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浜松市の記事一覧

  • 袴田さん支援者 再審開始訴え 逮捕から56年、姉秀子さんも

     旧清水市(静岡市清水区)で一家4人を殺害したとして死刑が確定し、再審請求中の浜松市中区の袴田巌さん(86)が強盗殺人容疑などで県警に逮捕されてから56年になる18日、袴田さんの支援団体がJR浜松駅北口で早期の再審開始を訴える街頭広報を行った。  同市の袴田さん支援クラブの11人が再審請求審の内容を紹介するチラシを配布した。同クラブの清水一人さん(73)は「この事件と日本の刑事司法の問題点に関心を持ち、裁判所に声を届けてほしい」と呼びかけた。袴田さんの姉のひで子さん(89)も参加した。  袴田さんは2014年に静岡地裁の再審開始決定で釈放された。東京高裁が18年に静岡地裁の決定を取り消し再審請

  • 記者コラム「清流」 科学界でも「金メダル」

     「世界一になれることを示せた」。探査機はやぶさ2の開発に携わった東京大大学院教授杉田精司さん=浜松市浜北区出身=に最近、電話した際に聞いた。小惑星探査に関するわが国の知見を米欧の各国が注目しているという。  杉田さんがはやぶさ2の計画に加わったのは、東日本大震災で日本全体が疲弊していたころ。探査機の小惑星からの帰還は2020年、東京五輪の年の予定だった。杉田さんも明るい話題を届けようと意気込んだそうだ。コロナ禍で五輪は延期されたが、はやぶさ2は確かにカプセルと希望をこの星に届けてくれた。  小惑星探査に関する特殊技術で各国に先んじた日本。杉田さんは「子どもたちに、科学の世界でも金メダルを取れ

  • 競泳 杉山(飛龍)圧巻の逆転劇/板飛び込み 伊熊V、次元の違い 全国高校総体・静岡県勢

     四国で開催されている全国高校総合体育大会(インターハイ)は18日、競泳と飛び込み、空手が行われた。男子400メートル個人メドレーの杉山大晟(飛龍)は終盤に逆転して4分20秒85の自己ベストで頂点に立った。男子板飛び込みでは伊熊扇李(兵庫・相生学院、浜松学院中出)が2位に大差をつけて連覇を果たし、柳沼凌士(浜松開誠館)も6位に入った。空手の女子個人形では江藤凪沙(御殿場西)が3位決定戦を制して表彰台に上がった。 男子400個メド 恩師に感謝のスパート  圧巻の逆転劇だった。男子400メートル個人メドレーで飛龍の杉山は自由形の最後50メートルでスパートし、自己ベストで優勝をさらった。「会心のレ

  • 峯野牛直売店 移転オープン 浜松市北区

     ブランド牛「峯野牛」を飼育する峯野牧場(浜松市北区引佐町)はこのほど、直売所「峯野牛直売店」を同区根洗町から同区細江町中川に移転オープンした。白を基調とした外観、内装が特徴。赤身に特化した牛をまるごと加工し、希少部位も含めて販売する。  予約販売のみだった前店舗と比べ、広さを10倍に拡大。陳列棚を設置したほか、委託していた精肉作業を自社で行う加工室を新たに設けた。峯野牛を使用したハンバーグやローストビーフなどの総菜も調理して販売する。  店内から職人の精肉作業を見学でき、モニターで牧場の様子を紹介するなど、食育体験をコンセプトに掲げた。峯野忍代表は「“肉屋さん”として

  • 来春の統一地方選 伊藤氏らの推薦決定 連合静岡

     連合静岡は17日に静岡市で開いた執行委員会で、来春予定されている統一地方選のうち静岡県議選と浜松市議選に立候補を予定している現職計4人の推薦を決めた。  推薦が決定したのは、県議選に出馬予定の伊藤和子氏(65)=袋井市・森町=、良知駿一氏(39)=浜松市北区=、田内浩之氏(45)=湖西市=の3人と、浜松市議選に出馬予定の斉藤晴明氏(66)=中区=。

  • DVDなど万引疑い ペルー国籍の男逮捕 細江署

     細江署は18日、窃盗の疑いでペルー国籍、浜松市中区龍禅寺町、無職の男(37)=別の窃盗容疑で逮捕=を再逮捕した。  再逮捕容疑は3月11日午後7時ごろ、同市南区のレンタルビデオ店でDVD33枚とレジ袋3枚(計約27万円)を万引した疑い。同容疑者は同市北区のレンタルビデオ店でDVDを盗んだとして、8月1日に逮捕された。

  • 「壬生の郷探訪物語」制作 浜松市天竜区の団体 二俣町史跡や歴史紹介

     浜松市天竜区の歴史文化の伝承に取り組む鹿島田代家交流振興会(曽我清臣会長)はこのほど、同区二俣町の史跡や水運の歴史などを紹介するガイド本「壬生の郷探訪物語」を制作した。20日から、同町の筏(いかだ)問屋田代家で販売する。  曽我会長を中心に文献や現地調査を重ね、国指定史跡の二俣・鳥羽山城跡や光明山古墳に代表される要衝としての歴史に焦点を当てた。天竜川水運や秋葉街道にゆかりある場所や事跡、本田宗一郎や秋野不矩など郷土の偉人も取り上げている。  「壬生」とは、大和朝廷の直轄地として全国に設置された土地の呼称。同町出身の国学者内山真龍は、遠江国における壬生は二俣を指したと説き、現代でも定説とされて

  • スマート農業テーマに企画展 浜松科学館、10月28日まで

     浜松市中区の浜松科学館で10月28日まで、先端技術を活用して効率化を図る「スマート農業」をテーマにした企画展(浜松スマート農業推進協議会主催)が開かれている。  パネル展示や動画で自動運転のトラクターや無線操縦の草刈り機などを紹介するほか、大きさが縦横約2メートルの農薬散布用ドローンの実機も持ち込んだ。  同協議会は市内外の農家や企業、教育機関などでつくる官民連携の組織。スマート農業技術に関する会員間の情報共有や普及促進を目的に、将来の農業を担う若い世代への啓発活動などに取り組む。

  • カレンダー飾る「農の風景」募集 31日までJAとぴあ

     JAとぴあ浜松(浜松市東区)が募集している2023年カレンダー用写真の締め切りが、31日に迫っている。テーマは「とぴあの農のある風景」。管内の浜松市(天竜区と北区三ケ日町を除く)と湖西市で過去3年以内に撮影した農山村風景や行事、祭事、農産物など季節感あふれる未発表写真を募る。対象は管内在住者。問い合わせはJAとぴあ浜松総務部広報課<電053(476)3115>へ。

  • 共演ソリスト選出へ 浜松交響楽団が公開審査 8月21日

     浜松交響楽団は21日午前11時から、共演するソリストを決める「第5回ソリスト・オーディション」を浜松市中区のアクトシティ浜松で開く。6年ぶりの開催で、一般公開を予定。若手演奏家の成長の一助になればと、オーケストラとの共演経験の機会を提供する。  オーディションは2002年から4~6年おきに開催している。今回は初のウェブ募集を実施し、ピアノ、弦楽器、声楽の3部門に過去最多の155人の応募が全国から寄せられた。  当日は、ビデオ録画による予備審査を通過した26歳以下(声楽は32歳以下)の29人が出場する。3部門から計5、6人を選び、浜響の定期演奏会や夏のコンサートで共演する。  岡部比呂男理事長

  • ミカン摘果測定器 組合員組織に寄贈 JAみっかび

     浜松市北区三ケ日町のJAみっかびは16日、ミカンの摘果や選果の際に大きさを確認できる測定器「三ケ日みかん摘果サイザー」約1300個を、組合員でつくる同JA農事部に寄贈した。  摘果サイザーは、摘果の促進を目的に同JA柑橘(かんきつ)課が制作し、現在特許を申請中。ミカンの肥大曲線に合わせた40~95ミリの8種類のリングで大きさを測り、時期に適したサイズの果実か判断する。  同JA本館で開いた贈呈式で、井口義朗代表理事組合長から摘果サイザーを受け取った農事部長会の内藤宏基会長は「使い勝手が良さそう。摘果などで使用し、品質の良いミカンを作っていきたい」と話した。

  • 浜松食材 パリで魅惑の一皿に シェフ意気込み、遠州織物とともにPRへ 2023年2月にイベント

     来年2月にパリで開催される遠州織物や浜松食材のPRイベント「浜松フェア」で、料理責任者を務める現地のレストラン「マルソ&コー」の料理長松下友紀さん(41)=静岡市清水区出身=が17日、浜松市役所を訪れ、鈴木康友市長に浜松の魅力発信に向けた意気込みを語った。  同イベントはパリで開催される世界最大級の繊維見本市に合わせて、遠州産地振興協議会などが企画した。会場となる松下さんのレストランには遠州織物のテーブルクロスなどを施し、浜松の食材を使った料理を現地バイヤーや報道関係者に提供する。松下さんは7月下旬から一時帰国していて、浜松市内の食材を見て回り、料理のイメージを膨らませているという。  浜松

  • 浜松市「市民の声 広聴年報」公表 7割を市政に反映

     浜松市はこのほど、2021年度に寄せられた市政への意見や要望、苦情などをまとめた「市民の声 広聴年報」を公表した。総数は前年度比392件減の3894件。市広聴広報課によると、このうち、約72%に当たる2798件を市政に反映させたという。  Eメールや手紙、ファクスなどで受け付ける「市長へのご意見箱」は27件増の1594件。意見・提言が1420件と大半を占め、苦情77件、要望53件などが続いた。新型コロナウイルスに関する意見が多かった。  「市長へのご意見箱」のほかは、要望書が438件減の2268件、各課に直接寄せられる「市民の声」が19件増の32件だった。要望書を除いた年代別では、40代が最

  • 私の髪の毛 役立てて 浜松市浜北区の千徳さん 2回目の協力、3年間伸ばした35センチカット

     浜松市浜北区の赤佐小4年、千徳翠さん(10)がこのほど、医療用ウィッグ(かつら)に髪を提供する活動「ヘアドネーション」に臨んだ。千徳さんが協力するのは2回目。同区の美容室りぞらで、3年間伸ばした髪約35センチをカットした。  1年生の秋に、母茜さんの提案でヘアドネーションを行った千徳さん。当時は取り組みを深く理解していなかったという。3年生の夏休みに自由研究の一環でヘアドネーションについて調べ、今回は自発的に協力した。  8月上旬には、学校の友達53人にアンケートを取り、ヘアドネーションを知っていたのが2人だけだったという。千徳さんは「一人のウィッグを作るのにたくさんの髪が必要。多くの人に活

  • 志賀直哉の世界 朗読で楽しもう 浜松で10月16日

     浜松市中区の浜松文芸館は10月16日午後1時半から、志賀直哉作品を朗読で紹介するイベント「ようこそ志賀直哉の世界へ」を同区のクリエート浜松で開く。  同市の朗読家、堤腰和余さんが短編小説「小僧の神様」「赤西蠣太(かきた)」を披露する。登場人物がその場にいるかのような臨場感のある朗読が楽しめるという。  参加費500円で、定員は先着50人。8月20日午前9時から、電話で申し込みを受け付ける。問い合わせは同館<電053(453)3933>へ。

  • フラダンス 狙うは全国V オイスカ浜松国際高、21日に大会

     「第10回フラガールズ甲子園」に出場する浜松市西区のオイスカ浜松国際高フラダンス部が18日、ダンスのお披露目会を校内で開いた。21日に福島県いわき市で開かれる高校生の全国大会で、東海地区からは唯一の出場となる。部員らは練習の成果を出し切って頂点を狙う。  メンバーは部長で3年の松本海也さん、2年の末永ハルミさん、1年の遠藤由貴美さんと中村樹梨奈さん、フランチェスカ・ケイトさんの5人。大会は課題曲と自由曲で技術力や表現力を競う。  この日は生徒が振り付けしたダンスを披露した。課題曲「マイ・スイート・ピカケ・レイ」では恋する女の子の様子を表現し、自由曲「プケトゥ」では学校近くの浜名湖に降り立つ渡

  • 災害時に物資供給 浜松市とビッグ富士が協定

     浜松市は17日、ビッグ富士(同市東区)と「災害時における物資供給等に関する協定」を締結した。災害が起きた際、食品スーパーを展開する同社の支援で必要な物資の確保などを進める。  協定は同市で地震や風水害などの災害が発生もしくは発生の恐れがある場合、同社が市からの依頼に応じて水や食料の供給に協力する内容。店舗に設置している発電設備を使った電気の確保や、浜北区に新規開店予定の店舗駐車場を地域住民の避難場所として活用することなども盛り込んだ。  市と同社が、書面で協定書を取り交わした。発効は17日で、毎年更新していく予定という。

  • 電車と自動車衝突 踏切事故現場を診断 浜松東署など

     浜松東署はこのほど、浜松市東区積志町の遠州鉄道積志9号踏切で、7月12日に発生した軽乗用車と遠鉄電車の衝突事故の現場診断を行った。同署、遠鉄、地元自治会、道路管理者の市関係者ら17人が再発防止策を検討した。関係者らは現場の状況を確認した上で「停止線の位置をもっと手前にしてはどうか」「交通ルール教育の徹底が必要」などと意見を出し合った。非常停止ボタンの設置や、道路幅の拡張を求める声も上がった。  事故は、中区の女性(77)運転の軽乗用車が踏切内に侵入して立ち往生し、列車と衝突した。女性は衝突前に車外に出たとみられるが、事故に巻き込まれ重傷を負った。

  • 敬老支援事業対象 10万6226人 浜松市、2022年度

     浜松市はこのほど、2022年度の敬老支援事業の概要を発表した。市が自治会などに交付する敬老会等開催費補助金の対象となる77歳以上は10万6226人(1日現在)。22年度に100歳以上になる人口は816人で過去最多を更新した。  77歳以上の内訳は男性4万2791人、女性6万3435人。補助金は1人当たり2千円(記念品贈呈のみの場合は1500円)を交付する。対象は前年度から29人増えた。  敬老会は敬老の日(9月19日)を中心に166カ所で開催を予定している。前年度より75カ所増えたが、コロナ禍前の19年度(418カ所)の水準には戻っていない。  本年度中に88歳になる4883人には祝い金1万

  • 森林公園の昆虫や植物 「ぱっち」中山さん写真展 浜松

     障害者福祉施設に勤めながら「ぱっち」の活動名で自然教育の普及に取り組む磐田市の中山康人さん(42)が31日まで、県立森林公園内で撮った自然の写真展を浜松市浜北区の同公園森の家で開いている。  昆虫や植物、野鳥を捉えた約50点が並ぶ。樹木に止まったクワガタ、セミの抜け殻など分かりやすい作品だけでなく、コウゾの実やルリタテハの幼虫といった自然活動に慣れない人には一見分かりにくい写真も展示した。  中山さんは「来館者同士でこれは何を撮ったのかと話し合い、自然に興味を持ってほしい」と話す。

  • 浜松での3カ月 コラージュ作品に 中区で小林さん個展

     埼玉県川口市の画家小林明日香さん(28)の作品展が28日まで、浜松市中区の鴨江アートセンターで開かれている。創作のために浜松で過ごした約3カ月間の生活や出会いを題材に、絵と写真のコラージュ作品など約30点を仕上げた。  芸術作家に制作場所を無償提供する同センターの事業「アーティスト・イン・レジデンス」の一環。布地に描いた絵に写真と木片を組み合わせて表した同市の名木「根上がり松」や、長さ約3メートルのデニム地に紙の切れ端を貼り付けた作品など、ユニークな手法が目を引く。浜松まつりの凧(たこ)印のマグネットや、同市のハザードマップを活用した芸術作品も見られる。  入場無料。開場は午前10時~午後9

  • 自転車盗難防止を啓発 浜松市西区

     浜松西署と地域安全推進員は16日、浜松市西区のJR舞阪駅で自転車盗難防止キャンペーンを行った。同署管内の自転車盗難件数の増加傾向を受け、駐輪場利用者に盗難対策を呼び掛けた。  参加者10人が早朝、同駅の北口と南口駐輪場に分かれ、通学通勤の自転車利用者にダイヤル式のワイヤ錠と啓発チラシを配布した。無施錠の自転車も見られ、ツーロックや防犯登録の徹底を求めた。  同署管内では昨年、38件の自転車盗難を確認したが、今年は7月末までの速報値で既に27件発生している。

  • 若者の消費被害防げ 浜松市西区で啓発活動

     静岡県はこのほど、夏休みの若者に向けて消費被害の防止を呼び掛ける啓発活動を、浜松市西区のイオンモール浜松志都呂で行った。  県西部県民生活センターの職員らが安易にもうけ話に乗らないことや、商品購入時に契約内容を確認することを呼びかけた。成人年齢の引き下げに伴い、18歳から1人で契約できるようになったことへの注意点もパネル展示を通じて伝えた。  県内では脱毛契約をした若者から、「予約が取れない」「解約したいが返金されない」などの相談が増えているという。県の担当者は「返金や返品の条件の確認が大切。スマートフォンでの商品購入の際は契約状況を写真で残しておくことも重要」と話した。

  • 新幹線、線路設備復旧作業で遅れ

     18日午前6時半ごろ、浜松市南区の東海道新幹線下り線で、線路に敷き詰められている石の一部が線路外に転がり落ちているのを、線路設備の確認作業を行っていた従業員が発見した。復旧作業と安全確認のため、浜松-豊橋間の上下線で一時運転を見合わせた。上下計4本が最大32分遅れ、約2100人に影響した。JR東海が原因を調べている。

  • 濃硫酸流出 保健所が立ち入り調査 浜松・細江

     浜松市北区細江町中川の産業用保温材メーカー「日本ケイカル」の工場から濃硫酸が流出した事故で、市保健所は17日、毒劇物取締法に基づき、同社の立ち入り調査を行った。現場の確認のほか、同法に基づく作業や管理、施設整備が行われていたかなどを確認したという。関係者への取材で分かった。  事故は16日朝に発覚した。濃硫酸を希釈する設備で水が注入されない不具合が生じ、タンクと配管が損傷して濃硫酸が流出した。濃硫酸は土壌に浸透し、染み込んだ濃硫酸は工場敷地外の水路にも漏えいした。同社によると、タンクの周囲に流出防止の囲いを設けているが、流出量が多かったため、囲いからあふれ出たとみられる。  同社や市は汚染土

  • 天竜川下り船転覆事故 発生から11年、現場近くで慰霊式

     浜松市天竜区の天竜川で5人が亡くなった川下り船転覆事故は17日、発生から11年を迎えた。事故現場付近の同区渡ケ島の慰霊碑前で関係者による慰霊式が営まれ、当時船下り事業を運営していた天竜浜名湖鉄道の役員や沿線自治体の代表ら21人が参列した。  参列者は、発生時刻の午後2時過ぎに合わせ、天竜川に向かって黙とうした。同社の松井宜正社長(58)や事故当時の社長だった名倉健三氏(74)らが慰霊碑に献花し追悼した。  松井社長は追悼の言葉で「この事故を肌で知る社員が減少しているが、風化させることなく安全の取り組みの原点としなくてはいけない」と強調。亡くなった5人の名を読み上げて冥福を祈った。  名倉氏は

  • わいせつ行為の疑い 70代の男を逮捕 浜松東署

     浜松東署は17日、強制性交の疑いで浜松市中区佐藤1丁目、無職の男(70)を逮捕した。逮捕容疑は4月中旬、県西部地区の建物内で、同地区の30代女性にわいせつな行為をした疑い。同署によると、容疑者と女性は面識があった。

  • 浜松の50代男性 50万円詐取被害

     浜松市の男性会社員(57)が17日、架空の料金請求で50万円をだまし取られたと浜松西署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。  同署によると、同日午前10時ごろ、男性の携帯電話に「利用料金について話したいことがある」とショートメールが届いた。記載の番号に電話をかけると、有料アダルトサイト利用料金の未納金などとして50万円を要求され、市内のATMから現金を振り込んだという。

  • ソフト五輪3戦士が金言 富士宮で中学生指導

     東京五輪ソフトボール競技金メダリストの3人が16日、中学生を対象にしたソフトボールクリニックを富士宮市山宮の県ソフトボール場(富士山スタジアム)で実施した。市内中学校5校のソフトボール部員や指導者約60人が参加し、メダリスト3人の直接指導で上達のこつを学んだ。  県主催「ドリカムスタート事業」の一環。東京五輪開催1周年を記念し、ソフトボール金メダリストで昨年現役を引退した渥美万奈さん(浜松市出身)、山崎早紀さん(掛川市出身)、峰幸代さん(福岡県出身)が初めて同事業に参加した。3人はデモンストレーションを交えながら、攻守それぞれの基本や体の使い方を指導した。  打撃指導では「チームにはいろんな

  • 野外活動と命テーマ 浜松・少年自然の家が研修会

     浜松市北区引佐町の県立観音山少年自然の家はこのほど、任意団体「豊橋子どもの命と安全を守る会」の西野友章代表を講師に招いた研修会を同施設で開いた。自然体験活動が活発になる夏季を迎え、安全意識を高めようと所員ら約50人が参加した。  西野代表は「自然体験活動といのちの大切さ」をテーマに講演した。2010年6月に浜名湖で行われた中学校の野外活動で、長女の花菜さんを亡くした事故を振り返った。  事故は県立三ケ日青年の家(同区)の活動中に起き、豊橋市立章南中の生徒や教員が乗ったボートがえい航中に転覆した。西野代表は、ボートの出航時は大雨、強風、波浪など各注意報が発令中だったと説明した。「想定される危険

  • 「CSR活動表彰」募集 浜松市、9月から

     浜松市は16日に市役所で開いた市市民協働推進委員会で、「市企業のCSR活動表彰」の本年度募集を9月1日から始めると報告した。  募集対象は市内で同活動に取り組む同市所在の企業。本年度は活動について「社会課題・地域課題の解決に努め、地域貢献を果たす取り組み」と新たに明確な定義を設けた。活動内容や効果の審査を行った上で、一定以上の点数を得た企業はすべて受賞とし、優秀賞など各賞を贈る。応募締め切りは10月14日。  優秀賞を通算3回受賞した企業を認定するマイスター認定制度も引き続き運用する。

  • ウクライナ支援へ 浜松市に57万円余 静岡県ベトナム人協会

     静岡県西部のベトナム人の支援を行っている県ベトナム人協会(山田明会長)はこのほど、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナからの避難民の支援に役立ててもらおうと浜松市に57万1千円を寄付した。  同協会はベトナム人の学習支援や生活相談などに取り組んでいる。市内にはベトナム戦争の終戦後に市内民間団体の協力を受けて避難してきたベトナム人も多いため、同じ境遇のウクライナ避難民を支援しようと、各地で募金活動を行った。  同協会の会長代理グエン・ティ・ディウさんとコーディネーター西崎稔さんが市役所を訪れ、市国際課の鈴木三男課長に目録を手渡した。寄付金はウクライナ避難民への一時給付金などに活用する。

  • 全国大会「初の1勝目指し楽しむ」 磐田・ソフトボール親和会

     福岡県で開かれる「全日本一般男子ソフトボール大会」(20~22日)に出場する磐田市の社会人チーム「親和会」の選手らが17日、市役所を訪れ、森幡貢主将(44)=浜松市中区=が「全国大会初の1勝を目指して試合を楽しみたい」と抱負を語った。  訪問したのはほかに吉武宏和選手(41)=磐田市=、鈴木神威選手(22)=同市=ら。河島直明市スポーツ協会長、鈴木雅樹スポーツ振興課長が対応した。  チームは県西部の20~40代18人が所属し、市内を拠点に活動する。昨年は新型コロナウイルスの影響で全国大会が中止になり、プレーできなかった。6月の県予選で優勝し、2年連続3度目の全国切符を手にした。  (磐田支局

  • 静岡文化芸術大の学芸員志望が実習 下田・上原美術館

     下田市の上原美術館で、学芸員資格の取得を目指す静岡文化芸術大(浜松市中区)の学生らの現地実習が行われている。実際に業務を体験するなど、19日まで仕事への理解を深める。  同館によると、学芸員の国家資格取得には5日以上の実務実習が必要。同館は昨年から同大生を受け入れていて、同大の6人と文星芸術大(栃木県)の1人が参加し、展示品の取り扱い方法などを学んでいる。  17日の実習では、絵画の貸し出し時に傷み具合などを記録する書類の作成を体験した。所蔵品のモネの「藁ぶき屋根の家」を実際に使用し、主任学芸員の土森智典さん(45)から指導を受けた。  静岡文化芸術大文化政策学部4年の溝口のどかさん(21)

  • 全国へ意気込み「悔い残らない試合に」 浜松・柔道教室「育誠館」

     浜松市西区の柔道教室「育誠館」の小学生チームが、9月18日に東京都で開催される「マルちゃん杯全日本少年柔道大会」(全日本柔道連盟主催)に出場する。5選手と杉山崇館長が17日、中区の市教委に宮崎正教育長を訪ねて健闘を誓った。  選手は杉山泰資君、大庭灯矢君、服部周真君、野中拓海君(ともに和地小6)と杉本奈優さん(瑞穂小5)。5月に三重県で行われた中部大会で準優勝を果たし、全国への切符をつかみ取った。  教室で週4回の練習に励んでいるという5人は「自分の柔道を貫き、悔いの残らない試合をしたい」「全国の大舞台で良い成績を残せるように頑張る」などと、力強く抱負を語った。  宮崎教育長は「目標がかなう

  • 絵画制作、間近で 画家林さんが公開 浜松・中区

     浜松市中区の鴨江アートセンターは28日まで、同市の画家、林満里奈さん(24)によるライブペインティングイベントを実施している。同センターが毎年行っている芸術家への制作場所提供活動「アーティスト・イン・レジデンス」の一環。地元の若手芸術家が作品制作に取り組む様子を、自由に見ることができる。入場無料。  林さんは13日から作業を開始した。50センチ四方の白い段ボールを縦横4個ずつ、計64個積み上げた立方体の「キャンバス」に、アクリル絵の具やスプレーを使って色鮮やかな世界を表現する。28日に完成させる予定。  林さんの作品は線や点を使った抽象画が特徴的。油やアクリル、クレヨンなどさまざまな画材を使

  • 「新興企業集う浜松市」へ ファンドサポート事業4年目 静岡県外17社進出

     浜松市がスタートアップ(新興企業)支援策として全国の自治体に先駆けて導入したファンドサポート事業が4年目を迎えた。投資会社と連動して交付金を支給し、スタートアップの資金調達を後押しする。事業を契機に成長分野のスタートアップが市内に進出したり、製造業との協業を進めたりと成果も出始めた。市はスタートアップが集積する「浜松バレー構想」の実現に向け支援を強化する。  農家が使う手押し車のタイヤ部分の電動化キットなどを手掛ける「キューボレックス」(本社・東京)。2021年度のファンドサポート事業での採択を機に今年6月、浜松営業所を開設した。寺嶋瑞仁社長(29)も移り住み、ビジネスの加速を図る。  市

  • 軽傷ひき逃げ容疑 浜松東署、女を逮捕

     浜松東署は17日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いでブラジル国籍、浜松市南区三和町、自称派遣社員の女(54)を逮捕した。逮捕容疑は15日午前11時ごろ、同市東区篠ケ瀬町の信号機のない市道交差点で軽乗用車を運転中、同区の女性(27)の乗用車と出合い頭に衝突して女性に軽傷を負わせ、そのまま逃走した疑い。  同署によると、「壊れた車がある」という通報があり、容疑者の特定につながった。

  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

    東部  熱海 11日はソウダガツオやイシガキダイ、タカベ、スズメダイなど。12日はヒラソウダやネンブツダイ、メジナなど。14日はマアジやウルメイワシ、ソウダガツオ、タカベなど。  ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600  伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ狙い。サイズアップしているが、数は少ない。他にコノシロや小メジナ。  ▽伊東市静海町 稲七つり具店・電0557(37)0177 中部  清水・カセ 11日のクロダイ釣果は23~45センチが合計104匹。12日は20~31センチが合計4匹。14日は22~45センチが合計70匹。  ▽静岡市清水区松井町 原金つり船・

  • ヒロシマで平和を希求する人々 被爆体験伝承へ新たな一手

     広島市主催の記者研修「ヒロシマ講座」(7月28日~8月7日)に参加し、77年前の被爆の実相に触れた。ロシアのウクライナ侵攻で核兵器が現実的な脅威となり、核抑止論が国内でも浮上する中、被爆地は「核兵器は廃絶こそ唯一の解決策」との訴えを一層強くした。凄惨(せいさん)な記憶を継承し、平和を希求する人々の取り組みや思いを報告する。(御前崎支局・木村祐太) 家族「語り部」に 市が養成制度  被爆体験の伝承事業を行っている広島市は本年度、被爆者の家族を伝承者として養成する制度を新設した。これまで伝承事業は実体験を持つ「被爆体験証言者」と、証言者から体験や思いを聞き取って代わりに語る「被爆体験伝承者」が

  • 濃硫酸 漏えい数百リットル 浜松・細江の工場、中和槽に多く残存

     浜松市北区細江町中川の「日本ケイカル」の工場から濃硫酸が大量流出した事故で、最大1900リットルと市に報告していた漏えい量が数百リットルとみられることが17日、同社への取材で分かった。同社はタンクや汚染土の交換準備を進めている。  事故は16日朝に発覚。濃硫酸を希釈する設備で水が注入されない不具合が生じ、タンクと配管が損傷して濃硫酸が土壌に浸透。染み込んだ濃硫酸が水路にも流出していた。  同社は、濃硫酸の入ったタンクの容量の減少分から、漏えいは最大約1900リットルと同市に報告したが、その後、産業用保温材の製造過程で生じるアルカリ水を希硫酸で中和する中和槽に多くの量が残っているのが確認できた

  • 濃硫酸 最大1900リットル漏えい 浜松市北区細江町の工場

     浜松市は16日、同市北区細江町中川の「日本ケイカル」の工場から15~16日朝にかけて濃硫酸が最大約1900リットル流出したと発表した。工場北側水路の水素イオン指数(pH)は、一時1~4前後の強い酸性を示した。16日午後6時現在、同社従業員や周辺住民に健康被害は確認されていない。  同社は産業用保温材を製造している。同社によると、15、16日は休業中だが、設備は稼働していた。16日午前8時ごろに設備を点検した社員が漏えいに気付き、市職員も現地調査で土壌に染み込んだ濃硫酸が水路に流出しているのを確認した。  同社は濃硫酸を希釈する設備で水が注入されない不具合が生じ、タンクと配管が損傷して濃硫酸が

  • 中高生とJam9「夢」の楽曲 共同制作で作詞作曲 12月に発表会

     静岡県西部の中高生が浜松市在住の3人組音楽ユニット「Jam9」と楽曲を共同制作する「希望の詩(うた)プロジェクト」のワークショップが16日、浜松市北区のサーラ音楽ホールで開かれた。生徒19人とJam9のギズモさん、イシノユウキさんが夢をテーマに作詞、作曲に臨んだ。  曲のテンポや雰囲気を決めた後、「明るいイントロ」などの中高生一人一人のイメージをJam9がその場でメロディーに仕上げ、和音進行も手掛けた。歌詞は、子どもたちが夢について書いた文章や楽曲で伝えたい思いをもとに考えた。  プロジェクトは、子どもの人材育成などに取り組む認定NPO法人魅惑的倶楽部(同市中区)が主催し、2年目。昨年は「希

  • 浜松市9月一般会計補正 物価高対策に7・7億円

     浜松市は16日までに、本年度一般会計9月補正予算案に、原油高や物価高騰への支援として7億7千万円を盛り込む方針を決めた。社会福祉施設への光熱費の補助に加え、燃料費負担が増しているごみ収集事業者や、資材高騰の影響を受ける市発注工事の請負業者の支援も進める。  ごみ収集事業者は市委託業者を想定。5月補正で運送事業者への支援を行っていて、対象を拡大する。高齢者施設や障害者施設、私立の保育所、幼稚園などの福祉施設への補助金は光熱費上昇分の半額程度を見込む。これら事業者支援を目的とした関連費は6億5千万円に上る。  資材高騰などへの支援は市発注の小中学校整備工事などで、業者の負担軽減を図る。  一般会

  • 草刈り中の男性死亡 浜松市北区

     16日午後1時10分ごろ、浜松市北区滝沢町の畑で草刈りをしていた同区初生町、畜産業の男性(75)が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。細江署によると、草刈り機で作業中に高さ約4メートルの段差から転落したとみられる。同署が労災事故とみて調べている。

  • 全国高校総体・競泳(16日)競技結果まとめ

     四国を中心に開催されている全国高校総合体育大会(インターハイ)は16日、高知県で競泳第2日が行われ、50メートル自由形は飛龍勢で女子の鈴木月渚が26秒11で5位、男子の内村駿斗が23秒34で7位に入賞した。男子200メートル自由形は増田莉蔵(浜松市立)が自己ベストの1分51秒82で5位に入った。男子1500メートル自由形の出場者ランキング3位で表彰台が期待された大木優瑠(飛龍)は予選15位で17日の決勝進出を逃した。  【男子】  ▽50メートル自由形決勝 ①重藤流世(大阪・四條畷学園)22秒77②松原(神奈川・横須賀大津)22秒92③松井(東京・日大豊山)22秒95⑦内村駿斗(飛龍)2

  • 浜松いわた信金と市が協定 ウクライナ避難民支援 一時金支給など

     浜松市と浜松いわた信用金庫(同市中区)は16日、ウクライナ避難民支援推進の協定を締結した。同信金は市が担っている避難民への一時金の支給や就労支援に協力する。ウクライナ避難民支援で、県内の自治体と金融機関が協定を結ぶのは初めて。  同信金が進めるSDGs(持続可能な開発目標)を通じた地域貢献活動の一環。避難民が増加して一時金の財源の寄付金が枯渇した場合は、同信金が市に最大500万円を寄付する。地域に根ざした信金の強みを生かした生活支援を進め、避難民の自立や多文化共生社会の実現を後押しする。市役所で締結式を行い、鈴木康友市長と同信金の御室健一郎会長が協定書を交わした。鈴木市長は「一時金を安定して

  • 代表に三室さん フェアトレードネットワーク

     浜松市内のフェアトレードショップなどでつくる「はままつフェアトレードタウン・ネットワーク」の新代表に、同市東区の雑貨店「晴天」の三室千菜美店長(45)が16日までに就任した。2017年の発足以来代表を務めてきた杉山世子さんは、中心メンバーとして今後も活動に参加する。  三室さんは19年に同店を開いた。同団体では中心メンバーとしてイベント出店などに携わり、発展途上国の産品を適正価格で取り扱う「フェアトレード」の啓発活動に取り組んできた。杉山さんから新代表就任の打診があり、7月の総会で承認を受けた。  三室さんは「フェアトレードを気軽に生活に取り入れてもらえるよう、映画上映会や講演会を企画したい

  • 浜松勢ワンツー eスポーツ大会静岡県予選 尾田さんと佐藤さん

     全国都道府県対抗eスポーツ選手権の「グランツーリスモ7部門U―18の部」静岡県予選で優勝した尾田結都さん(浜松市立丸塚中3年)、同2位の佐藤愉大さん(同天竜中2年)がこのほど、市役所で鈴木康友市長に結果と喜びを報告した。  グランツーリスモ7は、実在の車の運転を疑似体験できるレースゲーム。県予選は6~7月にオンラインで実施した。尾田さんは本県代表として今月下旬に開催予定の28都府県の代表によるエリア選抜戦に出場し、本大会の切符獲得に挑む。  2人はともに西区のカートスクールに通い、実際のサーキットで磨いた走行技術をeスポーツに生かしてきた。鈴木市長に実演を披露した尾田さんは「県で一番速いとい

  • クイズラリーで森の恵み学ぶ 浜松・浜北区

     浜松市浜北区の県森林・林業研究センターは15日、児童と保護者を対象にしたクイズイベントを始めた。参加無料。19日まで。  夏休みに親子で森の恵みに触れ、楽しく勉強してほしいと企画した。森の研究所で発生した五つの事件を解決するという設定で、施設内を歩いて森に関するクイズラリーを行う。参加者には、ヒノキで作ったゴム銃が先着で贈られる。  親子で訪れた同区の町田紗樹さん(10)は「まつぼっくりを食べた犯人が思った答えと違った。勉強できた」と笑顔を見せた。  イベントは午前9時から午後4時まで。

  • 全日本ゲートボールへ「負けない」 メンバー、伊豆の国市長を訪問

     10月に福井県で開催される第38回全日本ゲートボール選手権大会に出場する伊豆の国市ゲートボール協会所属のメンバー5人が15日、市役所に山下正行市長を訪ね、抱負を語った。  メンバーは鈴木俊治さん、伊奈静夫さん、山本三郎さん、中島オリエさん、工藤啓さん。7月に浜松市で開かれた県大会で16チームの頂点に立ち、全国大会への出場を決めた。  キャプテンの鈴木さんは「相手チームのうまい選手を見ながら采配している。『負けない』という強い気持ちが大切」と意気込んだ。山下市長は「全国大会でもチームワークを生かして頑張って」と激励した。

  • 日将連浜北支部 2年ぶりに大会

     日本将棋連盟浜北支部の8月大会が14日、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。コロナ禍で見合わせていた大会を感染対策を講じて2年ぶりに開催し、89人が参加した。  上位入賞者は次の通り。  S ①木下颯(中区)②大城千花(浜北区)③相曽剛史(南区)④宇藤敬行(磐田市)⑤太田真作(浜北区)▽A ①中川丈太郎(浜北区)②丸一健悟(中区)③佐原志依(浜北区)④松下安夫(袋井市)⑤鷹野淳(磐田市)▽B ①藤原紳裕(御前崎市)②門奈光(東区)③門奈紀明(同)④金田且視(袋井市)⑤本木寛也(浜北区)▽C ①鈴木与四郎(西区)②斉藤正直(東区)③高野涼介(同)④稲場理(浜北区)⑤三輪勝次(東区)▽D

  • 浜松市北区の工場から濃硫酸約1900リットルが漏えい

     浜松市は16日、同市北区細江町中川の工場から、最大約1900リットルの濃硫酸が流出する事故が発生したと発表した。同日午後6時現在、工場の従業員や周辺住民に健康被害は確認されていない。

  • 大好きな絵諦め 竹やり握った少年時代 自由に描ける世続いて 浜松の伊藤さん、最初で最後の個展【しずおか戦後77年】

     60歳を過ぎて絵筆を握った91歳の愛好家が「最初で最後」だという油彩画展を、浜松市浜北区の県立森林公園ビジターセンター「バードピア浜北」で実現させた。同区の伊藤清さん。「子どもの頃からずっと絵が好きだった」が、第2次大戦中は絵筆でなく竹やりを持たされ、敵兵を倒す訓練に明け暮れた。郷里や旅先の風景を穏やかな筆致で表現した作品には、自由に絵が描ける平和への切なる思いが込められている。  高架下からのぞく朝焼けに染まった空、広がる茶畑の向こうの稜線(りょうせん)、しだれ桜の薄桃色をほんのりと映す川。会場に約20点が並ぶ。いずれも伊藤さんが60歳を過ぎて本格的に絵画を学んだ成果だ。  伊藤さんは「い

  • コロナでマイホームに変化 感染対策、巣ごもり対応…トイレやキッチン充実 メーカー趣向凝らす

     長引く新型コロナウイルス禍で、マイホームの姿が変わりつつある。静岡県内の住宅関連メーカーなどは感染対策の徹底や、キッチンを充実させるなど巣ごもり需要に対応する商品を開発。一生に一度の買い物となるマイホームの設計に趣向を凝らし、安心安全の付加価値を向上させている。  県内に3拠点を置く飯田グループホールディングスの一建設(本社・東京)は感染防止の観点から、建売住宅のほとんどにトイレを2カ所設置する。手洗いやうがいも帰宅直後にできるように、玄関のすぐ近くに洗面台を配置した。  担当者は「ウイルスを家庭内になるべく持ち込まないことや、万が一、家族に感染者が出てしまった場合を考慮した」と話す。  コ

  • 一般会計59億円追加 浜松市9月補正予算案 福祉施設など支援

     浜松市は16日、本年度9月補正予算案の大枠を固めた。原油高や物価高騰の影響を受けている社会福祉施設などの支援を目的に、関連費用として一般会計に6億5千万円を追加する。一般会計は59億4千万円の増額補正となる見通し。特別会計の減額があるため、総額は47億3千万円の増額になる。9月6日開会の市議会9月定例会に提出する。  原油高などで運営が圧迫されている市内の高齢者施設や障害者施設をはじめ、私立の保育所や幼稚園の光熱費などを支援する。  一般会計はほかに、新型コロナウイルス対策として6億円程度を盛り込む。市内で感染者が増加している状況を踏まえ、PCR検査費や入院医療費の公費負担、電話相談事業など

  • 不戦、平和の大切さ改めて 終戦77年 静岡県内各地で追悼

     終戦から77年となった15日、県内各地で追悼式典が行われた。家族を失った悲しみを抱えて参列した遺族は、ロシアのウクライナ侵攻や台湾を巡る情勢が緊迫化していることなどを踏まえ、戦争の不毛さと平和の大切さを訴えた。強い日差しが照りつける中、参列者たちは「人間の尊厳が無視される戦争を二度と繰り返さない」との思いを強くした。  静岡市主催の式典で追悼の辞を述べた市静岡遺族会監事の為貝宏邦さん(79)。父超禅(ちょうぜん)さんはパプアニューギニアで戦死した。空爆で被弾し破片が体に刺さった。十分な手当てを受けられず息を引き取ったという。当時、宏邦さんは1歳。「戦争遺児の多くは父の胸のぬくもりすら知ること

  • コロナ「5類へ見直しを」88% 首長の会、対策現状に疑問

     全国の知事や市町村長らの有志でつくる「活力ある地方を創る首長の会」(会長・鈴木康友浜松市長)は15日、会員や自治体職員らを対象に行った新型コロナウイルス対策のアンケート結果(速報値)を公表した。感染症法上の分類を「2類相当」から「5類」への移行と、感染者の全数把握の見直しを求める意見がいずれも85%以上を占めた。同会は結果を基に、政府への提言も検討する。  アンケートは2~8日に行い、首長65人を含む302人から回答を得た。感染症法上の分類について、88・1%が「2類相当」から変更すべきと回答した。理由としてオミクロン株の弱毒性(67・4%)や医療機関・保健所の負担軽減(29・7%)を挙げる

  • 「ない」回答の若林氏 会合出席認める 旧統一教会巡るアンケート

     自民党の若林洋平氏(参院静岡選挙区)は15日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る共同通信のアンケートを巡り、浜松市で開催された今年3月の関係団体の会合に出席していたとして、友好・関連団体の会合に出席したことが「ない」とした当初の回答を訂正した。静岡新聞の取材に対し「主催が関係団体だと認識していなかった」と事務所を通じて答えた。  若林氏は3月20日の交流サイト(SNS)の投稿で、旧統一教会と関係がある「西静岡平和大使協議会」が開いた「家庭ビジョンセミナー」で「お話しさせていただいた」と記載。団体への謝意も記していた。  会合に出席した経緯に関し「参院選に向け、自民党の地元支部の案内であ

  • 男子400自 杉山(飛龍)「銅」もぎ取る 全国高校総体・競泳

     四国を中心に開催されている全国高校総合体育大会(インターハイ)は15日、高知県で水泳が始まり、県勢は男子400メートル自由形で杉山大晟(飛龍)が3分56秒07の自己ベストで3位に食い込んだ。同種目に出場した大木優瑠(飛龍)は予選で8位タイの記録だったが、同着選手とのスイムオフで敗れ、決勝に進めなかった。女子400メートル自由形の高遥香(城南静岡)は予選から順位を上げて7位入賞を果たした。  ■後半勝負自己新に満足 杉山  持ち味のラストスパートで銅メダルをもぎ取った。男子400メートル自由形で飛龍の杉山は自己ベストを更新して3位。「後半勝負で満足できるレースができた」と誇らしげにほほ笑んだ

  • 浜松の80代女性 30万円詐取被害

     浜松市浜北区の80代の無職女性が14日、架空の料金請求で現金30万円をだまし取られたと浜北署に届けた。  同署によると14日、女性の携帯電話に「ご利用料金について確認がございます」と通信事業者を装ったメールが届き、表記されていた番号に電話をかけると、NTT職員を名乗る男から「携帯電話の未納料金がたまっている。30万円を振り込んで」と言われた。  女性は、区内の金融機関で男の指示通りにATMを操作したところ、現金を他人名義の口座に振り込んでいたという。

  • 浜松でひき逃げ 乗用車の女性がけが

     15日午前11時ごろ、浜松市東区篠ケ瀬町の市道交差点で、軽乗用車が同区の女性(27)の乗用車と出合い頭に衝突し、そのまま逃走した。女性は首などを打つけがをした。浜松東署がひき逃げ事件として捜査している。同署によると、逃走した軽乗用車はピンク色で、前部バンパーが破損しているとみられる。現場は信号機のない交差点。

  • 平和の尊さ音楽で訴え 浜松でプラタナスコンサート3年ぶり

     終戦の日の15日夜、音楽を通じて平和の尊さを訴える「2022プラタナスコンサート」(浜松市、静岡新聞社・静岡放送主催)が同市中区の市ギャラリーモール・ソラモで開かれた。  市内の青少年合唱団「ジュニアクワイア浜松」や、市のやらまいか大使を務めるポップスシンガーのERIKOさんが、平和を祈る歌声を披露した。ERIKOさんは詩の朗読も行った。  コンサートは1945年6月の浜松大空襲など太平洋戦争の戦火を奇跡的にくぐり抜け、復興のシンボルとして市民に勇気を与えたプラタナスの木にちなんで92年に始まり、今年が31回目。ここ2年はコロナ禍でオンラインでの実施だったが、3年ぶりに市民が会場に集うリアル

