東伊豆町の記事一覧
-
東伊豆・旧稲取幼稚園園舎 愛称は「よりみち135」
東伊豆町は22日、コワーキングスペースやカフェなどの機能を有する複合施設に改修する旧稲取幼稚園の園舎について、愛称を「よりみち135(いちさんご)」に決めたと発表した。子育て支援や町民らの交流促進の場として活用予定で、2025年度内の開設を目指している。 5月20日から6月21日までの間、公募を行った。町内外の5~82歳から寄せられた83点のうち、同町稲取の下平秋夫さんの提案を参考にした。町内を通る国道135号などにちなみ、老若男女が集う場となることを願って命名した。
-
東伊豆町で震度1 16日午後10時19分ごろ
16日午後10時19分ごろ、茨城県南部を震源とする最大震度3の地震があり、静岡県内では東伊豆町奈良本で震度1を観測した。気象庁によると、震源の深さは約70キロ、地震の規模はマグニチュード(M)4.2と推定される。
-
東伊豆の笠井氏 新会長に就任 県町村議会議長会
静岡県町村議会議長会は26日、会長に笠井政明氏(東伊豆町)、副会長に大石巌氏(吉田町)、監事に深沢守氏(松崎町)と下山和則氏(長泉町)が就く新役員体制を発表した。25日の総会で改選した。任期は26日から1年。
-
東伊豆町で震度1 23日午後10時54分ごろ
23日午後10時54分ごろ、千葉県北西部を震源とする地震が発生した。静岡県内では東伊豆町で震度1を観測した。気象庁によると、震源の深さは約70キロ、地震の規模はマグニチュード(M)4・1と推定される。
-
熱海など震度1 16日午後7時16分ごろ、35分ごろ
16日午後7時16分ごろと同35分ごろ、千葉県北西部を震源とする最大震度2の地震があった。気象庁によると、震源の深さは約70キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・1~4・2と推定される。 静岡県内の主な震度は次の通り。 震度1=熱海市、富士宮市、御殿場市、東伊豆町、
-
静岡県の少子化速度1.39 全国上回る 18~22年出生率 全市町で低下
厚生労働省がまとめた2018~22年の市区町村別合計特殊出生率によると、静岡県内で最も高かったのは長泉町の1.67、最も低かったのは熱海市の1.06だった。全35市町が前回(13~17年)を下回った。県全体は1.39。前回から0.15ポイント低下し、0.10ポイント減の1.33となった全国を上回るペースで少子化が進行している実態が浮かんだ。 合計特殊出生率は女性1人が生涯に産む子どもの推定人数で、毎年の人口動態統計などを基に5年間の平均値を推定した。浜松市は今年1月の行政区再編前の区が対象。 長泉町に次いで2番目に高かったのは菊川市の1・58。浜松市東区と袋井市がともに1・56、御殿場市
-
恐喝未遂の疑い ホテル従業員の男逮捕 下田署
下田署は13日、恐喝未遂の疑いで東伊豆町稲取、ホテル従業員の男(56)を逮捕した。逮捕容疑は6月上旬、県東部在住の10代の少年に「手切れ金を払え。払えないならさらうぞ」などと電話し、現金を脅し取ろうとした疑い。
-
東伊豆町議会閉会 補正予算案を可決
東伊豆町議会6月定例会は13日、最終本会議を開いた。2024年度の町一般会計補正予算案など14議案を原案通り可決、承認、同意、適任として閉会した。 補正予算は2億400万円を追加。定額減税補足給付金8300万円や、宿泊業の経営力基盤強化事業の補助金1千万円などを盛り込んだ。町教委委員に稲岡麻琴さん(47)を任命する人事案に同意した。一般質問には2氏が登壇した。
-
地域課題解決へ実践 静大生が成果報告
静岡大はこのほど、地域創造学環の3、4年生が昨年度に県内各地で実施したフィールドワークの報告会を静岡市駿河区のグランシップで行った。 同学環は昨年度のグローバル共創科学部新設により既に学生募集を停止。本年度は地域課題の解決を目指して開設された同学環のフィールドワークの締めくくりの年となっている。 報告会では全15班が発表。東伊豆町で「観光」をテーマに取り組んだ班は、観光客を呼び込むためにはまず地元住民に地域の魅力を知ってもらおうと、「東伊豆魅力発見大学校」と称したイベントを開催。同町の旧稲取幼稚園を拠点に、地元食材を使ったイチゴ大福作りの体験など9企画を実施したことを報告した。 同学環
-
東伊豆の風力発電 早ければ26年6月の稼働目指す 町議会定例会
東伊豆町は12日、故障で稼働停止した町営風力発電所について、同所で新たな風力発電所の設置を計画する民間事業者が、早ければ2026年6月の稼働を目指しているとの見通しを示した。町議会6月定例会で須佐衛氏の一般質問への答弁。 町によると、発電所は20年に停止。民間事業者が今月から解体を始め、近く完了する。元々は24年に新たな風力発電施設を稼働させる予定だったが、設備の調達の遅れや再設計が必要となり遅れたという。 解体費用は概算で1億2千万円。新施設で発電事業が行われれば民間事業者が負担するが、計画が中止になると全額町の負担となる。太田正浩企画調整課長は「まだ正式には(事業の実施が)決まってい
-
東伊豆町 幼小中高の複合化 施設候補地選定へ
東伊豆町の岩井茂樹町長は12日、県教委が示した同町の稲取高を含む賀茂地域の4高校(分校含む)による「サテライト制」について、町内の高校と町立の幼稚園、小中学校の施設の複合化に向けて候補地の選定に入るとの考えを示した。同日開会の町議会6月定例会の行政報告で言及した。 町は施設の複合化を訴えていて、独自の教育プログラムの展開や校舎の更新費用削減につながる可能性があるとしている。岩井町長は「高校のあり方について(県教委は)2024年度に市町や学校と協議し、25年度のグランドデザインの公表を目指すとしている。(複合校舎の)候補地選定を具体的に検討していきたい」と述べた。 県教委は今春、複数校舎を活用
-
東伊豆でアパート車庫焼く 住民1人やけど
9日午前6時15分ごろ、東伊豆町稲取の鉄筋コンクリート造2階建てアパート「下條コーポ」の敷地内から出火し、1階部分の車庫を焼いた。下田署によると、消火に当たったアパート所有者の50代男性が腕にやけどを負った。軽傷とみられる。同署と駿東伊豆消防本部が原因を調べている。
-
「東部伊豆副知事」否定意見相次ぐ 伊豆半島首長会議「知事と対話を」
知事選後最初の伊豆半島7市6町首長会議(会長・斉藤栄熱海市長)が7日、伊豆市の修善寺総合会館で開かれた。知事選で鈴木康友新知事に敗れた大村慎一氏を推した首長が多い中、「地域の実態を知ってもらいたい」と、鈴木知事との直接対話を求める声が相次ぎ、早ければ6月中にも面会する方針を確認した。鈴木知事が選挙戦中に打ち出した東部・伊豆担当の副知事級ポストを置くとの案には、複数の首長から否定的な意見が挙がった。 斉藤会長は地域間の対立が指摘された知事選を踏まえ、「新知事は東部に目を向けざるを得ない。われわれと一緒に汗をかいてもらうチャンス」と強調。各首長から発言が続いた。口火を切った小野達也伊東市長は「
-
静岡県内高齢化率30.7%最高を更新 4月時点、松崎など3町で50%超
静岡県は6日までに、県内の総人口に占める65歳以上の割合を示す「高齢化率」が4月1日時点で30・7%となり、過去最高を更新したと発表した。前年から0・3ポイント上昇した。西伊豆町と川根本町に加えて、新たに松崎町が50%を突破し、全35市町のうち3町で「2人に1人が高齢者」となった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 県福祉長寿政策課によると、県内の総人口は359万1533人で、このうち65歳以上は110万3916人だった。75歳以上の割合を示す「後期高齢化率」も0・8ポイント上昇の17・3%と過去最高。 高齢化率を市町別にみると、西伊豆町が53・2%となり10年連続で最も
-
社説(6月5日)増える廃墟ホテル 実態の把握から始めよ
観光地の多い静岡県東部・伊豆の自治体が、倒産や廃業で長年、放置されて廃墟[はいきょ]となったホテルや旅館の扱いに頭を悩ませている。大規模な建物が多く、老朽化による倒壊の危険を除去する立場から、行政は所有者不明などの理由で解体に関与し始めた。ただ、手つかずの建物が多く、県外に居住する所有者の特定もままならないなど実態把握すら難しい状況だ。 長期間放置されると、安全性や景観の問題が生じる上、漏電による火災や不法侵入など治安上の不安も募る。行政はまず、廃墟ホテルの所在や安全性などを把握し、複雑な権利関係と法的問題点、所有者の所在などを調査する必要がある。その内容に基づき、各物件に応じた対処法を模
-
東伊豆町議会、12日から6月定例会
東伊豆町議会は3日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を決めた。主な日程、事項は次の通り。 会期 12、13日◇一般質問 同 8人◇町提出議案 一般会計補正予算案など14件
-
新知事「全県見渡してほしい」 東伊豆の岩井町長
東伊豆町の岩井茂樹町長は27日の定例会見で、26日の静岡県知事選で初当選した鈴木康友氏について、「個人的には大村候補を支持していたが、長い政治経験を生かして全県を見渡してもらいたい」と求めた。岩井町長は2021年の知事選に出馬し、川勝平太氏との一騎打ちに敗れた。 岩井町長は告示前、町役場を訪ねた鈴木氏と面会していた。その際に経済対策のほか伊豆半島の観光や1次産業振興が話題に上ったと明らかにし、面会を受け入れた理由については「私が知事選に出馬した時に面会してもらった恩を返したかった」と述べた。 川勝氏の突然の辞意表明から急速な展開を迎えた今回選について「短期決戦で、政策論争ではないところが
-
伊豆西海岸の街並み 写真で紹介 松崎、27日まで
東伊豆町稲取の会社員佐々木美果さんの写真展「暮らしの中に」が27日まで、松崎町の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。伊豆西海岸を散策して見つけた街並みを撮影した個性あふれる作品約30点が飾られている。 佐々木さんは古い建物が残っている松崎町が好きで、周辺地域を巡って写真を撮っている。換気扇や物干しざお、建物脇に置かれた傘など、住民の生活が垣間見られる作品を紹介する。佐々木さんは「地元の人たちに撮影場所を考えながら楽しんでほしい」と話した。火~木曜は定休。
-
地方の移動の課題解決へ 静岡県内でライドシェア導入検討の動き
タクシー運転手の減少や地方の移動課題に対応したサービスが注目されつつある。公共交通が不便な観光地をつなぐタクシーシェアの試験導入や女性限定のライドシェア、免許不要の電動車の活用を促す動きも広がっている。 タクシーシェアで移動課題の解決を目指すNear[ニア]Me[ミー](東京)は4月、秋田県美郷町と観光地を巡るタクシーの実証実験を始めた。 JR大曲駅と町内のラベンダー園や道の駅などを結び、施設間を定期的に往復することで通常の3割程度に料金を抑えた。利用者は同社提供のアプリで事前予約する。 同町は、自家用車以外の移動手段が課題だったため、2023年も同様の実験を実施。約2万株のラベンダー
-
入湯税、1日150→300円 東伊豆町が引き上げ方針
東伊豆町は10日、町内温泉入浴施設で徴収している1人1日150円の入湯税を、2025年3月から300円とする方針を示した。近く、条例改正案を町議会に提出する。同町によると、実現すれば引き上げは静岡県内初。宿泊事業者向けの説明会で明らかにした。 町によると、同町を含む県内自治体の入湯税は国が定める標準額(150円)以下。一方で全国12自治体で150円を上回っているという。観光が基幹産業の同町は入湯税を重要な財源と位置づけ、23年8月から24年3月までの間、宿泊、観光関係者と協議を続けてきた。町内の約70施設が入湯税の対象となっていて、22年度の入湯客数は約60万人で徴収額は約9千万円だった。
-
カーネーション長く楽しんで 東伊豆の園児に花束 静岡県花卉園芸組合連合会
「母の日」(12日)を前に、静岡県花卉(かき)園芸組合連合会カーネーション部会(山田弘志部会長)は10日、地元特産のカーネーションの花束を東伊豆町のひがしいず幼稚園の園児21人に贈った。同部会の5人が訪れ、赤やピンクの花で彩られた花束を届けた。 同部会が地場産品に親しんでもらおうと毎年行っている恒例行事。今年は花瓶も贈り、各家庭で花を長く楽しんでもらうためのアドバイスもした。子どもたちは、花束を受け取ると笑顔で見せ合っていた。 JAふじ伊豆によると、東伊豆、河津の両町は、カーネーション栽培が盛んで、本県の生産量の約9割を占める。同部会はこの日、河津町のさくら幼稚園にも花束を贈った。
-
母の日前にカーネーション出荷最盛期 静岡県内随一の産地 河津・東伊豆
静岡県随一のカーネーション生産地の河津町と東伊豆町で、母の日(12日)を前に出荷の盛期を迎えている。7日朝も約60種4万本がJAふじ伊豆河津桜支店(河津町)に持ち込まれ、関係者が作業に追われた。 同JAによると、両町で静岡県のカーネーション生産量のおよそ9割を占める。7日の同支店では、JA職員がピンク色や紫色、黄色など色とりどりの花々を25本ずつ束にして次々と箱詰めした。昨夏の暑さで生育が若干遅れたが、関東市場へ母の日前の2週間で例年と同程度の20万本を出荷する見込み。 近年はコロナ禍明けで、結婚式関連向けにベージュ色や緑色など淡い系統の色合いの引き合いが復活傾向にある。若者の間で家庭内
-
新リーダー15年ぶり誕生へ 過去にも激戦、混戦 与野党対決、100万票超えも【静岡県知事選】
9日に告示される静岡県知事選(26日投開票)では、15年ぶりに新たな県のリーダーが誕生する。国政政党の後ろ盾で立候補を表明しているのは元副知事の大村慎一(60)、前浜松市長の鈴木康友(66)、共産党県委員長の森大介(55)の3氏。自民党は7日、大村氏を推薦する方針を固め、立憲民主、国民民主両党は鈴木氏の推薦を決めている。混戦、現職の圧勝劇、与野党全面対決―。過去4回の知事選を政党支援の構図とともに振り返る。 ■2009年 静岡空港の開港に道筋を付けるためとして、石川嘉延前知事が4期目途中で辞職した知事選には4新人が名乗りを上げた。当時の民主党や社民党、国民新党は前静岡文化芸術大学長の川
-
社説(5月1日)出生率の低下 社会構造変える施策を
厚生労働省は2018~22年の市区町村別の合計特殊出生率を発表した。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数の5年間平均を算出し、静岡県全体は1・39、全国平均は1・33だった。 県として全国をやや上回っているとはいえ、人口維持に必要とされる水準2・07には程遠いばかりか、低下に歯止めがかからず、危機的な状況を脱する見通しは全く立たない。人口動態統計に基づく県の合計特殊出生率は15年にかけてやや上昇したものの、16年以降は下落が進み、最新の22年は1・33まで落ち込んでいる。 少子化の進行は国全体の問題として捉えることが大前提だとしても、県としてどう向き合い、対策を講じるべきかという観点が欠
-
川勝流15年 功罪相半ば 文化庁長官、県教育長、知事選候補…当事者3人に聞く【静岡県知事選】
川勝平太知事が5月9日をもって退任する。行政や政治の経験がなく2009年に初当選して以降、約15年間にわたり県政を担った本県初の学者知事。型破りな言動で国や大企業と相対する一方で数々の分断やあつれきを招いた。知事選や教育問題で対立したり、学術文化分野で知事に接したりした3人の当事者に話を聞き、“川勝流”の功罪を検証した。 政治と学問 両方実践した稀有な例 富士山世界遺産登録 近藤誠一氏 川勝知事が成果に挙げる2013年の富士山の世界遺産登録。一度は除外勧告を受けた三保松原(静岡市清水区)も含めた一括登録という逆転劇に本県は歓喜に沸いた。 元外交官で、当時は
-
【第4章】半割れ発生(後編)⑤ 避難所は大混雑、車中に長時間 体調悪化【東海さん一家の防災日記】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 遠州灘を震源とするM8・5の地震発生から3日目。県内沿岸部は高さ10~15メートルの津波に襲われ、浸水区域から逃げてきた大勢の市民も同区域外の避難所に身を寄せていた。東海駿河さん(73)が自主防災会会長を務める地域の小学校体育館にも想定収容人数の2倍以上の人が殺到し、混雑が限界近く
-
熱川温泉にこいのぼり 5月6日まで 東伊豆町
東伊豆町の熱川温泉旅館組合は26日、伊豆急行伊豆熱川駅近くにこいのぼりを設置した。大型連休期間中の観光客を楽しませようと10年以上前から続く温泉街の恒例行事。5月6日まで設ける。 駅前の河川の上に長さ50メートルほどのロープ2本を渡し、約50匹が春風にはためく。こいのぼりはこれまでに地元や近隣の住民から提供を受けた品々。設置初日から早速、散策していた観光客らが春らしい風景に足を止めていた。 周辺では、台湾の観光地・九份(きゅうふん)を模して現地と同じ「台湾提灯(ちょうちん)」を常設する取り組みも実施している。
-
静岡県人口 353万3214人 4月1日推計 大幅な社会減
静岡県がこのほど公表した4月1日現在の推計人口は353万3214人で、前月より8737人減少した。推計人口の減少は22カ月連続。年度替わりで大幅な社会減が影響したとみられる。 転入数から転出数を引いた社会動態は5862人減(転入2万2178人、転出2万8040人)。前年同期に比べて転入数、転出数ともに減少したが、特に転入数が2千人余り少なく社会減の幅が拡大した。社会減は6カ月ぶり。 出生数から死亡数を引いた自然動態は2875人減(出生1412人、死亡4287人)だった。 市町別でみると、人口が増加した市町はなく、全35市町で減少した。減少数が多かったのは、浜松市が1408人、静岡市99
-
静新地域貢献顕彰 たんぽぽ賞 新聞 安心 学びお届け
静岡新聞社と静岡新聞取扱販売店の店主で組織する静新会は、新聞販売店スタッフの地域貢献を顕彰する「たんぽぽ賞」の受賞者を決めた。人命救助、高齢者保護をはじめ、環境美化緑化、ボランティアなど、地域に貢献した活動から選んだ。「たんぽぽ賞」の表彰は今年で16回目。県内約4800人の新聞販売店スタッフが、大切な新聞を届けながらあなたのまちを見守っている。本年度の受賞事例の一部を紹介する。 動く防犯カメラ 見守る 薮崎新聞店育伸社、いけたに新聞店、藤枝江崎新聞店 藤枝市内の新聞販売店全5社による「新聞販売店バイク車載カメラ見守り」=新聞販売店の地域活動をたたえる2023年度「地域貢献大賞」(日本新聞
-
「紙の絵本に親しんで」こども園などに30冊贈る 東伊豆LC、町長に手渡す
東伊豆ライオンズクラブ(東伊豆町)はこのほど、東伊豆認定こども園とひがしいず幼稚園に絵本約30冊を贈った。滝沢健二会長らが町役場に岩井茂樹町長を訪ね、絵本を手渡した。 6年目の取り組みで、団体の事業費から約3万円を購入に充てた。滝沢会長は「紙の本に親しむきっかけにしてもらいたい」と期待を寄せ、岩井町長は「子どもたちの教育に大変有意義だ」と感謝した。
-
知事選“候補”2氏は静岡県中、西部 「県政で埋没」危惧する東部、活性化は…低調懸念
川勝平太知事の辞職に伴う知事選(5月9日告示、26日投開票)で、出馬意欲を示していた沼津市などを地盤とする渡辺周衆院議員(比例東海)が13日、不出馬を決めた。県中部、西部で立候補の動きが活発化する中、選挙日程を踏まえると、新たな候補予定者が出る可能性は徐々に低くなる。東部から立つ候補が不在となれば、「選挙だけでなく、その後の県政運営でも埋没するのでは」との懸念が有権者の間でささやかれる。 「人口が多い地域だけでなく、過疎地域にも目を向けてくれるか心配」。伊豆半島の宿泊業の男性(72)は知事選の動向に神経をとがらせる。出馬表明した元副知事の大村慎一氏(60)は静岡市出身、出馬意向を固めた鈴
-
細野高原で山菜狩り楽しもう 東伊豆
静岡県内屈指のススキの名所として知られる東伊豆町の細野高原で13日から、毎春恒例の山菜狩りイベントが始まる。キンメダイをはじめ、海の幸が特産の同町だが、町観光協会は「観光で海産物を楽しんだ後は、ぜひ山の幸も味わって」と来訪を呼びかける。5月6日まで。 稲取地区特別財産運営委の主催。協会によると、毎年期間中2000~3000人ほどの来場がある。約125万平方メートルの同高原のうち約90万平方メートルにワラビやゼンマイが自生し、取り放題できる。協会事務局次長の前田陽司さん(49)は「解放感にあふれた風景と澄み切った空気とともに楽しんでほしい」と話す。 午前8時から午後3時までで、雨天中止。中学生
-
動物園予備校 新入生16人決意 東伊豆
東伊豆町白田の「動物園予備校アニマルキーパーズカレッジ」は8日、2024年度の入学式を同校で開いた。5期生となる16人が、将来の夢の実現に向けて決意を新たにした。 河津町の動物園「iZoo(イズー)」などを運営する「レップジャパン」(静岡市)が20年に開設した2年制の認可外教育施設で、動物園の飼育員などを養成している。新入生を代表し、土田千尋さん(18)=長崎市出身=が「動物の飼育はもちろん、社会で必要な知識や技術習得に取り組みたい」と述べた。 学校長の白輪剛史さんは「職員だけでなく、学校で飼育する120種を超える動物も先生。新しい視点で動物飼育のプロを目指してほしい」と激励した。
-
廃虚化ホテルに市町苦慮 沼津市が費用調査へ 所有者不在、解体へ代執行模索
倒産や廃業による長年の放置で管理不全となり、景観や安全上問題のあるホテルや旅館に、観光地の多い静岡県東部の自治体が頭を悩ませている。沼津市や下田市などは、所有者が事実上不在になった建物の解体に市が関わる方向で動き出した。本来は所有者が負担すべきだった解体費を行政が肩代わりするため、費用と危険性除去の両面で難しい対応を迫られている。 沼津市戸田地区の中心地。戸田漁港の近くに5階建てと9階建てのホテル2棟が廃虚と化したまま、20年余り放置されている。建築から40年以上が経過し、壁のコンクリートが崩落するなど危険は増すばかり。所有法人は既に破産し、代表者は死去。事実上所有者が不在で、解体を求め
-
東伊豆町熱川に台湾・九份!? 提灯800個灯す 被災地思い黙とうも
東伊豆町の熱川地区で6日夜、台湾の観光地・九份(きゅうふん)を模して現地と同じ「台湾提灯(ちょうちん)」を常設するプロジェクトの点灯式が行われた。来場者は「大きな地震のあった台湾に元の生活が訪れますように」と明かりに願いを込めた。 熱川温泉旅館組合の主催。台湾観光庁や台湾観光協会の協力を得て、提灯800個の明かりがともる。点灯式では台湾へ黙とうをささげた。伊豆熱川駅周辺では台湾料理の店が出て、中華獅子舞の舞も披露された。 九份は映画「千と千尋の神隠し」の世界観とイメージが重なる場所として広く知られる。すり鉢状の地形と広さが熱川と似通っていて、2023年に町関係者が観光PR目的で現地を訪問
-
10日から障害者就労相談 賀茂5町で、参加無料
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は10日から、障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。月例行事で参加無料。 就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談も受け付ける。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 10日午前10時、西伊豆町保健センター。午後1時半、松崎町役場▽16日午前10時、東伊豆町役場。午後1時半、河津町役場▽18日午後1時半、南伊豆町役場
-
熱川照らす台湾提灯 「被災地支援に関心を」 東伊豆温泉街、観光地の九份再現
東伊豆町の温泉街、熱川地区で台湾の観光地を模した景観づくりが進んでいる。地形に共通性があり、世界的にも知られる九份(きゅうふん)を模し、現地と同じ「台湾提灯(ちょうちん)」を常設した。6日からの本格的な点灯開始を前に台湾で大きな地震が発生し、関係者は「来訪者に現地の支援に関心を持ってもらうきっかけにしたい」と願いを込める。 1日夜の伊豆急行伊豆熱川駅前。関係者が提灯の点灯状況を最終確認していた。「赤い光が幻想的でしょう。日本にいながら台湾の雰囲気が味わえる」と語るのは、熱川温泉旅館組合の池田亮馬さん(33)。地区内に約800個の明かりをともす。地域一帯で海外の特定地域に着想を得た町おこしは
-
岩手、宮城、福島3県で震度4 静岡県内でも震度2 4日午後0時16分ごろ
4日午後0時16分ごろ、岩手、宮城、福島の3県で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約40キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・0と推定される。津波の心配はない。 静岡県内各地の震度は次の通り。 震度2=富士市、御殿場市▽震度1=沼津市、富士宮市、熱海市、伊豆の国市、静岡市清水区、菊川市、清水町、小山町、東伊豆町、河津町、松崎町、西伊豆町
-
伊豆半島 風切ってバイクツーリング 尾根沿い 抜群の爽快感【しずおかアウトドアファン】
国内屈指の観光地の伊豆半島は、バイクのツーリングコースとしても人気。県内だけでなく関東圏など全国から年間を通じて数多くのライダーが訪れる。主に伊豆半島の東側を走るルートを想定し、人気のスポットを巡った。(生活報道部・草茅出) 伊豆方面へのアクセスの拠点として便利なのが、国道1号の箱根峠の交差点から県道熱海箱根峠線を少し南下した場所にある「バイカーズパラダイス南箱根」(函南町桑原)。おしゃれな内装のカフェやバイクグッズの販売コーナーをはじめ、30台ほどのバイクを用意するレンタルコーナー、電動オフロードバイクの屋外コースなどもある複合施設だ。 富士市の稲垣智也さん(22)と加藤潤一さん(
-
キンメダイ水揚げ量 2年ぶり増 下田・伊豆漁協
伊豆漁協(下田市)におけるキンメダイの水揚げ量が2年ぶりに増加に転じたことが29日分かった。キンメダイは近年不漁が続いている。漁協が市内で開いた2023年度の通常総代会で報告した。ただ、要因ははっきりせず「前期が悪すぎたこともあり、依然として厳しい状況には変わらない」(漁協)としている。 12月期の事業報告で説明した。当期の水揚げ量は964トン、水揚げ高は14億7800万円だった。前期比で33トン、6200万円の増加。前期は水揚げ高のみ増加していて、不漁による単価上昇が影響していた。 不漁の背景には長引く黒潮大蛇行の存在が指摘されている。当期は、比較的大蛇行の影響を受けていない沖合での大
-
賀茂4高校 サテライト制に 静岡県内初 28年度前後導入想定 「本校」下田と「キャンパス」
静岡県教委は27日、賀茂地域の高校4校(分校含む)について、複数校舎を活用し1校として機能させる「サテライト制」を導入すると明らかにした。これまで賀茂における同制度導入は示唆していたが、本校とサテライト化する学校の役割を明確にし、対象となる学校にも踏み込んだ。県教委によると、2028年度前後の本格的な展開を想定する。県外では事例があるが、同制度の導入は本県初という。 県立高再編案を盛り込んだ第3次長期計画(18~28年度)再検討へ設置した地域協議会の最終会合を県下田総合庁舎で開き、説明した。4校は下田(下田市)と稲取(東伊豆町)、松崎(松崎町)、下田高南伊豆分校(南伊豆町)。下田を本校と
-
賀茂の振興策議論 下田で県と6市町会議
静岡県は27日、賀茂地域広域連携会議を下田市の県下田総合庁舎で開いた。6市町の首長と県当局が地域の振興策を議論した。 第36回の会合。県は防災対策として、能登半島地震を踏まえて各自治体の資源が限られている状況では、外部からの支援が不可欠だと解説した。下田市の松木正一郎市長は、避難所としての体育館の活用方法に言及。「(平時から)単なる学校施設として扱うのではなく、避難所としての活用の想定と備蓄の準備が急務だ」と説き、県にも協力を求めた。 東伊豆町の岩井茂樹町長は移住定住促進策について、「移住者の受け入れ推進は、新幹線の沿線自治体か否かで対策が異なる」と強調した。町内の事情を例に、事業継承へ
-
【静岡県内公示地価・東部】沼津 住宅地売買価格横ばい/熱海 商業地伸び率県内最高
沼津市 住宅地は1・1%下がった。総じて需要が乏しい一方、土地造成費用などが高騰し、売買価格は横ばいで推移している。交通や生活利便性の高い沼津駅周辺は富裕層や高収入世帯の購入意欲が強い。供給は限られ、従来より2割以上高い売買事例もある。市東部は長泉町や三島市の代替地として一定の需要が続く。大岡は10万~12万円で取引される。西部や南部は値頃感から買いが入る。 商業地も1・1%下落した。沼津駅周辺は人通りの少なさが敬遠され店舗用地としての需要は低調だが、賃貸を含む住居用地として求める動きがある。 三島市 市全体で0・2%の上昇。三島駅南口再開発への期待感から駅周辺の住宅地の引き合いは依然
-
足場から転落、東伊豆の男性死亡
25日午前8時15分ごろ、東伊豆町片瀬の住宅敷地内で、塗装工事のために組まれていた足場の解体作業中、建設作業員の男性(53)=同町稲取=が転落し、搬送先の病院で死亡が確認された。駿東伊豆消防本部によると、同僚の男性から「(男性が)5メートルほどの高さの足場から落ちて頭から出血している」と119番があった。下田署が転落の状況や原因を調べている。
-
【第4章】半割れ発生(後編)③人命救助で割れる意見 余震やまず街が被災【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る 防災しずおか】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 遠州灘を震源とするM8・5の地震が発生して約40分が過ぎた。寒さが厳しい1月の午前2時前。防災行政無線からサイレンと音声のメッセージが繰り返される。 「大津波警報。巨大な津波が来ます。直ちに海岸や河川から離れ、高い場所に避難してください」 東海駿河さん(73)が住む地域は津波ハ
-
【提言・減災】火山研究担う本部発足 藤井敏嗣・東京大名誉教授
