工らしい野球を継続してほしい」と激励した。 寺田弘隆校長は「工業高校生としての、文武両道の部分に
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計243人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、三島市1施設10人、清水町1施設10人、富士宮市1施設11人、静岡市葵区2施設18人、同市清水区1施設9人、焼津市1施設21人、牧之原市1施設9人、藤枝市1施設17人、島田市1施設12人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設25人、浜松市天竜区1施設14人、同市中区3施設42人、同市東区1施設8人、同市西区1施設17人、同市浜北区1施設6人
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12月6日の会合開催 発表 浜松期成同盟会 合意書早期実現を要望【静大・浜医大 再編】
静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編問題で、浜松市を中心とした県内の市町、議会、経済界などでつくる期成同盟会(会長・中野祐介浜松市長)は17日、12月6日に同市中区のアクトシティ浜松で会合を開くと正式に発表した。両大の学長に出席を求めて現状説明を受け、両大が2019年に合意書を交わした「1法人2大学」の早期実現をあらためて訴える。 静大の日詰一幸学長が合意書と異なる「1大学2校案」を静大の正式案とする方針を示したことを受けて開催を決めた。事務局の同市によると、浜医大の今野弘之学長は出席する意向を示す一方、日詰学長からは現時点で返答はない。 合意書案に対しては、大学の一体感が損なわれ
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宇宙テーマ 研究解説 浜ホトフェア 2日目 東大特別教授ら講演
浜松ホトニクスが浜松市中区のアクトシティ浜松で開いている総合展示会「フォトンフェア2023」は2日目の17日、東京大カブリ数物連携宇宙研究機構の村山斉特別教授と、宇宙飛行士の野口聡一さんが「ダークマター(暗黒物質)」、月面開発など宇宙を題材にそれぞれ特別講演した。 村山特別教授は、正体が分かっていないダークマターの研究を紹介した。解明できれば、誕生直後の宇宙の姿が分かることや、加速器でダークマターをつくる研究を解説。「ダークマターに合えれば宇宙がどう始まり、なぜわれわれが存在できるかに迫ることができる」と語った。浜ホトのセンサーが使われる「すばる望遠鏡」で、解明に向けて進むスミレプロジェク
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児童生徒木工工作コンクール 平野さん(浜松上阿多古小)知事賞
第48回県児童生徒木工工作コンクール(県木材青壮年団体連合会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式が、静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで開かれた。最高賞の知事賞に輝いた浜松市立上阿多古小6年の平野愛未さんらに表彰状などが贈られた。 県内の小中学校から計718点の応募があり、校内審査を通過した45点から入賞作品20点が選ばれた。平野さんの作品「木製ランドセル」は、土台となる木箱に、木の棒をすだれのようにつなぎ合わせた「かぶせ」を付けて、実用的なランドセルを完成させた。 平野さんは「6年間お世話になったランドセルを木で作ろうと思った。賞に選ばれてうれしい」と話した。平野さんら上位3作品は
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細部にこだわり 革製干支づくり 浜松東小
浜松市立東小(中区)クラフトクラブの児童が、来年の干支(えと)の辰(たつ)をイメージした牛革製の模型を製作した。ものづくりの面白さを伝えようと、同区のレザークラフト専門店「浜松クラフト」の永田政司会長が講師を担った。 所属する4~6年生の児童約20人は専用キットを使い、はさみで細かな切り込みを入れて背びれを作ったり、ねじってひげを表現したりした。立体的になった胴体に赤や青の専用塗料を塗り、光沢感のあるりりしい模型が完成した。 部長の高橋南翔さん(12)は「細部までこだわりがあってかっこいい」と声を弾ませた。
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高校生がダンス技術競う 浜松に静岡県内17校29チーム
浜松いわた信用金庫は、静岡県内の高校ダンス部の生徒が技術を競う「第9回ダンスパフォーマンスコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市北区のはままつフルーツパーク時之栖で開いた。 県内17校から29チーム約300人が出場し、ヒップホップやロック、ジャズなど自由なジャンルで日頃の練習の成果を披露した。パフォーマンス後には、審査員を務めたプロダンサーが講評し「たくさん練習したことが伝わった」「見ている人を驚かせる構成は大事」などと激励、助言した。 コンテストは「音楽の街浜松」をアピールする地域貢献活動の一環として毎年開いている。動画投稿サイト「ユーチューブ」でもライブ配信した。
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命の尊さ描く イラストレーター・えだむらさん 浜松市で個展
浜松市南区のイラストレーターえだむらかつみさんの個展「いのちの花展」が30日まで、北区細江町のギャラリーカフェ寸座フランセで開かれている。 えだむらさんは、自らの流産や父母との死別などの経験から、命の尊さや慈しみを表現するようになったという。自作の詩「いのちの花」をテーマに、少女や天使を花々とともに描いたアクリル画と水彩画約50点を展示した。 作品には「いっぱい咲いたね キレイだね」「ありがとう この想(おも)いあなたに伝えたくて たぁくさんのお花を贈るよ」など、癒やしの言葉を添えている。 午前9時半~午後6時。火曜定休。
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11月25日無料調停相談会 浜松市中区と磐田 浜松調停協会
浜松調停協会は25日、裁判所調停委員による無料の調停手続き相談会を浜松市中区の市市民協働センターと磐田市国府台の市総合健康福祉会館iプラザでそれぞれ開く。 弁護士や司法書士ら調停委員41人が多重債務や土地建物を巡るトラブルといった民事、離婚や遺産相続などの家事の問題について、調停手続きを中心に助言する。訴訟または調停中の案件は対象外。午前10時~午後2時半。申し込み不要。 問い合わせは浜松簡裁<電053(453)7179>へ。
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収穫の秋 焼き芋もっと! 浜松市西区・志都呂幼稚園
浜松市西区の志都呂幼稚園で16日、年長園児が収穫したサツマイモを食べる恒例行事が開かれた。 全園児約240人が石焼き芋をほおばった。「おいしい」「もう食べちゃった」と喜ぶのを教員らが笑顔で見守った。PTA役員らがイモを焼き、食べやすい大きさに切るといった調理を担当し、火器の管理は同市東区のLPガス販売会社「イワタニ首都圏浜松支店」が協力した。 同園では、自分たちで収穫した作物を食べるのが食育につながるとして例年この時期にサツマイモを食べる行事を続けている。 (浜松総局・松浦直希)
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ミニ地蔵や竜 かわいい陶芸 尾崎さん作品展 浜松市北区方広寺
浜松市西区の陶芸作家尾崎聖子さん(54)が26日まで、作品展「ご縁広がるおじぞう様展2023」を同市北区引佐町の方広寺で開いている。 ミニ地蔵や来年の干支(えと)の竜、観音像など163点を並べた。滋賀県甲賀市信楽町の赤土で制作した地蔵は、釉薬(ゆうやく)を使わず高温で焼成する「焼き締め」を行うことでざらざらとした土の感触を表現。竜は、角や背びれに明るい色を付けて愛らしいデザインにした。 作品には「弱い自分に気がつくって案外すごいこと」など、温かみのある言葉を添えている。尾崎さんは「皆さんの励ましになればうれしい」と話した。 開場時間は午前9時から午後4時で、入場には拝観料500円が必要
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収穫の秋 大根よいしょ! 浜松市中区・江西保育園
浜松市立江西保育園(中区)の年長園児17人が15日、同園近くの畑で野菜の収穫を体験した。 JAとぴあ浜松可新支店が、子どもたちに農業に親しんでもらおうと企画。園児が8~9月に種をまいたブロッコリーと大根が収穫期を迎えた。同JAの職員と協力して、園児は大きく育った野菜を手でもいだり引き抜いたりした。笠原さといちゃん(6)は「大根を抜くのが大変だった。みそ汁にしたい」と笑顔を見せた。 収穫した野菜は給食として提供するほか、自宅に持ち帰って味わうという。今後、ジャガイモと白菜の収穫も予定している。 (浜松総局・山川侑哉)
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ビジネスプラン 新興4社が発表 浜松市中区
浜松市はこのほど、本年度初めて実施した起業家育成プログラム「スタートアップアクセラレーター」の成果発表会を中区の起業家支援拠点「FUSE」で開いた。受講した新興企業4社の代表がビジネスプランを発表し、化学産業向け受発注システムを開発するSotas(本社神奈川県)が最優秀賞を受賞した。 従来立ち上げ初期の企業向けに実施していたプログラムに、本年度は軌道に乗りつつある企業向けのコースを追加。アクセラレーターは浜松に本社や事業所を置いて事業拡大を目指す有望な新興企業4社が選抜され、8月から投資家や浜松の先輩起業家、研究機関などと事業案を磨いてきた。 Sotasは扱いに注意を要する化学素材の在庫
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秋の味覚販売 11月18日からまつり 浜松市天竜区
浜松市天竜区春野町の秋の味覚を楽しむ催し「第48回はるの産業まつり」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が18、19の両日、同町領家の春野ふれあい公園で開かれる。 約65の企業・団体がブース出展し、茶やアユの塩焼き、銘菓「あおねり」などを販売する。湖西市のウナギや長野県のリンゴといった市外の特産品も集まる。ステージでは天竜高春野校舎生徒による「秋葉太鼓」の披露やハーモニカ奏者の演奏、もち投げなどが行われてまつりを盛り上げる。 会場近くに800台収容可能な駐車場を用意する。
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浜松LCなど ヨシ刈り取り 西区の佐鳴湖畔
浜松ライオンズクラブ(LC)などはこのほど、浜松市西区の佐鳴湖畔でヨシ刈りと清掃を行った=写真=。水質改善のために湖畔に植えられたヨシを鎌で刈り取った。 高さ2メートルほどに伸びたヨシを更新することで、浄化作用を高める狙い。同クラブ会員と浜松西法人会、佐鳴湖を練習場としている入野中ボート部の生徒ら約90人が参加した。刈り取ったヨシは地域の茶農家が肥料にして活用するという。
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地域の伝説・昔話学ぶ 犬居小 静岡文化芸術大ゼミ生招き 12月、学習発表会で劇披露 浜松市
浜松市天竜区春野町の犬居小がこのほど、静岡文化芸術大(中区)二本松康宏ゼミ(伝承文学)の学生を招き、犬居地区に伝わる伝説や昔話を学ぶ授業を行った。 児童は学びを生かした劇を、12月2日の学習発表会で披露する予定。 同ゼミは天竜区内各地の高齢者などから民話や伝説を聞き取り、採録する活動を進めている。授業ではゼミの4年生4人がスライドや動画を用いて伝説の内容を説明。大雨で気田川があふれた際に竜が堤防の代わりになって集落を守った「犬居のつなん曳(びき)」の由来など4話を紹介した。 児童は4話のうち「徳川家康と和田之谷の桶屋」と「新宮池の大蛇」の2話を劇で発表する予定で、学生が作った台本を読み
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中小人材確保へ 最新動向を紹介 長泉町、セミナー
長泉町はこのほど、県中小企業団体中央会の協力で、中小企業対象の人材確保セミナーを町文化センターベルフォーレで開いた。静岡キャリア形成支援協同組合(浜松市)の南谷幸子代表が講師を務めた。 コロナが収束した現在の採用現場は、徐々に売り手市場に移行している。南谷代表は採用方法の種類や若手転職者の求人検索の流れを紹介。人材を確保するためには、「『仕事も生活も充実できる』など若手から求められる労働環境や業務体制を理解し、企業として支援する必要がある」と強調した。
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物価高騰対策求める 浜松市議会公明党
浜松市議会会派の公明党は17日、物価高騰対策と経済再生に向けた提言を中野祐介市長宛てに提出した。幸田恵里子代表が市役所で中野市長に提言書を手渡した。 低所得世帯支援や公共料金の負担軽減、小中学校の子どもの給食費支援、農林水産業における飼料や肥料、エネルギー価格高騰への負担軽減、医療・介護・教育といった「ベーシックサービス」に関する事業者への支援などを求めた。 幸田代表は、政府が低所得世帯への給付金の原資となる自治体向けの「重点支援地方交付金」を計上した補正予算案を20日にも臨時国会に提出することに触れ「物価高騰から市民の生活を守り、経済の着実な回復を図ってほしい」と話した。中野市長は「速やか