  • 旧統一教会からの寄付金返還を要請 共産党浜松市議団など

     日本共産党浜松市議団と日本共産党県西部地区委員会は15日、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」から市の「友愛の福祉基金」に対し、過去3度にわたって寄付があったことについて、同法人に寄付金全額を返還するよう求める要請書を鈴木康友市長宛てに提出した。  市役所で同市議団の北島定団長が「社会問題となっている団体からの寄付金を社会福祉活動に使用することはおかしい」などと述べ、山名裕副市長に要請書を手渡した。  山名副市長は「現時点で返却は考えていない。今後は同法人に限らず、寄付の申し出があった際には趣旨や目的、活動内容を今まで以上に精査していきたい」と語った。  同法人は2019、21、2

  • ジュニア五輪水泳へ意欲 湖西・浜名湖SSの8選手

     全国JOCジュニアオリンピック杯夏季水泳競技大会に出場する浜名湖スイミングスクール(湖西市新居町)の選手らがこのほど、市役所を訪れ、影山剛士市長に意気込みを語った。  同スクールでは標準記録を突破した小中高生8人が出場予定。大会は22~26日に東京で開かれる。200メートル背泳ぎ、400メートルメドレーリレー、400メートルフリーリレーに出場する浜松市立高3年増田修士さん(湖西市岡崎)は「楽しみながらベストを尽くしたい」と意欲を示した。  その他の選手は次の通り。  増田莉蔵(浜松市立高2)松野心咲(磐田農高2)鈴木麻央(浜松商高2)宮崎海里(同)鈴木颯(岡崎中3)宮崎緒里(新津中1)後藤

  • 合同チーム全国へ闘志 浜松・高台中と佐鳴台中、18日から軟式野球大会

     浜松市中区の高台中と佐鳴台中の野球部でつくる合同チームは18日、札幌市で開幕する第44回全国中学校軟式野球大会に出場する。結成から約1年。選手18人は大舞台でのベスト8以上を目標に、闘志を燃やす。  全国から25チームが出場し、熱戦を繰り広げる。初戦は同日、優勝候補の一角と目される富山県の氷見北部中と対戦する。  大会を前に合同チームは15日、同区の和地山公園で、重点を置いて取り組んできたバッティング練習に汗を流した。高台中3年の山上琉主将は「選手同士でプレーを評価し、高め合っている。北海道で自分たちの野球をしたい」と意気込んだ。  監督を務める同校の太田亮平教諭は「ピンチの時でも、選手一人

  • 物事がうまく回りますように 風車350個 浜松の井伊谷宮

     浜松市北区引佐町の井伊谷宮は9月末まで、色とりどりの風車約350個を境内に設置している。風が吹くと一斉にカラカラと音を立てて回る様子が参拝客の心を和ませ、暑さを和らげている。  コロナ禍や世界情勢の悪化などで世の中が向かい風に直面する中、風を受けて「仕事やお金、物事がうまく回るように」との願いを込めた。風車は地元の手芸愛好家がカラーファイルなどを使って手作りした。願い事を書いた短冊をつるすこともできる。同宮は8月31日まで、氷や貝殻をデザインした2種類の御朱印も販売している。

  • ⚽中学12チーム熱戦 静岡新聞社杯Jユースサッカー開幕

     静岡新聞社杯争奪第32回静岡県西部地区招待ジュニアユースサッカー大会(県サッカー協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が15日、浜松市南区の遠州灘海浜公園球技場など3会場で開幕した。17日まで、県内外の中学生の12チームが熱戦を繰り広げる。  浜松市や富士市の選抜チームなど県内6チームと千葉や愛知、三重県などから6チームが参加。初日は予選リーグを行った。選手は声を掛け合いながら、ドリブルやパスでつないだボールをゴールに向けて蹴った。  最終日に決勝と表彰式を行う。

  • 紙バンドで花や生き物表現 浜松・万葉の森資料館

     手芸などに使うひも状の「紙バンド」の作家・尾上弘さん(68)=浜松市中区=が9月4日まで、浜北区の万葉の森公園資料館で作品展を開いている。花や生き物を表現した約30点を出品した。月曜休館。  アジサイと地蔵、ショウブとコイ、サクラと浜松城など構図を工夫した絵のような作品が並ぶ。草むらに生えるヒマワリを表現した立体作品は、草陰に隠れてバッタなどの昆虫もいるユニークな仕上がり。尾上さんは「紙バンドでバッグを作るという人は多いかもしれないが、私のような作品を作る人は他にいないと思う」とアピールしている。

  • 女子野球「浜松リッターズ」 19日から全国大会

     浜松市の女子野球チーム「浜松リッターズ」は、19日から京都府で開催される「第7回全日本中学女子軟式野球大会」に静岡県代表として出場する。目前に迫った大舞台に向け、チームの士気も高まっている。  大会には全国45チームが出場。浜松リッターズは初日に香川県代表の「香川オリーブガールズJHC」と対戦する。初心者も多いため、捕球などの基礎練習を重点に取り組み、市内の中学野球部と練習試合を重ねて経験を積んできた。少数精鋭13人の全員野球で優勝を目指す。  昨年は県西部の野球部所属者を加えた県選抜チームとして出場し、ベスト16の結果を残した。チーム単独での出場は初めて。  14日には南区の旧遠州浜小グラ

  • 身近な外来種、正しい知識を 浜松市西区で生き物展

     浜松市西区の浜名湖体験学習施設「ウォット」で、外来生物にスポットをあてた企画展示「外からやって来た生き物展~なぜボクらは日本に?」が開かれている。9月25日まで。  ミシシッピアカミミガメやクサガメのほか、浜松市内で捕獲した淡水魚タイリクバラタナゴやアメリカザリガニなど約15種が展示されている。大きな頭と岩のような甲羅を持つ特定動物「ワニガメ」の展示もしている。  身近な外来種について正しい知識を持ってもらうのが目的。国内で定着するようになったのは、国外から持ち込まれたり、飼育下から自然界に放されたりするケースがほとんどで、人為的移動が主な原因。定着による生態系への影響などをわかりやすく解説

  • 直木賞作家の今村翔吾さん 感謝伝える全国行脚

     直木賞作家の今村翔吾さんが「まつり旅」と名付け、全国の書店や学校などを巡っている。7月末は静岡県に3日間滞在し、大型書店や個性的な書店の訪問、自身初の受賞文学賞となった伊豆文学賞を主催する伊豆文学フェスティバル実行委員会の講演会にも臨んだ。   思いがけない言葉  家業のダンス教室で講師を務めた異色の経歴の持ち主。「プロフィール欄は受賞歴を削ってでも、その経歴が書き込まれる」と苦笑する。しかし、作家への道は、教え子との逸話が大きく影響した。  家出を繰り返す女子高生の教え子がいた。5度目となった家出の夜、初めて今村さんからの電話に心の内を語り始めた。  調理師になる夢があったが、母は亡父に

  • 盆行事「虫送り念仏」 浜松市天竜区、虫に姿変えた霊魂供養

     浜松市天竜区水窪町向市場地区の善住寺で14日夜、虫に姿を変えた霊魂を供養する伝統の盆行事「虫送り念仏」が3年ぶりに開かれた。向市場若連や保存会の役員ら約20人が境内で念仏を唱えた。  新型コロナウイルスの感染対策として、行列の練り歩きを中止するなど例年の規模より縮小して開催した。  浴衣を着た若連は、太鼓と笛で迫力ある音色を響かせ、霊魂を供養した。若連の石本駿輔代表(30)は「先祖さまに念仏が届いてほしい。最近はコロナで中止が続いていたが、(虫送りを)無事に再開することができてよかった」と話した。  虫送り念仏は、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災の祈りが込められている。水窪町では、各集落で盆

  • 平和を思って 浜松市のフリースクール、21日すいとん無料配布

     浜松市のNPO法人「フリースクール空」は21日午前11時~午後1時、食糧難の戦時中に米の代用品として食べられていた「すいとん」の炊き出しを、中区の南部協働センターで行う。戦争の恐ろしさを伝え、平和に思いを寄せてほしいと企画した。  同スクールの生徒らが作ったすいとんを無料で配布する。戦争体験の記録動画も流す。ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナや、紛争地域で暮らす子どもたちを支援するため、募金箱を設置し、集まった浄財は全額、国連児童基金(ユニセフ)に送る。  問い合わせは同スクールの西村美佳孝理事長<電080(5295)5785>へ。

  • 新商品「注染手ぬぐい」開発 家康ちなんだ柄5種 浜松市中区の榎本

     浴衣や着物の企画・販売を手掛ける榎本(浜松市中区)は、徳川家康の逸話をモデルにした新商品「注染手ぬぐい」を開発した。手ぬぐいのほか、手ぬぐいを使った「あづま袋」や巾着をそろえた。  新ブランド「ぬの橋」の第1弾。伝統的な技法「注染染め」で、「小豆餅」「銭取」「タヌキ」「スイカズラ」など、家康にちなんだ五つの柄を用意した。巾着は内側の生地に遠州木綿を使って丈夫に仕上げた。  来年放送予定の大河ドラマ「どうする家康」に向けた商品で、土産需要などを見込む。価格は税込みで、手ぬぐい1320円、あづま袋2530円、巾着1980円。インターネット通販サイトで8月下旬に発売し、販路を広げる。  同社は家康

  • 全国空手アベックV 努力が結果に 浜北松濤館団体戦

     7月末に群馬県で行われた第64回小学生・中学生全国空手道選手権大会で、浜北松濤館(浜松市浜北区)に通う小中学生が、小学校高学年女子組手と中学生男子組手の団体戦で優勝に輝いた。女子は2年連続の頂点、男子は静岡県勢で7年ぶりにトロフィーを県内に持ち帰った。  それぞれ約50団体が出場し、トーナメント方式で競った。男子の清竜中3年片桐良成さん(15)は「プレッシャーに負けないよう頑張った。空手は10年ほど続け、中学最後でいい思い出になった」と話す。女子の伎倍小6年村松鈴夏さん(12)は「自分から攻めるようにしたのが良かった。中学生になっても大会で勝ちたい」と笑顔だった。  指導者で同館副館長清水克

  • ブラインドサッカー体験を 小4~6対象、27日に浜松市中区

     NPO法人日本ブラインドサッカー協会と浜松市は27日、小学4~6年生を対象にした「夏休み!ブラインドサッカー体験会」を中区の静岡文化芸術大で開く。22日まで参加児童を募集している。  走り高跳びや自転車競技で過去4回、パラリンピックに出場し、ブラインドサッカーチーム「乃木坂ナイツ」(東京)代表を務める静岡文化芸術大非常勤講師の葭原滋男さんが講師を務める。  当日は、アイマスクを着けて走ったり、シュートを体験したりする。同市を拠点に活動する県内初のブラインドサッカーチーム「FCコレチーボ静岡」の選手も参加する。  ブラインドサッカーは視覚障害者と健常者が一緒に戦う5人制競技。ゴールキーパー以外

  • 紙サッカーボール 作ってゴールだ! 18、19日に浜松科学館

     浜松市中区の浜松科学館は「2022夏休み・親子まちなかサッカーウィーク」と題して18、19の両日、「ペーパーサッカーボールでゴールを決めよう!」を館内で開く。  紙でサッカーボールを制作するペーパークラフトを体験できる。作ったボールを使い、館内に設置された職員手作りのゴールへのシュートに挑戦する。  両日とも午前10時から正午まで。参加費100円。イベントは同区の浜松こども館でも開催し、両館でどちらが多くゴールを決められたかを競う。  科学館では関連して21日、「市やらまいか大使」を務める天玲美音さん(同区出身)によるサッカーをテーマにしたサイエンスショーも予定している。  問い合わせは同館

  • 湖上彩る“大輪の花” 三ケ日花火、3年ぶり 浜松市北区

     奥浜名湖畔の夏の風物詩「三ケ日花火大会」(同実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が14日夜、浜松市北区三ケ日町の猪鼻湖上で開かれた。開催は3年ぶり。約3千発の打ち上げ花火が湖面を照らし、夜空を彩った。  湖上で半円形に開く水上スターマインや祝賀花火などが盛大に打ち上げられた。同市立三ケ日中の観覧席周辺には浴衣姿の若者や家族連れらが訪れ、湖上に咲いた大輪の花を眺めながら地域の恒例行事の復活を喜んだ。  例年披露する手筒花火を中止するなど、大会は時間を短縮して実施した。

  • 「浦安の舞」あでやか 浜松市浜北区・東美薗八幡宮 

     浜松市浜北区東美薗の東美薗八幡宮で14日、同区の北浜北小6年生の女子児童5人が、地域の安寧を願う「浦安の舞」を奉納した。地元住民や家族が見守る中、あでやかな衣装を着て神妙な表情で舞った。  雅楽に合わせ、ゆったりとした動きで扇を持ちながら両手を広げたり、鈴の付いた剣を掲げたりした。女児たちは8月に入ってから稽古を重ねてきたといい、氏子総代の桑原安彦さん(82)は「女の子らだけでなく、地域にとっても大事な思い出になる」と話す。  浦安の舞は15日午後3時ごろからも同神社で奉納される。  

  • 喫茶店で絵画 浜松市東区の珈楽庵、教室生徒ら20点展示

     浜松市浜北区の絵画教室「パステル倶楽部」の作品展が9月30日まで、東区有玉北町の喫茶店「珈楽庵」で開かれている。  教室で講師を務める内山正己さんと会員13人の水彩画、パステル画約20点が店内を彩る。イタリアのビーチを題材に、美しい海や砂の流れを丁寧に表現した風景画をはじめ、人物や動物を描いた作品も見られる。  教室は40~80代の会員が月2回集まり活動している。水彩で下田港を描いた石井大三さん(71)は「コーヒーを飲みながら、水彩の透明感やパステルのタッチなど作者の個性を楽しんでほしい」と見どころを語った。

  • 多文化共生へ理解深める 浜松学院高1年生40人に講演

     浜松市中区の浜松学院高でこのほど、「総合的な探求の時間」の一環として、SDGsの目標の一つ「住み続けられるまちづくりを」をテーマにした授業が開かれた。1年生約40人が多文化共生について理解を深めた。  浜松学院大の津村公博教授と、浜松国際交流協会の鈴木恵梨香さんが講演した。津村教授はICTを活用してフィリピンの児童・生徒と浜松の児童・生徒をつなげる同大学生らの活動を紹介し「浜松は海外とつながる人が多く、身近に多文化共生の活動がある」と強調した。  鈴木さんは市内で暮らす外国人の人数をデータで示したほか、留学や結婚など、外国人が日本に住む背景はそれぞれ異なることを説明した。  生徒は今後、市内

  • 花の舞3酒に金賞、プラチナ賞 日仏の品評会、賞状届き喜び

     花の舞酒造(浜松市浜北区)の酒3点が、5月に行われた各品評会で金賞、プラチナ賞に選ばれた。このほど賞状が同酒造に届き、蔵人たちが喜んでいる。  「全国新酒鑑評会 金賞受賞酒」(税込み4千円)は県産山田錦を使い、甘くなめらかな味わいに仕上げた。鎌江慎太郎杜氏(とうじ)は「日本酒の中でも、通の人なら静岡らしい味と分かるのでは」と話す。  フランス・パリで行われた日本酒コンクールでは「至福の極み 純米大吟醸」(同5500円)がプラチナ賞、「アビススパークリング」(同1650円)が金賞だった。いずれも直営店、直営オンラインショップ、百貨店などで購入できる。

  • 袴田さん支援団体 刑事裁判学ぶ講座 8月20日に浜松

     旧清水市(静岡市清水区)で一家4人を殺害したとして死刑が確定し、再審請求中の袴田巌さん(86)=浜松市中区=の支援団体「袴田さん支援クラブ」は20日、刑事裁判について学ぶ講座「10代のための裁判員入門」を同区の浜松復興記念館で開く。  民法改正に伴う成人年齢の引き下げで、2023年1月から18、19歳の人が裁判員の対象になることを踏まえて企画した。講座では同クラブのメンバーが無罪の推定や検察官の立証責任といった基本原則を伝えるほか、模擬裁判も実施する。  午後1時半から。入場無料。

  • 浜松科学館で化石探し体験 8月16、17日

     浜松市中区の浜松科学館は16、17の両日午前9時半~正午、「ドキドキ科学教室 化石探し体験!」を館内で開く。  科学を通じて創造性豊かな青少年の育成を目指す「山崎自然科学教育振興会」との共催で、自然環境への興味を持ってもらうのが目的。数十万年前の石を割って、葉や昆虫の化石探しに挑戦し、見つけた化石は持ち帰ることができる。参加費200円。問い合わせは同館<電053(454)0178>へ。

  • 国体空手V誓う 太田、栗田さんが天竜区長訪問 浜松

     10月に開催されるとちぎ国体の空手競技に出場する浜松市天竜区出身の太田真暉さん(21)=帝京大3年=と栗田尊さん(21)=国士舘大3年=が12日、袴田雄三天竜区長を表敬訪問した。2人は中学・高校と浜松開誠館の空手部で研さんを積んだ同級生。県の代表として、頂点を目指すことを誓った。  小学校時代から大会で顔を合わせてきた空手仲間。中高は主将と副主将としてチームの中心で活躍した。現在は共に空手強豪校の主力としてライバル関係にある。  太田さんは成年男子組手の個人中量級に出場。「バネのある動きで相手の間合いに入るのが持ち味」と語る。栗田さんは組手個人重量級に出場。「つきでポイントを取る攻めのスタイ

  • スイーツ商品開発「貴重な体験」 浜松南高、春華堂とコラボ

     菓子メーカーの春華堂(浜松市中区)とのコラボレーション企画「アオハネプロジェクト」で商品開発に取り組んだ浜松南高家庭部(南区)の2年生6人が12日、市役所を訪れ、鈴木康友市長に活動成果を報告した。  同部は昨年度、「映(ば)えて!可愛(かわい)くて!美味(おい)しくて」をテーマに、ドーナツ、スムージー、タルトのスイーツ3種を開発。同社の菓子職人が製造し、今年3月中旬~6月中旬に1カ月ごとのリレー形式で、同社の拠点施設「スイーツバンク」(中区)で販売した。  生徒らは「値段とデザインの兼ね合いが難しかった」「商品名を考えるのが大変だった」「自分たちが買いたくなるものを作った」などと開発にまつわ

  • 雄踏小の150年紹介 8月28日まで企画展 浜松

     浜松市西区の雄踏図書館は28日まで、地元の雄踏小が今年創立150年を迎えることを記念した企画展を開いている。  同校は1872年に宇布見郷学として創立し、付近の山崎小との合併や分離を繰り返しながら、現在の雄踏小になった。展示では同校の歴史を記す年表のほか、1970年代から2000年代までの航空写真などのパネル約30点が並ぶ。同校出身で、「フジヤマのトビウオ」と称された水泳選手の故古橋広之進さんを紹介するコーナーもある。  松永真美副館長は「多くの人々に、懐かしみながら見てもらえたら。雄踏小の子どもたちにもぜひ来てほしい」と話した。

  • Vチューバー「東條のと」と満州学ぶ オンラインで歴史解説

     家系図作成やルーツ調査を行う「みそら」(浜松市東区、塩崎明子社長)は11日、旧満州国(現中国東北部)の歴史について学ぶ講座をオンラインで開いた。満州国研究家のバーチャルユーチューバー(Vチューバー)「東條のと」さんが講師を務め、10~60代の約20人が旧満州国について理解を深めた。  旧満州国建国や日本人が移住していた経緯などを解説した。旧ソ連軍の侵攻により起きた日本への「引き揚げ」についても触れ、20万人以上が命を落としたとされる戦争の悲惨な歴史や引き揚げ経験者の体験談を紹介した。  塩崎社長の父は旧満州国で生まれ、5歳のときに日本へ引き揚げを経験した。塩崎社長は「勉強会などを企画して歴史

  • 子どもとの関わり「信頼関係構築を」 浜松市中区で講座

     浜松NPOネットワークセンター(浜松市中区)は7日、生きづらさを感じている子どもとの関わり方や支援策を紹介する講座(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区の市民協働センターで開いた。オンラインを含め、保護者や学校関係者ら約30人が参加した。  横浜市のNPO法人「パノラマ」の石井正宏代表理事が講師を務め、神奈川県の高校で取り組む校内居場所カフェを紹介した。学校内で教師や保護者以外の大人と関わることができる居場所をつくり、卒業後も継続して悩み相談などを行っていると説明した。  石井代表理事は学校の相談室について、子どもたちは家庭の問題などが周囲に知られることを心配して利用を避ける傾向が強いと指摘。「

  • なぎなた(浜松市立)決勝トーナメント進出ならず ボート/新体操/セーリング 全国高校総体

     全国高校総合体育大会(インターハイ)は13日、四国などで行われ、なぎなた団体(5人制)の浜松市立は3校による予選リーグで鯖江(福井)、盛岡二(岩手)に敗れ、決勝トーナメント進出はならなかった。ボートはかじ付きクオドルプルで男子の浜松北と女子の浜松湖南、男子ダブルスカルの新居(河野大翔・高部侑汰組)、シングルスカル女子で全国高校選抜覇者の高橋莉子(浜松北)、男子で選抜5位の佐々木吾滝(沼津工)がいずれも14日の準決勝に進んだ。新体操個人は男子の八木太一(島田工)が総合20位、女子の糠谷葉月(城南静岡)が同11位だった。  ■3年生14人で取った1本 浜松市立  3年生14人で取った1本だった

  • ドッジボールなど浜松・浜名小に寄贈 中央不動産と清水銀行

     浜松市浜北区の中央不動産と清水銀行はこのほど、同区の浜名小に、ソフトドッジボールなど64個を寄贈した。  同校で行われた寄贈式で中央不動産の桔川渉代表取締役らが目録を山田順子校長に手渡した。桔川代表取締役は「未来を担う子供たちに少しでも役に立てば」と話した。山田校長は「体育の授業で生徒1人が1個のボールを使用できるようになる」とお礼を述べた。  寄贈は同行の地方創生私募債を活用した教育支援の一環。

  • 強風にあおられ転倒、男性けが 浜松市

     浜松市消防局によると、13日午後0時40分ごろ、同市浜北区で歩行中の男性(72)が強風にあおられて転倒し、額から出血するなどけがを負った。台風8号の影響とみられる。

  • 区協議会の基本構成了承 「2層+地域自治組織方式」に 市議会特別委員会【浜松市行政区再編】

     浜松市の行政区再編を協議する市議会特別委員会は12日の会合で、新たな3区に設置する区協議会の基本構成について、市が前回会合で提案した「2層の協議会プラス50の地域自治組織」とする方式を了承した。今後、運用のルールや条例文案をさらに検討する。  ポイントは現50地区自治会連合会の各区域で任意で設置できるようになる「地区コミュニティ協議会」。地域づくりに関する提案や意見要望を、区協議会経由で市に届け、回答を求める仕組みを築く。多様な立場の住民による構成を想定し、ボトムアップによる地域課題の解決につなげる。各協働センターのコミュニティ担当職員が事務局機能を担う。  区協議会は、区割り変更のない天竜

  • 電子決済ポイント還元 浜松市、16日で終了 予算上限に到達

     浜松市は12日、市内経済の活性化のために実施している電子決済サービスのポイントバックキャンペーンを16日で終了すると発表した。当初は31日までの予定だったが、すでに予算上限の15億円に達する見込みになったため繰り上げたという。  同キャンペーンは今月1日から、auPAY、楽天Edy、楽天ペイ、d払い、PayPayの各決済サービスを対象に実施。市内の対象店舗で買い物をすると、支払額の最大20%相当、1回最大1千円分のポイントが自動的に付与される。  市のポイント還元キャンペーンは5回目で、今回は物価高騰などを考慮して過去最大の予算額を確保していた。市観光・シティプロモーション課の担当者は「非常

  • 航空宇宙人材育成 講座参加者を募集 浜松商議所

     浜松商工会議所は、本年度の県航空宇宙中核人材育成講座の参加者を募集している。航空機部品の下請けや新規参入を目指す企業、人材派遣企業の技術者、生産現場で働く人などが対象。  県の委託を受け2011年度から実施している連続講座で、本年度は例年の2倍以上の計10回開催。新型コロナの影響で中止していた大手重工メーカーの工場見学も再開し、川崎重工業岐阜工場(岐阜県)と天龍エアロコンポーネント本社工場(同)に出向く。  初回は10月14日。1~5回に同商議所で行う座学講座はオンラインでの参加も可能。参加費は1人税込み4万円。先着順で定員15人。締め切りは9月中旬。同商議所の公式サイトなどから申し込む。問

  • 次世代車巡り作業部会 企業連携、課題を検討 浜松

     浜松地域イノベーション推進機構次世代自動車センター浜松(浜松市)はこのほど、完成車メーカーや部品サプライヤー、中小企業が連携して次世代自動車の電動化やデジタル化の対応策を探る企業連携ワークショップを市内でスタートした。「サイバーセキュリティー」「カーボンニュートラル」の2分野で作業部会を設け、11月まで全3回の会合を通して実態や課題を共有し、対策を検討する。  初回のサイバーセキュリティー部会は、スズキとヤマハ発動機、NTT西日本、日本プラスト、どちらも自動車など部品製造のコーリツ(磐田市)とマルイチ(浜松市)の計6社の担当者が出席した。中小企業側から専門のグループや委員会を設けて基本的な対

  • 浜松の70代女性 100万円詐取被害 架空の料金請求

     浜松市東区の70代の女性が12日、架空の料金請求で約100万円をだまし取られたと浜松東署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。  同署によると、女性の携帯電話に11日、通信事業者を装って「利用料金について話したいことがある」とメールが届いた。指定された番号へ電話をかけると「NTTファイナンシャル」「日本個人データ保護協会」の職員を名乗る男らから「サイト使用料金の未納があるので支払ってほしい」などと言われた。女性は市内の金融機関の現金自動預払機(ATM)から、2回に分けて現金を振り込んだという。

  • うなぎ入りかりんとう 浜松、掛川の2社開発、試験販売

     水産加工の海老仙(浜松市西区)はこのほど、浜名湖産ウナギを使ったかりんとう「うなかりん」をパン・菓子製造販売のパントーネ・システム(掛川市)と共同開発した。地元の名物を再認識してもらえる商品・土産物として本格販売を目指す。  ウナギの骨をパウダー状にして、かりんとうにまぶした。黒っぽい色の「蒲(かば)焼き味」は蒲焼きのタレで風味を付け、白っぽい「甘旨味」はてんさい糖を絡めた。  手軽に食べられるウナギ関連商品を作りたいと、かりんとうは「うな丼」をイメージし、黒と白の2種類を用意した。海老仙の加茂仙一郎社長(62)は「カルシウムが豊富なので、子どもたちに味わってほしい」と話した。現在は海老仙の

  • 理系女子に研究所公開 ローランド「進路の参考に」 浜松

     電子楽器大手のローランドは11日、市内の女子中高生を対象にした「ミュージアムツアー」を、浜松市北区の同社浜松研究所で開いた。理系の道を志望する生徒に、進路の参考にしてもらおうと企画した。  生徒18人は同社社員の案内で館内を巡った。音を吸収する素材が360度に張り巡らされた「吸音室」や、シンセサイザーやドラムといった同社の歴代楽器が並ぶミュージアムを見学した。社員との交流会もあり、やりがいについて「ライブなどで製品が使われているとうれしくなる」などと説明を受けた。  浜松学芸高(中区)で軽音楽部に所属する米本亜美さん(2年)は「昔の電子楽器を見る機会はあまりないので、新鮮で面白かった」と話し

  • 医大生が応急処置指導 浜松で親子向け講座

     浜松市はこのほど、親子を対象に応急処置などについて学ぶ医学講座を浜松市西区の舞阪協働センターで開いた。浜松医科大医学部の学生が講師を務めた。  小学生と家族約30人が参加し、自動体外式除細動器(AED)の使い方や心臓マッサージの方法を講義で確認した後、グループに分かれて実践した。要救助者に見立てた人形の胸を懸命に押すなどして、応急処置への理解を深めた。  学生講師は「大きな声で協力者を呼んで」「心臓マッサージは5~6センチの深さで、1秒間に2回のペースで」などと指導した。

  • 中学生、医療や福祉学ぶ 聖隷クリストファー大で体験教室

     浜松市北区の聖隷クリストファー大はこのほど、医療や福祉、教育などの仕事について理解を深める体験教室を同大で開いた。中学生約150人が参加し、6分野の中から希望するコースを選び、仕事内容を聞いたり、専門知識を学んだりした。  理学療法のコースでは、患者の身体機能の向上や痛みを改善するなどのリハビリに携わる理学療法士の仕事を体験した。マット上で体を動かしながら、けがの予防で重要な体のバランスや柔軟性を確かめる体力チェックや、それらを養うエクササイズを実践した。  参加者からは「自分の健康づくりにも役立つ知識を学べた」「教わったことをスポーツで生かしたい」などの感想が聞かれた。

  • 園児体感 バナナ一房、ずっしり ありたまこども園

     浜松市東区のありたまこども園はこのほど、バナナをテーマにした食育の催しを同園で開いた。実物に触れながら、身近なバナナの生育過程に理解を深めてもらうのが狙い。4、5歳児30人が参加した。  “先生”はオーガニックカカオ事業を展開する「OCA JAPAN」(同市中区)のスタッフで、園児の保護者の村松光美さん。同社が沖縄県に販売拠点を持つ縁で、「銀バナナ」と呼ばれる沖縄産の栽培種を紹介した。高さ2~3メートルの木や花などを写真で示し、収穫直後で青々とした70本前後が実ったバナナの一房も披露した。  園児たちは一房の重さ約10キロのバナナを協力して持ち上げたり、小ぶりながら実

  • 花や風景、繊細に 絵画力作並ぶ 20日までホテルコンコルド浜松

     浜松市内で活動する「瞳会アートクラブ」の生徒作品展が20日まで、中区のホテルコンコルド浜松で開かれている。  西区の田畑武雄さん(72)のもとで教わる生徒16人が1点ずつ、F4号サイズの作品を出展した。ハスの花やアザミを繊細に描いた静物画や、浜名湖や佐鳴湖周辺の景色を色鮮やかに表現した風景画などが並ぶ。  関塚博会長(70)は「現実に近づけて描くことにこだわっている。現場にいるような空気感を味わってもらえたら」と話した。

  • 遠州織物で繰り返し使える「ラップ」制作 13日まで浜松科学館

     浜松市中区の浜松科学館で12日、食品を包むラップを遠州織物の生地で作る体験イベント「遠州織物でつくる!みつろうラップ」が始まった。初日から、多くの親子連れが参加した。14日まで。  地場産業の遠州織物の魅力発信が狙い。織物の技術継承などに取り組む浜松市のNPO法人「遠州縞(じま)プロジェクト」が制作した木綿の生地に、アイロンを使って蜜蠟(みつろう)を染み込ませ、繰り返し使えるラップを制作できる。  初日は、参加者がお気に入りの柄を選んで作業に入り、自然な色味と温かな風合いが特徴のラップを仕上げていった。  開催は午後3時半から午後5時半まで。料金は150円からで、誰でも参加できる。問い合わせ

  • 新野球場周辺 開発規制緩和を 浜松商議所、市に要望

     静岡県が浜松市西区の遠州灘海浜公園篠原地区で予定する新野球場整備に関連し、浜松商工会議所の斉藤薫会頭が12日、市役所に鈴木康友市長を訪ね、公園周辺の開発整備の規制緩和を求める要望書を提出した。  同公園周辺を地域振興の起爆剤となるエリアと位置付け、最寄りのJR高塚駅と野球場を結ぶ道路沿いの開発行為が円滑に進むよう規制緩和を求めた。周辺は市街化調整区域に当たる。斉藤会頭はにぎわい創出に向け「周辺でさまざまな商業活動ができるよう要望したい」と強調した。  同商議所元相談役の鈴木修スズキ相談役、会頭経験者の御室健一郎浜松いわた信用金庫会長、大須賀正孝ハマキョウレックス会長も同席した。鈴木市長は「東

  • 全国中学校体育大会 出場選手にエール 浜松市教委が激励会

     浜松市教委は12日、北海道と東北各県で15日から開催される全国中学校体育大会(全中)の出場選手の激励会を中区の市教委と各校などをオンラインで結んで開いた。  市教委によると本年度、市内からは標準記録を突破したり、県や東海大会を勝ち抜いたりした陸上や水泳、バスケットボール、サッカーなど11競技の計35個人9チームが出場する。  激励式には、宮崎正教育長と出場選手約30人らが出席。選手紹介に続き、鈴木康友市長のメッセージ動画を放映した。鈴木市長は「最高のパフォーマンスを発揮し、浜松市、静岡県、東海の代表として正々堂々とプレーしてほしい」と選手たちにエールを送った。

  • オミクロン派生型「BA・5」91%に 浜松市ゲノム解析

     浜松市は12日、新型コロナウイルス感染者のゲノム解析でオミクロン株の派生型「BA・5」が全検体の約91%に当たる22件確認されたと発表した。  7月21日から28日までに陽性が判明した患者の24検体を市保健環境研究所(東区)で調べた。BA・5のほかは、オミクロン株「BA・2」と同「BA・4」が各1件だった。  市保健所の担当者は「市内でも、これまで主流だったBA・2からBA・5にほぼ置き換わったのではないか」とみている。

  • 事業検証5事例、浜松市が支援へ ORIプロジェクト

     浜松市はこのほど、デジタル技術とデータ連携基盤の有効活用事例を官民連携で創出する「ORIプロジェクト」の本年度事業検証の支援先5事例を決定した。最大10万円を補助し、市内での実証実験を後押しする。  全国から15の企業、団体が事業を提案。全体交流会や個別協議で内容を磨いた上で、市が採択した。交流会の中で複数企業がアイデアを融合させ、協力して取り組む事例も生まれた。グレートバリュー社(東京)が開発した市民の善行をポイント化するシステムに、保険会社やマーケティング会社など3社の技術を組み合わせ、生活支援の新しいサービスを試みる。  このほかアール・スリー(横浜市)、国際航業(東京)、JX通信社(

  • お盆休み帰省客に詐欺被害防止呼び掛け 浜松中央署

     浜松中央署と県警鉄道警察隊は12日、お盆休みの帰省客を主な対象にした特殊詐欺被害防止の広報活動をJR浜松駅構内で実施した。  署員らは新幹線改札口で駅利用者に、市役所や家族を名乗るサギ電話の手口を紹介するチラシを配布した。浜松市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」と県警のシンボルマスコット「エスピーくん」ものぼり旗を持って注意喚起した。  同署生活安全課の川村法彦課長は「家族が顔を合わせるこの機会に、被害防止について話し合ってほしい」と話した。

  • 注染そめの魅力知って 浜松学芸高の浴衣アイドルがダンス披露

     浜松市西区舘山寺町の浜名湖パルパルで12日、浜松学芸高(中区)社会科学部地域調査班の生徒が浜松注染そめの浴衣パフォーマンスを披露した。浴衣メーカーなどとの合同企画で、地元の盛り上げに取り組む浴衣アイドル「ティントティント」として活動していることも紹介した。  浴衣は生徒がデザインしたものや浜名湖をイメージした配色など色とりどり。パフォーマンスでは全部員の中から男女18人が参加し、昭和ポップスなどの曲に合わせ、軽快なダンスを披露した。同部代表の坂本りつさん(16)は「子どもが一緒に踊ってくれているのを見てうれしかった。浴衣の魅力に気付くきっかけになってくれたら」と話した。  「ティントティント

  • 70代男性の車、ATMに突っ込む 浜松・天竜区

     12日午前9時50分ごろ、浜松市天竜区二俣町鹿島の浜松いわた信用金庫西鹿島駅前出張所の現金自動預払機(ATM)コーナーに同市の70代の男性が運転する乗用車が衝突した。車は鉄柵を突き破り、ATMは大破した。男性や通行人にけがはなかった。  現場は遠州鉄道西鹿島駅のロータリーに隣接する。天竜署によると、方向転換しようとしたところ、運転操作を誤って突っ込んだとみられる。

  • ドラマ「孤独のグルメ」に登場、二色まぶし うなぎ・和食処「松の家」【静岡県西部 聖地巡礼!!】

     細かく切ったうなぎのかば焼きと白焼きの丼セット「二色まぶし」(税込み3500円)。ドラマ「孤独のグルメ」で俳優松重豊さん演じる主人公井之頭五郎が1年の〝締め〟の一品に選んだ。まずはそのまま味わい、次は薬味を乗せて。最後は自家製ブレンドだしを掛けて、するするっと流し込む。1度で3回楽しめるぜいたくさ。いや、丼が二つだから実質的に6回楽しめる。胃袋も心もしっかりと満たしてくれる。  いつまでそのまま食べ、いつ、だしを掛けるのかー。箸を進めながら悩んでしまう。そんな様子に気付いた店長の新村恵さんが「皆さんそうですよ」と声を掛けてくれた。 細かく切ったうなぎのかば焼きと白焼きの丼セット「二色まぶし

  • 西区で拳法大会 インドから3人出場 浜松

     日本インド国際親善拳法選手権大会兼東海地区拳法選手権大会(東海地区拳法会本部主催)がこのほど、浜松市西区の市雄踏総合体育館で開かれた。静岡、愛知両県やインドなどの世界拳法会加盟教室から計約100人が参加し、日頃の鍛錬の成果を競った。  未就園児から成人まで各年代で乱取り、形それぞれの優勝者を決めた。感染症の影響で中断していたインドからの参加が3年ぶりに再開し、3選手が出場した。大会は来秋のチュニジアでの世界選手権選考会を兼ねた。  優勝者は次の通り。  【乱取り】幼年 中村凱神▽小学男子低学年 加藤千騎▽同中学年 根岸和希▽同高学年 稲木瑠生▽小学女子高学年 酒井柑奈▽中学男子 稲木徠翔▽中

  • 子どもの感性 音楽家引き出す 浜松で公演

     浜松市出身の女性声楽家ユニット「Mimosa(ミモザ)」と県西部を拠点に活動する若手音楽家らによる公演「なつやすみ子ども音楽会」(静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開かれた。  4人の声楽家がマリンバやピアノに合わせて伸びやかな歌声を響かせ、童謡の「うみ」や「浜辺の歌」などを披露した。オペラ風の「ヘンゼルとグレーテル」も上演し、コミカルなダンスで笑いを誘った。  ミモザはともにソプラノ歌手で、1児の母でもある田上知穂さんと中島実紀さんで結成。子どもたちの豊かな想像力と感性を養うため、子どもから大人まで楽しめるコンサートを企画している。

  • 高校生、成長株探し真剣 浜松青年会議所投資コンテスト

     浜松青年会議所(JC)はこのほど、高校生に株式投資を疑似体験してもらう「はままつ投資コンテスト」を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。高校生6人とJC会員約50人が参加した。市内上場企業18社から各自投資先を選んで、9月末の株価で利益率を競う。  今春から成人年齢が18歳に引き下げられ、18歳なら親の同意なく金融商品が買えるようになった。投資の意義や地元企業の事業内容に早い時期から関心を深めてもらおうと初めて企画し、高校生対象に参加募集した。  参加者は金融広報アドバイザーの池谷てる代さんから投資先選びの要点を聞いた後、各企業の説明資料や新聞を使い、直近で株価が上昇する企業を予想した。ES

  • かき氷 浜松味?湖西味? 地元食材使用 浜松市西区でイベント

     浜名湖のブランディング事業を手掛ける「ハマナコ・ディスティネーション」は今月、浜松・湖西産の素材を使ったかき氷のイベントを、浜松市西区舘山寺町の同社で開いている。16日までのお盆期間中と、土、日曜日に開催し、夏の味覚と地域の魅力を提供する。  浜松産の深蒸し茶や湖西産の甘夏など、地元の素材を生かした自慢のメニュー5種が並ぶ。深蒸し茶のかき氷は、粉末状にすりつぶした茶葉をかけ、あんこのアイスを添えた逸品。氷が溶けると、お茶のように飲むことができる。深蒸し茶を含めて3種は浜北区の農園レストラン「農+(ノーティス)」が監修した。  観光客だけではなく、地元住民にも訪れてもらい、地域のにぎわい創出に

  • 安本さん(静岡)らグランプリ 沼津で「ミセスジャパン静岡大会」

     人生経験を通じた女性の内外面の美しさを競う「ミセスジャパン2022静岡大会」(静岡新聞社・静岡放送後援)が11日、沼津市内で開かれた。25~45歳の「ヤングミセス」部門は東京都世田谷区のデザイナー塚本麻里江さん(38)、46歳以上の「クラシックミセス」部門は静岡市清水区の美容業安本梨花さん(55)がそれぞれグランプリに選ばれ、10月に都内で開かれる日本大会への出場を決めた。  6月に沼津市で開かれた地方選考会を勝ち進んだ26~59歳の計15人が出場した。ウオーキングの美しさや、30秒間のスピーチなどの内容を6人の審査員と来場者の投票でグランプリを決めた。出場者は病気や出産などから得た経験を踏

  • エヴァ「第3村」の転車台人気 「劇場版」舞台の天浜線・天竜二俣駅【静岡県西部 聖地巡礼!!】

     車両基地の転車台を中心に「第3村」の世界は広がる。木造の扇形車庫を改装した診療所、旧事務所の建物は住居として登場―。現実と作品が重なり合う空間は、多くのファンの心をつかんでいる。   作品は、日本を代表する人気アニメの劇場版4部作の完結編として、昨年3月に公開。天竜二俣駅の車両基地周辺が主要な舞台の「第3村」のモデル地の一つとなった。   劇中では診療所として登場する扇形車庫=浜松市天竜区二俣町    棚田で田植えをする女性ら、共同浴場でむつまじく談笑する人々。自給自足の生活を送る人々が暮らす第3村には、昔ながらの村落共同体の姿がある。失意の底に沈む主

  • お盆人流増加「感染予防徹底を」 浜松市長が市民に向けメッセージ

     新型コロナウイルス感染拡大に伴う静岡県の「BA・5対策強化宣言」の発令を受け、浜松市の鈴木康友市長は10日、帰省などで人流増加が見込まれるお盆時期の感染予防対策の徹底などを改めて呼び掛ける市民向けメッセージを発表した。  メッセージは7月下旬以降、同市でも連日千人を超える感染者が確認され「医療提供に重大な影響を及ぼしている」と指摘。市民の健康につながる医療提供体制を守るため、市民や事業者に会話時のマスク着用、3密回避、手指消毒や換気の励行を求める内容。  お盆時期を迎えるに当たっては「混雑した場所への外出は控えるなど、感染リスクの高い行動をできるだけ避けて」と呼び掛けた。

  • 遠鉄、1車両停止処分 バス欠便で 中部運輸局

     国土交通省中部運輸局は10日、路線バス1便を欠便し道路運送法に違反したとして、遠州鉄道(浜松市)を10日間(1車両)の車両使用停止処分にしたと発表した。  静岡運輸支局によると、同社は昨年12月30日、上島イオン市野線の1便を欠便した。「夜間のためドライバーが運行終了と勘違いし、車庫に戻ってしまった」と説明したという。

  • 強制わいせつの疑い 浜松東署が男逮捕

     浜松東署は10日、強制わいせつの疑いでイラン国籍、磐田市白羽、パート店員の男(55)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後4時半ごろ、浜松市内を走行中の路線バス車内で、10代男性の体を触った疑い。2人に面識はないとみられる。運転手が別の乗客を通じて被害を知り、近くの同署管内の交番に届けた。

  • 労働安全法違反疑いで書類送検 浜松の土木会社

     浜松労働基準監督署は10日、労働安全衛生法違反の疑いで浜松市浜北区の土木工事業会社と、同社の男性社長(49)を静岡地検浜松支部に書類送致した。書類送検容疑は3月24日午前、湖西市内の木造家屋の解体工事現場で、解体用の機械で廃材を撤去中、廃材が当たって危険が生じる可能性のある範囲内に、作業員を立ち入らせた疑い。機械から廃材の畳が滑り落ちて近くにいた作業員にぶつかり、作業員は首にけがをした。

  • 映画の世界に園児引き込まれ 浜松・東区

     浜松市東区の市総合産業展示館はこのほど、地域の園児に映画を楽しんでもらおうと「さんてん2022 こども映画祭」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同館で開いた。  6匹の子犬と少年がさまざまなトラブルを解決して街を守る「パウ・パトロール」を上映した。約600人の家族連れが来場し、真剣に物語に見入った。  イベントは、映画を通じて子どもたちの将来の夢づくりや教育につなげようと初めて企画した。

  • 静岡文化芸術大と八幡中 干支や風景…看板アート制作中 浜松

     総合建設の常盤工業(浜松市中区新津町)は地域交流プロジェクトの一環で、倉庫外側の壁に掲示する看板デザインの制作に取り組んでいる。同区の静岡文化芸術大の学生と八幡中の生徒を迎え、12日の完成に向けて制作が進む。  看板は横10メートル、縦2・5メートルほどの大きさ。同社が同大に看板のデザインを委託し、昨年春から大学院生らによって制作が進められた。現在は十二支の動物が野球を楽しんでいる図柄で、同年の干支(えと)にちなみ、牛がバッターボックスに立っている。  今年はさらに地域とのつながりを深めようと八幡中美術部の生徒にも参加を呼びかけ、学生の指導で制作することを決めた。同社周辺の風景などを描き、

  • バレエ教室生 息合わせ舞う 浜松・中区で発表会

     湖西、浜松両市で活動するバレエ教室「松本千佳代バレエスタジオ」はこのほど、練習生の発表会を浜松市中区の市勤労会館Uホールで開いた。  教室に通う生徒32人が日頃の練習の成果を披露した。演目「フェアリードール」では、日本人形やフランス人形などを演じ、息の合った踊りで観客を魅了した。  「ジゼル」の第1幕では生徒が色とりどりの衣装を身にまとって華やかに舞い、会場から大きな拍手を浴びた。

