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テーマ : 三島市

太田海「メダル取り次世代に」 自転車五輪代表13選手、出場種目発表【選手コメント付き】

 日本自転車競技連盟は29日、伊豆市でトラック種目のパリ五輪日本代表候補選手発表会見を開き、各選手の出場種目を発表した。短距離では男子のエース太田海也(日本競輪選手会)がただ1人、チームスプリントと個人のスプリント、ケイリンの3種目に出場する。中距離の女子オムニアムには東京五輪銀メダリストの梶原悠未(TEAM Yumi)が名を連ねた。

パリ五輪での活躍を誓った自転車競技トラック種目の代表候補選手ら=伊豆市
パリ五輪での活躍を誓った自転車競技トラック種目の代表候補選手ら=伊豆市

 日本は女子チームスプリントを除く11種目で出場権を獲得し、代表は男子7人、女子6人の計13人(リザーブ3人)。選手はいずれも静岡県東部を拠点に活動する。3月のネーションズカップで個人2冠の太田は「メダルを取って、先輩たちがつなげてきたバトンを次世代に渡したい」と誓った。梶原は「伊豆の山道で持久力を高めてきた。感謝あふれる最高のガッツポーズで金メダルを獲得する」と東京五輪の雪辱を期した。
 大半の種目が順当な選手構成になった一方、中距離種目の男子4000メートル団体追い抜きは、出場枠を獲得した三島市拠点のチームブリヂストンサイクリングの単独チームとはならず、4人のメンバーの1人に短距離の中野慎詞(日本競輪選手会)が選出された。
 中野浩一スーパーバイザーは「国際自転車連合(UCI)の決め方で選手枠や起用が自由にならない中、どうメダルを狙うかを考えた」と説明したが、橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)は「日本記録を更新し、ネーションズカップでメダルを取った4人で行きたかった」と正直な心境を語った。
 (運動部・山本一真)

伊豆で強化 旋風起こす パリ 出場大幅増  東京五輪を契機に伊豆ベロドローム(伊豆市)に強化拠点を整備した自転車競技。前回は男女とも個人出場にとどまったが、今回は団体3種目でも出場枠を獲得するなど、継続的な強化策が実を結んでいる。「世界のトップに肩を並べつつあり、出場だけでは満足しない。パリで世界ランクを揺るがす」とブノワ・ベトゥ・テクニカルディレクター。銀メダル一つに終わった自国祭典から3年。競技の本場、欧州で旋風を巻き起こす。
 日本は個人・団体の男女11種目に13人を送り込む。6人だった東京五輪の2倍以上。特に男女の4000メートル団体追い抜きと男子のチームスプリントで出場枠を獲得したことは、選手層が格段に厚くなった証拠だ。結果的に付随する個人種目も出場権を得た。ジェイソン・ニブレット短距離ヘッドコーチは「多くの選手が五輪の枠を争う大会で表彰台に上り、成長を遂げてきた」と手応えを口にする。
 選手はいずれも伊豆市周辺に居を移し、パリ切符獲得にしのぎを削ってきた。「静岡に移り住んで7年。素晴らしい自然環境と設備が整った伊豆でパリへの準備ができたことに感謝したい」とチーム最年長34歳で中距離3種目に出場する窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)。大舞台でのメダルラッシュを、“自転車の聖地・伊豆”の実現につなげる決意だ。
 (下田支局・伊藤龍太)

各選手の出場種目と談話は次の通り。
 【男子
 ▽チームスプリント
 太田海也「力を出し切れば必ずメダルに届く。自分の活躍でチームの成績を向上させられる雰囲気にしたい」
 小原佑太(以上日本競輪選手会)「表彰台を狙える結果をここまで残せた。支えてくれた人々の思いにメダルという形で応える」
 長迫吉拓(チームブリヂストンサイクリング)「3回目の五輪だがトラック種目での出場は初。メダルに近い位置にいる。好機をしっかりつかみたい」
 ▽スプリント
 太田海也、小原佑太
 ▽ケイリン
 太田海也
 中野慎詞(日本競輪選手会)「目的は五輪出場ではなくメダル獲得。子供の頃からの夢だった大舞台で最大限の力を発揮したい」
 ▽4000メートル団体追い抜き
 今村駿介「東京五輪はリザーブ。次は自分という気持ちで励んできた。競技人生で最大の舞台に自信を持って挑む」
 窪木一茂「リオデジャネイロ以来の五輪。支えてもらった方々に感謝し思い切りの良いレースをしてきたい」
 橋本英也(以上チームブリヂストンサイクリング)「2度目の五輪は金メダルを持ち帰る。出られなかったブリヂストンのチームメートの分まで頑張る」
 中野慎詞
 ▽マディソン
 窪木一茂、橋本英也
 ▽オムニアム
 窪木一茂

 【女子
 ▽スプリント
 佐藤水菜「メダル獲得へ一生懸命頑張る。出場がかなわなかった選手に納得してもらえる走りをしなければ」
 太田りゆ(以上日本競輪選手会)「リザーブ登録だった東京五輪からの3年間、多くの支えで頑張れた。1人ではパリまでたどり着けなかった」
 ▽ケイリン 佐藤水菜、太田りゆ
 ▽4000メートル団体追い抜き
 梶原悠未(TEAM Yumi)「2度目の夢の舞台に立てることをうれしく思う。伊豆の皆さんからの応援が力になっている」
 内野艶和(日本競輪選手会)「団体追い抜きで出場枠を取れたのは快挙。マディソンは年上の自分がリードしてメダルを目指す」
 池田瑞紀「まだ実感が湧かないが、自転車競技を知らない人にも関心を持ってもらえるような走りを見せたい」
 垣田真穂(以上早大)「小さい頃から五輪でメダルを取ることが夢だった。最高の舞台で最大限の実力を発揮したい」
 ▽マディソン 垣田真穂、内野艶和
 ▽オムニアム 梶原悠未

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