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奥浜名湖 アートで表現 浜松みをつくし特支 体育館に制作
浜松市北区細江町の浜松みをつくし特別支援学校の児童生徒が、開校3周年記念として地域にまつわるデザインアートを制作した。国道362号に面する体育館の扉に描き、同校の新たなシンボルになるよう願いを込めた。 子どもたちは1学期から制作に取り組み、奥浜名湖地域をイメージした絵をデザインした。ミカン、天竜浜名湖鉄道、姫様道中、竜宮小僧などを採用し、磐田市のデザイナー鈴木海斗さんがアレンジした。浜松市南区の看板専門店「宣美」も技術面で協力し、子どもたちが色塗りをして完成させた。 学習成果を発表するイベント「はまみゆめウィーク」に合わせて16日に完成式典が行われ、小学、中学、高等部の全校児童生徒約250人
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11月定例会開会 浜松市議会
浜松市議会11月定例会が17日開会し、会期を12月13日までの27日間と決めた後、計24億8800万円を追加する本年度一般会計補正予算案など57議案と市民からの請願2件を上程した。 一般会計補正予算案は年末年始の発熱外来対応や中山間地域の巡回診療支援、家庭ごみ減量、三遠南信自動車道の整備など、市民の健康や生活基盤などを守る取り組みに重点配分した。特別職報酬と職員給与、期末手当を勧告通り引き上げるための人件費も盛り込んだ。 代表質問は30日、一般質問は30日と12月1日、4日に行う。
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徳川家康ゆかり 浜松・水窪の神社で例大祭 無病息災など願う
浜松市天竜区水窪町の山住神社で17日、秋季例大祭が開かれた。標高約1100メートルの山あいに構える神社に地元企業の関係者や各自治会長ら約20人が足を運び、無病息災や商売繁盛を願った。 例大祭に合わせて、地元保存会が神楽の舞を奉納し、勇壮な演舞を拝殿で披露した。 この日は降雨に見舞われ、気温は10度に迫る寒さとなった。冬並みに冷え込んだ社殿で粛々と神事は進められた。静寂な雰囲気の中、出席者は玉串をささげ、両手を合わせた。 同神社は徳川家康が戦勝祈願し、戦の難を逃れたという言い伝えが残されている。水窪小は21日、古道を登って同神社を目指す遠足を実施する予定。
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北海道の自称「赤ちゃんポスト」団体、浜松にも拠点 予約制、無料で妊婦相談
北海道当別町で自称「赤ちゃんポスト」を運営する市民団体「こどもSOSほっかいどう」が、浜松市北区細江町にも拠点を開設していたことが16日、同団体への取材で分かった。同拠点は、親が育てられない乳幼児を匿名でも受け入れる赤ちゃんポストとは異なり、事前予約制で妊婦や親の相談、居場所が必要な子どもの宿泊支援などを無料で行う施設。同日現在、受け入れの実績はないという。 施設名は「こどもSOSしずおか」で1日付で開設した。近隣の医療機関との協力体制はないが、看護師で専門里親の入江礼奈さん(56)の自宅で原則、身元確認をした上で受け入れる。食事の提供や日常生活上必要な援助を行い、日帰りやショートステイの
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SNSへの親子の生活投稿、慎重に 子どもの気持ち見極め大事【NEXTラボ #変わる暮らし】
多くの人がSNS(交流サイト)を利用する現在。子育てや子どもとの生活についての投稿が盛んになる一方、子ども自身が成長とともに拒否感を示したり、情報の悪用が心配されたりするなど、リスクの再認識が求められている。子どもの不利益にならないために親にどんな認識が必要か。経験者や有識者と考える。 誰もが知る名画を模写したどこかほほ笑ましい絵画作品で人気を博す親子アートユニット「アーブル美術館」。県内を拠点に2人の子どもたちと10年以上にわたって活動してきた藤原晶子さん(47)は、ウェブ上での子どもの情報発信について試行錯誤してきた。 作品を多くの人に見てもらおうと、活動開始と同時期にブログを始め
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浜松いわた信金 事業承継ファンド設立 企業価値高め 橋渡し
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は16日、中小企業の事業承継支援に特化した総額10億円の投資ファンドを設立した。後継者がいないなど事業承継に課題を抱える取引先の株を取得し、経営改善で企業価値を高めた上で、新たな後継者へ橋渡しする。 名称は「浜松いわた事業承継1号ファンド」。事業承継が主目的のファンドは県内信金で初めてという。 1社当たりの投資規模は1億~2億円を想定する。原則全株式取得を目指す。投資業務や関連支援に豊富な実績を持つケップルキャピタル(東京、神先孝裕代表取締役CEO)が運営管理する。 財務改善や営業管理、人材育成といった多角的な支援で経営力を高め、出口としては10年後まで
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臨床研修医内定、最多282人 24年度静岡県内 県の確保対策奏功
新人医師が医療現場で指導を受ける臨床研修制度で、県内の病院で2024年度から研修を始めることが内定した医学生らが前年度より10人多い282人となり、過去最多を更新したことが16日までに分かった。増加は3年連続。本県の課題である医師不足解消には若手医師の定着が不可欠で、県は引き続き医療機関と連携して医学生向けのリクルート活動など医師確保対策を推進する。 厚生労働省が公表した医師臨床研修マッチング結果によると、24年度に臨床研修を受け入れる県内24病院の募集定員は計304人。定員に対する内定者の割合を示す「マッチ率」は92・8%だった。前年度から1・2ポイント上昇して過去最高となり、都道府県
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「誰でも通園」不安の声 有識者、態勢整備訴え 静岡県内保育士「現場任せ」「手いっぱい」
国が検討している子育て世帯の支援策「こども誰でも通園制度」に対し、県内の保育士から不安の声が上がっている。保護者の就労要件を問わず、未就園の生後6カ月~2歳なら誰でも保育施設を定期利用できる仕組みだが、労働環境が改善されない中で新たな園児を受け入れることに現場の抵抗感は強い。有識者は「十分な受け入れ態勢を整えなければ現場の多忙感は増し、いわゆる不適切な保育にもつながりかねない」と懸念する。 「保育士の配置基準も賃金水準も変わっていない。現場任せだ」。静岡市の保育園に勤める50代女性保育士は、ため息をつく。子どもは1歳半ごろから自我が芽生え、意思表示をするようになるとされる。女性は「『イヤ
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紅葉に負けない秋の桜 浜松市天竜区・光明寺で見頃
浜松市天竜区山東の光明寺の四季桜(しきざくら)が見頃を迎えている。12月上旬ごろまで、来訪客を楽しませる。 四季桜はエドヒガンとマメザクラの交雑種で、開花時期は春と秋の年2回。花びらは薄いピンクに色づく。甘蔗(かんしゃ)孝仁住職によると、秋の開花時期は例年並みという。 問い合わせは同寺<電053(925)3547>へ。
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イタリア映画祭で優秀佳作賞 映像ディレクター岡部さん(浜松市東区)
浜松市東区の映像ディレクター岡部聡さん(47)が小国神社(森町)拝殿の屋根のふき替え工事に密着したドキュメンタリー映画を制作し、イタリア・モンテカティーニ国際短編映画祭で最高賞に次ぐ「優秀佳作賞」に選ばれた。同映画祭で日本人の受賞は初めて。岡部さんは16日、市役所で作品をアピールした。 受賞したのは「Connect」(つなぐ)と題した30分の作品。同神社で2022年1月から1年かけて撮影した。ヒノキの皮をそぎ、竹のくぎで打ち込む伝統技法の「檜皮(ひわだ)ぶき」で行う工事に密着。映画祭では「日本の伝統文化が美しく表現されている」などと評価された。 岡部さんはフリーランスの映像ディレクターと
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「湯立ての舞」境内清める 浜松市天竜区・山住神社で例大祭
浜松市天竜区水窪町の山住神社で15日夜、伝統の「湯立祭」が執り行われた。17日の例大祭を前に開く儀式で、神職10人が境内や本殿を清めた。 湯立祭は、鉄釜で沸かした湯をササで境内や鳥居、神職にふりまく行事。遠州灘の水を鉄釜で沸かして湯をつくり、神職は「湯立ての舞」を奉納した。 鉄釜から湯気が出始めると、たき火の煙が部屋に広がった。鉄釜の周囲が薄い煙に包まれる中、神職は太鼓の音に合わせて堂々とした舞を見せた。湯立ての舞の後、ササで湯を本殿や境内、神職などまんべんなく振りまいていった。
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アニメ業界で生き残るには 監督・演出家の山本さん 浜松で専門学生らに講演
「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」「らき☆すた」など、数々の人気アニメを手がけるアニメーション監督で演出家の山本寛さん(49)を招いた特別講座がこのほど、浜松市中区の市福祉交流センターで開かれた。長年業界で活躍する山本さんがクリエーティブな世界で生き残るためのヒントを伝えた。 山本さんは、業界で働き続けるために必要な「悩み方」を伝授。自らの才能を見抜いて目標を設定し、努力することの重要性を強調した。自身が京都アニメーションに入社した当時、監督を希望していなかったことに触れ「得意分野が何かを知り戦略を立てる。プロになってもその繰り返し」と述べた。仕事を続ける上で夢を持つことの大切さも語りかけた
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山岳耐久レース 浜松学芸高の植田さん、年代別で優勝 初出場、父と71.5キロ走破
浜松市中区の浜松学芸高2年の植田実来さん(16)が10月に行われた東京・奥多摩の山岳地を舞台とするトレイルランニングの大会「日本山岳耐久レース 長谷川恒男CUP」の10代女子の部で優勝した。本格的に練習を始めたのは今年3月。マラソン未経験だったが約半年の練習を重ね、完走が難しいとされる日本最高峰のレースで栄冠を手にした。 レースは三頭山(みとうさん)など計71・5キロを24時間以内に完走を目指す。昼にスタートし、一夜明けた午前7時ごろ、実来さんは18時間49分25秒でゴールした。 トレイルラン好きの父、友和さん(46)の後押しがあり同大会への出場を決めた。自宅周辺の平地を毎日走り、3カ
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木工作業場が全焼 浜松市東区
15日午後11時50分ごろ、浜松市東区中野町の木工品製造「ワオウッドワークス」の作業場から出火し、鉄骨平屋建ての作業場約220平方メートルを全焼した。浜松東署によると、出火当時、建物内は無人だったという。同署と浜松市消防局が出火原因などを調べている。
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暴走行為疑い、会社員2人書類送検 袋井署
袋井署は16日、県暴走族等根絶条例違反の疑いで浜松市天竜区の男性会社員(20)と掛川市の男性会社員(19)を静岡地検浜松支部に書類送致した。書類送致容疑は、2人は9月7日午後8時55分ごろ、袋井市高尾の商業施設駐車場で乗用車を急転回するなどして通行人らに迷惑と不安を覚えさせる行為をした疑い。同署によると、複数の通行人から通報があった。防犯カメラや目撃情報から特定した。
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鉄道の魅力体感 天浜線フェスタ 19日浜松・天竜二俣駅、特別列車や物販
天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は19日午前10時~午後3時、恒例のイベント「天浜線フェスタ」を同区二俣町の天竜二俣駅構内で開く。鉄道の魅力に触れられる多彩なプログラムを用意した。 中学生以上を対象とした「高所作業車乗車体験」は、車両基地や車体を見下ろして景色を楽しむことができる。記念ヘッドマーク付きの特別臨時列車は、車両基地と西鹿島駅(同区)の間を運行する。例年好評の切断した鉄道レールの販売や模型展示、協力鉄道会社のPRブースといった企画も展開する。 入場料は大人400円、小学生以下100円。天浜線利用者は無料。問い合わせは同社<電053(925)2276>へ。
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インフルエンザ 静岡県内24施設で学級・学年閉鎖
