お花の記事一覧
![お花](/ats-taka/news/label/image_sp/10284/c2fb5c499ad047a89f916a56a7c4e72b.jpg)
-
【動画あり】山野草「ヤナギラン」山伏山頂で見頃 安倍奥最高峰
静岡と山梨の県境に位置する安倍奥最高峰の山伏(2013メートル)で26日、亜高山帯に分布する山野草「ヤナギラン」の開花が例年より早くピークを迎え、登山者を喜ばせている。 登山口のある百畳峠(1770メートル)から、ダケカンバやモミの木々に囲まれた登山道をゆっくり登ること約1時間。富士山や南アルプスの山々を一望できる見晴らしの良い山頂付近に到着すると、防護ネットに囲まれた一角に鮮やかな赤紫の花の群生が広がり、夏の青空や白い雲との美しいコントラストを見せていた。 山伏のヤナギランは一時期、シカなどの食害で大幅に数を減らしたが、静岡市などが保護活動を展開し、群生が復活してきた。天候にもよるが、
-
リュウゼツラン のびのび花開く 長泉 米山梅吉記念館
長泉町の米山梅吉記念館で、数十年に1度だけ花を咲かせるとされるリュウゼツラン1株が見頃を迎えた。 見頃となっているのは米山梅吉(1868~1946年)別邸で、31年に開花したリュウゼツランの子株。98年の同館完成時に敷地内に移植された。 同館関係者によると、5月の大型連休後に茎が伸び、今月18日ごろから花が咲き始めた。高さは6・5メートルほど。鮮やかな黄色の花が咲き誇っている。 24日は近隣住民などが訪れ、花を見て楽しんだ。近くに住む浜名明美さんは「近所にあるとは思わなかった。見ることができて感激」と話した。 同館はフェイスブックで成長過程を掲載している。
-
花壇に季節の花100本 伊豆・修善寺東こども園児が植栽体験
伊豆市の修善寺東こども園の4歳児18人がこのほど、同市役所別館前の公共花壇に季節の花約100本を植えた。 散歩道にある公共花壇での花苗の植栽を通じ、感受性豊かに育ってもらおうと市が初めて企画した。子どもたちは黄色いマリーゴールド、赤いサルビアを丁寧に植えた。近所にある看護小規模多機能型居宅介護事業所の利用者らも子どもたちの植栽を見守った。
-
たくましく咲く夏の花(平田幸彦/園芸研究家)
蒸し暑さが増す季節。高温と強い日差しに負けない、華やかなハイビスカスと純白のマダガスカルジャスミンを紹介します。 ハイビスカス 鮮やかな色彩 熱帯を代表 米ハワイの州花、マレーシアの国花になっているアオイ科ヒビスクス属の熱帯花木。赤、ピンク、黄、オレンジなど鮮やかな色彩と大輪は、熱帯を代表する花として人気があります。華やかですが、通常は一日で花がしぼみます。 鉢植えのハイビスカスの草丈が低いのは、植物の節と節の間を短くする矮化[わいか]剤が散布されているためです。効果が切れると枝葉の伸びがよくなります。 日当たりを好みますが、日照りが限られた場所でも十分育ちます。ベランダなどでは一番
-
【日本のオールドローズ⑦】イザヨイバラ 満月ではなく 十六夜の月(御巫由紀/千葉県立中央博物館植物学研究科長)
イザヨイバラは中国生まれの園芸品種です。中国語では「繅絲花[サオスーファ](糸繰りの花)」。蚕の繭から糸を取る季節に花が咲くため、この名が付いたそうです。 日本に来た時期は分かりませんが、1695年の園芸書「花壇地錦抄[かだんじきんしょう]」に「山桝荊[さんしょうばら] 花は薄紫色で八重咲き、中輪、葉はサンショウに似る」とあるのはイザヨイバラのことです。 江戸時代後期の本草学の辞典「本草薬名備考和訓[ほんぞうやくめいびこうわくん]抄[しょう]」には「サンショウバラはバラの一種。葉の形はサンショウに似て、花は深紅色。極八重咲きだが花は完全な円にならず、一部が欠ける。それ故、イザヨイバラとも
-
夏空に映えるヒマワリ 沼津・浮島地区で見頃
沼津市平沼の「浮島ひまわりらんど」でヒマワリが見頃を迎え、「黄色のじゅうたん」が広がっている。21日には浮島地区環境保全推進会などが祭りを開き、多くの住民でにぎわった。 8月上旬ごろにかけ、敷地の南側から北側へと順番に開花する。約3600平方メートルに高さ150センチほどのハイブリッドサンフラワーや、赤茶色の花びらが特徴のクラレットなどが咲き誇り、夏本番を告げている。祭りでは地元農家らが飲食物と農産物を販売した。 浮島ひまわりらんどのヒマワリ栽培は、耕作放棄地の景観改善と同地区の農業に関心を持ってもらうのが目的。長沢利之会長は「ヒマワリを楽しんで、農業に興味を持つきっかけになれば」と笑顔
-
リュウゼツラン14株同時に開花 熱海・PICA初島
富士急グループが熱海市初島で運営するリゾート施設「PICA初島」で、数十年に一度だけ花を咲かせるといわれる「竜舌蘭(リュウゼツラン)」が見頃を迎えた。今季は植栽している50株のうち、14株がほぼ同時に開花した。 リュウゼツランは中南米原産の植物で、株の中央部から伸びた花茎の先に複数の黄色い花を咲かせる。PICA初島では5月から花茎が伸び始め、いずれも高さ7~8メートルに成長した。6月につぼみが付き、7月に入り徐々に花が開いた。7月末まで観賞を楽しめるという。 PICA初島によると、リュウゼツランは1964年の開業当時から植栽していて、10株以上が同時に開花するのは初めて。
-
オレンジ色の花、かれんに ヒオウギ見頃 浜松市浜名区
浜松市浜名区の万葉の森公園で、オレンジ色の花が咲くヒオウギが見頃を迎えている。7月いっぱいまで楽しめる。 アヤメ科の多年草で、「葉の付き方が扇形に広がり、「檜扇(ひおうぎ)」に似ていることから名付けられた。秋に実る種子は「ぬばたま」と呼ばれ、艶のある鮮やかな黒色が特徴。「夜」や「髪」の枕詞(まくらことば)として、万葉集でおよそ80首に詠まれている。
-
リュウゼツラン「30年ぶり」開花 菊川・応声教院 黄色い花、参拝者もてなす
菊川市中内田の応声教院で、数十年に一度だけ開花するとされる中南米原産の多肉植物「リュウゼツラン」が開花した。国の重要文化財に指定されている山門の階段下で、黄色い花が参拝者を出迎えている。 浅井聖教住職(67)によると、茎の高さは約8メートルで、開花はおよそ30年ぶり2回目。7月下旬まで楽しめるという。境内では樹齢100年以上のソテツも花を咲かせている。
-
サギソウ“白い翼”広げ開花 浜松市浜名区・県立森林公園
浜松市浜名区の県立森林公園で、シラサギが翼を広げたような形の花を咲かせる「サギソウ」が咲き始めた。 ラン科の多年草。同公園スポーツ広場付近の日当たりの良い湿地に自生している。高さ20~50センチに伸びた茎の先に、3センチほどのユニークな花を咲かせている。 同公園の自然解説員によると、花は今月いっぱい楽しめそうで、見頃は下旬ごろの見込み。
-
フヨウの大輪 通学路に彩り 浜松市中央区の柳川緑道
浜松市中央区の柳川緑道で、地域住民が植えたフヨウの花が見頃を迎えている。 同緑道は佐藤2丁目と相生町を流れる茄子川の整備事業で作られた。ボランティアでつくる「柳川緑道やる会」が管理し、水路沿いを花々が彩る。フヨウは北端から南へ100メートルほどの地点に6株が植栽され、ピンクや白色の大輪が、登下校する児童らに夏の訪れを告げている。
-
葉の上でゆらり 浮遊感を堪能 掛川花鳥園でオオオニバス乗り
掛川市南西郷の掛川花鳥園で13日、世界最大級の水生植物「オオオニバス」の葉に乗ることができる恒例イベントが始まった。9月ごろまでの土・日曜と祝日、お盆期間の8月10~18日の限定開催。終了時期は葉の状態によって早まる場合がある。 オオオニバスは南米アマゾン川流域に自生し、葉の直径は2メートルを超す。来場した子どもたちはボートで葉に渡り、独特の浮遊感を堪能した。恐る恐る立ち上がり、保護者に向かってVサインではにかむ姿も見られた。対象は3歳以上、体重25キロまで。 モウセンゴケやハエトリグサなどを集めた「食虫植物展」も同時開催。9月1日まで。ウツボカズラをトンネル状に飾ったコーナーが人気を集
-
ハスの花 お盆の境内彩る 静岡市葵区の安南寺
静岡市葵区沓谷の安南寺(清陀大真住職)で、ハスの花が見頃を迎えている。蒸し暑い梅雨空の下、涼し気な淡いピンク色の大花をほころばせ、7月の新盆に合わせ訪れた参拝者を和ませている。 同寺では、10年前に先代の七生さん(79)がハスの栽培を始め、現在では13種90鉢を境内や墓苑などで育てている。花は6月初旬から姿を見せ始め、今が開花のピーク。「檀家(だんか)の方々からも『きれいに咲いてますね』と喜んでもらっています」と清陀住職。今後の気象条件にもよるが、8月下旬まで優雅な花が楽しめそうという。
-
伊豆長岡温泉場通りに色とりどりの花 観光客おもてなし
伊豆の国市の花咲く伊豆の国推進協議会はこのほど、同市の伊豆長岡温泉場通りに設ける花飾りをリニューアルした。夏の行楽期を控え、観光客をもてなす花を一新した。 協議会に所属する伊豆長岡温泉場通り振興会の会員と一緒に、ベゴニアやサルビア、ペンタスなどのハンギングバスケット計36基を整備した。赤や桃、白の色とりどりの花で、道行く人の目に留まりやすいようにした。同振興会の望月敬太理事は「観光客や地域住民に喜んでもらい、温泉場通りをたくさん歩いてもらいたい」と期待を寄せた。
-
ハスの大輪 水面ピンクに染めて はままつフラワーパークで見頃
浜松市中央区のはままつフラワーパークで、ハスの花が見頃を迎え、ピンク色の大輪が来園者を楽しませている。 同園北西にある「水鳥の池」で、水面を覆うようにハスの葉が広がる。10日も来園者が華やかな大輪を観賞しながら水辺をゆっくりと散策する姿が見られた。 見頃は8月中旬ごろまでの見込み。午後になると花を閉じ始めるため、午前中の観賞を勧めている。
-
ピンクや白、鮮やか ハスの花 伊豆で見頃
伊豆市八木沢の旧土肥南小付近で、ハスの花が見頃を迎えている。ピンクや白の鮮やかな花が道行く人や観光客の目を引く。 地元の三田地区の住民有志が約10年前に休耕田を活用して栽培を始めた。今夏は例年通りに開花し、8月中旬ごろまで楽しめるという。管理する潮木信さんは「午後には花がしぼんでしまうので午前中に見に来てほしい」と話した。
-
【日本のオールドローズ⑥】チョウジザキテリハノイバラ 知る人ぞ知る小さな名花(御巫由紀/千葉県立中央博物館植物学研究科長)
海岸の岩場や川辺に咲く、テリハノイバラという野生のバラがあります。光沢のある葉が特徴で、地面をはうように茂り、白い一重咲きの花を咲かせます。これが突然変異したのがチョウジザキテリハノイバラで、漢字で書くと「丁子咲き」。丁子は香辛料のクローブのことです。開花直前のチョウジノキのつぼみを乾燥させた物で、肉料理・菓子作りに使います。 丁子咲きは菊やマーガレットで使われる表現で、真上から見ると花の中心部がドーム状に盛り上がり、クローブのつぼみに似ています。 花は、雄しべがすべて花びらに変化して丸く中心部に集まり、バラではとても珍しい形です。別名はキクザキテリハノイバラ。由来は不明ですが、おそらく
-
花引き立てるグリーン【ワンコインでできる花あしらい 7月】
夏が迫り、自然の力を心身に取り込みたい季節。自宅に気軽に花を飾るアイデアを紹介する「ワンコインでできる花あしらい」の7月は、藤枝市の生花店「KANNA FLOWER STUDIO(カンナ フラワー スタジオ)」で、グリーンを効果的に使ったナチュラルな雰囲気のアレンジを教えてもらった。 ヒマワリ&レースフラワー 夏らしいヒマワリと、白い小花が丸く集まって咲く繊細なレースフラワーを合わせた。ヒマワリは元気をくれる黄色のサンリッチフレッシュレモン。主役のヒマワリをあえて低く配置し、上からレースフラワーを少しかぶせるように飾ると、わざとらしくない自然なアレンジになる。 レースフラワーなどスプ
-
園児らアジサイ植栽 公園に咲き誇れ 三島・芙蓉台地区
アジサイが咲き誇る公園を再び取り戻そうと、三島市の芙蓉台自治会と認定こども園恵明キッズフヨウビレッジはこのほど、同園に隣接するあじさい公園でアジサイ約100株を植栽した。園児と保護者、近隣住民が参加し、同園を運営する恵明学園の職員が接ぎ木して育てたアジサイの苗を丁寧に植えた。 同園などによると、同公園は芙蓉台地区の入居が始まった約50年前に整備。かつては斜面の土手沿いにアジサイが咲いていたが、10年ほど前から枯れるなどし、ほとんど姿がなくなった。自治会と同園が、公園を管理する市に依頼して植栽を決め、維持管理も行う。 同園では「なかよしあじさいまつり」も開催され、多くの地域住民でにぎわった
-
7日で最後 ほおずき市PR 奥浜名湖観光協、本社総局訪問 浜松市
浜松市浜名区引佐町の竜ケ岩洞で7日に「いなさほおずき市」(奥浜名湖観光協会主催)が開かれるのを前に関係者が1日、同市中央区の静岡新聞社・静岡放送浜松総局を訪れ、イベントをPRした。28回目を迎える「ほおずき市」は今回で幕を閉じる予定で「最後もたくさんの人に来てもらいたい」と呼びかけた。 引佐町は全国的に有名なホオズキ産地。毎年出荷の最盛期に合わせて開催し、夏の風物詩として親しまれてきた。当日は枝もののホオズキの販売やほおずき人形の制作体験会、キッチンカーの出店などを予定。食用のホオズキを使ったアイスクリームも楽しめる。 知名度向上に一定の成果が見られたことや農家の負担軽減の観点から終了を
-
紫誇る「ききょう寺」 森町の香勝寺で見頃
「ききょう寺」として知られる森町草ケ谷の香勝寺で、キキョウが見頃を迎えた。7月21日まで「ききょう庭園」を開園していて、参拝者が涼しげな青紫や白色の花を眺めながら散策を楽しんでいる。 約8千平方メートルの敷地に13種類約3万株を植栽。園内には風鈴やアジサイもあり、季節感を演出する。同寺によると、7月上旬に満開になりそうという。
-
【日本のオールドローズ④】カイドウバラとサクラバラ 一つの花に和名二つ(御巫由紀/千葉県立中央博物館植物学研究科長)
写真のバラの学名はロサ・ウチヤマナ。植物分類学者の牧野富太郎が、東京帝国大学小石川植物園丁長の内山富次郎にちなんで付けました。和名ではカイドウバラ、またはサクラバラと呼ばれます。 江戸時代の本草学者・岩崎灌園[かんえん]が記した植物図鑑「本草図譜」では、カイドウバラの特徴は「葉がやや大きく花は一重咲き、形はハマナスに似ているが小さく、開き始めはピンク色を帯びた白、だんだんに淡紅色、後に深紅色となる」と書かれています。 一方、サクラバラは「葉は大きく5小葉、花は一重咲きで淡紅色、形はサクラの花に似る」とあります。 写真のバラはカイドウ(リンゴの仲間の花木)の花に似ており、解説文を読む限
-
沖縄の花に平和誓う 磐田の小中学校にハイビスカス 終戦直後の“縁”次代へ 花博出展の伊江村から120鉢
浜名湖花博20周年記念事業実行委員会は「浜名湖花博2024」(同実行委主催)で沖縄県伊江村が出展したハイビスカス120鉢を磐田市内の小中学校に贈る。太平洋戦争終戦時、伊江村を飛び立った軍用機「緑十字機」が鮫島海岸(磐田市)に不時着し、地元住民が救援したことを縁に、双方の住民が交流を続けている。24日、長野小(同市小島)で贈呈式が開かれ、花を受け取った児童は〝戦後平和の発祥地〟として平和への気持ちを新たにした。 緑十字機は1945年8月20日、フィリピンで降伏受理協議を終えた軍使らを乗せて飛行中、燃料切れで鮫島海岸に不時着。降伏文書を運んでいた軍使らは、地元住民の道案内や荷物の運搬など手助け
-
梅雨も涼やか アガパンサス見頃 伊豆・修善寺虹の郷
梅雨を象徴する花の一つ「アガパンサス」が、伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で見頃を迎えている。天候に恵まれた24日には、薄紫の花びらと青空が重なり、晴れ晴れとした景色が広がった。開花状況は例年並みで、約100株を栽培している。7月中旬まで楽しめる見込み。 多彩なアジサイや、大きな花房が特徴のアナベルなども見頃を迎え、梅雨の花が景色を彩っている。 (東部総局・田中秀樹)
-
花博庭園審査準Vを報告 御前崎市花の会 市役所前で受賞の花壇再現
16日に閉幕した浜名湖花博2024で、庭園造りの美しさなどを競うフラワーガーデンコンテストC部門で準グランプリに選ばれた「御前崎市花の会」のメンバーがこのほど、市役所を訪れて下村勝市長に受賞報告した。 同部門は花壇愛好家や学校関係者を対象とし、10個人・団体が参加した。同会は御前崎市内に咲くシャリンバイやハマユウなど10種類の花と流木を使用し、未来に向かって出発する船をイメージして花壇をデザインした。優れた独創性などが評価されたという。 松井裕子会長(77)は「受賞を励みにこれからも地域に花と笑顔をいっぱい広げていきたい」と語った。同会の受賞作は、市役所本庁舎の玄関付近の花壇で再現してい
-
お花 元気に育ってね 浜松・浜名区の宮口幼稚園児 苗植え体験
JAとぴあ浜松麁玉支店(浜松市浜名区)は19日、宮口幼稚園(同区)で、年長園児18人を対象に花や観葉植物の苗植え体験会を開いた。 園児は同支店の職員やJA女性部員から指導を受けて、ハツユキカズラ、ニチニチソウ、センニチコウの3種類の苗を鉢に移した。丁寧に土をかぶせて「元気に育ってね」と声をかけながら、水やりを行った。 平野紬ちゃん(5)は「楽しかった。白くてふわふわした花が好き」と笑顔を見せた。 子どもたちに自然と親しむ機会を提供することや地域との交流を目的とした同JAの1部署1協同活動の一環。鉢植えは園庭に置いて、園児が世話をしていくという。
-
梅雨知らせる「ササユリ」見頃 浜松市浜名区・奥山高原
浜松市浜名区引佐町の観光植物園「奥山高原」で、梅雨の時期に花を咲かせる日本固有種のササユリが見頃を迎えている。 入り口そばのササユリ園の斜面に白やピンク色の約200本が花を咲かせる。同園によると、見頃は例年より1週間ほど早く、今月末まで楽しめる見込み。 園の西側斜面では、約70品種1万株のアジサイも見頃を迎え、彩りを添えている。
-
御前崎の里山彩るアジサイ あらさわふる里公園で3000本見頃
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園で、約3千本のアジサイが見頃を迎えている。 園内の遊歩道やのり面に青紫やピンク、白色のアジサイが植えられ、大輪の花が里山を彩る。小さな粒のような花が中心に集まりその周りを大きな花が額縁のように囲む「ガクアジサイ」も咲き誇り、来場者を魅了している。 公園を管理するグランパークあらさわの担当者は「アジサイ鑑賞は雨が降っても楽しめる。色鮮やかな花々を楽しんで」と話した。見頃は6月末まで。
-
バジル 軽く遮光し葉を柔らかく 乳製品、トマトと好相性【くらし彩るハーブ栽培 夏編㊤】
暮らしに彩りを添えるハーブ栽培を園芸家の高浜真理子さんが紹介します。初回は夏編です。 主に料理に使うハーブです。多くの品種がありますが、一般的に「バジル」と呼ばれているのはスイートバジル。チーズなどの乳製品やオリーブオイル、トマトと相性が良く、イタリア、フランス料理で大活躍します。 寒さに弱く、日当たりの良い場所を好みます。ただ、近年は酷暑のため、真夏に直射日光の下で育てると葉が日焼けを起こしてしまうことがあります。軽く遮光するか、半日陰で育てると、葉が柔らかく仕上がります。 葉が旺盛に茂る5~7月は、枝が混み合い過ぎないよう注意しましょう。通気が悪くなってハダニが付きやすくなったり
-
「浜名湖花博2024」総来場者100万6586人 実行委発表
「浜名湖花博2024」実行委は17日、浜松市中央区の2会場で行われた花博の総来場者数が累計100万6586人と発表した。 16日に閉幕したはままつフラワーパーク会場には、86日間の会期中に、目標の40万人を超える49万8630人が来場した。同会場の平均来場者数は5798人で、1日の最多は桜の見頃がピークを迎えるなどした4月6日の2万3202人。浜名湖ガーデンパーク会場(4月6日~6月2日)は50万7956人だった。 目標の95万人を上回る大台の到達を受け、実行委副会長を務めた中野祐介浜松市長は17日の定例記者会見で、関係者への感謝を示した上で「進めてきた『花と緑のまちづくり』に加え、デジ
-
ベトナム人インフルエンサー「袋井の魅力発信」 市招待で名所撮影
袋井市はこのほど、交流サイト(SNS)で人気を誇るベトナム人インフルエンサーを市内に招待し、国内外に魅力を発信する映像を撮影してもらうため観光名所を案内した。 招待したのはユーチューブのチャンネル登録者数約30万人、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のフォロワー数約90万人を有するチャン・トゥイ・チャンさん(39)。現在は茨城県に住み、日本での生活や旅行、体験を主にベトナム人向けに発信して人気を集めている。 袋井市には娘のミューさん(6)と来訪。可睡斎で開催中の「風鈴まつり」をはじめ、ベトナム独立運動の指導者ファン・ボイ・チャウにゆかりのある常林寺などを見て回った。 ユリ
-
富士山ろく コスモスでいっぱいに 裾野で種まき 10月見頃
裾野市の企業や住民で構成する「裾野市パノラマロードを花でいっぱいにする会」は15日、同市須山の「パノラマ遊花の里」のほ場にコスモスの種をまいた。約200人が参加し、富士山が見える青空の下、作業で汗を流した。 参加者は1万4000平方メートルのほ場の石取りをした後、42キロの種を手分けしてまいた。家族で作業に取り組んだ富岡第一小4年の本間空汰さん(9)は「暑かったけれど、種をまくのが楽しかった」と笑顔を見せた。コスモスは10月ごろに見頃を迎えるという。
-
「浜名湖花博2024」盛況フィナーレ 最終日に来場100万人到達
「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)が16日、浜松市中央区のはままつフラワーパーク会場で閉幕した。時代の変化を踏まえ、デジタルと融合させた新たな花の見せ方を提案。2日に閉会した浜名湖ガーデンパーク会場と合わせた来場者数は、最終日に100万人に達した。86日間の「花と緑の祭典」は盛況のままフィナーレを迎えた。 園内のウェルカムガーデンで行った閉会式で、中野祐介市長は「今後も国内外から訪れてもらえるよう頑張っていきたい」とあいさつし、10年後の〝花博〟開催に意欲を示した。ボランティアの面々が来場者に浜松産のガーベラをプレゼント。ゲート前では、来場者を見送るスタッフらの笑顔があふれた。 1
-
【浜名湖花博2024閉幕】時代のニーズ合わせ、花の魅力発信 「デジタル」「サステナブル」キーワードに
16日に閉幕した浜名湖花博は、リアルな花の体験だけでなく、デジタルとサステナブル(持続可能)をキーワードに掲げ、目新しい花の展示方法を模索した。試みの背景には、コロナ禍を経て急速に変化する社会情勢への対応と、花博の「レガシー継承」を目指す関係者の強い思いがあった。 「空を飛んでいるみたい」「周りが全部お花だ」 VR(仮想現実)ゴーグルを装着し、四季折々の庭園を360度動画で鑑賞する「花みどり映像館」を体感した子どもが驚きの声を上げた。 はままつフラワーパーク会場(浜松市中央区)で実施したVR体験は、家族連れやシニア層など幅広い世代に好評で、ブースには連日行列ができた。2日に閉幕した浜名
-
ハンゲショウ 白くおめかし 松崎・旧依田邸
松崎町大沢の静岡県指定文化財「旧依田邸」で、ハンゲショウの葉が見頃を迎えている。緑色の葉の一部がおしろいを塗ったように白く変色し、観光客らを楽しませている。施設を管理しているNPO法人伊豆学研究会によると、7月上旬まで見られそう。 約300平方メートルの池に群生し、新緑の庭を白く彩っている。ハンゲショウはドクダミ科の多年草。夏至から11日目の「半夏生」の頃に花を咲かせることや、開花の時期に葉の一部が白くなり“半化粧”しているように見えることが名前の由来とされる。 (松崎支局・太田達也)
-
涼しげ季節の花々 御殿場でいけばな展
御殿場市華道連盟の第45回いけばな展が15日、同市の市民会館で始まった。16日まで。 16流派68人が1点ずつ力作を出品した。本格的な夏の訪れを前に、アジサイやユリ、ビワ、カラーなど色鮮やかな季節の花々を用いた涼しげな作品が並ぶ。流派によって草花の形の生かし方や花器の選び方などが異なり、来場者がそれぞれの個性を楽しんでいる。
-
「浜名湖花博」16日に閉幕 総来場者100万人に迫る! フラワーパーク会場、初夏の花咲き乱れ
浜松市中央区のはままつフラワーパークで開催中の「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)は16日、閉幕する。既に会期を終えた浜名湖ガーデンパーク会場と合わせた来場者数は14日時点で99万人を超えた。フラワーパーク会場は初夏を彩るアジサイ、ハンゲショウやササユリなどが見頃を迎え、関係者は最終日までに100万人の達成に期待を寄せている。 テーマは「人・自然・テクノロジーの架け橋~レイクハマナデジタル田園都市」。季節ごとに多彩な花々が楽しめる庭園を整備し、先端技術を活用したアトラクションも用意した。2日に閉会したガーデンパーク会場は58日間の会期中に50万7956人、86日間のフラワーパークは14
-
“枯れ盆栽”と陶器 魅力最大限に 湖西出身・當間ローズさん 地元で初個展
湖西市出身で歌手や華道家として活動する當間ローズさん(31)が、自身の手がけた「ドライ盆栽(枯れ盆栽)」や陶器など約30点を集めた個展「アナザー・ライフ 輪廻と再生」を同市鷲津の本興寺で開いている。一部の作品はPR大使を務めた浜名湖花博の会場で展示したが、地元・湖西を訪れることでまちの魅力を感じてもらおうと、桜の名所として幼少期から親しんだ古刹(こさつ)で初の個展を企画した。7月27日まで。 枯れ盆栽は盆栽の枝を乾燥させ、保存加工を施した葉を枝に生けて新たな作品に生まれ変わらせる。推定樹齢150年の五葉松をはじめ、根の形を見せる作品や幹に金箔(きんぱく)を貼ったものなど、枯れ盆栽ならではの
