-
感染者数/病床使用率 静岡県内の最新状況まとめ【新型コロナ】
静岡県内で確認された新型コロナウイルス感染者数は次の通り。新型コロナウイルス感染症の発生届の限定化に伴って静岡県は2022年9月27日、公表形態を変更しました。毎日の公表項目のうち新規感染者の性別や居住地などが廃止されました。4月2日 新規感染者 132人累計感染者数 867,062人病床使用率 12.9%東部15.1% 中部14.1% 西部8.8% 重症者0.0%(4月2日現在)新型コロナ情報「+追っかける」で逃さずキャッチ選べる4種類 あなたの静岡新聞メールを受信する -->区分新規感染者数新規感染者内訳-->静岡市発表分24人浜松市発表分30人静岡県発表分78人
-
サクラエビ春漁 強風で初日延期
静岡県桜えび漁業組合(実石正則組合長)は2日、同日解禁されたサクラエビ春漁の初漁を強風のため延期した。3日以降、改めて出漁の可否を判断する。同日、県中部では強風、波浪注意報が出ていた。漁期は6月9日まで。
-
自転車ヘルメット着用「努力義務化」スタート 対応に迷う声も
改正道交法の施行により、4月1日から自転車利用時のヘルメット着用が努力義務化されました。静岡県内の高校では着用を求める学校がある一方で、対応に迷う声も上がっています。へルメット着用努力義務化を巡る現状についてまとめます。
-
煮物に、天ぷらに、お刺し身に 特産タケノコ求め列 富士宮・内房地区でまつり
富士宮市内房地区の稲瀬川沿いで2日、「芝川日和内房たけのこ・桜まつり」が開かれた。採れたての特産「内房たけのこ」を求めて県内外から多くの来場者が集まった。 「内房たけのこ」は比較的軽めのあく抜きで食べられる特徴がある。内房筍生産組合のブースでは販売開始を待つ行列ができ、用意した800キロが1時間ほどで完売した。市内から毎回来ている佐野美登里さんは4キロ購入し「煮物や天ぷら、お刺し身でいただく」と、今晩の献立を想像した。同組合によると、今年は裏年にあたり、収穫量は少なめという。 地区内には全5会場が設けられ、地元農家や飲食店の自慢の逸品を買い求める客で各会場はにぎわった。 稲瀬川沿いの約400
-
ステージイベント4年ぶりに復活 焼津みなとまつり、吹奏楽やお笑いライブ 「駿河丸」公開も
焼津市の漁港三大祭りの一つ「焼津みなとまつり」(実行委主催)が2日、同市の焼津漁港で開かれた。4年ぶりにステージイベントが復活し、地元吹奏楽団の演奏やお笑いライブなどで場内を盛り上げた。 会場内の特設ステージでは、焼津市民吹奏楽団が今月の定期演奏会で披露する楽曲を中心に、手拍子を交えながら、演奏した。市のPR役やいづマリンレディの3人は、昨年完成した公式イメージソングを歌った。県の沿岸・沖合漁業指導調査船「駿河丸」の一般公開も行われ、大勢の親子連れが船内を探索した。 このほか、新鮮な魚や水産加工品を販売するブースが並び、人気の商品を買い求める客で行列ができた。地場産品が当たる抽せんコーナーも
-
静岡県議選告示 各派が勢力拡大へ攻防 注目ポイントは
統一地方選の県議選(定数68)が31日、告示されました。県議選は92人が立候補の届け出を済ませ、34の選挙区で一斉に選挙戦が始まりました。投開票は静岡、浜松両政令市長選と同じ4月9日に行われます。選挙の構図や注目の選挙区をまとめます。 統一地方選特設サイトはこちら⇒統一地方選2023しずおか
-
小学生、荷物が重い!! 「置き勉」浸透道半ば 教科書と端末 併用影響
小学生の通学の荷物が重い。心身への影響を懸念する声を受けて近年、教科書を学校に置いて帰る「置き勉」などの対策が県内でもある程度進む。一方、GIGAスクール構想で整備された電子端末の持ち帰りをはじめ、荷物が重くなる事情も新たに加わった。児童や保護者からは負担の訴えと諦めの声が入り交じる。小学5年生、ある日の荷物 7.3キロ 教科書やノート計14冊、ノートパソコン(PC)、水筒。3月中旬、県中部の小学5年の女児にランドセルの中身を見せてもらった。ランドセル本体を含む重さは計7・3キロ。女児の学校では国語と算数以外の教材は「置き勉」可能だが、軽い日でも6キロ弱ある。中でも重いのは、1・6キロのP
-
潮風背に焼津路駆け抜ける みなとマラソン、6千人超エントリー
春の焼津路を駆け抜ける「焼津みなとマラソン」(実行委主催)が2日、焼津市の焼津新港を発着点に開かれた。約6100人の市民ランナーがエントリーし、潮風を背に快走した。ハーフ、10キロ、3・4キロ、2キロの各部で健脚を競った。スタート地点近くの沿道には大勢の市民が集まり、「頑張れ」などとエールを送りながら、ランナーたちの出発を見送った。 今回の参加資格は、前回と異なり県内在住者に限らなかったことから、前回に比べて約600人を上回るランナーのエントリーがあった。焼津特産のカツオが当たる「飛び賞」も設けられ、さかなのまちをアピールした。 「大学対抗ペアマラソン」も同時に開催し、駅伝競技の強豪で知られ
-
静岡まつり開幕 大河家康で盛り上がり ことしの見どころ
徳川家康の大御所時代の城下町を再現する「第67回静岡まつり」が31日の前夜祭を皮切りに、4月2日まで静岡市中心街で開かれます。主要イベント「大御所花見行列」には大河ドラマ「どうする家康」に出演する溝端淳平さんがゲスト出演するなど、静岡県内で高まる大河ブームとの相乗効果が期待されます。ことしのまつりの見どころをご紹介します。 ⇒静岡まつり イベント情報はこちら
-
幹部昇任者らに辞令交付 焼津市消防団
焼津市消防団は1日夜、幹部昇任者らへの辞令交付式を市消防防災センター(同市石津)で行った。 岩本操団長が分団長、副分団長に昇任する4人、退団する幹部2人にそれぞれ辞令書を交付した。岩本団長は「この3年はコロナ禍で団の運営に苦労したと思う」と退団する幹部に謝辞を述べた。中野弘道市長は「地域住民の安全安心のため、消防団員として力を発揮してほしい」と呼びかけた。 このほか、日本消防協会功績章を受けた団員に表彰を伝達した。本年度の新入団員は21人。
-
コンビニ店内で暴行 傷害の疑いで男逮捕 清水署
清水署は2日、傷害の疑いで静岡市清水区高橋1丁目、自称塗装業の男(41)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前2時ごろ、同区相生町のコンビニ店内で、同区の建設業の男性(37)に腹を蹴るなどの暴行を加えて軽傷を負わせた疑い。 同署によると、事件当時、容疑者は酒に酔っていたという。
-
甲冑プラモニュメント 静岡で披露 家康着用「金陀美具足」題材
静岡まつりに合わせ、家康が着用したと伝わる甲冑(かっちゅう)「金陀美具足」を題材にしたプラモニュメントが1日、静岡市葵区の駿府城公園外堀沿いの駿府ホリノテラスで披露された。「静岡市プラモデル化計画」として地域活性化に取り組む市が同所にかかる城代橋付近に設置した。 モニュメントは高さ2・2メートル。パーツごとに歴史や用途などの説明を付けた。意匠を担当したmagnet-designの松尾憲宏代表(53)は「近くに小中学校が多いので子どもたちが見て学べる図鑑の1ページのようなデザインにした」とこだわりを語った。 お披露目式は静岡城内一輪車クラブの演技が花を添え、多くの来場者でにぎわった。神奈川県か
-
“桜盛り”御殿場の春 茶会、ライトアップ 市内の名所5カ所 2日までまつり
北駿の春を彩る「第21回御殿場桜まつり」(実行委員会主催)が1日、御殿場市内の桜の名所5カ所を会場に始まった。初日から多くの観光客が訪れ、優美な桜と富士山の共演や幻想的な夜桜ライトアップを楽しんでいる。2日まで。 メイン会場である秩父宮記念公園では、園内の桜をはじめとした花の解説を行う桜ミニツアーや着物体験、さくら茶会、箏(こと)演奏など多彩なイベントが繰り広げられている。ライトアップは樹齢130年超のしだれ桜が映える。公園前の御東原循環線の1キロ以上にわたる桜並木では美しい桜吹雪が舞い、沿道に飲食などの出店も並ぶ。 御殿場高原時之栖では1日、「はじまりの花火」と題した花火大会も開催。ウィズ
-
サクラエビ丼 待ってました! 焼津の食堂、今季の営業開始
駿河湾産サクラエビを看板メニューに掲げる大井川港漁業協同組合の直営食堂「さくら」(焼津市飯淵)は1日、今シーズンの営業を開始した。開店を待ちわびた多くの市民が豊かな海の幸に舌鼓を打った。 大井川港で水揚げされたサクラエビのかき揚げや釜揚げシラスを乗せた丼のメニューを用意した。土産用のサクラエビのかき揚げも販売している。 人気商品はサクラエビのかき揚げを2枚乗せた丼。生シラス丼定食は漁を行った日限定で提供され、水揚げされた取れたてのシラスをふんだんに使っている。 店舗にはオープン時間の午前10時半になると、20人ほどの客が一斉に入り、人気の丼を味わった。 営業は12月下旬までの予定。営業日時は
-
地域安寧願い 十二段舞楽 森町・天宮神社
森町の天宮神社で1日、例大祭の前夕祭が執り行われ、国指定重要無形民俗文化財の「天宮神社十二段舞楽」が奉納された。五穀豊穣(ほうじょう)と、地域の安寧を願って地元の小学生や氏子、舞楽保存会のメンバーが舞をささげた。 十二段舞楽は天下太平への祈りを込めて子どもたちが太刀舞を繰り広げる「太平楽」や、暴れる獅子をおとなしくさせる所作を表現し、悪霊を退散させる「獅子」などからなる。30歳以下の氏子で構成される「天社轂(てんしゃこく)団」と森小の児童が笛や太鼓、かねの音色に合わせ、舞殿上で優雅な舞を披露した。 同神社によると、十二段舞楽は705年に社殿を造営した際、都から訪れた神官が記念に奉納した舞が起
-
⚽清水ユース、ドロー発進 サッカー高円宮杯U―18プレミア、プリンス開幕
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグとプリンスリーグ東海が1日、開幕した。両リーグとも12月までリーグ戦で争う。<br /> プリンスリーグには県勢7チームが出場。昨季プレミアから降格した清水ユースは海星高(三重)と対戦し、FW田中侍賢が同点ゴールを決めたが、勝ち越せず1―1で引き分けた。浜松開誠館高と藤枝明誠高、JFAアカデミー福島は白星スタートを切った。<br /> プレミアリーグ西地区の磐田ユースと静岡学園高はともに2日に初戦を向かえる。<br /><span class="”thin”&qu
-
加茂川の夜桜楽しんで 磐田の市民団体、初のライトアップ
桜を生かした磐田市中心部の回遊性向上に取り組む市民団体「いわた回遊の道さくら会議」(清水宏悦会長)は1日、同市今之浦の加茂川堤防で桜のライトアップを始めた。夜桜が楽しめる新スポットにしようと初めて企画した。8日まで。 同団体は、中泉、見付、東部各地区に約千本あるという桜で旧見付学校や遠江国分寺跡、今之浦公園などの歴史・地域資源をつなぎ、回遊性を高めることで市中心部のにぎわいづくりを目指している。昨年10月には、加茂川沿いに河津桜や八重桜など約60本を植樹した。 今回は、活動に賛同したトヨタユナイテッド静岡の寄付金でライトアップ機材を購入。今ノ浦川との合流部に近い堤防に並ぶしだれ桜11本を照ら
-
入社式にイルカ登場 下田海中水族館 新入社員に”プレゼント”
下田市の下田海中水族館で1日、入社式が開かれ、新入社員がイルカから仕事道具を受け取って新たな門出に期待を膨らませた。 イルカショーの終了後に始まった式典では、鈴木博総支配人が新入社員に辞令書を交付して激励するとともに、カマイルカのハートが登場した。水面にちょこんと顔を出し、水槽に浮かんだ箱を器用に押しながら新入社員の元へ。目の前まで来ると、トレーニング用の犬笛が入った箱を胸びれで器用に抱えながらほぼ垂直に体を伸ばし、“プレゼント”を贈った。 新入社員の鴻原由紀菜さん(22)=兵庫県出身=は「初心を忘れずに、人と動物の架け橋のような存在になりたい」と意気込んだ。ゆくゆく
-
華やか ひな人形750体 熱海・今宮神社
熱海市桜町の今宮神社で1日、ひな人形の展示が始まった。参道や本殿前、社務所に計約750体の人形が並び、地域住民らを楽しませている。3日まで。 ひな祭りが月遅れの4月3日に行われていた同市西部地区の風習にちなみ、同地区町内会連合会が昨年から実施している。自宅で飾らなくなったひな人形を市内全域から募り、役員らが丁寧に並べた。 神社入り口の18段の階段に並んだ人形を見物した親子連れは「かわいい」「きれい」などと話し、春のひとときを楽しんだ。 同連合会の清水一衛相談役は「西部地区の憩いの場所として神社を活用し、住民同士の交流や親睦が深められれば」と話した。 展示は午前10時から午後3時まで。
-
家康好んだワサビ「カツサンド」で 2日まで販売 静岡市内
静岡市葵区の日本料理店「料理と咲け とが路」は、徳川家康が好んだとされる食材の一つワサビを使ったカツサンド「家康の泪(なみだ)」を考案した。同区の静岡浅間神社境内にある「家康公初恋の地しずおかギフトショップ」など市内3店で1、2の両日、限定販売している。 肉厚な三元豚のとんかつと千切りキャベツをパンで挟み、ワサビを添えた。とんかつとソースでワサビ独特の鼻に抜ける辛さを抑え、さわやかな味わいに仕上げた。 価格は750円(税込み)。同ギフトショップのほか、静岡いいとこ浅間通り店(葵区)、日本平ロープウェイ駅売店「門前の恵みたいらぎ」(清水区)でも取り扱う。
