沼津市の記事一覧
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【地図、交通規制情報あり】27、28日は沼津・狩野川花火大会 前日、恒例の灯籠流し
沼津市中心部で27、28の両日に開かれる「沼津夏まつり・狩野川花火大会」を前に26日夜、恒例の灯籠流し(同まつり灯ろう流し部会主催)が、同市の御成橋近くの狩野川で行われた。先祖の霊を弔う約400基の灯籠が川面に浮かび、柔らかな光で照らした。 参列者は線香を手向けた後、狩野川に特設された桟橋から一つ一つ灯籠を流した。戒名や故人へのメッセージを記した灯籠はゆっくりと川を進み、参列者は手を合わせて霊を慰めた。一昨年、夫を亡くした同市の大橋道子さん(80)は2度目の参加。「気持ち安らかに供養できた」と話した。 灯籠流しは1958年の狩野川台風の犠牲者を供養するため始まった。 狩野川花火大会
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イルカショー「ざぶーん」 伊豆・三津シーパラダイス、夏イベント続々
沼津市の伊豆・三津シーパラダイスで多彩な夏の特別イベントが開催されている。 目玉は、涼を感じさせるイルカショー「ドルフィンざぶーん」。体験を希望した参加者は、ショースタジアムのガラス越しに並び、イルカが力強くはね上げた水しぶきを全身で浴びて楽しめる。「うきうきフィッシング」では、施設内の桟橋から海でエサ釣りを体験。ソウダガツオやシイラなどの魚を狙う。いずれも8月25日まで。 26日に家族や友人と訪れ、ドルフィンざぶーんを体験した東京都の下英太朗さん(9)は「たくさん水がかかった。涼しくて気持ちがよく、とても楽しかった」と話した。
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県人口353万162人 1日現在 前月比2047人減
静岡県がこのほど公表した7月1日現在の推計人口は前月に比べて2047人減の353万162人だった。推計人口の減少は2カ月連続。社会動態も3カ月ぶりに減少に転じた。 転入数から転出数を引いた社会動態は158人減(転入8910人、転出9068人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は1889人減(出生1428人、死亡3317人)だった。 推計人口を市町別にみると、増加したのは掛川市2人、吉田町1人。減少したのは33市町で、最大の浜松市が446人。以下は静岡市291人、湖西市142人、沼津市117人など。 社会動態が増加したのは14市町で、富士市の82人を筆頭に、掛川市43人、島田市24人、磐田市2
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鮮やかな画材で絵描こう! 絵画展やワークショップ 静岡・葵区で来月25日まで
ガラスなどにも描け、弱い力でも鮮やかに発色する画材「キットパス」で描いた作品の展示や、お絵かき体験ができる夏休みイベント「ワクワク!キットパス大博覧会」が27日、静岡市葵区の市文化・クリエイティブ産業振興センターで始まる。8月25日まで。 沼津市在住の画家田川誠さん(42)とアートディレクター深沢慎也さん(47)のチーム「ペトロアンドヨゼフ」の企画。2人が北海道函館市の子どもたちと制作した縦1・8メートル、幅6メートルの大作は、世界自閉症啓発デーのシンボルカラーである青色を基調にした。大勢の子どもが思い思いに描いた絵を、2人が12色のキットパスで色鮮やかに仕上げた。泣いているウサギを中央に
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県消防操法大会 湖西、沼津がV 焼津
静岡県内の消防団が技術を競う第38回県消防操法大会(県消防協会主催)がこのほど、焼津市の焼津漁港新港野積場用地で開かれた。ポンプ車操法と小型ポンプ操法の2部門で争われ、湖西市消防団と沼津市消防団がそれぞれ頂点に立った。 県内の東中西の各地域から両部門にそれぞれ一つの消防団が出場した。団員たちは仲間と協力しながら手際よくホースを延ばして放水し、標的が倒れるまでの時間や動作の正確性などを競い合った。 今大会はコロナ禍を挟んで5年ぶりの開催となり、内容も従来より縮小した。ポンプ車操法の部で優勝した湖西市消防団は、10月12日に宮城県で行われる全国消防操法大会に県代表として出場する。
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ペイペイ対応施設 来月から拡大へ 沼津市
沼津市は8月1日から、キャッシュレス決済サービス「PayPay(ペイペイ)」が利用できる窓口を大幅に拡大する。スポーツ施設の利用料や文化施設の入館料の支払いが可能となり、市民や観光客の利便性向上を図る。 市は昨年1月から、市役所市民課と市民窓口事務所でペイペイの取り扱いを開始。需要が高いことから、市役所内11課の他、大岡公園テニスコートや明治史料館など21の出先機関でも導入する。窓口のQRコードをスマートフォンで読み込み、決済する。導入施設でも一部料金は対象外となる場合がある。 市ICT推進課の担当者は「利用状況を見ながら、他の決済サービスの拡大も検討したい」としている。
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大自在(7月26日)パリ五輪開幕
きのうの朝は未明からテレビに、くぎ付けとなった方も多いのではないのか。フランス・パリ五輪で7会場を使うサッカー男子は、日本戦がパリでの開会式より一足早く行われた。日本はパラグアイに5―0で快勝し、幸先の良いスタートを切った。 パリでの五輪開催は、1924年の第8回大会以来となる。100年前の「花の都」の大会には、それまでで最高の44カ国3089人が参加した。日本はレスリングのフリースタイル・フェザー級で内藤克俊が大会唯一の銅メダルをもたらした(清水ひろし著「16歳から知る オリンピックの軌跡」彩流社)。 日本ではレスリングを知る人が、まだほとんどいない時代。講道館柔道2段の内藤は、米国・
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富士山麓の一番茶楽しんで JAふじ伊豆が試飲キャンペーン 146店舗で26日まで
JAふじ伊豆は26日まで、富士山麓の一番茶100%の緑茶ボトル缶「ふじぃーず彩々」の試飲キャンペーンを、沼津市の同JA沼津支店など146店舗で行っている。 JA合併を経て富士、沼津、富士宮市の統一商品として開発した新商品。25日には、沼津支店職員らが来店客に冷えた緑茶を提供し、新商品をPRした。 3市で栽培した茶葉を低温でじっくりと抽出し、香り高く、深い味わいに仕上がった。担当者は「幅広い年代に楽しんでほしい」と呼びかけた。
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義父の名店「スパゲティ 夢の中へ」 富士の飯塚さん、復活へ奮闘 「幸せ感じる店に」
義父が営んだスパゲティの名店を復活させようと修業を続ける男性がいる。約40年、厨房(ちゅうぼう)に立ち続けた義父を慕う飯塚悠太さん(39)=富士市=。名物料理店の閉店を惜しむ常連客の声に触発され、畑違いの料理の世界に飛び込んだ。「お客さんが生きている幸せを感じられる店にしたい」と意欲を示す。 復活を目指すのは、沼津駅南口にあった「スパゲティ 夢の中へ」。タイミングによって5品以上の小鉢が付くサービスと、エアコンの故障にもめげない店主福木清延さん(62)の明るい接客がテレビ番組で紹介され、人気を集めた店だ。入居していたビルの都合で昨年5月に営業を終えた。 飯塚さんは福木さんの娘の夫。「店が
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学芸員が水増し発注、パソコンなど99万円分の物品受け取る 沼津市教委が懲戒免職 他2人も別業者と不適切やりとり
沼津市教委は24日、臨時記者会見を開き、市文化財センターの職員が業務費用を水増しした上で業者からパソコンを受け取っていたとして、30代の男性学芸員1人を懲戒免職に、その他の4人を業者から物品を受け取ったなどとして減給や戒告の懲戒処分、管理職ら5人を訓告や厳重注意にしたと発表した。 市教委によると、懲戒免職となった学芸員は2019年7月から20年2月にかけ、市内で出土した遺物の洗浄業務を水増しして業者に発注し、業者から計99万円分のパソコンやプリンターなど8点の贈与を受けた。前年度に洗浄済みだった遺物の箱数分145万円の費用を水増し。業者は水増し額で物品を購入していた。物品の大半はセンターに
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⚽アスルクラロ沼津 J3大宮の中野誠也(浜松出身)が期限付き移籍「沼津でプレー楽しみ」
J3沼津は24日、J3大宮のFW中野誠也(29)=浜松市出身=の期限付き移籍を発表した。期間は2025年1月31日まで。 中野はJ1磐田やJ2岡山を経て、21年に大宮に移籍。クラブを通じて「静岡県で育った自分にとって、沼津でプレーできることがすごく楽しみ。J2昇格に向けて自分の全てを尽くす」とコメントした。
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入管法違反などでフィリピン人起訴 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は24日、入管難民法違反と電磁的公正証書原本不実記録・同供用の罪でフィリピン国籍、清水町柿田、会社員の男(38)を静岡地裁沼津支部に起訴した。 起訴状などによると、被告は2020年2月28日、女性と婚姻の意思がないのに婚姻届を沼津市役所に提出し、受理させたとされる。今年2月13日には、女性と婚姻関係の実態があるかのように装い、名古屋出入国在留管理局静岡出張所に虚偽の在留期間更新許可申請書などを提出し、1年間の在留許可を受けたとされる。 被告と同容疑で逮捕、送検されたフィリピン国籍、清水町柿田の女性会社員(44)と、沼津市大岡、無職女性(37)は処分保留で釈放した。捜査は継
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卓球 試合会場で平野(沼津市出身)ら初練習【パリ五輪】
パリ五輪に出場する卓球の日本代表が24日、パリの試合会場で初めて練習を行った。競技が始まる27日に初戦に臨む混合ダブルスの張本智和(智和企画)と早田ひな(日本生命)のペアはサーブやレシーブからの動きを確認。早田は「思ったよりいい練習ができた。あとは細かいところを少しずつやりたい」とほほ笑んだ。 張本智は事前合宿で違和感が出た右脇腹付近について「もう治った」と説明。調整は最終段階に入り「台上(のプレー)とラリーで分けて調整したい」と冷静に話した。 30分間の練習で男子の戸上隼輔(井村屋グループ)と篠塚大登(愛知工大)、女子の平野美宇(木下グループ、沼津市出身)と張本美和(木下グループ)がそ
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大阪 4年連続首位 全国136都市ランキング 浜松11位 静岡14位
森ビル(東京)のシンクタンク「森記念財団」は24日、経済や生活、交通など6分野の計87指標に点数を付けて導いた全国136都市(東京23区を除く)の順位を発表した。4年連続で大阪市が首位の座を守り、2位は名古屋市、3位は横浜市と続いた。静岡県は、浜松市が11位、静岡市が14位、沼津市が75位だった。 6分野は他に研究、文化、環境。大阪市は経済、交通の二つが前年に続きトップで、長年課題だった生活でも順位が上がった。名古屋市は外国人住民の受け入れ体制や子どもの医療費支援で評価が高く、昨年の全体3位から2位に上昇。横浜市は昨年の2位から順位を下げたものの、文化や経済など四つの分野で10位以内に入り