-
青空に映えるジャカランダ 浜松・浜名湖エデンの園で下旬まで見頃
浜松市浜名区細江町の有料老人ホーム「浜名湖エデンの園」の敷地内の一角で、南米原産の高木「ジャカランダ」が鮮やかな紫色の花を咲かせている。同施設によると、6月上旬に満開を迎えた。見頃は同月下旬まで続くという。 ジャカランダはノウゼンカズラ科に属し、ホウオウボク、カエンボクと並んで世界三大花木の一つとされる。同施設では、海外旅行が好きな入居者が30年近く前に種を植え、10メートルを超える高さに成長した。 同施設の担当者は「遠くから眺めると空の色と相まって美しい。入居者は毎年楽しみにしている」と語る。近所に住む松井恵さん(81)は「ここまできれいに咲いているのは見たことがない」と話した。
-
モッコウバラ 白花は江戸、黄は明治に(御巫由紀/千葉県立中央博物館植物学研究科長)【日本のオールドローズ③】
20年ほど前に、野生のバラを見に中国の四川省へ行きました。山奥の深い谷沿いの道で、甘い香りが谷全体に満ちていました。見回すとモッコウバラの原種の小さな一重咲きの花がたくさん、白い滝のように咲き誇っていました。 モッコウ(木香)は漢方薬やお香として用いられるキク科の植物で、モッコウの甘い香りに似ていることからモッコウバラと名付けられました。原種の花はニオイスミレのように広がりのある甘い香りです。 原種はとげがありますが、八重咲きの園芸品種はとげ無しなので、個人の庭にもよく植えられます。原種ほど強くはありませんが爽やかな香りです。自然界には白い花だけですが、園芸品種は黄色のキモッコウもありま
-
梅雨期も爽やかに【ワンコインでできる花あしらい 6月】
蒸し暑さを感じる日も増える季節は、自宅を花で爽やかに演出したい。低予算で身の回りに花を飾るアイデアを紹介する「ワンコインでできる花あしらい」の6月は、静岡市葵区の生花店「ももはな」で、珍しいバラや動きのあるグリーンを使ったアレンジを考案してもらった。 バラ(ソルファ) 珍しい色味のバラは、1本だけ潔く生けると、そのものの美しさが際立つ。ソルファは、渋い茶系の花色が特徴的な長野県の生産者のオリジナル品種で、いくつもの色が重なり合った複雑な色合いに引き込まれる。時々で色が少しずつ異なるのも面白い。花持ちが良く長く楽しめる。 細長い花器を使い、高さを出した。花器の口までの高さと、口から花
-
高さ15メートル ジャカランダ鮮やか 藤枝の仲田さん宅で見頃
藤枝市前島3丁目の仲田洋子さん(71)宅で、高さ約15メートルのジャカランダが開花し、見頃を迎えた。木の頂点に鮮やかな紫色の花が密集して咲き、美しさが評判になって次々と見物人が訪れている。5月下旬に咲き始め、見頃は今月末までという。 約35年前、仲田さんの夫茂さん(73)が市と姉妹都市のオーストラリア・ペンリス市の知人から種を受け取った。丁寧に手入れを続けて育て、1999年に初めて花を咲かせて以降、地域の「シンボルツリー」となっている。仲田さんは「例年以上に咲き方が良い。藤枝市のシンボルツリーになってほしい」と願いを込めた。
-
アジサイ1万株 牧之原の「大鐘家」彩る
牧之原市片浜の国指定重要文化財「大鐘家」でアジサイが見頃を迎えつつある。 庭園や裏庭に「ブルースカイ」「アナベル」など35種類以上、約1万株の花々が咲く。来場者は風情ある木造建築物とともに写真に収めて楽しんでいる。今年は開花が1週間程度早く、満開は今月中旬とみられる。 入場料は大人700円、小学生400円。
-
「王様」キングプロテア 大輪【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で、南アフリカの国花「キングプロテア」が花を咲かせている。別名「花の王様」と呼ばれるピンク色の大輪が、来園者の目を引いている。 キングプロテアは露地での栽培が難しいが、大温室前の花壇に植えられた1株は直径約25センチの大きな花を数輪咲かせた。同園によると、下旬ごろまで楽しめる見込み。独特な花の形から、ドライフラワーや切り花として人気があるという。
-
演奏や書道、パフォーマンスで盛り上げ 常葉大生企画【浜名湖花博2024】
浜名湖花博2024のはままつフラワーパーク会場(浜松市中央区)で9日、常葉大の学生が企画した芸術祭(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。地元高校生らが演奏や書道パフォーマンスなどを繰り広げ、最終盤を迎えている花博を盛り上げた。 浜北西高(浜名区)吹奏楽部は桜をテーマにしたメドレー曲など、なじみのポップス6曲を披露。息の合った音色を響かせ、歌や踊りも交えて観衆を沸かせた。浜松東高(中央区)のダンス部や書道部、同市出身のバルーンアーティスト金太郎さんがパフォーマンスを行ったほか、天竜区を拠点に活動する和太鼓グループ龍勢組も演奏した。 浜松の魅力発信に取り組む常葉大経営学部の中津川ゼミが、花
-
湖西のアジサイロード散策 地図片手にスタンプラリー 新所でまつり
湖西市新所のアジサイロード周辺で9日、地元住民らが散策を楽しむ「新所あじさいまつり」が開かれた。東小から農道を通って龍ケ谷池を巡る2~3キロのコースを設定し、来場者は地図を片手にスタンプラリーに挑戦した。 アジサイの植栽や管理を担う「新所水とみどりのプロジェクト」が主催した。東小のビオトープ前では、付近の川に生息する水生生物や魚を展示。マハゼやシマドジョウ、ヌマエビのほか、在来種の生態系を脅かす外来生物も含む計16種を水槽に入れ、来場者が生き物の特徴を観察できるようにした。 龍ケ谷池ではアジサイロード周辺に自生する植物を並べ、薬草として使われてきた草などを紹介した。東小ではアジサイの苗約
-
早咲きのユリ一面黄色に 袋井・可睡ゆりの園
袋井市久能の「可睡ゆりの園」で、早咲きのユリが見頃を迎えている。約10万平方メートルの広大な敷地に、黄色やピンク、白色のスカシユリが咲き誇り、来園者を魅了している。 南入り口付近の斜面では「イエローダイヤモンド」が満開となり、一面を黄色い花が埋め尽くす圧巻の光景が広がる。アジサイエリアでは、約1万2千株のアジサイとユリの〝競演〟も見られる。磐田市から家族で訪れた浦野優香さん(30)は「0歳の娘に、人生初めての満開のユリが見せられてうれしい。来年も一緒に来たい」と笑顔を見せた。 同園によると、今年は3月以降の日照時間が少なかった影響で、開花時期は1週間ほど遅いという。閉園する7月7日まで
-
磐田・豊岡地区特産「赤シソ」 畑いっぱいに紫の葉 収穫最盛期
磐田市北部の豊岡地区で特産の赤シソの収穫が最盛期を迎えている。JA遠州中央の赤シソ生産者でつくる塩蔵野菜部会の会員13人が、計約30ヘクタールで栽培している。一帯は県内最大の産地で、畑一面を濃い紫の葉が〝じゅうたん〟のように覆う光景が広がっている。 同市惣兵衛下新田の秋山敏文部会長の畑では6日、息子の高徳さん(36)が早朝から乗用型の機械で刈り取りを行った。高徳さんは「色や香りは例年通りの良い仕上がり。気温が上がると葉もどんどん伸びてくる」と話した。 同JA豊岡店によると、収穫は4月中旬ごろから始まった。刈り取った後も葉は1週間程度で成長し、7月中旬ごろまでに地区全体で約600トンの収穫
-
ハナショウブ5万本涼しげ 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市修善寺の観光施設「修善寺虹の郷」で、ハナショウブが見頃を迎えている。白や紫といった涼しげな色合いの花が園内を彩り、来園者を魅了する。 鉢植えを並べていて、今季は約5千鉢を「花しょうぶ園」に置き、約5万本が育っている。ハナショウブは端から端まで約200メートルに及ぶ。6月中旬ごろまで楽しめる見込み。施設によると、6月後半からはアジサイも見頃になるという。
-
浜名湖花博彩るアジサイ90品種3500株 はままつフラワーパーク
「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で、約90品種3500株のアジサイが見頃を迎えている。全長約600メートルの並木には定番の品種「エンドレスサマー」を中心に、青や紫など多彩な花が並ぶ。ガクアジサイやヤマアジサイなども花を咲かせ、彩りを添えている。同園によると、見頃は6月下旬ごろまでの見込み。
-
「世界三大花木」のジャカランダ 熱海の初夏彩る 16日まで祭り
熱海市東海岸町の熱海サンビーチに隣接する遊歩道で16日まで、世界三大花木の一つ「ジャカランダ」のフェスティバル(市観光協会主催)が開かれている。涼しげな薄紫色の花が初夏の熱海を彩っている。 ジャカランダは主に熱帯地域に分布する花木で、熱海には1990年にポルトガルの姉妹都市から伝来した。市によると、同遊歩道や国道135号沿いを中心に計136本が植栽され、半数以上が見頃を迎えた。祭り期間中は午後6時~10時にライトアップを行う。 祭り会場には高さ10メートル超の巨木から背丈程度の低木まで大小のジャカランダが林立し、枝先に釣り鐘型の花を咲かせている。「花が頭に落ちると幸運が訪れる」との言い伝
-
ナニワイバラ 白い大輪、漢方にも利用(御巫由紀/千葉県立中央博物館植物学研究科長)【日本のオールドローズ②】
ナニワイバラは大きな一重咲きの白い花が美しい、中国南西部原産の野生のバラです。実は黄色く洋梨型で表面に剛毛が密生し、「金桜子[きんおうし]」と呼ばれ漢方薬として下痢などの治療に用いられました。日本に渡来したのも、観賞用ではなく薬としてだったようです。 江戸時代前期に活躍した狩野派の画家、狩野常信が1670年に写生した絵でナニワイバラが確認できるので、その頃に渡来していたのは確かです。薬用植物などを記した「大和本草」(1709年)には「ナニハイバラ」として「その実を金罌[おう]子という。花は白く大にして香りあり。枝を垂れ刺[とげ]あり。連なり植えて籬[まがき]となし、もって盗みを防ぐべし」と
-
湖西「アジサイロード」 3000株開花始まる
湖西市新所の東小周辺に広がる「アジサイロード」で、長さ約3キロにわたる農道沿いや東小のビオトープに植えられたアジサイ約3千株の開花が始まった。6月中旬に見頃を迎え、7月中旬まで楽しめる見込み。 アジサイの植栽を進めてきた地域住民や農業者による「新所水とみどりのプロジェクト」は、開花に合わせて2日に下草刈りの作業を行った。3日には東小で講話を行い、豊川から供給される農業用水に支えられてきた地域の農業の歴史を児童に紹介した。週末には地元住民向けのイベントも予定している。
-
ハナショウブ2000株咲き誇る 静岡市葵区・城北浄化センター
静岡市葵区加藤島の市城北浄化センターで、ハナショウブの花が見頃を迎えた。同センターは9日まで一般開放を行っている。 センター内で下水を浄化処理した水を再利用した池で、約2千株のハナショウブが花開いた。3日には開花を心待ちにしていた市民が多く訪れ、紫と白の優美な景色を眺めたり、思い思いに写真に収めたりして楽しんだ。周囲には色鮮やかなアジサイも咲き、彩りを添えている。 市民に下水道事業を身近に感じてもらうことが目的で、池のそばには下水処理の仕組みを紹介するパネルも設置している。新型コロナ禍の影響で4年ぶりの一般開放となった。午前9時から午後4時まで。 工事の影響で駐車場がないため、同センター
-
浜名湖花博ガーデンパーク会場が終了 全体来場者、目標の95万人達成
浜名湖エリアを花と緑で彩る「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)が2日、最終日を迎えた。もう一つの主会場のはままつフラワーパーク会場(同区)と合わせた来場者が同日、目標の95万人を達成し、盛況の内に58日間の会期を終えた。フラワーパーク会場は16日まで続く。 ガーデンパーク会場は4月6日のオープンで、延べ約50万人が訪れた。閉幕式が同パークで行われ、実行委会長の鈴木康友知事が「多くの関係者のおかげで閉幕を迎えられた。今後も花と緑の啓発、県内の花卉(かき)産業の振興に努める」とあいさつ。ガーデンパークの植栽、施設案内のボランティアに長年貢献した53
-
花の案内人 尽きぬ学び ボランティア 袋井・丸野さん、浜松・山口さん 「老いる暇ない」充実の人生【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場の最終日の2日、閉会式で案内や植栽などに20年以上携わったボランティア53人に感謝状が贈られた。訪れた人たちに花を観察したり植物を育てたりすることの魅力を伝え続けたボランティアは「自分たちも学ぶことができた」とやりがいを語った。 袋井市の丸野和之さん(71)は植物好きが高じて園内の案内係を務めた。「質問されて答えられないと悔しいから勉強を重ね、多くのことを学ばせてもらえた」と振り返る。花に関する神話や民話も覚えて披露。バラにとげがある理由に美や愛をつかさどる神アフロディーテが関わっていると伝わる話は特に好評だった。「帰った後
-
95万人 西川さんに記念品 のたね、ふらまるもお祝い ガーデンパーク最終日【浜名湖花博2024】
浜松市中央区で開かれている「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の来場者が2日、主催者が目標としていた95万人を突破した。最終日の浜名湖ガーデンパーク会場で、節目の来場者となった磐田市の会社員西川岳彦さん(61)、パート従業員の妻恵子さん(56)に記念品が贈られた。 実行委副会長の影山剛士湖西市長らが、ペチュニアの苗や県内産の新茶などを贈った。ガーデンパークの「のたね」やフラワーパークの「ふらまる」ら両会場のキャラクターも登場し、セレモニーを盛り上げた。 2人は20年前に開催された浜名湖花博に子どもと一緒に来場したことがきっかけで、ガーデンパークに足を運ぶようになったという。2日前にも
-
庭園コンテスト 3部門表彰式【浜名湖花博2024】
浜名湖花博2024の実行委員会は2日、浜松市中央区のガーデンパーク会場内で行った庭園造りの美しさなどを競うフラワーガーデンコンテストの表彰式を開いた。プロでコンテスト受賞歴のある団体などが出品するA部門のグランプリは高松市の「GARDENS(ガーデンズ)」が受賞した。 代表者が実行委会長の鈴木康友知事から表彰状を受け取った。コンテストはプロから愛好家までを対象にした3部門で26の作品が発表され、世界で活動する庭園デザイナー石原和幸さんらの審査を受けた。 セミプロ、プロが出品するB部門、県内の愛好家らが競うC部門でそれぞれグランプリを受賞した天龍造園建設(浜松市中央区)、藤枝市の広岡千恵子
-
「浜名湖花博」ガーデンパーク会場きょう閉会 最後の週末、多彩な催し ヒマワリやコスモス見頃
浜名湖エリアを舞台とした花と緑の祭典「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(中央区)が2日、58日間の会期に幕を下ろす。最後の週末を迎えた1日も同会場では多彩な催しが行われるなどし、大勢の来場者でにぎわった。 同園最大の花壇「花織り畑」では、浜名湖の形をイメージして植えられた約1万8千本のヒマワリやコスモスなどが見頃のピークを迎えている。閉会を惜しむように色とりどりの花々が咲き誇り、晴天に恵まれたこの日も家族連れや友人同士で写真を撮ったり、散策を楽しんだりした。 今回の花博はサステナブル(持続可能)をテーマに掲げているため、1、2の両日は「SDGs花緑配布キ
-
下田・あじさい祭が開幕 青や紫の花々、初夏の到来告げる
下田市の下田公園で1日、第53回あじさい祭(実行委主催)が開幕した。園内には国内最大規模といわれる約300万輪が植栽されていて、一部のアジサイは見頃を迎えているが全体では三分咲き程度。6月中旬に盛期を迎える見通し。 市観光協会によると、100種類以上のアジサイが園内を彩る。紫や青、白の楚々(そそ)とした花々が初夏の到来を告げていて、観光客が思い思いに散策を楽しんでいる。 初日の開幕式典では関係者がにぎわいの創出に期待を寄せた。市観光協会の渡辺一彦会長は「曇り空でも晴天でも、アジサイは下田の海の青さと溶け合う。極上の景観を多くの人に楽しんでもらいたい」と呼びかけた。 昨夏は10万6200
-
バラ華やか1500株超 御殿場、2日まで「祭り」
御殿場市印野の富士山樹空の森で1日、御殿場ばら祭り(市バラのまちづくり推進委員会など主催)が始まった。1500株以上の花々が咲き誇る。2日まで。 「樹空の森バラ友の会」が丹精込めて育てたバラが見頃を迎えた。ノックアウト、ビバリー、金蓮歩など多種が植栽され、色とりどりの花が咲きそろう。 会場ではオリジナル品種を含めたバラの苗木、肥料などの販売や同施設ローズガーデンアドバイザーによる講習会、スタンプラリーなどが開かれている。来場者は雲間から富士山が見えると、美しい花との共演を写真に収めていた。初日は御殿場高生によるイベントブースも設けられ、子ども連れが楽しんだ。
-
静岡茶の魅力広くPR、人気 ガーデンパークカフェ 2日まで浜松【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で2日まで、静岡茶商工業協同組合が「ティーカフェ&ガーデン」を出店している。全国から多くの人が訪れる“花と緑の祭典”で、本県の茶の魅力を発信している。=関連記事22面へ 花に囲まれた店内やテラス席では喫茶メニューを提供するほか、同組合加盟の茶商、茶農家などが参加し、煎茶やほうじ茶、和紅茶など厳選した62種類を販売している。 冷茶のテイクアウトでは、花博にちなんだローズ和紅茶など4種を用意した。本山茶の深蒸し茶なども人気を集め、多い時には1日に計700杯以上の売り上げがあるという。 茶の消費拡大を目指
-
浜名湖花博のフラワーパーク来場者 浜松市動物園無料に 6月1日から
浜名湖花博20周年記念事業実行委員会は6月1日から、「浜名湖花博2024」(同実行委主催)のはままつフラワーパーク会場(浜松市中央区)の来場者限定で、隣接する市動物園の入園を無料にするサービスを始める。 同会場の来場者数が25日に当初目標の40万人を達成したことに対する感謝の気持ちを込めた。通常入園無料の小中学生に加え、大人(通常500円)も無料にすることで、家族連れに花博と動物園の両方を1日掛けて楽しんでもらう。希望者にフラワーパーク入場時に、動物園との共通ゲートを通過できるQR券(当日のみ有効)を配布する。 配布は毎日午後2時半まで。花博が閉幕する16日まで行う。問い合わせは同実行委
-
ハナショウブ70万本涼しげ♪ はままつフラワーパーク
「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)を開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で、約70万本のハナショウブが咲き始めた。初夏の園内をさわやかに彩り、涼しげな雰囲気を演出している。 ハナショウブ園は広さ約4800平方メートル。品種改良で生まれた黄色の「浜名湖の光」をはじめ、紫や青、白など色とりどりの花が咲き誇る。同園によると、23日現在で三分咲き程度。6月上旬に開花のピークを迎える見込み。担当者は「ハナショウブ園を深い木々が囲む美しい世界観を見てほしい」と話している。 23日は来園者が花々の間の木製通路で写真を撮ったり、ベンチに座ってゆったりと観賞を楽しんだりする姿が見られた。
-
沼津・照江寺でアジサイ咲き始め 26日から祭り 「雲龍図」の龍デザイン御朱印も限定販売
アジサイが咲き始めている沼津市江浦の照江寺(橋本宗一住職)で26日から、「あじさい祭り」が始まる。6月中旬まで。初日はキッチンカーなども入り、開幕を盛り上げる。 アジサイは橋本住職が約50年前に植栽を始め、本数を増やしてきた。階段や本堂、大日堂がある高台付近でセイヨウアジサイ、ガクアジサイなどが咲き誇る。色鮮やかな花々の奥に、江浦湾が広がる光景が人気を集めている。 今季は今まで以上に楽しんでもらえるように、境内の石碑を紹介するパンフレットを配布している。昨年本堂に設置され、多くの人が見学に訪れた「雲龍図」の龍と、アジサイをデザインした特別御朱印なども限定販売する。
-
幸せ呼ぶ♧七つ葉クローバー 花博フラワーパーク会場に展示 浜松の宮司さん、2004年出展、20年越しの思い
葉数が多いクローバーの栽培に取り組む浜松市中央区大島町の宮司良隆さん(82)が30日から、「浜名湖花博2024」開催中のはままつフラワーパーク会場(同区)で七つ葉のクローバーのブース展示を行う。宮司さんは2004年に開かれた花博でも七つ葉のクローバーを展示していて、「20年越しに花博の会場で幸運を届けたい」と七つ葉に込めた思いを話す。 03年ごろ、妻の富子さんが近所で見つけた四つ葉のクローバーを親株にして自宅で栽培を始めると、七つ葉など多葉のクローバーが次々と育った。メディアに出演して話題を呼び、翌年の花博に出展したところ、「幸せになれそう」と好評を博し、宮司さんにとっても思い出深いイベン
-
旅するチョウ アサギマダラ飛来 静岡市葵区の民家に【動画あり】
静岡市葵区の民家にこのほど、長距離を旅するチョウとして知られる「アサギマダラ」が飛来し、花の蜜を求めて優雅に飛び交う姿が見られた。 アサギマダラの観察を続けている同区牛妻の川津文臣さん(75)が「春の渡りの時期の姿も見てみたい」と思い、アサギマダラの好物である多年草シマフジバカマを自宅の庭で栽培。花が咲き始めた4月21日から姿を見せるようになったという。 「この地域が渡りのルートになっていると思い、初めて取り組んでみた。見込み通りに来てくれてうれしい」と川津さん。5月末ごろまでは観察できそうだという。 アサギマダラは、夏は涼しい地域に北上し、冬は暖かい南の地域に移動する習性がある。
-
前庭はきれいな生け垣に【進化するイングリッシュガーデン⑩完】
私が以前、英国ロンドン北部のハムステッド地区で庭のメンテナンスの仕事をしていた頃、上司から「道路に面した前庭は生け垣でなければならない。荒れた状態にしておくと行政から警告がくる」と言われました。周囲の住宅はどこも生け垣がきれいに手入れされ、地域全体で景観を守っているようでした。 ロンドンでは数年前から前庭に関し、駐車場確保のためのコンクリート舗装が禁止されました。地球温暖化が進行する中、土を残すことで豪雨の際の排水を促すのが狙いです。この動きは地方都市にも広がっています。 公共の庭園や、苗木や園芸品などを扱うガーデンセンター内には、土を残した駐車場やハリネズミの通り道をふさがないモデルガ
-
「シロツメクサはともだち」(鈴木純著)
道端や空き地のような身近な場所で見られるシロツメクサ。原産地は欧州で、江戸時代に日本にやってきたのだとか。クローバーとも呼ばれるこの植物を観察すると知られざる姿が見えてくる。 一見すると丸くて白い一つの花に見えるけれど、いくつもの小さな花が集まってまん丸になっている。しおれると茶色い花びらの一つから、さやに入ったマメみたいな種が出てきた。実はマメの仲間なのだという。 もう知っていると思っている物事を見つめ直す面白さを教えてくる。 (ブロンズ新社・1540円)
-
ハナショウブ初夏に彩り 80種類8万本 森町・小国神社境内の園
森町一宮の小国神社境内にある「一宮花しょうぶ園」が20日、開園した。園内約2900平方メートルに80種類8万本のハナショウブが植えられていて、初夏を告げる彩りが6月中旬ごろまで楽しめる。 同神社の敷地に自生していたハナショウブを集めて60年以上前に開園した。今年は開花が例年よりやや遅く、6月頭に見頃を迎える見込みという。同園担当者は「色が濃く鮮やかな花が咲いている。雨にぬれるとより美しい写真が撮れるため、雨の翌日の来園もお勧めしたい」と話した。 入園料は300円。問い合わせは同神社〈電0538(89)7302〉へ。
-
寄せ植え体験や苗販売 湖西で「春の緑花フェア」【浜名湖花博2024】
湖西市は19日、浜名湖花博2024の関連イベントとして「こさい春の緑花フェア」を同市新居町の新居弁天海釣公園で開いた。花壇の整備や環境美化に取り組む団体や企業などが九つのブースを設け、花の寄せ植え体験や苗の無料配布などを行い、多くの市民が訪れた。 こさい花いっぱい運動推進協議会が行った寄せ植え体験では、色とりどりのジニアやペチュニアの苗が用意され、来場者が好きな色の花を選び鉢に土を入れ、一株ずつ植えてオリジナルの寄せ植えを作った。障害者就労支援施設の浜名学園なぎさ作業所はマリーゴールドやサルビアの苗などを販売。精神保健福祉会さざなみ会は多肉植物を使って寄せ植え体験を行った。 先着順で行っ
-
沖縄のエイサー 花添える 伊江村が伝統芸能披露【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で19日、特産のハイビスカスを出展している沖縄県伊江村の特別イベントが開かれた。住民が「エイサー」など華やかな伝統芸能を繰り広げ、屋外ステージに詰めかけた来場者を沸かせた。 伊江村は沖縄本島の北に位置する離島にあり、人口約4300人。20年前の花博の際、同村に約500株のハイビスカスが寄贈され、その後、村の観光資源に定着した。磐田市の市民団体と定期的に平和交流を行っているなど本県との関わりが深いことから、今回の出展とイベント開催が実現した。会場には同村のハイビスカス約600株が持ち込まれ、販売も行った。 島から名城政英村長ら