-
運休の大井川鉄道車両きれいに 川根本町・千頭駅、住民有志が計画
川根本町の住民有志が1日、大井川鉄道千頭駅に停車している車両を清掃した。全線復旧に向け、地元から機運を高めようと初めて企画した。 昨年9月の台風15号被害以降、同駅に停車したままの21000系の車両2両を親子連れなどの住民ら約30人が掃除した。モップで車体を磨いたり、列車内をぞうきんできれいにしたりした。線路付近の草取りも行った。地元住民の山口捷彦さん(78)が中心となり、「復旧に向けた思いを行動で示したい」と計画した。 清掃後は赤石太鼓の演奏も披露された。演奏に参加した三ツ星小4年の薗田萌々香さんは「大井川鉄道が大好き。早く千頭駅にSLが来てほしい」と話した。 大井川本線は家山―千頭間で運
-
900品種3万6000株 開花のリレー 浜名湖ガーデンパーク
浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで1日、スプリングフェスタ2023(静岡新聞社・静岡放送後援)が始まった。6月4日までの期間中、約900品種3万6000株の花が開花のリレーを続け、来園者を楽しませる。 現在は園内の「花の美術館」で約110種1万株のチューリップが見頃を迎えている。赤や黄色、白などの鮮やかな花々が咲き誇り、来園者を魅了。ウサギの地上絵を表した約30万本のネモフィラ畑は三分咲きで、同園によると1週間程度で見頃となる見込み。 入園無料。8、9の両日は植物やハンドメード雑貨の展示販売、アクセサリーの製作体験などを行う「はなのわマルシェ」が開かれる。
-
遠江国分寺木装基壇を復元 奈良時代に思いはせ 磐田の国指定特別史跡市民見学会
磐田市の国指定特別史跡「遠江国分寺跡」で市教委が復元を進めていた講堂と僧房の「木装基壇」が完成し、1日に見学会が開かれた。全国各地にあった国分寺で木装基壇を復元したのは初めて。市民らが国分寺が建てられた奈良時代に思いをはせた。 木装基壇は装飾や補強のために側面を木材で覆った建物の土台。遠江国分寺跡の再整備では建物跡を盛り土で保護するだけでなく、市民に歴史に触れてもらい、観光資源としても生かそうと、木装基壇の復元に取り組んできた。市教委によると、聖武天皇の勅令で全国60カ所以上に建てられた国分寺の中で、基壇を石材や瓦で外装していた事例は多いが、木装基壇は珍しいという。 僧侶が仏教の経典を学んだ
-
ぷりぷりシラスに長蛇の列 富士・田子の浦港 「漁協食堂」営業開始
富士市の田子の浦港で1日、恒例の「漁協食堂」が今季の営業を始めた。取れたてのシラスを求めて開店前から長蛇の列ができるなど、県内外から訪れた多くの人出で活気に包まれた。 漁協食堂はシラス漁の解禁に合わせてオープン。国の地理的表示(GI)保護制度に登録されている「田子の浦しらす」を眼前に海が広がる漁港で堪能できる人気スポットで、昨季は6万3千人以上が訪れた。 新鮮な生シラスが味わえる定番メニュー「ぷりぷり生しらす丼」や卵黄を載せた「赤富士丼」が人気。今季からは通常の3倍の生シラスを山盛りにした新メニュー「日本一丼」を用意する。茨城県から訪れた平山モルテザさん(24)は「食感が最高。写真を撮るのを
-
ガンダムなどプラモの「ボックスアート」原画展示 静岡で画家高荷さん
プラモデルの箱絵「ボックスアート」の大家として知られる画家高荷義之さん(87)の原画展が静岡市駿河区のグランシップで開かれている。「機動戦士ガンダム」など人気アニメのロボットや、戦艦大和や零式艦上戦闘機(ゼロ戦)などを精緻に描いた80点が並ぶ。9日まで。 ガンダムのほか「聖戦士ダンバイン」「戦闘メカ ザブングル」などの箱絵も出品した。高荷さんは前橋市出身。1960年代から箱絵を描き始め、70年代には「少年サンデー」など雑誌の表紙を手がけた。CGやエアスプレーに頼らず細部まで手書きで仕上げる立体表現が高く評価されている。研究熱心なことでも知られ、正確な描写が愛好家の信頼を得ている。 展覧会はプ
-
“満開桜”幻想的 藤枝・蓮華寺池公園 ライトアップも
藤枝市で見頃を迎えた桜のイベントが各地で開かれ、多くの市民や観光客らが春の訪れを満喫している。 金比羅山・瀬戸川桜まつり(市観光協会主催)のメインイベントは1日、同市の志太河川敷公園で始まった。新型コロナウイルス禍で中止が続いていた同イベントは、4年ぶりの開催。2日まで、地元住民らによる出店やステージ発表などが行われる。 東海地区最大級の長さとされる瀬戸川沿い約2キロの桜トンネルのソメイヨシノは1日時点で満開。市観光協会によると、見頃は約1週間続くという。観光客らは桜の木の下で花見をしたり、写真撮影したりして楽しんだ。 蓮華寺池公園では6日まで、午後6時半~8時半に満開の桜がライトアップされ
-
富士登山で滑落の1人を救助
3月31日午後に富士山を登山していた2人が滑落したとみられる事故で、御殿場署は1日午前5時15分ごろ、うち1人の自称米国在住、不動産会社経営の女性(33)を救助したと発表した。同署によると、女性は胸の痛みを訴えて病院に搬送されたものの、命に別条はないとみられる。静岡県警山岳遭難救助隊がもう1人の遭難者も発見したが、救助活動が難航しているという。富士山御殿場ルート8合目付近を4人グループで通過する際に滑落したとみられ、残りの2人は自力で下山した。
-
シャンソン4強へ王手 Wリーグ プレーオフ
バスケットボール女子Wリーグは1日、新潟市東総合スポーツセンターでプレーオフが開幕し、レギュラーシーズン5~8位によるセミクオーターファイナルを行った。シャンソン化粧品(7位)は70-62でトヨタ紡織(6位)を破った。2日の準々決勝で三菱電機(3位)と対戦する。 シャンソンは最大11点差を逆転した。前半は相手に主導権を握られながらも金田愛奈の19得点などで食らい付き31-36。第3クオーター(Q)にリードを広げられたが、10点を追う第4Qはイゾジェ・ウチェが内角で得点を重ね、主将小池遥がドライブと3点シュートでひっくり返した。 セミクオーターファイナルのもう1試合は富士通(5位)が91-82
-
北条政子 個性的な御家人 一つに【どうする静岡 歴史人物で選ぶリーダー像】
奥村真郷(しんご)さん(21) 静岡大理学部4年静岡市駿河区在住 私が期待するリーダー像は、革新的で調整力にたけた北条政子です。為政者としての実力に期待して選びました。 国全体で問題になっているのと同じように、静岡でも高齢化が進んで若者が少ないことが課題だと思います。 政子は、多くの個性的な御家人たちをまとめ、鎌倉幕府の基盤づくりに力を尽くしました。地域を引っ張るリーダーには、人口流出対策や地域に若者の数を増やすための施策を講じるなど課題の解決に向け、強い指導力を発揮してほしいです。
-
熱い人間ドラマ醍醐味 構図、背景、人柄に注目【決める、未来 井上咲楽さん 選挙ウオッチング㊤】
若い世代に政治や選挙に関心を持ってもらうには何が必要か-。統一地方選を機に、静岡新聞社・静岡放送は投票率向上キャンペーン「決める、未来」の一環として、選挙ウオッチングが趣味で全国各地を巡っているタレント井上咲楽さん(23)=栃木県出身=に選挙の楽しみ方を聞いた。 井上さんは高校生の時にオーディションでタレントになり、月刊誌の連載企画で国会議員との対談を重ねた。その後「候補者の人間ドラマが興味深い」と感じて選挙に魅せられ、仕事の合間に地方まで選挙演説を聞きに出かけるように。2021年の静岡県知事選にも足を運び、昨年は参院選などで本県を含む12都道府県の計60カ所を巡った。 選挙で繰り広げられる
-
時論(4月2日)地球環境へ富士山頂から警鐘
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が「統合報告書」を発表した。ざっくり言えば、各国の温暖化対策は、現状では不十分、持続可能な地球環境にもっと危機感を、ということだろう。 標高3776メートルの富士山頂。空気は薄いがきれいだ。その大気から、大陸の工場や東南アジアの野焼きで発生し、自由対流圏を運ばれて来たPM2・5(直径が2・5マイクロメートル以下の微小粒子状物質。1マイクロは千分の1ミリ)が検出されている。 3月に開かれた認定NPO法人富士山測候所を活用する会の昨年夏の成果報告会では、大気だけでなく山頂の積雪や雲からマイクロプラスチック(MPs)を発見したという発表があった。 ポイ
-
社説(4月2日)労災防止計画 事業主は主体的実践を
厚生労働省静岡労働局が策定した第14次労働災害防止計画(2023~27年度)は、第13次計画期間に増加傾向にあった高齢者の転倒、腰痛の防止や外国人の事故減少を重点化した。高齢者も外国人も持続可能な地域経済の大切な支え手であり、実効が上がるよう周知徹底してほしい。 労災防止計画は労働安全衛生法に基づき5年ごとに厚労省が策定し、都道府県労働局も管内状況を踏まえて更新する。 労災事故でいちばん苦しむのは当人だが、ひとたび発生すると企業も休業損失や信用失墜、場合によっては訴訟費用工面など多大な影響を被る。逆に安全衛生への意識が高い「健康経営」は社会的にも評価され、生産性向上や人材確保にもプラスに働く
-
大自在(4月2日)「野球の季節」
明治の俳人、正岡子規の句碑が東京・上野公園内の正岡子規記念球場にある。〈春風やまりを投げたき草の原〉。まりとは野球のボール。野球が米国から伝来して間もない頃に、子規が愛好家だったことは知られる。 随筆集「筆まかせ」に、1890年3月21日に上野公園博物館横の空き地で寄宿舎の仲間と行った試合(紅白戦)の思い出をつづっていた。子規は紅軍の捕手を務めた。 例年より暖かく桜が見頃だった上野公園は、人であふれていた。あいにくの雨だったが、ひとたび試合を始めると〈書生、職人、官吏、婦人など皆立ち止まりて立錐[りっすい]の地なし〉で観戦したそうだ。 日本ではまだ珍しいスポーツへの興味もあったのだろう。それ
-
住人 自慢できる故郷に 高校時代スピーチで全国最高賞/漆畑美広さん(19)藤枝市在住【決める、未来 持続可能な街へ 私の願い①】
「自分が住む街は半分好きで半分嫌い」 3月に静岡市葵区の科学技術高定時制を卒業した漆畑美広さん(19)=藤枝市=の地元への思いは複雑だ。近所の高齢者が交通ボランティアなどで見せる温かい笑顔や地元の味には愛着がある一方、つらい記憶も。小学校でいじめを受けた時、当時の学校関係者は手を差し伸べなかった。いじめを黙認する風潮を目の当たりにし、学校に対する不信感が生まれた。子どもの悩みに寄り添う大人がたくさんいる街になってほしい-。そう感じるようになった。 中学に入ると、励まし、背中を押してくれる教諭がいた。その教諭の尽力で進んだ高校でも、後に恩師と呼べる人に巡り合えた。自分と対等に接してくれる恩師か
-
⚽J2ジュビロ磐田 大分に競り負け
明治安田J2第7節第1日(1日・味の素スタジアムほか=5試合)、磐田は大分に1―2で敗れた。上原反撃弾及ばず 磐田は昇格を争う大分に競り負け、今季初の連勝を逃した。 中2日と過密日程だが、前節栃木戦と同じスタメンで臨んだ。立ち上がりから守備に追われる展開が続き、ブロックを敷いてカウンターを狙った。前半12分、MF遠藤のFKから連続攻撃を仕掛けた。辛抱強く守っていたが、39分にFKの流れからこぼれ球を押し込まれ先制点を奪われて前半を折り返した。 最前線で奮闘したFW後藤に代えて後半開始から大津を投入し、起点をつくり球を回した。だが、14分にゴール前中央からシュートを決められ、追加点を許した。3
-
⚽J2清水エスパルス 連敗 満ちる閉塞感
明治安田J2第7節第1日(4月1日・味の素スタジアムほか=5試合)、清水は甲府に0-1で敗れた。【評】清水はゴールが遠く、後半の手痛い失点で甲府に敗れた。 序盤から効果的な攻めを繰り出せず、停滞。前半20分には自陣左サイドから崩されて相手にゴールネットを揺らされたが、オフサイドに救われた。 後半3分、16分にもクロスバー直撃のシュートを浴びてゴールを脅かされると、37分に失点。自陣でのパスを奪われ、速攻から蹴り込まれた。カルリーニョスや北川が迎えた決定機は決めきれず、交代策も実らなかった。開幕から7戦未勝利 クラブワースト更新 まるで3日前の敗戦の痛手を引きずっているかのようだった。躍動感を
-
新たに171人感染確認 4月1日の静岡県内、新型コロナウイルス
静岡県内で1日、新たに171人の新型コロナウイルス感染が確認された。県全体の病床使用率は12・9%。地域別では東部15・0%、中部14・1%、西部8・8%。直近1週間の新規感染者は前週の1・0倍。 県内の累計感染者数は86万6930人。
-
「いざ花見」高らかに 静岡まつり2日目 街にぎわう