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微生物に紫外線照射、撮影 抽象写真並ぶ 沼津の真島石材工業 175周年記念し展覧会
石材専門店の真島石材工業(沼津市松長)は8月25日まで、創立175周年を記念し、静岡県内外で活躍する地元写真家による展覧会を同社で開いている。 同市在住の都築透さんによる青色や黒色をベースにした5作品を展示。都築さんによると、微生物に紫外線を照射し、特殊な方法で撮影した抽象的な写真をアルミ板に印刷しているという。都築さんは「感じるままに作品を見てほしい」と来場を呼びかけた。 真島一浩社長は「175周年記念に文化芸術企画をしたかった」と話した。
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響け!!「雷神太鼓」 東名町の団体 沼津夏まつりで初演 5年で大舞台 「存在アピールしたい」
沼津市東名町自治会の和太鼓グループ「雷神太鼓」が結成5年で初めて、27日に同市中心部で開かれる「沼津夏まつり・狩野川花火大会」で演奏を披露する。これまで地域の祭りを中心に演奏してきたメンバーは、初の大舞台に「東名町の存在をアピールしたい」と意気込む。 雷神太鼓は2019年に結成。現在は小学生から70代までの9人が月2回、沼津ぐるめ街道近くの集会所で地道に練習を積んでいる。今回は沼津夏まつり太鼓部会に所属し、指導を仰ぐ同市のグループ「音三昧」と一緒に午後6時半~8時に新仲見世商店街南端付近で演奏する。 最年長の土屋桂子さん(78)は「花火に負けないよう元気良く演奏したい」と語り、金岡小6年
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【静岡県勢 パリに咲く】陸上/自転車トラック
100年ぶり3度目となるパリ五輪は26日(日本時間27日)、開会式を迎える。日本勢は大岩剛監督(清水商高出)率いるサッカー男子などが24日(同25日)に先陣を切る。県勢は柔道男子73キロ級の橋本壮市(パーク24、浜松市出身)、卓球女子の平野美宇(木下グループ、沼津市出身)ら32人が「花の都」での活躍を期す。 (本社臨時支局・山本一真、伊藤龍太) 陸上 メダル獲得へ躍動期待 日本男子短距離で4大会連続出場は史上2人目。「レジェンド」の域に達した男子200メートルの飯塚翔太(ミズノ、藤枝明誠高出)がまずは予選突破を期す。昨夏の世界選手権は自己3番目の20秒27。「和製ボルト」と称された
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【静岡県勢 パリに咲く】柔道男子・橋本壮市/卓球女子・平野美宇/サッカー
100年ぶり3度目となるパリ五輪は26日(日本時間27日)、開会式を迎える。日本勢は大岩剛監督(清水商高出)率いるサッカー男子などが24日(同25日)に先陣を切る。県勢は柔道男子73キロ級の橋本壮市(パーク24、浜松市出身)、卓球女子の平野美宇(木下グループ、沼津市出身)ら32人が「花の都」での活躍を期す。 (本社臨時支局・山本一真、伊藤龍太) 橋本「夢舞台。悔いなく自分の柔道を」 32歳での出場は日本男子柔道史上最年長。橋本が競技人生の全てを懸けて畳に上がる。狙うのは金メダルだけ。「夢だった舞台。悔いなく自分の柔道をとる」と決意する。 同学年で五輪2連覇の大野将平氏(旭化成)に隠
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社説(7月24日)沼津よしもと10年 「お笑い」をにぎわいへ
吉本興業による静岡県内唯一の常設型劇場「沼津ラクーンよしもと劇場」(沼津市)が今月、開場から10年を迎えた。JR沼津駅至近の中心市街地にあり、公演日には多くのお笑いファンが県内外から訪れる。地元商店が出演芸人を応援したり、頻繁に公演する芸人が飲食店の常連客になったりと、活性化が求められる中心市街地に一定のにぎわいをもたらす存在となっている。官民が新たな「顔」として地元の売りに成長させることができれば、地域経済の起爆剤になるはずだ。 各番組に引っ張りだこの人気芸人や、実力派が競う「M―1グランプリ」の優勝者らが約150の客席を前に芸やコントを披露している。にぎわい創出の効果は出ているものの、
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藤井聡太七冠「序盤から構想力問われた戦い」 棋聖戦を自ら解説 沼津の祝賀会
将棋の棋聖戦を防衛した藤井聡太棋聖の祝勝会が23日、沼津市内で開かれた。藤井棋聖は3連勝で退けた挑戦者の山崎隆之八段との対局を振り返り、「力強い棋風で展開の予想がつかず、序盤から構想力が問われる中で考えて進めた。シリーズを通じた経験で成長につながった」と語った。 藤井棋聖がストレートで3勝し、沼津御用邸東付属邸での第5局は中止となったため、日本将棋連盟沼津支部や同市などでつくる「第95期棋聖戦沼津開催実行委員会」が祝勝会を企画した。青野照市九段(焼津市出身)と青嶋未来六段(三島市出身)との対談では、沼津の印象について「対局で毎年7月に来ている。港町だからか地元の愛知より涼しい」と話した。
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沼津の現状や活性化策探る 静岡産業大生が提言発表へ
静岡産業大の静岡県東部出身学生で構成し、地域課題の解決策を探る「東部・伊豆サークル」が23日、沼津港を訪れた。2~4年生5人が、週末を中心に来場者でにぎわう同港を生かした活性化への取り組みや課題を探った。 港の市場や大型展望水門「びゅうお」を巡った。びゅうおでは展望室から市内を眺めながら、顧問の小泉祐一郎教授と中山勝特任教授から水産業で発展してきた沼津の歴史を学んだ。市役所にも足を運び、職員から港の成り立ちや、活性化に向けた「食」による取り組みに理解を深めた。 同港は豊富な水産物が味わえる料理店や深海水族館など多彩な施設を擁し、年間約160万人が訪れる有数の観光地。3年の佐野岬希部長(2
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落語家招き怪談 静岡市清水区で8月17日
静岡市清水区の清水テルサは8月17日、落語家の入船亭扇辰さんと桃月庵白酒さんによる「怪談の会」を同所で開く。 怪談を1席ずつと落語を披露する予定。沼津市出身の扇辰さんの弟子も前座に登場するという。 チケットの前売りは同3日まで。余裕があれば当日券も販売する。一律2千円で全席自由。未就学児は入場不可。問い合わせは清水テルサ<電054(355)3111>へ。
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裾野名誉市民に元市長の大橋氏 医療、市政発展尽力 60年ぶり2人目の選定
裾野市は22日までに、元市長の大橋俊二氏(87)に名誉市民の称号を贈る方針を決めた。医師として長年にわたって地域医療に貢献するとともに、市長を5期20年務め、市政発展をけん引した。 名誉市民は同市出身の発明家で、故郷の教育・文化の発展のために巨額の私財を寄付した鈴木忠治郎(1887~1964年)に次いで2人目。約60年ぶりの選定になる。市は名誉市民条例に基づいて大橋氏を推薦し、関連議案を29日の市議会臨時会に提出する。 大橋氏は三島市出身。沼津市立病院小児科医長、中駿赤十字病院小児科部長などを経て、69年に裾野市で小児科医院を開院した。個人の小児科医療機関としては県内初の「年中無休、24
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鉄道高架事業や道路網整備支援を 沼津市が知事へ要望
沼津市はこのほど、建設事業に対する支援を県に要望した。頼重秀一市長ら幹部が県庁を訪れ、鈴木康友知事に要望書を渡した。 要望は毎年実施し、鈴木知事に行うのは初めて。13項目にわたり、沼津駅付近鉄道高架事業やまちづくり、伊豆方面につながる道路網の整備に関する内容が中心。頼重市長が事業の意義を説明した上で、駅南で進む再開発や沼川新放水路の早期完成なども訴えた。 市が強化する企業誘致については、西椎路や原西沖・西中の各地区など大規模用地の確保を検討するエリアを挙げ、市街化調整区域における土地利用の支援を求めた。
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卓球平野「良くなっている」 パリ五輪代表が直前合宿
【アミアン(フランス)共同】卓球のパリ五輪代表が20日、事前合宿地のフランス北部アミアンで練習を公開し、初出場で金メダルを目指す早田ひな(日本生命)は「時差調整も苦労することなくここまで来た。(開幕が)楽しみ」と笑顔だった。 2度目の五輪に挑む平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は2013年の世界ジュニア選手権(モロッコ)の前にもアミアンの同じ施設で合宿した。落ち着いた様子で精力的に汗を流し「質の高い練習ができている。だんだん良くなっている」と手応えを口にした。16歳で初出場の張本美和(木下グループ)は「今は(本番で)緊張すると想定しながら練習している。五輪では思い切り楽しみたい」と話した
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夏空に映えるヒマワリ 沼津・浮島地区で見頃
沼津市平沼の「浮島ひまわりらんど」でヒマワリが見頃を迎え、「黄色のじゅうたん」が広がっている。21日には浮島地区環境保全推進会などが祭りを開き、多くの住民でにぎわった。 8月上旬ごろにかけ、敷地の南側から北側へと順番に開花する。約3600平方メートルに高さ150センチほどのハイブリッドサンフラワーや、赤茶色の花びらが特徴のクラレットなどが咲き誇り、夏本番を告げている。祭りでは地元農家らが飲食物と農産物を販売した。 浮島ひまわりらんどのヒマワリ栽培は、耕作放棄地の景観改善と同地区の農業に関心を持ってもらうのが目的。長沢利之会長は「ヒマワリを楽しんで、農業に興味を持つきっかけになれば」と笑顔
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風営法違反の疑い 沼津の会社役員ら逮捕
沼津署と県警生活保安課は21日までに、いずれも風営法違反の疑いで沼津市高島町、会社役員(30)を逮捕、同市松沢町、飲食店店長(25)を現行犯逮捕した。両容疑者の逮捕容疑は共謀して20日、同市高島町のガールズバー「バー ドーナッツ」で、静岡県公安委員会の許可を受けずに女性従業員に客を接待させる営業行為をした疑い。同署によると、店内には摘発時、女性従業員が5人いたという。
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沼津の84歳女性 100万円詐取被害
沼津市の女性(84)が21日までに、息子を名乗る男らに現金100万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署が特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、19日午後1時ごろ、女性宅に息子を名乗る男から「取られたかばんの中に会社のカードが入っていた。100万円用意してほしい」などと電話があった。女性はその後、自宅を訪れた上司の息子をかたる男に現金を手渡したという。
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沼津地区保護司会 人材確保へ市に要望 広報支援も
