おでかけの記事一覧
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温泉街の夜空彩る5000発 熱海海上花火大会 24年度夏季初回【動画あり】
熱海市の熱海湾で26日夜、本年度の夏季初回となる「熱海海上花火大会」が開かれた。約5千発の花火が温泉観光地の夜空を彩り、夏本番ムードを演出した。 熱海港の防波堤から25分間、次々に花火が打ち上がり、三方を山に囲まれたすり鉢状の地形の温泉街に音が響き渡った。目玉の「大空中ナイアガラ」やスターマインなど大迫力の演出が繰り広げられ、大勢の観光客を魅了した。 熱海海上花火大会は熱海温泉ホテル旅館協同組合や市観光協会、市などが協力し、四季を通じて開催している。夏季の大会はこのほか、8月5、8、18、23日に予定されている。開催時間はいずれも午後8時20分から45分まで。
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暑すぎる! 静岡県内海水浴場、来場減 コロナ禍以上の落ち込みも
連日の厳しい暑さの影響で、静岡県内の海水浴場の来場客数が大きく減っている。牧之原市内では、新型コロナウイルス禍よりも客足が遠のいている。海の家の売り上げも減少するなど厳しいシーズンが続いている。 「40年以上働いてきて、こんなに人が少ない夏の海は見たことがない」。同市の静波海水浴場にある海の家「静波館」の藤田美智枝代表(69)は肩を落とす。同海水浴場が海開きした12日と直後の連休は天気が振るわなかった。客入りの寂しいスタートに続き、猛暑で外出を控える人が増え、閑散ぶりが顕著に。静波館の売り上げは昨年比で約半分という。 牧之原市商工観光課によると、同市の静波海水浴場とさがらサンビーチの入場
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【地図、交通規制情報あり】27、28日は沼津・狩野川花火大会 前日、恒例の灯籠流し
沼津市中心部で27、28の両日に開かれる「沼津夏まつり・狩野川花火大会」を前に26日夜、恒例の灯籠流し(同まつり灯ろう流し部会主催)が、同市の御成橋近くの狩野川で行われた。先祖の霊を弔う約400基の灯籠が川面に浮かび、柔らかな光で照らした。 参列者は線香を手向けた後、狩野川に特設された桟橋から一つ一つ灯籠を流した。戒名や故人へのメッセージを記した灯籠はゆっくりと川を進み、参列者は手を合わせて霊を慰めた。一昨年、夫を亡くした同市の大橋道子さん(80)は2度目の参加。「気持ち安らかに供養できた」と話した。 灯籠流しは1958年の狩野川台風の犠牲者を供養するため始まった。 狩野川花火大会
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【動画あり】山野草「ヤナギラン」山伏山頂で見頃 安倍奥最高峰
静岡と山梨の県境に位置する安倍奥最高峰の山伏(2013メートル)で26日、亜高山帯に分布する山野草「ヤナギラン」の開花が例年より早くピークを迎え、登山者を喜ばせている。 登山口のある百畳峠(1770メートル)から、ダケカンバやモミの木々に囲まれた登山道をゆっくり登ること約1時間。富士山や南アルプスの山々を一望できる見晴らしの良い山頂付近に到着すると、防護ネットに囲まれた一角に鮮やかな赤紫の花の群生が広がり、夏の青空や白い雲との美しいコントラストを見せていた。 山伏のヤナギランは一時期、シカなどの食害で大幅に数を減らしたが、静岡市などが保護活動を展開し、群生が復活してきた。天候にもよるが、
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トラ、ゾウ、ダチョウ…動物たちの日本画が大集合! 浜松・秋野不矩美術館で「日本画☆動物園」準備進む
浜松市秋野不矩美術館は8月3日に開幕する特別展「日本画☆動物園」(同市、同市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送共催)に向けて、同市天竜区二俣町の同館で26日、作品の展示作業を行った。 日本画専門美術館の郷さくら美術館(東京都)の収蔵品を中心に、肉食動物、草食動物、霊長類などのエリアに分けて現代画家20人の計38点を並べる。ダチョウに乗るサルを表現した平子真理の「Monkey Race」(左部分)など、大型作品が目を引く。 インドの水牛をテーマにした「沼」をはじめ、西洋絵画の特質を取り入れて日本画の新境地を開いた秋野不矩の作品も特別出品する。 会期は9月16日まで。月曜休館(8月12
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大井川鉄道に「ロコトレインのニア」が仲間入り 島田・トーマスフェア会場
大井川鉄道(島田市)は26日、蒸気機関車(SL)「きかんしゃトーマス号」の運行に合わせて、「ロコトレインのニア」の運転を同市の新金谷駅トーマスフェア会場で始めた。 自走式で、線路を模した約300メートルのコースを時速3~5キロでゆっくりと周回する。客車は3両編成。初日は、親子連れなどが写真撮影や乗車を楽しんだ。 1回300円(3歳以上、未就学児は保護者同伴)。12月25日までのトーマス号運行日に運転する。
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イルカショー「ざぶーん」 伊豆・三津シーパラダイス、夏イベント続々
沼津市の伊豆・三津シーパラダイスで多彩な夏の特別イベントが開催されている。 目玉は、涼を感じさせるイルカショー「ドルフィンざぶーん」。体験を希望した参加者は、ショースタジアムのガラス越しに並び、イルカが力強くはね上げた水しぶきを全身で浴びて楽しめる。「うきうきフィッシング」では、施設内の桟橋から海でエサ釣りを体験。ソウダガツオやシイラなどの魚を狙う。いずれも8月25日まで。 26日に家族や友人と訪れ、ドルフィンざぶーんを体験した東京都の下英太朗さん(9)は「たくさん水がかかった。涼しくて気持ちがよく、とても楽しかった」と話した。
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名画で美術史たどる「西洋絵画の400年」開幕 モネやゴッホなど83点が一堂に 静岡市美術館
名画から西洋美術史をたどる「珠玉の東京富士美術館コレクション 西洋絵画の400年」(静岡新聞社・静岡放送など主催、清水銀行特別協賛)が26日、静岡市葵区の市美術館で開幕した。9月23日まで。 東京富士美術館(東京都八王子市)の西洋絵画コレクションから83点を展示。モネやルノワール、ゴッホのほか、ティントレットやヴァン・ダイクらの作品を通じ、16世紀のイタリア・ルネサンスから20世紀の近現代美術に至るまでの、主題の序列や表現の広がりを見ることができる。関係者約130人が出席した開幕式で静岡市美術館の高市純行館長は「教科書で学んだ美術史を、実物を通して堪能できる貴重な機会」と魅力を語った。
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松江と静岡の魅力を発信 27日まで しずチカでイベント
静岡市葵区の駿府城公園二ノ丸堀(中堀)を周遊する遊覧船「葵舟」を運航するTOKAIケーブルネットワークは26日、船を市に寄贈した島根県松江市との交流イベントをJR静岡駅北口地下広場「しずチカ」で開いた。27日まで。 葵舟と松江市の国宝松江城の堀を周遊する「堀川遊覧船」を紹介するパネルの展示や、松江市の和菓子と静岡茶の販売を行い、両市の魅力を発信している。27日は松江旅行のペア券などが当たるじゃんけん大会を開くほか、島根県の観光キャラクター「しまねっこ」や静岡県のイメージキャラクター「ふじっぴー」との写真撮影会を予定する。 両市は2018年に静岡空港と出雲空港を結ぶ定期便の運航が始まったの
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「おいし~い」干物の自販機、熱海駅に登場 アジやサバなど選べる5種類
JR東日本クロスステーション(東京)は11日、熱海市網代産の冷凍干物を販売する自動販売機をJR熱海駅に設置した。網代地区の3業者が天日干しの干物計5種を搬入し、気軽に購入できる観光土産として乗降客にアピールする。 削り節製造の丸藤が展開する鮮魚加工場「ハマスト」をはじめ、干物屋ふじま、小沢商店がアジやサバ、キンメダイの冷凍干物を売り出す。2~10枚セットで1200~1980円。「ハイパー干物クリエーター」を称する干物屋ふじまの干物はネット通販で1年半待ちの人気商品という。 丸藤の藤田昌弘社長は「熱海の網代にはいい魚が水揚げされる。魚食文化を多世代に広め、地域活性化につなげたい」と話した。
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【動画あり】日本平の夜空彩る花火 富士山の歴史や季節、1万2千発で表現
第39回日本平まつり(実行委主催)が24日、静岡市清水区馬走の日本平ホテル野外庭園で開かれた。1万2千発の花火が夏の夜空を彩った。 「霊峰富士と天空の花火芸術」をテーマに、噴火を繰り返して現在の姿になった富士山の歴史や、季節の移ろいによる景色の変化などを音楽とともに表現した。次々に打ち上がる花火に観客が見入り、合間には大きな拍手も送られた。
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活きのいいヤツ入ってます! 焼津水産高生が育てたウナギ展示 松坂屋静岡店の水族館
24日の「土用の丑(うし)の日」に併せ、松坂屋静岡店(静岡市葵区)内の都市型水族館「スマートアクアリウム静岡」は8月31日まで、焼津水産高(焼津市)の生徒が育てたニホンウナギ2匹を展示している。24日には、ウナギを育てた生徒が来場者に対し、養殖にまつわる苦労話を解説した。 同校は、国内の高校で唯一ウナギ養殖の許可を得ている。ウナギ本来の味を楽しんでもらうため、コンクリート製のいけすを用い、抗生剤などの薬剤を使用せず、餌に混ぜる油の量を少なくする工夫を施し、約2年かけて養殖した。 3年の金原圭史さん(17)は「普段食べているウナギの生きている姿や育てた人の存在を知り、命をいただいているとい
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モネやルノワール…「西洋絵画の400年」展示準備進む 静岡市美術館で26日開幕
名画を通して西洋美術史をたどる「珠玉の東京富士美術館コレクション 西洋絵画の400年」(静岡新聞社・静岡放送など主催、清水銀行特別協賛)が26日、静岡市葵区の市美術館で開幕する。24日、作品の展示作業が行われた。 国内屈指とされる東京富士美術館(東京都八王子市)の西洋絵画コレクションから、ナポレオンの姿を描いたジャック=ルイ・ダヴィッドの工房の「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」やルノワールの「赤い服の女」、モネの「睡蓮(すいれん)」など83点を展示。16世紀のイタリア・ルネサンスから20世紀の近現代美術まで、主題の序列のほか、社会動向に合わせて造形表現の幅が広がっていく様子を見ること
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空の世界を冒険! 児童が熱気球に搭乗「楽しい」 浜松市中央区
浜松市中央区の三方原小で24日、地元の子ども会主催の熱気球搭乗体験会が開かれ、児童約50人が自分たちの住む町の眺望を空から楽しんだ。 熱気球の大きさは高さ25メートル、幅20メートル。保護者と共に8人程度のグループに分かれて、順番にゴンドラに乗り込んだ。バーナーから放出された熱で、地上10メートルほどの高さまでふわりと浮くと児童たちから大きな歓声が上がった。 同小3年の池田大和さん(8)は「空を飛ぶのは楽しかった。普段は見られない遠くの建物も見えた」と驚いた様子で語った。
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「静岡の翼」15年 節目祝いFDAが式典 搭乗者に記念品配布
フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市清水区)は23日、就航15年の記念セレモニーを牧之原市の静岡空港で行った。 開業当初から運航している静岡―鹿児島線の出発前の式典で、楠瀬俊一社長は「リーマン・ショックや震災、新型コロナなど15年間いろいろなことがあったが、お客さまがあってこそ頑張ってこられた」とあいさつした。同社社員らが搭乗者約40人にタオルなどの記念品を配ったり、横断幕を掲げたりして見送った。 FDAは2008年6月、静岡空港の開港に向けて設立された。当初は2機で3路線の運航だったが、現在は15機で国内26路線を運航する。静岡と札幌市の丘珠、島根県の出雲など6カ所を結んでいる。
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【24日は土用の丑の日】「湖西うなぎ処マップ」地元観光協会が配布、ウェブ掲載も
24日と8月5日の「土用の丑(うし)の日」に向けて、湖西・新居観光協会が湖西市内のウナギ専門店の情報を集めた「湖西うなぎ処(どころ)マップ」を作成した。料理店や持ち帰り専門店など15店の場所や営業時間を集約し、1万部を市内の観光施設や道の駅などで配布している。 ウナギの消費がピークを迎える時期に、市内各地に点在する店の魅力を紹介しようと初めて作成した。市内のウナギ店のかば焼きは、白焼きを一度蒸して柔らかく焼き上げる「関東風」と、じか焼きで香ばしく仕上げる「関西風」が混在し、店ごとに味わいが異なるのが特徴。マップには白焼きの食べ方や、海湖館で夏に開催中の「うなぎつかみ」の情報も掲載した。
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親子でシイタケ収穫 三島のハウスで体験会
農業の魅力を伝える活動をしている三島市の「農業を未来にツナグ会」は31日まで、同市中のしいたけハウス「持田さんちの椎茸(しいたけ)」で収穫体験会を開いている。 夏休み中の親子にシイタケの特性や栽培現場を知ってもらい、農業の面白さや魅力を伝えようと企画した。参加者は「根元を持って折る」などと助言を受けながら、10センチほどに成長したシイタケを摘み取った。クイズも出題され、楽しみながらシイタケについて学んでいる。 1人5個収穫でき、参加費は500円。申し込みは持田稔代表<電090(4184)1707>へ。
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「馬育(ばいく)」お守り作製 御前崎・白羽神社 ツーリング客向け
御前崎市の観光関係者によるバイク愛好家の誘客プロジェクト「#オマエザキライダー」で、同市白羽の白羽神社がツーリング客向けに新たな交通安全のお守りを作製した。白羽地区はかつて皇室や軍部のために馬を育てる牧場「官牧」があったことから、「バイク」と「馬育(ばいく)」を掛け合わせた。馬のデザインの御朱印も人気を集めている。 お守りはバイクのハンドルや手首に巻くバンドタイプとステッカー、馬の蹄鉄(ていてつ)が付いた3種類を用意した。地域資源を活用するため素材に市ブランド牛「遠州夢咲牛」の革を使用。なめした革にレーザーで馬や白波の絵柄などを施した。 白羽地区は、大宝律令(701年)による厩牧令によっ
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伊豆山復興 新たな一歩 8月、初の「フェス」 イベント通じつながり創出 NPO企画【熱海土石流】
2021年7月に熱海市伊豆山で発生した大規模土石流の被災者支援に取り組むNPO法人テンカラセン(高橋一美代表)は8月、初の復興支援イベント「あいぞめフェスティバル」を伊豆山地区で開く。音楽や健康、食を題材にした催しを通じ、住民同士や住民と観光客のつながりの創出を図る。発災から3年が経過し、少しずつ歩を進める地区の復興を後押しする。 28人の犠牲者を出した惨事の悲しみは今も癒えず、市と静岡県が被災地で進める復旧復興事業は道半ばの状態が続く。それでも今年4月の伊豆山神社例大祭で、新型コロナウイルス禍や土石流発生の影響で自粛していた全4基の地元神輿(みこし)による練り歩きが復活するなど、一部で
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森林の絶景写真や林道優良工事紹介 浜松・浜名区のバードピア浜北
浜松市浜名区の静岡県立森林公園バードピア浜北で30日まで、「第40回しずおか森林写真コンクール」(県山林協会主催)と「治山・林道等コンクール」(同)の優秀作品を紹介する特別展が開かれている。 しずおか森林写真コンクールの作品は、応募272点の中から選ばれた28点を展示。富士宮市の田貫湖畔で撮影した富士山と森林の絶景や、皆伐作業に汗を流す林業従事者の様子、森林に囲まれた神事の風景など多彩な写真が並ぶ。 治山・林道等コンクールは13点の優良工事をパネルで展示。掛川市千浜の県産木材を使った海岸防災林や、険しい地形と降雪の中で実施した浜松市天竜区佐久間町の林道工事などを紹介している。
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夜空に輝く花火 浜松で天竜厚生会が納涼大会
社会福祉法人天竜厚生会(浜松市天竜区)はこのほど、恒例の納涼花火大会を同市浜名区於呂のグラウンドで開いた。スターマインを中心とする色とりどりの花火約200発が打ち上げられ、閃光(せんこう)が夜空に輝いた。 敷地内の駐車場付近や各施設から観賞した見物客は大きな音に驚きながら、夜空を彩る大輪の花に歓声を上げて拍手した。
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つるし飾り 丁寧に手作り キキョウをモチーフ 掛川城御殿展示へ
掛川市で地域活動活性化のために活動する「コミネット掛川」は22日、キキョウの形のつるし飾り制作教室を同市御所原の市生涯学習センターで開いた。 掛川城天守復元30周年を記念して御殿を彩る飾り作りを企画した。城主だった太田氏の家紋からキキョウをモチーフにした。参加した18人は不要な着物を活用した生地を器用に縫い合わせて約10センチの花を作った。 秋ごろに展示する予定。
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愛犬と一発芸 息ピタリ 湖西の観光拠点 ドッグランエリア開業
湖西市新居町の観光拠点「浜名湖パークビレッジ」はこのほど、ドッグランエリアの開業を記念したイベント「わん祭り」を同所で開いた。ドッグランを無料開放して特設ステージで一発芸コンテストなどを行い、多くの愛犬家が集まった。 一発芸コンテストには、同市や浜松市、豊橋市などから9組の犬と飼い主が出場し、来場者の投票で順位を決めた。犬が飼い主の脚の間をくぐったり、後ろ向きに回ったりする芸を披露すると、犬連れの来場者らが歓声や拍手を送った。犬グッズを扱う雑貨店やキッチンカーなど約40の出店も並んでにぎわった。 ドッグランは小型犬用が広さ400平方メートル、中大型犬用780平方メートルで、時間貸しのエリ
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舟屋台 ゆらり幻想的 コロナ禍越え5年ぶりこぎ出す 浜松・天竜区春野の新宮神社「祇園祭」
浜松市天竜区春野町和泉平の新宮神社(原山克美宮司)で20、21の両日、夏の大祭「祇園祭」が執り行われた。明かりをともした舟屋台が5年ぶりに神社前の新宮池をこぎ出し、幻想的な雰囲気に見物客から感嘆の声が上がった。華やかな花火も打ち上げられ、住民や地区出身者が楽しいひとときを過ごした。 新宮神社は標高約650メートルの山頂に位置し、大祭は江戸時代末ごろに始まった。太鼓や笛を奏でながらの舟屋台巡航が特徴だが、新型コロナウイルス禍で中断している間に舟の底部が傷み、昨年は池の縁に浮かべるのみにとどまった。神社が修理を依頼した地元の大工山崎勝さん(73)が底の腐食部分を削って修復する作業を完了させ、
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マッチ棒モチーフ 油絵120点 浜松出身寺井さん 御前崎で個展
浜松市出身の画家寺井絢香さん(34)の個展「好きなもの×好きなもの」が8月25日まで、御前崎市門屋の静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアで開かれている。 学生時代から魅力を感じているというマッチ棒をモチーフにした油絵約120点を並べた。題材は旅で訪れたアフリカや中東の街並みを選び、建物や人、模様などをマッチ棒の形で表現。色彩も豊かで明るい雰囲気を演出している。草花をマッチ棒の集合体のように描いた作品もあり、発想と独特な世界観が来場者を楽しませている。 寺井さんは「見る人に元気や勇気を与えることができたらうれしい」と話した。
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「あし」から知識深める 日本平動物園で企画展 夏休み自由研究に
静岡市駿河区の日本平動物園ビジターセンターで9月1日まで、動物の足(脚)をテーマにした企画展「あし展」が開かれている。小学生などの自由研究に役立ててもらおうと、夏休みに合わせて行っている。 肉球や爪、ひづめについての豆知識や、骨格の違いに応じた歩き方の特徴などを解説。親子一緒に楽しめるよう、足の写真から何の動物かを当てるクイズも用意した。骨格の違いから動物の特徴を感じてもらおうと、サイの足の骨格標本も特別に展示している。 企画した飼育員の大谷舞さん(33)は「足は普段注目されることのない部位。企画展をきっかけに、いつもとは違う視点で動物たちを見てもらいたい」と来場を呼びかけた。
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プールで泳ぐの「気持ちいいゾウ!」 富士サファリパーク 9月下旬まで
裾野市の富士サファリパークで、専用プールでゾウが泳ぐ夏の恒例イベント「泳ぐゾウ」が20日から始まった。涼しげな姿が人気を集めている。 園内のサファリゾーンに設置された専用プール(深さ約3メートル、横約60メートル)で、アジアゾウが水中を移動する。生態を紹介しようと2015年から始まった。 大きな体を水中に沈め、鼻をシュノーケルのように使って息継ぎをし足を器用に動かして泳ぐ。来場者は、車や園内専用のバスなどから観察することができる。 厳しい暑さとなった22日も多くの人が訪れ、ゾウの涼しげな様子を見て楽しんだ。9月下旬までの予定で、天気の良い日は1時間に数回実施する。
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天竜浜名湖鉄道 寸座駅に木製ベンチ設置 浜松ハーモニーRC
浜松ハーモニーロータリークラブ(RC)は22日、天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)に木製ベンチ2台を寄贈した。5月に駅舎をリニューアルした寸座駅(同市浜名区細江町)の構内に設置した。 同RCは、同駅の清掃活動を約5年続けている。同駅で開かれた寄贈式で、影山忠弘会長は「立派な駅舎にベンチを置かせていただき、クラブとして誇らしいこと」と話した。
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広重の優品一堂に 大阪・あべのハルカス美術館
江戸後期に活躍した浮世絵師、歌川広重(1797~1858年)の画業と魅力を紹介する「広重 摺[すり]の極[きわみ]」展が、開館10周年のあべのハルカス美術館(大阪市)で開かれている。保存状態の良い版画など優品約340点を内外から厳選、国民的人気の理由を改めて確認できる。9月1日まで。 広重は葛飾北斎とともに、浮世絵版画に風景画と花鳥画のジャンルを確立したと評されている。卓越した構図に加え、「広重ブルー」と呼ばれる青など鮮やかな色彩で人々を魅了してきた。 本展では、名声を得た「東海道五拾三次」(保永堂版)に「木曾海道六拾九次」「名所江戸百景」を合わせた「三大揃物[そろいもの]」の代表作が一
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時代や都市超え結ばれて 東京国立近代美術館「TRIO」展(はな/モデル)
1970年代はキャンディーズ、80年代はシブがき隊、2000年代に入ってからは「Perfume」と、日本では3人組アイドルグループが活躍する時期が定期的に訪れる印象があります。誰がセンターかで見え方が変わり、3人のフォーメーションにも意味があるようです。仏像界でも、御本尊と両脇を固める脇侍[きょうじ]2体がフォーメーションを組む三尊像として私たちの前に現れることが多く、「3」が示す意味を本展覧会で改めて考えることができました。 東京国立近代美術館(千代田区)で開催の、その名も「TRIO[トリオ]」展。会場の入り口には「TOKYO」の「T」、「PARIS」の「RI」、「OSAKA」の「
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夏空に映えるヒマワリ 沼津・浮島地区で見頃
沼津市平沼の「浮島ひまわりらんど」でヒマワリが見頃を迎え、「黄色のじゅうたん」が広がっている。21日には浮島地区環境保全推進会などが祭りを開き、多くの住民でにぎわった。 8月上旬ごろにかけ、敷地の南側から北側へと順番に開花する。約3600平方メートルに高さ150センチほどのハイブリッドサンフラワーや、赤茶色の花びらが特徴のクラレットなどが咲き誇り、夏本番を告げている。祭りでは地元農家らが飲食物と農産物を販売した。 浮島ひまわりらんどのヒマワリ栽培は、耕作放棄地の景観改善と同地区の農業に関心を持ってもらうのが目的。長沢利之会長は「ヒマワリを楽しんで、農業に興味を持つきっかけになれば」と笑顔
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浜松・三ケ日町出身芸人 地元「ほこてん祭」盛り上げ 漫才やコント披露
浜松市浜名区三ケ日町で21日、中心市街地を歩行者天国にする恒例の夏祭り「三ケ日ほこてん祭」が開かれた。イベントステージでは同町出身の芸人によるお笑いライブが催され、2組のコンビが軽妙な掛け合いで会場を盛り上げた。 出演したのは、吉本興業所属でいずれも同町出身の若松航汰さん(24)と遅彼逸斗さん(25)=本名・山本逸斗=の若手コンビ「歓楽ラビット」と、同町出身のニコルさん(29)=本名・加藤真琴=、静岡市葵区出身の谷口彩さん(37)のアマチュアコンビ「おもちの列島」。 歓楽ラビットは、三ケ日東小、三ケ日中の同級生が2022年にコンビを結成した。市内を中心に活動するおもちの列島は、21年に女
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静岡・用宗海岸が海開き 鼓笛隊元気いっぱい行進、パレードで祝う
静岡市駿河区の用宗海岸海水浴場が21日、海開きし、地元園児の鼓笛隊が元気よく海岸沿いをパレードして本格的な夏の到来を祝った。 ひばり幼稚園と東新田ひばりこども園の年長児計54人が出演した。強い日差しが照りつける中、大太鼓やシンバルで「虹の向こうに」や「やってみよう」など3曲を奏でながら行進。4月からこつこつ重ねてきた練習の成果に、保護者や地域住民から温かい拍手が送られた。 海開き初日から晴天に恵まれ、水遊びを満喫する子どもたちの姿が見られた。海水浴場の開設期間は8月25日まで。用宗町内会の栗田正会長(74)は「今年の夏は特に暑い。心待ちにした海水浴を安全に楽しんで」と呼びかけた。
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沼津・戸田港で段ボールボートレース ハプニング連続、港に歓声
漁業と観光業が盛んな沼津市南部の港町、戸田の戸田港で20日、海と港に感謝を示すイベント「戸田港まつり」が行われた。段ボールで手作りしたボートによるレースはハプニングの連続。詰めかけた地元住民や観光客を楽しませた。 幕末に日本初の西洋式帆船「ヘダ号」が建造された歴史にちなんだレースには18組が出場した。順調に進むボートはわずかで、多くは出発地点で沈没したり、途中で旋回したり。見かねた救助員が後ろからボートを押す場面もあり、観客は盛んに歓声と拍手を送った。 幕開けの式典「塩衣式(えんぎしき)」では、出席者が塩を敷き詰めた道を歩いて身を清めた。船に分乗して海上をパレードし、地区の平穏と繁栄を祈
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迫力・カジキ水揚げに喝采 「浜名湖ヘミングウェイ杯」 キューバのグルメ、音楽など多彩な催しも
日本とキューバのスポーツ文化交流事業「浜名湖キューバ ヘミングウェイカップ」(静岡県と浜松、湖西両市、静岡新聞社・静岡放送などでつくる実行委員会主催)が20日、浜名湖周辺2会場で開幕した。カジキを釣るスポーツフィッシングは県内外の20艇が出場。多彩なグルメを扱う出店やキューバ文化に触れる催しも行われている。21日まで。 スポーツフィッシングは2日間の釣果の合計を競う。出場チームは早朝から遠州灘へと繰り出し、一斉に目当てのスポットを目指した。潮の流れなどが影響したのかなかなか釣果が上がらず、早々に帰港する船も相次ぐ中、1チームが80キロのカジキを釣り上げた。浜名港で水揚げされ、見物客が拍手で
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静岡発プラモの系譜を紹介 静岡の駿府博物館で「青島」100年展開幕
1924年創業のプラモデルメーカー青島文化教材社(同市葵区)の歩みを、貴重な模型やボックスアートでたどる「模型の系譜-静岡から世界へ プラモデル100年展」(駿府博物館、静岡新聞社・静岡放送主催)が20日、静岡市駿河区の同館で開幕した。 同社初の木製飛行機模型、61年発売の初のプラモデル「ブルーバード号」をはじめ約200点を展示した。70年代に大ヒットした複数のプラモデルを組み合わせる「合体マシン」シリーズのコーナーでは、同社の独自キャラクター「アトランジャー」のコミック展開も紹介した。 アニメの登場人物を車体にプリントした2009年の「痛車(いたしゃ)」シリーズ、「小惑星探査機はやぶさ
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大井川鉄道×ゆるキャン△コラボ 中づりポスターやヘッドマーク、限定グッズも
大井川鉄道(本社・島田市)は16日、沿線地域が物語の舞台として登場する人気アニメ「ゆるキャン△ SEASON3」とタッグを組み、大井川本線の一部電車でキャラクターの中づりポスターの掲示などを始めた。 ポスターにはアニメに登場する各務原なでしこ、志摩リン、土岐綾乃の3人が描かれ、沿線にちなんだセリフも添えられている。3人が新金谷駅前に並んだ絵柄もある。井川線では3人を描いたヘッドマークを車両に掲出する。期間はいずれも9月30日まで。 大鉄限定のアクリルスタンドやクリアファイル、タペストリーなどのオリジナルグッズも販売する。いずれも数量限定で、新金谷駅前プラザロコ売店と千頭駅売店で取り扱う。
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【浜名湖ヘミングウェイカップ開幕】渚園、浜名港で多彩なイベント キューバ音楽、グルメなど満喫
静岡県や浜松、湖西両市、静岡新聞社・静岡放送などでつくる実行委が主催する日本とキューバの交流事業「浜名湖キューバ ヘミングウェイカップ」が20日、湖西市の浜名港と浜松市中央区の渚園で開幕した。21日まで、両国の音楽やグルメを紹介する多彩なイベントを繰り広げる。初日は晴天の下で多くの人が両会場を訪れ、浜名湖やキューバの魅力に触れた。 渚園のステージでは、浜松市を拠点に活動するボーカリストやバンドなど4組が出演してキューバ音楽やラテンアレンジの楽曲を演奏した。「浜松ラテンジャズアンサンブル」は、ボンゴやコンガなどのパーカッションを中心としたグループで演奏を披露した。 ローストポークやチーズな
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三島で「馬鈴薯祭り」 13年ぶりに開催 特売などでにぎわう
JAふじ伊豆三島函南地区本部は20日、出荷の最盛期を迎えたジャガイモの品種メークインをアピールする「三島馬鈴薯(ばれいしょ)祭り」を三島市の三島スカイウォークで開いた。三島馬鈴薯の特売や料理が提供され、大勢の来場者でにぎわった。 近年は生産者の高齢化などを理由に開催を取りやめていたが、三島市などの協力で13年ぶりに開かれた。約800キロの三島馬鈴薯が用意され、市民らが中元用や自宅向けに買い求めた。同JA三島馬鈴薯部会の宮沢竜司部会長(39)は「例年より小ぶりだが、できは良い。甘みがあり、乾燥して余分な水分が抜けて濃い味になった」と話した。 ご当地グルメ「みしまコロッケ」など、各種総菜も人
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ステージ飛び出す「キャッツ」の世界 新静岡セノバで衣装や舞台美術を展示 劇中歌の館内放送も
静岡市葵区の新静岡セノバで19日、同市でロングラン公演中の劇団四季ミュージカル「キャッツ」の衣装や舞台美術の特別展示が始まった。同公演千秋楽の9月23日まで。 白くふわふわした毛並みの悪女「グリドルボーン」、タキシードを着た魔術を操る天才児「ミストフェリーズ」、ボロボロのコートをまとう老猫「グリザベラ」の3匹の衣装を1階に掲げた。5階の特設ブースには静岡、東京、仙台など公演開催都市の名物を模した「ご当地ごみ」のオブジェを展示。劇中のシーンや「キャッツ」の歴史を紹介するパネルも設置した。 店内には劇中歌が流されている。衣装を目にした来店客の福田有希子さん(43)は「10年前の公演で客席に
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日本平動物園 マレーバク赤ちゃん誕生 体調考慮し公開へ
静岡市駿河区の日本平動物園は19日、マレーバクの赤ちゃんが18日に誕生したと発表した。公開時期は未定で、体調を考慮して判断する。 赤ちゃんは同園で飼育中の雄のフタバ(10歳)と雌のオリヒメ(7歳)との間に生まれた。現時点で性別や体重、体長は不明。屋内の飼育室で母親と一緒に過ごしているという。 同園によると、マレーバクは東南アジアに生息し、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「絶滅危惧」に区分されている。国内での飼育は約35頭で、貴重な個体という。
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【会場周辺地図、交通規制情報あり】20日は安倍川花火 花火1万発にディズニードローンショー
静岡市の夏の風物詩「安倍川花火大会」(大会本部主催)が20日、同市葵区の安倍川河川敷で開かれる。会場周辺では午後5~10時に交通規制が行われる(一部は午前8時から)。市中心街から会場までのシャトルバスの運行はなく、大会本部は徒歩か自転車での来場を呼びかけている。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 午後7時半からディズニーのドローンショーを実施し、終了後に花火の打ち上げが始まる。約1時間半かけて約1万発の花火が夜空を彩る。荒天中止。 安倍川橋は午後5時から、本通の一部と河川敷東側の道路などは午後6時から歩行者天国となる。安西橋から安倍川橋までの川沿いの道路は午前8時から車両が
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⚾くふうハヤテを応援しよう! 8月の中日戦、静岡県民対象の無料招待枠を拡大
プロ野球2軍ウエスタン・リーグのくふうハヤテは19日、先月から実施している公式戦ホームゲームの静岡県民無料招待事業について、招待枠を増やしたと発表した。 対象試合は来月2~4日、あしたか球場で行う中日との3連戦。県内在住の小学生から大人までを対象とし、各試合の前日までに応募する。申し込みは球団の公式サイトで受け付けている。
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8月3、4日 夏祭り 手筒花火の披露も 五社・諏訪神社 浜松市中央区
浜松市中央区利町の五社神社・諏訪神社は8月3、4の両日の午後5~9時、夏祭りを同神社で開く。4日午後8時からはフィナーレとして手筒花火を行い、会場を盛り上げる。 和太鼓やバンド演奏のほか、子ども向けの縁日イベントを展開する。社殿をライトアップし、境内にちょうちんや竹明かりの飾り付けを施す。 問い合わせは同神社の社務所<電053(452)3001>へ。
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浜松ゆかりの作家 アート一堂 絵画など80点超 浜松市中央区でフェス
浜松ゆかりの作家のアートを展示・販売する「ハママツクリエーターズフェス」(浜松市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、中央区のクリエート浜松で始まった。21日まで。 気軽にアートに触れてもらおうと、20~40代の同市出身者ら10人の作家が、絵画やアクセサリーなど80点以上を並べた。和紙を使った立体護符やチョウのピアスなどが来場者を楽しませている。昨年に続き2回目の開催。 マルシェのほか、ワークショップなども開催し、20日は絶滅した哺乳類動物「ステラーダイカイギュウ」の巨大塗り絵体験会を開く。担当者は「家族みんなでアート文化を楽しんでほしい」と話した。
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焼津・浜当目海水浴場が海開き 8月18日まで
焼津市は18日、同市の浜当目海水浴場で海開き式を行った。関係者が今季の無事故や盛況を祈願した。開設は8月18日まで。 市や地元自治会の代表者らが出席。神事の後、テープカットをして海開きを宣言した。中野弘道市長は「志太地域で唯一の海水浴場。多くの人に利用してもらえることを願っている」とあいさつした。 浜当目海岸沿いの約400メートルに設ける同海水浴場は、約50メートル沖に消波ブロックが置かれているため波が穏やかで、家族連れが楽しみやすいのが特徴。期間中の午前10時~午後4時(土日祝日と8月13~16日は午前10時~午後5時)に利用できる。駐車場(100台)や更衣室、シャワー室は無料で提供し
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静岡空港滑走路 早朝に歩いてみよう! 31日まで参加者募集
富士山静岡空港株式会社は9月15日、早朝に滑走路を歩くイベント「ランウェイウォークツアー」を開催する。7月31日まで参加者を募集している。 午前4時に同空港に集合し、普段は立ち入ることのできない滑走路を散策しながら、朝日を見たり写真撮影したりして楽しめる。宿泊付きのプランも用意した。 参加費は日帰りで1万800円。定員は抽選制の120人。応募は同空港の公式サイトで受け付けている。問い合わせは同社<電0548(29)2003>へ。
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8月、伊豆の国花火大会 狩野川 2日間で1万2000発
伊豆の国花火大会(市観光協会主催)が8月1、3の両日夜、同市の狩野川河川敷で開かれる。 1日は「きにゃんね大仁夏祭り」に合わせ大仁橋下流付近から約8千発を、3日は「伊豆長岡温泉花火大会狩野川まつり」に合わせ千歳橋下流付近から約4千発をそれぞれ打ち上げる。狩野川まつりは「韮山狩野川まつり」と「伊豆長岡戦国花火大会」を統合して開く初回で、花火の観覧席を販売するほか、盆踊り大会も行う。 大会実施に当たりキリンビールから運営費の一部約80万円の支援を受けた。同社新商品の売り上げの一部を全国の各種風物詩の継承に生かすキャンペーン「晴れ風アクション」の一環。 問い合わせは同協会<電055(948)
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プラモデル産業の「首都」形成への道程(小二田誠二/静岡大人文社会科学部教授) 「100年展」、静岡市で20日開幕
静岡が世界に誇る産業、プラモデル。その歩みを振り返る「模型の系譜―静岡から世界へ プラモデル100年展」が20日、静岡市駿河区の駿府博物館で開幕する。1924(大正13)年の創業以来、静岡のプラモデル文化を彩る作品をユニークな視点で発信してきた青島文化教材社(同市葵区)の模型をはじめ、パッケージに描かれたイメージ画「ボックスアート」など数百点を展示。100年の歴史をたどるとともに、プラモデルの「これから」を紹介する。 子どもの頃、プラモデルといえば戦闘機、戦車、軍艦。自動車はその次、あとはサンダーバード。それは特に戦争好きというのではなく、かっこよく、複雑で作りがいがあっただけのことだろ
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劇団四季「キャッツ」開幕 初日1600人が猫の世界に 静岡市民文化会館
劇団四季ミュージカル「キャッツ」静岡ロングラン公演(静岡市、静岡商工会議所、市文化振興財団、劇団四季、静岡新聞社・静岡放送主催、県共催)は17日に初日を迎え、会場の同市葵区の市民文化会館大ホールには約1600人の観客が集まった。 天上へ昇る1匹の猫を決める舞踏会に集まった猫たちの生きざまを描く。「ごみ捨て場」を模した装飾や猫目線の大きさで作ったごみのオブジェがステージ上だけではなく客席の側壁も覆った。会場に足を踏み入れた観客は、「キャッツ」の世界を存分に楽しんだ。 二十余匹の猫たちが、それぞれの個性に沿った動きや歌、踊りで客席を沸かせた。観客席に降り立ち、来場者とふれあう場面もあった。
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浜名湖グルメパークのハンバーガー専門店 20日に4年ぶり再開 「うなタレ牛バーガー」など提供
東名高速道浜松西インターチェンジ近くの観光ドライブイン施設「浜名湖グルメパーク」(浜松市中央区)のハンバーガー専門店「浜松バーガースタンドマルマル」が、コロナ禍を経て20日、約4年ぶりに再開する。ウナギのかば焼きのタレを使用するなど、地元食材をふんだんに使ったハンバーガーを提供する。 新商品化は「うなタレ牛バーガー」(税込み980円)。牛肉100%のパティなどにつけるタレは加藤醤油(同区)のしょうゆなどを配合。バンズは相馬パン(同区)から仕入れ、レタスやタマネギも地元産。セットのポテトに浜名湖産ノリをかけるこだわりだ。 グルメパークは飲食業の「さかなや物産店」(同区)が1989年に開設し
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大江戸温泉物語 熱海に22日新装オープン 「高層階和室」などプレミアム仕様
大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ(東京)は22日、熱海市咲見町で運営する温泉宿を「大江戸温泉物語プレミアムあたみ」として新装オープンする。熱海の絶景を楽しめる和モダン客室を用意し、飲み物を無料で提供するプレミアムラウンジを新たに設けた。 相模灘と熱海の市街地を望む10階の「高層階和室」は大胆なガラス張りの客室で、熱海海上花火大会の開催時に大迫力の大輪を間近で観賞できる。7階の「和モダンルーム」は海の青さや砂浜を感じさせる室内空間とした。プレミアムラウンジでは滞在中、生ビールなどの酒類やソフトドリンクを自由に味わえる。 同社は県内に温泉宿4施設を展開していて、プレミアムシリーズは県内初とな
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日本平動物園の”人気者” レッサーパンダ「タク」死ぬ 19日から献花台設置
静岡市立日本平動物園は17日、レッサーパンダの雄のタクが循環器不全のため死んだと発表した。14歳だった。来園者の人気が高かったタクをしのび、19日から2週間程度園内のビジターセンターに献花台を設ける。 タクは、出生した埼玉県こども動物自然公園から2012年7月に日本平動物園に移った。6頭の父親になるなど種の保存に大きく貢献した。園によると、かわいらしい顔つきで来園者の人気を集めた一方、気が強く、好物のリンゴをほしがり飼育員に飛びかかるなどの一面もあったという。 高齢のため最近は非公開のバックヤードで過ごしていた。16日朝、静かに息を引き取っているのを飼育員が見つけた。同園のレッサーパンダ
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ふじえだ陶芸村構想の拠点施設 温泉、陶芸、道の駅の施設整備に着手 中山間地活性化へ
藤枝市は、陶芸を活用して中山間地域の活性化と交流人口拡大を図る「ふじえだ陶芸村構想」の拠点施設の整備に着手した。瀬戸谷地区の瀬戸谷温泉ゆらくの隣接地に、新陶芸センターと道の駅を新設する。完成は2025年3月の予定。駐車場や周辺道路の工事などを経て26年3月までの開業を目指す。 新陶芸センターは木造平屋建て、建築面積約600平方メートル。別の場所にある旧施設の老朽化に伴い、機能を拡充して移転する。陶芸体験やプロ作家による創作活動といったスペースを備え、年間1万5千人の集客を想定した施設を建てる。道の駅は木造平屋建てで、約430平方メートル。観光などの情報発信機能を持つ休憩所と農産物直売所、カ
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プラモデル歩み回顧 20日から「100年展」 静岡・駿府博物館 展示作業
静岡が世界に誇るプラモデル産業の歩みを振り返る「模型の系譜-静岡から世界へ プラモデル100年展」(駿府博物館、静岡新聞社・静岡放送主催)が20日、静岡市駿河区の同館で開幕する。17日、展示作業が行われた。 青島文化教材社(同市葵区)は1924年の創業以来、ユニークな視点で模型を発信し、静岡のプラモデル文化の一端を担ってきた。初期の木製飛行機模型、同社初のプラモデル「ブルーバード号」をはじめ、デザインを凝らしたトラック「デコトラ」、パッケージに描かれた「ボックスアート」など200点を展示する。同社の菅野鷹太さんは「往年の模型から一歩先を行く未来形まで並ぶ。思い描いた形にできるプラモデルの楽
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湖畔できままにコーヒーを! 浜松・三ケ日の藤村さん夫妻 閉店の喫茶店(湖西)引き継ぐ
湖西市利木の浜名湖畔に今月、浜松市浜名区三ケ日町の藤村裕也さん(34)、千咲さん(34)夫妻が喫茶店「きまま珈琲(コーヒー)」をオープンした。3月に閉まったカフェの元従業員だった千咲さんと元JA職員の裕也さんが、前の店の雰囲気を引き継ぎつつ、湖の景色やゆったりとしたコーヒータイムを楽しめる店を目指し開業した。2人は「自分たちのペースを大切にしながら、誰かの癒やしになれる場所をつくりたい」と意気込む。 店の主役はこだわりのコーヒー。常時5種類ほどの豆をそろえ、季節に合わせて入れ替えるほか、エスプレッソも提供する。コーヒーに合わせたピザトーストやナポリタンなどの軽食と焼き菓子も用意した。 2
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あなたの「ギョなまえ」は? 浜松市・ウォットで企画展 ユニークな名前の生き物集合
浜松市中央区の浜名湖体験学習施設「ウォット」で9月1日まで、ユニークな名前の水生生物を紹介する夏の企画展「ギョなまえ展」が開かれている。 ネコザメをはじめとした「動物の名前がつく魚」、釣り上げると大量のふんを出すことから「ウンコタレ」の別名を持つイスズミといった「残念な名前の生き物」などのコーナーがある。浜名湖に生息する魚を中心に、約25種を集めた。ドーマンガニ、トラガニのように浜名湖周辺で特有の呼び名を持つ生き物も解説を添えて展示している。 企画を担当した飼育員の堀江侑美さん(25)は「夏休みの自由研究にも活用できる。名前をきっかけに生き物たちに関心を持ってもらいたい」と話している。
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牧之原市の商店や飲食店など 「まきペイ」で買い物お得に 23日まで還元キャンペーン、8月も
牧之原市内の商店や飲食店などで利用できるキャッシュレスポイントサービス「まきペイ」が行われている。店舗側も制度に合わせた限定商品を販売するなど、売り上げ向上へ工夫を凝らす。 開始に合わせて購入金額の50%(最大3千ポイント)を還元するキャンペーンが展開され、多くの市民が加盟店舗に訪れている。同市波津の鮮魚店「魚才商店」は、1会計の還元限度である千ポイントを効率良く取得してもらおうと、サワラのみそ漬けなどのセットを2千円で特別販売した。 利用者は専用サイトなどからポイントをチャージし、店舗で支払時に専用のカードを提示するか、スマートフォンの操作で決済できる。10日現在、加盟店舗は約250店
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浜松市天竜区で8月開催 「二俣まつり」 ポスターでPR 「古城連」が製作
浜松市天竜区二俣町で8月17、18の両日に開かれる北遠最大の夏祭り「二俣諏訪神社祭典(二俣まつり)」を前に、運営に携わる年番町の「古城連」がポスターを製作した。各地の施設や商店に張り出され、祭りムードを盛り上げていく。 二俣まつりは300年以上前に起源があり、勇壮な大屋台の引き回しは江戸時代後期に始まったとされる。町内の各自治会から屋台が集い、若連や子どもたちが太鼓や笛を奏でながら練り歩き、家内安全を願う。今年は16日の夕祭の神事を経て、17日に本祭、18日に還御祭が営まれる。 B2版カラーのポスターは500枚印刷された。古城連の法被にあしらわれている鳳凰(ほうおう)の絵に焦点が当てられ
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ジオラマ作品並ぶ 浜松のコンテスト3連覇 青山さん個展 浜松市中央区の「スイーツバンク」
全国のプロモデラーや愛好家のジオラマ(情景模型)コンテスト「浜松ジオラマグランプリ」で2021年から3連覇した青山祐司さん(50)の作品展が8月9日まで、浜松市中央区の菓子メーカー春華堂の複合施設「スイーツバンク」で開かれている。3作品を同時展示する。 愛知県内の市役所に勤務する青山さんは、約6年前からジオラマの創作活動を始め、21年に初めて出品した「安土城」でいきなりグランプリなどタイトルを総なめにした。ロシアのウクライナ侵攻の終結を願った22年の「鬼の親子 戦わずして帰る桃太郎」、旧約聖書ノアの箱舟と映画「となりのトトロ」に登場するネコバスを掛け合わせた23年の「ネコブネ ノラの箱舟」
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水窪じゃがた祭り 即売や料理楽しんで 21日に浜松市天竜区
浜松市天竜区水窪町の大里商栄会と地元のNPO法人「こいねみさくぼ」は21日、「第9回こいね水窪じゃがた祭り」を水窪商店街で開く。ジャガイモの在来種「水窪じゃがた」の即売や料理が楽しめるほか、地域の特産品が集まる。 水窪じゃがたは小ぶりで歯応えのある食感が特徴。みそダレにつけて焼く串芋やコロッケが会場に並ぶ。木工品や染め物などの伝統工芸品も販売する。問い合わせは天竜区観光協会水窪支部<電053(987)2100>へ。
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かき氷多彩 湖西の夏に“涼” 3店舗でスタンプラリー実施 人通り減で危機感「まちに活気を」
猛暑の夏に多彩なかき氷を楽しんで―。湖西市新居町の3店舗が8月31日まで、かき氷のスタンプラリーを実施している。本格的な夏到来を目前に、夏季限定メニューの知名度を高め、かき氷の“涼”で地域を盛り上げようと初めて企画した。 実施しているのは「カフェ&キッチンきんたろう」と和菓子店「まんじゅや」、洋菓子店「パピヨン新居店」。イチゴや甘夏の手作りシロップを使ったかき氷のほか、水まんじゅうや5種類のソフトクリームなどからトッピングを選べるメニューなど、店ごとに特徴が異なる商品を用意した。 各店では近年、熱中症を警戒した外出控えによる人通りの減少に危機感を抱いていたという