静岡市中心街の春を彩る第67回静岡まつりは2日目の1日、徳川家康のきらびやかな花見を再現するメイン行事「大御所花見行列」を展開し、圧巻の時代絵巻が町を染めた。 駿府城公園で「拝謁(はいえつ)の儀」と称したステージイベントを開き、大御所役のお笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹さんがひげをたくわえた姿で登場すると観客から大きな拍手が上がった。城下町民にふんした市民から献上品を受け取った田中さんが「皆の者いざ、ついて参れ」と高らかに宣言し、花見に向かった。大河ドラマ「どうする家康」で今川氏真を演じる俳優溝端淳平さんも氏真役でゲスト参加し、沿道の観客に笑顔で手を振った。 桜の花びらが舞う公園内では市民
-
静岡スバルなどの最新EV4台並ぶ 静岡
静岡スバル自動車は1日、グループ4社による最新電気自動車(EV)の合同展示会を静岡まつりでにぎわう静岡市葵区の青葉シンボルロードで開いた。2日も開催する。 静岡スバルとボルボ・カー静岡、ポルシェセンター静岡、BYD AUTO静岡を運営するグループ4社が参加。中国車BYDの「ATTO3」など各メーカーの最新車種4台を展示した。来場者は説明を受けたり運転席に座ったりして理解を深めた。静岡スバルの峯將洋さん(51)は「4社のEVがそろうのは初。来場者に新しい選択肢を提示できれば」と話した。 静岡まつりのコンセプト「家康公の時代と現在、未来をつなげる」にちなんで「展示処~交通手段の発展~」と題し、江
-
春の休日舌戦熱く 支持訴え、戦略さまざま 静岡、浜松市長選折り返し
静岡、浜松両政令市は市長選に加え県議選、浜松市では市議選も選挙期間に突入し、各選挙の立候補者が1日、週末の人出でにぎわう中心街や地元有権者の元へ繰り出して自らの政策を訴えた。選挙戦の折り返しを迎えた政令市長選は静岡市3人、浜松市2人のいずれも新人がしのぎを削るが、市議選や県議選の立候補者と連動して支持を訴える陣営があれば、単独で支援を呼びかける候補者もいて戦略が分かれた。 ■静岡市 元県議の山田誠氏(61)は駿河区のJA静岡市本店で街頭演説をし、人口減少対策や障害者福祉の政策を訴えた。政党の支援を受けずに戦いに臨んだことから「(今回の選挙は)市民と政党の戦い。私は市民の声を大切にする」と強調
-
静岡SA、車止め倒れ利用者がけが
中日本高速道路東京支社は1日までに、静岡市葵区の新東名高速道上り静岡サービスエリア(SA)の駐車場内で車止めが倒れ、利用者がけがをする事故があったと発表した。同社によると、3月31日午後0時40分ごろ、利用者が車止めに触れた際に倒れたという。同日、同SA上下線内で同様の車止めの点検を実施した。原因を調査している。
-
駐車場で故意に車で衝突した疑い 富士宮署が男逮捕
富士宮署は31日、傷害の疑いで富士宮市淀川町、無職の男(74)を逮捕した。逮捕容疑は同日午後8時ごろ、同市内のスーパーの駐車場で、軽ワゴン車を運転し、同市淀師の男性会社員(54)に衝突して腰や腕に軽傷を負わせた疑い。同署によると、2人は同スーパーのレジ付近でトラブルになった。その後、男が止めていた軽ワゴン車の後方で口論を続けていた際、男が車両に乗って故意に後進して衝突したという。
-
静岡県選管特設ページ リンク先誤表示
静岡県選挙管理委員会は1日、県議選の特設サイトで、候補者情報に記載していたウェブサイトのアドレスのリンク先が正しく表示されないミスがあったと発表した。 県選管によると、3月31日の告示日に立候補者の名前やアドレスを掲載したが、候補者17人分について、リンク先が表示されなかったり、県議選の候補者ではない公職者のページに移動したりするようになっていた。過去のデータの削除漏れが原因という。 外部からの指摘で判明し、1日午前10時半ごろまでに修正した。
-
沼津市の会社員、知人の顔殴った疑いで逮捕
沼津署は1日、傷害の疑いで沼津市新宿町、会社員の男(54)を逮捕した。逮捕容疑は3月31日午後9時ごろ、同市御幸町の駐車場で同市の男性会社員(50)の顔を殴り、顔に軽いけがを負わせた疑い。同署によると、男と男性は知人で、金銭を巡るトラブルがあったとみられる。
-
男性をはねた疑い 島田の会社員を逮捕
島田署は31日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、島田市志戸呂、会社員の男(40)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後10時半ごろ、同市河原1丁目の県道で軽乗用車を運転中、横断歩道を渡っていた同市の男性(33)をはねて負傷させた疑い。男性は頭などを強く打ち、重体のもよう。現場は信号機のない丁字路交差点。同署が事故原因を調べている。
-
鶴岡、単独首位浮上 ゴルフ ヤマハ・レディース
ヤマハ・レディース葛城第3日(1日・葛城GC=6480ヤード、パー72)は、8位から出たツアー未勝利の鶴岡果恋が7バーディー、2ボギーの67と伸ばし、通算10アンダー、206で首位に立った。 ささきしょうこ、吉田優利が1打差の2位。山下美夢有がさらに1打差の4位で続く。前週優勝の山内日菜子、昨年覇者の西郷真央は通算4アンダーの12位となった。(出場65選手=アマ1、晴れ、気温20・0度、東南東の風3・0メートル、観衆3453人)不振乗り越え精度高める 大技も小技もさえ渡った。初優勝を狙う23歳の鶴岡がこの日最高の67で回り、単独首位に浮上した。「素直にうれしい。チャンスにつくことが多く、それ
-
遊歩道に“満開桜”アーチ 牧之原・勝間田川沿い
牧之原市の勝間田川沿いに咲くソメイヨシノが見頃を迎えている。春の陽気に誘われ、多くの住民が満開の桜を楽しんでいる。 晴天となった1日には多くの地域住民が同所を訪れ、川堤に腰を下ろして花見をしたり、遊歩道を散歩したりしてのどかな休日を過ごしていた。 市によると、勝間田川の両岸には約600本のソメイヨシノが植えられている。戸塚橋周辺では午後6時から9時までライトアップを実施している。 (榛原支局・足立健太郎)
-
静岡市葵区で盆栽展 2日まで 即売、相談も
静岡市内の盆栽愛好家らでつくる「たちばな会」の春の盆栽展が1日、同市葵区牛妻の市賤機都市山村交流センター「安倍ごころ」で始まった。2日まで。 16人の会員が100鉢ほどを出展した。春らしく白い花を咲かせたカイドウや赤い新芽が出始めたモミジなどの鉢植えが飾り棚にバランス良く配置され、来場者の関心を集めている。 会場の外には盆栽の即売や園芸相談のコーナーが設けられ、お目当ての品を探したり、会員に盆栽の育て方を相談したりする人たちでにぎわっている。
-
華やか「西郷の局」衣装 掛川城でマルシェ
掛川市の掛川城公園三の丸広場で1日、三の丸広場マルシェ(同実行委主催)が開かれた。同市上西郷で生誕した徳川家康の側室で2代将軍秀忠の生母・西郷の局をイメージした衣装を着たモデルが会場を盛り上げた。 市内の写真スタジオとネイルサロンが考案した記念撮影プランの実演で、モデルは公募で市民5人を選んだ。20~50代のモデルが豪華な花飾りを頭に付け、色鮮やかな色打ち掛けを羽織って御殿や広場で撮影した。 マルシェは昨年6月から実施していた掛川城天守閣の修復工事が終了し、同日の入館再開に合わせて開催した。キッチンカーが出店し、謎解きイベントも行われた。桜が咲き、春の陽気に包まれた会場には多くの市民や観光客
-
女児5人 優雅「浦安の舞」 浜松市北区細江・八幡神社例祭
浜松市北区細江町の八幡神社で1日、例祭が営まれた。地元の上町、清水両地区の女子児童5人が「浦安の舞」を奉納し、地域住民が地区の安寧を願った。 2週間かけて練習を重ねてきた児童は、巫女(みこ)の装束で優雅に立ち振る舞い、本殿で扇や鈴を用いた舞を奉納。隣接する細江神社境内の御仮屋にみこしを移動した後、御仮屋の前で2度目を披露した。保護者ら地域住民は子どもたちを見守り、地域の平和を願った。玉串の奉納なども行われた。 コロナ禍の影響で、浦安の舞の奉納は3年ぶり。参加した小林楓さん(11)=気賀小6年=は「お姉ちゃんが3人ともやっていたので、私もできて良かった」と話した。
-
小学生球児が熱戦 浜松で大会 西部34チーム参加
静岡県西部の小学生野球チームが集う「浜松いわたしんきん杯少年野球大会」(浜松いわた信用金庫、県野球連盟浜松支部主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が1日、浜松市の天竜川緑地などで始まった。8日まで。 市内を中心に34チームが参加し、トーナメント形式で対戦して熱戦を繰り広げる。最終日の8日は、準決勝以上を浜北区の浜松いわた信用金庫レクリエーションセンター野球場で行う。 初日は1、2回戦を行った。児童が見せた気迫のこもった好プレーや鋭い打球に、チームメートや保護者から歓声が上がった。
-
空海生誕1250年 史実や伝説で一生描く 浜松市北区・長楽寺で展示
浜松市北区細江町の長楽寺で3月31日、尼僧吉田真誉さんの仏画を展示した「春の仏さま展」が始まった。9日まで。 真言宗を開いた空海(弘法大師)の生誕1250年を記念し、空海の一生を史実や伝説を交えて描いた作品など約50点が並ぶ。日本画の絵の具や墨を使用し、阿弥陀(あみだ)如来や不動明王なども柔らかいタッチで描いた。庭園ではドウダンツツジが咲き始め、展示とともに楽しめる。 同寺は2日、7日の午前10時半から法話の会、4日午後1時から予約制の仏画教室を開く。5日は休み。
-
医療の道へ決意新た 3学科に新入生114人 浜松市浜北区の専門学校が入学式
浜松市浜北区の専門学校浜松医療学院(遠藤進学院長)は1日、入学式を同区の浜北文化センターで開いた。鍼灸(しんきゅう)、柔道整復、アスレティックトレーナーの3学科計114人の新入生が、国家資格取得へ決意を新たにした。 遠藤学院長は「医療人として求められる基礎学力などを身につけ、日々、勉学に精進されることを期待する」と激励した。新入生代表で鍼灸学科、アスレティックトレーナー学科の福士涼那さん(18)は「学業に励み、識見を磨き、将来、社会の発展に貢献できるよう努力します」と誓った。
-
消防活動 長年尽力 団員7人に表彰伝達 富士宮市
富士宮市はこのほど、消防庁長官表彰と日本消防協会定例表彰の伝達式を市役所で行い、消防活動に長年尽力した消防団員7人をたたえた。 消防庁長官表彰(永年勤続功労章)を受けた松浦武彦救急部長(56)は、活動姿勢が団員の模範となっていることが評価された。松浦さんは同協会の勤続章も受け「多くの災害に共に出動した仲間は財産」と、入団から31年を振り返った。 須藤秀忠市長は一人一人に表彰状を手渡し「災害がいつ起こるか分からない中で尽くしてくれて頭が下がる」と述べた。 同協会定例表彰の被表彰者は次の通り。 功績章 天野信彦(副団長)▽精績章 伊藤裕(16分団長)秦野幸司(1分団班長)▽勤続章 佐野誠一(指導
-
神島公園整備へ 工事の安全祈願 伊豆の国
伊豆の国市神島の狩野川右岸河川敷に位置する狩野川神島公園の整備工事安全祈願祭が3月31日、同公園予定地で開かれた=写真=。山下正行市長、指定管理者の「JM(ジェイエム)」(東京都)の大竹弘孝社長らが出席した。山下市長は「外国人も多く訪れるような日本一の公園にしたい」と話した。 同公園は10月1日にオープンする予定。広さ14・1ヘクタールで、遊具やキャンプ、ドッグランなどのエリアを設ける。
-
地元食材で免疫アップ 「食物繊維 積極摂取を」 富士宮でセミナー
富士宮市と市フードバレー推進協議会による「食のセミナー」がこのほど、市役所で開かれ、市内の男女22人が地元食材を使って免疫力を高める食生活の送り方を学んだ。 講師の静岡ガスクッキングスタジオ管理栄養士好川紗帆さんは、腸内環境の改善を勧めた。免疫細胞の約7割が腸内に存在するとのデータを示し「食物繊維や発酵食品を積極的に摂取すると良い」と呼びかけた。 市内で生産されている酒かすやアスパラガス、プチヴェールを使ったグラタンのレシピも披露した。疲労回復や代謝に良いとされるビタミンB6、ビタミンCなどを豊富に含んだ食事を紹介した。
-
全面人工芝にリニューアル 富士宮・山宮ふじざくら球技場
富士宮市山宮の「山宮ふじざくら球技場」の人工芝化が完了し、1日、記念完成記念式典が同所で行われた。 土だった球技場に人工芝が全面整備され、壁面緩衝材やダッグアウトのベンチも刷新した。場外には陸上短距離競技の練習レーン(60メートル)を用意した。 同日は地元社会人サッカーチームや少年団の試合が行われた。選手たちは真新しい人工芝の感触を確かめながら、伸び伸びとボールを追いかけた。利用者から人工芝の整備を求める声が寄せられていた。利用料は従来の約3倍になる。
-
町内産スギ材活用 会見用パネル設置 西伊豆町役場
西伊豆町産のスギ材を活用した会見用木製バックパネルがこのほど、町役場に設置された。来庁者の目に触れる庁舎1階に常設することで、木工産業の振興や町産材の発信につなげる狙い。 町と協定を結び、林業振興に取り組む「トビムシ」(東京都)が主体となって製作した。大きさは縦2・3メートル、横5・4メートル。「西伊豆町」「日本一の夕陽の町」などの文字をレーザー加工で施し、町章を刻んだ。 地域資源を活用し、新たな産業の構築を目指す「森と海の6次産業化プロジェクト」の一環。町内の工務店や製材所も設計や加工に携わった。