静岡県は16日、県内の高校、小学校、幼稚園24施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計232人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 河津町1施設10人、熱海市1施設8人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設12人、長泉町1施設9人、御殿場市1施設8人、小山町1施設7人、富士宮市2施設15人、静岡市葵区3施設30人、同市清水区2施設24人、牧之原市1施設11人、磐田市2施設20人、掛川市1施設4人、袋井市2施設22人、森町2施設24人、浜松市中区1施設11人、同市南区1施設8人
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「光技術で未知未踏を開拓」 浜ホト社長が講演 フォトンフェア開幕
浜松市中区のアクトシティ浜松で16日開幕した浜松ホトニクスの最新技術を集めた総合展示会「フォトンフェア2023」で、丸野正社長が「光技術による社会貢献と高付加価値化への挑戦」と題して基調講演を行い、「光技術で未知未踏を開拓し、人類に役立つ産業をつくりだしていく」と強調した。 技術開発を通じて科学や医療の発展に貢献してきた自社の歴史を語った。光センサーの光電子増倍管が素粒子ニュートリノの発見に寄与したことや、光検出器がヒッグス粒子の発見を支えた実績を紹介した。 1980年代から研究する陽電子放射断層撮影装置(PET)の成果も解説し、自社開発のPET用薬剤で、将来的に病気の前兆を可視化できる
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カブ系バイク 浜松市天竜区・船明に結集 ホンダ創業者ゆかりの地
現在の浜松市天竜区で生まれ育ったホンダ創業者、故本田宗一郎氏の顕彰に取り組む「ポンポンCLUB浜松」(宮地武夫代表)は12日、ホンダ製バイクが集まる催し「カブミーティングinふなぎら」(静岡新聞社・静岡放送後援)を、浜松市天竜区の船明ダム運動公園で開いた。 各地からカブ系バイクの愛好家が集まり、200台強が会場内に並んだ。茨城や香川など遠方からの参加者も見られ、デザインやカスタムパーツなどについて話が弾んだ。 会場には、1950年代に製造された原動機付き自転車も展示され、注目を集めた。宮地代表(80)は「本田宗一郎ゆかりの地である船明を多くの人に知ってほしかった。カブ愛好家が交流する機会
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科学と金融連携し持続可能な社会へ 浜松で会議
科学と金融に関係する関係者が連携しサステナブル(持続可能)な社会創造を目指す会議「FDSFジャパンツアーin浜松」がこのほど、浜松市中区の起業家支援拠点FUSEで開かれた。科学・技術と金融の間を橋渡しする人材育成や新たな資金循環の構築が狙い。地元金融機関や大学関係者らが意見を交わした。 静岡大や浜松医大、レーザーによる核融合の実用化などを目指すEX―Fusion(エクスフュージョン、大阪府)の森芳孝CTO(最高技術責任者)らが、研究内容や若手育成の取り組みなどを説明。研究費確保の課題も挙がった。 森CTOは「互いに世の中をつくっていく考え方で、共感や共鳴を頂ける方に支援をお願いしたい」と述べ
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獣害から農作物守れ 農家や猟友会、自衛へ防護柵や狩猟 浜松市天竜区
晩秋を迎えた静岡県西部の中山間地で、農作物を食い荒らすシカやイノシシへの警戒が強まっている。農家は果樹や野菜を守る柵の設置や補修といった備えを進め、地元猟友会は今月1日の銃・わな猟解禁を受けて捕獲や狩猟を展開する。 浜松市天竜区佐久間町浦川で10月下旬、野生鳥獣向けの防護柵の使い方を学ぶ研修会が開かれた。農家ら約25人が、シカに網を破られたり、支柱を倒されたりした畑の状況を確認。ワイヤメッシュ製の柵を組み立てる作業を行った。 2022年度の野生鳥獣による県内農産物被害額は2億6千万円と前年度を4・4%上回った。同区水窪町の住民でつくる「みさくぼ野菜を育てる会」の守屋銀治会長(89)は「田
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自著テーマ「人生後悔なく」 作家いぬじゅんさん 掛川で講演
掛川市掛川の市立中央図書館はこのほど、浜松市在住の作家いぬじゅんさんを講師に招いた講演会を開いた。主任ケアマネジャーとしても働くいぬじゅんさんは「静岡県の小説家」と題し自身の生活や執筆のエピソードを披露した。県内外から集まったファンら約80人を前に、小説には「(人生を)後悔なく過ごしてほしい」との思いを込めていると明かした。 いぬじゅんさんは介護の仕事について「その人の物語の最終章に登場人物として出てこられることに喜びを感じる」と話した。また、亡くなる前に「後悔の言葉を口にする人が多い」とし、すべての作品のテーマを「生きるということ、死ぬということ」としていると語った。 講演会はクイズを
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路線バス利用者増加へ 浜松でポスター写真コンクール 車内掲示へ
浜松市西区伊佐見地区の自治会連合会とコミュニティ協議会はこのほど、路線バスの利用者増に向けた「バスポスター写真コンクール」の表彰式を伊佐見協働センターで開いた。44点の応募があり、最優秀賞には湖東中1年藤田知萌さんと、伊佐見小6年武井ひなたさんが選ばれた。来年2月までバス車内に掲示する。 藤田さんは「堂ノ谷バス停」に住民が設置したレトロな待合室を絵の具で描いた。「魅力が伝わるように細部まで書き込んだ。バスを日常的に使う人のため、路線を残せれば」との思いを込めた。武井さんは子どもや高齢者がバスを囲むイラストに「みんなで支えて守る」のメッセージを添えた。「小さい子も親しんでもらえるように、かわ
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佐久間グルメや太鼓生演奏満喫 浜松市天竜区でフェスタ
浜松市天竜区佐久間町の佐久間歴史と民話の郷会館駐車場でこのほど、「フェスタさくま」(実行委主催)が開かれた。佐久間ならではの食べ物が集まったほか、地元有志による舞や音楽の生演奏が披露され、多くの老若男女が楽しんだ。 会場の物産展では、特製のみそだれを付けた五平餅やアユの塩焼き、山菜など各種特産品が並んだ。 地元保存会が伝統の「竜神の舞」を披露したほか、さくま飛龍太鼓の生演奏など迫力あるパフォーマンスが続き、会場を盛り上げた。 同イベントの開催に併せ、会場では佐久間地区の小中学生の文化活動やスポーツなどの成果をたたえる青少年健全育成市民大会が開かれた。
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病院実習課程へ 29人が戴帽式 浜松市看護専修学校
浜松市医師会看護高等専修学校はこのほど、戴帽式を中区の市医師会館で行った。病院での実習課程に入る1年生29人が出席し、決意を新たにした。 同校によると1年生の平均年齢は30代前半で、女性25人、男性4人という。生徒を代表して鈴木美緒さん(45)が「笑顔とあいさつを心がけ、患者と真剣に向き合っていきたい」と意気込みを語った。林卓司校長は「病気で苦しむ人にとって、最も身近な存在として、使命と責任を自覚してほしい」と呼びかけた。
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浜松・気賀小創立150年記念 新設ブランコお披露目
浜松市北区細江町の気賀小でこのほど、創立150周年記念として新設したブランコがお披露目された。全校児童約520人が完成式に参加し、これまで校庭になかった遊具の設置を喜んだ。 資源回収で積み立てた費用などを活用し、PTA役員や地域住民らでつくる周年実行委員会が設置した。完成式で体育委員会の児童が「みんなで仲良く使いましょう」「危ない乗り方はやめましょう」と使う際の約束を発表し、代表児童と関係者がテープカットを行った。 初乗りした児童会長の大波貴博君(12)は「ブランコは初めてじゃないけど、学校で乗るのは新鮮で面白かった。大切に使っていきたい」と笑顔を見せた。
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地域住民への感謝、花に込め 水窪中生徒 フラワーアレンジメント製作
浜松市天竜区水窪町の水窪中の1~3年生16人はこのほど、日頃からお世話になっている地域の方々に感謝の思いを込め、フラワーアレンジメントを製作した。 プードルの顔に仕立てたカーネーションを中心に、ダンシングフラワー、カスミソウなど色とりどりの花をオアシス(吸水性スポンジ)に刺し、華やかな作品に仕上げた。完成したフラワーアレンジメント40個は、コミュニティースクールの委員や地元企業、課外授業などで関わった地元住民らに届けられた。 フラワーアレンジメントを製作して届ける活動は、太田陽三教頭が発案し、今回で2回目。3年の遠見石侑平さんは「昨年よりも上手にできてうれしい。感謝の気持ちを作品で一生懸
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浜松市上空から不法投棄を監視
浜松市産業廃棄物対策課と市消防航空隊は14日、上空から不法投棄の有無を監視するスカイパトロールを実施した。長野県、愛知県との県境付近から山間部を重点的に確認した結果、新たな不法投棄現場は見つからなかった。 浜北区の消防航空隊庁舎から消防ヘリに乗った職員が地上を見下ろし、不審な土地改変がないか調べた=写真=。スカイパトロールは人目につかない山中で大規模な不法投棄が行われる事例が県内外で発生しているため、兆候の早期把握と迅速な指導を図ろうと定期的に実施している。
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高齢者の力作ずらり 手工芸や書、数年かけた大作も 浜松で作品展
浜松市とシニアクラブ浜松市による「第56回高齢者の作品展」が16日、同市中区の市福祉交流センターで始まった。創作活動に励む約100人が手がけた多彩な作品が並ぶ。20日まで。 62~99歳のクラブ会員や一般参加者が手工芸、絵画、書など計216点を出展した。数年をかけて完成させた大作もあるといい、技巧を凝らした作品が来場者の関心を集めている。 会場では来場者へのアンケートを実施していて、全作品の中から殊勲賞と技能賞を決定する。入賞者は最終日に表彰する。
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海洋プラ削減へ 中田島砂丘清掃 杏林堂薬局
杏林堂薬局(浜松市中区)はこのほど、南区の中田島砂丘で海洋プラスチックごみ削減の必要性を学び、ごみ拾いを行う市民向けのイベントを開いた。 味の素AGF(東京都)と共催で行い、オイスカ浜松国際高や県浜松土木事務所などが、ごみの分別やマイクロプラスチック、海浜浸食の仕組みを説明した。市民ら約160人は環境保全への理解を深め、海岸でごみ拾いに取り組んだ。
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浜松の画家宮地さん 絵画や寺宝紹介 初山宝林寺で特別展
浜松市北区細江町の初山宝林寺は12月10日まで、文化芸術の振興を図る「秋の特別展」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同寺で開いている。同市西区の画家宮地越子さんが手がけた絵画や同寺の寺宝を、国指定重要文化財の方丈で展示している。 宮地さんは、人物のデッサンや花、風景などを油彩とパステルで描いた約40点を並べた。インド舞踊のワンシーンや階段に腰かけた女性を描いた油彩画は縦約1・6メートル、横約1・3メートルの大作。作品は背景を不鮮明に描いているのが特徴で、宮地さんは「モデルとなる人物の雰囲気を背景で表現している」と話した。 同寺は、寺を開創した独湛(どくたん)禅師と、独湛禅師を招いた近藤貞用夫
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浜松で「しずおか・短歌大会」 大橋さん(愛知)日本歌人クラブ賞、梅沢さん(藤枝)静岡県知事賞
第28回日本歌人クラブ東海ブロック大会と第42回静岡県短歌大会を兼ねた「2023しずおか・短歌大会」(静岡新聞社・静岡放送後援)が、浜松市中区のプレスタワーで開かれた。日本歌人クラブ賞は大橋アサ子さん(愛知・安城市)、静岡県知事賞には梅沢佳子さん(藤枝市)が選ばれた。 作品は本県のほか愛知、岐阜、三重の4県から、「自由詠」と「題詠(きらめく)」の2部門に計359首が集まり、選者が作品を評価した。 主な受賞者は次の通り。 県歌人協会賞 橋本真理子(掛川市)杉山みはる(河津町)▽静岡新聞社賞 松浦直巳(島田市)▽静岡放送賞 和田裕子(名古屋市)▽秀作賞 大塚ひさみ(静岡市)冨岡悦子(東伊豆
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チューリップ球根植え付け 浜名湖ガーデンパーク 静岡県、花博会場を演出
静岡県は、来年3月開幕の「浜名湖花博2024」会場となる浜松市西区の浜名湖ガーデンパークでチューリップの球根5万5000球を植え付けるイベントを開いた。家族連れやボランティア約150人が参加して作業に励んだ。 園内南側の国際庭園エリア付近、約250メートルにわたる周遊路両側に「赤・ピンク系」「青・紫系」「白・クリーム系」のグラデーションとなるチューリップ畑を形成する。ストライプ模様のマリリン、細い花弁が優雅なドールズメヌエットなど32種が、来年4月上旬から5月にかけて順次開花する。アネモネなどと合わせて密生する春の花々の間を散策できる演出をする。 参加者は植栽デザイナー平工詠子さんの指導