  • 新清掃工場に命名権を導入 浜松市、提案募集

     浜松市は、2024年4月の供用開始を目指して同市天竜区青谷に整備している天竜清掃工場にネーミングライツ(施設命名権)を導入する。10月26日まで、企業などからの提案を募集している。  ネーミングライツの最低提案金額は年間50万円。命名できるのは施設の通称で設置目的にふさわしく、近隣住民が親しみやすいことなどが条件。契約期間は、24年4月1日から44年3月31日までの20年間とした。  新施設は南部清掃工場(南区)と平和破砕処理センター(西区)の老朽化に伴う代替施設として建設する。1日399トンのごみを焼却し、64トンを破砕・選別する能力を持つ。敷地内では、民間事業者が工場の余熱エネルギーを活

  • デジタル技術で課題解決へ 浜松市官民組織発表会

     浜松市の官民連携組織「市デジタル・スマートシティ官民連携プラットフォーム」はこのほど、会員企業による発表会「ソリューションピッチ」を、中区の地域情報センターで開いた。観光・商業、産業、ウエルネスなどに関する地域課題をテーマに、8企業がデジタル技術を活用して進めている解決策について発表した。  大手電気通信事業者はスマート農業の推進に向け、無線遠隔の草刈り機を紹介し、将来的には自社の高精度位置測位サービスを活用して自動運転を見据えていることを説明した。  浜松市内の撮影専門会社は特殊なカメラを使ったVR動画によるインバウンド支援策についてPRした。ほかの会員は、無人で自動撮影できるスポーツ専用

  • 学んだ技術で即戦力に 浜松工高定時制生徒がインターンシップ 地元の製造業知る

     浜松工高定時制の1~3年の生徒約20人が7月中旬から8月上旬にかけて、浜松市内の製造業6社でインターンシップ(就業体験)に臨んだ。浜松商工会議所との連携で本年度実施している在学中の工業教育の学びを生かした就労支援の一環。  設備メーカー榎本工業(同市北区)では2日間ずつ2回に分けて9人が参加した。自動機への材料の取り付けや加工後のバリ取り、検査の工程で、社員の指導を受けながら作業を体験した。小栗秀保執行役員生産本部長は「将来の成長へ若手人材を確保したい。まずは職場や仕事を知ってもらうことで働く動機になれば」と期待した。  参加した男子生徒(16)は「学校での説明会で関心を持った。アルバイト

  • 浜松市集団接種 5~11歳枠拡充 コロナワクチン8月分

     浜松市は10日、8月予定していた5~11歳向け新型コロナウイルスワクチンの集団接種の予約枠を拡充すると発表した。同市の感染者に占める割合が比較的高い、若年層の接種促進を図る。  28日に1回目、9月18日に2回目の接種をセットで受ける日程を新たに追加した。会場はザザシティ浜松(中区)で、定員は270人。ファイザー社製のワクチンを使用する。実施時間は午後2時半から午後5時半。  接種の予約は市新型コロナワクチン専用ダイヤル<フリーダイヤル(0120)319567>や専用サイトなどで受け付ける。8月予定していた別の日程は既に定員に達した。14日からは9月分を受け付ける。  同市ではオミクロン株の

  • がまぐちで記念日表現 浜松・中区で作品展

     1年365日の記念日を手縫いのがまぐちで表現した作品展「365Days of Clutches」が浜松市中区砂山町のサザンクロス内のチョコレート店「ノネット」で開かれている。当面の間展示している。  広く定着している虫の日(6月4日)や七夕(7月7日)をはじめ、世界チンパンジーの日(7月14日)など各種団体が提唱する日も含めて、144日分の記念日をデザインしたがまぐちを並べた。  考案した東京のデザイナー根岸ひとみさんは、365日すべての記念日を調べて365種のがまぐちを作り、全国で展示会を開いている。今回はその一部を紹介した。意外な記念日を発見する楽しさやデザインの愛らしさで注目を集めてい

  • きさらぎ駅 姿消えたはすみさん モデルとされる遠鉄「さぎの宮駅」(浜松市東区)【静岡県西部 聖地巡礼!!】

     「某私鉄に乗車しているのですが、様子がおかしいのです」。2004年1月8日午後11時20分ごろ、遠州鉄道に実在する「新浜松駅」から電車に乗ったという「はすみ」さんが、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に書き込んだ。電車は20分ほど止まらずに走り続け、遠鉄には存在しないトンネルを抜けて「きさらぎ駅」に到着したという。  遠鉄は浜松市中心街の新浜松駅(中区)から西鹿島駅(天竜区)までの約18キロを結ぶ。もちろん、沿線18駅の中にきさらぎ駅は存在しない。はすみさんは「降りるべきでしょうか。聞いたことも見たこともない駅なのですが」と投稿した後に降車。周辺には「草原と山が見えるだけ」という。 「

  • 釣り場ガイド 東部/中部/西部

     ■東部  熱海 6日はメッキやメジナ、シイラ、小マダイ、ソウダガツオ、イスズミなど。7日はシイラやベラ、小ムツ、ソウダガツオ、スズメダイなど。カマスやウルメイワシ、タカベは連日揚がっている。  ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は日中、カゴ釣りでソウダガツオを主体にサバ、アジ、シイラが釣れる。投げ釣りはシロギスやメゴチ、餌は青イソメ。  ▽伊東市静海町 稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 5日午後の沼津沖船釣りは25~30センチ超のマアジが多数。夜の船では指3~4本幅のタチウオが釣れた。  ▽沼津港 大翔丸・電090

  • 季節限定日本酒「琥珀の粧」 12日発売 花の舞酒造

     浜松市浜北区の花の舞酒造は12日、季節限定の「琥珀(こはく)の粧(よそおい)」を発売する。春先に搾った日本酒を1度だけ火入れし、夏までの約5カ月間貯蔵して熟成させる伝統製法「ひやおろし」で仕込んだ。  今年は低価格の「特別純米原酒」と、米のうまみやフルーティーな香りを楽しめる「山田錦純米吟醸原酒」の2種類とした。ラベルは夕刻の富士山とモミジをイメージした。  価格は720ミリリットルで特別純米原酒が税込み1265円、山田錦純米吟醸原酒が同1848円。販売目標は720ミリリットルで各2千本。10月中旬ごろまで同社直営店や小売店で扱う。

  • 止まらない円安「これ以上進んだら…」 静岡県内中小の小売、製造業が悲鳴

     円相場が6月下旬以降、1ドル=130円台で推移するなど、歴史的な円安基調の中、輸入物価の高騰で県内の中小の小売、製造業者が苦境に立たされている。原材料・エネルギー高に加え、価格転嫁も思うように進まず、経費はかさむばかり。円安は当面継続するとみられ、事業者からは「既に経営は十分に苦しい。これ以上の円安は困る」と悲鳴が上がる。  豆腐製造業の白帆タンパク(静岡市清水区)では、原料の米国やカナダ産大豆の仕入れ値が年初比で約5割上がり、30キロ当たりで約3500円から5000円以上に急騰した。油揚げに使う菜種油も2倍以上に膨らむなど、穀物相場の上昇に円安が拍車を掛ける。  スーパーなど複数の卸先で

  • CO2吸収「見える化」 企業と林業家タッグ 浜松「森林健康経営協会」設立

     カーボンニュートラル(CN)社会の実現に向け、浜松市の企業経営コンサルタントや林業家らがこのほど、一般社団法人「森林健康経営協会」を設立した。二酸化炭素(CO2)排出削減を進める企業とそのエリアの森林を結びつけ、「カーボン・オフセット」を支援する。CO2吸収や生物多様性を可視化する簡易な証明サービスの提供を検討中で、持続可能な森林づくりの一歩につなげる。  第1弾は自動車部品製造業を中心としたソミックマネージメントホールディングス(同市南区、石川雅洋社長)と連携する。協会理事で林業家前田剛志さん(47)が所有する観音山山麓の約2ヘクタールの「Kicoro(きころ)の森」(同市天竜区)で、ソ

  • 袴田さんの姉「大いに期待」 差し戻し審 証人尋問終え

     旧清水市(静岡市清水区)で一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん(86)=浜松市中区=の再審請求審で、法医学者ら5人の証人尋問が終了したのを受け、姉のひで子さん(89)が9日、同市内で記者会見した。「結果に大いに期待している」と再審開始決定を求めた。  東京高裁での差し戻し審では、犯行着衣とされる衣類の血痕の変色をめぐり、検察、弁護団双方の証人の尋問が5日までに3日間にわたって実施された。傍聴したひで子さんは弁護側の証人について「質問に的確に答えていて安心した。検察の主張の通りにはならないと思う」と述べた。

  • LED点灯きれい! 児童がイルミネーション作り 静岡大理科サークル講座

     静岡大工学部、情報学部(浜松市中区)の理科工作サークル「キッズサイエンスカフェ」の学生が9日、西区庄内町の庄内協働センターで地域の小学生に理科の楽しさを伝える講座を開き、村櫛小と庄内小の児童19人が参加した。  学生が講師を務め、児童は発光ダイオード(LED)と光ファイバーを使ったイルミネーションボックスを製作した。最後に一斉に点灯させると、暗い部屋が色とりどりのLEDで照らされ、児童は興味深く見入った。庄内小の小出誠人君(8)と雄士君(6)は「光がとてもきれい。家に帰って父と母に見せたい」と話した。  講座は市と大学の連携事業で、学生が企画、立案した。同サークル代表の中瀬世士さん(19)は

  • 記者コラム「清流」 「黒板とキッチン」閉店

     浜松市の中心街、ゆりの木通り商店街にあったコミュニティースペース「黒板とキッチン」が7月末で閉店した。8年前のオープン以来、複数の先輩記者が取材を続けてきた場所だ。幕引きを取材し、感慨深い気持ちになった。  スタッフの学生や何年も携わってきた人から話を聞き、必ず出てきたのが昨夏に亡くなった鈴木基生さんの名前。黒板とキッチンが入居していた万年橋パークビルの管理会社社長で、商店街の活性化を目指し、多くの人と結び付きながら活動したそうだ。  「うれしそうな表情で、人が集まる様子を眺めていた」と関係者の1人は振り返る。私は一度も会えなかったが、人々の記憶に残る基生さんと話してみたかった。改めて、これ

  • 独創的な表現 クリエート浜松で「oiai美術展」

     美大を目指す学生らが所属する緑屋美術研究所(浜松市中区)のOBOGによる「oiai美術展」が14日まで、同区のクリエート浜松で開かれている。  講師の藤沢伸太郎さんと10~70代の卒業生の37人が絵画や立体、映像作品など独創的な約40点を出品した。新聞紙やチラシを使って表現した会場いっぱいに広がるインスタレーション作品が来場者の目を引いている。  アクリルガッシュなどを用いたデザイン作品を制作した安藤海結さん(19)と杉山心菜さん(19)は「卒業生はいろいろな分野で活躍している。多様なジャンルの美術作品を楽しめると思う」と話した。  最終日は作品を使った演劇や、作品を説明するワークショップを

  • 賀茂真淵の著作を紹介 浜松の記念館で学習展

     浜松市中区の賀茂真淵記念館で20日まで、「小・中学生のための夏休み学習展」が開かれている。江戸時代の国学者、賀茂真淵の著作などを紹介して功績を学ぶことができる。月曜休館。  真淵の生涯や、真淵の弟子の1人である本居宣長について紹介するパネルが並ぶ。読書コーナーには真淵が登場する小説などがそろい、その場で読むことができる。学習スペースも設け、同館の職員が自由研究の相談に応じる。  同館学芸職員の池谷昭広さんは「国学は難しいイメージがあるかもしれないが、身近に思える資料を用意した。学習スペースもあるので、足を運んでもらえたら」と話した。

  • 孫かたり詐欺容疑 長野の19歳再逮捕 浜松中央署

     浜松中央署は9日、詐欺の疑いで長野県上田市、無職の男(19)を再逮捕した。再逮捕容疑は何者かと共謀して7月20日、静岡市清水区の女性(87)の自宅に孫や郵便局員を名乗って「会社の大切な書類を送り間違えた」「誠意をみせるために100万円用意できないか」「明日、お金を取りに行く」などと電話をかけ、同21日に女性宅を訪れ100万円をだまし取った疑い。  男は同日に別の事件の詐欺未遂容疑で同署などに逮捕された。

  • 排出時ばいじんにCO2を固定 焼却施設 ミダック、早大と研究

     ミダックホールディングス子会社のミダックは9日、早稲田大地盤工学研究室(小峯秀雄教授)との共同研究で、廃棄物の焼却施設から排出されるばいじん1グラム当たりに最大で0・14グラムの二酸化炭素(CO2)を固定できることを確認したと発表した。焼却施設から出るCO2を最終処分場に貯留する技術の開発を目指す。  両者は2017年から共同研究を始め、ばいじんへのCO2固定化メカニズムの解明や、最終処分場の固定能力などを調べてきた。同社最終処分場「奥山の杜クリーンセンター」(浜松市北区)のケースで試算すると、同処分場と同面積の森林が約980年かけて吸収する14万3千トンのCO2を貯留できるという。  現在

  • プロの演奏家と一体 県民参加型ステージ 静岡で「音楽の広場」

     静岡県文化財団は7日、県民参加型の演奏会「音楽の広場2022」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。県内各地から集結したアマチュア音楽家に加え、音楽やダンスに励む子どもたちが、プロの演奏家と一体となり、ステージを作り上げた。  この日のために166人で結成した「音楽の広場オーケストラ」と、ジュニアオーケストラ44人などがバッハ「G線上のアリア」やヘンデル「水上の音楽」など全15曲を演奏。約1100人の観客がバイオリンやフルートなどの音の重なりを楽しんだ。  浜松市出身で世界を舞台に活躍するピアニスト仲道郁代さんは、オーケストラと共にベートーベン「皇帝」を披露。仲道さんは「オーケストラのみなさ

  • モンゴル民謡、伝承曲を披露 浜松・楽器博物館

     浜松市中区の市楽器博物館で7日夜、レクチャーコンサート「モンゴル大草原の風の調べ」が開かれた。  モンゴル国立音楽院(コンセルバトワール)講師のマハバル・サウガゲレルさんと大阪音楽大付属音楽院講師の山本敦子さんが、同国の民謡や伝承曲を披露した。「モンゴルの四季」では、横笛「リンベ」で異国情緒あふれる曲調を表現し、聴衆約70人を魅了した。  曲間には、馬の頭の彫刻があしらわれた弦楽器「馬頭琴」や、150本もの弦をバチでたたいて演奏する「ヨーチン」など演奏で使用した楽器について紹介した。

  • 浜松市中学野球選抜チーム 石垣島遠征へ決意 教育長訪問

     第32回浜松市中学野球強化事業(市中学野球国際親善育成会など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)で12日から沖縄県の石垣島に遠征する選抜チームの選手らが9日、同市中区の市教委に宮崎正教育長を訪ねて意気込みを語った。  今回の遠征では、市内から選ばれた中学生38人で2チームを編成する。現地では同県石垣市と竹富町の選抜チームと対戦し、交流を深める予定。同事業は例年、台湾で実施していたが、コロナ禍で昨年から石垣島に訪問先を変更している。参加選手を代表し、高林颯さん(開成3)と山本虎輝さん(細江3)が「すべての試合に勝って優勝したい」などと決意表明した。宮崎教育長は「練習の成果を存分に発揮し、経験を成長

  • 税金の大切さ学ぶ 浜松の児童、税務署見学

     浜松市などの企業でつくる浜松西法人会女性部会(小口洋子部会長)はこのほど、税金の大切さを小学生に伝えるイベント「夏休み親子ぜいきん探検隊」を中区の浜松西税務署などで開いた。同市と湖西市の小学生と保護者ら約40人が参加し、税の役割などを学んだ。  会場では重さ約10キロという1億円分の札束のレプリカが用意され、持ち上げた子どもたちから「こんなに重いの」と驚きの声が上がった。「一瞬税務署長」と書かれたたすきを掛けて署長席に座り、記念撮影も行った。  2012年から毎年開いてきたが、コロナ禍で3年ぶりの開催となった。参加者を例年の半数に限定した。

  • 南アルプス市(山梨)の特産品販売 浜松・ソラモ

     山梨県の南アルプス市観光協会は7日、同市特産のモモとスモモの直売会を浜松市中区の市ギャラリーモール・ソラモで開いた。  強い甘みがあるモモ「川中島白桃」や、モモとほぼ同じ大きさで、甘さと酸味のバランスが特徴のスモモ「貴陽」を計150パックを販売した。同協会の職員は「今年は昨年に比べて天候が良く、モモもスモモも十分な甘さに仕上がった」とアピールした。  直売会は静岡、山梨両県の地域経済交流事業「バイ・ふじのくに」の一環。県西部地域では初めて実施した。

  • 画家鈴木さんの教え子ら作品並ぶ 浜松で「第42回りふれなーと展」

     浜松市中区の浜松学芸高で講師を務め、2019年に82歳で亡くなった画家鈴木重種(しげたね)さんの教え子らの合同展「第42回りふれなーと展」が14日まで、同区のクリエート浜松で開かれている。  県西部を中心に、20~70代の15人が力作を出品した。木の枝を用いた立体作品や着物をリメークした洋服、パソコンのソフトで描いた南区の「さざんか通り」などが来場者を楽しませている。鈴木さんが生前に描いた油彩画なども並ぶ。  八田豊美代表(72)は「生徒の自主性を重んじ、相談に乗ってくれる先生だった。同じ志を持つ教え子同士のつながりを大切に、先生が築いてくれた作品発表の機会を今後も継続したい」と話した。

  • 児童がUD絵本作り 静岡文化芸術大でワークショップ

     浜松市はこのほど、ユニバーサルデザイン(UD)絵本を作るワークショップを中区の静岡文化芸術大で開いた。市内の小学生や保護者11人が参加して、誰もが楽しめるオリジナル絵本作りに挑戦した。  同大文化政策学部の林佐和子教授と、デザイン学部の小浜朋子教授が講師を務め、同大の学生が補助した。小浜教授は、白い野菜などが見やすい黒色まな板を例に挙げてUDの基本的な考え方を紹介し「自分も楽しめるような絵本を作って」とアドバイスした。  参加者は本にペットボトルのふたや毛糸、ビーズなどの素材を使って、立体的に作ったり、一部分を動かせるよう工夫したりした。  チョコレートケーキやモンブランを表現した絵本を作っ

  • 介護施設で児童預かり 浜松市、全国初の「寺子屋」

     夏休み中に高齢者施設が小学生を預かる浜松市の「かいごTERAKOYA(寺子屋)」事業が7月下旬、市内5施設で始まった。施設が高校生や大学生をアルバイト雇用し、学生らが児童に勉強を教えたり、高齢者との触れ合いを手伝ったりする全国初の試み。活気がもたらされた施設側や、子どもの預け先に悩む共働き世帯から好評を得ている。  市が実施施設を募集し、予算500万円で事業化した。その一つ、特別養護老人ホーム浜松中央長上苑(中区)は会議室を開放。8月26日までの平日に、毎日4人ほどの学生が10人程度の児童を預かる体制を組んだ。児童は時間割に沿って勉強や遊び、入所者との交流をして過ごす。  保護者の負担は菓子

  • ごみ屋敷条例に罰則規定 浜松市がたたき台 支援を基本方針に

     浜松市が検討を進めている「ごみ屋敷」に関する条例制定について、罰則規定を設ける方向で調整していることが8日、関係者への取材で分かった。市役所鴨江分庁舎で同日開かれた市環境審議会の本年度初会合で、市側が条例案の方向性としてたたき台を示した。  たたき台では、ごみをため込んでいる「ごみ屋敷」への立ち入り調査や、当事者への指導・勧告、命令などの措置を設け、従わない場合には罰則として過料を科すこととし、行政代執行の規定も盛り込んだ。  同様の条例を制定済みの全国の5政令市では、罰則規定について導入の判断が分かれているという。  浜松市のごみ屋敷条例の対象は市民が居住する建物とその敷地で、空き家は対象

  • リンちゃんの渚園キャンプ場(浜松市西区) 自分の世界でゆったり アニメ「ゆるキャン△SEASON2」【静岡県西部 聖地巡礼!!】

     1人キャンプを愛する志摩リンと、同じ高校の野外サークルの各務原なでしこを中心に女子高生らがキャンプを楽しむ姿を描いた人気アニメ。公開中の映画「ゆるキャン△」や昨年放映のドラマも人気を集める。浜松市も舞台となり、見慣れた風景が登場する。  リンちゃんが年始に利用したのが浜名湖に囲まれた西区の渚園キャンプ場。アニメ放送後は利用者が急増し、週末の予約はほぼいっぱい。コロナ禍で入場制限があるにもかかわらず、放送前に比べて最大4倍の月もあった。特に遠州の空っ風が吹く冬場の増加が顕著だ。夏休み中の8月も多くの利用者でにぎわっている。新規利用者やソロキャンパー、宿泊利用者が増え、アニメグッズを求めて訪れる

  • 広島、長崎の惨禍伝える「原爆と人間展」 浜松市役所

     原爆投下後の広島、長崎の惨状などを伝える「原爆と人間展」(県原水爆被害者の会西遠支部など主催)が8日、浜松市役所で始まった。19日まで。  広島市立基町高の生徒が、被爆を体験した証言者と共同制作した「原爆の絵」20枚を展示。熱線で重度のやけどを負った人々の姿や放射線による被害の苦しみなど、核兵器の惨禍を伝える作品に来庁者が見入っている。原爆投下後の長崎で撮影された「焼き場に立つ少年」の写真など、パネル16枚も並ぶ。  同支部の磯部典子さんは「原爆の絵によって、核爆発の結果を想像できるようになった。次の世代へ77年前に起きたことを知らせたい」と話している。

  • 最後の浜名湖フォークジャンボリー 一緒に盛り上げて 実行委メンバーが意気込み

     浜名湖ガーデンパーク(浜松市西区)で27、28の両日に開催される音楽イベント「第17回浜名湖フォークジャンボリー」の実行委メンバーが8日、市役所に鈴木康友市長を訪ね、今年で最終回を迎える同イベントに向けた意気込みを語った。  今回は県内外からアマチュアの個人、バンド計46組168人が出演予定。午前9時から午後5時まで、かぐや姫や吉田拓郎、井上陽水らの名曲を中心に披露する。入場無料。会場ではグッズや飲食物の販売もある。  イベントは2005年に始まり、フォークソングファンの人気を集めてきた。ただ、スタッフの高齢化などで、継続が難しくなったという。鈴木市長から激励を受けた新海稔和実行委員長は「お

  • 「古城連」大屋台新調 天竜区・二俣まつりでお披露目

     浜松市天竜区二俣町で行われる北遠最大の夏祭り「二俣諏訪神社祭典(二俣まつり)」に参加する13台のひとつ「古城連」の大屋台が7日、保存修復を終え、初めて町内関係者や住民にお披露目された。3年連続で屋台の引き回しは中止となるが、伝統の継承を誓い、勇壮な姿を披露した。  保存修復は、老朽化した箇所の補修のため5年前から計画。昨年8月に柱と前輪2本を新調した。屋台側面の漆塗りも若衆らによって磨き上げられた。  同町のヤマタケの蔵で開かれた記念式典には、町内の祭関係者約50人が参列。神職による入魂式の後、町内を練り歩いた。  大屋台保存修復委員会の鈴木保良委員長(68)は「どこから見てもいい屋台。町の

  • 水難死亡事故の現場診断 浜松・阿多古川 外国語でも注意喚起

     天竜署や県などは8日、7月31日に水難死亡事故が発生した浜松市天竜区渡ケ島の阿多古川で現場診断を行った。注意喚起のチラシ配布などを通じた再発防止策を確認した。  平田大橋下で堰(せき)の流れ込みでブラジル国籍の男子児童(11)が溺れた。父親が救助してドクターヘリで搬送されたが、翌日に死亡した。  現場診断には同署と河川管理者の県、地元の阿多古川環境保全協議会が参加。現場を視察し、河川の危険箇所や事故防止に向けた課題点を共有した。  平田大橋下周辺はブラジル国籍の来場者が約8割を占めるという。同署はポルトガル語と英語で、子どもへの付き添いやライフジャケットの着用を呼びかけるチラシを作成。河原前

  • パネル展示でごみ事情紹介 佐鳴湖・段子川ゴミバスターズ

     佐鳴湖・段子川ゴミバスターズは「ゴミ事情展」を13日まで、中区の佐鳴湖公園北岸管理棟で開催している。  2020年2月から、同グループの福島正義代表(81)らが佐鳴湖周辺で、ペットボトルやビニール袋などのごみを拾い集めた記録をパネルで紹介している。  福島代表によると、これまでに集めたごみは70リットル袋650枚に及ぶ。段子川から流れ着いたごみが湖の東岸や北岸に蓄積しやすく、生態系に影響を与えるマイクロプラスチックの一因となる発泡スチロール片なども目立つという。福島さんは「実態を知ってもらい、ごみを捨てる人を減らしたい」と話している。

  • 静岡産ブランド牛 合同共励会開催 浜松でJA静岡経済連

     JA静岡経済連はこのほど、静岡のブランド牛「特選和牛静岡そだち」と「食通(ぐるめ)の静岡牛葵」の合同共励会を浜松市東区の浜松食肉市場で開いた。  県内の生産者が出品した枝肉を日本食肉格付協会が審査した。静岡そだちは17点の中から菅本徹さん(湖西市)、静岡牛葵は10点から勝山畜産(静岡市葵区)が最優秀賞に選ばれた。競りではそれぞれ1キロ当たり2854円、1751円の値が付いた。  優秀賞受賞者は次の通り。  【特選和牛静岡そだち】水野正英(湖西市)畜産バイオ(同)【食通の静岡牛葵】大塚一司(牧之原市)杉村昭彦(島田市)

  • 浜松の防潮堤 修繕箇所を視察 ふじのくに県民クラブ

     静岡県議会会派のふじのくに県民クラブは8、9の両日、浜松市内で政調会合宿を行い、県事業関連の現場を視察する。初日は遠州灘防潮堤や馬込川水門の建設地、浜名湖花博20周年記念事業の予定地などを訪れた。  同市西区舞阪町の沿岸では、防潮堤を覆うための砂が雨水の浸透で数カ所にわたって崩れた状況を見学した。試験的に麻の土のうで排水溝を造り、豪雨時でも砂が崩れなくなったとの説明を受けた。  田口章幹事長は「防潮堤完成から2年を経て課題も出てきた。住民と一緒に、維持する仕組みを提案していきたい」と話した。

  • 避難路の危険箇所確認 浜松、親子で防災マップ作り

     浜松市中区の市防災学習センターはこのほど、防災マップ作り講座(静岡新聞社・静岡放送後援)を同センターで開いた。就学前の幼児や小学生の親子5組が自宅周辺の避難経路を確認する際のポイントなどを学んだ。  参加者は同センター職員から、地震で崩れるおそれのあるブロック塀、大雨時に冠水するアンダーパスといった災害時に注意の必要な危険箇所を教わった。公衆電話や避難所など事前に把握しておくべき場所も学んだ。タブレット端末で同市の防災マップを開き、地震や水害による自宅周辺の被害想定も確認した。  24日まで全6回開く夏の防災教室の一環。同日は県内に熱中症警戒アラートが発令されたため、同センター周辺を実際に歩

  • 山の日クイズ、分かるかな? 浜松・浜北区の森林公園

     静岡県立森林公園は6、7の両日、山の日(11日)を記念し、クイズラリーのイベントを浜松市浜北区の同公園で開いた。家族連れらが同公園バードピアから木工体験館までの約400メートルを歩き、山や木にちなむクイズの答えを考えた。  クイズは3択式で、森に落ちている松ぼっくりを食べるのは主に誰か(正解はリス)、森林公園内には何種類の植物が生えているか(約千種類)などの9問が並んだ。参加者はどれが正解かを相談しながら「リスはこの前公園で見た」「この木は学校にも生えているよ」と会話を弾ませた。

  • 佐鳴湖ごみゼロへ キャラバン隊結成 「捨てない人」育てる

     浜松市の佐鳴湖で清掃活動を行うボランティアグループ「佐鳴湖・段子川ゴミバスターズ」(福島正義代表)と、高台、富塚、佐鳴台、入野の4協働センターが「佐鳴湖ごみゼロ推進キャラバン隊」を結成した。同市中区の高台協働センターで8日、地元の小学生約30人を会場に招き、キックオフイベントを行った。  活動開始を祝い、福島代表と児童が「頑張ろう、よし!」と掛け声を合わせた。福島代表が児童に佐鳴湖の現状を説明する勉強会も行った。  周辺住民が捨てるごみが多いことを紹介。北岸には1平方メートルあたり30本以上のペットボトルが落ちていたこともあったと話し「ごみ拾いではなく、ごみを捨てない人をつくりたい」と強調し

  • 来店客に「献血を」 大学生ら呼びかけ イオンモール浜松市野

     静岡県西部の大学生らでつくる浜松学生献血推進委員会は6日、イオンモール浜松市野(浜松市東区)で献血への啓発活動を行った。  学生らはメッセージボードを首に掛けながら、来店客に献血の協力を呼びかけた。静岡大浜松キャンパスの加藤悠真さん(19)は「多くの人に献血をしてもらいたい」との思いで活動に参加した。  最近は若年層の献血離れが深刻で、聖隷クリストファー大の荒倉百合那さん(19)は「大学の授業で献血の大事さを学んだ。特に若い人に協力してほしい」と話した。  市内の病院に入院している人たちを励ます目的で、応援メッセージカードへの記入も募った。浜松赤十字病院(浜北区)と聖隷三方原病院(北区)で、

  • ウナギ料理できた!! 浜松で教室 親子で楽しく挑戦

     浜松市西区の雄踏文化センターは7日、同センターで「親子料理教室」を開いた。親子連れなど8組17人が参加し、ウナギを使った料理に挑戦した。  浜名湖養魚漁協(同区)などでつくる「うなぎの街」プロジェクトが主催した「高校生うなぎ創作料理コンテスト」で、最優秀賞を受賞した同区の浜松湖南高家庭部の生徒と顧問が講師を務めた。  メニューは「うなぎとシラスのツイスター」で、地元産のウナギとシラスを揚げたフライをトルティーヤで包んだ料理。子どもたちは、慎重に包丁を使ってウナギをすり身にしたり、トルティーヤを力いっぱいこねたりして料理を楽しんだ。  親子料理教室は地元高校生が考案したレシピを地域住民に広げよ

  • 男子円盤 藤岡(浜商)、入念準備実り3位 全国高校総体・陸上

     大けがを乗り越え、完全復活を遂げた。男子円盤投げで浜松商の藤岡が3位。4月に左足小指付け根を骨折し、一度はあきらめかけた全国で自己2番目の47メートル01を投げた。  銅メダルの裏には入念な準備があった。7月の県外記録会は夕刻の試技で体に重さを感じた。全国は昼前後の予選を経て、決勝は午後3時半スタート。大会前の練習は「予選後のアイシングや食事の時間、1投ごとの間隔も想定した」という。  予選は44メートル00の通過ラインを一発クリア。決勝は1投目の46メートル69で4本目に進める8位以内を確実にした。その後は46メートル台を2投そろえ、5投目に47メートル台へ。「イメージ通り」の試合運びだっ

  • 全国高校総体・陸上  女子100障害、永井(翔洋)が3位

     競技生活ラストレースで、東海大翔洋の永井にいい風が吹いた。女子100メートル障害決勝は1・5メートルの向かい風。「スピードが乗ってハードル間の歩幅調整が難しくなる追い風よりも得意。それに、ホームの草薙はいつも強い向かい風」。中盤から伸びて、100分の5秒差で「銅」をつかんだ。  出場者ランクでは入賞圏外。まずは決勝進出を目標としたが、準決勝を全体2番目の13秒86で通過して手応えをつかんだ。決勝はスタートの反応タイムこそ8人で最も遅かったが、滑らかなハードリングで立て直す。向かい風で周囲が伸び悩む中、フィニッシュ寸前で差しきった。  将来の夢は看護師。幼少期、入退院を繰り返していた母方の祖母

  • メロディオン初号機「探しています」 鈴木楽器製作所(浜松)

     教育楽器メーカーの鈴木楽器製作所(浜松市中区)が、1961年から製造し、発売した鍵盤ハーモニカのメロディオン初号機「スーパー34」を探している。創立70周年を迎える2023年に向け、記念展示したい考えだが、社内に保管品がないことが判明したため、寄贈に応じてくれる保有者を募ることになった。  スーパー34は赤いサイドカバーが特徴で、ケースは黒。サイズは長さ約45センチ、奥行き約10センチ。同社によると、1971年ごろまで製造していたことから、57~73歳になった人が当時、幼稚園や小学校などで使用していたと考えられるという。  メロディオンは誕生以来、約60モデルを開発するなどした同社を代表する

  • 浜名湖フォークジャンボリー最終回 8月27、28日 運営担い手確保困難、惜しまれつつ幕

     静岡県内外のアマチュアバンドなどが浜松市西区村櫛町の浜名湖ガーデンパークに集う音楽イベント「浜名湖フォークジャンボリー」が8月27、28日の第17回を最後に、幕を閉じることになった。例年は50組ほどが演奏し、来場者は2日間で延べ1万人を数えるが、スタッフの高齢化で運営の担い手確保が困難になった。ファンからは惜しむ声が上がる。  2004年の浜名湖花博終了後、ガーデンパークの屋外ステージを有効活用しようと音楽イベント運営に詳しい元ヤマハ社員の中村明男さん(78)らが始めた。当初は地元フォーク愛好家だけの活動発表の場だったが、地道なPRで出演希望者が増え、毎年100組ほどの応募が寄せられるように

  • 平和な社会テーマ 缶バッジ1000点並ぶ 浜松

     絵画制作などに取り組む浜松市北区の生活介護事業所ゼロベース三ケ日は6日、「明るく楽しい平和な社会」をテーマにした缶バッジの展示会「彩りの風展」を同区三ケ日町の四辻坂入河屋で始めた。地元住民らの絵を元に同事業所の利用者たちが制作した約千点が並ぶ。7日まで。  ウクライナ国花のヒマワリや、虹といった平和への祈りが込められた絵のほか、子どもが描いたとみられるパンダやゾウといったかわいらしい作品もある。缶バッジは100円以上の寄付で持ち帰ることができる。浄財は同国から県内に避難している人たちの支援に役立てられる。  問い合わせはゼロベース三ケ日<電080(7628)8699>へ。

  • 中学生が企画「ジュニア公民館」 太鼓演奏などネット配信 浜松

     浜松市中区の北部協働センターイベント事業実行委は6日、地元中学生が主体となって企画運営する子ども向けイベント「北部ジュニア公民館」をオンライン配信で始めた。ビデオ会議アプリ「Zoom」と動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する。7日まで。  初日は北星中(北区)の「北星太鼓部」が演技を披露し、開会を盛り上げた。折り紙の折り方を教えるコーナーやマジックショーの時間も設けられた。7日はスライムを使った実験や開成中(中区)の生徒によるパフォーマンスを予定している。視聴の申し込みは同センターのホームページから。問い合わせは同センター<電053(436)5931>へ。

  • 佐鳴湖花火華やか 事前告知なし100発 浜松

     浜松市の夏の風物詩、第33回佐鳴湖花火大会(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が6日、3年ぶりに同市の佐鳴湖畔で開かれた。新型コロナ収束を願って、スターマインなど約100発が次々に打ち上げられた。  事前告知なしで、例年より規模を縮小して行った。7時半から打ち上げられた花火は、華やかに夜空を彩った。見物客は写真撮影するなど夏のひとときを楽しんだ。入野、佐鳴台、富塚の各地区自治会連合会などが資金を出して開催した。  

  • 三都主さんがサッカー指導 元日本代表、浜松で小中高生に

     浜松市の少年サッカー少年団「コンフィアンサ」などは6日、サッカー元日本代表の三都主アレサンドロさん(45)を招いたクリニックを、南区の遠州灘海浜公園で開いた。県内を中心に小中高生18人が参加し、技術を学んだ。  三都主さんは1対1の練習で「しっかり手を使うこと」、パス交換では「トラップした後に(パスを出す相手を)見てから蹴ること」などとアドバイスを送った。ゲーム形式の練習も交え、楽しみながらの指導を続けた。湖西高の神田磨諾さんは「選手に寄り添った指導で分かりやすかった」と感想を述べた。  J1清水エスパルスなどで活躍し、日本代表として2002年日韓大会、06年ドイツ大会とワールドカップ(W杯

  • ツル素材のかご、バッグ展示 熟練の職人が手編み 浜松

     福島県奥会津で採取した山ブドウのツルを素材にした「奥会津編み組細工」のかごバッグ展が6日、浜松市中区の四季彩堂根上り松店のギャラリーで始まった。60~80代中心の職人10人が熟練の技術で手編みしたバッグや財布約60点を展示している。16日まで。  太さを調整したツルを縦横に交差させた網代編みや花のような模様をあしらった花編み、ランダムな変わり編みなど、多様な技法で作り上げた一点ものの作品が並んだ。豪雪地域の農閑期の手仕事として継承され、高価格帯だが耐久性が高く、使い込むほど風合いが高まるのが魅力という。150年前に作られたとされる作業かごも展示した。  毎年6月に同県で開かれる展示販売の場「

  • 商店街に響く管楽器の調べ サザンクロスで恒例演奏会 浜松

     浜松市中区砂山町の商店街サザンクロスアーケードで6日、管楽器などの演奏を繰り広げる「サザンクロスの音楽会」が開かれた。  東京佼成ウインドオーケストラのトランペット奏者ガルシア安藤真美子さんが企画し、2000年から続く恒例行事。安藤さんの演奏仲間や全国各地の奏者ら約20人が集結。「ルージュの伝言」「マイ・レボリューション」など懐かしの曲などを披露したほか、砂山町のラッパ隊13人による演奏で締めくくった。  今年3月に86歳で亡くなった地元の茶専門店「まるい屋茶舗」の鈴木実さんを追悼する曲も披露した。

  • フラワーパーク写真コンテスト 原田さん(浜松市西区)特選

     浜松市西区のはままつフラワーパークはこのほど、「第9回感動フォトコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の審査結果を発表した。特選に原田能伸さん(西区)の「新スマホ世代」が輝いた。チューリップ畑で寝そべる赤ちゃんとスマートフォンを向ける姉の様子を切り取っている。理事長賞には鈴木佐代子さん(愛知県新城市)の「心和む フラワーパーク」が選ばれた。  3月19日~6月12日に園内で撮影した作品を募集し、県内外から330点の作品が集まった。市花みどり振興財団の塚本こなみ理事長らが審査し、入賞、入選18点を選んだ。塚本理事長は「特選の作品は、赤ちゃんを上手に撮ろうと奮闘する姉の愛らしい姿に温かな風を感

  • 通信制高と地域が連携 浜松でイベント 生徒企画、工作体験など

     不登校や高校中退、転校希望者など、進路に悩む子どもたちを受け入れる浜松市中区の通信制高校「第一学院高浜松キャンパス」が地域の幼稚園や商店街と連携して企画したイベント「星あい祭」が6日、同区の遠州鉄道第一通り駅付近の高架下で始まった。7日まで。  ゆりの木通り商店街(同区田町)で扱う商品の紹介や、地元の幼稚園、保育園の園児たちが飾った短冊などを展示している。工作コーナーも設け、ペットボトルを使った風鈴、牛乳パックを素材にしたちょうちん作りを体験できる。  イベントは同校生徒が地域活性化を目的に考案。地域の幼稚園や商店街に自ら足を運んで趣旨を説明し、実現した。  (浜松総局・北井寛人)

  • 会話補助装置 浜松市に100個寄贈 浜北区のやまと興業

     自動車部品製造などを手掛ける「やまと興業」(浜松市浜北区)はこのほど、同社が製造した補聴器代わりの会話補助装置「聴こえ♪ルンです」を市に寄贈した。寄贈は100個で、市は区役所や浜松医療センターなどの窓口に置き、高齢者らに活用してもらうという。  同装置はマイク内蔵の本体(縦6センチ、横4センチ)につないだ手のひらサイズのスピーカーを耳に当てて使用する。補聴器よりも自然でクリアに聞こえるのが特徴で、新型コロナ対策として行われているアクリル板を挟んだやりとりもスムーズにできるという。4月から税込み1万6280円で販売している。  市がサンプルを使用したところ、来庁者から好評だったため、市民サービ

  • 東区小池町の市道 死亡事故の現場を検証 浜松東署など

     浜松東署や浜松市はこのほど、同市東区小池町の市道で7月に発生した交通死亡事故の現場を視察した。署員や市職員、自治会関係者ら27人が再発防止策を検討した。  事故は7月17日午後9時15分ごろ、片側1車線の直線道路を直進中の乗用車が歩行者の男性=当時(84)=と衝突した。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。  参加者からは現場に街灯が少なく「夜間の見通しはあまり良くない」との意見が出たほか、夜間外出時の反射材着用の重要性を指摘する声もあった。

  • 核廃絶「橋渡し」見えず 首相発言に違和感 広島平和記念式典に参加、静岡県原水爆被害者の会・石原会長

     岸田さんの言葉を聞きたい―。県原水爆被害者の会の石原洋輔会長(77)=浜松市東区=はその一心で新型コロナウイルス禍の中、腰のけがを押して6日の広島市の平和記念式典に参列した。岸田文雄首相はあいさつで核兵器のない世界の実現へ力を尽くすとした一方、日本が批准していない核兵器禁止条約には触れず。石原さんは「なぜなのか」と違和感を隠さなかった。  核兵器の廃絶に向けては保有国に核軍縮を義務付ける核拡散防止条約(NPT)と、非保有国の主導で昨年発効し、核兵器を全面違法化した核禁条約の「どちらが欠けても駄目」と考える。だからこそ政府が担おうとする保有国と非保有国の「橋渡し」に期待し、被爆地の広島選出の岸

  • 店舗に車衝突 入り口ガラス戸など壊す 浜松東署

     6日午後0時5分ごろ、浜松市東区半田山1丁目の「旬菜半田山」に同市の女性(76)が運転する乗用車が衝突し、店舗入り口のガラス戸などを壊した。  浜松東署によると、店内には店員1人と男性客(23)がおり、男性客の左腕に乗用車が衝突した際に壊した店舗の構造物が当たり、擦り傷を負った。運転の女性と同乗の男性にけがはなかった。同署は女性が運転操作を誤ったとみて調べている。

  • 絶滅危惧昆虫カワラハンミョウ 中田島砂丘で高校生が生態調査

     浜松市南区の浜松南高自然科学部と西区のオイスカ浜松国際高の生徒ら約40人が5日、国の絶滅危惧種に指定されている昆虫「カワラハンミョウ」の生態合同調査を、県の指導の下、南区の中田島砂丘で行った。  カワラハンミョウは体長十数ミリで、大きな顎が特徴。国内では数カ所の砂丘だけに生息し、砂地の上位捕食者に位置付けられる。夏季は巣の外で活動することが多いという。  参加者は5千平方メートルほどの砂地で、30分ほどをかけて網で捕獲に当たり、個体それぞれの色などを観察、分類した。昨年より多い133匹を確認した後、自然に返した。  浜松南高自然科学部2年の松山恭吾副部長(16)は「活動は生態系保全が目的。多

  • オミクロン派生型BA・5の比率上昇 浜松市ゲノム解析

     浜松市は5日、新型コロナウイルス感染者のゲノム解析でオミクロン株の派生型「BA・5」が全検体の83%に当たる20件確認されたと発表した。  7月18~21日に感染が判明した市内患者24人分を解析した。「BA・2」は3件、「BA・4」は1件だった。先週の発表時と比べ、BA・5の比率は17ポイントほど上昇し、BA・2からの置き換わりが依然進んでいるとみられる。症状の重さに変化はみられない。

  • 歩行補助ロボ無料体験 8日まで浜松・フラワーパーク

     浜松市は5日から8日まで、信州大(長野県)発スタートアップのアシストモーション社が開発した歩行アシストロボット「curara(クララ)」の実証実験を西区のはままつフラワーパークで開いている。施設のホームページで予約すれば誰でも無料で体験できる。  腰と太ももに装着するベルトをモーター付きのパーツでつなぎ、歩行の動作を助ける機器。少ない力で軽やかに歩けるようになる。重さ2.3キロ。スマホのアプリで平地、階段などモードの切り替えができる。来年中の商品化に向けて実証段階にあり、市のスタートアップ実証実験支援事業で採択され、市が会場を提供した。同社は足腰に自信のない高齢者が散策を楽しめるよう、観光施

  • 自動車の次世代技術「CASE」対応31% 浜松センターが調査

     浜松地域イノベーション推進機構次世代自動車センター浜松(浜松市)はこのほど、会員企業の次世代技術の対応状況に関する調査結果をまとめた。入会後、自動車の次世代技術「CASE(コネクテッド、自動化、シェアリング、電動化)」の4領域のうち一つでも「開発中」「量産中」と答えた企業は、会員427社の31・6%に当たる135社で、前回調査時(昨年2月)と比較して37社増加した。全体比率では2・8ポイント上昇した。  2月に実施した5回目の会員アンケートを基にまとめた。4領域それぞれの対応状況(複数回答あり)は135社のうち、電動化(EV)が最多の124社、自動化が38社、コネクテッドが28社、シェアリン

  • ニホンウナギ守る 遡上補助マット、浜名湖養魚漁協が設置

     浜名湖養魚漁協などはニホンウナギの遡上(そじょう)補助を目的に、非食用米を配合した新型芝マット「ライスレジン魚道」を開発し、5日までに浜名湖に流入する浜松市西区の花川堤防に設置した。国内では初めての取り組み。絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの資源保護につながることが期待される。  高い段差となっている堤防の両脇に、長さ約80センチ、幅約30センチ、厚さ2・5センチのサイズで網目状のライスレジンを取り付けた。約10%の米を混ぜることで、従来のプラスチック製よりも環境負荷を低減。ニホンウナギの回遊を補助する。  浜名湖に流入する川の河川改良が進み、ニホンウナギの生息域が狭まったとされる。同