-
伊東市長に若者が意見 雇用問題や子育て施策
伊東市の若い世代の市民が小野達也市長と意見交換する未来ビジョン会議がこのほど、市役所で開かれた。委員の委嘱を受けた参加者が子育て施策や雇用問題などをテーマに地域課題を示し、共有した。 市内事業所の委員からは人手不足を指摘する声が上がった。そのほかにも「市の子育て施策は多々あるが、全体像が住民に伝わりにくいのでは」「出会いのきっかけがない。周辺市町と協力して集う場を創出するのはどうか」などと考えや提案を寄せた。 公共交通機関の関係者は、車の通行を制限するなどしてにぎわいを生み出す「トランジットモール」の取り組みを紹介した。小野市長は冒頭に「未来はつくるものと考えている。一人一人と一緒になってこ
-
熱海文学館の基本計画公表 市、オンラインも活用
熱海市は31日、名誉市民の作家、故杉本苑子さんと市が結んだ遺贈契約に基づき開設を目指している仮称・熱海文学館の基本計画を公表した。 文学館は、杉本さんが過ごした同市西熱海町の自宅を改装する「コア施設」と中心市街地の拠点となる「ハブ施設」で構成する。 施設整備に先行して、熱海ゆかりの文学者や作品の世界観を堪能できる「オンライン文学館」を設ける。計画では、2026年度の開設を予定している。 ハブ施設は同市昭和町の起雲閣展示室を想定するほか、市立図書館内への設置も検討する。コア、ハブ施設の改修は27年度以降に検討、着手する。市教委生涯学習課の担当者は「オンライン文学館を活用してさまざまな手法で熱海
-
御殿場産品の魅力 PRポスター作成
御殿場市地場産品活用推進協議会はこのほど、地元産の農畜産物を広くPRするポスターを作成した。キャッチフレーズは「富士山が育む 御殿場の味」。市内の公共施設や観光施設、JR御殿場駅構内などに掲示し、地場産品の魅力発信やさらなる消費拡大に役立てる。 ポスターは富士山の恵みである清らかな水、豊かな大地、高原の澄んだ空気で育まれた御殿場コシヒカリをはじめ、ワサビや水かけ菜など14品の写真を掲載した。キャッチフレーズは一般公募し、医療法人役員鈴木紀彦さん(78)=同市萩原=の作品を採用した。鈴木さんは「米だけではなく、多くの魅力ある作物を知ってほしいという思いを『御殿場の味』の言葉に込めた」と話した。
-
新たな仲間 27人を歓迎 沼津の2障害者施設
社会福祉法人あしたか太陽の丘(沼津市)は1日、運営する障害者支援施設「あまぎ学園」と「ワークスうしぶせ」に同日入所した27人の歓迎式を同園で開いた。在園生や職員、保護者が門出を祝った。 2年間の生活自立訓練を行う同学園には、主に18~20歳の15人が入所した。最大3年間の就労訓練を行うワークスには、主に20~22歳の12人が加わった。 新入生は一人ずつ紹介され、在園生らに向かって一礼した。代表者が登壇し「それぞれの目標を持ち、自立した生活を目指す」と決意を語った。 4年ぶりに2施設合同で実施した。法人の宮城島好史理事長は「訓練したことを生かし羽ばたくことを期待する」と述べた。
-
東部の福祉施設 157カ所にヤクルト 沼津の販売会社
東静岡ヤクルト販売(沼津市)は、県東部18市町の福祉施設に乳酸菌飲料「ヤクルト」を贈る。1977年から続ける社会貢献活動で、今年は障害者施設や老人ホームなど157カ所に計3万3810本(145万3830円相当)を届ける。 3月28日から4月4日にかけ、18市町で贈呈式が行われる。裾野市役所には28日、営業部の工藤慧係長と女性販売員が訪れ、対象4施設の代表に目録を手渡した。工藤係長は「チャリティー商品のヤクルトを年に2回販売し、売り上げの一部を活用した。施設のみなさんで楽しく飲んでほしい」とあいさつした。 各地の販売員が4月中旬ごろ、施設に直接商品を届けるという。
-
伝統文化継承へ伴走を 文化振興 浜松市政への注文/無職・前嶋功さん(北区)
国指定重要無形民俗文化財「川名のひよんどり」保存会と市無形民俗文化財保護団体連絡会で会長を務めています。過疎地域は次世代の伝統文化の担い手不足に直面し、衰退していくのが目に見えています。地元から若者が減っていく中、地域外の学生や女性に参加してもらう体制づくりを進めていますが、市内全体で見るとまだまだ途上です。行政には、地域の文化を理解した上で地元に寄り添い、どうすれば伝統が継承できるかを一緒に考えてほしいです。
-
業務のデジタル化 企業向けサービス 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫は、事業者向けポータルサービス「ケイエール」の取り扱いを3日開始する。資金繰りの見える化や経理・財務のデジタル化などで業務を効率的に管理する。 ケイエールは中小企業の業務をデジタル化するサービスで、信金中金などが開発した。同信金のケイエールは県西部の事業者のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現を支援することを目的に、2024年3月までの1年間、利用料金を優遇するキャンペーンを行う。 国際的な金融原則の枠組みに沿った融資スキーム「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」と「サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)」の取り扱いも3日開始する。事業者の持続可能な
-
ハローワーク浜松管内 2月の有効求人1.32倍 1倍超は20カ月連続
ハローワーク浜松が3月31日発表した管内(浜松、湖西市)の2月の有効求人倍率(実数値)は1・32倍で、前年同月を0・10ポイント上回った。1倍を超えるのは20カ月連続。 湖西市に複合商業施設が今春開業する影響で、小売業の求人が大幅に増加したが、その他は横ばいの状況が続く。物価高やエネルギー価格の高騰などが及ぼす影響は不透明で、ハローワークは不安材料を注視する。 2月の有効求人数は前年同月比3・8%増の1万5247人で、22カ月連続で前年同月を上回った。有効求職者数は1万1528人で、前年同月を3・9%下回った。 新規求人数は3・2%増の5278人。産業別では卸・小売業が43・1%増の783人
-
クロマツ 海辺の痩地でたくましく【しずおかに生きる植物 春】
空の青、海の青、松の緑、仰ぐと秀麗な富士。千本松原(沼津市)や三保の松原(静岡市清水区)が見せる「白砂青松」の風景は、わが国第一級の風景である。海に囲まれ、森に覆われた日本列島。この風景は私たちの心にしみる。 その松とはクロマツのこと。海辺だけに自生する。海辺は植物にとって、あまりにも生きにくい場である。絶えず風が吹き付け、潮の飛沫[ひまつ]を全身にかぶり、土も無く砂の痩せ地。でも、クロマツは、このような地にしか生きる場がない。 なぜなら、今の緑の世界は、サクラの花のように虫や鳥に花粉を運んでもらい、確実に子孫を残す仕組みを獲得した被子植物の時代だからである。 クロマツは裸子植物の針葉の樹。
-
畑ワサビにICT活用 静岡で実証試験 地元3社連携 販路開拓へ
冷涼な環境で生育する「畑ワサビ」の栽培に情報通信技術(ICT)を取り入れ、気温変動などに左右されず安定した収穫、出荷を目指す実証試験がこのほど、静岡市で始まった。葉や茎は1年を通じて収穫され、さまざまな商品への加工も可能。販路の確保など事業の採算性も含めて2年間の検証に取り組み、収量が落ち込むワサビ栽培の巻き返しを図る。 一般的な「沢ワサビ」は清流が豊かな山あいのわさび田で生育するのに対し、畑ワサビは他の野菜と同様に平野部の農地でも栽培される。さわやかな風味と歯ごたえが特徴で、茎や葉の酢漬けや天ぷらなど多彩な食べ方が楽しめる。一方、農家の後継者不足などで2010年に229トンだった県内の生産
-
入院中の子どもに音楽 静響が弦楽コンサート 静岡
富士山静岡交響楽団(静響)は30日、静岡市葵区の県立こども病院でコンサートを開いた。弦楽奏者4人が、クラシックの名曲や人気アニメの主題歌など計11曲で流麗な四重奏を奏でた。 入院中の子どもたちや家族、病院職員ら約40人が参加し、バイオリンやビオラの音色を楽しんだ。アメリカ民謡「幸せなら手をたたこう」では、リズムに合わせ手拍子を打つ姿も見られた。 水上隼太君(5)は映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマ曲が演奏されると「知っている曲だ」と笑顔を見せた。 チェロ奏者の土山如之さん(50)は「生の音を聴いて、子どもたちに音楽の魅力が伝われば」と話した。
-
退職交通安全指導員 3人に感謝状を贈呈 静岡県警
静岡県警は31日、2022年度末で退職する県交通安全協会の交通安全指導員に対する感謝状贈呈式を県警本部で行った。加藤悟交通部長が、5年以上務めた退職者3人に感謝状を手渡して「身近で親しまれる存在として朝も欠かさず活動してくれた。今後も各地で交通事故の防止に協力してもらえたら」と謝意を伝えた。 3人は、総務部の並木弘江さん(60)=静岡市葵区=、菊川地区支部の藤田香さん(47)=牧之原市=、浜北地区支部の稲留真由さん(28)=浜松市中区=。 42年務めた並木さんは「出会った多くの人の協力のおかげで長い間活動を続けられた」、藤田さんは「交通事故を1件でも減らせるよう後輩たちには頑張ってほしい」、
-
家康が愛した茶 特設会場で紹介 静岡
静岡市葵区の新静岡セノバで1日、「セノバ楽市」が始まった。16日まで。徳川家康が愛した茶をテーマにした「茶祭 CHA―SAI」や県内神社の御朱印展などを行う。 茶祭の特設会場では、家康と静岡茶の関わりを紹介するパネルを設置し、新静岡セノバ限定の「セノバティー2023」や茶関連商品を販売している。館内では、静岡茶や家康にちなんだ食品、雑貨の限定商品を扱う店舗もある。 御朱印展は、県神道青年会が初開催した。県内120神社の御朱印を県東部から西部まで、エリアごとに展示している。県内の高校生と大学生がデザインした御朱印帳も並び、来館者の注目を集めている。
-
⚽町田戦 難敵に真っ向勝負挑む【J2 藤枝見どころ】
2日にアウェーで戦う相手は前節まで首位の町田。ここまで5勝1分けで11得点1失点と盤石の戦いで、固い守備と強力な外国人FWを擁する難敵だが、須藤監督は「超攻撃的サッカーで真っ向勝負する」と言い切る。 前節の山口戦で連敗を止め、チームの雰囲気は明るい。現在J2得点王のFW渡辺は「ボールを保持して相手を動かし、意図的に隙をつくらせたい。先制点が重要な要素」と大一番を見据える。 長いボールで前線のFWを狙うパワープレーとクロスには警戒が必要。前節から復帰したDF川島は「上位を倒さないと目標のプレーオフ圏(6位)に入れない。90分間集中を切らさず、全員で相手の圧力を跳ね返したい」と決意を示す。
-
静岡市葵区(定数5-8)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順)給食無償化 実現目指す鈴木節子氏 鈴木節子(すずきせつこ)氏 (共現①、68歳) 静岡市議5期目の途中で県議に転身、1期目は新型コロナウイルスへの対応に奔走した。患者や医療現場の職員、経済活動が止まり疲弊する事業者らと接し、県民の思いを
-
静岡市駿河区(定数4-5)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順)「心」に向き合う教育者岡山晃一郎氏 岡山晃一郎(おかやまこういちろう)氏 (維新、31歳) 31歳の若さで児童発達支援施設2カ所と小規模保育園の計3施設を静岡市内で運営する。「子どもたちの心を救い、支える仕組みをつくりたい」と政治家への
-
静岡市清水区(定数4-5)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順)国と清水港の仲立ちに望月香世子氏 望月香世子(もちづきかよこ)氏 (自現①、43歳) 父の故望月義夫元環境相の影響で政治家を志し、2021年の県議補選で初当選した。これまでを「机上から離れ県の仕事の重要性を実体験する1年余だった」と振り
-
磐田市(定数3-4)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順)介護人材の教育充実を川崎和子氏 川崎和子(かわさきかずこ)氏 (無新、63歳) 県議選は2度目の挑戦。「女性議員を増やし、生活者の視点をもっと県政に反映させたい」と、99票差で涙をのんだ前回選の雪辱を期す。 子育てしながら磐田市議を14
-
焼津市(定数2-4)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順)物価高騰対策を最優先 塚本大氏 塚本大(つかもとだい)氏 (無元②、48歳) 前回選で落選してから4年間で起きた新型コロナ感染症、自然災害、物価高騰に対して政治の対応の遅れに憤りを感じ、今こそ自らの政治経験を生かす場面と立候補
-