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安全運転に貢献 優秀事業所表彰 静岡で県警など
静岡県警と自動車安全運転センター県事務所はこのほど、同センターが発行している運転記録証明書を有効活用し、従業員の交通事故防止と安全意識向上に努める優秀安全運転事業所の表彰式を静岡市葵区で開いた。 表彰はプラチナ賞と金賞が各2事業所、銀賞が5事業所、銅賞が8事業所で、プラチナ、金、銀を受賞した代表者が静岡中央署で、県警の加藤悟交通部長と同事務所の北沢博所長から表彰状と盾を受け取った。 最高賞のプラチナは、愛知陸運御殿場営業所(御殿場市)とサッポロビール静岡工場(焼津市)。それぞれの代表者は「活動の手綱を緩めることなく頑張りたい」「従業員の交通安全徹底とともに、事故のない社会の実現に貢献して
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⚽元Jリーガー青嶋さん 園児にサッカー指導 浜松市北区・細江保育園
浜松市北区細江町の細江保育園で16日、元Jリーグ清水エスパルス選手で浜松開誠館高サッカー部監督の青嶋文明さん(55)を講師に招いたサッカー教室が開かれた。年中、年長園児50人がサッカーボールに親しみ、競技を楽しんだ。 子どもたちは青嶋さんの指導を受け、ボールを使った遊びやドリブルなどに取り組んだ。ミニゲームでは、得点が入ると青嶋さんとハイタッチして喜んだ。安間晴志郎ちゃん(6)は「ゴールを決められてうれしかった。次はリフティングがうまくなりたい」と笑顔を見せた。 現役引退後の20年以上前から毎年同園でサッカーを教えている青嶋さんは「指導者としてスタートした時からお世話になっている。原点に
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特殊詐欺の新手口「ネットバンキング」注意! 静岡県内で高額被害相次ぐ 県警が注意呼びかけ
後を絶たない特殊詐欺被害で、警察官や検事を名乗った男らにネットバンキングでの現金振り込みを指示され、1千万円以上の高額をだまし取られる新たな手口の被害発生が静岡県内で相次いでいる。金融機関やコンビニ店がATM周辺での警戒を強化する中、詐欺グループは自宅でも携帯電話で振り込めるネットバンキングのシステムを悪用したとみられる。県警は新手口を周知するチラシを急きょ作成し、「警察官や検事が口座を作らせたり、お金を振り込ませたりすることはない」と注意を呼びかける。 同様の手口で15日までに、浜松市西区の60代無職女性が今年最高額の約6千万円、静岡市清水区の60代無職女性が約1300万円をだまし取られ
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インフルエンザ 静岡県内29施設で学級・学年閉鎖
静岡県は15日、県内の高校、小中学校、幼稚園29施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計592人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設41人、沼津市2施設163人、裾野市1施設8人、長泉町1施設11人、御殿場市6施設76人、静岡市清水区4施設51人、同市葵区4施設106人、同市駿河区1施設31人、焼津市1施設8人、島田市2施設24人、藤枝市4施設59人、浜松市中区1施設8人、同市南区1施設6人
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光の最新技術紹介 浜松ホトニクス 16日から「フォトンフェア」
浜松ホトニクスの最新技術を集めた5年に1度の総合展示会「フォトンフェア2023」の開幕を前に15日、会場の浜松市中区のアクトシティ浜松で内覧会と記念式典が行われ、同社役員がテープカットを行った。丸野正社長は「光技術の底力や可能性を堪能し、楽しんでほしい」と述べた。 16日から、「くらし」「健康」「脳」など6分野別に約400点の製品展示や講演会を通じて光技術の可能性を展望する。 「量子」のブースでは、量子コンピューターや量子ネットワークに役立つ、超電導技術を利用した光検出器などが並んだ。 「宇宙」では、地中海の水深約3千メートルに設置され、宇宙線を観測する検出ユニットなどを展示。レーザー
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女子トイレ撮影 職員を懲戒処分 浜松医科大
浜松医科大は15日、同大の女子トイレに侵入して動画を撮影したとして、30代の元男性事務職員を諭旨解雇相当の懲戒処分にしたと発表した。処分は15日付。職員は14日に辞職した。 同大などによると、元職員は8月から10月にかけて計3回女子トイレに侵入。個室内の換気扇にスマートフォンを隠して動画を撮影したなどとされる。11月6日付で浜松区検が建造物侵入罪に性的姿態撮影処罰法違反罪を加えて浜松簡裁に略式起訴し、同簡裁が罰金40万円の略式命令を出した。 同大広報室は「誠に遺憾で、深くおわび申し上げる。教職員に対する指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。
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遠州鉄道、各利益で過去最高 9月中間 運輸事業は4年ぶり黒字
遠州鉄道(浜松市中区)が15日発表した2023年9月中間連結決算は、売上高に当たる営業収益が前年同期比19・8%増の1015億4千万円、経常利益は約2・5倍の37億4200万円、純利益は約2・8倍の22億8800万円と各利益は中間期として過去最高を更新した。路線バスの運賃値上げなどが寄与し、運輸事業の営業損益が4年ぶりに赤字から黒字に転換した。 事業別の営業収益は、運輸が20・2%増の61億4700万円。運賃値上げのほか、鉄道やバスの利用者の増加が押し上げた。 モビリティサービスは納車待ちの状況が改善して自動車販売台数が増え、35・9%増の426億7200万円と伸長。百貨店やスーパーなど
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読書県しずおか 4校2団体表彰 静岡県教育委員会
静岡県教委は14日、2023年度「読書県しずおか」づくりの優秀実践校・団体として、子どもたちの読書活動推進に取り組んだ4校2団体を表彰した。 優秀実践校に選ばれたのは袋井市立袋井北小、浜松市立北部中、県立掛川工高、県立浜松特別支援学校。優秀実践団体は磐田おはなしとわの会(磐田市)、ねこバス(静岡市)。小中学校での読み聞かせ、本のプレゼンテーション大会「ビブリオバトル」や朝読書の実施などの活動が評価された。 県庁で行われた表彰式で、各代表が表彰状を受け取った。池上重弘教育長は「本の面白い世界に出合えば、子どもたちはのめり込んでいく。皆さんの取り組みを広げていきたい」と述べ、活動に感謝した。
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高齢者事故防止 スーパーで啓発 清水署
清水署はこのほど、高齢者の交通事故防止を呼びかける啓発活動を静岡市清水区高橋のバロー清水高橋店で行った。 署員と交通安全協会清水地区支部の5人が参加した。10月下旬に浜松市で起きた下校中の児童3人が負傷した事故など高齢者が関係する事故が発生していることから、交通安全情報のチラシや反射材の活用を呼びかける啓発品を配り、事故への注意を促した。 同署交通課の金岩史和警部補は「危険を予測し周りをよく見て運転し、自分や家族の運転に不安がある場合は相談してほしい」と話した。本人や高齢者の家族が運転について相談できる高齢運転者支援ホットライン<電054(250)2525>も紹介した。
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量子もつれの応用解説 光科学技研振興財団講演会 浜松
光科学技術研究振興財団(理事長・晝馬明浜松ホトニクス会長)はこのほど、最先端の光技術を一般向けに紹介する講演会「第40回浜松コンファレンス」を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。「量子もつれが拓(ひら)く、新しい光センシングの世界」と題し、京都大大学院工学研究科の竹内繁樹教授が講演した。 「量子もつれ」は光の粒や微小な粒子で発生させることができる現象で、複数の粒子が離れたところにあっても互いに影響しあう状態になる。竹内教授は、自動運転に使われるセンサーや、医療用の光断層撮影などで使う光学システムの一部に量子もつれを取り入れることで、精度向上につながる可能性を解説した。 竹内教授は、量子
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静岡県学生児童発明くふう展 佐藤さん(湖西・鷲津小)、杉野さん(浜松・江西中)知事賞
静岡県学生児童発明くふう展(県発明協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式がこのほど、静岡市葵区の県産業経済会館で開かれた。湖西市立鷲津小3年の佐藤架暖さんと浜松市立江西中3年の杉野元紀さんが最高賞の知事賞に輝いた。 佐藤さんは、ろ過を利用してきれいな水を循環させる「メダカの水換え装置」を発明した。杉野さんは、開封した液体調味料を長く保存できる「酸化スピードダウン蛇腹タレビン」を考案した。 県未来の科学の夢絵画展の入賞者も表彰され、静岡市立城北小6年の千葉琉偉君と、浜松市立開成中3年の米倉潤さんが最優秀の同協会会長賞を受けた。 その他の主な入賞者は次の通り。 【県学生児童発明くふ
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栗苗木を植樹 掛川市、地元企業など
地元企業や掛川市などでつくる「遠州・和栗プロジェクト」のメンバーは13日、同市上垂木の早川栗園で栗の苗木の植樹に取り組んだ。参画する17企業・団体の代表らが苗木に丁寧に土をかぶせて、プロジェクトの発展を願った。 植栽した苗木は13本。7年後ごろには、実をつけるという。植樹を終えると、焼き栗やバーベキューを楽しみながら交流した。植樹祭の実行委員長を務めたヤマハ発動機の斎藤昭雄さんは「後継者不足など農業が抱える問題はものづくりの業界と共通する。持続発展的な取り組みにしていきたい」と話した。 プロジェクトは掛川市特産の栗を通じて、グローバル企業と地場企業が連携して農業を取り巻く課題を解決し、WAG
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浜松で就活準備セミナー 学生と企業がマッチング
浜松市南区の浜松職業能力開発短期大学校(ポリテクカレッジ浜松)の学生らと企業のマッチングを図る就活イベント「しずおか仕事図鑑 就活準備セミナー」(静岡新聞社主催)が15日、同校で開かれた。本格的なインターンシップ開始を前に約60人が参加し、企業への理解を深めた。 自動車部品製造業や医療用機器製造業など県西部を中心とした24社がブースを設け、事業内容や職場環境などを紹介した。学生たちは興味のあるブースに足を運び、メモを取りながら熱心に説明を聞いた。 1年の角谷優斗さん(18)は「国内外に幅広く事業を展開している企業のことなど新たな魅力を発見できた」と話した。
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ジーコさん監修スクール⚽浜松で教室 11月26日
サッカー元日本代表監督のジーコさんが監修する「ジーコ10サッカースクール」が26日午後0時半から4時まで、小学生向け体験スクールを浜松市西区の雄踏総合公園で開く。 ジーコさんは全都道府県への教室設立を目指していて、県内では自身と同じ南米ルーツの子どもが多い浜松に拠点を置く意向があるという。小学1~6年生が対象で、参加無料。事前の申し込みが必要。 今後開校するスクールは4歳から17歳までを対象とする方針。国内では既に富山県など2カ所で開校していて、同県の企業がスクールの運営に関わっている。問い合わせは同スクール<電080(5850)2810>へ。この番号から無料通話アプリのラインで友だち登
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「ソテツ」20年で初開花 浜松市浜北区・江間さん方
花をつけるまで数十年かかるとされるソテツが、浜松市浜北区新原の江間修身さん(77)方で花を咲かせている。 ソテツは雌雄異株(いしゅ)で、九州南部などの温暖な地域に自生する。江間さんが家族で経営するお好み焼き店の隣に雌株が植栽されていて、開花はここ約20年で初めて。はままつフラワーパーク(西区)によると、生育が遅く開花に時間がかかるが、一度花をつけると数年おきに花を咲かせることが多いという。 江間さんは「初めて花が見られて驚いた。不思議な形で面白い」と話した。
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湖西市社会福祉協議会 法人化40周年式典 52個人57団体表彰
湖西市社会福祉協議会はこのほど、法人化40周年を記念した式典(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市新居町のボートレース浜名湖で行った。毎年実施している市社会福祉大会の表彰で対象外だった分野の功労者をたたえる特別表彰を含め、地域福祉の充実に貢献した計52個人57団体に表彰状や感謝状を贈った。 記念式典では、同社協の会長を長年勤めた佐藤幸夫さんをはじめ、車いす利用者の移動に5年以上協力したドライバーや10年以上ボランティア活動を続けた市内の団体などに表彰状を贈った。地域福祉意識の醸成と交流の推進などを目指すことを盛り込んだ大会宣言も採択した。森宣雄会長は「40周年を契機に改めて地域の生活課題を掘り