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20日、沼津で戸田港まつり 納涼船運航も
沼津市戸田地区最大の祭り「戸田港まつり」(実行委員会主催)が20日、戸田中央桟橋前で開かれる。 船上餅まき、市商工会青年部主催の海上段ボールレース、地元住民による太鼓やダンスのステージなどを展開する。午後6時から納涼船を運航し、8時から約800発の海上花火大会を繰り広げる。 問い合わせは同協会<電0558(94)3115>へ。
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広瀬公園プール開園 伊豆の国市で安全祈願 山下市長「今年も楽しんでほしい」
流水、25メートル、幼児用の3種類のプールを備える伊豆の国市田京の広瀬公園水泳プールがこのほど、今夏の営業を開始した。 開園に先立ち、山下正行市長や市職員、プール管理会社の担当者らがプールサイドで安全祈願祭を開き、期間中の無事故を願った。山下市長は「来場者には44年間親しまれているプールを今年も楽しんでほしい」とあいさつした。 入場料は高校生以上410円、小中学生100円、幼児無料。営業は8月25日まで。
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【動画あり】劇団四季「キャッツ」いよいよきょう開幕 出演者ら最終稽古 静岡市民文化会館
劇団四季は16日、ミュージカル「キャッツ」静岡ロングラン公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)の最終通し稽古を静岡市葵区の市民文化会館で行った。10年ぶり3回目の静岡公演は17日に開幕する。 公演に向けて、同館大ホールに約2千個のごみのオブジェを設置し、物語の舞台となる「都会のごみ捨て場」を作り上げた。館内に別の劇場設備を丸ごと一つ入れ込む「シアター・イン・シアター」方式を採用し、照明や音響の調整を重ねて専用劇場と遜色ない環境を整えた。通し稽古は団員の家族らを前に、本公演同様の衣装、演出で行った。館内は盛大な拍手に包まれた。 同作は2003年と13年の静岡公演で累計約21万人を動員した。今
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夜の熱海、華やかさ一層 「こがし祭り」山車コンクール 神輿渡御や舞の奉納も
来福や縁起の神として信仰を集める熱海市西山町の来宮神社で15~16日、例大祭「熱海こがし祭り」が開かれた。例大祭に合わせ、市内の23町内会が「熱海こがし祭り第56回山車コンクール」(実行委員会主催)を市中心街の国道135号を会場に繰り広げた。 山車コンクールは熱海最大の観光イベント。木彫りと装飾の2部門に分かれ、各町内会が華やかな山車の引き回しで競演した。一糸乱れぬ祭りばやしを響かせながら、電飾や花火、人気キャラクターを駆使した派手な演出で見物客を沸かせた。審査の結果、木彫りの部は田原本町、装飾の部は梅園町が優勝した。 例大祭では、宮神輿(みこし)の渡御や厳かな舞の奉納などを執り行った。
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リュウゼツラン「30年ぶり」開花 菊川・応声教院 黄色い花、参拝者もてなす
菊川市中内田の応声教院で、数十年に一度だけ開花するとされる中南米原産の多肉植物「リュウゼツラン」が開花した。国の重要文化財に指定されている山門の階段下で、黄色い花が参拝者を出迎えている。 浅井聖教住職(67)によると、茎の高さは約8メートルで、開花はおよそ30年ぶり2回目。7月下旬まで楽しめるという。境内では樹齢100年以上のソテツも花を咲かせている。
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沼津・狩野川花火にラブライブ声優がやってくる!! 27日、ユーチューブでも生中継
沼津市中心部で27、28の両日開かれる「沼津夏まつり・狩野川花火大会」の実行委員会は16日、同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の声優3人が27日に花火大会を観覧すると発表した。 来訪するのは、アニメに登場するアイドルグループ「Aqours(アクア)」の声優を務める逢田梨香子さん(桜内梨子役)、小林愛香さん(津島善子役)、鈴木愛奈さん(小原鞠莉役)。安全面への配慮から、観覧場所は非公開。当日午後7時~同8時半に地元ケーブルテレビと動画投稿サイト「ユーチューブ」で生中継する。
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絢爛「御鳳輦」海へざぶり 厄年の男衆「浜降り神事」威勢良く 熱海こがし祭り最終日
熱海市の来宮神社例大祭「熱海こがし祭り」は最終日の16日、神々が鎮座する御鳳輦(ごほうれん)の浜降り神事を行った。42歳の厄年の男衆が担ぎ手となり、威勢良く海に入って健康長寿や地域の繁栄を祈願した。 来宮神社のご神体が海から流れ着き、「麦こがし」を海辺に供えたとの故事にちなんだ神事の一つ。厄年奉賛会「来宮令和戌亥(いぬい)会」の男衆が大役を務めた。市街地での渡御を経て熱海サンビーチに到着すると、てんぐ姿の猿田彦を先頭に入水し、「みょうねん、みょうねん」と唱えながら海中を進んだ。 山田伸会長は「厄落としの神事に同級生一同、熱い思いで取り組めた。いい思い出になる」と充実した表情を浮かべた。
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俺ちゃん、電車で登場! 映画「デッドプール」新作PRで遠州鉄道がラッピング仕様車 新浜松駅で出発式
遠州鉄道(浜松市中央区)の鉄道線に16日、新作映画で24日に公開される「デッドプール&ウルヴァリン」仕様にデザインしたラッピング電車が登場した。同区の新浜松駅で同社や地元映画関係者が出発式を行った。 新作は米マーベル・コミックが原作のスーパーヒーロー映画。シリーズ第3作で、2人の破天荒なヒーローの活躍を描く。 出発式にはTOHOシネマズ浜松(同区)、同サンストリート浜北(浜名区)の両支配人らがテープカットを行い、「ラッピング電車を利用して映画館に足を運んでほしい」と呼びかけた。主役の衣装に身を包んだコスプレーヤーも登場し、式を盛り上げた。 電車の外観は、ロゴや俳優ライアン・レイノルズが
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20日に「いわた夏祭」ジュビロード 露店・キッチンカーが70店 スケボー、ラグビー体験も
磐田市中心部の夏の風物詩イベント「いわた夏祭inジュビロード」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が20日午後4時から開かれる。実行委は「夏休み最初のイベント。多くの人に遊びに来てほしい」と呼びかけている。 会場を広げ、飲食や物販の露店・キッチンカーは過去最多の約70店が並ぶ。スケートボードの体験や実演を行うエリアも初めて設ける。静岡ブルーレヴズの選手によるラグビー体験会、高校生や市民グループのダンス発表会など多彩な催しを繰り広げる。 浴衣姿などで会場内を巡ってスタンプを集めた人に地元商店や協賛企業の商品・グッズなどが当たる抽選会も予定している。 小雨決行。問い合わせは磐田商工会議
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御殿場駅にぎわう ナイトマーケット 9月までイルミネーション
御殿場市はこのほど、JR御殿場駅周辺の活性化を図るナイトマーケットを同駅富士山口広場で開いた。広場では9月1日まで、夏の登山シーズンを盛り上げるサマーイルミネーションも開催されている。 ナイトマーケットには市民や富士登山者らが集い、多彩な飲食や雑貨の出店、DJらが流す音楽を楽しみながら笑顔で交流した。午後6時半に一斉の乾杯も行われ、参加者は登山シーズン序盤の夜をにぎやかに盛り上げた。 イルミネーションは地域活性化に積極的に関わる地元の御殿場高生が発案した企画。午後6時から翌日午前0時の間、御殿場の木を要所に活用したカラフルな明かりの演出を楽しめる。
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にぎわう沼津の離島 再開した水族館「あわしま」に家族連れやアニメファンの姿 隣接ホテルも満室
水族館「あわしまマリンパーク」が12日に営業再開し、沼津市の離島・淡島が活況を見せている。14日も市内外から多くの子ども連れらが来館し、隣接のホテルも3連休中は満室とにぎわう。静岡県東部有数の観光スポットは夏休みを控えてにぎわいを取り戻し、地元関係者の期待が高まっている。 14日は天候が回復した昼前から続々と来館客が船で淡島へと渡った。水族館は人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の“聖地”としても知られ、12日の再開日は多くのアニメファンが訪れ、14日は家族連れやカップルの姿が目立った。 家族4人で初めて来館した千葉県流山市の大沼寛子さん(38)は「生き物と
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海水浴シーズン到来! 弁天島海開き 神事で安全祈願
浜松市中央区舞阪町の弁天島海浜公園海水浴場は14日、海開きした。同所で行われた神事「海開き修ばつ式」には、同町の観光協会や商工会の関係者ら約20人が出席し、シーズン中のにぎわいと安全を祈願した。 海開きと同時にライフセーバーによる監視態勢が始まり、親子連れが遊泳や水遊びを楽しんだ。家族と一緒に訪れた市立浜名小2年の関穂乃歌さん(7)は「少し冷たかったけど、楽しかった」と話した。 開場は8月末までで、期間中は安全確保のため釣りを禁止している。同観光協会の渭原庸雄会長は「暑い日が続いているので、小まめな水分補給を行い、熱中症に気をつけて楽しんでほしい」と話した。
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迫力の映像と音楽で没入 静岡県内初の常設施設20日オープン リバティーリゾート久能山
静岡市駿河区のレジャー施設「リバティーリゾート久能山」に20日、県内初の常設屋内型プロジェクションマッピング施設がオープンする。部屋全体に映し出される映像や迫力ある音楽で、来場者が作品の世界に没入できる仕組み。夏休み期間に合わせて9月16日まで開催する。 12日に開催されたプレオープンイベントに、県内の観光業者や行政職員など約200人が来場した。上映するのは約15分間の映像3本。静岡の歴史がテーマの作品「道」では、CGアニメーションで再現した久能山東照宮の内部や東海道五十三次の浮世絵を次々に映し出した。目の前に迫る扉が開いたり、鳥が頭上を飛んだりする臨場感あふれる演出に来場者は、「東京で
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レーサー気分でフォーミュラカー乗車体験 現役ドライバーとの交流も 御殿場アウトレット
現役ドライバーとの交流などが楽しめる「スーパーフォーミュラキャラバン」が13日、御殿場市の御殿場プレミアム・アウトレットで始まった。14日まで。 市主催のスポーツ観光PRイベントの一環。市内に工場があるチーム「トムス」が過去にレースで使用したフォーミュラカーを展示し、子ども向けの乗車体験を行っている。チームドライバーのサイン会もあり、初日は坪井翔選手が来場した親子連れと交流した。 同市は本年度、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営するJRP(日本レースプロモーション)と地域連携パートナーシップ協定を結んだ。14日は笹原右京選手のサイン会を予定している。
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葉の上でゆらり 浮遊感を堪能 掛川花鳥園でオオオニバス乗り
掛川市南西郷の掛川花鳥園で13日、世界最大級の水生植物「オオオニバス」の葉に乗ることができる恒例イベントが始まった。9月ごろまでの土・日曜と祝日、お盆期間の8月10~18日の限定開催。終了時期は葉の状態によって早まる場合がある。 オオオニバスは南米アマゾン川流域に自生し、葉の直径は2メートルを超す。来場した子どもたちはボートで葉に渡り、独特の浮遊感を堪能した。恐る恐る立ち上がり、保護者に向かってVサインではにかむ姿も見られた。対象は3歳以上、体重25キロまで。 モウセンゴケやハエトリグサなどを集めた「食虫植物展」も同時開催。9月1日まで。ウツボカズラをトンネル状に飾ったコーナーが人気を集
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ハスの花 お盆の境内彩る 静岡市葵区の安南寺
静岡市葵区沓谷の安南寺(清陀大真住職)で、ハスの花が見頃を迎えている。蒸し暑い梅雨空の下、涼し気な淡いピンク色の大花をほころばせ、7月の新盆に合わせ訪れた参拝者を和ませている。 同寺では、10年前に先代の七生さん(79)がハスの栽培を始め、現在では13種90鉢を境内や墓苑などで育てている。花は6月初旬から姿を見せ始め、今が開花のピーク。「檀家(だんか)の方々からも『きれいに咲いてますね』と喜んでもらっています」と清陀住職。今後の気象条件にもよるが、8月下旬まで優雅な花が楽しめそうという。
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海開き 行楽客の「無事故で楽しく」祈る 伊東オレンジビーチ
伊東市の伊東観光協会(稲葉明久会長)は13日、海水浴シーズンの到来に合わせた海の安全祈願祭を同市の伊東オレンジビーチで開いた。観光や行政の関係者らが集い、今夏の行楽客が事故なくレジャーを楽しめるよう祈った。 同ビーチでは監視体制が始まり、海水浴客が遊泳や水遊びを楽しんだ。参列者は玉串をささげるなどして安全を祈願した。海上に設けた巨大遊具の供用も開始し、テープカットに続いて子どもたちが一斉に海に駆け出した。 8月25日まで監視所を設ける。稲葉会長は「皆さんの協力で海の安全を守っていきたい。外国人にも伊東に良いビーチがあることを知ってもらい、来てもらえるといい」と話した。
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海開き 行楽客の「無事故で楽しく」祈る 伊豆の2海水浴場
伊豆市の土肥、小土肥の両海水浴場の海開き式が13日、土肥海水浴場で開かれた。3連休初日の両海水浴場は早くも家族連れなどが繰り出してにぎわった。 観光関係者ら約30人が出席して神事を行い、安全や盛況を祈願した。同市観光協会土肥支部の後藤一之支部長は、観光機能を併せ持つ津波避難タワー「テラッセオレンジトイ」のオープンに触れ「多くの人に来てもらい、無事故で一夏を終えたい」とあいさつ。菊地豊市長は「お客さんに1時間でも長く滞在してもらえたら」と期待した。 開場は8月25日まで。
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待ってた!御前崎で海開き 関係者が安全祈願 アスレチックコーナー新設
御前崎市のマリンパーク御前崎で13日、海水浴場が開場した。海開き神事には観光関係者ら約40人が出席し、海の安全を祈願した。 初日はバナナボートの無料体験会が人気を集めた。子どもたちがボートにまたがって乗り、水上オートバイにけん引されて海面を疾走した。今年は砂浜にアスレチックコーナーを設けた。今後、キッチンカーが並ぶほか、ヨガ体験なども予定されている。市観光協会の川口正洋会長は「家族や友達と遊びに来て夏を満喫してほしい」と呼びかけた。 同海水浴場は環境省から「日本の快水浴場100選」に選ばれ、波が穏やかで新型コロナ禍以前は約4万人の観光客らが訪れた。
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「丹那コーヒー」ソフトクリーム復活 函南・オラッチェ 常連人気、6年ぶり再販
函南町丹那の酪農王国オラッチェは13日、地元を中心に長年愛されるコーヒー牛乳「丹那コーヒー」を使用したソフトクリームの販売を6年ぶりに再開する。 丹那コーヒーは函南東部農協(同町)が1960年に発売した。原料のコーヒーは工場内でひいた豆から抽出する。苦みは少なく本格的なコーヒーの風味が味わえるロングセラー商品となっている。 コーヒー牛乳味のソフトクリームは2017、18年夏に期間限定で販売。通常のソフトクリーム以外でこれまでに販売した味の中で最も人気があり、常連客らのもう一度食べたいと望む声を受け、再開を決めた。 コーヒー牛乳味と、生乳を使ったソフトクリームとのミックスの2種類をそれぞ
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あわしまマリンパーク再オープン 全国からのファン 大雨の中、門出祝う 経営安定へ値上げ、会員制度導入
2月に閉園した沼津市の離島・淡島の水族館「あわしまマリンパーク」が12日、新しい経営体制で再オープンした。高騰する船の燃料代補塡(ほてん)や経営安定のため、一般入場料を以前の2千円から3千円に値上げし、定額の会員制度を新たに導入した。雨の中、全国から多くのファンが訪れ、生まれ変わった施設の門出を祝った。 開園前から約100人が列を作り、初日はアシカの餌やりの様子を披露した。20日をめどに動物ショーを順次再開する。午前6時からチケット売り場の最前列に並んだ男性会社員(33)=愛知県=は「日常から離れて癒やされる場所。よく来ていたのでうれしい」と喜んだ。 老朽化していたアシカプールの屋根など
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焼津・大井川港に〝太平洋の白鳥〟 帆船「日本丸」が初寄港 14、15日に一般公開
焼津市の大井川港の開港60周年を記念して、独立行政法人海技教育機構の帆船「日本丸」が12日、同港に初寄港した。16日まで停泊し、船内の一般公開や夜間のライトアップを行う。 12日には市が歓迎セレモニーを開き、乗組員を岸壁で出迎えた。中野弘道市長は「世界に誇る日本の帆船の雄姿を大井川港で見せてもらい、大変名誉」と感謝し、木村昭夫船長に記念品を手渡した。大井川吹奏楽団が歓迎演奏を披露した。 日本丸は船員養成の練習帆船で全長約110メートル、2570トン。白い帆を広げた姿から〝太平洋の白鳥〟と形容される。今回は約2カ月間の航海実習の中で寄港し、国立清水海上技術短期大学校(静岡市清水区)の学生8
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SKE48青木さん「地元・焼津で全力パフォーマンス」 14日「踊夏祭」ライブへ意気込み
焼津市の大井川港特設会場で14日に行われる舞踊イベント「踊夏祭(おどらっかさい)」でミニライブを開催する人気アイドルグループ「SKE48」の青木詩織さん(同市出身)が12日、市役所を訪れて意気込みを語った。 青木さんがSKE48の一員として市内でライブを行うのは2018年の「踊夏祭」以来、2度目。当日は他のメンバーと総勢8人で出演する。やいづ親善大使を務める青木さんは「コロナ禍を越えて再び焼津でライブができてうれしい。全力のパフォーマンスができたら」とあいさつ。中野弘道市長は「大井川の皆さんをはじめ、多くの人が楽しみにしている」と開催に感謝した。 23回目となる踊夏祭は大井川港開港60周
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夏本番!牧之原で海開き さがらサンビーチ、静波海岸
牧之原市のさがらサンビーチと静波海岸が12日、海開きを迎えた。まきのはら活性化センターが記念イベントを開き、両海水浴場のにぎわいや安全を願った。開設は9月1日まで。 さがらサンビーチでは関係者約40人が出席し、神事を行った。同センターの榎田敏雄理事長は「誘客に力を入れ、周辺の経済活性化にもつなげたい」とあいさつした。同市の杉本基久雄市長は山梨県内で同海水浴場のPRに力を入れていることに触れ「コロナ禍前の入場者数に戻していきたい」と意気込んだ。 静波海岸ではタヒチアンダンス団体が踊りを披露して、海開きを祝った。同日は雨天のため、両海水浴場ともに来客は見られなかった。 臨時派出所を設置 牧之
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スパイス香るダイダイスカッシュ 熱海・起雲閣喫茶 7月19日から販売
NPO法人あたみオアシス21とジェイアール東日本企画でつくる熱海市文化施設運営委員会は10日、熱海特産ダイダイを用いて開発した「熱海だいだい花火スカッシュ」を発表した。同市の起雲閣にある喫茶「やすらぎ」で19日から、夏季限定で販売する。 同NPOが製造販売しているダイダイの手作りマーマレードをグラスの中に入れた後、シナモンなどのスパイスハーブを効かせた紅茶と炭酸飲料を組み合わせる。熱海の夏の風物詩である花火と起雲閣のレトロ感をイメージした夏の新作ドリンクとして売り出す。 1杯600円。爽快感のある飲み応えが特徴で、料理研究家の長田絢さんがレシピを手がけた。JR東日本熱海駅の社員が試飲会を
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食事、買い物できる津波避難タワー 伊豆・土肥にオープン 全国初の防災と観光両立施設
伊豆市土肥の松原公園内に設置された全国初の観光機能を併せ持つ津波避難タワー「テラッセオレンジトイ」が12日、オープンした。「南海トラフ地震の死者ゼロ」へ向けて防災と観光を両立させ、「安心安全」を観光地への誘客ツールとして活用する。 式典には県東部の首長や地元市議、国土交通省職員ら約150人が出席。菊地豊市長は「観光の拠点としつつ地元住民や観光客による避難訓練にも活用し、安心安全な土肥地区というのをアピールしたい」とあいさつした。土肥温泉旅館協同組合の野毛貴登代表理事は「99・9%が平時利用の施設で、観光客には地元の自然や風景、食べ物を楽しんでもらえる。海水浴客には万が一の時に利用してほしい
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愛車のバイクで走破「地球7周28万キロ」 浜松市中央区の西尾さん「集大成の旅」愛車タンデムで北海道へ
浜松市中央区の西尾君夫さん(82)が趣味で続けてきたツーリングの総距離が地球約7周分に相当する28万キロに到達した。15日から友人とタンデム(2人乗り)で走行する北海道ツーリングを「集大成の旅にしたい」と話す。 ツーリングを本格的に始めたのは56歳のころ。18歳からバイクに乗っていたが結婚を機に25歳で一度引退。会社経営などが一段落ついたタイミングで友人に誘われ、バイク熱が再燃した。月5、6回はツーリングに出かけ、長い時で半月以上家を空けることも。「国内の主要な道はほぼ走り尽くした」と胸を張る。 タンデムでのツーリングは2018年に病死した妻と一緒にバイクで旅したいとの思いで始めた。亡く
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伊豆長岡温泉場通りに色とりどりの花 観光客おもてなし
伊豆の国市の花咲く伊豆の国推進協議会はこのほど、同市の伊豆長岡温泉場通りに設ける花飾りをリニューアルした。夏の行楽期を控え、観光客をもてなす花を一新した。 協議会に所属する伊豆長岡温泉場通り振興会の会員と一緒に、ベゴニアやサルビア、ペンタスなどのハンギングバスケット計36基を整備した。赤や桃、白の色とりどりの花で、道行く人の目に留まりやすいようにした。同振興会の望月敬太理事は「観光客や地域住民に喜んでもらい、温泉場通りをたくさん歩いてもらいたい」と期待を寄せた。
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【7月22日は「下駄の日」】90センチ35キロ 巨大な「駿河下駄」静岡伊勢丹で展示
7月22日は全国木製はきもの業組合連合会が制定する「下駄(げた)の日」。静岡県指定郷土工芸品「駿河の下駄」を広くPRしようと、静岡市葵区の駿河加飾下駄職人花森広悦さん(74)が、過去に作った「ジャンボ下駄」を同区の静岡伊勢丹で展示している。8月6日まで。 50年前に広悦さんが父の故・善作さん=当時(73)=と共に制作した。南洋材を素材にした下駄は「なべぶた」と呼ばれる円形で、一足の直径は約90センチ、重さは35キロほど。黒く塗られた下駄の表面には「おかめ」や「ひょっとこ」「てんぐ」などが彫刻され、太い鼻緒は遠州産の生地「別珍」で作られている。 「現在では、下駄の制作に関わる職人も少なくな
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熱海の海鮮がパフェに変身!? 「魚ギョッとカップ寿司」市内6店舗が15日発売
熱海市の飲食店や鮮魚店6店舗が15日、地場の魚介類7種を使ってそれぞれ開発した「熱海魚ギョッとカップ寿司(すし)」を一斉に発売する。同市清水町の熱海魚市場で11日、各店が自慢の一品をお披露目し、新たなご当地グルメとしてPRすることを確認した。 熱海魚ギョッとカップ寿司は酢飯と7種の海鮮を使い、透明の容器にパフェのように盛り付けることを主な条件とした。参画した店舗は、yoshiー魚ーtei(渚町)▽とくぞう熱海本店(田原本町)▽とくぞう熱海さかな横丁(銀座町)▽魚光丸(上多賀)▽熱海まぐろや(田原本町)▽宇田水産(桜町)。 とくぞう系店舗を展開する徳造丸(東伊豆町稲取)は「魚屋のまかない丼
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熱海初島リゾート開業60周年 13日から割引サービスやイベント 富士急グループ
富士急グループの富士急マリンリゾートは13日から、熱海市初島のリゾート施設開業60周年を記念し、熱海-初島港間を結ぶ高速観光船などでキャンペーン行事を開催する。 初日はことし満60歳の先着60人に対し、高速観光船の往復乗船とリゾート施設「PICA初島」アジアンガーデンのセット利用券を通常料金の99%割引の60円で販売する。「海の日」の15日は、小学生の乗船利用を無料にするほか先着60人を対象に操舵(そうだ)室での記念撮影会を催す。 同社は1964年7月10日、PICA初島の前身となる「初島バケーションランド」を開業した。イベント内容などの問い合わせは同社<電0557(81)0541>へ。
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灯籠1500基の優しい光 境内包む 袋井・法多山で風物詩「万灯祭」
袋井の夏の風物詩「万灯祭」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が9、10の両日、袋井市豊沢の法多山尊永寺で行われた。灯籠の光が境内を優しく照らし、幻想的な雰囲気に包み込んだ。 寺によると、7月10日は本尊の厄除(よけ)観世音菩薩(ぼさつ)の縁日で、この日の参詣は4万6千日分の参詣の相当するといわれる1年間で最も御利益がある日。本堂前や石段には無病息災、家内安全などを祈願した約1500基の灯籠が並び、参拝者は揺らめく明かりを眺め、静かに心を和らげた。 厄除ほおずき市が開かれたほか、キッチンカーや屋台も出店。ステージイベントも行われるなど、多くの来訪者でにぎわった。
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観光×防災タワーが住民向けプレオープン 地場産品直売所やカフェ充実 伊豆市
伊豆市土肥の松原公園内に設置された全国初の観光機能を併せ持つ津波避難タワー「テラッセオレンジトイ」が10日、地元住民を対象にプレオープンした。来場者は平常時は観光施設となるタワーを、買い物や食事、遊びなどの思い思いの楽しみ方で満喫した。 1階の地場産品直売所とカフェ、3階の食事処を一部商品に限るなどして営業し、来場者で朝からにぎわった。階段を使って4階の屋上まで上り、土肥海水浴場や土肥地区の街並みの景色を楽しむ住民もいた。子どもたちはタワーを見上げ、付近の新しい遊具で遊んだ。 子どもと一緒に訪れた飲食店経営和久田樹里さん(43)=同市土肥=は「いろんな種類の地場産品が多くてうれしい。観光
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ハスの大輪 水面ピンクに染めて はままつフラワーパークで見頃
浜松市中央区のはままつフラワーパークで、ハスの花が見頃を迎え、ピンク色の大輪が来園者を楽しませている。 同園北西にある「水鳥の池」で、水面を覆うようにハスの葉が広がる。10日も来園者が華やかな大輪を観賞しながら水辺をゆっくりと散策する姿が見られた。 見頃は8月中旬ごろまでの見込み。午後になると花を閉じ始めるため、午前中の観賞を勧めている。
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細江「祇園祭」で歩行者天国 13、14日、三ケ日「ほこてん祭」は21日
浜松市浜名区細江町で13、14日の午後4時から9時まで、細江神社「祇園祭」の歩行者天国が行われる。同区三ケ日町では21日午後4時から8時半まで、中心市街地を歩行者専用道路にする「三ケ日ほこてん祭」が開かれる。 祇園祭では細江神社周辺の道路が規制され、約50店舗の夜店が並ぶ。15日にはちんどん行列や屋台引き回しなどが行われる。ほこてん祭では四辻交差点を中心に四方数百メートルが規制区域となる。約40店舗が出店するほか、三ケ日町出身の歌手や芸人らのステージも繰り広げられる。 問い合わせは細江歩行者天国実行委員会<電090(8873)2878>、三ケ日ほこてん祭実行委員会<電090(2686)9
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創立50周年記念企画 校舎歩いて思い出浸ろう 清水町・西小、27日に一般開放
清水町立西小の創立50周年に合わせて、同校PTAや地域住民らでつくる50周年記念事業実行委員会は27日午前10時から、一般に校舎を開放する「思い出ウオーク」を開く。 卒業生らに懐かしい気持ちを味わってほしいと企画した。開校当時の写真展示や、記念撮影用のフォトパネルがある。北校舎2階のオレンジルームでは文房具などを販売する。黒板に絵を描いたり宿題体験をしたりできる教室も設けた。 記念品として、特製コースターやカードサイズのミラーを用意する。コースターは先着50人に贈り、ミラーは1枚500円で限定50枚販売する。入場無料。 問い合わせはPTAの高橋正樹会長<電090(4435)6915>へ
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ピンクや白、鮮やか ハスの花 伊豆で見頃
伊豆市八木沢の旧土肥南小付近で、ハスの花が見頃を迎えている。ピンクや白の鮮やかな花が道行く人や観光客の目を引く。 地元の三田地区の住民有志が約10年前に休耕田を活用して栽培を始めた。今夏は例年通りに開花し、8月中旬ごろまで楽しめるという。管理する潮木信さんは「午後には花がしぼんでしまうので午前中に見に来てほしい」と話した。
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天竜区、旧田代家住宅で七夕イベント 13、14日 静岡文化芸術大など企画
浜松市と静岡文化芸術大(同市中央区)は13、14の両日、天竜区二俣町鹿島の国登録有形文化財「旧田代家住宅」で七夕イベントを開く。子どもたちが作った七夕の短冊を、玄関付近や屋外に生える竹に飾り付ける。 短冊は当日来場者も製作できる。天竜高の協力を受け、ヨーヨー釣りやクイズラリーも行われる。地域との連携による同大の学びの一環で、伝統的な七夕飾りで日本家屋を飾り、地域の魅力を再発信する。 入場無料。午前10時~午後4時。詳細は同大ウェブサイトで確認できる。
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沼津「あわしまマリンパーク」官民で連携確認 今村社長、市長と面会 再オープンの12日、駐車場拡充
2月に閉園した沼津市の離島・淡島の水族館「あわしまマリンパーク」が12日に再オープンするのを前に、新たな運営会社の今村クニト社長が9日、同市役所を訪れ、頼重秀一市長に「沼津を知らない人に土地の魅力を伝えるため、一緒に盛り上げたい」と協力を依頼した。市長も連携を約束し、できることを検討するとした。 今村社長は、営業再開が間近となり、受け入れ体制の準備に追われているとした上で、「少しずつ普通の状態に戻りつつある。地域の方や作品ファンに、きれいで楽しい水族館になったことを知ってほしい」と述べた。頼重市長は「聖地巡礼の拠点で、再開を期待する人も多い。情報共有し、PRなど行政ができることを探る」と激
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富士山静岡県側3登山ルート、10日開通 訪日客にぎわい予想/マナー違反や「弾丸」流入懸念
富士山静岡県側3登山ルート(富士宮、須走、御殿場)は10日、全面開通する。山小屋などによると、訪日観光客を中心に登山客の増加が予想される。一方でマナー違反の問題は近年深刻化し、今夏は山梨県吉田ルートの規制の影響による弾丸登山者の流入など懸念材料が増えた。本県が試行する県富士登山事前登録システムの抑止効果は見通せず、不安を拭いきれないまま開山を迎える関係者もいる。 富士宮や須走ルートの山小屋によると、円安や新型コロナウイルス禍の収束により、特に訪日観光客の個人、ツアー予約が堅調。関係者から「予約の7、8割が外国人」「旅行代金のつり上がりの影響か、日本の旅行会社の方が苦戦している印象」などの声
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駿府城公園中堀で今年もライトアップ 11月から実施予定
静岡市葵区の駿府城公園中堀(二ノ丸堀)を生かしたまちづくりを進める「駿府城公園中堀水辺空間活用会議」は9日、市役所静岡庁舎で会合を開き、中堀のライトアップ事業「すんぷらんぷ」を2024年度も実施することを決めた。すんぷらんぷは常葉大の学生が中心となり、22年度から続けている。24年度は11~12月ごろに行う予定で、8月から準備を始める。会長を市長から都市局長とする規約改正案も承認した。
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伊豆市サイクルセンター「水遊び広場」 24日オープン
伊豆市大野の日本サイクルスポーツセンターは24日、プールや床噴水を楽しめる水遊び広場を開設する。プールは10メートル四方で、昨年より一つ増やし、二つにした。9月1日まで。 入場券と乗り物券がセットの「とくパス」購入者は無料で利用できる。入場券のみの場合は、利用料200円(3歳以下無料)が必要。問い合わせは同センター<電0558(79)0001>へ。
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大谷選手の田んぼアート⚾岩手で見頃 菊川市参加「ホームラン王」のリレー企画も
野球の米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手を描いた田んぼアートが、郷里の岩手県奥州市で見頃を迎えている。ホームランを確信し空を見上げてバットを放す姿が鮮やかに浮かび、傍らには愛犬デコピンもいる。大谷選手へのエールを込めた夏の風物詩になっており、地元の実行委員会によると、7月いっぱい楽しめる。 緑や黄、紫などに色づいた7種類の稲が育ち、絵文字を交えた「野球しようぜ」のメッセージも映える。今年は新潟、埼玉、菊川市、東京、鹿児島の田んぼアートと連携し、それぞれに書かれた1文字をつなぎ合わせると「ホームラン王」になるリレー企画も実施した。 奥州市の小学5年千田創太さん(10)は「ホームランを打ち
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懐かしの静岡鉄道 乗車券や制帽、模型で歩みたどる 静岡で企画展
明治時代から静岡の地域交通を支えてきた静岡鉄道の歩みを振り返る企画展「走れ!しずてつ」が9月1日まで、静岡市葵区の市歴史博物館で開かれている。 静岡茶を海外に輸出しようと茶問屋の集まる同区安西と清水港を結ぶ目的で始まった同鉄道が、静岡の発展に寄与してきた歴史を当時の乗車券や制帽など貴重な資料70点とともに紹介している。 初日の6日は家族連れや鉄道ファンなどが多く訪れた。同鉄道が新静岡セノバ(同区)の前身「新静岡センター」を開業した当時の写真を見ながら「懐かしいね」と思いをはせる夫婦や、A3000形車両の模型を見つけて喜ぶ子どもの姿が見られた。焼津市から訪れた山本克郎さん(85)は「静岡
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松崎・石部棚田 なまこ壁出現! 「田んぼアート」が見頃、8月上旬まで
眼下に駿河湾を一望できる松崎町の石部棚田で、松崎を象徴する伝統のなまこ壁を題材にした「田んぼアート」が見頃を迎えた。町振興公社が初めて企画し、5月に地元の松崎小児童が田植えに参加するなど住民の手作りで準備。8月上旬まで楽しめそうだ。 150平方メートルほどの棚田に白や黒などの稲4種を植え、なまこ壁の格子模様やチョウの表現を試みた。 公社によると、やや生育が悪い箇所はあるものの、風に揺れる稲が水面を覆い始めた。奥に望む駿河湾や伊豆の山並みと共演し、夏の景観に彩りを添えている。
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トウモロコシ畑に迷路つくるぞ! 函南・オラッチェ 13~15日プレオープン
函南町丹那の酪農王国オラッチェで6日、酪農の飼料用トウモロコシを栽培する畑を活用した巨大迷路づくりが行われた。13~15日のプレオープンを前に町内の小学生の親子24組が参加し、スタッフの指示を受けながらトウモロコシや雑草を刈り取った。 約5000平方メートルの畑を使った迷路は夏の人気イベントで、今年で21回目。コースはスタッフが毎年、試行錯誤しながら考えている。今回は通過しないとチェックポイントやゴールにたどり着けない地点をつくり、難易度を上げた。現在1~1.5メートルほどのトウモロコシは本番では2メートルくらいまで成長し、視界を阻む。 開催期間は20日から9月1日まで。参加費は3歳以上
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あやめ御前しのぶ風車4000個 伊豆の国で祭り
伊豆の国市の伊豆長岡地区で7日、平安時代に絶世の美女として知られた同市出身のあやめ御前をしのぶ源氏あやめ祭(市観光協会主催)が開かれた。同地区のシンボル「源氏山」で、奉納風車イベントや夜間ライトアップを実施した。 奉納風車イベントでは、あやめ御前広場に約4千個の風車を飾った。風を受けて回る色とりどりの風車が訪れた人たちを楽しませた。ライトアップは古奈地区と長岡地区を結ぶ遊歩道沿いが舞台で、手すりに電球をつるし、足元に灯籠を並べた。 子ども向けイベントや踊り、ステージなどが繰り広げられた。 風車は7月末まで設置を続ける予定。 (大仁支局・小西龍也)
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駿河湾海底熟成ワイン「まろやか」 観光施設「土肥金山」で開栓式、来場者が飲み比べ
駿河湾の海底で熟成させた辛口の赤ワイン「LOVE Mare(ラブ・マーレ)」の開栓式が7日、同市土肥の観光施設「土肥金山」で開かれ、来場者が熟成の味を楽しんだ。 ワインは同市の中伊豆ワイナリーヒルズ生産の「伊豆ヤマ・ソービニオン2022」。伊豆市商工会土肥支部が伊豆漁協土肥支所や地元ダイバーらの協力を得て5カ月間、同市八木沢沖の水深約20メートルの海底に130本を静置した。引き上げ後は温度変化の少ない同金山の坑道で約2カ月間、追加熟成させた。 式典では観光客らが通常のワインと飲み比べ、「飲みやすい」「まろやか」と口をそろえた。ラブ・マーレは今年、市の認定ブランド「アマギフト」に選ばれた。
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浜松交響楽団 中央区で7月21日 ファミリーコンサート 練習に熱
浜松交響楽団による童話をモチーフにした演奏会「第18回浜松いわた信用金庫 夢に追いかぜコンサートin浜松」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が21日午後2時から、浜松市中央区のアクトシティ浜松中ホールで開かれる。本番に向け、楽団員たちが練習に励んでいる。 R・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」、メンケンの「美女と野獣」序曲、チャイコフスキーのバレエ組曲「眠れる森の美女」を演奏する。語りも入る。 同楽団の美和雅樹理事長は「大人も子どもも楽しめるファミリーコンサートになっている。場面を思い浮かべながら楽しんでほしい」と話す。 問い合わせは浜松交響楽団事務局<電053(454)67
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水辺で乾杯! 川の駅・伊豆城山で七夕イベント 来場者 ビアガーデン楽しむ
川の駅・伊豆城山(伊豆の国市神島)で7日、七夕イベントが開かれた。ビアガーデン形式で開催し、来場者が狩野川沿いの広場で飲食を楽しんだ。 日本の水辺の新たな可能性を見いだす官民協働プロジェクト「ミズベリング」の一環。同日午後7時7分に全国一斉で乾杯するイベントで、定刻に合わせ参加者が杯を高らかに掲げた。 アユのつかみ取りや自転車の試乗体験もあった。施設指定管理者のJM(東京都)が主催した。
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短冊に願い込め 買い物楽しむ 小山町で七夕マルシェ
小山町の足柄ふれあい公園は7日、七夕マルシェを同園で開いた。親子連れが短冊をササに飾り付け、多彩な出店巡りを楽しんだ。 4月からの「おやまを耕そうコンソーシアム」による指定管理後、初めての企画。子どもたちは公園に到着すると短冊を受け取り、「ばあばが早く退院できますように」「ピアノが上手になりますように」などと願いを書き込んだ。町内の園児が事前に作った色とりどりの短冊も飾り、七夕の雰囲気を盛り上げた。 マルシェでは、同園直営の農園で育てたジャガイモやサニーレタス、地元農家が収穫した新鮮な野菜が直売された。キッチンカーや町民らによる雑貨販売の出店、パークゴルフの企画ブースなども展開された。
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弁天島花火、浜松に夏の到来告げる
浜名湖の夏の風物詩「弁天島花火大会」(実行委主催)が6日、浜松市中央区の弁天島海浜公園で開かれた。約千発を打ち上げ、家族連れなどを魅了した。 次々と打ち上がる花火が夜空を彩った。最後に色鮮やかなスターマインで締めくくった。打ち上げ前は、地元の吹奏楽団やキッズダンサーなどが演奏やパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。
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トウモロコシ求め人波 箱根西麓産 高品質「坂もの」アピール 三島でまつり 初開催
JAふじ伊豆は6日、三島市の三島スカイウォークをメイン会場に「三島とうもろこし祭り」を初開催した。「坂もの」と呼ばれる高品質の農産物を生み出してきた箱根西麓の新たな人気商品を観光客にアピールした。 箱根西麓で育つトウモロコシは、甘くて味が濃いのが特徴。甘みが凝縮する早朝に収穫するため生のままでもおいしく食べられる。 今回は収穫真っ盛りとなった実の色が違う「ゴールドラッシュ」「ゆめのコーン」「ピュアホワイト」の3種類を用意。午前9時の開始時には長蛇の列ができ、15分ほどで売り切れる品種もあった。焼きもろこしやトウモロコシを使ったクラフトビールも販売。トマトやナス、葉ショウガ、枝豆など旬の野
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焼津でおいしい新商品集結 「いちまるマルシェ」にぎわう
焼津市の食品水産業いちまるは6日、恒例の「いちまるマルシェ」を同市浜当目の食品工場で開き、静岡県内の食品メーカーや飲食店など新規10店を含む45店が出店した。今回は「チャレンジマルシェ」と題し、45店のうち10店が新商品を並べた。7日まで。 新商品を販売する出店者を応援するため、こだわりや開発秘話を事前に折り込みチラシ、SNSでPRした。鹿児島県産の黒豚を使用したギョーザや、かまぼこでひき肉の食感を再現したキーマカレー、だしいなりと卵焼きのセットといった10点以上の新商品が集まった。各店自慢の人気商品もあり、多くの来場者でにぎわった。 「いちまるマルシェ」は2020年7月から始まり、4周
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「ピカチュウ」や「イーブイ」ポケモン工芸展 熱海・MOA美術館で開幕
ゲームやアニメが世界的な人気を誇る「ポケットモンスター」にちなんだ工芸品を一堂に紹介する「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見」が6日、熱海市桃山町のMOA美術館で始まった。9月9日まで。 人間国宝から新進気鋭の若手までの作家20人がポケモンと向き合い、陶器や金属、染織、ガラスなど多種多様の工芸品約70点を出展した。「ピカチュウ」「フシギバナ」「イーブイ」といった人気のポケモンたちを題材にしていて、大勢の親子連れやファンが鑑賞している。 国内で3会場目の開催。初日はピカチュウが来館客を出迎え、日本伝統の文様「工字つなぎ」の着物姿で歓迎。監修した国立工芸館の唐沢昌宏館長は開幕セレ
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夏だ!熱海だ!海開きだ! 3海水浴場、8月25日まで
熱海市内の3海水浴場(熱海サンビーチ、長浜、網代温泉)が6日、一斉に海開きした。開設期間は8月25日までの51日間。夏の行楽客が待ちわびた海水浴シーズンの到来に、地元関係者が期間中の安全と盛況を祈った。 JR熱海駅から最寄りの海水浴場となる熱海サンビーチでは、市観光協会の安全祈願祭が行われた。毎夏10万人近くが来場する市内屈指の海岸で、中島幹雄会長は「今夏は外国人を含め多くの観光客が訪れるはず。安全安心のビーチにしたい」と力を込めた。 熱海サンビーチには13日から、海上遊具を楽しめる「ウオーターパーク」が開設される。遊泳が可能な時間は3海水浴場のいずれも午前9時~午後4時。
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JR三島駅北口の時計カバー落下 けが人なし
6日午前4時45分ごろ、JR三島駅北口の東海道新幹線改札正面に設置された発車掲示機の時計カバーが落ちているのを警備員が発見した。JR東海静岡支社によると、けが人はいなかった。 時計カバーはアクリル製で重さ約2・5キロ、縦約94センチ、横約44センチ、厚さ約5ミリ。地上から約2・2メートルの高さに設置されていた。出発時刻などを知らせる上りと下りの二つの掲示機に挟まれる形で時計は取り付けられていた。発見直前に落下したとみられ、当時は営業開始前だったため一般の人は改札内に入れなかった。同社が原因を調べている。
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日本平まつり シャトルバス減便 東静岡駅発着のみ運行 7月24日
静岡市清水区の日本平ホテル野外庭園で24日に開催する「第39回日本平まつり」の実行委員会は6日までに、会場への交通手段として予定していたシャトルバスを今回は減便すると明らかにした。これまではJR東静岡駅発着と同清水駅発着の2系統だったが、東静岡発着のみとする。 運転手の労働時間の規制強化による「2024年問題」を受けての対応。当日午後4時から同10時までは日本平山頂に通じる道路は車両通行止めとなり、マイカーでの来場はできなくなる。実行委では東静岡発着のシャトルバスかタクシーの利用を呼びかけている。 まつりでは「霊峰富士と天空の花火芸術」をテーマに、約1万2千発の花火を打ち上げる。
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注染浴衣の魅力感じて きょうまで展示会 浜松市中央区
浜松市の地場産品「注染浴衣」をPRする「注染・ゆかた・和装展」(県繊維協会など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が6日、同市中央区の市ギャラリーモール・ソラモで始まった。7日まで。 地元の染め物の卸売業者や工場などがブースを構えた。新作の浴衣や作務衣(さむえ)を展示したほか、反物やハンカチ、ランチョンマットなどを販売。伝統技法の注染の実演や体験コーナーも設けた。 和装で来場した人に扇子をプレゼントする企画や、浴衣姿の「出世大名家康くん」と記念撮影できる催しを展開している。高校生による吹奏楽、津軽三味線の演奏や、着付けパフォーマンスといったステージイベントも行う。
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ちびまる子ちゃん神社登場 家族連れでにぎわい 清水七夕まつり
静岡市清水区で開催中の清水七夕まつりの企画「ちびまる子ちゃん神社」が、7日までの祭り期間中、清水銀座商店街内の旧多賀書店で行われている。 ちびまる子ちゃんの顔はめパネルや輪投げ、射的などのコーナーが設けられ、写真を撮る人や家族連れなどでにぎわった。キャラクターがデザインされた短冊に願い事を書き、ササに飾り付けることもでき、担当者によると、初日から短冊の重みでササが垂れ下がるほどの盛況ぶりだったという。 開催は午前11時からで、6日は午後8時、7日は同7時まで。6、7日には七夕飾りを作る子ども向けのワークショップブースも設置する。
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レッサーパンダ「風太」21歳に 国内最高齢 日本平動物園生まれ
後ろ脚で直立する姿で人気を集めた千葉市動物公園のレッサーパンダ「風太」が5日、21歳になった。園によると、国内で現在飼育されている中では最高齢で、人間なら老年。飼育担当者は「長生きしてもらえるよう、無理をさせない」としており、今後は気温や体調次第で公開中止の日もありうるとしている。 園は誕生会を開いたが、気温が高かったため風太は来園者らの前に現れず。年齢があしらわれた好物のリンゴなどを飼育施設内で贈られる様子が、モニター映像で中継された。ファン歴17年という東京都内の40代女性は「マイペースで生活してほしい」と笑顔で映像を見守っていた。 風太は右目が白内障で、歯も抜け始めている。暑さの影
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夏空にディズニーの魔法、今年も 20日の安倍川花火でドローンショー ダッフィーバスの展示も
東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドは4日、静岡市葵区で20日に開かれる安倍川花火大会でドローンショーを実施すると発表した。昨年に続き2度目で、ドローンを前回の700基から1500基に増やし、きらきらと輝くディズニーキャラクターを夜空に浮かび上がらせる。 ショーは午後7時半から15分間上演する。東京ディズニーシーに6月にオープンした映画「アナと雪の女王」などがテーマの新エリア「ファンタジースプリングス」を題材に、ディズニーの定番曲に合わせてドローンを飛ばす。 市立新通小の校庭には、人気キャラクターの「ダッフィー」のぬいぐるみと同じようなふわふわした生地で車体
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清水七夕まつり開幕 「まるちゃん」「シズラ」など竹飾り83本、アーケード彩る