  • 浜松の新野球場 川勝知事、ドーム案に前向き 経済界が全天候型要望

     静岡県が浜松市西区の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する新野球場について、浜松商工会議所の斉藤薫会頭らが5日、静岡県庁を訪れて「全天候型ドームタイプ」の野球場建設を求める要望書を川勝平太知事に提出した。川勝知事は「風の影響も全天候型であれば心配ない。照明の生物への影響も全部覆えば大丈夫だ」などとドーム型建設に前向きな見解を示した。年内に示される基本計画案に反映されるか注目される。  要望は、プロ野球が開催できる2万2千人以上の規模▽自然環境に左右されず、野球以外の幅広いイベント開催が可能な全天候型のドームタイプ―の2点。要望を受けた川勝知事は、地元によるJR高塚駅と野球場を結ぶ道路周辺のにぎわい

  • eスポーツU―18静岡県予選 尾田さんV、佐藤さん準V

     全国都道府県対抗eスポーツ選手権の「グランツーリスモ7 U-18の部」県予選で優勝した浜松市立丸塚中3年の尾田結都さん(同市東区)と準優勝した同市立天竜中2年の佐藤愉大さん(同)が3日、静岡県庁に京極仁志スポーツ・文化観光部長を訪ね、今後の抱負などを語った。  グランツーリスモ7は実在するスポーツカーによるレースを疑似体験できるコンピューターゲーム。尾田さんと佐藤さんはともにカートスクールISK浜名湖(同市西区)に通っており、共にカートとeスポーツの“二刀流”で切磋琢磨(せっさたくま)している。  優勝した尾田さんは、都道府県予選を勝ち抜いた選手が20、21両日にオン

  • 次期理事長に内山さん選出 浜松青年会議所

     浜松青年会議所は4日夜、浜松市中区で2023年度理事長選挙を行い、22年度筆頭副理事長の内山瑛(あきら)さん(35)=同区=を選出した。任期は23年1月1日から12月31日まで。  内山さんは公認会計士・税理士事務所を経営している。15年に入会し、日本青年会議所財務運営会議議長などを務めてきた。「生活様式や経済環境が変わる中、新しい活動を模索し、より地域に必要とされる組織に変化したい。ウェルビーイング経営の普及など、ビジネスの面でも地域に貢献したい」と抱負を語った。

  • 自然栽培の野菜使用 飲食店「Naturest」開業 障害者ら接客など活躍

     総菜や洋菓子を楽しめる飲食店「Naturest(ナチュレスト)」が5日、浜松市東区大島町にオープンした。障害者の就労支援に取り組む浜北区のNPO法人「スマイルベリー」が「障害者が地域とつながりながら活躍できる場を提供したい」と開店準備を進めてきた。  広さ30平方メートルほどの店内で、知的障害や精神障害がある17人が働く。接客や食材の仕込みに加え、地元農家から梱包(こんぽう)などの作業を請け負うこともあるという。  自慢のメニューは、同NPOが管理する農園で農薬や肥料を使わない自然栽培で育てた野菜のキッシュやハーブティー。3年前から手掛けている養蜂を生かし、蜂蜜入りソフトクリームや手作り洋菓

  • 清水海保など訓練 要救助者引き上げ 5機関合同

     清水海上保安部と県、県警、静岡、浜松両市消防本部の各航空隊は5日、清水港沖約10キロの海上で5機関合同の救助訓練を行った。  御前崎海上保安署の巡視船ふじと、県「オレンジアロー」、県警「ふじ2号」、静岡市消防「カワセミ」、浜松市消防「はまかぜ」のヘリコプター計4機が参加した。巡視船に乗船している要救助者を各航空隊のヘリコプターに収容する流れを訓練し、災害発生時などの連携を強化した。  訓練では航行中の巡視船に各航空隊のヘリが追走しながら接近し、速度を合わせてロープにつながった救助隊員が降下した。隊員が要救助者を自身の体に固定した後、ヘリに合図を送ってロープごと引き上げ、静岡市清水区蒲原の富士

  • DV被害者情報を誤送付 浜松市が市民に謝罪

     浜松市は5日、DV(家庭内暴力)被害者の個人情報を記したリストを誤って市民1人に郵送するミスがあったと発表した。受け取った市民が市に連絡して発覚した。市職員が訪問してリストを回収し、謝罪した。リストに載っていた被害者にも個別に事情を説明して謝罪する。現時点で情報の悪用による被害は確認されていない。  誤送付されたのは、市がDV被害の支援対象者とする39世帯66人分の氏名、住所、国民健康保険証の番号が記されたリスト。東区長寿保険課の国保担当の職員が、同支援対象者向けに郵送する保険証の封入作業の際、宛先の照合用に印刷して使っていた16枚のリストのうち3枚を誤って混入させたという。リストが届いた市

  • 静岡人インタビュー「この人」 花井和徳さん 浜松市文化振興財団の代表理事に就任

     浜松市役所に1979年に入り、市立双葉小校長や学校教育部長などを歴任した。2016年に県内で初めて行政職から市教育長となり、21年に退任。長年教育に携わった立場から、文化振興活動に取り組む。6月27日から現職。67歳。  -就任から1カ月余りが経過した。今の感想は。  「就任のあいさつでは、人に感動を与えるためには自分も感動できなければいけないと職員に話した。文化芸術は人が人らしく生きるために必要だ。10の施設を所管し、職員がとても熱心。新型コロナの感染対策もあって、イベント運営が大変な中よくやっている。特に若手の可能性に期待したい」  -浜松の文化的な魅力や課題をどう考えるか。  「市内三

  • 記者コラム「清流」 自分の姓の由来は…

     出走した7人全員が「鈴木」選手という珍しい企画が、浜松オートレース場で開かれた。会場の実況者は順位が入れ替わるたびに選手をフルネームで呼び上げ、ユーモラスに盛り上げた。 浜松市は鈴木姓が多いことで知られる。取材先の担当者に電話で問い合わせた際に「どの鈴木ですか?」と聞き返されることもしばしばある。 一方、「白本」という自分の姓と同じ人は家族や親戚以外、直接会った経験がない。少し気になって、二つの姓のルーツを調べてみた。 鈴木は和歌山県にたどり着き、白本の由来は熊本県にあるらしいと分かった。まさかオートレースの取材がこんな発見につながるとは思わなかった。折をみて現地を訪ねてみたい。 (浜松総局

  • 身近な環境問題展示 浜松・イオン市野で9月4日まで

     浜松市東区の商業施設「イオンモール浜松市野」は9月4日まで、SDGsをテーマにした企画展を施設2階の一角で開いている。地元の環境保全団体の取り組みや環境問題について紹介する。  海洋プラスチックなどのごみがウミガメに与える影響や浜名湖の親ウナギ放流事業、世界のクワガタを説明するパネルを設置した。缶や瓶を入れた水槽と魚が入ったきれいな水槽を比較し、海のごみ問題を視覚的に実感できるようにもした。  展示は浜名湖体験学習施設「ウォット」や市内を拠点とするNPO法人「サンクチュアリエヌピーオー」、磐田市の「竜洋昆虫自然観察公園」が協力している。  

  • インボイス制度のセミナー参加募る 浜松商議所、22、29日 

     浜松商工会議所(浜松市中区)は22、29の両日開くインボイス制度と改正電子帳簿保存法の対策セミナーの受講者を募集している。それぞれ定員を当初の定員50人から200人に拡大した。  同市の税理士石塚啓治さんが講師を務める。22日は事業者が消費税納税額を正確に計算するためのインボイス制度(2023年10月導入予定)、29日は電子取引における電子データ保存が求められる22年1月施行の改正電子帳簿保存法の概要や留意点を解説する。  両日とも午後3時半から5時半まで。ビデオ会議アプリ「Zoom」を活用する。希望者は同商議所のホームページから申し込む。  問い合わせは、同商議所<電053(452)111

  • 大河の活用いかに 浜松中心街の商店関係者が鎌倉視察

     浜松まちなかにぎわい協議会は3日、「鎌倉視察ツアー」を行った。浜松市中区の中心街の商店関係者ら22人が参加し、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を誘客に活用している神奈川県鎌倉市を訪ねた。来年放送の大河ドラマ「どうする家康」を中心街の活性化に生かす施策を探ろうと企画した。参加者は鎌倉商工会議所で、鎌倉小町商店会の今雅史会長らから説明を受けた。今会長は、クラウドファンディングで資金を集め、9月に実施計画を立てるデジタルスタンプラリーを紹介した。「観光客はコロナの感染状況に敏感。客を分散させつつ商店街を盛り上げる狙いがある」と説明した。  鎌倉市はコロナ禍前、毎年2千万人の観光客が訪れていたが

  • 宮嶋さん、影山さん優秀賞 わたしの主張 浜松市大会

     浜松市教委は5日、中学生世代の意見発表会「わたしの主張」市大会の表彰式を同市中区の市教委で開いた。優秀賞は江南中3年宮嶋羅布茉(らふま)さんと与進中3年影山夏希さん。27日の静岡県大会に出場する。  市大会は4301人の応募があった。宮嶋さんは母親がインドネシア人だが、日本で生まれ育った。外見で外国人扱いされることへの違和感を訴えながら、真の共生社会を考えた。影山さんは修学旅行先の旅館で大量の食べ残しが廃棄される現状を目の当たりにし、フードロス対策の重要性を考察した。  優良賞は次の通り。  中津留美来(篠原中3)内山紗良(高台中3)井上月(静大付属浜松中3)熊谷采音(開成中3)宗賀俐旺(神

  • 脳の部位別役割は 浜松医大が児童に講座

     浜松医科大(浜松市東区)の次世代創造医工情報教育センターはこのほど、小学4~6生対象の講座「学ぼう脳のしくみ やってみよう新しいアイデアのひらめき」を同大で開いた。  市内の児童9人が、同大の教職員から脳の部位別の役割や情報伝達の様子をはじめ、脳の働きを模した人工知能(AI)の仕組みなどを学んだ。普段目にする機会の少ない、研究用のCTやMRIといった高度な機器も見学した。  参加者の酒井悠大君(積志小6年)は「人の体と脳がつながって動いていることがよく分かった」と話した。  講座は同大の社会貢献事業の一環で、初めて実施した。

  • 風力発電事業の環境影響は 企業が天竜で説明会

     浜松市天竜区佐久間町、龍山町の山中で「ウインドパーク天竜風力発電事業」(仮称)を計画する中部電力子会社シーテック(名古屋市)は3日、同事業の環境影響評価(アセスメント)準備書説明会を同区の龍山森林文化会館で開いた。住民35人が出席した。  シーテックは、環境影響評価に基づく調査の評価結果を報告した。騒音、粉じん、動物の生態系など計12項目を調査し、いずれも環境基準を下回るか、もしくは影響は小さいと予測される結果が出たと報告した。  参加した住民からは「表層水の水質は調査しているが、地下水の調査はしていないのか」などの質問が出た。同社担当者は「工事で地中に深く掘ることはなく(地下水の)影響はな

  • 水難事故防止へ啓発 浜松と湖西

     静岡県や消防、県警などでつくる「県水難事故防止対策協議会」はこのほど、水辺や海岸などの遊泳者、釣り人に水難事故防止を呼びかける啓発活動を浜松、湖西両市の浜名湖周辺などで実施した。  浜松市西区の弁天島海浜公園では県職員らがのぼり旗を掲げ、海水浴に訪れた家族連れに「水の事故が増えているので気をつけて」と注意を促した=写真=。  同協議会によると、県内の1~7月の水難事故発生件数は前年同期比3件増の28件で、死者・行方不明者は12人に上っている。7月31日には同市天竜区の阿多古川で男児が溺れ、死亡する事故が発生したことから、同協議会は14日に現場周辺でも啓発活動を行う。  県西部地域局危機管理課

  • 文化財保護にサポーター制度 浜松市審議会

     浜松市文化財保護審議会(会長・片桐弥生静岡文化芸術大教授)は5日、本年度初会合を市役所で開いた。市は本年度事業として、文化財保護の担い手を育成する目的で「文化財サポーター制度」をスタートすることを報告した。  同制度は高校生世代以上で文化財に関心を持つ人が自ら登録し、市の文化財保護活動にボランティアとして協力する事業。市は10月ごろから募集を開始し、12月から文化財保護に関するガイダンス講座などを開催する。  本年度はこのほか、いずれも国指定史跡の蜆塚遺跡(中区)と二俣城跡・鳥羽山城跡(天竜区)の整備に向けた作業も継続する。

  • 2023年春新設の福祉科紹介 天竜高、中3対象の体験入学

     天竜高(浜松市天竜区)は5日、中学3年生を対象にした1日体験入学を開いた。来年度新設される福祉科の会場には計26人が参加。同科の特色について、実技と座学で理解を深めた。  福祉科では、3年間で福祉の専門知識を学び、介護福祉士の資格取得を目指すカリキュラムを実施する。本県公立校では4校目の開設となる。  同科の説明会場には地元の社会福祉法人天竜厚生会に勤める卒業生や職員も参加。生徒は、要介護者を移動するリフトや立ち上がり補助機などの「介護ロボ」を使った体験学習のほか、履修内容についての説明を受けた。  福祉科新設には、高齢化が進む天竜地区の福祉関係者からも注目が集まっている。天竜厚生会の木藤祐

  • 屋外広告物の管理テーマ 浜松で講習会

     浜松市は4日、屋外広告物の適切な設置や安全な管理の方法を解説する講習会を同市中区のサーラシティ浜松で開いた。  県内の広告業者や広告主ら約50人が参加した。講師の県広告美術業協同組合の守屋一輝副理事長は、外観に問題がないように見える看板でも鉄骨などが腐食し、危険な状態になっている事例を紹介。法令順守や定期的な点検、適切な改修や撤去を徹底することで「景観と安全の両方を守り、より住みよい環境にしていくべき」と述べた。  屋外広告物関連の各種法令や施工方法に関する説明もあった。

  • 「鉄印」天浜線が独自路線で好調 社長直筆、限定もの多彩に

     全国40社の第三セクター鉄道が合同企画した鉄道版の御朱印「鉄印」の発売から2年がたち、ファン層を広げている。新型コロナウイルス禍で地方路線が厳しい経営を強いられる中、新たな集客アイテムに育ちつつある。社長直筆などの独自路線を展開する天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は、昨年度の売り上げ全国1位を記録。リピーター獲得を目指す販売戦略で人気を集めている。  7月中旬、アイドルグループAKB48の岩立沙穂さんが同区二俣町の天竜二俣駅を訪れた。目当ては松井宜正社長直筆の鉄印。駅弁旅のウェブ連載の取材で天浜線に乗車し、本人の希望で立ち寄った。自前の鉄印帳に松井社長が書き込む様子を見つめ、「やっぱり直筆は特

  • 国1浜松バイパス立体化 橋脚工事、8月中旬から地質調査

     国土交通省浜松河川国道事務所は8月中旬から、浜松市南区の国道1号浜松バイパス立体化区間で、橋脚設置工事の設計に向けた地質調査を始める。現バイパスの中央分離帯で支持層を探るボーリングを行う。交通への影響は及ぼさない。  事業区間の長鶴―中田島間6・4キロのうち立体化するのは飯田町―芳川町間の2・6キロで、40本程度の橋脚を建てる予定。ボーリングは数年を要し、本年度は12月中旬までに13本分実施する。本年度はほかに予備設計と、平面のまま6車線に拡幅する区間の交差点設計に着手する。  浜松バイパスの改良は国が本年度、新規事業として取り組み始めた。完成時期は未定。信号が連続する区間の立体化などで、南

  • 溺れた姉妹、連携で救助 大学生7人に署長感謝状 天竜署

     天竜署は4日、先月23日に浜松市天竜区石神の阿多古川で溺れた女児2人を救助したとして、男子大学生7人に署長感謝状を贈呈した。7人は中京大(名古屋市)のサークル仲間で、川遊びに訪れた際、溺れていた姉妹を協力して助けた。  先月23日午後2時半ごろ、水遊びをしていた女子児童(8)が流されたサンダルを追いかけ、川の深みにはまった。助けようとした中学生の姉(13)も溺れたところを、近くにいた栗岩諒さん(21)=名古屋市天白区=が助けに入った。  間もなく増田裕斗さん(21)=同市瑞穂区=も救助に加わり、他の5人は浮輪を投げ入れるなどして手助けした。同署によると、現場は水深約2メートルで、大人でも足が

  • ジャンボ落花生 出来良好 JAとぴあ浜松が目ぞろい会

     JAとぴあ浜松(浜松市東区)は4日、同市西区の西地区支店で、ジャンボ落花生の目ぞろい会を開いた。生産者や市場関係者、JA職員約20人が出荷の最盛期に向け、出荷規格の確認を行った。  管内で栽培されているジャンボ落花生は9割が「おおまさかり」という品種で、残りは「ジェンキンス」という品種。一般的な落花生と比べ約1・5~2倍の大きさで実が柔らかく、塩ゆでして食べるとおいしいという。今年も出来は良く、出荷のピークは8~9月で、10月ごろまで出荷を見込んでいる。

  • 将棋・女子団体、日大三島準V 全国高総文祭、放送は静岡県内2校優秀賞 

     都内で開催された第46回全国高校総合文化祭「とうきょう総文2022」は最終日の4日、将棋部門女子団体戦で日大三島が準優勝した。放送部門は静岡大成と浜松市立が優秀賞に輝いた。  将棋の日大三島(3年萩本夏々彩さん、3年甲斐千尋さん、1年佐々木香歩さん)は、2002年の初優勝以来20年ぶりの頂点を目指したが、決勝で関西大倉(大阪府)に敗れた。萩本主将は「卒業生や地元の方々、プロの先生たちの指導で、チーム一丸となって勝ち抜くことができた」。ただ、優勝を目指していただけに悔しさもにじませた。同校によると、準優勝は04年以来2回目。  男子団体は静岡(3年高島康太さん、1年武田華成さん、2年山田志蕗さ

  • 展示拡充、浜松ジオラマファクトリー 改装オープン ザザ西館1階へ

     浜松市中区のザザシティ浜松西館の「浜松ジオラマファクトリー」は4日、リニューアルオープンした。手狭だった2階から1階に移転し、展示スペースと展示作品を拡充した。  衣料品店が入っていたテナントを改装し、延べ床面積約115平方メートルと従来の約1・5倍を確保した。展示数は20点ほど増やし、同区の情景作家山田卓司さん(62)の作品約60点や、浜松ジオラマグランプリなどコンテストの上位作品を展示する。山田さんはリニューアルに合わせ、自らのジオラマ制作の風景を6分の1スケールで表現した「家族」や、かつて市内に存在した手動式の踏み切りをモデルにした作品などを出展した。  施設はNPO法人はままつ未来会

  • 大径木対応製材機 フジイチ(浜松市天竜区) 芯去り材注力、効率向上【静岡ものづくり最前線】

     昨年冬に導入した新製材機で大径木の加工効率を上げ、天然乾燥の芯去り材の増産に力を入れている。芯を除き製材することで、1本の木から2本の柱や梁(はり)材が取れる。新たな木材利用を提案し、ウッドショックや産地の課題にも対応できる林業経営を進めている。  天竜では標準伐期を過ぎた人工林が8割を超え、木材の大径化が進む。ただ、直径40センチを超える木材の需要は乏しく、製材の工夫と新たな商品開発が業界の課題となっている。  植林から製材までを手掛ける強みを生かし、地域林業の課題解決に向けた取り組みを主導する同社。石野秀一社長は「これからも木はどんどん太くなる。山に合わせた製材をしていかなくては」と語る

  • 磐田・東部幼稚園民営化 聖隷事業団が運営断念

     磐田市は4日の市議会議員懇談会で、民営化を予定している市立東部幼稚園(同市東貝塚)について、移管先に決まっていた聖隷福祉事業団(浜松市中区)が運営を断念したと明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻や新型コロナウイルス禍による建設資材の価格高騰で、園舎の建て替えが困難になったためという。同園の民営化は少なくとも1年は遅れる見通しとなった。  同園の民営化を巡っては、市が2018年に公募で同事業団を運営法人に選定した。24年4月の運営移管に向けた協定書を21年12月に締結したが、今年6月下旬に事業団側から協定書取り下げの申し出書が提出された。  市幼稚園保育園課によると、同事業団は民営化に合わせて

  • 空自広報館休館 空調設備が故障 浜松

     航空自衛隊浜松広報館「エアーパーク」(浜松市西区)は4日までに、館内の空調設備が故障したため、当面の間、休館することを決めた。再開時期は未定。  同館によると、3日午前に展示ゾーンを含む館内の温度調節が困難になった。来館者の健康に配慮して同日午後から臨時休館した。今後は気温の変化や修理の進展を踏まえ、再開時期を決めるという。

  • 中部ブロック、サギ電話警報 静岡県警

     静岡県警は4日、中部ブロック(清水、静岡中央、静岡南各署管内)と浜松北ブロック(天竜、細江両署管内)にサギ電話の多発警報を、中東遠ブロック(菊川、掛川、袋井各署管内)に注意報をそれぞれ発令した。期間は警報が10日まで、注意報は6日まで。  親族や警察官、市役所職員をかたった特殊詐欺被害が多発する恐れがあり、各署員がパトロールやATM付近での警戒を強めて被害の未然防止を図る。  県警生活安全企画課によると、3日、静岡市内で計29件の不審電話を確認。親族を名乗って「荷物をなくした」「電車で携帯電話を落とした」として、現金などを要求する内容が23件と最多だった。  掛川市や菊川市などで同日、市役所

  • 夜の動物を観察 毎週土曜はナイトズー 浜松市動物園

     浜松市動物園は8月の毎週土曜(6、13、20、27日)夜、「ナイトズー2022」を同園で開催する。午後8時半まで開園時間を延長し、動物の夜の様子を観察できる。  夜間のトラやライオン、キリンの迫力ある姿を観察できる。日中はあまり動かないビーバーやヤマアラシも、夜間には活発に動きだすという。  入園は午後8時までで、料金は高校生以上410円。  問い合わせは同園<電053(487)1122>へ。

  • 若手医師の静岡県内研修増へ 浜松・中区で合同説明会 特色PR

     若手医師の静岡県内での研修増加を目指し、県と県病院協会はこのほど、医師の臨床・専門研修を受け入れている病院による合同説明会を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。  県内の20以上の病院が出展し、各病院に勤務する若手医師らが研修の特色や指導内容などをPRした。会場には県内外の医学生や臨床研修医約60人が訪れ、説明に聞き入った。  県の医学修学研修資金を利用している医学生と、本県の地域医療の魅力を発信する「ふじのくに次世代医師リクルーター」らの意見交換会もあった。医学生は「将来は医師少数区域で勤務したい」「大学病院で研さんを積み、腕を磨きたい」などと抱負を述べ、先輩医師からキャリア形成について

  • 天竜、細江両署管内に警報 サギ電話多発で県警 中東遠は注意報発令

     静岡県警は4日、中部ブロック(清水、静岡中央、静岡南各署管内)と浜松北ブロック(天竜、細江両署管内)にサギ電話の多発警報を、中東遠ブロック(菊川、掛川、袋井各署管内)に注意報をそれぞれ発令した。期間は警報が10日まで、注意報は6日まで。  親族や警察官、市役所職員をかたった特殊詐欺被害が多発する恐れがあり、各署員がパトロールやATM付近での警戒を強めて被害の未然防止を図る。  県警生活安全企画課によると、3日、静岡市内で計29件の不審電話を確認。親族を名乗って「荷物をなくした」「電車で携帯電話を落とした」として、現金などを要求する内容が23件と最多だった。  掛川市や菊川市などで同日、市役所

  • 水難救助の手順確認 浜名湖で合同訓練 浜松西など3署

     浜松西、細江、湖西の3署は4日、水難事故や災害発生時の人命救助手順を確認する合同訓練を、浜松市西区舘山寺町の浜名湖内浦湾で実施した。  3署員計12人が参加した。風水害で水没した住宅街に住民が取り残されたとの想定。浸水域と想定した浅瀬に救助用ゴムボートで近づき、住民役の署員にライフジャケットを着させて救助した。溺れた人や故障船を想定した訓練も行い、水上バイクや警備艇「かつら」が連携して湖上での救助に当たった。  浜松西署の土屋純一地域課長は「レジャーの際には、ルールを守って楽しんでほしい」と呼び掛けた。

  • 難関の基本情報技術者試験 浜松城北工高生3人合格

     浜松市中区の浜松城北工高電子科2年の金子晃さん(16)、服部好貴さん(16)、宮嶋侑睦さん(17)がこのほど、合格率2~3割という情報処理の国家試験「基本情報技術者試験」に合格した。  ITエンジニアを目指す上での登竜門とされる試験で、プログラミングや情報セキュリティーなど多様な知識が求められる。コンピューター部に所属する3人は過去の試験問題などに取り組み、分からない時は一緒に議論するなどして理解を深めた。  3人は「範囲が広く勉強が大変だった」と難関突破の喜びを分かち合いながら、「まだスタートライン。これからも協力し合って次の応用試験に合格したい」と声をそろえた。森下博正顧問は「2年生が春

  • 「スローロード」の風景写真を募集 浜松いわた信金など

     浜松市の駅南スローロード推進委員会と浜松いわた信用金庫駅南支店、同本町支店は31日まで、「駅南エリア・スローロードフォトコンテスト」をウェブ上で開いている。作品を募集している。  JR浜松駅南側の砂山町から新川、馬込川沿いに中田島へ続く道は、自然に恵まれ個性的な食品店や飲食店も点在し、散策に最適。高竜土地区画整理事業の完了を機に、地域住民が「スローロード」と名付けてPRに取り組んでいる。  参加希望者は沿道で撮影した風景やおすすめ店舗などの写真を、インスタグラムにハッシュタグ「#駅南スローロード」を付けて投稿する。上位入賞者にはチェキカメラやステーキ肉などを贈る。問い合わせは同金庫駅南支店<

  • 浜松・佐久間ダム 発電学ぶ 親子26人、施設の規模に驚き

     浜松市は3日、「夏休みエネルギー体験ツアー」を開いた。参加した市内の親子12組26人は、同市天竜区の佐久間ダムの関連施設を見学し、ダムの役割を学んだ。  親子は佐久間ダムと佐久間電力館を訪れ、ダムの水力発電の仕組みや水害防止に貢献していることなどを学んだ。ダムでは下流部にエレベーターで移動し、高さ155・5メートルのコンクリート施設を一望した。参加者は施設の大きさに驚きつつ、記念写真を撮ったりして楽しんでいた。  初めて訪れた市立中部小6年の間瀬悠太朗君(12)は「迫力がすごかった。もっといろんなエネルギーの施設を見たくなった」と好奇心にあふれていた。  ツアーは、市内に22施設ある関連施

  • SDGs啓発へ連携 遠州信金と保険3社

     遠州信用金庫は2日、保険会社3社とSDGs(持続可能な開発目標)に関する包括連携協定を締結した。  あいおいニッセイ同和損害保険、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険とそれぞれ結んだ。SDGsの情報発信や普及啓発をはじめ、温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの取り組みや健康経営の推進などで連携する。  調印式を浜松市中区の同信金本店で開き、あいおいニッセイ同和損害保険の戸田成俊専務ら3社の関係者と、同信金の守田泰男理事長らが出席した。守田理事長は「協定を地域貢献につなげたい」と述べた。  (浜松総局・白本俊樹)

  • 動物をテーマに世界の180点紹介 浜松市楽器博物館

     浜松市中区の市楽器博物館でこのほど、特別展「発見! 楽器の動物園」(静岡新聞社・静岡放送後援)が始まった。動物をテーマにした世界中の楽器を集めた。12月13日まで。  クジャクをかたどったインドの弦楽器や、馬の彫刻が施されたモンゴルの馬頭琴をはじめ、象やカメ、想像上の竜などがデザインされた世界各地の約180点を展示している。動物を素材にした楽器を紹介するコーナーでは、アルマジロの甲羅を使った南米の弦楽器「チャランゴ」や、パプアニューギニアの太鼓「クンドゥ」に用いられるトカゲの皮などに触れることができる。  同館職員の八樹優月さんは「楽器を通して人と動物の関係や文化に触れてほしい」と話した。

  • 空自浜松広報館エアーパーク 当面の間休館 空調設備が故障

     航空自衛隊浜松広報館「エアーパーク」(浜松市西区)は4日までに、館内の空調設備が故障したため、当面の間、休館することを決めた。再開時期は未定。  同館によると、3日午前に展示ゾーンを含む館内の温度調節が困難になった。来館者の健康に配慮して同日午後から臨時休館した。今後は気温の変化や修理の進展を踏まえ、再開時期を決めるという。

  • 黄緑のハト 湖畔彩る 浜松・村櫛海岸

     浜名湖岸の森林から、黄緑色をしたハトの群れが水辺に向かって飛び立った。浜松市西区の村櫛海岸に飛来したハト科のアオバトが、真夏の湖畔の風景に彩りを添えている。  7月29日午前、湖面の上空を20羽ほどの群れが何度も旋回し、周囲の安全を確認してから湖岸の岩礁に降り立ち、汽水を飲む様子が見られた。  アオバトが海水を飲むのは、塩分やミネラルを摂取するためと言われているが、解明されていない。体長約30センチで、主に広葉樹林に生息し、山奥で繁殖する。雄の肩羽はぶどう色をしている。

  • 「焼きプリン」新たな名物へ 焼津さかなセンターに専門店

     焼津市八楠の焼津さかなセンターでプリン専門店「焼津プリン商店」が5日から営業を始める。同センターから「地元の人にも愛される名物を作ってほしい」という要望を受けて、浜名湖グルメパーク(浜松市西区)が出店を決定。試行錯誤の末に、焼津の地名にちなんで「焼きプリン」を主力商品に据えた。  商品は焼きプリンのほかに、県産の高級抹茶を使用した「抹茶プリン」、県産みかんをそのままトッピングした「みかんプリン」、昔ながらの食感を楽しめる「レトロプリン」を販売する。1日数量限定商品として、目の前でバーナーを使ってあぶり仕上げる「焼き焼きプリン」も用意している。  運営する浜名湖グルメパークの宮近志一社長は「メ

  • こども食堂支援にクラウドファンディング 浜松市、10月末まで

     浜松市は10月31日まで、子ども食堂や学習支援教室を運営する団体の活動費、新規立ち上げ費用を補助するため、個人から寄付を募るクラウドファンディング(CF)を実施している。目標額は150万円。  ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」の「ガバメントクラウドファンディング」で受け付ける。返礼品はないが、税金控除の対象になる。集まった寄付金は市子どもの居場所づくり助成事業費補助金に充当し、各団体に交付する。  市子育て支援課によると、コロナ禍と物価高騰で困窮する家庭が増え、食事提供や学習支援に対するニーズは高まっているものの、会食から弁当配布への切り替えによるコスト増、運営資金の確保に悩む

  • 阿多古川で合同巡視 浜松市、死亡事故受け注意喚起

     浜松市は3日、河川合同巡視を同市天竜区の阿多古川で実施し、水辺のレジャー利用者に水難事故の注意やマナー徹底を呼び掛けた。市、天竜署、阿多古川環境保全協議会の16人が啓発活動に取り組んだ。  参加者は、7月31日に男児(11)が溺れて翌日亡くなる事故が発生した平田大橋下と坂之脇橋下の河川2カ所を巡回した。署員は利用客に川遊びの注意点をまとめたチラシを渡し、「水が深いところには入らないように」と声をかけていた。  同署管内では、7月中に2件計3人の水難事故が発生し、いずれも川遊び中の小学生が事故に遭った。  清水観地域課長は「雨が降った数日後は川の水量が増え、危険な可能性が高い。川の勢いが強いと

  • トッププロが間近で指導 管楽器アカデミー初企画 浜松

     「第28回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル」(浜松市、ヤマハなど主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は3日、国内最上級の演奏家による吹奏楽部指導講座を浜松市浜北区のなゆた・浜北で開いた。積志中と市立高が、前日のコンサートの出演者たちから指導を受けた。  全体演奏を披露した後、パートごとに間近で教えを請うた。市立高のフルート担当の生徒は、東京佼成ウインドオーケストラ所属の前田綾子さんに細かな息づかいや演奏の心構えについて助言を受けた。目を輝かせてアドバイスを聞き、繰り返し楽器を奏でて技術の向上に努めた。  講座はコロナ禍で活動の制約を受ける吹奏楽部生徒に、トップレベル奏者との交流を通じて

  • 洋上風力発電視野 遠州灘で海洋調査 都内企業、8月末まで

     洋上風力専業のベンチャー「インフラックス」(東京都)は浜松市沖の遠州灘で、海洋調査を進めている。洋上風力発電を視野に入れた約2カ月間の調査で、8月末までを予定する。  調査は地元2漁協の了承を得た上で、シラス漁などの時間を避けて7月から開始した。計画面積は浜松、磐田両市境の天竜川河口沖から浜名湖の今切口沖まで約2万1千ヘクタールのエリア。漁船に設置したマルチビーム測深器による洋上からの深浅調査に加え、サイドスキャンソナーを使った砂、岩など海底面の画像を取得する。  8月からは1隻増やし、2隻体制に拡大した。取得したデータは鳥瞰(ちょうかん)図に落とし込み、事業可能性の判断に生かす。  政府は

  • アカウミガメふ化 浜松のNPO、今夏初確認

     遠州灘海岸の保全活動に取り組む浜松市南区のNPO法人「サンクチュアリエヌピーオー」は3日、保護しているアカウミガメの卵のふ化を今夏初めて確認した。同日、海岸に設置している保護柵近くの波打ち際で、保護調査員らが海に向けて子ガメを放流した。  磐田市福田の海岸に5月28日に産み落とされた119個のうち、39匹がふ化した。平均で体長約7センチ、体重約15グラム。同NPOの馬塚晴之事業部長(75)によると、ふ化は例年よりやや早いという。  3日午後、放流された子ガメは懸命に砂浜をはって進み、波の中へ入っていった。太平洋を横断し、親ガメとして戻ってくるのは約20年後とみられる。  絶滅が危ぶまれるアカ

  • 21年度貸付額、2年ぶり増 地方公共団体向け財政融資

     東海財務局静岡財務事務所が3日公表した静岡県内地方公共団体向け財政融資資金の貸付状況によると、2021年度の貸付額は20年度比16・4%増の702億円と2年ぶりに増加した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う税収減を補うため、臨時財政対策債が増えたのが主因。貸付額が700億円を超えたのは13年度以来で8年ぶり。  貸付額全体に占める割合は臨時財政対策債が41・8%と最も高く、293億円だった。次いで上下水道などの生活環境整備が21・8%の152億円、公共施設耐震化などの国土保全災害復旧は14・1%の98億円。  団体別で貸付額が最大は浜松市の121億円。静岡市76億円、磐田市40億円、掛川市39

  • 全国高校総体(3日)競技結果まとめ

     全国高校総合体育大会(インターハイ)は3日、四国で行われ、陸上男子400メートルで中道大貴(東海大翔洋)が48秒01の4位、長葭遥斗(浜松開誠館)が48秒53の6位でそれぞれ入賞した。男子1500メートルの杉浦柊人(藤枝明誠)は3分50秒93で予選4組2着に入り、4日の決勝に進んだ。女子400メートルは、いずれも2年生の臼井千晴(静岡雙葉)、磯貝唯菜(浜松市立)、西村海琴(浜松西)が予選を通過したが準決勝で敗退した。レスリング男子個人は、51キロ級の菊地優太(飛龍)、55キロ級の勝目大翔(飛龍)、125キロ級の丸山政陽(沼津城北)が4日の準々決勝に進出した。60キロ級の秋山大和(焼津水産)ら

  • 中道(東海大翔洋)4位 長葭(浜松開誠館)6位 全国高校総体・陸上男子400

     【男子】  ▽400メートル決勝 ①冨永湧平(福岡・東福岡)47秒01②林(大阪・大塚)47秒23③原田真(群馬・東農大二)47秒97④中道大貴(東海大翔洋)48秒01⑥長葭遥斗(浜松開誠館)48秒53  ▽ハンマー投げ決勝 ①秋山玲二郎(香川・四国学院大香川西)66メートル23=大会新②山口(兵庫・社)66メートル08③日渡(栃木・真岡)60メートル97  【女子】  ▽400メートル決勝 ①児島柚月(京都・西京)54秒04②中尾(兵庫・園田学園)55秒20③山内(埼玉・大宮東)55秒26  ▽ハンマー投げ決勝 ①三村啓恵(福井・敦賀)53メートル82②佐野(島根・松江工)53メートル0

  • 浜松の小中でいじめ被害 市教委謝罪、公開も

     浜松市の女性(18)が小中学校時代にいじめを受け、当時の学校や市教委の対応が不適切だったと再調査委に指摘された問題で、市教委が近く設ける女性への謝罪の場を、一部報道公開する方向で調整されていることが3日までに、関係者への取材で分かった。  関係者によると、市教委は8月下旬に市役所で女性や家族に直接謝罪する予定で、市教委と家族が方法を協議している。このうち、今の宮崎正教育長や市教委幹部による謝罪は公開で実施することを検討している。同じ日程で調整している当時の中学校長や教員らの謝罪については非公開とする見通しという。  女性は心に傷を負って現在も通院中で、家族が回復に向けた一歩となるよう、市教委

  • 3個人6団体、共同参画貢献 知事褒賞授与式

     静岡県は3日、県が条例で定めた男女共同参画の日(7月30日)に合わせ、県内の3個人6団体に知事褒賞を贈った。女性の活躍推進や子育て支援、働きやすい環境づくりなどに取り組んだ功績をたたえ、県庁で授与式を行った。  受賞したのは静岡女性史研究会の大塚佐枝美代表(静岡市葵区)や県人権擁護委員連合会の仁科恵子理事(函南町)、浜北女性の会(浜松市浜北区)など。授与式では川勝平太知事が褒状を手渡し、「皆さんの活躍が県の模範になっている」とたたえた。  県の男女共同参画の日は、1876年7月30日に浜松県公選民会の代議人選挙で島田市の女性が初めて投票権を行使したことを記念して制定された。  そのほかの受賞

  • 片桐君、石川さん知事賞 水の週間作文 入賞の小中生表彰

     静岡県は3日、水の大切さをテーマに県内小中学生から作文を募った「水の週間記念作文コンクール」の表彰式を県庁で開いた。最優秀賞に当たる知事賞には浜松市立光明小2年の片桐悠佑君と不二聖心女子学院中2年の石川怜奈さんの2作品を選んだ。  8月第1週の「水の週間」にちなんで企画し、今年で45回目。13校262人が寄せた作品の中から、知事賞をはじめ入賞作10点を決めた。  片桐君は、魚の気持ちに思いを巡らせながら、川の水を守るために自分ができることを考えた。石川さんは地元で進む都市開発を取り上げ、身近な自然を守るにはどうするべきか、さまざまな視点から考察した。  高畑英治くらし・環境部長が「これからも

  • 地域住民とアーティストの交流促進 12団体が38人受け入れ

     静岡県民の創造活動を支援する組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」は、地域住民とアーティストの出会いと交流を促進する取り組み「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」に参加するアーティストと受け入れ団体を発表した。  MAWは2021年度に続く2回目。8月上旬から11月中旬まで県内外38人のアーティストが順次、県内に拠点を置く12団体の活動エリアに4~7日間滞在し、フィールドワークや地域住民との意見交換会を行う。  アーティストに各地域の魅力発信や新しいプロジェクトの創出を担ってもらい、地域の未来につなげるのが狙い。5月下旬から7月上旬までそれぞれ募集し、23都府県の121人、13団体

  • どうする地域振興 大河活用策を検討 遠州広域行政会議

     大井川以西の県中西部8市1町でつくる遠州広域行政推進会議の会合が3日、湖西市の西部地域センターで開かれた。2023年放送予定のNHK大河ドラマ「どうする家康」を生かした地域活性化策について検討し、広域連携の重要性を確認した。  浜松市の観光・シティプロモーション課の担当者が、家康との関わりをPRする観光振興事業などを紹介した。同市を中心として進めている遠州の広域連携事業では、ゆかりの地を紹介するデジタルマップの制作や、デジタルスタンプラリーの開催案を説明した。  出席者からは「ドラマ開始に間に合うように観光施設の修繕を行っている」「市内では家康を身近な存在と感じていない人も多い。まずは市内に

  • 教職の魅力、高校生に発信 静岡大と3教委 初連携で講座

     静岡大教育学部はこのほど、夏のオープンキャンパスに合わせ、若手教員が教職の魅力を高校生に伝える講座を静岡市駿河区の同大で開いた。教員志望者を増やそうと県教委、静岡、浜松両市教委と初めて連携し、県内の小中学校と特別支援学校に勤務する20代の教員3人が、仕事内容とやりがいを語った。  川根本町立中川根南部小の宮島大樹教諭、静岡市立玉川小中の片井みのり教諭、県立清水特別支援学校の良知史織教諭が講師を務めた。宮島教諭は子どもの成長に関わることを教職の魅力に挙げ、「教育実習で子どもたちの笑顔を見た経験が教師を目指す決め手になった」と語った。  片井教諭は「責任が重い仕事だが、学校現場は『ありがとう』の

  • 日米教員、浜松で交流 持続可能な教育へ 「注染そめ」浴衣体験も

     日米両国の小・中・高校の教員が持続可能な地域づくりの実践事例などを視察し、意見交換する交流プログラムの一環として「浜松ツアー」(日米教育委員会、JTB主催)が3日、浜松市内で始まった。4日までの日程で市内の企業や学校を訪問し、交流を図る。  両国で選抜された教員各10人が参加している。3日夜は同市中区のオークラアクトシティホテル浜松を訪れ、地場産業「浜松注染そめ」の浴衣の着用を体験した。鮮やかな色柄と優しい肌触りが魅力の浴衣を身に着け、日本の伝統文化の一端を楽しんだ。  4日は同区の浜松学芸高を訪問し、地元企業と共同で進める生徒の探求活動や、同区の二橋染工場で注染そめの作業を見学する。  交

  • 初の全国大会「まず1勝」 女子ソフト・浜松フジターズが抱負

     9月に長野県で開催される第27回全日本レディースソフトボール大会に初出場する浜松市の社会人女子チーム「浜松フジターズ」の選手らが2日、市役所を訪れ、鈴木康友市長に意気込みを語った。  同チームは浜松、磐田、湖西各市に住む20~60代の23人が所属。年代だけでなく、会社員、主婦、学生と職業もさまざまで、「楽しみながら勝つ」を合い言葉に練習に励んでいる。13チームが出場した4月の県大会4試合は全て接戦を制し、創設44年で初めての全国切符を手にした。  市役所を訪れたのは監督兼選手の広野希代美さん(48)や主将の柴田枝里さん(47)ら9人。広野さんは「ソフトボールが好きな人が集まったチーム。伸び伸

  • 避難所の間仕切り設営 浜松江之島高生30人が体験 災害時、地域の力に

     浜松市南区の浜松江之島高は3日、防災教育の一環として、災害時の避難先でプライベート空間を確保するための避難所用パーティションの組み立て体験を行った。  生徒約30人が参加し家具製造のFPKナカタケ(焼津市)が製造する間仕切り「どこでもくーも」を組み立てた。同社社員の指導を受けながら、段ボールと木の再生材でできたパーツを使い、ブースを計六つ作り上げた。  企画した同校の木下真澄教諭は「本校は避難所には指定されていないが、生徒たちの自主防災力の向上を図るのが目的。万一、地域の皆さんが避難してきた際に貢献できるよう、準備しておきたい」と話した。  (浜松総局・北井寛人)

  • 引間城の椿姫伝説 歴史学者が紹介 浜松市中区で講演会

     浜松市中区の元城町自治会はこのほど、歴史学者の磯田道史・国際日本文化研究センター教授を招いた文化講演会を同区のホテルで開いた。磯田教授は現在の元城町東昭宮の場所にあった戦国時代の引間(引馬、曳馬)城にまつわる「椿姫伝説」を紹介し、同町周辺の住民約250人が聴講した。  椿姫伝説は、16世紀中頃に徳川家康の軍勢が城を攻めた際、城主だった飯尾連竜の妻、お田鶴の方(椿姫)が侍女と最後まで抵抗し討ち死にしたと伝えられている。磯田教授は史料を紹介しながら、飯尾側の家臣の人間関係や先行研究を踏まえて、伝説を考察した。  文化講演会は同自治会が数年に1回開催している。

  • 飾りコンテスト 装飾は実施へ 浜松七夕ゆかた祭り

     浜松七夕ゆかた祭り実行委員会は3日、新型コロナの影響で中止となった「第70回浜松七夕ゆかた祭り」について、七夕飾りコンテストと七夕飾り装飾は実施すると発表した。期間は5~7日で、会場は浜松市中区の中心商店街。  七夕飾りコンテストは、気に入った参画店舗の飾り付けをQRコードで投票すると、抽選で商品券などの商品が当たる企画を行う。ササ竹を用いた七夕飾り装飾はモール街、有楽街、砂山銀座などに50本を展示する。  問い合わせは同実行委員会<電053(452)1114>へ。

  • 避難所の間仕切り設営 浜松江之島高生30人が体験 災害時、地域の力に

     浜松市南区の浜松江之島高は3日、防災教育の一環として、災害時の避難先でプライベート空間を確保するための避難所用パーティションの組み立て体験を行った。  生徒約30人が参加し家具製造のFPKナカタケ(焼津市)が製造する間仕切り「どこでもくーも」を組み立てた。同社社員の指導を受けながら、段ボールと木の再生材でできたパーツを使い、ブースを計六つ作り上げた。  企画した同校の木下真澄教諭は「本校は避難所には指定されていないが、生徒たちの自主防災力の向上を図るのが目的。万一、地域の皆さんが避難してきた際に貢献できるよう、準備しておきたい」と話した。  (浜松総局・北井寛人)