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浜松の地域活性化、世界に紹介 中野市長が中国出張
浜松市の中野祐介市長は14日(現地時間)、中国・浙江省義烏市で開催された「都市・自治体連合(UCLG)アジア太平洋支部」の第9回総会に出席し、浜松市の地域活性化に向けた取り組みを紹介した。 中野市長はオープニングセレモニー後に行われたメインフォーラムに、フィリピン・キリノ州知事や中国・鄭州市長ら首長5人と登壇。各国の自治体首長や国際機関の関係者を前に、子育て支援や産業振興、スポーツ・文化によるまちの魅力創出などの重要性を挙げ「元気なまち・浜松の実現に向けて『まち・ひと・しごと』の創生を一体的に進める。浜松から地方創生に全力で取り組む」と語った。 また、UCLGの執行理事・評議員を務める中
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王の舞面「浜松の宝」 津毛利神社、市に保存協力要望 「国重要文化財以上」の評価も
浜松市南区参野町の津毛利(つもり)神社の矢野次男宮司や伊藤博氏子総代代表らが13日、市役所に中野祐介市長を訪ね、同神社所有の静岡県指定有形文化財(彫刻)「王の舞面(ぶめん)」の適正保存に向けて協力を求めた。 王の舞面は鎌倉時代に作られたとみられ、舞を伴う雅楽「舞楽」で用いられた面と伝えられている。矢野宮司らによると、昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせて神奈川県立歴史博物館から企画展への出展依頼があり、鶴岡八幡宮(同県鎌倉市)が所有する国重要文化財の類似面よりも「価値がある」と評価されたという。 矢野宮司らは「民間の保管方法では限界がある」などとして市に委託保管を求め、「文化財に適
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能や歌舞伎体験 11月25、26日イベント 浜松市北区・方広寺
浜松市北区引佐町の方広寺は25、26の両日、能や歌舞伎などの日本文化に親しむイベント「日本伝統文化体験」を同寺で開く。 25日は、能楽師梅若猶彦さんによる舞台と、書道のワークショップ、茶会などが行われる。26日は、歌舞伎のデモンストレーションや書道パフォーマンスなどが繰り広げられる。門前では両日、地元団体「みやまの鐘プロジェクト」がマルシェを運営する。 チケットは、能と歌舞伎がそれぞれ3千円、茶会千円、書道のワークショップ500円など(税込み)。問い合わせはイベントを運営するハマナコ・ディスティネーション<電053(401)1233>へ。
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自然の中で音楽と食事楽しむ 浜松市天竜区「秋の音」 11月18日
浜松市天竜区熊の道の駅「くんま水車の里」で18日、自然の中で音楽と食事を楽しむ催し「秋の音」が初開催される。浜松市出身のシンガー・ソングライター畑中摩美さんらが舞台に上がる。 主に静岡県西部で活動するミュージシャンが歌やギター、ピアノ演奏を披露する。カレー店やパン屋などが出店し、自慢の一品を販売するコーナーも設ける。 雨天中止。入場無料。近隣の熊小運動場に駐車できる。詳細はインスタグラムの公式アカウント「@AKINONE2023」で確認できる。 実行委員会の藤森靖さんは「気軽に音楽を楽しむ催しから地域の活性化につなげたい」と話す。問い合わせは藤森さん<電090(4191)5037>へ。
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11月26日定期演奏会「華やかな演奏を」 浜松交響楽団、練習に熱
浜松交響楽団はこのほど、26日に行われる定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)に向けた練習を浜松市中区のアクトシティ浜松で行った。 テーマは「森の響きにつつまれて」。心安らぐ森を連想させる歌劇「ヘンゼルとグレーテル」の前奏曲や、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番などを演奏する。 国内外のコンクールで数多くの受賞歴がある石川征太郎さんが指揮、松沢碧ティナさんがピアノ協奏曲第1番でピアノの伴奏を務める。練習では石川さんが熱のこもった指導を繰り広げた。 松沢さんは若手演奏家の発掘を目的とした昨年の「浜響ソリスト・オーディション」ピアノ部門で1位に輝き、伴奏者に選ばれた。「スケールの大きい華
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絵画、書、絵手紙 シニアクラブが作品展展 浜松市浜北区
浜松市浜北区のシニアクラブ浜北による「文化作品展」が15日、同区の浜北文化センターで始まった。17日まで。 会員自作の絵画や書道作品、絵手紙、洋服など約200点が並ぶ。新企画として、古布などを再使用した色とりどりの座布団も展示し、初日から来場者の注目を集めた。会場では塗り絵や折り紙、絵手紙、書道の体験ができる。 鈴木貞子会長(79)は「個性豊かな作品ばかり。ぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかける。最終日は午後2時まで。
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4絵画教室の油彩画を展示 浜松市中区
浜松市の画家根岸英さんが講師を務める4絵画教室の合同展「英彩会絵画展」が19日まで、浜松市中区のクリエート浜松で開かれている。 静岡県西部の40~80代の教室生ら約40人が油彩を中心に約110点を出品した。満開に美しく咲く桜や「ウィズコロナ」と題してマスクを着けて歩く人々、白い皿に置かれた真っ赤なサクランボなど思い思いに表現した作品が並ぶ。出品者の加藤正勝さんは「普段絵になじみのない人もぜひ足を運んでほしい」と話した。
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マーチングバンド17団体競演 11月25日、浜松アリーナ
浜松市東区の浜松アリーナで25日午後1時から、全国のマーチングバンド17団体が競演する「2023マーチング祭 東海オープン」(NPO法人マーチング祭主催)が開かれる。 国内外で活躍する演奏者や指導者を審査員に招き、マーチングバンド部門と小中学生のジュニアマーチングバンド部門で技術を競う。内閣総理大臣賞の受賞歴が豊富な「ヨコハマインスパイヤーズ」(横浜市)のOBOGらでつくるバンドもゲスト出演するなど、総勢700人以上がパフォーマンスを繰り広げる。イベントの神間智博実行委員長は「浜松ではなかなか聞くことのできないトップレベルのサウンドを楽しんでほしい」と話す。 前売り券はチケットぴあで販売
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油彩や水彩で描く国内外の風景 浜松の画家・根岸さん個展
浜松市中区の画家根岸英さん(82)の個展が19日まで、浜松市中区のクリエート浜松で開かれている。油彩と水彩で描いた国内外の風景約45点を並べた。 100号サイズの雨上がりのベネチアや岐阜県の白川郷合掌造りなど、力強い油彩と優しい水彩の作品が来場者を楽しませている。 旅先で訪れた風景をそのまま描くのではなく、アレンジを加えた絵にこだわりを持っているという。根岸さんは「人物を入れることで観光地のにぎやかな雰囲気を出した。個々の絵の空気感を楽しんで」と呼びかけた。
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デッサン力作展示 浜松・秋野不矩美術館 11月19日まで
絵画愛好家でつくる「天竜デッサンクラブ」が19日まで、浜松市天竜区の秋野不矩美術館で作品展を開いている。 50~80代の会員15人が寄せた人物画や風景画など39点が並ぶ。各種絵の具や鉛筆など多彩な画材を用い、浜名湖周辺の景色やポーズをとる女性などを描き出した。 同クラブは天竜区の二俣協働センターに月1回集まり、モデルを招いての人物デッサンなどを通じて技量を高めている。 入場無料。午前9時半~午後4時半(19日は午後4時まで)。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10日はメジナやカワハギ。11日はマダイやメジナ、クロダイ、ウツボ、カンパチ。12日はイスズミやタカノハダイ、スズメダイ、メジナが揚がった。ソウダガツオやトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、タカベは連日釣れている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシ。早朝に釣れていたアジは少なくなったが、夕方はカゴ釣りでシマアジやショゴ(カンパチの幼魚)も交じる。早朝はウキ釣りでメジナ、カマスサビキでカマスが釣れる。ブラクリ仕掛けでは日中にカサゴ、暗くなるとメバルも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
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静岡市に45%集中 建設発生土の県内民間処理施設 増設や偏在解消へ県模索
静岡県内で民間が運営する建設発生土処理施設のうち、45%が静岡市に集中していることが、14日までの県への取材で分かった。県は土砂を再利用するまで仮置きするストックヤードを長泉町、静岡市、浜松市に1カ所ずつ整備し、年内に運用を始める予定だが、建設土木業界からは処理施設の増設や地域偏在の解消を求める声が高まっている。県は建設発生土の有効利用を促進しつつ、地域事情に応じた課題解決策を模索する。 県内の民間処理施設は2022年4月時点で76カ所あった。土砂受け入れ時の規制を強化する県盛り土規制条例施行を境に一時減少したものの、条例上の許可手続きが進み、23年10月時点で73カ所まで回復した。このう
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浜松・龍山秘密村 紅葉楽しみながら散策【キャンプ場だより】
浜松市の山間部、「日本三大人工美林」で有名な天竜区龍山町にある龍山秘密村。天竜杉の森に囲まれた標高600メートルの山の中です。 秘密村がある龍山町白倉地区には白倉山という標高1027メートルの山があり、トレッキングを楽しむことができます。頂上からの眺めは最高で、浜松市街や遠州灘を一望することができます。 また、白倉峡は遠州随一の紅葉スポット。11月中旬から下旬にかけては、白倉峡一帯が紅葉の全盛期を迎えます。渓谷沿いには遊歩道が整備されているため、自然の中を散策しながら紅葉を楽しむことができます。 白倉峡から秘密村までの道路沿いは特に紅葉がきれいなので、バイクや自転車など、ツーリングで走
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浜松期成同盟会 12月6日に初会合 両学長に説明求める【静大・浜医大 再編】
静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編を巡り、浜松市を中心とした県内の市町、議会、経済界などでつくる期成同盟会(会長・中野祐介浜松市長)が12月6日に同市内で会合を開く方向で調整を進めていることが14日までの関係者への取材で分かった。静大の日詰一幸学長が2019年の合意書とは異なる「1大学2校案」を静大の正式案とする方針を示したため、両大の学長に出席を求めて現状の説明を受ける。 会合は3月の発足以来初めて。関係者によると、浜医大の今野弘之学長は出席する意向を示しているが、日詰学長の出席は不透明という。期成同盟会は説明を受けた上で意見交換を行い、静大側に合意書通りの統合・再編の早期実現を
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静岡県内35施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は14日、県内の高校、小中学校、幼稚園、こども園35施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計463人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市4施設94人、裾野市3施設27人、長泉町1施設10人、三島市1施設14人、伊豆市1施設8人、函南町1施設12人、小山町1施設13人、富士市1施設26人、富士宮市1施設7人、静岡市葵区2施設39人、同市駿河区1施設11人、同市清水区1施設18人、牧之原市1施設2人、菊川市1施設8人、湖西市1施設13人、浜松市中区8施設84人、同市東区2施設23人、同市西区2施設20人、同市南区1施設12人
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廃棄物の受託増 売上高、利益最高 ミダックHD 9月中間決算