静岡に夏の訪れを告げる風物詩「第70回清水七夕まつり」(実行委主催)が4日、静岡市清水区の清水駅前銀座商店街などで開幕した。地元出身のさくらももこさんの漫画「ちびまる子ちゃん」や同区の広報キャラクター「シズラ」をモチーフにした竹飾り83本が7日までアーケード内などに飾られる。 昨年より11本増えた竹飾りは商店街関係者や市民らが手作りした。期間中は食べ物の屋台が多数出店するほか、準備したササに子供たちが願い事を飾り付けたり、輪投げや射的を楽しめたりする人気イベント「ちびまる子ちゃん神社」などが予定される。 実行委によると昨年は約37万人が訪れた。担当者は「毎年静岡県外からも観光客が訪れる清
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御前崎の海 もっと満喫!! アクティビティーボート導入 13日に子ども無料体験
海水浴を満喫してもらおうと御前崎市の海の交流拠点施設「渚の交番」が、8人乗りアクティビティーボート「カツオなぶら号」を導入した。水上オートバイでボートをけん引し、海面を疾走する。同施設は13日の海開きに合わせ、マリンパーク御前崎海水浴場で子どもを対象に無料体験会を開く。 ボートはバナナボートと呼ばれ、またがって乗る。マリンレジャーとして人気で、水上オートバイが曲がる遠心力で海に身を投げ出されたり、波にぶつかって弾んだりして遊ぶ。 資金はクラウドファンディングで90万円を集め、昨年まで使用していたボートを買い替えた。デザインは市内在住の画家Jiro(本名・鈴木次朗)さんが手がけ、市特産のカ
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三島箱根西麓のトウモロコシ「甘くておいしい」 旬迎え6日に祭り 「坂もの」の代表格へPR
三島市の箱根西麓で栽培されるトウモロコシが旬を迎えている。昔から高級野菜として全国的にも評価の高い「坂もの」の新たな代表格をPRしようと、「三島とうもろこし祭り」が6日、三島スカイウオークをメイン会場に開かれる。 寒暖差があり土質に恵まれた箱根西麓で育つ野菜はジャガイモや大根などを中心に評価が高い。トウモロコシの生産は約10年前から広がり始め、甘みが凝縮される朝採れの魅力から、地元を中心に人気が高まっている。 同祭りは、野菜の旬に合わせて開催する「坂もの野菜祭り」シリーズの第3弾。今回は地元野菜のおいしさを市外にも広げようと初めて観光施設で開催する。JAふじ伊豆のファーマーズマーケットみ
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大井川花火 今年から前倒し 8月1日、ポスターでPR
島田市の大井川河川敷で8月1日に開かれる「第37回大井川大花火大会」(市観光協会主催)のポスターが完成した。例年は同10日に実施していたが、天候不順による延期が多かったため、今年から日程を早めたことをPRしている。 当日は午後7時から、スターマインや創作花火など約1万発を大井川の両岸から打ち上げる。会場はJR東海道本線大井川鉄橋―県道島田岡部線大井川橋間の河川敷。雨天などの場合は同10日に延期する。 問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
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富士山3登山道 10日に全面開通 本県側
静岡県は3日、富士山の静岡県側登山道3ルートの冬季閉鎖を10日午前9時に解除すると発表した。1日に山開きした山梨県側の吉田ルートと併せ、富士山頂に通じる4登山ルートが全て開通する。 通行可能になるのは須走ルートが5合目から、御殿場ルートが新5合目から、富士宮ルートが6合目からそれぞれ山頂まで。いずれも積雪のため全面通行止めにしていた。県道路保全課によると、案内標識の設置や誘導ロープの補修といった安全確保対策の見通しが立った。 富士山5合目につながる富士宮口の富士山スカイラインと須走口のふじあざみラインでは7月10日~9月10日の63日間、マイカー規制を実施する。規制期間中は5合目駐車場ま
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8月、親子映画会 1000人無料招待 遠州信金 浜松市中央区
遠州信用金庫(浜松市中央区)は8月24日、「えんしんファミリー映画会」を同区のアクトシティ浜松中ホールで開く。午後2時開演。7月1日から無料招待する千人(先着順)を募集している。 上映映画は「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」(日本語吹き替え版)。鑑賞希望者は、遠州信金の本店・各営業店窓口で配布する申込書に必要事項を記入して応募する。 問い合わせは、同信金地域サポート部<電053(472)2127>へ。
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伊豆箱根鉄道駿豆線 24年度中にタッチ決済導入
伊豆箱根鉄道(三島市)などは2日、交通系ICカード利用ができない駿豆線で、クレジットカードなどによるタッチ決済乗車サービスを本年度中に開始すると発表した。静岡県内ではバスへの導入事例はあるが、現時点で鉄道での事例はないという。インバウンド(訪日客)の活用も想定し、利用者の利便性向上を図る。 同社は、交通系ICの検討も進めてきたが、導入や運用にかかる費用に見合う投資効果が得られないと判断し見送ってきた。今回導入する三井住友カード(東京)が提供するシステムは、交通系ICよりもコストが低かった点も決め手となったという。 タッチ決済に対応するクレジットカードだけでなく、カード情報が設定されたスマ
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東京駅に“茶畑”出現 7種の緑茶飲み比べ、茶摘み体験も 島田市、8日までPRイベント
島田市は2日、緑茶を軸に市の魅力をPRする「推し活は茶畑で。」をJR東京駅のイベントスペース「スクエアゼロ」で開始した。茶畑をイメージし、本物の茶樹を各所に配置した空間で、製法によって味わいの違う緑茶やスイーツを楽しむことができる。8日まで。 シティープロモーション「島田市緑茶化計画」の一環。火入れや蒸し具合の異なる7種の緑茶や緑茶ハイ、緑茶ソフトクリーム、市内菓子店の商品を使った緑茶パフェが並んだ。茶の歴史や特徴を紹介する体験プログラムも用意し、参加者は茶葉の手触りや香りを確かめたり、簡易的な茶摘みを体験したりした後、7種の緑茶を飲み比べてお気に入りの種類を発表した。 観光で都内を訪れ
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「清水七夕まつり」4日から4日間 駅前銀座商店街などでイベントや屋台
「第70回清水七夕まつり」(実行委主催)が4~7日までの4日間、静岡市清水区の清水駅前銀座商店街などを会場に開かれる。 期間中は商店や企業、学校で工夫を凝らして制作した七夕飾りを商店街に掲出するほか、イベント「ちびまる子ちゃん神社」の開催や屋台の出店が予定されている。関連行事として、ちびまる子ちゃんマンホールなどを回るスタンプラリーも9月30日まで実施する。 祭りは全日午前11時からで、初日と最終日は午後8時まで、5、6の両日は午後9時まで。
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沼津あげつち商店街で「御商印」集めよう 「ラブライブ!」とコラボも 8店舗 業態ちなむ道具描く
沼津市の沼津あげつち商店街振興組合はこのほど、御朱印を模した「御商印」の販売を始めた。商店街が登場する人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラクターをデザインした御商印帳も売り出した。アニメファンや御朱印集めが好きなシニア層を引きつける。 誘客と回遊促進につなげようと企画した。8店舗が用意した御商印は、はがきほどの大きさ。ミシンやカメラなど各店舗の業態にちなんだ道具が描かれている。御商印帳のポケットに収納してコレクションできる。 発売日は先月下旬のJR東海主催のウオーキングイベントと重なり、店頭のポスターを見て関心を寄せる人も多かった。つじ写真館では2日間で御商印帳が140冊売
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せせらぎと深緑を満喫 三島の街中に川床登場、9月末まで 新たなにぎわい拠点に
三島市の白滝公園沿いを流れる桜川に1日、川床が登場した。水と緑に恵まれた三島ならではの空間を存分に体感できる新たなにぎわい拠点として、三島商工会議所が設置し、9月末まで常設する。マルシェやコンサートなどの貸し切りイベントや、市民の憩いの場として活用してもらう。 川のせせらぎと深緑の木々に囲まれた川床は幅10・8メートル、奥行き4・5メートル。1日(午前10時~午後9時)当たり5千円で希望者に貸し出す。既に音楽会やテントサウナ、マルシェなどの活用が決まっている。イベントがない日の日中(午前10時~午後5時)は一般開放し、公園内で水遊びする家族連れの休憩場所などとしての活用を見込む。 三島商
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7日で最後 ほおずき市PR 奥浜名湖観光協、本社総局訪問 浜松市
浜松市浜名区引佐町の竜ケ岩洞で7日に「いなさほおずき市」(奥浜名湖観光協会主催)が開かれるのを前に関係者が1日、同市中央区の静岡新聞社・静岡放送浜松総局を訪れ、イベントをPRした。28回目を迎える「ほおずき市」は今回で幕を閉じる予定で「最後もたくさんの人に来てもらいたい」と呼びかけた。 引佐町は全国的に有名なホオズキ産地。毎年出荷の最盛期に合わせて開催し、夏の風物詩として親しまれてきた。当日は枝もののホオズキの販売やほおずき人形の制作体験会、キッチンカーの出店などを予定。食用のホオズキを使ったアイスクリームも楽しめる。 知名度向上に一定の成果が見られたことや農家の負担軽減の観点から終了を
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「ゆるキャン△ SEASON3」新ラッピング列車お目見え 天竜浜名湖鉄道
天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は30日、人気テレビアニメ「ゆるキャン△ SEASON3」のラッピング列車の運行を始めた。シーズン前作から続く企画へのアニメファンの期待は高く、記念行事が行われた天竜二俣駅(同区)構内の転車台やホームは写真を撮る見物客でにぎわった。 事前に申し込んだ約50人が、同区の天竜二俣・西鹿島駅間の往復を楽しんだ。アニメはキャンプ好きの女子高生たちの日常を描いており、同鉄道の沿線地域にゆかりがある場所が登場する。温かみのある水色や緑、オレンジ色を基調とした車体には登場人物のイラストなどがあしらわれた。 同鉄道は2021年2月から3年間、同アニメのシーズン2のラッピング
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”恐竜”着たまま防災学習 レースも白熱 浜松・葵西自治会
浜松市中央区の葵西自治会は30日、地域活性化を目的としたイベント「楽しんで防災が身に付くティラノサウルスレース葵西」を葵西小体育館で開いた。親子連れら約20人が、恐竜の着ぐるみを身に付けて競争したり、防災に関するクイズに答えたりして交流を深めた。 青や緑、ピンクなど色とりどりの〝恐竜〟たちが、小学生以下の「幼獣の部」と中学生以上の「成獣の部」に分かれ、約15メートルのコースを走る速さを競った。短い手足で必死に走るコミカルな様子に、会場から歓声が上がった。 着ぐるみ姿のまま、災害時の避難方法や必要な備蓄に関する「○×クイズ」にも挑戦。参加賞として簡易トイレやブランケットといった
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夏休みの自由研究、熱海でいかが 親子で漁や競り体験 星野リゾート企画
熱海市のホテル「星野リゾート リゾナーレ熱海」は今夏、地元の漁師や魚市場の協力で企画した宿泊商品「フィッシャーマンズ アカデミー」を提供する。漁や競り、未利用魚の調理を親子で体験する機会を設け、子どもの夏休みの自由研究に役立ててもらう。 都内の会社員今瀬昭彦さん(44)と長女の梨緒さん(8)が29日朝、一足早く体験を楽しんだ。漁船「静丸」を操業する島康之さん(64)の案内で熱海港を出発し、伊豆山沖の刺し網の漁場へ。船上から懸命に網を引き、ホウボウ、コチ、ミシマオコゼ計5匹とアサヒガニ10杯を捕獲した。 水揚げした魚介類は熱海魚市場(宇田勝社長)で特別に競りにかけられ、地元鮮魚店が買い取っ
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大井川鉄道新社長・鳥塚亮氏が就任「鉄道での地域活性化、現場主義で示す」 えちごトキめき鉄道を再建
大井川鉄道(本社・島田市)は28日、株主総会と取締役会を開き、鈴木肇社長(61)が退任し、えちごトキめき鉄道(新潟県上越市)前社長の鳥塚亮氏(63)が社長に就任する人事を決定した。鳥塚氏は島田市内で記者会見し、「経営の立て直しと全線復旧が喫緊の課題。公共交通としての役割だけでなく、観光誘客など鉄道による地域活性化を現場主義で示していきたい」と抱負を述べた。 えちごトキめき鉄道などで観光列車が成功した経験を踏まえ、「静岡県は富士山や空港があり、食も豊富。もう少し客単価の高い観光列車をやってみたい」と意欲を示した。その上で、「地方鉄道を上手に活用することで、地域の疲弊を減速できる」と述べた。
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謎解きしながら焼津周遊しよう 学生団体開発のアプリ活用 1日から、市観光協会
焼津市観光協会は7月1日から、スマートフォンのアプリを使い、市内が舞台のスタンプラリーと謎解きラリーの企画を半年間にわたり開催する。アプリは浜松市浜名区出身で筑波大4年の土戸翔太さん(23)=沼津高専出=が代表を務める学生グループ「チームKIOKU(キオク)」が開発。利用者のデータ分析が可能なデジタルツールを活用した試みで、さらなる観光振興を図る。 同企画はスタンプラリーを2コース、謎解きラリーを1コース用意。コース選択の後、それぞれに設定された7~9カ所の市内のポイントを巡ってスタンプの獲得や焼津にちなんだ謎解きを行う。チェックポイントでアプリを起動し、参加する仕組みとなっている。 ア
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「沼津夏まつり」盛り上げよう 人気Tシャツ1500枚製作 1日から市内で販売
沼津市中心部で7月27、28の両日開催する「沼津夏まつり・狩野川花火大会」の実行委員会はこのほど、大会をPRするTシャツとポスターを作製した。毎年完売する人気のTシャツは、前年より100枚多い1500枚を製作。 Tシャツは白地にロゴや御成橋、花火、うちわなど夏祭りをイメージするデザインとなっている。ポスターは千枚作り、当日のさんさん通りのにぎわいを表現した。 価格は千円。1日から、市役所と沼津駅ビル観光案内所、沼津商工会議所、三の浦総合案内所、戸田観光協会で販売する。 6日午前10時~正午のみ、沼津仲見世商店街の旧マルサン書店前でも240枚限定で販売する。 問い合わせは市広報課<電0
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横断幕やササ飾り、巨大短冊…願い込め 沼津仲見世商店街で七夕まつり開幕
沼津市の沼津仲見世商店街で28日、仲見世七夕まつり(沼津仲見世商店街振興組合主催)が始まった。手作り感のある色とりどりの七夕飾りが来場者の目を楽しませている。7月7日まで。 約260メートルのアーケード街に、各店のほか、沼津西と沼津中央、沼津商の各校の生徒による工夫をこらした横断幕、市内園児が作ったササ飾り、児童による巨大短冊を設置。全長約50メートルの巨大短冊に来場者が願いを書くコーナーも設けている。
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静岡県西部で唯一!浜松・ソラモに「ポケふた」 旋律奏でる「メロエッタ」とウナギに似た「シビルドン」
ゲームやアニメが世界的人気を誇る「ポケットモンスター」のキャラクターがデザインされたマンホールのふた「ポケふた」が28日、浜松市中央区の市ギャラリーモール「ソラモ」に設置された。静岡県内5カ所の設置場所の一つで、県西部では同所のみ。音楽やウナギといった浜松にちなんだキャラクターのオリジナルデザインに仕上がっている。 ピンク色で縁取ったマンホールのふたに、旋律を奏でる「メロエッタ」とウナギに似た形状の「シビルドン」がかわいらしく描かれている。業者がふたを取り付けると、多くの通行人が足を止めて写真を撮り、中には声を上げて喜ぶファンの姿もあった。 「ポケふた」は株式会社「ポケモン」(東京都)が
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SAや観光施設 高速道で巡って 静岡県道路公社 7月1日から周遊イベント
静岡県道路公社などは7月1日から、県内の高速道路や有料道路を使った周遊観光を促す「スイスイっと静岡 西へ東へスタンプラリー」を実施する。11月30日まで。 計62カ所の対象施設のうち、東名・新東名のサービスエリアかパーキングエリア1カ所、有料道路(はまゆう大橋、伊豆スカイライン、箱根スカイライン)1カ所、観光施設3カ所の計5個以上のスタンプを集めて応募する。買い物券や地場産品などが当たる。 対象施設でパンフレットを入手し、専用ポストに投函(とうかん)するか郵送で応募する。イベント詳細は県道路公社ホームページで確認できる。 問い合わせは同公社<電054(254)3424>へ。
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三霊山訪ねて特産品ゲット 7月1日から周遊イベント
日本三霊山(富士山、立山、白山)がある静岡、富山、石川の3県連携事業の一環として、デジタルスタンプラリーが7月1日から始まる。獲得ポイントに応じ、3県の特産品が抽選で計150人に当たる。11月30日まで。 三霊山信仰の拠点となる神社や周辺の観光地に設定された300カ所のスポットを巡り、スマートフォンアプリでポイントを集める。3県の各エリアで10㌽以上を獲得して応募した場合、当選者には1万5千円相当の特産品がプレゼントされる。アプリ「日本三霊山巡り」をダウンロードして参加する。 10月26、27の両日には三霊山を周遊するバイクラリーも開催する。参加希望者は、日本ライダーズフォーラムのウェブ
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浜松の夏、屋根付きテラスで乾杯! 28日からビアガーデン オークラアクトホテル浜松
浜松市中央区のオークラアクトシティホテル浜松は28日から、ビアガーデンの営業をアクトタワー2階のガレリアモールで始める。9月7日まで。 開放的な屋根付きテラスで鶏の唐揚げ、魚介のブイヤベース、砂肝と野菜のアヒージョなどの料理約30種類を用意し、飲み物はビールやワインのほか、ノンアルコールのカクテルなど50種以上を提供する。27日にプレイベントを開き、関係者が一足早く楽しんだ。 営業時間内(午後5時半~午後9時)の食べ放題・飲み放題。料金は大人6千円など。昨年は1万人以上が利用したため、今年は営業期間を約1週間延長した。問い合わせは予約センター<電053(459)1455>へ。
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河津七滝に響く涼しげな音色 色とりどり風鈴60個 8月末まで
河津町の観光名所として知られる「河津七滝」の遊歩道沿いに27日、色とりどりの風鈴が設置された。7月1日から8月31日まで開くイベント「風涼渓(ふうりょうけい)」(河津七滝観光協会主催)の一環。緑豊かな散策路に風鈴と滝の涼しげな音が響き、癒やしの空間が広がる。 27日は協会員10人が、風鈴60個を設置した。七滝茶屋ガラス工房の福司康介さん(46)が手作りした吹きガラスの風鈴を、高さ約3メートルの木枠につるした。黄色や青色などを基調にした風鈴は、滝つぼの水がうねる様子を表現した。 イベントは今回で10回目を迎える。鈴木彰治会長(59)は「交流サイト(SNS)で取り上げてもらい、認知されてきた
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品川駅に特大パネル 静岡県沿線の魅力「出発進行」 鈴木のりたけさん(浜松出身)デザイン【東海道新幹線開業60年】
JR東海の東海道新幹線開業60年を記念し、浜松市出身の絵本作家鈴木のりたけさんがデザインした縦4・5メートル、横8メートルの特大パネルが25日、東京・品川駅の新幹線改札内にお目見えした。富士山や熱海市の海、うなぎパイなど静岡県の景色や名産を含めた沿線の魅力が温かみのあるタッチで描かれている。同じデザインのポスターが7月から、県内をはじめ計17の新幹線駅に掲示される。 同社が利用者に感謝の気持ちを伝えようと制作した。同社元社員で、新幹線を紹介した絵本作品もある鈴木さんにデザインを依頼。「あなたと新幹線と60年。」をコンセプトに、富士山を窓越しに眺める少年、帰省する親子、一世を風靡(ふうび)し
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JR東海道線 静岡~沼津間6駅無人化 2025年6月から
JR東海は25日、静岡県の在来線の6駅を2025年6月ごろから無人化すると発表した。現在は駅員が対面で応対しているが、遠隔からのモニターを使った案内やカメラでの監視などに切り替える。必要があれば、係員が無人駅に出向いて応対するという。 東海道線の片浜、東田子の浦、吉原、新蒲原、蒲原、由比の6駅。これまで駅員の不在時や休憩時間などに、切符の購入や乗り越し精算などの対応ができない時間があったが、券売機にモニター付きのインターホンを設置することなどにより、全ての時間帯で対応できるようになるという。
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狩野川花火大会の観覧券 沼津市民を先行抽選 先着順販売は7月7日から
7月27、28の両日に沼津市で開かれる沼津夏まつり・狩野川花火大会の実行委員会は30日まで、市民先行で観覧席券の抽選販売を受け付けている。 市民先行抽選販売(各日300マス分)は今回が初めて。CNプレイガイドの専用サイトから申し込み、当落は3日に発表する。 先着順の一般販売(同)は7日午前10時から。専用サイト、またはセブン―イレブンのマルチコピー機で販売する。同日は午前9時から午後3時まで、キラメッセぬまづでも各日200マス分を対面販売する。 価格は1マス(定員6人)8千~1万1千円。問い合わせは市産業政策課<電055(934)4744>へ。
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カエル「ケロケロ」鳴き声や生態の違い紹介 松坂屋静岡店で7月15日まで企画展
松坂屋静岡店(静岡市葵区)内の都市型水族館「スマートアクアリウム静岡」は7月15日まで、梅雨時期などに繁殖し、活発に鳴くカエルの生態や鳴き声の違いを紹介する企画展を開催している。 展示されているのは、市内に生息するニホンアマガエル、ヌマガエル、シュレーゲルアオガエルのほか、繁殖地や時期が似ているアカハライモリの計4種類。飼育ケースの前には、飼育員が生息地で録音したというそれぞれのカエルの鳴き声を聞けるスピーカーや、生態の特徴を解説したパネルが設置されている。 同館の真野光晃館長は「鳴き声の違いなどを知ることで、近所に生息するカエルに興味を持つきっかけになったらうれしい」と話した。
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明治~昭和初期活躍 ステンドグラス作家、小川三知の作品紹介
静岡市生まれで明治から昭和初期に活躍したステンドグラス作家小川三知(1867~1928年)の作品を紹介する特別展「静岡発! 小川三知のステンドグラス」が23日、同市葵区の市歴史博物館市民活動スペースで開かれた。 顕彰や作品の保存活動を続ける「小川三知を讃(たた)える会」が主催した。市内にかつて存在した商家・築地邸で使われていた窓ガラスをはじめ、ランプシェードなど現存する作品8点を並べた。風景を借景として取り込む透明ガラスを使った余白の多さや、日本画の流れをくむ花鳥風月の図案など、三知作品の特徴がわかる展示に仕上げた。 研究家による講演会と茶会も開き、会場は県内外からの来場者でにぎわった。
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遠鉄百貨店、埼玉・丸広百貨店で催事 地方連携で販路拡大へ
遠鉄百貨店(浜松市中央区)は26日から7月2日まで、埼玉県川越市の丸広百貨店川越店で物産催事「静岡ご当地フェア」を行う。10月下旬には丸広が遠鉄で催事を予定する。地方の百貨店同士で連携し、独自の品ぞろえを充実させ、新たな客の獲得や地元企業の販路拡大につなげる。 遠鉄は丸広の催事場で、菓子メーカー春華堂(浜松市中央区)のうなぎパイをはじめ、大和養魚(同区)の浜名湖産ウナギ、ぬくもり工房(同市浜名区)が遠州綿紬で手がける衣類や雑貨などを販売する。 催事を機に連携を強化し、提案のあった商品の相互販売や取引先の紹介といった営業面などでの協力を進める。遠鉄の担当者は「地方の百貨店で協力し合い、魅力
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紫誇る「ききょう寺」 森町の香勝寺で見頃
「ききょう寺」として知られる森町草ケ谷の香勝寺で、キキョウが見頃を迎えた。7月21日まで「ききょう庭園」を開園していて、参拝者が涼しげな青紫や白色の花を眺めながら散策を楽しんでいる。 約8千平方メートルの敷地に13種類約3万株を植栽。園内には風鈴やアジサイもあり、季節感を演出する。同寺によると、7月上旬に満開になりそうという。
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クマ対策グッズ 静岡県内店舗で販売増 夏山シーズン到来、目撃情報も多く
全国的にクマ出没のニュースが目立つ中、本格的な夏山シーズンを迎え、静岡県内の登山用品を扱う店舗でも鈴などのクマ対策グッズの売れ行きが伸びている。 静岡市葵区のスポーピアシラトリ静岡店はこれまでクマ対策グッズとして鈴、笛、スプレーを取り扱ってきたが、スプレーは現在在庫がなく、メーカーも欠品状態になっているという。 鈴は昨年夏から今年にかけて売り上げが増加しており、入荷数を4~5倍に増やしている。昨年、クマ出没のニュースが増えた時期には、鈴の在庫が一時的になくなってしまうこともあった。 同店の高橋直己主任は「音が鳴らないようにする機能が付いた鈴もあり、公共交通機関を利用して登山に出かける人
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【動画】「キャッツ電車」出発進行!
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【動画あり】「キャッツ電車」出発進行! 静岡鉄道車両をキャラ、名シーンで特別ラッピング 9月23日まで運行
来月幕を開ける劇団四季ミュージカル「キャッツ」の静岡ロングラン公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)の開催を記念したラッピング電車が25日から運行開始するのを前に24日、出発式が静岡市葵区の静岡鉄道新静岡駅で開かれた。 車体を「キャッツ」のイメージカラーである黒と黄色で彩り、ロゴマークや劇中の名場面を各所に貼った。扉の内側には演目に登場する猫の写真をあしらい、つり下げ広告も全て静岡公演の仕様に統一した。9月23日の千秋楽まで、2両編成で新静岡―新清水間を運行する。 出発式では鉄道を愛する猫「スキンブルシャンクス」役の一人、カイサー・タティクさん(28)が静岡鉄道から一日駅長に任命された
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梅雨も涼やか アガパンサス見頃 伊豆・修善寺虹の郷
梅雨を象徴する花の一つ「アガパンサス」が、伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で見頃を迎えている。天候に恵まれた24日には、薄紫の花びらと青空が重なり、晴れ晴れとした景色が広がった。開花状況は例年並みで、約100株を栽培している。7月中旬まで楽しめる見込み。 多彩なアジサイや、大きな花房が特徴のアナベルなども見頃を迎え、梅雨の花が景色を彩っている。 (東部総局・田中秀樹)
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西伊豆の夏「かも風鈴」目に耳に涼やか 88個限定 黄金崎クリスタルパークで引き売り
西伊豆町の夏の風物詩「かも風鈴」の引き売りが23日、同町宇久須の黄金崎クリスタルパークで行われた。町内のガラス作家らで構成する「西伊豆硝子舎」が企画する恒例行事で、メンバーが風鈴をつるしたリヤカーを引き回して心地よい音色を響かせた。 風鈴は海や空をイメージした青色を基調に、作家が吹きガラスの技法で一つ一つ手作りした。同日、同パークで販売が始まり、観光客らが手に取って品定めした。88個の限定販売で、無くなり次第終了する。 宇久須神社の拝殿で風鈴240個を展示する企画「西伊豆風鈴神社」も同日始まった。9月23日までの開催で、午前8時から午後5時まで。 かも風鈴は、旧賀茂村時代の2001年に
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まるでエイリアン!? 不思議なウミウシ「ヤマトメリベ」展示 浜松市中央区「ウォット」
浜松市中央区の浜名湖体験学習施設「ウォット」で、ウミウシの仲間では最大級の「ヤマトメリベ」が展示され、全長約40センチのくねくねとした不思議な姿が来館者の注目を集めている。同館によると、捕獲事例は少なく展示は珍しい。 透明な体にピンクの斑点模様があり、最大で50センチほどの個体も見られるという。頭巾と呼ばれる袋状の大きな口や、刺激を受けるとかんきつ類のような匂いを発するのが特徴。観光施設「海湖館」(湖西市)の職員が浜名湖で1日に捕獲し、ウォットに提供した。 ラッパ状に口を広げて餌を食べる姿に、訪れた親子連れらは「口がすごく大きい」「エイリアンみたい」と驚きの声を上げている。 同館での展
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祝!静岡市歴史博物館来館50万人 駿河区の山梨さん一家 29、30日に記念品配布
静岡市歴史博物館の累計来館者数が23日、50万人を超えた。節目の来館者となった同市駿河区の会社員山梨要さん(47)、さゆりさん(53)、類さん(8)の家族に同館オリジナルグッズや招待券などを贈り、大台突破を祝った。 同館は2022年7月にプレオープンし、23年1月に全面開館、同年2月に来館者数10万人を記録した。大石学館長は「市民が静岡の歴史を知りたがっているという実感がある」と手応えを語り、山梨さん家族と共にくす玉を割った。家族の中でも特に同館に親しんでいるというさゆりさんは「プレオープンの時も本オープンの時も列に並んで入館した。今川義元の息子の氏真について展示を見てみたい」と声を弾ませ
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赤ちゃん続々すくすく「可愛くって~どうしよう♪」 富士サファリパーク
裾野市の富士サファリパークで今月に入り、草食動物のベビーラッシュが起きている。 生まれたのは、ブラックバック(ウシ科)1頭とワピチ(シカ科)4頭、ダマジカ(シカ科)10頭。いずれもサファリゾーンで披露している。 23日も母親の後ろをよちよち歩きで追いかけたり、乳を飲んだりしてかわいらしい姿を見せ、来場者を楽しませていた。
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函南特産スイカ、甘くてシャリッ! オラッチェでPRイベント 重さ当て、アイスづくりも
函南町丹那の酪農王国オラッチェで22日、町特産の「函南西瓜(すいか)」をPRするすいか祭が始まった。23日まで。 函南西瓜の直売をはじめ、カットスイカも販売し、来場者は甘くてシャリシャリとした食感を楽しんだ。スイカ1玉が景品となる重さ当てでは、重さ10キロ以上あるスイカが並んだ。参加者は懸命に持ち上げ、一緒に訪れた家族や友人とともに話し合いながら予想した。 果汁を使ったアイスクリームづくり体験やスイカ模様のビーチボールをたたくゲームもあり、多くの家族連れでにぎわいを見せた。
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沼津・大泉寺「阿野祭」 悪天候のため中止
沼津市の大泉寺で23日、開催予定だった「阿野祭」は悪天候予想のため中止する。寺が発表した。
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#我こそ磐田のインフルエンサー 地元の"推し"をSNS発信 26人任命
磐田市は22日、地域の魅力をSNSで発信する本年度の「我こそはインフルエンサー」の任命式を同市上新屋の新造形創造館で開いた。市内外の26人が、地元の名所やグルメ、イベントなど〝推し〟を売り込む。 市の鈴木一洋経済産業部長が参加者に任命証を手渡した。参加者には月1回以上、「#磐田市」「#我こそはインフルエンサー2024」などのハッシュタグ(検索目印)を付けて、交流人口の拡大につながる市のPR投稿をしてもらう。 同市池田の会社員河合愛美さん(26)は「結婚を機に市内に引っ越してきた。活動を通じて磐田のことをもっと知りたい」と話した。参加者は、山梨県の女性インスタグラマーから地域の魅力を発信する
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湖西・鷲津で盆踊り 集まれ老若男女 駅前広場で29日フェス、商店主4人が企画
夏を前に盆踊りで老若男女が集う機会をつくろうと、湖西市鷲津の商店主4人が中心となって初めて企画した「踊ろフェス」が29日午後2~8時、JR鷲津駅前ひまわり広場で開かれる。 駅前の商店街活性化を目的に年数回のマルシェを開いていたメンバーが、夏祭りシーズンに向けて盆踊りを楽しむ場を企画した。演目は、湖西おいでん祭などで踊られる北原白秋作詞の「鷲津節」をはじめ、「湖西音頭」「心は360度」など5曲。広場に櫓(やぐら)を建てて実施する。 市内外のキッチンカーなど17店が並ぶ予定。午後3時からダンスパフォーマンス、5時から大食い大会、5時半からは浴衣ショーも繰り広げる。盆踊りは午後6時から。小雨決
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大祓に向け茅の輪 浜松・五社神社に設置
浜松市中央区の五社神社で21日、半年間のけがれを落とし、無病息災を願う30日の神事「夏越の大祓(はらい)」に向け、茅の輪(ちのわ)が設置された。 チガヤで作った直径約2・5メートルの茅の輪を神職らが拝殿前に設置した。権禰宜(ごんねぎ)の吉田暁史さん(41)は「茅の輪をくぐって、残り半年を元気に過ごしてもらえたら」と話した。 茅の輪は7月7日まで設置される。茅の輪のお守りや期間限定デザインの御朱印を7月末まで販売している。
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屋台や奉納花火 袋井・上山梨で祇園祭り 7月12~14日
袋井市上山梨地区の伝統行事「遠州山梨祇園祭り」が7月12~14日の3日間、同地区の山名神社を中心に開催される。 初日にみこしを御旅所の若宮八幡宮へと移し、2日目は奉納花火を打ち上げ、最終日にみこしを山名神社に戻す。3日間で6町の屋台の引き回しも行う。 屋台運行の統制責任者の高坂徹さん(37)は「地元の人はもちろん、町外の人も見に来て、老若男女問わず楽しんで」と話した。
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第1弾はディズニーストア! 新静岡セノバが催事スペース新設 物産展など多彩な企画で集客狙う
静岡市葵区の大型商業施設「新静岡セノバ」は21日、物販・催事スペース「セノバひろば」を開設した。同施設で普段取り扱わない品が並ぶ物産展などを誘致し、集客力強化を図る。静岡県内事業者に貸し出し、地場産品の発信も後押しする考え。第1弾企画として、ディズニーストアが7月15日まで出店する。 同施設5階の遊休スペース約350平方メートルを改装し、売り場や厨房(ちゅうぼう)、倉庫などを備えた。 ディズニーストアの期間限定店舗は県内初。トートバッグやぬいぐるみ、菓子など約600品を扱う。入り口付近に写真撮影スポットを設けた。 同施設を運営する静鉄プロパティマネジメントの小坂征広社長は「催事スペース
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焼津漁港で初開催フェス「ミナトライズ」概要発表 9月8日、入場無料、「ポリシックス」ら出演
焼津市の焼津漁港で9月8日に初開催する音楽フェスティバル「MINATO RISE(ミナトライズ)」の実行委員会は6月21日、出演者の一部と開催概要を発表した。「地元の方々が音楽に親しむ機会をつくりたい」との思いから、入場無料で実施する。 1997年結成のニューウェーブバンド「ポリシックス」や日本の文学作品を題材にした楽曲で知られるハードロックバンド「人間椅子」など8組の出演を明らかにした。当日は全10~20組が登場するという。 会場は焼津漁港親水広場ふぃしゅーなで、9月8日午前9時半開場、10時半開演。海鮮丼、浜松餃子、各種フルーツなど県内のさまざまな産物を楽しめる飲食エリアも設ける。
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「白い絹糸」揺れる 浜松市引佐町で手延べそうめん生産最盛期【動画あり】
浜松市浜名区引佐町で特産品「遠州手延べ麺」を手がける製麺所「いなさの郷」で、半生タイプの手延べそうめん作りが最盛期を迎えている。夏本番を前に贈答用への需要が高まり、従業員らが麺を延ばす作業に追われている。 作業は連日午前4時半ごろ、小麦粉に塩と水を加えてこねるところから始まる。同社によると、手延べそうめん作りには計23の工程があり、木製ざおにつるされた麺を2本の長い箸で延ばし、麺同士が張り付くのを防ぐ作業は「箸入れ」と呼ばれる。加藤剛社長(47)は父通夫さん(76)らと協力し、巧みな手さばきで次々と白い絹糸のような麺を完成させている。 半生タイプの生産は8月上旬まで続き、多い日では1日2
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アパレルブランド「niko and...」監修のモデルハウス 焼津・山田工務店、22日公開
焼津市の住宅メーカー山田工務店は22日、大手アパレルのアダストリア(東京都)のブランド「niko and...(ニコアンド)」が監修する住宅「ニコアンド エディットハウス」の本格的な販売を始め、中部地方で初となるモデルハウスを公開する。少子高齢化などを背景に国内の住宅市場が縮小する中、若年層に人気のブランドと連携することで訴求力を高める。 若年層人気獲得へ連携 アダストリアは昨年5月、IP(知的財産)ライセンス事業を手がけるリブサービス(熊本県)と共同で同事業を開始した。住宅メーカーに加盟を募り、ニコアンドの世界観を表現した住宅の内装や、パンフレットなどを提供している。 山田工務店は1
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梅雨知らせる「ササユリ」見頃 浜松市浜名区・奥山高原
浜松市浜名区引佐町の観光植物園「奥山高原」で、梅雨の時期に花を咲かせる日本固有種のササユリが見頃を迎えている。 入り口そばのササユリ園の斜面に白やピンク色の約200本が花を咲かせる。同園によると、見頃は例年より1週間ほど早く、今月末まで楽しめる見込み。 園の西側斜面では、約70品種1万株のアジサイも見頃を迎え、彩りを添えている。
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御前崎の里山彩るアジサイ あらさわふる里公園で3000本見頃
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園で、約3千本のアジサイが見頃を迎えている。 園内の遊歩道やのり面に青紫やピンク、白色のアジサイが植えられ、大輪の花が里山を彩る。小さな粒のような花が中心に集まりその周りを大きな花が額縁のように囲む「ガクアジサイ」も咲き誇り、来場者を魅了している。 公園を管理するグランパークあらさわの担当者は「アジサイ鑑賞は雨が降っても楽しめる。色鮮やかな花々を楽しんで」と話した。見頃は6月末まで。
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7月20日開催の安倍川花火 シャトルバスなし 徒歩、自転車呼びかけ
静岡市で7月20日に開催する「安倍川花火大会」の大会本部は18日、会場への交通手段として予定していたシャトルバスを、今大会は運行しないと発表した。運転手の労働時間の規制強化による「2024年問題」を受けての対応。同本部は徒歩か自転車での来場を呼びかけている。 会場の安倍川河川敷周辺は午後5時から10時にかけて交通規制が行われる。一般車両の駐車場は設けず、会場近くの学校や公園を駐輪場として開放する。 花火の打ち上げは午後7時半から。約1時間半かけてスターマインなど1万発を打ち上げる。 駐輪場として開放する学校や公園は次の通り。 駒形小、安倍川町公園、安倍川中、静岡商高、田町小、田町公園
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中華店で西洋名画を堪能 藤枝「揚子江美術館」初の特別展 限定新メニューも
藤枝市仮宿の揚子江美術館で23日まで、西洋美術の特別展が開かれている。中華料理が食べられる美術館として経営する内山真太郎館長(47)が初めて企画した。ダビンチやピカソ、フェルメールらの複製画など約150点が並ぶ。 内山さんは、40歳の時に彫刻の森美術館(神奈川県箱根町)でピカソの絵を見て衝撃を受けたという。2021年に中華料理店「揚子江」を営む両親の後を継ぎ、「西洋絵画に気軽に親しめる場を提供したい」との思いで、中華料理と西洋美術を同時に楽しめる空間として店を「揚子江美術館」に改名。美術館の運営が始まって約3年が経過し、「新規の客が増えた」と手応えを感じている。 レプリカを中心に絵画や
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「浜名湖花博2024」総来場者100万6586人 実行委発表
「浜名湖花博2024」実行委は17日、浜松市中央区の2会場で行われた花博の総来場者数が累計100万6586人と発表した。 16日に閉幕したはままつフラワーパーク会場には、86日間の会期中に、目標の40万人を超える49万8630人が来場した。同会場の平均来場者数は5798人で、1日の最多は桜の見頃がピークを迎えるなどした4月6日の2万3202人。浜名湖ガーデンパーク会場(4月6日~6月2日)は50万7956人だった。 目標の95万人を上回る大台の到達を受け、実行委副会長を務めた中野祐介浜松市長は17日の定例記者会見で、関係者への感謝を示した上で「進めてきた『花と緑のまちづくり』に加え、デジ
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ベトナム人インフルエンサー「袋井の魅力発信」 市招待で名所撮影
袋井市はこのほど、交流サイト(SNS)で人気を誇るベトナム人インフルエンサーを市内に招待し、国内外に魅力を発信する映像を撮影してもらうため観光名所を案内した。 招待したのはユーチューブのチャンネル登録者数約30万人、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のフォロワー数約90万人を有するチャン・トゥイ・チャンさん(39)。現在は茨城県に住み、日本での生活や旅行、体験を主にベトナム人向けに発信して人気を集めている。 袋井市には娘のミューさん(6)と来訪。可睡斎で開催中の「風鈴まつり」をはじめ、ベトナム独立運動の指導者ファン・ボイ・チャウにゆかりのある常林寺などを見て回った。 ユリ
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新居宿に夏の訪れ 湖西・住吉神社祭礼 浴衣姿で夜店楽しむ
湖西市の旧東海道新居宿に夏の訪れを告げる住吉神社の祭礼が15日夜に行われた。神社周辺の路地や旧東海道沿いに昨年よりも多くの夜店が並び、周辺の商店も店先で総菜や菓子を販売した。浴衣姿の地域住民らが、神社を参拝して家内安全などを祈願しながら散策を楽しんだ。 同神社の夏祭りは古くから、旧新居町の住民が1年で最初に浴衣に袖を通す機会として「すみよっさま」の名で親しまれている。昨年はコロナ禍以降4年ぶりに住民の参拝を再開したため神社周辺の細い路地のみで露店を営業したが、今年はコロナ前と同様、旧東海道沿いの約200メートルの範囲で交通規制を行った。 祭りの担い手不足に悩む中、祭典委員会の役割を地元町
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裾野駅前シェアサイクル 利用1日平均1.5台 23年度実績
裾野市は17日、JR裾野駅前のシェアサイクル利用が2023年度実績で年間539台、1日平均1・5台だったことを明らかにした。利用拡大に向けた対策を進める。市議会6月定例会で、産業振興部の鈴木敬盛部長が則武優貴氏(もののふ)の一般質問に答えた。 鈴木部長は利用を「低調」と分析。イベントで体験会を開くとともに、事業者と協議して利用拠点のサイクルポートを分かりやすい場所に移設できないか、検討する方針を示した。 バス路線の撤退・縮小が続く中、市と事業者は移動手段を確保するため、22年10月にシェアサイクルの実証実験を始めた。
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富士山ろく コスモスでいっぱいに 裾野で種まき 10月見頃
裾野市の企業や住民で構成する「裾野市パノラマロードを花でいっぱいにする会」は15日、同市須山の「パノラマ遊花の里」のほ場にコスモスの種をまいた。約200人が参加し、富士山が見える青空の下、作業で汗を流した。 参加者は1万4000平方メートルのほ場の石取りをした後、42キロの種を手分けしてまいた。家族で作業に取り組んだ富岡第一小4年の本間空汰さん(9)は「暑かったけれど、種をまくのが楽しかった」と笑顔を見せた。コスモスは10月ごろに見頃を迎えるという。
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「浜名湖花博2024」盛況フィナーレ 最終日に来場100万人到達
「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)が16日、浜松市中央区のはままつフラワーパーク会場で閉幕した。時代の変化を踏まえ、デジタルと融合させた新たな花の見せ方を提案。2日に閉会した浜名湖ガーデンパーク会場と合わせた来場者数は、最終日に100万人に達した。86日間の「花と緑の祭典」は盛況のままフィナーレを迎えた。 園内のウェルカムガーデンで行った閉会式で、中野祐介市長は「今後も国内外から訪れてもらえるよう頑張っていきたい」とあいさつし、10年後の〝花博〟開催に意欲を示した。ボランティアの面々が来場者に浜松産のガーベラをプレゼント。ゲート前では、来場者を見送るスタッフらの笑顔があふれた。 1
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【浜名湖花博2024閉幕】時代のニーズ合わせ、花の魅力発信 「デジタル」「サステナブル」キーワードに
16日に閉幕した浜名湖花博は、リアルな花の体験だけでなく、デジタルとサステナブル(持続可能)をキーワードに掲げ、目新しい花の展示方法を模索した。試みの背景には、コロナ禍を経て急速に変化する社会情勢への対応と、花博の「レガシー継承」を目指す関係者の強い思いがあった。 「空を飛んでいるみたい」「周りが全部お花だ」 VR(仮想現実)ゴーグルを装着し、四季折々の庭園を360度動画で鑑賞する「花みどり映像館」を体感した子どもが驚きの声を上げた。 はままつフラワーパーク会場(浜松市中央区)で実施したVR体験は、家族連れやシニア層など幅広い世代に好評で、ブースには連日行列ができた。2日に閉幕した浜名
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花火遊びは1年で2日間だけ! 浜松・水窪独特の風習「ぎおん」 手持ちや爆竹、けむり玉楽しむ
浜松市天竜区水窪町で14、15の両日、伝統行事「ぎおん」が行われた。1年間で2日のみ花火が許される独特な風習で、地元住民は限られた花火遊びの時間を大いに楽しんだ。 14日は午後7時ごろから、永福寺に水窪小の児童や中学生が集まった。保護者らも参加し、手持ち花火や爆竹、けむり玉などさまざまな花火で盛り上がった。消防車が巡回する午後9時まで、子どもの明るい声や爆竹の破裂音が響いた。 ぎおんの起源はさまざま。言い伝えによると、津島神社(愛知県)の祭典の名残で、大正時代から花火の風習が定着したとされる。2日間のみ花火が許される理由は、過去に町内で発生した大火がきっかけとされている。
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巨大な紫式部が登場 菊川・田んぼアート 古代米8品種で表現
水田をキャンバスに見立て葉色が異なる稲で絵を描く「田んぼアート」の公開が15日、菊川市下内田の水田で始まった。17回目を迎えた今年の図柄は、平安時代に「源氏物語」を書き上げた紫式部。昨年の徳川家康に続き、大河ドラマの主人公をモチーフに選んだ。8月12日までの土・日曜と祝日、高さ約7メートルの櫓(やぐら)から観賞できる。 約1600平方メートルの水田に、文机(ふづくえ)に肘を置く十二単(ひとえ)姿の紫式部を描いた。使ったのは、葉色が白い「ゆきあそび」、紫がかった「べにあそび」など古代米8品種。風が吹くたびに絵全体が動き、訪れた市民や行楽客を楽しませている。 田んぼアートは2008年に始まっ
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浜名湖花博最後の夜 華やかに手筒花火 中央区・はままつフラワーパークで「ファイナルイベント」
浜松市中央区のはままつフラワーパークで15日夜、「浜名湖花博2024 ファイナルイベント」(実行委員会主催)が開かれた。迫力ある手筒花火が披露され、閉幕前夜を華やかに盛り上げた。 同区庄内地区4町の有志でつくる「庄内地区煙火やらまい会」の約50人が、大小102本の手筒に次々と点火。オレンジ色の火花がシャワーのように降り注ぎ、見物客から大きな拍手がわき起こった。 北星中(同区)の太鼓部約30人による和太鼓演奏もあり、会場に勇壮な音色が響いた。 浜名湖花博は16日、閉幕する。
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ホンダ「カブ」愛好家 浜松に集結! 自慢のカスタム車など180台 大歳神社で限定御朱印や祈祷も
ホンダのバイク「カブ」の愛好家が集まるイベント「浜松カブミーティング」が15日、浜松市中央区の大歳神社で始まった。16日まで。初日は全国から約180台が集まり、愛好家が自慢のカスタム車で交流を楽しんだ。 小型のリトルカブ、アウトドア仕様のクロスカブやハンターカブなど、多彩なシリーズモデルを思い思いに装飾、改造した車両が並んだ。マフラーなどを改造したスーパーカブで大阪府から駆けつけた会社員の松本裕さん(54)は「いろんなカブを見ることができるし、仲間とワイワイ話すのが楽しい」と話した。 カブのイラストが入った限定の御朱印や、大歳神社神職によるカブの祈祷(きとう)も人気を集めた。 主催した