-
丹精込めた盆栽と山野草出展 19日まで、藤枝の同好会
藤枝盆栽同好会は18、19の両日、「初夏の盆栽と山野草展」を藤枝市生涯学習センターで開く。会員が17日、展示作業に取り組んだ。 会員15人が丹精込めた盆栽15席と山野草約30席を出展した。高さ115センチのヒノキやアカシデ、カエデなど見応えのある盆栽が並ぶ。シランやゴシキカズラ、イワガラミといった山野草も目を引く。 会場ではミニ即売会も実施する。
-
浜名湖花博ガーデンコンテスト 準グランプリに晴照造園(伊豆の国)
浜名湖花博2024(実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で16日、フラワーガーデンコンテストの第2回審査会が開かれた。4月のアマチュア部門に続き、プロ・セミプロのガーデナーが整備した庭園を対象に美しさや完成度を審査し、グランプリには天龍造園建設(同区)の「花陽(はなひかり)の季(とき)」が輝いた。 プロ・セミプロ部門には県内外のガーデナー計12の個人・団体が参加。「心安らぐ水辺の風景」をテーマに、ハーブや多肉植物、色とりどりの花で花壇を彩った。世界的庭園デザイナーの石原和幸さんや花博PR大使の當間ローズさんらが審査員を務め、植栽デザインや持続可能性などの視点で評価した
-
大輪のバラ 初夏を彩る【浜名湖花博2024】
浜名湖花博2024(実行委員会主催)が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)と浜名湖ガーデンパーク(同区)の両会場で、バラの花が見頃を迎えている。色とりどりの鮮やかな大輪が咲き誇り、連日多くの観光客でにぎわっている。 約300品種1300株のバラで彩られるのははままつフラワーパーク。大温室横のローズガーデンには“音楽の都・浜松”にちなんだ「ロックン・ロール」や「ブラス・バンド」といった品種のバラが多く植えられている。 浜名湖ガーデンパークでは、バラを額縁に写真を撮れるフォトスポットやバラの大アーチが設けられた「花美の庭」が人気を集める。新たに整備されたエリ
-
花が作る景色 絶え間ない花のリレー【浜名湖花博2024㊦ はままつフラワーパーク編】
浜松市中央区の2会場で6月まで開かれている「浜名湖花博2024」。2004年の花博開催から20周年を記念し、各会場では多彩な花々が絶え間なく咲き誇る。人気の庭や花壇にはどんな工夫が凝らされているか。はままつフラワーパークで担当者に解説してもらった。 はなのはら 花がら残し野原の風情 園内中心部の既存花壇をリニューアルした「はなのはら」は、浜松市出身のガーデンデザイナー小倉珠子さんが、持続性を意識した「サステナブルガーデン」として考案した。宿根草や球根植物、日本の野草を多く取り入れ、管理担当の大石由美子さん(27)は「チョウやミツバチが集まる野原のような花壇を目指している」と話す。 開幕直
-
養護施設の児童ら 種植え作業に汗 はままつフラワーパーク
浜松市中央区の児童養護施設「清明寮」の児童・生徒14人が12日、同区のはままつフラワーパークで園芸作業に取り組んだ。児童らは職員の手ほどきを受け、8カ所の花壇にジニア、センニチコウ、キバナコスモスの種を植えた。 種を袋から取り出し、容器を使って手で堆肥と混ぜてから、花壇に均等に広がるようにまいた。竹ぼうきで優しく土をたたくようにし、種を土の中に入れ込む作業も行った。花は7月中旬ごろから、見ごろを迎えるという。 清明寮の児童は2022年から、5月と11月に園芸作業を体験している。同区の松川電気が支援し、同社の社員4人も参加した。
-
バラの香り、胸いっぱい ガーデンパークでサロン 浜名湖花博
浜名湖花博2024(実行委員会主催)を開催中の浜松市中央区の浜名湖ガーデンパークで11日、見頃を迎えたバラの魅力に触れるサロンが開かれた。 静岡県内外の約20人が、花博20周年を記念して整備された新エリア「新感性ローズガーデン×R(コラボローズ)」でテーマが異なる12区画を歩き、バラの品種や育成方法に理解を深めた。 講師は同ガーデンのバラの剪定(せんてい)などを担当した稲岡一乃さん。稲岡さんはバラの香りをより楽しむためには「天気が曇りの日の朝一番に、花が開きかけのバラを嗅ぐのがおすすめ」と話した。 参加者は1時間半ほどかけて多種多様なバラの匂いや形を楽しんだ。
-
鮮やか100種のバラ香る 伊豆・修善寺虹の郷 夜間ライトアップも初開催
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でバラが見頃を迎えている。赤や白、黄色など色とりどりの花が来園者を楽しませている。11、18日午後6~9時には、夜間のバラのライトアップを初開催する。 約6千平方メートルの庭園「ロイヤル・ローズ・ガーデン」で、約100種類2300株のバラを植栽している。ピンクの「メアリーローズ」や黄色の「グラハムトーマス」など、多様な種類のバラが花壇やアーチを彩っている。庭園は丘陵地の地形を生かした造りで、さまざまな角度から花を観賞できる。バラ特有の香りも漂っている。6月上旬まで楽しめる見込み。 遠足で来ていた長泉町の斉藤希月君(6)は「バラは大きくて、赤色のがきれいだっ
-
“女将さんのバラ”見頃 伊豆の国 350種2000株
伊豆の国市の民宿旅館「一句石(いっくいし)」前の「女将(おかみ)さんのバラ園」で、多彩なバラが咲き誇り来園者を楽しませている。 1300平方メートルの敷地に、約350種、約2千株を植栽している。10日も園内を散歩したり、スケッチをしたりする人の姿が多く見られた。 若おかみの松井佳代さんによると、見頃は20日ごろまで続く見込みという。入場無料。
-
渋川つつじ 楽しんで 11日から祭り 浜松市浜名区
静岡県指定天然記念物の渋川つつじ約4000株が自生する浜松市浜名区引佐町の渋川つつじ公園周辺で11、12の両日、渋川つつじ祭り(奥浜名湖観光協会、渋川つつじを愛する会主催)が開かれる。同会によると、9日現在で2、3割程度が紅紫色の花を咲かせている。 祭りは両日とも午前10時から午後3時まで。マルシェや音楽演奏、ひょっとこ踊りなどが繰り広げられる。同会の山本健爾会長(83)は「花だけでなく、きれいな葉の緑色も楽しんでほしい」と話した。 渋川つつじは葉が3枚ずつ輪生し、花びらも3輪ずつ開花するのが特徴。木々は4~6メートルになる。9日には引佐北部みさと幼稚園の園児が公園を訪れ、地域の花に親し
-
母の日前にカーネーション出荷最盛期 静岡県内随一の産地 河津・東伊豆
静岡県随一のカーネーション生産地の河津町と東伊豆町で、母の日(12日)を前に出荷の盛期を迎えている。7日朝も約60種4万本がJAふじ伊豆河津桜支店(河津町)に持ち込まれ、関係者が作業に追われた。 同JAによると、両町で静岡県のカーネーション生産量のおよそ9割を占める。7日の同支店では、JA職員がピンク色や紫色、黄色など色とりどりの花々を25本ずつ束にして次々と箱詰めした。昨夏の暑さで生育が若干遅れたが、関東市場へ母の日前の2週間で例年と同程度の20万本を出荷する見込み。 近年はコロナ禍明けで、結婚式関連向けにベージュ色や緑色など淡い系統の色合いの引き合いが復活傾向にある。若者の間で家庭内
-
贈り物の花 長く楽しむ【ワンコインでできる花あしらい 5月】
今度の日曜、12日は母の日。カーネーションなど季節の花を贈られる機会もあるのでは。自宅に花を飾るアイデアを紹介する「ワンコインでできる花あしらい」の5月は、静岡市の生花店「フローラ45」で頂き物の花を長く楽しむ方法などを聞いた。 ガーベラ&コバノズイナ 花束に入っていそうな華やかなピンクのガーベラと、花木のコバノズイナの枝を組み合わせた初夏を感じさせるアレンジ。コバノズイナは黄緑の葉と白い小花がいかにもこの季節らしい。 花を複数飾る時は茎の長さを少しずつ変えて、花の位置に変化を付ける。このアレンジに限らず、花に添えるグリーンは割合何でも合う。庭の木や身近な植物を生かせば費用をかけずに
-
自慢の庭で客もてなす【進化するイングリッシュガーデン⑨】
紅茶と菓子で客人を招き、庭を眺めながら過ごすアフタヌーンティー。その始まりは1840年代に英国のベッドフォード公爵夫人アンナ・マリア・ラッセルが紅茶とパンで来客をもてなしたことが始まりとされます。 当時の英国は、朝食と夕食の一日2食でした。小腹が空く「afternoon(午後)」に客人を招き、紅茶や焼き菓子のスコーン、サンドイッチを客に振る舞うことは上流階級の社交文化として流行していきました。貴婦人たちは自慢の庭を散策し、料理やインテリアを披露し、ベンチに腰掛けて静かに語り合う時間を過ごすようになりました。 アフタヌーンティー文化はその後、一般市民にも浸透し、今でも英国の家庭へ行くと紅茶
-
ボランティア丹精のバラ見頃 湖西・新居文化公園で220株 40株から地道に増やし開花
湖西市新居町の新居文化公園内にあるバラ園で、約70種類、220株のバラが見頃を迎えた。活動開始から9年目を迎えた地元のボランティア団体「新居文化公園バラの会」が週1回の手入れを続け、年々株を増やしている。6月ごろまで赤や黄色、紫色など多彩な花を楽しむことができる。その後も品種ごとに12月ごろまで順に花を咲かせる見込みという。 同公園は1982年に旧新居町の町制90周年を記念し、磐田市出身の世界的造園家・中根金作(17~95年)が手がけて整備された。バラ園には当初約400株が植えられたが、2010年の湖西市との合併後に管理が滞り、草が生い茂って約40本まで減少した。同会は16年の発足から地道
-
浜名湖花博 来場50万人達成 愛知の山本さん一家に記念品
浜松市中央区のはままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパークで開催中の「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の来場者数が5日、50万人に到達した。実行委はガーデンパークで記念セレモニーを行い、節目の来場者になった愛知県豊川市の山本佑香さん(41)の家族に記念品を贈った。 中野祐介浜松市長、県経済産業部の山本東参事が農産物の詰め合わせなどを贈り、ガーデンパークのキャラクターも登場してセレモニーを盛り上げた。長男の恭輔君(5)ら家族5人で訪れた山本さんは「きれいに咲いている花をゆっくり見て回りたい」と話した。 中野市長はガーデンパーク会場の会期が同日で折り返しを迎えたことを踏まえ、「後半戦ス
-
農閑期の田んぼで花畑開放 松崎
松崎町那賀の農閑期の田んぼに色とりどりの花を咲かせる「田んぼをつかった花畑」(実行委主催)が5日まで開放され、観光客や地元の住民が花摘みを楽しんでいる。花畑は町の事業を引き継いだ住民有志が2019年から開催する恒例行事で、花を刈る前に毎年開放している。 花畑には、黄色のツマシロヒナギクや青色のヤグルマソウなどの花々4種が咲いている。3日は親子連れや子どもたちが多く訪れ、花を摘んで写真撮影を満喫した。花は6日以降に刈り取る予定で、田植え期間を迎えるという。 実行委は次回のイベント開催のため、入場時に協力金を募っている。1組500円から。
-
色鮮やか バラ見頃 散策や写真撮影楽しむ 浜松市中央区
浜松市中央区花川町の私設バラ園「ばらの都苑」で色とりどりのバラの花が見頃を迎えている。2日には花の写真を撮ったり匂いを嗅いだりして散策を楽しむ来園者の姿が見られた。 2700平方メートルほどの敷地に、赤や黄色のバラ約300種1500株が植栽されている。開花時期は例年並みで、全体では現在四分咲き程度。品種によってはすでに満開を迎えている。バラに交じってピンク色のシャクヤクも咲き、彩りを添えている。 同園は今年が開園25周年。苑主の天野和幸さん(83)は「花を見て喜んでいる姿を見られるのが何よりも励みになる。体力が続く限り挑戦を続けたい」と話した。
-
華やかなクリンソウ見頃 磐田・敷地里山公園
磐田市敷地の敷地里山公園でクリンソウの花が見頃を迎え、園内を華やかに彩っている。公園を整備する鈴木隆典さんによると、5月上旬ごろまで楽しめる見込み。 クリンソウは、寒冷地に見られるサクラソウ科の多年草。茎を中心に数段に渡って輪状に花を咲かせる様子が、仏塔の頂点を飾る「九輪」に似ていることから名付けられた。約2万5000平方メートルの園内には約600株が植えられ、赤や白、ピンク、紫色の花々が咲き誇り、見事なグラデーションを演出している。 入園無料。園内では薄桃色のウツギも咲き始めている。鈴木さんは「ゴールデンウイークに家族連れでぜひ見に来てほしい」と呼びかけた。 (磐田支局・崎山美穂)
-
「三方原馬鈴薯」のコロッケ販売、PR JAとぴあ浜松【浜名湖花博2024】
JAとぴあ浜松の馬鈴薯(ばれいしょ)部会青年部はこのほど、浜松市特産の「三方原馬鈴薯」をPRしようと、浜名湖花博2024の浜名湖ガーデンパーク会場(同市中央区)で三方原馬鈴薯を使ったコロッケを販売した。 生産者が監修し、ほくほくした食感が特徴の「男爵いも」と本県産牛肉を素材に調理した。1個200円で、千個を用意。幅広い年代の来場者から好評を得た。 同部は市内小学校での食育講座や、イベントでのコロッケ販売ブース出店を通して発信を強化している。中村光太副部会長は「これからも認知度を高めるため、さまざまな活動を行っていきたい」と意気込んだ。
-
移り変わる光 色で表現【浜名湖花博2024 花が作る景色 ㊤浜名湖ガーデンパーク編】
浜松市中央区の2会場で開催中の「浜名湖花博2024」。2004年に開かれた花博の20周年を記念し、6月までの期間中、各会場に新設、再整備された庭や花壇が美しい姿を見せる。現場を訪ね、花が織りなす風景を専門家の視点で解説してもらった。今回は浜名湖ガーデンパーク編。(生活報道部・西條朋子) 園内の最奥に広がる「印象派庭園花美[はなび]の庭」は、04年の花博でフランスの印象派画家クロード・モネのジヴェルニーの自宅の庭を再現したのが始まり。閉幕後は都市公園に引き継がれ、刻々と変化する自然の躍動感を植物で表現してきた。長年管理責任者を務める佐原宏康さん(62)が案内してくれた。 花の庭 庭園内
-
「唯一無二のフジの演出」 花博・夜間ライトアップを浜松市長視察
浜松市の中野祐介市長は28日夜、「浜名湖花博2024」が開催中のはままつフラワーパーク(中央区)を訪れ、夜間ライトアップされた「虹のフジのトンネル」などを視察した。同施設を設計した同園の塚本こなみ園長の説明を受けながらトンネル内をゆっくりと歩き、見頃のフジに囲まれ、甘い香りが漂う幻想的な世界を楽しんだ。 施設は全長約50メートル。藤棚の側面にもフジを配置し、フジに包まれる感覚を味わえる空間に仕立てた。3色のフジがグラデーションのように連なり、トンネル外から見ると、「虹」のように表現されている。夜間はライトでフジが優美に照らされ、「インスタ映え」するスポットになっている。 塚本園長は「遊び
-
秋川雅史さんの歌声、フラワーパークに響く 音楽家・鈴木さん(浜松出身)とコンサート
「浜名湖花博2024」が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で28日、テノール歌手秋川雅史さんと同市出身の音楽家鈴木豊乃さんによるコンサート(実行委員会主催)が開かれた。 2人は花で彩られた大温室クリスタルパレスの特設会場に登場した。秋川さんは鈴木さんのピアノ伴奏で「オーソレミオ」や「千の風になって」など7曲を披露。迫力に満ちた歌声で、温室内の聴衆と屋外のモニター前に集まった来園者を魅了した。 最後に同園の塚本こなみ園長が作詞して鈴木さんが作曲した新曲「花みどりのうた」を初披露し、会場から大きな拍手が湧き起こった。
-
沼津最大の園芸市開幕 生花や苗木、28日まで展示販売
沼津市最大の園芸市、みどりまつり(市緑化推進実行委員会主催)が27日、同市のキラメッセぬまづで始まった。来場者が花と緑に親しんだ。28日まで。 市内外の生花店など31団体が生花や苗木、盆栽などを展示販売した。飲食を含めた出展者数は過去最多の61。フラワーアレンジメントなどの体験教室もあり老若男女が楽しんだ。 28日は午前10時~午後3時。正午から珍しい花のオークションを行う。
-
ツツジが見頃 ピンクや白の花の波 熱海・姫の沢公園でまつり、150匹のこいのぼりも
熱海市伊豆山の姫の沢公園で5月6日まで、大型連休に合わせたイベント「つつじ・こいのぼりまつり」(姫の沢公園パートナーズ主催)が開かれている。 高低差50メートルの斜面を中心に植栽されている6万株のツツジのうち、5~6割程度が見ごろを迎えた。ピンク、紫、白など色鮮やかに咲き誇り、来園者を楽しませている。5月6日の「こどもの日」を祝うために掲出された150匹のこいのぼりも観賞できる。 5月3~5日は熱海で活動する音楽バンドや太鼓保存会、ダンス教室などがステージ発表を行い、同3日には伊豆箱根鉄道のミニ電車の乗車体験を催す。 問い合わせは同パートナーズ<電0557(83)5301>へ。
-
光る技術 アルミのバラ 薄く複雑な花びら再現 5月2日からガーデンパーク会場で展示【浜名湖花博2024】
浜松市中央区で開催中の「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場に5月2日から、コンピューター断層撮影(CT)や金属3Dプリンターで造形した「アルミのバラ」がお目見えする。薄くて複雑な花びらの形状を金属で再現し、「ものづくりのまち」の高い技術を広く発信する。 アルミのバラは長さ約20センチ、重さ45グラムで花びらの大きさは約8センチ。同市浜名区の静岡県浜松工業技術支援センター内デジタルものづくりセンターが製作した。 製作方法は、実物のバラをエックス線CT装置で撮影し、70%ほどの大きさに縮小してデータ化。アルミの粉末を厚さ60ミクロン(1ミクロンは千分の1ミリ)で敷き、3Dプリンタ
-
バラ1100品種6000株 「絵画の風景」 河津バガテル公園 28日から「まつり」
1100品種6千株が植栽された河津町のバラ園「河津バガテル公園」で28日、「春バラまつり」が開幕する。園内約3万平方メートルに植えられた多彩なバラの数々が期間中、来訪者を出迎える。6月30日まで。 左右対称の幾何学模様が印象的なフランス式庭園では、早咲き品種の一部が既に花を咲かせた。小ぶりでかれんな「オールドブラッシュ」や、赤色と黄色が混じり合った鮮烈な色合いが目を引く「つるチャールストン」などが彩る。同園によると、生育状況は例年より若干早く、大型連休明けごろに全体的な見頃を迎えそう。 職員の柏崎亨さん(53)は「絵画のような風景を是非楽しんでほしい」と来訪を呼びかけている。 園内のシ
-
富士山麓にピンクのじゅうたん シバザクラ見頃、桜と共演も 山梨・富士本栖湖リゾート
「富士芝桜まつり」開催中の富士本栖湖リゾート(山梨県富士河口湖町)でシバザクラが見頃を迎え、ピンクのじゅうたんが富士山麓を彩っている。寒さの影響で開花が遅れていた桜との共演が、訪れた人たちを喜ばせている。 約1万5千平方メートルに7品種約50万株が咲く。今年のテーマ「息をのむ、ピンク。」に合わせ、ピンクの品種を増やした。ピークが異なる複数の品種を集めたエリアも設け、長く楽しめるようにした。 3月以降の気温が低く、例年に比べゆっくり開花。大型連休の後半に満開になる見込み。桜との共演は大型連休前半まで楽しめそう。 富士山と池を組み合わせた構図で写真撮影する来園者が多いという。絵本の世界を思
-
夜空に輝く“紫のシャワー” はままつフラワーパークで藤棚ライトアップ
浜名湖花博2024(実行委員会主催)を開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で25日、藤棚のライトアップが始まった。咲き誇るフジの花が春の夜空に美しく浮かび上がり、来場者を魅了している。 満開となったノダナガフジの棚は長さ約80メートルで、白色の発光ダイオード(LED)で優美に照らし出される。シロフジと八重藤の藤棚も見頃を迎え、甘い香りを漂わせている。初日は来場者がゆっくりと花の下を歩いたり、写真を撮影したりして、幻想的な花の世界を楽しむ姿が見られた。 夜間開園は5月5日まで行われ、藤棚のライトアップは見頃が終わり次第終了する。平日は午後8時、土日祝は午後8時半まで。
-
「なんじゃもんじゃ」満開 静岡・城北公園 純白の希少種美しく【動画あり】
静岡市葵区の城北公園で25日、環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に指定されている希少種「ヒトツバタゴ」の花が満開を迎えた。雨上がりの青空の下、細長い純白の花をたくさん咲かせ、散歩に訪れた人たちを喜ばせている。 別名「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるモクセイ科の落葉樹で、国内では長崎県の対馬や岐阜、長野両県の木曽川流域、愛知県に自生。同公園には90本ほどが植樹されている。 変わった別名の由来は、江戸時代に水戸黄門で知られる水戸藩主の徳川光圀が訪れた千葉の神社で「この木は何か」と地元住民に尋ねたところ、うまく聞き取れなかった住民が「なんじゃもんじゃ」と返答したのが始まりという。
-
ホソバシャクナゲ見頃 浜松市天竜区佐久間町・吉沢地区
浜松市天竜区佐久間町の吉沢地区で、県指定天然記念物「ホソバシャクナゲ」が見頃を迎えている。色鮮やかな薄紅色の花びらが特徴で、5月初旬ごろまで満開の状態を楽しめる。 同地区は、同町浦川の中心部から車で約30分の山あいにある。ホソバシャクナゲはツツジ科で、日光の当たる岩場に自生する。遠州石楠花(エンシュウシャクナゲ)とも呼ばれ、天竜川流域の山間部から愛知県東部にかけて自生する。
-
うなぎいも×クチナシで特製コロッケ 浜名湖花博で販売 常葉大生が地元商店と開発・タネづくり
浜松市浜名区の常葉大経営学部の学生でつくる「地域貢献サークルCocoa(ココア)」と奥浜名湖商工会(同区)、魚兼商店(同区三ケ日町)が連携し、浜松ブランドのサツマイモ「うなぎいも」とクチナシの実を使用したクリームコロッケを開発した。同市で開催中の「浜名湖花博2024」のガーデンパーク会場で、28日と5月26日に販売する。 学生がメニューを提案し同商工会の仲介で同商店の山内章代表が試作。うなぎいものペーストとホワイトソースを1対2で混ぜ合わせる分量を決めた。花博を意識してホワイトソースにクチナシの実を入れ、黄色くする工夫も施した。 このほど、同商店で学生6人と山内代表らがタネづくりに取り組
-
貴重な「瓊花」見頃 長泉 全国に9カ所のみ
長泉町の井上靖文学館の庭で、日本の9カ所にしか存在しないとされる瓊花(けいか)が見頃を迎えている。鑑真を題材にした井上の著作「天平の甍(いらか)」にちなんで植えられ、白くかわいらしい花が来場者を魅了している。 瓊花は鑑真ゆかりの中国・揚州市の市花。鑑真が上陸した佐賀県の県立森林公園の瓊花が親株で、同館に2013年に植樹された。毎年4月下旬から5月上旬ごろ、10日間ほどしか咲かない。同館は「この機会にぜひ見に来て」と呼びかける。 開花に合わせて「瓊花まつり」を29日まで開き、来館者に絵本作家えがしらみちこさん(三島市)が絵を手がけたオリジナルのしおりをプレゼントする。
-
手入れで美しさ維持【進化するイングリッシュガーデン⑧】
庭造りにも、はやりがあります。イングリッシュガーデンをはじめ、針葉樹を多く用いたスタイリッシュな北欧ガーデン、オーストラリア原産の植物で構成するオージーガーデンなどに憧れ、自分の庭に取り入れようとする人がいます。しかし、数カ月、数年と過ごす間に何を植えても育たない、草花が想像していたよりも大きく育ってしまったなど、「こんなはずではなかった」とがっかりする方も多いようです。 日本は北から南まで気候が異なるので、地域によって育つ植物の種類や成長のスピードが違い、日当たりの向きなどを考慮する必要があります。 写真は、私が実際に改善依頼を受けた方の自宅庭のビフォー・アフターです。まず自転車や放置
-
フタバアオイ240株 1年かけて育成へ 西遠女子学園中・高 浜松市
浜松市中央区の西遠女子学園中・高は23日、京都三大祭りの葵祭で使うフタバアオイの苗240株を市民団体「葵の会遠州」から受け取った。生徒会や自然科学部の生徒ら約30人を中心に、同園の庭園で1年かけて育てる。 校内で贈呈式が開かれ、同会の真木仁顧問が代表生徒にフタバアオイの苗を手渡した。生徒たちは日陰の花壇に苗を丁寧に植えた。 同会はフタバアオイを育てるプロジェクトに取り組んでいて、同校が苗を育てるのは3年目。自然科学部の杉山花那部長(16)は「調子をよく見て、力強く育てられたら」と話した。 昨年4月に同会から託され育てた100株は会員が京都の上賀茂神社に運ぶ。
-
園児が「熊野の長藤」見物 磐田・行興寺
磐田市豊田地区の保育園、こども園児が23日、国の天然記念物「熊野(ゆや)の長藤」がある地元の行興寺(同市池田)で、見頃を迎えているフジの花を見物した。 豊田北、豊田西保育園、子育てセンターとみがおかの園児計約130人がそれぞれ訪れた。長藤は花房が1メートル以上に伸び、ほぼ満開。子どもたちは〝藤色のトンネル〟になった藤棚の下を歩き、かれんな花が連なったフジを見上げたり、境内に漂う甘い香りを楽しんだりした。 行興寺によると、5月初旬ごろまで花を楽しめるという。
-
【TRY!ANGLE】「浜名湖花博2024」開幕1カ月 花のリレーに笑顔咲く【動画あり】
