ワオキツネザル赤ちゃん愛らしく 伊東・シャボテン公園、続々誕生 母親にしがみつき
伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園で2月中旬から3月上旬にかけて、ワオキツネザルの赤ちゃんが続々と生まれた。すくすくと成長し、母親や仲間の体にぴったりとしがみつく愛くるしい姿を見せている。
ボートで渡る池の中の島では、出産と子育て経験が豊富な群れのボス「レイシー」(12歳)が双子を生んだ。娘の「バオシー」(5歳)も1匹を生むなど雌雄の計4匹が誕生した。今後さらに子どもが増える可能性があるという。ボートでのツアーに参加すれば、間近に様子を観察することができる。
ワオキツネザルはマダガスカル島南部に分布し、雌が優位の群れをつくる。長い尾に連なる黒と白の帯が輪状に見え、「輪尾(ワオ)」の名がつく。