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アジアゾウ「ダンボ」58歳おめでとう! 静岡・日本平動物園で誕生会 国内2番目の長寿
静岡市駿河区の日本平動物園は15日、アジアゾウ「ダンボ」の58歳の誕生会を開いた。静岡県内外からファンが集まり長寿を祝った。 多くの家族連れが手拍子をしながらバースデーソングを合唱。5組限定で普段は実施していない餌やり体験も行い、来園者は「58歳おめでとう」「これからも長生きしてね」と声をかけながら竹の葉やサツマイモを与えた。富士市立岩松小3年の松本結凛さん(9)と弟の真拓ちゃん(4)は「近くで見るとさらに大きく感じた。少し怖かったけどとても楽しかった」と笑顔で話した。 ダンボは1966年6月生まれのメスで、国内のアジアゾウの中では2番目の長寿。69年の開園以来、多くの来園者に愛されてい
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涼しげ季節の花々 御殿場でいけばな展
御殿場市華道連盟の第45回いけばな展が15日、同市の市民会館で始まった。16日まで。 16流派68人が1点ずつ力作を出品した。本格的な夏の訪れを前に、アジサイやユリ、ビワ、カラーなど色鮮やかな季節の花々を用いた涼しげな作品が並ぶ。流派によって草花の形の生かし方や花器の選び方などが異なり、来場者がそれぞれの個性を楽しんでいる。
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8月3日に長泉わくわく祭り くじ付きうちわ、6月17日から販売
長泉町などはこのほど、JR下土狩駅周辺で8月に開催する町最大の夏祭り「長泉わくわく祭り」のくじ付きうちわとポスターを製作した。うちわは今月17日から、町役場や町商工会、観光協会など町内12の公共施設で販売する。 うちわは7千本を製作する。1本100円。裏面に抽選番号を記載。祭りで行う抽選会で長泉ブランドに認定された特産品の詰め合わせなどが当たる。 祭りは8月3日午前10時から午後8時半まで。町産業振興課の渡辺秀さんは「町を代表する祭り。みなさんにわくわくしてほしい」と呼びかけた。
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「浜名湖花博」16日に閉幕 総来場者100万人に迫る! フラワーパーク会場、初夏の花咲き乱れ
浜松市中央区のはままつフラワーパークで開催中の「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)は16日、閉幕する。既に会期を終えた浜名湖ガーデンパーク会場と合わせた来場者数は14日時点で99万人を超えた。フラワーパーク会場は初夏を彩るアジサイ、ハンゲショウやササユリなどが見頃を迎え、関係者は最終日までに100万人の達成に期待を寄せている。 テーマは「人・自然・テクノロジーの架け橋~レイクハマナデジタル田園都市」。季節ごとに多彩な花々が楽しめる庭園を整備し、先端技術を活用したアトラクションも用意した。2日に閉会したガーデンパーク会場は58日間の会期中に50万7956人、86日間のフラワーパークは14
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新ホテル「グリニティイワタ」11月29日開業 予約受け付け開始
老朽化に伴い全館建て替え工事を進めている磐田グランドホテル(磐田市岩井)は14日、新ホテル「グリニティイワタ」の開業日が11月29日に決まったと発表した。今月14日に、宿泊とバンケット利用の予約受け付けを開始した。 新ホテルは5階建て客室55室。38平方メートルのツインルームから約100平方メートルのスイートルームまで客室は従来より広い空間を確保するなど、滞在型のホテルを目指す。宿泊予約はホテル公式ウェブサイトや電話で受け付ける。 大中二つのバンケット会場を備え、大ホールは最大250人の着席パーティーに対応する。木材と石材を組み合わせたチャペルも設け、11月29日にブライダルフェアや結婚
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浜松市浜名区で出土「見返りの鹿」 10月東博特別展へ 22日から市博物館でも展示
浜松市浜名区染地台の古墳・辺田平(へたびら)1号墳から出土し、地元で「見返りの鹿」などと親しまれてきた鹿型埴輪(はにわ)が10月16日から12月8日まで、東京国立博物館に展示される。出展決定を受け、浜松市博物館が13日、同埴輪が古代に儀礼的な意味を持っていたことなどの特徴を市役所で解説した。 全国の珍しい埴輪などを集めた特別展に出展される。高さ約90センチで1997年、辺田平1号墳で狩人をイメージした弓引き人物型埴輪とともに出土した。弓を引かれたのを察知して振り返った瞬間を表現したとされ、見返りの牡鹿が完全な形で復元されたのは全国唯一。鹿は古代、稲の精霊と関わる霊獣と信じられ、鹿狩りは豪
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出来たて「のっぽパン」が食べられる 裾野に専門店 20種類以上販売
ご当地菓子パン「のっぽパン」の専門店「のっぽベーカリー裾野店」がこのほど、裾野市伊豆島田にオープンした。定番の6種類以外は店内で調理している。イートインスペースで出来たてを味わえる。 牛乳を練り込んだ生地に甘いクリームを挟んだ牛乳のっぽ、ベーコンと野菜入りのBLTシーザーサラダのっぽなど、同店限定品を含む20種類以上を販売する。隣にある弁当店「どんどん」の人気商品と同じ具材を挟んだタルタルのり弁のっぽも人気という。 のっぽ専門店は2店舗目。パン・菓子製造販売のバンデロール(沼津市)が焼きたてパン専門店をリニューアルした。のっぽパンのグッズも販売している。
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大井川鉄道新社長に鳥塚氏(えちごトキめき鉄道) 鈴木氏は退任
大井川鉄道(本社・島田市)は12日、鈴木肇社長(61)が退任し、後任にえちごトキめき鉄道(新潟県)社長の鳥塚亮氏(63)が就任する人事を内定したと発表した。28日の株主総会と取締役会で正式決定する見通し。地方鉄道の経営立て直しの手腕などが評価されての起用とみられる。 鳥塚氏は航空会社勤務などを経て2009年、いすみ鉄道(千葉県)社長に公募で選ばれ、第三セクター鉄道の経営再建に取り組んだ。19年から同じく第三セクターのえちごトキめき鉄道社長を務める。明治大卒。東京都板橋区出身。 鈴木氏は静岡市出身で1986年入社。管理部長や専務取締役などを経て、生え抜きの社長として2017年10月に就任し
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熱海・伊豆山発のカワイイまんじゅう! 古民家改装しオープン「土石流復興の助けに」
大規模土石流が発生した熱海市伊豆山の被災地近くに今月、まんじゅう店「アンドット」が開店した。来月3日で発災から丸3年。伊豆山で被災者支援に取り組む高橋一美さん(47)が「にぎわい創出のきっかけになれば」と開業にこぎ着けた。伊豆山発の新たな観光土産として売り出し、復興の一助にしたい考えだ。 国道135号逢初(あいぞめ)橋から徒歩2分、築100年超の古民家を改装して店舗を構えた。甘さ控えめの白あんをカステラ風の生地で包み、一つ一つ丁寧に焼き上げる。スマートフォンに保存された観光風景や家族、愛犬などの写真を食紅で転写する「イラストまんじゅう」に加え、熱海温泉の「焼き印入りまんじゅう」などを販売す
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山の暮らし好む人が「マルシェ」 16日、浜松市天竜区船明の工務店
山の暮らしを好む人たちによる催し「船明マルシェ・サンカ」が16日午前11時~午後3時、浜松市天竜区船明の工務店「ヤマヘイ工房」で初開催される。企画した同区春野町の高津菜穂子さん(41)は「山間地や都市部から多様な人が集まり、新たな動きが生まれる場にしたい」と話す。 中山間地で活動する自然由来の雑貨や食品、コーヒーなどを取り扱う複数の事業者や、鍼灸(しんきゅう)師が出店予定。イベント名はかつて実在したと伝わる定住しないで漂泊する山の民「山窩(さんか)」と、山を愛する人々の「参加」、「讃歌」に由来する。ヤマヘイ工房はコンテナで造った事務所の活用策としてマルシェ開催に協力する。 問い合わせは高
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「暑い1日だったね」静岡県内3地点で真夏日 11地点で今年最高気温更新
高気圧に覆われてよく晴れた静岡県内は12日、午前中から気温が上昇し、三島市など3地点で最高気温が30度を超す真夏日となった。全15の観測地点のうち11地点で今年の最高気温を更新した。 気象庁の観測によると、三島市、浜松市天竜区佐久間町、川根本町はいずれも30・0度だった。このほか、松崎町で29・9度、浜松市天竜区天竜で29・6度など。今年最高気温となったのは、静岡市葵区井川、御殿場市、御前崎市などで、6月下旬~7月下旬並みだった。 三島市の白滝公園には親子連れなどが訪れ、水辺に足を入れたり、水を掛け合ったりして暑さをしのぐ姿が見られた。3歳の息子と買い物の帰りに立ち寄った伊藤咲子さん(
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駿河湾フェリーで楽しむ地酒と夕日 清水港発着15、28日
駿河湾フェリーは15、28の両日、清水港発着で地酒を提供するサンセット・クルーズを運航する。 15日は静岡市清水区の英君酒造、神沢川酒造場、三和酒造の9種の日本酒を用意。1階一般客室の利用は4千円、2階特別室は5千円。先着70人程度。販売締め切りは14日。 28日は静岡市駿河区のウエストコーストブルーイングのビール2種を提供する。1階一般客室3500円、2階特別室4500円。先着150人程度。締め切りは26日。 両日とも午後6時から清水マリンターミナルで受け付け、6時半に出港。駿河湾を周遊し、午後8時に帰港する。日本酒、ビールの引換券付き。追加購入する場合は別途支払いが必要。 事前販
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釣れた魚の種類競う 湖西・新居観光協会が磯釣り大会
湖西・新居観光協会はこのほど、湖西市新居町の新居弁天海釣公園で磯釣り大会を開いた。子どもから大人まで約40人が参加し、釣った魚の種類に応じて配分された得点を競った。 参加者は一般とジュニアの部に分かれ、エサ釣りとサビキ釣りの2部門にエントリーした。約2時間にわたって公園内で自由に釣りを楽しみ、釣った魚を受け付けで披露した。得点が高かった参加者には景品が贈られた。 父親と参加した浜松市立三ケ日東小5年松本大地さん(10)は、「最初は流れが速く苦戦したけれど、アジがたくさん釣れた。魚がかからない時に釣れると楽しい」と話した。
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長泉特産ブルーベリー収穫最盛期 生産者「最高の品質」
長泉町特産品のブルーベリーを生産している平野農園(元長窪)で、収穫が最盛期を迎えている。平野則之代表は「最高の品質」と出来栄えに太鼓判を押す。 収穫を迎えたのは酸味と甘みのバランスが良く、舌触りがなめらかなサザンハイブッシュ系とノーザンハイブッシュ系の10~15品種。今年は実がぎゅっと詰まった500円玉クラスの大ぶりな実もみられるという。平野代表は「ブルーベリーは種類によって味が異なる。新鮮で完熟した本物を味わってほしい」と笑顔を見せた。 同農園は食べ頃の8月中旬頃まで、時間無制限食べ放題のブルーベリー狩りを行っている。
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梅ケ島の空に咲く傘の花 静岡・黄金の湯で「アンブレラスカイ」
歩道の上空を色とりどりの傘で飾る「アンブレラスカイ」が7月19日まで、静岡市葵区の市営梅ケ島新田温泉「黄金の湯」で開かれている。 梅雨の季節に彩りを、と初めて企画した。本館玄関前の延長8メートルの区間で、高さ3メートルほどの空中に赤や青などに着色されたビニール傘20本をつるした。 傘は周辺の山の緑との美しいコントラストを見せ、雲間から太陽の光が差し込むと、歩道にさまざまな色の幾何学模様が現れる。日差しが一層の華やかさを醸し出し、来場者を喜ばせている。 施設では来場者がイラスト等を描く「オリジナル傘の制作体験」(参加500円)が行われ、出来上がった傘はアンブレラスカイとして期間終了まで展
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JR東海×「ラブライブ!」キャンペーン積極企画 コロナ禍契機に「推し旅」展開 現場駅員も“仕掛け人”に
JR東海が、沼津市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」との連動キャンペーンを相次いで打ち出している。同社は新型コロナウイルス禍で落ちた需要回復に向け、これまで抑制的だったアニメなどとの共同企画を展開。「ラブライブ!」関連は地元の強い協力もあり、ヒット企画に育っている。 ⇒「ラブライブ!」声優・小宮さん、降幡さん1日沼津駅長に var linkElements = document.querySelectorAll('.digi_send a'); var currentURL = window.location.href;
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次郎長の後半生紹介 静岡・清水区 30日まで解説パネル展
清水次郎長の半生を紹介する「清水の次郎長展」(次郎長翁を知る会主催)が30日まで、静岡市清水区の入江生涯学習交流館で開かれている。 次郎長の活躍と共に同会の取り組みを市民に知ってもらおうと企画した。明治新政府から駿府周辺の街道警護を任じられて以降の次郎長の後半生を中心に写真や年表、解説パネルを設置した。 次郎長が晩年に営んだ船宿を復元した同区港町の清水港船宿記念館「末廣」の出張展示として、次郎長と妻「3代目おちょう」の夫婦箸や嫁入り道具の懐剣なども並べた。 1992年の同会発足以来、次郎長に関する研究やコラムを掲載している会報も閲覧できる。
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アジサイ1万株 牧之原の「大鐘家」彩る
牧之原市片浜の国指定重要文化財「大鐘家」でアジサイが見頃を迎えつつある。 庭園や裏庭に「ブルースカイ」「アナベル」など35種類以上、約1万株の花々が咲く。来場者は風情ある木造建築物とともに写真に収めて楽しんでいる。今年は開花が1週間程度早く、満開は今月中旬とみられる。 入場料は大人700円、小学生400円。
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「王様」キングプロテア 大輪【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で、南アフリカの国花「キングプロテア」が花を咲かせている。別名「花の王様」と呼ばれるピンク色の大輪が、来園者の目を引いている。 キングプロテアは露地での栽培が難しいが、大温室前の花壇に植えられた1株は直径約25センチの大きな花を数輪咲かせた。同園によると、下旬ごろまで楽しめる見込み。独特な花の形から、ドライフラワーや切り花として人気があるという。
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「サウナ用ところてん」いかが 伊豆名産PR
ところてんの日(6月10日)に合わせて、静岡県東部の製造販売業者らでつくる「伊豆ところてん倶楽部」などは9日、風呂上がりに食べてもらう「サウナ用ところてん」を、複合リゾート施設修善寺時之栖のアウトドアサウナKULTA(伊豆市)で無料提供した。7月ごろから、同施設で販売する予定。近年人気を集めるサウナで伊豆の名産ところてんを売り出し、PRを目指す。 ところてんはミネラルが豊富で、汗をかいた後の食事に最適という。サウナ用ところてんは青ミカンを使ったたれの爽やかな味わいが特徴。同倶楽部と修善寺時之栖のほか、2月に発足した静岡サウナ協議会が企画し、来店客らに振る舞った。静岡市の40代男性は「ちょう
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「あわしまマリンパーク」7月12日営業再開 今村社長「できるところから」
2月に閉園した沼津市の離島・淡島の水族館「あわしまマリンパーク」は9日、新しい運営体制で7月12日から営業を再開すると発表した。経営再建のため、入場料は値上げする方針。4月に前オーナー会社から経営権を取得し、新社長に就任した放送作家の今村クニト氏は「水族館を普通の状態に戻すまでまだ時間がかかる。動物ショーはまだ再開できないが、できるところから始める」と運営方針を示した。 9日に地域住民らを招いて開いた内覧会で発表した。値上げ額は検討中で、ショー再開は7月下旬を見込む。現在、老朽化したアシカショー観客席の修繕を進めている。前オーナー会社に解雇された従業員を再雇用し、新規雇用を合わせた49人体
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川根本町の鳥「ヤマセミ」 生育状況一斉調査 エコパーク10周年記念
川根本町の一般社団法人エコティかわねは9日、町の鳥ヤマセミの生息状況を町内16地点で一斉調査した。南アルプスのユネスコエコパーク登録10周年を記念した事業で、ヤマセミとみられる姿や鳴き声が確認されたという。 約110人が各地点から同じ時間帯に大井川の本流を双眼鏡などで一斉に確認した。桑野山地区では参加者9人が大きさや羽色、鳴き声などヤマセミの特徴を映像で確認した後、河川敷などから調査した。他の動植物の生息状況も調べ、ニホンジカやサツキなどが見つかった。 ヤマセミが多く見られる町に戻すことが目的。約40年間バードウオッチングを続け、企画に携わったエコティかわね会員の沢本等さん(67)による
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演奏や書道、パフォーマンスで盛り上げ 常葉大生企画【浜名湖花博2024】
浜名湖花博2024のはままつフラワーパーク会場(浜松市中央区)で9日、常葉大の学生が企画した芸術祭(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。地元高校生らが演奏や書道パフォーマンスなどを繰り広げ、最終盤を迎えている花博を盛り上げた。 浜北西高(浜名区)吹奏楽部は桜をテーマにしたメドレー曲など、なじみのポップス6曲を披露。息の合った音色を響かせ、歌や踊りも交えて観衆を沸かせた。浜松東高(中央区)のダンス部や書道部、同市出身のバルーンアーティスト金太郎さんがパフォーマンスを行ったほか、天竜区を拠点に活動する和太鼓グループ龍勢組も演奏した。 浜松の魅力発信に取り組む常葉大経営学部の中津川ゼミが、花
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気分はバーテンダー 湖西で子ども向け職業体験 カクテル作りに挑戦
湖西市の新居町商工会青年部は9日、子ども向けの職業体験イベント「新居アンス」を同市新居町のグリーン広場で開いた。青年部員が各自の職業に関連したカクテル作りや足場の設置など9種類のワークショップを用意し、子どもたちが働いてお金を稼ぐ意義を体験で学んだ。 新居関所近くの飲食店「ZUCCA(ズッカ)」では、ノンアルコールカクテル作りのブースを設置。子どもたちはバーテンダーになりきり3種類のシロップから一つを選び、オレンジジュースや炭酸ジュースを入れてマドラーで混ぜた。ハンドマッサージや建設現場の足場作り、雨どい設置などの体験も行われた。 事前に申し込んだ約90人に加えて当日参加の子どもたちも訪
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湖西のアジサイロード散策 地図片手にスタンプラリー 新所でまつり
湖西市新所のアジサイロード周辺で9日、地元住民らが散策を楽しむ「新所あじさいまつり」が開かれた。東小から農道を通って龍ケ谷池を巡る2~3キロのコースを設定し、来場者は地図を片手にスタンプラリーに挑戦した。 アジサイの植栽や管理を担う「新所水とみどりのプロジェクト」が主催した。東小のビオトープ前では、付近の川に生息する水生生物や魚を展示。マハゼやシマドジョウ、ヌマエビのほか、在来種の生態系を脅かす外来生物も含む計16種を水槽に入れ、来場者が生き物の特徴を観察できるようにした。 龍ケ谷池ではアジサイロード周辺に自生する植物を並べ、薬草として使われてきた草などを紹介した。東小ではアジサイの苗約
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南アルプスエコパーク10周年 環境保全と利活用誓う 葵区・井川で式典
南アルプスのユネスコエコパーク登録10周年を記念する式典が8日、静岡市葵区の井川ビジターセンターで開かれた。静岡地域の関係市町・団体などでつくる連携協議会の関係者や地域住民ら約300人が集まって節目を祝い、自然豊かな環境の保全と利活用に向けて思いを新たにした。 静岡、山梨、長野の3県にまたがる南アルプスは2014年6月にエコパークに登録。3千メートル峰が連なる険しい環境の下で絶滅危惧種や固有種を含む約5千種類の動植物が育まれ、地域に独特な文化が形成されている。一方、近年はリニア中央新幹線工事の影響が心配される上、気候変動による植生変化やシカの食害が広がり、環境保全が課題。来訪しやすくする仕
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山車勇壮、祇園祭始まる 富士・吉原商店街、縁日にぎわう 9日まで
富士市の吉原地区に伝わる祭典「吉原祇園祭」が8日、吉原商店街を中心に始まった。地区ごとの山車がおはやしの音色を響かせて行き交い、宿場町一帯が熱気に包まれている。9日まで。 メイン会場の吉原本町通りには21台の勇壮な山車が登場した。吉原特有のひな壇型や高欄型、江戸型などがそろい、太鼓やかねを打ち鳴らしながら地区を巡っている。会場には180軒の露店が並び、大勢の来場者が縁日の風情を楽しんでいる。夜はちょうちんの明かりが商店街を華やかに彩った。 各神社では手水(ちょうず)舎を生花で飾る花手水を実施し、来場者が地域を回って写真を撮っている。初日は各社限定の御朱印も用意した。 京都の祇園祭の流れ
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キッチンカー70台、ご当地グルメ集結 9日まで、袋井・エコパでフェス
袋井市愛野の小笠山総合運動公園エコパで8日、「エコパキッチンカーフェス2024」(静岡新聞社・静岡放送主催、エコパハウス共催)が始まった。9日まで。全国のご当地グルメが楽しめる。 静岡県内最大規模となるキッチンカー約70台が集結。ウナギやマグロ、イチゴなどを使った県内グルメをはじめ、手羽先や牛タンなど全国の有名ご当地料理がそろう。東海と関西エリアで開催された「キッチンカーグランプリ」で優勝、入賞経験がある実力店も並ぶ。 会場には机と椅子が用意され、初日から青空の下で食事を満喫する来場者でにぎわった。キッズエリアを併設し、親子連れも楽しめる。
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トカゲ、ヤモリ触れ合いに「長蛇」の列 「出張イズ―」9日まで ボートレース浜名湖 子どもたち「かわいい」
湖西市新居町のボートレース浜名湖で8日、河津町の動物園「iZoo(イズー)」の協力によるイベント「ふれあい出張イズー」が始まった。約10種類の爬虫(はちゅう)類を間近で観察したり、実際に触れ合ったりすることができる。9日まで。 トカゲやヘビ、ヤモリなどの生き物が並ぶ会場には、初日から親子連れなどが長蛇の列をつくった。リクガメにエサを与えるコーナーもあり、子どもたちはスタッフに生き物の特徴を質問しながらその生態を学んだ。市立新居小4年の都筑葵さん(9)は「初めて触ったヒョウモントカゲモドキがかわいかった。爪が硬いけれど背中が柔らかくて、優しそうだった」と笑顔を見せた。 午前10時~午後4時
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遊べて学べる「茶畑迷路」出現 御前崎、家族連れらゴール目指し クイズも挑戦
御前崎市上朝比奈の製茶問屋「やまま満寿多園」が管理する茶畑に迷路が出現した。同社が今年から始めた「遊べて学べる茶畑」をコンセプトにした観光体験事業の一環で整備した。8日はイベントが開かれ、家族連れら約20人が挑戦した。 迷路の面積は約1500平方メートル。横一列に等間隔で並んでいた茶畑の畝を所々刈り取って造った。ルートを進みながらお茶に関するクイズを解く仕組み。子どもたちは立ちはだかる問題や道に迷いながらゴールを目指した。行き止まりの看板に突き当たると困った表情を見せ、約15分かけて無事に脱出した。 参加者は二番茶の手摘み体験も行った。茶に関する知識を深めながら、充実した時間を過ごした。
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大井川鉄道トーマス号出発進行! 台風15号で運休区間一部復旧、1年9カ月ぶり大井川本流渡る
人気アニメ「きかんしゃトーマス」の主人公を模した蒸気機関車(SL)「トーマス号」の運行が8日、大井川鉄道(静岡県島田市)で始まった。2022年9月の台風15号で運休していた区間が一部復旧し、昨年より2駅分延びた。 出発駅の新金谷駅(同市)では、トーマス号と写真撮影をするための行列が続くなど、家族連れを中心に多くの乗客でにぎわった。午前9時半ごろ、汽笛を鳴らし出発した。横須賀市から来た吉田卓史さん(37)は「車窓から見える景色が良くて迫力があり、息子も楽しんでいる。遠かったけれどここまで来て良かった」と話した。 新金谷駅から川根温泉笹間渡駅(島田市)までの約17・7キロを運行。区間が拡大
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キャンピングカー80台集結 9日までツインメッセ静岡 「ゆるキャン△」グッズ販売も
静岡県内外からキャンピングカーが一堂に会するイベント「ふじのくにキャンピングカー&アウトドアショー2024」が8日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で始まった。キャンピングカーの最新モデルなど約80台が並ぶ。9日まで。 ファミリー向けの大型車両や普段使いがしやすい軽自動車をベースにしたタイプなど、用途に合わせた多種多様な車が展示されている。来場者は実際に車内に入り、設備や広さ、居心地などを確かめた。 人気アニメ「ゆるキャン△」のグッズやアウトドア用品も販売している。輸入車販売業のエー・エル・シー(沼津市)が車両約70台を展示する「輸入車フェア」も同時開催している。
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開館20年記念 くじ引き大会 13日、清水興津図書館 静岡市
静岡市清水区の清水興津図書館は開館20周年を迎える13日、記念イベントとしてくじ引き大会を実施する。 本を借りるとくじが引ける。景品は同館のオリジナルキャラクター「おきみん」のグッズで、イベントのために同館職員が作製したという。問い合わせは同館<電054(360)4311>へ。
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木漏れ日の下 手作り品並ぶ 伊東「森の露天市」 9日まで
伊東市池の青少年キャンプ場で8日、「森の露天市」(実行委員会主催)が始まった。手作り品や飲食などのブースが並び、来場者が木漏れ日の下で買い物を楽しんだ。9日まで。 県内外の出店者が木工芸品や衣類、骨董(こっとう)品などを販売。ステージでは音楽や踊りを繰り広げた。1985年から続く恒例のイベント。年2回の開催で次回は11月2、3の両日に予定する。
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9日、由比桜えびまつり 数量限定で無料配布も
由比桜えびまつり(実行委員会主催)が9日、静岡市清水区の由比漁港で開かれる。サクラエビやシラスの即売のほか、生サクラエビなどの無料配布も数量限定で行う。 祭りは午前7時45分の開会式の後、同8時から午後2時まで。由比桜えび通りは交通を規制し歩行者専用となる。実行委などは公共交通機関を利用して来場するよう呼びかけている。
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早咲きのユリ一面黄色に 袋井・可睡ゆりの園
袋井市久能の「可睡ゆりの園」で、早咲きのユリが見頃を迎えている。約10万平方メートルの広大な敷地に、黄色やピンク、白色のスカシユリが咲き誇り、来園者を魅了している。 南入り口付近の斜面では「イエローダイヤモンド」が満開となり、一面を黄色い花が埋め尽くす圧巻の光景が広がる。アジサイエリアでは、約1万2千株のアジサイとユリの〝競演〟も見られる。磐田市から家族で訪れた浦野優香さん(30)は「0歳の娘に、人生初めての満開のユリが見せられてうれしい。来年も一緒に来たい」と笑顔を見せた。 同園によると、今年は3月以降の日照時間が少なかった影響で、開花時期は1週間ほど遅いという。閉園する7月7日まで
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焼津「踊夏祭」SKE48が盛り上げ 7月14日、焼津出身の青木さんらライブ
焼津市は7日、人気アイドルグループSKE48のメンバー8人による観覧無料のミニライブを7月14日の「第23回踊夏祭(おどらっかさい)」(同実行委員会主催)で実施すると発表した。市内でのライブは2018年以来、2度目。 出演を予定しているのは焼津市出身でやいづ親善大使を務める青木詩織さんのほか、青木莉樺さん、荒井優希さん、伊藤実希さん、西井美桜さん、藤本冬香さん、相川暖花さん、菅原茉椰さんの8人。午後6時40分から40分間公演する。 踊夏祭は同市大井川地区の夏の一大イベント。大井川港開港60周年を記念し、他にも大型練習帆船「日本丸」の一般公開などを予定している。
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7月27日ふくろい遠州の花火「迫力を全身で感じて」 6月15日から有料観覧席チケット販売
袋井市で7月27日に開催される「全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の有料観覧席チケットの販売が6月15日から、全国一斉に開始される。 「技術と心の粋(すい)を集めて」が今大会のテーマ。全国屈指の規模と芸術性を誇る花火大会を関係者やファンが一丸となって作り上げるという意味が込められた。ポスターでも前面に押し出し、市内公共施設や商業施設、静岡県内主要駅などに掲載されている。 交流サイト(SNS)を通じた発信にも力を入れ、公式LINE(ライン)に友だち登録すると、大会に関する最新情報が受け取れる。有料観覧エリアに出店予定の約40店舗の食品
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駐車場の領収書に「ラブライブ!」イラスト 清水町・柿田川公園 限定5万枚、8日から
清水町は8日から、同町の柿田川公園駐車場で配布する領収書に人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の書き下ろしイラストを付ける。限定5万枚で、町をPRする。 アニメは、隣接する沼津市が舞台。イラストは柿田川公園を背景に、アニメの主人公グループ「Aqours(アクア)」が描かれている。13日の登場人物の誕生日と、30日のアクアの結成記念日に合わせた。 駐車料金は200円。
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清水エスパルス本拠地「アイスタ」 和式→洋式トイレに80基更新 静岡市整備
静岡市は、サッカーJ2清水エスパルスの本拠地IAIスタジアム(清水区、アイスタ)をJリーグクラブライセンスの基準を満たす施設にするため、年内を目標に洋式トイレを70基から150基に増設し、観戦する市民が快適に使用できる環境を整備する。選手用ベンチも4基から6基に増やす。関連費3千万円を一般会計6月補正予算案に計上した。 Jリーグの基準では、収容人数千人当たり5基の洋式トイレを設置する必要があり、約2万人収容できるアイスタでは100基を洋式化することが求められている。選手用ベンチは16人が座れることが基準だが、現在は自陣と敵陣で14人ずつしか座れず、パイプ椅子で代用している。 アイスタのト
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大鉄きかんしゃトーマス号 8日運行開始 2年ぶり大井川本流渡る
大井川鉄道(本社・島田市)は8日、蒸気機関車(SL)「きかんしゃトーマス号」の今季の運転を開始する。6日に関係者を招いたイベントを開き、地元の園児らが一足先に乗車して10周年を迎えた運行を祝った。 今季は運転区間を大井川本線の新金谷―川根温泉笹間渡間に拡大する。2022年9月の台風15号被害による一部区間運休で、23年は新金谷―家山間の運行だった。川根温泉笹間渡までの延伸再開に伴い、およそ2年ぶりにトーマス号が大井川本流を渡る。 同市の新金谷駅で式典が行われ、鈴木肇社長は「記念すべき10周年。新型コロナや自然災害などの苦難を乗り越えられたのも支えてくれた皆さんのおかげ」とあいさつした。園
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磐田・豊岡地区特産「赤シソ」 畑いっぱいに紫の葉 収穫最盛期
磐田市北部の豊岡地区で特産の赤シソの収穫が最盛期を迎えている。JA遠州中央の赤シソ生産者でつくる塩蔵野菜部会の会員13人が、計約30ヘクタールで栽培している。一帯は県内最大の産地で、畑一面を濃い紫の葉が〝じゅうたん〟のように覆う光景が広がっている。 同市惣兵衛下新田の秋山敏文部会長の畑では6日、息子の高徳さん(36)が早朝から乗用型の機械で刈り取りを行った。高徳さんは「色や香りは例年通りの良い仕上がり。気温が上がると葉もどんどん伸びてくる」と話した。 同JA豊岡店によると、収穫は4月中旬ごろから始まった。刈り取った後も葉は1週間程度で成長し、7月中旬ごろまでに地区全体で約600トンの収穫
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人々の営み おにぎりで表現 静岡出身さめしまさん、16日まで個展
静岡市葵区長沼出身で鹿児島市在住の美術作家さめしまことえさん(45)が16日まで、個展「日の差すおにぎり長い沼」を同区の東静岡アート&スポーツ/ヒロバで開いている。会場を活用したプロジェクト「Art@東静岡(ヒロバ)」の第13回企画展。 さめしまさんが生まれ育った会場周辺の東静岡、長沼地区は近年、開発が進む。「かつては商店が並び、田園が広がっていた。開発の音にかき消されそうな人々の営み、小さな声を表現したい」と、おにぎりを象徴とした野外作品を制作した。 芝生広場に、ポリスチレンで成形したおにぎりのオブジェ600個を道のように並べた。途中に立てたカーテンは、家に入り込む日差しや風を連想させ
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ハナショウブ5万本涼しげ 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市修善寺の観光施設「修善寺虹の郷」で、ハナショウブが見頃を迎えている。白や紫といった涼しげな色合いの花が園内を彩り、来園者を魅了する。 鉢植えを並べていて、今季は約5千鉢を「花しょうぶ園」に置き、約5万本が育っている。ハナショウブは端から端まで約200メートルに及ぶ。6月中旬ごろまで楽しめる見込み。施設によると、6月後半からはアジサイも見頃になるという。
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浜名湖花博彩るアジサイ90品種3500株 はままつフラワーパーク
「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で、約90品種3500株のアジサイが見頃を迎えている。全長約600メートルの並木には定番の品種「エンドレスサマー」を中心に、青や紫など多彩な花が並ぶ。ガクアジサイやヤマアジサイなども花を咲かせ、彩りを添えている。同園によると、見頃は6月下旬ごろまでの見込み。
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魔よけタカアシガニお面ずらり 沼津で展示
沼津市戸田の重要文化財松城家住宅は30日まで、同地区特産品で世界最大のカニ「タカアシガニ」の甲羅を使ったお面の展示会を開いている。風習を守ろうと地元の石原逸雄さん(77)が制作した計70点が並ぶ。 同地区には底引き網漁が始まった大正時代ごろから、タカアシガニを使ったお面を魔よけとして玄関に飾る風習が伝わる。20~40センチ大のタカアシガニの甲羅に、動物や人の顔、歌舞伎の隈(くま)取りなどさまざまな柄が水彩絵の具で施されている。石原さんは「子どもたちからもお面制作の継承者が出たらうれしい」と話した。 同館ではお面づくり体験もできる。1個500円。問い合わせは同館<電0558(94)5150
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大鉄「666」記念切符 令和6年6月6日に店頭販売開始
大井川鉄道(本社・島田市)は令和6年6月6日に合わせ、大井川本線で始発から6番目の門出駅にちなんだ「666記念きっぷ」を6日から店頭販売する。「6」が三つ並ぶ記念日と縁起の良い駅名の門出駅を掛け合わせ、贈り物や切符収集ファン向けの商品として売り出す。 記念乗車券は蒸気機関車(SL)のC10形8号機が描かれた台紙付きで、金谷から門出行きと門出から金谷行きの2枚セット。発行日付入りで、「666記念乗車券」と印字されている。実際に使用可能で、利用期間は6日から8月6日まで。 同社広報室の担当者は「身近な企画を通じて鉄道好きや切符収集家にアプローチし、ファンを地道に増やしていきたい」と話した。
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「世界三大花木」のジャカランダ 熱海の初夏彩る 16日まで祭り
熱海市東海岸町の熱海サンビーチに隣接する遊歩道で16日まで、世界三大花木の一つ「ジャカランダ」のフェスティバル(市観光協会主催)が開かれている。涼しげな薄紫色の花が初夏の熱海を彩っている。 ジャカランダは主に熱帯地域に分布する花木で、熱海には1990年にポルトガルの姉妹都市から伝来した。市によると、同遊歩道や国道135号沿いを中心に計136本が植栽され、半数以上が見頃を迎えた。祭り期間中は午後6時~10時にライトアップを行う。 祭り会場には高さ10メートル超の巨木から背丈程度の低木まで大小のジャカランダが林立し、枝先に釣り鐘型の花を咲かせている。「花が頭に落ちると幸運が訪れる」との言い伝
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ホビーショー発表 プラモ100点ずらり JR静岡駅「駿府楽市」
静岡市駿河区のツインメッセ静岡で5月に実施された静岡ホビーショーでの発表作品を紹介する「プラモデル新作展」(静岡模型教材協同組合主催)が9日まで、JR静岡駅構内のアスティ静岡西館「駿府楽市」で開かれている。 組合に所属するタミヤ(同区)、青島文化教材社(葵区)、ハセガワ(焼津市)のプラモデルの新作や人気商品など完成品約100点を展示。自動車や戦闘機、飛行機などのほか、精巧な塗装技術で恐竜の皮膚の質感を巧みに表現したプラモデルなども目を引く。会場では組み立てキットも販売している。 駿府楽市の高須幸夫専務は「プラモデルを見たり実際に作ったりして、ものづくりの魅力を感じてもらえれば」と期待した
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湖西「アジサイロード」 3000株開花始まる
湖西市新所の東小周辺に広がる「アジサイロード」で、長さ約3キロにわたる農道沿いや東小のビオトープに植えられたアジサイ約3千株の開花が始まった。6月中旬に見頃を迎え、7月中旬まで楽しめる見込み。 アジサイの植栽を進めてきた地域住民や農業者による「新所水とみどりのプロジェクト」は、開花に合わせて2日に下草刈りの作業を行った。3日には東小で講話を行い、豊川から供給される農業用水に支えられてきた地域の農業の歴史を児童に紹介した。週末には地元住民向けのイベントも予定している。
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ハナショウブ2000株咲き誇る 静岡市葵区・城北浄化センター
静岡市葵区加藤島の市城北浄化センターで、ハナショウブの花が見頃を迎えた。同センターは9日まで一般開放を行っている。 センター内で下水を浄化処理した水を再利用した池で、約2千株のハナショウブが花開いた。3日には開花を心待ちにしていた市民が多く訪れ、紫と白の優美な景色を眺めたり、思い思いに写真に収めたりして楽しんだ。周囲には色鮮やかなアジサイも咲き、彩りを添えている。 市民に下水道事業を身近に感じてもらうことが目的で、池のそばには下水処理の仕組みを紹介するパネルも設置している。新型コロナ禍の影響で4年ぶりの一般開放となった。午前9時から午後4時まで。 工事の影響で駐車場がないため、同センター
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鮎壺公園の「子ども広場」先行開放 長泉町で一部工事完了
長泉町は5月下旬から、町下土狩の「鮎壺公園」内にある「子ども広場」を先行して開放した。全面開園は来年3月を予定する。 開放した広場は公園全体1万7千平方メートルのうち、南側に位置する1500平方メートル。町内最大の滑り台複合遊具やボルダリング遊具などを設置し、柔らかいゴムチップ舗装と天然芝で遊具を囲い、子どもが安心して遊ぶことができる。 全面開園に向け、現在、交流施設と公園南側に位置する「鮎壺の滝」の展望デッキなどを新設している。 池田修町長は3日の町議会6月定例会で公園の一部開放を報告し、「順調な滑り出し。全面供用開始に向けて、安全第一で工事を進める」と話した。 (東部総局・天羽桜
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浜名湖花博ガーデンパーク会場が終了 全体来場者、目標の95万人達成
浜名湖エリアを花と緑で彩る「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)が2日、最終日を迎えた。もう一つの主会場のはままつフラワーパーク会場(同区)と合わせた来場者が同日、目標の95万人を達成し、盛況の内に58日間の会期を終えた。フラワーパーク会場は16日まで続く。 ガーデンパーク会場は4月6日のオープンで、延べ約50万人が訪れた。閉幕式が同パークで行われ、実行委会長の鈴木康友知事が「多くの関係者のおかげで閉幕を迎えられた。今後も花と緑の啓発、県内の花卉(かき)産業の振興に努める」とあいさつ。ガーデンパークの植栽、施設案内のボランティアに長年貢献した53
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ヘラクレスオオカブトとパシャッ 「む(6)し(4)の日」ちなみ、磐田で触れ合い体験
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園は2日、「虫の日(6月4日)」にちなんだ特別イベントを同公園で開いた。昆虫との触れ合い体験や、昆虫の意外な一面を紹介する講座など多彩な催しが行われ、多くの親子連れでにぎわった。 カブトムシとクワガタをテーマにした講座では、同公園の職員が「カブトムシと比べて、クワガタは触角の根元部分にあたる第1節が長い」といった体のつくりの違いを解説。参加者は、実際に触るなどしてそれぞれの特徴を確認した。 会場では木の枝に乗った世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」と記念撮影できる時間もあり、子どもたちは圧倒的な大きさに魅了されながら、撮影を楽しむ姿がみられた。
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「浜名湖花博」ガーデンパーク会場きょう閉会 最後の週末、多彩な催し ヒマワリやコスモス見頃
浜名湖エリアを舞台とした花と緑の祭典「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(中央区)が2日、58日間の会期に幕を下ろす。最後の週末を迎えた1日も同会場では多彩な催しが行われるなどし、大勢の来場者でにぎわった。 同園最大の花壇「花織り畑」では、浜名湖の形をイメージして植えられた約1万8千本のヒマワリやコスモスなどが見頃のピークを迎えている。閉会を惜しむように色とりどりの花々が咲き誇り、晴天に恵まれたこの日も家族連れや友人同士で写真を撮ったり、散策を楽しんだりした。 今回の花博はサステナブル(持続可能)をテーマに掲げているため、1、2の両日は「SDGs花緑配布キ
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下田・あじさい祭が開幕 青や紫の花々、初夏の到来告げる
下田市の下田公園で1日、第53回あじさい祭(実行委主催)が開幕した。園内には国内最大規模といわれる約300万輪が植栽されていて、一部のアジサイは見頃を迎えているが全体では三分咲き程度。6月中旬に盛期を迎える見通し。 市観光協会によると、100種類以上のアジサイが園内を彩る。紫や青、白の楚々(そそ)とした花々が初夏の到来を告げていて、観光客が思い思いに散策を楽しんでいる。 初日の開幕式典では関係者がにぎわいの創出に期待を寄せた。市観光協会の渡辺一彦会長は「曇り空でも晴天でも、アジサイは下田の海の青さと溶け合う。極上の景観を多くの人に楽しんでもらいたい」と呼びかけた。 昨夏は10万6200
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バラ華やか1500株超 御殿場、2日まで「祭り」
御殿場市印野の富士山樹空の森で1日、御殿場ばら祭り(市バラのまちづくり推進委員会など主催)が始まった。1500株以上の花々が咲き誇る。2日まで。 「樹空の森バラ友の会」が丹精込めて育てたバラが見頃を迎えた。ノックアウト、ビバリー、金蓮歩など多種が植栽され、色とりどりの花が咲きそろう。 会場ではオリジナル品種を含めたバラの苗木、肥料などの販売や同施設ローズガーデンアドバイザーによる講習会、スタンプラリーなどが開かれている。来場者は雲間から富士山が見えると、美しい花との共演を写真に収めていた。初日は御殿場高生によるイベントブースも設けられ、子ども連れが楽しんだ。
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浜松・うなぎパイファクトリー 祝!来場者1000万人 茨城の一家を祝福
うなぎパイなどを製造販売する「春華堂」(浜松市中央区)が同区大久保町に構える工場兼見学施設「うなぎパイファクトリー」の累計来場者数が1日、1千万人を突破し、同施設で記念セレモニーが開かれた。 1千万人目として祝福を受けたのは、観光で訪れた茨城県古河市の会社員倉持貴一さん(39)一家4人。山崎貴裕社長から巨大うなぎパイや特製のキャリーケースなどが贈られ、「とてもラッキーだった。このキャリーケースで浜松を再び訪れたい」と喜んだ。 2005年にオープンした同施設は、看板商品「うなぎパイ」の焼き上げから包装までの生産工程を見学できる観光名所として人気を集め、年間約50万人が来場している。山崎社長
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SBSラジオ公開生放送など盛況 静岡市清水区で「ナツイチフェス」 2日まで
SBSラジオの初開催イベント「ナツイチフェス」が1日、静岡市清水区のエスパルスドリームプラザで始まった。2日まで。 8番組のパーソナリティー計12人が出演した公開生放送には、リスナーや買い物客ら300人ほどが集まった。ステージ上で繰り広げられる軽妙なトークに、会場は笑い声や拍手に包まれ、盛り上がった。 イベントではスポーツ選手を招いた座談会のほか、ラジオの仕事体験やパーソナリティーが生実況する赤ちゃんハイハイレースなども行われ、家族連れでにぎわった。各店舗では番組とコラボした料理や飲み物なども販売している。 (清水支局・大村花)
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伝統工芸に親しんで 「しずおか特産品まつり」、駿河竹千筋細工体験も
静岡市内の伝統工芸品を集めたイベント「しずおか特産品まつり」(市主催)が1日、同市葵区の青葉シンボルロードで始まった。2日まで。 駿河漆器や駿河張下駄(げた)など約10種類の伝統工芸品が並び、職人がデザインのこだわりや使い方などを丁寧に説明した。静岡竹工芸協同組合(同区)による駿河竹千筋細工の体験コーナーでは、来場者が「こうやって作っているんだ」「菓子を入れて使いたい」などとやりとりしながら、地元の伝統的な工芸に親しんだ。 敷居が高いイメージがある工芸品を、幅広い世代に気軽に手に取ってもらうことを目的に開催した。
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静岡茶の魅力広くPR、人気 ガーデンパークカフェ 2日まで浜松【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で2日まで、静岡茶商工業協同組合が「ティーカフェ&ガーデン」を出店している。全国から多くの人が訪れる“花と緑の祭典”で、本県の茶の魅力を発信している。=関連記事22面へ 花に囲まれた店内やテラス席では喫茶メニューを提供するほか、同組合加盟の茶商、茶農家などが参加し、煎茶やほうじ茶、和紅茶など厳選した62種類を販売している。 冷茶のテイクアウトでは、花博にちなんだローズ和紅茶など4種を用意した。本山茶の深蒸し茶なども人気を集め、多い時には1日に計700杯以上の売り上げがあるという。 茶の消費拡大を目指
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多様な静岡県産品 都内で販売 2日までマルシェ
静岡県産品の魅力を首都圏に広く発信する「静岡産直マルシェ」が1日、東京都品川区のJR大井町駅前で始まった。2日まで。 菊川茶や川根茶の新茶、うなぎいもの菓子、サクラエビの加工品などが並んだ。県東京事務所は観光や移住の案内をした。ステージイベントもにぎわった。 初めて出展した川根本町の茶農家海野善久さんは「産地が生き残るためにも、こうしたチャンスで販売の間口を広げたい。自然の恵みを受けて栽培した山のお茶ならではの良さを、多くの人に知ってもらえれば」と期待した。 最終日は午前11時~午後5時。5~10日には連携イベントとして、イトーヨーカドー大井町店で「静岡いいら市」が行われる。
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グルメとペット イベントにぎわう 富士で2日まで