満開のソメイヨシノとチューリップの共演、“青いじゅうたん”が広がるネモフィラ畑-。「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)のはままつフラワーパーク会場(浜松市中央区)は23日、開幕から1カ月を迎えた。 スタート時につぼみだった桜は4月上旬に満開を迎え、同園が「世界一美しい」と称する華やかな庭園が来場者を魅了した。6日には浜名湖ガーデンパーク会場(同区)もオープンし、約1600種の花々に包まれる「花美の庭」や、先端技術を駆使したデジタルアート「イマーシブミュージアム浜名湖」が人気を集めている。 桜が散ると、両会場でフジやバラの花が徐々に開花
-
浜名湖花博、1カ月で来場30万人 河合さん夫妻「見頃のフジを楽しみに」
浜松市中央区のはままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパークで開催中の「浜名湖花博2024」(実行委員会主催)の来場者数が22日、30万人に到達した。実行委はフラワーパークでセレモニーを開き、愛知県田原市の河合正明さん(74)、保世さん(71)夫妻に記念品を贈った。 フラワーパークの塚本こなみ園長らが、花束や農産物の詰め合わせをプレゼントした。節目に立ち会った河合さん夫妻は「見頃を迎えているフジの花を見るのが楽しみ」と語った。 3月23日に開幕した花博は4月7日に来場者10万人を達成し、ガーデンパーク会場もオープンして9日後の15日(開幕24日目)には20万人を突破した。2会場になってから
-
「心が安らぐ」中根庭園 枯れ山水の魅力満喫 新緑眺め、茶も楽しむ 湖西で鑑賞会【浜名湖花博2024】
湖西・新居観光協会は21日、浜名湖花博2024の関連イベントとして、「昭和の小堀遠州」と呼ばれた世界的造園家中根金作(1917~95年)=磐田市出身=が手がけた枯れ山水庭園の鑑賞会を、湖西市新居町の老人福祉センターで開いた。来場者は、浜名川の歴史などを基に設計された庭園の魅力を学んだ。 湖西市新居・中根庭園を研究する会の吉元洋美会長がガイドを務め、センターの近くを流れる浜名川の歴史を踏まえた庭のデザインや、石組みの工夫による空間づくりなどの魅力を解説した。来場者は四方を窓に囲まれた中庭をさまざまな角度から見ながら、新緑が芽吹いた庭園を鑑賞した。 ロビーには茶席も設けられ、来場者はゆったり
-
早咲きのバラ見頃 伊東のガーデンカフェ
伊東市八幡野のローズガーデンカフェ「マリンゾロ」で早咲きのバラが見頃を迎え、間もなく満開になる。中国で発見された品種「リージャンロードクライマー」がピンク色の花を咲かせ、園内を彩っている。 約1千平方メートルのガーデンには約80種、300株以上のバラが植わる。現在は白や黄色のモッコウバラも咲き、遅咲きの品種を含めると順次、6月にかけて楽しめる見込み。 自家製のハーブティーなどを味わいながら観賞できる。マネジャーの赤佐明美さんは「満開になると、上から見下ろした時にバラのじゅうたんのようになる」と話した。 開園は午前10時~午後5時。問い合わせはマリンゾロ〈電0557(54)3155〉へ。
-
藤枝で「藤まつり」開幕 蓮華寺池公園、紫色の花鮮やか 5月5日まで
藤枝市最大のイベント「第41回藤まつり」(実行委員会主催)が20日、同市の蓮華寺池公園で開幕した。まつり限定の藤アイスの販売や物産展、フジの展示、ステージショー、飲食ブースの出店など多彩な催しが繰り広げられる。5月5日まで。 公園内では20種250本以上のフジが咲く。現在は見頃を迎え、池周りの園路にある藤棚や鉢植えで鮮やかな紫色の花を咲かせている。見頃は1週間ほど続く。まつり初日から大勢の来園者が散策し、フジを眺めたり写真撮影したりして楽しんでいた。30日までは夜間ライトアップも実施中。 最終日の5月5日は、仮面ライダーガッチャードのキャラクターショーなどを予定している。
-
小ぶりな盆栽にツツジやカエデ 愛好家が展示 21日まで浜松市浜名区
静岡県西部の盆栽愛好家による作品展「秋葉路小品盆栽連合展」(実行委主催)が19日、浜松市浜名区のJAとぴあ浜松浜北営農緑花木センターで始まった。21日まで。 20~90代の愛好家18人が小ぶりな盆栽を中心に一人1席ずつを出品した。ツツジやカエデなどの風情ある作品が会場を彩る。 実行委の市川博昭事務局長は「手のひらサイズの作品から大自然を感じてほしい」と話した。
-
豊かな春「穀雨」 ボタン、色鮮やかに 袋井・可睡斎【動画あり】
19日は二十四節気の「穀雨」。春の雨が農作物に潤いを与え、芽を出させる頃とされる。気象庁によると19日の県内の天気は、比較的大気が安定して回復傾向。広い範囲で晴れる見込み。 袋井市久能の可睡斎では、「ぼたんまつり」が行われている。ボタンはこの時期に咲き、「牡丹華(ぼたんはなさく)」という穀雨の季節を表す言葉がある。同寺敷地内の約1万平方メートルに約150種1500株が植えられている「ぼたん苑」では、色とりどりのボタンが見頃を迎えている。森町から娘と訪れた大橋義弘さん(95)は「ここ数年毎年来ているが、やっぱり癒やされるね」と目を細めた。
-
風に揺れる「長藤」 見頃は今週末 牧之原・東光寺、吉田・林泉寺
牧之原市と吉田町にある長藤の名所で開花が進み、頭上を覆う紫の花々が訪れた人を魅了している。見頃は今週末ごろになりそう。 牧之原市静波の東光寺では、長さ約1メートルの花房が垂れ下がる。来場者は花の甘いにおいを嗅いだり、写真を撮ったりして楽しんでいる。東光寺から譲り受けたという吉田町片岡の林泉寺の長藤も開花し、約400平方メートルの藤棚の下で鑑賞できる。
-
サクラソウ見頃 駿河区で展示会 19日まで 静岡草友会
静岡、富士市の山野草愛好家でつくる静岡草友会の「第15回日本さくら草展」が17日、静岡市駿河区古宿のリバティーリゾート久能山で始まった。19日まで。 12人の会員が持ち寄った色とりどりの花を咲かせたサクラソウのほか、葉に斑(ふ)が入ったウラシマソウなどの山野草約80鉢が並んだ。望月貫一会長は「ここ最近の暖かさのおかげで、昨年より2週間ほど開花が早く、今が見頃」と話す。会員が増やした山野草の苗を無料配布するほか、即売会も行う。
-
企業・団体 盛り上げ一役 ガーデンパーク会場に週替わり出展【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が開かれている浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク会場では期間中、静岡県内の企業・団体が週替わりでブースを出展するウイークリーイベントが開かれている。21日までは「浜名湖」をテーマに、関連する三つの企業・団体が体験イベントや商品の販売などを行っている。 「ドウマン」の名で知られる浜名湖特産のノコギリガザミの養殖事業化を目指すエフ・シー・シー(浜名区)は、ドウマンや養殖の仕組みなどを紹介するパネルを展示。養殖でのみ入手可能な脱皮直後の「ソフトシェルクラブ」の販売を見据え、同種の海外産のソフトシェルクラブを使い、地元ハンバーガーシ
-
色鮮やかなシャクナゲが見頃 伊豆市・天城グリーンガーデン
伊豆市湯ケ島の天城グリーンガーデンでメインのシャクナゲが見頃を迎え、来園者を楽しませている。 オープンした1985年に、約500種類のシャクナゲ約1万3千本を植栽。5月末にかけてさまざまな種類が咲き、大型連休には地元の自生種「天城シャクナゲ」も眺めることができる見込み。16日は「タイヨウ」など多彩な種類が咲き誇る光景が見られた。 開園は午前8時半から午後4時半。入場無料。
-
中根金作の庭園鑑賞会 湖西市老人福祉センターで21日【浜名湖花博2024】
湖西市新居町の市老人福祉センターで21日午前10時~午後4時、「昭和の小堀遠州」と呼ばれた世界的造園家中根金作(1917~95年)=磐田市出身=が手がけた枯れ山水庭園の鑑賞会が開かれる。 浜名湖花博2024の関連イベントとして湖西・新居観光協会が主催する。会場では市新居・中根庭園を研究する会が30分間程度のガイド説明を随時行う。庭園を鑑賞しながら楽しめるお茶会も同時に行い、来場者のうち先着30人に浜名橋をイメージした上生菓子を提供する。 鑑賞会は入場無料。お茶会は午前10時半~午後3時で1席400円。問い合わせは観光協会<電053(596)9255>へ。
-
「ナルコラン」出荷準備 母の日需要見据え 浜松・中央区で目ぞろい会
JAとぴあ浜松は16日、花材として人気がある「ナルコラン」の出荷規格を確認する目ぞろい会を浜松市中央区のJAとぴあ浜松花き営農センターで開いた。 ナルコランは楕円(だえん)形の葉の縁に白い筋があるのが特徴で、出荷するのは花が枯れ落ちてから。同JA管内では約30人がハウスや露地で栽培する。目ぞろい会では、約10人の生産者が葉色や大きさといった品質の基準や箱詰めの方法などを確認した。 同JAによると、生育状況は例年並み。母の日(5月12日)のプレゼント需要が高まる5月上旬に出荷のピークを迎え、6月中旬ごろまでに1ケース100~400本入りで昨年並みの約800ケースを出荷する見込み。 (浜松
-
春の風景を画用紙いっぱいに 磐田で写生大会 親子連れら「お花たくさん描きたい」
磐田市見付地区の史跡や名所を描く「見付写生大会」(市主催)が14日、開かれた。市内外の親子連れら約520人が参加し、春の風景や歴史的な建築物などのスケッチを楽しんだ。 参加者は、旧見付学校や矢奈比売神社(見付天神)など15カ所の中からお気に入りの場所をモチーフに選び、好きな画材を使って描いた。つつじ公園では、赤、ピンク、紫色など多彩な花を咲かせて見頃を迎えているツツジと、舞い散るサクラの“共演”などを画用紙に収めた。豊田北部小1年の鈴木姫花さん(6)は「お絵描きが大好き。お花をたくさん描きたい」と家族とともに満喫した。 参加者の作品は審査し、5月8日に表彰式を見付
-
希少山野草「クマガイソウ」菌で元気に 掛川の自生地で生育促進の試み
希少な山野草クマガイソウの自生地を一般公開している掛川市倉真地区で、植物の根に共生して養分の吸収を助ける菌根菌に着眼した生育促進の試みが始まった。地元保存会と日本菌根菌財団が連携して、自生地の土壌環境の改善を図る。保存会は「来年か再来年には株数を倍増させたい」と意気込んでいる。 保存会と財団のメンバーら11人が16日、見ごろを迎えた自生地に菌根菌をまいた。土壌の腐植を増やすため、枯れたスギの枝葉も敷いた。一部の群生ではあえて手を加えず、来季に生育状況を比較する。財団の石井孝昭理事長は「菌の多様性を高めて、クマガイソウとの共生関係を強めていく」と話した。 自生地は、新東名高速道路掛川パーキ
-
浜名湖花博、来場者20万人に 裾野の二本柳さん家族「思い出に」
浜松市中央区のはままつフラワーパークと浜名湖ガーデンパークで開催中の「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)の来場者が15日、20万人に到達した。ガーデンパークで記念式典が開かれ、節目の来場者となった裾野市の会社員二本柳亘児さん(49)一家に記念品を贈った。 妻恭子さん(44)と長男の瑛汰君(8)、長女の汐音ちゃん(3)、袋井市に住む祖母の伊藤いく子さん(74)の3世代家族。前日から浜名湖周辺エリアを訪れているという。5人は実行委員を務めるフラワーパークの塚本こなみ園長から静岡県産花きを使用したフラワーアレンジメントを受け取り、記念撮影に臨んだ。 亘児さんは14
-
黄緑の桜!?「御衣黄」見頃 沼津・沼川沿いで住民癒やす
沼津市原の沼川沿いで、黄緑色の桜「御衣黄(ぎょいこう)」が見頃を迎えた。 かわいらしい花びらが特徴。沼川15号橋付近を中心に5本ほどが植えられている。ソメイヨシノの花びらが散る様子と重なり、近隣住民を楽しませている。 14日に訪れた近所に住む写真愛好家斉藤勝章さん(76)は「普通の桜とは違った癒やしの花だ」と話し、撮影を楽しんだ。
-
大輪のボタン 来店客お出迎え 三島の食事処
三島市中田町の食事処「松韻」で、色とりどりのボタンの花が咲き誇り、来店客を楽しませている。 創業日の4月16日に合わせて日頃の感謝を伝えるため、この時期に咲き「百花の王」と呼ばれるボタンを選び、伊丹秀之社長が4年前から育ててきた。今回が初のお披露目で、店舗の入り口に赤や白、ピンクなど大輪の花をつける53鉢を展示した。 同店では創業感謝祭「牡丹(ボタン)まつり」を17日まで開催し、ボタンの花言葉「富貴」と題した特別メニューを提供している。
-
「青春」「希望」花博で表現 俳優・志穂美悦子さんと高校生ら
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が開かれている浜松市中央区のはままつフラワーパークで13日、花のボランティア活動などで活躍する俳優志穂美悦子さんと浜松開誠館中・高(同区)の華道部生徒が浜松産ガーベラを使った花生けパフォーマンスを披露した。 志穂美さんは、大きな流木を置き、その隙間を使って、青やピンクのガーベラなどを力強く生けた。大勢の来場者が見守る中、約20分にわたって手を休めることなくパフォーマンスを続けた。志穂美さんは「人生はいつだって青春。何歳になってもチャレンジをするという思いで花を生けた」と語った。 華道部の生徒11人はガーベラを使った造形に挑
-
トキワマンサク 春の陽光に輝く 湖西・神座の群生地
湖西市神座に群生する県天然記念物「トキワマンサク」の花が満開を迎えた。黄白色の小さな花が広がる景色を楽しもうと、花見客が訪れている。周辺整備を行う「トキワマンサク里づくり推進会」によると、見頃は1週間程度。 国内の群生地は同市のほか三重県の伊勢神宮と熊本県荒尾市のみで確認され、湖西市は分布の北限にあたる。糸状の花が集まって咲き、満開となった木は日光を受け輝いて見える。同推進会は「今が一番きれいに見える時期。花が好きな方は早めに見に来てほしい」と話している。 (湖西支局・杉崎素子)
-
春を彩るミツバツツジ 富士宮市猪之頭 かれんな紅紫の花見頃
富士宮市猪之頭の古民家に咲く県指定天然記念物「猪之頭ミツバツツジ」の紅紫色の花が見頃を迎えている。古民家を管理する佐野友和さん(44)によると、14日あたりに満開になり、1週間ほど楽しめる見込み。 樹齢600年超で国内最大級だが、2022年の台風で根元が腐敗し、ピーク時の2割ほどしか花が咲かなくなった。弱る木の代わりに地域の有志で植えた庭の新木30本には多くの花が開き、来訪者の目を楽しませている。 花の評判が広まり、外国人の旅行団体が富士山観光の一環で訪れている。佐野さんは「猪之頭に注目してくれてうれしい。多くの人を呼ぶイベントを開催してみたい」と意欲を見せる。
-
ブラジルの食文化や音楽 花博で堪能 ステージや屋台
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)が開かれている浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク会場で13日、ブラジル文化を楽しむイベント「フェスタ・ド・ブラジル」が開かれた。ステージでは静岡県内外のブラジル人ら10団体が跳躍器具によるパフォーマンスや音楽ライブなどを披露した。 キッチンカーや雑貨ブース計約25店も並び、薄い生地でひき肉などの具材を包んだブラジルの伝統料理「パステル」が人気を集めた。大勢の来場者が詰めかけ、ブラジルの食文化や音楽に触れた。在浜松ブラジル総領事館のガルシア・アウデーモ総領事や浜松市の山名裕副市長らによるブラジルの国花「イペー」の植樹も行った。
-
富士山と桜、絶景が見頃 山梨・新倉山浅間公園
富士山と朱塗りの五重塔、満開の桜を1枚の写真に収めることができる山梨県富士吉田市の絶景スポット「新倉山浅間公園」で、約650本のソメイヨシノが見頃を迎えている。公園では21日まで「桜まつり」を開催している。 快晴に恵まれた13日、真正面にそびえ立つ雄大な富士山と眼下に広がる桜並木を一目見ようと、多くの観光客でにぎわった。展望デッキは混雑対策のため入れ替え制とし、1時間半待ちとなる盛況ぶりだった。 神奈川県平塚市から夫婦で訪れた女性は「富士山の雪の白と五重塔の赤、桜のピンクの三つのコントラストが素晴らしい」と感激していた。
-
白くかれんなドウダンツツジが見頃 島田・千葉山の「どうだん原」
島田市の千葉山ハイキングコース沿いにある「どうだん原」でドウダンツツジが見頃を迎えている。白くかれんな花がハイキング客を楽しませている。 同市千葉の「スカイペンションどうだん」から15分ほど下った場所に約8千本が群生している。スズランに似た小さな釣り鐘状の花が一帯に広がる。12日時点で約七分咲き。この日は天気にも恵まれ、ハイキング客が風に揺れる花や鳥のさえずり、展望台からの景色を堪能した。 同ペンションによると、今年の開花は例年並みで、来週末ごろまで見頃が続く見通し。秋には紅葉も楽しめるという。
-
花博会場の水辺 きれいにしよう 5月11日 スズキ、参加者募る
スズキは5月11日午前10時から正午まで、浜松市中央区で開催中の「浜名湖花博2024」に合わせた水辺清掃活動を浜名湖ガーデンパーク会場の「浜辺の観察園」周辺で行う。花博との共催イベントで、参加者を募集している。 1組4人まで参加を募り、当日は観察園周辺の浜辺約1キロのごみ拾いや分別活動を実施する。参加者には花博入場券を贈呈するほか、プロジェクト専用Tシャツや帽子、エコバッグなどを配布する。 マリンブランドを持つ同社の海洋環境保全の取り組み「スズキクリーンオーシャンプロジェクト」の一環。活動の柱の水辺清掃は15回目で、これまではスズキグループの従業員で実施してきた。初となる一般参加者との活
-
平安時代から愛される春の花 ヤマブキ見頃 浜松・万葉の森公園
浜松市浜名区の万葉の森公園で一重咲きのヤマブキが見頃を迎えた。開花のピークは1週間ほど続くとみられ、山吹色の花びらが訪れた人を魅了する。 公園専門員の小田英孝さんによると、ヤマブキはバラ科の植物で、平安時代から日本人に長く愛されてきた。小田さんは「日本人にとってなじみ深いヤマブキの花を見に来てほしい」と話した。 (浜松総局・大沢諒)
-
“青いじゅうたん”ネモフィラ見頃 花博・浜名湖ガーデンパーク
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)開催中の浜名湖ガーデンパーク(浜松市中央区)で、約3000平方メートルのネモフィラ畑が見頃を迎えている。一面に“青いじゅうたん”が広がる美しい光景が来園者を魅了する。 ネモフィラは北米原産のムラサキ科の一年草。直径2センチほどのかわいらしい花をつける。同園によると、見頃の時期は例年並みで今週末には満開となる見込み。暖かな気候となった11日は、訪れた家族連れが記念写真を撮ったり、花畑の中をゆっくりと散策したりして楽しむ姿が見られた。 ネモフィラは15日以降、ヒマワリを中心とした花に植え替え始めることか
-
「高山の一本桜」青空に映える 静岡市葵区で見頃【動画あり】
静岡市葵区の高山(標高717メートル)で11日、「高山の一本桜」と呼ばれるヤマザクラの花が見頃を迎えた。富士山や安倍奥の山々、静岡平野を一望する山頂で白い花と赤い新芽が春の青空に映える光景が見られ、花見に訪れたハイカーを喜ばせている。 推定樹齢100年。木々が少なく広場のようになった山頂で、扇状に大きく枝を広げた堂々とした立ち姿が高山の〝シンボルツリー〟として親しまれている。 同山や周辺森林の保全活動をしている「高山・市民の森管理組合」によると、花が咲き始めたのは先月中旬で、ここ数日で一気に見頃を迎えた。花は来週まで楽しめそうという。
-
希少な山野草「クマガイソウ」 紫模様の花 掛川・倉真で咲き始め
園芸価値が高い希少な山野草「クマガイソウ」が自生する掛川市倉真地区の山林で咲き始めた。クリーム色に紫色の模様が入った袋状の花が楽しめる。 自生地は新東名高速道路掛川パーキングエリア南側の「おいの久保池」近くの斜面。ところどころに群生する様子を見ることができる。自生地を管理する倉真クマガイソウ保存会によると、2023年に比べて3割増の約300株が確認された。 同保存会は、全国的に盗掘被害があるクマガイソウの公開に向けて周辺環境を整備し、昨年一般公開した。佐藤典雄代表(75)は「マナーを守ってくれる人がほとんど。今年もきれいに咲いたので、ユニークな花の形を見に来てほしい」と話した。花は20日
-
絶景!桜と富士山 裾野「パノラマロード」「梅の里」
裾野市の市道「パノラマロード」で、桜が見頃を迎えた。富士山に向かって伸びる山麓の道路沿い2.3キロにわたり、170本余りの桜並木が続き、市街地より一足遅い春の訪れを告げている。 中間地点の「梅の里」(同市須山)周辺は駐車場や広場が整備され、華やかな花見の名所として知られる。菜の花と遅咲きの梅が開花し、雨が上がった10日は富士山も姿を現した。 (東部総局・杉山諭)
-
春の花、海と競演 伊東のガーデン、リナリア、ムルチコーレなど見頃
伊東市富戸のニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンで、リナリアやムルチコーレなど春を彩る花々が見頃を迎えている。青い海を背景に多彩な花が咲き誇り、競演を楽しむことができる。 入り口付近に白や紫などさまざまな色合いのリナリアが約800株植わり、来園者を迎える。キク科のムルチコーレは約3000株。黄色の花と眼前に望む海のコントラストが美しい景観を作り出している。好天に恵まれた10日、園内に点在するフォトスポットでは多くの行楽客が記念撮影に興じていた。 ほかにもルピナスやビオラなどが咲き、見頃の花はいずれも5月中旬ごろまで楽しめる見込み。今後はバラもシーズンを迎える。 (伊東支局・
-
シャクナゲ 晴れ間に咲き誇る 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でシャクナゲが見頃となり、来園者に春の訪れを告げている。 同園では、「しゃくなげの森」を中心に、約150種類、約2千本のシャクナゲを植栽している。広報担当者によると、例年より1、2週間早い開花で、5月中旬にかけて順に花を咲かせる見込み。 10日はミニュアチュア・ピンクやアカボシなどの品種を堪能する来園者が見られた。 (東部総局・田中秀樹)
-
壁かけの花器で特別感【ワンコインでできる花あしらい 4月】
気持ちも改まる新年度。自宅を気軽に生花で飾る「ワンコインでできる花あしらい」の4月は、浜松市中央区の生花店「FLOWER ANDDESIGN SOWAKA(フラワー アンド デザイン ソワカ)」で、少し特別な空間を演出するためのアイデアを聞いた。 アレンジ1 壁かけの花器を使って花を飾ると、それだけで特別な雰囲気が出る。引っかける場所を作る手間は必要だが、やってみる価値あり。普段は別のものをつるしている場所に、時々花を飾ってみてもいい。 今回は大ぶりな存在感のある花器に、スプレー咲きのバラ「ラブリールージュ」を生けた。茎を奥まで押し込まず、壁に対して角度を付け、外に飛び出すように差
-
園芸協会の多彩な講座(宮崎千夏/ガーデナー)【進化するイングリッシュガーデン⑦】
英国王立園芸協会は園芸の奨励を目的に1804年に設立された組織で、会員は英国、欧州を中心に約40万人おり、月刊誌の購読、ガーデンショーの優先招待などの特典があります。英国の大学や専門学校の園芸科にも同協会の講座が設けられています。 協会で受けられるプログラムの内容は、デザイン学や気候学、植物を枝や葉だけで判断する植物識別、枝切りばさみの刀の研ぎ方など多岐にわたります。生物学はラテン語で表記されるため、ラテン語の学名を覚えることから始まります。野外で学ぶフィールドワークも豊富です。 通うのは主婦や若者、働きながら学ぶ社会人、飛び級制度で通う中学生など。学位を目指す人や趣味やスキルアップで興
-
みどりまつり 花や苗販売 5月11日 清水町で開催
花や苗の販売などを行う柿田川みどりまつり(実行委主催)が5月11日午前10時から、清水町総合運動公園で開かれる。今月10日からワークショップの参加を受け付ける。 ワークショップは苔玉づくりや多肉植物の鉢植え、ツリークライミング体験がある。参加希望は町ホームページから電子申請する。数量限定で、グラジオラスの球根や肥料も無料配布する。町内外のパン屋が出店する「パンまつり」も同時開催する。 問い合わせは町都市計画課<電055(981)8224>へ。
-
藤枝・蓮華寺池公園でフジ開花 市が宣言 20日からまつり開催
藤枝市は8日、同市の蓮華寺池公園でフジの開花を宣言した。昨年より3日遅い。日本樹木医会静岡県支部長の大石春夫さん(75)によると、見頃は藤まつりが始まる20日ごろに迎える見込み。池の南西にあるフジ棚の標本木の前で大石さんら関係者が開花を確認し、北村正平市長が宣言した。 フジの開花宣言は、市が2021年に独自の基準を設けた。標本木で5輪以上の花が咲いた房を5本確認できたタイミングで宣言している。公園には20種250本のフジが植えられ、見頃の時期には鮮やかな紫色や甘い香りを楽しむ来園者でにぎわう。 藤まつりは20日~5月5日に開催。フジの展示や物産展、ステージイベント、飲食の出店などが行われ
-
静岡で桜満開 気象台が発表