沼津地区保護司会(三井長次会長)と静岡保護観察所(石井法子所長)は19日、沼津市役所を訪れ、保護司のなり手不足に伴う人材確保を頼重秀一市長に要望した。 三井会長と石井所長らは5月、滋賀県で保護司が殺害された事件に触れ、保護司の安全確保へ対象者と面接する場として公共施設の利用を求めた。さらに、保護司の仕事を広く知ってもうための広報支援も要請した。 同保護司会は本年度、定員122人に対し、101人しか確保できておらず、充足率は約83%にとどまっている。三井会長は「後継者を育成して、対象者への支援体制を盤石なものにしたい」と話した。 同観察所によると、県内の保護司は年々減少傾向で平均年齢は6
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文化財や歴史学ぼう 8月3日沼津市が体験イベント 夏休みの小中学生対象
沼津市教委は8月3日午前9時半から午後3時まで、夏休みの小中学生を対象にした文化財体験イベントを市民文化センターで開く。 土器や勾玉(まがたま)作り体験、高尾山古墳出土品のレプリカ展示、学芸員による展示解説などを行う。夏休みの歴史学習に関する宿題や自由研究の相談も受け付ける。入場無料。土器・勾玉作り体験は先着各50人で、料金500円。 問い合わせは市文化財センター<電055(935)5010>へ。
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海の生き物大切さ 親子で学ぶ 沼津・ネッツトヨタ静岡がイベント
自動車販売のネッツトヨタ静岡(沼津市)は21日、親子連れが海の生き物の大切さを学ぶイベントを同市の内浦漁協で開いた。 県内の8組が参加した。県漁業振興基金の青木一永常務理事から栽培漁業や養殖マダイについて講義で学んだ後、実際に海上のいけすで養殖のマダイを観察した。マダイの鼻の数が養殖だと一つ、天然物は二つあることなどを確認した。 マダイの稚魚も放流した。伊豆の国市の長岡北小6年の小池琉生さん(11)は「マダイは卵をたくさん生んでも、少ししか成長できないことを知った」と感想を話した。 同社は駿河湾の海洋資源を守る活動に役立ててもらおうと、同基金に30万円を贈った。
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沼津吹奏楽団に寄付金 長興寺わかしお会
長興寺(沼津市)檀家(だんか)の若者らで構成する長興寺わかしお会はこのほど、昨年11月に創団50周年を迎えた沼津吹奏楽団に5万円を寄付した。同寺で贈呈式を行い、望月成憲会長が古屋浩美団長に手渡した。 6月に同寺で開催した「赤ちゃん泣き相撲大会」の出店者から集まった協力金を充てた。古屋団長は「楽譜の購入などに使い、新しい曲を披露して地域の人を楽しませたい」と話した。
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広域連携を経済界主導 現状共有、進め方提言へ 同友会東部協議会、三島で勉強会
静岡県東部の企業経営者でつくる静岡経済同友会東部協議会が、地域の持続的な発展を目指し、行政の枠を超えた広域連携促進に動き出した。第一歩として公民連携の専門家を招いた勉強会をこのほど、三島市内で開いた。今後は会員同士の議論を深めて提言を行う。 工藤政則代表幹事(63)は「若者が住み続けたいと思えるよう、県東部全体でグランドデザインを描き役割分担して魅力的な地域づくりを進める必要がある」と話す。急激な人口減少に危機感を抱き、行政区域を越えて会員が集う組織の強みを生かし機運を高めようと「広域連携」を本年度の活動テーマに据えた。 専門委員会を中心に地域の現状や自治体の施策などを共有し、連携の進め
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沼津市営野球場にスプリンクラー新設 散水時間を短縮、関係者「助かる」
沼津市はこのほど、市営野球場(泉町)のグラウンドに散水するスプリンクラーを新設した。これまではホースを使い、手作業で水をまいていたため、関係者は「時間短縮につながる」と喜ぶ。 20日、同球場で開かれた県ジュニア学童軟式野球大会沼津予選のグラウンド整備でお披露目された。スプリンクラーはピッチャーマウンド後方に設置され、半径25メートルの距離まで散水できる。整備費は配管費含め、500万円。 沼津野球連盟の帯金忠彦会長は「冬場は砂ぼこりが舞いやすく、苦労していた。これまで10人がかりでやっていた作業が1人で可能で、大変助かる」と感謝した。
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沼津・戸田港で段ボールボートレース ハプニング連続、港に歓声
漁業と観光業が盛んな沼津市南部の港町、戸田の戸田港で20日、海と港に感謝を示すイベント「戸田港まつり」が行われた。段ボールで手作りしたボートによるレースはハプニングの連続。詰めかけた地元住民や観光客を楽しませた。 幕末に日本初の西洋式帆船「ヘダ号」が建造された歴史にちなんだレースには18組が出場した。順調に進むボートはわずかで、多くは出発地点で沈没したり、途中で旋回したり。見かねた救助員が後ろからボートを押す場面もあり、観客は盛んに歓声と拍手を送った。 幕開けの式典「塩衣式(えんぎしき)」では、出席者が塩を敷き詰めた道を歩いて身を清めた。船に分乗して海上をパレードし、地区の平穏と繁栄を祈
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⚾静岡市立 沼津市立に8-3 水口、光る攻守 全国高校野球静岡大会3回戦
▽3回戦(浜松第2試合) 沼津市立000001200―3 静岡市立12201011×―8 ▽三塁打 小林(静)▽二塁打 望月、河野(静)▽暴投 望月(静)斎藤、山口(沼) ▽試合時間 2時間58分 【評】静岡市立が序盤のリードを保ち、沼津市立を退けた。 静岡市立は初回に先制すると、二回は水口の適時打で2点を追加し、その後も着実に加点した。小林、市川、望月の3投手の継投で沼津市立の反撃を断ち逃げ切った。 沼津市立は六、七回、中軸の3連打などで3点を返したが及ばなかった。 2点適時打、盗塁2度阻止 捕手でリードオフマンの主将水口が攻守に光るプレーを見せ、静岡市立を16
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強い防災林、広葉樹で整備へ 静岡大など実験 生育法確立、静岡県内各地の海岸で10年超
広葉樹で強い防災林を造ろうと、静岡大などが東日本大震災後に県内各地で進めてきた実験が10年余を経て軌道に乗りつつある。苗木を安定して生育させる方法が確立され、管理作業に徐々に住民が参加するようになるなど、“持続可能な防災林”の実現へと着実に歩みを進めている。 地元住民ら管理「持続可能に」 中心となっているのはNPO法人静岡自然環境研究会。同大の増沢武弘客員教授(79)を指導役に同大学生や市民らが参加する。増沢客員教授は東日本大震災の被災調査で岩手県陸前高田市に足を運んだ際、松林の壊滅状態を目にして「静岡県の防災林を見直す必要がある」と危機感を抱いた。松は松くい被害の
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民間の視点から市長に業務改善案 沼津市、派遣職員報告会
民間から過去最多の5人を人材派遣型の企業版ふるさと納税や人事交流で職員として受け入れている沼津市はこのほど、派遣職員の市長報告会を開いた。これまで取り組んだ業務や民間の視点で見た改善点などを頼重秀一市長に直接伝えた。 ふるさと納税推進室の芦川志帆さん(三島信用金庫)は新規のふるさと納税ポータルサイトを担当。「結果が数字で表れ、やりがいがある」と充実感をにじませた。産業政策課でIT企業誘致を担当する式本真有さん(沼津信用金庫)は「IT企業に紙での書類提出や押印など、一歩遅れたことをお願いしている」、ゼロカーボン推進室の武田尚人さん(明電舎)は「庁内の連携が必要と感じた」と、それぞれ役所の進まな
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静岡県体育章を発表 功労章8人、優秀選手章に海野大透(体操・トランポリン)ら
静岡県スポーツ協会は19日までに、第65回体育章の受章者を発表した。功労章は静岡県フェンシング協会副会長を長年務めた斎藤雅子氏ら8人。優秀選手章、優秀チーム章は9個人2団体、奨励賞は8個人6チームが選ばれた。静岡市内で同日、贈与式が開かれた。代表して功労章を受けた内海信明氏が「心から感謝申し上げる。一層の努力と精進を重ね、スポーツ王国静岡の復活に向け貢献したい」と謝辞を述べた。 受章者は次の通り。(個人は敬称略) ◇…功労章…◇ ▽斎藤雅子(元県フェンシング協会副会長、沼津市) ▽青柳正(県スケート連盟副会長、富士市) ▽内海信明(県ソフトボール協会会
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「自治会の人材不足課題」最多 沼津市連合会 調査 育成強化重点に市と連携
地域の課題を洗い出そうと沼津市自治会連合会(小林昭会長)がこのほどまとめたアンケートによると、対象とした自治会長からは「組織の人材不足」を挙げる意見が最多を占めた。これを受け、連合会と市は防災や防犯、環境美化など地域の活動が広範に及ぶ中、多様な人材の確保と育成が急務と判断。人材育成の強化を重点目標に掲げ、両者が連携して取り組むことを決めた。 アンケートは担い手不足や業務の負担増、未加入世帯の増加など、多くの課題を抱える自治会活動を見直し、事業に反映させようと初実施した。対象の28の連合自治会と289の単位自治会のうち、連合自治会長は21人、単位自治会長は205人が回答。日頃感じる課題や解決策
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富士山基金に28万円を寄付 ネッツトヨタ静岡
ネッツトヨタ静岡(沼津市)は17日、御殿場市が富士山の豊かな自然と恵みを後世に継承するために設置している富士山基金に28万円を寄付した。 売り上げの一部や店頭での募金を浄財に充てた。後藤慶太取締役らが市役所を訪れ、「富士山の自然や文化、歴史の継承に加え、地元が元気になるよう協力したい」と目録を勝又正美市長に手渡した。
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平野ら卓球日本代表 決戦の地へ【パリ五輪開幕まで1週間】祭典の準備最終段階 選手村オープン、規制強化
【パリ共同】パリ五輪は19日で開幕まで1週間。18日は市郊外のサンドニに設けられた選手村が正式にオープンし、各国選手団のパリ入りがいよいよ本格化する。市内の交通規制は開会式の舞台となるセーヌ川の周辺エリアを含めて一段と強化され、1世紀ぶり3度目となるスポーツの祭典に向けた準備は最終段階に入った。 大会期間中に選手らの生活拠点となる選手村には18日朝からスタッフが出入りし、各国・地域の選手団の受け入れが着々と進む。観光名所の凱旋(がいせん)門やルーブル美術館近くにあるパリ五輪の公式グッズ店ではレジに行列ができるなど、市内の開幕ムードは高まりつつある。一方でエッフェル塔近くのトロカデロ広場では
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社説(7月19日)沼津駅周辺再開発 南北一体化の構想示せ
JR沼津駅を軸とする中心市街地の再生に向け、複数の再開発計画が進行している沼津市の駅南地区。都市計画決定するなど具体化している2カ所のほか、再開発準備組合を発足させたり、事業者を公募したりと数カ所で事業化へ動き出している。建物更新と新たな誘客という地権者や商店主らの構想と、地元経済活性化を図る市の考えが連動した形だ。 鉄道高架化に伴うまちの再生を見据え、地元企業も先行投資として駅南地区の不動産取得を加速させているのをはじめ、大手デベロッパーが事業に参画していて、まちづくりの行方に官民の関心は高まっている。 一方で、現時点の建設計画は低層階に店舗と上層階にマンションを配置する高層建築で、い