富士市の中央公園で1日、グルメとペットのイベント「フジヤマデイズ ライフスタイルフェスタ」(実行委主催)が始まった。2日まで。 おにぎりや唐揚げ、クレープなどのキッチンカーをはじめ、2月のふじのみやプリンまつりに参加した人気店も出店。犬のおやつを販売するマルシェや多肉植物の販売コーナーのほか、ダンスや縄跳びのステージもにぎわっている。 企画したイベント運営会社「レントオール富士」の担当者は「地域の関心が高い店舗の力を借りて、今後も多くの人に楽しんでもらえるイベントに育てていきたい」と話す。 2日は午前10時から午後5時まで。
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【情報市場】企画展「茶摘みの移り変わり」
ふじのくに茶の都ミュージアムは6月15日から10月14日まで、企画展「茶摘みの移り変わり」を開催します。本展では、緑茶の生産工程のうち「茶摘み」に注目し、手摘みから機械で刈る方法までの移り変わりとそれぞれの特徴を紹介します。詳細は同ミュージアムのウェブサイトをご確認ください。 ▽所在地 島田市金谷富士見町3053の2 ▽観覧料 一般300円、学生・70歳以上・障害者手帳をお持ちの方は無料 ▽開館時間 午前9時~午後5時(最終入館午後4時半) ▽休館日 火曜日(祝日の場合は翌平日)
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あなたの街のポケモンは? 静岡県内5カ所に「ポケふた」 鈴木知事、観光誘客に期待
ゲームやアニメが世界的な人気を誇る「ポケットモンスター」のキャラクターがデザインされたマンホールのふた「ポケふた」が県内5カ所に設置されることになり、31日、県庁で5種類のふたが披露された。初の対外公務となった鈴木康友知事は「ポケモンと本県の相乗効果で地域が盛り上がれば」と観光誘客に期待を込めた。 ポケふたは、株式会社「ポケモン」(東京都)が地域とポケモンの魅力を生かした地域振興を目指し、34都道府県に342種類を寄贈してきた。本県の5種類が新たに加わり、静岡市、浜松市、沼津市、富士市、伊豆市に6月中に設置を完了するという。 31日はピカチュウが同席し、県庁内のポケモンファンも見守
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静岡県内初の「ポケふた」 葵区・駿府城公園にお目見え 茶畑と「ムクホーク」「フシギソウ」
静岡市葵区の駿府城公園二ノ丸橋に31日、ゲームやアニメで人気の「ポケットモンスター(ポケモン)」のキャラクターがデザインされたマンホール「ポケふた」が県内で初めて設置された。 同市を連想させる城や茶畑とみられる背景に「ムクホーク」と「フシギソウ」が描かれている。同市の望月哲也観光交流文化局長は「静岡にしかないポケふたを見て街歩きを楽しんでもらえれば」と期待した。 ポケモンを通じて地域の魅力を発信するため、ポケモン(本社・東京都)が全国の自治体に異なるデザインのポケふたを寄贈している。同社は県に5枚を寄贈した。同市と浜松、沼津、富士、伊豆の5市に設置される。
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幻の白ビワ狩りスタート 伊豆・土肥
全国的にも珍しい白ビワ狩りが6月1日から、伊豆市が管理する同市小下田の白ビワ園で始まる。開園は1~3、8、9日の午前10時~午後3時半。 白ビワは普通のビワと比べて果肉が白く、果汁の多さや甘さが特徴。果肉が傷つきやすく出荷が難しいため「幻のビワ」とも呼ばれている。収穫期(5月下旬~6月上旬)は約2週間と短い。同市役所土肥支所によると、今季は裏年で、表年だった昨季よりも実は少なめ。ただ糖度は十分乗っていて甘めだという。なくなり次第終了のため、同支所担当者は早めの来場を呼びかけている。 白ビワ園は、同市の観光スポット「恋人岬」に隣接する。料金は大人2000円、小学生1000円、未就学児無料で
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浜名湖花博のフラワーパーク来場者 浜松市動物園無料に 6月1日から
浜名湖花博20周年記念事業実行委員会は6月1日から、「浜名湖花博2024」(同実行委主催)のはままつフラワーパーク会場(浜松市中央区)の来場者限定で、隣接する市動物園の入園を無料にするサービスを始める。 同会場の来場者数が25日に当初目標の40万人を達成したことに対する感謝の気持ちを込めた。通常入園無料の小中学生に加え、大人(通常500円)も無料にすることで、家族連れに花博と動物園の両方を1日掛けて楽しんでもらう。希望者にフラワーパーク入場時に、動物園との共通ゲートを通過できるQR券(当日のみ有効)を配布する。 配布は毎日午後2時半まで。花博が閉幕する16日まで行う。問い合わせは同実行委
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豪華列車で静岡観光「ザ・ロイヤルエクスプレス」 11月から限定運行 JR東海と東急
JR東海と東急は11月8日から、JR横浜駅を発着し、静岡県内を横断する観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」を期間限定で運行する。地場産品を活用した料理と車窓からの景色を満喫し、観光地も訪ねる。静岡県の魅力を盛り込んだ非日常的な体験を提供し、地域活性化と誘客強化につなげる。7月18日まで申し込みを受け付ける。 東急は、同様の観光列車をJR横浜駅―伊豆急下田駅間で運行している。今回、JR東海と連携することで運行範囲を全県に広げる。 12月16日までに、3泊4日の旅を計6回実施し、三島、沼津、新居町、浜松、静岡などの各地を巡る。静岡県内の飲食店が車内で昼食を提供する。老舗旅館やホテルに宿泊し
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焼津「浜通りフェス」6月1日開催 水産業発祥の地 魅力体験
焼津市の水産業発祥の地とされる街道「浜通り」の活性化を目指し、NPOや企業、団体などで組織する実行委員会が、6月1日に体験プログラムを中心としたイベントを同市城之腰の浜通り周辺で開催する。 「浜通りフェスティバル」と題し、焼津の魅力を体験できる13のプログラムを用意。カツオのわら焼きたたきづくり、さばき実演など市特産の水産物に触れる体験や、夏に浜通りを彩るあんどんの制作などを楽しめる。市内の事業者による食品サンプル作り体験、コーヒーの入れ方を学ぶ催しもある。開催は午前10時~午後4時。 プログラムへの参加は市観光協会のホームページ内にある体験予約サイトで事前申し込みができる。問い合わせは
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今年はスナックも参加 31日から「静岡おまちバル」
JR静岡駅周辺の飲食店で5月31日~6月2日、食べ飲み歩きイベント「静岡おまちバル」(実行委主催)が開かれる。飲食店や小売店100店舗が自慢の逸品や酒類を提供する。 今回はスナック10店が新たに出店する。前売り券は5枚つづり4800円(当日券5400円)、3枚つづり3千円(同3200円)で販売。購入者は対象の飲食店で1枚を使うごとに、ドリンク1杯とメニュー1品を味わえる。各小売店では洋菓子や新茶などと引き換えが可能。 前売り、当日チケットはコンビニや書店、専用アプリ「ぶらりん@タウン」で取り扱う。松下和弘実行委員長は「スナックなどユニークな出店もあるので、飲み歩きはもちろん、歌い歩きも楽
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ヤマハ発動機、横浜にeバイク発信基地 6月6日ショールーム開設
ヤマハ発動機は6月6日、首都圏では初のショールーム「Yamaha E-Ride Base(ヤマハイーライドベース)」を横浜市西区みなとみらいにオープンする。スポーツ系電動アシスト自転車eバイクの展示や乗車体験などを通じ、若い世代の顧客層を掘り起こす企業ブランドの発信基地とする。 開設するのは、ヤマハなど5社が共同開発した複合施設「横浜シンフォステージ」内。約680平方メートルにスポーツ系のYPJシリーズをはじめとする電動アシスト自転車のほか、スクーターや車いすなどの電動モデルを並べる。大型スクリーンで製品の魅力などを伝えるシアターも設けた。eバイクの無料乗車体験のほか、週末には横浜の街を巡
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1、2日に音楽フェス「頂」 吉田公園で準備着々 今年で最後「来場者驚かせたい」
吉田町の吉田公園で6月1、2日に開かれる野外音楽フェスティバル「頂―ITADAKI―THE FINAL」(静岡新聞社・静岡放送共催)の開幕が近づく中、会場で28日、準備作業が本格化した。最後の開催に向け、ボランティアら関係者の熱気が高まっている。 28日午前は大雨の予報を踏まえ、15人がキャンプサイトの区画設営を急ピッチで進めた。全国から計約100人のボランティアが集う見通しで、会場内の装飾や駐車場整備に取り組む。6年前から参加する渡部龍さん(24)=横浜市=は「頂を通して多くの人と出会い、静岡が大好きになった。全力で準備や当日を楽しむ」と語った。 フェスの小野晃義プロデューサーは「物価
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中国・杭州線が7月再開 静岡空港、4年5カ月ぶり
静岡県は28日、新型コロナウイルス感染拡大を契機に運休が続いていた静岡空港の中国・杭州線が7月10日に運航を再開すると発表した。4年5カ月ぶりの復便。静岡空港の国際線定期便の再開は韓国・ソウル、中国・上海線に次いで3路線目となる。 北京首都航空が10月26日まで水、土曜の週2往復する。コロナ前の運航頻度に戻る。10月27日以降の冬ダイヤの運航については同社が改めて公表する予定。 静岡空港の国際線定期便は2023年3月にソウル線、同9月に上海線が再開した。県空港振興課によると、23年度のソウル線は搭乗者数9万946人、搭乗率85・0%と好調だった一方、上海線の回復は遅れた。 コロナ前に就
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【キャンプ場めぐり】川遊び、家族連れに人気 静岡市清水森林公園黒川(同市清水区)
静岡市清水区の山あい、竜爪山の麓に位置する市清水森林公園「やすらぎの森」。公園の一角を占める黒川キャンプ場は、興津川の支流の黒川を挟むように計33区画のテントサイトが広がる。川を渡る風が心地よく、木立で適度に日差しが遮られる環境でゆっくりと過ごせる。市営で無料な点も人気で、県内外からキャンパーが訪れるという。 「川は比較的浅く、子どもの水遊びに適した場所。夏場は家族連れでにぎわいます」と同公園の清水和宏管理センター長(65)。キャンプ場から続く遊歩道を少し歩けば「竹林公苑」や「せせらぎ自然観察園」に着く。 車で5分ほどの圏内には日帰り入浴施設「やませみの湯」、地元の農産物や菓子などを販売
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お茶ロウリュやサウナ講座 1、2日 牧之原でイベント
サウナを通じた地域活性化を目指して県内企業でつくる静岡サウナ協議会は6月1、2の両日、心を整えるマインドフルネスや茶をテーマにしたイベントを静岡空港石雲院展望デッキ(牧之原市)で開く。 水の代わりに茶で蒸気を起こす「お茶ロウリュ」や、全国からファンが集うサウナしきじ(静岡市駿河区)関係者による講座などを実施する。 午前10時~午後7時半(2日は午後5時まで)で、1回2時間の講座を各日複数回開催する。定員は各回20人。水着やサンダルなどを持参する。参加料は4000円(2日は5000円)。 参加希望者は同協議会ウェブページから申し込む。問い合わせは同協議会<電090(7206)4031>へ
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築100年超 元割烹旅館の木造建築、1棟貸し宿泊施設に 浜松・春野
浜松市天竜区春野町堀之内の築100年超の木造建築を用いたカフェ「ラ・ヴィ・リーブル」が5月、宿泊施設に装いを変えて再出発した。建屋はかつて、宝塚歌劇団の団員が利用した割烹(かっぽう)旅館だった歴史がある。運営する梅[ばい]美由紀さん(56)=同区=は「また来たいな、と思える居心地の良い空間にしたい」と地域の交流拠点としての活用も見据える。 旧道沿いに位置する3階建ての建屋付近は、清流の気田川が流れる。玄関には年季の入った柱時計や電話室など昭和の雰囲気を醸し出す調度品、新設のまきストーブが並ぶ。1日1組限定の1棟貸しで、犬を連れた宿泊も可能。 重厚な木造建築は4年前まで、1877年創業の旅
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「駿河湾アジ釣り」釣果好調、良型続々 沼津の港から船行き交う
6月の本格的な夏釣りシーズンを前に、駿河湾に面した沼津市内の各港から釣り船が行き交っている。産卵時期のマダイ釣りのシーズンが終わり、ここ数日は釣果が好調で良型のアジが釣り人を楽しませている。 沼津港を拠点とする「勘七丸」は26日、コマセ釣りに出た。アジやクロムツ、サバなどを釣り上げた。船長の芹沢潤二さん(55)によると、好調なアジの釣果で900グラムほどの大きさも釣れているという。夏が深まるとシイラやマグロなどのキャスティング釣りが盛んになる。 同日に乗船した三島市の山本道雄さん(64)は「季節ごとにいろいろな魚が釣れるのが魅力的。沼津を楽しむ観光資源の一つ」と楽しんだ。
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つるんと食感 名物ところてんどうぞ 西伊豆、26日まで祭り
全国有数のテングサの産地として知られる西伊豆町の恒例行事「天草・ところてん祭り」(町観光協会主催)が25日、同町仁科の堂ケ島公園で始まった。観光関係者が西伊豆名物のところてんの作り方を実演し、来場者に無料で振る舞っている。26日まで。 協会によると、水揚げされたテングサを水にさらして天日干しにする工程を複数回繰り返すことで、半透明でつるんとした食感のところてんに仕上げている。初日は地元住民や観光客でにぎわい、岩ノリと三杯酢をかけて味わった。 26日も午前10時から千食を提供する。地元グルメ「潮かつおうどん」250食も振る舞う。無くなり次第終了する。
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磐田・渚の交流館8周年で記念イベント ゲームや飲食店など出店 26日まで
磐田市豊浜の食とレジャーの交流拠点「渚(なぎさ)の交流館」は25日、開館8周年記念イベント同館で始めた。初日は、ゲームや飲食などの出店に多くの親子が詰めかけた。26日まで。 会場には約10台のキッチンカーが並び、かき氷やたこ焼きなどを販売。スーパーボールすくいやストラックアウト、市イメージキャラ「しっぺい」の色塗りコーナーもあり、子どもたちが楽しむ姿が見られた。最終日の午前は、消防車や救急車といった消防車両を展示する。 同館は2016年5月に開館した。福田漁港エリアに立地し、飲食・販売店などを構える。
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富士宮やきそばや唐揚げ… 富士山麓のグルメ集結 26日まで富士でイベント
富士山周辺地域のグルメが集結する「富士のふもとの大博覧会」(富士山ネットワーク会議主催)が25日、富士市のふじさんめっせで始まった。26日まで。 裾野、富士宮、御殿場、富士市と小山町の飲食店など約80のブースが並ぶ。富士宮やきそばやロース肉の弁当、唐揚げなど人気の味を求める大勢の来場者でにぎわっている。 特殊な紙を使って立体的な手形を作るコーナーや、簡易的なドームでのプラネタリウムなど体験型企画もある。26日は午前10時から午後4時まで。 初日は来場者が投票するグルメコンテストを実施した。各部門の1位は次の通り。 主食 本場沖縄タコライスあぶりチーズ(御殿場・タコライス478)▽一品
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蓬莱橋にぼんぼり120基 島田で祭り ステージ発表やライトアップも
島田市の蓬莱橋で25日、蓬莱橋ぼんぼり祭りが始まった。欄干に約120基のぼんぼりを飾り、ステージ発表など多彩な催しを繰り広げる。夕方からはライトアップされ、幻想的な雰囲気も楽しめる。26日まで。 ぼんぼりには地元の絵手紙愛好家らが季節の草花や地元の風景などの絵を描いた。橋下の特設ステージでは島田南幼稚園による歌や踊りなどが披露され、来場者を楽しませた。屋台も出店している。 世界最長(897・4メートル)の木造歩道橋として知られる蓬莱橋の認知度を高め、後世に残そうと始まった。市民有志らでつくる実行委員会の主催で31回目。 26日は金谷大井川川越し太鼓の演奏などを予定している。 特製ヘッ
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浜名湖花博、来場者80万人突破 佐々木さん一家に記念品
浜松市中央区のはままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパークで開催中の「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の来場者数が25日、80万人を突破した。フラワーパークで記念式典が行われ、実行委が節目の来場者となった同区の会社員佐々木勇さん(44)と妻静江さん(43)、娘の優南ちゃん(1)家族に記念品を贈った。 佐々木さん一家は塚本こなみ園長らから浜松産のバラなどを使った花束と地元農産物の加工品詰め合わせなどを受け取り、記念撮影に臨んだ。勇さんは「バラと園内の雰囲気を楽しみに来た。すてきな思い出になった」と笑みを浮かべた。 両会場とも現在、バラの開花がピーク。実行委によると、今後フラワーパーク
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生徒「私たちが摘んだ新茶いかが」 牧之原中、東名SAで販売
牧之原市の牧之原中3年生が25日、学校茶園で摘んだ新茶を東名高速道牧之原サービスエリア(SA)で販売した。 生徒は4月下旬に約110キロの生葉を摘採。1袋50グラムで230袋を用意し、オリジナルのラベルを付けて500円で売り出した。訪れた客に茶娘・茶息子姿で「私たちが摘んだ新茶はいかがですか」「甘さが特徴です」などと呼びかけた。 黒田海さん(14)は「お茶の消費量が年々減っている。県外の人にも牧之原茶のおいしさを知ってもらいたい」と話した。
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富士スピードウェイ サーキット内にキャンプ場、今秋開業予定 マシンの迫力、夜の星空楽しんで
小山町の富士スピードウェイと施設周辺の開発を担う富士モータースポーツフォレスト、キャンプ場企画・運営の「アールプロジェクト」(千葉県)は24日、同サーキットのコース内側にアウトドア宿泊施設を開設する計画を発表した。今秋の開業を目指す。最高ランクの認定を受けるサーキット内にキャンプ場が常設されるのは世界初という。 名物の高速コーナー「100R」の内側約2万平方メートルの敷地に、キャンプサイト36区画を設ける。林間の電源付きオートキャンプサイトに加え、ドッグラン併設サイト、宿泊棟に改装した1970年製のトレーラー「エアストリーム」と観覧デッキを併設したサイトなどを用意し、幅広い客層に対応。富士
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海抜0メートル→富士山頂へ 「登山ルート3776」達成者倍増 コロナ禍明け、PR奏功か
富士市の海抜0メートル地点から富士山頂を目指す「富士山登山ルート3776」の2023年度達成者が、1316人で、過去最高だった22年度を約2・1倍と大きく更新した。23年度は新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移り行動制限が解除された影響があったとみられる。24日に市役所で開かれた同ルートの本年度懇話会で報告された。 以前から達成者の4割強を占める首都圏(1都3県)が堅調に伸び、大阪府が92人と約3・7倍に増加するなど、関西の達成者も増えた。PRを担う市交流観光課は、都市圏の登山イベントに出展したことが成果につながったとみる。 過去3年間0人だった外国人は79人と、コロナ禍以
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ハナショウブ70万本涼しげ♪ はままつフラワーパーク
「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)を開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で、約70万本のハナショウブが咲き始めた。初夏の園内をさわやかに彩り、涼しげな雰囲気を演出している。 ハナショウブ園は広さ約4800平方メートル。品種改良で生まれた黄色の「浜名湖の光」をはじめ、紫や青、白など色とりどりの花が咲き誇る。同園によると、23日現在で三分咲き程度。6月上旬に開花のピークを迎える見込み。担当者は「ハナショウブ園を深い木々が囲む美しい世界観を見てほしい」と話している。 23日は来園者が花々の間の木製通路で写真を撮ったり、ベンチに座ってゆったりと観賞を楽しんだりする姿が見られた。
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沼津・照江寺でアジサイ咲き始め 26日から祭り 「雲龍図」の龍デザイン御朱印も限定販売
アジサイが咲き始めている沼津市江浦の照江寺(橋本宗一住職)で26日から、「あじさい祭り」が始まる。6月中旬まで。初日はキッチンカーなども入り、開幕を盛り上げる。 アジサイは橋本住職が約50年前に植栽を始め、本数を増やしてきた。階段や本堂、大日堂がある高台付近でセイヨウアジサイ、ガクアジサイなどが咲き誇る。色鮮やかな花々の奥に、江浦湾が広がる光景が人気を集めている。 今季は今まで以上に楽しんでもらえるように、境内の石碑を紹介するパンフレットを配布している。昨年本堂に設置され、多くの人が見学に訪れた「雲龍図」の龍と、アジサイをデザインした特別御朱印なども限定販売する。
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幸せ呼ぶ♧七つ葉クローバー 花博フラワーパーク会場に展示 浜松の宮司さん、2004年出展、20年越しの思い
葉数が多いクローバーの栽培に取り組む浜松市中央区大島町の宮司良隆さん(82)が30日から、「浜名湖花博2024」開催中のはままつフラワーパーク会場(同区)で七つ葉のクローバーのブース展示を行う。宮司さんは2004年に開かれた花博でも七つ葉のクローバーを展示していて、「20年越しに花博の会場で幸運を届けたい」と七つ葉に込めた思いを話す。 03年ごろ、妻の富子さんが近所で見つけた四つ葉のクローバーを親株にして自宅で栽培を始めると、七つ葉など多葉のクローバーが次々と育った。メディアに出演して話題を呼び、翌年の花博に出展したところ、「幸せになれそう」と好評を博し、宮司さんにとっても思い出深いイベン
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読書もバリアフリーへ 布絵本や点字絵本ずらり 清水興津図書館
静岡市清水区の清水興津図書館で23日、「手で楽しむバリアフリー絵本展」が始まった。見えない、読めないなどの理由で絵本が楽しめなかった人たちの不自由さを軽減し、誰もが楽しめるように工夫した布絵本や点字絵本を紹介している。7月23日まで。 布絵本と点字絵本合わせて約50点を展示し、一部は貸し出し可能。布絵本はフェルトなどの生地にボタンや面ファスナーなどを使用し、手指を使ってつけ外しが楽しめる。 今回は島田市在住の布絵本作家山本敬子さんの新作「はなのかんむり」を初公開した。布絵本に点字も組み合わせた作品で、全国でも珍しいという。初日は山本さんが同館を訪れ、来館者に直接読み聞かせた。 県内出
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大物釣り大会 6月16日開く 島田のやまめ平
島田市笹間下の釣り堀「やまめ平」は6月16日午前9時から、大物釣り大会を開催する。午後3時まで。 通常サイズの15~20センチのほか、体長30センチ以上の「尺ヤマメ」を放流する。30センチ以上を釣り上げた参加者には記念撮影と刺し身にするサービスを行い、景品が当たる抽選も後日実施する。 通常料金で参加できる。問い合わせはやまめ平<電0547(39)0244>へ。
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新緑鮮やかな盆栽12席並ぶ 掛川花鳥園
日本盆栽協会中遠支部は盆栽展を24日から、掛川市南西郷の掛川花鳥園で開く。26日まで。 「新緑の青葉祭り」をテーマに12席を展示する。芽が出たばかりのエゾマツやスギ、緑色が鮮やかなヤマモミジやカエデなどが並ぶ。会員は23日、盆栽の搬入、設置作業を行った。 事務局の寺田良毅さん(82)は「樹種それぞれの緑を楽しんでほしい」と話した。
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お寺でピアノ♪ 6月15日、今西さんコンサート 浜松・玖延寺
浜松市出身のピアニスト今西泰彦さんが6月15日午後3時から、天竜区の玖延寺(きゅうえんじ)本堂でピアノコンサートを開く。「東洋の伝統的な文化と西洋音楽を融合させたい」との思いから企画した。 「沈める寺」「荒れた寺にかかる月」などドビュッシーをはじめ、ショパン、リストを含む14曲。今西さんは「ドビュッシーは東洋に行った記録がないのに寺にまつわる曲を多く書いている」とし、「これにショパンの晩年の曲と、リストが出家する直前に書いた曲を組み合わせた」と話した。 120人収容予定の会場には座椅子やソファを置くが、畳の上で座禅を組むこともお勧めという。ピアノは河合楽器製作所(中央区)のグランドピアノ
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キリンの赤ちゃんすくすく 富士サファリパークで2日に誕生 25日から一般公開
裾野市の富士サファリパークで5月、国際自然保護連合(IUCN)により絶滅危惧種に分類されているキリンの赤ちゃん1頭が誕生した。来場者に愛くるしい姿を見せられるよう順調に成長している。 赤ちゃんは雌。2日の誕生時の全高は175センチ、体重70キロほどだった。一般公開は、サファリゾーン内の動物舎に併設されている運動場で25日から開始する予定。時間は午前11時~午後3時。天候や動物の体調次第で中止の場合もある。
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【ゆるっと自転車散歩】温泉街→湖畔沿い 四季折々の風情魅力 浜名湖東岸(浜松市中央区)
走行距離 ★★☆(約28キロ) 高低差 ★☆☆(一部に坂道) 浜松市中央区の舘山寺温泉街から同区の弁天島にかけての浜名湖岸は、観光スポットが集まり、年間を通じて多くの人が訪れる。今回は温泉街を出発し、周辺を散策するルートを巡った。 舘山寺温泉は1958年の開湯。湖岸に大小の旅館、ホテルが立ち並び、名前の由来になった舘山寺の門前には飲食店なども軒を連ねる。温泉街のシンボルとなっているアーチ状の「志ぶき橋」を眺め、南に向かって走り始める。 温泉街を抜けたら湖畔に沿って進む。浜名湖をサイクリングで一周する「ハマイチ」のルートにもなっている浜名湖周遊自転車道の一部で、平たんな
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全面芝生の4サイト 朝霧CampBaseそらいろ(富士宮市)【キャンプ場めぐり】
富士山の裾野に広がる富士宮市の朝[キャンプベース]霧高原。標高約800メートルの場所にある「朝霧CampBaseそらいろ」は、2023年7月にオープンしたばかりの新しい施設だ。 敷地内には「ゆったり」「まったり」「どっぷり」「しっぽり」と4種類のサイトがあり、いずれも全面芝生で過ごしやすい。各サイトからは雄大な富士山か青々とした木々が茂る毛無山の姿を一望でき、夜には満天の星空も。敷地内にはドッグランのほか、仲間や家族で自由にたき火を楽しめる「ファイアピット」も設置している。 管理棟の売店では、地元の酒やクラフトビールなどを販売。マネージャーの白鳥真次さん(44)は「お客さまに富士宮のよさ
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アウトドアや旅行の季節 愛犬との外出 熱中症に注意 保冷剤や夏用ウエア重宝 給水・休息 飼い主も
外出が楽しい季節になった。最近はペット同伴で利用できる飲食店や宿泊施設が増えているので、愛犬とのお出掛けや旅行を計画している人も多いはず。 公共の場で過ごすためには、狂犬病予防接種や各種ワクチン接種、ノミ・ダニ対策などは必須事項と言える。シャンプーやブラッシングで清潔を保つ、迷子札・マイクロチップ装着による迷子の対策もしておきたい。 愛犬連れのお出掛けで特に気を付けたいのが暑さ対策だ。今年は4月から夏日を各地で記録して以降、全国的に高温傾向の予報が出ている。体が高温多湿に慣れていない時期は、汗をかけない犬にとって熱中症のリスクがより大きくなる。ドッグランなどアウトドアで遊ぶ時は、小まめな
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ハナショウブ初夏に彩り 80種類8万本 森町・小国神社境内の園
森町一宮の小国神社境内にある「一宮花しょうぶ園」が20日、開園した。園内約2900平方メートルに80種類8万本のハナショウブが植えられていて、初夏を告げる彩りが6月中旬ごろまで楽しめる。 同神社の敷地に自生していたハナショウブを集めて60年以上前に開園した。今年は開花が例年よりやや遅く、6月頭に見頃を迎える見込みという。同園担当者は「色が濃く鮮やかな花が咲いている。雨にぬれるとより美しい写真が撮れるため、雨の翌日の来園もお勧めしたい」と話した。 入園料は300円。問い合わせは同神社〈電0538(89)7302〉へ。
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6月22日、記念臨時快速運行 菊川市制20周年・深蒸し菊川茶GI登録1年記念 JR東海
JR東海は6月22日、菊川市制20周年と深蒸し菊川茶の地理的表示(GI)登録1年を記念し、三島発菊川行きの臨時快速列車「20th夢乗せる菊川」号を運行する。5月22日から駅などで指定席券を販売する。 三島を午前7時53分に出発。沼津、富士、清水、静岡、藤枝、島田に停車し午前9時31分に菊川に到着する。記念ヘッドマークを付け、静岡から乗車する「茶娘」が記念乗車証と深蒸し菊川茶を乗客に手渡す。 全席指定で、通常の運賃に加えて指定席券530円が必要。当日は菊川駅を起点に「さわやかウオーキング」を開催する。問い合わせはJR東海テレフォンセンター<電050(3772)3910>へ。
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寄せ植え体験や苗販売 湖西で「春の緑花フェア」【浜名湖花博2024】
湖西市は19日、浜名湖花博2024の関連イベントとして「こさい春の緑花フェア」を同市新居町の新居弁天海釣公園で開いた。花壇の整備や環境美化に取り組む団体や企業などが九つのブースを設け、花の寄せ植え体験や苗の無料配布などを行い、多くの市民が訪れた。 こさい花いっぱい運動推進協議会が行った寄せ植え体験では、色とりどりのジニアやペチュニアの苗が用意され、来場者が好きな色の花を選び鉢に土を入れ、一株ずつ植えてオリジナルの寄せ植えを作った。障害者就労支援施設の浜名学園なぎさ作業所はマリーゴールドやサルビアの苗などを販売。精神保健福祉会さざなみ会は多肉植物を使って寄せ植え体験を行った。 先着順で行っ
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にぎわいの一日 展示販売にカブ集合、演奏も 浜松市天竜・二俣
浜松市天竜区二俣町のクローバー通り商店街で19日、地域の魅力発信に向けた展示・販売などのイベント「天竜春の蔵シック」が開かれた。周辺では、ホンダ製バイクが集まる「カブミーティングin天竜」、手作りの工芸品や軽食、楽器演奏を楽しめる「おもいで古魅知」も催され、にぎやかな一日となった。 イベントの出展者は地域に残る蔵や遊休スペース、路地を活用してブースを設け、来訪者との対話を楽しんだ。カブミーティングは全国各地から約60台が集まり、それぞれの車体をたたえ合うなど情報交換の会話が弾んだ。天竜署の白バイやカブも披露された。
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掛川「けっトラ市」一新 開催は年4回に 区画数拡大、にぎわいさらに
掛川市の中心市街地で地元商店主らが開く軽トラ市「かけがわけっトラ市」(同実行委員会主催)が18日、リニューアルした。本年度から毎月だった開催を年4回に変更する一方、区画数を拡大して出店数を増やし、さらなるにぎわい創出を促進する。 市内や近隣から飲食や生鮮食品などを扱う54店舗が出店した。これまで少なかった雑貨や食品加工品の店舗を増やし、音楽ステージも新たに設けた。コロナ禍を経て出店する農家が減少したため、出品者を多様化させて対応した。 同実行委員会事務局の岩崎亜弓美さん(40)は「いつもよりにぎわいがある。開催日を減らしたことで農家も参加しやすくなるといい」と話した。
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沖縄のエイサー 花添える 伊江村が伝統芸能披露【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で19日、特産のハイビスカスを出展している沖縄県伊江村の特別イベントが開かれた。住民が「エイサー」など華やかな伝統芸能を繰り広げ、屋外ステージに詰めかけた来場者を沸かせた。 伊江村は沖縄本島の北に位置する離島にあり、人口約4300人。20年前の花博の際、同村に約500株のハイビスカスが寄贈され、その後、村の観光資源に定着した。磐田市の市民団体と定期的に平和交流を行っているなど本県との関わりが深いことから、今回の出展とイベント開催が実現した。会場には同村のハイビスカス約600株が持ち込まれ、販売も行った。 島から名城政英村長ら
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富士山麓で「アコチル」 音楽やキャンプ楽しむ 人気アーティストに熱気
富士山麓で音楽やスポーツ教室、キャンプなど多彩なコンテンツを楽しむ「アコチルキャンプ」(アコチル)=実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援=が18日、御殿場市の富士山樹空の森をメイン会場に始まった。19日まで。 初日は教育番組で親しまれたタレントの小野あつこさん、福尾誠さんの子ども向けステージやPUFFY、CHEMISTRYなど人気アーティストの演奏が繰り広げられ、会場は熱気に包まれた。全国から多数の親子連れが訪れ、ステージ間近で出演者と一緒に盛り上がったり、芝生で寝転びながら耳を傾けたりと思い思いのスタイルで特別な時間を過ごした。 会場内には多彩な飲食店が出店しているほか、オリジナル
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鉄道模型の操作体験や駅弁人気 静岡でトレインフェスタ、家族連れでにぎわう 19日まで
国内最大級の鉄道イベント「トレインフェスタ」(静岡県文化財団など主催)が18日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。県内外から訪れた多くの家族連れやマニアが鉄道模型の展示や名物駅弁の販売会を楽しんだ。19日まで。 全国各地から集まった30の鉄道愛好団体が数千両の鉄道模型を走らせた。静岡市を拠点に活動する団体「ヘッドマーク・ファイブナインズ」は、ジオラマでかつての静岡駅や町並みを再現。来場者は全長約80メートルの線路を駆け巡る模型に見入った。模型の操作を体験できるブースでは、子どもたちが夢中になって列車を走らせた。 富士宮市出身の駅弁ライター望月崇史さんによるトークステージも人気を集めた
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愛車のバイクと決めポーズ! プロが撮影、まるでカタログ写真 磐田・ヤマハ発動機本社企画が人気
磐田市のヤマハ発動機本社コミュニケーションプラザで、同社の製品写真を手がけるプロカメラマンが一般二輪ユーザーと愛車を撮影する企画が不定期開催されている。「カタログのような高品質な写真になる」とバイク愛好家に好評だ。 約50年にわたってヤマハ発のバイクを撮り続けている商業写真スタジオ「スタジオコバ」(袋井市、小林秀人社長)がプラザ玄関前の広場に撮影機材を置き、疑似スタジオを設けて開催している。カメラマンの藤川翔平さん(34)が「スタジオ撮影は敷居が高い。気軽に撮影に来て、自分のバイクの美しさを再認識してもらいたい」と提案し、昨年初めて企画した。 太陽光よりも発光が強いストロボを使うことで、
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東海道線新型車両「もうすぐ出発進行!」 静岡地区に18年ぶり投入 快適さと安全性重視
JR東海静岡支社は17日、6月1日から静岡地区の東海道線(熱海-豊橋間)などで運行を開始する新たな通勤型電車「315系」を、静岡市葵区の静岡車両区で報道陣に公開した。同地区での新型車両投入は18年ぶりという。 新型車両は、移動空間としての快適さや安全性などを重視。現在運行中の211系より1人当たりの座席幅を1センチ広くし、窓には赤外線や紫外線を99%カットするガラスを使用する。車椅子対応トイレの設置や優先席付近の床の色分けなど、バリアフリー設備も充実させた。防犯カメラは1両につき5台ずつ設置。運転席のモニターや指令所などからリアルタイムで車内状況を確認できるという。 同支社によると、同地
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駿河湾フェリー 6市町民対象に「復路無料キャンペーン」 18日から
一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーは18日、静岡市と伊豆地域の計6市町の在住者を対象に、清水港と土肥港を結ぶ駿河湾フェリーの復路運賃無料キャンペーンを始める。2025年2月28日まで。 対象は同法人を構成する駿河湾沿岸3市3町(静岡、伊豆、下田、南伊豆、松崎、西伊豆)在住で、渡航先で買い物、または病院へ通院をした人。2千円分(子どもは千円分)の買い物をすると復路運賃2千円(子ども千円)が無料になる。通院した場合は、病院の利用料は関係なく復路無料。 予算額に達した場合はキャンペーンを終了する。
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下田黒船祭開幕 ペリー提督の子孫来訪 開港170年「記念の年、来られてうれしい」
下田市の一大行事「第85回黒船祭」が17日開幕した。開港170周年の節目として、ペリー艦隊来港記念碑への献花式にペリー提督の子孫らが出席した。開港に尽くした偉人を顕彰する日米親善イベントは19日まで多彩な催しを繰り広げる。 ペリー上陸記念公園での献花式には、ペリー提督の出生地で姉妹都市の米ニューポート市のザイ・カムシヴォラヴォン市長ら日米の約150人が足を運んだ。ペリー提督の弟の子孫というマシュー・C・ペリーさん(83)は「先祖も関係する日米友好の記念すべき年に来られて大変うれしい」と感慨深げだった。 下田に置かれた国内初の米国総領事館で初代総領事を務めたタウンゼント・ハリスの子孫、サリ
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御前崎の雑貨店9周年企画 独創的一閑張り並ぶ 26日まで
御前崎市池新田の手作り雑貨店「ハッピーライフ 時の家」で26日まで、開店9周年に合わせた企画展「一閑張りとわたし」が開かれている。日本の伝統工芸技術を生かした独創的な作品が約40点並ぶ。 一閑張りのバッグや器が見どころで、市内外の作家が制作した。素材に竹を用いて和紙や布を貼り、和の雰囲気を醸し出す個性的なデザインに仕上げた。自宅に飾るだけでなく、軽くて耐久性があるため買い物などの場面で実用的という。 畳のへりを素材に使ったバッグや小物も展示し、来場者から人気を集める。オーナーの藤本時江さん(67)は「外出したくなるおしゃれな作品が多い。作家の発想力にも注目してほしい」と述べた。
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児童ら、チョウ生態の理解深める 浜松科学館標本観察
浜松科学館(浜松市中央区)でこのほど、ユネスコ科学教室「チョウと植物・チョウの不思議」が開かれた。市内の小学5、6年生約50人がチョウの観察などを行い、生態について理解を深めた。 県西部に生息するチョウの研究に取り組む、浜松ユネスコ協会所属の教員やOBらが講師を務め、種類ごとの違いを解説した。安藤隆敏会長は卵の形や身を守るための工夫などを紹介し、「3000万年にわたる進化の過程の中で多様性を獲得していった」と語りかけた。児童は市内で捕まえたチョウの幼虫と成虫、標本を観察し、個体の特徴や質感などを確かめた。 可美小6年の望月陽君(11)は「興味がわいたので、チョウを観察してみたい」と話した
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クイズ・ゲーム楽しみ、てくてく 伊豆・天城でウオークラリー
伊豆市スポーツ推進委員会はこのほど、「春のウオークラリー大会」を同市の天城ふるさと広場で開いた。市内在住、在勤者ら30組約130人がクイズやゲーム、スポーツ体験を楽しみつつゴールを目指した。 健康増進や市民交流を目的にした恒例のイベントで、同広場が会場となったのは初めて。参加者は地図を手に広場内の7カ所に置かれたポイントを探した。 炊事場での火おこしや、初心者向けの「スナッグゴルフ」体験などもあった。ゲームやクイズの得点に加え、ゴールまでの所要時間が基準に近いほど高得点が得られるルールで競った。
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大川小題材の映画 18日菊川で上映
ふじのくに防災士菊川市委員会は18日午後2時から、東日本大震災の津波で児童や職員が犠牲になった宮城県石巻市の大川小を題材にしたドキュメンタリー映画「『生きる』大川小学校津波裁判を闘った人たち」を菊川文化会館アエルで上映する。 映画では裁判の経過や遺族の思いに迫る。遺族が撮り続けた記録や追加撮影した映像を編集している。上映後には寺田和弘監督と遺族の只野英昭さんのトークショーを予定する。 参加費千円。学生や18歳以下、障害者無料。問い合わせは同委員会<電090(7307)7127>へ。
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浜名湖花博ガーデンコンテスト 準グランプリに晴照造園(伊豆の国)
浜名湖花博2024(実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で16日、フラワーガーデンコンテストの第2回審査会が開かれた。4月のアマチュア部門に続き、プロ・セミプロのガーデナーが整備した庭園を対象に美しさや完成度を審査し、グランプリには天龍造園建設(同区)の「花陽(はなひかり)の季(とき)」が輝いた。 プロ・セミプロ部門には県内外のガーデナー計12の個人・団体が参加。「心安らぐ水辺の風景」をテーマに、ハーブや多肉植物、色とりどりの花で花壇を彩った。世界的庭園デザイナーの石原和幸さんや花博PR大使の當間ローズさんらが審査員を務め、植栽デザインや持続可能性などの視点で評価した
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外国車や働く車 伊豆の国に集結
スーパーカーなどが集合する「イズシックカーコレクション」がこのほど、川の駅・伊豆城山(伊豆の国市神島)で開かれた。 施設の指定管理者のJM(東京都)が主催し、ポルシェやフェラーリ、GT-Rなど計約30台が並んだ。ショベルカー、自衛隊車両をはじめとした「働く車」も展示された。一角ではマルシェやステージショーも行われた。
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傑作生んだ悲恋の伝説 和歌山・日高川「京鹿子娘道成寺」【物語をゆく③】
紀州らしい広い空を眺めながら電車に揺られると、大阪から2時間半ほどで和歌山県日高川町の道成寺に着く。寺の鐘に隠れた僧・安珍を、恋い焦がれる清姫が大蛇となり焼き殺した伝説は、多くの芸能作品を生んだ。特に歌舞伎「京鹿子娘道成寺[きょうがのこむすめどうじょうじ]」は傑作と評される。 伝説の後日譚[たん]で、清姫の化身が寺を訪れ、多彩に舞った果てに蛇と化す筋立て。上る様子を表す独特の足遣いのもととなった石段から、門をくぐると「安珍塚」の石碑も。ただ伝説や演目の不穏な印象はなく、本堂がそびえる広い敷地は清閑だ。 寺の創建は701年。宝仏殿には平安時代作の国宝「千手観音菩薩[ぼさつ]」などが並ぶ
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帝国ホテル ハワイ感じる記念メニュー
帝国ホテル東京(東京都千代田区)、大阪(大阪市)は6月30日まで、ハワイの名門ホテル「ハレクラニ」の食を楽しめる「ハワイ ハレクラニフェア2024」を開催している。 業務提携する両ホテルが毎年実施しているフェアで、15年目の今年は記念メニューを共同開発。トロピカルフルーツなどを使ったカクテル2種、ノンアルコールカクテル1種の他、餅の生地にスポンジ生地を重ね、パパイアやマンゴー入りのロールケーキ(東京のみ)を販売。ハレクラニのシェフ考案で、焼き上げたマダイにココナツソースを添えた新作料理なども味わえる。 ワイキキのハレクラニと系列のホテルに、正規の金額から15%割り引いた料金で宿泊できる特
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東京都目黒区 寄生虫館、訪日客にも人気【ぷらっとTOKYO】
目黒不動尊などで知られる東京都目黒区へ向かった。目黒駅が品川区にあることに驚きつつ目黒通りを西進すると、「目黒寄生虫館」に到着する。 数多くの標本を展示する世界的にも珍しい施設であることから、訪日客にも人気。館内の説明文は8カ国語で表記され、2022年には米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏も来訪した。世界一長いとされる8・8メートルもあるサナダムシの標本と対面した写真をX(旧ツイッター)に投稿し、話題を呼んだ。 亀谷誓一常務理事によると、物珍しさから訪れる人が多いが、中には「フタゴムシが見たい」「アニサキスはどこですか」など、「推し」の寄生虫を名指しで問い合わせる来館者もいるという
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17日から下田・黒船祭 開幕前に海自「あわじ」歓迎式
下田市の日米親善イベント「第85回黒船祭」の開幕を前に16日、海上自衛隊の掃海艇「あわじ」の入港歓迎式が下田港(同市)で開かれた。 市などで組織する黒船祭執行会の関係者が乗組員を出迎えた。あわじの志鎌寿透艦長が花束を受け取り、松木正一郎市長と記念品を交換した。志鎌艦長は「開港170年の節目に呼んでいただき感謝する。地域の皆さんと触れ合う機会にしたい」と述べた。 黒船祭は17日から3日間開催され、市は期間中に20万人超の来訪を見込んでいる。あわじは下田港で18、19の両日午前9時半から11時半、午後1時から3時半まで(19日は同2時まで)一般公開される。
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体験型ショップ「ヤマハミュージック横浜みなとみらい」 6月6日の「楽器の日」にオープン
ヤマハは15日、横浜市に完成した大型複合施設「横浜シンフォステージ」内に設ける体験型ブランドショップ「ヤマハミュージック横浜みなとみらい」が、楽器の日の6月6日にオープンすると発表した。 同ショップは大型LEDディスプレーを設置した「ミュージックキャンバス」や音楽イベントを楽しめるカフェ、楽器体験コーナーなどを備える。 子会社のピアノを展示する「ベーゼンドルファーショールーム」や、大人向けの音楽教室「ミュージックアベニュー横浜みなとみらい」も入る。
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7月3日「カワイコンサート」 ピアノ演奏はJJジュン・リ・ブイさん
河合楽器製作所(浜松市中央区)は7月3日、「カワイコンサート2024」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区のアクトシティ浜松で開く。21年の第18回ショパン国際ピアノコンクールに当時17歳で出場し、6位入賞を果たしたカナダ出身のピアニストJJジュン・リ・ブイさん(19)のピアノリサイタルを行う。 ショパンのピアノソナタ第2番「葬送」や、フランスの作曲家ラヴェルの「水の戯れ」など8曲を、河合楽器製作所のフルコンサートピアノ「SK―EX」で奏でる。 開演は午後6時半。全席自由席で、料金は一般が税込み3千円、ペア4千円、学生など2500円。 問い合わせはカワイ浜松<電053(455)0638>
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「将軍杉」描いた御朱印頒布も 18日、「百古里十八市」6周年で祭り 浜松市天竜区の武速神社周辺
浜松市天竜区横川の武速神社周辺で18日、地元住民らによるマルシェ「百古里十八市(すがりおはこいち)」(百古里を愛する会主催)の6周年記念祭が開かれる。地域内外から約50店舗が出店するほか、神社境内に生える高さ約39メートル、推定樹齢千年以上のスギの木「将軍杉」を描いた特製の御朱印を頒布するなど、地域の魅力をアピールする。 百古里十八市は過疎が進む地区の活性化を図るため、住民や作家らが企画して毎月18日に茶や野菜など地元の食品、工芸品などを販売している。今回は規模を拡大し、津軽三味線や奉納太鼓の演奏も行う。 将軍杉は平安時代の征夷大将軍、坂上田村麻呂にまつわる伝説があり、親しまれてきた。御
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浜松市民オペラ「音詩劇かぐや」 9月に9年ぶり公演 5月18日からチケット販売
9月28、29日にアクトシティ浜松大ホール(浜松市中央区)で開催される第8回浜松市民オペラ「音詩劇 かぐや」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の玉川昌幸実行委員長と岡部比呂男事務局長が14日、市役所に中野祐介市長を訪ね、市民の手でつくりあげる9年ぶりの公演をPRした。 「音詩劇 かぐや」は市ゆかりの作家荒井間佐登さんによる創作。作曲と音楽監督は市在住の鳥山妙子さん、指揮は市出身の鈴木恵里奈さんが務めるほか、市民総勢約200人がソリストや合唱メンバー、奏者などとして出演する。 総監督を務める玉川実行委員長は「市民挙げてのオペラで、浜松の全ての力が形となって表れている」と紹介。岡部事務
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マツバギク、白く華やか 掛川・田ケ池公園で見頃
掛川市中の田ケ池公園で、マツバギクが見頃を迎えた。池の東岸斜面に植物で浮かび上がらせた「田ケ池こうえん」の文字を白い花が引き立たせている。 カワヅザクラや芝桜が楽しめる同公園を手入れする住民グループ「田ケ池公園保全会」が2年前、年間通して花を楽しめる場所にしようと植栽した。繁殖が自然に進み、今年はより華やかになったという。安藤鉄秋副会長(72)は「きれいにそろい、文字の緑が目立っている」と話した。20日過ぎごろまで楽しめそう。