浜松市東区(定数2-3)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順)コロナ禍対応で力発揮 中沢公彦氏 中沢公彦(なかざわきみひこ)氏 (自現④、54歳) 4期16年で、自民党県連幹事長と会派代表をそれぞれ2期務め、川勝平太知事を真っ向から追及してきた。「県議会の監視能力強化に努め、知事の失言や
-
浜松市南区(定数2-3)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順)市町越えた治水に尽力 飯田末夫氏 飯田末夫(いいだすえお)氏 (自現①、61歳) 浜松市議を4期務めた経験から、県と市の連携を強めようと尽力してきた。豪雨災害が激甚化、頻発化する中で、河川の安全対策を重要テーマに掲げる。 特に
-
浜松市北区(定数2-3)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順)農家視点の政策で実績 鈴木利幸氏 鈴木利幸(すずきとしゆき)氏 (自現⑥、66歳) 県農協青壮年連盟委員長時代に米の輸入自由化反対運動を経験。当時は農業に詳しい県議が不在で「農家として、現場からの視線で農業の発展を目指したい」
-
浜松市中区(定数4-5)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順)行革推進の経験生かす 田中照彦氏 田中照彦(たなかてるひこ)氏 (無新、56歳) 衆院議員秘書を経て浜松市議を3期務め、前回市議選で落選。悔しさを胸に4年間、企業の営業職として勤務した。「机上で予算を議論するうち忘れかけていた
-
伊豆の国市の田んぼから出火
1日午後1時35分ごろ、伊豆の国市原木の田んぼから出火し、枯れ草など約494平方メートルを焼いた。約10分後に鎮火した。けが人はいなかった。大仁署によると、解体業者がビニールハウスの骨組みに使われている金属の支柱をエンジンカッターで切断する際に出た火花が枯れ草に燃え移ったという。
-
市外転出者の投票がミスで有効票に 静岡市長選清水区選挙区
静岡市清水区選挙管理委員会は1日、市長選の期日前投票で、選挙権のない市外転出者の男性に投票させるミスが発生したと発表した。投票箱に投函(とうかん)され、特定できないため、有効票として扱う。 男性は静岡県内他市への転出を届け出ており、県議選のみ投票可能だった。同選管によると、男性は同日午前8時30分ごろ、市役所清水庁舎の投票所を訪れ、入場券を名簿対照係に提出。係がバーコードを読み取った際、パソコン上に「この選挙人は転出のため市政選挙は投票できません」と警告メッセージが出たが、本来必要な投票事務主任者への引き継ぎをせず、そのまま投票をさせた。 ミスを受けて、同選管は警告メッセージが出た際の対応を
-
静岡の路上で大学生を殴った疑い
静岡中央署は1日、傷害の疑いで横浜市南区永楽町1丁目、職業不詳の容疑者(22)を逮捕した。逮捕容疑は2月10日午前6時ごろ、静岡市葵区紺屋町の路上で、市内の男子大学生(20)の顔を殴るなどの暴行を加え、けがを負わせた疑い。同署によると、2人に面識はなかったという。
-
3千万円着服、20代男性職員を懲戒解雇 富士宮信用金庫
富士宮信用金庫は1日までに、淀川支店に勤務していた入職して間もない営業係の20代男性職員が顧客複数人の現金計約3千万円を着服していたと発表した。信金は男性を3月30日付で懲戒解雇処分とし、業務上横領に当たるとみて富士宮署に相談している。 元職員は自身が担当するエリアの顧客複数人に定期預金作成など虚偽の説明をして現金を受け取った。現金はギャンブルや遊興費に充てていたもよう。発覚を防ぐため、別の顧客の現金を穴埋めに流用していたとみられる。信金によると、流用額は約5千万円に上る。関係者によると、元職員が担当していた顧客から預金に関する相談が2月下旬に信金に寄せられ、内部の監査部門による調査で着服が
-
静岡県議選25人無投票当選 19選挙区で選挙戦突入
31日に告示された統一地方選の静岡県議選(34選挙区、定数68)は午後5時で立候補の受け付けを締め切り、同日午前に届け出た92人以外の出馬はなかった。立候補者数が定数と同数だった15選挙区で計25人の無投票当選が決まった。全国的に無投票の増加が課題となる中、県議選でも無投票選挙区が前回より五つ増えた。19選挙区は選挙戦に突入し、4月9日の投票日に向け、67人が43議席を巡って争う。 立候補者数は戦後最少となった2015年の95人を3人下回った。女性候補は現職9人、新人6人の計15人で前回選の12人から3人増加した。 無投票が確定したのは定数4の富士市、同3の藤枝市、同2の三島市、富士宮市、島
-
空に幻想的な〝夜桜〟 ピンク色のスカイランタン 静岡まつり開幕
徳川家康の大御所時代の城下町を再現する「第67回静岡まつり」(実行委員会主催)が31日、静岡市葵区の駿府城公園を主会場に開幕した。初日の前夜まつりでは、「家臣団結成の儀」と称してステージで演舞を繰り広げたり、スカイランタンを打ち上げたりして観客を魅了した。 ステージでのイベントやランタンは静岡青年会議所(JC)が企画・運営。市内で活動するバンドやダンスグループ計6チームが登場し、熱気あふれるパフォーマンスで沸かせた。締めくくりには、ピンク色のLED(発光ダイオード)照明を使ったランタン約200個を来場者が一斉にふわりと放ち、空に幻想的な“夜桜”を描いた。 まつりは2日
-
入学前の「和式トイレのトレーニング」に戸惑い【NEXT特捜隊】
この春から小学校に入る子どもを育てる静岡市駿河区の40代会社員女性から、読者の困り事を調べる「NEXT特捜隊」にお悩みの声が届いた。「入学前に学校から『和式トイレのトレーニングが必要』と説明されたが、普段使わないので戸惑っています」。そう言われると、以前と比べ和式トイレを目にすることは一般家庭はもちろん、公共施設でも少なくなった。しかし、県内の公立小中学校の事情を取材すると、全体的にはトイレの洋式化が進むものの、今も約4割は和式で、自治体ごとの状況に差があることが分かった。洋式化 自治体間で差 小中の洋式58・9% ※画像タップで拡大してご覧になれます 主に自治体などの学校設置者に
-
県議選無投票当選37%、戦後最大 盛り土、原発 地域課題語る場は? 機会喪失に嘆き
31日に告示された県議選(定数68)は34選挙区のうち15選挙区で現職24人、新人1人の計25人が無投票で当選した。無投票選挙区は県内全選挙区の4割に上り、無投票当選者は議員定数の37%に達し戦後最大。浜松市天竜区は旧天竜市・磐田郡北部当時も含め7回連続、御前崎市は4回連続で選挙戦が行われていない。 1947年以降、無投票選挙区が最も多かったのは32選挙区(定数78)中、18選挙区25人が無投票当選した1979年。無投票当選者数の最多は95年で、29選挙区(同)のうち11選挙区で27人が無投票当選した。今回は立候補者数が92人と戦後最少となった一方、定数に占める無投票当選者の割合は戦後最も大
-
浜松市 トリプル選突入 混乱防止へ万全態勢 市長選×市議選×県議選
浜松市では市長選に続いて31日、市議選と県議選が告示され、市議選、県議選ともに無投票の天竜区と、県議選無投票の西区、浜北区を除き、“トリプル選”に突入した。同市は2007年と15年にもトリプル選を経験し、19年の前回選は行政区再編の是非を問う住民投票を加えた四つの投票を同時に行った。市選管は過去の経験も踏まえ、4月9日の投開票に向けてミスや混乱のないよう万全の態勢で臨む。 31日は立候補の届け出を済ませた陣営が掲示板に候補者のポスターを張り、空白だった市議選と県議選の広い掲示スペースが次々と埋まった。市内の期日前投票所では、記載台の増設準備が進められた。 市選管による
-
今川領の訪問「楽しみ」【今川氏真役・溝端淳平インタビュー 静岡まつり編】
静岡まつりの大名行列(4月1日)に、戦国武将今川氏真役で参加予定の溝端淳平。大河ドラマ「どうする家康」でも氏真を演じている。「静岡の方が快く迎えてくれるかは自分次第だと思っている」と役柄に真摯(しんし)に向き合ってきた。 駿河・遠江・三河を治め「海道一の弓取り」と呼ばれた父の今川義元から家督を継ぐも、配下の松平元康(徳川家康)の離反をきっかけに衰退した氏真。武田信玄に駿河を追われ掛川城に逃れた後、遠江に侵攻した家康と同城で攻防戦を繰り広げた末に開城し、戦国大名・今川氏は滅びた。氏真はその後、北条氏や徳川氏の保護を受け、蹴鞠[けまり]や和歌にいそしみ、77歳の長寿を全うしたと伝わる。 演じるに
-
桜の開花状況 静岡県内(3月31日、県さくらの会発表)
東部下田・お吉ケ淵 満開南伊豆町・青野川沿い 満開松崎町・那賀川堤 満開伊東・さくらの里 散りはじめ西伊豆町・黄金崎公園 散りはじめ沼津・香貫山 満開 ・沼川沿い 満開三島・三嶋大社 満開御殿場・秩父宮記念公園 満開伊豆・虹の郷と自然公園 満開伊豆の国・狩野川さくら公園 満開函南町・柏谷公園 5分咲き長泉町・駿河平自然公園 散りはじめ小山町・冨士霊園 7分咲き富士宮・浅間大社 満開富士・岩本山公園 散りはじめ中部 静岡・駿府城公園 満開 ・船越堤公園 満開 ・御殿山 満開 島田・家山の桜トンネル 満開&nb
-
県議選立候補予定者 県の市町連携、知事与党も低め 静岡新聞社調査
31日に告示された県議選(4月9日投開票)の立候補予定者に静岡新聞が実施し、告示前までに90人が回答したアンケートで、県の市町連携の取り組みに対する評価(最高5~最低1)は平均2・6だった。「5」は4人のみで、「1」「2」が5割を超える厳しい結果が示された。川勝平太知事に近い第2会派ふじのくに県民クラブも同3・7と他の設問に比べて低い評価だった。 市町連携については、2022年の台風15災害対応や自衛隊派遣要請で連携不足が報道された。21年7月の熱海市の土石流災害の行政対応を巡っても、同市と県の対立が表面化した。 回答した現職59人を会派別にみると、最大会派の自民改革会議と自民公認無所属の計
-
「遠い存在」「もっと対話を」 県議選告示 有権者の声、人口減対策に期待も
統一地方選の静岡県議選が31日告示され、無投票を除く19選挙区で9日間の舌戦が火ぶたを切った。県議は、国政や立法を担う国会議員や、地域や生活に密着した問題を扱うことが多い市町議と比べて「役割がよく分からない」「存在感が薄い」とも言われる。県内の有権者は県議にどんな働きや政策を期待しているのか聞いた。 県議の印象を有権者に尋ねると、「接する機会が少ない」「遠い存在」といった声が多い。沼津市の教員菊池昌太郎さん(24)は「選挙中は各候補者の活動の発信があるが、選挙がない期間は何をしているのか分からない」と物足りなさを示す。 特に静岡、浜松の両政令指定都市は県からの権限移譲が進み、両市選出の県議は
-
静岡まつり 31日開幕 大御所花見行列や夜桜乱舞 市中心部を交通規制
徳川家康の大御所時代の城下町を再現する「第67回静岡まつり」(実行委員会主催)が31日~4月2日、静岡市中心街で開かれる。31日の前夜祭を皮切りに、メイン行事の「大御所花見行列」や市民参加の総踊り「夜桜乱舞」など多彩な催しが展開される。※画像タップで拡大してご覧になれます 花見行列は4月1日午後2時15分と同2日午後2時10分に葵区の駿府城公園東御門を出発し、約2時間かけて市街地を練り歩く。1日はお笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹さんが大御所役で、大河ドラマ「どうする家康」で今川氏真を演じる俳優溝端淳平さんが特別ゲストとして氏真役で登場する。2日は島田市出身の俳優別所哲也さんが大御所役を務め
-
鴇田氏が取締役辞任 TOKAIHD「経理問題で責任」
TOKAIホールディングスは31日、鴇田[ときた]勝彦取締役(77)が辞任したと発表した。同日の取締役会で書面決議した。鴇田氏は不適切な経費使用があったとして昨年9月に社長を解職され、同12月に同社から取締役としても辞任勧告を受けていた。 3月29日の取締役会で鴇田氏が辞任の意向を示し、31日に同社が辞表を受理したという。書面決議で取締役8人全員が辞任を承認した。同社は「経理処理のつたなさを認め、責任を取って辞任したい旨の申し出があった。これまでに本人が一定の金額を社に自主返納した」としている。返納額は公表していない。 今回の問題を巡り、弁護士らでつくる特別調査委員会が昨年12月、鴇田氏が請
-
新茶初取引、4月13日 静岡茶市場 最も早く
静岡茶市場(静岡市葵区北番町)は31日、新茶シーズンの幕開けを告げる新茶初取引を4月13日に行うと発表した。1956年の同市場開設以来最も早い。内野泰秀社長は「茶業者らが一堂に会する機会を早めに設け、新茶商戦の機運を高めたい」と話す。 同市場が静岡県内JAから集めた情報によると、各茶産地での生育は順調という。気温がやや高く推移し、降水量も安定している点から、4月18日に初取引を迎えた昨年よりも前倒しで収穫が進むとみている。 初取引は、午前6時半から県内茶生産者や製茶問屋、行政関係者らが集まり茶業活性化を祈るセレモニーを行う。新型コロナウイルス禍で休止していた、一般客向けの呈茶や手もみ茶づくり