来たる4月1日に火山調査研究推進本部(火山本部)が発足する。火山の調査研究を一元的に担い、火山活動を分析・評価する政府機関の発足は初めてである。これまでは、気象庁に置かれた火山噴火予知連絡会(噴火予知連)の下に大学や研究機関の研究者が、自らのデータと気象庁による観測データとを併せて国内の火山の活動評価を行ってきた。 火山噴火が発生した時には、噴火予知連の下に大学や研究機関の研究者による総合観測班が置かれ、噴火推移の評価のために観測データの収集にあたってきた。しかし、観測のために必要な経費はそれぞれの機関で工面することが前提であった。あまり知られていないが、噴火予知連は気象庁長官の私的諮問機
-
横山教育長 再任 東伊豆町議会 閉会
東伊豆町議会3月定例会は21日、最終本会議を開いた。59億8700万円の2024年度町一般会計当初予算案や、横山尋司教育長の再任案など追加提出を含む12議案を原案通り可決、同意して閉会した。 当初予算に計上されている交通実証事業について、町民や議会への説明と協議の実施を求める付帯決議も可決した。
-
東伊豆町人事 総務課長に福岡氏
東伊豆町は19日、4月1日付の人事異動を内示した。異動対象は59人で中規模という。 主な異動は次の通り。 【課長級】 総務課長兼選挙管理委員会事務局書記長(議会事務局長兼監査委員事務局書記)福岡俊裕▽総務課参事=学校教育環境整備担当(企画調整課長)森田七徳▽住民福祉課長(水道課長)鈴木貞雄▽健康づくり課参事=健康増進担当(健康づくり課参事=保健予防・健康増進担当)柴田美保子▽観光産業課長兼農業委員会事務局長兼ふるさと納税係長(観光産業課長兼農業委員会事務局長)梅原巧▽防災課長兼防災監(住民福祉課長)鈴木尚和▽会計課長兼会計管理者(防災課長兼防災監)国持健一▽議会事務局長兼監査委員事務局
-
【自然の仕事人】新技術活用のミカン農家 山田太一さん(東伊豆) 独自栽培マニュアル構築(青年農業士会賀茂支部)
東伊豆町稲取で柑橘[かんきつ]を生産している山田太一さん(34)を訪ねた。25歳で就農して今年で10年目。親子2代でハウスミカン、温州、中晩柑などを200アール栽培し、市場や直売所に出荷している。 ハウスミカン栽培では、垣根仕立て栽培、養液システム、環境モニタリングシステム、炭酸ガス施用装置などの新技術の導入を積極的に進めている。垣根仕立て栽培は、先進地の大分県への視察がきっかけとなり、ハウスの新設と同時に導入した。通路を直線的に確保でき、収穫時の作業性の改善を実感しているという。 栽培する上で重要視しているのは、木にとっての最適な管理を通じた収量と品質の両立だ。県内外への視察やSNSで
-
自由な動物の姿 間近に 東伊豆・アニマルキングダム 南半球イメージの新施設
東伊豆町の動物園「伊豆アニマルキングダム」で15日、新施設「アニマルパラダイス360」がグランドオープンした。施設内では動物が自由に動き、来場者が中に入って楽しめる。 新施設は金網に囲まれ、高さ約10メートル、約1150平方メートルの広さ。ネズミの仲間のマーラやカピバラ、フラミンゴなど約10種類の動物や鳥が動き回る。アリクイが綱渡りを披露したり、来場者が餌を掲げるとオカメインコなどが集まったりして、にぎやかな光景が広がっている。 同日行われたテープカットには宮崎靖志社長らが出席し、オープン初日を見守った。宮崎社長は「新しい動物園のあり方を求めている。南半球をイメージした施設。ぜひ楽しん
-
関連死防ぐ「TKB48」 吉野篤人・浜松医科大地域医療学講座特任教授 【提言・減災】
能登半島地震から2カ月がたちました。今回の地震でも懸念されているのが「災害関連死」です。災害関連死は初期の家屋倒壊や津波を原因とする「直接死亡」よりも対策によって減らすことができるとされています。避難所・避難生活学会では災害関連死を防ぐキーワードとしてTKB48を提唱しています。TKBが表すのはT(トイレ)、K(キッチン=食事)、B(ベッド)です。48は「48時間以内に整備する」を意味します。 今回の地震でも多くの地域で上下水道の障害が発生しました。飲料水はペットボトルなどで配布されるとしても、水洗トイレが使えません。運動場に設置されるような仮設トイレは階段があり和式が主なため、高齢の方や
-
【第4章】半割れ発生(後編)② 遠州灘でM8.5 裏山崩れる 「助ける」がれきと格闘【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る 防災しずおか】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 生きた心地がしない時間が数分間続いた。今まで経験したことのない猛烈な揺れ。自宅で就寝中だった東海駿河さん(73)は立ち上がれず、妻の伊豆美さん(68)の身を守るため布団をかぶせて揺れが収まるまで耐えた。空から何かが落下したような「ドシーン」という衝撃音が響き、2人の体が床から跳ね上
-
名物肉チャーハン 東伊豆の「ふるさと給食」に登場
東伊豆町の小中学校と幼稚園で8日、地域食材や名物をふんだんに取り入れた年度末恒例の「ふるさと給食」が振る舞われた。登場したのは町のB級グルメとして知られる「肉チャーハン」。稲取小ではボリュームたっぷりの一品に、児童が一様に満足げな表情を浮かべた。 肉チャーハンは具材が卵のみのチャーハンに、豚バラ肉やキャベツなどのとろみがかった野菜炒めがのっているのが特徴。この日の給食では、豚肉とキャベツ、ほうれん草がたっぷり入った甘めの味付けのあんを麦ご飯にのせた。同校2年の栗田由喜君は「こんなにおいしい名物があるなんて知らなかった。お店にも食べに行ってみたい」と笑みがはじけた。 地域産品に理解を深めて
-
15議案を承認、可決 東伊豆町議会
東伊豆町議会3月定例会は7日、本会議を開いた。2023年度の一般会計補正予算案など15議案を原案通り承認、可決した。 補正予算は2100万円の減額。年度末で各種事業費の確定による減額措置が要因という。一般質問には2氏が登壇し、公共交通や防災対策について当局の姿勢をただした。
-
ふるさとワーキングホリデー 東伊豆町が導入へ 関係人口拡大と人手不足解消に
東伊豆町の岩井茂樹町長は6日、同日開会の町議会3月定例会で施政方針を示した。関係人口の拡大や人手不足解消へ、都市部の在住者が一定期間町内に滞在する「ふるさとワーキングホリデー」事業を2024年度から始めると表明した。 期間は2週間から1カ月程度を想定。農家や旅館で働きながら、地域住民との交流や観光を体験してもらう。岩井町長は「人口減の中で町の活力を維持するには、関係人口の構築が重要だ」と強調した。町企画調整課によると、受け入れ先を今後探り、夏までには事業を始めたい考え。主に若者の来訪を念頭にしている。県内では南伊豆町が既に実施しているという。 施政方針では能登半島地震を踏まえ、防災対策推
-
障害者就労相談 賀茂5町で開催 13日から
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は13日から、毎月恒例の障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。参加無料。 就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談も受け付ける。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 13日午前10時、西伊豆町役場。午後1時半、松崎町役場▽19日午前10時、東伊豆町役場。午後1時半、河津町保健福祉センター▽21日午後1時半、南伊豆町役場
-
千葉で震度4 静岡県東部で震度1 M5・0
2日午前1時49分ごろ、千葉県で震度4の地震があり、富士市や東伊豆町で震度1を観測した。気象庁によると、震源地は千葉県南部で、震源の深さは約20キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・0と推定される。この地震による津波の心配はない。その後も震度3や震度2の地震が続いた。
-
千葉、埼玉で震度4 静岡県東部でも震度1 M5・2、揺れ相次ぐ
1日午前5時43分ごろ、千葉県と埼玉県で震度4の地震があった。静岡県東部や伊豆でも震度1を観測した。気象庁によると、震源地は千葉県東方沖で、震源の深さは約30キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・2と推定される。 千葉県では2月29日にも震度4や震度3を観測。 1日午前5時43分ごろの地震の静岡県内の震度は次の通り。 震度1=富士宮市弓沢町、富士宮市野中、富士市吉永、御殿場市萩原、伊豆の国市長岡、東伊豆町奈良本、河津町田中、松崎町宮内、小山町須走
-
新年度予算案 東伊豆町
市町名(議会会期)①一般会計規模②前年度比伸び率③主要事業(事業費)の順 ◇東伊豆町(3月6日~21日)①59億8700万円②7・4%増③自家用車乗り合い事業(610万円)▽生ごみ堆肥化(4200万円)▽熱川温泉の景観づくり(650万円) ※1998年度以降で最大規模の積極型。地域交通網の形成や福祉など高齢者対策に注力する。
-
高齢者福祉 手厚く 東伊豆町 予算案 一般会計59億8700万円
東伊豆町は26日、2024年度の当初予算案を発表した。一般会計は59億8700万円(23年度比7・4%増)で、1998年度以降で最大規模。地域交通や健康をはじめ高齢者対策に手厚い内容で、岩井茂樹町長は「人口減に対応しながら持続可能なまちづくりを目指す」と強調した。 目的地に向かう際に住民同士が自家用車に乗り合う仕組み「ノッカル」に610万円を充てる。2月に開始したサービスを拡充し、対象を現在の2地区から稲取地区にも広げる。将来的には町全域に拡大させ、必要に応じて24年度中も補正予算で対応する方針。高齢者対策として帯状疱疹(ほうしん)の予防接種(230万円)や補聴器購入(150万円)も助成する
-
【第4章】半割れ発生(後編)① 1年半後に震度7 揺れ何分も 家倒れ火災【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る 防災しずおか】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 非浸水区域に転居 四国沖でのM8・0の地震発生から1年半過ぎた冬。かつて津波浸水想定区域に住んでいた会社員東海遠州さん(38)の一家は、南海トラフ地震の想定震源域東側で懸念される後発地震に備え、市内の非浸水区域の賃貸マンションに引っ越して新生活を送っていた。 「古いマンションだか
-
超高齢化の被災対応を 阪本真由美・兵庫県立大大学院減災復興政策研究科教授【提言・減災】
能登半島地震からほぼ2カ月が経過した。被災地には19日時点で249カ所の避難所があり6402人が、また被災地外では5252人が避難生活を送っている。仮設住宅の建設や被災家屋の除去は進められているものの、倒壊家屋数が多いことや、断水も依然深刻な状況にあり、復旧のめどはなかなかたたない。その中で気になるのが過疎・高齢化の進行である。 被害が大きかった奥能登地域では高齢化が深刻だ。65歳以上が人口に占める割合は珠洲市52・5%、輪島市46・9%、穴水町50%、能登町51・1%である。長引く避難生活の中で体調を崩す人が増えることが懸念され、急きょとられた対策が「1・5次避難」「2次避難」という広域
-
熱川バナナワニ園分園 展示室リニューアル 動物の生息地イメージ
熱川バナナワニ園(東伊豆町)分園の展示室が20日、リニューアルオープンした。新たな展示の目玉は「バナナ」スパイニーテールイグアナ。内装も動物の生息地を想起させるデザインで、異国の雰囲気がただよう。 バナナスパイニーテールイグアナは雄と雌1匹ずつで、いずれも1歳の体長約50センチ。幼い時期は全身が緑色だが、成長するにつれて黄色に変わるといい、その姿はまさに“バナナ”。アメリカ南部やメキシコ南西部に生息し、展示スペースの内装もメキシコの自然をイメージした。 他にもクロコダイル科の中でもひときわ小型というニシアフリカコビトワニや、日本平動物園から譲渡されたアリゲーター「
-
6日から3月議会 東伊豆町
東伊豆町議会は20日、議会運営委員会を開き、3月定例会の会期などを決めた。決定した主な日程、事項は次の通り。 会期 6~21日◇町長施政方針 6日◇一般質問 6、7日◇当局提出議案 2024年度当初予算案など24件◇予算審査特別委 8、11、12、18日
-
伊豆半島特産のニューサマーオレンジ 低木に仕立て収穫楽に 東伊豆の静岡県農業研究センター
東伊豆町稲取の静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センターが、伊豆半島東海岸特産のかんきつ「ニューサマーオレンジ」の樹高低下に取り組んでいる。生産者の負担減が狙いで取り組み開始から4年、成果が表れ始めた。他品種でも同様の取り組みは県内でまだないとみられる。 1月26日の同センター農地。センター上席研究員の浜部直哉さん(39)がニューサマーオレンジの樹木を見上げていた。実がなっているのは高さ2メートル超。浜部さんは「元々実がついていたのは高さ4メートルほど。かなりのカットバックに成功した格好です」と胸を張る。 カットバックとは主幹部を50センチ程度残した上で地上部を全て切り落とす手法。2020
-
「日本一」118段のひな飾り 東伊豆・稲取、3月10日まで
東伊豆町稲取の素盞鳴(すさのお)神社で17日、「日本一の段数」をうたう118段のひな壇飾りの展示が始まった。本殿に向かう急勾配の石段にひな人形やつるし飾りが並び、華やかに彩っている。3月10日まで。 稲取地区で開かれている「雛(ひな)のつるし飾りまつり」(稲取温泉旅館協同組合主催)の関連行事で、ひな人形約600体や伝統のつるし飾りを設置した。初日から多くの観光客が訪れ、思い思いに写真撮影を楽しんでいた。父親と訪れた千葉県市川市の中学生米井菜々さん(14)は「人形を毎日置き直していると聞いて驚いた。きれいな写真を撮ることができてうれしい」と喜んだ。 神社は1617年の創建とされ、疫病退散に
-
伊豆に春告げる「はるひ」 こらっしぇ(稲取漁港直売所)【直売・しずおかの幸】
東伊豆町稲取の稲取漁港直売所「こらっしぇ」は、新鮮な海の幸と地元の農産物がそろう、地元住民と観光客でにぎわう直売所です。現在、稲取では「雛のつるし飾りまつり」、お隣の河津町では「河津桜まつり」が開催されており、一足早い春を感じることができます。 この時期のお薦めは伊豆東海岸の温暖な気候を生かして栽培された柑橘[かんきつ]類です。その中でも特に注目していただきたいのは「はるひ」です。「はるひ」は新品種の柑橘で、食味が優れた「カンキツ興津46号」と香りのさわやかな「阿波オレンジ」の交配で生まれました。今まさに旬を迎えている甘くておいしい品種です。全国でも生産量が少なく、東伊豆はまとまって栽培し
-
伊豆稲取駅に観光案内拠点オープン 特産品やカフェ 東伊豆
伊豆急行伊豆稲取駅(東伊豆町)に17日、セレクトショップやカフェを設けた観光案内拠点がオープンする。関係者は温泉街を訪れる観光客にとっての玄関口として、特産品PRや周遊促進につなげたい考え。 元々売店と待合所だった約100平方メートルのスペースを町が借り受け、店舗の建築や設計などを手がける「マイクロディベロプメント」(同町)に改修と運営を委託。構想からおよそ半年で開設にこぎつけた。 観光案内のブースでは同社社員や地域おこし協力隊の梅田留奈さん(25)が周辺の稲取温泉の滞在者らに対し、地域の見どころを紹介。かんきつ類やひものをはじめとした周辺の特産品を集めたセレクトショップや、内外から出店
-
新型コロナ関連 14日 東伊豆の中学校で学年閉鎖
東伊豆町教委は町内中学校の複数学年で生徒が感染したと発表した。この学校の1年生と2年生を15日と16日に学年閉鎖とする。
-
静岡県農林技術研究所の防風林から出火
13日午前10時15分ごろ、東伊豆町稲取の静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センター敷地内の防風林から出火し、下草約30平方メートルを焼いた。けが人はいなかった。下田署によると、付近の電線が切れて垂れ下がっていたという。同署などが原因を調べている。
-
障害者就労相談 賀茂5町で開催 14日から
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は14日から障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。月例行事で参加無料。 就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談も受け付けている。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 14日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽15日午後1時半~ 南伊豆町役場▽20日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
-
稲取高生考案のメニューが登場 地元食材たっぷり 東伊豆町
東伊豆町の給食に2日、稲取高(同町)生徒が考案した特別メニューが登場した。稲取小では、地産品がふんだんに取り入れられたメニューの数々に子どもたちは大喜び。食べ終わると、一様に満足げな表情を浮かべた。 メニューを考案したのはいずれも同高3年の遠藤里奈さんと松本のどかさん、平川麻尋さんの3人。静岡県賀茂農林事務所の高校生給食コンテストで最優秀賞に輝いた献立で、かき菜の塩昆布あえやアシタバのみそ汁に町内産を使った。主菜の「タラのタルタルソースがけ」の衣には松崎の桑葉茶を用い、クチナシで色付けされた東伊豆の伝統食「黄飯」も彩りを添えた。デザートには特産のミカンが用意された。 3人はともに稲取小出
-
交通手段確保 新サービス マイカー乗り合い 東伊豆「ノッカル」
高齢化が顕著な東伊豆町は1日、目的地に向かう際に住民同士が自家用車で乗り合うサービス「ノッカル」を始めた。地区を限定してスタートし、町は2024年度以降に対象を町内全域まで拡大させたい意向。事業に協力する博報堂によると浜松市の庄内地区に続き本県2例目で、全国4自治体目の取り組み。 第1段階として片瀬・白田と奈良本の2エリアで実施する。両地区には約30カ所ずつの停留所を設けた。利用日の前日午後5時までに電話などで予約、目的地へ希望時刻近辺に向かう登録ドライバーの自家用車に同乗する仕組み。町役場など公共施設で購入した1枚100円のチケットを利用(1人利用は2枚、2人以上は1枚)し、収益はドライバ
-
若者へNO!闇バイト JR草薙駅前 学生や警察が啓発
静岡県警生活安全企画課と清水署は29日、ヤング防犯ボランティア「しずおか・ぴーす」とともに、闇バイトやインターネットバンキングを悪用した特殊詐欺被害への注意を促す街頭キャンペーンを静岡市清水区のJR草薙駅前で行った。 春休み前の大学生らに、闇バイトに加担した場合の危険性をはじめ、スマートフォンの操作で高額がだまし取られてしまう詐欺手口を具体的に紹介する狙い。常葉大生と専門学校生の計3人が啓発チラシを入れたポケットティッシュを配り、一人一人に「闇バイトには絶対に応募しないでください」などと強調した。 東伊豆町の専門学校生内山桃華さん(19)は「春休み中は観光などで行動範囲が広がる面もある。
-
静岡県生まれマーガレット3品種 出荷開始 珍しい形や色 高い評価
静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)で本年度開発されたマーガレット3品種の出荷が、年明けから始まった。注文単価は他品種の約1・5倍で、市場関係者の評価は上々。県東部の生産者8人が5月中旬まで、東京や名古屋を中心に全国の市場に各品種1万ポットを出荷する。 今回開発されたのは、市場から注文が多かったピンク色の八重咲き品種「ピーチフレア」、外側の花弁が赤色で中央部分が白色の「ラズベリーフレア」、外側が薄桃色で中央が桃色の人気品種に改良を加え、生産性を向上した「シェリーフレア」の3品種。いずれも2023年9月に品種登録出願公表され、11月の許諾を受けて栽培を始めた。 三島市三ツ谷
-
農業経営士ら36人認定 県
静岡県はこのほど、地域で農林漁業の推進・後継者育成を担っている農業経営士らの認定式を県庁で開き、計36人を認定した。代表者に証書を手渡した川勝平太知事は「『士』とは精進を怠らない方のこと。地域の自然を生かすすべを知っている皆さまの今後の活躍を祈っている」と呼びかけた。 認定者は次の通り。 【農業経営士】芹沢雅司(御殿場市)市川慶明(函南町)塩谷典久(伊豆市)荻真教(富士宮市)安藤徹哉(富士市)石野良英(静岡市清水区)中嶋雄一(牧之原市)増田春男(袋井市)安井孝政(同)杉浦浩文(浜松市中央区)浅田崇之(同市浜名区) 【青年農業士】渡辺武彦(河津町)中山祐菜(伊豆の国市)菅谷正太郎(富士市)西沢
-
警察業務に協力の個人、団体に感謝状 下田署で贈呈式
下田署はこのほど、警察業務に協力した市民らへの署長感謝状贈呈式を同署で開いた。 長年にわたり交通安全や防犯活動に取り組んだ4団体と個人10人を表彰した。受賞者は次の通り。 立野健蔵(下田市)佐倉淳名(同)ローソン下田東中店(同)一瀬英樹(松崎町)鈴木哲雄(西伊豆町)国本正憲(同)日吉美千子(下田市)山下直之(松崎町)川崎祝(下田市)中江順(松崎町)賀茂歯科医師会(西伊豆町)賀茂医師会(下田市)東京電力パワーグリッド伊豆支社下田事務所(同)竹内功(東伊豆町)
-
相次ぐ震災、直後から心の支援「PFA」 静岡県内でも注目 専門職外も実践可能
全国各地で災害が頻発する中、発生直後から被災者に提供できる支援として、「PFA(心理的応急処置)」と呼ばれる手法が注目されている。カウンセリングや医療とは異なり、専門家以外の人でも実践できるのが特徴だ。能登半島地震の被災地では避難生活が長期化していて、専門家は被災者に寄り添った心のケアの重要性を指摘する。 「避難してきた人の表情を見ることが大切」「落ち着いて話を聞ける場所を確保して」 静岡県精神保健福祉センターが静岡市駿河区で開いた行政職員向けのPFA研修会。被災地支援などに取り組むNPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン(東京)の高橋布美子さんが呼びかけた。参加した県や市町の職員17人は
-
稲取高 静岡県1勝“アタック” 女子バレー50年ぶり東部8強 27日から新人大会「歴史に名刻む」
稲取高(東伊豆町)の女子バレーボール部が、50年ぶりに県大会の支部予選でベスト8入りした。27日開幕の県新人大会に東部地区8位で出場し、創部史上初の県1勝を狙う。 同校によると、過去最高成績は1974年の同じ県新人出場。この時は初戦敗退だった。現チームは11人の平均身長が155センチで、「かなり小柄な部類」(長田真太監督)。地区大会も上背では相手が上回る中、最も高い1年細川優愛選手が164センチで、主力は多くが150センチ台中盤。レシーブでつなぐ戦術で、速攻で弱点を突き、相手エースを封じて地区ベスト8に駒を進めた。 2年の和泉結欄々主将は「レシーブに活路を見いだしたい」と見据え、エースの
-
早春を彩る雛のつるし飾りまつり 20日開幕 東伊豆町稲取
日本三大つるし飾りの一つとされ、女児の健やかな成長を願う「第27回雛(ひな)のつるし飾りまつり」(稲取温泉旅館協同組合主催)が20日、東伊豆町の稲取地区で開幕する。3月31日までの期間中、約2万3千個もの飾りが早春の4会場を彩る。 メイン会場の文化公園雛の館には約1万9千個が並ぶ。愛好家や旅館女将(おかみ)ら地元有志が丹精を込めて制作し、手作りのぬくもりがあふれる。花々や縁起物をかたどった作品のほか、特産品として広く知られるキンメダイや干支(えと)をもじった〝タツ〟ノオトシゴの飾りも来場者の心を和ませる。 組合によると、明確には定かでないものの江戸時代後期にはつるし飾り文化が地域に根付い
-
河津桜まつり、温泉会館特設座席から絶景を 地元観光関係者ら静岡新聞社でPR 2月1~29日開催
河津町で2月1~29日に開かれる「河津桜まつり」を前に、地元観光関係者らが19日、静岡市駿河区の静岡新聞社・静岡放送を訪れ、今季の見どころについて情報発信した。 岸重宏町長や町観光協会の山田和子会長らが河津桜の切り枝を持参し、期間中のイベントを紹介した。今年は同町峰の踊り子温泉会館に特設座席「桜テラス」を設置し、河津桜が咲き誇る絶景を見渡すことができる。まつりをPRする「伊豆の踊り子」の大野花純さん(23)=東伊豆町=は「桜テラスから眺める特別な景色を堪能してほしい」と話した。 特製会席弁当と温泉入浴を楽しめるプランも用意。幻想的な雰囲気を醸し出す夜桜ライトアップも行う。伊豆急行線伊東-
-
静岡県内3小学校で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は15日、県内の小学校3校でインフルエンザに感染したとみられる患者が計19人確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 下田市1施設7人、東伊豆町1施設8人、浜松市天竜区1施設4人
-
天城山(伊豆市、東伊豆町) 歩きやすい花の百名山【山ある記】
日本百名山であり、花の百名山でもある天城山。伊豆半島の中央部に位置し、連なる山々の総称で天城山脈と呼ばれている。 伊豆市の天城高原ゴルフコース下の登山者駐車場を起点に、万二郎[ばんじろう]岳から最高峰の万三郎[ばんざぶろう]岳(1406メートル)を経由する周回ルートがお薦めだ。ブナやヒメシャラなどが美しい木々の山として知られているが、アマギシャクナゲのかわいらしいピンクの花の群生も見られる。満開の5~6月ごろに足を運ぶと、都会のしがらみを忘れ、癒やしの心で満たされる。時間を忘れて夢中で写真撮影をしたくなる。 万二郎岳を登り、万三郎岳へと進んで行くと、馬の背と呼ばれる所では、3~5月ごろよ
-
障害者向け就労相談 下田・賀茂で10日から
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は10日から、毎月恒例の障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。参加無料。 就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談も受け付ける。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。日程は次の通り。 10日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽16日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽18日午後1時半~ 南伊豆町役場
-
気持ちいいワニ~ バナナワニ園で大掃除 東伊豆町
東伊豆町の熱川バナナワニ園は26日、ワニの背中の大掃除を実施した。年末の風物詩。飼育員がブラシで背中を丹念にこすった。 ワニ4種12頭を飼育する同園分園の通称「ワニ池」(約500平方メートル)では朝から池の水を抜き、底に沈殿したコケを洗い流した上でワニの掃除に取り組んだ。ミシシッピーワニは体長約3メートル、体重約200キロの体を委ね、水を浴びながら背中をこすられていた。来園者が見守る中、「気持ちいい~」とも言いたげに目を閉じ、〝癒やしのひととき〟を楽しんでいるかのようだった。 飼育員の菅原浩樹さん(30)は「1年の締めくくりにワニたちに喜んでもらえたらうれしい」とせっせと作業を進めた。
-
社説(12月26日)伊豆の水産物不漁 危機感共有して連携を
全国的に魚の水揚げが漸減する中、静岡県東部・伊豆で水揚げされる水産物の不漁が深刻だ。伊豆半島特産の伊勢エビやアワビ、キンメダイの漁獲量の減少が顕著で、回復の兆候は見られない。地元を支える主産業だけに観光や漁業、雇用など地域経済への打撃は必至。要因として海の環境の変化が挙げられ、地元の不安は増している。 県水産・海洋技術研究所伊豆分場(下田市)は、観測史上最長の期間で続く「黒潮大蛇行」による海水温上昇の可能性を指摘する。アワビの餌となっている海藻のカジメの生育悪化や磯焼けを引き起こしているほか、潮流が変化しそれに伴い産卵も影響を受けているとされる。しかし断定はできず、解決策もなかなか見つから
-
複雑な地震解明に期待 平田直東京大名誉教授【提言・減災】
石川県能登地方では、2020年12月から地震活動が活発化し、23年5月5日にはマグニチュード(M)6・5の地震が発生した。12月に入ってM6・5の地震後の活発な活動が収まったが、20年からの地震活動は今でも継続している。地震活動がこのように長期間続くことは珍しい。 地震には、一度大きな地震が発生すると、その周辺に力が加わり、引き続き中小の地震が時空間的に群れを成して発生する性質がある。群れを成す地震活動の典型的な例は本震-余震だ。大きな地震が起きるとほぼ例外なく余震が起きる。また、最初に発生した地震より大きな地震が起き、その後に余震が続くこともある。これは、前震-本震-余震の活動である。1
-
【第3章】半割れ発生(前編)② 高知など津波被害 初の臨時情報にパニック【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る 防災しずおか】
最大でマグニチュード(M)9級の巨大災害が想定される南海トラフ地震で最も懸念されるケースの一つは、M8級の大地震が続けざまに起こる「半割れケース」だ。同ケースが発生すると社会はどのような状況になるのか。自主防災会会長の東海駿河さん(71)や長男で会社員の遠州さん(36)一家をモデルに、住民が直面する課題を考える。 夏の平日昼に四国沖で発生したM8・0の地震と津波警報発表を受け、浸水想定区域に住む東海三保さん(34)と長女かのちゃん(5)は命山に、長男竜洋君(7)は小学校屋上に避難した。 発生から1時間後、命山に避難した市民は皆、スマートフォンの画面にくぎ付けになっていた。高知県、徳島県