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昭和にタイムスリップ 来場者、ステージや食満喫 浜松市中央区
浜松市で活動する大道芸遠州喜楽座は12日、昭和文化を楽しむイベント「昭和だよ!全員集合‼」を浜松市中央区の市ギャラリーモール・ソラモで開いた。大道芸を通じて街を活性化させようと初めて実施し、子どもからお年寄りまで多くの家族連れがステージや飲食などを楽しんだ。 バナナのたたき売りの披露では、出演者が言葉巧みに笑いを誘いながら来場者にバナナを売った。袋井市の飲食店と協力し、卵焼きやウインナーなどを詰めた昭和弁当も販売した。年代物の家具や家電なども展示して、〝昭和の街〟の雰囲気を演出した。 古賀玲子会長は「親子3代で楽しんでもらえるイベントにできた」と話した。
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大輪のバラ 初夏を彩る【浜名湖花博2024】
浜名湖花博2024(実行委員会主催)が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)と浜名湖ガーデンパーク(同区)の両会場で、バラの花が見頃を迎えている。色とりどりの鮮やかな大輪が咲き誇り、連日多くの観光客でにぎわっている。 約300品種1300株のバラで彩られるのははままつフラワーパーク。大温室横のローズガーデンには“音楽の都・浜松”にちなんだ「ロックン・ロール」や「ブラス・バンド」といった品種のバラが多く植えられている。 浜名湖ガーデンパークでは、バラを額縁に写真を撮れるフォトスポットやバラの大アーチが設けられた「花美の庭」が人気を集める。新たに整備されたエリ
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電車運転しよう 静岡鉄道が18、19日に体験会 静岡市葵区
静岡市駿河区のグランシップで18、19の両日に開かれる鉄道イベント「トレインフェスタ」に合わせ、静岡鉄道は両日、6月で走行を終える1008号車両の運転体験を同市葵区の長沼営業所で開く。16日まで参加者を募っている。 小学4年生~65歳が対象で、営業所内の約80メートルを2往復する。参加費は中学生以上1万円、小学生5千円。定員は各日20人。希望者は事前に申し込む。19日には、1000形車両の床下見学(参加費300円)も開催する。 運転体験の申し込みは同営業所<電054(261)6981>へ。
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長田音頭150人踊って交流 静岡市駿河区・用宗漁港で「フェス」
静岡市駿河区長田地区の住民有志らが12日、地元の「長田音頭」を踊る第5回長田音頭フェスティバルを同区の用宗漁港で開いた。園児から80代までの約150人、11グループが息の合った踊りを繰り広げた。 長田音頭は歌詞に「シラス」や「とろろ」といった同地区にまつわる言葉が入ったテンポの良い楽曲で、地元で親しまれている。会場では3、4グループずつが大きな輪になりながら長田音頭を踊ったほか、各チームが自由な選曲による踊りをステージで披露した。観客は手拍子や歓声で盛り上げた。 長田音頭の振り付けを手がけた内山房子実行委員長は「年々、参加者も観客も増え、うれしく思う。末永く続けていければ」と話した。
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花が作る景色 絶え間ない花のリレー【浜名湖花博2024㊦ はままつフラワーパーク編】
浜松市中央区の2会場で6月まで開かれている「浜名湖花博2024」。2004年の花博開催から20周年を記念し、各会場では多彩な花々が絶え間なく咲き誇る。人気の庭や花壇にはどんな工夫が凝らされているか。はままつフラワーパークで担当者に解説してもらった。 はなのはら 花がら残し野原の風情 園内中心部の既存花壇をリニューアルした「はなのはら」は、浜松市出身のガーデンデザイナー小倉珠子さんが、持続性を意識した「サステナブルガーデン」として考案した。宿根草や球根植物、日本の野草を多く取り入れ、管理担当の大石由美子さん(27)は「チョウやミツバチが集まる野原のような花壇を目指している」と話す。 開幕直
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採蜜体験で自然の恵み実感 浜松市浜名区・長坂養蜂場
浜松市浜名区三ケ日町の長坂養蜂場はこのほど、「三ケ日みかん」の開花時期に合わせた採蜜体験教室を同町で開いた。静岡県内外から33人が参加し、養蜂の仕組みやミツバチの生態を学んで自然の恵みを体感した。 参加者は、巣箱の中を観察した後、取り出した巣板に作られた蜜のふたを切り、遠心分離機を使って約5キロを採蜜した。同養蜂場のスタッフから「ミツバチ1匹が一生かけて集める蜜の量はティースプーン1杯分くらい」と説明されると、驚きの声を上げた。 同養蜂場によると、三ケ日みかんの花が咲く時期に採れる蜂蜜は、フルーティーでさわやかな香りが特徴という。採れたての蜂蜜を使用したヨーグルトなども味わった。
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大人の〝遊園地〟熱海秘宝館が大改修 多様性重視で14日新装開業
「大人のためのテーマパーク」といわれる熱海秘宝館(熱海市)が、1980年の開館以来初となる大改修を終え、14日に新装開業する。昭和の男性目線から脱却し、現代の多様性を重視した展示を新たに取り入れた。全国唯一となった秘宝館として、性の歴史と文化を来訪客に伝える。 視覚に力点を置いた昭和の展示を一部見直し、嗅覚や聴覚も生かして想像力を高める構成とした。「ネオ秘宝館」と題した新設コーナーでは、女性に人気の精油の香りが漂う中、官能小説の独特な言語表現を学んだり、江戸時代の浮世絵師菱川師宣が春画として世に広めた「四十八手」のピクトグラム(絵文字)を鑑賞したりできる。同性愛雑誌の表紙絵も並べた。 秘
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富士の麓に響く多彩なサウンド 「FUJI&SUN’24」開幕 12日まで
富士山麓の自然の中で音楽やキャンプを楽しむフェスティバル「FUJI&SUN’24」(静岡新聞社・静岡放送など主催)が11日、富士市の富士山こどもの国で開幕した。12日までの2日間、計32組がステージを展開する。 富士山を背後に望むメインステージ「サンステージ」では、トップバッターのクレイジーケンバンドが緩急自在なファンクナンバーで観客を踊らせた。5人編成のくるりは、堅実なギターサウンドで夕暮れ時の会場を熱気で包み込んだ。 森の中にある「ムーンステージ」では、優河with魔法バンドが初夏の風と調和する豊かな響きで魅了した。ブラジル出身のギタリストファビアーノ・ド・ナシメントとジ
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新茶の香り楽しんで 静岡・呉服町でPRイベント 12日まで
新茶シーズンを盛り上げる静岡市と静岡呉服町名店街のコラボイベントが11日、同市葵区の呉服町通りで始まった。12日まで。 日本茶インストラクターを講師に招いた新茶の入れ方体験のほか、静岡茶商工業協同組合による500円均一の茶葉販売、市茶手揉(もみ)保存会による茶の手もみ製法の実演などが行われた。来場者は縁台に腰かけて新茶を味わったり、手もみの茶葉の香りを楽しんだりした。 新茶期に合わせて開催される同名店街の「呉服茶w(ごふくちゃう)」、山間地で生産される茶をPRする「茶縁」(市主催)の合同イベント。12日は静岡茶を使った茶染めの紹介や、静岡大のサークル「一煎(せん)」によるお茶の揚げパンと
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おまちで南国気分♪ 静岡・呉服町でフラダンスイベント 12日まで
静岡市内外の愛好団体が参加するフラダンスイベント「呉フラ」(静岡呉服町名店街主催)が11日、同市葵区の呉服町通りで始まった。12日まで計約450人が華やかな踊りを繰り広げる。 初日は色鮮やかな衣装に身を包んだダンサーたちがステージに上がり、ゆったりとしたメロディーとともに体を波打たせるような踊りで観客を魅了した。バッグやアクセサリーなどハワイアン雑貨の販売、ハワイの伝統的なマッサージ「ロミロミ」のコーナーも人気を集めた。 同イベントは昨年、フラダンスを通じてハワイの文化を市民にも触れてもらおうと初開催された。
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スタンプ集めてプラモデルをゲット! 静岡ホビーショー合わせ、中心街で開催 12日まで
静岡市の中心市街地活性化を目指す「I Love しずおか協議会」は11日、静岡ホビーショーの一般公開に合わせ、市内に設置された「プラモニュメント」を巡るデジタルスタンプラリーを開催した。12日まで。ホビーショーの会場から中心街への回遊を促し、にぎわい創出を図る。 プラモニュメントは組み立て前のプラモデルの部品群(ランナー)をモチーフにした構造物。市役所静岡庁舎前やJR静岡駅付近などに計12基設置されている。 スタンプラリーは商店街アプリ「ストリーツ」を利用し、各プラモニュメントに設置されたQRコードを読み取ってスタンプを集める。静岡伊勢丹(葵区呉服町)でプラモデルなどと交換できるほか、中
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花苗販売やツリークライミング 植物との触れ合い楽しむ 清水町、パン祭りも同時開催
植物に親しむイベント「柿田川みどりまつり」(実行委主催)が11日、清水町総合運動公園で開かれた。町内外のパン屋が出店するパンまつりを同時開催。花苗や飲食の販売ブースが軒を連ね、多くの家族連れらでにぎわった。 マーガレットやマリーゴールドなど色とりどりの花苗が並んだ。母の日に合わせて、カーネーションを使った寄せ植えも人気を集めた。木に垂らしたロープを登る「ツリークライミング」のワークショップに挑戦した同町の市野和玖君(7)は「楽しかったけど怖かった。景色がよかった」と笑顔を見せた。 同日に11歳の誕生日を迎えた町のイメージキャラクター「ゆうすいくん」が訪れ、来場者と触れ合った。
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バラの香り、胸いっぱい ガーデンパークでサロン 浜名湖花博
浜名湖花博2024(実行委員会主催)を開催中の浜松市中央区の浜名湖ガーデンパークで11日、見頃を迎えたバラの魅力に触れるサロンが開かれた。 静岡県内外の約20人が、花博20周年を記念して整備された新エリア「新感性ローズガーデン×R(コラボローズ)」でテーマが異なる12区画を歩き、バラの品種や育成方法に理解を深めた。 講師は同ガーデンのバラの剪定(せんてい)などを担当した稲岡一乃さん。稲岡さんはバラの香りをより楽しむためには「天気が曇りの日の朝一番に、花が開きかけのバラを嗅ぐのがおすすめ」と話した。 参加者は1時間半ほどかけて多種多様なバラの匂いや形を楽しんだ。
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鮮やか100種のバラ香る 伊豆・修善寺虹の郷 夜間ライトアップも初開催
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でバラが見頃を迎えている。赤や白、黄色など色とりどりの花が来園者を楽しませている。11、18日午後6~9時には、夜間のバラのライトアップを初開催する。 約6千平方メートルの庭園「ロイヤル・ローズ・ガーデン」で、約100種類2300株のバラを植栽している。ピンクの「メアリーローズ」や黄色の「グラハムトーマス」など、多様な種類のバラが花壇やアーチを彩っている。庭園は丘陵地の地形を生かした造りで、さまざまな角度から花を観賞できる。バラ特有の香りも漂っている。6月上旬まで楽しめる見込み。 遠足で来ていた長泉町の斉藤希月君(6)は「バラは大きくて、赤色のがきれいだっ
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消防車両 乗って触れて 富士宮市が展示場整備、11日から週末開放
富士宮市は同市原の白糸自然公園内に、消防車両展示場「宮っこ!消防わんぱーく」を整備した。11日から毎週末に一般開放する。現役を終えたばかりの消防車両の中を見学できる。 消防活動への子どもたちの関心を高めようと公園駐車場の一画に屋根付き展示場を設けた。3月まで火災・救急現場の最前線に出動していた普通ポンプ車と救急車が1台ずつ並ぶ。 10日の完成式典では、地元の保育園児が運転席に座ったり、装備に触れたりして楽しんだ。安藤佑槻君(6)は「いろいろな道具がたくさん載っている」と興味津々な様子だった。 菅原一朗消防長は「将来の消防職員や消防団員の確保につなげたい」と話した。 (富士宮支局・国本
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富士芝桜まつり 満開時期長く 山梨
山梨県富士河口湖町の富士本栖湖リゾートで開かれている「富士芝桜まつり」(4月13~5月26日)で、園内のシバザクラが満開となった。例年より満開時期が長く、期間中の来園者数は堅調。10日には20万人を突破し昨年(29万人)を上回るのは確実という。 同リゾートの中村州宏総支配人によると、あと1週間ほどは満開が続く。今年は寒い時期があり、開花はゆっくりと推移。大型連休後まで長く楽しめる展開になり、来園者増につながった。10日は平日にもかかわらず、車が渋滞するほど混雑。アジアや欧米など外国人客も目立った。中村総支配人は「満開のシバザクラと富士山の絶景を楽しんでほしい」と呼びかける。
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渋川つつじ 楽しんで 11日から祭り 浜松市浜名区
静岡県指定天然記念物の渋川つつじ約4000株が自生する浜松市浜名区引佐町の渋川つつじ公園周辺で11、12の両日、渋川つつじ祭り(奥浜名湖観光協会、渋川つつじを愛する会主催)が開かれる。同会によると、9日現在で2、3割程度が紅紫色の花を咲かせている。 祭りは両日とも午前10時から午後3時まで。マルシェや音楽演奏、ひょっとこ踊りなどが繰り広げられる。同会の山本健爾会長(83)は「花だけでなく、きれいな葉の緑色も楽しんでほしい」と話した。 渋川つつじは葉が3枚ずつ輪生し、花びらも3輪ずつ開花するのが特徴。木々は4~6メートルになる。9日には引佐北部みさと幼稚園の園児が公園を訪れ、地域の花に親し
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口をパクパク、餌おねだり イシガキフグ幼魚、愛くるしさ人気 伊豆・三津シーパラダイス
沼津市の伊豆・三津シーパラダイスで、かわいらしい姿のイシガキフグの幼魚が来園者の人気を集めている。 イシガキフグは特別展示水槽で飼育し、26日まで紹介。石垣のような模様が特徴で全長15センチほど、体にトゲがある。成魚になると最大約70センチにまで成長する。人が水槽越しに近づくと、餌を求めておちょぼ口を動かしたり、泳ぎ回ったりして愛くるしさを振りまいている。
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ボランティア丹精のバラ見頃 湖西・新居文化公園で220株 40株から地道に増やし開花
湖西市新居町の新居文化公園内にあるバラ園で、約70種類、220株のバラが見頃を迎えた。活動開始から9年目を迎えた地元のボランティア団体「新居文化公園バラの会」が週1回の手入れを続け、年々株を増やしている。6月ごろまで赤や黄色、紫色など多彩な花を楽しむことができる。その後も品種ごとに12月ごろまで順に花を咲かせる見込みという。 同公園は1982年に旧新居町の町制90周年を記念し、磐田市出身の世界的造園家・中根金作(17~95年)が手がけて整備された。バラ園には当初約400株が植えられたが、2010年の湖西市との合併後に管理が滞り、草が生い茂って約40本まで減少した。同会は16年の発足から地道
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「バイバイまた来るね」静岡県内Uターンラッシュ GW最終日、新幹線など混雑
ゴールデンウイーク(GW)最終日の6日、静岡県内の交通機関は鉄道を中心にふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンで混雑した。東海道新幹線の自由席乗車率は午前から100%を超えた。夕方まで高い水準で推移し、新型コロナウイルス感染症が5類に移行する前の昨年のGWのピーク時に比べて最大で30ポイント前後上昇した。連休後半は快晴に恵まれたこともあり、人出の多さを実感したとの声が聞かれた。 JR静岡駅は、スーツケースや土産袋を手にした利用客や見送りの人たちで混雑した。東海道新幹線の改札付近は午後1時過ぎから人の波が途切れることなく続いた。JR東海静岡支社によると、上りの「ひかり」は午前10時台に1
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焼津巡り、徒歩で自転車で 「3時間マップ」刷新 名所や史跡4コース
焼津市観光協会は市内を自転車や徒歩で気軽に巡るモデルコースを載せた冊子「3時間マップ」を3年ぶりに刷新した。JR焼津駅を発着点に史跡巡り、海と山、小泉八雲ゆかりの地、港周辺の四つのコースを地図と写真で紹介している。 いずれも自転車で1時間以内、徒歩で1~3時間で回れるコース。自転車は駅周辺などで借りることができる。焼津温泉を楽しめる11施設も掲載した。 マップは1万部発行し、駅南口に事務所がある同協会や市役所、市内の観光ホテルなどに置く。協会のホームページからダウンロードも可能。問い合わせは同協会<電054(626)6266>へ。 (焼津支局・市川淳一朗)
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中根庭園と新居宿巡るツアー 19日開催 湖西市【浜名湖花博2024】
一般社団法人湖西・新居観光協会は19日、浜名湖花博2024の関連事業として、世界的造園家の中根金作(1917~95年)=磐田市出身=が湖西市新居町で手がけた庭園と旧東海道新居宿のまちを巡るツアーを開催する。参加者を募集している。 午前10時に同市新居町の観光施設「海湖館」を船で出発し、水路を通り洲崎橋で上陸したのち、新居関所や寺道、宿場町の小路(しょうな)などを巡る約3キロのコース。小松楼まちづくり交流館で昼食を取り、新居文化公園、新居図書館の日本庭園などを巡った後、再び船で海湖館に戻り、午後2時ごろに解散する予定。「湖西市・新居中根庭園を研究する会」のメンバーがガイドを務め、新居宿の歴史
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25日に「飛竜まつり」 手筒花火や物産展 浜松市浜名区
浜松市浜名区中瀬の天竜川中瀬緑地で25日、「第34回遠州はまきた飛竜まつり」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。同区の浜北商工会の会員らが協賛企業に告知ポスターを配り、PRしている。 手筒花火や飛竜太鼓、凧(たこ)揚げが楽しめる。多彩な特産品が並ぶ「水の道物産展」は、昨年よりも多い33団体が出店する。問い合わせは浜名区役所まちづくり推進課<電053(585)1116>へ。
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迫力の流鏑馬 勇壮な姿、観客魅了 富士宮・浅間大社
富士宮市の富士山本宮浅間大社は6日まで、伝統の流鏑馬(やぶさめ)祭を実施している。ハイライトとなった5日の神事流鏑馬式では、駆ける馬上から射手が次々と矢を放ち、勇壮な姿で観衆を沸かせた。 鮮やかな装束をまとった小笠原流の射手が馬にまたがった。多くの観客の前で楼門前の馬場を次々に駆け抜け、約140メートルの走路途中2カ所に置かれた54センチ四方の的を目がけて矢を放った。2射目はつがえることさえ難しいとされるが、射手は揺れる馬上で静に弓を引いた。馬場の両側に陣取った大勢の観客がカメラを構え、的が射抜かれるたびに歓声を上げて拍手を送った。 同祭は1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際、武運
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「完全復活」浜松まつり、盛況の3日間閉幕 人出245万3000人 子ども凧揚げも熱気
凧(たこ)揚げ合戦や御殿屋台引き回しを繰り広げた浜松まつりは「こどもの日」の5日、子ども凧揚げなど小中学生らが主役になる多彩な催しを行った。新型コロナ禍に伴う飲酒禁止制限などが撤廃され、5年ぶりの「完全開催」となった祭りは、浜松を高揚感で包み込んで閉幕した。 「浜松まつりの完全復活を感じる3日間だった」。中央区馬込町の青山良和組長(56)は興奮した様子で振り返った。同町は今年、御殿屋台を新調して臨んでいて、「活気を取り戻した祭りの歴史を、新しい屋台とともにつないでいきたい」と意気込んだ。 子ども凧揚げに参加した半田山の加藤天誠君(11)=積志小6年=は凧揚会に所属する祖父母と父を目標に挙
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浜名湖花博 来場50万人達成 愛知の山本さん一家に記念品
浜松市中央区のはままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパークで開催中の「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の来場者数が5日、50万人に到達した。実行委はガーデンパークで記念セレモニーを行い、節目の来場者になった愛知県豊川市の山本佑香さん(41)の家族に記念品を贈った。 中野祐介浜松市長、県経済産業部の山本東参事が農産物の詰め合わせなどを贈り、ガーデンパークのキャラクターも登場してセレモニーを盛り上げた。長男の恭輔君(5)ら家族5人で訪れた山本さんは「きれいに咲いている花をゆっくり見て回りたい」と話した。 中野市長はガーデンパーク会場の会期が同日で折り返しを迎えたことを踏まえ、「後半戦ス
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祭典組織「玉匣社」命名150年祝う 磐田・久保町自治会が式典
磐田市中泉地区の久保町自治会(山田哲会長)は5日、祭典組織「玉匣(ぎょくこう)社」の命名150年記念式典を同地区の府八幡宮で開いた。地元住民ら約150人が神事などを行い、節目を祝った。 1873(明治6)年に「祭神の御霊(みたま)が宿る匣(はこ)山車がある」との意味で命名した当時の神職大場重光さんへの謝意を込め、子孫の大場祐子さん(78)に感謝状と、玉匣にちなんだ記念品を贈った。地域の子どもたちは祭りばやしに合わせ手古舞を奉納した。 山田会長は「時代が変わっても祭りで培う仲間意識や連帯感はまちの発展に欠かせない。これからの150年もつないでいってほしい」とあいさつした。式典前後には地区内
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御前崎市特産茶「つゆひかり」カフェ 12日まで店舗巡ってスイーツ堪能
御前崎市茶業振興協議会は市特産の茶品種「つゆひかり」の認知度拡大を図るため、市内の飲食店や製茶業者を巡ってお茶やスイーツを堪能するイベント「つゆひかりカフェ」を5月12日まで開催している。 市内の10店舗が参加。丸尾記念館ではつゆひかりの抹茶を無料でサービスする。その他の各店ではつゆひかり茶と甘味のセットを200円で提供する。同市門屋の「まるよ茶屋本店」ではつゆひかりを使ったまんじゅうを用意。担当者は「茶と相性抜群。口の中でフワッと広がる甘みを楽しんで」と話した。 3店舗以上を回ってスタンプを集めると、つゆひかり商品の10%引き券がもらえるほか、抽選で豪華なプレゼントもある。問い合わせは
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おまちで演劇や身体芸術、表現無限大 静岡でフェスティバル開催
演劇やパフォーミングアーツ(身体芸術)を野外で楽しむフェスティバル「ストレンジシード静岡」が4日、静岡市葵区の駿府城公園と中心市街地で開幕した。6日までの3日間、毎日12組が各所で公演する。 公園内の芝生エリアや東御門前広場などに加え、今年は市街地の青葉シンボルロードも会場になった。初日は多くの親子連れや演劇ファンが来場し、爽やかな風の中で演目を楽しんだ。 2016年に始まった同フェスは、23年から静岡県や静岡市、文化・経済団体でつくる「ふじのくに野外芸術フェスタ実行委員会」が主催する。昨年は延べ約2万4千人を動員した。フェスティバルディレクターのウォーリー木下さんは「静岡が(町中で上演
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ウナギや魚、手でキャッチ 湖西・海湖館でつかみ取りイベント
大型連休を迎えた湖西市新居町の観光施設「海湖館」で、湖西・新居観光協会が開催するウナギや魚のつかみ取りイベントがにぎわっている。親子連れなどが挑戦し、捕まえた魚をその場でかば焼きなどに調理して味わった。連休中の営業は6日まで。 子どもの膝下程度の深さに水を張った池に浜名湖産の養殖ウナギや遠州灘の定置網漁で水揚げされたクロダイ、ボラなどを放し、参加者が素手で捕まえるイベント。子どもたちは、足元をすり抜けるウナギや魚の動きに歓声を上げて追いかけた。 浜松市中央区の渚園キャンプ場に家族で滞在中という御殿場小6年勝俣智仁君(11)と同4年裕太君(9)の兄弟は、ウナギつかみに初挑戦。2人は「ぬめぬ
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川の駅・伊豆ゲートウェイ函南「より愛される場所に」 開設5周年で記念式典
函南町の川の駅「伊豆ゲートウェイ函南」で4日、開設5周年を記念する式典が開かれ、関係者がより多くの人に親しまれる場所になる決意を新たにした。大型連休中は多彩なイベントを催し、多くの来場者でにぎわっている。 川の駅は町が整備し、2019年4月にオープン。平常時は水辺を利用したにぎわい拠点として活用し、出水時は水防活動の支援拠点となる。年間を通じてマルシェやイベントを開くほか、20年度にキャンプ利用も可能にした。周辺住民や観光客の認知度が上がり、23年度は最多の約20万人が来場。5年間の累計来場者数は60万人を突破した。 式典には周辺市町や施設関係者が出席した。指定管理者JM社長の大竹弘孝名
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富士の新茶PR 5日までフェア 富士川楽座
富士市特産の茶をPRする富士山新茶フェアが4日、同市の道の駅「富士川楽座」屋外ふれあい広場で始まった。5日まで。 同市の茶業関連団体でつくる富士のお茶振興推進協議会の主催。東名高速道路上り富士川サービスエリアに直結する広場にブースを設け、会員の茶農家が生産した新茶を販売している。茶娘が試飲を勧めているほか、茶缶や茶菓子が当たる抽選会も実施している。 5日は午前10時から午後3時まで。
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季節感じる多彩な花木販売 裾野、5日まで「みどりまつり」
裾野市観光協会は4日、花と緑に親しむイベント「みどりまつり」を市中央公園で始めた。花木や飲食販売などが行われ、多くの家族連れでにぎわった。5日まで。 花木販売ではガーベラやパンジー、ヒマワリなど季節の花、ミニトマトやハーブの苗などが並んだ。焼きそばやかき氷などの店舗も出店。来場者は木陰で飲食を楽しんだり、店主に花の特徴や苗の育て方を聞いたりしてまつりを満喫した。 5日の午前11時と午後2時に餅まきを行う予定。まつりとこどもの日に合わせ、同公園近くの黄瀬川周辺に約150匹のこいのぼりを掲げている。
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浜松まつり開幕 大凧、空高く 5年ぶりの「完全開催」 会場にぎわう【動画あり】
浜松まつりが3日、浜松市中央区の凧(たこ)揚げ会場で開幕し、子どもの成長を願う多数の大凧が澄んだ青空に舞い上がった。新型コロナに伴う飲酒禁止などの制限が撤廃され、5年ぶりの「完全開催」となった今年は172町が参加。夜は華やかな御殿屋台の引き回しが市中心部で行われた。祭りは5日まで。 3日午前10時、開会とともに、各町の凧印が描かれた凧が一斉に揚がり、威勢のよいラッパや太鼓の音が響き渡った。法被姿の町衆やカメラを手にした見物客が詰めかけ、会場は熱気に包まれた。 主催する組織委員会によると、初日の人出は昨年を3万4千人上回る79万1千人。凧揚げ会場に36万人、屋台引き回しにに22万人、関連
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GW後半 静岡県内高速道で散発的な渋滞 新幹線は午前中を中心に上下とも混雑【動画あり】
ゴールデンウイーク(GW)後半の4連休初日の3日、好天に恵まれた静岡県内の交通網は観光客や帰省客で混雑した。 JR東海静岡支社によると、東海道新幹線は午前中を中心に上下とも混み合った。静岡駅発着のひかりの自由席乗車率は下りで最大150%、上りで最大140%に達した。こだまも下りで100%、上りで80%となった。 高速道や一般道は事故や混雑の影響で渋滞が散発的に発生した。静岡県警交通管制センターによると、新東名高速道下り浜松サービスエリアー新城インターチェンジ(IC)間で最長8・5キロ、東名高速道下り御殿場ICー駒門パーキングエリア間で5キロ、熱海市の国道135号や浜松市中央区の国道1号で
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「乾杯!」ビール片手に浜焼き堪能 熱海で祭り開幕、5日まで
熱海市渚町の渚親水公園で3日、大型連休恒例の「第11回春のあたみビール祭り」が開幕した。爽やかな青空の下で新鮮な海の幸とビールを味わおうと、大勢の行楽客が繰り出している。5日まで。 ビール祭りの名物「浜焼き体験」では、アジの干物やイカ串、未利用魚のさつま揚げなど7種を味わえる海鮮プレートを販売。家族連れや若者グループが冷えた飲み物で乾杯した後、七輪を囲んで熱々の海の幸を堪能している。 開催時間は午前10時~午後4時(5日は午後3時まで)。地元飲食店が焼きそば、から揚げ、かき氷などを売り出す。フラダンスや音楽バンド、ご当地キャラ「あつお」「まめっこ」などのステージ公演もある。
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富士山望むこいのぼり 富士宮・潤井川 28匹が遊泳
富士宮市穂波町の潤井川左岸で3日、こいのぼり28匹が掲げられた。富士山を背に大小さまざまなこいのぼりが空を優雅に泳いでいる。5日まで。 こいのぼりの設置は地元の「穂波寄り合い処Qちゃん」と子供会「穂波ストロング」による4年目の取り組み。住民有志から募ったこいのぼりは模様も大きさも異なるが、潤井川のせせらぎを聞いているかのように悠々と揺らめいている。
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子の成長願い「たんごまつり」 浜松市浜名区・井伊谷宮 5日まで
浜松市浜名区引佐町の井伊谷宮で3日、子どもの健やかな成長と立身出世を祈願する「たんごまつり」が始まった。五月人形やこいのぼりなどさまざまな装飾が境内の各所に施され、多くの親子連れが参拝に訪れている。5日まで。 表参道の階段に甲冑(かっちゅう)を身にまとった人形や兜(かぶと)、刀などが並ぶ。同町の長山剛士さんが牛乳パックで手作りした徳川家康、井伊直政などの甲冑も展示された。一部は身に付けて写真撮影が楽しめる。地元の細江凧(たこ)の会が制作した和凧も紹介している。 午前10時から午後3時まで。4日午前10時半からは鉄製甲冑の着装見学が行われる。五月人形を除き、展示は5月末まで。
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掘り出し物見つけて 島田で5日まで骨董祭
島田市地域交流センター歩歩路で3日、第34回歩歩路骨董(こっとう)祭(実行委、まちづくり島田主催)が始まった。5日まで。 地元の古物商らが古道具や掛け軸、懐かしの玩具などを出品した。金谷地区伝統の「志戸呂焼」も所狭しと並び、江戸時代中期の茶つぼなどが目を引く。戦前の郷土資料やリメークにも使える古布なども人気を集め、会場は掘り出し物を探す愛好家でにぎわった。
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刺し身にあら汁 カツオ三昧 焼津さかなセンター祭り 5日まで
焼津市八楠の焼津さかなセンターで3日、コロナ禍を挟んで5年ぶりの開催となる「春の焼津さかなセンター祭り」が始まった。5日まで。 「カツオフェア」と銘打って企画したカツオの刺し身やあら汁の無料配布には来場者が長蛇の列をつくった。カツオのわら焼き体験もにぎわい、わらを入れて立ち上がった炎に約30センチの切り身を当ててあぶる工程に触れた。施設内の店舗にも大勢の客が詰めかけ、食事や買い物を楽しんだ。 開催は午前9時~午後5時。5日には焼津水産高の生徒による模擬会社「魚国」が出店する。
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静岡食材 楽しんで魅力体験 親子でイベントにぎわう 5日まで 静岡市駿河区
食を生かした「ガストロノミーツーリズム」を発信する「しずおか食彩フェスティバル」(静岡県文化財団、静岡県主催)が3日、静岡市駿河区のグランシップなどで始まった。食材の魅力に触れる多彩なワークショップが企画され、家族連れでにぎわった。5日まで。 3日間で計10種のブースが出展する。サクラエビやシラスの加工販売「ヤママル」(清水区)は、干しサクラエビのふりかけづくり体験を実施。片瀬裕一専務(44)は親子連れに名産の魅力を紹介し、「サクラエビを身近に感じてほしい」と願った。県内産の新茶2種をすすり茶で味わうブースも人気を集めた。 食をテーマに、工作などを楽しむ「グランシップこどものくに」も開催
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地域に6年ぶり祭りの声 島田で神明宮大祭
島田市稲荷地区で3日、3年に一度の神明宮大祭が行われた。新型コロナ禍で前回は中止になったため、6年ぶりに屋台の練り歩きや踊りの披露などのにぎやかな声が地域に響いた。 神明宮を発着点に屋台が引き回され、地域の子どもらが屋台の上踊りや地踊りを披露した。餅まきも行い、多くの住民が見守った。稲荷町公会堂にはこいのぼりも飾られ、屋台が方向転換しながら到着すると華やかな雰囲気に包まれた。 壮年会会長で屋台運営委員長の安本由さん(65)は「町内を元気づけることにつながればうれしい。地域の祭りを将来に残していきたい」と話した。
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【写真特集】浜松まつり’24 祝い凧にあふれる笑顔
浜松っ子が血をたぎらせる「浜松まつり」が3日、開幕した。青空の下、浜松市中央区の凧(たこ)揚げ会場では開幕の合図とともに、参加各町の大凧が一斉に舞い上がった。子どもの誕生を町内で祝う「万歳」のかけ声やラッパの音が響き渡り、凧場に笑顔があふれた。 (浜松総局・山川侑哉、写真部・二神亨、久保田竜平)
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農閑期の田んぼで花畑開放 松崎
松崎町那賀の農閑期の田んぼに色とりどりの花を咲かせる「田んぼをつかった花畑」(実行委主催)が5日まで開放され、観光客や地元の住民が花摘みを楽しんでいる。花畑は町の事業を引き継いだ住民有志が2019年から開催する恒例行事で、花を刈る前に毎年開放している。 花畑には、黄色のツマシロヒナギクや青色のヤグルマソウなどの花々4種が咲いている。3日は親子連れや子どもたちが多く訪れ、花を摘んで写真撮影を満喫した。花は6日以降に刈り取る予定で、田植え期間を迎えるという。 実行委は次回のイベント開催のため、入場時に協力金を募っている。1組500円から。
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御前埼灯台・点灯150年 照らす竹明かり 5日までイベント
5月で点灯開始から150周年を迎えた御前崎市の御前埼灯台で3日夜、竹明かりで幻想的な雰囲気を演出する催しが始まった。夜の灯台を観光資源に生かす初の試み。5日まで。 市内の観光関係者らでつくる民間団体が企画した。情報発信拠点「御前崎渚の交番」から灯台につながる全長約150メートルの石段の両脇にLEDライトが入った竹筒約400個を並べた。 午後6時半ごろ、日が沈み周囲が薄暗くなると、暖色の明かりがきらめきを放ち、灯台と“光の共演”が実現した。灯台前広場では飲食販売の露店が並び、観光客らでにぎわった。 団体代表の川口正洋さんは「今後も地域一体で御前埼灯台を盛り上げてい
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やらまいかブランド ソラモで5日までマーケット 浜松市中央区
浜松商工会議所が認定した地元事業者の特産品「やらまいかブランド」を販売する「はままちフレッシュマーケット」が3日、浜松市中央区の市ギャラリーモール・ソラモで始まった。5日まで。 出店したのは洋菓子店Mokara(モカラ)の「カヌレ」、和Olive(オリーブ)園の「オリーブオイル」など4品。期間中は浜松まつりの御殿屋台や凧(たこ)を展示する。マーケットは午前11時~午後6時。
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色鮮やか バラ見頃 散策や写真撮影楽しむ 浜松市中央区
浜松市中央区花川町の私設バラ園「ばらの都苑」で色とりどりのバラの花が見頃を迎えている。2日には花の写真を撮ったり匂いを嗅いだりして散策を楽しむ来園者の姿が見られた。 2700平方メートルほどの敷地に、赤や黄色のバラ約300種1500株が植栽されている。開花時期は例年並みで、全体では現在四分咲き程度。品種によってはすでに満開を迎えている。バラに交じってピンク色のシャクヤクも咲き、彩りを添えている。 同園は今年が開園25周年。苑主の天野和幸さん(83)は「花を見て喜んでいる姿を見られるのが何よりも励みになる。体力が続く限り挑戦を続けたい」と話した。
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古本とアート 銭湯で楽しんで 沼津・吉田温泉 4日まで
2016年に閉業した銭湯「吉田温泉」(沼津市吉田町)で4日まで、展示や出店のイベント「アートと本と珈琲と」が開かれている。 建物を管理する兼子京子さんが企画した。閉業後そのままの館内に、県東部のアーティスト7人が手がけた油絵や木彫り、写真、びょうぶ絵など多ジャンルの作品を展示。古本やコーヒーの出店のほか、浴槽近くに設けたステージでは音楽ライブや落語が上演され、レトロな空間とアートの調和を楽しむことができる。 兼子さんは不定期にイベントを開催している。「コーヒーや古本販売は初めての企画。今後もまちづくりについて語れるコミュニティースペースとして活用したい」と話した。
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浜松まつりで交通規制 3~5日、浜松駅北口や凧揚げ会場付近
浜松まつり組織委員会などは祭り期間中の3~5日、市中心部と凧(たこ)揚げ会場で交通規制を実施する。 御殿屋台の引き回しや練りが繰り広げられるJR浜松駅北口の繁華街周辺では、午後5~9時に車両の進入を規制する。 凧揚げ会場に近い国道1号の南側は、午前9時~午後4時に規制をかける。同会場付近にマイカー駐車場は設置しない。同駅と、飯田公園の臨時駐車場を発着点とする有料シャトルバスを運行する。 交通規制に関する問い合わせはコールセンター〈電053(456)3871〉へ。
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跳ぶ!駆ける!ミニチュアホース 富士サファリパーク、ダービー企画リニューアル
裾野市の富士サファリパークは、アメリカン・ミニチュアホースによるレース「サファリダービー」をリニューアルした。以前からある通常のレースに障害物レースを加え、小さな馬がかわいらしく跳躍する姿が人気を集めている。大型連休の6日までは毎日開催する。 ダービーは、5頭が同時にスタートし、1周約160メートルのコースを疾走する。障害物レースではさらに高さ約30センチの障害物をコース内3カ所に設置し、飛び越える。1着の馬を予想し、当たると景品がもらえる投票券を販売。2日も多くの親子連れらが声援を送りながらレースを楽しんだ。 大型連休以降は、冬季を除く土・日曜日と祝日に実施する。 (東部総局・田中秀
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松坂屋静岡店の水族館 利用客が決める入館料制度、7日から正式採用
松坂屋静岡店(静岡市葵区)内の都市型水族館「スマートアクアリウム静岡」は2日、利用客が満足度に応じて支払う入館料を決める「ポストプライシング」制度を、繁忙期を除く平日料金として正式採用すると発表した。7日から。 個人客が対象。観賞後にアンケートに答えて任意の料金を支払う。支払額に応じてオリジナルグッズや招待券を受け取れる。土日祝日は大人(中学生以上)1400円で従来と同額。 同水族館は開業以降、平日の客数が振るわず、一部から価格設定に疑問の声が上がっていた。このため同制度を2月~3月末に試験導入し、期間中の平日客数が前年同期比約5倍に伸び、売り上げは約2・5倍になった。 利用客からの要
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華やかなクリンソウ見頃 磐田・敷地里山公園
磐田市敷地の敷地里山公園でクリンソウの花が見頃を迎え、園内を華やかに彩っている。公園を整備する鈴木隆典さんによると、5月上旬ごろまで楽しめる見込み。 クリンソウは、寒冷地に見られるサクラソウ科の多年草。茎を中心に数段に渡って輪状に花を咲かせる様子が、仏塔の頂点を飾る「九輪」に似ていることから名付けられた。約2万5000平方メートルの園内には約600株が植えられ、赤や白、ピンク、紫色の花々が咲き誇り、見事なグラデーションを演出している。 入園無料。園内では薄桃色のウツギも咲き始めている。鈴木さんは「ゴールデンウイークに家族連れでぜひ見に来てほしい」と呼びかけた。 (磐田支局・崎山美穂)
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思い出のリンクに別れ 県内唯一、浜松の屋内スケート場6日まで 58年の歴史に幕
「たくさんの思い出をありがとう」-。6日に閉館して58年の歴史に幕を下ろす浜松スポーツセンター(浜松市中央区)のスケートリンクに大勢の地元住民らが足を運んでいる。県内唯一の屋内スケートリンクで、温暖な静岡にあって気軽にウインタースポーツを楽しめる施設として長年親しまれてきた。地元のスポーツチームの練習拠点として、オリンピアンも輩出した。大型連休を迎えて、思い出の施設との最後の別れを惜しんでいる。 連休後半前の2日、スケートを楽しむ家族連れやカップルらの姿が目立った。親に手を引かれながら恐る恐る氷上に足を踏み入れる子ども、悠々と滑走する常連客。リンク上には笑顔が広がった。 施設の職員による
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大型犬もドッグラン ぐりんぱにオープン 裾野市
7月に開園20周年を迎える富士山2合目の遊園地「ぐりんぱ」(裾野市須山)はこのほど、ドッグラン「わんダフル グリーンパーク」をオープンした。入園はこれまで体の高さ50センチ以下としていたが、大型犬を含む全ての種類を入園可能にした。 約3千平方メートルの敷地に小型犬用、中・大型犬用、全犬種用の三つのエリアを設けた。それぞれフェンスで囲まれ、リードなしで遊ばせることができる。水飲み場や足洗い用のシャワー、富士山を背にした写真撮影スポットも用意した。 運営する富士急行グループはペットと一緒に楽しめる施設づくりを進めている。担当者は「家族の一員の愛犬とたくさんの思い出をつくって」と話す。中型犬ま
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「三方原馬鈴薯」のコロッケ販売、PR JAとぴあ浜松【浜名湖花博2024】
JAとぴあ浜松の馬鈴薯(ばれいしょ)部会青年部はこのほど、浜松市特産の「三方原馬鈴薯」をPRしようと、浜名湖花博2024の浜名湖ガーデンパーク会場(同市中央区)で三方原馬鈴薯を使ったコロッケを販売した。 生産者が監修し、ほくほくした食感が特徴の「男爵いも」と本県産牛肉を素材に調理した。1個200円で、千個を用意。幅広い年代の来場者から好評を得た。 同部は市内小学校での食育講座や、イベントでのコロッケ販売ブース出店を通して発信を強化している。中村光太副部会長は「これからも認知度を高めるため、さまざまな活動を行っていきたい」と意気込んだ。
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狩野川に稚アユ放流 地元漁協 6月8日、釣り解禁へ
狩野川のアユ釣りが解禁される6月8日を前に、伊豆の国市の狩野川漁業協同組合は1、2の両日、伊豆、伊豆の国両市内の同川と支流に、稚アユ計約1500キロを放流した。 体長約10センチ、8~10グラムほどの稚アユを6地点で放流した。組合員がホースを使い次々放つと、稚アユは勢いよく泳ぎ回った。カワウによる食害を避けるため午後に放流した。 6月3、4の両日は伊豆の国市の神島橋付近、伊豆市の矢熊橋付近などで体長約15センチ、20~40グラムほどの人工海産成魚計1500キロも放流する。解禁後に川の状況を見ながら追加放流も検討するという。
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移り変わる光 色で表現【浜名湖花博2024 花が作る景色 ㊤浜名湖ガーデンパーク編】
浜松市中央区の2会場で開催中の「浜名湖花博2024」。2004年に開かれた花博の20周年を記念し、6月までの期間中、各会場に新設、再整備された庭や花壇が美しい姿を見せる。現場を訪ね、花が織りなす風景を専門家の視点で解説してもらった。今回は浜名湖ガーデンパーク編。(生活報道部・西條朋子) 園内の最奥に広がる「印象派庭園花美[はなび]の庭」は、04年の花博でフランスの印象派画家クロード・モネのジヴェルニーの自宅の庭を再現したのが始まり。閉幕後は都市公園に引き継がれ、刻々と変化する自然の躍動感を植物で表現してきた。長年管理責任者を務める佐原宏康さん(62)が案内してくれた。 花の庭 庭園内
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小さなテントウムシの奥深い世界 磐田・竜洋昆虫自然観察公園が企画展
磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園は5月26日まで、国内のテントウムシを紹介する企画展「テントウムシ展」を開いている。 職員が市内を中心に国内で捕獲した約20種を展示している。同公園の草むらなど身近に生息するナナホシテントウやナミテントウをはじめ、鮮やかな体色のキイロテントウ、体長1センチを超えるハラグロオオテントウといったさまざまな種類が並ぶ。冬眠だけでなく「夏眠」をする生態や名前の由来を説明する掲示物も設けた。担当職員の荒井克也さん(25)は「同じように見えても、観察するとさまざまな違いがある。奥深い世界を知ってほしい」と話している。 期間中はカメムシのミニ展示も同時開催している。
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「唯一無二のフジの演出」 花博・夜間ライトアップを浜松市長視察
浜松市の中野祐介市長は28日夜、「浜名湖花博2024」が開催中のはままつフラワーパーク(中央区)を訪れ、夜間ライトアップされた「虹のフジのトンネル」などを視察した。同施設を設計した同園の塚本こなみ園長の説明を受けながらトンネル内をゆっくりと歩き、見頃のフジに囲まれ、甘い香りが漂う幻想的な世界を楽しんだ。 施設は全長約50メートル。藤棚の側面にもフジを配置し、フジに包まれる感覚を味わえる空間に仕立てた。3色のフジがグラデーションのように連なり、トンネル外から見ると、「虹」のように表現されている。夜間はライトでフジが優美に照らされ、「インスタ映え」するスポットになっている。 塚本園長は「遊び
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組み立てたくなる? 静岡・久能山東照宮で「プラモデル風御朱印」頒布
徳川家康をまつる久能山東照宮(静岡市駿河区)は5月5日の「模型の日」に合わせ、プラモデルの部品群「ランナー」をモチーフにした御朱印(初穂料千円)を頒布している。 家康の愛刀「ソハヤノツルキ」や徳川家の家紋「三つ葉葵」をプラモデルの部品風の切り絵に仕上げ、台紙にはめ込んだ。 権禰宜(ごんねぎ)の海野貴嗣さんは「城や神社を造るため家康公が全国から集めた優秀な職人が駿府に居着いたことが、模型産業発祥のきっかけになった。御朱印を通して歴史を知ってもらえれば」とPRした。 数量限定で、頒布の期間は3~4カ月間を見込んでいる。1人5枚まで。
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超人パワーで商店街に活気を! キン肉マンミュージアムin沼津オープン
人気漫画「キン肉マン」の全国初となる常設施設「キン肉マンミュージアムin沼津」が29日、沼津市中心部の沼津仲見世商店街に正式オープンした。全国から訪れたファンが、一時代を築いた作品の世界に浸った。 午前10時の開館の2時間前、整理券配布時には約130人が並ぶ人気ぶり。ミュージアム館長でプロレスラーのミノワマンZさんが、ファンと握手して出迎えた。館内には、キン肉マンやテリーマンをはじめ人気キャラクターの等身大フィギュア11体などが展示され、来館者はポーズを取って記念撮影した。 午前5時半から並んだ札幌市の会社員永嶋孝光さん(48)は「原画が間近で見られて良かった」と喜んだ。親子で訪れた伊豆
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30日から新茶フェア 荒茶風緑茶など販売 JA大井川藤枝工場
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場は30日から5月31日まで、新茶フェアを行う。1日からは目玉商品の袋詰め荒茶風新茶セットを通信販売する。 荒茶風新茶は工場小売店舗で1袋320グラムを税込み1000円、通販は1袋350グラムで3セット3564円、6セット6804円、12セット1万3284円(いずれも送料と代引き手数料込み)で取り扱う。初摘み新茶や200個限定の新茶と茶ようかんの詰め合わせなどをそろえたほか、5月中旬からは藤枝親茶(しんちゃ)も発送を開始する。 鈴木良則工場長は「味と香りが乗った良いお茶ができた」と話す。問い合わせは工場<電0800(200)5511>へ。
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特定小型原付のルール学ぶ 浜松中央署など 学生らに講習