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【時評】子育て家庭の孤立防ぐには 地域が陰に陽に支えよう(高橋恭文/ITサービス事業家)
児童福祉法改正により本年度から、出産前から子育て期まで切れ目なく支援を行う「こども家庭センター」の設置が市区町村に求められている。こども家庭庁によると、全国の設置率(5月時点)は半数を超え、県内も48.6%となった。 これまで妊娠から子育て期の相談を受けてきた「子育て世代包括支援センター」と、子育て家庭の相談に対応してきた「子ども家庭総合支援拠点」の業務の重複を解消し、統括支援員を中心に一体的な組織として子育て家庭を支援することが新たなこども家庭センター設置の目的だ。 設置の背景には、核家族化や地域社会の変容などにより、子育てに困難を抱える世帯がこれまで以上に顕在化してきていることがある
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沼津市、吉本興業が連携強化へ ふるさと納税の返礼品や情報発信で
沼津市と吉本興業は18日、同社の劇場「沼津ラクーンよしもと劇場」(同市)の開場10周年を機に、ふるさと納税の返礼品や情報発信などを通して連携を強化する方針を確認した。昨年度、同劇場に最多出演した漫才コンビ「ザ・パンチ」のパンチ浜崎さんとノーパンチ松尾さん、劇場の町田寿一支配人が市役所を訪れ、頼重秀一市長に意気込みを語った。 両者は2015年にパートナーシップ協定を締結した。所属タレントが市のPR大使や、イベントの司会・講師を務めるなど連携している。浜崎さんと松尾さんは5月に漫才トーナメント「THE SECOND」で準優勝したことに触れ、「沼津の劇場で鍛えてもらった」と感謝した。 市が寄付
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インフルエンザで沼津市の幼稚園が学級閉鎖
静岡県は18日、沼津市の幼稚園1施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が9人確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。
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⚾高校野球静岡大会 20日から3回戦 御殿場西―静岡商注目
第106回全国高校野球選手権静岡大会は20、21日、草薙など4球場で3回戦計16試合を行う。2回戦でシードが3校姿を消すなど混戦模様の今大会。今後は日程が過密になり、投手の継投策なども勝敗の鍵になりそうだ。 20日の注目カードは御殿場西-静岡商。フルスイング野球を掲げる御殿場西は初戦、2回戦で計14得点と武器の攻撃力が充実する。対する静岡商は豊富な投手陣を擁し、初戦は主戦石間が好投するなど無失点。守備も安定している。磐田南の主戦寺田は140キロ台の直球を武器に2回戦で14奪三振完封。初戦を快勝したCシード飛龍を相手に実力を発揮できるか。Aシード静岡は掛川工と戦う。 21日はAシード東海大
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新興企業支援で交流 静岡県ネットワーク、静岡市で全体会
スタートアップ(新興企業)支援を目的に静岡県が2月に設立したネットワーク「ふじのくにSEAs(シーズ)」の全体会がこのほど、静岡市内で開かれた。 3月の県ビジネスプランコンテストで入賞した企業が近況を報告した。高出力レーザーでさびを除去する独自技術を提案したトヨコー(富士市)の担当者は、資金調達額が目標の10億円を上回ったと説明し、「クリーンな作業で従来処理に比べ脱炭素に資する」と改めてアピールした。 浜松市や沼津市などにある新興企業支援拠点の紹介があったほか、起業家緒方憲太郎さんの基調講演があった。
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静岡県東部に国際会議誘致へ DMO(東京)視察団と魅力模索 海外富裕層呼び込みに期待
静岡県東部地域コンベンションビューローと、東京・六本木で国際会議などを受け入れるDMO六本木が、県東部の国際会議・報償旅行誘致に向けたコンテンツ開発に取り組んでいる。メンバーがこのほど、候補施設を視察して可能性を探った。地元関係者は接点の乏しかった海外富裕層の呼び込みにつながると期待を込める。 海外都市が相手の国際会議誘致合戦が熱を帯びる中、同DMOは東京を知り尽くした外国人に新たな価値を提供して違いを出そうと、地方と組んだコンテンツづくりを進めている。今回は構成団体の虎屋が事業展開する縁で県東部を選び、観光庁の地域連携支援事業として取り組む。 視察は沼津御用邸記念公園(沼津市)や富士
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法テラス下田所長 岩本弁護士が着任
下田市の法テラス下田の新所長にこのほど、岩本千恵弁護士(39)=岐阜県中津川市出身=が着任した。同所で記者会見し、「高齢化地域ならではの課題解決に励みたい」と意気込みを示した。 2015年に新司法試験に合格し、16年に弁護士登録。故郷の法律事務所で7年間務め、岐阜県の法テラス可児を経て下田に赴任した。これまで破産申し立ての代理人など債務整理を中心に取り組んできたといい、「なかなか他者に打ち明けられないような相談にも乗れるような人間でありたい」と述べた。 法テラス下田は07年に開設した。弁護士が不足がちな地域で、住民が法的サービスを身近に受けられるようにする狙いがある。岩本弁護士と大島稔也
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魚の絵 環境問題訴え 沼津市のアートクリエーター 中学3年鈴木さん 銀行で作品展
沼津市公認の「おさかなアートクリエーター」として活動する同市の中学3年生鈴木翔太さん(14)の作品展が8月16日まで、同市の三井住友信託銀行沼津支店で開かれている。 鈴木さんは小学2年生のころから、海や魚の絵を描いている。ジンベエザメがごみを飲み込んだり吐き出したりする様子や、乱獲される魚、ペットボトルの中に入っているシイラの幼魚など環境問題を題材にしたポスターをはじめ17点が並ぶ。残酷すぎる表現にならないようカラフルな色使いにしているという。 同店のSDGsや地域貢献活動の一環。鈴木さんは「海の問題は多くの人が協力しないと解決しない。関心を持ってほしい」と期待を寄せた。
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念願の世界グランプリ 「ミセスグレートワールド」 三島・小斉さん「挑戦できる」
三島市大宮町の薬剤師小斉結香さん(31)が18日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、女性が美しさや品性、人間力を競う世界大会「ミセスグレートワールド」(6月、マレーシア)でグランプリを獲得したと報告した。 小斉さんは、笑顔で文化交流を図った点が評価され「CULTURAL TOURISM」部門でグランプリを受賞。トラディショナルコスチューム部門でも、祖母と母が手作りした浴衣をリメークした衣装を着て2位に輝いた。 昨年5月の国内大会で準グランプリとなり、7人の日本代表の1人として出場した。沼津市の薬局で働きながら3歳の長女を育てる小斉さんは「小さい子どもがいてもチャレンジできるとたくさんのママ
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レスリング全国選手権V 裾野富岡中・駒田さん 市長に報告
裾野市の富岡中3年の駒田つかささん(14)が17日、市役所に村田悠市長を訪ね、レスリングの全国大会で優勝したことを報告した。駒田さんは「高校でも日本一を目指して頑張りたい」と意気込みを語った。 駒田さんは沼津レスリングクラブ(沼津市)に所属し、6月に茨城県で開かれた「沼尻直杯全国中学生選手権」の女子73キロ級で優勝した。決勝戦の相手には過去に一度負けたことがあり、「今度は負けたくなかった」と気迫をぶつけた。 駒田さんはレスリングをやっていた姉の影響で幼稚園児のころに競技を始め、週に4回所属クラブで練習している。得意技の両足タックルを軸に果敢に攻め、「強い相手を倒した時の達成感が魅力」と話
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沼津貨物駅跡地に防災公園 平時は市民憩いの場 市が計画案提示
沼津市は17日、JR沼津駅鉄道高架化で同市原地区に移転する沼津貨物駅の跡地について、防災機能を持たせた公園を整備する基本計画案をまとめ、同日開かれた市中心市街地まちづくり戦略会議で示した。通常は市民の憩いの場として、災害時は避難地や救援拠点、仮設住宅用地として活用する。 計画案は2028年度以降に着工し、約2万平方メートルの跡地に芝生広場や駐車場、子ども向け屋内施設、遊具、鉄道モニュメントなどを整備。マンホールトイレや、かまどベンチ、非常用電源などの防災設備も設置する。災害発生直後は広場を自衛隊や消防などの拠点や、物資の輸送集積拠点とし、発災から約1カ月後には屋内施設をボランティアセンタ
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親子で干物作り体験会 伊豆の魅力発信 講座も 静岡市駿河区
静岡ガスと美しい伊豆創造センターは15日、親子向けの干物作り体験会を静岡市駿河区のエネリアショールーム静岡で開いた。市内外の親子9組が、沼津市名産のアジの干物作りに挑戦した。 参加者は伊豆半島ジオパークの認定ジオガイド朝倉一哉さん(55)らの手ほどきを受け、丁寧にさばいて開きにしたアジを塩水に漬け、外に干して乾燥させた。初めて経験したという袋井北小4年の鈴木智仁さん(9)は「頭の部分が硬くて開くのが大変だった。作った干物を家で食べるのが楽しみ」と話した。伊豆半島の地形や食文化を紹介する座学も行われた。 静ガスグループと同センターは2020年、伊豆半島の活性化に向けた長期パートナーシップ協
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20日、沼津で戸田港まつり 納涼船運航も
沼津市戸田地区最大の祭り「戸田港まつり」(実行委員会主催)が20日、戸田中央桟橋前で開かれる。 船上餅まき、市商工会青年部主催の海上段ボールレース、地元住民による太鼓やダンスのステージなどを展開する。午後6時から納涼船を運航し、8時から約800発の海上花火大会を繰り広げる。 問い合わせは同協会<電0558(94)3115>へ。
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沼津5LC、本年度の活動方針 市に報告
沼津市内の五つのライオンズクラブ(沼津、沼津千本、沼津香陵、沼津中央、沼津駿河)の代表者がこのほど、市役所を訪れ、今月始動した新体制による本年度の活動方針などを報告した。地域貢献や青少年育成を柱に地域活性化に寄与していくとした。 ホストクラブとなる沼津香陵の清谷登会長ら7人が出席。各LCの代表らが子供たちのスポーツ大会や献血活動、環境保全活動などへの支援を広げると誓った。清谷会長は「より地域に密着し、貢献できる活動をしていきたい」と述べた。
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パリ五輪 沼津ゆかり4選手応援 市役所に看板設置
沼津市はこのほど、パリ五輪に出場する同市ゆかりの4選手の応援看板を市役所玄関前に設置した。 横1・2メートル、縦4・6メートルの看板に、卓球平野美宇選手(同市出身)のほか、市内企業に所属する水球の足立聖弥、高田充、西村永遠の3選手の名前と出場を祝う言葉を添えた。8月上旬ごろまで飾る予定。 ▶パリ五輪 静岡新聞特設サイト 静岡県勢の活躍 いち早く速報します! 静岡県勢の活躍 いち早く速報します!