  • 子どもに笑顔お届け! 浜松の放課後支援員・稲津さん 大病後「地域に恩返し」

     浜松市南区の放課後児童会支援員稲津達義さん(55)が、自費で収集したカードやボードゲームなどコンピューターを使わないアナログゲームを小学生や未就学児に楽しんでもらう取り組みを、市内を中心に続けている。新型コロナウイルスの影響で巣ごもり生活時の娯楽として注目されたこともあり、今夏も小学校や公共施設などをボランティアで回る。大病を患ってたどり着いた「地域への恩返し」は、子どもの笑顔が広がる街づくりに一役買っている。  7月下旬、同市浜北区のふれあい交流センター浜北。稲津さんは家族連れにボードやカードを使う遊びのルールを説明していた。木製の駒や円形の紙を、バランスを取りながら積み上げるフランス発の

  • 元浜北区長 知人女性の体触る 強制わいせつ容疑で逮捕

     浜北署は3日、強制わいせつの疑いで浜松市浜北区平口、アルバイトの男(73)を逮捕した。逮捕容疑は3月5日の日中、同市内の施設の建物内で、県西部に住む20代の知人女性の体を触るなどわいせつな行為をした疑い。関係者によると、容疑者は元浜北区長で、現在は浜北文化協会の会長を務めているという。

  • 釣り場ガイド 東部/中部/西部

     ■東部  熱海 7月30日はカマスやネンブツダイ、タカベ、アイゴ、スズメダイ、イシガキダイ、シイラなど。31日はカマスやタカベ、ネンブツダイ、コノシロ、小メジナ、ベラ、ウルメイワシ。  ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は日中はシロギスが釣れる。サビキ釣りは日が上がってしまうと釣果が出ないため、早朝や夕方が狙い目。カゴ釣りではソウダガツオも。  ▽伊東市静海町 稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 7月26日午前の沼津沖船釣りは25~30センチ超のマアジが多数。午後の船も20~30センチ超のマアジが多数。  ▽沼津港 

  • 遠州織物の魅力発信 「武襯衣」発売10年 販売減課題、戦略再考も

     静岡県と県繊維協会が西部の地場産品「遠州織物」を活用して開発、ブランド化した夏用衣類「武襯衣(むしゃ)」が発売10年を迎えた。綿や麻本来の風合いを生かした上質な質感など職人の高い生産技術の発信に貢献したとの見方がある一方、販売枚数は顕著な減少傾向。ブランドの継続には運営や販売戦略の再考が求められる。  男性夏用ウエアとして始動した武襯衣は、「サムライ」をコンセプトに扇子を納める専用ポケット(男性用限定)が付く。女性向けワンピースやシャツも登場し、若者イベント「TGC(東京ガールズコレクション)しずおか2019」への衣装提供を機に、女性作家らとのコラボレーションも活発化した。ラインアップはバッ

  • 沖田化成が新工場 生産能力2割増へ 浜松の本社工場隣接地

     自動車部品などプラスチック射出成形加工の沖田化成(浜松市南区)はこのほど、本社工場隣接地に新工場を建設し、稼働した。投資額は約9億5千万円。増産要請に対応可能な態勢を整え、2025年までに生産能力を現行の2割増に引き上げる。  老朽化が進んだ同区内の長田工場を本社隣接地に移転集約した。用地を購入し、約5千平方メートルの敷地に一部2階建ての工場(延べ床面積約3680平方メートル)を整備した。  同社は自動車のシフトデバイスやハンドル内部の機構周辺の部品加工などを手掛ける。小型から大型まで多様な部品に対応する射出成形機を新工場を中心に追加や更新を含め59台備える。同社は「将来の事業承継を見据え、

  • まるでシラサギ? サギソウ見頃 浜松市浜北区・県立森林公園

     シラサギが羽を広げ、飛んでいるような形をした小さな花が風に揺れる。浜松市浜北区の県立森林公園スポーツ広場付近の湿地で、ラン科の多年草「サギソウ」が見頃を迎えている。  日当たりの良い湿地に生育し、高さ20~50センチに伸びた茎の先に3センチほどの白い花を咲かせた。同園によると、10日ごろまでは観察できるという。  (浜松総局・二神亨)

  • スズキ部品製造の工場で火災 けが人なし 浜松市北区

     2日午後5時10分ごろ、浜松市北区都田町のスズキ部品製造から出火、工場内の設備などを焼いた。けが人はいなかった。細江署によると、「爆発音が聞こえた」と現場付近の住民から110番があった。市消防局には同社従業員から「工場内の機械から黒煙が出ている」と通報があり、同局と消防団の車両計15台が出動した。同署と同局が出火原因を調べている。  現場から北に約500メートルの公園にいた男子高校生は「発砲音のようなドンという大きな音が1回し、直後に工場の方から大量の黒煙が上がった」と話した。

  • タイ工場に新棟建設 ローランドDG

     ローランドDGは2日、タイ工場に新棟を建設すると発表した。工場敷地内の余剰地を利用する。生産能力の60%増強を図る。2023年4月の本格稼働を目指す。新棟は鉄骨1階建てで、延べ床面積5400平方メートル。工場全体では約54%増の1万5360平方メートルとなる。投資金額は約4億5600万円。従業員は現在の262人から約100人増員する見通し。  同社は国内との2拠点で展開していた量産機能を21年、タイ工場に集約した。需要拡大が見込まれる歯科技工所向けのデンタル加工機、小型インクジェットプリンターの生産に加え、本社で担っている一部業務の移管も検討している。  同社は7月、浜松市北区の本社を同区の

  • 管楽器の最高峰 浜松に アカデミー3年ぶり開幕

     「第28回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル」(浜松市、ヤマハなど主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が2日夜、アクトシティ浜松で開幕した。開催は3年ぶり。7日まで、国内トップアーティストらが若手演奏家への公開指導やコンサートを行う。  オープニングコンサートは、アカデミーで講師を務める同市出身のサクソフォン奏者須川展也さんや国際的なオーボエ奏者の吉井瑞穂さんのほか、国内トップレベルの演奏者らで編成した吹奏楽団が出演した。  コープランドの「市民のためのファンファーレ」では、金管楽器の重厚な音色を会場に響かせた。吹奏楽の名曲、リードの「アルメニアン・ダンス パート1」や、組曲「展覧会の絵

  • ビーチバレー「全国大会優勝目指す」 浜松城北工高生ら活躍誓う

     今月、ビーチバレーボールの全国大会に出場する浜松市の浜松城北工業高の1組2選手と浜西バレーボールクラブ所属の中学生2組4選手が2日、市役所に鈴木康友市長を訪ねて大舞台での活躍を誓った。  浜松城北工業高3年の尾林汰一、松沢圭佑組は7月に焼津市であった県大会で優勝し、9~11日に大阪府で開かれる「第21回全日本ビーチバレージュニア男子選手権大会」に挑む。既に9月の国体出場も決まっているという。  浜西バレーボールクラブの2組は20、21の両日、愛知県で行われる「第2回全国中学生ビーチバレーボール選手権大会」に出場。男子の金原康太(浜松西高中等部3)、西田光輝(入野3)組と女子の鈴木羽瑠花(南部

  • 食中毒防止へ、街頭啓発広報 浜松で市食品衛生協

     静岡県内に食中毒警報が発表された2日、浜松市食品衛生協会(加藤建士会長)は市民に食の安全を訴える「食中毒防止街頭キャンペーン」を中区の市ギャラリーモール・ソラモで実施した。  夏季の食品事故防止事業の一環。会員ら約60人がのぼり旗やポスターを掲げ、通行人に啓発品のごみ袋300セットを配布しながら、手洗いの励行など衛生面の徹底や食品の適切な管理を呼び掛けた。  加藤会長は「夏季は熱中症に目が行きがちだが、食中毒も増える時期。気を引き締め、注意してほしい」と強調した。

  • 静岡県立森林公園でクイズラリー 6、7日に浜松・浜北区

     静岡県立森林公園は6、7の両日午前10時~正午と午後1~3時、山の日(11日)を記念したクイズラリーのイベントを浜松市浜北区の同公園で開く。小学生以下の親子の参加を呼び掛けている。  バードピア浜北から木工体験館までの約400メートルを、同公園の標高、園内の木の樹齢など森や山にちなんだクイズに答えながら進む。ゴールした参加者には記念品として同館で作られた木製のコースターも贈られる。  問い合わせはバードピア浜北<電053(583)0443>へ。

  • 全国大会前に「模擬裁判」対戦 浜松北高生と富士見高

     「高校生模擬裁判選手権」の全国大会に出場する富士見高(富士市)と浜松北高(浜松市中区)の生徒が2日、壮行対戦をオンラインで実施し、大会に向けて互いの課題を確認した。  題材は、男性会社員が元交際相手の女性を脅迫した罪に問われているという架空の刑事裁判。富士見高が弁護側、浜松北高が検察側に立ち、証人尋問と被告人質問に臨んだ。  両校の生徒は、当事者らの関係性や脅迫文書の作成に他人が関与できた可能性など、論点を整理しながら主張を戦わせた。回答を誘導する恣意(しい)的な質問にならないよう、的確な証言の引き出し方に努めた。富士見高2年の川嶋沙和さん(16)は「(大会常連の)浜松北高の強みを分析し吸収

  • 歩行補助ロボ 実験参加者募集 5日から浜松・西区で実施

     浜松市の実証実験サポート事業の採択企業で、ロボットの開発・製造を手掛ける「AssistMotion(アシストモーション)」(長野県上田市)は、浜松市西区のはままつフラワーパークで5日から8日まで実施する歩行アシストロボットの実証実験の参加者を募集している。  ロボットは体に装着して使う。内蔵のモーターが動きを補助するため、日常の移動に困難を感じている人でも普段より少ない力で歩行が可能になり、足腰の負担が軽減できる。  実験は、各日午前10時から午後4時まで時間を区切って実施する。参加無料で予約優先。ロボット装着には身長、服装などの条件がある。申し込みは、同パークホームページか同社<電0268

  • 余剰食料品、市民から募る 浜松市役所に「フードボックス」

     浜松市は31日まで、経済的に困窮している家庭に食料品を配布する認定NPO法人「フードバンクふじのくに」(静岡市葵区)のフードドライブ事業に協力し、浜松市民から食料品を募る「フードボックス」を市役所に設置している。  対象は11月以降の日付の賞味期限が明記され、常温保存が可能で未開封の商品。レトルト食品や缶詰、即席麺、菓子などが好まれるという。酒やみりん、生鮮食品、介護用食品、サプリメント、もち米、水、砂糖、塩などは受け付け不可。  フードドライブは家庭や企業から余剰となっている食品を集め、配布する活動。浜松市内では市役所を含め31カ所にフードボックスがある。

  • 平岡さん(浜名中)最高賞 夏の絵画コンクール 浜松市中文連

     浜松市中学校文化連盟は7月31日、夏の絵画コンクールの表彰式を同市中区のクリエート浜松で行った。最高賞の市教育長賞を受賞した浜名中3年の平岡めいさんら25人を表彰した。  「校内の風景画」と「未来の浜松」の2部門に、市内約40校の生徒1174人が出品した。式では、宮崎正教育長らが受賞者に賞状と盾を贈った。平岡さんは「受賞を糧に、絵を描き続けたい」と喜びを語った。  毎年、浜松城公園で実施していた夏の写生大会が新型コロナの影響で中止となり、代替として3年前からコンクール形式で開催している。  そのほかの受賞者は次の通り。  【市美術館長賞】荒川美咲(湖東3)松野若奏(三方原3)神谷あかね(笠

  • 特別支援学校生370人の作品並ぶ 浜松・中区

     浜松市中区成子町の市福祉交流センターで5日まで、浜松特別支援学校(南区)と同校城北分校(中区)のアート展が開かれている。  両校の生徒約370人が個人や合同作品など計約130点を出品。弁当を入れるランチバッグや巾着袋など個性豊かな手作り品、風鈴やうちわを色鮮やかにデザインした夏らしい作品などが並ぶ。  浜松特別支援学校の榧下政美教頭は「子どもたちの豊かな発想と素直な性格が表れた作品の数々を楽しんでほしい」と話した。  同センターのリニューアルオープンを記念して企画された。

  • 浜松書道研究会 218人の力作展示 クリエート浜松

     浜松書道研究会の作品展「第34回書研展」が2日、同市中区のクリエート浜松で始まった。7日まで。  高校生以上の会員ら218人が1人1点ずつ出品した。書体やテーマは自由。「親」という漢字の「木の上に立って子を見守っている」という成り立ちを表現した作品など、作者が思い思いに書いた力作が並ぶ。作品に合わせた生け花も展示されている。  中沢皐揚会長(70)は「バラエティーに富んだ書を楽しんでもらいたい」と見どころを語った。

  • 蜆塚遺跡調査の歴史紹介 浜松・中区

     浜松市中区の市博物館で30日、同館横にある蜆塚遺跡の調査研究の歴史や今後の保存活用計画を紹介するテーマ展「史跡蜆塚遺跡の過去・現在・未来」が始まった。9月25日まで。  縄文時代の集落跡の蜆塚遺跡は明治時代から発掘調査が始まり、戦後は復元住居の建設や貝塚の保存が進められた。展示では調査の報告書や写真のほか、貝塚から採取されたシカやイノシシの骨、縄文土器、狩猟道具など集落での生活の様子がうかがえる出土品約20点が並ぶ。史跡としての景観向上や貝塚断面保存施設の再整備を盛り込んだ遺跡の今後の整備方針を紹介するパネルもある。

  • 詐欺被害防止で感謝状 浜松・天竜区

     特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、天竜署は2日、浜松いわた信用金庫水窪支店と同支店行員の大庭真さん(35)に感謝状を贈呈した。同支店で開いた贈呈式では、松本尚久署長が宮原秀明支店長(50)と大庭さんへ感謝状を手渡した。  同署などによると、大庭さんは7月27日、来店した女性から「140万円を振り込みたい」と相談を受けた。高額で振込先が個人宛てだったことに違和感を抱き、上司に相談して同署へ通報した。女性は、ノムラホームズのキムラと名乗る男らから「老人ホームの入居金を払え」などと要求されていた。  宮原支店長は「日頃から(来店者への)声かけを意識している。声かけを引き続き重視して被害の防止

  • 模擬裁判 全国大会へ 富士見高、浜松北高と壮行対戦

     「高校生模擬裁判選手権」の全国大会に出場する富士見高(富士市)と浜松北高(浜松市中区)の生徒が2日、壮行対戦をオンラインで実施し、大会に向けて互いの課題を確認した。  題材は、男性会社員が元交際相手の女性を脅迫した罪に問われているという架空の刑事裁判。富士見高が弁護側、浜松北高が検察側に立ち、証人尋問と被告人質問に臨んだ。  両校の生徒は、当事者らの関係性や脅迫文書の作成に他人が関与できた可能性など、論点を整理しながら主張を戦わせた。回答を誘導する恣意(しい)的な質問にならないよう、的確な証言の引き出し方に努めた。  富士見高2年の川嶋沙和さん(16)は「(大会常連の)浜松北高の強みを分析し

  • スズキ部品製造の工場で火災 浜松市北区

     浜松市消防局によると、2日午後5時10分ごろ、浜松市北区都田町のスズキ部品製造の工場から出火した。消防車14台が出動し、消火作業を進めている。

  • 工事事務所に侵入 投光器など盗んだ疑い 浜北署が男2人逮捕

     浜北署は2日、建造物侵入と窃盗の疑いで、いずれもブラジル国籍の愛知県豊橋市中野町字平北、建設作業員の男(36)と同市東幸町字大山、建設作業員の男(37)の両容疑者を再逮捕した。  2人の再逮捕容疑は4月中旬、磐田市の工事現場の仮設事務所に侵入し、ソーラーバッテリーや投光器など19点(226万円相当)を盗んだ疑い。2人は7月13日までに、浜松市浜北区の仮設事務所に侵入して工具を盗んだとして逮捕された。

  • 楽器博物館で展示品盗難 パプアニューギニア伝統品 浜松

     浜松市は2日、市楽器博物館(同市中区)で展示していたパプアニューギニアの伝統楽器「ラトル(通称ガラガラ)」が盗難被害に遭ったと発表した。施設の指定管理者の市文化振興財団が1日、浜松中央署に被害届を出した。  ラトルは大小二つの貝をひもで結びつけた楽器。市が1999年に購入した同国の楽器20点のうちの1点で、価格は9万9750円。同館地下1階の展示室で、テグスで固定した状態で展示していた。ケースには入っていなかったという。  7月29日夜に同館職員がなくなっていることに気づいた。28日午前に職員が付近で作業した時点ではあったとみられる。同館は今後、館内の盗難防止対策を強化する。

  • 浜松商高生考案ご当地グルメ 第2弾は「ラーメン」 しょうゆと「みかんパウダー」

     「加藤醤油」(浜松市中区)のしょうゆとJAみっかび(北区)の「みかんパウダー」を使い、浜松商高(中区)の生徒が新しいご当地グルメとして家庭で味わえる調理用ラーメン「浜松ラーメン」を商品開発した。JR浜松駅や新東名高速道浜松サービスエリア(SA)などで1日、販売を始めた。  同SAの新しい土産を探していた販売会社「スマイル-リンク」(豊橋市)が同校調査研究部に協力を依頼した新商品開発企画の第2弾。昨年は、地元のトリイソースを使った「浜松焼そば」を開発し、1年間で約5万食を売り上げた。  現在の2年生を中心に浜松のご当地グルメの特徴を調べ、B級グルメが親しまれていると分析。「好きな料理は何か」と

  • 高総文祭へ最終確認 静岡県内5校合同オケ「全員楽しむ」目標に

     西遠女子学園、静岡、清水東、清水南、清水西5高校の生徒84人でつくる「静岡県合同オーケストラ」は4日、東京都で開かれる全国高校総合文化祭の器楽・管弦楽部門に出場する。7月31日、浜松市中区の西遠女子学園で、本番に向け最後の合奏練習を行った。=関連記事25面へ  ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガーより第1幕への前奏曲」を演奏する。勇壮な曲調で、それぞれの楽器に華やかな見せ場がある。同部門には全国から51団体が出演し、演奏を披露する。  合奏練習は7月10日と31日の2回のみ。初めて顔を合わせる生徒が多い中、少ない合奏の機会を最大限に生かそうと、各校で練習を積んできた。  31日の

  • ナシ「幸水」選果スタート JAとぴあ浜松

     ナシの幸水の選果が1日、浜松市浜北区新原のJAとぴあ浜松柿梨選果場で始まった。従業員約30人が傷の有無を確かめ、出荷用の箱に詰める作業に追われた。  幸水は高糖度でシャキシャキとした食感、みずみずしい果肉が特徴で、ナシの中でも同JAの主力品種。管内では21人が約8・5ヘクタールで栽培している。今季は例年よりやや多めの約250トンを8月下旬まで、市内の市場を中心に出荷する。同JAのナシは豊水、あきづきもあり、9月下旬まで出荷が続く。  2日は午前9時から、選果場併設の直売所で販売も開始する。

  • 浜松の戦跡紹介 市遺族会が企画展

     浜松市遺族会の平和企画展が1日、市役所1階ロビーで始まった。市内に点在する太平洋戦争関連の史跡や、1945年6月の浜松大空襲の解説などのパネルを展示している。5日まで。  かつて市内にあった浜松陸軍飛行学校、陸軍航空廠(しょう)浜松分廠などの遺構や歴史を写真と地図で紹介している。浜松大空襲のパネルは、浜名高(浜北区)の生徒が空襲の起きた背景などをまとめた労作で、来庁者が興味深そうに見入っている。このほか、会員がモンゴルのノモンハン事件の戦場跡で遺骨収集に参加した際の写真などもある。同会の大石功会長は「戦争を風化させたり、忘れたりしてはならない。平和な社会のため、今後も戦争を語り継いでいきたい

  • 英語能力向上へ 講師とサマーキャンプ 浜松日体高

     浜松市東区の浜松日体高で1日から、同高生を対象にした「イングリッシュキャンプ」が始まった。1、2年生13人が3日までの日程で、外国人講師との交流を通じて英語能力の向上を目指す。  初日、生徒たちは米国、インド、スロバキア出身で日本に留学している講師3人に、自己紹介を試みた。浜松市周辺で遊びに行くと良い場所を尋ねられると、浜名湖パルパルや浜松城を提案する生徒も見られた。  例年は英国への短期留学を行っていたが、新型コロナウイルスの影響で昨年から校内での語学キャンプに切り替えた。2年の中島悠惺さんは「異文化について知ることができる貴重な機会。自分から積極的に話して、英語スキルを上げたい」と意気込

  • 浜松市福祉交流センター リニューアル、関係機関の事務機能集約

     老朽化のため昨年7月から大規模改修工事を行っていた浜松市中区の市福祉交流センターが1日、リニューアルオープンした。利用者の利便性向上やニーズに応えるため、福祉関係機関の事務機能を集約し、ギャラリーや多目的室、小ホールなどを新設した。市は同日、同センターで記念式典を行い、市内の福祉団体や文化団体の活動拠点としての発展に期待を寄せた。  1、3、5階に分かれていた市社会福祉協議会の事務室を1、2階に集約。更生保護サポートセンターなど新規3団体を含む6団体が事務所を設ける。  ギャラリースペースは4室設置。多目的室はダンスやヨガ、体操など幅広い活動に活用できる。小ホールは約200人収容で、音響・照

  • ウクライナの母子に応援の品を 影山さん(北区)が渡欧、届ける

     かつて浜松市で暮らし、母国ウクライナへ帰国後に戦渦に巻き込まれた女性研究者カテリーナ・ゼレンスカさん(33)と娘のリンダちゃん(5)を励まそうと、同市北区の英会話教室経営影山美恵子さんが7日に渡欧し、浜松の仲間たちからの贈り物を届ける。「平穏が戻る日まで頑張れるように応援したい」と思いを込める。  カテリーナさんは6年ほど前に市内の大学研究員として来日し、昨夏任期を終えて帰国した。ロシア侵攻後、戦線に動員された弟らと別れてドイツに逃れたが、リンダちゃんが言葉の壁から幼稚園に行けなくなり、浜松の友人たちにSNSで悩みを語っていた。  影山さんは長年、ポーランドとの市民交流活動を続け、交流行事の

  • 多文化共生、在り方は 浜松市 有識者がパネル討論

     浜松市は1日、シンポジウム「多様性を生かしたまちづくり2022浜松」を同市中区の起業支援施設「FUSE(フューズ)」とオンラインで開いた。有識者によるパネル討論を通じ、参加者が同市の多文化共生の在り方について考えた。  「外国にルーツを持つ子どもと若者の課題解決に向けて」と題したパネル討論には、外国にルーツを持つ若者グループ「COLORS(カラーズ)」の宮城ユカリさん、NPO法人フィリピノナガイサの松本義一代表理事、浜松国際交流協会主幹で市地域日本語教育総括コーディネーターの内山夕輝さんらが登壇した。  登壇者からは「外国にルーツを持つといってもさまざま。それぞれの背景に耳を傾けて」「一貫し

  • 浜松湖北高佐久間分校で一日高校体験 “先輩”に学校生活質問

     浜松市天竜区の浜松湖北高佐久間分校は1日、中学生と保護者を対象にした一日体験入学を同校で開いた。市内外の中学生約30人が在校生との座談会に参加したり、高校の国語や数学などの授業を受けたりした。  佐久間分校の魅力を知ってもらうのが目的。座談会では高校生が学校生活について「先生との距離も近く楽しい」などと紹介した。中学生は「寮生活はどんな雰囲気か」「選択科目はどうなっているか」などと熱心に質問した。  同日は在校生や卒業生の保護者と交流する催しも行った。

  • 溺れた男児死亡 浜松市天竜区渡ケ島の阿多古川

     7月31日午前に浜松市天竜区渡ケ島の阿多古川で男児が溺れた事故で、天竜署は1日、意識不明の重体だった袋井市川井の小学生(11)が搬送先の病院で死亡したと発表した。  同署によると、家族ら5人とバーベキューに訪れていた。大人が準備をしている際に姿が見えなくなり、落差2メートルほどの堰(せき)の底付近に沈んでいる状態で見つかった。父親が救出し、ドクターヘリで搬送された。

  • 社説(8月2日)浜松市の区名公募 郷土見つめ直す好機だ

     浜松市は2024年1月1日を目標に現行の7行政区を3区に再編するのに伴い、新たな区の名称の公募を始めた。市内に住む小学生以上であれば、専用の用紙や郵便、スマートフォンなどで応募できる。区名の選定を、小中学生や若い世代が身近な行政に参画する貴重な機会としたい。  近年、政令市に移行した新潟、岡山、熊本市などは公募を経て、東西南北といった方角を区名に採用した。地理的な位置の明示は市民理解を得やすい。一方、浜松市が行政区再編に関して行った市民の意見募集では「方角は無機質に感じられる」「静岡市(葵、駿河、清水区)のような区名がいい」などの意見も寄せられた。  募集は8月25日までで、浜松市や市教委は

  • 記者コラム「清流」 商店街のにぎわい

     浜松市中区の浜松駅南にあるサザンクロスは、かつて浜松を代表する商店街だった。今はシャッター通りとなり、寂れた印象だが、週末のイベント「朝市」「ほしの市」は多彩な露店と客で驚くほど混雑する。にぎわいの理由が気になり、最近通い始めた。  朝市は店主らが地域の出店者を募って20年以上続けてきた。新型コロナの影響で長期中断を強いられ廃止も検討したが、愛着を抱く多くの出店者や客に押されて復活した。6月には空き店舗でチョコ店が開業。イベントに出店していた女性が商店街の人々の思いに共鳴したそうだ。  街の雰囲気や人情を感じながら買い物したい。サザンクロスはそんな思いに応える貴重な場。長かったコロナ自粛が、

  • 女性の視点で問題共有 静岡県商工会議所女性会連合会 遠藤悦子会長【キーパーソン】

     静岡県内10カ所にある単会が連携する県商工会議所女性会連合会の会長に就任した。各地の取り組みや情報を共有し、新型コロナウイルスの感染拡大で苦境が続く商工業界に女性の視点で貢献する。  ―女性会の役割は。  「女性の資質向上と商工業の振興で地域の発展に寄与することが目的だが、自分たちで景気を良くするとか変革するとかではなく、まずは女性の中で社会の貧困やジェンダーなどさまざまな問題を理解することから始めたい。特に女性は年上だから遠慮するというのが少なく、肩書や年齢にとらわれず対等に話し合いやすい。さまざまな考えがあるからこそ、社会は良い方向に向かうと思う」  ―何に取り組むか。  「10月には3

  • 「100万円あげます」 資金援助装い現金詐取疑い 浜松

     浜松東署は1日、詐欺の疑いで新潟市生まれ、住所不定、無職の男(26)を逮捕した。  逮捕容疑は2020年2月下旬から同5月上旬の間、当時浜松市内に住んでいた20代の女性に資金援助を装って「当選確定です。100万円あげます」などと会員制交流サイト(SNS)でうそを伝え、預かり金として容疑者が管理する口座に複数回にわたって現金計約20万円を振り込ませて、だまし取った疑い。

  • あなたの節電募る エネジンと杏林堂

     LPガス販売のエネジン(浜松市中区)とドラッグストアの杏林堂薬局(同)は1日、節電コンクールの募集を始めた。  「照明をこまめに消している」「家電を省エネ機器に取り換えた」など、家庭で取り組む節電方法を写真とともに募っている。応募者全員に杏林堂薬局のポイントを100ポイント贈るほか、審査の上で同薬局の商品券をプレゼントする。商品券は金賞1人(1万円分)、優秀賞7人(千円分)など。  インターネットの専用フォームから31日までに申し込む。杏林堂薬局の店舗や、エネジンの公式ブログで案内している。問い合わせはエネジン営業企画部<電053(471)1449>へ。

  • 阿多古川で溺れた男児が死亡

     7月31日に浜松市天竜区の阿多古川で男児が溺れた水難事故で、重体だった袋井市川井の男児(11)が1日午後、搬送先の病院で死亡した。

  • 幸せ運ぶ? 青いハチ発見 はままつフラワーパーク【動画】

     浜松市西区舘山寺町のはままつフラワーパークで7月28日、2種類の青いハチが競演する姿が見られた。同園関係者は「園内に幸せを運んでいるのかも」と温かく見守る。  静岡県自然史博物館ネットワークの杉本武さん(83)によると、オオセイボウとルリモンハナバチで、県内では非常に珍しいという。同日は、園内に咲くオミナエシやアガスターシェの花に複数の個体が飛んできて、蜜を求めていた。  いずれも体長1.2センチほど。セイボウ(青蜂)科のオオセイボウは、体色が青色の金属光沢をしているのが特徴。泥で巣を造るスズバチの巣などに卵を産み寄生しながら育つ。ミツバチ科のルリモンハナバチは体が黒色とコバルトブルーのしま

  • 早場米「あきたこまち」 一足早く新米収穫 浜松・南区

     浜松市南区の農業法人「京丸園」は1日、県内の他産地に先駆けて、区内の田んぼ(約3200平方メートル)で稲刈りを行った。早場米「あきたこまち」の苗を3月末に植え、農薬不使用のアイガモ農法で栽培した。  鈴木啓之会長(86)が乗用型の稲刈り機に乗り込み、黄金色に実った稲を刈り取った。田植え後は低温が続いて生育が不安視されたが、その後は日照時間と適度な雨に恵まれ、順調に育ったという。  鈴木会長は「新米に勝る米はない。食欲が落ちる夏にパワーが出る新米を食べて、猛暑を乗り切ってほしい」と声を弾ませた。  新米は早ければ週末にも、市内のJAとぴあ浜松ファーマーズマーケット東、白脇、三方原店などで販売す

  • 上下水道工事の優良事業者を表彰 浜松市、延べ28社

     浜松市は29日、上下水道事業に貢献した優良指定事業者延べ28社を表彰した。中区の上下水道部住吉庁舎で表彰式を行い、朝月雅則水道事業・下水道事業管理者が各事業者に表彰状を手渡した。  優良事業者は2021年度の給水装置工事146社計4286件と排水設備工事148社3345件の中から、完成検査の結果が優れていた業者を選出した。  表彰式で朝月事業管理者は「安全な水道水の供給、下水の適正処理を通じて市民に安心を届け、官民連携して美しい水環境を維持していきたい」とあいさつし、今後の協力を呼び掛けた。  【給水装置工事部門】全体表彰 Suidobi、秀総合設備、雅設備▽区別表彰 小峯商会、フカヤ、エイ

  • 静岡県西部35高校が演奏 アクトシティ浜松で吹奏楽コンクール

     静岡県吹奏楽コンクール西部地区大会高校の部(県高校吹奏楽連盟西部支部主催)が30、31の両日、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。A編成、B編成各9校が金賞に輝きシードの浜松聖星、浜松北、掛川東とともに県大会出場権を得た。  55人以内のA編成は12校が、30人以内のB編成は23校が出場し、課題曲や自由曲で練習の成果を競った。金賞は次の通り。  A編成 浜松商、浜松市立、浜松湖東、聖隷クリストファー、浜名、浜松修学舎、浜松日体、浜松湖南、浜松工▽B編成 磐田北、浜松学芸、常葉大菊川、浜松城北工、浜松江之島、浜松開誠館、磐田東、浜松西、浜北西

  • ラジオ作り試行錯誤 「災害時に役立てたい」 浜松医大で工作教室

     浜松市東区の浜松医科大で31日、「夏のわくわく理科工作教室」が開かれた。市内の小学生11人が、ラジオの製作に挑戦した。  電池を使わずに聞ける「ゲルマニウムラジオ」を作った。参加した児童は同大の伊藤悟特任助教から指導を受けてラジオを組み立て、はんだごてを使い慎重に回路をつなげた。完成するとアンテナにコードをつないで音を聞いた。  母親と兄と一緒に参加した谷友優奈さん(積志小4年)は「はんだづけは最初怖かったけど、楽しかった。災害の時に使えたら良いなと思った」と話した。教室は、夏休みの子どもたちに理科やものづくりに興味を持ってもらいたいと、社会貢献事業の一環として企画した。  (浜松総局・日比

  • 福祉交流センター新装 浜松の視覚障害者団体が見学

     浜松市中区の市福祉交流センターが約1年間の改修を経て再オープンするのを前に、市視覚障害者福祉協会が31日、施設内の見学会を開いた。会員17人とヘルパーが市社会福祉協議会職員の案内で変更点を確認した。  1、3、5階に分かれていた事務室を1~2階に集約し、上階に多目的室、小ホール、展示ギャラリーを配置した。全館で無料Wi―Fiを使える。新たに障がい者基幹相談支援センターなど3団体の事務所が入る。8月1日にオープンする。  同福祉協会はパソコン教室などでセンターを使っていて、21日には文化祭を開く。安松和男会長は「調理室がなくなったのは残念だが、きれいで使いやすそう。会員の心のよりどころとして活

  • 被災後の相談積極利用を 浜松・中区で講座 生活再建の支援制度紹介

     浜松市中区の市防災学習センターは30日、大規模災害発生後に迅速な生活再建に役立つ知識や支援制度を紹介する講座(静岡新聞社・静岡放送後援)を同センターで開いた。日弁連災害復興支援委員会の永野海副委員長(県弁護士会)が講師を務め、被災時における専門家の相談会やボランティアの積極利用を勧めた。  永野氏は熱海市伊豆山で起きた大規模土石流などでのボランティアの例として、ペットの預かりや自動車の無料貸与を挙げ、支援の幅広さを強調した。  弁護士ら専門家は生活相談に加えて、自宅修理の見積書のチェックや役所への申請の手伝いもできると説明し、「何に困っているか分からないという状態でも良いので、被災時は相談会

  • 溺れた男児、意識不明の重体 浜松の阿多古川 31日午前

     午前10時10分ごろ、浜松市天竜区渡ケ島の阿多古川で「男の子が溺れた」と110番があった。県内在住の男児(11)がドクターヘリで病院に搬送されたが、意識不明の重体。  天竜署によると、男児は家族や友人5人とバーベキューに訪れていたという。大人が準備をしている間に姿が見えなくなり、しばらくして川底付近に沈んでいるのを川遊び客が見つけた。  河原前の駐車場を管理する阿多古川環境保全協議会によると、当日は水位がやや高く流れも強かったという。現場は同区二俣町の鹿島橋から約2キロ北の平田大橋下。夏場には多くの家族連れなどのレジャー客が訪れる場所で、事故当時も近くに50組ほどが来場していた。

  • 男児溺れ心肺停止 浜松・天竜区の阿多古川

     31日午前10時10分ごろ、浜松市天竜区渡ケ島の阿多古川で男児が溺れたと110番があった。天竜署によると、男児の父親が救出し、ドクターヘリで病院に搬送されたが、心肺停止状態とみられる。

  • 絵本の菓子・パンを手作り 浜松市中区の材料専門店 キット販売

     菓子・パン材料専門店ヒライデホームメイドストア(浜松市中区鴨江)で8月31日まで、菓子・パンが登場する絵本や、絵本を題材にした菓子・パンの手作りキットの展示販売が行われている。  絵本「ぐるんぱのようちえん」「おひさまパン」をイメージして、直径20センチほどのビスケットや手ごねパンのキットを販売しているほか、「はらぺこあおむし」の菓子パンのレシピを配布している。童話「ヘンゼルとグレーテル」の菓子の家にちなんだクッキーハウスは一時品切れになるほどの人気商品。  製菓材料卸の平出章商店(東区中里町)が運営する小売店舗で、夏休み期間中に菓子作りを楽しんでもらおうと、昨年に続いて企画した。小栗はるか

  • 警察官と軽乗用車衝突 浜松東署、女を逮捕

     浜松東署は29日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで住所、職業いずれも自称、磐田市福田中島、清掃員の女(70)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後9時半ごろ、浜松市南区西町の国道150号交差点を軽乗用車で直進中、横断歩道を渡っていた同署地域課の男性巡査部長(50)と衝突し、顔などにけがを負わせた疑い。同署によると、歩行者用の信号が青色だった。男性巡査部長は近くで起きた物損事故の処理を終えパトカーに戻る途中だった。

  • 静岡県公安委員長 外山氏が再任

     静岡県公安委員会の委員長に31日、弁護士の外山弘宰氏(56)=浜松市中区=が再任された。県警が発表した。2期目の委員長任期は2023年7月30日までの1年間。  外山氏は19年5月、県公安委員に就任。現在2期目の委員の任期は25年5月29日まで。

  • 比レイテ島の実情伝える 青年海外協力隊の土田さん 浜松日体中

     浜松市東区の浜松日体中は29日、国際協力機構(JICA)の出前講座を校内で開き、2年生約100人が受講した。青年海外協力隊としてフィリピン・レイテ島で村落開発などに携わった土田哲也さん(37)=天竜区=が現地の実情を伝えた。  講座は、海外の現状について理解を深めるとともに豊かさについて考えるのが目的。土田さんは2010年10月から約2年半にわたり、同国に赴任した。現地の生活向上のために設置した魚の養殖場の苦労話や、台風で亡くなった子どもの正確な数がつかめない事例などを紹介。「国などの安定があってこその豊かさだ」と強調した。  増井魁人さん(14)は「豊かさはお金が重要と考えていたけど、精神

  • 親子でヨット体験 浜松・三ケ日 湖岸で清掃活動も

     日本セーリング連盟はこのほど、ヨットの親子体験会「JSAF海と日本プロジェクトセーリングin浜名湖」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市北区三ケ日町の静岡県立三ケ日青年の家周辺で開いた。  県西部の小学生とその保護者、きょうだいら約25人が参加した。子どもたちはインストラクターにロープワークや安全なライフジャケットの着用方法などを教わり、浜名湖上に繰り出した。風上に向かって進むセーリングを満喫した。  参加者は湖岸の清掃活動も行い、プラスチックごみなどを拾い集めて環境問題にも目を向けた。

  • 行政相談委員 大坪さん(天竜区)大臣表彰 浜松市長に報告

     行政相談委員として長年にわたり行政関連の苦情解決に貢献し、総務大臣表彰を受けた大坪秀雄さん(78)=浜松市天竜区=が29日、市役所に鈴木康友市長を訪ねて喜びを報告した。  大坪さんは元水窪町職員で、2007年に委員となった。相続や生活保護など地域住民からのさまざまな相談を受け、国や県、市の担当部署につなぐ役割を果たしてきた。委員の制度を知ってもらおうと、住民が集まる行事で啓発活動を行ったこともあるという。就任後の約15年間で対応した相談は約200件に上る。  鈴木市長からねぎらいを受けた大坪さんは「今後も相談者の目線に立ち、十分に話を聞ききながら解決に向けて努力していきたい」と抱負を語った。

  • 農協の役割を高校生に説明 浜松・中区 JAとぴあ業務見学会

     JAとぴあ浜松はこのほど、高校生を対象にした見学会を浜松市中区の中央地区支店で開いた。農家の支援を通して地域の発展を目指す農協の役割や仕事内容について説明した。  2023年3月卒業予定の市内の高校3年生7人が参加した。担当職員が事業エリアや職種、研修制度などの基本的な概要に加え、休暇や福利厚生について紹介した。併設する曳馬支店の金融業務の見学ツアーも行い、伝票起票や札勘定などの業務体験を行った。  同JA人事教育課の担当職員は「高校卒業後に就職し、活躍している職員が多くいる。不安に思わず、前向きに就職活動に励んでほしい」と呼び掛けた。

  • 心整え思い表現 浜松・中区で書道教室

     一般社団法人倫理研究所家庭倫理の会浜松市は30日、夏休み家族書道教室(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市中区の東部協働センターで開いた。小中学生を含め13人が参加し、書に親しんだ。  参加者は自身の名前や「愛」「絆」など一文字書きに挑戦した後、普段言葉にできない家族への感謝や日常の率直な気持ち、人生の振り返りなどを思い思いにしたためた。筆の持ち方や墨の付け具合で文字に強弱を出したり、親子で言葉を贈り合い合作に挑戦したりする姿も見られた。  講師を務めた同研究所の矢口裕司専任研究員は「書には心が表れる。自身の良い部分を知ることができ、気持ちを伝える一つの手段にもなる」と向き合い方を手ほどきした。

  • 親子で防災知識学ぶ 災害発生時どう動く? 中区・浜松こども館

     浜松市中区の浜松こども館はこのほど、夏休みイベントの一環で、災害発生時の対応について親子で考える防災講座を開いた。親子約20人が参加し、災害に関する基礎知識や応急救護などを学んだ。  市内を拠点に活動する「かんがえる Labo」の減災コーディネーター明保里美さんと、応急手当てなどの啓発団体「命のバトン浜松」の鈴木直浩代表が講師を務めた。  明保さんは地震の揺れで倒れた家具の下敷きになり死亡した事例を紹介し、「家具を固定し、普段から避難経路を確保してほしい」と訴えた。担架や毛布を使った搬送訓練では、発災直後は消防などによる救助が難しい状況を確認。鈴木代表は「自分の身を守るすべは、災害時に周り

  • 児童ら招き舞台劇 劇団たんぽぽ出演 浜松・産業展示館

     浜松市東区の市総合産業展示館は30日、「劇団たんぽぽ 2022 さんてん公演」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同館で開いた。舞台劇の鑑賞体験を通じて、将来の地域産業を担う子どもたちの成長につなげようと初めて実施した。地元の児童と保護者らが参加した。  全国で公演活動を行う劇団たんぽぽ(同区)が、将来の夢を持てずに悩む主人公の少年が「おはなしレストラン」を訪ねる物語を上演した。レストランは客に合った物語を用意する店で、少年には「ブレーメンの音楽隊」の犬役が与えられた。観客は、仲間とともにブレーメンを目指す旅を通じて成長する少年の様子に見入った。  31日も公演し、両日で計約900人が鑑賞する予定

  • 日本画教室や菓子作り 芸術家が小中生指導 浜松

     音楽、演劇、絵画といった多様な分野で活躍する芸術家が講師を務める「ふじのくに子ども芸術大学」(同実行委主催)の特別講座が30日、浜松市中区のクリエート浜松で開かれた。県内の小中学生約90人が菓子作りや日本画教室など4講座に分かれて参加した。  日本画教室は国内外で活躍する画家高野陽介さんが講師を務めた。子どもたちは、日本画で使う岩絵の具を作るところから体験した。多彩な粉末状の顔料に膠(にかわ)液を混ぜて指で溶いた後、出来上がった岩絵の具で花や風景などを思い思いに描いた。油彩や水彩とは違った日本画ならではの発色を楽しんだ。  特別講座に先立ち、作曲家でふじのくに子ども芸術大学学長の三枝成彰さん

  • 福祉施設にベンチ寄贈 聖隷クリストファー大2年生が製作 浜松

     浜松市北区の聖隷クリストファー大リハビリテーション学部作業療法学科の2年生28人が29日、授業で製作した2人掛けの木製ベンチ8個を福祉施設などに寄贈した。  作業療法士が治療として行う木工などの作業を実際に体験する授業科目「基礎作業学」の一環。学生が8グループに分かれて、のこぎりなどを使って天竜杉を加工し、ベンチを完成させた。  同大で開かれた寄贈式で、市内を中心とした病院や福祉施設などにベンチを贈った。保育園にベンチを渡した伊藤広登さん(20)は「子どもたちの交流の場として長く使ってほしい」と期待した。

  • 浜松伝統「30分間回泳」を知っていますか? 「子どもが大変そう」という投稿を受け現地へ㊤【NEXT特捜隊】

     「30分間回泳、子どもが大変そうです」  浜松市西区に住む女性(40代)から静岡新聞社「NEXT特捜隊」に不安を訴える投稿が届いた。浜松市出身ではない私(記者)にはなじみのない行事だ。運営主体である、小学校の体育主任らでつくる組織「浜松市小学校体育連合(小体連)」に尋ねた。【記事の最後に「30分間回泳」の様子が2分で分かるタイムラプス動画があります】   泳力・気力養う  小体連によると「30分間回泳」とは、市内の主に小学5年生が大きなプールで立ったり壁につかまったりせず、反時計回りで泳ぎ続けることに挑戦する浜松の伝統行事。達成者には合格証が授与される。遠州灘など多くの河川や湖に

  • 浜松伝統「30分間回泳」を知っていますか? 「子どもが大変そう」という投稿を受け現地へ㊦【NEXT特捜隊】

     小学生が大きなプールでひたすら泳ぎ続けることに挑戦する浜松の伝統行事「30分間回泳」。浜松市西区に住む女性(40代)から「子どもが大変そう」と不安の声が届き、静岡新聞社「NEXT特捜隊」は現地取材を重ねた。行事の運営主体である「浜松市小学校体育連合(小体連)」の中村孝夫会長=写真=(市立可美小学校校長)に、投稿者の率直な疑問を代わりに投げ掛けた。 Q水難事故から身を守るのが目的ならば、着衣水泳を行ったらどうでしょうか?  服を着たまま浮いて助けを待つ「着衣水泳」の練習は確かに有意義です。学習指導要領にも着衣のまま水に落ちた場合の対処の仕方について「安全確保につながる運動との関連を図り、各学

  • 新型コロナ急拡大 救急に軽症者殺到「風邪症状は様子見て」

     新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、静岡県内の救急外来に軽症の感染者が殺到し、緊急度の高い患者に迅速に対応できない事態になっている。軽症者は大半が入院に至らないといい、医療機関は「発熱などの風邪症状なら市販薬を使って経過観察してほしい」と、救急外来の適切な受診を訴える。県は29日、医療逼迫(ひっぱく)警報を発出した。  「発熱や咽頭痛ですぐに病院に来る状況。これでは救急外来が回らない」。浜松医科大付属病院(浜松市東区)救急部の高橋善明医師は危機感をあらわにする。今月中旬以降、救急を利用するコロナ患者が急増した。10~26日の当該患者は108人。だが、そのうち86人は解熱剤の処方を受けるなど