-
河津産ユズの香“湯ったり” 冬至恒例 町営温泉、24日まで
二十四節気の一つ、冬至の22日、河津町の町営踊り子温泉会館で恒例のゆず湯がお目見えした。来館者は温泉の湯煙とともに漂うユズの香りを楽しみながら、無病息災を祈った。 男女の露天風呂に河津産のユズ計40キロを浮かべた。ゆず湯は美肌や風邪予防に効果があるとされる。毎年ゆず湯を楽しみに訪れるという東伊豆町の木森隆文さん(61)は「爽やかなユズの香りで、心も体も癒やされた」と笑顔を見せた。 ゆず湯のサービスは24日まで。開館時間は午前10時~午後9時。最終受け付けは午後8時半まで。
-
フワラーアレンジに園児挑戦 松崎・聖和保育園
松崎町峰輪の聖和保育園の園児が21日、東伊豆町や河津町の特産品のカーネーションを使ってフラワーアレンジメントに挑戦した。年長児14人が、赤や黄色の花を思い思いに飾り付けて作品を仕上げた。 子どもたちに花に親しんでもらおうと、賀茂地域の若手農業者らでつくる賀茂青年農業士連絡会がワークショップを開いた。園児ははさみで枝を切って、色のバランスを考えながらペットボトルに生けた。出来上がった作品を見せ合い、笑顔を見せていた。 完成品は保護者に贈ったり、園内に飾り付けたりするという。
-
空き家とアート 活動の進展報告 森町でACしずおか
静岡県内の芸術関連プロジェクトを支援するアーツカウンシル(AC)しずおかは15日、森町など県内4地域で進める空き家とアートを組み合わせる活動の報告会「空き家の新たな価値を見出す・ひらく」を森町文化会館で開いた。 ACしずおかの「クリエイティブ人材空き家等活用モデルプログラム」は森町森地区、浜松市天竜区龍山町、沼津市の三浦地区周辺など、東伊豆町稲取地区の4カ所で10月から進行中。空き家をアーティスト視点で改修し、地域住民との交流拠点にすることを狙っている。事例紹介では施工側が家屋のリノベーションについて知識がないアーティストの要望に応える難しさや、空き家の所有権に関する問題、アーティストと地域
-
静岡県東、中、西部特産のかんきつで新飲料 御殿場高原ワイン
御殿場高原ワイン(御殿場市)はこのほど、県東部と中部、西部それぞれのかんきつ類を使ったハードセルツァー(アルコール入り炭酸水)のセット販売を始めた。喉を刺激する強めの炭酸と、すっきりした味わいが特徴。特産品の一つに育てたい考えだ。 伊豆産のニューサマーオレンジ、静岡市産のスルガエレガント、浜松市産の三ケ日みかんの3缶セット。アルコール度数は4%と一般的なビールよりもやや低い。「湯上がりの一杯」としての定着を目指し、「YUAGARI」と名付けた。 低カロリー、低アルコール度数のハードセルツァーは海外で健康志向の若者に人気という。同社は東伊豆町の醸造所買収をきっかけにニューサマーオレンジを昨
-
関東大震災後を教訓に 福和伸夫名古屋大名誉教授【提言・減災】
12月7日に1944年昭和東南海地震から79年を迎えた。今年は1923年関東大震災から100年でもある。関東大震災は大正デモクラシーの時代、東南海地震は太平洋戦争の最中に起きた。たった21年間で日本社会は大きく変化した。1914年に始まる第1次世界大戦の戦争特需で日本は債務国から債権国に変わった。しかし、17年に東京を襲った台風で高潮被害を受け、翌18年にスペイン風邪がまん延、21年には原敬首相の暗殺事件があり、同年以降、東京周辺でマグニチュード(M)7クラスの地震が毎年起きる中、大震災が発生した。10万5千人の命を失い、国家予算の4倍弱の経済被害を出した。 大震災後も、25年北但馬地震、
-
【第3章】半割れ発生(前編)① 四国沖でM8地震 静岡にも津波 命山へ急ぐ【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る 防災しずおか】
最大でマグニチュード(M)9級の巨大災害が想定される南海トラフ地震で最も懸念されるケースの一つは、M8級の大地震が続けざまに起こる「半割れケース」だ。同ケースが発生すると社会はどのような状況になるのか。自主防災会会長の東海駿河さん(71)や長男で会社員の遠州さん(36)一家をモデルに、住民が直面する課題を考える。 警報発表 曇り空から時折小雨が降る、夏の平日の昼下がり。東海三保さん(34)は近所のスーパーでパート勤務を終え、足早に帰宅した。「天気予報は晴れだったのに。早く洗濯物を取り込まなきゃ。今日の夕飯はカレーだから、子どもたちは喜ぶだろうな」 玄関で靴を脱いでいると突然スマートフォ
-
伊豆市などで震度1 9日午後4時3分ごろ
9日午後4時3分ごろ、伊豆市、伊豆の国市、東伊豆町、沼津市で震度1を観測する地震があった。気象庁によると震源地は房総半島南方沖で、震源の深さは約60キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・7と推定される。
-
障害者対象の就労相談会 13日から、賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は13日から、障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。参加無料。 月例行事で、就労相談にに加えて障害者手帳の取得や医療費助成などの相談にも応じている。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 13日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽19日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽21日午後1時半~ 南伊豆町役場
-
旧稲取幼稚園を複合施設に活用 東伊豆町議会
東伊豆町は7日までに、旧稲取幼稚園を子育て支援や町民の交流促進を念頭に置いた複合型施設として活用する方針を固めた。同日の町議会12月定例会で、関連費用を盛り込んだ2023年度の町一般会計補正予算案が可決された。25年秋の開設を目指す。 同園は統合に伴い、今春限りで閉園した。鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積約1900平方メートル。町総務課によると、遊具の利用や各種教室開催を想定した「アクティビティエリア」や、高齢者向けの「憩いエリア」の設置を想定している。デスクを設けた「ワークエリア」や図書スペースも計画している。 建物1階部分を改修し、2階はこれまで通り演奏会など町民向けに継続利用する。
-
給食コンテスト、稲取高が最優秀 「Izu定食」地場産品ふんだんに
東伊豆町の稲取高3年の遠藤里奈さんと松本のどかさん、平川麻尋さんが静岡県賀茂農林事務所の「高校生による給食コンテスト」で最優秀賞に輝いた。地場産品を積極的に取り入れた彩り豊かな献立。今後、同事務所管内の給食で提供される。7日に同校で表彰式が開かれた。 3人は「いろどり豊かなIzu定食」と題し、クチナシで色を付ける東伊豆の伝統食「黄飯」などを盛り込んだ献立を応募した。「タラのタルタルソースがけ」のフライに町内産の食物繊維が豊富な桑葉茶を使用。塩昆布あえにも町内のかき菜とニンジンを活用し、みそ汁にはアシタバを入れた。デザートのニューサマーオレンジのゼリーは、校内で収穫した特産品の爽やかな香りを
-
静岡県東部別荘での大麻栽培事件、買い手を初摘発 伊豆中央署
静岡県東部地域の複数の別荘で指定暴力団山口組系組幹部らが大量の大麻を営利目的で栽培していたとされる事件で、伊豆中央署と県警薬物銃器国際捜査課などは6日までに、大麻取締法違反(共同譲受、譲受)の疑いで、男5人を逮捕、再逮捕した。この事件での大麻の買い手の摘発は初めて。同署などはほかの買い手の特定作業や摘発も進め、事件の全容解明につなげる。 逮捕されたのは、アパレル店員(45)=東京都中野区江古田=。再逮捕は、飲食業の男(43)=新潟市西浦区巻乙=、飲食店経営の男(30)=岐阜県美濃加茂市太田町=、建設業の男(30)=岐阜市下西郷=、無職の男(42)=岐阜県岐南町薬師寺=の4容疑者で、11月に
-
東伊豆町特産キンメダイ「ピンチ!」 直近6年で漁獲4割減 黒潮大蛇行影響か
東伊豆町特産のキンメダイの漁獲量が、直近6年間でおよそ4割減ったことが6日、町への取材で分かった。同日開会した町議会12月定例会の一般質問で、岩井茂樹町長が「将来に大変な不安を覚えている。町にとって死活問題だ」と述べ、長引く黒潮大蛇行との関連性に言及した。町内では「稲取キンメ」としてブランド化し、伊豆半島を代表する名物の一つとなっている。 町によると、2022年の町内の水揚げ量は40・3トン。17年は70・2トンだったが、19年に39・8トンまで減少。その後持ち直したが、22年に再度減少に転じた。12年には122・1トンを誇っていて、この10年で3分の1程度に減った計算になる。 県水産・
-
静岡県内で地震 熱海は震度3
4日午前11時21分ごろ、熱海市で震度3を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は相模湾で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・4と推定される。 そのほかの各地の震度は次の通り。 震度1=沼津市、三島市、伊東市、伊豆市、伊豆の国市、東伊豆町、函南町
-
ミス雛のつるし飾りコンテスト 大賞に東京の山本さん 東伊豆
東伊豆町観光協会は3日、第7回ミス雛(ひな)のつるし飾りコンテストを実施し、東京都小平市の大学生山本綾香さん(21)を大賞に選んだ。次点に選ばれた2人とともに、つるし飾りをはじめとした町内の情報発信に努める。 コンテストは2年に1度実施され、岩井茂樹東伊豆町長ら審査員が「和の雰囲気」や容姿、教養、熱意などを面談形式で審査した。協会によると、11人の応募があったという。 山本さんは「地元の皆さんが気付かない魅力を発信したい」と意気込んだ。次点の「雛娘」と「桃娘」にはそれぞれ東京都新宿区の会社員村上碧依さん(23)と河津町の看護学生斉藤三桜さん(19)を選んだ。
-
東伊豆町 「皆の粘りが結果に」八代主将(稲取高2年)、区間5位【市町対抗駅伝】
東伊豆町は昨年よりタイムを37秒縮め、順位を一つ上げて11位だった。前回と同じ5区を担った主将の八代勇渡選手(17)=稲取高2年=が、区間5位と健闘した。チームは敢闘賞を受賞した。 「昨年はいい走りができなかった。タイムも順位も上げることを意識した」と八代選手。「離されても皆が粘った。それが結果につながった」と仲間の力走をたたえた。 下山順一監督(55)は「メンバー選考から人が集まらずに苦労した。選手が真剣に練習に取り組んで力をつけた」とねぎらった。
-
ようこそクルミ! 雌のキリン一般公開 伊豆アニマルキングダム
東伊豆町の伊豆アニマルキングダムで30日、雌のキリン「クルミ」の一般公開が始まった。雄のイブオ(13)の〝お嫁さん候補〟。早速餌を元気良くほおばる姿を見せた。 クルミは茨城・日立市かみね動物園で2020年9月に生まれ、今月2日にアニマルキングダムに搬入された。高さ約3・7メートル。 飼育員の緑川大河さん(26)によると、「驚くほど人なつっこい」という。キリンは本来神経質だが、人への警戒心が薄く飼育員を見つけると駆け寄ってくるそう。緑川さんは「幼い現在の姿をぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。 同園ではクルミとイブオのほか、イブオの母ナオコ(21)と雌イロハ(7)を飼育している。雌は
-
「満月の道」望み、幻想的調べ 東伊豆・北川地区「謝月祭」 テラスお披露目も
東伊豆町の北川温泉旅館組合などは27日、同町北川地区のねこさい広場でイベント「謝月祭」を開いた。同日の満月に合わせ、音楽演奏のほか、同町名物の月の絶景を観賞するための「ムーンロードテラス」がお披露目された。 東伊豆では町内から望む月光の海面反射が「月の道」のように見えるとして「ムーンロード」と銘打って売り出している。木製のテラスは高さ約3メートル、長さ約20メートルで段差が5段のぬくもりあふれるデザイン。テラスに座りながら月見を楽しめるようにと、地元要望を受けて町が整備した。 謝月祭では音楽演奏などが繰り広げられ、アンデス伝統の管楽器サンポーニャ・ケーナ奏者の瀬木貴将さん(57)のライブ
-
東伊豆町主将 八代さん 選手団を発表【市町対抗駅伝】
静岡県市町対抗駅伝の東伊豆町チームが27日までに選手団を発表した。 主将は高校生男子の八代勇渡さん(稲取高2)が務める。八代さん以外の選手団は次の通り。 監督 下山順一(稲取高教諭)▽コーチ 島田友也(町役場)▽小学生男子 石黒悠人(熱川5)久我谷琉之介(稲取6)千島陽菜斗(同)▽同女子 久我谷采夢(稲取5)三森湊和(熱川6)高橋璃名(同)▽中学生男子 村木陽太(稲取2)金田泰泉(熱川2)▽同女子 梅原優乃(熱川1)堀内莉乃(同)藤辺妙果(稲取3)▽高校生男子 山本寛人(稲取1)山本拓冬(同2)▽同女子 山本ゆりか(伊豆伊東2)中西仁瑚(稲取2)▽一般男子 石原誠也(稲取高)加藤広貴(富
-
東伊豆で震度1 26日午前9時2分ごろ
26日午前9時2分ごろ、伊豆大島近海を震源とする地震が発生した。県内では東伊豆町で震度1を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模はマグニチュード(M)3・1と推定される。
-
【提言・減災】首都直下ガス 対策急務 長尾年恭/静岡県立大客員教授
今年は関東大震災から100年という節目の年だった。この地震で旧陸軍被服廠[ひふくしょう]跡では3万8千人を超える犠牲が出たが、その主因は火災旋風の発生というのが定説である。ところが、この火災で東京市(当時)内のあちこちで洋釘などの鉄製品が溶解した。鉄の融点は1500度を超えており、木材では最高でも1200度程度までしか到達しない事から、なぜ鉄が溶けているのかは謎であった。 近年、信州大学の榎本祐嗣名誉教授が南関東ガス田由来のメタン火焔[かえん]の噴出が火災旋風発生の大きな原因であったという激甚火災を裏付ける資料や証言を多数発見した。1855年の安政江戸地震は、発生が夜中だったため大地の割れ
-
【第2章】学校の防災④完 保護者引き渡し模索 「安全確保」の判断難しく【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る 防災しずおか】
南海トラフ地震が起きれば、多くの小中学校体育館が避難所になる。空調やトイレなどの設備は十分か。南海トラフ地震臨時情報が発表された場合、学校活動は休止するのか。第2章では自主防災会会長の東海駿河さん(71)やその家族と共に、学校の防災課題を点検していく。 「避難場所まで落ち着いていましたし、待っている間も静かでしたよ」。竜洋君(7)の小学校で南海トラフ地震を想定して行われた引き渡し訓練。迎えに来た遠州さん(36)と三保さん(34)は訓練中の様子を聞き、「頑張ったじゃん」と竜洋君をほめた。竜洋君の学校は校庭の南半分までが津波浸水区域に入っている。昨年度までは校舎の3階以上を津波の避難場所とし
-
6日から定例会 東伊豆町議会
東伊豆町議会は24日、議会運営委員会を開き、12月定例会の会期を決めた。決定した主な日程と事項は次の通り。 会期 6日、7日◇一般質問 同 7人◇当局提出議案 町一般会計補正予算案など14件。
-
「夏に咲くマーガレット」誕生 ハーブと交配「成功は世界初」 伊豆農業研究センター
東伊豆町の静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センターは22日、マーガレットとハーブの一種ローマカミツレの交配により新品種「ニューサマーステラ」を開発したと発表した。同センターは両品種による交配成功は世界初としていて、「夏に咲くマーガレット」としてPRしたい意向。 センターによると、伊豆半島は元々マーガレットの特産地。鉢物として全国でも上位の出荷量を誇る。冬の温暖な気候を生かしているが、元来夏の暑さに弱いという。主に10月から翌年5月にかけ咲くが、夏季に開花する品種はこれまで国内になかった。 ローマカミツレは暑さに耐性があるため、5年ほどかけて開発を進めていた。通常は種子が得られない異種間の
-
交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営
-
浜松で「しずおか・短歌大会」 大橋さん(愛知)日本歌人クラブ賞、梅沢さん(藤枝)静岡県知事賞
第28回日本歌人クラブ東海ブロック大会と第42回静岡県短歌大会を兼ねた「2023しずおか・短歌大会」(静岡新聞社・静岡放送後援)が、浜松市中区のプレスタワーで開かれた。日本歌人クラブ賞は大橋アサ子さん(愛知・安城市)、静岡県知事賞には梅沢佳子さん(藤枝市)が選ばれた。 作品は本県のほか愛知、岐阜、三重の4県から、「自由詠」と「題詠(きらめく)」の2部門に計359首が集まり、選者が作品を評価した。 主な受賞者は次の通り。 県歌人協会賞 橋本真理子(掛川市)杉山みはる(河津町)▽静岡新聞社賞 松浦直巳(島田市)▽静岡放送賞 和田裕子(名古屋市)▽秀作賞 大塚ひさみ(静岡市)冨岡悦子(東伊豆
-
静岡人インタビュー「この人」 熱川温泉の活性化に努める 斉藤欣邦さん(東伊豆町)
今春に町職員から温泉管理会社「八大偕楽園」の4代目社長に就任。熱川温泉旅館組合と連携しながら、イベントや商品開発で魅力発信に努める。静岡市清水区出身。24歳。 -普段の仕事内容は。 「熱川温泉には自噴する大量の温泉を受け止め、源泉を掃除するための『温泉櫓(やぐら)』がいくつか立ち並んでいる。噴き出る湯煙が名物となっていて、この一つの管理が主な仕事」 ―その源泉の掃除の様子を公開するイベントを9月に開催した。狙いは。 「源泉温度がおよそ100度と全国トップクラスに高く、機械が耐えられないため多くの作業を人力で行う必要がある。期間を通じて約50人に参加してもらい、『温泉を身近に感じた』と
-
東伊豆・熱川温泉♨の結晶が人気 保湿成分豊富、入浴時のお供に
東伊豆町の熱川温泉に点在する「温泉櫓(やぐら)」の一つの管理を手がける「八大偕楽園」(同町)が今秋から販売開始した温泉の結晶「天然湯の花」が人気を集めている。同温泉には保湿成分の「メタケイ酸」が豊富に含まれているとされ、採取した結晶を粉砕し香料は使用していない。入浴時に使用し、「体の芯から温まる」などと好評を得ているという。 結晶は源泉の管の内部や周辺にこびりつく。熱川温泉旅館組合によると、同温泉の源泉は全国トップクラスの高温で、溶け込む成分が豊富。温泉が地上に噴出した際に成分が凝固し、白色の結晶が発生する。 この結晶に着目したのが八大偕楽園社長の斉藤欣邦さん(24)。メタケイ酸は肌の新
-
森との関係見直す 現代美術家・楡木令子さん フィンランド人招き展覧会
藤枝市の地域おこし協力隊としても活躍する現代美術家楡木[にれき]令子さん(東伊豆町出身)が同市の中山間地を拠点に、2人のフィンランド人写真家を招いた交流プロジェクト「The Forest―鎮守の杜[もり]」を実施している。26日まで、かつての保育園を活用した展覧会を中心に、森林と人の関わりをテーマに据えたさまざまなプログラムを予定する。 写真家2人はリトヴァ・コヴァライネンさん、サンニ・セッポさん。ともにヘルシンキデザイン美術大修士課程を修了した。1990年代初頭に森林や自然を主題にしたプロジェクト「Tree People」を始め、現在も継続する。 「フィンランド人にとって森林は大切な場
-
障害者就労支援 11月8日から相談会 賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は8日から、障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。参加無料。 毎月の恒例行事で、就労相談とともに障害者手帳の取得や医療費助成などの相談も受け付けている。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 8日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽16日午後1時半~ 南伊豆町役場▽21日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
-
狩猟解禁日に合わせ 賀茂地域でパトロール クマへの注意喚起も
静岡県内で1日、イノシシとニホンジカのわな猟と銃猟が解禁され、賀茂地域6市町で一斉パトロールが行われた。下田署や県、各市町の職員らが狩猟における違反行為の確認や誤射などによる事故防止を呼びかけたほか、県内で目撃が相次いでいるクマへの注意を促すチラシも配布した。 松崎町では県、町、地元猟友会の4人が車で山地付近を巡回した。狩猟の許可証の携帯や銃の正しい使い方を確認し、「撃つ先に人がいないかの確認を最優先に」などとを呼びかけた。適切なわなのサイズや設置場所も説明した。 賀茂地域では今年10月に河津町の山中でクマが捕獲され、西伊豆町の山林で目撃された。県は「パトロールはわなや銃の適正利用の確認
-
温泉の活用策 意見出し合う 東伊豆でフォーラム
東伊豆町の温泉の活用策を探るフォーラム(県主催)がこのほど、同町の熱川地区で開かれた。旅館やサービス、小売業など県内外の17団体が参加し、独自の活用策などについて意見を出し合った。宿泊業者をはじめとした温泉の関連企業と異業種のマッチングを図る狙い。 熱川温泉旅館組合の石島正和さん(37)は地元の熱川温泉が抱える課題として、入湯者や宿泊施設の減少により温泉文化の継承が曲がり角に差しかかっていると強調。さまざまな施策を打ち出してもそれぞれの関連性が低く、温泉地として十分な集客を図れていないと明かした。 参加者は活性化案として、入浴と運動を組み合わせた企画の創出を提示。企業合宿の誘致により、長期滞
-
福祉功労者を表彰 静岡で県大会
静岡県や県教育委員会、県社会福祉協議会などでつくる「ふじのくに健康福祉キャンペーン推進協議会」はこのほど、静岡市駿河区のグランシップで本年度の県健康福祉大会を開いた。 社会福祉に貢献した個人・団体の表彰後、表彰を受けた民生・児童委員の原川光世さん(77)=焼津市=や、里親として約150人の里子を育ててきた水野国彦さん(67)、厚子さん(66)夫妻=磐田市=が事例報告を行った。厚子さんは母親が自殺した女子高生を預かった事例などを紹介し、「わが子も人の子も区別なく育てるべき。子どもたちの成長を感じることができる生活をこれからも楽しく送りたい」と話した。 知事表彰を受けた個人、団体は次の通り。 【
-
介護給付費 初の3000億円超 21年度 静岡県内 制度開始から3.7倍に
静岡県が25日までにまとめた2021年度の介護保険事業年報によると、介護サービスの利用者負担を除いた介護給付費は前年度比1・5%増の3030億6300万円だった。高齢化の進展に伴って利用が拡大し、初めて3千億円を上回った。 給付費は01年度に1千億円、09年度に2千億円を突破。介護保険制度が始まった00年度と比べると3・7倍に膨らんだ。25年には団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者となり、さらなる増加が見込まれる。 介護費用は前年度から1・5%増えて3368億4千万円となり、こちらも過去最多を更新した。 65歳以上の1人当たり給付費は26万1963円で前年度から1・8%増えた。全国平
-
今夏の観光施設客5.1%増 静岡県内、猛暑と台風で伸び悩む
静岡県は24日までに、静岡県内主要観光施設の夏季期間(7、8月)の入り込み状況を2022年同期比5・1%増の433万7847人だったと発表した。増加要因に新型コロナウイルス感染症の5類移行を挙げた一方で、連日の猛暑や台風の影響で外出を控える傾向があり伸び悩んだと分析した。 42施設を対象に調査した。コロナ禍前の19年同期比は85・6%にとどまった。22年比の入り込み客で最も増加率が高かったのは掛川城(来場者数2・1万人)で178・4%増。続いて、44・5%増の富士山世界遺産センター(同2・9万人)、39・9%増の森町体験の里アクティ森(同2・1万人)、35・6%増の日本平夢テラス(同7・
-
秋風にそよぐススキ 東伊豆細野高原で見頃
東伊豆町稲取の細野高原でススキが見頃を迎えた。同所はススキの名所として知られ、大勢の観光客が思い思いに散策を楽しんでいる。 細野高原は広さ約125万平方メートル。広大な草原できらめく穂が秋風に揺られている。高原内の三筋山(標高821メートル)の山頂付近をはじめ、高原内の各ポイントからは黄金色の草原と相模湾や伊豆七島が一望できる絶景が広がる。町観光協会事務局次長の前田陽司さん(49)は「絶景のコントラストに加え、開放感も満載」と魅力を語る。 高原では10月27日まで「秋のすすき観賞会」と題した行事を開催中。スタンプラリーやガイドによる案内、遊具の貸し出しなどを実施している。協会によると、昨
-
静岡県内の隠れた魅力紹介 フリーアナ小沼さん、静岡で講演
静岡県防水工事業協会はこのほど、フリーアナウンサーの小沼みのりさん=静岡市清水区出身=を講師に招き、県民が知らない静岡の魅力や歴史をテーマにした講演会を同市葵区で開催した。 県内の全市町、約5千以上の場所や人を取材してきたという小沼さん。取材の中で知った東伊豆町の温泉や富士市の公園の特色を、参加した防水工事業に関わる県内企業などの社員約50人に伝えた。 県内の市町名などの由来や、西伊豆町の「潮カツオ」や浜松市を中心とした遠州地方の「おひらぱん」などあまり知られていないという県内の食文化も紹介。小沼さんは「県内には隠れた素晴らしいスポットがたくさんある。魅力や自慢を県民みんなが胸を張って言
-
ジオガイドが紹介 伊豆の地質 歩いて学ぶ【しずおかアウトドアファン】
価値ある地質遺産を保護しながら観光や教育に生かして地域振興を目指す「ジオパーク」。伊豆半島は、2018年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)から「世界ジオパーク」の認定を受けた。各地にある見どころのジオサイトは、約2千万年にわたる伊豆半島の形成や火山活動の痕跡を今に伝え、景勝地も多い。伊豆半島ジオガイド協会の協力で、下田、河津、東伊豆の1市2町のウオーキングが楽しめるジオサイトを訪ねた。 (文/生活報道部・草茅出、写真/東部総局・田中秀樹) 海底の謎語る しま模様 下田・恵比須島 海底火山の活動の痕跡を示す恵比須島の地層に触れる青木真由里さん=下田市 「海底火山で起きたこと
-
バナナ・パパイアのクラフトビール 熱川バナナワニ園(東伊豆町) こだわりビール名物に【静岡ものづくり最前線】
温泉熱を活用し、その名の通り、ワニの飼育や熱帯植物の栽培を行っている熱川バナナワニ園。2021年からは伊豆の国市の醸造所「反射炉ビヤ」と共同で、園内の果物を使ったクラフトビールを開発、販売し好評を集めている。 クラフトビールは2種類。「伊豆バナナワニWeizen(ヴァイツェン)」は、濃厚な甘みが特徴の台湾バナナ「仙人薫」を使用。昨季まではホップが多めで苦みが強い「IPA」のスタイルで醸造していたが、果実味の強い白ビールに変更した。風味を前面に押し出す狙いで、完熟バナナの滑らかな味わいを楽しめる。バナナは最適な状態で収穫するため、1本ずつ手摘みしている。 もう1種は「伊豆パパイヤIPA」。
-
静岡県内2023年度上半期倒産113件 コロナ関連が増加傾向 民間調べ
信用調査会社の東京商工リサーチ静岡支店が11日発表した2023年度上半期(4~9月)の静岡県内企業倒産件数(負債額1千万円以上)は、前年同期比31件増の113件と上半期として3年ぶりに100件を超えた。住宅需要が減退する建設業で倒産の増加が目立つほか、新型コロナウイルス関連の倒産も増加傾向となり、同支店は「中小零細企業を中心とした倒産は引き続き増加を示す可能性が高い」としている。 負債総額は前年同期比2・21倍の293億3700万円。負債額10億円以上の大型倒産は旅館経営の熱川大和館(東伊豆町、負債総額14億円)、不動産賃貸の東名小山カントリー倶楽部(御殿場市、同175億3千万円)の2件だ
-
静岡県内市町2団体 道路整備を要望 国交省に
静岡県内市町でつくる県国道協会と県市町村道整備促進期成同盟会は10日、地域経済の活性化や住民の安全確保に向けた道路整備を国土交通省に要望した。両会の会長を務める藤枝市の北村正平市長、浜松市の中野祐介市長、東伊豆町の岩井茂樹町長が同省で堂故茂副大臣と面会して県内の道路事情を説明し、必要となる予算の着実な確保を訴えた。 物流ネットワークの要衝でもある東西軸は、事業中の国道1号藤枝・島田金谷バイパスの4車線化や浜松バイパスの立体化を速やかに実現させる必要性を強調。一方、南北軸は「脆弱(ぜいじゃく)な状況」と指摘し、部分供用されている伊豆縦貫道と三遠南信道の早期全線開通を求めた。 幹線道路・生活
-
【第2章】学校の防災① 体育館の冷房進まず 避難所 熱中症対策急いで【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る 防災しずおか】
南海トラフ地震が起きれば、多くの小中学校体育館が避難所になる。空調やトイレなどの設備は十分か。南海トラフ地震臨時情報が発表された場合、学校活動は休止するのか。第2章では自主防災会会長の東海駿河さん(71)やその家族と共に、学校の防災課題を点検していく。 10月のある週末の晩。東海駿河さんと妻の伊豆美さん(66)は、同居している小学校教諭の長女富士子さん(33)と3人で食卓を囲んでいた。 「最近やっと少し涼しくなったけど、今年の暑さは異常だわ。県内も5月から真夏日(最高気温30度以上)が始まって5カ月近く。体育館も熱気がこもって、のぼせるほど暑いし」。富士子さんは長い夏の疲労がたまった表
-
賀茂5町で障害者就労相談会 10月11日から