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大雨被害受け市長に申し入れ 沼津市議会
沼津市議会は17日、6月18日の大雨による浸水被害を受け、災害対応に関する申し入れ書を頼重秀一市長に提出した。近年頻発化する水害に対応するため、適切な情報発信や共有、国や県と一体となった対策の推進など6項目を要望した。 高橋達也議長と片岡章一副議長が頼重市長に手渡した。高橋議長は複数の議員から激甚化する災害対応に議会全体として要望すべきとの声があったとし、「市民からの被害情報を行政に伝える仕組み作りが必要」と提案した。片岡副議長は道路冠水など職員だけでは対応しきれない現状があるとし、「地域力を活用した対応を」と求めた。 頼重市長は「議会の総意で極めて重要。被害がこれまでの想定を上回ること
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沼津の未来テーマに 8月23日、講演や討論会
沼津商工会議所は8月23日午後3時半から、「沼津みらい対談」を沼津市上土町の沼津リバーサイドホテルで開く。参加無料。 同商議所創立100周年記念事業の一環。地域振興や人口成熟問題の専門家を招いた講演会や「未来に向かう沼津の産業」をテーマにパネル討論会を行う。 定員300人で先着順。申し込みは商議所の専用QRコードから。 問い合わせは商議所<電055(921)1000>へ。
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「実践広場」応札不調 工事費の高騰が原因 沼津駅南口整備
JR沼津駅南口(沼津市)で整備を計画する「まちなか実践広場」で施設運営事業者の応募がなかった原因について、土地所有者の都市再生機構(UR)は17日の市中心市街地まちづくり戦略会議で、工事費高騰による採算性の低下が理由との認識を示した。 UR中部支社の村上明隆まちづくり支援室長によると、参画を検討していた企業へのヒアリングで明らかになったという。再公募する時期や公募条件は「検討中」とした。 旧西武沼津店本館跡地に計画する広場はURと市が連携して整備する。URは民間事業者に15年間を限度に土地の一部を貸し、事業者が低層の建物を建設、運営する方針。
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鳥獣、肥料対策を 4市町に要望書 JAふじ伊豆
JAふじ伊豆は16日、裾野市と清水町に農業の政策要望書を提出した。沼津市と長泉町には8月2日に提出する。同農協なんすん地区本部管内4市町共通の新規要望として、有害鳥獣処理施設の整備と、下水汚泥の肥料への有効活用を盛り込んだ。 有害鳥獣対策は、近隣市町による広域処理施設整備の検討を求めた。肥料価格が高騰する中、下水汚泥は肥料の原料になるリンや窒素を含み、肥料利用できるとも指摘した。 共通の継続要望は地元米の給食使用など5項目。各市町へ個別要望も行う。梶毅組合長は裾野市役所に村田悠市長を訪ね、「生産者は農業を続ける岐路に立たされている」と窮状を訴え、行政支援を求めた。
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「沼津の顔」 御用邸をきれいに ボランティアが記念公園を清掃
沼津御用邸記念公園で16日、ボランティアらによる清掃活動が行われた。施設の景観維持に貢献しようと約140人が参加した。 激しい雨が降る中、地元住民や公園指定管理者加和太建設(三島市)の社員らが、園内の東附属邸や海岸沿いでごみを拾ったり、雑草を抜いたりした。ぬまづ観光ボランティアガイド会長の上柳晴美さん(75)は「御用邸は沼津の顔。雨でもきれいにできてよかった」と話した。 清掃は23日に同公園で予定されていた将棋のタイトル戦「第95期棋聖戦」第5局の前に計画した。藤井聡太棋聖が3連勝したため、対局はなくなったが、藤井棋聖は23日に沼津市内で開かれる祝勝会に参加する。
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プロバスケ選手が児童ら指導 沼津市が教室 交流深める
沼津市は15日、第一線で活躍するスポーツ選手と子どもたちが交流する「トップアスリート教室」を同市の香陵アリーナ(市総合体育館)で開催した。スポーツの競技人口拡大や新たな才能発掘が目的。バスケットボール男子Bリーグ2部ベルテックス静岡の選手らが講師を務めた。 市内の児童を中心に約60人が参加した。選手らの指導を受けて、レイアップシュートやドリブルなどに挑戦した。練習後はサイン会なども行われ、選手と交流を深めた。 同市立第五小6年の野田哲成さんは「プロの選手から直接教えてもらい、とても楽しかった。説明も分かりやすい」と話した。 20日にバレーボール教室、21日にラグビー教室を開く。
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海の生物にちなんだ遊具 いっぱい 沼津の三津シーパラダイス キッズコーナー改装
沼津市の水族館「伊豆・三津シーパラダイス」はこのほど、施設内のキッズコーナーをリニューアルした。生き物の生態を学びながら楽しんでもらおうと、水族館ならではのデザインに装飾した。 青や白色の柔らかいボールを海のように敷き詰めた長さ20メートルほどの長方形のボールプールに、複数の新しい遊具を設置した。高さ約2メートルの立体ネット遊具は、ヒトデやイソギンチャクなど岩場に張り付く生き物をまねて楽しむ。チンアナゴのオブジェに顔を入れる撮影スポットも用意した。 16日も多くの親子連れが楽しんだ。担当者は「海の生物に興味を持ってもらいたい」と話した。
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沼津・桐陽高女子ソフトボール部 全国総体初出場「全員で1勝を」
沼津市の桐陽高女子ソフトボール部が、長崎県で22日から始まる全国高校総体に創部22年目で初出場を決めた。奥山雄太監督と宇佐美ひなの副顧問、部員17人がこのほど沼津市役所を訪れ、頼重秀一市長に意気込みを語った。 富士宮市で3月開かれた全国高校女子選抜に地域特別枠で初出場し、全国優勝校にコールド負けしたことがチーム飛躍の契機となった。伊賀帆奈美主将(3年)は、「全国の舞台に戻りたい一心で努力した。明るく楽しく、全員で1勝をつかみたい」と力を込めた。 宇佐美副顧問は同部のOG。「現役だった10年前は全国に手が届かなかったので、選手に感謝している。とにかく楽しんでプレーしてほしい」と話した。
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フランス演出家 沼津で20日に人形劇 ワークショップも
静岡県東部で活動するパフォーマンス集団「スケラボ」は20日午後3時半~4時、フランスの演出家による人形劇「ル・フリーックス・クラブ シャ・ドワゾーのふしぎなお庭」を沼津市の沼津ラクーンで上演する。 フレデリック・フェリシアーノさんが、シャ(猫)でも、ドワ(指)でも、オワゾー(鳥)でもない空想上の生き物「シャ・ドワゾー」を主人公に、素手を人形に見立てた独自の技法で披露する。 一般前売り千円、当日1500円。25歳以下500円、未就学児無料。上演に先立ち、午後2時からフレデリックさんと交流するワークショップを開く。問い合わせはスケラボ<電050(8890)7191>へ。
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淡島ホテルを香港企業グループが買収 運営会社も傘下にし所有主体と一本化 本格再生へ期待
香港の企業グループ「SiSグループ」は16日、2019年に旧運営会社が破産した沼津市の「淡島ホテル」を買収したと発表した。破産後、営業継続のためにホテル従業員が設立した現在の運営会社も子会社化した。ホテルと隣接する水族館「あわしまマリンパーク」が12日に営業を再開したばかりで、同市を代表する観光スポットの再生に期待がかかる。 SiSグループは香港を拠点にIT製品販売や不動産投資事業を展開し、日本国内で他に22軒のホテルを所有する。淡島ホテルの所有と運営が同一グループとなったことから、今後は積極的な設備投資などが見込まれる。同グループの林嘉豊会長兼最高経営責任者(CEO)は「素晴らしいホテル
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コラム窓辺 オリンピックの感動とスポーツの意義(田崎博道/日本陸連専務理事=沼津市出身)
私の職場は日本オリンピックミュージアムと同じビルです。五輪マークやクーベルタン像、嘉納治五郎像、そして1964年東京、1972年札幌、1998年長野の3大会の聖火台など、オリンピックゆかりのモニュメントが出迎えてくれます。緑あふれ時折の花が咲きこぼれるMONUMENT AREAを通って、オリンピックの世界観を映像や展示で感じるWELCOME AREAに進みます。 そして2階のEXHIBITION AREAでは、オリンピックの起源から今日に至るまで、歴史背景を踏まえながらオリンピックが社会とどのようにかかわってきたのかをさまざまな視点で学びつつ、オリンピアンの躍動や大会の感動を臨場感あふれる
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藤井七冠が選ぶ沼津の勝負メシは? 23日に祝勝会、自ら棋聖戦解説も
日本将棋連盟沼津支部や沼津市などでつくる第95期棋聖戦沼津開催実行委員会は16日、棋聖戦を防衛した藤井聡太棋聖=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将との七冠=の祝勝会を23日に同市の沼津リバーサイドホテルで開くと発表した。 同市でのタイトル戦は2013年以降に計9回開催。今年は5番勝負の最終局を23日、沼津御用邸東付属邸で開く予定だったが、藤井棋聖がストレートの3連勝で防衛を決め、代替イベントに変更した。 同市は対局予定だった藤井棋聖と山崎隆之八段に食べてほしい地元グルメを「勝負メシ」として募り、288票の応募があった。上位4メニューに選ばれたのは、アジフライ定食(沼津港あした葉踊りあじ専
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沼津・狩野川花火にラブライブ声優がやってくる!! 27日、ユーチューブでも生中継
沼津市中心部で27、28の両日開かれる「沼津夏まつり・狩野川花火大会」の実行委員会は16日、同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の声優3人が27日に花火大会を観覧すると発表した。 来訪するのは、アニメに登場するアイドルグループ「Aqours(アクア)」の声優を務める逢田梨香子さん(桜内梨子役)、小林愛香さん(津島善子役)、鈴木愛奈さん(小原鞠莉役)。安全面への配慮から、観覧場所は非公開。当日午後7時~同8時半に地元ケーブルテレビと動画投稿サイト「ユーチューブ」で生中継する。