浜松中央署などはこのほど、電動キックボードなど特定小型原動機付自転車の乗車ルール講習会を浜松市中央区の県自動車学校浜松校で開いた。静岡大浜松キャンパスの大学生ら約30人が参加し、座学や乗車体験などで学びを深めた。 担当者が最高速度20キロ以下で、車体の大きさや出力の上限が定められた特定小型原付の区分を紹介。16歳以上なら運転免許なしで運転できると解説した。参加者はヘルメットを着用した上で電動キックボードの乗車体験に臨み、操作性などを確かめた。 運転を体験した同大情報学部2年の加藤姫奈さん(19)は「予想以上にスピード感があった。道路で乗る機会があれば、気を付けて走行したい」と話した。
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「キン肉マンミュージアム」きょう開館 沼津のリングに稲妻走る セレモニーに作者・ゆでたまごさん
人気漫画「キン肉マン」の全国初の常設施設「キン肉マンミュージアムin沼津」が29日、沼津市大手町の沼津仲見世商店街で開業した。28日には現地でセレモニーが開かれ、2人組の作者「ゆでたまご」の嶋田隆司さんは「ファンの発信基地になってほしい。開館を機に、商店街がにぎわうようになるとうれしい」と期待した。 嶋田さんが友人のオーナーから打診され、開館が実現した。嶋田さんは「キン肉マンランドを作るのは(主人公のキン肉)スグルの夢だった。若い世代や海外のファンも来てほしい」とあいさつした。1階のグッズ販売コーナーとフリースペースは入場無料。有料の2階に複製原画45枚(撮影不可)や等身大フィギュア11体
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秋川雅史さんの歌声、フラワーパークに響く 音楽家・鈴木さん(浜松出身)とコンサート
「浜名湖花博2024」が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で28日、テノール歌手秋川雅史さんと同市出身の音楽家鈴木豊乃さんによるコンサート(実行委員会主催)が開かれた。 2人は花で彩られた大温室クリスタルパレスの特設会場に登場した。秋川さんは鈴木さんのピアノ伴奏で「オーソレミオ」や「千の風になって」など7曲を披露。迫力に満ちた歌声で、温室内の聴衆と屋外のモニター前に集まった来園者を魅了した。 最後に同園の塚本こなみ園長が作詞して鈴木さんが作曲した新曲「花みどりのうた」を初披露し、会場から大きな拍手が湧き起こった。
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個性あふれるネコちゃん見に来てニャ~ 写真展、静岡市で5月6日まで
全国で活動するネコ写真家8人によるグループ展「ネコの写真展」が28日、静岡市葵区呉服町の「ギャラリー青い麦」で始まった。5月6日まで。 静岡県や大分県、東京都などで活動する写真家たちが、レンゲ畑や線路脇、港や離島などさまざまな場所で暮らすネコのありのままの表情を収めた約80点を展示した。離島に暮らすネコの様子を360度見渡せるVR体験も用意している。 都内を中心に活動する主催者の利根川キヨシさん(57)=同市清水区=が、地元の人にも作品を楽しんでもらいたいという思いから企画し、今年で3回目を迎えた。利根川さんは「個性豊かな力作がそろっている」と来場を呼びかけた。 期間中、葵区呉服町や
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子の成長願い つるし飾り3000個 伊豆の国・おおとり荘
端午の節句を前に、伊豆の国市古奈の温泉旅館「おおとり荘」で、男児の成長を願うつるし飾りが展示されている。宿泊客以外にも公開されている。 こいのぼりをはじめ金太郎やかぶと、熊といった動物などの多彩な縁起物の作品を天井からつるし、来館者を楽しませている。地元の大仁女性の会と天城しゃくなげの会の手作りで、約3千個が並ぶ。大仁女性の会の海瀬俊子会長は「連休前から多くの方に見ていただき、併せて伊豆長岡の観光も楽しんでほしい」と話した。 一般公開は正午から午後3時まで。5月6日まで飲み物と温泉まんじゅうのサービスもしている。展示は同31日まで。
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サイクルスポーツセンターで餅・菓子まき 29日にもイベント
伊豆市大野の日本サイクルスポーツセンター(CSC)で28日、餅まき・菓子まき大会が開かれた。29日まで開催されるゴールデンウイーク前のイベント「サイクルカーニバル」の催しで、静岡県内外から多くの来場者が詰めかけた。 子ども、大人の部に分かれ、CSC職員が用意された紅白餅約4500個と菓子2千個をまいた。CSCのオリジナルキャラクターをあしらったマスクも投げた。レストラン棟の2階から下の広場に向かってまき、来場者たちは一斉に手を伸ばした。 29日午後2時から、縦回転ブランコ「サイクルスインガー」で回転数を競うぐるぐるチャンピオンシップが行われる。参加無料。
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狩野川沿い泳ぐ♪こいのぼり 5月5日まで、イベントも
沼津市と清水町の狩野川河川敷2カ所で28日、こいのぼりの展示が始まった。ともに「こどもの日」の5月5日まで空を泳ぐ。 同市の狩野川左岸河川敷では「こいのぼりフェスティバル」(実行委など主催)が開幕した。市中心部のあゆみ橋から御成橋の間に約120匹が揚がった。市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」や干物柄のこいのぼりも人気を集め、家族連れでにぎわった。4、5日は親子向けイベントを開く。 同町徳倉の狩野川ふれあい広場で開かれた「鯉のぼりフェスタ」(町主催)では、親子13組がこいのぼり約200匹を掲げた。町スポーツ協会によるスポーツ体験ブースが設けられ、子どもたちが汗を流した。
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GW初日で行楽地にぎわい 静岡県内にも人の波 コロナ明け実感、節約志向の観光客も
ゴールデンウイーク(GW)が始まった27日、静岡県内は雨や曇りの空模様となったが、行楽地や交通機関は県内外からの家族連れなどでにぎわいを見せた。新型コロナウイルスの5類移行からほぼ1年がたち、新幹線や飛行機の利用状況は復調を示すものの、初日はGWの日並びや天候の影響もあってか出足がいまひとつの施設も。記録的な円安や物価高を踏まえて節約志向の観光客も目立ち、旅行先選びも分散化している。 沼津市の沼津港は昼前後を中心に混雑し、飲食店や物販店が並ぶ通りは人の流れが絶えなかった。駐車場には首都圏や中京圏ナンバーの車両が並んだ。名古屋市から訪れた公務員梶原英彦さん(50)は「昨年は人混みを避けていた
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針金、刺しゅうで動植物表現 アイデア競う合同作品展 静岡・駿府博物館
針金アーティストMASASHI(マサシ)さんと、立体刺しゅう作家PieniSieni(ピエニシエニ)さんの合同作品展「素材にいのちを吹き込む―針金とフェルトの世界」(駿府博物館、静岡新聞社・静岡放送主催)が27日、静岡市駿河区の同館で開幕した。身近な素材の特徴を引き出して動植物の姿を表現する2人が、技巧とアイデアを競っている。 色とりどりの針金を使ったマサシさんの大小の人形約280点と、フェルトと刺しゅう糸で本物と見まごうばかりの草花やキノコ、昆虫などを制作するピエニシエニさんの代表作約80点がそろった。 博物館での展覧会は初というピエニシエニさんは「モチーフをよく観察し、表現方法を試行
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里山舞台に演劇披露 「ふじのくに⇄せかい演劇祭」静岡市で開幕 5月6日まで上演
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」が27日、静岡市内で始まった。5月6日まで、国内外の5作品を上演する。 同市駿河区の舞台芸術公園で開幕を飾ったのは、昔話「かちかち山」が題材の回遊型演劇「かちかち山の台所」。約50人の観客は三つのグループに分かれ、同公園がある平沢地区を散策しながら、寺や畑などで繰り広げられるパフォーマンスを鑑賞した。 長女(6)と参加した岡田真里さん(42)=同区=は「壮大な内容にびっくりした。住んでいる場所の近くにこんなに自然豊かな所があったのだと気付くこともできた」と話した。 期間中の5月3~6日には葵区の駿府城公園でSPAC
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「謎解き」「散策」親子で楽しく自然体験 浜松市引佐で28日まで
浜松市浜名区引佐町の市かわな野外活動センターは27日、施設の散策や工作活動などを展開する「かわなオープンデー」を同センターで実施した。多くの親子連れが訪れ、自然体験を満喫した。28日にも午前10時から午後4時まで行う。 クイズに答えながら施設内を巡る「謎解きラリー」や、所員の案内で森林に関する学びを深める「かわな自然散策」などが行われた。クラフト体験では、子どもと保護者が協力しながら小刀で竹を削り、太さの異なる2本を組み合わせて笛を制作した。 参加費300円。自然散策とクラフト体験は午前10時半から、午後1時半からの2回行う。問い合わせは同センター<電053(544)0219>へ。
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クラフト作家、静岡市に集結 多彩な手作り品、29日まで展示販売
静岡県内外のクラフト作家らが集まる「静岡アートフェスティバル」が27日、静岡市葵区の葵スクエアで始まった。約40ブースが軒を連ね、洋服や木工品など多彩な手作り作品を展示、販売している。29日まで。 鹿児島県の種子島に陶房を構える陶芸家木下裕一さん(63)はうわぐすりを使わず高温で焼成する「焼き締め」の技法を用いて、皿やコップの色味などにこだわったという。同市清水区のアクセサリー作家太田有紀さん(26)が、サクラ貝やシーグラスなどで制作したピアスやイヤリングも来場者の関心を集めている。 主催する浜松市の文化団体「ヴァン・ヴィジョン」の村木恵子代表(76)は「個性あふれる作品ばかり。じっくり
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沼津最大の園芸市開幕 生花や苗木、28日まで展示販売
沼津市最大の園芸市、みどりまつり(市緑化推進実行委員会主催)が27日、同市のキラメッセぬまづで始まった。来場者が花と緑に親しんだ。28日まで。 市内外の生花店など31団体が生花や苗木、盆栽などを展示販売した。飲食を含めた出展者数は過去最多の61。フラワーアレンジメントなどの体験教室もあり老若男女が楽しんだ。 28日は午前10時~午後3時。正午から珍しい花のオークションを行う。
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カラオケで熱海のまちを活性化 GP大会開幕 29日まで
歌の力で熱海のまちを活気づけるイベント「熱海カラオケグランプリ」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が27日、熱海市渚町の熱海親水公園で始まった。熱海代表を含む全国各地の計100人が自慢の歌声で競い合い、親睦を深める。29日まで。 大会には千人超の応募があり、予選会や推薦を経て熱海代表34人と全国代表66人が本選の出場権を得た。28日まで準決勝、29日に決勝を行う。小学生やホテル支配人、漁師、飲食店員、シニア向けマンションの80代利用者など幅広い分野の個性派がそろい、ポップスや演歌、アニメ曲などで美声を響かせる。 同市伊豆山に2023年10月、音楽拠点「123ミュージック」を設立
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ニジマス「捕ったど~」 天竜川沿い、29日まで子ども向け釣りイベント
天竜川漁業協同組合(浜松市天竜区)が27日、催し「子ども釣り広場」を浜松市浜名区の浜北大橋下を流れる天竜川沿いで始めた。18歳以下の子どもが無料でニジマス釣りを楽しめる。29日まで。 子どもたちは用意した生き餌やルアー、仕掛け付きの釣りざおで釣りを楽しんだ。体長25センチを超えるニジマスを釣り上げた聖隷クリストファー小(同市中央区)3年の井口タ緒さんは「川での釣りは初めてだったけど、たくさん釣れて良かった」と声を弾ませた。 漁協が釣りに親しんでもらうために例年企画し、28日までにニジマス計300キロを放流する予定。事前予約不要。19歳以上の家族や知人が付き添い、釣り上げた後の作業などを手
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地元産の新茶がずらり 来場者でにぎわう 掛川・とうもんの里
掛川市山崎の農村文化発信施設「とうもんの里総合案内所」で27日、恒例のとうもん新茶まつりが始まった。地元産の新茶の試飲サービスや農産物販売を展開し、大勢の来場者でにぎわった。28日まで。 掛川と袋井の両市から各種の新茶が届いた。施設を運営するNPO法人とうもんの会のメンバーは、ホットプレートを使った製茶を実演した。山下みさお理事長は「天候不順で新茶がそろうか心配だったが、間に合って良かった。田園の風景を守っていきたい」と話した。 雨の影響で、茶娘衣装の着付けと茶摘み体験は28日に延期した。
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ふじのくに⇄せかい演劇祭、27日開幕 安部公房代表戯曲など通し稽古 静岡市でSPAC
国内外の舞台芸術作品を紹介する静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」が27日に開幕するのを前に、26日、各作品の通し稽古が静岡市駿河区の舞台芸術公園などで行われた。 SPACと鳥取市を拠点にする劇団「鳥の劇場」の共同作「友達」の出演者やスタッフは同公園内の野外劇場で、実際の開演時間に合わせて最終確認をした。同作は今年生誕100年の作家安部公房の代表戯曲で、「鳥の劇場」の中島諒人芸術監督が演出した。中島芸術監督は「人間が生きるためには集団が必要な一方で自由を求めるという葛藤は、現代社会に通じる。二つの劇団の素晴らしい俳優の個性を引き出せるよう心がけた」と話し
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「あわしまマリンパーク」7月再開へ 前経営者から体制刷新 今村新社長が会見
2月に閉館した沼津市の離島・淡島にある水族館「あわしまマリンパーク」運営会社の新社長に就任した放送作家今村クニト氏(54)が26日、市内で記者会見を開き、早ければ7月に再オープンする意向を明らかにした。同館のオーナー会社が保有する全株式を取得したことも公表。施設の所有権や負債に関する問題解決を急ぎ、有志による支援団体を新設して営業再開にこぎ着ける考えを示した。 今村氏側によると、同館のオーナー会社だった「オーロラ」側が保有していた全株式は、関係会社を通じて今村氏に譲渡する契約を今月12日に締結。オーロラの竹原虎太郎氏が運営会社「淡島マリンパーク」の代表取締役を辞任し、今村氏が代表取締役に就
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熱川温泉にこいのぼり 5月6日まで 東伊豆町
東伊豆町の熱川温泉旅館組合は26日、伊豆急行伊豆熱川駅近くにこいのぼりを設置した。大型連休期間中の観光客を楽しませようと10年以上前から続く温泉街の恒例行事。5月6日まで設ける。 駅前の河川の上に長さ50メートルほどのロープ2本を渡し、約50匹が春風にはためく。こいのぼりはこれまでに地元や近隣の住民から提供を受けた品々。設置初日から早速、散策していた観光客らが春らしい風景に足を止めていた。 周辺では、台湾の観光地・九份(きゅうふん)を模して現地と同じ「台湾提灯(ちょうちん)」を常設する取り組みも実施している。
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ツツジが見頃 ピンクや白の花の波 熱海・姫の沢公園でまつり、150匹のこいのぼりも
熱海市伊豆山の姫の沢公園で5月6日まで、大型連休に合わせたイベント「つつじ・こいのぼりまつり」(姫の沢公園パートナーズ主催)が開かれている。 高低差50メートルの斜面を中心に植栽されている6万株のツツジのうち、5~6割程度が見ごろを迎えた。ピンク、紫、白など色鮮やかに咲き誇り、来園者を楽しませている。5月6日の「こどもの日」を祝うために掲出された150匹のこいのぼりも観賞できる。 5月3~5日は熱海で活動する音楽バンドや太鼓保存会、ダンス教室などがステージ発表を行い、同3日には伊豆箱根鉄道のミニ電車の乗車体験を催す。 問い合わせは同パートナーズ<電0557(83)5301>へ。
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島田の夏の風物詩「大井川大花火大会」 今年は8月1日開催
島田市観光協会は26日、島田の夏の風物詩「第37回大井川大花火大会」を8月1日に開催すると発表した。大井川の両岸からスターマインなど約1万発の花火を打ち上げる。 例年8月10日に実施しているが、天候不順で延期することも多かったため、日程を早めた。時間も例年より15分早めて午後7時から打ち上げを開始する。予備日は8月10日。 会場は県道島田岡部線大井川橋-JR東海道本線大井川鉄橋間の河川敷。河川敷内に出店エリアを設ける。ホームページなどで出店者を募る予定。 問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
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光る技術 アルミのバラ 薄く複雑な花びら再現 5月2日からガーデンパーク会場で展示【浜名湖花博2024】
浜松市中央区で開催中の「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場に5月2日から、コンピューター断層撮影(CT)や金属3Dプリンターで造形した「アルミのバラ」がお目見えする。薄くて複雑な花びらの形状を金属で再現し、「ものづくりのまち」の高い技術を広く発信する。 アルミのバラは長さ約20センチ、重さ45グラムで花びらの大きさは約8センチ。同市浜名区の静岡県浜松工業技術支援センター内デジタルものづくりセンターが製作した。 製作方法は、実物のバラをエックス線CT装置で撮影し、70%ほどの大きさに縮小してデータ化。アルミの粉末を厚さ60ミクロン(1ミクロンは千分の1ミリ)で敷き、3Dプリンタ
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春スキーへ準備万端 27日オープン 静岡市葵区・リバウェル井川
静岡市葵区の市営スキー場「リバウェル井川」は26日、27日から開始する春スキー営業に向け施設の整備作業を行った。5月26日までの土、日、祝日に営業する。入場無料。 作業には、同施設を管理する「リバウェル井川運営組合」(大代竜彦組合長)の組合員10人ほどが参加。全長約200メートル、幅約16メートルのゲレンデに敷かれたスノーマットを整備し、レンタルスキーを点検した。大代組合長は「山々の新緑も美しく風も気持ち良い季節。ぜひ、遊びに来てほしい」と来場を呼びかけた。問い合わせは同スキー場<電054(260)2316>へ。
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27日からでサイクルカーニバル レースや餅まき 伊豆・CSC
伊豆市大野の日本サイクルスポーツセンター(CSC)は27~29日、ゴールデンウイーク前のイベント「サイクルカーニバル」を開催する。 27日はおもしろ自転車レース、28日は餅約4500個、菓子2千個を用意した餅まき・菓子まき大会、29日は縦回転ブランコで回転数を競うぐるぐるチャンピオンシップを行う。いずれも参加無料。問い合わせはCSC<電0558(79)0001>へ。
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バラ1100品種6000株 「絵画の風景」 河津バガテル公園 28日から「まつり」
1100品種6千株が植栽された河津町のバラ園「河津バガテル公園」で28日、「春バラまつり」が開幕する。園内約3万平方メートルに植えられた多彩なバラの数々が期間中、来訪者を出迎える。6月30日まで。 左右対称の幾何学模様が印象的なフランス式庭園では、早咲き品種の一部が既に花を咲かせた。小ぶりでかれんな「オールドブラッシュ」や、赤色と黄色が混じり合った鮮烈な色合いが目を引く「つるチャールストン」などが彩る。同園によると、生育状況は例年より若干早く、大型連休明けごろに全体的な見頃を迎えそう。 職員の柏崎亨さん(53)は「絵画のような風景を是非楽しんでほしい」と来訪を呼びかけている。 園内のシ
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富士山麓にピンクのじゅうたん シバザクラ見頃、桜と共演も 山梨・富士本栖湖リゾート
「富士芝桜まつり」開催中の富士本栖湖リゾート(山梨県富士河口湖町)でシバザクラが見頃を迎え、ピンクのじゅうたんが富士山麓を彩っている。寒さの影響で開花が遅れていた桜との共演が、訪れた人たちを喜ばせている。 約1万5千平方メートルに7品種約50万株が咲く。今年のテーマ「息をのむ、ピンク。」に合わせ、ピンクの品種を増やした。ピークが異なる複数の品種を集めたエリアも設け、長く楽しめるようにした。 3月以降の気温が低く、例年に比べゆっくり開花。大型連休の後半に満開になる見込み。桜との共演は大型連休前半まで楽しめそう。 富士山と池を組み合わせた構図で写真撮影する来園者が多いという。絵本の世界を思
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中央区の蔵泉院 29日に「まつり」 浜松市
浜松市中央区西ケ崎の蔵泉院は29日午前10時から午後3時まで、地域交流イベント「こくうぞうまつり」を開く。新型コロナ禍の影響で5年ぶりの開催。 地域の子どもたちに日本文化に触れてもらおうと、紙芝居や日本舞踊、着物試着などのレトロ感あふれるイベントを開催する。 10台ほどのキッチンカーや駄菓子屋も出店し、来場者に楽しんでもらう。
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メンダコもなか 飲み物に“ぷかり” 沼津港の新土産発売
深海生物が題材のスイーツを販売するしーらかんすCafe(沼津市千本港町)はこのほど、沼津港の新土産「メンダコぷかりん」を発売した。ココア、抹茶ラテ、コーンスープ味の3種の粉末が入ったメンダコ型もなかを、飲み物に浮かべて楽しめる。 きっかけは2022年に発売した「めんだこプリンアラモード」のヒット。ひれが揺れる様子のかわいらしさからSNSで話題を呼んだが、量産化が難しかった。より手軽に入手しやすいメンダコのお土産として開発した。 「ぷかりん」は、浮かべて飲むとメンダコが顔に近づくのが特徴。矢島伸浩社長(61)は「展示でなかなか見られないメンダコを、身近に感じてほしい」と話している。1個55
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沼津観光しながら「ふるさと納税」 飲食やレジャーが返礼品に、サービス料に応じてその場で寄付 全国初の取り組み
沼津市は25日、現地寄付型ふるさと納税システム「ふるさとGO」の運用を開始した。返礼品は地元ならではの飲食やレジャーなど現地で受けるサービス。チケット型でなく、その場のサービス料に応じて寄付額を算出するのは全国初という。同市のふるさと納税の寄付額は近年急増し、今回の新たな取り組みで充実を図る。 システムを取り入れる店は沼津港を中心とした八つの飲食店。一大観光地と連携することで、広くサービスをPRする。 導入初日の25日、沼津港内のすし屋「すし処 古川」には、システムを開発、運営する「マイウェイ」や事業に協力する関係者ら約15人が集まった。店舗にある専用QRコードを読み込み、サイトに飲食代
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夜空に輝く“紫のシャワー” はままつフラワーパークで藤棚ライトアップ
浜名湖花博2024(実行委員会主催)を開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で25日、藤棚のライトアップが始まった。咲き誇るフジの花が春の夜空に美しく浮かび上がり、来場者を魅了している。 満開となったノダナガフジの棚は長さ約80メートルで、白色の発光ダイオード(LED)で優美に照らし出される。シロフジと八重藤の藤棚も見頃を迎え、甘い香りを漂わせている。初日は来場者がゆっくりと花の下を歩いたり、写真を撮影したりして、幻想的な花の世界を楽しむ姿が見られた。 夜間開園は5月5日まで行われ、藤棚のライトアップは見頃が終わり次第終了する。平日は午後8時、土日祝は午後8時半まで。
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「なんじゃもんじゃ」満開 静岡・城北公園 純白の希少種美しく【動画あり】
静岡市葵区の城北公園で25日、環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に指定されている希少種「ヒトツバタゴ」の花が満開を迎えた。雨上がりの青空の下、細長い純白の花をたくさん咲かせ、散歩に訪れた人たちを喜ばせている。 別名「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるモクセイ科の落葉樹で、国内では長崎県の対馬や岐阜、長野両県の木曽川流域、愛知県に自生。同公園には90本ほどが植樹されている。 変わった別名の由来は、江戸時代に水戸黄門で知られる水戸藩主の徳川光圀が訪れた千葉の神社で「この木は何か」と地元住民に尋ねたところ、うまく聞き取れなかった住民が「なんじゃもんじゃ」と返答したのが始まりという。
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ホソバシャクナゲ見頃 浜松市天竜区佐久間町・吉沢地区
浜松市天竜区佐久間町の吉沢地区で、県指定天然記念物「ホソバシャクナゲ」が見頃を迎えている。色鮮やかな薄紅色の花びらが特徴で、5月初旬ごろまで満開の状態を楽しめる。 同地区は、同町浦川の中心部から車で約30分の山あいにある。ホソバシャクナゲはツツジ科で、日光の当たる岩場に自生する。遠州石楠花(エンシュウシャクナゲ)とも呼ばれ、天竜川流域の山間部から愛知県東部にかけて自生する。
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うなぎいも×クチナシで特製コロッケ 浜名湖花博で販売 常葉大生が地元商店と開発・タネづくり
浜松市浜名区の常葉大経営学部の学生でつくる「地域貢献サークルCocoa(ココア)」と奥浜名湖商工会(同区)、魚兼商店(同区三ケ日町)が連携し、浜松ブランドのサツマイモ「うなぎいも」とクチナシの実を使用したクリームコロッケを開発した。同市で開催中の「浜名湖花博2024」のガーデンパーク会場で、28日と5月26日に販売する。 学生がメニューを提案し同商工会の仲介で同商店の山内章代表が試作。うなぎいものペーストとホワイトソースを1対2で混ぜ合わせる分量を決めた。花博を意識してホワイトソースにクチナシの実を入れ、黄色くする工夫も施した。 このほど、同商店で学生6人と山内代表らがタネづくりに取り組
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貴重な「瓊花」見頃 長泉 全国に9カ所のみ
長泉町の井上靖文学館の庭で、日本の9カ所にしか存在しないとされる瓊花(けいか)が見頃を迎えている。鑑真を題材にした井上の著作「天平の甍(いらか)」にちなんで植えられ、白くかわいらしい花が来場者を魅了している。 瓊花は鑑真ゆかりの中国・揚州市の市花。鑑真が上陸した佐賀県の県立森林公園の瓊花が親株で、同館に2013年に植樹された。毎年4月下旬から5月上旬ごろ、10日間ほどしか咲かない。同館は「この機会にぜひ見に来て」と呼びかける。 開花に合わせて「瓊花まつり」を29日まで開き、来館者に絵本作家えがしらみちこさん(三島市)が絵を手がけたオリジナルのしおりをプレゼントする。
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沼津・狩野川花火大会 今年は7月27、28日
「第77回沼津夏まつり・狩野川花火大会」の実行委員会は24日、今年の催事を7月27と28の両日に開くことを決めた。灯籠流しは26日。実行委は来年1月に迎える沼津商工会議所創立100周年に向け、官民で節目を祝いたいとした。 沼津市の同商議所で会合を開き、実行委員長の紅野正裕会頭は「本年度(来年1月)は商議所が誕生して100周年。昨年100周年を迎え、今年は新たな一歩となる市とともに盛り上げたい」と呼びかけた。名誉実行委員長の頼重秀一市長も応じた。 催事は同市中心街の狩野川沿いなどで実施する。昨年は4年ぶりに通常開催となり、2日間で約35万人が来場した。
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⚽清水エスパルス さまざまな「オレ」楽しんで 5月3日にイベント
J2清水は5月3日に静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で行う栃木戦(午後2時キックオフ)で、「OLÈ FES(オレフェス)」と題した初のイベントを開催する。 チームカラーのオレンジや、応援のかけ声などさまざまな「オレ」を楽しむ企画。漫才コンクール「M-1グランプリ」の昨年大会で準優勝したお笑いコンビ「ヤーレンズ」が来場し、トークイベントで盛り上げる。チームの荷物を運ぶ用具車の展示なども行う。
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神田かいわい 知の殿堂や聖堂、厳かに【ぷらっとTOKYO】
江戸幕府が開いた学問の府や異国情緒あふれる教会。今も大学が多く立ち並ぶ東京・神田かいわいには英知を求めた多くの人々が集まってきた。歴史ある街を歩いた。 JR御茶ノ水駅聖橋口から北へ徒歩2分、神田川のほとりに国の史跡「湯島聖堂」がある。1690年、5代将軍徳川綱吉が官学の府としたのが始まり。その後、規模が拡大され「昌平坂学問所」となった。 見事な筆跡で「入徳門」と記された額が掲げられた木造門をくぐると、自然に背筋が伸びる。その先にある「大成殿」は間口約20メートルの堂々とした入り母屋造り。孔子像が祭られているという。建物の脇には所狭しと合格祈願の絵馬が奉納してあった。 少々賢くなった気持
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多様な朝のお勤めに参加を 行き先選択【非日常の宿坊旅へ④】
宿坊に泊まる意義は、人によって捉え方が違いますが、私は朝のお勤めにあると感じています。お寺や神社では早朝に法要や祈願が行われており、宿坊に宿泊すると参列できます。 座禅や写経などの体験も魅力的ですが、これらは宿泊者向けに用意されたプログラム。一方、お勤めは、宿泊者の有無にかかわらず毎日行われています。大抵は自由参加で、場所によっては朝の5時ごろに起きる必要がありますが、せっかくなら早起きして体験することをお勧めします。 宿坊を泊まり歩くと、朝のお勤めも多様であることが分かります。まず規模で言えば、善光寺(長野)、久遠寺(山梨)、永平寺(福井)、智積院(京都)のような大寺院では、数十人から
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福島・五色沼 噴火が生んだ不思議な青【光もとめて④完】
記者が福島県で勤務していた約20年前、ニュース番組冒頭に映る同県北塩原村の観光地「五色沼[ごしきぬま]」にいつも目を引かれた。青、緑と言い切れない不思議な色をまた見たくなり、裏磐梯を目指した。 東北新幹線を郡山駅で降り、車で1時間ほど。まずは湖沼群・五色沼が誕生した歴史を学ぼうと、磐梯山噴火記念館の佐藤公[ひろし]館長を訪ねた。 磐梯山は1888年、水蒸気噴火し、岩なだれなどで477人が犠牲となった。山体が崩れて川をせき止め、その結果湖沼ができた。 荒れ地となった一帯に緑が戻った背景を、佐藤さんは「自然の修復力に、人の手による植林が加わったため」と説明する。実業家の遠藤十次郎は、林学博
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GW(ゴールデンウイーク)は家族でアスレチックへ【しずおかアウトドアファン】
間もなくゴールデンウイーク(GW)が始まる。コロナ禍が明け、今年は家族や仲間同士で行楽に出かける人もさらに増えそうだ。静岡県内には、幅広い世代が体を使って楽しめる野外のアスレチック施設が各地にある。大型連休に遊びに行きたくなる魅力的な施設を紹介する。(生活報道部・草茅出) ロープ伝い空中散歩 熱海 熱海市の熱海港から定期船で約30分。相模灘に浮かぶ初島には複合リゾート施設「PICA[ピカ]初島」や新鮮な海の幸を味わえる食堂街、宿泊施設があり、年間を通じて多くの観光客でにぎわう。 PICA初島内のアスレチック「SARUTOBI[サルトビ]」は、地上からの高さ6メートルの場所にロープや木製
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「修善寺時之栖」誕生 「伊豆温泉村」を改装 サウナや古民家ヴィラ新設
伊豆市の複合施設「伊豆温泉村」が23日までに「修善寺時之栖」に名称変更し、リニューアルオープンした。地元住民に親しまれている温泉「百笑の湯」に加え、アウトドアサウナや古民家を改修した宿泊施設などを新設した。楽しみ方が選べる複合リゾート施設と位置付けて外国人を含む観光客を呼び込む。 運営する時之栖(御殿場市)の庄司政史社長は御殿場高原時之栖(同市)に次ぐ集客規模の施設にしたい考え。観光拠点として地域活性化の一助になるよう願って新名称を決めた。隣接する大仁金山跡は現在、利用していないが「将来的には遊べる場所にしたい」と構想を語る。 アウトドアサウナ「クルタ」は、まきストーブや電気ストーブを備
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伊豆市・フィッシングパークTOI 大破から「復活」 昨年強風と高波被害 26日営業再開
伊豆市の土肥湾上の釣り堀「フィッシングパークTOI(土肥)」が、昨年1月の強風と高波で壊れた施設の復旧工事を終え、23日に同所で竣工(しゅんこう)式を開いた。26日から営業を再開する。 伊豆漁協関係者らが玉串奉奠(ほうてん)などを行った。釣り堀を管理する同漁協土肥支所の鈴木雅俊運営委員長は「大型連休もあるので、多くの方に釣りを身近に感じてほしい」と話し、「伊豆市に海は土肥地区にしかない。観光客にも来てもらい、伊豆を盛り上げたい」と期待を寄せた。 施設の修復には県、市から補助金を得たほか、クラウドファンディング、漁協組合員からも資金を募った。総事業費は約2300万円という。 約10メート
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6月新エリア「ファンタジースプリングス」開業 TDS 新ホテル公開
東京ディズニーシー(TDS、千葉県浦安市)で6月6日に開業する新エリア「ファンタジースプリングス」に併設されるホテルが23日、報道陣に公開された。客室棟は地上9階建ての二つで、計475室。さまざまな場所にディズニー映画の世界観が表現されている。 運営会社ミリアルリゾートホテルズによると、2棟のうちの一つ「ファンタジーシャトー」は419室。客室や廊下の内装に、アニメ映画「塔の上のラプンツェル」や「バンビ」のキャラクターや草花があしらわれている。宿泊料金は時期や予約状況で変動するが、1室6万6千円から。 もう一方の「グランドシャトー」では、最上級の滞在を満喫してもらうことを目指した。「ファン
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日本平ロープウェイ GW土日祝 運行延長 静岡市
静岡鉄道(静岡市葵区)は27日から、日本平と久能山を結ぶ日本平ロープウェイの運行時間を従来比で1時間延長し、午前9時10分から午後6時までとする。大型連休中の需要増加に対応する。5月6日までの土日祝日のみ。 5月5日は小学6年生まで利用無料(団体客は除く)。大型連休中はロープウエーの駐車場付近や展望台で、路上ライブアーティストが出演する野外ライブも開催する。
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浜名湖ウナギつかんで味わおう かば焼き作り体験 27日から湖西・新居観光協会
一般社団法人湖西・新居観光協会は27日から、湖西市新居町の観光施設「海湖館」で浜名湖産の養殖ウナギのつかみ取りとかば焼き体験を開始する。大型連休のほか7~9月の休日や夏休み期間に実施する。 ウナギを池に放流し、手づかみで捕まえてかば焼き作りを体験する企画。定置網漁で水揚げされた魚をつかむ体験とシラスの釜揚げ体験も行う。昨年は延べ約4500人が参加した。初日の27日午前10時~午後4時には、浜名湖花博2024に合わせた「海の見えるマルシェ」も開く。特産品販売ブースやキッチンカーが並ぶほか、フラワーアレンジメントやアウトドアの体験も行う。小雨決行。 うなぎつかみ・かば焼き体験は午前10時半~
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園児が「熊野の長藤」見物 磐田・行興寺
磐田市豊田地区の保育園、こども園児が23日、国の天然記念物「熊野(ゆや)の長藤」がある地元の行興寺(同市池田)で、見頃を迎えているフジの花を見物した。 豊田北、豊田西保育園、子育てセンターとみがおかの園児計約130人がそれぞれ訪れた。長藤は花房が1メートル以上に伸び、ほぼ満開。子どもたちは〝藤色のトンネル〟になった藤棚の下を歩き、かれんな花が連なったフジを見上げたり、境内に漂う甘い香りを楽しんだりした。 行興寺によると、5月初旬ごろまで花を楽しめるという。
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【TRY!ANGLE】「浜名湖花博2024」開幕1カ月 花のリレーに笑顔咲く【動画あり】
満開のソメイヨシノとチューリップの共演、“青いじゅうたん”が広がるネモフィラ畑-。「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)のはままつフラワーパーク会場(浜松市中央区)は23日、開幕から1カ月を迎えた。 スタート時につぼみだった桜は4月上旬に満開を迎え、同園が「世界一美しい」と称する華やかな庭園が来場者を魅了した。6日には浜名湖ガーデンパーク会場(同区)もオープンし、約1600種の花々に包まれる「花美の庭」や、先端技術を駆使したデジタルアート「イマーシブミュージアム浜名湖」が人気を集めている。 桜が散ると、両会場でフジやバラの花が徐々に開花
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ビアガーデンで一足先に「夏」の乾杯! 静岡駅ビル屋上、今年もオープン
静岡市葵区のJR静岡駅ビル「パルシェ」屋上で23日から、ビアガーデン「アオイ ザ バンケット」が始まる。10種類以上のビールの飲み比べや、豊富な素材のビュッフェを用意する。9月29日まで。 今年は昨年より50席増の最大約380席を用意し、規模を拡大した。品ぞろえを強化したバーベキューやビュッフェを食べ放題で、ビールをはじめとした酒類やソフトドリンクなどを飲み放題で楽しめる。営業時間は午後5~10時で、期間中は5月7~9日を除き無休。 22日に行われたプレオープンのイベントでは、関係者らがさまざまな銘柄のビールで乾杯。一足先に夏の夜の雰囲気を堪能した。 パルシェを運営する静岡ターミナル開
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浜名湖花博、1カ月で来場30万人 河合さん夫妻「見頃のフジを楽しみに」
浜松市中央区のはままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパークで開催中の「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の来場者数が22日、30万人に到達した。実行委はフラワーパークでセレモニーを開き、愛知県田原市の河合正明さん(74)、保世さん(71)夫妻に記念品を贈った。 フラワーパークの塚本こなみ園長らが、花束や農産物の詰め合わせをプレゼントした。節目に立ち会った河合さん夫妻は「見頃を迎えているフジの花を見るのが楽しみ」と語った。 3月23日に開幕した花博は4月7日に来場者10万人を達成し、ガーデンパーク会場もオープンして9日後の15日(開幕24日目)には20万人を突破した。2会場になってから
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静岡駅と山犬段登山口、送迎タクシー往復 川根本町が5月の土日祝
川根本町は5月、蕎麦粒(そばつぶ)山や高塚山などへの登山拠点となる山犬段登山口駐車場への送迎タクシーの運行を行う。同月中の土日祝日に、静岡駅―山犬段登山口を往復する。 送迎タクシーは予約制で川根本町役場やウッドハウスおろくぼ、大札山肩登山口にも停車する。相乗り制で最大8人まで乗車可能。料金は片道6500円で往復は1万2千円。川根本町役場と山犬段登山口の往復便もあり、片道3千円で往復は5千円。同町の担当者は「山に詳しい地元住民も保安官として同乗するので、山にまつわる小話も楽しめる」と魅力を話す。 山犬段登山口への林道は2019年に発生した大規模なのり面の崩落によって通行止めになっている。
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「ダイヤモンド富士」観賞お勧めスポットは 御殿場市がガイドマップ作製
富士山の山頂部分に太陽が沈む「ダイヤモンド富士」が御殿場市で4~8月に楽しめる。同市は天体観望愛好家らでつくる「御殿場星の会」と協力して22日までに、お勧めのスポットと各地点で観賞できる日時を紹介するガイドマップを作製した。 ガイドマップには、標高千メートルから夕焼けに染まる市街地とダイヤモンド富士を眺めることができる乙女峠や、電車との共演が期待できるパレット御殿場など14スポットを掲載した。春から梅雨入り前までが観賞に最も適しているといい、市の担当者は「2分間程度の幻想的で神秘的な光景。心に残してほしい」と話す。 直近では24日午後5時35分ごろ、同市中丸の市・小山町広域行政組合衛生セ
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愛犬と触れ合い 飼い主同士交流 御前崎でイベント 露店も並ぶ
愛犬と触れ合いながら買い物やグルメを楽しむイベント「シーサイドピクニック」(御前崎市商工会主催)が20、21の両日、同市のマリンパーク御前崎で開かれた。 会場の芝生広場には30メートル四方のドッグランが2面用意され、来場者は連れてきた犬を囲いの中に放った。犬たちは縦横無尽に走り回り、他の犬と戯れた。飼い主同士も犬の名前や年齢を教え合うなど交流を深めた。 飲食店やペット用品を販売する露店も並び、多くの来場者が海風を感じながら愛犬とともに充実した時間を過ごした。
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「心が安らぐ」中根庭園 枯れ山水の魅力満喫 新緑眺め、茶も楽しむ 湖西で鑑賞会【浜名湖花博2024】
湖西・新居観光協会は21日、浜名湖花博2024の関連イベントとして、「昭和の小堀遠州」と呼ばれた世界的造園家中根金作(1917~95年)=磐田市出身=が手がけた枯れ山水庭園の鑑賞会を、湖西市新居町の老人福祉センターで開いた。来場者は、浜名川の歴史などを基に設計された庭園の魅力を学んだ。 湖西市新居・中根庭園を研究する会の吉元洋美会長がガイドを務め、センターの近くを流れる浜名川の歴史を踏まえた庭のデザインや、石組みの工夫による空間づくりなどの魅力を解説した。来場者は四方を窓に囲まれた中庭をさまざまな角度から見ながら、新緑が芽吹いた庭園を鑑賞した。 ロビーには茶席も設けられ、来場者はゆったり
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リラックマづくし電車発進! 岳鉄が6月末までコラボ 特別な駅看板、乗車券も
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は20日、人気キャラクター「リラックマ」で装飾した特別車両「リラックマコラボ電車」の運行を始めた。6月30日まで、リラックマをあしらったヘッドマークを付けた車両が富士市内を駆け抜けるほか、駅構内でも愛くるしいリラックマグッズが乗客を迎え入れる。 岳鉄の親会社である富士急行とリラックマのコラボレーション企画の一環。岳鉄では7000形1両編成の電車にリラックマと富士山がデザインされたヘッドマークを装着した。車内は中づり広告で彩られている。運行は1日あたり最大30本の予定。 出発式が吉原駅で行われ、地元幼稚園児による「出発進行」の合図で電車が動き出した。川田衣織ち
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大鉄が5月ツアー 台風被災区間、歩いて知って 運行再開へ現状と課題説明
大井川鉄道(本社・島田市)は5月11日と18日、2022年9月の台風15号で被災した大井川本線の運休区間を歩いて見学する日帰りツアーを開催する。静岡県を中心にした大鉄の在り方検討会で、早期の運行再開を目指す方針で一致したことを受け、不通区間の現状や全線再開の課題を広く知ってもらおうと企画した。 ツアーでは鉄道部の社員が案内しながら、土砂流入など被害が大きかった下泉―田野口間3・6キロの線路上を歩く。会社には「土砂を撤去すれば運行再開できるのでは」といった声も届くが、トンネルの修繕や鉄道敷地外にある土砂発生場所の工事など再開には根本的な対策が求められている状況を解説する。 不通により稼働し
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霊峰背に熱狂乱舞! よさこい「あっぱれ富士」に900人出演
富士市内に春の到来を告げるよさこい祭り「あっぱれ富士」が20日、同市の富士総合運動公園などで開幕した。21日までの2日間で総勢約900人が富士山を背に熱のこもった演舞を繰り広げる。 県内外から42チームの老若男女が集結した。出演者は色とデザインを細部までこだわったオリジナルの衣装を身にまとい、鳴子を響かせながら躍動感あふれるパフォーマンスを披露した。チームの垣根を越えた「総踊り」では、迫力のある演舞で観客を熱狂の渦に巻き込んだ。 後藤啓輔実行委員長(30)は「世界一美しい富士山の麓で踊れる喜びを全員が感じている」と話した。 和太鼓演奏やダンスなども行われ、会場を盛り上げた。
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早咲きのバラ見頃 伊東のガーデンカフェ
伊東市八幡野のローズガーデンカフェ「マリンゾロ」で早咲きのバラが見頃を迎え、間もなく満開になる。中国で発見された品種「リージャンロードクライマー」がピンク色の花を咲かせ、園内を彩っている。 約1千平方メートルのガーデンには約80種、300株以上のバラが植わる。現在は白や黄色のモッコウバラも咲き、遅咲きの品種を含めると順次、6月にかけて楽しめる見込み。 自家製のハーブティーなどを味わいながら観賞できる。マネジャーの赤佐明美さんは「満開になると、上から見下ろした時にバラのじゅうたんのようになる」と話した。 開園は午前10時~午後5時。問い合わせはマリンゾロ〈電0557(54)3155〉へ。
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藤枝で「藤まつり」開幕 蓮華寺池公園、紫色の花鮮やか 5月5日まで
藤枝市最大のイベント「第41回藤まつり」(実行委員会主催)が20日、同市の蓮華寺池公園で開幕した。まつり限定の藤アイスの販売や物産展、フジの展示、ステージショー、飲食ブースの出店など多彩な催しが繰り広げられる。5月5日まで。 公園内では20種250本以上のフジが咲く。現在は見頃を迎え、池周りの園路にある藤棚や鉢植えで鮮やかな紫色の花を咲かせている。見頃は1週間ほど続く。まつり初日から大勢の来園者が散策し、フジを眺めたり写真撮影したりして楽しんでいた。30日までは夜間ライトアップも実施中。 最終日の5月5日は、仮面ライダーガッチャードのキャラクターショーなどを予定している。
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浜名湖SAから船遊び 内浦湾ぐるっと一周 今季の遊覧船運航開始
浜松市浜名区三ケ日町の東名高速道浜名湖サービスエリア(SA)を発着点とする遊覧船「『海の湖』船(チャカ)めぐり」の今季の運航が20日、始まった。乗船者は爽やかな潮風を感じながら、風光明媚(めいび)な浜名湖の景色を湖上から満喫した。 浜名湖かんざんじ温泉観光協会を主体としたNPO法人浜名湖観光地域づくり協議会(同市中央区)の取り組みで、運航は12年目。舘山寺温泉のある内浦湾を一周し、東名高速道の浜名湖橋をくぐる約20分のコースを巡航する。地元漁師が操船しながら、浜名湖の漁業や周辺の施設、地形などについて解説する。 運航開始前には関係者による安全祈願祭が行われ、同協議会の金原貴理事長が「安全
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中東遠でゆる~く自転車旅 「ガイドライド」掛川からスタート 景色や銘菓楽しみながら
地元ガイドと一緒に自転車の旅を楽しむ「ゆるゆる遠州ガイドライド」(実行委主催)が20日、掛川市を中心とする中東遠地域で始まった。21日まで。 掛川市役所をスタート・ゴールとする全6コースを設定した。森町まで足を延ばして天竜浜名湖鉄道に自転車ごと乗って戻るコースは、高低差が比較的小さく初・中級者向け。参加者は途中で小国神社を参詣したり地元銘菓を味わったりしながら、約40キロのサイクリングを楽しんだ。 初日は計約80人が参加した。静岡市葵区の会社員藤原明日香さん(24)は「自転車に乗るのは久しぶりだが、慣れてきたら街並みも楽しめた。地元の人があいさつを返してくれてほっこりしました」と話した。
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「花の画家」堀文子回顧展 三島・佐野美術館で開幕 「幻の花ブルーポピー」など60点紹介
「花の画家」と呼ばれた日本画家堀文子(1918~2019年)の回顧展「没後5年 いのちの鼓動を描くー日本画家・堀文子」(佐野美術館、静岡新聞社・静岡放送など主催)が20日、三島市の同美術館で開幕した。6月9日まで。 展示は堀の生涯を「生きる力を描く」「花に心よせて」「いのちへの眼差し(まなざし)」の3章で構成し、代表作「幻の花ブルーポピー」など日本画約60点を飾っている。 堀は世界中を旅しながらさまざまな動植物の生命の形を描いた。飽くなき探究心で世界を巡り、82歳の時には本物のブルーポピーを見ようとヒマラヤに登り、代表作を描き上げた。 生前に残した数々の言葉も作品とともに飾り、堀の生き
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道の駅で伊豆名産料理 楽しんで 「伊東マリンタウン」 22日新店舗開店
水産加工業が主業の伊豆中(伊東市宇佐美)は22日、同市湯川の道の駅「伊東マリンタウン」に新たにすし店をグランドオープンする。伊豆名産のキンメダイや旬の魚を生かし、すしや天ぷら、煮付けなどを提供する。 店名は「海と寿司と揚げ 伊豆まるす」。伊東魚市場での仲買人としての屋号が円の中に「す」の字が入るため、「まるす」と名付けた。キンメダイの干物を使った棒ずしのほか、にぎりずしや煮付けの定食、海鮮丼などがそろう。 席数は80席。テラス席では海を眼前に、ペットと一緒に食事を楽しむことができる。鈴木亮社長は「来訪者に伊東をもっと感じてもらいたい」と話した。テイクアウト商品などの拡充も予定する。