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は11日から、障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。毎月の恒例行事で参加無料。 就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談も受け付ける。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 11日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽17日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽19日午後1時半~ 南伊豆町役場
-
陸上全国大会6位を報告 東伊豆・稲取小6年の久我谷君 町長に
東伊豆町の稲取小6年の久我谷琉之介君(東伊豆TFC)が9月に開かれた陸上の全国大会で6位に入賞した。このほど町役場に岩井茂樹町長を訪ね、大会を振り返った。 久我谷君が出場したのは日産スタジアム(横浜市)で開かれた第39回全国小学生陸上競技交流大会。走り幅跳びと投てき種目の「ジャベリックボール投げ」の合計点を競う「男子コンバインドB」に静岡県選考会を1位で通過して挑んだ。 走り幅跳びは4メートル72で自己ベストに届かず、全体11位。ジャベリックボール投げで自己記録を6メートル以上更新する53メートル19をたたき出し、上位に食い込んだ。 小学1年から陸上競技に取り組んでいて、全国初出場なが
-
デジタル技術で産業創出 モデルケース目指す 伊豆半島東海岸の4自治体
伊東と東伊豆、河津、下田の4市町による「伊豆東海岸広域地域循環共生圏協議会」が2日発足した。ドローンを軸としたデジタル技術の活用により産業と生活環境、防災の3分野で連携を深める。内外に先進技術の実証地としてアピールするとともに、産業システム構築のモデルケースとしたい考え。東伊豆町役場で設立総会が開かれた。 産業分野では民間にドローンの実証実験の場を提供し、企業誘致につなげていく方針。物資や医薬品搬送などによる人手不足解消や、遠隔による体制確保も念頭に置く。公共交通機関や道路の点検、自然環境の保全も想定する。情報収集体制の広域化で地域の防災力強化を目指す。 協議会事務局の東伊豆町によると、
-
東伊豆町で震度1
2日午後9時31分ごろ、伊豆大島近海を震源とする地震があり、東伊豆町で震度1を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)2・9と推定される。午後9時57分ごろにも東伊豆町で震度1の地震があった。
-
天下の奇祭「どんつく祭」5年ぶり 練り歩き、威勢よく 東伊豆
天下の奇祭として知られる「第54回どんつく祭」(稲取温泉旅館協同組合主催)が30日夜、東伊豆町の稲取温泉場で開かれた。5年ぶりの開催で、観光関係者らが男性を象徴する巨大なご神体をみこしに乗せて練り歩いた。 夫婦円満や子孫繁栄などを願うどんつく神社の例祭で、温泉街の一角約150メートルを歩行者天国とした。長さ2・2メートルのご神体が乗せられたみこしを地元の男性らが担ぎ、会場には「そりゃそりゃ」とかけ声が響いた。 組合によると祭りは温泉街の活性化を念頭に始まった。ただ、近年は観光関係者の高齢化に加えて期間中の宿泊者が減少。宿泊施設の減少も相まって費用負担が増大し、精緻なご神体への指摘も寄せら
-
決算8議案を認定 東伊豆町議会閉会
東伊豆町議会9月定例会は27日、最終本会議を開いた。2022年度の決算認定関連の8議案を認定、閉会した。 同年度町一般会計の決算は歳入が65億6600万円(前年度比1・2%減)、歳出が61億1100万円(同0・6%減)。翌年度への繰り越し財源を差し引いた実質収支は4億2千万円だった。
-
江戸築城 石曳き再現 東伊豆で道灌まつり
故事にちなんで巨大な石を引っ張るイベント「第11回石曳(び)き道灌まつり花火大会」(東伊豆町観光協会主催)が24日夜、同町の熱川海岸通りで開かれた。観光客ら約250人が重さ12トンの伊豆石を運搬した。 「石曳き」は、江戸城築城の際に伊豆で切り出した巨大な石を運んだとされる歴史の再現。町観光協会によると、伊豆半島の石は加工性や耐火性に優れ、築城時に石垣の多くの部分に使用するため船で運搬されたという。参加者は侍大将役の「引け!」とのかけ声に合わせ、石をロープで一斉にけん引した。全身の力を振り絞って、約50メートル先に設けられたゴールまで協力して運んだ。 イベントの名称は室町時代の武将太田道灌にち
-
急激な少子化 統合議論長引く東伊豆 小中高の校舎一体化案浮上
急激な少子化の影響で小中学校の統合議論が長引く東伊豆町で、校舎を一体化させた上で小中学校と県立稲取高(同町)が連携して一貫性のある教育を目指す案が浮上している。運営主体が県と町で異なるものの、実現すれば独自の教育プログラム展開や校舎の更新費用削減につながる可能性がある。学識者も「過疎地のモデルケースになり得る」とみていて、町は今後県教委に対し実現を強く訴えかける方針。 町には稲取地区と熱川地区に小中1校ずつの計4校があり、もともと町は小中一貫校2校の整備を見込んだ。しかし、近年の出生数急減を受け、2022年末には第三者委が一貫校1校への4校統合案を町教委に答申し、再編計画は途上にある。町
-
「お達者度」自立健康生活期間、静岡県全体伸び 男性/菊川初のトップ 女性/御殿場6年連続
静岡県は15日までに、65歳から自立して健康に生活できる期間を示した2020年の「お達者度」をまとめた。男性は18・59年、女性は21・57年で、いずれも前年から延伸した。市町別にみると、男性は菊川市が19・45年で初めて1位になり、女性は御殿場市が22・57年で6年連続トップだった。 要介護度2未満の状態を「お達者」と定義し、人口や死亡数、介護認定状況のデータに基づいて県が毎年独自に算出している。県全体は前年に比べ男性が0・29年、女性が0・19年それぞれ伸び、いずれもデータの公表を始めた09年以降で最長となった。 2位以下は男性が裾野市、袋井市、湖西市、三島市の順。女性は湖西市、森町
-
源泉の“華”掃除見に来て 東伊豆・熱川温泉で初公開 「湯守り」文化を発信
東伊豆町の熱川温泉旅館組合は16日から、温泉源泉の掃除の様子を一般向けに初公開する。今夏の同温泉のジオサイト登録を記念した取り組みで、温泉管理をしてきた「湯守り」をはじめとした温泉文化を観光客らに周知する狙い。30日までの土日に見学イベントを開催する。 「熱川には多くの露天風呂が点在しています。源泉の温度が高温で冷ます必要があるのですが、昔は水源が少なく外気で代用していたんですよ」。12日の同町奈良本。自噴する大量の温泉を受け止め、源泉を掃除するための「温泉櫓(やぐら)」を前に「ふたりの湯宿 湯花満開」専務の石島正和さん(37)がイベント当日の流れを確認していた。近隣温泉地の源泉温度は50
-
ダイビング中に溺れ死亡 千葉県の女性 東伊豆町稲取の海岸
14日午後4時ごろ、東伊豆町稲取の海岸で千葉県船橋市の大学職員の女性(55)がダイビング中に溺れ、意識不明となった。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。下田署や下田海上保安部によると、女性は夫と午前中からダイビングをしていて、ダイビングショップの従業員が女性が海上に浮いているのを発見した。死因は溺水とみられる。
-
汚水処理普及84.9% 静岡県内22年度 全国平均下回る
静岡県がこのほど発表した2022年度末の県内の汚水処理状況によると、汚水処理施設の整備状況を示す「汚水処理人口普及率」は84・9%だった。21年度末から0・6ポイント上昇したが、全国平均の92・9%を下回った。全国順位は36位で変わらなかった。 内訳は下水道が65・5%、合併処理浄化槽18・3%、農業集落排水施設等0・8%、コミュニティー・プラント0・3%だった。 汚水処理人口普及率が最も高かったのは三島市で93・9%。2位以下は静岡市93・8%、磐田市92・3%、富士市91・7%、浜松市90・9%が続いた。伊豆地区は全体的に低い傾向にあり、東伊豆町32・5%、西伊豆町37・4%、河津町
-
就労相談会9月13日から 賀茂障害者支援センター
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は13日から、障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。参加無料。 毎月開催していて就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談にも応じている。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 13日午前10時~ 西伊豆町役場保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽19日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽21日午後1時半~ 南伊豆町役場
-
補正予算案など可決 東伊豆町議会
東伊豆町議会9月定例会は8日、本会議を開き、2023年度の町一般会計補正予算案など7議案を原案通り可決、同意した。 補正予算は3億1400円の追加。プレミアム商品券発行事業の町商工会への委託料800万円や、ふるさと納税制度を利用した寄付者に対する謝礼の関連費4400万円を計上した。住民同士が車の乗り合いにより交通環境充実を図る実証実験の事業費300万円も盛り込んだ。24年2月の実験開始に備え当初予算にも関連費を計上していたが、内容が固まりつつあるため補正した。 町は22年度の健全化判断比率を報告し、実質公債費比率は6・7%(前年度比0・9ポイント増)、将来負担比率は21・4%(同13・4ポイ
-
稲取漁港 振興体制構築へ 東伊豆町議会一般質問 町長が意向
東伊豆町の岩井茂樹町長は8日、稲取漁港周辺の整備について、事実上活動停止している「同漁港周辺整備推進協議会」を見直し、新たな振興体制を構築したいとの意向を示した。町議会9月定例会で鈴木伸和氏の一般質問への答弁。 町によると、町は2011年度に漁港の修景整備基本計画を策定。漁港は県の管理で、県の整備事業とともに町は公園などをこれまでに周辺へ整備した。ただ県第4次地震被害想定の策定の動きを受け、14年度以降に予定していた別の公園整備などの事業は先送りになっていて、町の計画からも外れた。岩井町長は「周辺整備については区切りがついている」との認識を示した。 推進協は町や漁協、商工観光団体などで組織。
-
企業版ふるさと納税 裾野市に静岡県内8割15億円 自治体間で大きな格差
企業版ふるさと納税制度を活用した2022年度の静岡県内自治体への寄付額は前年度比0・6%増の19億8300万円、寄付件数は76%増の245件で、いずれも制度が始まった16年度以降で最多だったことが7日までの内閣府のまとめで分かった。企業側の関心が高まり、自治体にとって新たな自主財源の確保につながる一方、自治体間で寄付額の差が広がりつつある。 同制度は、民間企業が国に認定を受けた地方創生の計画を持つ自治体を選んで寄付ができる。県と県内市町を合わせた22年度の寄付額は北海道、群馬県に次いで全国3位だった。寄付を受け入れた県内の自治体は21年度の28から30に増えた。 自治体別にみると、裾野
-
東伊豆町「総合計画」 「まちづくり指針」に 町民との協働 鮮明に
東伊豆町の岩井茂樹町長は7日、これまでの町の総合計画に代わり、「町まちづくり総合指針」の策定に転換すると明らかにした。町民との協働姿勢を鮮明にする狙い。同日開会した町議会9月定例会の行政報告で明らかにした。各自治体が定める総合計画を名称変更して策定するのは、全国的にも珍しいという。 町によると、現時点で最新の町の第5次総合計画は2012~21年度が対象だった。次期総合計画の策定を検討していた最中に新型コロナウイルス感染症が拡大し、作業を保留していた。総合計画策定は義務化されていないため、22~23年度の空白期間は法律上問題ないという。 23年度中に策定し、対象は24~30年度とする見通し。公
-
3~7月入湯客 前年比8%増 東伊豆
東伊豆町は7日、3~7月の入湯客数が前年同期比約8%増の約18万7100人だったと町議会9月定例会の行政報告で示した。新型コロナウイルス禍以前の水準にはまだ回復していない。町によると、2019年同期は約29万9800人。町は猛暑が続き、お盆の台風襲来の影響もあったと分析。岩井茂樹町長は「外国人観光客の規制は緩和されているが、町内はあまり(来訪が)増えていない。国内外から訪れてもらえるよう対策を講じる」と述べた。
-
海難救助に貢献 2人に感謝状 下田海保
下田海上保安部はこのほど、人命救助に貢献したとして、救助者2人に感謝状を贈呈した。下田市の同保安部で贈呈式が開かれた。 表彰を受けたのは伊豆地区水難救済会稲取救難所の安藤雅基さん(39)と、伊豆漁協稲取支所の西塚宣洋さん(43)。対象となった事故は6月25日に東伊豆町の稲取沖で発生。海保によると、プレジャーボートが沖合約800メートルで浸水、沈没した。3人が乗船していたが、沈没寸前に脱出し、安藤さんが船長の漁船「安貞丸」に救助された。漁港付近で異変を察知した西塚さんが漁船の動向を知っていて、安藤さんに連絡。漁船は業務を中断して漂流者を探したという。 表彰状を手渡した西山博下田海上保安部長は「
-
河津の入湯税引き上げ「関係者理解必要」 町長答弁
河津町の岸重宏町長は6日、入湯税の引き上げについて「関係者の理解が必要だ」と述べた。町議会9月定例会で大川良樹氏の一般質問に答えた。近隣の東伊豆町は入湯税の引き上げなどを議論する検討会を8月に立ち上げている。 町によると、町の入湯税は宿泊料金に応じて1人100~150円。2022年度の徴収額は2200万円だった。19年度は2千万円。20、21年度の1500万~1600万円から回復傾向にある。 岸町長は「税収が増えれば観光財源の確保につながる」とする一方、引き上げが実質的な宿泊料の値上げにつながるとの懸念を示した。その上で東伊豆の議論の行方を見守るとし、「ある程度制度として(関係者に)理解
-
伊豆地域に水難多発警報発令 静岡県事故防止対策協議会
静岡県水難事故防止対策協議会は31日、伊豆地域に水難事故多発警報を発令した。9月6日まで。同地域では8月に入って水難事故が相次いだ。特に25~29日の5日間で3件発生し、子供を含む2人が死亡した。 県などによると、27日、東伊豆町の海岸で、家族で遊泳に来ていた7歳の男児が溺れて死亡した。29日には、熱海市の海岸で海水浴をしていた50代の男性が溺れた。25日には南伊豆町のヒリゾ浜でシュノーケリング中の30代の男性が心肺停止の状態で発見されたが、ライフセーバーの心肺蘇生で一命を取り留めた。 県は水難事故を防ぐため、子供から目を離さない▽飲酒後や睡眠不足時に水に入らない-などの注意事項を徹底す
-
東伊豆「どんつく祭」5年ぶり復活へ 天下の奇祭、誘客の起爆剤に
天下の奇祭として知られた東伊豆町稲取の「どんつく祭」が今秋、5年ぶりに復活する。経費増大や担い手不足で2018年の開催を最後に幕を閉じたが、コロナ5類移行後の誘客の起爆剤として再開する。主催する稲取温泉旅館協同組合の関係者が28日、町の定例会見の場で明らかにした。 同組合などによると、夫婦円満や子孫繁栄を願うどんつく神社の例祭で、以前は毎年6月に開催していた。男性を象徴する巨大なご神体をみこしに乗せて練り歩く。ただ、観光関係者の高齢化とともに、期間中の宿泊数の減少や宿泊施設の減少により費用負担が増大。精緻なご神体が時代にそぐわないとの指摘も寄せられていた。最後の開催となった18年は通常2日
-
海で遊泳中の小2男児死亡 東伊豆・北川漁港付近
27日午後4時10分ごろ、東伊豆町の北川漁港付近の海岸で「男の子が海で溺れ、意識や呼吸がない」と119番があった。同町稲取の小学2年の男児(7)がドクターヘリで伊豆の国市の病院へ救急搬送され、病院で死亡が確認された。 下田海上保安部や下田署によると、男児は家族5人で遊泳に来ていた。父親が目を離した際に姿が見えなくなり、付近の海中に沈んでいる男児を発見した。心臓マッサージを施しているのを目にした釣り人が通報したという。溺死とみられる。
-
7日から9月議会 東伊豆
東伊豆町議会は25日、議会運営委員会を開き、9月定例会の日程を7日から27日までの21日間と決めた。 2023年度の町一般会計補正予算案など15議案を審議する。一般質問は7、8の2日間に8人が登壇する。
-
東伊豆町入湯税 引き上げ検討へ 初回会合 否定的意見出ず
東伊豆町は22日、「観光財源に関する検討会」の初回会合を町役場で開いた。観光が基幹産業の同町において貴重な財源である入湯税の引き上げなどを議論する。町は出席者の議論を非公開にしたが、複数の出席者によると、引き上げに否定的な意見は出ず、肯定的な声が多かったという。 町は2023年度中に引き上げの有無を含めた検討会の方向性を固めたい意向。現在の入湯税は1人1日150円で町内一律で、150円は国の標準額の一方、全国12の自治体が入湯税を引き上げている。22年度の同町の徴収額は9100万円で、町税の4・9%だった。 町によると、近隣では宿泊と日帰りに分けて徴収額を設定している自治体や、宿泊料金に応じ
-
廃棄紙をトイレ紙に ごみ削減へ リサイクル推進 東伊豆町
東伊豆町は今夏から、役場内でのごみの分別とリサイクルの推進に乗り出した。これまで焼却処分されていた紙を再利用する。観光が主幹産業の同町は県内でもごみの排出量が多いといい、率先して町がリサイクルを推進することで取り組みを全町的に広げる狙い。 庁内には課ごとに雑紙と機密文書の回収箱を設けた。役場で2022年度に発生したコピー用紙はおよそ180万枚。新聞などはリサイクルしていたが、コピー用紙は全て燃やしていたという。 町は富士市のリサイクル業者と連係。紙をトイレットペーパーにリサイクルし、役場で活用する。開始1カ月で約500キロの紙を回収した。既に役場のほか、図書館や保健福祉センターなどでもリサイ
-
“白ワニ”名付け親になって 東伊豆熱川バナナワニ園 7月デビューの2匹
東伊豆町の熱川バナナワニ園は、7月から公開している“白いワニ”2匹の名前を募集している。2匹は早くも人気者になっていて、同園は来園者に一層親しんでもらいたい考え。 2匹はいずれも雌で全長約170センチ、体重約15キロ。推定17歳で、タイの養殖場で生まれた。輸入した国内の愛好家から同園が寄贈を受けた。これまで累計1000匹ほどのワニを飼育してきた同園でも、白ワニの飼育は2016年以来。イリエワニの突然変異種という。 来園者を対象に募集していて、園内の応募箱に投函(とうかん)する。職員が最終選考し、採用者には熱川温泉の宿泊補助券(3万円分)などを贈る。神山浩子副園長(
-
障害者対象 就労相談会 賀茂地区、9日から
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は9日から、毎月恒例の障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。参加無料。 就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付けている。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 9日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽15日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽17日午後1時半~ 南伊豆町役場
-
長野・岡谷の児童 テングサ仕分け 姉妹都市の東伊豆満喫 ところてん試食や熱川、稲取小と交流
東伊豆町と姉妹都市提携を結ぶ長野県岡谷市の児童21人が3日、同町を訪れ、ところてんの材料であるテングサが保管されている伊豆漁業協同組合稲取支所の施設を見学した。両市町の児童交流事業の一環で、開催は4年ぶり。 子どもたちは、天日干しされたテングサが並ぶ倉庫を訪問した。従業員の説明や指導を受け、テングサを部位別に仕分ける作業に取り組んだ。黒蜜をかけたところてんの試食も行い、「甘い」「冷たくておいしい」などと地元の名産品に舌鼓を打っていた。 見学後には、伊豆アニマルキングダムで熱川、稲取両小の児童との交流を楽しんだ。 (松崎支局・太田達也)
-
連携型一貫教育 組合立高を提案 賀茂地域協議会 静岡の県立高再編巡り協議
静岡県教委は2日、県立高再編案を盛り込んだ第3次長期計画の再検討に向けて賀茂地区に設置した地域協議会の第4回会合を下田市の県下田総合庁舎で開いた。グランドデザイン(全体構想)策定の方向性を示し、各市町と意見交換した。 県教委は分校を含む1市5町の4校で複数校舎を活用し、1校として機能させる「サテライト制」の導入案を示している。全体構想案では、集団規模の確保や、学校間や地域、企業との連携体制構築、地域愛を育む教育の推進-などを掲げた。全体構想について、各自治体からさまざまな意見が出た。 西伊豆、松崎両町は、松崎高を両町で運営する組合立高とする可能性を探りたいと要望した。星野浄晋西伊豆町長は
-
地域と芸術家 高め合い交流 静岡県内、アート・ワーケーション定着
静岡県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」が手がける地域住民とアーティストの交流促進事業「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」が3年目を迎え、取り組みが定着しつつある。2023年度は県内のNPOや自治体、企業など17団体がアーティストの受け入れに手を挙げ、表現の幅を広げたいと各地から100人以上のアーティストが応募した。ACしずおかは「全国的に認知されてきている」と手応えを口にする。 MAWは、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた「ワーケーション」を行うアーティストに、地域の団体を紹介する。受け入れ先でアーティストによる地域の魅力発信、関係人口の増加、
-
バナナ・パパイアビール今夏も人気 東伊豆・バナナワニ園
熱川バナナワニ園(東伊豆町)オリジナルのクラフトビールが今夏も人気を集めている。同園らしく、園内で栽培しているバナナとパパイアを使った1本。昨夏は1000リットルずつが完売し、昨夏の倍のおよそ2000リットルずつを生産してリピーターに応える。 「伊豆パパイヤIPA」は完熟パパイアを使用。昨年までのビールからホップの種類を変更し、爽やかな果実味が華やかに広がる。「伊豆バナナワニWeizen」は濃厚な甘みが特徴の台湾バナナ「仙人蕉」の風味を存分に感じる味わいに仕上げた。昨年に比べ苦みが少なくクリーミーという。 伊豆の国市の反射炉ビヤとの共同企画。昨夏は販売開始1カ月程度で完売したが、今夏は売
-
入湯税見直し 議論を再開へ 東伊豆町
東伊豆町の岩井茂樹町長は27日の定例記者会見で、観光関係者らでつくる「観光財源に関する検討会」を発足し、入湯税見直しの議論を再開する方針を示した。新型コロナウイルス禍前に引き上げを検討していたが、コロナの影響で議論が一時停止。引き上げの有無から話し合いを始める。 町によると、入湯税は町内一律で1人1日150円。2022年度の徴収額は約9千万円だった。150円は国の定める標準額にあたるが、全国12自治体で入湯税を引き上げているという。8月22日に初回の会合を実施する。 旧稲取幼稚園の園舎の再利用については、ワーケーションや子どもの遊び場の機能などを持たせる方向で検討を進めると明らかにした。子ど
-
星空の下 映画鑑賞 ダンスや音楽演奏も 29日、東伊豆・しおかぜ広場
ステージパフォーマンスや屋外での映画鑑賞などを楽しめるイベント「ほしそらシネマ」(実行委主催)が29日、東伊豆町奈良本のしおかぜ広場で開かれる。入場無料。 ダンスや音楽演奏などのパフォーマンスが繰り広げられ、飲食屋台も20店舗ほど出店する。午後8時半からは花火の打ち上げも予定している。 正午開場、午後9時閉園。荒天時は中止。駐車場は熱川図書館に設け、会場との無料シャトルバスを運行する。問い合わせは実行委<電090(8488)9998>へ。
-
恒例サザエつかみ取り 29~31日、東伊豆・稲取
東伊豆町の稲取温泉旅館協同組合は29日から31日までの3日間、サザエのつかみ取りイベントを同町の磯シーガーデンイケジリで開く。夏休みの恒例行事。 1日約50キロを、浅瀬を岩で囲んだプールにまく。参加対象は小学生までで、参加料は1人千円。捕まえたサザエはその場で焼いて食べることができる。 各日午前11時から正午まで(11時半受付終了)。同組合加盟施設への宿泊者は参加料が無料になる。問い合わせは組合<電0557(95)2901>へ。
-
第54回海上花火大会 30日、東伊豆・熱川海岸通り
東伊豆町の熱川温泉旅館組合は30日、第54回海上花火大会を同町の熱川海岸通りで開く。 午後8時半から9時まで、約2千発を打ち上げる。会場付近の駐車場が限られているため、組合は公共交通機関での来場を呼びかけている。海岸通りは午後8時から9時まで車両通行止めとなる。荒天時は中止。 問い合わせは組合<電0557(23)0174>へ。
-
地方創生で東伊豆町と協定 あいおいニッセイ損保
東伊豆町はこのほど、あいおいニッセイ同和損害保険(東京都)との地方創生に関する包括連携協定を結んだ。町役場で締結式が開かれた。 協定には地域の安全や防災対策、中小企業支援などを盛り込んだ。同社によると、県内自治体と同様の協定を結ぶのは22例目。他市町では自治体職員向けのマナー講習会などを実施しているという。 岩井茂樹町長と戸田成俊専務執行役員が協定書に調印を交わした。岩井町長は「人口減や少子高齢化が進む中、町民が住みやすいまちづくりにつながる」と歓迎。戸田専務執行役員は「町の課題解決の力になりたい」と述べた。
-
3会場「花火演舞」 26日から30日 8月にも 東伊豆稲取地区
東伊豆町の稲取温泉旅館協同組合は26日から、毎夏恒例の花火イベントを稲取地区で開催する。 26日から30日、8月26日から30日にかけ、「花火演舞」と題して夜空を彩る。稲取銀水荘前とサンライズテラス、稲取漁港を各日の会場に、1日あたり約500発を打ち上げる。午後8時半から10分間で小雨決行、荒天中止。問い合わせは組合<電0557(95)2901>へ。 日程は次の通り。 稲取銀水荘前 7月26日、8月26日▽サンライズテラス 7月27日、29日、8月27日、29日▽稲取漁港 7月28日、30日、8月28日、30日
-
希少 “白いワニ”お目見え 東伊豆の熱川バナナワニ園
東伊豆町の熱川バナナワニ園に15日、“白いワニ”がお目見えする。開園60年以上の間、累計1000匹ほどのワニを飼育してきた同園でも2代目という白ワニ。イリエワニの突然変異種で、相当希少とみられる。 公開するのは雌2匹で、いずれも全長約170センチ、体重約15キロの推定17歳。タイの養殖場で生まれ、輸入した国内の愛好家から6月に寄贈を受けたという。現在同園ではワニ100匹を飼育しているが、唯一の白ワニ。過去には2016年まで白ワニを飼育していたという。 動物管理責任者の横山宏明さん(69)は「白ワニは自然界で確認できる存在だったが、近年は条約で保護され大変希少になっ
-
障害者対象の就労相談 12日から 賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は12日から、参加無料の就労相談会を賀茂5町で開く。 同センターは月に1回、各町で障害者対象の相談会を開催している。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付ける。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 12日午前10時~ 西伊豆町役場保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽18日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽20日午後1時半~ 南伊豆町役場
-
23年上期倒産111件 静岡県内3年ぶり増 中小業況厳しく
信用調査会社の東京商工リサーチ静岡支店が6日発表した2023年上半期(1~6月)の静岡県内企業倒産件数(負債額1000万円以上)は、前年同期比28件増の111件と上半期として3年ぶりに増加した。原材料価格の上昇に伴うコスト高などで小規模事業者の倒産が増加傾向にあり、同支店は「大手が業績回復に向かう一方で、中小零細の苦戦が目立ち始めている」と指摘する。 負債総額は7・5%減の127億6600万円。負債額10億円以上の大型倒産は、特別清算開始決定を受けた熱川大和館(東伊豆町、負債総額14億円)の1件で、前年同期の2件から減少した。 業種別はサービス業他が8件増の30件と最多で、飲食業11件、
-
移住者との交流促進を考える 8日、東伊豆でセミナー
東伊豆町と長泉町の「うさぎ企画」は8日、移住者と住民が地域の交流促進策を考えるセミナーを旧稲取幼稚園(東伊豆町)で開く。参加無料。 経営コンサルタントの大杉潤さんを講師に招き、移住者と地域住民が登壇してパネル討論を実施する。大杉さんと登壇する移住者は首都圏と同町の2拠点生活者。町によると、新型コロナウイルス禍で町内に移住する2拠点生活者が増加傾向にあり、町は移住者の経験をまちづくりの活性化につなげたい意向。 午後2時から3時40分まで。事前予約不要。オンラインでも参加できる。問い合わせは町企画調整課<電0557(95)6202>へ。
-
新型コロナ関連 4日 東伊豆の中学校閉鎖
東伊豆町教委は、町内の中学校で複数の生徒と職員の感染を確認したと発表した。この学校を7日まで閉鎖とする。
-
藤井棋聖と佐々木七段の熱戦見守る 将棋・大盤解説にファン200人 沼津
沼津市で将棋の第94期棋聖戦第3局が行われた3日、同市のリバーサイドホテルで大盤解説会が開かれた。藤井聡太棋聖と佐々木大地七段の熱戦をファン約200人が見守った。=関連記事25面へ 青野照市九段(焼津市出身)や八代弥七段(東伊豆町出身)、勝又清和七段らプロ棋士6人が交代で登壇し、対局を解説した。次の一手を予想するクイズも行い、正解者に「沼津ブランド」のお菓子が贈られた。 公募で6候補に絞られた同市の名物グルメから、昼食に藤井棋聖は千楽北口店のカツハヤシ、佐々木七段は沼津港あした葉 踊りあじ専門店のアジフライ定食を選んだ。 撮影用として用意された2品を青野九段と勝又七段が控室で食べた。勝又七段