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自動運転実験期間 道路にカラー舗装 12月開始予定 沼津・さんさん通り
沼津市は、JR沼津駅-沼津港間の自動運転実証実験に合わせ、車両が走る「さんさん通り」の1車線にカラーのラインを一時的に舗装する。路面に自動運転車が走る車線を明示して、走行の妨げになる路上駐車を防ぐ。舗装の前後で自動運転車を走らせ、周囲の車の動きが変わるかデータを取り、検証する。 沼津駅と沼津港を結ぶ自動運転実証実験は、県や市が2020年から続け、27年に「レベル4」(特定条件下での無人走行)を目指している。これまでの実験では、経路に商店街を含むため、荷降ろしなどで路上に止まった車をどう避けるかが課題になっている。 実験は12月ごろの開始を予定し、自動運転車が走行するさんさん通りの約2キロのう
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にぎわう沼津の離島 再開した水族館「あわしま」に家族連れやアニメファンの姿 隣接ホテルも満室
水族館「あわしまマリンパーク」が12日に営業再開し、沼津市の離島・淡島が活況を見せている。14日も市内外から多くの子ども連れらが来館し、隣接のホテルも3連休中は満室とにぎわう。静岡県東部有数の観光スポットは夏休みを控えてにぎわいを取り戻し、地元関係者の期待が高まっている。 14日は天候が回復した昼前から続々と来館客が船で淡島へと渡った。水族館は人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の“聖地”としても知られ、12日の再開日は多くのアニメファンが訪れ、14日は家族連れやカップルの姿が目立った。 家族4人で初めて来館した千葉県流山市の大沼寛子さん(38)は「生き物と
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コラム窓辺 勝利の女神のスパイラル(田崎博道/日本陸連専務理事=沼津市出身)
今、陸上界は、やり投げの北口選手、短距離のサニブラウン選手、走り幅跳びの橋岡選手をはじめ、多くのトップアスリートの活躍で大変盛り上がっています。私は役得で、直接お話しする機会があります。トップアスリートの皆さんは、一人一人がそれぞれに個性的で魅力的ですが、共通して、「目指すものを言葉にして、明確に発している」と感じます。 私が競技をしていた50年前は「内に秘めたる姿がかっこいい、結果が伴わなかったら恥ずかしい」というような心理がありました。私が接する皆さんは達成のプロセス、成功のシナリオを明確に作り上げている、実現した時の自分の姿を描き切っていると感じます。 ある時、私はトップアスリート
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子どもも大人も!楽しくスポーツ 沼津の高校生が企画「ハイフェス」
沼津市内在住、在学の高校生でつくる団体「沼津ハイポート」は14日、子どもから大人までがスポーツやゲームで体を動かすイベント「ハイフェス」を同市の中央公園で開いた。 同団体は昨年、市制100周年に合わせて文化活動を紹介するイベントを実施。今回はスポーツに焦点を当てて企画した。来場者はドッジボールのボールを柔らかいフライングディスクに変えたゲーム「ドッジビー」や、スリッパ飛ばしなどで汗を流した。5台のキッチンカーも並んだ。加藤学園暁秀高3年の藤代愛紗代表(17)は「運動が苦手な人でもできる競技を選んだ。幅広い人に楽しんでもらえた」と話した。 同団体は2017年に結成。11校23人で構成する。
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天王祭 獅子舞勇壮に 沼津 国の有形文化財 海瀬家住宅 大屋根修繕後初の「河内神楽」
沼津市西浦河内地区の住民が14日、地元で100年以上続く祭り「天王祭」を営んだ。現存する市内最古の住宅建築とされる海瀬家住宅主屋などで、伝統の河内神楽舞を奉納した。 海瀬家は江戸から明治にかけて旧河内村の名主や戸長を務めた旧家で、屋号は「仲屋」。約160年前に建てられた。国の有形文化財に昨夏登録され、今春には風水害などの影響で劣化が激しかった大屋根を約100年ぶりに修繕してから初の天王祭となった。 河内神楽は神社だけでなく、住宅内で奉納される県内でも類例の少ない獅子舞の神楽。みこしと神事の奉納後、獅子の面をかぶった男性2人が、太鼓や笛の音に合わせて勇壮に舞った。 海瀬家21代当主で住宅を管理
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沼津の空や駿河湾の青、草木染で表現 御用邸で28日まで展示 企画第1弾
沼津市の沼津御用邸記念公園は今夏、地元の作家と連携して御用邸の魅力を伝える展示企画を始めた。第1弾として、正藍染師の南馬久志さん(41)=伊豆市=の個展「つながる青」を28日まで開いている。 御用邸に通い着想を得た南馬さんは、時代を超えて芸術の題材になっている沼津の空や駿河湾の海の青をテーマに制作した。日本古来の草木染「正藍染」で染めた30枚の布を、色がグラデーションになるように配置。松の木や地域伝統の竹垣「沼津垣」など御用邸にちなむ柄の布も展示する。企画した同施設の飯田明衣莉さん(32)は「コンセプトは『文化が集う場所』。御用邸の歴史を知らない若い世代にも足を運んでほしい」と呼びかけた。
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ラブライブ!サンシャイン!!津島善子のバースデー 担当声優や沼津市長、駅長もお祝い 地元ホテルのトークショーに300人超
沼津市の沼津あげつち商店街と沼津リバーサイドホテルは13日、同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」のキャラクター津島善子の誕生日を祝うイベントを同ホテルで開いた。全国から約360人が集まり、街中も多くのファンでにぎわった。 会場には善子役の声優小林愛香さんと黒沢ルビィ役の声優降幡愛さんがサプライズで登場し、ケーキを切って誕生日を祝った。頼重秀一市長や、同作との連携企画を展開するJR東海沼津駅の小宮山学駅長らもトークショーに登壇した。 同市上土町在住の設定の善子について、同商店街は「あげつち名誉町民」、同ホテルは「名誉支配人」とするなど、イベントを地域ぐるみで毎年開いている。
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⚾沼津市立が着実に加点 高校野球静岡大会2回戦
▽2回戦(富士第1試合) 熱海 000020―2 沼津市立004503x―12 (6回コールド) ▽三塁打 杉山(沼)▽二塁打 斎藤、木村(熱)武田2、斎藤(沼)▽暴投 矢吹(熱)高田(沼)▽捕逸 石井(熱) ▽試合時間 1時間53分 【評】沼津市立が三度の好機に攻勢をかけ、六回コールドで熱海を退けた。 沼津市立は三回、武田と斎藤の二塁打など5安打を集め、4点を先制した。四回には杉山の2点適時三塁打などで突き放した。 熱海は走者を背負った場面で失策が重なった。 ▶高校野球しずおか 特設ページ イニング速報/日程・結果/トーナメント表/関連記事 ▶高校野球しずおか 特設ページ イニン
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フェンシング次世代選手が集結 沼津で大会、国内外から300人
次世代のフェンサーが参加するフェンシング大会「Proud NUMAZU CUPフェンシング選手権2024-ミニム・ベンジャミンオープンカップ」(沼津フェンシング協会主催、フェンシングのまち沼津推進協議会共催)が13日、沼津市の香陵アリーナで開かれた。「ミニム」(14歳以下)と「ベンジャミン」(11歳以下)の約300人が国内外から集まり、熱戦を繰り広げた。 フルーレ、エペ、サーブルの選手が男女別に出場した。14歳以下フルーレ男子で優勝した木村詩斗選手(12)=沼津フェンシングクラブ=は「アタックでどんどん点を取れてよかった。将来は五輪に出場し、本場フランスでもプレーしたい」と喜んだ。14日も
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茶の知識競う「Cha-1(チャワン)グランプリ」小中生を募集 28日、3会場で予選
静岡県は7月28日、小中学生が茶の知識や審査技術を競う「Cha-1(チャワン)グランプリ」の予選を県内3会場で開催する。各会場の上位入賞者は8月24日にふじのくに茶の都ミュージアム(島田市)で開かれる本戦に出場する。 予選は東部(沼津市)、中部(静岡市)、西部(島田市)の3会場で実施する。茶の歴史や文化に関するクイズが出題される。成績上位者が本戦に進み、飲み比べによって茶種を当て、得点を競う闘茶会などで優勝者を決める。 対象は県内在住の小中学生。参加は無料。本戦の上位入賞者にはこども商品券などが授与される。参加申し込みは県お茶振興課ホームページで、22日まで受け付けている。 問い合わせ
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あわしまマリンパーク再オープン 全国からのファン 大雨の中、門出祝う 経営安定へ値上げ、会員制度導入
2月に閉園した沼津市の離島・淡島の水族館「あわしまマリンパーク」が12日、新しい経営体制で再オープンした。高騰する船の燃料代補塡(ほてん)や経営安定のため、一般入場料を以前の2千円から3千円に値上げし、定額の会員制度を新たに導入した。雨の中、全国から多くのファンが訪れ、生まれ変わった施設の門出を祝った。 開園前から約100人が列を作り、初日はアシカの餌やりの様子を披露した。20日をめどに動物ショーを順次再開する。午前6時からチケット売り場の最前列に並んだ男性会社員(33)=愛知県=は「日常から離れて癒やされる場所。よく来ていたのでうれしい」と喜んだ。 老朽化していたアシカプールの屋根など
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卓球・平野「パリへ、いい風吹いている」 初のシングルスでもメダル宣言 都内で五輪代表会見
卓球のパリ五輪代表が12日、都内で公開練習と記者会見を行い、女子シングルスと団体に出場する平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が「一戦一戦、決勝のつもりで戦う。団体はチーム一丸で上を目指し、シングルスもメダルを持ち帰りたい」と意気込んだ。 平野は団体メンバーだった東京五輪に続く2大会連続出場。初出場となるシングルスでは世界ランク13位で第8シード入りがほぼ確実になった。6月に左膝に違和感が出たこともあり、直近の国際大会は出場を回避して調整に専念。公開練習ではサポーターを着けたものの不安はなく、「状態を上げながら、シードも確保できた。いい風が吹いている」と笑顔を見せた。 シングルス初戦まで