-
社説(4月1日)政府物価高対策 県市町の工夫も必要だ
政府は総額2兆2226億円の物価高対策を閣議決定した。財源は2022年度予算の予備費で全額賄う。住民税非課税世帯に3万円を支給し、低所得の子育て世帯を対象に子ども1人当たり5万円を給付する。食品を中心に値上げラッシュが続く。政策効果を高めるため、必要としている世帯に速やかに支援を届けなければならない。 物価高対策は全体の9割近くを、地方向けの予算が占める。目玉は自治体に配る「地方創生臨時交付金」への1兆2千億円の上乗せで、うち7千億円をエネルギー・物価高対策に使えるようにした。都市ガスの配管が行き渡らない地方に多いLPガスの料金低減や、工場など特別高圧電力の契約企業への支援を盛り込んだ。 臨
-
記者コラム「清流」 逆戻り?のリニア議論
「時間が2年くらい戻った感じがする」。リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川減水問題を議論する県の専門部会で、JR東海の担当者が委員の質問を受けて発した一言。「同じ質問を繰り返し受けている」との意味を込めた皮肉だったと推察するが、最近の県とJRの議論は別の意味で「時間が戻った」と感じている。 県が高速長尺先進ボーリングによる湧水の県外流出を懸念し対策を求めているのに対し、JRからは「大井川中下流域の水利用に影響はない」との意見表明が目立ち、認識の違いが鮮明になってきた。 トンネル掘削時の湧水の県外流出を巡る議論が行き詰まり、国の判断を仰ぐ事態となった3年前と状況が似ている。関係者は同じこと
-
茶況(3月31日)袋井の晩茶研究会 世界大会出場報告 市長に意気込み
2月に開かれた「にっぽんの宝物JAPAN大会」で、袋井市の晩茶研究会の乳酸菌発酵茶を原料としたスパークリングティー「bodhi(ボーディー)」がドリンク部門のグランプリに輝いた。8月の世界大会に出場する。 全国大会に向けて抽出方法や容器デザインを見直し、生産地の菩提(ぼだい)地域にちなんだ名称に変更した。審査では味や健康効果、放任茶園の茶を活用する生産態勢をアピールし「ノンアルコール飲料の定番になり得る」と評価されたという。 同研究会がこのほど、市役所に大場規之市長を訪問。池田佳正副会長は「茶業界代表として頑張ってくる。この商品を世界の人々に知ってもらいたい」と意気込みを語った。
-
大自在(4月1日)手帳とメモ、ノート
4月始まりの手帳を手に心機一転という人もいるだろう。日付や曜日が印刷された左ページに予定を書き、右ページには当日の出来事などをメモするのだろうか。左は公、右は私というのもありそう。 日本に初めて手帳を持ち込んだのは福沢諭吉。文久使節団(1862年)に参加した折、パリの文具店で購入し、見聞を書き留めたとされる。その後、軍隊手牒[ちょう]、システム手帳など、手帳は日本人の時間感覚や仕事観を映してきた(舘神龍彦「手帳と日本人」) 企業が社員や取引先に配布していた「年玉手帳」の廃止は、経費節減だけでなく、共同体意識が薄らいだためか。スケジュール管理もスマホという人が増えたのも一因だろう。県民手帳の発
-
記者コラム「清流」 子どもに最良の学校を
当たり前に存在していたものがなくなるのは寂しい。歴史が積み重なった学校ならなおさらだろう。学校は地域の活力の象徴だ。一方で、少子化の進行で現状維持が難しい実情も理解できる。 掛川市が小中学校統合を検討している原野谷地区で、市教委が住民に議論の経過を説明する会合に足を運んだ。住民の発言が早期再編を望む前向きな意見ばかりで驚いた。「子どもの学びを最優先に、良い学校をつくってほしい」との思いで一致していた。 地区では2017年から協議を重ねて合意を形成し、新しい学校に希望を見いだしている。未来志向の意見は、既設校が消える寂しさややるせなさを乗り越えた上での覚悟だろう。市当局は住民の心情をくみ取り、
-
静岡人インタビュー「この人」 ウニの魅力発信に取り組む 小西香代子さん(伊豆市)
沼津市の水族館あわしまマリンパークの飼育課魚類主任兼営業企画課係長。“ウニコンサルタント”を自称し、ウニの生態のおもしろさを伝える企画を立案する。骨格標本の製作やウニに関する掲示物の作成も一手に担う。岡山県出身。37歳。 -どのような発信を。 「菓子パンのような見た目のウニにちなみ『ウニのカシパンまつり』を毎年企画している。骨格の展示や飼育員が生態を解説するバックヤードツアー、ウニをデザインした皿のプレゼントなどを展開する。普段もウニの生態展示や解説板の制作などを担当し、交流サイト(SNS)でも紹介している」 -ウニの魅力は。 「『スカシカシパン』や『タコノマクラ』な
-
記者コラム「清流」 かかし支える努力
松崎町那賀の農閑期の水田で色とりどりの花を咲かせる「田んぼをつかった花畑」。3月下旬になり、大勢の人が散策を楽しんでいる。その中に微動だにしない複数の人影が-。近づくと、人そっくりのかかしだと分かる。 町の住民有志が始めた恒例企画で、今年は「おめでとう」をテーマに結婚式や誕生日を表現した。手作りのリアルなかかしの表情やしぐさにクスッと笑ってしまう。毎回現れる青年のかかしは、当初独身だったが、年月を経て結婚し、子どもができたという設定のユニークな作品もある。 かかしの展示には苦労もあるという。雨の日は、新聞紙などでできたかかしをぬらさないようかっぱを着せる。住民の陰ながらの努力によって、かかし
-
家康を描いた電車出発! 静岡鉄道「ゆかりの地」PR 24年2月まで
徳川家康ゆかりの地である静岡市をPRする静岡鉄道(同市葵区)のラッピングトレインの出発式が31日、静岡市葵区の静岡鉄道新静岡駅で行われた。 車体に家康が青年期に着用したとされる重要文化財の甲冑(かっちゅう)「金陀美具足(きんだみぐそく)」や、同甲冑をイメージしたガンダムのプラモデルなどがデザインされている。新静岡-新清水間を、来年2月まで運行する予定。 川井敏行社長は「電車を利用し、家康公を入り口とした静岡の歴史に触れてほしい」とあいさつし、久能山東照宮(同市駿河区)の姫岡恭彦宮司らと共にテープカットに臨んだ。
-
無投票当選新議員の抱負 三島市/裾野市 静岡県議選
三島市伊丹雅治氏 伊丹雅治[いたみまさはる]氏 (自現②、46歳) 地域の声と思いを形に 東日本大震災で妻の実家が被災し、故郷の三島市を守るべく政治家を志した。「誰に頼まれたわけでもない。使命感がわき上がった」。市議を1期務め、4年前の県議選で初当選。地道な政治活動で培った人脈は自身と地元を支える大きな力と実感する。 県や他市町との「橋渡し」を県議の重要な仕事と心得る。だからこそ頻繁に地域を回り、市長や市民の声を聞く。県が閉鎖の方針だった県総合健康センター(同市)を感染症対策の拠点として存続に導いたのも、地元の思いに寄り添った成果と自負する。 自民党県連では青年局長、政調副会長として最前線に立
-
無投票当選新議員の抱負 熱海市/清水町/伊豆の国市 静岡県議選
熱海市藤曲敬宏氏 藤曲敬宏(ふじまがりたかひろ)氏 (自現③、56歳) 復興と再発防止に全力 伊豆山の土石流災害、新型コロナウイルス禍、県営駿豆水道の破断と非常事態が相次ぎ、「常に迅速な対応が求められた。市、県、国の連携が市民の命に関わることを実感した4年間だった」。次期も市民の切実な声を行政に届け、施策に反映させると誓う。 特に復旧復興が途上の伊豆山に関し、被災者の生活再建支援の拡充と再発防止の徹底を訴える。「熱海選出の県議として一番声を上げ続ける責任がある。それが県全体のためにもなる」と強調する。 熱海港周辺のにぎわい創出や、人口減少に耐えうる地域にするために若手人材の育成にも意欲を燃やす
-
無投票当選新議員の抱負 富士宮市/富士市 静岡県議選
富士市四本康久氏 四本康久[よつもとやすひさ]氏 (無現④、62歳) 生み育てやすい環境に 市議選に初当選してから20年間を「人と会って声を聞く事に徹した」と振り返る。新型コロナ禍で地域の結び付きが希薄になったと危惧し、つなぎ役を買って出る。苦手というSNSの運用も考える。 拍車のかかる人口減少に危機感を抱き、生み育てやすい環境の整備を柱に据える。ただ、自身の子育ては20年前に終えた。地元の子育て世代の会合に足を運び「現実を勉強しながら訴える立場」と強調する。 毎年数回は登る富士山の変化にも目を光らせる。川勝県政とのパイプを駆使して保全活動や、焼失した富士宮口5合目の拠点整備を急ぐ。 鹿児島県
-
無投票当選新議員の抱負 浜松市西区/浜北区/天竜区 静岡県議選
浜松市西区鈴木啓嗣氏 鈴木啓嗣[すずきけいじ]氏 (自現②、51歳) 教育環境の改善に動く 父と曽祖父は県議、祖父は浜松市議を務めた家系。自らも政治の道を進む中で地域の課題解決を誓っている。 アサリやカキなど浜名湖の水産資源減少に「漁業への影響だけでなく、観光業の衰退など県全体にとっても大きな損失になる」と危機感を抱く。調査から解決策実行までを、できるだけ早められるように取り組んできた。 4人の子の父親として教育政策の充実も議員活動のテーマに掲げる。長期入院中の高校生らが遠隔授業で単位認定を受け、進級できる仕組みを県内でも普及させたい考えだ。 学生時代にアメフトや水泳に打ち込み、現在も観戦が中
-
無投票当選新議員の抱負 牧之原市・吉田町/御前崎市/湖西市 静岡県議選
牧之原市・吉田町大石健司氏 大石健司[おおいしけんじ]氏 (自現②、57歳) 榛南地域の防災に注力 スポーツ記者として20年近く国内外を飛び回ったが、2011年の東日本大震災を機に退社。被災地などでボランティア活動に取り組む中で沿岸部の故郷に危機感を募らせ、政治家としての一歩を踏み出した。 13年の牧之原市議選で初当選すると19年には活動の場を県政に。4年間は無所属議員として情報や人脈、そして判断力を培ってきた。「真価が問われる2期目となる」と自らを律す。 榛南地域の防災対策やリニア問題、静岡空港の利用促進と新駅構想などの基盤整備といった地域課題は山積する。「現場主義を信条に自分の見た、聞いた
-
無投票当選新議員の抱負 藤枝市/島田市・川根本町 静岡県議選
藤枝市西原明美氏 西原明美[にしはらあけみ]氏 (自現②、61歳) 安心な生活基盤を守る 4年前、藤枝市議4期目の途中で県議に転身した。1期目は新型コロナウイルス禍や熱海市伊豆山の土石流災害、ロシアによるウクライナ侵攻など歴史に残る社会問題が起きた。「人の命と財産を含め、守るべきものが明確になった。一日一日を大切にできて初めて未来を語ることができる」とうなずく。 「安心で安全な生活の基盤」を掲げ、アフターコロナを見据えた経済対策や、災害に強いまちづくりの必要性を強調する。青少年の健全育成を図るNPO法人の理事長を務めている経験から、地域が子どもの教育に携わる仕組みの構築にも意欲を示す。 NPO
-
「沖あがり」100年フード認定 明治から続くサクラエビ“漁師飯” 普及へ意欲
明治時代から駿河湾で水揚げされているサクラエビの漁師料理「桜海老の沖あがり」が、歴史的な食文化をたたえる文化庁の2022年度「100年フード」に認定された。サクラエビ漁の拠点港がある静岡市清水区由比地区の商工、飲食関係者が31日、市役所静岡庁舎に田辺信宏市長を訪ねて報告した。2日の春漁解禁と6月11日の「由比桜えびまつり」に向け、普及活動に取り組むと意欲を示した。 沖あがりは、生のサクラエビや豆腐、ネギなどをすき焼き風の味付けで煮込んだ料理。1894年にサクラエビ漁が始まって以降、夜通し漁に励んだ船乗りが冷えた体を温め、大漁を祝う“漁師飯”として発祥した。現在は清水区
-
春感じるレモネード 小児がんの子支援へ限定販売 春華堂×浜松南高生×駿河総合高生
春華堂(浜松市中区)は1日、同市の浜松南高家庭部と静岡市の駿河総合高有志団体US(アス)と共同で開発した飲料「ピンクレモネードSAKURA Flutter(サクラ・フラッター)」を浜松市中区の同社拠点施設「スイーツバンク」で発売する。 春をイメージしたピンクグレープフルーツを使用。桜の花びらをイメージし、ストローで底をかき混ぜると、果肉が舞い上がる。 小児がんの子どもを支援しようと米国から広がった「レモネードスタンド活動」の一環。売り上げの一部を支援団体に寄付する。 価格は税込み650円。23日までの土日限定で販売する。
-
労組費4600万円着服か マックスバリュ東海 元常任顧問を提訴
食品スーパー「マックスバリュ(MV)東海」(浜松市東区)の労働組合で常任顧問を務めていた女性が少なくとも約4600万円の組合資金を着服した疑いがあることが31日、関係者への取材で分かった。組合は同日までに、女性に約5千万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁浜松支部に起こした。 提訴したのは「MV東海MYユニオン」で、2月17日付。代理人弁護士や訴状によると、元常任顧問の女性は2018年~19年ごろ、組合に帰属する資金を複数回にわたって口座から引き出し、消失させたとしている。組合の一般会計に計上されない四つの口座を使い分け、有価証券の配当金や、組合オリジナルグッズの売上金などを引き出したとされる