-
無許可で無線局開設 70代男性略式起訴 下田区検
下田区検は29日、車に無許可で無線局を開設したとして電波法違反の罪で無職男性(73)を下田簡裁に略式起訴した。男性は2022年12月9日、総務大臣の免許を受けずに車に無線設備を設置、無線局を賀茂郡内に開設したとされる。この男性は居住する東伊豆町内で狩猟用のわなに国の許可を得ず開設した無線局の発信器を付与、設置したとして23年4月に同法違反の疑いで書類送致された。わなの設置容疑は同年6月29日付で不起訴処分となった。
-
東伊豆、交通網で交流促進 町と事業者連携 秋に実証実験
東伊豆町は26日、バス事業者などと連携し、公共交通網の脆弱(ぜいじゃく)性解決へ2023年秋から実証実験を行うと明らかにした。町民の要望に応じ、車両が各地の停留所を通過、運行する仕組み。同様の取り組みは実施例があるが、ワーケーション施設などに停留所を設けて住民間の交流を促すのは先進的な事例になる可能性があるという。岩井茂樹町長が定例会見で説明した。 モビリティーサービスを活用した地域創世事業を展開する「うさぎ企画」(長泉町)への委託事業。11月上旬から12月下旬にかけ、伊豆急行伊豆稲取駅周辺で実施する。予約は町のラインアカウントを活用。東海バス(伊東市)の運行でワンボックスカー(約10人乗
-
旧稲取幼稚園 再利用へ 東伊豆町長 検討明らかに
東伊豆町の岩井茂樹町長は26日、今春限りで閉園した稲取幼稚園跡について再利用を具体的に検討していると明らかにした。ワーケーション機能や子供の遊び場などを有する施設として想定され、住民との協議を経て7月中にも一定の方向性を固める可能性がある。定例会見で示した。 再利用を要望する町民意見が多数寄せられているとし、6月までに町民や町職員から活用策を募り小学生を含む約80人から寄せられたという。岩井町長は「(用途は)まだ決定ではない」と前置きした上で、ワーケーション関連や遊び場のほか、子育て世代向けのカフェや子供と高齢者の触れ合いスペースなどの提案があったと説明した。 特定の用途ではなく複数機能が流
-
人口減予測した施策必要 東伊豆で東部の経営者学ぶ
静岡県東部の若手経営者や後継者らで組織する「さんしんチャレンジクラブ」はこのほど、企業・団体見学で東伊豆町を訪問した。町役場で岩井茂樹町長から地方自治やまちづくり策を学んだ。同町の2月現在の人口は約1万1千人。今後も減少が予想されている。岩井町長は「小規模自治体だからこそできること、やるべきことがある」とし、人口減を予測した上で施策を立案する必要性を強調。都市機能の集約やデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の重要性が増していると40歳前後が中心の参加者約20人に訴えた。 その上で主幹産業の観光業のピーク時以外に宿泊施設の従業員が他業種に取り組んでもらい、多いとされる定年前後の移住者に
-
保育園留学で移住生活体験 東伊豆で開始 子育て世帯へ自然環境アピール
東伊豆町が2023年度から始めた「保育園留学」制度で、希望家族の受け入れを開始した。こども園に子供を通わせながら家族で移住生活を体験する仕組み。近年、町は移住定住の促進に注力していて、海にも山にもほど近い豊かな自然環境をアピールし特に都市部の子育て世帯の流入促進が狙いにある。 第1号として迎えたのは東京都の家族。子供を東伊豆認定こども園が受け入れている間、IT関係企業に務める会社員の父親(44)はオンラインでワーケーションしている。父親は「便利で快適な状況だけでなく、自然をはじめさまざまな環境が世界に存在することを子供に知ってもらいたかった」と説明。都内から電車1本で訪れることができる点な
-
伊豆中央、修善寺道路料金徴収延長 整備“大義”に賛同も 関係市町、静岡県説明不足に不信感
伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限を延長する静岡県の方針を巡り、生活道路として活用する沿線や賀茂地域の市町で、首長によって見解が分かれている。伊豆半島の道路網整備に向けた財源確保を“大義”に賛同する意見が多数を占めるが、「メリットがない」と反対も。県は23日開会の県議会6月定例会に関連議案を提出するが、期限延長に理解を示す市町の議員や住民からも、県の説明不足を指摘する声が上がる。 「延命や補修の予算が必要だ」(岸重宏河津町長)。「道路が脆弱(ぜいじゃく)な伊豆半島に投資できる。賛成したい」(菊地豊伊豆市長)。伊豆縦貫道をはじめとする道路網の整備促進は、観光や防災
-
東伊豆と河津で停電
15日午前11時半ごろ、東伊豆町稲取と河津町見高の一部で約170戸が停電した。3時間後にすべて復旧した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると電線への樹木の接触が原因。
-
賀茂地区中高一貫校 教育長「推移見守る」 東伊豆町議会
下田高の同窓会が県教委に賀茂地区への設置を求めている中高一貫校について、東伊豆町の横山尋司教育長は15日、「(議論の)推移を見守りたい」との姿勢を示した。同窓会は賀茂地域全体の急激な少子化への対応策として、下田高の体制をそのままに中等部併設を要望している。町議会6月定例会で山田直志氏の一般質問に答えた。 横山教育長は同窓会が4月に提出した要望書の内容について、「地元自治体との合意形成が図られてまとめられたかどうか不明な点があるため、仮定の話は控えたい」とも述べ、明確な賛否は示さなかった。 町では小中学校の統合議論が進んでいて、岩井茂樹町長も「町としては他に左右されることなく(教育施策について
-
人事案や補正予算可決し閉会 東伊豆町議会6月定例会
東伊豆町議会6月定例会は15日、最終本会議を開いた。1億2200万円を追加する2023年度の町一般会計補正予算案や教育委員と人権擁護委員の人事案など12議案を原案通り可決、同意し閉会した。補正予算には子育て世帯への臨時特別給付金2300万円や物価高騰に伴う住民税非課税世帯への給付金7千万円を計上した。 12議案と別に、議員発議の議会改革特別委の設置案を可決。設置期間は26年の3月定例会までで、議員定数や報酬、「町民に開かれた議会のあり方」などを調査する。定数12の同町議選は4月の改選で2回連続の無投票だった(補選は除く)。
-
県議選低投票率の東伊豆町 移動期日前投票所を検討
東伊豆町は14日、選挙時の移動期日前投票所の設置を今後検討すると明らかにした。同町は4月の県議選で投票率が賀茂6市町で最低を記録。町民の選挙離れが浮き彫りになっている。一方で町は導入へは課題も多いとし、投票率向上は一筋縄とはいかなそうだ。同日開会した町議会6月定例会で、村木善幸総務課長が山田豪彦氏の一般質問に答えた。 移動期日前投票所は商業施設などに開設し、利用者らに投票を促す。村木課長は「投票機会を増やすのは重要な一方、町内の主な商業施設は現在の投票所に近い場所に立地している」と懸念。岩井茂樹町長も「システムの構築や人員と場所の確保など検討しなければいけないことも多い」と答弁した。 4月の
-
22年度入湯客61万人 東伊豆町
東伊豆町は14日、2022年度の町内の入湯客数が約61万3千人だったと明らかにした。前年度比38・5%の増加で、新型コロナウイルス禍以前の水準に近づきつつある。同日の町議会6月定例会の行政報告で岩井茂樹町長が説明した。 町観光産業課によると、コロナ前の19年度は約74万人で、8割強まで回復したことになる。岩井町長は「少しずつではあるが、町に客が戻りつつあると実感している」と述べた。 細野高原で今春に開かれた山菜狩りのイベントの入山者は約2千人だったと報告した。19年度比83%の来訪だった。
-
東伊豆の農道が開通 特産かんきつ類の振興と防災に期待
東伊豆町の農道「横ケ坂油久保線」(仮称)の開通式が11日、同町稲取で行われた。関係者約20人が出席し、開通を祝った。周辺は特産のニューサマーオレンジなど柑橘(かんきつ)類の畑が多く、農業振興が主な狙い。 道路区間は稲取地区の約2・4キロ。JAふじ伊豆柑橘貯蔵庫と、河津町の市場方面を結ぶ。県が事業主体で総事業費は13億6700万円。工事は2011年度着手、22年度完成と10年超に及んだ。 東伊豆町によると、通常、所要時間5、6分の旧道に比べ、2分程度の短縮につながるという。災害時に国道が分断された際の迂回(うかい)路としても期待がかかる。岩井茂樹町長は「地権者の理解に心から感謝したい。開通
-
障害者対象の就労相談会を開催 14日から伊豆・賀茂郡5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は14日から、参加無料の就労相談会を賀茂郡5町で開く。 同センターは月に1回、障害者対象の相談会を各町で開催している。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談などにも応じている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 14日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽15日午後1時半~ 南伊豆町役場▽20日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
-
8~9日 静岡県内大雨 目立った被害なし
梅雨前線や低気圧の影響で、静岡県内は8日夜から9日午前にかけ、激しい雨が降った所があった。下田市などには土砂災害警戒情報が発表された。県によると、一部の道路で土砂崩れが発生したものの、人的、物的被害はなかった。 気象庁の観測で、9日午後3時までの24時間雨量は伊豆市天城山で209ミリ、御前崎市で156・5ミリ、東伊豆町稲取で135ミリなど。気象台と県は一時、下田、御前崎、南伊豆の3市町に土砂災害警戒情報を発表した。 2日からの記録的大雨で地盤が緩んでいる恐れがあるため、各市町は避難情報を発表したり、自主避難を呼びかけたりした。県のまとめでは下田市、浜松市、南伊豆町が避難指示、沼津、三島、
-
人口4300人 徳島・神山町の地域おこし紹介 藤枝で11日イベント
人口約4300人の山村であるにもかかわらず、ユニークな地方創生プロジェクトを次々打ち出して全国から注目を集める徳島県神山町の取り組みを、ドキュメンタリー映画と地域おこしの当事者のトークで紹介するイベントが11日午後1時半から、藤枝市本郷の藤の瀬会館で開かれる。 同町は芸術家を招いた1999年のアーティスト・イン・レジデンスを端緒に、農業の未来を作るフードハブプロジェクト、地元高校で実施する「神山創造学」など独創的な活動を続けている。 イベントでは同町の暮らしを描いた「ある日森で」を上映し、「神山つなぐ公社」に在籍する田中泰子さんが講演する。映画の川口泰吾監督(沼津市出身)、藤枝市地域おこ
-
5月の静岡県内、倒産17件 民間調べ
信用調査会社の東京商工リサーチ静岡支店が6日発表した5月の静岡県内企業倒産件数(負債額1千万円以上)は、前年同月比1件減の17件、負債総額は85・0%増の34億7千万円だった。 負債額10億円以上の大型倒産は、特別清算開始決定を受けた熱川大和館(東伊豆町、負債総額14億円)の1件。 全体では従業員10人未満が15件を占め、小規模事業者の倒産が目立つ。地域別は東部7件、中部2件、西部8件。産業別はサービス業6件、製造業3件などとなった。担当者は「コロナ禍から業績が回復していない中小企業は多い。原材料高や円安の影響も含め、先行きは不透明な状況」と指摘した。 静岡商工データの集計では、5月の
-
東伊豆町議会 14、15日に定例会
東伊豆町議会は2日、議会運営委員会を開き、6月定例会の日程を14日と15日の2日間と決めた。 2023年度の町一般会計補正予算案など12議案を審議する。一般質問は両日に合わせて8人が登壇する。
-
医療×福祉×司法 専門家がタッグ 生活相談会、静岡県内に広がり
「離婚したいが、困窮しそう」「相続で親族ともめている」「新型コロナの後遺症で生活がままならない」―。生活上のさまざまな困り事に、医療、福祉、司法の専門職がタッグを組んで応じる相談会が、静岡市清水区を中心に県東部や西部地域でも展開されている。複数の専門職が一堂に会し、問題を多面的に捉えて解決を目指すのが特徴で、県内外からの視察が相次ぐなど注目を集める。 「医療・福祉・司法なんでもかんでも相談会」(静岡市清水医師会主催)は2016年度に清水区で始まり、本年度で8年目。コロナ下にビデオ会議システムを活用し始めたことで、21年から県東部や西部にサテライト会場を設け、相談会を同時開催するようになっ
-
東伊豆 旧旅館など特別清算開始決定 負債総額14億円
信用調査会社の東京商工リサーチ静岡支店によると、東伊豆町の温泉旅館「熱川大和館」と同社資産管理会社「海南荘」の2社が1日までに、静岡地裁下田支部から特別清算開始決定を受けた。2社の負債総額は約14億円。 会社分割で設立した同館と同名の会社が運営を継承したため、同館の営業は現在も継続している。 同館は1980年代には年間売上高約16億円を上げていたが、旅館改修での債務増や新型コロナウイルス禍の客数減などで収益が悪化。2022年12月から事業を停止していた。
-
「まちづくりの力に」 鈴木副町長が就任 東伊豆町
東伊豆町の副町長に1日、鈴木嘉久氏(59)が就任した。町役場で辞令交付を受け、気持ちを新たにした。 鈴木副町長は元職員。在職中は健康づくり課長などを歴任した。「町長の進めるまちづくりの力になりたい。職員たちの協力が不可欠だ」と強調した。任期は2027年5月まで。 辞令書を手渡した岩井茂樹町長は「町や職員を熟知している。各所の橋渡し役となってくれるだろう」と期待を寄せた。
-
東伊豆町では鈴木氏が退任
東伊豆町の鈴木利昌副町長(66)の退任式が31日、町役場で開かれた。職員から花束を受け取った鈴木副町長は「豊富な産品をはじめ、町内は魅力にあふれている。皆の力を結集し、物事を一歩前へと進めてほしい」と後進に託した。 元職員の鈴木副町長は1981年に町職員となり、総務課長などを歴任した。町社会福祉協議会事務局長を経て2018年に副町長に就任し、太田長八前町長や岩井茂樹町長の下で調整手腕を発揮。職員時代を合わせ40年にわたり町に貢献した。 後任は元職員の鈴木嘉久さん(59)。在職中は健康づくり課長などを務めた。6月1日付で就任する。
-
東伊豆と伊東で停電
29日午後11時55分、東伊豆町稲取の一部で約130戸が停電した。30日午前2時15分ごろに復旧した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、設備への樹木などの接触が原因という。30日午前5時45分には伊東市富戸の一部で約350戸が停電し、同9時20分に復旧した。
-
防災人材「活用なし」半数超 静岡県「マッチング急務」【いのち守る 防災しずおか】
新型コロナウイルス禍で3年間、訓練の中止や縮小が相次いだ地域防災活動。新型コロナの感染症法上の位置付けが5類になった本年度は活動が活発化している。昨年9月の台風15号で防災意識が高まっていることも相まって、実動訓練を積極的に取り入れようとしている自主防災組織(自主防)もある。一方で訓練の知識や経験の不足などの不安も否めない。静岡県は「ふじのくに防災士」などの防災人材を登録し、自主防の活動を支援する「地域防災人材バンク」を運営しているが、活用は低調だ。 自主防 台風で意識高まる 台風15号で浸水や断水の被害があった静岡市清水区の岡地区は12月の地域防災訓練で小中学生を交えたメニューを計画し
-
トカゲやヘビ 恐る恐るタッチ 静岡の梨花幼稚園で生き物教室
静岡市駿河区下川原の梨花幼稚園は26日、園児が動物への理解を深める「生き物教室」を同園で開いた。園児はトカゲやヘビなど多様な動物と触れ合った。 動物園予備校アニマルキーパーズカレッジ(東伊豆町)の学生と職員計8人が、ペンギンやハリネズミなど15種類の動物と共に訪問した。園児約230人は動物の種類ごとに設けたブースを回り、学生らから各動物の特徴や、えさは何を食べるかなどを教わった。 フトアゴヒゲトカゲやニシキヘビの一種ボールパイソンと触れ合うブースでは、園児は緊張しながらも優しくなでて感触を確かめた。年長の山田圭亮ちゃんと竹林英音ちゃんは「トカゲはちくちくして、ヘビは柔らかかった」と声をそ
-
カピバラ赤ちゃん誕生♡愛嬌抜群 伊豆アニマルキングダム
東伊豆町の伊豆アニマルキングダムで4月から5月にかけ、カピバラの赤ちゃん7匹が誕生した。早速一般公開され、愛くるしい姿が来園者を楽しませている。 4月に2匹、5月に5匹が生まれた。性別はまだ不明。それぞれ体長およそ25~30センチで、体重は1.5~2キロ程度という。 5月に生まれた5匹は来園者になでられると「キュルキュル」と鳴き声を上げ、ご満悦の様子。赤ん坊同士で連なって歩くこともあり、愛嬌(あいきょう)を振りまいている。一方、4月に生まれた2匹は親の性格もあってか人になれておらず、逃げ回るなどしているという。 飼育員の木下未来さん(23)は「親をそのまま小さくしたかのような姿。甘えん
-
議長に笠井氏、副議長に栗原氏 東伊豆町議会
東伊豆町議会は22日の臨時会で、正副議長選を行った。議長に笠井政明氏(45)、副議長に栗原京子氏(61)を選出した。 笠井政明氏(かさい・まさあき)家電販売店店員、元副議長。3期。白田 栗原京子氏(くりはら・きょうこ)公明党東賀支部長、元医療機関職員。3期。大川
-
副町長に鈴木嘉氏 東伊豆町
東伊豆町議会は22日の臨時会で、副町長に元町職員の鈴木嘉久氏(59)を充てる人事案に同意した。 現副町長の鈴木利昌氏(66)の任期は2026年5月までだったが、体調への不安から退任する。鈴木嘉氏の任期は23年6月から27年5月まで。 鈴木嘉久氏(すずき・よしひさ)1982年町役場入庁。健康づくり課長などを歴任し2022年3月退職。現在は会社員で6月までに退職予定。東伊豆町稲取。
-
補正予算の専決承認 東伊豆町臨時会
東伊豆町議会は22日、臨時会を開いた。専決処分2件を承認、監査委員の人事案など10議案に同意した。 専決処分のうち1件は2023年度の町一般会計補正予算。国交付金を財源に、低所得の子育て世帯支援の給付事業関連費500万円を追加した。監査委員には村木徳夫氏と村木脩町議を再任した。 委員会構成も決めた。それぞれの正副委員長は次の通り(正、副の順)。 総務経済 内山慎一、定居利子▽文教厚生 西塚孝男、山田直志▽議会運営 稲葉義仁、山田直志
-
東京・利島など震度3 東伊豆で震度2を観測 22日午前10時53分ごろ
22日午前10時53分ごろ、東京・利島や新島で震度3の地震があった。 気象庁によると、震源地は新島・神津島近海で震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・0と推定される。この地震による津波の心配はない。 静岡県内各地の震度は次の通り。 ▽震度2=東伊豆奈良本 ▽震度1=河津
-
世界切符懸け白熱 SUPとパドルボード 下田で全国大会
スタンドアップパドルボード(SUP)とパドルボードの全国大会(日本サーフィン連盟主催)が20、21の両日、下田市と東伊豆町周辺で開かれた。 世界大会の代表選考を兼ねた大会で、男女2競技16種目に約30人が出場した。初日は東伊豆町の稲取港と下田市の外浦海岸間で長距離の「ディスタンス」を実施。21日は下田市の白浜大浜でスプリント種目やジュニア種目などの各種目を行った。砂浜を出発した参加者は沖に設けられたポイントを経由し、ゴールへ向けてボードを進めた。 同市の地域おこし協力隊の山口智史さん(39)が前年に続いて大会を誘致した。静岡スバル自動車(静岡市清水区)が冠スポンサーを務めた。
-
「ほたる観賞の夕べ」 26日から、東伊豆・大川竹ケ沢公園 来園者に育成募金呼びかけ
東伊豆町観光協会は26日から、ホタルの観賞イベントを同町の大川竹ケ沢公園で開く。「ほたる観賞の夕べ」と題した初夏の風物詩。 21回目の恒例行事で6月4日まで。期間中は例年数千匹のホタルが会場に姿を見せ、一帯に幻想的な光景が広がる。ちょうちんを貸し出し、来場者は会場の周辺約800メートルを散策しながら優雅な時の流れや水面(みなも)に映る淡い光を楽しめる。 午後7時半から9時まで(最終入園8時25分、雨天中止)。ホタルの育成金として来園者に募金を呼びかけている。協会は公共交通機関での来園を促していて、伊豆急行伊豆大川駅から会場までシャトルバスを運行する。問い合わせは協会<電0557(95)0
-
男性の家事育児は3時間未満 女性の4分の1 22年度県男女共同参画白書
静岡県がこのほど公表した2022年度の「県男女共同参画白書」で、初めて項目に盛り込まれた「週平均1日当たりの男性の家事・育児時間」は2時間50分で、女性の約4分の1にとどまった。県担当者は「固定的な性別役割意識に反対する人は増えているが、行動変容に結びついていない」と分析する。県は25年度までの目標値を3時間30分と定めて施策を展開する。 同白書は、01年に始まった県男女共同参画推進計画に基づく施策の実施状況や市町の現況、全国比較などを毎年公表している。 家事・育児関連時間は、隔年実施している男女共同参画に関する県民意識調査で、21年度に初めて設問に加わった。国による全国データはあった
-
東伊豆で震度3 11日午前4時16分ごろ
11日午前4時16分ごろ、千葉県南部を震源とする最大震度5強の地震が発生した。静岡県内では東伊豆町で震度3を観測した。 気象庁によると、震源の深さは約40キロ、地震規模を示すマグニチュード(M)は5.2と推定される。 静岡県内各地の震度は次の通り。 震度2 沼津市、熱海市、三島市、富士宮市、伊東市、富士市、御殿場市、伊豆市、伊豆の国市、河津町、松崎町、西伊豆町、函南町、小山町 震度1 静岡市葵区、静岡市駿河区、静岡市清水区、浜松市東区、浜松市北区、磐田市、掛川市、藤枝市、袋井市、下田市、菊川市、南伊豆町、清水町、長泉町
-
熱海などで震度1 10日午前11時21分ごろ
10日午前11時21分ごろ、千葉県北西部を震源とする最大震度3の地震が発生した。静岡県内は熱海、富士宮、伊豆の各市、東伊豆町で震度1を観測した。 気象庁によると、震源の深さは約70キロ、地震規模を示すマグニチュード(M)は4・1と推定される。
-
「長太の肉チャーハン」復刻 東伊豆のB級グルメ冷凍食品に 下田の企業、今夏販売へ
東伊豆町のB級グルメ「肉チャーハン」。その名物の人気店として知られた中華料理屋「長太」(同町稲取)の逸品を、下田市の食品製造業「クックランド」が“復刻”した。冷凍食品として再現し、今夏にも賀茂地区のスーパーなどに並ぶ見通し。 肉チャーハンは具材が卵のみのチャーハンに、豚バラ肉やキャベツなどのとろみがかった野菜炒めがのっているのが特徴。町観光協会によると、稲取地区を中心に町内では現在5店舗ほどで提供されていて、店ごとに野菜炒めの具材などが異なる。 1989年創業の長太は、店主の鈴木長志さん(69)の体調不良により惜しまれながら2021年夏に閉店。常連だった同社の遠
-
お金の知識 かるたで学んで 学校など無償貸し出しへ 静岡県内外のママFP制作
「ありがとう 感謝のきもちが お金に変身!」「オデコじゃないよ イデコだよ」-。静岡県内など全国各地の子育て中のファイナンシャル・プランナー(FP)でつくる団体「FPママフレンズ」(柴田時子代表)が、家庭や学校での金銭教育に活用できる教材「おかねかるた」を制作した。全ての読み札にはQRコードが付いていて、関連の解説を文章と動画で確認できる。今夏以降、学校などへの貸し出しを始める予定で、柴田代表は「さまざまな場所で、気軽にお金について学んでほしい」と呼びかける。 2022年4月、成人年齢が18歳に引き下げられ、高校の家庭科の授業に金融教育が導入された。「高校生からと言わず、園児の時からお金に
-
カーネーション出荷ピーク 静岡県内一大産地の河津・東伊豆 母の日前に
14日の母の日を前に、静岡県内一大産地の河津町と東伊豆町でカーネーションの出荷がピークを迎えている。14日までの2週間で約20万本を出荷する見込みで、農協職員や生産者が大型連休のさなかも作業に追われている。 定番の赤色やピンク色にオレンジ色、黄色-。4日朝のJAふじ伊豆河津桜支店(河津町)には、色とりどりの約70品種4万本が持ち込まれた。中には河津町内で近年発見され、小ぶりで星型のように花弁が開く「スタージャジーテッシノ」といった珍しい品種も。25本ずつ束にして箱詰めにし、多くは関東の各市場に出荷される。 同JAによると、静岡県の年間のカーネーション生産は2町でおよそ9割を占める。定番の
-
災害時の町民避難 稲取高活用で覚書 東伊豆町
東伊豆町はこのほど、災害時の町民の避難を念頭に置いた覚書を同町の稲取高と同校後援会と結んだ。同校で締結式が開かれた。 1994年にも覚書を締結していて、既に同校のグラウンドと体育館を避難施設としていた。今回の覚書で新たに生活館兼同窓会館を避難施設に追加する。町民に加え、帰宅が困難になった観光客の避難も想定している。 同会館は主に運動部の練習場所や合宿所として活用されている。森泰博校長とともに署名を交わした後援会の鳥沢富雄会長は「コロナ禍で使われる機会が減っている。災害時に町民の心のともしびになれば喜びに堪えない」と説明。岩井茂樹町長も「事前の備えの必要性を痛感している中で大変心強い」と感謝し
-
10日から障害者の就労相談 賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は10日から、参加無料の就労相談会を賀茂郡5町で開催する。 同センターは月に1回、障害者対象の相談会を各町で開催している。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付けている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 10日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽16日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽18日午後1時半~ 南伊豆町役場
-
春の叙勲・褒章 39人に知事が伝達 静岡県庁
春の叙勲と褒章、危険業務従事者叙勲の伝達式が2日、県庁で行われ、地方自治、保健衛生、消防業務などの分野で功績のあった計39人に川勝平太知事が伝達した。 受章者は旭日小綬章の元東伊豆町長、太田長八さん(72)=東伊豆町=、旭日双光章の元富士宮市薬剤師会会長秋山万仁さん(74)=富士宮市=、瑞宝小綬章の元浜松市消防正監、香川誠さん(70)=浜松市中区=ら。 川勝知事は「多大なご労苦に県民を代表して深く感謝申し上げる。卓越した識見と豊富な経験を存分に発揮し、次世代の育成に特段の尽力をお願いする」と祝辞を述べた。
-
都内で全国わさび品評会 鈴木さん(伊豆)最高賞
第37回全国わさび品評会(全国わさび生産者協議会主催)がこのほど都内で開かれ、根茎の部に出品した鈴木昭弘さん(伊豆市)が最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。 静岡県のほか、岩手、長野などの産地から根茎の部に133点、丸堀の部に4点の出品があった。 このほかの本県の主な受賞者は次の通り。 【根茎の部】特賞 浅田充康(伊豆市)山口長之(同)井上千明(同)▽優秀賞 伊沢昌隆(同)勝又京治(御殿場市)浅田憲太郎(伊豆市)安藤良孝(同)塩谷美博(同)塩谷修(同)浅田利哉(同)西川貴子(同)田代修二(御殿場市)高羽文隆(東伊豆町)▽奨励賞 望月佑真(静岡市葵区)石渡弘敏(伊豆市)稲葉泰助(東伊豆町)
-
こいのぼり 温泉街に趣 東伊豆・熱川
東伊豆町の伊豆急行伊豆熱川駅近くに29日、恒例のこいのぼりがお目見えした。温泉街の観光客らを楽しませている。 大型連休中の温泉客を楽しませようと10年以上前から続けていて、熱川温泉旅館組合と地元商店会が設置した。駅前の河川の上に長さ約50メートルのロープ2本を渡し、約40匹がそよ風にたなびいている。こいのぼりは地元や近隣市町の住民から提供を受けた。観光客は思い思いに風景を満喫しながら周辺を散策している。 7日まで設ける予定という。
-
「わにのぼり」登場 熱川バナナワニ園
東伊豆町の熱川バナナワニ園にこいのぼりを模した「わにのぼり」が登場し、来園者の目を引いている。 一見するとこいのぼりだが、長さ約4メートルに描かれているのはワニ。オリジナルのデザインで、20年ほど前から5月の大型連休ごろに展示しているという。 営業係長の山本友昭さん(48)は「大型連休の風物詩。楽しみにしてくれている家族連れも多い」と話した。展示は5月7日までの予定。
-
鮮烈の赤 ドリアンテス開花 東伊豆・熱川バナナワニ園
東伊豆町の熱川バナナワニ園で、鮮やかな赤色のつぼみや花弁が印象的な「ドリアンテス」が来園者を楽しませている。4月いっぱいまで見頃が続く見通し。 オーストラリア原産の多肉植物。放射状に葉が広がる根元から太い茎が高さ2メートルほどまで伸び、先端の50センチほどに房状の花が広がる。 園内には10株を植栽している。1990年に苗を植えて以来、本格的な開花は2020年に続く3回目。今季は1株のみが咲いている。同園によると、ドリアンテスは大小の種類があり、同園と同じ大型の種は全国的にも開花例が希少という。 学芸員の清水秀男さん(72)は「他では見ることができない鮮やかな色合いを楽しんでほしい」と呼
-
町議選の公費負担 自治体整備も立候補増へ効果薄く抜本対策望む声