静岡地方気象台は8日、静岡市駿河区の気象台敷地内の桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。平年より6日遅く、昨年より10日遅かった。 同気象台によると、今年は2月下旬から3月にかけて肌寒い日が続いたため、開花は平年に比べて6日遅い3月30日になった。その後、同市駿河区では31日に最高気温27・1度の夏日を観測。一時的に気温が上昇したが、4月3日から5日に雨が降り気温が下がって開花が足踏みし、開花から9日目での満開となった。 同市葵区の駿府城公園では8日、曇天でやや肌寒い中、親子連れや散歩に訪れた来園者が見頃を迎えた桜とともに写真を撮ったり、桜並木を散策したりして春を満喫する姿が見られ
-
花のイラスト彩ったピアノ、花博に 自由に演奏OK 浜名湖ガーデンパーク
河合楽器製作所は「浜名湖花博2024」が開催されている浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で、花のイラストを施したラッピングピアノを展示している。ストリートピアノとして自由に演奏できる。 ラッピングピアノは6日、会場内花織り畑エリアの天望デッキに設置した。1953年頃に製造されたアップライトピアノ「No.301」で、状態は良好という。イラストは浜松聴覚特別支援学校幼稚部、小学部、中学部の児童・生徒50人が描いた花をちりばめた。 ピアノは常設だが、天候不良時はカバーを掛けるため演奏はできない。 ガーデンパーク会場が閉幕する6月2日以降、はままつフラワーパーク会場(同区)に移設する予定
-
2004年花博OB・OG 旧交温める スズキ相談役ら120人
2004年に開催された「しずおか国際園芸博覧会(浜名湖花博)」の関係者が一堂に集まる「OB・OGの集い」が8日夜、浜松市中央区のホテルで開かれた。管理運営に携わった県、市町の職員やボランティアらが旧交を温めながら、3月に開幕した20周年記念事業「浜名湖花博2024」の成功を願ってエールを送った。 20年前の開幕日に合わせて有志が企画し、元静岡国際園芸博覧会協会会長でスズキの鈴木修相談役(94)、同名誉会長を務めた石川嘉延前知事(83)をはじめ約120人が出席した。 鈴木相談役の「3度目の花博も多くの来場者でにぎわい、県西部の観光振興につながることを期待している」とするあいさつが読み上げら
-
2会場楽しんで 中野市長がPR【浜名湖花博2024】
浜松市の中野祐介市長は8日の定例記者会見で、開幕から半月が経過した「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)について「桜の開花が遅れたが、いよいよ満開を迎えた。これから切れ目なく次々と花が咲き誇る二つの会場を楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。 浜名湖ガーデンパーク会場が6日に開幕し、3月23日から開催しているはままつフラワーパーク会場は7日で来場者10万人を突破した。中野市長は「1回と言わず、何度も足を運んでもらうと、そのたびに新しい感動がある」と花博の楽しみ方を紹介。「地元や全国の人に浜松の魅力の一つ、花緑を体感してほしい。これから全国にPRしていきたい」と述べ
-
奈良・吉野山で桜見頃 山肌ピンクに染め上げ【動画あり】
奈良県吉野町の吉野山で7日、シロヤマザクラを中心に約3万本の桜が見頃を迎え、山肌は淡いピンク色に染まった。町によると、標高の低い下千本、中千本エリアは既に満開になった。昨年より開花が1週間ほど遅いという。 吉野山の桜は約1300年前、修験道の開祖とされる役行者(えんのぎょうじゃ)が吉野で修行し、桜の木に蔵王権現を刻んだとの伝承から、神木として保護されてきた。山全体に桜が咲き広がる景色から「一目千本(ひとめせんぼん)」とも称される。
-
好天の日曜、春色共演 はままつフラワーパーク、桜など満開【浜名湖花博2024】
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で、ソメイヨシノとチューリップが満開を迎えている。同園が「世界一美しい」とPRする花の共演が園内を春色に染め、連日多くの来園者でにぎわっている。 園内にはソメイヨシノを中心に八重桜など計1300本の桜と、色とりどりのチューリップ約50万球が植えられている。好天に恵まれた7日、来園者が咲き誇る花々を背景に記念写真を撮ったり、桜の木の下でお弁当を食べたりして花見を楽しむ姿が見られた。 同園によると開花時期は例年並みで、ソメイヨシノはあと5日ほど見頃が続きそうという。 (浜松総
-
桜の下で読書のひととき 富士宮で古本市
桜が見頃を迎えた富士宮市の富士山本宮浅間大社境内にある神田川ふれあい広場で7日、古本市で購入した本を屋外で楽しむイベントが開かれた。来場者は好みの本を探し、満開の桜の木の下で優雅な読書のひとときを過ごした。 市内で昨年から随時開催している一箱古本市「ふじのみや西町ブックストリート」の常連出店者ら29人が小説から絵本まで多様な書籍を並べた。 富士山と清流・神田川をめでる企画「ふじさん神田川テラス」の第1弾。今後は食や音楽をテーマに川沿いで開催する。主催するNPO法人まちづくりトップランナーふじのみや本舗の渡辺孝秀代表は「霊峰と清流に親しむ機会を定期的に提供したい」と話した。 浅間大社によ
-
静岡まつり大御所役・宍戸さんが桜を記念植樹 2025年にも開花
静岡まつりの大御所花見行列で7日に大御所役を務めた俳優の宍戸開さんらが同日、静岡市葵区の駿府城公園で桜の記念植樹を行った。 華やかな時代衣装を身に着けて徳川家康役となった宍戸さんは「晴天の中、このような大役を担えて光栄。10年、20年、30年と時間をかけて立派な木に成長してほしい」とあいさつした。濃いピンク色が特徴的な品種「神代曙(じんだいあけぼの)」の苗木に、宍戸さんがスコップで土をかけると、観客から拍手が沸いた。御台所役の古川怜さんも同席した。 同市は、2015年の徳川家康の没後400年を契機に駿府城公園一帯を桜の名所にしようと植樹活動を進めている。今回植樹した桜の木は来年春から花を
-
景勝地で花見満喫 西伊豆「黄金崎さくらまつり」
西伊豆町の景勝地、黄金崎の風景や花見を楽しむ「第41回黄金崎さくらまつり」(実行委主催)が7日、同町宇久須の黄金崎公園で開かれた。地元の住民や観光客が桜並木を散策したり、地場産品の買い物や飲食を楽しんだりして春の陽気を満喫した。 約1200人が来場した。会場には地元の事業者らのブースが並び、農産物やご当地グルメ「海賊焼」などを販売した。ジオガイドによる周辺の案内や、子どもたちのダンスパフォーマンスもあった。
-
しだれ桜や芝桜、抹茶とともに満喫 富士宮・万野原新田で茶会
富士宮市万野原新田の「万野希望区ワクワク広場」で7日、初めての茶会が開かれた。しだれ桜や芝桜、しだれ花桃が満開になり、地域住民が春の花々を観賞した。 広場の一画に野だて席を設けた。頭上をかれんな花が覆い、来場者は春の陽気の中で抹茶を味わった。家族4人で訪れた末高実穂さん(40)は「この時期で大好きな場所。本格的な茶会に出席したような気持ち」と笑顔で話した。 同所は10年ほど前まで草木が茂り、ごみの不法投棄が住民間で問題になっていた。度重なる不審火もあって有志が伐採と植樹に汗を流した。毎年改良を重ね、今年は竹細工なども加わった。
-
浜名湖花博PR大使、當間ローズさん ガーデンパークに作品出展「花の美しさ、優しさ感じて」
浜名湖花博PR大使で歌手、モデルの當間ローズさん(30)=湖西市出身=が6日オープンした「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)を訪れ、「花の美しさや優しさを感じて」と呼びかけた。 華道家としても活動する當間さん。交流サイト(SNS)などで花博のPRに取り組むほか、ガーデンパーク会場で本県産花きを紹介する「しずおかの花展示」に作品を出展し、フラワーガーデンコンテストで審査員も務める。 當間さんは「すてきな花々が一堂に集まるイベントで、思わずため息の出るような空間が広がっている。県内外から大勢の人に来てもらいたい」とアピールした。 (浜松総局・仲瀬駿介)
-
樹齢170年超、咲き誇る一本桜 浜松・水窪小旧大野分校跡地
浜松市天竜区水窪町大野地区の水窪小旧大野分校跡地に立つ一本桜が満開を迎え、来訪者を楽しませている。6日は地域住民による花見の会が行われた。 樹齢170年を超えるとされる樹木の高さは約15メートル、幹周りは約4.2メートルとしっかり根を張っている。地元の大野自治会が定期的に樹木医に依頼して樹勢回復作業をしてもらったり、添え木をしたりして維持している。 旧大野分校跡地は、JR飯田線水窪駅から約15キロの標高650メートル地点にある。山々や傾斜地に広がる茶畑が織りなす光景の中で存在感を発揮する、桜の美しさを体験できる。開花のピーク時期はほぼ例年並みで、今週いっぱいが見頃という。
-
浜名湖花博へは舟でもどうぞ 水上交通の運航開始 弁天島、浜名港、海湖館など発着
「浜名湖花博2024」の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)が開幕した6日、同区の弁天島や湖西市新居町の浜名港、海湖館などを結ぶ水上交通の運航も始まった。航路は全5種類。6月2日までの会期中、地元の遊船組合などが運航を担う。関係者は舟運を通じた浜名湖の魅力発信や、周辺地域の活性化を期待する。 浜名港や海湖館の発着便は、花博に向け整備した桟橋とガーデンパークを25~30分かけてつなぐ。湖上からカキやノリの養殖棚を眺められるクルージングで、時間が合えば新幹線や電車が湖を通過する様子も見られる。利用状況に合わせ30分間隔をめどに運航する。浜名港には大型の無料駐車場もあり、会場周辺の混雑を避け
-
和傘の下、楽々花見 スマホで運転、新モビリティー 花博・浜名湖ガーデンパーク
「浜名湖花博2024」が開幕した浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)で6日、トヨタ自動車が手がける傘をテーマにした新モビリティー「アンブレラ」の乗車体験会が開かれた。7日まで。 2人分の座席が和傘の下に設置された乗り物で、手元のスマートフォンを傾けて直感的に運転できる。 乗車体験は南主園路の臥竜の松付近で実施され、親子連れらが桜などの花々を眺めながら運転を楽しむ姿が見られた。 同市のPRを担当する「やらまいか大使」でSNSクリエーターのなな茶さんは「子どもやお年寄りも気軽に乗れる。ぜひ体験してほしい」と話した。 体験時間は午前10時~午後1時と同2~5時。乗車は無料。
-
春を彩る「しだれ桜の並木道」 川根本町徳山で見ごろ
川根本町徳山の約200本のしだれ桜が見ごろを迎え、訪れた観光客の目を楽しませている。 徳山コミュニティ防災センターから徳山神社までの約300メートルの桜並木など、地区内の約10カ所で花見を楽しむことができる。横浜市から訪れた会社員花村雄高さん(45)は「しだれ桜の並木は珍しいので見応えがある」と話した。森博士区長(67)は「来週まで見ごろが続きそう。徳山の自然や人の良さを知ってもらいたい」と期待を寄せた。
-
夜桜ライトアップ 2年ぶり開催 静岡・梅ケ島のコンヤの里
静岡市葵区梅ケ島のコンヤの里さくら園で5日夜、夜桜ライトアップが始まった。見頃を迎えた花々が、漆黒の夜空に白く浮かぶ光景が観光客を喜ばせた。 春季の集客に向けて、梅ケ島コンヤ温泉観光組合が2年ぶりに開催。ソメイヨシノやしだれ桜など7種約200本が植栽された園内各所に20基の発光ダイオード(LED)照明を設置した。 夜桜ライトアップは、7日までの午後6時半から同9時。入場無料。期間中は各日先着20組に梅ケ島コンヤ温泉オリジナル入浴剤「コンヤの湯」をプレゼントする。
-
浜名湖花博 「五感で園内満喫を」 浜名湖ガーデンパーク/谷口充所長
6日にオープンする浜名湖ガーデンパーク会場の谷口充所長(60)は、季節の草花とデジタルアートといった先端技術との融合など新たな試みを見どころに挙げ、「五感で園内を満喫してほしい」と思いを語った。 ―園内の見どころは。 「世界で活躍する庭園デザイナー石原和幸氏監修の記念庭園『汽水園』や、バラと多様な植物のコラボが織りなす『新感性ローズガーデン×R(コラボローズ)』など新たに11の花壇、庭園を整備した。『花美の庭』はチューリップ、フジ、バラなど約1600種の花々に包まれ、まるで絵画の中にいるような世界観が体感できる。広大な花織り畑は春にネモフィラ、初夏にはヒマワリが一面に咲きそろ
-
浜名湖花博ガーデンパーク会場、6日オープン 印象派庭園やデジタルアート見どころ
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区)が6日にオープンする。報道陣向けの内覧会が4日、同会場で開かれ、著名デザイナーが新たに監修した庭園や最新のデジタル技術を駆使したアトラクションを公開した。 広さ56万平方メートルの園内は、花博に合わせて11の庭園を一新。春はネモフィラやチューリップ、初夏はヒマワリ、バラなど、季節の移ろいとともに多彩な花を観賞でき、1600種の花々に囲まれた印象派庭園「花美の庭」では、絵画の中にいるような美しく調和した植物の魅力を堪能できる。 先端技術を活用したアトラクションも見どころで、没入体験型
-
春の陽気満喫 松崎・那賀川の桜並木が見頃 ライトアップも
松崎町の中心部を流れる那賀川沿いの桜並木が2日までに、見頃を迎えた。河口から大沢地区の周辺まで約6キロにわたってソメイヨシノ約1200本が咲き誇り、地元住民や観光客が春の雰囲気を満喫している。 町によると、開花は例年より1週間ほど遅く、同日時点で七分咲き。多くの観光客が花見に訪れ、淡いピンク色の花をカメラに収めようとシャッターを切っていた。桜は6日ごろまで楽しめる見通しで、付近で行われている「田んぼをつかった花畑」も満喫できる。 町は夜桜を楽しんでもらおうと、開花時期に合わせライトアップも実施している。点灯時間は午後6時半~9時。
-
三島・遺伝研で桜見頃 6日に一般公開
約200種300本の桜が植えられている三島市谷田の国立遺伝学研究所で2日までに、ソメイヨシノや遺伝的に近い品種の桜が見頃を迎えた。6日の一般公開では、さまざまな花が楽しめそうだ。 研究所の桜は1950年ごろ、植物遺伝学者の竹中要博士が各地から収集したのが由来。施設の東側ではソメイヨシノの両親に当たるオオシマザクラの白い花とエドヒガンのピンク色の花が共演している。形質がソメイヨシノと差異のない伊豆吉野や濃いピンク色が特徴の陽光も満開に近い。研究所前の遺伝坂の桜も咲き誇り、桜のトンネルを演出している。 一般公開では研究所の取り組みを紹介するパネル展を開催し、DNAの模型を作るワークショップや
-
島田・川根の「桜トンネル」ほぼ満開 7日まで「まつり」
島田市観光協会主催の「かわね桜まつり」が7日まで、同市川根町家山地区などで開かれている。周辺のソメイヨシノが見頃を迎え、花見客でにぎわっている。 2日時点で道路両脇に桜が並ぶ「桜トンネル」はほぼ満開で、「緑地公園」は五~六分咲き。花見客はカメラやスマートフォンで撮影したり、散策を楽しんだりしている。大井川鉄道の蒸気機関車(SL)と桜の共演を撮影する人の姿も見られた。 期間中は出店もあり、川根茶の試飲や販売などが行われている。景品が当たるデジタルスタンプラリーも開催している。
-
パノラマロードに「黄色いじゅうたん」 裾野で菜の花と霊峰共演
富士山の景勝地として知られる裾野市のパノラマロード(市道)で、菜の花が見頃を迎えた。沿道に「黄色いじゅうたん」が広がり、雪化粧した霊峰との共演を楽しむことができる。 近隣事業所の従業員や市民有志らが昨年10月、約4800平方メートルに種をまいた。市によると、例年より1週間ほど開花は早いという。170本余りの桜並木も花が咲き始め、標高約460メートルの富士山麓に春の訪れを告げている。
-
浜名湖望む境内 「ミヤマツツジ」満開 湖西市の正太寺
湖西市入出の正太寺で、浜名湖を望む境内に植えられたミヤマツツジが満開となった。山の斜面に濃いピンクや紫色の花が広がり、開花が始まったサクラとの競演も楽しめる。見ごろは4月上旬中の見込み。 同寺のミヤマツツジは、昭和初期に四国八十八カ所霊場を模してつくられた宇津山公園八十八カ所霊場の経路に沿い植えられた。今年は3月中旬ごろから花を付け始めたという。入場には、整備費用に充てるため入山料(大人1人500円以上)が必要。 6日からは缶バッジラリー 合わせて湖西市は6日から6月2日まで、浜名湖花博2024にちなみ同寺を含めた市内の花の名所を巡ってもらう「春の花めぐり in Kosai 缶バッジ
-
しだれ桜、境内華やかに 静岡・久能山東照宮で満開
静岡市駿河区根古屋の久能山東照宮で2日までに、しだれ桜が満開となった。参拝者は頭上から降り注ぐように咲く白や淡いピンク色の花を見上げて楽しんでいる。 しだれ桜は国宝に指定されている社殿と、社務所の前に1本ずつ植えられていて、社殿前が白、社務所前が淡いピンク色の花を咲かせている。東照宮によると、今年は3月中旬に咲き始め、4月7日ぐらいまでは楽しめそうという。
-
ハナモモ200本 鮮やか春の彩り 浜松・ばらの都苑
浜松市中央区花川町の私設バラ園「ばらの都苑」で約200本のハナモモが見頃を迎えている。赤や白、ピンクの花々が鮮やかに咲き誇り、近隣住民らを喜ばせている。 ハナモモは苑主の天野和幸さん(83)が15年ほど前から栽培を始めた。来園者は長さ50メートルほどの花のトンネルをくぐったり、高さ約2メートルの手作りの橋から木々を見渡したりして、春の彩りを楽しんでいる。天野さんは「暖かくなってきて一気に開花が進んだ。中旬ごろまで見頃が続きそうなので、多くの人に見てもらいたい」と話している。
-
つるして作るドライフラワー 水に浸さず すぐに乾かす
生花を乾かして作るドライフラワー。枯れた花ならではの美しさがあり、長く楽しめる利点がある。JFTD学園日本フラワーカレッジ(東京都品川区)講師の石川真也さんに、乾燥剤や薬品を使わない、つるして作るドライフラワーを教えてもらった。 まず花選び。ユーカリなど乾燥地帯に生えている植物や、バラ、カスミソウ、センニチコウなどは乾きやすい。一方、ドライフラワーに向かないのは触ったときにみずみずしい花。例えばチューリップやユリ、スイセンなど球根系は水分が多く、元の形が残りにくい。スイートピーなどの花びらが薄い物は形が崩れがちだ。 葉を多少取り、同じ種類同士で茎を多少ずらして輪ゴムで縛り、室内でつるすと
-
近所の人や友人とシェア(宮崎千夏/ガーデナー)【進化するイングリッシュガーデン⑥】
ロンドンなど都市部に暮らす若者は庭を持つ機会が少ないのですが、近所の人や友達と庭をシェアして彼らなりにガーデニングを楽しんでいます。 例えば、共同住宅の住民は野菜やハーブ、鑑賞用の植物を育て、バーベキューやガーデンパーティーで客をもてなします。 街中の荒れた一角を手作業で除草し、花を植えて回る「ゲリラガーデニング」も流行しています。雑草が生え、ごみやたばこの吸い殻が投げ込まれる庭は防犯にも環境にも良くありません。若者たちが夜中に草むしりをしたり草花を植えたりして、翌朝にはきれいな庭へと生まれ変わり、人々を驚かせています。 コロナ禍で外出ができなかった時期には、ガーデニングに興味を示さな
-
茶畑に輝く一本桜 島田「牛代の水目桜」満開【動画あり】
島田市川根町家山の一本桜「牛代(うしんしろ)の水目桜(みずめざくら)」が満開となり、山あいの茶畑の中で風に揺れる薄紅色の花が訪れた人や写真愛好家を魅了している。 牛代の水目桜は樹高約20㍍、幹回り約4・2㍍。推定樹齢300年を超えるエドヒガンで、市の天然記念物に指定されている。 1日朝は山から顔を出した太陽の日差しが降り注ぎ、スポットライトのように桜を浮かび上がらせた。管理する山下潔さん(72)によると、あと1週間ほど楽しめそうという。 (写真部・小糸恵介)
-
浜名湖花博開幕1週間 初夏の日差し、にぎわう週末 チューリップが園内彩る
はままつフラワーパーク(浜松市中央区)で始まった「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)は30日、開幕から1週間を迎えた。雨模様の天候が続いた中で初めて青空が広がった週末、多くの来場者でにぎわった。 気温が上昇し、初夏を思わせる日差しに包まれた園内は、彩り豊かなチューリップが見頃となっている。この日は、多くの家族連れや外国人観光客が訪れ、花々を鑑賞した。レジャーシートを広げて弁当を食べたり、半袖の子どもたちが芝生の上を元気よく走り回ったりする姿も見られた。 会場ではソメイヨシノの開花時期に合わせて4月6日まで、夜間開園を実施中。ライトアップされた幻想的な光景を楽しめ
-
汗ばむ陽気に桜もびっくり!? 静岡で開花宣言 県内各地で今年初の夏日
静岡地方気象台は30日、静岡市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。前年より11日、平年に比べて6日遅い。今後は1週間から10日ほどで満開を迎える見込み。 同市駿河区曲金の同気象台敷地内にある標本木(ソメイヨシノ)で午前11時、7輪が開花しているのを職員が確認した。今年は2月下旬から3月にかけて肌寒い日が多く、開花が遅れていた。30日は同区で26・8度、同市清水区で26・9度、富士市で26・5度など県内各地で今年初めての夏日を記録。気温が上昇したことなどから、開花が進んだとみられる。
-
春の訪れ告げる桜まつり 藤枝・金比羅山
藤枝市に春の訪れを告げる恒例の金比羅山・瀬戸川桜まつり(市観光協会主催)のメインイベントが30日、同市の志太河川敷公園で始まった。31日まで。 東海地区最大級の長さとされ、瀬戸川沿いに約2キロ連なるソメイヨシノの桜トンネルは全体的に開花が遅れている。金比羅山の一部では一~二分咲き。市観光交流政策課によると、4月3日前後に見頃を迎える見通し。観光客らは桜が咲き始めた金比羅山や周辺を散策し、まつりを満喫した。 藤枝太鼓の演奏や園児のダンスなどのステージ発表はイベントを盛り上げ、出店やミニ新幹線の乗車体験なども人気を集めた。
-
春到来告げる「姫様道中」 優雅な行列、観客を魅了 浜松・細江
浜松市浜名区細江町で30日、春の風物詩「第71回姫様道中」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。きらびやかな衣装の姫様を中心にした総勢約70人の道中行列が見物客を魅了し、奥浜名湖に春の到来を告げた。 行列は気賀関所を出発し、桜が咲き始めた都田川堤防沿いを優雅に練り歩いた。姫様役の名倉由香さん(23)=同町=は歓声に柔らかな笑みで応え、大役を無事に終えると「小さい子どもが手を振ってくれた。将来、姫様になりたいと思ってもらえたかな」と頬を緩めた。 江戸時代に東海道の脇街道「姫街道」を通行した公家や大名の娘の行列を再現した時代絵巻。第71回は運営側の人員不足で存続が一時危ぶまれた
-
春の訪れ 陽気に誘われ食やステージ満喫 静岡市葵区
静岡市葵区の足久保河川緑地で30日、足久保桜まつり(同実行委主催)が開かれた。99本の桜の木が並ぶ安倍川の土手沿いで、春の陽気の中、地元住民らが屋台での販売やステージイベントを楽しんだ。 足久保地区のコミュニティーカフェ「まつぼっくり」の有志などが出店し、手芸品やパンなどを販売した。ステージでは「足久保太鼓」の勇壮な演奏が披露され、会場を盛り上げた。 まつりを毎年楽しみにしているという同区の船越ふみ代さん(74)は「桜はまだつぼみだったが、春の訪れを感じられた」と喜んだ。同会の志村渡会長(74)は「人々が交流を深めることが地域活性化のきっかけになれば」と話した。
-
静岡茶の祖・聖一国師石碑に献茶 茶業発展祈り農家や生徒ら 静岡市葵区
静岡茶の始祖とされる「聖一国師」生誕地の静岡市葵区栃沢で30日、献茶式が開かれた。樹齢約300年のしだれ桜が見頃を迎える中、地元の茶生産者や関係者約30人が集まり茶業の発展を祈願した。 同区大川地区で4月7日に行われる「奥藁科・大川お茶まつり」(同実行委主催)の一環。地元の小中一貫校、大川小中の生徒3人が、手もみで仕上げた煎茶を聖一国師の生家横に建つ石碑に供え手を合わせた。 まつりでは、同地区の各集落に八つの会場を仕立て、自慢の煎茶や菓子、在来種のソバで作る「在来そば」などを提供して来場者をもてなす。
-
祭り 一足先に“満開” 姫様道中 踊り華麗 奴勇壮に 浜松市浜名区
浜松市浜名区細江町で30日に開かれた「第71回姫様道中」では、奥浜名湖田園空間博物館駐車場に設けられたお祭り広場で、男衆の勇壮な奴(やっこ)踊りや女性陣の華麗な手踊りが繰り広げられた。姫様役の名倉由香さん(23)=同町=ら道中行列のメンバーが、豪華絢爛(けんらん)な衣装で細江町の春を彩った。 女性陣は、細江音頭と細江小唄に合わせて上品な踊りを披露した。上﨟(じょうろう)役の河村たまきさん(21)=中央区=は「桜が満開ではなかった分、私たちが花になれればと思って踊った」、小堺麻衣さん(18)=同区=は「たくさんの人に写真を撮ってもらい、笑顔で楽しめた」とそれぞれ話した。奴を務めた男性らは、勇
-
桜の名所巡る「さくらウオーキング」 つぼみの成長観察 磐田市
桜を生かした磐田市中心部の活性化に取り組む市民団体「いわた回遊の道さくら会議」(清水宏悦会長)は30日、市内の桜の名所を巡るイベント「さくらウオーキング」を開いた。市内外の約200人が参加し、つぼみの成長を観察しながら暖かな陽気を楽しんだ。 今之浦公園を出発し、ひょうたん池や城之崎城公園などを巡る約4・5キロと、今ノ浦川沿いを散策する約2キロのコースを用意した。沿道の木々まだ開花していなかったものの、参加者はソメイヨシノやしだれ桜などを眺めたり、膨らんだつぼみを間近に見たりしながら春の訪れを感じた。 近所の友人らと参加した杉浦とし子さん(72)=同市鳥之瀬=は「運動にもなって楽しかった。