-
災害時に預金払い戻し 静岡、名古屋 山梨中央 3銀行が相互支援協定
静岡銀行と名古屋銀行、山梨中央銀行は31日、大規模災害発生時の預金払い戻しに関する相互支援協定を締結した。南海トラフ巨大地震や富士山噴火などの発災時、預金者が口座を保有していない銀行でも臨時で預金を払い戻しできるようにする。 店舗窓口で本人であることを確認できる書類を提示すれば、通帳や印鑑がなくても1口座当たり1日10万円まで払い戻しに応じる。最大震度6弱以上の大規模地震や津波、噴火、法定感染症などで銀行業務に大きな支障が生じ、預金者が被災したり他県に避難したりした場合を想定する。 静岡銀は名古屋銀、山梨中央銀双方と包括業務提携を結んでいることから、災害時の連携強化につなげた。 同日の静岡市
-
イオンタウン湖西新居 4月22日に開業
イオンタウンとマックスバリュ東海は31日、湖西市新居町に建設中の複合商業施設「イオンタウン湖西新居」を4月22日に開業すると発表した。マックスバリュ湖西新居店を核に、県内初出店の飲食店を含む計14店舗を設ける。隣接する新居文化公園につながる遊歩道やイベント広場を設けるなど、地域のコミュニティー拠点となるショッピングセンターを目指す。 県内初出店は、愛知県を中心に展開するパスタ・ピザ専門店ハッピーバレーの新業態店「ピスタ・マーケット」と、岐阜県の郷土料理を冷凍で無人販売する「本家白川けいちゃん」。ヘアサロンやクリーニング店、ドラッグストア、100円ショップなども入る。屋外の広場では、週末にキッ
-
賃上げ額大幅増 春季第1報、平均妥結1万1899円 静岡県内労組
静岡県が30日発表した県内民間労働組合の2023年春季賃上げ要求・妥結状況(第1報)によると、22日までに妥結した15組合の平均妥結額は加重平均で1万1899円(前年同期比6717円増)、賃上げ率は3・78%(1・97ポイント増)だった。 全国的な賃上げムードを受けた大幅な上昇とみられ、最終的に平均妥結額が1万円を上回れば1993年以来30年ぶりとなる。 企業規模別は300人以上が1万2267円(賃上げ率3・84%)、299人以下が7646円(2・85%)。有効回答を寄せた50組合のうち賃上げを要求したのは46組合で、平均要求額は加重平均で1万2106円(4158円増)、賃上げ率は4・06%
-
沿線に再エネ送電検討 静岡鉄道 架線活用、脱炭素促進へ
静岡鉄道(静岡市葵区)は2023年度、同社の静岡清水線沿線で発電された再生可能エネルギーを軌道上の架線を活用して沿線一帯に供給する「清水静岡レイルグリッド構想」の検討を始める。実現すれば国内鉄道事業者で初の取り組みになる。鉄道架線を再生可能エネルギーと地域をつなぐ新たなインフラと位置付け、再生エネの利用促進と脱炭素の両立を目指す。 鉄軌道事業者の脱炭素化推進関連の調査などを助成する国土交通省の補助事業に採択された。 太陽光発電施設の整備が盛んな同市清水区の清水港周辺エリアで発電された電力を、同区から駿河、葵区までの総延長約11キロの架線で沿線の公共施設や静岡鉄道の関連施設などに送る。脱炭素に
-
⚽清水MF西沢、恩師の前で活躍誓う 「より成長した姿」体現へ意欲
J2清水のMF西沢健太(26)=清水ユース出=が1日の敵地甲府戦に向けて人一倍の意欲を燃やしている。敵将は昨季までの5年間、清水でコーチや監督を務めた篠田善之氏。自身にとっては2019年にJ1のピッチに初めて立たせてくれた特別な存在だ。かつての指揮官の前で「より成長した姿を見せないといけない。それが恩返しになれば」と活躍を期す。 西沢は筑波大を経て19年に清水に入団。ヤン・ヨンソン元監督の下では出番に恵まれなかったが、同年5月に篠田氏が監督に就くと出場機会が与えられた。起用に応え、4試合で決勝点を挙げるなど欠かせない戦力に定着。23試合7得点の堂々たる成績を残した。 プロとしての心構えも教わ
-
ヤマハ・レディース 渡辺 22→3位 鈴木単独首位 女子ゴルフ
女子ゴルフのヤマハ・レディース葛城第2日(31日・葛城GC=6480ヤード、パー72)は、首位タイで出た鈴木愛が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算10アンダー、134で単独トップに立った。蛭田みな美が3打差の2位。前週優勝の山内日菜子ら5選手がさらに1打差の3位で並んだ。昨年覇者の西郷真央は通算3アンダーの20位。通算1オーバーまでの65選手が決勝ラウンドに進んだ。 県勢は5アンダーで回った渡辺彩香(大東建託、熱海市出身)が通算6アンダーで22位から3位に浮上。一方、高橋しずく(朝霧CC)と森岡紋加(葛城GC)はそれぞれ通算6オーバーと7オーバー、アマチュアの勝亦令奈(暁秀高)は15オ
-
浜松各地で住宅侵入盗多発 静岡県警、注意と対策呼びかけ
浜松市内各地で31日、住宅侵入窃盗事件が未遂も含め計4件相次いだ。足跡や目撃情報から、2~3人以上の複数人がバールを使って玄関などをこじ開け、犯行に及んだ可能性が高い。県警は犯行グループの特定を進めると同時に、県民に戸締まり徹底や自宅に必要以上の現金を置かないなどの対策を呼びかけている。 県警捜査3課によると、事件は午前10時~午後4時ごろ、浜松中央、浜松東、浜松西の各署管内で発生。不在時を狙われた空き巣のうち2軒で現金や貴金属、時計が盗まれているのを確認している。別の1軒は在宅時に1階の窓から忍び込まれ、家人と遭遇した若い2人組が何も取らずに逃げた。ニット帽にマスクを着用し、逃走方法は不明
-
最後の夕刊発行 静岡新聞社 朝刊+デジタル版へ移行
静岡新聞社は31日、最後の夕刊を発行した。4月1日から、朝刊とデジタル版の展開となる。 県議選、浜松市議選の告示と重なった最後の日。制作センター5階の編集局は降版時間ぎりぎりまで記事を差し替えたり、組み替えたりする作業に追われた。 「最後の夕刊、降版します」。社員が神妙な面持ちで見守る中、大須賀紳晃静岡新聞社・静岡放送社長が「紙面校了ボタン」を押して最後の夕刊1面を降版した。大須賀社長は「新しい形で再スタートを切る。引き続き皆で力を合わせ、より深く、より幅広く、より濃い紙面とデジタル版を作っていきたい」と誓った。
-
フォーレなかかわね茶茗館「川根紅茶と川根ロールケーキセット」 ユズと茶、爽やかに香る【道の駅 食探訪⑰】
山に囲まれた「フォーレなかかわね茶茗館」(川根本町)は、交通量の多い幹線道路沿いに立つ一般的な道の駅とは一線を画すたたずまい。川根茶の歴史や伝統を紹介する施設で今春、町と町商工会、地元飲食店が共同開発した「川根ロール」と川根紅茶のセットメニューが誕生した。 川根ロールケーキは川根茶と県内屈指の生産量を誇る同町産ユズをふんだんに使用。もっちりとした生地にあんこもアクセントとなり、口に運ぶと甘さとともに川根茶とユズが爽やかに香る。「べにふうき」の紅茶は、すっきりとみずみずしい味わいの「高田農園」か、まろやかで飲みやすい「相藤園」の二つの農園から選べる。スタッフの黒田佳代子さん(67)は「川根紅茶
-
⚽3連勝中の甲府と対戦 浮上へ欲しい勝利【J2清水 見どころ】
1日に敵地でリーグ3連勝中と好調の5位甲府と対戦する。29日の前節群馬戦で初黒星を喫し、開幕から6戦勝ちなし。18位まで下降した。中2日の準備期間で立て直し、状況を好転させられるか。 甲府は昨季まで清水でコーチなどを務めた篠田善之氏が指揮を執る。突破力を武器とする元清水のFWウタカを最前線に置いて繰り出すカウンター攻撃は脅威だ。篠田氏は群馬戦を現地視察。清水を知り尽くす指揮官の策を上回れるかがポイントとなる。 群馬戦で負傷したDF山原は欠場の見込みで、左サイドバックの代役はDF吉田が濃厚。古巣との対戦となるベテランは「チームが良くなるために犠牲心を持って戦う」と決意を示す。
-
国民・玉木代表「地方議員倍増へ」 静岡で街頭演説
国民民主党の玉木雄一郎代表は31日、静岡県議選静岡市清水区選挙区の党公認候補の応援のため同区で街頭演説した。統一地方選の党の目標として「党公認や党に近い立場の議員の数を倍増させる」と報道陣の取材に答えた。 今回改選期を迎える地方議員が全国に約150人いるとして、約300人の当選を目指すとした。清水区の候補者については「新しい政治をつくることを目標にする党の象徴」と話し、告示日の出陣式に応援に駆け付けた狙いを説明した。 当選した場合の川勝平太知事との向き合い方については「党県連とよく話し合って決める。今は当選に全力を傾ける」と述べるにとどめた。
-
⚽敵地で大分戦 今季初の連勝狙う【J2磐田 見どころ】
1日に敵地で3位大分と対戦する。今季初の連勝を狙う9位磐田は、前節栃木戦から中2日の過密日程となるが、総力戦で乗り切りたいところ。 栃木戦で移籍後初ゴールを決めたDF松原は「いいクロスでアシストしたい」とサイド攻撃への積極的な参加に意欲的だ。横内監督は相手の強力な3センターバックを想定し「単純に入れるだけでは、はじかれる。敵陣で工夫が必要」と攻略の糸口を探す。 栃木戦で負傷離脱していたMF山田が2月末以来ピッチに立ったのは好材料。4月末までの連戦を見通し、状態を維持して臨みたい。古巣との対戦となるMF松本は「立ち上がりから積極的に入っていく」と意気込む。
-
133人感染 31日の静岡県内【新型コロナ】
静岡県内で31日、133人の新型コロナウイルスの新規感染が確認された。 県全体の病床使用率は13・3%。地域別は東部15・5%、中部14・9%、西部8・8%。直近1週間の新規感染者数は前週の0・99倍。 重症者は3週間以上確認されていない。県全体の病床使用率は10%台が続き、逼迫(ひっぱく)していないことから、県は感染状況を示す国の指標について、医療が確保できるとする「レベル1」を維持した。 累計感染者数は86万6759人。
-
深蒸し菊川茶 GI登録 お茶の認定、静岡県内初
農林水産省は31日、地理的表示(GI)保護制度の対象に深蒸し菊川茶を新たに登録した。静岡県内でお茶の登録は初めて。 GIは地域ならではの環境で長年育まれてきた特産品を国が保護する制度。菊川市茶業協会が登録を申請していた。同日、農水省で登録証授与式が開かれ、藤木真也政務官が同協会の村松正一副会長に登録証を手渡した。 深蒸し菊川茶は濃厚な黄緑色で、渋みが少なくまろやかな味わいが特徴。1950年頃、茶葉を長い時間蒸すことで渋みを抑える深蒸し茶の製造に成功し、同市が深蒸し茶発祥の地として知られるようになった。全国茶品評会の深蒸し煎茶部門の新設や深蒸し茶の全国普及に貢献した。 同協会の会長を務める長谷
-
初仕事はヒツジの毛刈り 富士宮のまかいの牧場で入社式
富士宮市のまかいの牧場で31日、入社式が行われ、2023年度新入社員の2人が初仕事としてヒツジの毛刈りに挑戦した。 2人は先輩社員から手ほどきを受け、ヒツジの“衣替え”を手伝った。やや緊張した様子で、ヒツジの肌を傷つけないよう慎重にハサミを入れた。 2人は同社役員から辞令書を受け、業務の必需品である掃除道具を手にした。毛刈りを見守った大勢の来場者から2人の活躍を願って拍手が送られた。 近藤詞音さん(22)は「自立した大人になる決意を新たにした」と初仕事に思いを込め、竹内夏希さん(20)=富士市出身=は「(客に)楽しい思い出を作ってもらえる仕事がしたい」と抱負を語った。
-
防災貢献15人に表彰伝達 熱海市消防本部
熱海市消防本部はこのほど、本年度の消防庁長官表彰と日本消防協会定例表彰の伝達式を市役所で行った。市消防団員15人に斉藤栄市長が長年の功績をたたえ、表彰状を手渡した。 受章者を代表して、消防庁長官表彰の永年勤続功労章を受けた大川雅則副団長が「良き先輩、同僚の支えと家族の理解に感謝する。引き続き地域の安全安心を確保するために消防団活動に取り組む」と決意を述べた。 日本消防協会定例表彰を受けた団員は次の通り。 功績章 西川正和(本部部長)▽精績章 松広富成(副団長)平野亜美子(副分団長)▽勤続章(30年) 田島芳和(本部部長)新藤茂貴(同)三枝智(団員)寺島淳二(前副団長)川口善弘(前本部部長)土
-
長岡地区活性化へ 横浜の学生が調査 施設立ち寄り回数注目 伊豆の国
伊豆の国市はこのほど、横浜国立大大学院の学生らと長岡地区のまちづくりを考える活動の成果発表会を同市のあやめ会館で開いた。 市が官民で地域の課題を共有して活性化策を検討する「まちづくり地域プラットフォーム」の一環。同大学院都市研究室に所属する学生らが現地に出向いて聞き取り調査などを行った。長岡地区に来た観光客の施設への立ち寄り回数に着目した学生は、「観光客1人当たり1.75カ所の訪問と少なく、温泉があることから観光客は多いが、地区外への移動が多く見られる」と課題を説明した。
-
交通指導員の退任、委嘱式 伊豆の国市
