予算決算委員会 設置へ 監視機能を強化 三島市議会
三島市議会２月定例会は１５日、最終本会議を開いた。議会の監視機能強化を目指し、全議員で構成する予算決算委員会を常任委員会として新たに設置する方針が議会運営委員会の委員長報告で示され、承認した。決算審議で出た意見や要望を議会の総意として市当局に伝える体制を整える。
予算決算委員会の下には、現行の常任委員会と同じ構成の総務、福祉教育、経済建設の３分科会を設置し、詳細な質疑を行う環境は維持する。各分科会の意見として取りまとめた上で委員長報告する形に変更し、本会議終了後に議長が新年度予算編成への要望として市長に提出する。常任委員会へ当初予算案や決算議案を分割付託している問題も解消する。
常任委員会の設置は条例改正が必要なため、９月定例会で予定される決算審査は、特別委員会として試行。実際の流れを検証した上で、来年の２月定例会での予算審議に向けて条例改正を検討する。
また、申し合わせで２年交代となっている議長の任期は、原則を維持しつつ１年での辞職も認めるとした。議長経験者を多くすることで議会全体の力を高められると判断した。
一般会計に４５０億７千万円を計上した２０２４年度当初予算案など１６議案も可決し、閉会した。
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