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スポーツの地域貢献、沼津商高生勉強 ⚽アスルクラロ沼津と連携 9月ホームゲームでアンケート
清水町の沼津商業高は12日、サッカーJ3アスルクラロ沼津のスタッフを招いたスポーツマネジメントの授業を開いた。スポーツの地域貢献や経済効果について学ぶことが目的。3年生15人が、ホーム戦で行う来場者アンケート作成に取り組んだ。 生徒は9月29日、同チームホームの愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)でボランティアスタッフとして運営に携わり、アンケートを集計する。同校出身でクラブ試合運営担当の岩田恵典さんが講師を務め、「どの選手が好きか」といった質問項目を考えた。 チームは現在2位と、悲願のJ2自動昇格圏内につける。萱場惺祐さん(18)は「どの世代も盛り上げられるような運営を考えたい」と話した
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沼津で活動の4RC 社会奉仕活動に意欲 会長が市長訪問
沼津市で活動する四つのロータリークラブ(RC)の会長が12日、頼重秀一市長を市役所に訪ね、社会奉仕活動への意欲を語った。 沼津RCの峯村祐紀子会長、沼津北RCの土屋雄二郎会長、沼津柿田川RCの川口尚史会長、沼津西RCの鈴木和憲会長の4氏。フードバンクへの食料品提供など活動計画を紹介しながら、地域の現状と活性化策について頼重市長と意見を交わした。
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浄化槽の仕組み勉強 沼津・加藤学園暁秀小児童「水を使いすぎないように」
静岡県生活科学検査センター(焼津市)は10日、水環境と浄化槽をテーマにした講座を沼津市の加藤学園暁秀小で開いた。常葉大の小川浩名誉教授が講師を務め、4年生約90人が汚水処理の仕組みを学んだ。 小川名誉教授は、人は1日2リットルのペットボトルを100本分使うと説明。「汚れた水は下水処理場や家庭の浄化槽できれいにして、川や海に戻される」と解説した。浄化槽内で微生物が汚れを分解する仕組みを紹介し、顕微鏡で微生物を観察。浄化槽のミニチュアモデルも展示した。 白石玄之助さん(9)は「水を大切に、と言われて、使いすぎないようにしようと思った」と話した。
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学校の未来、生徒たちで考えよう 沼津二中でワークショップ 小中一貫校化や統合案受け
少子化に伴う学校規模適正化が検討されている沼津市の第二中は12日、生徒自らが学校の在り方を考えるワークショップを同校で開いた。 1年生約30人が校区の小中一貫校化や、隣接する第一中校区を含めた学校統合案について説明を受けた後、グループに分かれて影響を考えた。生徒からは「登下校が大変」「部活の人数が増える」などさまざまな意見が出た。前田将汰さん(13)は「人数が増えるといろいろな活動ができるが、校区が広がることで課題も増えると思った」と話した。 第二中校区は第一中校区との統合を巡る方針が白紙になり、昨秋から有識者や地域住民、保護者らが統合の議論を進めている。
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被災住宅、応急修理学ぶ 建築業者向け研修会 29日沼津、8月下田
静岡県と県社会福祉協議会は災害時に住宅の応急修理に携わる建築業者などを対象にした「被災住宅応急復旧研修会」を29日に沼津、8月2日に下田の両市でそれぞれ開く。 会場は沼津市大手町のプラサヴェルデと下田市民文化会館で、いずれも午後1時15分から。建築業者のほか、市町の建築、危機管理関係職員や社会福祉協議会職員も対象となる。 災害対応NPO「MFP」の松山文紀代表や災害支援団体「風組関東」の小林直樹代表らが講師を務める。災害救助法に基づく応急修理制度は、被害程度に応じて補助限度額が決まっている。費用を抑えるための工夫や技術系ボランティアとの連携事例を紹介する。消毒やカビ取りなど浸水害の応急処
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中学生の目標どう確保 全中9競技取りやめ 静岡県内関係者苦悩 指導者不足や選手数減
日本中学校体育連盟(日本中体連)が全国中学校体育大会(全中)の規模縮小のため、2027年度から19競技のうち体操や水泳など9競技を取りやめると発表したことを受け、静岡県内関係者には生徒の実戦の場が少なくなると不安の声が出ている。大会運営の整理と子どもがスポーツに親しむ環境の確保との折り合いに、関係者は頭を悩ませる。 浜松開誠館中女子体操部の外部コーチで試合時には監督を務める今木重信さん(52)=浜松市中央区=は、清風中(大阪)で全中の体操個人総合優勝を経験した。「大きな目標がなくなるのは残念。試合が減ると交流が減り、競い合う機会が少なくなる」と懸念。競技団体で検討する代替大会をはじめ実戦機
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⚾13日から2回戦 シード校が登場 常葉大菊川―開誠館 注目 全国高校野球静岡大会
第106回全国高校野球選手権静岡大会は13、14日に草薙など8球場で2回戦32試合を行う。シード校が登場し、Aシードは13日に静岡、浜松開誠館、14日に東海大翔洋、加藤学園が初戦を迎える。 13日の注目は常葉大菊川-浜松開誠館。常葉大菊川は静岡学園との初戦で2年生左腕石黒が投打で活躍し、コールド勝ちして勢いに乗る。昨秋、今春ともに県4強以上に進出している浜松開誠館は投手力が充実する。145キロ右腕寺田擁するCシード磐田東は、初戦を快勝した静岡市立と対戦。46年ぶりシードの川根は聖隷クリストファーと対決する。 14日に登場する加藤学園は、強打で1回戦を勝ち上がった韮山が相手。静清を破って2
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静岡大学、東部の産業振興へ新拠点 沼津信金運営のスペース内に
静岡大は11日までに、沼津市に沼津イノベーションオフィスを開設した。沼津信用金庫が運営するまちづくり拠点施設「ぬましんCOMPASS(コンパス)」に入居し、静岡県東部の人材育成や産業振興を後押しする。県東部の拠点は東部サテライト(伊豆市)に次いで2カ所目。同日、開所式を開いた。 施設内のシェアオフィス・コワーキングスペース「TENTOぬまづ」にブースを構え、企業支援の実績豊富な特任教授が週1回滞在する。同スペースを利用するスタートアップ企業をはじめ地域企業と交流し、大学の教育・研究成果を生かしたビジネス展開や企業間連携を支援する。 沼津信金の鈴木俊一理事長は「コンパスの存在意義が大きくな
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【8月沼津・愛鷹球場で初の公式戦】プロ野球くふうハヤテ 竹内投手(河津出身)らPR
静岡市を拠点にするプロ野球2軍ウエスタン・リーグ「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の竹内奎人投手(河津町出身、静岡高出)らが11日、沼津市役所を訪れ、8月2~4日に同市の愛鷹球場で初めて開かれる中日ドラゴンズとの公式戦3連戦を頼重秀一市長にPRした。 同球場で2軍戦を含むプロ野球公式戦を開催するのは24年ぶり。群馬大医学部出身で、医師免許を持つことでも注目を集める竹内投手は「愛鷹球場は子どもの頃の憧れの場所。お客さんが来て良かったと思える試合にしたい」と語り、3連戦での先発に意欲を見せた。 池田省吾球団社長から始球式の依頼を受けた頼重市長は「練習しなければ」と苦笑しつつも応じ、「期待してい
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「未来の沼津駅」描いた作品募集 小中高生対象
沼津市と沼津商工会議所は22日から9月2日まで、市内在住、在学の小中高校生を対象に、高架化事業が進むJR沼津駅の将来像を描く「ミライの沼津駅絵画コンテスト」の作品を募集する。 テーマは「こんな沼津駅がいいな」で、入賞作品は事業のPRに活用する。入賞者には2千~5千円の図書カードを贈る。 応募は八つ切り画用紙で、画材は自由。市ホームページの専用フォームから登録の上、市内小中学校在学の児童生徒は学校へ、それ以外は市役所沼津駅周辺整備部推進課へ提出、または郵送する。 問い合わせは同課<電055(934)4768>へ。
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“広報下手”脱却 沼津市の挑戦 研修などで情報発信意識向上 ツールの積極活用
沼津市は本年度、広告やデザインの専門家を「広報アドバイザー」に委嘱し、研修会などを通じて職員の情報発信意識の向上を図る。念頭にあるのは「子育てのまち」のイメージが広く浸透する長泉町をはじめとした周辺市町。新たなSNSも活用し、“広報下手”からの脱却に向けて職員の意識改革を目指す。 「子育て施策は周辺市町とほとんど変わらない。先駆けた施策もある」。5月に開かれた記者説明会で、滝口真一市民福祉部長は施策が市民に伝わらない焦りを漏らした。市によると、市の事業がメディアで取り上げられる回数は以前より増えたが、林伸晃広報課長は「市内外からの『発信力が弱い』という評価が払拭でき
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江戸城石垣の部材「伊豆石」途絶の危機 12年前の大雨被害で“最後の採石場”停止 利用建築物、徐々に姿消す
伊豆半島を中心に産出され、江戸城の石垣の部材として知られる「伊豆石」の採掘が12年前の大雨被害で止まり、いまだ再開の見込みが立っていない。伊豆石を利用した建築も老朽化などにより静岡県内から徐々に姿を消しつつあり、研究者らの間では伊豆石を「産業文化遺産」として継承しようとする動きが活発化している。 伊豆半島で伊豆石の“最後の採石場”とされる伊豆の国市の現場は、2012年の大雨で崩落し、採石業者も廃業した。土地所有者の男性(74)によると崩落以降も年に数件、文化財復元などの需要で問い合わせがあるものの、設備の整備費用などがネックとなり復旧のめどが立たない。「伊豆石の採石
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海の家の消防設備 電気系統チェック 沼津で立ち入り検査
駿東伊豆消防本部(沼津市)と東京電力パワーグリッド伊豆支社(伊豆の国市)は10日、本格的な海水浴シーズンを前に沼津市内に開設される海の家の立ち入り検査を行った。消防設備や電気系統の状況を確認し、店主らに安全確認の徹底を呼びかけた。 大瀬海水浴場では、朝日堂とはごろもの2店舗で実施した。はごろもの深沢貞晴店主(43)は「従業員間で確認事項を共有して、安全に利用できるようにしたい」と話した。 御浜海水浴場の2店舗でも検査を行った。同本部沼津南消防署の内村公紀副署長は「防火意識を向上して、誰もが安心して海を楽しめれば」と述べた。