  • オルゴールでアニソン演奏 浜名湖オルゴールミュージアム

     浜松市西区舘山寺町の浜名湖オルゴールミュージアムは9月4日まで、アニメの名曲や人気曲をオルゴールで演奏するミニコンサート「夏だ!アニメ祭り」を開いている。  所蔵する1900年ごろに製造されたアンティークオルゴールを使い、ディズニーやジブリ映画の名曲、人気アニメ「鬼滅の刃」の「炎」などを奏でる。他の所蔵楽器を使った曲名当てクイズや、オルゴールを手作りできる体験工房イベントも行う。  ミニコンサートは開館時間内(通常は午前9時半~午後6時)の毎時35分から約15分間。料金は入館料とかんざんじロープウエー往復乗車券を合わせて大人1480円、小学生以下720円。2歳以下は無料。問い合わせは浜名湖パ

  • ピオーネ出来確認 JAとぴあ浜松品評会、金賞に荒河さん

     JAとぴあ浜松ぶどう研究会は29日、浜松市北区都田町の特産品「ピオーネ」の品評会を同町で開いた。生産者9人が4房ずつ出品し、荒河千代子さんが金賞に選ばれた。  県西部農林事務所やJA職員など5人が審査員を務め、色付きや粒の形といった外観のほか、食味して甘みや食感を確認した。  出品されたピオーネは30日から同市浜北区のプレ葉ウォーク浜北で展示販売する。  そのほかの入賞者は次の通り。  銀賞 伊藤克巳△銅賞 松本均、松本努

  • 新型コロナ「BA・5」主流に ゲノム解析 浜松市32件

     浜松市は29日、新型コロナウイルス感染者のゲノム解析でオミクロン株の派生型「BA・5」が32件確認されたと発表した。解析した全検体に占める割合は約66%だった。  8日から17日にかけて感染が判明した患者のうち、48検体を市保健環境研究所(東区)が解析した。BA・5以外の内訳は同株派生型の「BA・2」14件、「BA・4」1件。「解析不能」が1件あった。BA・5とBA・4の感染者はいずれも軽症か無症状だった。  市の担当者は「7月に入り、市内でもBA・5への置き換わりが進んでいる」とみている。

  • 命名権、ローランドDGに 静岡大情報学部のラウンジ 浜松

     静岡大は29日、ローランドDGがネーミングライツ(施設命名権)を取得した浜松市中区の浜松キャンパスの施設で、開設記念式典を開いた。情報学部2号館1階のリフレッシュスペースの名称を「Roland DG Lounge(ローランドディージーラウンジ)」とした。  同社は情報学部の学生らを対象に会社の知名度を上げようと応募した。学生が講義の合間などに使う約60平方メートルのスペースに企業紹介ボードを設け、同社の業務用プリンターで装飾したテーブルを備えた。期間は2025年6月までの3年間。  2号館前で開いた式典で同大の日詰一幸学長、同社の田部耕平社長らがテープカットを行った。田部社長は「ネーミングラ

  • 浜松北(天竜、細江各署管内)にサギ電話注意報 静岡県警

     静岡県警は29日、浜松北ブロック(天竜、細江各署管内)にサギ電話の多発注意報を発令した。市職員をかたる手口の還付金詐欺が発生する恐れがあるとして警戒を呼び掛けている。期間は31日まで。  県警によると、28日に同ブロックで2件の不審電話を確認した。いずれも市職員を名乗り、「介護保険の還付金がある」として口座がある金融機関を尋ねたりする内容だったという。同ブロックに注意報が発令されるのは、今年に入って5回目。  県警は期間中、各署員による情報発信やパトロール、ATM付近での警戒を強化し、被害の未然防止を図る。

  • 箱根駅伝挑戦の軌跡語る2日間 松葉さんトーク、浜松で8月

     青山学院大陸上部で箱根駅伝を目指した松葉慶太さん(23)=浜松日体高出身=が8月6、7の両日、元チームメート神林勇太さん(24)とトークイベント「箱根駅伝のために生きていた2人が語る2Days」を浜松市西区篠原町のベトナム料理店「ニエウクアン高塚店」で開く。  松葉さんは激しい部内競争の中で鍛錬し、4年時に箱根駅伝エントリー選手に選抜された。副主将として主将の神林さんとチームを引っ張り、ともにけがなどで当日の出場には至らなかったが仲間を支えた。卒業後は浜松市内の企業で食品の輸入、卸売りの仕事に励んでいて「経験を地域や次世代の選手に還元したい」と企画した。  要予約。6日は午後5時、7日は午前

  • 就業支援3施設 手作り雑貨や菓子出展 浜松市東区「四季彩堂」

     社会福祉法人「遠江学園」(浜松市北区)主催の展示販売会「もうひとつの秀逸展」が29日、東区有玉北町の雑貨店「四季彩堂」で始まった。31日まで。  同学園が運営する「ひくまの」(北区)、「みなみ」(西区)、「まつかさ」(中区)の就業支援3施設が協力し、施設利用者手作りの手芸品など約600点を出展した。  利用者が綿花を栽培し、その綿を紡いで作ったマフラーや、自家栽培の小麦を使ったマドレーヌなどが並ぶ。施設の担当者は「利用者が一生懸命に作ったので、大事に使ってほしい」と話した。

  • サイバー犯罪防止 常葉大浜松に委嘱 県警

     静岡県警はこのほど、浜松市北区の常葉大浜松キャンパスの学生16人にサイバー防犯ボランティアを委嘱した。  学生は今後、安全なインターネット空間をつくるため、有害サイトの発見や報告、街頭でのサイバー犯罪防止に向けた広報啓発活動などに取り組む。  同大で開かれた委嘱式では、サイバー犯罪対策課の新村淳次席が学生に委嘱状を手渡し、「大学で学んだ知識や柔軟な発想を啓発活動に生かしてほしい」と期待を込めた。受け取った脇坂柊馬さん(21)は「インターネットの脅威を周知することから始めたい」と意気込みを語った。

  • 明善翁の偉業、漫画に 没後100年記念、編集委が初会合 浜松

     天竜川流域の治山治水に尽力した郷土の偉人、金原明善(1832~1923年)の没後100年を2023年に迎えるのに合わせ、功績を伝える小中学生向けの漫画冊子を制作しようと、浜松市民ら有志が29日、編集委員会を設立した。23年9月の完成を目指す。  編集委は郷土史家や明善を顕彰する金原治山治水財団の関係者で構成する。東区安間町の金原明善記念館で同日開いた初会合で、作品概要を話し合った。  漫画は約60ページで治水や植林、罪を犯して刑を終えた人を救済する更生保護事業など明善の功績や生き方を紹介する。冊子の後半部分には、明善の歩みを受けて防災について考えるワークシートを付ける。個人団体の協賛金や、市

  • 郵便局強盗未遂 容疑の男を起訴 静岡地検浜松支部

     浜松市中区の浜松早出郵便局に刃物を持った男が押し入った事件で、静岡地検浜松支部は29日、強盗未遂と建造物侵入、銃刀法違反の罪で同区の無職の男(56)を静岡地裁浜松支部に起訴した。  起訴状によると、被告は4月4日午後0時50分ごろ、同郵便局に出入り口から侵入し、男性局員に包丁を示して「金を出せ」などと脅迫し、現金を奪い取ろうとしたとされる。通報で駆け付けた警察官が被告を取り押さえ、強盗は未遂に終わった。

  • ストーカー規制法違反の疑い 浜北署など、女を逮捕

     浜北署と静岡県警人身安全対策課は29日、ストーカー規制法違反の疑いで浜松市天竜区山東、職業不詳の女(24)を逮捕した。逮捕容疑は20日と24日、同市の20代男性の自宅で待ち伏せするなどストーカー行為をした疑い。同署によると、2人は元交際関係という。

  • 遮断機ない踏切 廃止検討へ協議 天浜線、沿線市町に対応案

     天竜浜名湖鉄道は踏切事故防止のため、遮断機のない踏切28カ所のうちの18カ所を廃止し、残る10カ所も市町や自治会と在り方を検討するとの対応案を沿線6市町に伝えた。29日にオンラインで開いた市町会議で松井宜正社長が各首長に説明し、理解を求めた。  浜松市浜北区で4月、遮断機も警報もない踏切で、歩行者が列車と衝突する死亡事故が発生した。同社は過去にも重大事故の発生を受けて踏切の順次廃止を検討したが、往来の利便性低下に地元の理解を得る必要があり、具体化してこなかった。  今回は28カ所それぞれの危険度、交通量、迂回(うかい)路の有無などをまとめたカルテを作成し、会社としての対応案を添えて各市町に提

  • 弁天島自然体験 参加者を募集 8月11、14日

     NPO法人「浜名湖フォーラム」(浜松市西区)は8月11、14の両日、弁天島自然体験教室を弁天島海浜公園で開く。  同公園から遊覧船で赤鳥居に向かい、いかり瀬に上陸して浜名湖に生息する生物を観察するほか、自然環境についても学ぶ。家族でのレジャーや、夏休みの自由研究の題材に適したイベントを目指す。  3歳以上の児童が対象で保護者同伴。両日とも定員50人。料金は税込みで児童千円、大人1500円。同フォーラムの公式サイトから申し込む。問い合わせは佐々木雄一さん<電090(7043)2317>へ。

  • 新興企業誘致で活性化 浜松市シンポ、都内で支援施策発信

     浜松市は28日、シンポジウム「ハママツ・スタートアップ・ナイト」を都内で開き、来場とオンラインで参加した新興企業の経営者ら約300人に、同市のスタートアップ支援施策や浜松の魅力をPRした。先進的な技術を保有する企業を誘致し、経済活性化につなげる。  鈴木康友市長が登壇し「浜松は都市の利便性が高く自然も豊かな暮らしやすい街」とアピール。新しい時代に対応したものづくりを目指すためにも、新興企業との協業が必要だと訴えた。  鈴木市長や同市で急成長を遂げる企業代表者らによる討論会も行われ、地方都市のスタートアップ支援の現状や浜松の強みについて意見交換した。  同市天竜区出身でベンチャーのリンクウィズ

  • 防災教育 静大と慶大が連携 法人設立、学生主体に運営

     静岡大の藤井基貴准教授(教育学)の研究室が29日、慶応大の大木聖子准教授(地震学)の研究室と連携し、学生が主体となって防災教育に取り組む一般社団法人「ボウサイ・エデュラボ」を設立する。防災授業などのノウハウを共有し、防災活動に貢献できる人材の育成を図る。藤井准教授は「異なる大学の研究室が協力した防災教育団体は全国的に珍しい」とみる。  両研究室が県内、首都圏でそれぞれ行ってきた防災普及活動や調査研究を学生が継承する。学校や企業への出前授業や、研究室で開発した防災教材の提供、防災訓練の改善指導などを担う。  法人化することで、防災教育の需要増加に対応するほか、一般への防災研究の普及拡大が期待さ

  • ミドリムシ培養 健康産業創出に期待 静大・浜医など産学連携

     静岡大と浜松医科大、通信機器製造のシステック(浜松市北区)が、産学連携でミドリムシの培養研究に取り組み、新産業を創出するプロジェクトを進めている。雑菌が混入しない閉鎖型の培養装置を開発し、この装置を製造販売する静大発ベンチャー「浜松バイオチェスト」を28日に設立した。地域で採れたミドリムシを培養して食品に加工するなど、地産地消を通じた健康分野への展開が期待される。  ミドリムシは植物性、動物性それぞれの栄養素を豊富に持つ微細藻類。細胞壁がないため、人が食品として体内に取り入れた時の吸収率が高く、天然の完全栄養食として注目が高まっている。現在は高価な装置での小規模な培養や屋外での大量培養が主流

  • 静岡人インタビュー「この人」 三上英さん 浜名高「大同窓会」で実行委員長を務める

     静岡県内外にいる浜名高(浜松市浜北区)の卒業生が3年に1度、集まって旧交を温める催しの責任者。本来は昨年に開く予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期した。現在は県内の特別支援学校に勤務する傍ら、卒業生約30人でつくる実行委員会で定期的に話し合い、9月25日の開催に向けた準備を進める。1983年度卒の57歳。  ―実行委員長を務めるようになった経緯は。  「前回の実行委員長が、野球部の先輩ということで任された。コロナ禍で思うように準備が進まない中でも、2021年春からは実行委のメンバーで集まれるようになってきた。今回は出席者同士の間隔、食事の方法など新型コロナウイルスの感染防止策を十分に

  • 記者コラム「清流」 感染者急増への対応は

     7月に入って新型コロナウイルスの感染者が再び急増し、浜松市でも1日当たりの新規感染者が1000人を超えることが珍しくなくなってきた。保健所や医療機関など患者対応の最前線からは、業務の逼迫(ひっぱく)を訴える声が聞こえる。  オミクロン株が主流になってから、重症化や死亡の報に接することは少なくなった。ただ、コロナの疑いで医療機関を受診する人が増え続ければ、他の重い疾患の治療などに手が回らなくなる。市民一人一人が感染防止対策をいま一度徹底したい。  今後も、さらに感染力の高い変異株が登場する可能性はある。あくまでも経済活動の維持を優先するなら、そろそろ感染の拡大防止策や医療体制を抜本的に見直す時

  • 自治体窓口DX 浜松市長が事例紹介 全国意見交換会に出席

     浜松市の鈴木康友市長は28日、「自治体窓口DX(デジタル・トランスフォーメーション)」をテーマにした牧島かれんデジタル相と全国11自治体の首長の意見交換会にオンライン出席した。自治体DXの成功の鍵として、LGX(ローカル・ガバメント・トランスフォーメーション)という造語を用いながら「自治体の体質や発想を変え、スピード感を持って取り組むことが重要だ」と強調した。  浜松市は本年度、市民が窓口で手続きを行う際、デジタルの活用によって市民と職員の双方の負担軽減を図る「書かない窓口」を導入する。鈴木市長はこの「書かない窓口」を引き合いに、「LGXの一例。採用することで、市のワンストップ総合窓口をアッ

  • 組織マネジメント 在職経験から語る 浜松で元トヨタ高田氏

     浜松商工会議所は26日、トヨタ自動車の高級車「レクサス」のブランドマネジメント部長を務め、現在はブランディングのコンサルティング会社を営む高田敦史氏の講演会を浜松市内で開いた。高田氏は「トヨタで学んだカイゼンと改革」をテーマに、組織マネジメントのポイントについて語った。  高田氏はトヨタの歴史や企業風土に触れながら、「カイゼン」の名で世界的に知られる生産方式の根幹を解説した。「カイゼンは問題の認識から始まり、問題はあるべき姿と現状のギャップ」と説明し、あるべき姿のイメージを引き上げて改善と達成を繰り返すトヨタ式経営の強みの一端を明かした。グローバルで展開したレクサスのブランド戦略の体験談も披

  • 電子ドラムの最高峰モデル ATV、8月1日発売

     電子楽器メーカーのATV(浜松市北区)は8月1日、電子ドラムの最高峰モデル「EXS―5SK artist(アーティスト)」を発売する。  各ドラムパッドにマルチセンサーを搭載し、シンバルパッドには360度センシング(計測)が可能なシンバルを採用した。心臓部のドラム音源モジュールは独自の高音質を奏でる。練習時に使用する機能も充実させ、サンプル20曲収録のSDカードを付けた。  市場想定価格は税込み約39万円。年間販売目標は国内外で1500台。

  • ローランドDG 本社移転、都田事業所に統合 経営効率改善へ

     ローランドDGは28日、浜松市北区の本社を約2キロ離れた都田事業所に移転統合すると発表した。同事業所内に新社屋を整備する。本社と事業所の統合で、経営効率の改善などを進める。  23年7月完成予定の新社屋は地上3階建てで、延べ床面積約7300平方メートル。総工費約29億5000万円。屋上に太陽光発電設備を配置するなど現状に比べてエネルギー消費量75%削減を図り、「Nearly ZEB(ニアリー・ゼブ)」認証を目指す。耐震性能は全国基準の1・5倍の安全性を確保する。デッキテラスやトレーニングルームなども備える。  記者会見で田部耕平社長は「オフィスと在宅勤務のハイブリッドな働き形を考慮した設計に

  • ブレス浜松の選手と散策 はままつフラワーパーク、記念撮影も

     浜松市を拠点に活動するバレーボールVリーグ女子2部の「ブレス浜松」などはこのほど、健康ウオーキングイベントを西区のはままつフラワーパークで開いた。  県内外から参加した約60人が選手4人と園内を約30分かけて歩いた。ウオーキング後、選手と記念撮影をして交流を深めた。参加者は会場に設けられた専用機器で、野菜の摂取状況を確認し、健康について考えた。

  • 小中生向け綱引き教室「全身使って」 浜松・水窪のクラブが指導

     浜松市はこのほど、子ども講座「楽しい綱引き教室」を西区の入野協働センターで開いた。天竜区から招いたみさくぼ綱引倶楽部のメンバーが講師を務め、綱引きの魅力を伝えた。  地元の小中学生15人が、倶楽部の高木嘉則代表(54)らメンバー6人から綱を握る姿勢や体の使い方を学んだ。力を入れやすいよう肘を曲げてへその近くで綱をつかみ、全身を使って綱を引き合った。入野中1年の窪田悠大さん(12)は「綱引きは奥が深いと思った。機会があれば学んだことを生かして活躍したい」と話した。  天竜区水窪町の秋の恒例イベント「峠の国盗(と)り綱引き合戦」がコロナ禍で2020年から中止になっていたことから、地域交流を進める

  • 音楽で欧州巡る旅を 浜松市民オーケストラ、8月28日に演奏会

     アマチュア楽団「浜松市民オーケストラ」は8月28日午後1時半から、同市北区のサーラ音楽ホールで「サマーコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を開く。本番まで約1カ月と迫り、団員らの練習に熱が入る。  「ヨーロッパを巡る旅」をテーマに掲げ、シベリウスの「カトレア組曲」やハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」など欧州各国の作曲家作品を奏でる。コロナ禍で海外へ訪れるのが難しい中、音楽を通じて欧州の情緒を感じてもらいたいとの願いを込めた。  このほど、同市中区の市北部協働センターにメンバーが集まり、合奏練習した。指揮者の石川征太郎さんからは強弱のバランスを意識することや、「作りたい音楽をイメージしてほし

  • 建設会社の雰囲気、働き方学ぶ 浜松で“リケジョ”就職交流会

     浜松市は28日、女子中高生を対象にした理系就職交流会を中区の建設会社「常盤工業」で開いた。参加した約20人が女性社員から職場の雰囲気や働く環境について学んだ。  自らの興味や適性で将来を選択する際の支援をするのが目的。中高生らは社内を見学した後、設計や現場管理に携わる女性社員から建設会社を選んだ動機や仕事のやりがいについて生の声を聞いた。社員側は建設に携わる女性が増えている現状に触れ、「働き方改革などで女性が働きやすい環境が整ってきている」と説明した。  中学2年の霜田理世さん(14)=西区=は「今日の話を自分の進路選択に生かしたい」と話した。  

  • 外国人市民との共生に向け議論 中区で自治会会議 浜松

     浜松国際交流協会はこのほど、自治会役員向け講座「地域共生自治会会議」を浜松市中区の市多文化共生センターで開いた。誰もが住みやすい地域づくりを目指し、自治会役員約20人がブラジル、フィリピンなど各国出身の外国人市民と共生の課題を語り合った。  約30年前にブラジルから移住した同協会職員岡田シモネさんは、地域に溶け込もうと努力した体験を語った。自治会やPTAの役員を務め、ごみ出しマナー改善のため「仕分け競争」を企画するなど創意工夫してきたが、今でも差別的な言動を受ける機会はなくならず、そのたびに落ち込んできたという。  岡田さんは「ブラジル人はおおらかで、友達のためなら協力を惜しまない。問題があ

  • エクスプレス浜松中央店開店 マックスバリュ東海、地元新鮮野菜も

     マックスバリュ東海は28日、「マックスバリュエクスプレス浜松中央店」を開店させ、店内にJAとぴあ浜松ファーマーズマーケットが出店して、地元産新鮮野菜などの提供を始めた。  初日はナスやピーマン、エダマメなど20種の野菜や果物が並んだ。担当者は「地元の生産者が栽培した季節の野菜などを毎朝届けていく」と話した。同マーケットの他店舗への出店は5店目。

  • オリジナルTシャツ販売 鹿島の花火継承へ天竜区観光協 浜松

     浜松市天竜区の区観光協会天竜支部はこのほど、「鹿島の花火」のオリジナルTシャツを製作した。新型コロナ感染拡大防止のため、3年連続中止となった花火大会を継承しようと、同観光協会で販売している。  デザインは浜松山里いきいき応援隊の鈴木千陽さんが担当。鹿島橋に花火が映える定番の場面を描いている。色は黒、グレー、スモークピンクの3色、サイズはS~4L。1枚3千円で受注販売する。  同支部職員は「中止は苦渋の決断だが、伝統ある鹿島の花火の継承と再開への願いをTシャツに込めた」と話している。購入・問い合わせは同支部<電053(925)5845>へ。

  • 目指せ「積み木の達人」 親子らドミノ倒しにも挑戦 浜松

     浜松市中区の市子育て情報センターはこのほど、0歳から6歳ごろの子を持つ親を対象にした講座「パパ、3時間でつみきの達人になる!」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同センターで実施した。  16組の親子連れが、県内で積み木遊びの出前活動をしている「このこのまごまで つみきのそのさん」の園田英史代表(58)=静岡市清水区=の指導を受けた。正方形と長方形の積み木を身長より高く積み上げたり、参加者で協力しながら積み木のドミノ倒しに挑戦したりした。  4歳と2歳の子どもと参加した中区の男性会社員(35)は「家ではなかなかドミノ倒しはできない。体験して楽しさが分かった」と話した。

  • LINEに悩み寄せて 若者対象、8月1日から浜松市

     浜松市は8月1日から、無料通信アプリのLINE(ライン)を使った悩み相談「わかものライン相談@浜松市」を開始する。2023年3月30日まで。  同市に在住もしくは通勤・通学している15歳から39歳までの若者とその家族が対象。学校や家庭生活、交友関係、仕事上の悩みなどに産業カウンセラーら相談員が回答する。  受け付けは、原則として祝日と年末年始を除く毎週月・木曜日の午後6時から10時まで。8月19日から9月20日までは強化期間として日曜、祝日を除く各日対応する。  利用希望者はラインのアカウント「わかものライン相談@浜松市」の友だち登録が必要。市は事業の概要を記載した啓発カードを約3万枚作り、

  • 天浜線車内 レジャー事故防止呼び掛け 天竜署

     天竜署(松本尚久署長)は8月20日まで、天竜浜名湖鉄道の車両に、署員が作製した夏季のレジャー事故防止の啓発ポスターを掲出している=写真=。同鉄道で広報として利用するのは初めて。  掲出しているのは、管内の交番や駐在所に勤務する署員による広報紙。署内のコンクールで入選した4作品が並ぶ。夏に多発する山岳事故や水難事故への備えなどについて啓発している。  山香駐在所の粟田剛巡査部長は「思わぬトラブルは誰にでも起きる。登山届や非常用の装備などでリスクを減らして」と話す。  26日、松本署長や署員が浜松市天竜区の天竜二俣駅を訪れ、停車中の車内で乗客にレジャー事故への注意を喚起した。

  • おいしい紫 ブルーベリー 浜松市浜北区で収穫祭

     浜松市浜北区横須賀の住民グループ「横須賀青少年育成会」はこのほど、同地区のブルーベリー畑で収穫祭を開いた。地元の家族連れ約60人が紫色に実った果物を集めて楽しんだ。  参加者は約千平方メートルの畑で数分間、草をむしった後、収穫を開始した。ピンク色の実は採らないように注意を受け、約230本の樹から虫がいないのを確認して熟した実を摘んだ。10年近く参加している北浜中1年藤本慶太郎さん(12)は「ここのブルーベリーは市販の物よりおいしい」と笑顔で話した。  同グループは約20年前、酸性で水はけのいいこの畑の土壌が栽培に適しているとしてブルーベリーを育て始めた。子どもの成長につなげようと実を採るだけ

  • 運転記録証明書活用で表彰 ソフトプレン工業(浜松)

     浜松西署と自動車安全運転センター県事務所は27日、運転記録証明書を活用して交通事故防止に努めた発泡プラスチック加工の「ソフトプレン工業」(浜松市西区)に、優秀安全運転事業所銅賞を贈った。  同社は全従業員の証明書を取得して安全運転意識を高め、過去1年間の従業員の違反、人身事故件数を基準値以下にとどめた。安全運転管理者の前嶋隆文さん(69)は「今後も従業員の安全意識高揚に向けた取り組みに励みたい」と話した。

  • 参加18店「はしごギョーザ」楽しんで 8月、浜松市中心街

     浜松名物「浜松餃子(ギョーザ)」をテーマにした食べ歩きイベント「城下町プロジェクト 夏の餃三昧(ぎょうざんまい)!」が8月1~31日、浜松市中心街で開かれる。新型コロナの影響で厳しい状況が続く中心街の起爆剤に―と、食品・酒類販売などを手掛ける間渕商店(中区、間渕亨夫社長)が企画した。参加18店舗が自慢のギョーザを提供し、「はしご酒」ならぬ「はしごギョーザ」を楽しんでもらう。  参加するのは、居酒屋やイタリア料理店、中華料理店、イタリアンバルなど。チケットは3枚1セットの1500円で、1枚で各店のギョーザ1皿を提供する。普段よりも割安で楽しめる上、店ごとにドリンクの割引などのサービスもある。

  • 浜松中心街の交流の場 「黒板とキッチン」閉店へ 世代超え交流育む

     浜松市中区田町、ゆりの木通り商店街の一角にあるコミュニティースペース「黒板とキッチン」が31日で閉店する。オープンから8年。広さ70平方メートルほどの空間に、学生や地域住民が自由に立ち寄って会話を楽しみ、展示会やバザー参加の企画を練るなど若い世代と中心街を結び付けていた。利用者からは惜しむ声が漏れる。  16日午後、スタッフの学生や常連の社会人が集まってきた。壁の黒板にはイベントの告知やイラストが所狭しと描かれている。スペースの中央に設置されたキッチンではタコスの調理が始まった。  「黒板とキッチン」は万年橋パークビルの1階に入居する。同ビル管理会社の社長を務める鈴木基生さん=2021年7月

  • 若年層限定で集団接種 8月、浜松市 10、20代3回目対象

     浜松市は27日、若年層の新型コロナウイルスワクチン接種を促すため、8月11日から14日まで、ザザシティ浜松(中区)を会場に10、20代の3回目接種限定の集団接種を行うと発表した。  集団接種は午前10時半から午後1時半まで。定員は各日1050人。ファイザー社製ワクチンを使用する。市は27日、対象となる約5万人に案内はがきを発送した。予約開始は30日午前9時から。市のワクチン専用ダイヤル<フリーダイヤル(0120)319567>と専用サイトで受け付ける。  同市の3回目接種率は26日時点で64・36%。ただ、20代は50・28%、10代は22・40%と他の世代に比べて伸び悩んでいる。  市はこ

  • 旧統一教会系会合 浜松市長「市長就任前に1度だけ」

     浜松市の鈴木康友市長は27日の定例記者会見で、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」との関わりについて問われ、関連団体の会合に「市長就任前に1度出席した」と述べた。これ以外の関与はなく、これまでに政治資金や選挙などで支援を受けたこともないと説明した。  当時は衆院選落選後で、会合には先輩のベテラン議員に誘われ前衆院議員として出席したが、あいさつなどは行っていないという。日時や場所について「20年ほど前のことで、細かなところはほとんど記憶がない。先輩議員も誰か覚えていない」と語った。  政治家と宗教団体の関係について所感を求められると「切っても切れないことが往々にしてある。宗教団体の活

  • 旧統一教会の寄付 受け取らない方向 浜松市

     社会福祉活動に役立てる浜松市の「友愛の福祉基金」に、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」から、過去3回にわたって計48万4377円の寄付があったことが27日、分かった。市は今後、同法人から寄付の申し出があった場合、受け取らない方向で検討を進めるという。  市によると、いずれも同法人浜松家庭教会が市内でチャリティーイベントを開いた際に募金活動を行い、来場者から寄せられた善意を浄財に充てていた。

  • 記者コラム「清流」 「じゃがた」で感じた可能性

     7月中旬、天竜区水窪町のNPO法人こいねみさくぼが、在来種のジャガイモ「水窪じゃがた」をPRする物産展を3年ぶりに開いた。にぎわいぶりを観察しながら空腹も満たそうと、いそいそと取材に出かけた。  当日は好天に恵まれ、町内外の来場者が多彩なじゃがた料理を味わっていた。炭火を用いた串焼き、熱々のコロッケ、魚と輪切りのじゃがたのフィッシュアンドチップス…。出展者数こそ例年より少なかったが、ご当地グルメの大きな可能性を感じた。  会場のすぐ横には清流水窪川が流れ、川に向かって腰を下ろし味わう人の姿もあった。同町の豊かな自然と郷土色に富んだ食材は、活用や発信の在り方にまだまだ工夫の余地が

  • ICTなど最新技術PR 浜松でフェア、130社・団体

     浜松いわた信用金庫主催の産業展示会「第15回ビジネスマッチングフェア・イン浜松2022」(静岡新聞社・静岡放送後援)が27日、浜松市中区のアクトシティ浜松で開幕した。新型コロナウイルス禍の影響で、3年ぶりの通常開催。県西部の中小企業を中心に130社・団体が出展し、新産業・スタートアップ、ものづくり、ICTなど5分野で、製品や最新技術をPRする。28日まで。  ものづくりブースでは自動車部品の加工技術やロボットを使った省力化システムなどが並んだ。日本設計工業(同市北区)はコンベヤー搬送と人型ロボットを組み合わせた医療の検体自動仕分けシステムを提案。営業部門の山田光太郎次長は「省力化、効率化の潜

  • 北遠でキーワード集めよう 特産品当たる企画、11月まで

     静岡県グリーン・ツーリズム協会北遠支部はこのほど、浜松市天竜区の道の駅や飲食店などをめぐる企画「チャレンジ北遠キーワードラリー」を始めた。各施設にあるキーワードを集めると特産品などが当たる。11月27日まで。  同支部に加盟する21施設と同区内の公共施設に置かれたガイドマップ付き応募用紙を利用。天竜、春野、龍山、佐久間、水窪の5地区のうち、6施設のキーワードを集める。応募者には、道の駅の食事券や茶、乾燥しいたけなどが抽選で当たる。  問い合わせは同支部事務局の道の駅いっぷく処横川<電053(924)0129>へ。

  • 親子が工作挑戦 公園で地域交流 浜松市中区

     浜松市高台協働センター(中区)は25日、地域住民の交流促進イベント「自遊ひろば高台」を同区の和地山公園で開いた。集まった地元の親子連れや高齢者など幅広い世代が、青空の下で工作を楽しんだ。  北区の住宅建設・リフォーム「Wish(ウィッシュ)」(杉山真聖社長)の協力で、参加者は現場で余ったタイルを使ったコースター作りに取り組んだ。多彩な模様のタイルを自由に組み合わせて接着剤で固定し、思い思いの柄の作品を仕上げた。  那覇市の公民館が行っている居場所作りの取り組み「パーラー公民館」を参考にしたイベントで、8月11、27日にも開催を予定している。参加無料。問い合わせは同協働センター<電053(47

  • 交通遺児の支援へ 第一貨物労組、浜松市基金に寄付

     交通遺児の支援に役立ててもらおうと、輸送業などを手掛ける第一貨物(本社・山形県)の労働組合名古屋支部は26日、浜松市の子どもの未来応援基金に8万円を寄付した。  同社は浜松を含めて県内に3支店を開設。同支部が受け持つ静岡、愛知、長野県の中から寄付先を選定したという。浄財には組合員から寄せられた募金の一部を充てた。  この日は、同支部の沢田石智洋支部長と大野敦書記長が市役所を訪れ、吉積慶太こども家庭部長に目録を手渡した。吉積部長は「基金を通じて、交通遺児の支援にしっかりと活用したい」と謝辞を述べた。

  • 交通事故の悲惨さ メッセージ伝える 浜松市東区で展示

     交通事故の悲惨さや命の大切さについて考える「生命のメッセージ展」が27日、浜松市東区大島町の県トラック協会西部支部で始まった。8月2日まで。  飲酒ひき逃げや、暴走運転などによる事故で亡くなった30人の等身大パネルが並ぶ。生前の写真や使用していた靴が添えられ、遺族の悲痛な叫びがつづられたメッセージも展示した。  同協会西部支部の渡辺次彦支部長(60)は「注意する心と安全運転の技術、両面で事故を減らす支援ができれば」と話した。  パネルなどはNPO法人「いのちのミュージアム」(東京都)の協力を受けた。同協会によると、2021年の静岡県車籍の事業用トラックによる死亡事故の発生は6件(前年比1件減

  • アニメ音楽など親子で楽しむ アクトシティ浜松でコンサート

     第16回浜松いわた信用金庫「夢に追いかぜコンサートin浜松」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。浜松交響楽団が親子で楽しめる楽曲を奏でた。  スッペの「軽騎兵」序曲で幕を開けると、団員約90人は、アニメ映画「となりのトトロ」で使用された曲を次々と披露した。演奏の合間に木管や金管、弦楽器の紹介を挟み、初めてオーケストラを鑑賞する来場者が楽しめる構成で展開した。第10回から浜松国際ピアノコンクール審査委員長を務めるピアニストの小川典子さんも共演し、グリーグのピアノ協奏曲を演奏して観衆を魅了した。

  • いじめ防止「万全の体制に」 浜松市長が謝罪の経緯説明

     浜松市の鈴木康友市長は27日の定例記者会見で、小中学校時代のいじめと学校や市教育委員会の不適切な対応で心に傷を負った市内の女性(18)に市長として直接謝罪したことをあらためて説明し、「ご本人から『同じ思いをする子どもが今後出ないよう、しっかり対応してほしい』と話があった。いじめが起こらないよう万全の体制を整えたい」と述べた。  鈴木市長は女性の回復支援のため、女性の主治医に相談した上で12日に面会し謝罪した。当時の学校や市教委の関係者も近く女性に謝罪するとの見通しを示し、鈴木市長は「私からも教育委員会に、ご本人や家族に寄り添って対応するようお願いしてきた」と明らかにした。  関係者によると、

  • 浜松市の自主運行バス 北遠本線の事業者変更 10月から

     浜松市は27日、天竜区の西鹿島駅―水窪町間52・7キロを結ぶ市自主運行バス北遠本線の運行事業者を、10月1日からニュー浜名湖バス(同市中区)に変更する議案を市地域公共交通会議に提出し、原案通り合意された。  現在運行を担う水窪タクシー(同市天竜区)との契約が9月末で満了し、市が次期事業者を一般競争入札で選定した。運行ダイヤや運賃などは同じだが、車両が現在の定員22人から定員50人超の大きなバスに変わる。  ニュー浜名湖バスは貸し切りバスなどを手がけているものの、一般乗合旅客運送の実績がなく国の許可も未申請。会議では住民代表から運行の空白を生じさせない、悪天候時の運行可否や安全対策に万全を期す

  • 60万円相当 高級バッグ盗んだ疑い 浜松中央署が男逮捕

     浜松中央署は27日、窃盗の疑いで袋井市上山梨、自称会社員の男(55)を逮捕した。  逮捕容疑は、2月8日午後4時45分ごろ、浜松市中区砂山町の商業施設の海外高級ブランド店で、バッグ1個(約60万円相当)を盗んだ疑い。同署によると、バッグが見当たらなくなった日に防犯カメラに映っていた人と「よく似た雰囲気の客が店に来ている」と店員から通報があった。

  • 浜松の30代女性 30万円詐取被害

     浜松市西区の30代の主婦が27日、架空の料金請求で現金約30万円をだまし取られたと浜松西署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。  同署によると、女性の携帯電話に25日、電話会社を装ってメールが届いた。記載された番号へ電話をかけると、電話会社の職員を名乗る者から「料金が未納で、支払わないと裁判所に来てもらうことになる」などと言われ、指定された口座に現金を3回にわたって振り込んだ。

  • 大麻所持疑いで男再逮捕 静岡中央署

     静岡中央署は27日、大麻取締法違反の疑いで浜松市東区篠ケ瀬町、会社員の男(26)=公務執行妨害容疑で逮捕=を再逮捕した。再逮捕容疑は17日、たばこのように紙に巻いた乾燥大麻約0・25グラムを静岡市葵区七間町で所持していた疑い。

  • 道路愛護活動の2団体を表彰 利用者会議浜松支部

     浜松、湖西両市の行政、警察、輸送業界団体などでつくる県道路利用者会議浜松支部(支部長・鈴木康友浜松市長)はこのほど、同市中区で本年度定例会を開いた。道路愛護活動に貢献した2団体を表彰したほか、本年度の事業計画を決めた。  表彰を受けたのは、「新津町に花を咲かそう会」(中区)と「山平建設」(同)。両団体とも長年にわたって地元の主要道路の清掃や除草、植栽、危険箇所の情報提供などを積極的に行っている点が評価された。  本年度事業としては8月の道路ふれあい月間に合わせ、街頭啓発キャンペーンや環境美化活動を展開する。  中日本高速道路浜松保全・サービスセンターの高橋英俊所長による講演会「新東名開通10

  • 浜松で「雲放電」確認 無音で夜空が明滅 26日深夜【動画】

     浜松市浜北区で26日深夜、空が音もなく明滅する現象が確認された。雲の中で起こる放電現象の「雲放電(くもほうでん)」とみられる。静岡地方気象台は、同日深夜から翌未明にかけて静岡、愛知県境で多くの雷を検知していた。  雲放電は、雲の一方に正(プラス)、もう一方に負(マイナス)の電荷が蓄積され、両者の間に放電が起こる現象。同気象台によると、活発な積乱雲の影響で発生したとみられる。26日午後10時から27日午前1時まで、同県境では約6600件の雷が確認された。  担当者は「浜松地域からは雲放電に加え、愛知県側からの落雷の音が届かないために、西の空がずっと光っているように見えたかもしれない」と話した。

  • 静大・浜医大 合意「堅持を」 浜松市長、1大学への統合案批判

     鈴木康友浜松市長は27日の定例記者会見で、静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編について、統合した1法人の下で両大を再編し、静岡、浜松両地区の2大学制に移行するとした2019年の両大の合意を「堅持してほしい」と述べ、合意の着実な履行を求めていく考えを改めて強調した。  鈴木市長は、静大の日詰一幸学長が5日に市が開いた浜松地区大学再編・地域未来創造会議で、1法人の下に1大学を置く「大学統合案」も選択肢の一つとする私案を提示したことに対し、厳しく批判。「元々、(合意に基づいた二つの新大学へ)再編をするのが前提だ。学内で統一した議論をして結論を出していただくべきで、私案については考慮の対象にな

  • 獲物捕獲は一瞬 ”水辺のハンター’’タガメ 浜松で撮影【動画】

     水中で身動きをせず、鎌状の前肢を広げる日本最大の水生昆虫タガメ。待ち伏せをして一瞬で獲物を捕らえる姿から“水辺のハンター”とも呼ばれる。6月下旬、県内唯一の生息地とされる浜松市内の山間部で繁殖の様子を撮影した。  繁殖期は5月下旬~7月。池沼や水田に生えるイネ科植物の茎や木のくいなど、水面から突き出た場所に産卵する。交尾は数回に分けて行われ、約80~100個産卵する。  雌は産卵を終えると卵を守る役目を雄に任せ、戻ることはない。子孫を多く残すため、再び栄養を蓄え、一夏に別の雄と2、3回の繁殖行動を繰り返す。  交尾を終えた雄は水面から呼吸管のある尾を出し、ふ化までの約

  • 見知らぬ女性宅に侵入 容疑の男を逮捕 浜松東署

     浜松東署は26日、住居侵入の疑いで浜松市南区渡瀬町、自称倉庫作業員の男(36)を逮捕した。  逮捕容疑は同日午後8時半ごろ、正当な理由がないのに同区の女性(28)宅に侵入した疑い。同署によると、女性から「見知らぬ男が家の中のカメラに映っている」と通報があったという。2人は面識がないとみられる。

  • 浜松のいじめ被害 当時の担任ら謝罪へ 市教委が意向

     浜松市の女性(18)が小中学校時代にいじめを受け、いじめの再調査委員会が当時の学校や市教育委員会の対応が不適切だったと指摘した問題で、市教委は27日までに、女性の母親と面会し、当時の学校関係者らが直接謝罪する意向があることを伝えた。8月下旬をめどに、謝罪する。関係者への取材で分かった。  女性の両親らは当時の市教委や学校関係者の謝罪を求め続けているが、市教委はこれまで「まずは現在の教育長が責任者として謝罪する」とし、話し合いがまとまっていなかった。  母親によると、面会した際に市教委側から「当時の関係者による謝罪はこれまでも検討してきた。被害者の支援のために謝罪したい」などと説明があった。当

  • 超速進化 世界のトラックへ 浜松市立高・沢田結弥【Focus】

     16歳の進化が止まらない。陸上女子の沢田結弥(浜松市立高)が今夏、1500メートルでU20(20歳以下)世界選手権(8月、コロンビア)に出場する。走り始めてまだ2年。本人さえ戸惑うほどのスピードでトップランナーへの道を駆ける。  中3の夏までバスケットボール部。駅伝部の練習には参加していたが、バスケを引退後に出た県大会でいきなり優勝し、秋には全国5位になった。「小1で始めたバスケは身長やセンスがある選手にすぐに抜かれたけど、陸上は頑張った分だけ結果が出る」。可能性を感じ、高校で転向した。  あどけない表情とは裏腹に、根っからの負けず嫌いな性格が成長の原動力になっている。1年の夏は3000メー

  • 山間地支援へ「移動スーパー」2号車 マックスバリュ東海

     マックスバリュ(MV)東海は26日、店舗を置いていない浜松市天竜区で2台目となる移動スーパーの営業を始めた。山間地で買い物が不便な佐久間町と水窪町の4エリアを周回して販売する。  同市浜北区のMV浜北中瀬店の生鮮食品や加工品、日用品など約500品目を専用車両で販売。週に佐久間町3コース、水窪町1コースの計53カ所に停車する。  佐久間町の佐久間歴史と民話の郷会館で行われた出発式には、同社社員や自治会役員らが出席。テープカットで2号車の出発を祝った。  MV東海第3営業部の関根賢一部長は「移動スーパーを通じ、暮らしの支え、地域貢献につなげたい」と語った。同町自治会連合会の大見芳会長は「商店が減

  • 家康刻印の火打石セット発売 浜松の永田ビル、土産需要見込む

     浜松市中区でモデルガンショップチトセを運営する永田ビルはこのほど、きり箱入りの「徳川家康刻印 火打鎌と火打石セット」など3種類を発売した。来年の大河ドラマを見据え、観光客の土産品需要や市内宿泊施設への販売を見込む。  新商品は浜松のパワーアイテムとして企画した。鉄製の鎌とメノウ石をこすり合わせて火花を起こして、日本古来の風習「切り火」を出すことができる。鎌に鉄製合金を使用して簡単に切り火を出せる商品も開発した。  販売価格は「徳川家康」を刻印したセットと、文字入りセットが税込み4950円。「必勝らくらく火打鎌切り火セット」は4400円。同ショップなどで取り扱う。

  • 中国事業拡大狙い、上海に子会社設立 ハマネツ

     ハマネツ(浜松市中区)は26日、中国・上海に100%出資子会社を設立したと発表した。設立は22日付。同社初の海外現地法人となる。  現地法人は「ハマネツトレーディング(上海)有限公司」で、資本金は35万米ドル(約4700万円)。  国内では主に屋外トイレユニットや除菌・脱臭を目的とした環境機器の製造販売を手掛けてきたが、中国では既存事業の拡大とともに、新事業の開発、国際トレーディング業務の開発を進める。  担当者は中国市場の巨大な規模感に加え「(同社の)商品は輸入部品が多く、直接調達できる」と進出の狙いを語った。

  • 浜松南リトルシニア・リトルリーグ 全国大会へ意気込み

     中学硬式野球チーム「浜松南リトルシニア」と少年野球の「浜松南リトルリーグ」がそれぞれ全国大会出場を決め、25日に選手が浜松市中区の市教委で宮崎正教育長に報告した。  浜松南リトルシニアはリトルシニア日本選手権大会(8月2~7日)へ3年連続12回目の出場。203チームが23の全国出場枠を争った関東連盟大会で、4回戦で惜敗後、敗者復活の2試合を勝ち抜いた。堅守とチーム一丸の攻撃が強みで、池田悠人主将(三ケ日中3年)は「指導者や家族にプレーで恩返ししたい」と意気込んだ。  浜松南リトルリーグはMLBカップリトルリーグ小学5・4年生全国大会(7月29~31日)に出場する。東海連盟大会を昨年に続いて優

  • 天竜の活性化策 「若者会議」が提案 天竜高・浜松学院大

     浜松市天竜区の天竜高と浜松学院大(中区)はこのほど、「天竜の未来を考える若者会議」を天竜区二俣町の森のマルシェきころで開いた。  生徒と学生計9人が、天竜区を活性化させるためのアイデアを教員や同区役所の職員らに発表した。  天竜高総合学科の生徒は「100年後の天竜」をテーマに、クローバー通り商店街での伝統芸能の上演や買い物の利便性向上、SNSを活用した地元店舗の情報発信など多彩な構想を取り上げた。  浜松学院大地域共創学科の2年生3人は、商店街の回遊性を高めるためのスマホアプリの開発過程や今後の展開を紹介した。