-
「春の蒲原」をビールラベルに 清水西高×地元醸造所が制作 御殿山さくらまつりで数量限定販売
静岡市清水区の清水西高2年生の4人と同区蒲原のクラフトビール醸造所「ホースヘッドラブズ」がこのほど、同社の商品「蒲原エール」のオリジナルラベルを共同制作した。30日から始まるかんばら御殿山さくらまつりでお披露目し、数量限定で発売する。 同校の課題解決型学習の一環。同社が提示したテーマ「蒲原と春」に沿って、生徒が案を持ち寄り、商品ラベルを完成させた。ラベルは桜が咲く春の蒲原を訪れた旅人を描いたアニメ調のデザイン。原案を作った木村心柚さんは「親と酒屋に行くこともあるが、アニメ調のデザインは珍しいと思う。東海道五十三次に描かれた場所なので歴史にも思いをはせた」と説明し、「のどかな雰囲気と風を感じ
-
御殿場4カ所で桜主役のイベント 30日からまつり
御殿場市内の桜の名所4カ所を会場に30、31の両日、桜まつり(実行委主催)が開かれる。メイン会場となる秩父宮記念公園では29日、公園前を通る御東原循環線の1キロ以上にわたるソメイヨシノの桜並木や園内のシダレザクラのライトアップが始まった。 同園と東山観音堂、富士山樹空の森、御殿場高原時之栖でイベントを繰り広げる。秩父宮記念公園では、ガイドが園周辺の花々の解説や写真映えするスポットの紹介などを行う桜ミニツアーや着物の着付け体験、茶会など盛りだくさん。東山・二の岡路観光協議会によるスタンプラリーも企画される。富士山樹空の森では日没後、夜桜の中を滑空するアトラクション「ジップライン」も催される。
-
浜名区引佐でさくら祭り 31日、16事業者出店 浜松市
浜松市浜名区引佐町奥山地区の活性化を目指す地域団体「みやまの鐘プロジェクト」(仲田伸吾代表)と奥浜名湖観光協会は31日、同町の奥山公園ポケットパークでさくら祭りを開く。 祭りは、地元の「奥山桜を愛する会」が長年主催していたが、コロナ禍で途絶え、昨年から同団体が復活させた。地元の菓子店や婦人会、市内のハンドメードショップなど16事業者が出店する。同公園周辺では、午後6~9時に桜のライトアップも行っている。 問い合わせは仲田代表<電090(9176)2859>へ。
-
山梨・身延山久遠寺 樹齢400年超のしだれ桜 圧巻の光景
山梨県身延町の身延山久遠寺でしだれ桜が見頃を迎えた。28日時点で境内に咲き誇るのは三~七分咲き。寺周辺の参道では三分咲きから満開となり、全国的に開花が遅れる中、多くの観光客らが春の訪れを楽しんでいる。 境内のしだれ桜は樹齢400年超。桜の花が滝のように流れ落ちるダイナミックな光景が特徴だ。ソメイヨシノや紅しだれ桜なども順に咲き、4月中旬まで楽しめる見込み。 富士急グループの身延登山鉄道が運営するロープウエーからも、桜色に染まった町並みが姿を見せた。身延登山鉄道の鷹取健二社長は「上から見下ろす景色は圧巻。地域全体で盛り上げたい。ぜひ足を運んでほしい」と話した。 (東部総局・田中秀樹)
-
地域住民と交流 30日「さくら祭り」 静岡市葵区藁科地区
静岡市葵区藁科地区の住民でつくる「藁科有志の会」(小林正明代表)は30日午前10時から、「つなぐ藁科さくら祭り2024」を同区の藁科中などで開く。 同校の横を流れる水見色川沿いに植えられた桜並木を眺めながら地域住民と交流するイベント。当日は、ボランティアで参加する同校の生徒と川沿いで清掃活動を行ったり、同校の芝生グラウンドでバランスボールなどのレクリエーションを楽しんだりもできる。会場には、地区の農産物などを販売するブースも並ぶ。 26日時点で桜はまだ開花していないが、小林代表は「今後、気温が高くなりそうなので当日までには開花をするのでは」と期待する。雨天の場合は31日に延期。問い合わせ
-
都田総合公園でお花見マルシェ 30、31日 浜松市
浜松市浜名区都田地区の事業者でつくり、地域活性化を目指す「一般社団法人MIYAKODA」は30、31の両日午前10時から午後3時まで、同区新都田の都田総合公園でお花見マルシェを開く。雨天中止。 テーマはピクニック。同法人に加盟する飲食店や市内のキッチンカーなど、計13事業者が出店する。家族連れ向けの企画として、両日ともに先着100組にシャボン玉のおもちゃをプレゼントする。問い合わせは同法人<電053(428)2049>へ。
-
ガーデンパークに記念庭園 世界的デザイナー監修「静岡」の景色表現 浜名湖花博
浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が開かれる浜松市中央区の浜名湖ガーデンパーク会場で、世界的庭園デザイナーの石原和幸さん(66)が監修した記念庭園「汽水園」が完成した。26日、石原さんが現地で最終確認した。同会場は4月6日にオープンする。 「静岡」をコンセプトとし、富士山の湧水と浜名湖の眺望という本県を象徴する景色を広さ約117平方メートルの庭園に表現した。庭園中央の道は豊かな自然と文化的な面をつなぐ、人々が行き交う道を表した。クロマツやサルスベリなどの樹木は浜松産を使用し、他の庭園で使われなくなった石材を再利用した。 汽水園は花博の舞台・浜名湖から着想を得て
-
樹齢100年のしだれ桜開花 ライトアップで幻想的に 三島・佐野美術館
三島市中田町の佐野美術館の回遊式庭園で、樹齢約100年のしだれ桜が咲き始めた。25日からライトアップの演出が始まり、幻想的な光景を演出している。 庭園に隣接する食事処「松韻」によると、25日時点で三分咲き。月末にかけて見頃を迎えそうという。淡いピンク色の花が、国登録有形文化財の日本家屋「隆泉苑」や灯籠などと相まり、美しい景観を演出している。 庭園は無料開放されている。店内からはしだれ桜を眺めながら食事も楽しめ、写真撮影する愛好家も例年多く訪れる。
-
数年ごとテーマ色変える(宮崎千夏/ガーデナー)【進化するイングリッシュガーデン⑤】
私のお気に入りのイングリッシュガーデンは、ロンドンから西のウィンザーにあるザ・サビル・ガーデン。ウィンザー城周辺に広がる英国王室領地内のウィンザー・グレート・パークの広大な庭の一角にあります。 縦に長い花壇のボーダーガーデンは100メートル以上はあり、数年ごとにオレンジや青などテーマカラーを変えて植栽します。黄色、オレンジの小花のヘレニウムや、赤や黄色の花が鮮やかなカンナ、細長いやり状の葉と赤やオレンジの花が美しいクロコスミアなどは温かい印象を与えます。植物の高さを変えて植え込まれると、波のように動きが出て迫力が出ます。 南アフリカ産の白い花を咲かせるガルトニアや、薄紫や白のアガパンサス
-
夜の花手水 ライトアップで幻想光景 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」は4月7日まで、花手水(ちょうず)のライトアップを行っている。幻想的な光景が来場者を楽しませている。 園内の温室内に四角形や円形などの鉢15個を用意した。菜の花やシャクナゲ、カンヒザクラ、バラ、ダリアなど10種類以上の花を水に浮かべた。イルミネーションや水中のライトに照らされ、花びらが色鮮やかに浮かび上がる。 担当者は「園内で見られる花を中心にデザインした。昼とは違った夜の花を楽しんでほしい」と話した。
-
ガーデンパークもおもてなし準備着々 浜名湖花博会場4月6日オープン ボランティアが研修
浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)の浜名湖ガーデンパーク会場(浜松市中央区村櫛町)が4月6日にオープンするのを前に24日、同会場でボランティア研修会が始まった。会場案内や園芸作業に携わる県内外の約360人が25日まで、4回に分かれて来場者を迎える心得などを学ぶ。 初回の研修には約110人が参加。ボランティア番号が書かれた入場証を着用して活動することや誠意を持った対応を心がけることなどの説明を受けた後、担当者の案内で救護所など各施設を巡った。 湖西市の柏原正仁さん(73)は地元のシルバー人材センターに登録して剪定(せんてい)の仕事をしていることもあり、ボランティ
-
浜名湖花博2024が開幕 花と緑の祭典86日間 テーマは「人・自然・テクノロジー」
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が23日、浜松市中央区のはままつフラワーパーク会場で開幕した。04年開催の「しずおか国際園芸博覧会」(浜名湖花博)の20周年を記念したイベント。近隣の浜名湖ガーデンパーク会場(同区)は4月6日に開幕する。6月上中旬まで、環浜名湖エリアを舞台に〝花と緑の祭典〟を繰り広げ、期間中は両会場で95万人の来場を見込む。 ▶【浜名湖花博】写真特集・開幕初日から笑顔"満開" ▶【浜名湖花博】写真特集・開幕初日から笑顔"満開" テーマは「人・自然・テクノロジーの架け橋~レイクハマナデジタル
-
【浜名湖花博】開幕初日にぎわう 「春景色」求め、静岡県内外から来場者
浜松市中央区のはままつフラワーパークで23日開幕した「浜名湖花博2024」。あいにくの雨のスタートとなったが、県内にとどまらず首都圏や中京圏などから団体客が20組以上訪れ、初日から注目の高さがうかがわれた。実行委員会浜松市部会の担当者は「まずは無事に開幕できた。ここからさらに盛り上げる」と意気込む。 ▶【浜名湖花博】写真特集・開幕初日から笑顔"満開" 午前9時の開場前からゲート前には入場を待つ行列ができた。アルバイトの安藤一二三さん(71)=同市中央区=は「オープニングを楽しみにして来た。(花博を)地域の活性化につなげてほしい」と話し、開門と同時に足早に入場した。 横
-
【浜名湖花博】写真特集・開幕初日から笑顔"満開"
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が23日、浜松市中央区のはままつフラワーパークで開幕した。雨の初日となったが、家族連れなど多くの来場者でにぎわった。(写真は浜松総局・山川侑哉) 列を作って「浜名湖花博2024」の開幕を待つ人たち=23日午前9時ごろ、浜松市中央区のはままつフラワーパーク 大温室に設置されたランのアーチをくぐる来園者=23日午前、浜松市中央区のはままつフラワーパーク 雨の中、傘を差して花を楽しむ家族連れ=23日午後、浜松市中央区のはままつフラワーパーク 傘を差して色と
-
おいでよ浜名湖花博 開幕 見どころや魅力紹介
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)が3月23日に浜松市中央区で開幕する。テーマは「人・自然・テクノロジーの架け橋~レイクハマナ デジタル田園都市~」。はままつフラワーパーク(3月23日~6月16日)と浜名湖ガーデンパーク(4月6日~6月2日)の2会場を拠点に、浜名湖周辺の地域資源と先端技術との“融合”を発信する。関係者に見どころや魅力、お勧めポイントなどを紹介してもらった。 ★/★ 好きな花は★。★ --> 川勝平太知事(75)=浜名湖花博20周年記念事業実行委員会会長 好きな花はタチツボスミレ。花材の王
-
かれんなカタクリ 23日から公開 島田・牧之原公園
島田市金谷富士見町の牧之原公園で、カタクリが咲き始めた。23日から31日まで一般公開する。 約2100平方メートルの自生地に約1万株が群生する。開園中は下向きに咲く紅紫色のかれんな花を遊歩道から見学することができる。22日は一般公開に先立ち、内覧会が開かれた。長年保護活動に取り組む「島田市金谷野の花の会」(大久保昌彦会長)のメンバーや市職員が咲き具合などを確認した。 カタクリは山地や丘陵に自生するユリ科の多年草。発芽から6~7年かけて成長し、成熟後に初めて花を付ける。公園内の東側斜面に広がる自生地は市の天然記念物に指定されている。 大久保会長(86)は「市職員や仲間と保護を続け、今年も
-
見頃のカタクリ 生徒が案内 生態や写真ポイントも紹介 富士宮・富士根北中
富士宮市の富士根北中の前に群生するカタクリの紅紫色の花が見頃を迎えている。保全に取り組む生徒が29日まで、カタクリの生態を来訪者に案内している。 生徒は地元住民と、グラウンド前の雑木林を「かたくりの里」として整備してきた。本年度は倒木を撤去するなどして日照条件改善に努めたという。発芽から開花まで8年ほどかかるカタクリの生態を利用し、小学1年生が毎年種をまく。案内役の中学生に進級する時期が開花と重なる。 1、2年生63人が当番制で紫色の法被を着て来訪者を出迎える。個体数調査の結果などをまとめたお手製の「かたくり新聞」を配って、安定して春休みごろに咲きそろう生態を伝えている。22日は富士山と
-
生命賛美、新時代の花博23日開幕 はままつフラワーパーク/塚本こなみ園長インタビュー
「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)が23日、浜松市中央区で開幕する。主会場ははままつフラワーパーク(23日~6月16日)と浜名湖ガーデンパーク(4月6日~6月2日)で、計95万人の来場者を目標に掲げる。開幕を控えたはままつフラワーパーク会場の見どころや魅力を塚本こなみ園長(74)に聞いた。 -会場のテーマは。 「『デジタルとリアルの美しさ』。サクラやフジ、アジサイなど季節ごとに変化するリアルの花はもちろん、最新デジタル技術を使って花の魅力を発信する。パーク中心の噴水池ではプロジェクションマッピングの国内最大級の大噴水ショーを行う。幅約40メートルの水滴のスクリ
-
生産者の願い 「花のある暮らし」浸透へ【彩りをつなぐ 浜名湖花博2024㊦】
「浜名湖花博2024」の開催地・浜松市は日本一のガーベラ生産量を誇る。「花を飾る楽しさを伝えたい。その中にガーベラがあればうれしいよね」。会場の一つ、はままつフラワーパーク(同市中央区)にほど近い庄内地区でガーベラ栽培に取り組む鈴木誠さん(65)は明るい笑顔で花博に寄せる期待を口にした。 フラワーパーク会場では、4月18日の「ガーベラの日」を前に13日、花のボランティア活動などで活躍する俳優志穂美悦子さんが浜松開誠館高(中央区)の生徒らと共に花生けパフォーマンスを披露する。生ける花は鈴木さんたち11人の生産者でつくるJAとぴあ浜松の生産部会「浜松PCガーベラ」の400~500本。生産者たち
-
春告げる「チューリップまつり」23日開幕 静岡県営吉田公園
吉田町の静岡県営吉田公園で23日から、春の訪れを告げる恒例イベント「チューリップまつり」が開幕する。31日まで、色とりどりのチューリップが来場者を出迎える。 園内には60品種、7万本のチューリップが植えられている。同公園を管理するNPO法人しずかちゃんによると、現在開花しているのは全体の3割程度で、イベント後半に見頃を迎える見込みという。 期間中、休日には楽器演奏やダンスのステージイベントが繰り広げられるほか、地元店舗などが地場産品を販売する。雨天時はステージイベントなどを中止する場合がある。 イベント協力金として、大人1人につき100円を徴収する(高校生以下は無料)。
-
春感じるチューリップ 23日、浜松の遊休農地で祭り
浜松市浜名区の遊休農地で、チューリップの花が見頃を迎えている。農地を管理する麁玉(あらたま)水利組合UH農地保全会は23日、同所で「チューリップ祭り」を開く。 チューリップ畑は約1500平方メートルで、天竜浜名湖鉄道宮口駅から南に約700メートルに位置する。赤やピンクなど色とりどりの6種約9千球のチューリップが鮮やかな花を咲かせている。村松康行会長(74)は「毎年地域の方に楽しみにしてもらっている。花を見て春を感じてほしい」と話している。 祭りでは地元の農産物の無料配布などを予定している。問い合わせは村松会長<電090(7028)6785>へ。 (浜松総局・山川侑哉)
-
中根金作の庭園 周遊ツアー体験 湖西 商店主ら、来訪者に情報発信へ【浜名湖花博2024】
湖西市新居町の商店主らがこのほど、磐田市出身の世界的造園家中根金作(1917~95年)が旧新居町で手がけた公園や庭園を巡る周遊ツアーを体験した。浜名湖花博2024の関連事業として4~6月にツアーが実施されるのを前に、地元の商店から地域住民や来訪者への情報発信につなげようと、休みの店が多い日に参加を呼びかけ、約10人が街を巡った。 湖西市新居・中根庭園を研究する会の吉元洋美会長がガイドを務め、JR新居町駅から駅前公園、新居文化公園、浜名川緑道など約4キロを歩くツアーを実施した。吉元会長は「昭和の小堀遠州」と呼ばれた中根による新居図書館の日本庭園や市老人福祉センターの枯れ山水庭園をはじめ、街角
-
記念ヘッドマークで盛り上げ 天浜線天竜二俣駅、出発式 浜松市
天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は21日、浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)の23日開幕を前に、記念ヘッドマーク付き車両の出発式を同区二俣町の天竜二俣駅で行った。 ヘッドマークは水色を基調に、花博公式ロゴや花のイラストがあしらわれている。会場のはままつフラワーパーク(同市中央区)と浜名湖ガーデンパーク(同区)それぞれのマスコットキャラクター「ふらまる」、「のたね」が松井宜正社長や実行委員会関係者らと車両を見送った。 同社は花博の期間中、入場チケットの半券を持参して同駅構内の転車台などを見学する「洗って回って 列車でGO」に参加した場合、オリジナル缶バッジをプレゼ
-
認知度不足 巻き返し期す 目標来場者95万人【彩りをつなぐ 浜名湖花博2024㊥】
「本当に来てもらおうと思っているのか。PRが足りていない」。1月上旬、「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)の開催を切望してきた浜松市経済界の1人は前売り入場券の販売状況を聴き、政財界の集まりで語気を強めた。 23年9月の前売り券発売から4カ月たった同年12月末時点の販売枚数は約4万枚。実行委が販売目標に設定している38万枚の1割強にとどまっていた。 新型コロナウイルス感染症の5類移行と大河ドラマの放送が重なり、観光客でにぎわった23年の浜松市。コロナ禍で落ち込んだ経済を花博効果でさらに活発にしようと期待した経済界は危機感を抱き1月以降、財界の仲間に見どころを紹介
-
人間そっくりのかかし登場 テーマは「懐かしの昭和」 松崎・田んぼの花畑
松崎町那賀の農閑期の田んぼに花を咲かせる「田んぼをつかった花畑」に20日、人間そっくりの「リアルかかし」がお目見えした。住民有志が2015年から続けている名物企画で、今年は「懐かしの昭和」がテーマ。独特なポーズと豊かな表情を浮かべるかかし44体が、観光客を楽しませている。 企画したのは、地元の住民でつくる「松崎かかしクラブ」(稲葉里き江代表)。16人が2月から1カ月半ほどかけて手作りした。かかしは、木材やワイヤで骨組みを形成して新聞紙などで肉付け。古着や靴を着用させて仕上げた。 街頭テレビでプロレスを見て盛り上がる観衆や、紙芝居の前に集まる子どもたちを表現したり、メンコ遊びやアイスキャン
-
小ぶりな花 愛らしく
各地から春の訪れを知らせる便りが届いています。早春の花木の中から、ハナモモ(モモ)とユキヤナギを紹介します。 ユキヤナギ 半日陰も可 丈夫な庭木 関東地方以南の日本と中国中西部に自生するバラ科シモツケ属の落葉小低木。春先にまるで枝に雪が積もったように白い小花を咲かせます。葉がヤナギの葉に似ていることが名前の由来です。 室町時代の書物には「庭柳」としての記録があります。日本や中国では古くから庭に植えられ、生け花にも使われました。花が美しく丈夫なことから、現在は海外でも、早春に花を咲かせる庭木として広く植えられています。 日当たりと水はけの良い所を好みますが、半日陰の場所でも育つ丈夫な花木
-
「花歴書」植物の魅力愉快に キャラクター、「自己PR」考案 西遠女子学園高生 紹介板手描きで準備【浜名湖花博2024】
西遠女子学園高(浜松市中央区)の自然科学部の部員が「浜名湖花博2024(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)」の23日の開幕に向け、植物紹介板「花歴書」の準備を進めている。はままつフラワーパーク会場の15種ほどの花や木のキャラクターを考案し、ユーモアたっぷりに魅力を発信する。 部員はキャラクターのイラストを手描きで創作し、「自己PR」や「住所」などをまとめている。花の形に特徴のあるカンヒザクラは「下向きで鐘のような形で咲き、濃い紫紅色の花弁をつけるのじゃ」と紹介。乾燥地が原産のリュウケツジュの住所欄には「水はあまりいらないんだが、乾くのもよくねぇんだよな」などと記した。 部員の中川
-
新品種の桜に名前をつけて 浜松市中央区・はままつフラワーパーク
浜松市中央区のはままつフラワーパークは2022年に園内で見つかった新品種の桜の名前を募集している。メインエントランス外側の建物わきにある早咲きの桜で、「浜名湖花博2024」の開催を記念して名前の公募を決めた。応募は31日まで。 桜は22年春に職員が発見した。同園は、鳥などが運んだ種が育ったと推測する。園内の桜と特徴が異なり、品種を調べた結果、日本花の会から新品種と認定された。ソメイヨシノより10日ほど早く開花し、直径約4センチの大きなピンクの花を咲かせる。カンヒザクラやオオシマザクラ系統の雑種とみられる。 現在二分咲き程度で、美しい花が来園者を迎えている。園内に応募用紙と応募箱が設置され
-
浜松らしさ“満開”弁当 女優、田中道子さんが表紙デザイン 浜名湖花博開幕の23日から期間限定販売
浜松市中央区で23日開幕する「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)に向けて商品開発した「はままつ浜名湖 花べんとう」が16日、会場の一つのはままつフラワーパークでお披露目された。同市出身の女優田中道子さん(34)がパッケージのデザインを担当。「浜松らしさが詰まった唯一無二の弁当」とPRした。 浜松の食材をふんだんに使った期間限定の弁当。浜松のブランド豚をうなぎのたれで味付けした「遠州夢の夢ポークごはん」と、浜名湖地域の郷土料理で、うなぎとごぼうの混ぜご飯「ぼくめし」をメインにした2種類がある。地元の弁当製造販売「自笑亭」が販売する。 地産地消の推進を目的に同
-
【情報市場】いよいよ開幕! 浜名湖花博2024
2004年開催の「浜名湖花博」の20周年を記念し、浜名湖ガーデンパークとはままつフラワーパークの2会場で「浜名湖花博2024」が開催されます。 両会場には、著名なデザイナーが監修した新たな庭園が誕生し、チューリップやネモフィラ、バラ、マーガレットなど多種多様な花々が会場を彩ります。また、東海地方初開催となる印象派の絵画の世界に没入できる「体験型デジタルアートミュージアム」や、360度の映像で美しい花緑に囲まれた気分を体感できる特設シアターなど、最新のデジタルアトラクションもお楽しみいただけます。 詳細はホームページをご覧ください。 【開催期間】 ▽浜名湖ガーデンパーク会場 4月6日~
-
春の花、呉服町通り彩る 静岡市でイベント ステージや植物販売
静岡市葵区の静岡呉服町名店街が、呉服町通りを春の花で彩る「はなはな呉服町」を開催している。16日はシンボルイベントが開かれ、ワークショップなどでにぎわった。20日まで。 今年のテーマは「スプリング オレンジ」。31カ所の街路灯に、市内の生花店が製作したアレンジメント作品が飾り付けられ、最終日まで人気投票を行っている。札ノ辻交差点には、オレンジ色や黄色のビオラで花畑を表現したステージを設け、三味線演奏などが行われた。季節の花でブーケを作るワークショップや、多肉植物の販売もあった。 シンボルイベントは17日も開かれ、フローリストが作った花束をその場で大切な人に贈ることができる企画や吹奏楽の演
-
桜見ながらはしご酒 4月イベント開催 川根本町
桜を見ながら飲食や音楽を楽しめるイベント「千頭夜桜はしご酒」が4月6日、川根本町の大井川鉄道千頭駅周辺で行われる。 同駅前を盛り上げようと地域住民らでつくる「千頭駅前を考える会」が企画した。参加者は、3千円で3枚のチケットを購入し、チケット1枚につき同駅周辺の飲食店でフードとドリンクのサービスを受けられる。それぞれの店舗で用意されたメニューから選んで注文する。 午後3時から同9時まで。地元有志の演奏会や、同町で使える買い物券が当たる抽せん会も開催するほか、お花見用のレジャーシートも貸し出す。
-
六仙の里でさくら祭り 31日 伊豆市
六仙の里さくら祭り(実行委員会主催)が31日午前10時から、伊豆市城の六仙の里公園で開かれる。パエリアや焼きそばの販売、甘酒の無料配布がある。会場で食事も楽しめる。 問い合わせは市観光協会中伊豆支部<電0558(83)2636>へ。
-
花のリレー 発展へ心一つ 天浜線沿線プロジェクト 64団体交流深める 浜松市
静岡県西部しんきん地域振興財団(浜松市中央区)は14日、天竜浜名湖鉄道の沿線に季節の花を植え、観光資源として地域振興を図る「天浜線 人と時代をつなぐ花のリレー・プロジェクト」の参加団体交流会を同区で開いた。県西部の64団体約110人が出席し、活動紹介を通じて交流を深めた。 プロジェクトは、浜松いわた信用金庫(当時浜松信金)と天竜浜名湖鉄道、市花みどり振興財団の呼びかけで2018年にスタートし、現在135団体が企業や学校などと植栽した花木の維持管理を行っている。取り組みは本年度の全国花のまちづくりコンクール大賞を受賞した。 交流会は2回目。御室健一郎浜松いわた信金会長は「プロジェクト発展へ