伊豆の国市はこのほど、交通指導員の退任式と委嘱式を市役所で開いた。 退任者には山下正行市長から感謝状と記念品が贈呈され、新任指導員13人を含む任命者32人には委嘱状が交付された=写真=。6年以上務めた退任者には大仁署の高橋文典署長から感謝状も手渡された。 指導員の任期は2年で、登下校時の小中学生への交通指導などを行う。
-
「小山町歌」最優秀に秋田さん 8月式典で披露へ
小山町は30日、町制施行110周年事業の一環として一般募集した小山町歌について、同町菅沼のクリーニング会社経営の秋田悦夫さん(66)が作った曲を最優秀作品に選んだと発表した。町議会6月定例会に町歌制定の条例を提出する方針。 全国の7~84歳から64作品の応募があった。秋田さんは「雄々しき富士」「湧水がきらめく」「金時山より臨む峰々」「我が町おやま」など小山町の魅力と郷土への愛が伝わる歌詞を、ゆったりとしたテンポの分かりやすいメロディーに乗せた。子どもから高齢者まで誰でも口ずさみやすい曲であることなども高く評価された。 同日に町役場で表彰式が開かれ、秋田さんは「心を一つにする一つの道具として、
-
学園祭の収益 岳陽中へ寄付 富士市立高生徒会
富士市立高生徒会は29日、2月に給食室で火災があった同市の岳陽中に浄財8万429円を寄付した=写真=。 昨年6月に開いた学園祭の売り上げから拠出した。岳陽中で行われた贈呈式で生徒会長の佐々奏多さんは「復旧のために役立ててもらえれば」と話し、原田和久校長に寄付金を手渡した。 岳陽中では火災後、外部の弁当業者や給食センターから昼食の配送を受けているという。原田校長は「地域の先輩からの温かな心遣いに感謝したい」と応えた。
-
メインロケ地・裾野で映画試写会 世界の終わりから
裾野市は30日、同市がメインロケ地になった映画「世界の終わりから」の先行特別試写会を市生涯学習センターで開いた。4月7日の公開を前に159人が、世界を救うために力を尽くす女子高校生の姿を描いた紀里谷和明監督の最新作を鑑賞した。 上映前に三宅はるえプロデューサーが舞台あいさつに立ち、「忠ちゃん牧場や五竜の滝、屏風(びょうぶ)岩など皆さんが知っている場所で撮影し、市民エキストラの方々にも協力してもらった。楽しんで見てほしい」と呼びかけた。映画は女優の伊東蒼さん主演で、高橋克典さんや夏木マリさん、又吉直樹さんらも出演している。
-
シニアサッカー 3県6チーム交流 島田でリーグ開幕
「静岡・山梨・長野地域交流2023親善シニアサッカーリーグ」が31日、島田市の横井運動公園サッカー場で開幕した。 3県の交流や地域活性化が目的。6チーム約200人が参加した。本県からは「藤枝東・川根高OBシニア」と「浜松怪童クラブ」の2チームが出場した。65歳以上の選手が20分ハーフで試合に臨んだ。年齢を感じさせないプレーを披露し、会場を沸かせた=写真=。 3県の持ち回りによる開催。5月に山梨県、8月に長野県でも実施する。
-
すっきりした味わい かつお節×コーヒー 焼津の久保山さん「地元食材の魅力広めたい」
焼津市のコーヒー小売業久保山恵里さんがコーヒーのドリップバッグにかつお節を入れて味わう「鰹節珈琲」を製作し、販売を始める。かつお節の魅力を広めたいと開発に着手し、試行錯誤の末、商品化にこぎ着けた。 鰹節珈琲はコーヒーのドリップバッグ3個、同市のかつお節製造販売新丸正の削り節「駿河ふぶき」2袋で一式。コーヒー豆は自家焙煎(ばいせん)でかつお節に合わせ、すっきりした飲み心地になるよう仕上げた。かつお節は上品な風味が特徴の本枯節。コーヒーに入れることでさわやかな香りとうまみが味わえる。 久保山さんが開発に着手したのは2年前。かつお節を粉末状にしてコーヒーに混ぜるなどさまざまな手法を試した結果、削り
-
「トレイルウオーキング」 町内コースをマップに 川根本町 第1弾は智者山・天狗石山エリア
川根本町はこのほど、開かれた山道を歩く「トレイルウオーキング」の町内コースを紹介する川根トレイルマップを制作した。第1弾のコースは智者山・天狗石山エリア。今後はエリア別にコースマップをつくり、シリーズ化を目指す。 大井川鉄道千頭駅(千頭)を出発し、智者山(1291メートル)、天狗石山(1366メートル)の山道を歩いて、観光客らに人気を集める奥大井湖上駅(犬間)を目指すルートで、距離は約15キロ、累積標高差は約1200メートル。初心者でも休憩を挟んで7~8時間でゴールできるという。天狗石山をゴール地点にして、距離を短くした難易度低めのコースも紹介している。 トレイルマップは実際の地図上にコース
-
勝間田城跡 御城印を限定販売 榛原高書道部が揮毫 牧之原
牧之原市の県指定史跡「勝間田城跡」の保存や観光振興に取り組む住民有志が2日、「勝間田区絆づくり事業」の一環として、榛原高(同市)の書道部が揮毫(きごう)した御城印を限定販売する。 御城印には15世紀中ごろに勝間田城を築いたとされる勝間田氏の家紋「向い鶴」をあしらい、書道部生徒が「五重の堀切が守る 勝間田城」との文言を1人1文字ずつ揮毫した。 販売は午前9時から、同市の「勝間田城趾第1駐車場」で行う。300枚限定で1枚300円。当日は書道部生徒が日付をその場で加筆する。午後1時からは城郭研究者を招いた現地見学会も開催する。書道部の石田春香部長は「部活動として地域の活性化につながることに貢献でき
-
静岡まつり開幕へ活気 台湾観光協ブース出店 関係者が市長と会談
第67回静岡まつりの開幕に合わせて、台湾の大使館にあたる台北駐日経済文化代表処の張淑玲横浜分処長が31日、静岡市役所静岡庁舎に田辺信宏市長を訪ね、祭りへの台湾観光協会のブース出展をPRした。 静岡まつりへのブース出展は3回目。台湾観光のパンフレットを配布したり、これまでの市と台湾の交流事業を写真で紹介したりする。張分処長は「これからも静岡市と台湾の友好交流が続くことを願う」と期待を込め、田辺市長に記念品を贈った。 田辺市長は2023年度に市職員が約1年間、県台湾事務所に派遣されることに触れ、「今後も台湾との友情を大切にしていきたい」と話した。
-
静岡まつり開幕へ活気 水上舞台 芸妓踊り華やか 葵区で鑑賞会 市民100人楽しむ
「第67回静岡まつり」の開幕に合わせ、静岡伝統芸能振興会(会長・岸田裕之静岡商工会議所会頭)は31日、静岡市葵区の浮月楼で芸妓(げいぎ)の踊り鑑賞会を開いた。市民約100人があでやかな踊りと歌を楽しんだ。 華やかな衣装に身を包んだ芸妓9人が、庭園の水上ステージに上がり、三味線や太鼓の音色に合わせ、「茶切節」や「次郎長音頭」などを披露した。 参加者は写真を撮ったり、リズムに合わせて体を揺らしたりしながら観覧した。
-
「オクシズ移住」ガイド完成 大川地区住民の声集約 常葉大経営学部生
常葉大経営学部の学生5人がこのほど、静岡市葵区の中山間地「オクシズ」への移住を考えている人向けのガイドブックを作成した。同区の大川地区を取り上げ、ごみ出しのルールやライフライン関連の問い合わせ先などの実用的な情報のほか、地元住民や移住者の声を盛り込んだ。 中山間地の人口減を食い止める市の事業の一環。学生は昨年8月からマップ制作に着手し、台風15号の被災者支援やオクシズでのイベントへのボランティア参加などを通じて地元住民と交流を深めてきた。ガイドブックには同地区の大まかな地図を載せ、学校や神社、温泉施設などの場所を紹介。自治会役員や地域おこし協力隊らのインタビュー、移住者に聞いた大川地区の魅力
-
まつり会場で詐欺防止啓発 静岡中央署と露店出店者団体
静岡中央署は31日、特殊詐欺被害防止に向けた広報活動を静岡市葵区の駿府城公園で行った。 同公園も会場になる静岡まつりの開幕に合わせ、露店出店者で構成する県中部街商協同組合や市と共同で実施した。署員、組合員、市職員約20人がまつりの来場者にチラシなどの啓発品を配り、注意を促した。 同組合の小西秀幸副理事長は「人がたくさん集まる会場なので、一人でも多くの人に詐欺が多いと知ってもらいたい」と期待した。同署の松井晴司刑事官は「金に絡む不審電話があればすぐに警察や親族に相談を」と呼びかけた。
-
書道家杉浦さん 90歳記念し個展 漢詩など60点 静岡・葵区
静岡県内の書道家らでつくる「龍賓静岡玄燿社」の杉浦太奎会長による90歳記念作品展が31日、静岡市役所市民ギャラリーで始まった。2日まで。 杉浦さんは90歳を迎えた今年、元日から2月末までに、漢詩などを題材に仕上げた新作約60点を制作。元日にしたためた「寿」や自身が大事にしているという「随處楽」、静岡まつりにちなんだ「花舞」、幅2メートル以上の大作「佛戒」などが並ぶ。「節目の個展はおめでたい言葉を中心に書いた」と杉浦さん。「和の心を感じてほしい」と語った。 同会員や小中学生らの力作約150点も展示。特別出展として日本芸術院会員の星弘道さんによる作品が来場者の目を引いている。
-
伊豆と沼津の女性経営者 意気投合 廃棄物収集業で株式譲渡
廃棄物収集運搬業の林泉(伊豆市、岡田香織社長)が同業のダストワーク(沼津市、元杉智子社長)に株式譲渡するM&A(企業の合併・買収)が31日、成立した。女性経営者同士で意気投合した。支援した三島信用金庫の本店営業部で同日、株式譲渡契約調印式が開かれた。 元杉社長は「岡田社長の思いを受け継ぎ、地域に愛される会社を目指す」と力を込めた。岡田社長は「今後は一番のサポーターとして大きな声援を送りたい」と話した。株式譲渡額は非公表。伊豆市の事業承継支援補助金を活用した。 岡田社長は夫で創業者の克之さんが大病を患ったため経営を引き継いだ。親族や従業員に事業承継候補者がなく、2021年12月から譲渡先を探し
-
コロナワクチン 接種券下旬発送 清水町、65歳以上に
清水町は31日、65歳以上で1、2回目の接種を終了した町民・基礎疾患のある町民を対象にした新型コロナワクチンの接種券を4月下旬から順次発送すると発表した。同日付で補正予算を専決処分した。 集団接種の日程は5月23日から6月22日までの計19回。町地域交流センターで午後に行う。ファイザー社製またはモデルナ社製のオミクロンワクチンを使う。個別接種は5月8日から町内12医療機関で実施予定。予約はウェブとコールセンターで受け付ける。 医療・介護従事者は5月以降に申請を受けて、発送する。5歳以上の全年代の接種は9月以降に開始する予定。 問い合わせは専用ナビダイヤル<電0570(025)671>へ。
-
下り坂の転倒、注意呼びかけ 熱海署 自転車ヘルメット努力義務化スタート
熱海署は31日、4月1日施行の改正道交法で努力義務化される自転車のヘルメット着用の啓発活動をJR熱海駅前で行った。市民や観光客に署員と交通安全指導員が反射材付きのたすきを配りながら周知した。 坂道が多い同市では自転車利用者が少ないが、下り坂で転倒すると重大事故につながる恐れがある。署員は「自転車が絡む事故では頭に外傷を負うケースが多い」と説明し、着用を促した。
-
沼津市民提案事業 最大100万円を補助 市制100周 年申請受け付け
沼津市は4月1日から24日まで、市民が提案する市制100周年記念事業への補助金の申請を受け付ける。補助は経費のうち最大100万円。 対象は、構成員が5人以上で学生を除く18歳以上の人が活動主体の「一般団体」と、構成員に5人以上の児童・生徒・学生を含み、活動の主体となっている「学生団体」が実施する事業。一般団体は対象経費の2分の1で最大100万円、学生団体は対象経費のうち、最大20万円。学生団体には18歳以上の責任者が必要。5月1日~来年3月24日に行う事業に限る。予算は720万円。 申請は市役所の市制100周年記念事業推進室に直接持参、または郵送する。問い合わせは同室<電055(934)47
-
伊豆漁協 12月期決算 4年ぶり黒字 下田
伊豆漁協(下田市)は31日、2022年度の通常総代会を市民文化会館で開き、同年の12月期決算を報告した。実質当期剰余金は2400万円で、4年ぶりに黒字に転じた。 漁協は赤字経営脱却の要因として、直売施設や食堂、ダイビング・マリーナ施設の収益向上などが実を結んだとしている。一部施設の閉鎖、縮小も進めた結果という。 事業総利益は4億4800万円だった。水揚げ量は主力のキンメダイが931トンで、水揚げ高は14億1600万円(前年比1億2700万円増)。84トン減少したものの、単価が上昇した。伊勢エビは同2トン減で、イカも不漁が続いているとした。 サザエやアワビの水揚げ量も減少していて、黒潮大蛇行や
-
JA沼津・愛鷹の新茶販売 「ラブライブ!」コラボなど15商品
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は4月3日から6月9日まで、「ぬまづ茶」の新茶まつりを開く。県内有数の産地として知られる愛鷹山麓で栽培し、深い渋みと鮮やかな水色が特徴のぬまづ茶を通常より安く販売する。 シーズン序盤の若い芽だけを使った厳選高級茶「プレミアム素六」、同市が舞台になった人気アニメ「ラブライブ! サンシャイン‼」とのコラボ品など15種類。同市の市制100周年を記念したオリジナルデザイン缶も製作した。 3月中旬から気温が上がり、今年も生育は順調で、香り高い良質な新茶が期待できるという。煎茶、ぐり茶、深蒸し茶を取りそろえる。予約受け付けは4月26日まで。問い合わせは営農経済センタ