18日告示された統一地方選の6町議選は、各町で立候補者の選挙費用の一部を公費で賄う制度ができて初めて迎えた。小規模自治体で広がる地方議員のなり手不足解消を目的に、2020年の法改正で市議選に加え、町村議選にも拡充されたが、今回改選となった6町のうち3町で無投票となり、必ずしも解消につながっていない。立候補者からは歓迎の声がある一方、手続きの煩雑さや周知不足、抜本的対策を求める意見も挙がる。 改正公選法は、これまで不要だった町村議選での供託金を15万円とした上で、市議選同様に選挙カーや選挙ポスターなどの費用の一定額を公費で賄えるとした。立候補しやすい環境を整備するためで、費用負担の制度は各
-
吉田町長田村氏7選 清水は現新、小山は現元の争い 統一地方選
統一地方選後半戦の県内3町長選と6町議選が18日、告示された。清水町長選は新人の元町議山本文博氏(65)と現職の関義弘氏(69)、小山町長選は現職の池谷晴一氏(73)と元職の込山正秀氏(75)=自民推薦=が立候補し、それぞれ一騎打ちとなった。吉田町長選は現職の田村典彦氏(79)以外に届け出がなく、出直し選を含む7選を無投票で決めた。 町議選は定数計76に対し、計83人が立候補。定数を松崎は3、函南と清水は2上回って選挙戦に入った。東伊豆、小山、吉田は定数と立候補者が同数となり、無投票で当選が決まった。選挙戦の2町長選と3町議選は、16日告示の富士宮市長選や7市議選とともに23日に投開票さ
-
6町議選に83人立候補 東伊豆、小山、吉田は無投票 統一地方選後半戦
18日に告示された県内6町議選は定数計76に対し、83人が立候補した。4年前より3人少なく、全体の競争率は0・04ポイント下がって1・09倍。東伊豆と小山、吉田の3町が無投票となり、市部に比べて議員の担い手不足が顕著になった。 東伊豆は補選を除き2回連続で立候補者と定数が同じだった。前回より立候補者が2人減った小山は、電子データが残る1979年以降初めての無投票。吉田は1人減った。選挙戦になった清水は6町で唯一、前回より増加(1人)した。函南は前回と同数、松崎は1人減った。 女性候補者は15人で、全体に占める割合は18%と前回より6・4ポイント上昇した。新人に限ると20%だった。 党派
-
吉田町“トリプル”無投票 静岡県議に続き町長・町議選も
18日告示の吉田町長選、町議選(定数13)は同日、いずれも立候補者の無投票当選が決まった。県選管によると、首長と議員選挙がいずれも無投票になったのは2004年の旧天竜市以来。識者や元町議からは首長の多選(7選)を念頭に、議会のチェック機能がこれまで以上に重要となる中で町議選も無投票の事態を憂える声が上がる。東伊豆町議選も連続で無投票となり、町民の政治への関心低下が懸念される。 チェック機能の担保憂慮、東伊豆町長選も2回連続 同日午後5時過ぎ、7選を決めた現職田村典彦氏(79)が選挙事務所前に姿を見せると、支援者たちが拍手で出迎えた。無投票は2回連続。田村氏は「対抗馬が出なかったということは
-
吉田町長選、無投票7選 清水、小山町長選は一騎打ち 3町長選と6町議選告示、23日投開票
統一地方選後半戦の県内3町長選と6町議選が18日、告示された。清水町長選は新人の元町議山本文博氏(65)と現職の関義弘氏(69)、小山町長選は現職の池谷晴一氏(73)と元職の込山正秀氏(75)=自民推薦=が立候補し、それぞれ一騎打ちとなった。吉田町長選は現職の田村典彦氏(79)以外に届け出がなく、出直し選を含む7選を無投票で決めた。 町議選は定数計76に対し、計83人が立候補。定数を松崎は3、函南と清水は2上回って選挙戦に入った。東伊豆、小山、吉田は定数と立候補者が同数となり、無投票で当選が決まった。選挙戦の2町長選と3町議選は、16日告示の富士宮市長選や7市議選とともに23日に投開票され
-
東伊豆町議選 当選者一覧(定数12/立候補者12)
18日告示の東伊豆町議選は、立候補者数が定数と同数で無投票となった。当選者は次の通り。 上から届け出順。経歴は氏名、年齢(投票日基準)、党派、現元新別、当選回数、職業・肩書、略歴、現住所の順。元の後は全て、以前の職業・肩書。 ※画像タップで拡大してご覧になれます
-
三ケ日みかんワイン いかが はままつフルーツパークなど開発 規格外品を使用
はままつフルーツパーク時之栖(浜松市北区都田町)と御殿場高原ワイン東伊豆醸造所(東伊豆町)が、浜松市三ケ日町特産のミカンを使用した「三ケ日みかんワイン」を開発した。規格外品を中心に取り扱うことでフードロスを削減し、濃縮果汁を香り豊かなワインに生まれ変わらせた。「ワインが苦手な人も手軽に飲んでほしい」と、注ぎ口の付いた小容量のパックで売り出す。 フルーツパークは、地元産の果樹を使った商品開発など6次産業化に取り組んでいる。一流ブランドのミカンを活用した新作を模索する中、ミカンのワイン醸造のノウハウを持つ時之栖グループの同醸造所とタッグを結成。ワイン文化を広めようと、ワインになじみの薄いライト
-
清水/小山/吉田の3町長選、6町議選 18日告示 統一地方選後半戦
統一地方選後半戦の静岡県内3町長選と6町議選が18日、告示される。清水、小山の両町長選は一騎打ちの見通し。吉田町長選は現職の無投票7選(出直し選を含む)の公算が大きい。 町議選のうち松崎、函南、清水は選挙戦が見込まれる。東伊豆、小山、吉田は無投票の可能性が高い。立候補の届け出は午前8時半から各町選管で受け付け、午後5時に締め切る。 16日告示の富士宮市長選、7市議選とともに23日に投開票される。 清水町長選 清水町は再選を目指す現職の関義弘氏(69)と町議の山本文博氏(65)の2人が、いずれも無所属で立候補する見通し。町を二分する大きな争点はなく、現町政への評価が問われる。関氏は財政
-
「その時」に備え終活ノート 東伊豆町で窓口配布
東伊豆町は4月から自身に万が一の事態が生じた際に家族や知人らが役立てる「終活ノート」の窓口配布を町役場で始めた。既に老人クラブなどで配布していて、「これからの人生を考え、要点を整理するのに役立つ」と好評を得ているという。 A4判15ページ。年金や保険をはじめとした財産関連や、葬儀と墓、連絡を希望する友人の記入欄などを設けている。介護が必要になった場合に意見を尊重してほしい人物や、延命・高度治療に関するページも用意した。 1000冊用意したうち、2022年度に300冊ほどを配布した。町は1人暮らしや高齢者のみの世帯で不慮の事態が起きた際、親族らが問題解決の糸口にしてほしいとしている。町地域包括
-
ひがしいず幼稚園 開園 稲取、熱川が統合 元地域協力隊 作詞作曲 園歌披露も
東伊豆町立ひがしいず幼稚園の開園式が13日、同園で開かれた。園児や地域住民らが参加し、新生活に期待を膨らませるとともに子供たちの健やかな成長に願いを込めた。 同園は稲取、熱川の両園が統合して誕生。園舎は旧熱川幼稚園を活用する。新入園4人を迎え、全園児は30人。式典では園歌が披露された。「きらきらとかがやく うみのかぜうけて」と同園の風景が目に浮かぶ内容で、元同町地域おこし協力隊の高瀬真由さん(29)=函南町=が作詞作曲した。 年長の山田涼菜ちゃんは「みんなでご飯を食べたり遊んだりしたい」と喜んだ。 岩井茂樹町長は給食実施や預かり時間の延長に注力したとし、「統合前のそれぞれの歴史を受け継ぎ、新
-
ジェードバイン 幻想的な青緑色 東伊豆で見頃
熱川バナナワニ園(東伊豆町)の春の風物詩「ジェードバイン」が見頃を迎えている。幻想的な翡翠(ひすい)のような色合いとフジの花に似た花房が来園者の目を引いている。 ジェードバインは和名「ヒスイカズラ」。マメ科の植物で、原産地フィリピンでは絶滅の危機にひんしている。国内では同園が1975年に国内で初開花させたとされ、5月の連休明けごろまでに200本以上の花房が順次開く見通し。 つり下がった1メートルほどの花房に爪形の花が穂のように広がる。幻想的な青緑色を目当てに毎年訪れる観光客も少なくない。植物管理部長の平山公泰さん(54)は「子供の目線に届く高さで咲いているものもある。ぜひ間近で楽しんでほしい
-
事前審査に12陣営 東伊豆町議選
東伊豆町選挙管理委員会は11日、任期満了に伴う町議選(18日告示、23日投開票)の立候補届け出書類の事前審査を町役場で行った。3月の立候補予定者説明会に続き、定数12に12陣営が出席した。 出席陣営の内訳は説明会と同じ顔触れの現職10、新人2。このほかに立候補に向けた新たな動きは11日現在表面化していない。同町議選は前回(2019年)も無投票だった。
-
富士山噴火避難、備え見直し 病院や学校、静岡県内230施設が計画作成へ
3月に公表された富士山の噴火に備える避難基本計画。ハザードマップの改定を受けて、旧計画を見直し、病院や福祉施設の避難、学校などの休校、児童生徒の引き渡しなど対策を強化した。市町から避難促進施設に指定された場合、施設は迅速で円滑な避難のため、避難確保計画の作成が求められる。県内では新たに約230施設が計画を作る見込みとなっている。富士山火山防災対策協議会は施設ごとの計画作りの検討事項を詳しく示した。 基本計画によると、避難確保施設に指定されるのは、第3次避難対象エリアより内側の入院、入所型の医療機関、福祉施設と、第4次避難対象エリアより内側の教育関連施設。県のまとめでは、保育園や学校が83
-
浜松、静岡市長選きょう投票 静岡県議選も 深夜に大勢判明
統一地方選前半戦の浜松市長選と静岡市長選、県議選(定数68)、浜松市議選(定数46)の投票が9日行われ、即日開票される。両市長選は現職が今期限りで退任し、新しいリーダーを選ぶ選挙となる。いずれも新人同士の戦いとなり、現市政の路線継続か、刷新かが問われる。前回選から選挙区が1増えて34選挙区となった県議選は、無投票選挙区を除く19選挙区で激戦が繰り広げられている。 浜松市長選はいずれも無所属で、元総務省課長中野祐介氏(53)=自民、公明推薦=、市民団体代表嶋田博氏(74)=共産推薦=が出馬した。静岡市長選の立候補者は、無所属の元県議山田誠氏(61)、共産党公認で党県常任委員の鈴木千佳氏(52
-
障害者対象の就労相談 12日から賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は12日から、参加無料の就労相談会を賀茂郡5町で開催する。 同センターは月1回、障害者対象の相談会を各町で開催している。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談などにも応じている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 12日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽18日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽20日午後1時半~ 南伊豆町役場
-
14日から山菜狩り 東伊豆細野高原
ススキの名所として知られる東伊豆町の細野高原で、14日から山菜狩りのイベント(稲取地区特別財産運営委員会主催)が開かれる。期間中2千~3千人程度が足を運ぶ春の恒例行事。5月7日まで。 約125万平方メートルのうち、約90万平方メートルにワラビやゼンマイが自生する。「そこかしこで見つけられる」(町観光協会)ほどで、山菜は取り放題。新型コロナウイルス禍の影響で近年は高原を自由開放としていたため、今まで通りの形式での開催は4年ぶりとなる。 協会事務局次長の前田陽司さん(48)は「東伊豆町と言えば海の幸だが、山の幸もぜひ味わって」と呼びかけている。 午前8時から午後3時まで。雨天中止。中学生以上50
-
フォトスポットや飲食メニュー多彩 米ミュージカル映画とコラボ 熱川バナナワニ園
東伊豆町の熱川バナナワニ園は、魅惑的な歌声を持つワニが主人公の米国のミュージカル映画「シング・フォー・ミー、ライル」(公開中)とのコラボ企画を開催している。フォトスポットや飲食メニューなど多彩な企画を用意した。5月7日まで。 映画は孤独なワニと少年同士が心を通わせ合うストーリー。期間中は同園のキャラクター「熱川ばにお」が映画にちなんだ衣装で登場する日もある。主人公のワニがバナナを手にする独自デザインのパネルを設けるほか、カフェではピザやケーキ、クリームソーダなど映画に着想を得たメニューを提供する。 期間中、最寄りの伊豆急行伊豆熱川駅はホームの駅名看板を主人公や「ばにお」を描いたデザイン
-
伊豆八十八カ所巡礼で蓮馨寺にも 三島、国内外から100人
東伊豆町奈良本を拠点に活動する仏教系の宗教法人「清心道場」の智広住職と信者約100人が28日、伊豆八十八カ所巡礼の一環で三島市の蓮馨寺を訪れた。27日からの2日間で計4寺院を巡り、仏の教えの理解を深めた。 巡礼は宗派を超えた交流が目的で、昨年11月に続く第2弾。中国出身の智広住職は国内外に弟子が多く、今回は米国やオーストラリア、シンガポールなどからも参加した。 同寺では、元全日本仏教会国際部長で同寺の掬池友絢副住職が講話した。仏教を通した国際交流の経験などを通し「世界の仏教徒とのつながりの大きさや温かさに気付いた」と伝えた。 同法人は1975年に設立。仏教を通じた社会貢献と、仏教各宗派間の団
-
賀茂地域 経済振興へ 下田 1市5町首長ら連携会議
賀茂地域1市5町の首長らによる第33回賀茂地域広域連携会議が29日、下田市の県下田総合庁舎で開かれた。新型コロナウイルスの「5類」移行後の経済振興など議論した。 下田市の松木正一郎市長は、伊豆への観光が自然環境や食事が目的の主体だった状況から「知的欲求を満たすことも求められている」と説いた。その上で個店など昔ながらの町並みが残る環境の優位性に触れ、外部人材を含めた事業継承への支援の重要性を訴えた。 人口減に歯止めがかからない状況で「人が減っても対応できる環境づくりも考えなくてはならない」と指摘したのは東伊豆町の岩井茂樹町長。都市機能の集約を解決策の一つに挙げ、「そろそろ真剣に対処法を考えなく
-
3月定例会閉会 東伊豆町議会
東伊豆町議会3月定例会は23日、最終本会議を開き、55億7700万円の2023年度一般会計当初予算案など12議案を原案通り可決、閉会した。このうち追加提出は23年度の一般会計補正予算案など3議案。補正予算は6700万円の追加で、新型コロナウイルスのワクチン接種事業費3600万円などを計上した。
-
市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
-
さよなら稲取幼稚園 70年余の歴史に幕 4月、熱川と統合
4月から熱川幼稚園と統合する東伊豆町の稲取幼稚園の閉園式が22日、同園で執り行われた。園児と保護者、教員ら約50人が参加し、70年以上にわたる歴史に幕を下ろした。 同園の起源は1947年の日曜学校。57年に町立幼稚園となり、現在の園舎は80年に新築された。当時は300人超の園児がいたというが、少子化で現在は14人にまで減少した。 式典では「みかんの山にひがのぼり」「あおい海からふいてくるかぜが-」と地域の情景を感じさせる園歌を園児が斉唱。同園で長年受け継がれてきたという「金目の大将」を踊り、学びやに別れを告げた。 鈴木重代園長は「思い出は子供たちや地域の皆さんの中に残り続けます」と感慨
-
東伊豆町 町議選定数の12陣営が出席 立候補予定者説明会
東伊豆町選挙管理委員会は20日、任期満了に伴う町議選(4月18日告示、23日投開票)の立候補予定者説明会を町役場で開いた。定数12に対し、12陣営が出席した。 複数の関係者によると、12陣営のほかに現時点で出馬の動きはないとみられる。同町議選は前回選では無投票だった。出席陣営は現職10、新人2。下田署の担当者が選挙カーの運用について説明し、伊東郵便局の職員が選挙用はがきの注意事項を説明した。
-
東伊豆町人事 各課で機構改革
東伊豆町は17日、4月1日付の人事異動を内示した。各課内の係の統合や係名変更で、異動対象は例年よりやや多い71人となった。 【課長級】健康づくり課長(観光産業課長兼農業委員会事務局長)山田義則▽観光産業課長兼農業委員会事務局長(教育委員会事務局長)梅原巧▽建設整備課長(東河環境センター派遣=所長)村上則将▽教育委員会事務局長(健康づくり課長)斎藤和也▽健康づくり課参事(同課課長補佐兼保健予防係長兼国民保険係)柴田美保子 【課長補佐級】総務課長補佐兼総務係長兼選挙管理委員会書記(同課課長補佐兼庶務係長兼選挙管理委員会書記)鈴木文昭▽総務課長補佐兼総務係長(健康づくり課長補佐)中村忍▽建設
-
東伊豆、富士宮で震度1 15日午前6時39分ごろ
15日午前6時39分ごろ、千葉県北西部を震源とする最大震度2の地震があった。静岡県内は東伊豆町、富士宮市で震度1を観測した。気象庁によると震源の深さは約70キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・8と推定される。
-
南海トラフの「半割れ」 数時間から数年後に後発地震も 臨時情報発表、注意促す【語り継ぐ 東南海地震⑦】
1944年12月、南海トラフ沿いの紀伊半島沖でマグニチュード(M)7・9の規模で発生し、静岡県などを激震が襲った昭和東南海地震。同半島沖では2年後の46年12月、M8・0の昭和南海地震も発生した。気象庁が2019年に導入した南海トラフ地震臨時情報は、南海トラフの東側と西側で大地震が相次いで発生する危険性に備える目的もあるが、県民の理解はまだ深まっていない。昭和東南海地震に詳しい安藤雅孝名古屋大名誉教授に大地震が続発する可能性について聞いた。 駿河湾から九州東方沖まで延長約700キロにわたる南海トラフの想定震源域では過去、①東側と西側で地震が同時発生したケース(1707年の宝永地震など)②東
-
静岡県内幼小中5施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は10日、小中学校4校と幼稚園1園でインフルエンザに感染したとみられる患者計53人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 東伊豆町の中学校10人、河津町の中学校12人、南伊豆町の中学校8人、御殿場市の幼稚園10人、御前崎市の小学校13人。
-
フルーツ大福 おいしいワニ 東伊豆・熱川バナナワニ園で人気
東伊豆町の熱川バナナワニ園で、ワニを模した愛らしいフルーツ大福が人気を集めている。町内の老舗和菓子店とのコラボ企画。数量限定で、売り切れの日も出ている。 イチゴとバナナの2種類。プラスチック製の目玉を付け、大福に切り込みを入れて果物をくわえているかのような風貌。大福は同町の花月製菓の草大福で、もち米の風味が豊かであんこもたっぷり。イチゴは町内産紅ほっぺを使用し、ワニに似た形状となるよう縦長の大福を特注した。2月下旬の販売開始早々、SNSでも好評を得ているという。 分園のフルーツパーラーでは、いずれか1個を掛川茶付きで提供(820円)。来園前の事前予約も入っているといい、神山浩子副園長(4
-
東伊豆町議会 7議案を可決
東伊豆町議会3月定例会は9日、本会議を開き、2022年度の一般会計補正予算案など7議案を原案通り可決した。 補正予算は4400万円の追加。ふるさと納税制度による寄付が好調で、寄付金6千万円の追加が主な増額要因。55億7700万円の23年度一般会計当初予算案など8議案は委員会付託した。
-
東伊豆で震度1 9日午後11時14分ごろ
9日午後11時14分ごろ、千葉県南東沖を震源とする地震が発生し、東伊豆町で震度1を観測した。気象庁によると震源の深さは約50キロ。地震規模を示すマグニチュード(M)は4・4と推定される。
-
東伊豆町議会 14議案を可決
東伊豆町議会3月定例会は8日、本会議を開いた。議員発議を含む14議案を原案通り可決した。 議員発議は町議会の個人情報保護に関する条例制定案。ほか13議案は町情報公開条例や、町職員の給与や育児休業などに関する条例の一部改正案が中心。一般質問には4氏が登壇し、インフラ整備などについて当局の姿勢をただした。
-
無人駅活性化探る 東伊豆町、施政方針
東伊豆町議会3月定例会は7日開会し、会期を23日までの17日間と決めた。岩井茂樹町長は施政方針演説で、将来的に無人駅の活性化策を探る方針を示した。 町は2023年度、一般会計当初予算案に600万円を投じ、伊豆急行伊豆稲取駅の空きスペース活用を探る。岩井町長は同駅について「観光客にとってのゲートウエーであり、町民にとっても通学通勤など無くてはならない施設」と強調。その上で同駅を足がかりに「将来的には他の駅についても利活用を検討したい」と述べた。 一般質問では5氏が子育て支援策などについて当局と論戦を交わした。8日は4氏が登壇予定。
-
東伊豆で震度2 4日午前
4日午前10時21分ごろと同10時45分ごろ、東伊豆町で震度2の地震があった。同11時45分ごろには震度1を観測した。気象庁によると、いずれも震源地は伊豆大島近海で、震源の深さは約10キロかごく浅い。地震の規模はマグニチュード(M)2・6~2・9と推定される。
-
障害者対象に無料就労相談 8日から賀茂5町 下田
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は8日から、賀茂郡5町で就労相談会を開催する。参加無料。 同センターは月1回、各町で障害者対象の相談会を開催。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談にも応じている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 8日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽14日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽16日午後1時半~ 南伊豆町役場
-
ニューサマーゼリー&シャーベット 花月製菓(東伊豆町) 和菓子職人の技を海外へ【静岡ものづくり最前線】
爽快な香りとさっぱりした味わいが人気のニューサマーオレンジ。東伊豆町の特産として知られるかんきつをゼリーに仕上げた。町を代表する銘菓の製造技術を国外にも伝承している。 あんこ商品が主力だったため夏季の売り上げに苦戦。特産品による菓子開発を目指し、製造している。飲料の製造時に余剰したオレンジの皮を買い取って使用。女性の購買意欲を高めようと、魚由来のコラーゲンも配合した。 冷凍しシャーベット状にしての賞味も勧めている。韓国済州島で洗剤の製造販売を手がける企業の関係者が町内へ来訪時、その味わいに感動し、製造技術の伝承を請うてきたという。内山欣洋社長(60)も現地に出向いて指導していた矢先、新型
-
人事=伊豆新聞本社(14日)
下田支社次長=東伊豆町・河津町担当(伊豆日日新聞代表代理)福島安世▽伊豆日日新聞取材部専任部長(下田支社取材部専任部長)佐々木誠一
-
熱海市 コミュニティー拠点整備【東部23年度予算案⑤】
2年前に閉校した熱海市立網代小。2月下旬、母校の前で地元出身の山崎明洋さん(40)と渡辺淳司さん(38)はつぶやいた。「古里が衰退していくのはやはり寂しい」「でも、住民だけで再生するのは厳しい」-。 網代地区の人口は1274人(1月現在)。15年間で3割減った。2006年に網代中が閉校し、17年に網代幼稚園が休園に。住民の心のよりどころが次々に閉鎖され、活力が失われつつある。 一方で、新型コロナウイルス禍を機に首都圏から移住してきたり、都心との2拠点生活を始めたりする人もいる。山崎さんたちはこうした人を巻き込んで地域再生を目指している。「今の網代には住民と移住者、企業をつなぐ場所が必要。
-
松崎町 移住定住促進【東部23年度予算案④】
2月下旬、松崎町の木工工房「松崎工房」で古屋一成代表理事(50)が家具製作に取り組む職人や作家の作業を見守り、アドバイスをした。同工房は木工普及や職人育成のために施設を貸し出し、技術指導を行う。 古屋さんは2017年に地域おこし協力隊として移住。同年、隊員の山賀健司さん(50)と工房を開設し、20年に法人化した。退任後も伊東市の拠点と行き来しながら職人育成や商品の受注生産を行い、近隣市町から集まる職人も増えてきた。古屋さんは「町のサポートで起業にこぎ着けた。伊豆地域に木工産業を根付かせたい」と見据える。 都市地域から移住して過疎地域の活性化を図る地域おこし協力隊。同町は11年、県内で初め
-
360軒停電 東伊豆、強風で折れた枝が電線に接触
東京電力パワーグリッドは1日、2月28日午後3時ごろに東伊豆町の片瀬地区と白田地区の一部で約360軒の停電が発生したと発表した。およそ4時間後にすべて復旧した。同社静岡総支社によると、強風で折れた枝が電線に接触したためとみられる。
-
子育て支援で移住促進 東伊豆町23年度予算案 一般会計55億円
東伊豆町は27日、2023年度の当初予算案を発表した。一般会計は過去10年で最大の55億7700万円(22年度比2・0%増)。昨春就任した岩井茂樹町長の元では初の当初予算編成で、移住定住促進を念頭に子育て支援に手厚い内容。岩井町長は「新たな町のスタートとして、何が必要かを明確にしたつもりだ」と説明した。 都市部の子育て世代の移住促進を念頭に、保育留学事業を開始。運営委託費550万円を計上した。幼稚園と保育園の給食無償化(360万円)のほか、紙おむつ支給(100万円)なども実施する。 移住促進関連では、創業支援補助金500万円や空き家調査費370万円も盛った。 町内では公共交通網の維持整
-
保育留学実施へ都市部に狙い 東伊豆町
東伊豆町は2023年度から保育留学事業に乗り出す。都市部の子育て世代の移住促進を念頭に、移住体験時に認定こども園で未就学児を預かる内容。 期間は1~3週間程度。町はこれまで移住者として若者や単身者にめぼしを付けていたが、新型コロナウイルス禍によるテレワークやワーケーション普及を受け、子育て世代にも白羽の矢を立てた。同様の事業は御殿場市も実施方針。 まずは3年程度の実施を見通していて、小規模で受け入れながら順次人数を増やすという。岩井茂樹町長は27日の定例記者会見で「都市部で不足する豊かな自然環境や保育施設をわが町でまかないたい」と強調した。
-
賀茂地区の学校統合再編 議論混迷の町も 進む少子化 道筋早急に【解説・主張しずおか】
伊豆南部の賀茂地区で小中学校の統合再編が活発化している。一方でさまざまな事情で議論が棚上げされている町もあり、先行きが見通せない。統合とは別筋の中高一貫校設立を求める動きや県立高の再編議論が複雑に絡んでくる可能性もあり、関係機関には早急に道筋を示すよう求めたい。少子化が加速する中で迅速な対応が迫られている。 「当初は不安だったが、大変大きな効果があったと受け止めている」。下田市教委学校教育課の糸賀浩課長(55)は統合効果を強調する。市内では昨春に市内4中学を1校に統合した。統合前のある中学では、教員1人が3学年全ての特定教科を受け持っていた事例もあったという。統合で一定の規模を確保したこと
-
ふるさと給食「おいしい」 熱川ポークや稲取けんちん汁、黄飯… 東伊豆の地産食材 児童ら満喫
東伊豆町の小中学校に24日、地産食材をふんだんに取り入れた「ふるさと給食」が登場した。地域色豊かなメニューに児童生徒は大喜び。満足げに舌鼓を打った。 しっとりした味わいで、炒め物向きの熱川高原ポークを使ったショウガ炒めがメイン。町内産のダイコンなど具だくさんの「稲取風けんちん汁」にはかつおだしにすりごまをたっぷり加えた。地域で祝い事の際に食すという「黄飯」は、クチナシの実で色付け。甘みが豊かな町内産紅ほっぺも添えた。 この日は4校で約600人分を提供。稲取小では特別メニューを食した児童たちが一様に満足げな表情を浮かべた。4年の久我谷采夢さんは「東伊豆町に豚肉があるなんて知らなかった。おい
-
東伊豆町と港湾空港建設協が協定 漁港災害被害 応急対策
東伊豆町と日本港湾空港建設協会県支部は20日までに災害時を想定した連携協定を結んだ。漁港での災害被害に支部が応急対策を施す内容で、町によると同協会県支部が県内自治体と同様の協定を結ぶのは初という。 協会によると、県支部には海洋土木関連の建設業者28社が加盟。災害発生時には機材の持ち込みや、流れ着いたがれきの撤去などによる早期の復旧を図るという。昨秋に町が国土交通省清水港湾事務所と合同開催した訓練に県支部が参加していた縁で協定締結が実現した。 町役場で20日に締結式が開かれた。佐野茂樹支部長は「迫り来る大災害へ、事前の対策が何より重要だ」と強調。岩井茂樹町長は「南海トラフ巨大地震などにおい
-
3月7日に定例会開会 東伊豆町議会
東伊豆町議会は20日、議会運営委員会を開き、3月定例会の日程を7日から23日までの17日間と決めた。2023年度の一般会計当初予算案など31議案を審議する。一般質問は7日と8日に実施する。
-
地方議会80%男性に育休 高齢化、取得広がらず 全国アンケート
全国の地方議会の80%以上に男性議員が「育休」を取得できる規定があることが11日、共同通信のアンケートで分かった。議会規則で育児や配偶者の出産を欠席理由として認めている。過去4年間に、男性議員が育児や妻の出産を理由に欠席した例があったと回答した議会は3%だった。男性の育児を後押しする制度の整備が進む一方、地方議会の高齢化により、子育て世代の中心となる40代以下の議員は少なく、実際の取得は広がっていない。 育児や配偶者の出産に伴う欠席に関する規定があるかどうかを聞いた。最も多かったのは「出産と育児の両方」の80%で、「出産のみ」が5%、「育児のみ」が3%。「両方とも規定していない」は12%だ
-
稲取高生が考案 給食「おいしい」 最優秀賞メニュー、地域食材を使用 東伊豆
静岡県賀茂農林事務所の「高校生による給食コンテスト」で最優秀賞に輝いた稲取高(東伊豆町)生徒による献立が7日、町内の小中学校と幼稚園6施設の給食に登場した。地域食材を使ったメニューに約650人が舌鼓を打った。 西伊豆町伝統の保存食潮かつおをだしに使ったけんちん汁や、魚のキノコあんかけなどを考案したのは木下花音さんと加瀬麻央さん(いずれも3年)。稲取小を2人が訪れ、感想を問うと児童たちは一様に「おいしい!」と満足げな表情を浮かべた。 同校卒業生の加瀬さんは「母校の子供たちに食べてもらえるなんて」と声を弾ませ、木下さんも「小学生の笑顔が見られてうれしい」と喜んだ。 コンテストには4校から1
-
子どもと一緒に 御殿場“移住” 「保育園留学」 親は首都圏へ出勤可能 23年度受け入れ開始