  • 学習障害へ理解呼び掛け 浜松市中区 原田さんがアート展

     読み書きが苦手な学習障害(LD)のある原田真樹さん(30)=浜松市中区=が手掛けたフラワーアレンジメントや絵を紹介する展示が29日まで、同区の浜松いわた信用金庫蜆塚支店オープンスクエアで開かれている。  作品を通じてLDへの理解を深めてもらおうと、母親の好美さん(59)らが企画した。真樹さんが小学生の時に物語を考えた絵本の原画、自ら生けたユリやカサブランカ、和紙のアートが並ぶ。親交のある自閉症のフェルト作家石仙拓洋さん(26)=富山県=の作品も展示している。  好美さんは「文章を書くのは苦手でも、アートを通じて思いを表現できる。多くの人にLDのことを知ってもらいたい」と話した。  入場無料。

  • 浜松医大に学童保育 学生サークル協力し初開設

     浜松医科大(浜松市東区)は本年度、夏休み期間中に大学職員の子どもや地域の児童を学内で預かる夏季学童保育所を同大として初めて開設した。講座や学生サークルの協力も得て、さまざまな体験活動を展開している。  26日は同大の管弦楽団に所属する学生が人気アニメ映画のテーマ曲などを演奏した。曲名を当てる「イントロクイズ」の企画もあり、子どもたちと学生は和やかな雰囲気の中で交流を深めた。  同保育所は、職員の福利厚生や地域貢献の一環で企画。開設期間は25日から8月26日までの予定で、浜松市内外の小学1~6年生35人が登録している。今後も学生による宿題サポートや英語教室、医療について学ぶ講座などを計画して

  • 静岡県外、外国人学校の生徒 市立高へ志願可能に 浜松

     浜松市立高は25日の市教委定例会で、2023年度の入学者選抜について、保護者の県内転居を伴わない県外出身の生徒や外国人学校の生徒の志願を認めると報告した。  県外からの志願は水泳や陸上、テニスなどの競技で全国大会出場や県内上位の成績を残し、学校裁量枠で入学する生徒が対象。  外国人学校の生徒は、国が正規の教育機関として認可している学校で9年目の課程を修了した場合に志願できる。  志願資格の見直しは、同様の方式を導入する県立高に合わせて決めた。

  • 浜松バイパス、三遠南信道整備促進 市長が国交相に要望

     浜松市の鈴木康友市長は26日、国土交通省で斉藤鉄夫国交相と面会し、同市の国道1号浜松バイパス(BP)や、三遠南信自動車道の整備促進を要望した。  浜松BPは本年度、同省が東区長鶴-南区中田島の6・4キロの改良整備を新規事業化した。鈴木市長は「地元の皆さんも喜んでいる。ぜひ事業の推進をお願いしたい」と述べ、斉藤氏は「早急に地質調査を開始し、早期に工事着手できるようにしていく」と応じた。  三遠南信道を巡っては国直轄事業の着実な進展とともに、市が手掛ける国道152号の現道改良区間の予算確保を訴えた。斉藤氏は今後の補正予算なども活用して支援していく考えを示した。  天竜川の治水事業に関する要望も届

  • 公共施設・事業に民間活力を 浜松市説明会、40団体参加

     浜松市は26日、公共施設への民間活力導入などに向けた会合「市官民連携地域プラットフォーム」(県など共催)を中区の地域情報センターと各地をオンラインで結んで開いた。市が指定管理施設の概要、県が民間との連携が期待される事業について説明した。  指定管理者に関心のある企業など約40団体が参加した。市アセットマネジメント推進課の担当者が墓地や図書館、ふれあい交流センターなど本年度に指定管理者を公募する施設を紹介した。県の担当者は県営住宅遠州浜団地の余剰地活用事業などに触れた。  この後、中区のアクトシティ浜松で市、県側と参加団体の意見交換もあった。

  • 非行防止尽力に感謝 浜松市北区

     細江署少年警察協助員連絡会はこのほど、総会を浜松市北区細江町のみをつくし文化センターで開いた。長年にわたり青少年の非行防止活動に尽力した少年警察協助員に、渡辺健太署長が表彰状、感謝状を手渡した。  受賞者は次の通り。  【県警生活安全部長感謝状】餅田美江(初生町)名倉悟(細江町)  【県少年警察ボランティア連絡協議会会長表彰】鈴木健次(都田町)安形直人(細江町)中村吉邦(同町)清水幹規(三ケ日町)大野孝之(同町)  【細江署長感謝状】野末定明(引佐町)

  • 本格的演奏を気軽に 掛川・城北地区ふれあいセンター

     掛川市の城北地区まちづくり協議会はこのほど、しろきたカフェコンサートを同地区ふれあいセンターで開いた。バイオリンとピアノのユニットが演奏した。  住民の身近な場所で、気軽に本格的な音楽を楽しむ機会を提供しようと企画した。浜松市を拠点に活動するユニット「音ひめと天使」が出演し、クラシックや日本の名曲12曲を披露した。地域住民約30人が鑑賞に訪れ、さまざまなジャンルの曲の演奏を楽しんだ。

  • 元勤務先の役員にかみつく 傷害の疑いで男逮捕 浜北署

     浜北署は26日、傷害の疑いで浜松市浜北区の無職の男(29)を現行犯逮捕した。  逮捕容疑は同日午後5時半ごろ、同区の会社事務所内で、男性会社役員(54)の手の親指にかみつく暴行を加え、傷害を負わせた疑い。男性は重傷のもよう。同署によると、会社は男の元勤務先という。

  • 住宅全焼、落雷で出火か 浜松市西区

     26日午前8時半ごろ、浜松市西区雄踏町山崎、男性(76)方から出火し、木造2階建て住宅1棟をほぼ全焼したほか、隣接する鉄骨2階建てアパートの外壁などを焼いた。浜松西署と市消防局によると、男性が左腕と左足にやけどを負い、救急搬送された。同署などは落雷で出火した可能性もあるとみて調べている。  現場周辺は白煙が立ち込め、一時騒然とした。近所の男性(64)は「朝7時過ぎから雷が鳴り響いていた。落ちたと分かるほどのごう音が数回あった」と話した。

  • 「二輪」活況 コロナ禍で続く 静岡県内業界、一層の拡大期待

     新型コロナウイルス下で、「密」を回避した移動やリモート生活による趣味の時間が注目され、二輪購入や免許取得の需要が続いている。かつてバイクに乗っていた人が、長年のブランクを経て再び乗り始めた「リターンライダー」や女性、若者など需要の裾野は広がりつつあり、二輪関連業界は市場のさらなる活性化に期待を寄せる。  6月下旬、浜松市東区の遠鉄自動車学校浜松校。「旅行で遠出をしなくなった。二輪免許を取ったら、風を感じながら海沿いを走りたい」。浜松市北区の女性会社員(20)が教習に励んでいた。  遠鉄自校が運営する系列3校の2021年度の二輪入校生は、19年度比52・5%増の1565人と大きく伸びた。女性割

  • 静岡人インタビュー「この人」 山下孝道さん 浜松市動物園で昆虫館管理者を長年務める

     浜松市役所を定年退職した15年前から、市動物園の昆虫館の管理者(館長)を務める。少年時代から独学で積み重ねてきた昆虫知識を生かし、昆虫学習会を開催し、子どもたちに自然と触れ合う喜びや正しい知識を伝えている。昆虫以外にも、野鳥や哺乳類の生態に関心を深め、遠州地方を中心に全国各地を飛び回る。4月には同園に飛来したコウノトリの撮影にも成功した。浜松市中区出身。75歳。  -昆虫の魅力は。  「底知れない奥深さがあり、フィールドに行くたびに新しい生命との出合いがある。身近な昆虫でも解明されていないことが多く、一生勉強しても追いつかないと感じることが一番の魅力」  -中でもチョウへの興味が強い理由は。

  • ヒマワリ風にゆらり 8月初旬まで見頃 はままつフラワーパーク

     浜松市西区のはままつフラワーパークで約7千本のヒマワリが見頃を迎え、夏の園内を彩っている。1年で最も暑い時期とされる二十四節気「大暑」の23日、来園者は青空に映え、風に揺れる黄色の大輪を楽しんでいた。  ヒマワリはオレンジ色の花を咲かせる「ビンセント」と小ぶりの「サンマリノ」の2品種で、多くが高さ1・5メートルほど。見頃は8月初旬までという。

  • MV東海 小型店オープン 浜松市中区中心街に28日 

     マックスバリュ東海は28日、浜松市中区の中心街に小型店「マックスバリュエクスプレス浜松中央店」を開店する。  浜松駅につながる広小路通りに面し、売り場面積538平方メートル。駐車台数は22台。店内は食べきりや使い切りサイズの小容量商品のほか、総菜や地元農産物などの品ぞろえを充実させる。会計や袋詰めを一連の流れで行うレジのほか、キャッシュレスセルフレジ5台を導入する。営業時間は午前7時~午後11時半。  市内12店目。小型店としては、同店から約200メートルの距離で24時間営業を行うエクスプレス浜松常盤町店(2020年11月開店)に続き市内2店目になる。5月中旬に閉店したスーパー「フィーネ東田

  • 高齢者施設応援派遣の職員 実践的な感染防止学ぶ 浜松で研修

     静岡県老人福祉施設協議会は25日、新型コロナウイルス感染が発生した高齢者施設に他の施設から応援派遣される職員対象の研修会を浜松市中区のサーラシティ浜松で開いた。県西部の特別養護老人ホーム職員ら約20人が参加し、実践的な感染防止対策に理解を深めた。  藤枝市立総合病院の感染管理特定認定看護師らが講師を務めた。施設利用者をはじめ、すべての人の体液や排せつ物などを「感染性あり」として取り扱う「標準予防策」の重要性を指摘した。派遣先でも手指消毒などの基本を徹底するように呼び掛けた。  参加者はマスクやガウン、手袋といった防護具の取り扱いも学んだ。講師から「マスクはあごを覆うように着けて」「フェースシ

  • 涼みながら本開いて 浜松修学舎中・高 図書室を一般開放

     浜松市中区の浜松修学舎中・高で25日、学校図書館の夏の一般開放が始まった。期間中、保護者や地域住民も学校図書を借りられ、閲覧席を利用できる。  図書室には小説や専門書、雑誌など約1万5千冊が並ぶ。同校では学校図書を有効活用しようと、2012年から隔週土曜日に地域向けに一般開放している。夏休み中は涼しい場所を共有する「クールシェア」を兼ねて、通常より日程を増やした。司書の米田仁美さんは「本は読まれてこそ意味がある。学びの意欲のある人は気軽に立ち寄ってほしい」と話した。  期間は25~28日、8月1~4日。午前9時~午後2時。

  • 女性特有の健康問題啓発 職場改善へ、浜松市がPT

     浜松市は25日、リプロダクティブヘルス・ライツ(性と生殖に関する健康と権利)に関する職場の課題解決に向け、庁内の部署を横断するプロジェクトチーム(PT)「ミモザ・プロジェクト」を設置した。女性特有の健康問題に関する知識の啓発や職場環境の改善に取り組む。  チームは職員22人で構成。生理などに関する研修会を開くほか、職場環境についての意見交換などを通じて課題を洗い出す。具体的な解決策を検討した上で、年内をめどに人事課など関係部署に提案する予定。  市役所で行った任命式では、奥家章夫市民部長がメンバーの職員に任命書を手渡した。奥家部長は「性別にかかわらず、すべての職員が自分らしく活躍するための職

  • ヤングケアラー 支援具体策で要望 浜松市議会公明党

     浜松市議会会派の公明党は25日、ヤングケアラー支援の具体策に関する5項目の要望書を市に提出した。松下正行代表ら所属議員5人が市役所で山名裕副市長に届けた。  若者が家族を介護するヤングケアラー問題は、当事者の教育機会や経済力に影響を及ぼしかねない。会派はヤングケアラー協会の当事者への聞き取りなどから課題を検討した。  地域で子どもと関わる児童委員らが介護の様子に気づいた場合、迷わず対応できるよう対応方針の明確化や研修を提案した。介護者の事情に合わせて一人一人のケア会議を実施すること、孤立させず地域の人間関係で支える仕組みを築くこと、ケアマネジャーが子どもらの時間の確保に注力することも求めた。

  • 浜松フューチャーズ 初優勝 静岡新聞社旗野球大会

     静岡県中西部の少年野球チームが対戦する「静岡新聞社・静岡放送旗争奪第51回遠州少年野球大会」(県野球連盟浜松支部主催、静岡新聞社・静岡放送共催)は24日、浜松市の天竜川緑地グラウンドで、準決勝と決勝を行った。決勝は浜松フューチャーズが浜松ブラッツを4-3で下し、同大会初の優勝に輝いた。  浜松フューチャーズは二回、2点を先制。五回に1点差まで縮められ、最終回で2死二、三塁のピンチを迎えたが逃げ切った。副主将の白石慶次郎君(12)は「点を取られても、負けないという気持ちを持ち続けた。みんなで勝ててうれしい」と顔をほころばせた。  表彰式では、大会会長を務める浜松軟式野球連盟の田口悦夫会長が、浜

  • ダンス華やか 200組300人軽快に 浜松で全国大会

     ダンススポーツの全国大会「2022ダンススポーツグランプリin静岡」(日本ダンススポーツ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が24日、浜松市東区の浜松アリーナで開かれた。世界大会の代表選考も兼ね、全国から延べ200組約300人が出場した。  きらびやかな衣装に包まれた参加者は階級、年齢、ジャンルなど12部門に分かれてダンスの技術や美しさ、2人の調和性などを競った。大会には元フィギュアスケーターの浅田舞さんも参加した。

  • 全日本卓球選手権出場へ 田村兄妹(新居小)が意欲

     全日本卓球選手権大会に出場する湖西市の新居小5年田村玖羽君(10)と同校2年歩羽さん(8)のきょうだいがこのほど、市役所を訪れ、影山剛士市長に大会への意気込みを語った。  兄の玖羽君はシングルス小学6年生以下の部、妹の歩羽さんは小学2年生以下の部で県大会上位6人に入り、そろって全国大会への出場権を獲得した。神戸市で28日から4日間開催される。  デンソー湖西製作所で社会人の卓球に取り組んでいる父親の夕さん(36)の影響を受け、2人は幼稚園児の頃から卓球を始めた。卓球教室の舞阪ジュニア(浜松市西区)に所属し、週5日練習に励んでいる。  同大会4回目の出場になる玖羽君は「去年は1回戦で負けてしま

  • 写真6クラブ 多彩な作品披露 浜松市中区で31日まで

     浜松市北区の写真家水谷サコさんが指導する教室「マリン35」の市内6クラブ共催写真展が25日、中区のクリエート浜松で始まった。31日まで。  水谷さんと生徒ら約30人が計約50点を出品した。水族館のペリカンやクラゲ、市内の街角スナップ写真、ノルウェーで撮影したオーロラなど多彩な作品が来場者を楽しませている。水谷さんは「個性を前面に出すように指導している。それぞれの豊かな表現を楽しんでほしい」と話した。

  • 聖隷浜松病院 60周年で公開講座 浜松市中区で9月

     聖隷浜松病院(浜松市中区)は9月18日午後1時半から、同病院の開設60周年を記念した市民公開講座を同区のアクトシティ浜松で開く。入場無料。  悪性リンパ腫の闘病を経て復帰したフリーアナウンサーの笠井信輔さんが、「生きる力―引き算の縁と足し算の縁」と題して特別講演する。同病院緩和医療科の山田博英部長による講演「人生会議って何だろう」などもある。  定員は300人。オンライン聴講も可。申し込みはインターネット、はがき、ファクスで受け付け中。詳細は病院ホームページに掲載している。問い合わせは同講座事務局(エイエイピー内)<電053(458)5765>へ。

  • ジオラマ活用し防災学習 親子で危険箇所確認 浜松市中区

     一般社団法人防災ジオラマ推進ネットワーク(横浜市)は24日、段ボールのジオラマを使った防災教育授業を浜松市中区の新川モールで開いた。参加した地元の親子約30人は、浜松駅周辺の地形を段ボールで表現したジオラマを通じて、地域防災への理解を深めた。  講師を務めた同ネットワークの上島洋(51)代表理事は、ジオラマに洪水や津波の浸水域を表したハザードマップを重ねることで地形と災害危険箇所を比較できると説明した。参加者はジオラマを観察し、災害時に危険になりそうな場所や避難場所となる学校などに付箋を貼って、いざという時の行動を考えた。  聖隷クリストファー小5年の前田愛奈さん(10)=中区=は「高い場所

  • 神戸大法律相談部 8月に無料相談 浜松市中区と天竜区

     兵庫県の神戸大法律相談部が8月26、27の両日、浜松市で無料法律相談を実施する。学生や卒業生の法曹関係者が金銭貸借、交通事故、相続など各種法律関連の相談に応じる。  同部は神戸大公認団体で、全国を巡回して無料相談会を開いている。予約不要。税法関連や刑事事件、訴訟中の行政事件は対象外。  日程は8月26日が中区の市福祉交流センターで、同27日が天竜区の佐久間歴史と民話の郷会館で、いずれも午前10時~午後3時半。午後3時受け付け終了。  問い合わせは期間中開設する同部の連絡先<電070(4078)1507>へ。

  • つま恋「ポプコン」思い出語る 司会務めた大石吾朗さんら出演

     1970年代から80年代に掛川市のつま恋で開催された「ヤマハポピュラーソングコンテスト」を紹介するイベント「ポプコン・リマインド」が23日、浜松市中区の静岡文化芸術大で開かれた。  ポプコンで司会を務めた大石吾朗さんと、3度の入賞経験がある相曽晴日さんが出演。当時の熱気や出場ミュージシャンの裏話などを紹介した。  大石さんは全国各地域から応援団が会場に駆けつけたことを思い返し、「ポプコンを機に、自分も歌ってみようと思うアマチュアがどんどん増えた」と語った。相曽さんはピアノの弾き語りで代表曲「舞」などを披露し、聴衆を魅了した。  イベントはポップスの原点を見つめ直す機会をつくりたいと、同大で民

  • 認知症「共生」「予防」重要 浜松市浜北区で教室、基礎知識学ぶ

     浜松市浜北区の地域包括支援センター北浜は23日、認知症の家族介護教室を同区小林のふれあい交流センター浜北で開いた。市認知症疾患医療センター長の磯貝聡医師が認知症の基礎知識などを住民らに講話した。  磯貝医師は介護に当たる若年層が減る社会では、「共生」と症状の進行を遅くすることも含む「予防」が重要だと指摘。認知症になりにくくするために健康管理、社会活動への参加、整理整頓などを勧めた。症状が進行したときのことを踏まえた医療、介護の方針を家族や後見人とコミュニケーションを取っておくようにも促した。  同教室では、同センターの業務を担う看護師、薬剤師、作業療法士らが受講者からの相談に応じた。

  • 古文書から村の姿探る 天竜地域の歴史展示 浜松・内山真龍資料館

     浜松市天竜区大谷の内山真龍資料館で9月18日まで、天竜地域の古文書を集めた展示「古文書あれこれ」が開かれている。二俣や北鹿島など6村の名主家に伝わる古文書14点を中心に、村の運営の実態を紹介している。  今川義元が中村家に対して土地所有権を認めた判物(市指定文化財)や同地域で最古の古文書とされる「吉良善尚下文」(同)のほか、年貢の領収書や村絵図などが並ぶ。  同館の原昌広主任は「山間地ならではの税の払い方など、地域内の村営の在り方を知ってもらいたい」と話している。  午前9時~午後5時。入館無料。月、火、祝日休館。問い合わせは同館<電053(925)4832>へ。

  • ペット葬、供養に特化 はまゆうの会が新ブランド「杜のしおん」

     浜松葬儀のグループ会社「はまゆうの会」はこのほど、ペット葬や供養に特化したブランド「杜(もり)のしおん」を立ち上げた。浜松市東区半田山の同社事務所を拠点に、総合的な支援を進める。24日午前10時から午後3時に見学会を開く。  市内エリアが対象。希望者には環境に配慮したかご状の専用ひつぎを直接届ける。火葬プランは別れのセレモニーから拾骨まで家族が立ち会うケースと、同社に一任する2種を用意した。事務所内に納骨堂を設けている。  担当者は「家族としてペットを見送りたいとのニーズが増えている。葬儀社のノウハウを生かし、サービスを展開したい」と話す。  問い合わせは同会<フリーダイヤル(0120)12

  • ショウガたっぷり 新作冷凍ギョーザ 浜松・杏林堂薬局が発売

     ドラッグストアの杏林堂薬局(浜松市中区)はこのほど、オリジナル冷凍ギョーザの新作「本当においしい生姜餃子」を数量限定で発売した。  シリーズ9種類目。ニンニクを使わず、ユズ皮のほか、シリーズ最多量のショウガを配合した。ピリッとした味わいとユズの風味を楽しめるギョーザに仕上げた。  20個入り、価格は税込み880円。計2万4千袋を県内76店とネットスーパーなどで販売する。

  • 家族連れに交通安全呼び掛け イオンモール浜松志都呂で浜松市など

     静岡県や浜松市、浜松西署はこのほど、西区のイオンモール浜松志都呂で交通安全の広報活動を実施した。家族連れに啓発品を配布し、横断歩道の安全な渡り方や飲酒運転の防止を呼び掛けた。  信号機と横断歩道を再現したセットを設置し、子どもたちは左右確認や横断時の手上げの徹底を交通安全指導員から教わって実践した。県のマスコットキャラクター「ふじっぴー」も登場し、人気を集めた。

  • 事故防止へ合同パトロール 浜名湖で細江署など

     細江署は23日、県水産資源課と浜名漁業協同組合との合同パトロールを浜名湖で実施した。署員と県職員、漁協の組合員の約20人が参加した。  参加者は、同漁協気賀支所からモーターボートや水上バイクに乗って出発。浜名湖のうち、同署が管轄する区域を回り、潮干狩りやマリンレジャーを楽しむ市民らに法令順守と事故防止を呼び掛けた。

  • プログラミングに挑戦 小中生、浜松城北工高生に教わる

     浜松城北工高と浜松科学館の公開講座「ITロボットプログラミング教室」が23日、浜松市中区の同校で始まった。来年2月までの全5回。小中学生が車輪の付いたミニロボットを使い、プログラミングについて学ぶ。  講座は小学生親子が対象の初級(24組)と中学生対象の中級(12人)に分けて開催。初級の講座では参加者がロボットについて基礎的な知識を学んだ後、回転時間や進行方向などのデータを少しずつ変えながらロボットに命令を与えるなどして課題に取り組んだ。  ロボットに20センチ進む命令を与え、成功した参加者の寺田実桜さん(11)=南区=は「高校生に教えてもらって簡単にできた。思い通りに進んだ時はうれしかった

  • 森林公園の魅力PR イオンモール浜松市野でイベント

     静岡県立森林公園(浜松市浜北区)は23日、同公園の魅力や林業について紹介するイベント「森遊び・森学び」を東区のイオンモール浜松市野で開いた。  目のような模様を持つ「アケビコノハ」の幼虫や湿地に咲く花「シラタマホシクサ」など公園内に生息する生物をはじめ、間伐や植え付けといった林業の工程を説明するパネルを展示した。浜松学芸高(中区)の生徒が公園PRのために撮影した動画も放映した。  クラフト体験コーナーでは、子どもたちが大小さまざまな木のパーツを使い工作に取り組んだ。ウサギと家を作った与進小(東区)3年の竹本千紘さんは「ちょうどいい大きさの木を見つけるのが大変だった。楽しかった」と目を輝かせた

  • 不登校子ども支援 進路や自立考える 浜松市中区で相談会

     静岡県西部の子どもを支援するNPOや市民団体でつくる「子ども育ちレスキューネット」は23日、不登校の小中学生の自立を考える進路相談会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアイミティ浜松で開いた。  市内のフリースクール空の西村美佳孝さんが講師を務めた。不登校の生徒の受け入れに積極的な高校を紹介したほか、通信制や通信制などの入試について説明した。その上で「本人の意見を置き去りにせず、一緒に進路を決めてほしい」と呼び掛けた。  相談会は8月7日に磐田市のワークピア磐田、9月4日と10月23日はアイミティ浜松で開く。参加無料(オンライン参加も可)。

  • 架空請求で10万円被害 浜松の76歳男性

     浜松市の無職男性(76)が23日、架空の料金請求で現金約10万円をだまし取られたと浜松東署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。  同署によると22日、男性の携帯電話に、電話会社を装って「未納料金がある」とメールが届き、指定された番号へ電話をかけると、電話会社職員を名乗る者から「サイトの利用料金が約70万円あり、そのうち約10万円をすぐに支払わなければならない」と言われた。市内の金融機関でATMから指定の口座に現金を振り込んだという。

  • 消毒ジェル寄贈 浜松市に1万2000本 東京の企業

     化粧品の卸売りなどを手掛ける「TIM HOLDINGS(チームホールディングス)」(東京都)はこのほど、浜松市にアルコール消毒ジェル計1万2千本を寄付した。  金土日(キムトイル)社長らが、市役所に鈴木康友市長を訪ねて目録を手渡した=写真=。鈴木市長は「基本的な感染対策に手の消毒は大事。有効に活用したい」と謝辞を述べた。  同社は地域貢献の一環で、各地の自治体に同様の寄付を行っているという。

  • 安全運転技術競う 浜松東地区で大会

     浜松東地区安全運転管理協会はこのほど、自動車の安全運転技術と交通ルールの知識を試すセーフティードライバーコンテストを浜松市東区の遠鉄自動車学校で開いた。同協会に加盟する7事業所8チームが出場した。  1チーム3人編成で運転実技と座学の試験に臨み、合計点で順位を決めた。個人の部の上位3人は10月に静岡市で開かれる県大会に出場する。主な成績は次の通り。  ▽個人 ①久保田涼介(浜松ホトニクス常光製作所)②有賀璃音(第一工業)③中村優介(同)  ▽団体 ①第一工業②浜松ホトニクス常光製作所③進和浜松営業所

  • 少年警察協助員 功労者4人表彰 浜北署-浜松

     浜北署は22日、少年警察協助員として長年にわたり少年の非行防止、健全育成活動に尽力した功労者4人に表彰状を伝達した。  表彰されたのは、全国少年補導員協会少年補導栄誉銅章の村松繁博さん(71)=浜松市浜北区小林=と、県少年警察ボランティア連絡協議会会長表彰を受けた今井守さん(61)=同区内野台=、太田恵太さん(53)=同区寺島=、和田喜由さん(53)=同区中瀬=。同署で開かれた同署少年警察ボランティア連絡会の総会で、川合将仁署長が出席者3人に表彰状と記念品を手渡した。  

  • 東海高校総体・競泳(22日) 競技結果まとめ

     東海高校総体水泳の競泳は22日、名古屋市の日本ガイシアリーナで開幕し、男女の400メートルメドレーリレー決勝を行った。男子は飛龍の3位、女子は日大三島の4位が静岡県勢最高で、それぞれ全国総体出場を決めた。  競技は24日まで。各種目3位までと全国大会標準記録を突破した選手、チームが全国総体出場権を得る。   ◇男子◇  ▽400メートルメドレーリレー ①中京大中京(愛知)3分44秒38③飛龍⑤浜松市立⑦浜松商   ◇女子◇  ▽400メートルメドレーリレー ①豊川(愛知)4分9秒46④日大三島⑤磐田農⑧城南静岡⑨静岡商 【全国総体参加標準記録突破の県勢=決勝終了種目のみ掲載】  ▽男子4

  • 400メドレーR男子 飛龍3位、今季ベスト 東海高校総体・競泳

     チームの総合力が試される400メートルメドレーリレーで、男子の飛龍が意地を見せて3位に食い込んだ。  背泳ぎの奥が「後半テンポよく泳ぎ、最低限の仕事は果たせた」と振り返れば、初めてメドレーチームに入った自由形の内村も「後半バテずに気持ちよく泳げた」と胸を張った。  愛知の上位2校に5秒以上の差をつけられたが、3分50秒10は今季のチームベスト。個人とリレーで県5冠を獲得した杉山を中心にまだ伸び代はある。平泳ぎの小沢は「全国総体では自分がいい形でつなぎ、チームに流れをつくりたい」と決意を示した。

  • 夏休みに合わせ子ども見守りを 中区で一斉補導活動 浜松

     浜松市は22日、県内一斉夏季少年補導をJR浜松駅周辺で行い、少年らに非行防止などを呼び掛けた。  生活環境の変化で非行や思わぬ事件に遭遇するリスクが高まる夏休みを前に、市民意識の高揚や環境整備を目的に行った。市こども家庭部次世代育成課青少年育成センターの足立敏久所長は出発に先立ち「大人が温かい声かけをして、地域一体で子どもたちを見守っていこう」とあいさつした。  新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小して実施した。同センター職員7人が浜松市中区のコンビニ店や公園、商業施設などを巡回し、子どもたちに早い帰宅と犯罪への注意を促した。

  • 松本さん(浜松啓陽高2)努力結実 難関の情報処理国家試験合格

     浜松啓陽高(浜松市北区)2年の松本将明さん(16)が、経済産業省の認定する情報処理の国家試験「応用情報技術者試験」の2022年度春期試験に合格した。合格率は2割程度で、今回の試験では県内の高校生で唯一の合格という。  情報処理全般の高度な知識が必要とされる難関試験で、企業でシステム開発や経営戦略などに携わるエンジニアが受験者に多いという。松本さんは1年時に「情報セキュリティマネジメント試験」「基本情報技術者試験」など3種の資格試験に合格。所属する情報処理部の活動や自主勉強に1日2~3時間を費やし、今回の試験も一発合格を果たした。  応用情報技術者試験に同校の生徒が合格するのは初めて。同部顧問

  • 記者コラム「清流」 重い諦念

     天竜区春野町に高齢女性がたった2人で暮らす集落がある。かつては260人が暮らした山里だった。小学校もあり、祭りもあった。林業の衰退、生活様式の変化が、山村から住民を奪っていった。  集落に開設された参院選の出張投票所を訪れた。その日の来場者は1人。投票後、女性宅で偶然訪れていた娘夫婦とともに話した。次女は小学校卒業時に、全校児童が37人いたことを教えてくれた。  「仕方ないよねえ」。約1時間の滞在中、この言葉を幾度も聞いた。女性は今夏、集落を去ることを決めた。  山道を帰りながら考えた。彼女はこの数十年、何度同じことを思ってきたのだろうか、と。1人減り、2人減り続ける集落で生き続けながら。そ

  • 19地域ブランド 浜松・遠鉄百貨店に集結 25日まで

     浜松市中区の遠鉄百貨店で22日、県内外19の地域発ブランドが出展する展示会「サンチノ」が始まった。衣類や雑貨、食など地域に根付いたものづくりの魅力を紹介する。25日まで。  同市西区のアパレルブランド「HUIS(ハウス)」は遠州織物のシャツやパンツなどを展示し、素材の風合いを生かしたしなやかな手触りの商品の魅力を紹介した。同市南区の家具制作「シュクレ浜松」は20~30年前の家具をリメーク・リペアしたたんすやソファを並べた。  福岡県の久留米絣(がすり)のもんぺ、三重県の伊勢木綿の商品、岐阜県の作家が制作した漆のアクセサリーなども注目を集めた。  今回で2回目。多くの来場者があり、各ブランドの

  • スズキ奨学金認定証交付 静岡文化芸術大生7人に 浜松

     浜松市のスズキ教育文化財団は22日、中区の静岡文化芸術大で学生に対するスズキ奨学金の認定証交付式を開いた。本年度は文化政策学部とデザイン学部の3年生計7人に各30万円を支給する。  財団理事長の鈴木俊宏スズキ社長の代理として、横山俊夫学長が学生一人一人に認定証を手渡し「皆さんは多様な分野で研さんを積んでいる。今後の活躍に役立ててほしい」と呼びかけた。  奨学生はそれぞれ抱負を語った。国際文化学科の西家由真さん(20)は「環境問題や地方創生など、これまで学んだ領域で関心が高まった分野の研究を深掘りしていきたい」と力を込めた。  2011年度にスズキと同大が共同でスズキ奨学基金として創設した。2

  • 南区の死亡事故 住民と現場診断 浜松東署など

     浜松東署や浜松市は20日、南区小沢渡町の市道交差点で2日に発生した交通死亡事故の現場診断を実施した。署員や市職員、地域住民ら約30人が再発防止策を話し合った。  事故は2日午後4時半ごろ、交差点を右折しようとした乗用車と直進していたオートバイが衝突した。オートバイの男性(41)が死亡した。参加者は現場の交通量や見通しを確認した。「交差点の中心付近を通過して右折するよう誘導線を設置する」「対向車から二輪車は実際より遠くに見えるという特性を踏まえて安全啓発に努める」といった意見が出た。

  • 静大2施設に新名称 ローム浜松と命名権契約

     静岡大は22日、半導体製造のローム浜松(浜松市南区)とのネーミングライツ(施設命名権)契約に基づき、中区の同大浜松キャンパスの付属図書館浜松分館パーソナルワークエリアと工学部の1教室で新名称の使用を開始した。  学生が自習で利用する同エリアは「Development Base(デベロップメント ベース)」となった。学生の成長や電子工学の技術発展を願って名付けたという。教室は「ROHM Hamamatsu Room(ローム浜松 ルーム) 2―11」とした。契約期間は2025年6月まで。  同大は自己収入を増やし、教育や研究の充実につなげようと21年に大学施設のネーミングライツ制度を導入した。同

  • アセス準備書公表 最大出力を縮小 天竜の風力発電計画

     浜松市天竜区佐久間町、龍山町の山中で中部電力子会社シーテックが計画する「ウインドパーク天竜風力発電事業」(仮称)の環境影響評価(アセスメント)準備書が22日、公表された。同社は方法書段階から事業実施区域をやや縮小し、最大出力は7万5千キロワットから6万1200キロワットに、最大21基としていた風力発電機の数は17基にそれぞれ変更した。  事業実施区域は380ヘクタールほど小さい約2070ヘクタールとした。水源涵養(かんよう)保安林や植物への影響を極力回避するために縮小する一方、工事用道路の一部変更や発生土の盛り土を区域内に設けるため拡張した。  騒音、超低周波音、生態系への影響など、各調査項

  • 地元浜松の文学 魅力学ぶ 中区で開講、10月まで

     浜松文芸フォーラムはこのほど、講座「文学と私たち」を同市中区のクリエート浜松で開講した。10月までの全4回、浜松ゆかりの作家や文芸編集者が地域の文学の魅力を語る。  市内の60~80代を中心に約30人が受講。北区のアマチュア小説家増田一郎さん(86)が講師を務めた。増田さんは20年以上前に浜松市出身の芥川賞作家、吉田知子さんとの出会いを契機に始めた執筆活動を紹介。書き続けることの大変さや文学の魅力について、「純文学は人の心を豊かに成長させることができる」と強調した。  同フォーラムの河原みち代代表は「講義を通じて浜松の文学の魅力を若い人たちに継承したい」と話した。

  • 新社屋建設、新事業着手へ SHODA「売上高100億円目標」

     産業用精密機械製造のSHODA(浜松市北区)が新事業の展開に向け、新社屋を建設する。主力の数値制御の切削加工機「NCルーター」の開発・製造に加え、今後は切削加工を請け負うことにも取り組む。創業100周年を迎える2026年までに、売上高100億円を目指す。  本社敷地内に建設予定の新社屋は鉄骨2階建て、延べ床面積約1700平方メートル。22日に地鎮祭を行い、関係者約30人が23年3月末の完成に向けて工事の安全を祈願した。研究開発のほかに、オンラインによるパノラマビューで工場内を再現するなど、営業活動も加速させる。  同社は1968年、家具や楽器用の木材をくりぬくNCルーターを世界で初めて開発し

  • 生産能力120万台へ拡張 浜松進出のナブテスコ、2030年までに

     精密減速機の生産工場を浜松市北区に整備しているナブテスコの藤原利也取締役常務執行役員は22日、2023年9月の工場完成後、30年までにさらに拡張し、年間生産能力を120万台体制にする計画を明らかにした。  同市内で開いた浜松商工会議所の講演会で述べた。工場の自動化率も高める考えで、藤原氏は「世界ナンバーワンのスマート工場を目指す」と強調した。  ナブテスコは中大型産業用ロボットの関節などに使用する精密減速機で、世界シェア約6割のトップメーカー。浜松工場は津市と中国・常州に続き、同社3カ所目の生産拠点となる。  既存2工場の生産は106万台(22年12月末見込み)で、今後の市場成長などを見据え

  • 事故起こしボンネット殴打 掛川署、暴行疑いで再逮捕

     掛川署は22日、暴行の疑いで中国籍、浜松市中区曳馬1丁目、大学生の女(22)=道交法違反で逮捕=を再逮捕した。  再逮捕容疑は21日午後5時ごろ、掛川市梅橋の国道1号袋井バイパスで磐田市の女性(20)の乗用車を複数回殴打した疑い。同署によると、女性の乗用車に衝突した後、車を降りてボンネットを殴ったという。容疑者は21日、軽乗用車で袋井バイパスを逆走して事故を起こしたとして同署に逮捕された。同署は22日に容疑者の住所、職業、氏名を訂正した。

  • 涼しげ浴衣 着付けに挑戦 西遠女子高生「気持ち引き締まる」

     静岡県繊維協会は22日、浜松市中区の西遠女子学園高で「ゆかた着付け教室」を行った。生徒約30人が和装に親しむとともに、地場産業への理解を深めた。  生徒は着付け桐華流の本川房子さんらから手順を教わり、しわが寄らないように浴衣を着た。苦戦しながらも帯の「文庫結び」を覚え、丁寧に結んだ。市内で染工場を営む二橋教正さんらも来校し、注染染めの実演を披露した。  1年の野田悠菜さんは「普段は洋服しか着ない。浴衣を着てみて気持ちが引き締まる感じだった」と話した。  

  • 部員3人 浜松江之島高合唱部、大舞台へ 8月4日、全国高総文祭

     8月4日に都内で開かれる第46回全国高校総合文化祭(全国高総文祭)東京大会の合唱部門に、部員3人の浜松江之島高合唱部が出場する。同校によると、同部門には人数の規定はないが、これほど少人数での全国大会参加は珍しいという。3人は本番に向けて練習に余念がない。  メンバーは、部長で3年の土屋紗菜さん(湖西市)、2年の木部里香さん(浜松市東区)、1年の堀田華澄さん(同市南区)。昨秋の録音審査ではモーツァルト作曲「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が高い評価を受け、部として1997年以来2度目の全国高総文祭出場を決めた。審査したプロ歌手で合唱指揮者の佐藤拓さんは「深く慈しみのある音色。美しいレガートを達成し

  • 乾燥大麻と覚醒剤所持の疑いで逮捕 天竜署など、3人

     天竜署と静岡県警薬物銃器国際捜査課は22日までに、大麻取締法違反の疑いでいずれもブラジル国籍、浜松市南区老間町、無職の男(23)と磐田市福田、自称解体工の男(38)を、大麻取締法違反と覚醒剤取締法違反の疑いで住所不定、自称板金工の男(25)を逮捕した。  無職の男の逮捕容疑は6月9日、営利目的で乾燥大麻約48グラム(末端価格28万4千円相当)を自宅で所持した疑い。自称板金工の男の逮捕容疑は同日、無職の男や氏名不明者と共謀し営利目的で乾燥大麻約48グラムと覚醒剤約2・5グラム(末端価格14万7500円相当)を無職の男宅で所持した疑い。  自称解体工の男の逮捕容疑は6月22日、自宅で乾燥大麻約2

  • 浜松医科大が教育センター開設 医療/工学/情報技術 融合推進へ

     浜松医科大(浜松市東区)は本年度、学内に「次世代創造医工情報教育センター」を開設した。工学部、情報学部を擁する静岡大浜松キャンパス(同市中区)との連携を強め、データや人工知能(AI)を活用した医療分野の新技術・機器開発、アントレプレナーシップ(起業家精神)に富んだ学生や若手研究者の育成を目指す。  センターには浜医大の若手臨床医2人を配置した。静大情報学部教員らの協力を受け、学生の指導と医療機器やアプリなどに関する独創的なアイデアの研究、開発に取り組む。学生らがアイデアを競うピッチイベントなどを通じ、学生や病院発のベンチャー創出にもつなげる。  両大は2018年にレーザーやセンサーなどの光技

  • ⚾ヤマハ痛恨被弾、逆転負け NTT東に雪辱ならず 都市対抗野球

     都市対抗野球大会第4日は21日、東京ドームで1回戦が行われ、NTT東日本(東京都)日本通運(さいたま市)日本新薬(京都市)が2回戦に進んだ。4年連続43度目出場のヤマハ(浜松市)はNTT東日本に1-2で逆転負けし、2年連続で初戦敗退した。三回に川辺のソロ本塁打で先制したが、七回に2点本塁打を浴びた。 ▽1回戦 ヤマハ(浜松市) 001000000―1 00000020×―2 NTT東日本(東京都) [本]川辺1号①(沼田)保坂1号②(佐藤) ▽二塁打 内山=1回▽犠打 下川 ▽試合時間 2時間6分  【評】ヤマハは序盤に先制しながらも、リードを守り切れず、NTT東日本に逆転

  • 都市対抗野球ヤマハ初戦 手拍子や吹奏楽、懸命の応援実らず

     東京ドームで熱戦が繰り広げられている第93回都市対抗野球大会。浜松市のヤマハは21日の1回戦で1―2とNTT東日本(東京)に惜敗した。新型コロナの影響で大声を出しての応援などが禁止される中、約2400人の応援団は、拍手や手拍子でヤマハナインを鼓舞した。  三回、9番打者の川辺健司捕手(32)が左翼席へ先制弾を放つと、ヤマハの一塁側スタンドは得点を挙げたときの応援歌「天国と地獄」で盛り上がった。一昨年はチーム応援が中止。昨年は無得点で敗れた。応援部女子リーダー伊藤愛理さん(27)は「3年ぶり(東京)ドームでの天国と地獄は格別。もっと盛り上げようと、いろいろな方向を見た」と振り返った。  社業で

  • 浜名湖に親ウナギ放流 8月1日からクラウドファンディング

     浜名湖周辺のウナギ生産者や仲買人、料理店などでつくる「浜名湖発親うなぎ放流連絡会」は21日、親ウナギを市場で購入し放流する事業の資金を募るため、8月1日からクラウドファンディング(CF)を実施すると発表した。  CFサイト「READYFOR(レディーフォー)」で、1万円から10万円まで四つの支援コースから金額を選べる。目標額は30万円。一部を事業費に充て、支援者には浜松市内の専門料理店の食事券やかば焼きなどを返礼品として贈る。期間は9月29日まで。放流は今秋以降を予定している。  同連絡会は2013年度に事業を始め、21年度までに累計6453尾を放流した。CF実施は6回目。加茂仙一郎会長は「

  • 天浜線天竜二俣駅 7月24日にクワガタ教室、フリー切符も

     天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は24日、親子を対象にした「クワガタ教室」を同区の天竜二俣駅東の天竜観光協会会議室で開く。市内のクワガタ愛好家が育て方をレクチャーし、クワガタのつがいがプレゼントされる。  午前10時~午後2時。先着70組限定。申し込み不要。参加費は、大人、子ども各1人分の1日フリー切符とクワガタ引換券付きで1組3500円。担当者は「夏休みの思い出としてクワガタを育て、天浜線にも乗ってほしい」と呼び掛けている。  問い合わせは同社営業課<電053(925)2276>へ。

  • 遠鉄百貨店で8月 手づくり作品販売会 浜松

     ハンドメード作品のイベントを手掛ける浜松市西区の「まめなり企画」は8月10日から、市内や近郊の作家による作品を集めた販売会「まめなり百貨店」を中区の遠鉄百貨店で開く。23日まで、常時約千点の多彩なアクセサリーを販売する。  本館2階の会場に、子育て世代の女性作家を中心とした21人がピアスやイヤリング、ブレスレットなどのアクセサリーや布製の小物、陶器を出品する。価格は3千円台が中心。  昨年夏、作家の自信につながる販売会を展開しようと遠鉄百貨店で実施したところ反響があり、ことしも企画した。まめなり企画の鈴木雅美代表は「すてきな作品を見つけ、ハッピーな時間を楽しんでほしい」と話す。

  • 濃淡、ぼかし技法 写実的な水墨画 浜松市浜北区で愛好家展

     水墨画愛好家グループ「蕨(わらび)の会」は21日、第20回作品展を浜松市浜北区の浜北文化センターで始めた。会員31人が24日まで、風景や動物を描いた68点を並べている。  犬のふさふさとした毛や輝く朝日、降り積もる雪といった細部の描写にこだわった作品が目立つ。河野礼二会長(81)は墨の濃淡やぼかしの技法を用い、水路に架かる橋を写実的に表現した。約20年続ける水墨画について「基本的には白い紙に墨の黒一色で表現する世界だが、奥が深い」と魅力を語る。  同会は月に2回、同センターか同区の浜名協働センターで水墨画に取り組んでいる。

  • 3年ぶり花火 浜松・馬込川上島緑地、23日午後8時から

     浜松市中区上島町の4自治会でつくる上島町自治会連絡協議会(江間康雄会長)は23日午後8時から、同区の馬込川上島緑地で、花火の打ち上げを行う。  新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止していたが、今回は新型コロナの収束を祈願して約300発を打ち上げる。新型コロナ対策として打ち上げ時間は従来の1時間から30分に短縮し、会場での飲食禁止、マスク着用の徹底などを呼び掛ける。  地域の行事が相次いで中止になる中、地域力の向上、結束を強める狙いも込めた。江間会長は「新型コロナでみんなの気持ちも沈みがちになっている。ソーシャルディスタンスを取りながら、華やかな花火を楽しんでほしい」と話している。

  • 仮装コンクール、3年連続で中止 9月のみさくぼ祭り 浜松

     浜松市天竜区水窪町の水窪仮装コンクール実行委員会は21日までに、9月17、18日の両日に同町で予定していた「みさくぼ祭り」の仮装コンクールの中止を決めた。新型コロナウイルス感染拡大防止のためで、中止は3年連続。  仮装コンクールは例年、市内外からの多くの参加者や観客でにぎわい、同祭り最大の呼び物とされる。  「みさくぼ祭り」の町内各地区の屋台引き回しやおはやしの演奏「若連流し」は、地区ごとの判断で9月18日に実施する方向。

