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浜名湖花博 「五感で園内満喫を」 浜名湖ガーデンパーク/谷口充所長

 6日にオープンする浜名湖ガーデンパーク会場の谷口充所長(60)は、季節の草花とデジタルアートといった先端技術との融合など新たな試みを見どころに挙げ、「五感で園内を満喫してほしい」と思いを語った。

浜名湖ガーデンパーク会場の見どころを語る谷口充所長=3月下旬、浜松市中央区
浜名湖ガーデンパーク会場の見どころを語る谷口充所長=3月下旬、浜松市中央区

 ―園内の見どころは。
 「世界で活躍する庭園デザイナー石原和幸氏監修の記念庭園『汽水園』や、バラと多様な植物のコラボが織りなす『新感性ローズガーデン×R(コラボローズ)』など新たに11の花壇、庭園を整備した。『花美の庭』はチューリップ、フジ、バラなど約1600種の花々に包まれ、まるで絵画の中にいるような世界観が体感できる。広大な花織り畑は春にネモフィラ、初夏にはヒマワリが一面に咲きそろう。先端技術を駆使した出展も各所で展開している」
 ―会場の先端技術とは。
 「音と映像とともに絵画の世界を体感できるイマーシブミュージアムは東海地域で初めて開催する。スマート農業体験エリアでは、自動環境制御装置を活用したトマトの栽培など農業の最先端を体感してみてほしい。スズキと静岡文化芸術大がラッピングをデザインした自動運転の車両やパーソナルモビリティも利用できる」
 ―共生社会の視点は。
 「新施設の『ユニバーサルガーデン』は障害の有無を問わずに美しい花緑を観賞できるエリア。嗅覚、触覚、視覚、味覚、聴覚の五感で楽しめるのが特徴。風が吹くと優しい音色が響くチャイムのほか、肌で緑を感じながら休憩できる芝生のベンチは、車椅子の方でも利用しやすい高さに工夫した」
 ―花博の魅力は。
 「個性豊かな木々や花々でつくる庭園、クルーズ船が行き交う水路など園内は変化に富み、隅々まで見どころが満載。既存エリアは全面的にリニューアルし、楽しみ方は何百通りもある。五感を開放して花の祭典を満喫してほしい」
 (聞き手=浜松総局・池田悠太郎)

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