-
庭木の枝添え 【春の彩りワンコインでできる花あしらい 3月】
春が近づき、樹木や草花の勢いが盛んになってきた。自宅に花を飾るアイデアを紹介する「ワンコインでできる花あしらい」の3月は、静岡市葵区の生花店「ミルクフラワーズ」で、剪定[せんてい]した庭木の枝などを生花と組み合わせて楽しむアレンジを提案してもらった。 コニファー&ガーベラ 春は常緑樹の剪定に適した時期。庭木として人気が高い、円すい形の樹形が特徴的なコニファーの枝を小さく切り、浜松市産の大輪のガーベラと共に生けた。細くとがった花弁のスパイダー咲きはインパクトがあり、元気なオレンジ色がコニファーの黄緑によく合う。 ガーベラは茎をやや短く切って低い位置に安定させ、コニファーは枝の流れをその
-
広がる春景色 ハナモモ50本見頃、顔出す「気根」 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で早春ならではの光景が広がり始めた。新緑が生い茂る前の時期に見どころとなり水中などから生える「気根(きこん)」や、約50本のハナモモが見頃を迎えている。 気根は落葉針葉樹の「ラクウショウ」で、施設内のフェアリーガーデンで見られる。人の指のような形をしながら上へと100本以上が顔を出し、長いもので50センチほど。小川の水中から突き出ているのもある。同施設の野田一成さんによると、根が水に浸って呼吸ができなくなり酸素不足を補うために上へと成長し、少しずつ伸びるという。 ハナモモはピンクや真っ白な花を咲かせ、今月下旬まで楽しめそう。施設から委託を受け園芸部門を担当
-
花壇に彩り 花博へ出迎え準備着々 浜名湖ガーデンパーク、ネパール庭園も
浜名湖花博20周年記念事業実行委員会は10日、「浜名湖花博2024」に向けて、浜松市中央区の浜名湖ガーデンパークで国際庭園エリアのネパール庭園や県民参加型の花壇「浜名湖フラワーパレット」の整備を行った。関係者や花壇愛好家らが庭園を確認し、花壇を彩って来場者を迎える準備を進めた。 パレットに見立て配色 藤田さんデザイン 愛好家ら植栽 「浜名湖フラワーパレット」はメインゲートからの入場者が最初に目にする花壇。応募した愛好家ら約80人が参加し、多彩な色合いの花壇を完成させた。 フラワーパレットは30カ所に連なる直径2メートルと3メートルの円形花壇「ツリーサークル」などで構成する。「喜び」「
-
“黄色のカーペット”スイセン8万本、春風にそよぐ 中央区・はままつフラワーパーク
浜松市中央区のはままつフラワーパークで、約8万本のスイセンが咲き始め、鮮やかな黄色の花が来園者の目を楽しませている。 同園西側の梅園の斜面をカーペットのようにスイセンが彩る。来園者を乗せたフラワートレインも斜面沿いを走り、家族連れらが車内から写真を撮るなどして春の光景を満喫している。 同園によると、開花は例年より10日ほど早く、今月末頃までが見頃となる見込み。
-
遊覧船「ガーデンクルーズ」 花博開幕へデザイン刷新 浜名湖ガーデンパーク
浜松市中央区のはままつフラワーパークで23日開幕する「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)で、会場の一つである浜名湖ガーデンパーク(4月6日開幕)の会場内の東西水路を往復する遊覧船「ガーデンクルーズ」の新デザインが7日、お披露目された。運航会社の関係者が船着き場で着水作業を行った。 「ヒマワリ号」と「ガーベラ号」の2隻を、浜名湖花博のマスコットファミリー「のたねファミリー」が描かれたカラフルで楽しいデザインに刷新した。船内の座席シートを改修したり、エンジンのメンテナンスを行ったりもしたという。 水路は約750メートルで片道約7~8分間で運航する。著名な造園家石
-
ソメイヨシノ開花 静岡では27日予想
民間気象会社ウェザーニューズ(千葉市)は6日、今年の桜(ソメイヨシノ)の開花予想を発表した。静岡は平年より3日遅い27日。トップは東京都心部の19日で、下旬に西日本や東日本、東北南部まで広がる。4月上旬には東北北部、中旬には北海道でも咲き始める。 開花は九州や四国で平年並みだが、その他の広い範囲で平年より早い。今後1週間は気温の低い日が続くが、今月中旬以降は暖かくなり、つぼみの成長も加速するという。 東京の後は、3月21日に福岡、広島、名古屋、22日に高知、23日に大阪で咲く予想。その後、金沢が27日、仙台が30日、新潟が31日と続き、4月に入ると、9日に秋田、20日に札幌まで北上する。
-
花博ちなみクリア御朱印 会場の花、重ねて彩り豊か 浜松・井伊谷宮が制作
浜松市浜名区引佐町の井伊谷宮は、23日に開幕する「浜名湖花博2024」を前に、会場のはままつフラワーパーク(中央区)、浜名湖ガーデンパーク(同区)にちなんだクリア御朱印をそれぞれ制作した。透明なプラスチック製の台紙に花々が描かれ、2種を重ねることで彩り豊かなデザインが完成する。 フラワーパークをイメージした御朱印には藤の花と桜、バラ、ガーデンパーク版にはネモフィラ、ヒマワリ、コスモスと、各会場を代表する季節の花をあしらった。第1弾として3月からフラワーパーク仕様の御朱印を販売していて、ガーデンパーク仕様の第2弾は5月から販売する。 それぞれ税込み500円。権禰宜(ごんねぎ)の岡部訓亮さん
-
花と歩んだ20年 浜名湖ガーデンパークボランティアの大谷さん夫婦(浜松) 花博開幕間近「多くの人に見てほしい」
浜松市中央区の浜名湖ガーデンパークで20年にわたって花管理のボランティアを続けている高齢夫婦がいる。きっかけは2004年に同園で初めて行われた「浜名湖花博」。同園が会場の一つとなる「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委主催)の開幕まで半月ほど。「自分たちが管理してきた花を多くの人に見てほしい」―。間近に迫った花の祭典を、2人も待ちわびている。 同区の大谷康さん(81)は04年の花博でボランティア募集を知り、定年退職後の趣味をつくろうと応募した。当初は1人で地道に活動に取り組んできたが、17年ごろ、「楽しいから一緒にやろう」と妻行子さん(77)を誘い、今では夫婦で肩を寄せ合
-
進化するイングリッシュガーデン(3) 環境配慮、虫のすみかも(宮崎千夏/ガーデナー)
地球温暖化の影響で、英国でも平均気温が上がり続けています。干ばつによる河川や貯水池の渇水も深刻です。 水を大量に使わぬよう、ホースによる庭の水やりや、屋内の水道水からバケツやじょうろを使って植物に水を与えることも制限されました。そのため、雨水貯留タンクを設置する家庭が増えるほどでした。 近年、英国で開催されるガーデンショーでは生き物に配慮した庭が増えています。ミツバチなど昆虫のすみかとなる木箱の昆虫ハウスを壁や屋根に取り入れた庭や、乾燥した環境に強い植物をそろえたドライガーデン、水やりを極力減らせるイネ科の植物を使ったグラスガーデンに注目が集まっています。自然との共存を提案するガーデンデ
-
牧之原の児童 サーフィン花壇へ植栽 浜名湖ガーデンパーク
牧之原市の萩間小6年生約30人が4日、浜松市中央区のはままつフラワーパークで23日に開幕する「浜名湖花博2024」(浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催)に合わせ、会場の一つである浜名湖ガーデンパーク(4月6日開幕)で花壇の植栽をした。 児童が考えた「海空緑、みんなが優しい牧之原」をテーマに、約30平方メートルの花壇に、学校で育てたペチュニアやパンジーなどに加え、静岡県の特産品マーガレットなど15種約700株を植えた。 児童は持ち寄ったサーフィンの波を描いたデザイン図を参考にしながら、スコップで土を掘り、花の間隔などを意識して丁寧に植栽した。花壇には児童が色を塗ったり、海岸で集めた流
-
縁起よく開花 珍しいリュウゼツラン 浜松市中央区
浜松市中央区小池町の住宅リフォーム会社「Suidobi(スイドビ)」の駐車場入り口で、数十年に一度だけ花を咲かせるとされるリュウゼツランが開花し、近隣住民らを喜ばせている。 高さは約2メートル。2月中旬頃から花茎上部に黄色い花を咲かせ始めた。同社によると、3年ほど前に駐車場と庭を整備した際に植えたという。社員や通行人は写真を撮るなどして成長を見守っている。 清水真社長(49)は「辰(たつ)年の開花で、とても縁起がよいと感じる。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話している。
-
梅の花かれんに 伊豆・月ケ瀬梅林「まつり」、3月17日まで
伊豆市の伊豆月ケ瀬梅林で3月17日まで、梅まつり(伊豆月ケ瀬梅組合主催)が開かれている。暖冬の影響で例年より開花が2週間ほど早く、既に全体の見ごろを迎えている。 広さ6・2ヘクタールの同梅林には、約1500本、15種類の梅が植えられている。同組合によると、現在「豊後」が特に見ごろという。梅林を管理する同組合の上田祥史組合長は「今年は異常なほど開花が早いが、きれいに咲いている。なるべく早く来て楽しんでほしい」と呼びかけている。 まつり期間中は連日、地元農産物の販売やスタンプラリーを実施している。開催時間は午前9時~午後3時。同3、10日には、県太鼓祭りが開催される。
-
春を呼ぶ幸せの黄色い花 ミモザアカシア 三島で見頃
フラワーデザイナーの杉本武満さん(裾野市)が草花を植栽する三島市佐野の農場で、ミモザアカシアが見頃を迎えている。約80本が鮮やかな黄色の花を咲かせ、春の訪れを告げている。 ふわふわとした綿のような見た目のかわいらしさが特徴。今年は暖冬の影響で例年より約1週間ほど早く開花したという。3月下旬まで楽しめる見込み。 杉本さんは「花のリースや生け花などにも使われる楽しい花。ぜひ見て楽しんでほしい」と話した。
-
河津桜の下、わんこと買い物 「お花見マルシェ」伊豆の国で25日まで
愛犬と一緒に楽しむ「いぬのくに お花見わんこマルシェ」が24日、伊豆の国市の川の駅・伊豆城山(狩野川神島公園)と狩野川堤防で、初めて開かれた。来場者は、河津桜が咲く堤防で愛犬と一緒に買い物を楽しんだ。25日も行う。 鹿肉を使用した犬のおやつや犬の洋服を売る店、キッチンカーなど約80店舗が並んだ。犬のサーカスや愛犬との暮らし方教室なども実施した。 同公園指定管理者のJM(東京都)が主催した。問い合わせは同社<電0558(99)9766>へ。
-
健やかな成長願い、赤ちゃんにバラの苗木 島田市が25日まで配布
島田市は24日、昨年に生まれた市内在住の赤ちゃんを対象に、バラの苗木の配布を市ばらの丘公園で始めた。25日まで。 公園の大温室には大輪や中輪の苗木約20品種が並び、赤ちゃんを抱きかかえた家族がお気に入りの1本を選んだ。育て方のチラシや染谷絹代市長からのメッセージカードも手渡した。 緑化推進と赤ちゃんの健やかな成長を願う市の恒例行事で、対象は522人。市の担当者は「各家庭で大切に育ててもらい、緑あふれる島田市にしていきたい」と話した。 配布時間は午前9時~午後4時。
-
並木いっぱい春色 25日「でんでんころ桜まつり」 浜松市浜名区滝沢町
浜松市浜名区滝沢町の道路沿いに地元住民が植えた河津桜約130本が見頃を迎えている。25日には「第16回でんでんころ桜まつり」が開催予定で、桜を管理する「でんでんころ花の会」(渥美晴雄代表)が準備を進めている。 桜並木は同区都田町の国道362号藤渕橋交差点から3キロほど北方に位置する。約400メートルにわたってピンク色の花が道路沿いを華やかに彩っている。 開花は例年より2週間ほど早く、すでに満開。渥美代表は「今週末までは楽しめそう。きれいな花に癒やされてもらいたい」と話す。祭りは午前10時~午後3時で、甘酒のサービスや地元よさこいグループによるステージなどを予定している。
-
狩野川沿い桜並木満開 伊豆の国、3月2日まつり
伊豆の国市の狩野川堤防の河津桜が見ごろを迎えた。ピンク色の花がほぼ満開となり、訪れた市民や観光客らの目を楽しませている。 狩野川大橋から川の駅・伊豆城山手前までの狩野川右岸約1キロの間に120本が植えられている。大仁ライオンズクラブや旧大仁町が20年ほど前に植栽し、見事な並木に成長した。 同所では、3月2日午前10時から「城山さくらまつり」(実行委員会主催)が開かれる。飲食の出店が並び、和太鼓演奏、チアリーディングなどのステージが実施される。
-
春爛漫 里山彩る河津桜200本満開 御前崎のあらさわふる里公園
御前崎市のあらさわふる里公園で約200本の河津桜が満開を迎えた。里山が鮮やかなピンク色に彩られ、来場者を魅了している。 同公園の河津桜は「アラサワベニザクラ」の名称で親しまれている。天候に恵まれた20日は青空が広がり、散策路に沿って植樹された桜が華麗な花を咲かせていた。梅の花も咲き誇り、春の陽気を感じながら散策を楽しむ人の姿が見られた。 同公園では、3月10日まで梅・さくらまつりが開催中で、23~25日の3連休は模擬店なども出店する予定。今後、陽光桜やソメイヨシノなども順次開花するという。 グランパークあらさわの西原敏社長は「桜を見ながらバーベキューも楽しむことができる。春の風景を楽し
-
静岡県産花に感謝の気持ち込め 浜松・芳川小児童がアレンジ挑戦
浜松市中央区の芳川小で20日、静岡県産の花を生けるフラワーアレンジメント体験講座が開かれた。2年生の児童ら約120人が自身の感性を生かし、オリジナル作品を完成させた。 ピンクや白のガーベラやかすみ草、トルコキキョウなどの花を思い思いの長さに切ったり、花の向きを調整したりして、吸水性のスポンジに挿した。市内の生花店に勤務する3人が講師を務め、「茎は斜めに切るように」「花が自分の体の正面にくるように挿して」などと助言。児童たちは真剣な表情で一本一本丁寧に花を扱い、「どのくらいの長さがいいかな」などと悩みながら完成させた。 粂想真君(8)は「植木鉢みたいなイメージになるよう工夫した。とても楽し
-
新花壇はSDGs意識、浜名湖花博開幕前にガイドツアー 目まぐるしく変化する草花魅力
浜名湖花博2024の会場となる浜松市中央区のはままつフラワーパークで18日、約1カ月後の開幕に向け、整備した新花壇のガイドツアーが開かれた。午前の部は約20人が参加し、園内の「はなのはら」と「フラワーフォレスト」などを巡ってSDGs(持続可能な開発目標)を意識した花壇の植栽方法を学んだ。 「はなのはら」のデザインを担当した同市出身のランドスケープ・ガーデンデザイナー小倉珠子さんと同園の小沢美緒さんがガイドを務めた。小倉さんは「はなのはら」について「4~6月にかけて咲く花が目まぐるしく変化するので、さまざまな風景を楽しんで」と話した。多様な種類の草花を植えることで「生き物も好む持続可能な花壇
-
華やか 河津桜の“トンネル” 静岡・麻機遊水地、23日まつり
静岡市葵区のあさはた緑地向かいを流れる樋橋(とよはし)川沿いで、約200本の河津桜が見ごろを迎えた。約300メートルにわたる“花のトンネル”が春の風景を華やかに彩り、17日には桜並木を散策したり、ランドセルや晴れ着姿の子供を写真に収めたりする人の姿が広がった。 桜は2013年に地域活性化と住民同士の交流促進を目的に植栽された。23日には「遊水さくらまつり」が開催される予定。太鼓演奏や地元の特産品販売などが行われる。 (写真部・宮崎隆男)
-
心弾む春の景色 70本の河津桜満開 掛川の田ケ池
掛川市中の田ケ池の河津桜が満開を迎えている。池の西岸約300メートルにわたり植えられた70本の周辺にメジロが飛び交い、春の訪れを告げている。 17日には池のそばの広場にキッチンカーが出店し、地域住民が食事をしながらピンク色の花を楽しんだ。今年は暖冬の影響で例年より10日程度早く満開となった。 周辺の草刈りなどで管理する田ケ池公園保全会の杉本光繁会長(76)は「きれいに咲いた。2月末まで楽しめそうなので多くの人に見てほしい」と話した。 (掛川支局・山本萌絵佳)
-
浜松市と湖西市、花の産地アピール イオンモール志都呂でイベント
JAとぴあ浜松花き営農センターによる「第24回フラワーカーニバル」が17日、浜松市中央区のイオンモール浜松志都呂で始まった。作品展示やフラワーアレンジメントのワークショップなど花にまつわる催しを開いている。18日まで。 浜松、湖西両市の生産者が出品したキク、ガーベラ、枝物類など約300点を通路に展示。ワークショップでは、家庭で使えるフラワーアレンジメントのテクニックを教えている。 丹精込めて育てられた美しい花々を来店客は足を止めて眺めている。人気投票も行っていて、品目ごとに投票すると先着でガーベラの花束をプレゼントする。 花束を受け取った白脇小4年の牧野安美さん(10)は「きれいな花で
-
河津桜満開の下、地域でにぎわう 牧之原、18日までまつり
牧之原市の坂部地区で17日、「坂口谷川河津桜祭」が開かれた。坂口谷川沿いの河津桜が満開を迎え、訪れた人々が華やかな光景を楽しんだ。18日まで、JAハイナン坂部みかん選果場で地場産品の販売も行う。 選果場では周辺農家らが野菜や果物などの販売を行った。地元の音楽団体による演奏会も開かれ、多くの地域住民でにぎわった。 実行委によると、桜の見頃は来週も続く見込み。18日まで午後5時半から8時半の間、桜並木をちょうちんでライトアップする。
-
桜と菜の花が競演 函南・柿沢川沿い
函南町の柿沢川に並ぶ約410本の河津桜が見頃を迎えた。関係者によると、ここ数日の暖かさで一気に開花が進んだ。例年は3月初旬ごろまで楽しめる。 桜並木は榎木橋から駒形橋までの約1キロ。1998年の台風で氾濫した柿沢川の改修工事に合わせ、2度と水害が起きないよう願いを込めて植樹された。川の土手には菜の花も咲き、来場者が春の訪れを満喫している。 かんなみ桜推進協議会は3月10日まで、近隣に臨時駐車場を用意し、来場者を出迎える。料金はバスが1500円、一般車が500円。
-
心弾む春色 河津桜楽しんで 島田
島田市金谷扇町のであい公園そばで河津桜が見頃を迎えている。 大代川と清水川が交わる土手に植えられた14本がほぼ満開で、訪れた地域住民らを楽しませている。草刈りなど定期的に管理する金谷天王町の杉本静雄さん(83)は「毎年きれいに咲いてくれるが、今年は開花が早い。金谷に河津桜は少ないと思うので、楽しんでほしい。週末が一番の見頃になりそう」と話した。 (島田支局・寺田将人)
-
きらめく春のトンネル 降り注ぐ紅白のしだれ梅 浜松・大草山
浜松市中央区呉松町の「大草山昇竜しだれ梅園」で梅の花が見頃を迎えている。好天に恵まれた16日も多くの家族連れらが訪れ、白やピンクの花が咲く園内を散策して春の彩りを楽しむ姿が見られた。 約5千平方メートルの梅園に、約10品種350本のしだれ梅が植栽されている。同園の梅は若木のうちに支柱を立てて幹を上向きに伸ばし、竜が天に昇るような姿に仕立てている。散策路にある全長約30メートルの「しだれ梅のトンネル」では梅の花がシャワーのように降り注ぐ光景を楽しめる。 園主の佐藤一敏さん(79)によると、開花時期は例年より10日ほど早く、3月初旬ごろまで楽しめそうという。入園料は700円で、小学生以下は無
-
鮮やか 楚々と咲く梅 沼津御用邸記念公園
沼津市の沼津御用邸記念公園で梅が咲き始め、来園者に春の訪れを告げている。寒紅梅や白加賀など約10種類があり、計約140本植栽されている。16日は藤牡丹などが花を咲かせ、日光に照らされて色鮮やかな紅色に輝いた。 新潟県から訪れた西片芳英さん(67)は「桜とは違って派手さはないが、清楚(せいそ)な美しさがある」と話し、春の風情を楽しんだ。 同園では3月10日までの土日祝日、抹茶や和菓子、梅のシロップを使った梅水神餅などを楽しめる「観梅茶席」を実施している。
-
新居町の観光マップ刷新 花博に向け 情報発信PRチーム 湖西市
湖西市新居町の魅力発信を担う地元有志の「新居町情報発信PRチーム」が、2年前に製作した「新居町まちめぐりマップ」を改訂した。「浜名湖花博2024」で同町から会場の浜名湖ガーデンパーク(浜松市中央区)などへの舟運が予定されていることから、観光客に旧東海道新居宿など地域のまち歩きも一緒に楽しんでもらおうと、内容を新しくした。 マップはA3判で、表裏に湖西市新居町周辺の地図を記載。飲食店や土産店など34カ所のほか、寺院や観光施設11カ所の場所や営業時間、特徴などを紹介している。この2年間に新規開店した飲食店などを含む9カ所を新規掲載し、各所の協賛も募った。2万部を発行し、掲載店や湖西・新居観光協
-
浜名区滝沢町の桜並木でまつり 25日でんでんころ花の会 浜松市
浜松市浜名区滝沢町の「でんでんころ花の会」は25日午前10時から午後3時まで、同町の桜並木で「第16回でんでんころ桜まつり」を開く。このほど市役所で渥美晴雄代表ら会員が概要を発表した。 20年ほど前に農免道路沿い約400メートルに植樹された河津桜は枝ぶりが良く、花見客に人気。渥美代表によると、今年は開花が早く、現在七~八分咲き。 まつりは地域活性化につなげようと、同会が並木の北端付近の会場で開く。甘酒サービス、キッチンカーの出店、ミカンや茶など農産物の販売、地元よさこいグループ「音練志(おれんじ)組」と「焼津よさこい舞踏團踊り屋・はす組」のステージを予定している。 桜並木は都田町の国道
-
わさび丼やハンバーガー 河津桜と一緒に楽しんで 駅などに町内飲食マップ
河津町商工会はこのほど、町内の飲食店をまとめた「グルメマップ」を制作した。特産のワサビメニューの提供店舗などを地区ごとに掲載した。 飲食店55店と宿泊施設4軒を取り上げた。ご飯にワサビとかつお節をのせただけのシンプルなご当地メニュー「わさび丼」の提供店舗や、ハンバーガーショップ、海辺のレストランなどを紹介。河津バガテル公園や河津七滝など観光名所も案内している。 A5判24ページで1万6千部発行した。掲載店舗や観光施設、駅などで無料配布中。商工会の長谷川裕規事務局長は「『河津桜まつり』の来訪者の周遊促進につなげたい」と意気込む。
-
しだれ梅見頃、スイセンも満開 伊豆の国・大仁梅林 18日にまつり
伊豆の国市の大仁梅林で早咲き種の梅が見ごろを迎えた。紅白梅やしだれ梅が訪れた人たちの目を楽しませている。18日には「おおひと梅まつり」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。 傾斜を生かした地形が特色の同梅林には、約80種600本の梅が植えられている。現在五分咲きから八分咲き程度まで開花が進んだ。遠路沿いなどに植えられたスイセンは満開となった。 梅まつりの開催時間は午前9時半~午後3時半。演芸ステージなどが実施される。飲食の屋台も出店する。問い合わせは市観光協会<電055(948)0304>へ。
-
掛川城周辺の桜並木照らす 17日から夜間ライトアップ
掛川市と掛川商工会議所などは17日、掛川城周辺を彩る桜並木の夜間ライトアップを始める。掛川城下を流れる逆川両岸の約150メートルを発光ダイオード(LED)ライトで照らす。点灯は3月中旬まで各日午後5時半~午後9時半。 市産業労働政策課によると、周辺の桜の大半はまだつぼみが色づき始めた状態で、見頃は2月下旬から3月上旬ごろになりそう。気温の上昇で開花が早まる可能性を考慮して、前年より約1週間スタートを早めた。見頃を迎えれば、4月に天守復元30周年を迎える掛川城と桜並木のコントラストが楽しめる。 桜並木は早咲きの園芸品種「カケガワザクラ(掛川桜)」。下向きの花が手まり状にまとまって咲く。花の
-
紅白の梅700本 雪化粧の富士山と共演 裾野・梅の里
裾野市須山の「梅の里」で、梅の花が咲き始めた。クロスカントリーコースが整備されている園内には大小約700本が走路や遊歩道沿いに植えられ、雪化粧した富士山との共演を楽しむことができる。 市が無料開放している梅園。標高約470メートルに位置し、伊豆地域の名所などに比べると時期は遅いが、2月に入って気温の上昇とともに開花が進み始めた。紅白のかれんな花がここかしこで姿を現し、ほんのりとした甘い香りが漂っている。14日は春めいた天候になり、多くの来園者が写真を撮りながら思い思いに散策していた。 一部の区域は既に多くの花が咲いている。例年は3月上旬から中旬にかけて、全体の見頃を迎える。
-
河津桜が見頃 菜の花と共演 夜はライトアップも 南伊豆町
第26回みなみの桜と菜の花まつり(実行委主催)を開催中の南伊豆町で、河津桜が見頃を迎えた。町観光協会によると、23日前後まで楽しめそう。 青野川沿い約2キロの両岸には約800本の桜が立ち並ぶ。東伊豆町の県農林技術研究所伊豆農業研究センターによると、既に全域で見頃の七分咲き。3月10日までのまつり期間中は夜桜のライトアップ(午後6時~9時)も実施している。 周辺では菜の花が彩りを添え、多くの観光客が思い思いに散策を楽しんでいる。協会によると、菜の花は3月上旬まで見頃が続くと予想されている。
-
ガーベラの観賞いつでも 花博に合わせガラスドーム発売 浜松・カラフルスタジオ、難しい乾燥加工実現
浜松市中央区舘山寺町の手作り体験工房「ルーベラ」などを運営するカラフルスタジオ(同区)はこのほど、市特産のガーベラをドライ加工した置物「ガーベラサンドドーム」の販売を始めた。3月に市内で開幕する「浜名湖花博2024」に合わせ商品化した。 約10センチのガラスドームに近隣農家から仕入れた赤や青、紫色などのガーベラと、ガラス製のミニチュアや砂を組み合わせて手作りしている。結婚式のイメージや、人や動物などのミニチュアに合った世界観を演出した商品などを用意した。 同社によると、花びらが大きいガーベラは、自然な風合いを長期間保つドライ加工が難しいという。2年に及ぶ試行錯誤の末、乾燥方法を工夫して実