子どもと一緒に移住体験を―。御殿場市は2023年度、市外在住の家族に2週間滞在してもらい、未就学の子どもを保育施設で預かる「保育園留学」を始める。暮らしを体験しながら地域の魅力を感じてもらう狙い。関係人口を増やし、移住定住者の増加にもつなげたい考えだ。 地方と家族をつなぐ事業を展開するキッチハイク(東京都)と連携した取り組み。同社が滞在先や子どもの預け先をセットにした「留学プログラム」を提供する。市未来プロジェクト課の杉山真彦課長は「富士山のある景観や自然、多彩なアクティビティーが楽しめ、一定の都市機能もある。住めばきっと好きになる」と自信を示す。 子どもを受け入れる「高嶺(たかね)の森
-
障害者が対象 無料就労相談 8日から賀茂5町で開催
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は8日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、各町で障害者対象の相談会を開いている。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付ける。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 8日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽16日午後1時半~ 南伊豆町役場▽21日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
-
東伊豆・稲取―大島就航 東海汽船、季節便28日まで 周遊促進に期待
東伊豆町の稲取港と伊豆大島(東京都)を結ぶ東海汽船の今季の季節便が4日就航した。稲取港でオープニングセレモニーが開かれ、町民が大島からの来訪者を出迎えた。 季節便は1日2往復で毎日運航する。稲取からは午前11時5分と午後2時45分に出発し、片道最短35分としている。稲取周辺では雛(ひな)のつるし飾りまつり(同町)や河津桜まつり(河津町)、伊豆大島では伊豆大島椿まつりが開催中。商工観光関係者は周遊促進とともに、新型コロナウイルス禍で冷え込んだ経済活性化の一助に期待を寄せる。 来訪者約90人には紅白餅を振る舞い、関係者はこの後、稲取を出発する船舶を手を振って見送った。稲取温泉旅館協同組合女性
-
東伊豆・細野高原の山焼き 非公開から一転 12日に見学会開催
ススキの名所として知られる東伊豆町稲取地区の細野高原で12日、山焼きの見学会が開かれる。これまでは見学を募集していなかったが、安全性を確保した上で、山焼き後に参加者の連帯感を高める散策イベントなども開催し、地域と継続的に関わる「関係人口」の増加につなげる。 山焼きは消防団や地域有志ら約100人により、段階的にススキの見頃が終わった11月と翌年2月に実施している。安全を考慮してこれまでは公開していなかったが、距離を十分に確保するなど万全にして見学会を開催する。 各地の自治体で組織する「全国草原の里市町村連絡協議会」の「未来に残したい草原の里100選」に2022年、高原を管理する稲取地区特別
-
温室見学や研究発表、試食も 4日、伊豆農業研究センター一般公開
静岡県伊豆農業研究センター(東伊豆町稲取)は4日、施設を一般公開する。「公開デー」と銘打った14回目の恒例行事。 温室や農地を開放するほか、研究成果を展示する。かんきつ類の新品種試食も用意しているが、事前予約が必要。例年実施している農産物の販売は行わない。 午前9時半から午後3時まで。問い合わせは同センター<電0557(95)2341>へ。
-
かんきつカクテル提供 東伊豆町内宿泊施設で11日から 町と学生、ビール会社考案
東伊豆町の宿泊施設で2月から、特産のかんきつ類「はるひ」を使ったカクテルが提供される。町と首都圏学生、大手ビール会社との産学官の共同事業で2年ほどをかけて完成させた。当面町内での提供にとどめ、関係者は限定品としてPRする考え。 JAふじ伊豆によると、はるひは同町と河津町のみで産地化され、高糖度と適度な酸味が特徴。事業には町と包括連携協定を結ぶ跡見学園女子大(東京都)の観光コミュニティ学部生約30人が参加した。リーダーの3年有井花織さんは「既に知られているものではなく、新たな地域産品のPRにつなげたかった」と意図を説明する。 町主催の交流会を縁にサッポロビールや町内の商工観光団体も考案に参
-
河津桜見頃 2月下旬か 静岡県、賀茂地区の開花予測発表
静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)は26日、賀茂地区の河津桜の開花予測を発表した。河津町は2月14日、南伊豆町は同15日の二分咲きを見込み、見頃の七分咲きは同月下旬とみられる。 河津町の河津川沿いでは七分咲きが同21日、南伊豆町の青野川沿いでは22日と予測した。2022年は年始以降の冷え込みで開花が21年に比べ9日ほど遅れたが、今季は21年比で3日程度の遅れという。 2月1日からは「河津桜まつり」(河津町)と「みなみの桜と菜の花まつり」(南伊豆町)が開幕し、河川沿いでいずれも800本ほどの桜並木が観光客を楽しませる。
-
オレンジ色 鮮やかに 東伊豆でカエンカズラ見頃
東伊豆町の熱川バナナワニ園で、オレンジ色の花が印象的な「カエンカズラ」が見頃を迎えている。2月中旬ごろまで楽しめる見込み。 10メートルほどに伸びたつるから直径約3センチ、長さ約7センチの筒状に20~30輪ずつが束になって花房を形成。1月中旬現在で50房ほどが花を咲かせ、2月には100~150房ほどが満開になるという。 ブラジルやパラグアイに生息するノウゼンカズラ科のつる植物。同園によると、火炎を想起させる色合いが和名の由来という。同園では本園の温室で30年近く栽培している。 植物管理部長の平山公泰さん(53)は「上から垂れ下がる様子は、まるでカーテンのよう。寒い冬に鮮やかに咲く花をぜ
-
雛のつるし飾りまつり 東伊豆で開幕、2万2千個彩る
女の子の健やかな成長を願う「第26回雛(ひな)のつるし飾りまつり」が20日、東伊豆町の稲取地区で開幕する。日本三大つるし飾りの一つとされ、地区内の四つの会場を計約2万2千個の飾りが彩る。3月31日まで。 メイン会場の文化公園雛の館には、地元住民らが手作りした約1万7千個を展示。ひな人形の両脇にことしの干支(えと)のウサギなどをかたどった愛らしい人形がつり下がる。中には特産品のキンメダイの人形もある。 雛のつるし飾りの起源ははっきりしないが、江戸時代後期には地域に根付いていたとみられる。高価なひな人形の代わりに、着物の端切れで作った人形でひな祭りを祝うようになったと伝わる。同館には大正時代
-
東伊豆の小中一貫校設立構想 答申受けさらに議論
東伊豆町総合教育会議は19日、町役場で会合を開き、町教委が町学校教育環境整備委から2022年12月に受けた「現在の小中4校を一貫校1校とするのが望ましい」とする答申を議論した。岩井茂樹町長は「答申は尊重しつつ、さらに議論を深める」との考えを示した。小中一貫校設立の流れは維持し、引き続き23年度も議論する方針。候補地の選定が焦点になるとみられる。 答申では出生数の急減を考慮し、早急な統合の必要性を訴えている。「一貫校の適地は現在の熱川小か熱川中」と指摘していて、早期設立が困難な際は中学の先行統合も視野に入れるよう添えていた。 岩井町長は「人口減の中、学校の統合をまちづくりと併せて考える」と
-
大盤解説に静岡県内外から700人 掛川で王将戦 神谷八段ら登壇
掛川市で将棋の王将戦7番勝負第1局が行われた8、9の両日、同市の大日本報徳社大講堂では大盤解説会が開かれた。サテライト会場を含め、両日で県内外の約700人のファンが固唾(かたず)をのんで勝負を見守った。 立会人の久保利明九段(47)や副立会人の神谷広志八段(61)=浜松市中区=、八代弥七段(28)=東伊豆町出身=らが登壇し、藤井聡太王将(20)と羽生善治九段(52)の対局の様子を説明した。 次の一手を予想するクイズもあり、抽選で選ばれた来場者にプロ棋士が揮毫(きごう)した色紙や掛川産トマトなどが贈られた。
-
障害者対象の無料就労相談 賀茂地区で11日から
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は11日から、賀茂郡5町で無料就労相談会を開催する。 同センターは月1回、各町で障害者対象に相談会を開催。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付ける。 いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 11日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽17日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽19日午後1時半~ 南伊豆町役場
-
スマホ誤作動で勝手に119番 静岡県内消防、注意呼びかけ「確認の連絡応じて」
エッ、私が119番を!?-。市民らが気付かないうちに119番通報をしてしまい、消防が万が一の確認のため駆け付ける事態が県内で発生している。最新のスマートフォン機能も一因にあるとみられ、消防関係者は「間違えた際は必ずその後の連絡に応じてほしい」と呼びかける。 2022年11月上旬の下田消防署(下田市)。西伊豆町から119番が入った。ところが、電話口からは応答が無い。通報者に不測の事態が生じた可能性を念頭にGPS機能で逆探知し、駆け付けたのは消防車と救急車3台に隊員8人。すると出動後に通報者が消防からの連絡に応じ、男性が「119番したことに気付かなかった」と説明した。 下田消防本部によると、
-
伊豆地域に椿まつりPR 東京大島の関係者
東京都大島町の関係者が6日、伊豆地域の各市町を訪れ、「第68回伊豆大島椿まつり」の開催をPRした。まつりは29日から3月26日にかけて開かれる。 町観光課によると、島内には300万本のヤブツバキが自生し、千種類超の園芸種のツバキも観光客を楽しませる。現在は二~三分咲き程度で、2月中旬から3月上旬ごろに盛期を迎える見通しという。 下田市役所を木中孝次副町長らが訪問した。「ミス大島」の黒崎夏帆さん(22)は「この機会に静岡の皆さんにぜひ来てもらいたい」とアピール。「ミス椿の女王」の穂住佳穂さん(21)が同町産ツバキの花束を松木正一郎市長に手渡した。 松木市長は川端康成の『伊豆の踊子』と両市
-
移住者の支援策利用2.4% 東伊豆町議会が調査 活用促進へ周知必要
東伊豆町議会の総務経済常任委員会は3日までに、移住者を対象に実施したアンケート結果をまとめた。町の移住者支援制度の利用率が2・4%と、施策が思うように利用されていない現状が明らかになった。 アンケートはオンラインで41人が回答。ただ、支援制度を利用したのは住宅リフォームに関する補助金活用の1人にとどまった。制度を知らなかったとの声が複数あり、住民登録の前後で対面での説明の必要性を訴える意見も上がった。 移住元は神奈川県が4割以上と最多。首都圏で8割強を占めた。全体の約8割が就業中で、そのうちの2割強はテレワークを活用している。 町の印象を尋ねたところ、交通手段と移動手段について「やや
-
電車から冬の夜空眺めて 東伊豆で1月7日にイベント
電車内から真冬の東伊豆町の夜空を楽しむイベント「月夜を駆けるムーンロードトレイン 満天の東伊豆号」(伊豆急行、町観光協会主催)が2023年1月7日に開かれる。乗車無料。 午後6時半ごろから同50分ごろにかけ、伊豆急行線の伊豆稲取と片瀬白田、伊豆熱川、伊豆北川、伊豆大川の5駅から乗車する。乗車中は月見のための停車時間も10分程度設ける。同9時過ぎから同じ5駅で順次下車できる。 協会は町内から望む月光の海面反射が「月の道」のように見えるとして、「ムーンロード」と銘打って売り出している。車内も当日は暗くし、月見ムードを演出。協会職員の青嶋優太郎さん(29)は「この企画でしか見られない風景を楽し
-
雛のつるし飾り 正月に特別展示 東伊豆・文化公園雛の館
東伊豆町の稲取温泉旅館協同組合は1月1日から3日にかけ、同町に伝わる伝統の「雛(ひな)のつるし飾り」の正月特別展示を文化公園雛の館(同町稲取)で実施する。 観光客向けの恒例行事。入館料500円で、組合加盟施設の宿泊者は無料券で見学できる。各日午前10時から午後3時まで。正午から30分間は休館。 問い合わせは同組合<電0557(95)2901>へ。
-
ワニの背中をお掃除「1年の汚れきれいに」 熱川バナナワニ園
東伊豆町の熱川バナナワニ園は27日、同園で飼育するワニの大掃除を実施した。同園の年末の風物詩。飼育員たちが1年の汚れを洗い落とした。 同園ではワニ16種100頭ほどを飼育していて、分園の通称「ワニ池」(約500平方メートル)ではこのうち4種12頭が生活。池の水を抜いた上で、飼育員たちはブラシを手に「クチビロカイマン」6頭に近づいた。体長1・5~2メートルの中型だが活発で、時折大きな口を開けて「ガブリ」とかむしぐさも。背中をこすられると、落ち着いた様子で身を委ねた。 飼育員の菅原浩樹さん(29)は「1年の汚れをきれいに落とし、ワニたちに気持ちよく新年を迎えてもらいたい」と作業を進めた。
-
歴史文化の保全 継承促す声複数上がる 東伊豆町長と語る会
東伊豆町の岩井茂樹町長は26日の定例会見で、12月に実施した町民との意見交換会「町長と語ろうまちづくりの会」について、町内の歴史や文化の保全を求める声が複数上がったと明かした。 町内では、江戸城築城の際に伊豆で切り出した大石を運んだとされる石引の再現行事が開催されていて、こうした歴史の継承が若年層に不足しているとの指摘があったという。就任1年目の岩井町長は「他にも地域ごとに特有の課題が存在している。直接意見を聞くという過程がまちづくりにおいて大変重要だ」と強調した。 意見交換会は6回実施し、町によると約150人の参加があったという。
-
冬至 ゆず湯満喫 河津・踊り子温泉会館、25日まで実施
二十四節気の一つ、冬至の22日、河津町の町営踊り子温泉会館にゆず湯がお目見えした。来館者がユズの香りを楽しみながら無病息災へ願いを込めた。 男女露天風呂に、町内で採れたユズ計40キロが浮かんだ。ゆず湯は美肌や風邪の予防に効果があるともされ、来館者は温泉につかりながらつかの間のひとときを楽しんだ。 東伊豆町の会社員西塚努さん(56)は「香りと併せて季節感を楽しめる」と声を弾ませた。 ゆず湯のサービスは25日まで実施する。営業は午前10時から午後9時(最終受け付け8時半)まで。
-
4~9月発注工事 5件審議「適正」 静岡県入札監視委員会
静岡県入札監視委員会(委員長・田中博通東海大名誉教授)はこのほど、県庁で非公開の会合を開き、県が4~9月に発注した工事のうち5件を審議し、いずれも適正と判断した。 審議したのは道路標示塗装工事(東伊豆町)など。予定価格が250万円を超える公共工事1528件の中から各委員が抽出した。 建設業課によると、5件に関して意見の具申や勧告、入札結果に対する調査指示はなかった。
-
防犯功労者 管内1市5町17人を表彰 下田署
下田署はこのほど、防犯功労者への表彰伝達と署長感謝状の贈呈式を同署で開いた。管内1市5町の17人を表彰した。 防犯協会の関係者や検視に協力した医師らに田代圭吾署長が賞状を手渡した。田代署長は「長年にわたる地域への貢献に深く感謝したい」とたたえた。 受賞者は次の通り。 【県防犯協会連合会防犯功労者表彰】長田雅彦(河津町) 【署長感謝状】木田敏則(下田市)河井栄(同)高木洋行(西伊豆町)塩沢一志(同)浅井真(松崎町)大村敏之(西伊豆町)大石栄子(松崎町)大石延正(西伊豆町)藤井健仁(同)石井洋之(東伊豆町)高木徳一郎(西伊豆町)日吉美千子(下田市)河井文健(同)飯島孝明(南伊豆町)宮川栄
-
12月24日に花火打ち上げ 東伊豆・熱川海岸通り
東伊豆町の熱川温泉旅館組合は24日夜、「クリスマスファンタジア」と題した花火の打ち上げイベントを同町の熱川海岸通りで開く。 午後8時40分から9時にかけ、約千発が冬の夜空を彩る。同海岸通りは7時から9時にかけて車両通行止めとする。 近隣の駐車場が少ないため組合は公共交通機関での来場を呼びかけている。荒天中止。問い合わせは組合<電0557(23)0174>へ。
-
東伊豆町「小中一貫校1校に」 町教委に答申 熱川小か熱川中が適地
東伊豆町の小中学校の再編を検討してきた町学校教育環境整備委員会は15日、現在の小中4校について「小中一貫校1校が望ましい」とする答申を町教委に提出した。町は元々一貫校2校とする構想だったが、予想を上回る急速な少子化で再検討を余儀なくされていた。 答申は出生数の急減を念頭に「早急な統合が望まれる」と強調。その上で、通学距離などを考慮し現在の熱川小か熱川中が適地とした。早期の設立が困難ならば、中学校の先行統合も視野に入れるよう添えた。 同町では2019年度に43人だった出生数が21年度には20人に急減した。22年4月に整備委を設け、保護者代表や学校関係者ら19人が10回の会合で答申をまとめた
-
税の作品受賞者 東伊豆町が表彰
本年度の「税に関する作品」で受賞した東伊豆町の児童生徒の表彰・伝達式が13日、町役場で開かれた。町内の受賞は15点で、岩井茂樹町長らが受賞者に表彰状を手渡した。岩井町長は「税を考えるとはまちづくりを考えること。引き続き正しい知識と関心を持ってほしい」とたたえた。 受賞者は次の通り。 【作文】伊豆下田納税貯蓄組合連合会会長賞 黒石明里(熱川中2)▽同連合会佳作 常盤陽風(同3)白井利衣佐(同2)磯田愛煌(稲取中3) 【習字】県納税貯蓄組合連合会会長賞 中村かのん(熱川小6)▽同連合会優秀賞 石井杏奈(同)▽県下田財務事務所長賞 佐々木結斗(稲取小6)▽町長賞 水島星音(熱川小6)▽町教育
-
「小さくても活気ある町に」 東伊豆で町長と語る会
東伊豆町の岩井茂樹町長と町民が意見交換する「町長と語ろうまちづくりの会」が13日夜、町役場で始まった。就任1年目の岩井町長が自身の考えを示すとともに、活性化へ町民意見を募る。 岩井町長は町人口が二十数年後に現在の約半分の5千人超に減少するとの推計に触れ、「一歩ずつまちづくりを進めるしか道はない」と強調。人口減を緩やかにするため、地域と継続的に関わる「関係人口」を増加させる必要性を説いた。 災害対策や公共交通整備など、人口減を受け入れた上で町民が幸福を得られる環境整備にも注力するとし、「小さくても活気ある住みやすい町を目指す」と言葉に力を込めた。今後の日程は次の通り。時間はいずれも午後7時
-
新はしご車を配備 東伊豆 地域の防災力向上へ
駿東伊豆消防本部は12日、東伊豆消防署へのはしご付き消防車の納車式を東伊豆町役場前で開いた。関係者約20人が地域の防災力向上へ、新車両の配備を歓迎した。 旧車両の老朽化のため導入した。以前に比べ車体が小型(全長約7メートル、全幅約2メートル)のため、住宅密集地や道路幅が狭い際にも機動性を発揮する。はしごの最大地上高は約15メートルで、一般的な建物の5階程度の高さまで伸びる。 式典でははしご車を使った訓練も実施=写真=。東伊豆消防署員が役場3階に取り残された被災者を助け出した。岩井茂樹町長は「災害が複雑化している中、最新の車両の配置で迅速な対応が可能になる」と手放しで喜んだ。
-
細野高原散策や新月の星空観測 東伊豆でツアー 12月、1月の計5日間
東伊豆町の細野高原で12月下旬から2023年1月にかけ、新月の星空の観測ツアーが開かれる。特に12月23日はこぐま座流星群の盛期とされ、関係者は流星群を見られる可能性があると参加を呼びかけている。参加無料。 12月23日と24日、25日、1月21日、22日の計5日間開催する。午後8時半から9時過ぎにかけて高原で星空観測や散策を楽しむ。町観光協会の青嶋優太郎さん(29)は「細野高原は周囲が海や山に囲まれているため、街の明かりが届きにくく絶好のスポット」と強調する。 東海バストラベル(伊東市)の主催。町内宿泊者優先で定員20人。当日は町内6カ所から専用バスが運行する。 問い合わせは同社<電
-
農産物や雑貨、総菜など販売 17日、東伊豆でバザー
東伊豆町の稲取三宝保育園は17日、バザーを同園で開催する。午前9時から正午まで。 町内団体が出店し、農産物や雑貨、総菜などを販売する。出店者も募集している(出店料無料)。雨天決行。問い合わせは実行委<電090(6079)9371>へ。
-
有権者303万2619人 静岡県内、12月1日時点
静岡県選挙管理委員会がこのほど公表した県内の選挙人名簿登録者数(基準日1日)は303万2619人(男149万605人、女154万2014人)で、9月の前回登録時と比べて3376人減った。 減少数が多かった市区部は静岡市清水区478人、沼津市349人、静岡市葵区347人、熱海市307人など。町部は函南町81人、東伊豆町71人、南伊豆町44人などだった。 増加した市区部は袋井市119人、浜松市西区100人、同市東区66人などで、町部は小山町79人、長泉町66人だった。
-
障害者対象に無料就労相談会 賀茂5町で13日から
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は14日から賀茂5町で無料就労相談会を開催する。 同センターは月1回、各町で障害者対象に相談会を開いている。就労相談以外にも、障害者手帳取得や医療費助成の相談なども受け付けている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 14日午前10時~ 西伊豆町役場、午後1時半~ 松崎町役場▽15日午後1時半~ 南伊豆町役場▽20日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
-
高校生給食レシピコンテスト 木下さん加瀬さんV 東伊豆稲取高
東伊豆町の稲取高3年の木下花音さんと加瀬麻央さんのペアが、県賀茂農林事務所の「高校生による給食コンテスト」で最優秀賞に輝いた。12日に同校で表彰式が開かれ、2人は「栄養価が高く、おいしい伊豆の食材を小学生に食べてもらいたい」と声を弾ませた。2人のレシピは管内の小中学校給食で提供予定。 2人は「体に優しい」をテーマに、西伊豆町伝統の保存食潮かつおをだしに使ったけんちん汁や、タラのキノコあんかけなどを考案。クチナシで色を付ける東伊豆の伝統食「黄飯」も添えた。 コンテストは子供たちの地場産品への関心を高めようと2015年度から開催。今回は4校から19点の応募があり、地元の料理人や栄養士らが審査
-
東伊豆町議会 13議案可決、承認 12月定例会閉会
東伊豆町議会12月定例会は7日、2022年度の一般会計補正予算案など13議案を原案通り可決、承認し閉会した。 補正予算は1億1400万円を追加した。ふるさと納税制度による歳入が当初見込みより2億円増額したため、経費や基金への積立供出などの歳出も併せて同額を増額する。物価高騰に伴う事業者への支援金1100万円も計上。新規事業の参入者に対する補助金は400万円を投じて拡充する。 一般質問には3氏が登壇し、観光振興や労働力不足の解消などについて町と意見を交わした。
-
食で功労13人表彰 静岡県、仕事人オブザイヤー
静岡県は、静岡県産食材を使った食文化発展に貢献する「ふじのくに食の都づくり仕事人」の表彰式を静岡市内で開いた。食を通じた地域貢献などで本年度、特に優れた活動をした「ザ仕事人オブザイヤー」に輝いた13人に表彰状を手渡したほか、新たに21人を仕事人に認定した。 食文化振興に取り組む企業や団体が対象の「ふじのくに食の都づくり貢献賞」は6団体を選んだ。国内外に誇る特徴を備えた農林水産物「しずおか食セレクション」6商品、各地の特産品の魅力を引き出した加工品「ふじのくに新商品セレクション」11商品もそれぞれ新たに認定した。 ザ仕事人オブザイヤー受賞者は次の通り。 一木敏哉(浜松市)内山栄二(熱海市
-
12月定例会開会 東伊豆町議会
東伊豆町議会12月定例会は6日開会し、会期を7日までの2日間と決めた。8日は予備日。 6日は一般質問を行い、6氏が登壇。子供のまちづくりへの参画や市街地の活性化策などについて町当局と議論を交わした。7日は3氏が登壇し、教育支援などについて町の考えをただす。
-
最終盤の2人 意地の追い上げ 東伊豆町【市町対抗駅伝】
東伊豆町は最下位ながら、11区の主将平山翔選手(18)=稲取高3年=が区間7位、たすきを受けたアンカー加藤広貴選手(36)=清水特別支援学校教諭=が区間8位と最終盤に意地を見せた。 加藤選手は第1回大会から数えて21回目の出場。3年連続での平山選手とのリレーになった。富士市に住むため「普段は練習に参加できないが、ワクワクした気持ちで走ることができた」と振り返った。 平山選手は「1秒でも速く広貴さんにつなげる気持ちだった」といい、「サポートのおかげで選手が懸命に走れた」と感謝した。
-
6日から12月議会 東伊豆町
東伊豆町議会は25日、議会運営委員会を開き、12月定例会の日程を6日と7日の2日間と決めた。8日は予備日。 2022年度の一般会計補正予算案など13議案を審議する。一般質問は両日に計9人が登壇する。
-
「一つでも上の順位に」 東伊豆町チームが結団式【市町対抗駅伝】
12月3日の静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する東伊豆町チームは21日夜、結団式を町役場で開いた。 前回大会は2時間37分26秒で町の部12位。選手を代表し、平山翔主将(稲取高3)は「一つでも上の順位に上がれるよう頑張る」と躍進を誓った。 選手団は次の通り。 監督 下山順一(稲取高教諭)▽コーチ 島田友也(町役場)▽選手 千島陽菜斗(稲取小5)久我谷琉之介(同)高橋璃名(熱川小5)鈴木友菜(稲取小6)山本実玖(同)梅原莉七(熱川中2)藤辺妙果(稲取中2)山本寛人(同3)細川優愛(熱川中3)山本拓冬(稲取高1)山本ゆりか(伊東商高1)中西仁瑚(稲取高
-
公共交通の持続考える 識者招き講演や討論 東伊豆
東伊豆町の公共交通について考える講演会が20日、町役場で開かれた。公共交通の持続性確保が喫緊の課題で、町は識者の講演やパネル討論をまちづくりにつなげる考え。 町内では鉄道とバス、タクシーが運行。町は今秋実施の調査で自家用車が町民の主な移動手段となっていると分析する一方、免許返納後など将来的な移動手段確保を不安視する声が多いと報告した。 自身が関わる富山県朝日町の取り組みを紹介したのは、大手広告代理店「博報堂」の畠山洋平さん。住民が車で目的地に向かう最中に高齢者らが乗降する手法で、子どもの校外活動の足にもなっていると説明した。 呉高専(広島県)教授の神田佑亮さんは、住民の外出機会増加が地
-
「広報ひがしいず」600号 魅力ある紙面へ 思い新た
東伊豆町の広報紙「広報ひがしいず」が11月、1961年の創刊から通算600号に達した。担当の町企画調整課の山崎麻紀子さん(47)は「これからも町民のためになる情報を届けたい」と気持ちを新たにしている。 600号の表紙は、500号以降の表紙をずらりと並べたデザイン。伝統の「雛(ひな)のつるし飾り」を捉えた写真などが彩っている。 紙面では、過去の記念号も紹介。100号時(82年)の町消防署設置の歴史などを振り返っている。次号の101号から月1回の発行となった。今冬の「地域防災の日」(12月4日)に合わせ、非常時の持ち出し品リストも掲載している。 編集を一手に引き受けている山崎さん。以前から
-
租税教育など貢献 東伊豆3人表彰
長年にわたり租税教育の推進などに貢献した東伊豆町民3人の表彰式が14日、町役場で開かれた。 3人は下田税務署長表彰の稲葉博さん(60)と森田光子さん(67)、伊豆下田税務協議会長表彰の嶋田慎一朗さん(53)。稲葉さんは伊豆下田間税会の理事として、関連行事の広報などに尽力。森田さんは30年ほど前から伊豆下田法人会の女性部会のメンバーとして活動し、現在は部会長を務める。嶋田さんも同法人会の理事としての功績をたたえられた。 同税務署の望月孝伸署長が表彰状を手渡した。岩井茂樹町長は「より一層の活躍を期待したい」と祝福した。
-
町の発展に貢献 功労者たたえる 東伊豆町
東伊豆町は3日、2022年度の功労者らの表彰式を町役場で開いた。長年にわたり町の発展に貢献した町民5人を表彰した。 3月まで4期16年にわたり町長を務めた太田長八さん(71)は地方自治功労、保護司として尽力した福岡千秋さん(86)は社会福祉功労で表彰された。元田町区町内会長の鈴木喜久雄さん(78)は地方自治有功で受賞。体育指導委員などを歴任した新井和喜さん(73)と元文化財保護審議会委員長の井原征三郎さん(故人)は教育学術文化有功として顕彰を受けた。 受賞者を代表してあいさつした福岡さんは「わずかでも町のためになれたのなら、人生に誇りを持つことができる」と振り返った。岩井茂樹町長は「皆さ
-
東伊豆の夜楽しんで 「ムーンロード」列車9日運行 伊豆急行
東伊豆町観光協会と伊豆急行は9日夜、貸し切りの伊豆急行線の車内から月見を楽しむイベント「月夜を駆けるムーンロードトレイン」を開催する。定員200人で、乗車無料(予約制)。 「月見列車」は午後7時半ごろ伊豆稲取駅を出発。片瀬白田と伊豆熱川、伊豆北川、伊豆大川の各駅からも乗車できる。およそ2時間半かけて運行し、車内ではクラフトビールや軽食を無料で提供。抽選会やアコーディオンの演奏も実施する。降車も5駅で行う。 協会では、町内から望む月光の海面反射が「月の道」のように見えるとして、「ムーンロード」とPRしている。職員の青嶋優太郎さん(29)は今春の町内観光協会の統合を機に、ムーンロードを町内の
-
東伊豆 細野高原「草原の里100選」に 稲取の管理団体に認定書
各地の自治体で組織する「全国草原の里市町村連絡協議会」が選ぶ「未来に残したい草原の里100選」に、東伊豆町の細野高原を管理する稲取地区特別財産運営委員会が選ばれた。町役場でこのほど、団体に認定書が授与された。 細野高原は125万平方メートルの広大な草原にススキがそよぎ、県内外から観光客が訪れている。運営委は約20年間にわたり山焼きなどを実施。加盟自治体の持ち回りで協議会会長を務めている岩井茂樹町長が、運営委員長の山田賢一さん(73)に認定書を手渡した。 山田さんは「選定を機に一層地域のために励みたい」と気持ちを新たにし、岩井町長は「絶景があるのみならず、山焼きをはじめとした丁寧な管理が