  • ウクライナ人、浜松市民に オイスカ専門学校 避難の学生受け入れ

     浜松市は21日、オイスカ開発教育専門学校(西区)がウクライナから避難してきた20代の女性を受け入れ、その女性が市内での生活を始めたと発表した。  同専門学校日本語科は、日本語能力試験の合格を目指しているウクライナ人を学費免除で学生として受け入れ、日本語学習や日本社会への適応を支援するプログラムを設けている。今回は、全国の日本語教育機関有志による「ウクライナ学生支援会」を通じて受け入れた。女性は9日に来日し、13日に市に住民登録したという。  同専門学校によると、女性は現在、同専門学校敷地内の学生寮で生活している。大学で日本語を専攻していたため日本語学習にも意欲的で、12月に行われる試験では5

  • ウクライナ避難民支援 浜松市、寄付受け付けを延長

     浜松市は、ウクライナから同市への避難民を支援するために募集している寄付金の受け付けを10月31日まで延長する。  市は4月15日から、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」で寄付金を受け付けている。当初は7月31日までの予定だったが、情勢に変化がなく、今後も避難民が増える可能性があるため延長することにした。寄付は1口2千円。何度でも申し込みができる。  寄付金は避難民の生活支援や同国への人道支援に活用される。市国際課によると、これまでに約300万円の善意が寄せられたという。

  • ⚾高校野球静岡大会3回戦(21日) 試合結果まとめ

     第104回全国高校野球選手権静岡大会は21日、草薙など4球場で3回戦の残り8試合を行った。今春選抜出場の日大三島は藤枝明誠を7回コールドで下した。掛川工は石川壮大が浜松市立を完封。延長にもつれた投手戦を制した。城南静岡は主戦山田幸輝が袋井商打線を零封し、創部初の4回戦進出を決めた。掛川西は3投手の継投で浜松工を1-0で破った。第2シード静岡や第3シード掛川東、ノーシードの加藤学園、東海大翔洋も16強入りした。22日は草薙など4球場で4回戦8試合を行い、ベスト8が決まる。 ■21日の結果(3回戦) ▽あしたか球場 日大三島 7―0 藤枝明誠(7回コールド) 加藤学園 10―0 富士宮東(5回

  • ⚾掛川工 延長10回制す 高校野球静岡大会3回戦

    ▽3回戦(草薙第2試合) 浜松市立 0000000000―0 0000000001x―1(延長10回) 掛川工 ▽二塁打 池之谷(掛)竹村(浜) ▽試合時間 2時間5分  【評】掛川工が浜松市立との息詰まる投手戦を制した。  掛川工は公式戦初先発の石川が終始安定した投球でスコアにゼロを並べ、10回を完封した。打線は延長十回、1死満塁から3番三浦がサヨナラ犠飛を放ち決着をつけた。  浜松市立は先発藪崎が9回を無失点に抑える好投を見せたが、1点が遠かった。  ■サヨナラ犠飛で生還 〝地元対決〟へ闘志  力投を続けてきた掛川工の右腕石川が自らサヨナラのホームを踏み、延長までもつれた息詰まる投手

  • 若子城跡を知ろう 天竜区佐久間町、観光協が看板設置 浜松

     浜松市の天竜区観光協会佐久間支部はこのほど、同区佐久間町城西地区の若子城跡周辺に城を紹介する看板やくいなどを設置した。  同支部によると、若子城は高根城(水窪町)の支城という位置づけで、戦国時代に武田家の遠州攻略の戦略拠点となったという。  佐久間支部は山城への関心の高まりを受け、若子城跡への入り口と城跡に立つ若子神社の社殿に、城の歴史を紹介する看板を設置した。社殿付近には「大洞若子城跡」と記したくいを打ち込んだ。  同支部の邑瀬三男事務局長は「城跡の見栄えが良くなった。戦国時代のいろいろな歴史を勉強できるので、一度訪れてほしい」と話す。  

  • 情報開示誌作成 公開はHPのみに 浜松いわた信金

     浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は21日までに、経営内容をまとめた2022年版ディスクロージャー誌を作成した。本年度からホームページのみで開示する。  全55ページ。同信金の基本方針やバリューイノベーション(価値改革)を掲げた中期経営計画(19年度~23年度)の概要、21年度決算の概況、主な経営指標などを掲載した。

  • 自己表現、俳優から学ぶ 浜松湖北高でSPAC出前講座

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)の俳優が戯曲を使って自己表現方法などを実践的に教える出前講座が21日、浜松市北区引佐町の浜松湖北高で行われた。演劇部員を中心とした1、2年生23人が、他者を演じることによって対話を体感した。  生徒は、評論文「水の東西」を戯曲化した台本に挑戦した。修学旅行で京都府の寺を訪れた高校生を演じ、水に関する日本と西洋の感性の違いについて話し合った。  講師を務めた俳優の関根淳子さん、大道無門優也さんは、生徒が提案した登場人物の性格などを反映させた演技を披露。生徒はプロの俳優の表現力に感嘆の声を上げた。  出前授業は、県立高の魅力向上を図る「オンリーワン・ハイスクール

  • 多様なパズル、解けるかな? 浜松科学館で企画展、8月末まで

     浜松市中区の浜松科学館で22日から、多様なパズルに挑戦して考える力を養う特別企画「みんなでひとりでパズル展」が始まる。1人でじっくり考えるパズルから、複数で取り組むタイプまで計20種類を楽しめる。8月31日まで。  知恵の輪や一筆書き、円盤をルールに従ってくいに移動させる「ハノイの塔」といったなじみのパズルゲームが並ぶ。7種類のブロックを組み合わせて1辺1メートルの立方体を完成させる「ソーマキューブ」は、大人数で意見を出し合いながら楽しめるのが特徴。  料金は300円(入館料は別)。未就学児は無料。

  • 風呂沸かし、野外でも キャンプや災害時に ナイトー工業が開発

     金属製手すり製造のナイトー工業(浜松市中区)は、キャンプや災害時に野外で風呂を沸かすことができる熱交換器「てんぐの小風呂」を開発した。  熱交換器はコイル状の銅管で、直径と高さはいずれも11センチ。鍋で湯煎する要領で加熱し、温めたい風呂の水が熱交換器内を通るように循環させて使う。野外で風呂を沸かすには半日ほど時間を要する電熱器などが必要だが、熱交換器3個を使うと、冬場に12度の水60リットルを約90分で40度に温められるという。  クラウドファンディングサイト「マクアケ」で9月8日まで予約販売中。価格は税・送料込みで熱交換器3個とホースをつなぐソケットのセットが2万2千円など。使用には鍋やこ

  • バイパスを逆走、事故起こした疑い 掛川署、中国人逮捕

     掛川署は21日、バイパスを逆走して事故を起こしたとして、道交法違反の疑いで中国籍、浜松市浜北区宮口、自称アルバイト店員の女性(22)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後5時ごろ、掛川市内で軽乗用車を運転し、通行区分違反をして事故を起こした疑い。  同署によると、袋井バイパスの下り車線を上り方向に走行し、車両複数台に衝突した。けが人はいなかった。

  • 四季の風景撮影 自由な写真並ぶ 浜松・細江文化協会

     浜松市北区細江町の細江文化協会写真部は26日まで、同町のみをつくし文化センターで展示会を開いている。部員19人が、過去に撮りためていた計36点を出品した。  はままつフラワーパークや浜名湖ガーデンパークに咲く花々を中心に、県内外で撮影した風景写真などが並ぶ。桜やヒマワリ、紅葉など四季の変化を捉えた力作が会場を彩っている。  地域の伝統行事の一場面やカルガモ親子の愛らしい1枚もある。加茂初男部長は「部員の自由な感性を楽しんでほしい」と話した。

  • 詐欺未遂の疑い 19歳の男逮捕 浜松中央署

     浜松中央署と静岡県警捜査4課は21日、詐欺未遂の疑いでいずれも自称、長野県上田市、無職の男(19)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は何者かと共謀して同日午前10時半ごろ、浜松市の無職女性(60)の自宅に息子を名乗って「会議に必要な物を紛失した」「100万円くらい用意してくれないか」などと電話した後、女性宅を訪れ、現金とキャッシュカードをだまし取ろうとした疑い。  同署によると、詐欺を疑った女性が息子に連絡した後、通報した。男は女性宅で待ち構えていた警察官に取り押さえられ、未遂に終わった。

  • 文芸大学生団体へ18万円余を寄付 静岡県労働金庫

     静岡県労働金庫(増田泰孝理事長)は21日、医療施設にアートを取り入れる「ホスピタルアート」に取り組む静岡文化芸術大(浜松市中区)の学生団体「ホスピタルアートプロジェクトしずおか」に18万1240円を寄付した。  同団体は2014年から活動を開始し、浜松労災病院(東区)や県立子ども病院(静岡市葵区)で院内展覧会やものづくりワークショップなどを行ってきた。  同大で開かれた贈呈式で、増田理事長が同団体の岩倉柚奈代表(20)に目録を手渡した。岩倉代表は「協力してくれる方々の支援で成り立っている活動。つながりを大切にしながら、今後も企画を考えていきたい」と話した。  同金庫が妊活サポートローン「あ・

  • 浜松・平山小 交通安全自転車県V4「伝統引き継げた」

     静岡県交通安全協会は21日、静岡市葵区で9日に開かれた第54回交通安全子供自転車県大会の優勝校、平山小(浜松市北区三ケ日町)で表彰伝達式を開いた。同校自転車部は4連覇を果たした。  大会には県内13校が4人一組で出場した。同校は、樋田萌奈さん(12)、加藤実桜さん(11)、樋田唯奈さん(12)、清水心都さん(12)の6年生4人が個人の部で1~4位に入賞する成績を収め、完全優勝した。  同校には表彰状と優勝旗、トロフィーなどが授与された。個人の部で1位に輝いた部長の樋田萌奈さんは「平山小の伝統を引き継ぐことができて良かった。指導してくれた先生や交通安全指導員、チームメートのおかげ」と感謝した。

  • リンゴ搾りかす活用「ビーガンレザー」 浜松の共和レザー開発

     自動車内装材メーカーの共和レザー(浜松市南区)は21日までに、リンゴの搾りかすを活用し、植物由来の合成皮革「ビーガンレザー」を開発した。脱炭素や持続可能な開発目標(SDGs)推進に向けて原料の50%以上を植物由来とし、高い耐久性が求められる自動車シートなどの開発技術を応用した。  バッグや小物に製品化し、今秋以降に自社ブランドの電子商取引(EC)サイトで発売する。同社によると、ビーガンレザー生産は国内初という。  全国有数のリンゴ産地の長野県飯綱町と、搾りかすの有効資源化を目指すSORENA(長野市)と3者の官民連携プロジェクト。2月に本格的に開発をスタートした。  使ったのはりんごの酒の製

  • 肺容積解析に新手法 浜松医大・田中医師ら 肺活量検査を代用

     浜松医科大(浜松市東区)の田中悠子医師、鈴木勇三助教、須田隆文教授らの研究グループがこのほど、3D―CT(コンピューター断層撮影)を使って特発性肺線維症(IPF)患者の肺容積を解析する手法を新たに開発し、英国の医学雑誌に発表した。患者の負担が大きい肺活量の検査をせずに、病気の進行状況を把握できる検査システムの確立が期待される。  田中医師らは、IPF患者の胸部CT画像から3次元の立体的な肺の画像を構築した。肺容積は性別や身長、体重などで個人差があるが、あらかじめ算出した予測肺活量と画像から導いた実際の肺容積の数値から容積の減少度合いを割り出し、病気の進行状況を評価できる。精度は従来の検査と同

  • 昭和楽器製造 ミニハーモニカ「出世口琴」発売

     浜松市中区の昭和楽器製造はこのほど、ミニハーモニカ「出世口琴(ハーモニカ)」を発売した。来年の大河ドラマ放送を見据え、主に観光客への土産物として商品開発した。本体は金色で、徳川家の「三つ葉葵」をデザイン。商品を入れるケースには、湿気を吸収する桐を使った。担当者は「浜松の銘工品として縁起のよい商品を作ろうと思った」と話している。  長さ3・5センチで、4穴1オクターブ8音。税込み3850円。年間販売目標は2千本。中区の同社直売所やオンラインショップなどで取り扱う。

  • サクソフォン奏者、須川さん 8月に浜松で3年ぶりアカデミー

     浜松市中区で8月2~7日に開かれる「第28回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァル」(静岡新聞社・静岡放送後援)を前に、同市出身で、1995年の第1回から参加しているサクソフォン奏者の須川展也さんが「音楽で物語を語る演奏になる」と意気込みを語った。このほど、同区のヤマハ本社で取材に応じた。  管楽器に特化した音楽祭で、3年ぶりの開催となる。今回は国内外の一流奏者によるコンサートや若手向けの講座などを行う。東京交響楽団正指揮者の原田慶太楼さんや国際的なオーボエ奏者の吉井瑞穂さんらが参加する。  須川さんは「オンラインで聞く人を含め、みんなで音楽の喜びを共有し、一緒に元気になりたい」と期待

  • 浜松市行政区再編 字名「浜北」存続を 区自治連が要望へ

     浜松市の行政区再編に関連し、浜北区自治会連合会が近く、新区名に続く住所表記の字名に「浜北」を冠する形で浜北の名を残すよう、鈴木康友市長や市議会宛てに要望書を出す方針を固めた。8月中の提出に向けて調整している。20日までの関係者への取材で分かった。  新区名に続き「浜北貴布祢」などと表記する形を要望する。市は新区名を決めるに当たり、現在の区名以外の名称を市民から公募すると決定し、区名から浜北の名が失われる見通しになった。合併前の旧浜松、旧天竜以外の町村部はいずれも字名に旧町村の名称を冠していて、浜北も同様の措置を求める。  浜北の名称は1956年の浜北町発足から市、区と継がれてきた。「伝統ある

  • 浜松市美術館、CFスタート 目標300万円 企画展運営費

     浜松市美術館は20日、企画展運営費をインターネットで募る「クラウドファンディング」(CF)を開始した。CFサイト「レディーフォー」を活用し、300万円を目標に掲げる。県内では公立美術館によるCFの取り組みは珍しいという。8月31日まで。  新型コロナの影響で来館者が減少して厳しい収支状況が続き、オリジナル企画展の開催が危ぶまれる中、「今後も浜松でしか見られない良質の企画展を開きたい」(同美術館)と初めて実施した。本年度は3本の企画展を計画し、CFで集まった寄付はそれらの事業費に充てる。  金額に応じて10種の寄付コースを設け、返礼品として企画展限定クリアファイルをはじめ、同美術館や展覧会の図

  • ウクライナへ届け、バリトンの響き 歌手鈴木さん(浜松出身)ら動画配信

     フィンランドの詩人エイノ・レイノが105年前、ウクライナに向けて書いた詩を浜松市出身のバリトン歌手鈴木啓之さん(46)らが日本語の歌にしてユーチューブで配信している。鈴木さんは「ウクライナはひとりじゃないと伝えたい」と話す。  第1次世界大戦末期、フィンランドやバルト3国の民衆がロシアから独立しようと立ち上がった。レイノは共にロシアからの独立を目指すウクライナに向けて「Terve Ukraina(君にごあいさつ、ウクライナ)」を書いた。  ロシアによるウクライナ侵攻後、この詩が偶然、フィンランド在住の翻訳家大倉純一郎さん(73)の目に留まった。「ウクライナのために何かしなくては」と衝動に駆

  • 消費者教育の独自教材 浜松市が全国最高賞 子ども向け、UD配慮

     浜松市が小中学校向けに製作した消費者教育教材「人・地球にやさしい消費者になろう!」がこのほど、消費者教育支援センター(東京都)の消費者教育教材資料表彰で最高賞の内閣府特命担当大臣賞を受けた。特別支援学級での使用を想定し、子どもに分かりやすく、ユニバーサルデザイン(UD)にも配慮した点などが高い評価を受けた。  教材はイラストカードや掲示用フリップ、教員向け指導ガイドなどのセット。「買い物の順番は?」「契約とは?」「支払い方法は?」などのテーマに沿って、子どもが売買契約の基礎などを楽しみながら学べる。内容は市くらしのセンター(中区)が学校現場の協力も得て、検討を重ねたという。  市は2016年

  • 掛川産のクリで商品開発 春華堂など事業開始

     春華堂などは20日、掛川産のクリを県内各社が連携して商品開発などにつなげる「掛川栗プロジェクト」の顔合わせと勉強会を兼ねたキックオフミーティングを同社浜北工場(浜松市浜北区)で開いた。  同社をはじめ日本航空中部支社、遠鉄ストア、浜松いわた信用金庫などの地域事業や持続可能な開発目標(SDGs)推進に携わる社員らが、JA静岡経済連とJA掛川市の担当者から解説を受けた。クリは他の果物に比べて収穫量が少なく、十分に採るためには15~20年かかるといった課題を聞き、同JA管内のクリの出荷量が平成元年(1989年)ごろの約50トンから近年は約7トンに減ったという現状も学んだ。  プロジェクトは今後、ク

  • 全日本小学生ソフトテニス 浜松から6人出場「一つでも多く勝つ」

     28日から秋田県で開催される「第39回全日本小学生ソフトテニス選手権大会」に出場する浜松市内の児童がこのほど、中区の市教委を訪ね、宮崎正教育長に抱負を語った。  市から同大会に出場するのは、阿多古クラブの外山煌汰君(南の星小6)と伊藤天君(上阿多古小6)のペア、別クラブの選手とペアを組む田口蒼葉さん(同)、磐田市の選手とペアを組む豊田健友の仲村崚平君(富塚小5)、浜北ジュニアの鈴木斗翔君(麁玉小6)と小出優真君(浜名小6)のペア。いずれも県大会で1~4位に入り、全国行きを決めた。  この日は小出君以外の5人が市教委を訪問。団体男子チームの主将も務める外山君は「個人、団体ともにベスト8に入れる

  • インボイス制度 浜松市中区で説明会 7月28日と8月2日

     浜松西青色申告会は28日と8月2日、個人事業者を対象に「消費税インボイス制度説明会」(浜松西税務署共催)を浜松市中区の市地域情報センターで開く。  事業者が消費税の納税額を詳しく計算する書類「インボイス」の導入が2023年10月から始まる。制度の概要や注意点について説明する。  両日とも午前10時と午後2時から、いずれも同じ内容で開く。参加無料だが、各日とも前日までに事前申し込みが必要。問い合わせ、申し込みは同申告会<電053(454)2101>へ。

  • 抽象画や風景画 会員の力作並ぶ 浜松市中区で自由美術展

     自由美術協会の県内会員による第42回県自由美術展が20日、浜松市中区のクリエート浜松で始まった。会員14人が手掛けた50~100号の油彩画を中心に67点が並ぶ。24日まで。  鮮やかな青色を基調に描いた「錯綜(さくそう)」など、キャンバスを大胆に塗り上げた抽象画が目を引く。  黒みのかかった青色の渦に白色の光が差し込む「誕生2020」は混沌(こんとん)とした世界に希望が生まれる様子を表した。  長野県安曇野市から望む北アルプスを題材にした風景画もある。  入場無料。午前10時~午後5時。

  • 浜松から全国の舞台へ 中学硬式野球の浜松ボーイズが意気込み

     中学硬式野球の全国大会「リポビタンカップ第53回記念日本少年野球選手権大会」(8月、大阪府)に出場する浜松ボーイズ(浜松西区)の選手らがこのほど、中区の市教委を訪れ、宮崎正教育長に大会に向けた意気込みを語った。  同大会には2年ぶり19回目の出場。県大会決勝では1点ビハインドで迎えた九回二死から好機をつくり、梅谷好真主将(北星中3)のサヨナラ本塁打で全国行きを決めた。粘り強さとチームワークを発揮して強豪に挑む。初戦は8月2日に前年優勝の神奈川県のチームと戦う。  市教委を訪れたのは梅谷主将、町田稔樹副主将(浜名中3)、山本浩士代表、中村永司監督の4人。梅谷主将は「目の前の試合を全力で戦い、全

  • 区名案26日から公募 行政区再編、浜松市が要領発表

     浜松市は20日、行政区再編に伴い、新たな区名を検討する市民公募の要領を発表した。仮称A区(中、東、南、西区と北区三方原地区)と仮称B区(浜北区と北区の大部分)の区名案について、26日から8月25日まで募集する。区域も名称も変わらない天竜区は対象外となる。  市内在住で小学生以上の誰でも応募可能。区名案(漢字の場合は振り仮名)と理由(省略可)、郵便番号、住所、氏名、年齢を明記し、郵送や市の主要施設への持参、ファクス、電子メールなどで応募する。  期間中に開設するウェブサイトから専用フォームに記入する方法でも受け付ける。市は今後、はがき形式の応募用紙を添付したチラシを配る。  新たな名称は現在の

  • 静岡人インタビュー「この人」 金田鈴音さん 浜松山里いきいき応援隊に就任

     6月に浜松市中区から地元である天竜区佐久間町に“Uターン”した。既に活動している2人の先輩隊員とともに、地域の応援、発展のため動きだした。静岡文化芸術大文化政策学科4年。21歳。  -応募のきっかけは。  「高校卒業後、進学のため一度地元を離れたが、大学でも佐久間を含む中山間地域の維持や存続の在り方などについて学んでいた。研究を通じて改めて地域の魅力に気付き、就職活動を機に佐久間に戻って学びを生かした仕事をしたいと思うようになった」  -地域ならではの魅力とは。  「自然と文化の融合に価値があると感じている。周囲を山に囲まれた環境で、脈々と受け継がれてきた独特の文化や

  • 水の事故に注意 静岡県対策協 学生に呼び掛け

     静岡県や県警などでつくる県水難事故防止対策協議会はこのほど、水難事故防止の啓発活動を静岡市駿河区の県立大で実施した。学生に海や川で遊ぶ時の注意点を呼び掛けた。  同協議会は、7~8月を水難事故防止強化月間とし、県内の各大学で啓発に取り組んでいる。14日の静岡文化芸術大(浜松市中区)での活動に続いて実施した。  県立大では、県職員2人が「飲酒後は絶対に水に入らない」「気象情報に注意を払う」などと注意点を記載したグッズを学生に配布した。県のマスコットキャラクター「ふじっぴー」もPRに協力した。  薬学部6年の荻野加奈子さん(26)は「沖に流されて亡くなる事故もある。万が一の場合に備えた対策を把握

  • 浜松の妻殺害 懲役8年 地裁支部判決、認知症の影響認めず

     2021年2月に浜松市中区早出町の自宅で妻=当時(73)=を殺害したとして、殺人の罪に問われた無職の男(82)の裁判員裁判の判決公判で、静岡地裁浜松支部(大村泰平裁判長)は20日、懲役8年(求刑懲役10年)を言い渡した。  事件当時、認知症の影響で怒りや悲しみの感情を抑制できない感情失禁の症状が被告にあったかが争点となった。大村裁判長は判決理由で、起訴後の精神鑑定で約2カ月間の入院中、症状が現れなかった点などを理由に「感情失禁はなく、認知症の犯行への影響は認められない」と結論付けた。  湿布を貼る枚数を巡って妻と口論になり犯行に至ったとの経緯も、妻の入退院に伴う家事と介護の負担の増加といった

  • 浜松の飲食店 客4人食中毒

     浜松市は20日、同市東区上新屋町の飲食店で食事をした客4人が食中毒と診断されたと発表した。市保健所は同日から当分の間、同店を営業禁止とした。  保健所によると、4人は8日に同店で牛レバーやユッケ、ハラミ、モヤシのナムルなどを食べた20~24歳の男性。下痢や腹痛などの症状を訴えたが、全員快方に向かっているという。客2人の便からカンピロバクターが検出された。

  • 2個人3団体表彰 静岡県河川協会

     静岡県河川協会はこのほど、河川の環境美化や水防活動などに功績があったとして会長表彰を贈る2個人3団体を発表した。新型コロナウイルス感染拡大を受けて表彰式は中止する。  表彰を受けた個人・団体は次の通り。  山本幸之助(静岡市清水区)北林速(浜松市南区)小泉5区リバーフレンド(富士宮市)青島第8自治会(藤枝市)藤枝第9自治会(同)

  • 地域を花で明るく ポットマム鉢植え 浜松・庄内中

     浜松市西区の小中一貫校、庄内学園の中学生徒がこのほど、洋菊ポットマムの植え付け作業を同校で行った。10月頃に開花するとみられ、地域の商店や公共施設などに贈る。  生徒約250人が1人1株ずつ花の苗を鉢に植えた。はままつフラワーパーク(同区)の職員らの指導で根元に丁寧に土をかけ、水を与えた。  栽培は54年続く伝統行事。夏休み中は生徒が自宅に持ち帰って世話をする。2年の松下英璃さんは「伝統を引き継ぎ、誇らしい気持ち。地域の人々が花を見て少しでも明るい気持ちになれるように育てたい」と話した。

  • 森と遊ぼう 浜松市浜北区・県立森林公園【わたしの街から】

     浜松市浜北区の県立森林公園。約215ヘクタールの敷地にはアカマツが林立し、さまざまな動植物が息づき、美しい鳥たちもやってくる。涼める木陰も水辺もあって暑い中でも散策を楽しめそう。車なら新東名高速道浜松浜北インターチェンジから約15分で行ける里山環境だ。さあ、夏休み。身近な自然を満喫しよう。 木々に囲まれた水辺で生物と触れ合う子どもたち=浜松市浜北区の県立公園   自然体験「森っ子クラブ」 命に触れて 心を育む   数組の親子連れが森林公園の職員たちの指導で親水池の水をすくったり、草花に触れたりして楽しんだ。県立森林公園で今夏も行われている未就園児、未就学児を対象に

  • 釣り場ガイド 東部/中部/西部

    東部  熱海 13日はイシダイやクロダイ、シロギスなど。14日はマゴチやマダイ、ショゴ(カンパチの幼魚)、キュウセンなど。15日はクロダイやシマアジ。16日はムツやシマアジ、カマス、アジなど。17日はシイラやウルメイワシ、スズメダイなど。タカベとネンブツダイは連日揚がっている。  ▽熱海市和田浜南町 熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 早朝はサビキ釣りで小アジや小ムツ、タカベも釣れる。群れによってはシマアジや10センチ前後のアジも揚がった。夜が明けてしまうと食いが落ちるので、投げ釣りへ切り替えると良い。夕方暗くなると、ひれのとげに毒があるゴンズイが大量発生するので要注意。

  • 新仔ウナギ高値、静岡県内関係者苦境 23日「土用の丑」出荷ピークも

     23日の土用の丑(うし)の日に向け、静岡県内でも養殖期間が1年未満の「新仔(しんこ)ウナギ」の出荷がピークを迎えている。今年はニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」漁が低調だったため、新仔ウナギの出荷価格は1キロ当たり5200円前後と、ここ数年で最も安かった昨年の3700円前後から約40%上昇。今後の光熱費や燃料代、えさ代などの値上がりも見据え、関係者の懸念は尽きない。  県水産資源課が5月に発表した2022年漁期(21年12月~22年4月)のシラスウナギの県内漁獲量は959・7キロにとどまり、3年ぶりに千キロを下回った。1キロ当たりの取引価格は平均220万円(前年は132万円)に高騰した。

  • 若者ターゲット「次世代型新聞」 静岡文化芸術大生が発表

     静岡文化芸術大(浜松市中区)と静岡新聞社、中日新聞社が連携して取り組む「次世代発想型新聞製作プロジェクト」成果発表会が19日、同大で開かれ、学生5人が製作した紙面をお披露目した。紙面は9月2日付の両社朝刊に掲載予定。  学生は昨年9月から、若者をターゲットにした新聞製作に取り組んできた。東京パラリンピックのボッチャ個人(脳性まひBC2)で杉村英孝選手(伊東市)の金メダル獲得を報じた同月2日付朝刊をリメーク。紙面製作を担当する両社の整理記者と意見交換を重ねた。  リーダーの文化政策学部3年西家由真さんらが学生約60人を前に、工夫した点などを発表した。読みやすいように紙面を4等分したレイアウトや

  • アクトシティ浜松 「動く歩道」全6機撤去へ 市管理分、維持・更新費高騰

     浜松市議会は19日、厚生保健を除く4常任委員会を開いた。市は市民文教委員会でアクトシティ浜松(中区)の動く歩道について、市管理の全6機を撤去する方針を示した。4機は本年度中、残る2機は遅くとも踏み板ベルトの更新期(2024年度ごろ)に合わせて撤去するという。  本年度に撤去するのは、大ホールや中ホールがある「Aゾーン」の西側2機(全長各44・2メートル)と、展示イベントホールが入る「Cゾーン」の2機(同30メートル)。Aゾーン東側の2機(同31・5メートル)は更新期前でも故障すれば撤去する。  Aゾーン西側については同委員会が3月、更新費約4300万円が高額として、維持管理や更新の方針に関し

  • 静岡県副知事に就任した 森貴志(もりたかし)さん【時の人】

     静岡県政史上最長の8年在任した難波喬司氏が退任後、1人体制になった副知事に7月2日付で就任した。県の施策の土台となる新しい総合計画が2021年度から始まったとし、「東京一極集中から地方への流れの中、県が先進になっていくための総合計画を着実に進めたい」と意気込む。  1983年県庁入庁。知事公室長、政策企画部長などを歴任し、2017年3月に定年退職後は県医師会事務局長を今年3月まで務めた。県では国際関係の部署が長く、国際室長時代に浜松市のブラジル総領事館誘致に尽力した。  医務課長時代、伊豆地域の病院破綻を担当し、行き場のない入院患者の受け入れ先探しに奔走した。その時見たのは患者のために無償で

  • 浜松市、71億円の黒字 21年度 決算速報値 経常収支比率は改善

     浜松市は19日、2021年度決算の速報値を発表した。一般会計の歳入は前年度比で568億円減の3946億円。歳入から歳出などを引いた実質収支は71億円の黒字だった。財政の弾力性を示す経常収支比率は88・1%と4・4ポイント改善した。  一般会計の歳入減は新型コロナウイルス感染症関連の国庫支出金や市債発行額の減少が要因。歳出は前年度に行われた特別定額給付金支給事業の完了などで571億円減った。  歳入のうち、市税は32億円減の1450億円。個人市民税が給与収入落ち込みの影響で13億円減の642億円、固定資産税が評価替えなどで23億円減の527億円となったのが響いた。法人市民税は企業収益の緩やかな

  • 2層+任意組織方式提示 市が新たな区協議会体制【浜松市行政区再編】

     行政区再編を進める浜松市は19日の市議会特別委員会で、市民代表が地域課題を議論する区協議会の新体制について、新たな3区に一つずつ置く区協議会と、現行7区の区域ごとに置く地域分科会の2層構造とし、さらに50ある地区自治会連合会(自治連)の区域ごとに地区コミュニティ協議会を任意で設置できるようにする組織構成案を提示した。  区協議会の数をめぐっては、これまで市から1層目を3、2層目を16とする案が、特別委の委員からは1層目を7、2層目を50とする案などが出され、議論が続いてきた。今回の案では現行7区のまとまりを維持しつつ、地域住民が設置の有無を判断できる任意組織を規定することで、地域の実情に応じ

  • 育児施設の利用易しく ここみ(浜松市中区)【DX最前線】

     浜松市の委託を受け、市内で子育て支援拠点を運営する一般社団法人ここみ(大村美智代代表)が、利用者情報をクラウド上で集計・管理するシステムを導入した。利用者が申込書を記入する手間を省くほか、集計作業の軽減にもつなげた。  市内では複数の保育園やNPO法人が、計約50の常設・出張拠点を設けている。利用者は各拠点の初回利用時と年度初めに、氏名や生年月日、住所、電話番号といった個人情報を登録し、その後も利用ごとに受付簿に記入する。スタッフは拠点別に利用人数などを手集計し、市に毎月報告していた。  両者の負担軽減を目指し、ここみは2021年8月、香川県のIT企業と共同で開発した同システムを、6拠点に導

  • 浜松のマリオ・フットサル・スクール U12全国大会へ決意

     8月に都内で開催される「JFAバーモントカップ第32回全日本U12(12歳以下)フットサル選手権大会」への出場を決めたマリオ・フットサル・スクール(浜松市)の選手らが19日、中区の市教委を訪れ、宮崎正教育長に全国大会への意気込みを語った。  静岡県大会の5試合を36得点、3失点と圧倒的な強さで制し、2年連続3度目の全国切符を手にした同チーム。前年は出場権を得ながらも、新型コロナの影響で全国大会が中止になったため、2年分の思いを込めて挑む。  この日は選手4人と安光マリオ監督が市教委を訪ねた。安光監督は「昨年出場できなかった子供たちのためにも頑張ってくる」と語り、選手を代表して松浦大和さん(与

  • 犯人隠避の疑い 飲食店店員の女逮捕 浜松東署

     浜松東署は19日、犯人隠避の疑いで浜松市中区萩丘3丁目、飲食店店員の女(20)を逮捕した。逮捕容疑は、17日午前8時半ごろ、同市南区若林町の市道で乗用車を無免許運転して歩行者の女性(58)と衝突し、けがを負わせたとして自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)と犯人隠避教唆の疑いで逮捕された同市中区千歳町、飲食店店員の男(23)の身代わりになり、自らが運転していたと虚偽申告した疑い。

  • 人に寄り添うDX推進 浜松市が計画の骨子案報告 総務委員会

     浜松市は総務委員会で、本年度策定を目指している「市DX推進計画」の骨子案を報告した。「人に寄り添ったデジタル活用」を方向性として掲げ、市民サービスや市役所業務の生産性の両面で向上を図る。  骨子案は▽人が中心、デジタルは手段▽個人情報の保護とプライバシーへの配慮▽小さく始めて、改善を繰り返す―など5項目を推進方針として提示。具体的な取り組みについては行政手続きのオンライン化、「書かない窓口」やキャッシュレス決済の推進、デジタル技術を生かした市役所の業務改革などを挙げた。デジタル機器に不慣れな人への支援にも注力する。  市は9月の同委員会で素案を示す予定。市民意見を募るパブリックコメントを実施

  • 彫刻や絵画18点 二紀会支部作品展 24日まで浜松・中区

     全国の美術家でつくる「二紀会」の静岡支部による本年度の展示会が18日、浜松市中区のクリエート浜松で始まった。24日まで。  県内の会員約15人が都内で10月に開かれる「二紀展」への出品を予定する彫刻と100号以上の大型の絵画を計18点展示している。衝撃で割れた鏡に映し出された顔を描いた油彩画や、洗濯している手をモチーフにして老婦人の優しさを表現した水彩画のほか、さまざまな色を使って人間の心の中を表した彫刻などが並ぶ。  福長昇支部長(70)は「心血を注いだ力作がそろっている。作家の心を表現した作品を鑑賞して」と話した。

  • 住生活計画素案を説明 目標10項目と指標改善示す 浜松市議会

     浜松市は住宅政策の方向性を示す住生活基本計画を見直し、新たな素案を建設消防委員会で説明した。「多世代で支え合う持続可能な住まいづくり」を基本テーマとし、10項目の目標と改善すべき指標の値を明示した。  従来の計画を基に、少子化の進行、新型コロナ禍による社会環境の変化など新たな課題を踏まえた2022~31年度の10カ年計画として改めて策定する。  22年度新設した「まちなか定住促進補助制度」は居住誘導区域外から区域内に移住する際、住宅の新築や取得に最大50万円、3世代同居など多世代化でさらに50万円交付する。これらの施策で災害リスクの低減、居住誘導区域内人口密度の現状維持を図るほか、他の支援策

  • 交通事故防止へ 静岡県など家族連れに啓発 浜松・西区

     静岡県と県交通安全対策協議会は18日、夏の交通安全県民運動(20日まで)に合わせて、浜松市西区の市動物園で交通事故防止に向けた啓発活動を行った。  入り口付近にブースを設け、県や浜松市などの職員計約15人が子ども連れの家族らに飲酒運転撲滅や横断歩行中の安全確保を呼び掛けた。反射材に絵を描いてオリジナルストラップを作ったり、県のマスコットキャラクター「ふじっぴー」と記念撮影をしたりするイベントも人気だった。  県くらし交通安全課の入戸野明課長は「運転手も歩行者も、交通事故を起こさない安全意識を持ってほしい」と話した。

  • 職業観や働く意義を学ぶ 浜北西高 市内企業人ら招き講話

     浜松市浜北区の浜北西高で19日、職業講話が行われた。市内の製造業従業員や地方公共団体の職員らが職業観や働く意義を1年生約280人に説いた。  同区で遠州綿紬(つむぎ)を販売する「ぬくもり工房」の大高旭代表は、日本らしいものづくりの良さを残そうと同工房を設立したと振り返った。浜松地域では江戸期に綿の栽培が奨励されたこと、湖西市出身の豊田佐吉が自動織機などを発明し、自動車産業の発展につながったことといった遠州の歴史も説明した。  大高代表は「仕事を通じ、何を実現したいのか。そんな風に未来を想像するときは、過去を考えることも大事になる」と語り、地域の歴史に理解を深めるようにも呼び掛けた。

  • 無免許運転で人身事故、身代わり頼んだ疑い 浜松東署、男を逮捕

     浜松東署は19日、自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)と犯人隠避教唆の疑いで浜松市中区千歳町、飲食店店員の男(23)を逮捕した。逮捕容疑は、17日午前8時半ごろ、浜松市南区若林町の市道で、乗用車を無免許運転して歩行者の女性(58)と衝突して頭を強打するなどのけがを負わせ、同乗者の女性(20)に身代わりとなるよう頼んだ疑い。同署によると、同乗の女性の取り調べの中で判明した。女性は釈放され、容疑を犯人隠避に切り替えて任意で捜査する。

  • ブラインドサッカー 国内初のトップリーグ 浜松で開幕戦

     ブラインドサッカーの新リーグ「LIGA.i」が18日、浜松市東区の浜松アリーナで開幕し、第1節2試合を行った。観客730人(主催者発表)が見守る中、パペレシアル品川(東京)と埼玉ティー・ウイングス(埼玉)が貴重な勝ち星を挙げた。  国内クラブや代表の強化、競技普及などを目的とした国内初のトップリーグ。競技力や組織力など条件を満たした東京や神奈川、埼玉の4チームが参加し、9月までに総当たり式で全3節を行って初代王者を決める。  選手はボールの音や仲間の声を頼りにピッチを駆け巡り、攻守でチームが連動するレベルの高い試合を繰り広げた。プレー中は静かにしていた観客もゴールが決まると大きな歓声を挙げた

  • ⚾浜松市立 振り切る 高校野球静岡大会2回戦

     ▽2回戦(焼津第2試合) 浜松市立 100000100―2 000000000―0 藤枝北 ▽二塁打 鈴木ひ、中田、山下(藤)▽暴投 鈴木(浜) ▽試合時間 2時間28分  【評】一回に先制した浜松市立が、終盤に追加点を挙げて、藤枝北を振り切った。  浜松市立は初回に先制すると、八回には竹村の犠飛で1点を加えた。投げては薮崎、鈴木のリレーで無失点に抑えた。  藤枝北は長短打で好機をつくるが、得点につなげることができなかった。

  • 大河登場人物「13人を探せ」 浜松・舞阪図書館でイベント

     浜松市西区の舞阪図書館は8月31日まで、夏休み期間に合わせた謎解きイベント「13人を探せ」を館内で開いている。参加無料。  大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の登場人物の名前を探す。謎を3問解き、館内に隠された札を見つけると、鎌倉市観光協会公認の御家人シールをもらえる。期間中に登場人物13人の相関図シートを同シールで埋めると、同館オリジナルの御家人カードが贈られる。  同図書館職員は「子どもから大人までゲーム感覚で参加できる。図書館を巡って楽しんでほしい」と話した。

  • じゃがた祭り“おかえり” 浜松・水窪で3年ぶり物産展

     浜松市天竜区水窪町のNPO法人こいねみさくぼは17日、在来種のジャガイモ「水窪じゃがた」をPRする物産展「じゃがた祭り」を町内で3年ぶりに開催した。  地域住民らのNPOや商店など7団体が出店を構えた。炭火を使ったじゃがたの串焼きや揚げたてのコロッケ、フィッシュアンドチップスなどを販売し、家族連れやカップルなどでにぎわった。  水窪じゃがたは、小ぶりでうま味が凝縮されているのが特徴。北区からカップルで訪れた会社員八柳拓臣さん(24)は「ほくほくしておいしい。コロッケは柔らかくて甘みがあった」と話した。  (水窪支局・磐村光紀)

  • 大ぶりのオレンジ オニユリ咲き始め 浜松・森林公園

     大ぶりで派手な色が特徴のオニユリが、浜松市浜北区の静岡県立森林公園で咲き始めた。オレンジ色に黒の斑点のある花びらが大きく反り返る様子が、冒険の森付近の草むらで見られ、来園者を楽しませている。  公園自然解説員によると、オニユリの名前の由来は「鬼(オニ)」がかつて、大きいという意味も表したからだという説がある。似た花のコオニユリは種子を作るが、オニユリは葉の付け根にある黒っぽい色をしたむかごで増殖する。7月末ごろまで観賞できるという。

  • 旧天竜林高事件 再審求めて集会 浜松で支援団体

     旧天竜林高(浜松市天竜区)を舞台にした大学推薦入試の調査書改ざん・贈収賄事件で有罪が確定し、再審請求中の元校長(74)の支援団体が18日、再審を求める集会を同区で開いた。  元校長の弁護団の海渡雄一弁護士は、1月に検察から開示された新証拠の取り調べメモを分析し、2回目の現金授受があったとされる元天竜市長の行動履歴がこれまで伏せられていた点などを問題視。「元々の裁判が不正義だった」と強調し、最高裁に審理の差し戻しを求めていく考えを示した。  1979年に鹿児島県大崎町で男性の遺体が見つかった「大崎事件」弁護団事務局長の鴨志田祐美弁護士も登壇した。6月に鹿児島地裁で第4次再審請求が棄却されるまで

  • 乗用車と衝突、歩行中の男性死亡 浜松東署

     17日午後9時ごろ、浜松市東区小池町の市道で、走行中の乗用車と、歩いていた近くに住む無職の男性(84)が衝突した。男性は頭などを強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。浜松東署は同日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、乗用車を運転していた同市東区有玉台2丁目、アルバイト従業員の女(48)を現行犯逮捕した。同署によると、現場は片側1車線の直線道路。同署は容疑を過失致死に切り替え、詳しい事故原因などを調べる。

  • 盗撮の疑いで無職の男逮捕 浜松東署

     浜松東署は17日、静岡県迷惑防止条例違反の疑いで掛川市大坪台、無職の男(23)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後6時半ごろ、浜松市内の商業施設で、神奈川県の女性会社員(27)のスカート内に小型カメラを向けて盗撮した疑い。同署によると、女性の後ろで不審な動きをする容疑者を別の客が見つけて発覚したという。

  • CD12点盗んだ疑い 浜松中央署、無職の男を逮捕

     浜松中央署は18日、窃盗の疑いで浜松市中区小豆餅4丁目、無職の男(51)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前10時ごろ、同区の書店で、CD12点(販売価格約5万円)を盗んだ疑い。同署によると、バッグにCDを入れている容疑者を従業員が発見して110番した。

  • 路線バス改善点は 視覚障害者ら乗車 浜松・中区で体験会

     浜松市視覚障害者福祉協会は17日、路線バスの乗車体験会を中区の遠州鉄道松江車庫で開いた。障害のある会員やヘルパーら約20人が乗降場所やステップの高さを確認したほか、遠鉄社員とバリアフリー化の意見交換も行った。  浜松駅バスターミナルから乗車し、同車庫までの約5分間の移動を体験した。降車ボタンの位置や乗降時の段差などを確かめた。  会員からは「空いている席の場所を、声を掛けて教えてくれると助かる」「バス停で、バスが乗車場所から離れて停車した際はアナウンスがほしい」など改善要望が挙がった。  同協会の安松和男会長(70)は「バスの車内の様子を確認でき、みんな喜んでいる。転倒防止に向けて注意喚起し

  • 三方ケ原の戦い 劇団静岡県史、迫力ある劇公演 浜松・中区

     菊川市を拠点に活動する「劇団静岡県史」は18日、浜松市中区のクリエート浜松で、徳川家康が大敗した三方ケ原の戦いを題材にした時代劇「三方ケ原合戦物語」を公演した。  地域の歴史を知ってもらおうと企画した。物語は家康の幼少期から始まり、戦いをきっかけに家康の人生がどのように変化したのかを音楽や役者らのパフォーマンスで表現した。迫力のあるチャンバラなどで観衆約100人を魅了した。  会場内では同日、公演に合わせて市内の別の劇団による演劇や落語会も開催した。劇団静岡県史主宰の松尾朋虎さん(50)は「劇を見て笑い、地元にも興味を持ってくれれば」と話した。同公演は23日に掛川市の大日本報徳社でも行う。

  • 赤ちゃんの写真募る 浜松・浜北区コンテスト 8月31日まで

     浜北副都心にぎわいづくり協議会少子化対策部会は8月31日まで、浜松市浜北区ゆかりの赤ちゃんを撮る「第6回赤ちゃんフォトコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の作品を募集している。  2021年7月1日以降に撮影された①満1歳までの赤ちゃん②赤ちゃんと親③赤ちゃんときょうだい―の写真が対象。応募者本人が撮影してA4光沢に印刷し、〒434―8550 浜松市浜北区貴布祢3000、浜北区役所区振興課へ郵送するか持ち込む。  作品は9月、同区貴布祢の商業施設プレ葉ウォーク浜北で来場者投票による1次審査を経て、同部会が2次審査で入賞者を決める。10月には同施設で表彰式を行う。  問い合わせは浜北区振興

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