-
春の気配 見栄えよく【ワンコインでできる花あしらい 2月】
季節を先取りする生花店の店頭は、早くも春。静岡県内の生花店で気軽にまねできる花のアレンジを教わる「ワンコインでできる花あしらい」の2月は、静岡市葵区の「スナゲリーフラワーズ」を訪ね、簡単で見栄えのする飾り方のアイデアを教えてもらった。 リューココリネ&キンバコデマリ 思い切って縦長のラインを強調したアレンジ。リューココリネの細くて長い茎が美しく見えるよう、高さのある細長い花瓶を選んで。リューココリネはしなやかな茎や繊細な花の雰囲気が、和洋どちらのアレンジにもなじむ。香りも良い。 合わせたキンバコデマリの枝は、鮮やかな黄緑の葉が春の息吹を感じさせる。春先の生け花の花材としても定番。
-
春呼ぶ「河津桜」見頃 川沿い染めるピンクの帯【動画あり】
早咲きの河津桜の全国的な名所として知られる河津町で、一部の桜が見頃を迎えている。町内の桜並木が一足早い春の訪れを告げ、静岡県内外からの大勢の観光客を出迎えている。 町中心部を流れる河津川沿い約4キロには、河津桜約850本が立ち並んでいる。県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)によると、全域的な見頃の七分咲きは18日と予測されている。 ただ、上流部を中心に美麗に花を咲かせていて、第34回河津桜まつり実行委は桜並木の開花状況を「四分咲き~見頃」とし〝見頃宣言〟を既に発表している。 桜まつりは29日まで。70万人の来訪が見込まれている。
-
鮮やかな紅白梅 富士山と共演 伊豆・修善寺梅林
伊豆市の「修善寺梅林」で梅の花が見頃を迎えた。約3万平方メートルの広大な敷地で、色鮮やかな紅白梅が来園者を楽しませている。 梅は約20種類。老木から若木まで計1千本ほどを植栽している。富士山と梅を同時に眺めることができる絶景スポットとして人気を集める。 今年は例年より約1週間早く見頃を迎えた。天候に恵まれた12日は全体の7~8割の木が花を咲かせ、周囲に甘い香りが漂った。 市観光協会修善寺支部の安藤真一さんは「入園も駐車場も無料。富士山との共演をぜひ楽しんでほしい」と来園を呼びかけた。
-
手水場に花 色とりどり 冨士浅間神社に“映えスポット” 15日まで
世界文化遺産富士山の構成資産である小山町須走の冨士浅間神社に、期間限定の“写真映えスポット”が登場した。手水(ちょうず)場に花を装飾した「花手水」を15日まで見ることができ、参拝者が撮影を楽しんでいる。 静岡県富士山世界遺産課が主催する観光促進キャンペーン「富士山ぐるっトリップ2024」の一環。富士山周辺の神社5カ所で順次、花手水を展開する。冨士浅間神社では、社殿前の手水場が赤や青、黄色などの美しい花々で彩られている。 花手水は同神社と裾野市の須山浅間神社で15日まで、富士宮市の村山浅間神社で10~21日、山宮浅間神社と人穴富士講遺跡で17~29日に実施される予定
-
花博で華やかフレンチいかが 浜松市の「LENRI」 ガーデンパークに期間限定オープン
春に浜松市で開幕する浜名湖花博2024の浜名湖ガーデンパーク会場に、期間限定でフレンチレストランがオープンする。出店する同市浜名区都田町の仏料理店「LENRI(レンリ)」で8日、花博で提供するメニューの試食会が開かれた。 浜名湖ガーデンパーク会場がオープンする4月6日から6月2日までの期間、「ターブルブルー レンリ」として園内の「印象派庭園 花美の庭」に出店する。浜松パワーフード学会がプロデュースし、野菜や牛肉などの地元食材をふんだんに取り入れたワンプレートやサンドイッチ、デザート計15品を提供する。樹木や藤棚に囲まれた屋外に飲食スペースを設け、花を楽しみながら味わうことができる。 試食
-
梅咲き誇り 春の景色 牧之原・相良梅園
今週オープンした牧之原市の相良梅園が見頃を迎え、春の訪れを告げている。同園によると、暖冬の影響で開花が例年より10日ほど早いという。 1.5ヘクタールほどの園内に白加賀や南高梅など約20品種、700本が植えられている。訪れた地域住民らは咲き誇る梅を写真に収めたり、園内を散策したりして思い思いの時間を過ごしていた。 見頃は今月中旬までを見込む。開園時間は午前9時~午後4時。料金は大人500円(梅干しの土産付き)、小学生200円、未就学児無料。問い合わせは同園<電0548(52)2546>へ。 (榛原支局・足立健太郎)
-
桜にメジロ 春色の共演 沼津・我入道公園
沼津市の我入道公園で桜が咲き始め、訪れた人たちを楽しませている。 毎年観察しているという地元住民によると、開花期は例年とほぼ同じ。園内の桜の木は20本ほどで、半分ぐらいの木で咲き誇っている。 8日はメジロなどの野鳥が姿を見せ、蜜を求めて枝から枝へと飛び回る春色の光景が広がった。散歩に訪れた大橋美代子さんは「いつ見てもきれい。春を感じる」と話し、風情を楽しんだ。
-
梅ほころび春告げる 蜜求めメジロも 浜松市中央区・みどり~な
浜松市中央区の市緑化推進センター「みどり~な」で、紅白の梅が見頃を迎え、訪れた人たちの目を楽しませている。 梅・ハナミズキ園を中心に白梅と紅梅計35本が植栽されている。甘い香りに誘われて、蜜を求めるメジロが花の中を飛び交う姿も見られる。 同センターによると、開花時期は例年よりも1週間ほど早く、今週末ごろまで楽しめそうという。
-
特産ガーベラで彩り フラワーバレンタインをPR 浜松市役所
浜松市は5日、バレンタインデーに花を贈るキャンペーン「フラワーバレンタイン」をPRするため、市役所にガーベラの展示を始めた。14日まで庁舎内を色鮮やかな大輪の花が彩る。 浜松市は全国有数のガーベラの生産地。花は、JAとぴあ浜松のガーベラ生産者でつくる「浜松PCガーベラ」から提供を受けた。約130種の多彩なガーベラを紹介するパネルを1階ロビーに展示したほか、多くの市民が訪れる福祉や産業関係の各課窓口カウンターにもガーベラを飾った。 市農業振興課の担当者は「日常の中に花を取り入れ、安らぎの時間を探してほしい」と話している。 14日には午前10時半~午後2時半の予定で、市役所1階チャレンジド
-
黒田家代官屋敷で梅まつり開幕 期間限定の竹あかり展も
菊川市下平川の国指定重要文化財黒田家代官屋敷で4日、恒例の梅まつり(平川地区コミュニティ協議会主催)が始まった。約2000平方メートルの敷地内梅園で紅白の梅が見頃を迎えている。3月3日まで無料開放する。 開幕した4日は駐車場でイベント「長屋門フェスタ」が開かれ、大勢の市民でにぎわった。地元の芸能団体が音楽演奏や踊りを披露したほか、梅干しの種を口から飛ばす「たね飛ばし大会」もあり、会場は盛り上がりを見せた。 22~24日は、梅園内歩道に約400本の竹灯籠を設置する「竹あかり展」を開く。各日午後5~8時。 (掛川支局・高林和徳)
-
紅白の梅見頃、春の訪れ一足早く 磐田・豊岡梅園
磐田市上野部の豊岡梅園で、紅白の梅の花が見頃を迎え、一足早く春の訪れを告げている。例年より数週間ほど開花が早く、2月中旬~下旬ごろまで楽しめる見通し。 約13ヘクタールの園内には南高、古城、改良内田の3種の白梅を中心に計約2千本が植えられている。園主の丸山泰史さん(70)によると、今年は1月下旬の雨の影響で開花を加速させたという。3日には家族連れらが写真を撮ったり並木沿いをゆっくり散策したりして、かれんな花を鑑賞する姿がみられた。 開園時間は午前9時~午後4時。入園料は大人500円、小中学生100円。問い合わせは同園〈電0539(62)2666〉へ。
-
浜名湖花博 前売り券キャンペーン 抽選でホテル宿泊やランチ券
浜松市中央区で3月23日に開幕する「浜名湖花博2024」の実行委員会事務局は2月1日、花博前売り券の購入者を対象に、ホテルの宿泊利用券などが抽選で当たるキャンペーンを始めた。 購入者はネット上の申し込みフォームかはがきに入場券記載のナンバーなどを記入して応募する。ホテルの宿泊利用券のほか、ペアランチ券、会期中に浜名湖ガーデンパーク会場内に特設されるデジタルアートミュージアム「イマーシブミュージアム浜名湖」の入館券などが当たる。 応募は3月10日まで(はがきの場合は当日消印有効)。当選者は同22日に花博の公式ホームページで発表する。公式ホームページのURLは<https://gardenp
-
河津桜まつりが開幕 早春彩る桜 税未納問題解決しないまま突入
伊豆の早春を彩る「第34回河津桜まつり」(実行委主催)が1日、河津町で始まった。開幕前から収入の消費税未納の可能性を巡り実行委や町が方針を示さない中、約850本の河津桜は今季も変わらず「発祥の地」で来訪客を出迎える。 河津川沿い約4キロの桜並木の見頃はまだ先になりそう。県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)は1月31日現在で二分咲きが2月10日、見頃の七分咲きが17日と予測。実行委は29日までの会期中、70万人の来訪を見込む。 会場には早速観光客が訪れ、散策を楽しみながら愛らしいつぼみや開いたばかりの花々に見入った。会社員岩山洋さん(49)=埼玉県所沢市=は「これだけきれいな桜
-
八千代の桜まつり 静岡市清水区由比で18日
静岡市清水区由比の西山寺阿僧土地改良区で18日、「第7回由比八千代の桜まつり」(実行委員会主催)が開かれる。午前9時から午後1時まで。雨天時は23日に延期。 同地区には約450本の河津桜が植えられ、2月中旬に見頃を迎える見込み。会場では「由比さった太鼓」や盆踊り、空手の形を披露し、海産物や加工食品、かんきつ類など地場産品も販売する。各種賞品が当たる弓矢当てや抽選会も実施する。 問い合わせは実行委<電054(376)0504>へ。
-
伊豆パノラマパークに春の訪れ ロウバイや紅梅など見頃
伊豆の国市の観光施設「伊豆パノラマパーク」で、季節の花が見頃を迎えている。 透き通るような黄色の花と甘い香りが特徴のロウバイや、色鮮やかな紅色の紅梅などが花を咲かせている。2月上旬まで楽しめる見込み。河津桜や伊豆の国桜、ツバキなども咲き始めている。 富士山や駿河湾の絶景が広がる葛城山山頂と山麓をロープウエーで結ぶ同施設は、伊豆地域有数の人気観光地。色づく花々が来場者の目を楽しませ、春の訪れが近いことを告げている。
-
南伊豆の風物詩「みなみの桜と菜の花まつり」2月1日開幕
南伊豆町の早春の風物詩「第26回みなみの桜と菜の花まつり」(実行委主催)が1日、開幕する。2月中旬とされる河津桜の見頃には、咲き誇る菜の花との共演を満喫できる見通し。3月10日まで。 町内を流れる青野川沿いでは、800本の桜並木が出迎える。期間中は午後6時から9時まで夜桜のライトアップを実施。県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)による1月31日時点の予測では、南伊豆町内では河津桜の二分咲きが2月9日、見頃の七分咲きが同14日とされる。 南伊豆東小近くには、地元有志が整備した菜の花畑(約3万平方メートル)が広がる。町観光協会によると、少なくとも2月いっぱいは黄色一色の風景を楽し
-
「メタバースで浜名湖花博」開幕前から巡ろう ガーデンパーク会場の情報公開開始
浜松市中央区で今春開催される浜名湖花博2024の開幕を前に、実行委員会静岡県部会は30日、インターネット上の仮想空間メタバースで浜名湖ガーデンパーク会場(4月6日開幕)に関するさまざまな情報を発信する「バーチャル浜名湖花博」の公開を開始した。約2カ月後に迫った本番を見据え、さらなる機運醸成につなげる。 花博をイメージした空間で、利用者はアバター(分身)を操作して巡る。空間内はパネルが展示され、会期中に見頃を迎えるバラ、ネモフィラ、チューリップなどの花や庭園情報のほか、会場で提供する料理、実施予定のデジタルアトラクションも紹介する。限定の壁紙や、会場で交換できる花の種の引換券が当たる抽選も実
-
ロウバイ見頃 甘い香りでお出迎え 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」でロウバイが見頃となっている。透き通るような黄色の花と甘い香りが来園者を楽しませている。 見頃を迎えた時期は、ほぼ例年並みという。園内の「日本庭園」や「匠の村」などに約30本を植栽した。樹高は3~5メートルほど。小さな花を咲かせ、癒やされるような空間を演出している。 2月中旬まで楽しめる見込み。
-
静岡県生まれマーガレット3品種 出荷開始 珍しい形や色 高い評価
静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)で本年度開発されたマーガレット3品種の出荷が、年明けから始まった。注文単価は他品種の約1・5倍で、市場関係者の評価は上々。県東部の生産者8人が5月中旬まで、東京や名古屋を中心に全国の市場に各品種1万ポットを出荷する。 今回開発されたのは、市場から注文が多かったピンク色の八重咲き品種「ピーチフレア」、外側の花弁が赤色で中央部分が白色の「ラズベリーフレア」、外側が薄桃色で中央が桃色の人気品種に改良を加え、生産性を向上した「シェリーフレア」の3品種。いずれも2023年9月に品種登録出願公表され、11月の許諾を受けて栽培を始めた。 三島市三ツ谷
-
河津桜開花予想 昨年より早い見通し 南伊豆と河津町
静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センター(東伊豆町)は25日、賀茂地区の河津桜の開花予測を発表した。二分咲きは河津町が2月10日、南伊豆町は同9日。昨年比で河津町は6日、南伊豆町は5日早い。併せて見頃も昨年比で早くなる見込みという。 河津町の河津川沿いでは見頃の七分咲きが14日(2023年は21日)、南伊豆町の青野川沿いは12日(同)と予測した。センターによると、気温が1月20日から2月16日まで平年より1・1度高い推移予想となるため、昨年より早期の開花が見込まれるとしている。 両町では2月1日から河津桜まつり(河津町)とみなみの桜と菜の花まつり(南伊豆町)が開幕する。河川沿いにいずれも
-
富士山と菜の花の共演 沼津、「井田」の花文字も
沼津市井田で菜の花が咲き誇り、畑を黄色に染めている。ここ数日は県内に寒波が訪れているが、多くの観光客が一足早く感じる春の雰囲気を堪能している。 菜の花畑や駿河湾を見下ろせる「煌(きら)めきの丘」からの絶景がポイント。地元有志の「村おこし委員会」が表現した「井田」の花文字と、眼前の雪化粧した富士山の共演が魅力だ。2月上旬まで楽しめる見込み。
-
早咲き「あたみ桜」見頃 2月4日まで祭り ライトアップも
熱海市の中心街を流れる糸川の遊歩道で、早咲きの「あたみ桜」が見頃を迎え、一足早い春のムードを演出している。 あたみ桜はインド原産の寒桜の一種で、濃いピンク色の大きな花を付ける。明治初期に熱海に伝わったとされ、「熱海市の木」に指定されている。 市公園緑地課によると、糸川沿いには58本のあたみ桜が植えられていて、23日現在で29本が見頃、8本が五分咲きとなった。2月中旬まで花見を楽しめるという。 2月4日まで「あたみ桜糸川桜まつり」(市観光協会主催)が開かれている。期間中は夜桜のライトアップを行い、週末を中心に茶の無料配布など各種イベントを催す。
-
「伊豆大島椿まつり」1月28日から 関係者が下田市などでPR
東京都大島町の関係者らが12日、伊豆東海岸の市町を訪れ、28日~3月24日に開かれる「伊豆大島椿まつり」をPRした。4年ぶりの通常開催で、新型コロナ禍で休止していたパレードが再開されるなど多様な催しが行われる。 下田市役所には坂上長一町長らが訪問し、約300万本のヤブツバキなどが楽しめるイベントの見どころを松木正一郎市長に説明。「ミス大島」の島村杏樹さんと「ミス椿の女王」の山梨夏望さんは、松木市長にツバキの花束やつばき油を手渡した。
-
菜の花と富士山共演 沼津の休耕田で見頃
沼津市平沼の「浮島ひまわりらんど」で、菜の花が見頃を迎えている。昨年来の暖かさから例年より10日ほど早く見頃となった。 浮島地区環境保全推進会が昨年10月に種をまいた。約3500平方メートルの休耕田に色鮮やかな黄色の花が咲いている。同会によると、2月末まで楽しめる見込み。 9日に訪れた富士市の写真愛好家仁藤博康さんは「色合いがとても落ち着く。富士山も見えてとてもきれい」と話した。 (東部総局・田中秀樹)
-
艶のある黄色、ロウバイ開花 はままつフラワーパーク、早春の気配
浜松市中央区のはままつフラワーパークで、ロウバイの花が咲き始めた。ろうを塗ったような艶のある黄色い花が甘い香りを漂わせ、来園者に一足早い春の気配を感じさせている。 ロウバイは中国原産の落葉低木で、園内に約120本が植栽されている。同園によると、ローズガーデン南側の斜面の花は昨年末から開花が始まり、すでに見頃。ロウバイ園は現在二分咲き程度で、1月末頃まで楽しめそうという。 9日は訪れた親子連れらが写真を撮りながら、青空と黄色の花のコントラストを楽しむ姿が見られた。
-
熱海に新春告げる早咲き梅 「まつり」開幕 3月3日まで
熱海市の新春を彩る「第80回梅まつり」が6日、同市の熱海梅園で開幕した。穏やかな陽気の中で早咲きの紅白梅がほころび、観光客を楽しませている。3月3日まで。 市によると、園内に林立する60品種469本の梅のうち、5日までに191本が開花した。例年通りの開花状況という。「冬至梅」や「八重寒紅」などの早咲きは270本あり、このうち4本が見頃を迎えた。開幕式では熱海芸妓(げいぎ)が踊りを披露し、熱海を代表する観光行事の幕開けを華やかに演出した。 早咲きの「あたみ桜」の名所である市中心街の糸川沿いでは「第14回糸川桜まつり」も6日開幕した。2月4日まで。300メートルほどの区間に58本のあたみ桜が
-
スイセン300万本、海風にそよぐ 下田で「まつり」開幕
スイセン約300万本が期間中に海岸沿いでそよぐ「第58回水仙まつり」(実行委主催)が20日、下田市の爪木崎水仙園で開幕した。市観光協会によると、2024年1月上旬ごろに見頃を迎えそう。イベントは1月31日まで。 園内ではかれんな白色や黄色の花々が斜面を彩り、観光客らが群生地の散策を楽しんでいる。会場が立地する須崎半島は景勝地として知られ、海辺にスイセンが広がる光景は年末年始の風物詩となっている。協会によると開幕段階では三分咲き程度。例年より1週間ほど遅い開花状況という。 期間中は地元の須崎地区に江戸時代から伝わるとされる漁師鍋「池之段煮味噌(いけんだにみそ)」が1月7日と14日、21日に
-
潮風に揺れる〝とんがり帽〟 アロエの花 下田で見頃
下田市白浜の板戸海岸でアロエの花が見頃を迎えた。冬の風物詩で、とんがり帽子型の朱色の花々が潮風に揺れる。 海岸沿いの遊歩道約500メートルの付近で、約2万本が観光客らを楽しませている。伊豆白浜観光協会によると、明治時代後半に漁師が南方から持ち帰ったのを機に周辺に広がったとされる。以前は3万本が花を咲かせていたが、2018年から度重なる台風被害で減少した。それでも有志らが植栽を進め、「アロエの里」の再生に励んでいる。 周辺では2024年1月8日まで第39回アロエの花まつり(午前9時~午後3時)を開催中。アロエ茶の無料サービスや、アロエ関連商品の売店などを設けている。散策用の無料
-
ヒマラヤザクラ見頃 三島梅花藻の里
絶滅危惧種ミシマバイカモの群生地「三島梅花藻の里」(三島市南本町)でヒマラヤザクラが見頃を迎えた。管理するNPO法人グラウンドワーク三島によると、12月下旬まで楽しめる見込み。 GW三島によると、ヒマラヤザクラは1967年に熱海市を訪れたネパールのビレンドラ皇太子(当時)が、献上を受けた梅の種のお礼として桜の種を贈ったのがきっかけ。梅花藻の里には約50年前に熱海高の枝が接ぎ木された。一時はほとんど花を付けない年もあったが、間引きや消毒を施すなどしてここ数年は毎年満開の花を咲かせている。
-
「黒俣の大イチョウ」が黄葉 静岡県指定天然記念物 静岡市葵区
静岡市葵区の県特別天然記念物「黒俣の大イチョウ」の黄葉が、ピークを迎えた。秋の低い日差しを浴びて鮮やかに光輝く黄色い葉が、緑に覆われた周囲の山々との美しいコントラストを見せている。 集落内の小高い丘陵地にそびえ立つ大イチョウは、樹高約20メートル、幹周囲は8.7メートルほど。推定樹齢は500年で、県内でも屈指の巨木といわれている。 大イチョウの黄葉は12月上旬まで続く見込み。落葉が終わるとともに同区中山間地域の奥藁科にも、本格的な冬の季節が訪れる。
-
御殿場・秩父宮記念公園で紅葉まつり 26日まで 夜間ライトアップも
御殿場市の秩父宮記念公園で25日、「秋の宮邸フェスティバル―紅葉まつり」が始まった。26日まで。 地元の飲食店やクラフト作家らの出店が並ぶ。初日は家族連れなどが多く訪れ、色づいたモミジやカエデ、シデなどの木々と旧秩父宮御殿場御別邸が織りなす情緒あふれる景観を見ながら買い物を楽しんだ。26日は居合道演武や音楽、ダンスのパフォーマンスなども繰り広げられる予定。 同園では26日まで、モミジのライトアップも実施している。暗闇を背景に赤や朱色の幻想的な空間を演出する。時間は午後5時から同8時半まで。
-
「ソテツ」20年で初開花 浜松市浜北区・江間さん方
花をつけるまで数十年かかるとされるソテツが、浜松市浜北区新原の江間修身さん(77)方で花を咲かせている。 ソテツは雌雄異株(いしゅ)で、九州南部などの温暖な地域に自生する。江間さんが家族で経営するお好み焼き店の隣に雌株が植栽されていて、開花はここ約20年で初めて。はままつフラワーパーク(西区)によると、生育が遅く開花に時間がかかるが、一度花をつけると数年おきに花を咲かせることが多いという。 江間さんは「初めて花が見られて驚いた。不思議な形で面白い」と話した。
-
フラワーフェス 花の彩りあふれる 12日まで掛川
掛川市フラワーフェスティバル2023(市緑化推進委員会など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が11、12の両日、同市御所原の市生涯学習センターで開かれる。愛好家グループや造園業者など22団体が出展し、彩りにあふれた空間を演出する。 掛川花鳥園が手がけるハンギング仕立ての寄せ植えや日本おもと協会県支部のオモト名品展などが目玉。掛川花の会の菊花展も同時開催する。花や雑貨の販売に加えて、コケ玉づくりや生け花などの体験コーナーも並ぶ。 10日は各出展者が会場設営に取り組んだ。市緑化推進委員会の池谷信夫会長(77)は「花と緑に親しむための体験メニューを増やした。家族で楽しんでほしい」と話す。
-
秋彩るざる菊 赤や黄色など1400株見頃 富士宮・内房
富士宮市内房の遊休農地で9日、ざる菊(クッションマム)の花が咲きそろった。秋を彩る色とりどりの花に通行人たちが足を止め、見入っている。 県道清水富士宮線の新長田橋南西にある約1500平方メートルの土地で、赤、白、黄、オレンジ色の計約1400株が見頃を迎えた。ざる菊畑は地元の内房里づくりの会を中心に管理していて、内房小児童が植栽に協力した。今年は猛暑の影響で満開が例年より1週間ほど遅れ、一部は枯れてしまい新しく植え替えた。 見頃は11月下旬まで続く見込みで、近くには無料駐車場を設けている。毎週土曜は同所で地元野菜なども販売する。
-
チューリップ「春が楽しみ」 園児が球根植え付け 浜松市西区
浜松市西区の北庄内幼稚園の年少から年長園児18人が31日、同区のはままつフラワーパークでチューリップの球根を植え付けた。来春の「浜名湖花博2024」に向けた準備の一環。 花壇にピンクや白の花を咲かせるチューリップの球根約2700個が準備され、一部を園児が植えた。子どもたちは園芸担当者から「(球根の)とがってる方を上にして」「土の布団をしっかりかけてあげて」などと指導を受けながら、スコップを使って丁寧に作業をした。年長の石塚穂乃香ちゃん(6)は「花が咲いたらママと見に来たい」と笑顔を見せた。 同幼稚園では自然や植物に親しんでもらうことを目的に、毎年園児による植え付け体験を実施している。チュ
-
コスモス満開、花摘み体験も 御前崎のあらさわふる里公園
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園で11月14日まで、恒例の「コスモス祭り」が開かれている。園内の2カ所に淡いピンクや白色の花々が咲き乱れ、1人10本まで無料で花摘み体験が楽しめる。 公園を運営管理するグランパークあらさわの従業員が8月に種をまいた。背丈は1メートルほどに伸び、秋のそよ風に揺られて色鮮やかな花が里山を彩っている。 青空が広がった25日はコスモス畑で記念撮影やピクニックを楽しむ人の姿が見られた。同社の西原敏社長は「秋ならではの風景を満喫してほしい」と呼びかけた。
-
「三島そば」の花見頃 白くかれん、駿河湾望む畑一面に
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島が「三島そば」を栽培する同市川原ケ谷の畑で、ソバの花が見頃を迎えた。 富士山や駿河湾を望む小高い山の上に位置する約300平方メートルの畑に、白くかれんな花が広がっている。見頃は10月末ごろまで続くという。 江戸時代に宿場町として栄えた三島のソバ文化の復活に向けて栽培し、今年で20年目。11月中旬に収穫し、年越しそばとして販売する予定。