人間国宝の陶芸作品、見て触れて 静岡陶芸美術館で企画展
沼津市東椎路の静岡陶芸美術館は3月26日まで、企画展「人間国宝のすべて」を同館で開いている。作品の一部は館内のカフェスペースなどに置かれ、来館者が触れることもできる。
陶芸分野で人間国宝に認定された37人の152点が並んでいる。金箔(きんぱく)で文様を描き、上薬を掛けて焼き上げる技法「釉裏金彩」が鮮やかな吉田美統さんの大皿など、一部の作品は触ることも可能。カフェスペースでは、人間国宝の茶わん10点から選び、抹茶を味わうこともできる。
植松弘行館長は「ケースに展示した作品では見られない裏側や、凹凸などの質感を感じてほしい」と話した。