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テーマ : 三島市

静岡県生まれマーガレット3品種 出荷開始 珍しい形や色 高い評価

 静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)で本年度開発されたマーガレット3品種の出荷が、年明けから始まった。注文単価は他品種の約1・5倍で、市場関係者の評価は上々。県東部の生産者8人が5月中旬まで、東京や名古屋を中心に全国の市場に各品種1万ポットを出荷する。

出荷が始まった(右から)ピーチフレア、ラズベリーフレア、シェリーフレア=三島市三ツ谷新田
出荷が始まった(右から)ピーチフレア、ラズベリーフレア、シェリーフレア=三島市三ツ谷新田
(右から)ピーチフレア、ラズベリーフレア、シェリーフレアの出荷準備を進める内藤さん=三島市三ツ谷新田
(右から)ピーチフレア、ラズベリーフレア、シェリーフレアの出荷準備を進める内藤さん=三島市三ツ谷新田
出荷が始まった(右から)ピーチフレア、ラズベリーフレア、シェリーフレア=三島市三ツ谷新田
(右から)ピーチフレア、ラズベリーフレア、シェリーフレアの出荷準備を進める内藤さん=三島市三ツ谷新田

 今回開発されたのは、市場から注文が多かったピンク色の八重咲き品種「ピーチフレア」、外側の花弁が赤色で中央部分が白色の「ラズベリーフレア」、外側が薄桃色で中央が桃色の人気品種に改良を加え、生産性を向上した「シェリーフレア」の3品種。いずれも2023年9月に品種登録出願公表され、11月の許諾を受けて栽培を始めた。
 三島市三ツ谷新田のハウスでは、生産者の内藤宗尊さん(64)が出荷の準備に追われている。全国各地から問い合わせがあるといい「他産地にはない珍しい形や色で、評価は高い」と手応えを示している。
 同センターでは1999年からマーガレットを育成。新品種の試作段階から県東部花き流通センター農協の生産者の協力を受け、開発を進めている。15の栽培品種を誇る県育成マーガレットは、他産地よりも早い秋ごろから出荷が可能という。
 (三島支局・岡田拓也)

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