ミダックホールディングスが14日発表した2023年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比10・9%増の41億9400万円、経常利益が8・0%増の13億2200万円、純利益が2・9%増の7億5300万円と、4年連続の増収増益でいずれも過去最高を更新した。 主力の廃棄物処分事業で、管理型最終処分場「奥山の杜クリーンセンター」(浜松市北区)の受託量が建設業界との大型取引を中心に増加した。収集運搬事業は飲食店から排出される一般廃棄物の回収量が増えた。
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沿岸部に立地 浜松・さざんかこども園 津波から園児どう守る 園外への避難 最善策模索
浜松市西区篠原町のさざんかこども園は13日、海沿いに立地し周囲に高い建物がない環境下で津波から園児の命を守る方法を検討するため、園外への避難訓練を初めて試みた。市市民協働センター(同市中区)や地元金融機関などと連携して実施した。 同園によると、園は遠州灘海岸から約500メートルに位置し、海抜は約2・8メートル。南海トラフ巨大地震での想定浸水深は0・3メートル以下。園舎2階や、東日本大震災を受けて園庭に設置した津波避難シェルターへの避難訓練を毎月行っている。だが想定外の事態が起きても最善の避難行動が取れるよう、さまざまな選択肢を検討することにした。 大規模地震で津波警報が発令され、数時間
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金子みすゞ作品を身近に コンサートや講演 浜松市北区・方広寺
浜松市北区引佐町の方広寺は12日、童謡詩人の金子みすゞをテーマにした「方広寺秋期講座」を同寺で開いた。地域住民ら174人が参加し、コンサートや講演を通じて金子みすゞの詩に親しんだ。 コンサートでは、金子みすゞの詩に作曲するシンガー・ソングライターちひろさんが出演し「大漁」「私と小鳥と鈴と」などを披露した。「こだまでしょうか」「雀のかあさん」などの朗読も行った。 金子みすゞ記念館(山口県)の矢崎節夫館長は「みんなちがって、みんないい。金子みすゞさんのうれしいまなざし」と題して講演した。
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浜松市と5事業者 「ソーラーウィーク大賞」特別賞 発電能力日本一「地域貢献模範」
一般社団法人太陽光発電協会(東京都)が本年度始めた「ソーラーウィーク大賞」で、浜松市と5事業者の取り組み「官民連携による太陽光発電導入日本一」が特別賞に輝いた。同市は太陽光発電設備の発電能力を示す「導入量」が2015年から日本一を継続中。地域を挙げて発電量増加を進めた点が評価された。 地域に貢献する模範的な太陽光発電普及の取り組みを顕彰する表彰。地域の関与度、事業の持続可能性など5項目で学識経験者が審査した。特別賞は大賞、優秀賞に次ぐ賞で県内団体では最上位。同市は浜松新電力、シーエナジー、シーテック、須山建設、中村建設と共同でエントリーした。このほど東京で開かれた式典で、市カーボンニュート
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ボーイスカウト浜松第12団 創立60周年祝う
ボーイスカウト浜松第12団の創立60周年記念式典がこのほど、浜松市中区の住吉墓苑平和記念広場で開かれ、団員ら関係者が節目を祝った。 園児らでつくるビーバー隊から18歳以上のローバー隊まで約60人が制服に身を包み、参加した。地元の自治会長や、第12団の育成会長なども来賓として出席した。第12団委員長の和田正三さん(65)は「今までの活動を継承された方々に感謝し、100周年を目指してがんばりたい」と意気込みを語った。 活動の支援者に和田さんから感謝状が贈られた。団員の子どもたちは公園に設置されたジップラインや綱渡りなどで体を動かした。 ボーイスカウトは野外活動などを通じて協調性や社会性を育
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浜松市天竜区の死亡事故、現場診断 道幅やカーブ確認
天竜署はこのほど、浜松市天竜区龍山町大嶺の市道で10月11日に発生した交通死亡事故を受けて現場診断を実施した。現場は道幅が狭い急カーブの坂で、速度抑制を呼びかける看板の設置などを求める声が上がった。 事故は午後2時ごろ、急カーブの下り坂をオートバイで走行中に転倒した。運転していた同市北区細江町の男性(62)は頭部などを強く打ち、搬送先の病院で死亡した。 診断には署員のほか市道路企画課、地元の大嶺自治会など関係者16人が参加し道幅や見通しの良さ、坂の傾斜などを確認した。参加者からは現場の数十メートル手前に看板を設け、速度抑制を呼びかけるほか死亡事故が発生したことを知らせるなどの対策が挙げら
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浜北馬郡線の早期整備要望 期成同盟会、市長宛て
浜松市浜北区西美薗から東区笠井町までの都市計画道路「浜北馬郡線」(全長4・4キロ)について、早期整備を求める要望書が14日、地元自治会でつくる整備促進期成同盟会から中野祐介市長宛てに提出された。 富永泉会長が市役所で長田繁喜副市長に手渡し「早く安心して使える道路を」と要望した。長田副市長は「重要な道路であることは承知している。早く整備し、成果を実感してもらいたい」と応じた。 浜北馬郡線は県道天竜浜松線のバイパスで、東名高速道浜松インターチェンジ(IC)と新東名高速道浜松浜北ICを結び、緊急輸送路に指定されている。浜北区寺島から東区笠井町までの約1キロの区間が2018年3月に開通した。寺島以北
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浜松・ピクトグラム選手権 菅谷さん(井伊谷小4年)ら最優秀
浜松市はこのほど、第5回ピクトグラム選手権の入賞作品を決めた。応募1406点のうち、小学生の部は井伊谷小4年菅谷帆那さん、中学生の部は東部中2年松下蘭さん、一般は井上朝斗さんの作品がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。 ピクトグラムは誰にでも一目で内容が伝えられる図記号。小、中学生の部は「あったらいいと思うピクトグラム」、一般の部は特殊詐欺防止をテーマに募集した。菅谷さんと松下さんの作品はいずれも動物愛護を呼びかける内容で、メッセージが伝わりやすいデザイン。井上さんは金融機関で電話しながらATMを操作する危険性を表現した。 優秀賞は次の通り。 小学 山下瑞喜(篠原5)高山水景(佐鳴台2)▽中学
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小中学生が合唱 練習の成果披露 浜松市天竜区
浜松市天竜区佐久間町の佐久間歴史と民話の郷会館でこのほど、同町と同区水窪町の小中学生による「佐久間・水窪地区音楽発表会」が開かれた。生徒と児童は、これまで練習を重ねてきた合唱や合奏を発表した。 浦川小は合唱に加え、人気アニメ「名探偵コナン」のメインテーマを演奏した。アップテンポの曲を見事にこなし、会場から大きな拍手が送られた。佐久間中は合唱曲を2曲披露した。1~3年生全員で「夏の日の贈りもの」を歌い上げ、会場を盛り上げた。 水窪中は最後に合唱曲「手のひらをかざして」を歌い、見事なハーモニーで締めくくった。 浜松湖北高佐久間分校の音楽講師を務める河野聖之さんがゲスト参加し、フルートの独奏
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耕作放棄地活用 有機栽培 “りきバナナ”収穫報告 篠原建設社長 湖西市長に
湖西市利木で耕作放棄地を活用してバナナの有機栽培に取り組む篠原建設(浜松市西区)の榊原夏雄社長が13日、湖西市役所を訪れ、影山剛士市長にバナナの収穫と販売の開始を報告した。「HAMANAKO(浜名湖)りきバナナ」と名付け、同地区で運営する「r cafe(アール・カフェ)」で10日から販売を開始した。 同社の農園整備は昨年5月ごろに始まり、今年10月に初の収穫作業を開始した。バナナは未熟な状態で収穫した後、低温貯蔵庫で熟成させて販売する。甘みや香りが強いのが特徴で、輸入品に比べて薄い皮に茶色い斑点が出るのが食べ頃の合図。大量出荷はできないが、最初に植えた株は2~3カ月ほど継続的に収穫できる見込
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優しいタッチ パステル画並ぶ 浜松市中区で展示会
パステル画の愛好者らでつくる「彩テル会」の作品展が13日、浜松市中区のクリエート浜松で始まった。19日まで。 講師の宮地越子さんと市内を中心とした生徒5人が手がけた風景や花など約25点が並ぶ。優しいタッチで表現された奥浜名湖の風景やクリスマスローズが来場者を楽しませている。 作品展は2年に1度開催し9回目。宮地さんは「フワッとした柔らかいパステル作品を楽しんでもらえれば」と話した。
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浜松と磐田の私立高校 中学生に魅力PR 合同フェア
浜松市、磐田市の私立高11校の合同説明会「私立高校合同フェア」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区の遠鉄百貨店えんてつホールで開かれた。中学3年生と保護者を中心に600人以上が訪れた。 地域の私立高の特徴を伝えようと、実行委員会が毎年11月に開いている。各校がブースを並べ、担当教員が校内の様子を説明した。制服の展示、教育方針や部活動の紹介もあった。参加者は最大4校を選んでブースを巡り、教員たちに質問しながら高校生活のイメージを膨らませた。
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愛好家とらえた風景や動物50点 浜松市中区で写真展
浜松、磐田両市の写真愛好家でつくる「ACT写心クラブ」の作品展が13日、浜松市中区のクリエート浜松で始まった。19日まで。 70~90代の会員12人が撮影した風景や動物など約50点を並べた。アクトタワー(同区)と日の出が重なった浜名湖の風景や足で魚を捕る「シマフクロウ」など個性豊かな写真が来場者の目を引く。 松浦謙二代表は「浜松周辺など地元で撮影した作品が多い。多くの人に来てもらえれば」と呼びかけた。
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鳥羽山城跡で清掃 住民や高校生参加 浜松市天竜区
二俣未来まちづくり協議会はこのほど、浜松市天竜区二俣町二俣の鳥羽山城跡で清掃活動「クリーンアップ作戦」を行った。住民や天竜高の生徒ら約20人が参加した。 路上の落ち葉や木の枝をほうきではき払い、スコップで取り除いた。サクラの木に絡みついたつるも除去した。秋の観光シーズンに向けた活動で、渥美芳弘会長は「二俣を訪れる人に風景を楽しんでもらいたい」と話した。
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地銀3行で増収確保 9月中間、本業が堅調推移 静岡/スルガ/清水/静岡中央
静岡県内地銀4行(静岡、スルガ、清水、静岡中央)の2023年9月中間決算が13日までに、出そろった。スルガを除く3行は、貸出金利息や役務取引等収益の増加など本業が堅調に推移して増収を確保した。本業の収益力を示すコア業務純益は静岡中央が増加した一方、清水は資金調達費用などがかさみ、スルガは資金利益の減少が響いてそれぞれ減益に。静岡も前年同期に一過性の増益要因が生じた反動が作用した。 新型コロナウイルス感染症の5類移行で個人消費や設備投資が活発化する一方、人手不足や原材料費の高騰など企業が抱える不安は依然として大きく、各行は取引先の収益力強化策を下支えする。脱炭素など社会課題解決に向けた融資
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新作公開記念、ゴジラ特別展 東名浜名湖サービスエリア
中日本エクシス遠州支店(浜松市浜北区)は、映画「ゴジラ-1・0(マイナスワン)」の公開記念イベント「ロケ地周遊作戦!」を同市北区の東名高速道浜名湖サービスエリア(SA)で開いている。2024年1月末まで。 遠州灘や浜名湖が映画のロケ地になったことを受けた企画。俳優神木隆之介さん、浜辺美波さんらが実際に着用した衣装や、歴代のゴジラ映画のポスターを紹介する特別展示を行っている。芝生の園地には、縦15・2メートル、横11・1メートルの等身大の足跡も設置した。 フードコートでは11月30日まで、ゴジラの皮膚をイメージして衣に竹炭を使用した唐揚げ丼などの特別メニューを提供している。同社の担当者は「
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浜松の女性 6000万円詐取被害 ネットバンキングで振り込み
浜松市西区の60代の無職女性が13日までに、通信会社や警察官らを名乗る男から現金約6千万円をだまし取られたと浜松西署に届け出た。同署が特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、9月15日午前10時ごろ、女性宅に男から「投資詐欺にあなたの名前や電話番号が使われている」「犯人グループの中には警察官らがいて極秘捜査をしている」などと振り込みを依頼する電話があった。女性は11月上旬までにインターネットバンキングを利用し、銀行口座に約10回にわたって計約6千万円を振り込んだという。不審に思った女性が12日、同署に相談し発覚した。
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静岡人インタビュー「この人」 19日に開催する「和の祭典 着物フェスティバル」実行委員長 武田則子さん(浜松市中区)
