「できる」を地域のために 三島の企業 人材掘り起こしへ説明会
建設業やまちづくり事業に取り組む「リーフ・ダイバグループホールディングス」(三島市大場)はこのほど、「得意」や「好き」を地域やまちづくりのために役立てたい人を掘り起こそうと「おしごと説明会」を同市の三島商工会議所で初めて開いた。
![得意や好きを生かしたい人を掘り起こそうと開催した説明会=三島市の三島商工会議所](/news/images/n147/1462643/IP240429TAN900003000_O.jpg)
同社は、地域住民の「できること」を生かし、地元の住民や企業の困りごとを解決する取り組みを進めている。説明会では、ごみ出しや話し相手など高齢者を支援するスタッフを派遣する同社加盟の「まごころサポート」事業について紹介した。
同社は社有施設を拠点に料理好きのシニア層が集って家庭料理をつくり、地域に届けるサービスを準備中。弁当販売や食堂形式の居場所づくりを想定して夏をめどに開始する予定で、賛同者も募った。
説明会には40代から80代まで35人が参加。時給や勤務地、待遇を明記せず募集したが、想定を上回る人が訪れ、担当者は「地域のために何かしたいという潜在的なニーズや事業の重要性を再確認できた」と手応えを示した。
(三島支局・岡田拓也)