-
暴力団排除へ一層団結 東伊豆で住民大会 下田の事件受け強調
下田署管内暴力追放推進協議会は30日、2022年度の「暴力追放、銃器・薬物根絶住民大会」を東伊豆町の熱川小で開いた。下田市の海水浴場ではパラソルを貸し出していた市民を脅したとして暴力団幹部が9月に逮捕されていて、関係者約70人が暴力団排除へ一層の団結を確認した。 推進協会長の岩井茂樹東伊豆町長は「社会悪の排除へ総力を結集しなければならない」と強調。同市の白浜大浜海水浴場では、正規の許可を得てパラソルの貸し出しをしていた市夏期海岸対策協議会原田支部を脅し、業務を妨害したとして同署が9月、指定暴力団稲川会大場一家の総長らを逮捕した。 同署によると、総長らは今夏から民間警備員が雇われて海水浴場
-
下田海中水族館 “映画の世界”に 「天間荘の三姉妹」ロケと同じセット
下田海中水族館(下田市)のエントランスが28日、映画で使用された当時の風景に再現された。映画のロケ地となった際と同様のセットを施し、ファンに来訪を呼びかけている。11月6日まで。 当地で撮影されたのは、10月28日公開の「天間荘の三姉妹」。「三ツ瀬水族館」の名で作中に登場している。制作会社から撮影時の看板などを譲り受け、エントランスに映画の風景を再現。作中のイルカショーの案内板も展示し、記念撮影を促す。 映画には同館のバンドウイルカのランも「重要な役どころ」(同館)で出演していて、イルカショーの際に主演ののんさんによる案内放送を流す。作品は水族館のほか市内や東伊豆町が撮影地となり、館内で
-
PCB廃棄物 行政代執行で静岡県が処分
静岡県は27日までに、東伊豆町など県内5カ所に保管されている高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物である高圧コンデンサー計5台を行政代執行で処分すると発表した。PCB廃棄物処理特措法に基づく代執行で、県の実施は2例目。 県廃棄物リサイクル課によると、このうち2台は、東伊豆町の旅館業稲取観光ホテルと紫雲閣がそれぞれ敷地内で保管し、5月25日までの改善命令に従わなかった。残りの3台は伊豆の国、沼津、藤枝の各市にあり、いずれも保管していた法人は解散していたため、公告を行っていた。 費用は計約700万円。11月1、2日に愛知県豊田市の国指定処理施設に運搬する。
-
台風15号 被災地静岡支援報告 東伊豆町職員山田さん、罹災証明などの電話受け付け担う
台風15号で大規模被害を受けた静岡市に派遣されていた東伊豆町職員の山田広美さん(46)=住民福祉課主査=が24日、町役場で岩井茂樹町長に派遣業務や被災者支援の現状を報告した。 山田さんは13日から21日にかけ派遣され、市民らからの罹災(りさい)証明や支援金などに関する電話の受け付け業務を担った。2021年の熱海市の土石流災害や11年の東日本大震災でも現地入りしていて、経験が見込まれた。 活動を振り返った山田さんはシェアハウスの住民や県外出身の学生ら、居住地の住民票を得ていない市民への対応に苦心したと報告。「対応策を事前に考えておく必要性を強く感じた」と指摘した。 岩井町長は「被災地の役
-
輝くススキと海一望 東伊豆町稲取の細野高原 11月4日まで催し
東伊豆町稲取の細野高原でススキが見頃を迎えている。125万平方メートルの広大な草原にきらめく穂が秋風に揺れる中、観光客が散策を楽しんでいる。 同高原では町観光協会が11月4日まで「秋のすすきイベント」を開催していて、ガイドによる案内やスタンプラリーなどを実施している。高原内の三筋山(標高821メートル)山頂からは相模湾や伊豆七島を一望できる。協会事務局次長の前田陽司さん(48)は「ススキと海を一度に見られる場所は全国的にも珍しい。空と海の青とススキの黄金色のコントラストをぜひ楽しんで」と呼び掛けている。 中学生以上は500円の入山料が必要。
-
2町4校の児童 合唱を披露 河津で最後の発表会
河津町と東伊豆町の小学校が合唱を披露する第57回東賀音楽発表会が18日、河津町立南小で開かれた。 隔年開催で、2年前は新型コロナウイルス禍で中止。河津の3校が来春統合するため最後の発表会となった。2町のうち4校約160人が参加。学校別や参加者全体で歌声を響かせ、練習の成果を発揮した。
-
「伊豆」の文化発信強化 川勝知事と半島10市町サミット
川勝平太知事と伊豆半島地域5市5町の首長が地域課題を話し合う伊豆半島地域サミットが17日、熱海市内のホテルで開かれた。日中韓の3都市による文化芸術交流事業「東アジア文化都市」の2023年の国内開催都市に本県が選ばれたことなどを踏まえ、県と市町が連携して伊豆地域の文化発信を強化していくことを確認した。 伊豆の国市の山下正行市長は、伊豆半島の歴史文化や自然の魅力発信の拠点となる県立歴史文化博物館の設置を提案。伊豆市の菊地豊市長も、全国文学サミットを開催して伊豆半島から質の高い文化を発信したいと述べた。下田市の松木正一郎市長は伊豆半島に県営の運動公園の整備を要望した。 川勝知事は文学や温泉を活
-
不明高齢者、地域で捜索 東伊豆町が訓練 見守り体制探る
東伊豆町は14日、行方不明になった認知症のお年寄りを地域ぐるみで捜す「高齢者捜索模擬訓練」を町内で実施した。高齢化が顕著な町の現状を踏まえ、見守り体制の確認や拡充の必要性を探った。 訓練は稲取、奈良本の両地区で行い、町職員や下田署員、住民ら約50人が参加した。各地区で行方不明者役が1人ずつ歩き回り、町はメールやLINE(ライン)で服装などの特徴を発信した。商業施設の従業員が対象者を発見すると、声をかけて町の担当者が到着するまで保護した。 町は認知症で徘徊(はいかい)する可能性がある高齢者の家族らに向け、靴に貼るステッカーを配って早期発見を図っている。担当の宮原崇敏さん(46)は「不明者が
-
コロナ水際対策緩和/全国旅行支援 初の週末に期待と不安 伊豆の観光業者、訪日客対応進む
新型コロナウイルスの水際対策緩和と全国旅行支援が始まってから初の週末を迎える伊豆地域の観光地。宿泊関係者は、長らく途絶えていたインバウンド(訪日客)の迎え入れに向け体制を整えている。観光需要の復活に期待が高まる一方、旅行支援は「一時的な効果にとどまるのでは」と不安もにじませる。 「連泊や外国人の予約も入り始めているが、まだまだ爆発的ではない。インバウンドが完全復活するのは来年以降だろう」 伊豆市の修善寺温泉街でゲストハウス「ホステルノット」を営む山本涼平さん(29)はこう推測する。施設内には英語を併記した観光スポットや飲食店の案内板を設置。「今は割引やクーポンがあるから人が動く。元に戻っ
-
東伊豆で停電 510戸に影響
14日午前0時25分ごろ、東伊豆町奈良本の一部で約510戸が停電した。10分程度で復旧した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、設備への樹木の接触が原因という。
-
海からの被災者支援 東伊豆町と国土交通省が合同訓練 稲取漁港で土砂災害想定
東伊豆町と国土交通省清水港湾事務所は4日、合同防災訓練を同町の稲取漁港周辺で実施した。大規模土砂災害が発生し地域一帯が周辺から分断されたとの想定で、海上からの支援を確認した。 各機関の職員ら約70人が参加した。漁港では船舶からの物資の荷下ろしや、近隣漁港への2次輸送を念頭にした遊漁船への積み込み作業を訓練。観光が主幹産業の町内では、災害時に帰宅困難者が千人近く発生するとの想定もあり、観光客の船舶による輸送も実践した。 荷下ろしが困難な状況を想定し、海上からのドローン輸送も行った。飲料水を搭載し、約1・5キロ離れた稲取高に運搬。生徒も到着物資の輸送に取り組んだ。同省は同様の訓練の実施は中
-
東伊豆、伊東に寄付 明治安田生命平塚支社、50万円
明治安田生命平塚支社(神奈川県平塚市)は30日、健康づくりに関する協定を結んでいる東伊豆町と伊東市に約50万円ずつを贈った。 同支社は介護事業や子育て支援に役立ててもらおうと、2020年から毎年県東部の8市町に寄付を続けている。同支社の樋口修市場統括部長と古谷隆憲伊東営業部長らが町役場と市役所を訪ね、首長に目録を手渡した。 東伊豆町の岩井茂樹町長は「社を挙げて支援いただいている。引き続き連携を深めたい」と謝意を示した。
-
動物園予備校で第2回学園祭 東伊豆、10月2日
東伊豆町白田の動物園予備校アニマルキーパーズカレッジは10月2日、第2回の学園祭を同校で開く。入場無料。 生徒の運営で、動物との触れ合いコーナーや屋台を設ける。動物たちのショーやレース、オリジナルグッズの販売も実施する。 午前10時から午後3時まで。当日は公共交通機関での来場を呼び掛けていて、伊豆急行伊豆稲取駅から無料のシャトルバスを運行する。問い合わせは同校<電0557(95)0010>へ。
-
東伊豆町が給水車派遣 静岡市清水区の応急活動 台風15号
東伊豆町は10月1日、台風15号で被災した静岡市清水区の大規模断水被害に給水車を派遣する。町によると、9月30日現在で賀茂地域の自治体で現地支援を行うのは初めて。 2トン給水車1台と職員4人を派遣し、住民への応急給水活動を実施する。村木善幸総務課長は「清水までの距離に関係なく、今できるやり方で力になりたい」と言葉に力を込めた。
-
海の幸味わって 10月1日、フードフェス 東伊豆・稲取漁港
東伊豆町の稲取温泉旅館協同組合は10月1日、海鮮などを味わえる「アウトドアフードフェス」を同町の稲取漁港で開催する。午前11時から午後8時まで。 町内外の10店が参加。キンメダイの炊き込みご飯やアワビのバター焼き、サザエのつぼ焼きなどを販売する。正午からは伊勢エビのみそ汁を無料で振る舞う(先着300人)。午後8時からは花火を打ち上げる。 役場の立体駐車場を利用できる。問い合わせは組合<電0557(95)2901>へ。
-
汚水処理普及率84% 2021年度末、全国下回る
静岡県がこのほど発表した2021年度末の汚水処理状況によると、汚水処理施設の整備状況を示す「汚水処理人口普及率」は84・3%だった。下水道の整備が進んで前年度末から1・4ポイント上昇したが、全国平均の92・6%を下回った。都道府県別の順位は36位。 汚水処理施設の内訳は下水道が65・3%、合併処理浄化槽17・9%、農業集落排水施設等0・8%、コミュニティー・プラント0・4%だった。 市町別で汚水処理人口普及率が最も高かったのは静岡市と三島市で93・6%。磐田市91・7%、富士市91・0%が続いた。最も低かったのは東伊豆町の31・4%で、西伊豆町35・8%、河津町39・7%と伊豆地域で低い
-
東伊豆町議会が閉会 2022年度補正予算案など可決
東伊豆町議会9月定例会は28日、最終本会議を開いた。委員会付託していた2021年度の決算8議案を認定、追加上程の22年度一般会計補正予算案を可決し閉会した。 追加上程の補正予算は900万円の増額で、新型コロナウイルスのオミクロン株対応のワクチン接種事業費が中心。家庭用発電機の購入補助金も盛り込んだ。当初予算に200万円を計上していたが、応募多数のため100万円を追加した。
-
江戸城の築城時再現 東伊豆でまつり、重さ12トン「石曳き」
故事にちなんで巨大な石を引っ張る「石曳(び)き道灌まつり花火大会」(東伊豆町観光協会主催)が25日夜、同町の熱川海岸で開かれた。協会によると、観光客ら244人が参加。全身の力を振り絞り、協力して重さ12トンの伊豆石を50メートル運搬した。 江戸城築城の際に伊豆で切り出した大石を運んだとされる石引の再現。イベントは開催していたが、新型コロナウイルス禍でメインイベントの石引は3年ぶりの実施となった。武将侍役の「引け!」の掛け声に合わせ、参加者は石に結び付けたロープでけん引。前回の2019年を1分半ほど下回る24分8秒でゴールした。 イベントの名称は、熱川温泉を発見したと伝わる室町時代の武将太
-
熱川温泉「石曳き」25日復活 12トン、200人超でけん引 東伊豆、花火打ち上げも
東伊豆町の熱川海岸で25日夜、「石曳(び)き道灌まつり花火大会」(町観光協会主催)が開かれる。故事にちなんで巨大な石を引っ張るメインイベントが3年ぶりに復活する。 イベントの名称は、熱川温泉を発見したと伝わる室町時代の武将太田道灌にちなむ。江戸城築城の際に伊豆で切り出した大石が運ばれたと伝わっていて、重さ12トンの伊豆石を50メートル動かす。参加者は先着230人で、当日午後7時半から受け付ける。参加者にはタオルと当日使える出店の買い物券を贈呈。石曳きは8時ごろスタート。 協会事務局次長の前田陽司さん(48)は「毎年楽しみにしている町外の観光客も多かった。活気あふれる石曳きにぜひ参加してほ
-
東伊豆町長 国葬参列へ
東伊豆町の岩井茂樹町長が安倍晋三元首相の国葬に参列することが16日、町への取材で分かった。公費を支出せず自費で参列するという。 町や岩井町長によると、町長宛てではなく、元参院議員として個人宛てに案内状が届いた。私人の立場で参列する。岩井町長は2021年まで自民党参院議員を務め、国土交通副大臣などを歴任。安倍内閣では経済産業兼内閣府兼復興政務官を務めた。岩井町長は「安倍元総理とは国会で並んで答弁したこともあり、弔意を示すのは自然なこと。元参院議員として出席する」と強調した。 町は国葬が営まれる27日に町役場に半旗を掲揚するという。
-
障害者対象の就労 14日から無料相談 賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は14日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、5町で障害者対象の相談会を開催している。就労相談とともに、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談にも応じている。 いずれも開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。日程は次の通り。 14日=午前10時~西伊豆町役場、午後1時半~松崎町役場▽15日=午後1時半~南伊豆町役場▽20日=午前10時~東伊豆町役場、午後1時半~河津町保健福祉センター
-
決算認定8議案を委員会付託 東伊豆町議会
東伊豆町議会9月定例会は9日、本会議を開き、2021年度の決算認定8議案を委員会付託した。 一般会計の決算案は、歳入総額が66億4600万円、歳出総額が61億5千万円。翌年度への繰り越し財源を差し引いた実質収支は4億5100万円の黒字だった。新型コロナウイルス禍による経済活動の停滞や人口減を抱えるなか、町は「財政状況は厳しいが、ふるさと納税制度による寄付金や財政調整基金の積立金は堅調に推移している。健全な財政運営を持続させる」としている。
-
補正予算など11議案を可決、承認 東伊豆町議会
東伊豆町議会9月定例会は8日、本会議を開き、2億6300万円を追加する2022年度一般会計補正予算案など11議案を原案通り可決、承認した。 補正予算には観光振興対策として町観光協会への補助金600万円を計上。インバウンド(訪日外国人観光客)需要の回復を見越し、多言語の観光パンフレットを作成する。町内で事業立ち上げの際に最大120万円を助成する新規参入者支援の補助金400万円も盛り込んだ。当初予算に600万円を計上していたが、想定以上の申し込みがあり、9月補正で増額した。 町は21年度の町財政の健全化判断比率など3件を報告。実質公債費比率は20年度比0・9ポイント増の5・8%、将来負担比率
-
静岡県の暮らしや魅力紹介 都内で移住セミナー
静岡県はこのほど、「まちづくり」をテーマにした移住セミナーを都内で開いた。UターンやIターンをして地域活性化に取り組む3人が静岡県での暮らしや魅力を伝えた。静岡県に関心を持つ首都圏の20~60代約20人が参加した。 熱海市でまちづくり会社の代表を務める市来広一郎さん(43)=熱海市出身=、東京と焼津市で2拠点生活を送るウェブデザイン会社経営の渋谷太郎さん(47)=焼津市出身=、横浜市から東伊豆町に移住し、空き家を改装した宿泊施設を運営する荒武優希さん(31)が講師を務めた。 市来さんは移住地の選択について「静岡県の西と東で地域性は全然違う。自分の暮らし方をどれだけイメージできているかが大
-
東伊豆入湯客 「顕著に回復」 町長、誘客推進
東伊豆町の岩井茂樹町長は7日、町内の入湯客数が「ゴールデンウイークを境に顕著に戻り始めている」と明らかにした。入湯客数は観光が基幹産業の同町で経済状況の指標の一つとだとした上で、誘客対策を推進するとした。同日開会した町議会9月定例会の行政報告で説明した。 岩井町長は5月の入湯客が前年同期比の57・8%増だったとし、新型コロナウイルス禍以前との比較で8割ほどにまで回復していると報告。7月以降も、伸び悩みはあったものの「大きな落ち込みには至っていない」とし、「事業者の収益確保に努める」と強調した。 定例会は会期を28日までの22日間と決め、一般質問には5氏が登壇。景観整備や災害対策などについ
-
東伊豆の新幼稚園 名称「ひがしいず」に決定
東伊豆町教委は5日、来春に稲取、熱川の両幼稚園が統合、開園する新幼稚園の名称が「ひがしいず幼稚園」に決まったと発表した。町教委によると、町民から93件の応募があり、統合準備会が選考した。応募者からは「町唯一の幼稚園として未来を創造してほしい」などの意見があったという。 稲取、熱川両園の統合は2021年に決まり、保育時間やバスの運行計画などの議論が進んでいる。保護者対象の説明会が21日午前10時から熱川幼稚園で、町民対象の説明会(事前予約不要)が翌22日午後7時から町役場で開かれる。問い合わせは町教委<電0557(95)6207>へ。
-
「景観生かすのも重要」土木学会から助言 東伊豆町
東伊豆町の岩井茂樹町長は29日の定例会見で、町内を視察していた土木学会から、町の防災対策について「町の景観を生かすことも重要だ」との助言を受けたと明かした。 24、25の両日に学会の「沿岸まちづくりにおける経済学的手法研究小委員会」が沿岸部を視察。町内では津波対策が進む一方、温泉街をはじめ沿岸に観光地が集中しているため、景観上の観点から防潮堤整備が行われていない場所もある。「旧来の独特の町並みを残すべき」との声もあったという。 岩井町長は「今回得た意見を参考に町の防災対策を総点検し、実効性のある手法で対策を進める」と強調した。
-
7日から9月議会 東伊豆町
東伊豆町議会は25日、議会運営委員会を開き、9月定例会の日程を7日から28日までの22日間と決めた。 2022年度の一般会計補正予算案など17議案を審議。町当局は報告3件を説明する。一般質問は7日と8日に7人が登壇する。
-
沿岸部の防災対策は 東伊豆を土木学会視察
土木学会の「沿岸まちづくりにおける経済学的手法研究小委員会」の委員約20人が24日、東伊豆町を訪れた。町は学識者らから評価を受け、沿岸部の防災対策やまちづくりに生かす考え。 委員は主に沿岸部を視察。町職員や地域住民らから津波や高潮対策、地域の現状について説明を受けた。稲取漁港周辺では、伊豆漁協稲取支所の鈴木精運営委員長が「低気圧が発達すると、台風並みの被害を受けることがある」と周辺の状況を解説した。委員は25日まで滞在する。 同町では県内他市町と同様、地域の特性や実情を踏まえた「静岡方式」による津波対策が進む一方、温泉街をはじめ沿岸に観光地が集中しているため、景観上の観点から防潮堤整備が
-
抗原検査キット配布 東伊豆町が受け付け開始
東伊豆町は22日、新型コロナウイルスの抗原検査キットを18~39歳の町民に無料配布すると発表した。外来医療の逼迫(ひっぱく)解消が狙い。23日から町のホームページで受け付ける。 基礎疾患や妊娠の可能性がなく、発熱などの症状がある町民が対象。陽性時には、インターネットで県の自己検査・療養受付センターに登録する必要がある。 400個用意し、申請は1人1回まで。平日の午後3時までに申請すれば翌日までに配送する。問い合わせは町保健福祉センター<電0557(22)2300>へ。
-
漁村の地域づくり、女性の役割は キンメの東伊豆、実情学ぶ
女性の漁業への参画を促すプログラム「漁する女子ジャパン」が20日、東伊豆町の稲取漁港周辺で開かれた。参加者が特産のキンメダイの実情などに理解を深めた。 静岡市を中心に小学生から80代までの女性15人が参加。伊豆漁協稲取支所の鈴木精運営委員長からキンメダイを含む同町の水産業の現状について解説を受けた。漁師の妻からは「漁村の地域づくりと女性の役割」をテーマに、干物をはじめとした加工品製造などの仕事内容を学んだ。 「伊豆稲取キンメマラソン」実行委員長の西塚良恵さん(45)も講師を務め、地域資源を活用した町おこしの意義を説いた。参加者の公務員増井滋子さん(62)=駿河区=は「ゆったりと時間が流れ
-
未就学児の親に子育て支援金 東伊豆町、物価高などへの対策
東伊豆町は17日、原油高や物価高への対応を念頭に、未就学児の保護者に子育て支援金を給付すると発表した。 町によると、町内の146世帯186人が対象(1日現在)。未就学児1人当たり1万3500円を支給する。総額250万円規模。 下旬に申請書を送付し、9月15日から支給する予定。
-
一部で断水復旧見通し 台風被害の松崎・雲見
台風8号の影響で太田川が氾濫した松崎町雲見地区では15日、浸水家屋からの災害廃棄物の搬出など復旧に向けた動きが着々と進んだ。断水被害について、町は16日にも一部の世帯で復旧するとの見通しを示した。 町はこの日、泥水が流入した浄水場を整備し、作業はおおむね完了した。通水試験を重ね、破損した水道管の修理も進めた。断水被害を受けた約70世帯のうち、約30世帯での復旧が見込まれるという。ただ、水源から浄水場までの送水管が一部機能しておらず水量を確保できないため、住民には節水を呼び掛け、給水対応は今後も継続する。 川沿いに敷設され、氾濫に伴って流失した温泉管も修理が行われた。管理する松崎三浦温泉に
-
町外からの来訪 電車賃一部補助 東伊豆町、関係人口増へ
東伊豆町が、地域と継続的に関わる「関係人口」の増加を念頭にした補助金の交付を始めた。町外在住者が一定回数以上、町を訪れる際、イベントの手伝いをすることなどを条件に、電車賃の一部を補助する。町によると、自治体の活性化への貢献を前提とした来訪者への交通費補助は珍しい。町内ではシェアオフィスのテレワーク利用が増加傾向にある一方、首都圏からの電車代が高額で足かせになっているとの声が若年層を中心に上がっているという。来年3月までの間に4回以上、来町する人が補助対象。来訪1回につき上限3500円を最大6回補助する。この間、イベントの手伝いや農作業、美化活動など町が割り当てた仕事に2回以上取り組む必要があ
-
青ミカンの活用法探ろう 19日から東伊豆、摘果「助太刀」募集
東伊豆町観光協会は、特産のミカンの農作業を手伝う「助太刀ツアー」と題したイベントの参加者を募集している。熟す前の「青ミカン」と呼ばれる状態を摘果し、本来捨てているふぞろいの果実の活用方法を探る狙い。町内の収穫体験農園ふたつぼりで19~22日に実施する。 青ミカンはその名の通り皮が青く、酸味があるのが特徴。スダチやカボスのように、料理に搾りかける使い方もある。参加者は極端に大きかったり傷がついたりしている実を取り除く。作業後は摘果した品を持ち帰られる。協会の青嶋優太郎さん(29)は「摘果は残った実を大きくするための作業だが、摘果された品は廃棄されてしまう。他市町ではドレッシングなどで使われて
-
世界のカブトムシやクワガタ集合 東伊豆で昆虫展
カブトムシやクワガタを集めた「世界の大昆虫展」が28日まで、東伊豆町の伊豆アニマルキングダムで開かれている。 夏休みの恒例企画。施設が育種家に依頼し、約40種を展示している。体長20センチ弱のヘラクレスオオカブトは子供たちに大人気。成長するとクワガタの中でも最大級になるという「ギラファノコギリクワガタ」や、あごの長さが胴体より長い「メタリフェルホソアカクワガタ」なども注目を集めている。 横浜市から訪れた会社員竹田崇さん(40)は「図鑑で見たような昆虫ばかりで、とても興味深い」と見入った。 午前10時から午後4時まで。展示スペースへの入館料300円が必要。3歳以下は無料。
-
伊豆観光、イーバイクやカーシェアで 新たな「足」次々
伊豆半島の賀茂地域で、公共交通機関での来訪が困難な観光地への来客を促そうと、自転車やレンタカーの貸し出し環境の整備が活発化している。観光協会の担当者たちは「夏の観光シーズンに利用してもらい、2次交通の脆弱(ぜいじゃく)性をカバーしたい」と口をそろえる。 伊豆急行河津駅から徒歩5分ほどの河津桜観光交流館(河津町)。7月に電動アシスト自転車「イーバイク」5台がお目見えした。同館を拠点にメーカーと連携し、時間に応じて千~5千円(9月まで半額、別途保険料200円が必要)で貸し出す。 「町内を代表する『河津七滝』行きのバスは1時間に1本。徒歩は困難だが、イーバイクを使えば30分ほどで到着する」と町
-
2地点で気温観測史上最高、3日の静岡県内 川根本町38・8度
静岡県内は3日、晴天に恵まれて気温が上昇し、川根本町で最高気温38・8度を観測するなど各地で35度以上の猛暑日となった。東伊豆町稲取は36・5度で同地点の観測史上最高気温を更新し、静岡空港(牧之原市)は36・8度で同地点での観測史上最高タイを記録した。静岡市葵区井川の35・2度は同地点での8月の観測史上最高となった。 県内では同日、熱中症とみられる症状で少なくとも20人が救急搬送された。症状の内訳は中等症10人、軽症10人。
-
地域住民とアーティストの交流促進 12団体が38人受け入れ
静岡県民の創造活動を支援する組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」は、地域住民とアーティストの出会いと交流を促進する取り組み「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」に参加するアーティストと受け入れ団体を発表した。 MAWは2021年度に続く2回目。8月上旬から11月中旬まで県内外38人のアーティストが順次、県内に拠点を置く12団体の活動エリアに4~7日間滞在し、フィールドワークや地域住民との意見交換会を行う。 アーティストに各地域の魅力発信や新しいプロジェクトの創出を担ってもらい、地域の未来につなげるのが狙い。5月下旬から7月上旬までそれぞれ募集し、23都府県の121人、13団体
-
記者コラム「清流」 温泉街の“真打ち”
古典落語の前座噺(ばなし)の一つに「道灌」がある。人間国宝だった故5代目柳家小さんの一門では、入門して最初に教わるのが、この噺。八五郎と隠居、2人の会話だけで成り立つ単純な噺に、落語の要素が詰まっているのが理由らしい。 演題の由来は、噺に登場する掛け軸に描かれた室町時代の武将、太田道灌。東伊豆町の熱川温泉の開祖とされる人物だ。道灌にちなんで開かれる「石曳(び)き道灌祭り」はコロナ禍を受け、一昨年から仮装をメインに大きく衣替えした。 前座噺の「道灌」で寄席のトリを取れる真打ちは、真の実力があるとされる。熱川も伊豆の温泉地の「入門編」として敷居を下げつつ、玄人も納得させられるか。変化する古湯
-
記者コラム「清流」 たまには住民として
先日、東伊豆町の地域おこし協力隊員だった荒武優希さんに誘われ、特徴あるまちづくりで注目を集める全国の自治体を視察した3人の報告会に参加した。地元住民にUターンした人、移住者、2拠点生活実践中の人―と背景も世代も多様な参加者同士で語り合った。 このような会に出席しても、これまでは「取材者」に徹し、自分の意見はグッと我慢してきた。しかし、今回は取材を横に置き、考えを語ってみると、それをきっかけに話が弾み、アイデアが湧く楽しさを知った。 今まで記者として、客観性が大事だと、どこか地域と一線を引いていた気がする。紙面で報道する際は客観的な視点を持ちつつ、たまには一人の住民として、意見を交わすことも必
-
川勝氏得票率、大井川流域が上位 市区町別 県全体は「西高東低」【静岡県知事選】
20日に投開票された静岡県知事選の市区町別の得票数は、新人の前参院議員岩井茂樹氏(53)=自民推薦=を破って4選を果たした現職の川勝平太氏(72)が、熱海と東伊豆の2市町以外で岩井氏を上回った。得票率の上位10市区町は大井川流域がほぼ独占した。川勝氏が支持を集めたリニア大井川水問題の影響とみられる。県全体では中部、西部の得票が高く、東部、伊豆が低い「西高東低」の傾向が見られた。 市区町別に川勝氏の得票率を見ると、流域10市町のうち御前崎市を除く9市町が上位10位以内に含まれた。トップは吉田町の70・86%(前回選比6・21ポイント増)で、次いで島田市の69・86%(8・06ポイント増)、菊
-
ファクトチェック 川勝氏と岩井氏の街頭演説検証【静岡県知事選】
20日の知事選の投開票が近づき、4選を目指す現職の川勝平太氏(72)と新人の前参院議員岩井茂樹氏(53)=自民推薦=は熱のこもった論戦を繰り広げている。両氏の街頭演説における発言の正確性や妥当性について検証した。 ■川勝氏の発言 ワクチン接種が遅いと言われているが、静岡県は医療従事者が日本全体の中で10万人当たり少ない。ですから接種の割合が少ないのは当たり前。(3日、JR静岡駅前) 【不正確】「人口10万人当たりの医師数」より実態に即した指標とされる医師偏在指標によると、静岡県は47都道府県中39位と医療従事者が全国的に少ないのは確か。14日現在のワクチン接種率(1回目、高齢者)は全
-
リニア論戦活発化 川勝氏/JRとの対峙を強調 岩井氏/大井川流域10カ所へ 静岡県知事選
20日の静岡県知事選の投開票まで1週間を切り、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の水問題に関する論戦が活発化してきた。リニア問題が最大の争点と訴える現職の川勝平太氏(72)は県内各地で国、JR東海と対峙(たいじ)する姿勢を強調。13日から大井川流域入りした新人で前参院議員の岩井茂樹氏(53)=自民推薦=はこれまであまり触れてこなかったリニアに関する主張で街頭演説の大半を費やした。 川勝氏は14日、伊豆地域で街頭演説をこなした。伊豆の国市では伊豆半島の一部で反対運動が起きている大規模太陽光発電所(メガソーラー)とリニアを絡め、「水の問題はあちこちにある。命の水を守る」と強調した。 13日は静