プロの美容師が、一般から公募したモデルにヘアメークや着付けをし、技術を披露する。4年ぶりの開催となる今年は、浜松城公園の浜松出世パーク葵広場(浜松市中区)で午後1時から開く。県美容業生活衛生同業組合理事長。72歳。 ―イベント開催の経緯は。 「組合員のモチベーションを上げることや、互いに技術を勉強しようと、2018、19年の11月に油山寺(袋井市)で開催した。当時は静岡版創作舞妓(まいこ)という名のイベントだった。その後、コロナの影響で中止になった。4年ぶりの開催に、組合員は張り切って練習している」 ―どんな内容のイベントか。 「モデルは一般から募集した県内外の約50人。花魁(おいら
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障害者相談支援事業 誤認で非課税 浜松市
浜松市が社会福祉法人などに委託している障害者相談支援事業が消費税の課税対象にもかかわらず、非課税扱いとしていたことが13日までの市への取材で分かった。市は対象事業の件数や法人側に支払う消費税額などを調査している。 誤った扱いが判明したことを受け、市は今後契約する2024年度以降の同事業委託費の消費税分として、11月補正予算案で債務負担行為を6500万円増額した。10月の厚生労働省からの通知を受け、現在は税額の修正が可能な過去5年分について調査を進めているという。 社会福祉法に基づく社会福祉事業は消費税が非課税とされるが、12年の関連法令改正に伴い、障害者相談事業の一部が課税対象になった。
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ブイストローム愛好家、浜松に集結 全国から1000台超 スズキ本社で交流会
スズキは12日、同社のアドベンチャーバイク「V-STROM(ブイストローム)」の愛好家交流会を浜松市南区の本社で開いた。9回目の今回は、同バイクを中心に過去最多の1257台が全国から集結した。会場には今年発売した新型「ブイストローム800」や軽二輪「同250SX」などが展示され、来場者の関心を集めた。 新型車の開発担当者が登壇し、こだわりの性能や装備を解説した。二輪アフターパーツの販売やユニクロとのコラボTシャツ企画のブースも好評だった。 2002年発売のブイストロームシリーズは5機種8種類のラインアップをそろえる。フロント部のクチバシ型デザインが特徴で、幅広い走行シーンに対応している。
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「新証拠でアリバイ成立」 旧天竜林高事件の元市長弁護人
浜松市天竜区の旧天竜林高を舞台にした調査書改ざん・贈収賄事件で、贈賄罪で罰金刑が確定し、再審請求中の元天竜市長(91)の代理人を務める杉尾健太郎弁護士が13日、同市中区で記者会見した。元市長のアリバイを巡る新証拠を盛り込んだ補充意見書を10月下旬に東京高裁に提出したことについて「新証拠によってアリバイが成立する」と強調し、「高裁は訴訟指揮をしてまずは3者協議を入れる。その上で再審開始決定を出してもらいたい」と求めた。 新証拠は元市長が元校長(75)=加重収賄罪などで有罪確定、再審請求中=に2回目の現金を渡したとされる日に訪れた銀行の伝票で、保険契約金の振込が完了したとみられる「12・26(
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浜松ホトニクス 指先サイズの分光器を開発
浜松ホトニクスはこのほど、紫外線に対応した指先サイズのミニ分光器を開発したと発表した。水質検査装置に組み込むことで、装置の小型化や高精度化を図れる。 分光器は光の波長の強さを測る機器。開発済みの可視光向けミニ分光器の受光部を工夫し、エネルギーの強い紫外線に対する耐性を高めた。安価な水質検査装置のほか、大気汚染分析などへの応用も見込む。 国内外の環境計測装置メーカー向けに15日からサンプル受注を始める。価格は税込み5万4700円。販売目標は初年度2千個、3年後に年1万個。
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オールディーズで地域盛り上げ 天竜区・浦川でイベント
浜松市天竜区佐久間町浦川の浦川キャンプ村でこのほど、「浦川オールディーズフェスティバル」(実行委員会主催)が開かれた。1960年代前後の洋楽やファッションを指す「オールディーズ」をテーマにしたイベントで、県内外の参加者は特別な一日を楽しんだ。 浦川在住で同実行委の乗本和男委員長(56)が、オールディーズで地域を盛り上げようと企画した。 ステージでは、県内外のバンドが出演し、60~80年代に流行した洋楽や邦楽を演奏した。チャック・ベリーやロックバンド「COOLS(クールス)」など人気アーティストの曲が始まると、ボウリングシャツやレトロなドレスなどを着た参加者が一斉に踊り出し、華やかな雰囲気
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公共事業32件 「継続」「改善不要」 県事業評価監視委
静岡県事業評価監視委員会(委員長・加藤裕治静岡文化芸術大教授)は13日、県庁で本年度第2回会合を開き、事業効果などを再評価・事後評価した公共事業計32件について「継続」や「改善措置の必要性なし」とする意見を取りまとめた。 事業着手から5~10年程度が経過し、継続中の再評価対象の26事業と、完了から5年程度が経過した事後評価対象の6事業について、委員が現地視察の結果を踏まえて審議した。 再評価対象のうち、浜松市の馬込川で進めている地震・高潮対策事業については、現地のインフォメーションセンターでVR(仮想現実)を活用するなどして「地域住民の理解促進やインフラ施設のPRが図られている」と高く評価し
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小中高生326人 表彰台へ力泳 浜松で東海選手権
静岡、愛知、岐阜、三重の東海4県のスイマーが競い合う「東海ジュニア選手権水泳競技大会」(東海水泳連盟主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が12日、浜松市西区の市総合水泳場トビオで開かれた。4県の49の学校とスイミングクラブなどから小中高生326人が出場した。うち本県からは45人が出場し、24種目で入賞した。 10歳以下から18歳までの四つの年齢区分で男女別に自由形、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライなどの個人、団体の各種目でタイム決勝を行った。観客席から保護者やコーチらの声援が飛ぶ中、選手は自己ベストの更新や表彰台を目指して力泳した。 同大会はジュニア世代の技術力向上や競技普及を目指して今年新設された。
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サーラエナジーが警報器交換呼びかけ 浜松市消防局に啓発品
都市ガス販売のサーラエナジー浜松支社(浜松市東区)は秋の全国火災予防運動(15日まで)の一環で13日、住宅用火災警報器の取り換えなどを啓発するダブルリングノート4千冊を市消防局に贈った。 岡本三男支社長が同局の内藤康弘参与に表紙を表現した目録を手渡した。ノートは縦10センチ、横7センチほどの大きさ。表紙、裏表紙などに住宅用火災警報器はメーカーの推奨として設置から10年で交換するよう呼びかけ、こんろやストーブの周囲に燃えやすいものを置かないようにメッセージも書いた。同局は広報イベントなどで市民に配る。 同社は14日に磐田、16日に湖西の両市消防本部にも同様の啓発品を寄贈する。
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11月定例会会期 17日から27日間 浜松市議会
浜松市議会は13日、議会運営委員会を開き、11月定例会の日程を17日から12月13日までの27日間とすることを確認した。代表質問は30日に3人、一般質問は30日に2人、12月1日に4人、4日に5人が行う。
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卒業から65年、思い出話に花 1958年度卒 浜松・北部中3年D組同窓会
1958年度に浜松市立北部中(中区)を卒業した3年D組のクラスメートが、65年たった今も親交を深めている。13回目の同窓会が11日、同区のホテルで開かれ、今年80歳になる17人が近況報告や思い出話に花を咲かせた。幹事を担当した秋野隆雄さん(80)は「みんなと会うことが元気の源になる」と同級生に感謝を伝えた。 D組の同窓会は80年代に初めて開いて以来、3~5年に一度のペースで企画している。コロナ禍で5年ぶりの開催となった今回は、秋野さんが中心となり声をかけて集まった。 D組は生徒より10歳年上の担任との距離が近く、まとまりのあるクラスだったという。京都府から参加した鷹野晴夫さん(80)は「
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ウナギグルメ満喫 つかみ取り体験も 浜松・西区でまつり
第21回浜名湖うなぎまつり(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで開かれた。家族連れら多くの来場者がお目当てのウナギを求め、長い列をつくった。 市内約40店舗が出店し、特別価格でウナギが販売されたほか「うなぎコロッケ」や「うなぎラーメン」などの商品も並んだ。「浜名湖うなぎ丼」や、「かばやき発祥の地」である埼玉県さいたま市浦和区のうなぎ弁当が人気を集めた。 子どもたちを対象にしたウナギのつかみ取りも行われ、元気よく動き回るウナギに悪戦苦闘しながら体験を楽しんだ。とらえたウナギは白焼きにして提供された。子どもたちは「ヌメヌメしていて大変だった」と
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ウナギ放流 親子でやってみよう! 体験会参加者募集、浜松で11月19日
浜名湖周辺のウナギ生産者や仲買人、料理店などでつくる「浜名湖発親うなぎ放流連絡会」は19日午前9時半から、親子向けのウナギ放流体験会を浜松市西区の弁天島海浜公園などで開く。参加者を募集している。 ニホンウナギの資源回復と、子どもたちに日本の食文化を学んでもらうことが目的。参加者は西区の水産加工会社「海老仙」に集合し、ウナギと生活との関わりの歴史や保護の課題、かば焼きになるまでの調理法などの講義を受ける。同公園に移動し、親魚となるウナギを放流する。対象は市内の小学生の親子で、2人1組の12組定員。活動に協力するNPO法人浜名湖フォーラムのホームページから予約する。問い合わせは同フォーラム<電
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ダンスや民謡 市民らが芸能披露 浜松・細江で発表会
「第61回浜松市細江文化協会芸能発表会」(同協会主催)がこのほど、同市北区細江町のみをつくし文化センターで開かれた。 地元の細江保育園のマーチングバンドがオープニングとしてゲスト出演し、人気音楽ユニットYOASOBIの「ツバメ」など3曲を元気よく演奏して会場を盛り上げた。協会の芸能部に所属する12団体約150人は、舞踊や民謡、フラダンス、相撲甚句などの芸能活動の成果を披露した。協会は、来年2月に展示発表会も開く。
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浜松工高で大工育成授業 担い手確保へ 全国団体も注目 「木の家ネット」技術や魅力伝授
静岡県西部の工務店など70社でつくる「静岡木の家ネットワーク」が、浜松工業高(浜松市北区)と連携して大工の育成授業を展開している。建築業界の将来的な人材不足が叫ばれる中、大工の担い手確保に活路を見いだそうと、職人が高校生に建築の技術や知識、楽しさを伝えている。 取り組みは2019年度に始まった。ネットワークに参加する建設会社の大工が、同校建築研究部の生徒を対象に年間15回の授業で建築の基礎から応用まで指導する。本年度は部員34人が学んでいる。 3年生が木造構造物の組み立てを行った授業では村木建築工房(東区)と大瀧建築(西区)の大工が講師を務め、茶室をイメージした小屋の骨組みを完成させた。棟梁
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トリミング挑戦 犬の接し方学ぶ 浜松で児童向けイベント
浜松市中区のルネサンス・ペット・アカデミーでこのほど、小学生向けのトリマー体験イベントが開かれた。同市や近隣の1~6年生約20人が参加。トリマーの業務を通じて動物とふれあい、命の大切さを学んだ。 参加者は学生から犬への接し方、使用する道具の説明を聞いた後、シャンプーやブラッシングなどに挑戦した。犬が嫌がらないように常に声をかける、優しく触るといったアドバイスを受け、丁寧に作業を進めた。毛糸を使ったカットも体験した。 浜松市立城北小5年の金子芽生さん(10)は動物に関わる仕事に興味があったといい「犬が動き回って大変だったけど、きれいになったのを見てやりがいを感じた」と話した。
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力いっぱい餅つき、試食も 浜松・西区で食農体験
