伊豆稲取駅に観光案内拠点オープン 特産品やカフェ 東伊豆
伊豆急行伊豆稲取駅（東伊豆町）に１７日、セレクトショップやカフェを設けた観光案内拠点がオープンする。関係者は温泉街を訪れる観光客にとっての玄関口として、特産品ＰＲや周遊促進につなげたい考え。
元々売店と待合所だった約１００平方メートルのスペースを町が借り受け、店舗の建築や設計などを手がける「マイクロディベロプメント」（同町）に改修と運営を委託。構想からおよそ半年で開設にこぎつけた。
観光案内のブースでは同社社員や地域おこし協力隊の梅田留奈さん（２５）が周辺の稲取温泉の滞在者らに対し、地域の見どころを紹介。かんきつ類やひものをはじめとした周辺の特産品を集めたセレクトショップや、内外から出店を募るチャレンジショップ、電車の待ち時間に滞在できるカフェとコワーキングスペースでも来訪増を図る。
地域住民があいさつ時に「よう！」と交わす光景から店名は「ようよう」とした。運営や企画も担当する梅田さんは「駅の印象が変われば町の印象も変わる。施設の魅力促進を町の活性化につなげたい」と強調。同社副社長で店舗店長の森本健介さん（３２）も「交流の場として地域にも愛される場所にしていく」と意気込む。
午前９時半から午後４時までの営業で、金曜と土日は５時半まで営業する（火曜は休み）。４月以降をめどに会員制の無人営業も実施予定という。
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