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静岡空港発着便のGW予約状況 FDA53・2%、ANA61%
フジドリームエアラインズ(FDA)と全日本空輸(ANA)静岡支店は19日、大型連休期間中(4月27日~5月6日)の静岡空港発着便予約状況を発表した。FDAの予約率は前年比14・6㌽減の53・2%、ANAの予約率は同17・9㌽増の61・0%だった。 FDAの予約数は同19・7%減の6664人。6路線のうち予約率が最も高かったのは鹿児島線(58・4%)で札幌・丘珠線(57・6%)、札幌・新千歳線(55・3%)と続いた。予約率のピークは静岡発が5月3日、静岡着が5月6日となっている。担当者は「日の並びから連休をまとまって取れる人が少なく、予約率が昨年より低下した」と述べた。 札幌・新千歳と那覇
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浜名区の庚申寺で27、28日にマルシェ 飲食や物販20店舗出店
浜松市浜名区宮口の庚申(こうしん)寺は27、28の両日、市内の飲食店や物販が集まるイベント「庚申寺マルシェ」を境内で開く。同寺の仲山裕紀住職(38)は「宮口のにぎわいや、寺への関心が広がるきっかけにしたい」と期待する。 ギョーザ、焼き鳥、デザートなどさまざまな飲食物が楽しめるほか、アクセサリーの販売や占いなど多彩な約20店舗が集まる。 若者離れが進む寺のPRや地域のにぎわいづくりにつなげようと昨年からイベントを始めた。「花の舞酒造」(同区)など地元企業と協力して運営している。 時間は午前10時~午後2時。駐車場は同寺駐車場とJAとぴあ浜松麁玉支店に設ける。5月以降もイベントを開催する予
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5月、地元住民企画の松崎観光ツアー 自然、歴史に親しむコース
松崎町の住民有志が5月11、18の両日、町内の歴史や文化に親しむ観光ツアーの企画に向け、モニターツアーを初開催する。見頃を迎える花々や自然を楽しむ3~5時間の山登りコースを体験、参加後にアンケートに回答してもらう。 町や静岡大などが持続可能な地域づくりを進める「2030松崎プロジェクト」の一環で、ツーリズムの推進に取り組むチームが史跡や古道を巡るコースを考案。今回は中心を担う渡辺攻[すすむ]さん(81)らが、高通山のヤマツツジや長九郎山のアマギシャクナゲを満喫するコースを案内する。 集合は両日とも午前9時半で、11日は雲見ふれあい広場、18日は富貴野山宝蔵院駐車場から出発する。中学生以上
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小ぶりな盆栽にツツジやカエデ 愛好家が展示 21日まで浜松市浜名区
静岡県西部の盆栽愛好家による作品展「秋葉路小品盆栽連合展」(実行委主催)が19日、浜松市浜名区のJAとぴあ浜松浜北営農緑花木センターで始まった。21日まで。 20~90代の愛好家18人が小ぶりな盆栽を中心に一人1席ずつを出品した。ツツジやカエデなどの風情ある作品が会場を彩る。 実行委の市川博昭事務局長は「手のひらサイズの作品から大自然を感じてほしい」と話した。
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静岡県警、山岳遭難防止へ啓発強化 地図や防寒着、照明、計画書提出「十分準備を」
静岡県警は大型連休中(27日~5月6日)の山岳遭難を防ごうと、南アルプスを中心に登山者への啓発活動を強化している。春山は汗ばむほどの陽気の後、天候の急変で気温が真冬並みに下がる場合があり、2千メートル以上など標高が高くなれば積雪や凍結で冬山装備も必要になる。山岳遭難救助隊員が実地訓練を重ねて発生に備えると同時に、SNSなどを通じて「十分な装備品の携行を」と呼びかける。 昨年の連休中の県内事故は5件(重軽傷者計3人)。前年同期比で大きな増減はなかったが、今年は新型コロナウイルスの5類移行も影響し、南アを中心に登山者の増加は予想される。 県警は、地図やアプリの活用▽レインウエアや防寒着の携行
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富士山5合目への県道3ルート 26日に冬季閉鎖解除
静岡県は18日、富士山5合目に通じる県道3ルートの冬季閉鎖(全面通行止め)を26日午前11時に解除すると発表した。除雪作業が完了する見通しが立ったため。 対象は富士宮口の富士山スカイライン(全長13キロ)、御殿場口の富士公園太郎坊線(同1・7キロ)、須走口のふじあざみライン(同11・5キロ)。富士山スカイラインは夜間に路面が凍結する恐れがあるため、当面は午後5時から翌日午前8時まで通行止めにする。 3ルートとも5合目より上の登山道は積雪で危険なため冬季閉鎖を継続する。
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豊かな春「穀雨」 ボタン、色鮮やかに 袋井・可睡斎【動画あり】
19日は二十四節気の「穀雨」。春の雨が農作物に潤いを与え、芽を出させる頃とされる。気象庁によると19日の県内の天気は、比較的大気が安定して回復傾向。広い範囲で晴れる見込み。 袋井市久能の可睡斎では、「ぼたんまつり」が行われている。ボタンはこの時期に咲き、「牡丹華(ぼたんはなさく)」という穀雨の季節を表す言葉がある。同寺敷地内の約1万平方メートルに約150種1500株が植えられている「ぼたん苑」では、色とりどりのボタンが見頃を迎えている。森町から娘と訪れた大橋義弘さん(95)は「ここ数年毎年来ているが、やっぱり癒やされるね」と目を細めた。
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伊豆長岡複合施設の柱、コストコ再販店が先行開業 カフェ、スポーツバルも集約
伊豆の国市長岡に会員制大型スーパー「コストコ」の再販店を柱にした新たな複合施設が5月、オープンする。地元中学生向けのカフェやスポーツバルなどの飲食店も集約。近くの伊豆長岡温泉からの観光客周遊も見込み、関係者は「活性化の核に」と期待する。 新施設の名称は「S PARK(エスパーク)」。敷地面積約2500平方メートルで、全5店舗が入る。コストコ再販店「LIFE MART(ライフマート)」は静岡県東部では最大規模とされ、4月18日に先行オープンする。年会費なしでコストコの人気商品が購入できるほか、約400平方メートルの店舗内に日用雑貨や飲食料品千品をそろえる。電化製品の受注も受け付ける。 地元
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レトロブーム続く昭和の魅力 各地の博物館が紹介 藤枝では特別展
昭和レトロブームが続く中、昭和30年代前後の日用品を収集し、当時の生活風景を再現、展示している各地の博物館が人気を集めている。現代人を引き付ける昭和の魅力とは? 藤枝…人形で日常生き生きと 藤枝市の蓮華寺池公園内にある市郷土博物館では、人形作家の石井美千子さん(1953~2023年、福井市出身)の特別展「昭和のこどもたち展」を開催中。昭和30年代の子どもたちの日常が分かる桐塑[とうそ]人形とジオラマは味のある表情と懐かしい情景が評判だ。 昨年亡くなった石井さんの初の遺作展。めんこ、チャンバラ、紙芝居といった遊びや、赤ん坊を背負う母親など親子の愛情がテーマの力作約40点が
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「安倍川花火」 今年は7月20日開催
静岡市の夏の風物詩「安倍川花火大会」の大会本部は17日までに、今年の大会を7月20日に開催すると発表した。午後7時半から9時まで、1万~1万5千発の花火を打ち上げる。 打ち上げ場所は安西橋下流の4カ所に設置し、6~10号玉、特大スターマインが夜空を彩る。河川敷などには約150店の露店が並ぶ予定。荒天の場合の予備日は設けない。 大会当日は本通などの周辺道路を歩行者専用に規制する。静岡県庁近くからシャトルバスを運行する。 昨年は東京ディズニーリゾート開園40周年を記念したドローンショーも同時開催し、約55万人が来場した。
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風に揺れる「長藤」 見頃は今週末 牧之原・東光寺、吉田・林泉寺
牧之原市と吉田町にある長藤の名所で開花が進み、頭上を覆う紫の花々が訪れた人を魅了している。見頃は今週末ごろになりそう。 牧之原市静波の東光寺では、長さ約1メートルの花房が垂れ下がる。来場者は花の甘いにおいを嗅いだり、写真を撮ったりして楽しんでいる。東光寺から譲り受けたという吉田町片岡の林泉寺の長藤も開花し、約400平方メートルの藤棚の下で鑑賞できる。
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企業・団体 盛り上げ一役 ガーデンパーク会場に週替わり出展【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が開かれている浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク会場では期間中、静岡県内の企業・団体が週替わりでブースを出展するウイークリーイベントが開かれている。21日までは「浜名湖」をテーマに、関連する三つの企業・団体が体験イベントや商品の販売などを行っている。 「ドウマン」の名で知られる浜名湖特産のノコギリガザミの養殖事業化を目指すエフ・シー・シー(浜名区)は、ドウマンや養殖の仕組みなどを紹介するパネルを展示。養殖でのみ入手可能な脱皮直後の「ソフトシェルクラブ」の販売を見据え、同種の海外産のソフトシェルクラブを使い、地元ハンバーガーシ
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山口・周防大島 陽光注ぐ瀬戸内のハワイ【光もとめて③】
瀬戸内海に浮かぶ山口県・周防大島は、一年を通じて温暖な気候に恵まれ、「瀬戸内のハワイ」との呼び名もある。さんさんと降り注ぐ陽光を浴びようと島を訪ねた。 有人、無人の島々からなる周防大島町。岩国錦帯橋空港(山口県岩国市)から車で南へ約1時間、全長1020メートルの大島大橋を渡って本島へ渡る。橋の上からは小ぶりな島々や行き交う船が見える。穏やかな瀬戸内海らしい風景だ。 まずは美しい景色を拝むべく標高約619メートルの嵩山[だけさん]に登る。山頂の駐車場から遊歩道を歩くとすぐに展望テラスに着いた。島の東南方向を眺めると、大小の島々が浮かぶ瀬戸内海の「多島美」の絶景が広がる。空と海、木々が織りな
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江戸川橋周辺 印刷の街 高台には教会【ぷらっとTOKYO】
印刷会社、製本所が点在する東京メトロ有楽町線の江戸川橋駅(文京区)周辺。高台へ向かうと、東京におけるカトリック信仰の歴史に触れることができる。 駅から「印刷博物館」へ向かった。徳川家康が鋳造を命じた銅製活字で、国の重要文化財「駿河版銅活字」など、印刷技術の発展を語る上で重要な資料を展示する。 印刷工房では、近代主流だった活版印刷の技術を体験できる。活字を組み、印刷機にセット。レバーを引き、インキをのばしてからカードに印字する。凹凸が独特の質感を生みだす。 博物館を後にし、目白通りを西へ進み、駅名の由来となった「江戸川橋」を渡った。神田川に架かる橋は交通の要衝で、往来が激しい。 出来た
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旅の目的明確にし 行き先選択【非日常の宿坊旅へ③】
「一番お薦めの宿坊はどこですか?」-これは私が100回以上は聞かれた質問です。ですが興味は人それぞれ。まず宿坊に行く目的をはっきりさせ、やりたいことを実現できそうな行き先を選ぶことが大切です。 宿坊には大まかに3種類あります。一つは、和歌山の高野山や東京の御岳山など、大きな寺社の周りに造られた「宿坊街」です。中心の寺社に属する宿坊が集まるエリアで、江戸時代やそれ以前から続くところも多く、戦国武将にゆかりがあったり、文化財に指定される寺宝が伝わっていたりと、歴史や美術ファンにも人気があります。 二つ目は、規模の大きな寺社に建てられた宿泊施設。例えば、全国の所属寺院を統括するさまざまな宗派の
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【動画】稚アユ 上流目指し次々ジャンプ! 静岡市清水区・興津川
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稚アユ 上流目指し次々ジャンプ! 静岡市清水区・興津川【動画あり】
静岡市清水区の興津川の承元寺えん堤で15日、稚アユが上流に向かって泳ぐ遡上(そじょう)が見られた。例年よりまだ数は少ないが、小さな集団を形成し上流を目指している。 初夏を思わせる陽気の中、集まってきた稚アユの魚影が川面に映る。水温が上がり始めた午後3時ごろ、急流に向かって次々とジャンプし、きらきらと輝いた。一昨年の台風15号で被害を受けた魚道は整備中のため急流が多く、少し流れが緩やかな場所を選んで懸命にさかのぼっていた。 興津川漁協によると、3月16日に下流の興津大橋付近で遡上を初確認した。同漁協の前沢元次組合長は「台風の影響から少しずつ川の環境も戻ってきている。今後も自然の回復力を見守
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色鮮やかなシャクナゲが見頃 伊豆市・天城グリーンガーデン
伊豆市湯ケ島の天城グリーンガーデンでメインのシャクナゲが見頃を迎え、来園者を楽しませている。 オープンした1985年に、約500種類のシャクナゲ約1万3千本を植栽。5月末にかけてさまざまな種類が咲き、大型連休には地元の自生種「天城シャクナゲ」も眺めることができる見込み。16日は「タイヨウ」など多彩な種類が咲き誇る光景が見られた。 開園は午前8時半から午後4時半。入場無料。
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「静岡ホビーショー」5月8~12日に開催 国内最大級、模型メーカーの見本市
静岡模型教材協同組合は16日までに、国内最大級の模型メーカーの見本市「静岡ホビーショー」を5月8~12日に開催すると理事会で決めた。田宮俊作理事長は「他の展示会にはない新製品がそろい、上級者だけでなく初心者も楽しめるイベントになる。海外需要が高まる中、模型市場のさらなる拡大の契機にしたい」としている。 8、9の両日は業者向けで、東日本と西日本で来場日を分けて混雑を緩和する。国内メーカーなど約100社が新製品を展示し、国内外のバイヤーと商談を重ねる。 10日は県内の小中高生約3600人を招く。模型作りを通じ、ものづくりの魅力を体験する。中高生は個人での参加も可能。 11、12の両日(午前
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「わらびこまつり」食べ歩きや卓球満喫 静岡・葵区の藁科都市山村交流センター
静岡市葵区大原の藁科都市山村交流センターわらびこで14日、地域交流イベント「わらびこまつり」(中藁科地区自治会連合会、藁科交流センター運営委員会主催)が開かれた。 10年以上前から毎年春秋に開催される恒例行事。焼きたて豚バラ肉の弁当や手作り豚汁の販売、地元のベーカリー、菓子店など11業者がブースを構え、家族連れが買い物と食べ歩きを楽しんだ。 プロ卓球Tリーグ「静岡ジェード」の森薗政崇監督兼選手(29)による卓球教室もあり、県内外から約60人が参加した。末広中1年の真野陽生さん(13)は「腕の振り方を教わった。卓球部なので、このようなイベントがあってうれしい」と喜んだ。
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「匠宿」25周年セレモニー 藤枝の八木さん親子に記念品「子どもと楽しめる」 静岡・駿河区
静岡市は16日、同市駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠(たくみ)宿」で、前身の「駿府匠宿」開館から25周年を記念したセレモニーを開いた。 この日最初の来館者となった藤枝市の八木聖乃さん(36)、彩音ちゃん(3)親子に、駿河竹千筋細工の手提げかごが贈られた。八木さんは普段から工芸体験やカフェの利用で訪れているといい、「おしゃれで、開かれていて、子どもと一緒に楽しめる」と話した。 「駿府匠宿」は地場産業のPRを目的に1999年に開館。2021年に建築設計業「創造舎」が指定管理者となり、「駿府の工房 匠宿」としてリニューアルした。染め物や竹細工、木工指物、陶芸などの体験ができるほか、地元
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中根金作の庭園鑑賞会 湖西市老人福祉センターで21日【浜名湖花博2024】
湖西市新居町の市老人福祉センターで21日午前10時~午後4時、「昭和の小堀遠州」と呼ばれた世界的造園家中根金作(1917~95年)=磐田市出身=が手がけた枯れ山水庭園の鑑賞会が開かれる。 浜名湖花博2024の関連イベントとして湖西・新居観光協会が主催する。会場では市新居・中根庭園を研究する会が30分間程度のガイド説明を随時行う。庭園を鑑賞しながら楽しめるお茶会も同時に行い、来場者のうち先着30人に浜名橋をイメージした上生菓子を提供する。 鑑賞会は入場無料。お茶会は午前10時半~午後3時で1席400円。問い合わせは観光協会<電053(596)9255>へ。
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ピアノとバイオリンのコラボ 21日に浜松・中央区でコンサート
NPO法人夢プロジェクト・浜松は21日午後1時半から、チャリティー演奏会「夢コンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中央区の市福祉交流センターで開く。 同市出身のジャズピアニスト中嶋美弥さんらで編成するピアノトリオ「Dear Blues(ディアブルース)」と、同市出身のバイオリニスト洸斗さんが共演し、「情熱大陸」など約10曲を披露する。 入場料2000円。問い合わせは事務局<電053(454)3600>へ。
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神野選手とランニング交流会 はままつフルーツパークで20日、先着100人
浜松いわた信用金庫は20日午後1時半~2時半、青学大時代に箱根駅伝で活躍したプロランナー神野大地選手を招いたランニング交流会を浜松市浜名区のはままつフルーツパーク時之栖人工芝サッカー場で開く。定員は100人程度(当日先着順)。 神野選手は質疑に答える形で講演した後、参加者とともにランニングする。スポンサー契約を結ぶ同信金がスポーツを通じた地域貢献活動の一環で企画した。 受け付けは午後1時からで、希望者は運動ができる服装、タオル、飲み物などを持参する。参加費は無料だが、施設入園料が必要。 荒天中止。問い合わせは、はままつフルーツパーク時之栖<電053(428)5211>へ。
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藤枝市西益津地区・田中城 家康ゆかり、円い城と円い街並み【わたしの街から】
藤枝市田中にある徳川家康ゆかりの田中城。家康がタカ狩りのために晩年に訪れたほか、タイの天ぷらを食べて腹痛と食あたりを起こした土地とされる。江戸時代後期、田中藩主・本多家の庭園であった下屋敷は城の南東にあたり、築山、泉水、茶室が設けられ、四季の草花や月見の名所で知られていた。市が庭園跡を史跡公園に整備し、本丸櫓(やぐら)を含むゆかりの建築物を移築、復元。城にあった建物の実物が現在まで残る歴史的価値の高い文化財として公開している。4月上旬は下屋敷の横を流れる六間川沿いで桜が見頃を迎え、地元住民に親しまれている。 堀や馬出曲輪・・・史跡点在 田中城は約500年前、豪族・一色氏が今川
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黄緑の桜!?「御衣黄」見頃 沼津・沼川沿いで住民癒やす
沼津市原の沼川沿いで、黄緑色の桜「御衣黄(ぎょいこう)」が見頃を迎えた。 かわいらしい花びらが特徴。沼川15号橋付近を中心に5本ほどが植えられている。ソメイヨシノの花びらが散る様子と重なり、近隣住民を楽しませている。 14日に訪れた近所に住む写真愛好家斉藤勝章さん(76)は「普通の桜とは違った癒やしの花だ」と話し、撮影を楽しんだ。
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25年大河「べらぼう」 牧之原でドラマ展開催へ 観光振興向け官民協議会
江戸時代の相良藩(牧之原市)藩主の田沼意次(1719~88年)が登場する2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」の放送期間に合わせ、同市相良の市史料館で大河ドラマ展が開催されることが15日、決まった。市や経済・観光に関する団体などでつくる官民組織が田沼家ゆかりの同市大江の平田寺で初の総会を開き、事業計画に盛り込んだ。 官民組織は、市大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会。ドラマ放送を市の観光振興や歴史文化のPRにつなげる狙いで企画した。 同展ではドラマで使用された衣装、小道具などを紹介する。物産販売スペースも設ける。開催に合わせて市は、田沼意次ゆかりの史跡などを紹介するパネ
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園児のこいのぼりもスイスイ 小山・金時公園と町役場前 5月の「金太郎春まつり」盛り上げ
小山町で5月3日に開かれる「富士山金太郎春まつり」に合わせ、まつり実行委員会は会場となる金時公園と町役場前の鮎沢川に約100匹のこいのぼりを掲示している。同7日まで。 金時公園では、地元のするがおやまこども園、すがぬまこども園の園児たちが色を塗った小さなこいのぼり32匹と、地元企業が寄付した大きなこいのぼりが春風を受けて優雅に空を泳いでいる。11日に両園の年長児がロープに結びつける作業などを手伝った。 鮎沢川では、両岸の間約50メートルに飾られたこいのぼり44匹の影が巨大な魚のように水面に映し出され、来庁者らを楽しませている。 (御殿場支局・塩谷将広)
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【動画】熱海海上花火大会 2024年度初回
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熱海海上花火大会 温泉街の夜空に3000発 2024年度初回【動画あり】
熱海市の熱海湾で13日夜、2024年度初回の熱海海上花火大会(市ホテル旅館協同組合連合会主催)が開かれた。約3千発の花火が夜空を彩り、大勢の観光客を楽しませた。 熱海港の防波堤から約20分間、色鮮やかなスターマインや名物の「大空中ナイアガラ」などが打ち上げられた。三方を山に囲まれたすり鉢状の地形の温泉街に花火の音が響き渡った。 熱海海上花火大会は四季を通じて開かれ、24年度はこのほか12月までに計10回の開催を予定している。 日程は次の通り(いずれも午後8時20分から)。 春季 5月2日▽夏季 7月26日、8月5、8、18、23日▽秋季 9月16日、10月19日、11月4日▽冬季
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「田貫湖富岳テラス」完成 富士山眺望、開放的に
環境省は、富士宮市の田貫湖畔の展望デッキを改修し、「田貫湖富岳テラス」として13日に供用を開始した。富士山の眺望を向上させたほか、雑木を伐採して開放感ある空間にした。 デッキの老朽化に伴う改修工事で、テラスの高さを30センチ下げた。山体と湖面に映る逆さ富士の画角がバランス良くなったという。木製だった手すりを細い鋼製に切り替え、視界を妨げる人工物を減らした。床板には地域ブランド材「富士ヒノキ」を用いた。 雑木を伐採した周囲は芝に変え、隣接する休暇村富士からの通路も緩やかなスロープを設けた。キッチンカーが出店可能な区画も備わり、環境省は利用者の滞在時間延長を見込む。 お披露目式では、関係者
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海守る「浜の観音さん」 大曼陀羅ご開帳 沼津・長谷寺で春の祭典
海の安全などを守る「浜の観音さん」で知られる沼津市千本緑町の長谷寺(遠山元浩住職)で13日、恒例の春の祭典が始まった。今年で393年目となる「観音大曼陀羅(まんだら)」の開帳が行われた。14日まで。 大曼陀羅は縦30メートル、横13メートルの帆布に、本尊の十一面福聚自在天観世音菩薩(ぼさつ)を写した。晴天の下、参拝者は境内の見物台から観音菩薩の表情を眺めて手を合わせた。 祭典は航海の安全祈願や海難供養のため、1631(寛永8)年に松平康重が曼陀羅を寄進したことが始まりとされる。現在の大曼陀羅は1987(昭和62)年、地元出身の日本画家志賀旦山が手がけたという。
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浜松ジビエの魅力発信 21日、天竜区でフェス 食品や製品販売
浜松市内でジビエ(野生鳥獣肉)を扱う事業者などでつくる「天竜ジビエプロジェクト」(金沢真生子代表)は21日午前10時~午後3時、「天竜ジビエフェス」を浜松市天竜区二俣町の「森のマルシェきころ」で開く。県内中山間地で捕れる獣類の地域資源としての魅力を、消費者に発信する。 フェスには飲食や皮革製品販売など約20事業者が参加する。出店者はシカ1頭の半身を調理して各部位を販売したり、シカの革を用いた雑貨を紹介したりする。里山の自然やシカ肉の調理法を学ぶセミナーもあり、有害鳥獣の捕獲に取り組むNPO法人ルーツジャパン(同市中央区)の岡本浩明代表らが講演する。 中山間地ではイノシシやシカによる食害が
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トキワマンサク 春の陽光に輝く 湖西・神座の群生地
湖西市神座に群生する県天然記念物「トキワマンサク」の花が満開を迎えた。黄白色の小さな花が広がる景色を楽しもうと、花見客が訪れている。周辺整備を行う「トキワマンサク里づくり推進会」によると、見頃は1週間程度。 国内の群生地は同市のほか三重県の伊勢神宮と熊本県荒尾市のみで確認され、湖西市は分布の北限にあたる。糸状の花が集まって咲き、満開となった木は日光を受け輝いて見える。同推進会は「今が一番きれいに見える時期。花が好きな方は早めに見に来てほしい」と話している。 (湖西支局・杉崎素子)
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春を彩るミツバツツジ 富士宮市猪之頭 かれんな紅紫の花見頃
富士宮市猪之頭の古民家に咲く県指定天然記念物「猪之頭ミツバツツジ」の紅紫色の花が見頃を迎えている。古民家を管理する佐野友和さん(44)によると、14日あたりに満開になり、1週間ほど楽しめる見込み。 樹齢600年超で国内最大級だが、2022年の台風で根元が腐敗し、ピーク時の2割ほどしか花が咲かなくなった。弱る木の代わりに地域の有志で植えた庭の新木30本には多くの花が開き、来訪者の目を楽しませている。 花の評判が広まり、外国人の旅行団体が富士山観光の一環で訪れている。佐野さんは「猪之頭に注目してくれてうれしい。多くの人を呼ぶイベントを開催してみたい」と意欲を見せる。
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ブラジルの食文化や音楽 花博で堪能 ステージや屋台
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)が開かれている浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク会場で13日、ブラジル文化を楽しむイベント「フェスタ・ド・ブラジル」が開かれた。ステージでは静岡県内外のブラジル人ら10団体が跳躍器具によるパフォーマンスや音楽ライブなどを披露した。 キッチンカーや雑貨ブース計約25店も並び、薄い生地でひき肉などの具材を包んだブラジルの伝統料理「パステル」が人気を集めた。大勢の来場者が詰めかけ、ブラジルの食文化や音楽に触れた。在浜松ブラジル総領事館のガルシア・アウデーモ総領事や浜松市の山名裕副市長らによるブラジルの国花「イペー」の植樹も行った。
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富士山と桜、絶景が見頃 山梨・新倉山浅間公園
富士山と朱塗りの五重塔、満開の桜を1枚の写真に収めることができる山梨県富士吉田市の絶景スポット「新倉山浅間公園」で、約650本のソメイヨシノが見頃を迎えている。公園では21日まで「桜まつり」を開催している。 快晴に恵まれた13日、真正面にそびえ立つ雄大な富士山と眼下に広がる桜並木を一目見ようと、多くの観光客でにぎわった。展望デッキは混雑対策のため入れ替え制とし、1時間半待ちとなる盛況ぶりだった。 神奈川県平塚市から夫婦で訪れた女性は「富士山の雪の白と五重塔の赤、桜のピンクの三つのコントラストが素晴らしい」と感激していた。
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GW新幹線予約 上り5月6日、下り3日ピーク JR東海
JR東海は12日、ゴールデンウイーク期間(26日~5月6日)の東海道新幹線の予約状況を発表した。上りのピークは6日、下りは3日の見通しとなっている。 487万席の予約可能席に対し、4月11日現在、139万席の予約が入っている。2023年度比で123%、新型コロナウイルス禍前の18年度との比較では117%。静岡駅を発着する「ひかり」は下りで5月3日午前に混雑がみられる。上りは一部を除いて席に余裕がある。同社は混雑日を避けた利用や早めの予約を呼びかけている。
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伊豆の特産「ワサビ」文化継承へ 市が観光施設オープン 世界農業遺産の歴史など発信
伊豆市の特産品ワサビの文化継承に向け、市が同市原保に整備した観光拠点施設「わさびの郷イズワサビジターセンター」が12日、オープンした。世界農業遺産に認定されている伊豆のワサビの歴史や生産の現場について情報発信する。市農林水産課は「市内の観光拠点だけでなく、旅館などで味わった伊豆産ワサビに興味を持った人にも訪れてほしい」とアピールする。 ワサビの伝統的な栽培方式「畳石式」をパネルと映像で伝えるほか、「畳石式」を開発した平井熊太郎の胸像を展示。ワサビ田のドローン映像、VR(仮想現実)を活用したワサビ田ツアーなども用意した。すしや刺し身に欠かせない「ツンとした辛みが特徴」の本ワサビの健康効果につ
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白くかれんなドウダンツツジが見頃 島田・千葉山の「どうだん原」
島田市の千葉山ハイキングコース沿いにある「どうだん原」でドウダンツツジが見頃を迎えている。白くかれんな花がハイキング客を楽しませている。 同市千葉の「スカイペンションどうだん」から15分ほど下った場所に約8千本が群生している。スズランに似た小さな釣り鐘状の花が一帯に広がる。12日時点で約七分咲き。この日は天気にも恵まれ、ハイキング客が風に揺れる花や鳥のさえずり、展望台からの景色を堪能した。 同ペンションによると、今年の開花は例年並みで、来週末ごろまで見頃が続く見通し。秋には紅葉も楽しめるという。
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平安時代から愛される春の花 ヤマブキ見頃 浜松・万葉の森公園
浜松市浜名区の万葉の森公園で一重咲きのヤマブキが見頃を迎えた。開花のピークは1週間ほど続くとみられ、山吹色の花びらが訪れた人を魅了する。 公園専門員の小田英孝さんによると、ヤマブキはバラ科の植物で、平安時代から日本人に長く愛されてきた。小田さんは「日本人にとってなじみ深いヤマブキの花を見に来てほしい」と話した。 (浜松総局・大沢諒)
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“青いじゅうたん”ネモフィラ見頃 花博・浜名湖ガーデンパーク
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)開催中の浜名湖ガーデンパーク(浜松市中央区)で、約3000平方メートルのネモフィラ畑が見頃を迎えている。一面に“青いじゅうたん”が広がる美しい光景が来園者を魅了する。 ネモフィラは北米原産のムラサキ科の一年草。直径2センチほどのかわいらしい花をつける。同園によると、見頃の時期は例年並みで今週末には満開となる見込み。暖かな気候となった11日は、訪れた家族連れが記念写真を撮ったり、花畑の中をゆっくりと散策したりして楽しむ姿が見られた。 ネモフィラは15日以降、ヒマワリを中心とした花に植え替え始めることか
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ワオキツネザル赤ちゃん愛らしく 伊東・シャボテン公園、続々誕生 母親にしがみつき
伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園で2月中旬から3月上旬にかけて、ワオキツネザルの赤ちゃんが続々と生まれた。すくすくと成長し、母親や仲間の体にぴったりとしがみつく愛くるしい姿を見せている。 ボートで渡る池の中の島では、出産と子育て経験が豊富な群れのボス「レイシー」(12歳)が双子を生んだ。娘の「バオシー」(5歳)も1匹を生むなど雌雄の計4匹が誕生した。今後さらに子どもが増える可能性があるという。ボートでのツアーに参加すれば、間近に様子を観察することができる。 ワオキツネザルはマダガスカル島南部に分布し、雌が優位の群れをつくる。長い尾に連なる黒と白の帯が輪状に見え、「輪尾(ワオ)」の名がつ
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「高山の一本桜」青空に映える 静岡市葵区で見頃【動画あり】
静岡市葵区の高山(標高717メートル)で11日、「高山の一本桜」と呼ばれるヤマザクラの花が見頃を迎えた。富士山や安倍奥の山々、静岡平野を一望する山頂で白い花と赤い新芽が春の青空に映える光景が見られ、花見に訪れたハイカーを喜ばせている。 推定樹齢100年。木々が少なく広場のようになった山頂で、扇状に大きく枝を広げた堂々とした立ち姿が高山の〝シンボルツリー〟として親しまれている。 同山や周辺森林の保全活動をしている「高山・市民の森管理組合」によると、花が咲き始めたのは先月中旬で、ここ数日で一気に見頃を迎えた。花は来週まで楽しめそうという。
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囲碁の名場面、報道写真で振り返る 日本棋院100周年で展示 21日まで
日本棋院創立100周年を記念した報道写真展(日本棋院、新聞囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が11日、浜松市中央区のプレスタワー1階ロビーで始まった。21日まで。 1924年から100年にわたる囲碁の名場面を振り返った写真パネル20点が並ぶ。77年に初代棋聖に輝いた故藤沢秀行名誉棋聖や、仲邑菫三段(韓国棋院に移籍)が2023年の女流棋聖戦で史上最年少で初タイトルを獲得した様子などが、囲碁ファンらを楽しませている。
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京都・細見美術館の名品、静岡市美術館に次々 13日開幕の収蔵品展向け作業
日本美術史を総覧するコレクションとして知られる細見美術館(京都市)の収蔵品を紹介する「京都 細見美術館の名品―琳派、若冲、ときめきの日本美術」(静岡市、静岡新聞社・静岡放送など主催、セキスイハイム東海特別協賛)が13日、同市葵区の市美術館で開幕する。11日、作品の展示作業が行われた。 細見美術館の収蔵品は、昭和の実業家細見良(初代古香庵)に始まる細見家3代が80年近くをかけて収集し、国内外から高い評価を得ている。同展では、重要文化財8件をはじめ、現代でも人気を博す琳派や伊藤若冲、平安・鎌倉時代の仏教・神道美術、江戸時代の風俗画など104件を展示する。 2代目細見実による琳派コレクションは
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ワサビ生育環境、疑似体験 「見る工場」を刷新 静岡・田丸屋本店
ワサビ食品製造販売の田丸屋本店(静岡市葵区)は11日、同社の歴史やわさび漬けの製造工程などを紹介する「見る工場」(同市駿河区)を新装オープンした。ワサビの生育環境を疑似体験できる空間を新設するなど、体験型機能を充実させた。 ワサビ田の映像を壁や床に投影して現地の環境を再現した部屋のほか、青や緑のペンダントライトがともる中でワサビ田の水のせせらぎ音が流れる空間など、産地の雰囲気を五感で楽しめる施設に進化させた。 工場の見学用通路と、ワサビの辛味成分を含んだ空気を全身に浴びる「辛み体験室」も引き続き利用できる。望月啓行社長は「ワサビが育つ美しい環境がいかに貴重であるかを知ってほしい」と述べた
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絶景!桜と富士山 裾野「パノラマロード」「梅の里」
裾野市の市道「パノラマロード」で、桜が見頃を迎えた。富士山に向かって伸びる山麓の道路沿い2.3キロにわたり、170本余りの桜並木が続き、市街地より一足遅い春の訪れを告げている。 中間地点の「梅の里」(同市須山)周辺は駐車場や広場が整備され、華やかな花見の名所として知られる。菜の花と遅咲きの梅が開花し、雨が上がった10日は富士山も姿を現した。 (東部総局・杉山諭)
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春の花、海と競演 伊東のガーデン、リナリア、ムルチコーレなど見頃
伊東市富戸のニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンで、リナリアやムルチコーレなど春を彩る花々が見頃を迎えている。青い海を背景に多彩な花が咲き誇り、競演を楽しむことができる。 入り口付近に白や紫などさまざまな色合いのリナリアが約800株植わり、来園者を迎える。キク科のムルチコーレは約3000株。黄色の花と眼前に望む海のコントラストが美しい景観を作り出している。好天に恵まれた10日、園内に点在するフォトスポットでは多くの行楽客が記念撮影に興じていた。 ほかにもルピナスやビオラなどが咲き、見頃の花はいずれも5月中旬ごろまで楽しめる見込み。今後はバラもシーズンを迎える。 (伊東支局・
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シャクナゲ 晴れ間に咲き誇る 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でシャクナゲが見頃となり、来園者に春の訪れを告げている。 同園では、「しゃくなげの森」を中心に、約150種類、約2千本のシャクナゲを植栽している。広報担当者によると、例年より1、2週間早い開花で、5月中旬にかけて順に花を咲かせる見込み。 10日はミニュアチュア・ピンクやアカボシなどの品種を堪能する来園者が見られた。 (東部総局・田中秀樹)
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北海道小樽市 繊細な光の絵画 間近に【光もとめて②】
色鮮やかなガラスで聖書の教えや幾何学模様を描いたステンドグラス。英国の教会に飾られていた数々の作品を展示するのが、北海道小樽市の「ステンドグラス美術館」だ。人々が祈りをささげた光の絵画を見ようと、北の商都へ向かった。 石狩湾に面し、港湾都市として発展した小樽市。札幌から海沿いを走るJR函館線で小樽駅に着くと、真っ白な銀世界が広がっていた。訪れたのは2月下旬。寒空を飛び交うカモメの鳴き声を聞きながら、駅から歩くこと10分、小樽運河のすぐそばに美術館はある。 「通常は、高い位置にあることが多いステンドグラスを間近に、目線の高さで見られるのは美術館ならではです」と話すのは、学芸員の金沢聡美さん
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1000年以上の歴史、明治に激減非日常の宿坊旅へ【非日常の宿坊旅へ②】
今回は、宿坊の歴史をご紹介したいと思います。 宿坊の原形は、平安時代に生まれていたと言われます。熊野詣での中心地・熊野(現在の三重・和歌山県など)では、907年に宇多法皇が初めて訪れた後、多くの上皇が続き、三つの神社の総称である熊野三山の社僧が開いた宿が誕生しました。 平安後期の公卿、藤原宗忠が記した「中右記」には、こうした宿に泊まった記録が残されています。この時期には伊勢でも同様の宿が作られ、やがて京都の石清水八幡宮や滋賀の日吉大社などへと広がっていきました。 江戸時代に入ると、戦がなくなり世の中が安定。参勤交代で街道や宿場町が整備されました。庶民も旅行に出られるようになり、宿坊は大
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豪徳寺 猫が招く井伊家菩提寺【ぷらっとTOKYO】
東京都世田谷区の豪徳寺は、彦根藩主、井伊家の江戸における菩提[ぼだい]寺。桜田門外の変で暗殺された大老、井伊直弼ら、歴代藩主の墓が並ぶ古刹[こさつ]は、招き猫発祥の地として多くの観光客でにぎわっている。 2代藩主の直孝はタカ狩りの帰り道、猫に手招きされて小さな寺に立ち寄った。雷雨になったが、猫のおかげで難を逃れ、和尚との話も楽しめたことに感動。荒れていた寺の再興に尽力したと伝えられている。 豪徳寺の招き猫は小判を持たず右手を上げているのが特徴で、社務所で置物を購入できる。招き猫の奉納所は絶好のフォトスポットで、大小の猫が隙間なく並んでいる様子に圧倒される。 近年は訪日客にも人気で、境内
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トーマス号6月8日から出発!新金谷-川根温泉笹間渡 大井川鉄道
大井川鉄道(本社・島田市)は9日、6月8日~12月25日に蒸気機関車(SL)「きかんしゃトーマス号」を運行すると発表した。区間は大井川本線の新金谷ー川根温泉笹間渡間に拡大する。 2022年9月の台風15号被害による一部区間運休で、23年は新金谷―家山間の運転だった。川根温泉笹間渡までの延伸再開に伴い、およそ2年ぶりにトーマス号が大井川本流を通過する。 往復乗車に加え、ツアー客の利用を想定した復路の家山駅での降車、家山―新金谷間の乗車の3パターンを用意した。車内アナウンスも一新した。期間中の週末を中心に運行する。 バスのバーティーの乗車を組み込んだツアーなども用意している。井川線ではきか
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女性起業家の取り組み発信 14日、静岡市葵区でイベント
女性起業家や女性事業承継者の取り組みを発信するイベント「食楽遊ワンダーピクニックinオクシズ」(しずおかFF実行委員会主催)が14日午前10時から午後4時まで、静岡市葵区平野の体験交流施設「こぐまプレイス」で開かれる。 飲食店や雑貨店、ワークショップが楽しめる約25ブースが出店するほか、音楽ライブも行う。午前10時20分からは「静岡に移住した人&オクシズで暮らす人」、同11時20分からは「ビジネスと家庭の両立、どうしてる?」をテーマにした座談会をそれぞれ開く。 入場無料。詳細は同イベントウェブサイト<https://uruoicareer.studio.site/wonderpicnic
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みどりまつり 花や苗販売 5月11日 清水町で開催
花や苗の販売などを行う柿田川みどりまつり(実行委主催)が5月11日午前10時から、清水町総合運動公園で開かれる。今月10日からワークショップの参加を受け付ける。 ワークショップは苔玉づくりや多肉植物の鉢植え、ツリークライミング体験がある。参加希望は町ホームページから電子申請する。数量限定で、グラジオラスの球根や肥料も無料配布する。町内外のパン屋が出店する「パンまつり」も同時開催する。 問い合わせは町都市計画課<電055(981)8224>へ。
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藤枝・蓮華寺池公園でフジ開花 市が宣言 20日からまつり開催
藤枝市は8日、同市の蓮華寺池公園でフジの開花を宣言した。昨年より3日遅い。日本樹木医会静岡県支部長の大石春夫さん(75)によると、見頃は藤まつりが始まる20日ごろに迎える見込み。池の南西にあるフジ棚の標本木の前で大石さんら関係者が開花を確認し、北村正平市長が宣言した。 フジの開花宣言は、市が2021年に独自の基準を設けた。標本木で5輪以上の花が咲いた房を5本確認できたタイミングで宣言している。公園には20種250本のフジが植えられ、見頃の時期には鮮やかな紫色や甘い香りを楽しむ来園者でにぎわう。 藤まつりは20日~5月5日に開催。フジの展示や物産展、ステージイベント、飲食の出店などが行われ
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静岡で桜満開 気象台が発表
静岡地方気象台は8日、静岡市駿河区の気象台敷地内の桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。平年より6日遅く、昨年より10日遅かった。 同気象台によると、今年は2月下旬から3月にかけて肌寒い日が続いたため、開花は平年に比べて6日遅い3月30日になった。その後、同市駿河区では31日に最高気温27・1度の夏日を観測。一時的に気温が上昇したが、4月3日から5日に雨が降り気温が下がって開花が足踏みし、開花から9日目での満開となった。 同市葵区の駿府城公園では8日、曇天でやや肌寒い中、親子連れや散歩に訪れた来園者が見頃を迎えた桜とともに写真を撮ったり、桜並木を散策したりして春を満喫する姿が見られ
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花のイラスト彩ったピアノ、花博に 自由に演奏OK 浜名湖ガーデンパーク
河合楽器製作所は「浜名湖花博2024」が開催されている浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で、花のイラストを施したラッピングピアノを展示している。ストリートピアノとして自由に演奏できる。 ラッピングピアノは6日、会場内花織り畑エリアの天望デッキに設置した。1953年頃に製造されたアップライトピアノ「No.301」で、状態は良好という。イラストは浜松聴覚特別支援学校幼稚部、小学部、中学部の児童・生徒50人が描いた花をちりばめた。 ピアノは常設だが、天候不良時はカバーを掛けるため演奏はできない。 ガーデンパーク会場が閉幕する6月2日以降、はままつフラワーパーク会場(同区)に移設する予定
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昭和30年代の子ども 遊び表現 人形とジオラマ展示 藤枝市郷土博物館
藤枝市郷土博物館で6月9日まで、特別展「昭和のこどもたち展」が開かれている。市制施行70周年にちなみ、昭和30年代の子どもの日常と遊びの世界を人形作家石井美千子さん(1953~2023年)が手がけた桐塑(とうそ)人形とジオラマで再現している。 幼い頃に亡くした石井さんの母親の愛情を表現した様子や、戦後の貧しい時代を生き抜いた女性の行商の場面などを捉えている。「紙芝居」と題した大作は、街頭で自転車の荷台に載せた紙芝居を楽しむ子どもらを再現した。秘密基地を作って遊んでいる子どもたちを題材にした力作もあり、来場者は懐かしんで鑑賞した。 特別展は昨年10月に病死した石井さんの初の遺作展となった。
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2会場楽しんで 中野市長がPR【浜名湖花博2024】
浜松市の中野祐介市長は8日の定例記者会見で、開幕から半月が経過した「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)について「桜の開花が遅れたが、いよいよ満開を迎えた。これから切れ目なく次々と花が咲き誇る二つの会場を楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。 浜名湖ガーデンパーク会場が6日に開幕し、3月23日から開催しているはままつフラワーパーク会場は7日で来場者10万人を突破した。中野市長は「1回と言わず、何度も足を運んでもらうと、そのたびに新しい感動がある」と花博の楽しみ方を紹介。「地元や全国の人に浜松の魅力の一つ、花緑を体感してほしい。これから全国にPRしていきたい」と述べ
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湖西の手筒花火40本 豪快に夜桜照らす 梅田保存会
湖西市の梅田手筒保存会(坪井洋司会長)は6日夜、同市の梅田公園で手筒花火を披露するイベントを開いた。遠州新居式と三河式の豪快な花火約40本が、公園に咲いた満開の夜桜を照らした。 夜桜と手筒花火の競演を地域住民に楽しんでもらおうと、長年実施している恒例行事。そろいの赤い衣装を着た会員25人が集まり、花火の締めくくりに勢いよく底が抜ける三河式と、手筒を抱えて軽やかに踊る遠州新居式の2種類を次々に披露した。地域住民は夜桜のライトアップと共に地域の春の風物詩を満喫した。
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【静岡まつり最終日】大盛況の城下町 花見行列に宍戸開さん/花魁道中あでやかに
静岡市中心部で多彩な催しが繰り広げられた第68回静岡まつり(実行委主催)は、最終日の7日も大勢の来場者が各会場を行き交った。 花見行列で大御所役を務めたのは俳優宍戸開さん。駿府城公園内の大演舞場での出発式で宍戸さんは、テレビ番組で徳川家康役を何度も務めてきたことに触れ「これまでは(若い時代の)戦うシーンが多かった。大御所時代の役は新鮮」と喜びを語った。「いざ出発」と高らかに花見の始まりを宣言し、沿道の観客の声援に笑顔で応えながら街中を回った。 美しく着飾った太夫が同公園内を練り歩く「花魁(おいらん)道中」では、花魁役の女性が三枚歯の高げたでゆっくりと進み、あでやかな姿で観客を魅了した。
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好天の日曜、春色共演 はままつフラワーパーク、桜など満開【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で、ソメイヨシノとチューリップが満開を迎えている。同園が「世界一美しい」とPRする花の共演が園内を春色に染め、連日多くの来園者でにぎわっている。 園内にはソメイヨシノを中心に八重桜など計1300本の桜と、色とりどりのチューリップ約50万球が植えられている。好天に恵まれた7日、来園者が咲き誇る花々を背景に記念写真を撮ったり、桜の木の下でお弁当を食べたりして花見を楽しむ姿が見られた。 同園によると開花時期は例年並みで、ソメイヨシノはあと5日ほど見頃が続きそうという。 (浜松総