JAとぴあ浜松北地区支店は11日、餅つき体験と試食会を浜松市西区の同JA伊佐見支店で開いた。5月のもち米の直まきと、10月の収穫を体験した北地区管内9支店の地域の12家族約40人が参加した。 児童らは自分たちで収穫したもち米約15キロをきねで力いっぱいついた後、あんこやきな粉などを付けて味わった。豚汁なども提供され、春からの食農教育を笑顔で締めくくった。三方原小4年の長谷奈々江さんは「きねは重かったけど、粘り気が出てきたときはうれしかった」と餅つきの感想を述べた。参加家族にはもち米各1キロを配った。 同JAの本間克明北地区統括部長(60)は「一連の作業を経験し、食のありがたみや自然環境の
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各国グルメに舌鼓 天浜線天竜二俣駅で食楽市
天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は11日、各国の味覚を楽しむ催し「世界の食楽市」を天竜二俣駅西公園(同区)で開いた。静岡県西部などの料理店が出店し、ベトナムやタイ、韓国など約10カ国のグルメの魅力をアピールした。 春野町の茶や熊地区の五平餅など天竜区内の産物を扱うブースもあり、多くの来場者が訪れた。ステージ上では、ハワイアンダンスやインド伝統舞踊などが披露された。台湾の観光PRのブースを出店した、領事館に相当する台北駐日経済文化代表処の張淑玲横浜分処長は「台湾の食や文化の魅力を広く発信するきっかけにしたい」と話した。 催しは、日中韓3カ国の都市が文化を通じて交流する「東アジア文化都市」事業
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浜松聴覚特別支援学校 100周年祝う 児童生徒ら学習成果発表
浜松市中区の浜松聴覚特別支援学校はこのほど、創立100周年記念式典を中区のあいホールで行った。子供たちが歴史を振り返りながら、現在の学校生活の様子を発表し、保護者や地域へ感謝の気持ちを伝えた。 幼稚部、小学部、中学部ごとに四季の行事をスライドや音読劇で紹介したり、自分たちで調べた学校の歴史、ダンスといった学習成果を発表したりした。在校生全員で手話歌「ありがとうの花」を合唱して保護者らに送った。 式典で、小学部6年の松井未緒さんは「一番の自慢は人数が少ないけれどみんな仲良しなこと。毎日充実した学校生活を送っている」と報告。中学部2年の足立咲さんは「歴史を調べ、この学校で学ぶことの幸せと責任
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フェスタさくま 佐久間の特産品集まる 健全育成市民大会も開催 浜松市天竜区
浜松市天竜区佐久間町の佐久間歴史と民話の郷会館駐車場で12日、「フェスタさくま」(実行委主催)が開かれた。佐久間ならではの食べ物が集まったほか、地元有志による舞や音楽の生演奏が披露され、多くの老若男女が楽しんだ。 会場の物産展では、特製のみそだれを付けた五平餅やアユの塩焼き、山菜など各種特産品が並んだ。 地元保存会が伝統の「竜神の舞」を披露したほか、さくま飛龍太鼓の生演奏など迫力あるパフォーマンスが続き、会場を盛り上げた。 同イベントの開催に併せ、会場では佐久間地区の小中学生の文化活動やスポーツなどの成果をたたえる青少年健全育成市民大会が開かれた。
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たつやま産業祭 特産品や催し物充実 丸太早切り競争で白熱 浜松市天竜区
浜松市天竜区龍山町の龍山総合運動場で12日、「ほっとぴあたつやま産業祭」(実行委主催)が開かれた。さまざまな種類の特産品を販売する屋台やユニークな催しでにぎわった。 会場には20店舗以上の屋台が集まった。同町瀬尻地区で生産する「赤芽芋」をみそだれに付けて焼いた串いもの販売ブースには行列ができた。龍山森林組合振興会は、キャンプ用品として注目されているスウェーデントーチや、樹齢約100年のヒノキを使用したコースターなどを販売し、アウトドア愛好家の人気を集めた。 丸太の早切り競争も行い、両端に取っ手が付いたのこぎりを2人一組で使って直径約20センチのスギを切り落とした。多くの観衆に見守られる中
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思い出のランドセル 1年生の背中に リユース事業開始 浜松市中区・曳馬社協
浜松市中区の曳馬地区社会福祉協議会が創立20周年を記念し、同地区を対象にランドセルのリユース事業を開始した。使わなくなったランドセルを譲り受け、同地区の希望する新1年生に届ける取り組み。「6年生の背中から1年生の背中へ、地区内でランドセルをつなぐリレーに参加してほしい」。同社協はこんな思いを込めて、協力者や利用希望者を募っている。 小学校卒業後、家に眠ったままになっているランドセルを有効活用し、福祉のまちづくりにつなげようと企画した。口コミレベルで協力を呼びかけたところ、現時点で十数個が集まった。若干の傷はあるものの、きれいな状態を保っているものばかり。再利用する際は、さらにクリーナーや
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静岡県内公立図書館 半数超に浸水リスク 想定区域の2割が対策「できていない」 静岡新聞社アンケート
静岡県内の公立図書館96館のうち、考えられる最大規模の降雨時に浸水すると国と県が想定する区域「洪水浸水想定区域」に位置している施設が51館あることが、11日までに静岡新聞社のアンケートで分かった。回答を寄せた94館の54・3%に上る。このうち、浸水対策が「できていない」「あまりできていない」と回答した施設が計10館(19・6%)あった。「十分できている」「ある程度できている」と回答した施設でも、館内にハザードマップを掲示していないなど、対策が不十分な現状が浮き彫りになった。 昨年9月の台風15号で静岡市立南部図書館の地下書庫が浸水し、約2万冊を廃棄する被害があった。図書館の浸水対策は喫緊
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多彩な手法と巧みな話術 浜松・引佐で人形劇まつり 12日まで
静岡県内外の人形劇団が出演する「第35回浜松市いなさ人形劇まつり」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、同市北区引佐町の引佐協働センターなどで開幕した。小学生からプロまでの17劇団が、棒遣いや腹話術など多彩な手法と巧みな話術で来場者を楽しませている。12日まで。 豊橋市の劇団「人形芝居ぶんぶく」は、独りぼっちのおじいさんが節分の夜に明るい鬼たちを家に招き、宴会を通じて元気を取り戻す物語「オニは~うち!」を上映。幾田美恵子代表が声色を変えながら全ての役を演じ、観客を魅了した。 都内の「劇団貝の火」は子どもたちにもなじみ深い童話「いっすんぼうし」を披露した。アマチュアでは実行委主
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浜名湖花博プレイベント開幕 書家・平形さん揮毫、オリジナル切手販売も
2024年3月に浜松市西区で開幕する「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)のプレイベントが11日、同区の浜名湖ガーデンパークで始まった。26日まで。初日は静岡大名誉教授の書家平形精逸さんによる揮毫(きごう)や、花博オリジナルフレーム切手の贈呈式などを行った。 平形さんは来場者の前で豪快に筆を走らせ、「ふじのくに花の都しずおか」と「花之都」の2枚を書き上げた。 フレーム切手はパークの風景や花などをテーマにした84円切手10枚セット。日本郵便の後藤文彦浜松地区統括局長が、実行委を構成する県や浜松市の担当者に手渡した。500セットを用意し、浜松、湖西両市の郵便局で取り扱うほか、25日にパーク
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上阿多古地区住民の芸術作品ずらり 12日まで、浜松市天竜区
浜松市天竜区上阿多古地区の住民が日ごろの芸術活動の成果を披露する「上阿多古ふれあいセンターまつり」(実行委主催)が11日、天竜区西藤平の同センターで始まった。12日まで。 会場内には各種同好会や小学校など約20団体から寄せられた芸術、文学、工芸作品が並ぶ。地域の歴史を写真で紹介するコーナーも目を引く。金指徳吉実行委員長(67)は「4年ぶりの開催で幅広い作品が集まった。多くの人に見てもらいたい」と話した。 12日は正午まで。各団体や幼稚園児が民話人形劇やコーラスなどを披露する。
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研究展示や実験体験 静大浜松キャンパス 市民に公開
浜松市中区の静岡大浜松キャンパスで11日、「第26回テクノフェスタin浜松」が始まった。教職員や学生が日頃の研究成果を、展示や実験体験を通じて市民に公開する。12日まで。 研究室の公開展示は36ブースを設けた。XR(クロスリアリティー)で認知症の人の日常生活を体験し、介護に生かす研究などを披露する桐山・石川研究室の鈴木康生さん(同大大学院1年)は「高齢化社会などの問題解決に貢献する研究の成果を来場者に体験してほしい」と話した。ほかに、ホーバークラフトに乗る体験などができる。 事前の予約・申し込みが必要な「キッズサイエンス」は14の実験を、当日予約・申し込み(一部は必要なし)の「おもしろ実験」
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声の大きさやテンポを工夫 子どもの読みたい気持ち優先 読み聞かせのこつ 絵本作家・朗読家の北島さんに聞く
親子のふれ合いの時間として大切にしている人も多い絵本の読み聞かせ。ただ、「忙しくて読むのが大変」「上手に読んであげられない」など、悩みを抱える人もいるのでは。「1秒で子どもたちの反応が変わる!! また読んで欲しくなる読み聞かせ」の著書があり、絵本作家で朗読家の北島多江子さん(51)=浜松市西区=に、読み聞かせの時間をより楽しく豊かにするためのこつを聞いた。(生活報道部・大滝麻衣) ―北島さんが考える読み聞かせの魅力とは。 「親子で、お話の世界を一緒に旅することができるところです。冒険の中でワクワクしたりドキドキしたりして絵本を閉じた後、現実世界は変わらなくても、子どもの気持ちには変化が
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三遠南信道の青崩峠貫通石がお守りに 難工事成功記念、15日から天竜区で配布
国土交通省浜松河川国道事務所(名久井孝史所長)と飯田国道事務所(大口鉄雄所長)は、浜松市と長野県飯田市の市境付近で建設している三遠南信自動車道青崩峠トンネル(仮称)の貫通石を使って1000個のお守りを製作した。浜松市を通じて希望者に配る。 5月26日に貫通した青崩峠トンネルは、土かぶり610メートルの強い圧力と中央構造線に近い硬軟混合の地質が相まって、国内史上屈指の難工事とされた。トンネル貫通時に現場で採取された石は古くから難関突破や安産の御利益があると信じられていて、両事務所は無事故での貫通を記念してお守りの製作を企画した。 かつて海底の隆起で形成された青崩峠は緑泥石を含んでいて、石も
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現代の名工に静岡県内4人 障害者対象の部門新設
厚生労働省は10日、工業や建築、調理など各分野で卓越した技能を持つ150人を、2023年度の「現代の名工」に選んだと発表した。13日に東京都内のホテルで表彰式を行う。1967年度から始まり、今回が57回目。表彰者は本年度を含め7096人となった。 静岡県内関係者は4人が選ばれた。 本年度から障害のある技能者を対象とした部門を創設。幼少期に視力を失いながらも、視覚障害者が音声の補助でパソコンを使えるソフトウエアを開発した、石川県の斎藤正夫さん(75)らを選出した。 そのほか、放射線遮蔽(しゃへい)装置を製造した溶接技術者で、福島第1原発事故の廃炉作業に貢献した茨城県の小泉英雄さん(82)
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沢田結弥(浜松市立高)米進学意向 U20世界陸上 女子1500で6位
陸上中距離で昨年のU20(20歳未満)世界選手権女子1500メートル6位の沢田結弥(17)=浜松市立高=が、米ルイジアナ州立大に進学する意向を固めたことが10日、分かった。同大陸上部が交流サイト(SNS)で発表していて、関係者によると、所定の語学試験に合格すれば正式に入学が決まるという。 沢田は同選手権で日本高校歴代2位の4分12秒87をマークし入賞した。関係者によると、その後、複数の米国の大学からオファーがあり、競技環境や指導者の人柄などから同大を選んだという。 今季は故障もあって全国高校総体を欠場したが、4日の県高校駅伝はアンカー5区で区間新記録をマークし2年ぶりの全国出場を決めた。
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社説(11月11日)空飛ぶクルマ 新産業の先進地目指せ
東京ビッグサイト(東京都)で11月上旬まで開かれていた車の展示会「ジャパンモビリティショー」は、最新技術を備えた次世代電気自動車(EV)とともに、人や荷物を乗せて空を移動する「空飛ぶクルマ」が注目を集めた。メーカー各社が技術を競い合い、安全で利便性の高い移動手段が実現することを期待したい。 「東京モーターショー」の名称を今回から変更し、「未来のモビリティー(移動手段)」の姿を国内外の企業が発表した。静岡県に本社のあるスズキは電動SUV(スポーツ用多目的車)、軽商用EVバンなどとともに協業する愛知県のスカイドライブの空飛ぶクルマの模型を展示した。 スズキは2022年にスカイ社と空飛ぶクルマ