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受け子か、15歳少女を詐欺容疑で逮捕 沼津署
沼津署は10日、詐欺の疑いで愛知県犬山市の無職少女(15)を逮捕した。 逮捕容疑は6月26日、何者かと共謀して沼津市の60代女性宅に息子を装って電話し、上司の孫になりすまして現金150万円とキャッシュカード3枚をだまし取った疑い。同署によると、特殊詐欺の受け子とみられる。
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芸人支える多彩な食 なじみの店 広がる交流【沼津よしもと10年 地域と劇場の歩み㊦】
沼津ラクーンよしもと劇場(沼津市)に出演する芸人の支えとなっているのが、多彩な沼津の食だ。劇場に配達された弁当をきっかけに、多くの芸人が周辺の飲食店を訪れるようになった。出演者が食の魅力を交流サイト(SNS)で発信するなど、店主との息の長い交流が続いている。 劇場の目の前にある居酒屋「やきとり酒場」(同市大手町)。昔ながらのカウンターと座敷が並ぶ庶民的な店には舞台を終えた芸人たちが時折、喉を潤しに訪れる。店主の飯塚悟司さん(53)は「店を出る時に店員に声をかけてくれたり、芸人さんが友人の俳優を誘ってプライベートで来てくれたり。皆さんいい人」。あえて声をかけずに出迎え、そっと2階の座敷に案内
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沼津港名物を自宅でおいしく 商店街組織が通販サイト 特産干物など顧客開拓へ
沼津港(沼津市)の店舗でつくる「ぬまづみなと商店街協同組合」はこのほど、オンラインショップを立ち上げた。特産の干物などの新たな顧客獲得を目指す。 干物のほか、茶やウナギ、オイル漬けのサバ缶など加盟8店舗の商品を販売。今後、組合のオリジナルグッズを含めて商品ラインアップを充実させる。複数店舗の商品のセット販売も検討している。 近年増加している若年層やインバウンド客は干物の購入頻度が低く、消費量は減少傾向にあるという。特産品の需要掘り起こしを狙い、国のIT導入に関する補助金を活用した。 遠方に住む人が旅行で買った商品を再購入するニーズも見込んだ。佐藤のり子理事長(52)は「自宅で沼津のおい
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事故と犯罪防止 高校生が協力 沼津「ハイスクール防犯隊」
沼津署は10日、沼津市内の私立高生でつくる「ハイスクール防犯隊」の協力で、自転車安全総合対策キャンペーンをJR沼津駅北口で行った。自転車盗が多発する場所で、高校生がツーロックと利用時のヘルメットの着用を呼びかけた。 加藤学園、飛龍、桐陽、加藤学園暁秀、沼津中央の生徒14人が防犯隊のたすきを掛け、啓発ティッシュやポスターを通行人らに手渡した。加藤学園暁秀2年の野崎琉一朗さん(17)は「地域に貢献したくて参加した。高校生の呼びかけで確実に防犯意識は向上するはず」と期待した。 同署は自転車をテーマに生活安全課と交通課が連携し、取り組みを加速。清水嘉一刑事官は「これを契機に事故防止と犯罪抑止につ
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実力派中堅、呼び水に 合宿でネタ磨き王者も【沼津よしもと10年 地域と劇場の歩み㊥】
「舞台へ上がったら、お客さんは2人だけ。目が合った」。沼津ラクーンよしもと劇場(沼津市)での6日の10周年記念公演。漫才コンビ「ザ・パンチ」が、当日満員の劇場と、新型コロナウイルス禍の劇場とを比較して笑いを誘った。コロナ禍は劇場を直撃した。来場者は激減し、開場以来最大の危機が訪れた。 コロナ禍の2022年6月に就任した町田寿一支配人(48)=浜松市中央区出身=は以前、桂文枝さんら人気落語家の全国公演のプロデュースを担当。「興行をつくってきた経験は生かせる」。23年6月から劇場の目玉として実力派の中堅芸人を集めた「太鼓判ライブ」を始めた。 ライブは月3回程度、5~6組が土日の計4公演に出演
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沼津「あわしまマリンパーク」官民で連携確認 今村社長、市長と面会 再オープンの12日、駐車場拡充
2月に閉園した沼津市の離島・淡島の水族館「あわしまマリンパーク」が12日に再オープンするのを前に、新たな運営会社の今村クニト社長が9日、同市役所を訪れ、頼重秀一市長に「沼津を知らない人に土地の魅力を伝えるため、一緒に盛り上げたい」と協力を依頼した。市長も連携を約束し、できることを検討するとした。 今村社長は、営業再開が間近となり、受け入れ体制の準備に追われているとした上で、「少しずつ普通の状態に戻りつつある。地域の方や作品ファンに、きれいで楽しい水族館になったことを知ってほしい」と述べた。頼重市長は「聖地巡礼の拠点で、再開を期待する人も多い。情報共有し、PRなど行政ができることを探る」と激
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沼津・珀寿会 特別養護老人ホーム開設事業者に 裾野市が決定
裾野市は9日、介護保険事業計画に基づいて公募した特別養護老人ホームの開設事業者に、沼津市の社会福祉法人「珀寿会」を選んだと発表した。裾野市千福に2027年3月までに開設する。 特養は100床で、10~20床のショートステイを併設する。2事業者から応募があり、運営方針や計画内容などを踏まえ、事業者を決定したという。
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トウモロコシ 児童が皮むき 沼津第一小で食育授業 食に対する理解を深める
沼津市の第一小でこのほど、3年生約40人がトウモロコシの皮むきを通して食に対する理解を深める食育授業が開かれた。皮をむいたトウモロコシは、その日の給食で味わった。 調理前の野菜に触れる体験活動として、理科などの教科の学びにつなげるのが目的。鈴木紀子栄養教諭がトウモロコシのひげと粒の数が同じであることなどをクイズ形式で紹介。児童は52本のトウモロコシの皮を丁寧にむき、給食室に届けた。 河野心海さん(8)は「3年生みんなで頑張ったから、他の学年にも笑顔で食べてほしい」と充実した様子だった。
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“兄貴分”富士彦さん 「道」見えた地、恩返しを【沼津よしもと10年 地域と劇場の歩み㊤】
静岡県内唯一の吉本興業の常設劇場「沼津ラクーンよしもと劇場」が2014年の開場から7日で10周年を迎えた。コロナ禍など、さまざまな困難を乗り越えつつ、「地域密着」を掲げて沼津のまちに溶け込んできた劇場の歩みを紹介する。 沼津ラクーンよしもと劇場の立ち上げメンバーの一人として沼津市に移住した芸人の富士彦さん(50)。同市での生活が丸10年を迎えた。「先輩から『浸透するのに10年かかる』と言われた。続いたということは、地元に認めていただいたのかな」と感慨深げに語る。 「沼津行きは勘違いから始まった」。地元大阪時代に組んだコンビで東京に移って活動していたが、2005年に解散。1人で活動してい
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コラム窓辺 静岡新聞社とのご縁(田崎博道/日本陸連専務理事)
窓辺のお話をうかがった時、静岡新聞との不思議なご縁を感じました。実は1974年の「青春をかける」という静岡新聞のコラムに、私は登場しています。高校3年生の夏、惨敗したインターハイ200メートル直後の、気持ちの整理が全くつかない混乱の中、競技場のバックスタンドで、記者の方から取材を受けました。 「井の中の蛙[かわず]、逞[たくま]しさに欠ける」と評され、「ムダではない敗戦、悔しさは成長のカテに」という見出しの記事でした。このままでは終われないと、インターハイでやめるつもりでいた競技を国体まで続ける決意をし、静岡チームの先輩に支えられ優勝して雪辱を果たすことができました。 このことが大学での
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静岡県版住みここちランキング 長泉町が6年連続1位
大東建託がこのほど発表した「街の住みここちランキング2024静岡県版」で、長泉町が6年連続の1位だった。行政サービスや交通利便性、防災が項目別1位を獲得し、総合力の高さを維持した。 同町は「子育てしやすい町」のイメージが定着。新東名高速道インターチェンジがあり、東海道新幹線三島駅からも近い。項目別はほかに生活利便性、静かさ・治安、にぎわいなどで上位に入り、東海エリアランキングでも総合4位になった。 県版2位は長泉町に隣接する清水町で3年連続。沼津市と三島市のベッドタウンとして宅地開発が進む。3位は静岡市葵区、4位は三島市、5位は静岡市駿河区だった。 「住みたい街」を聞くと、「特にない」
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沼津市、吉本興業と連携強化 芸人の発信力、幅広い分野で活用へ
沼津市は8日までに、地域活性化へ吉本興業との連携強化に乗り出す方針を固めた。同社は開場10周年を迎えた「沼津ラクーンよしもと劇場」(同市)を運営。芸人の市主催イベントへの出演に加え、福祉事業での講師派遣など幅広い分野に起用する方向。話術と接客術にたけた芸人の発信力や知見を活用する。詳細は今後詰める。 市は2015年、よしもとクリエイティブ・エージェンシー(現吉本興業)とパートナーシップ協定を締結。これまで市主催行事の司会などに所属芸人を派遣してもらうなど、協力関係を構築してきた。 昨年の市制100周年を受け、農林水産や福祉などこれまで関係の薄かった分野でも関係が広がり、連携を深化させよう
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沼津の90代男性 500万円詐取被害
沼津市の90代の無職男性が7日、JR駅員や息子を名乗る者に現金500万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、5日午前9時ごろ、JR駅員や息子を名乗る者から「息子さんの落としたカバンが届いている」「カバンと一緒にキャッシュカードを落とした。お金が必要なのに口座を止めてしまったからお金を引き出せない。500万円用意してほしい」などと男性の自宅に電話があった。同日10時半ごろ、男性の自宅を訪れた男に現金500万円を渡したという。 男性は1人暮らしで、7日に息子と直接話し、詐欺に気付いた。
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語り継ぐ七夕豪雨 50年前の爪痕記憶 「ちびまる子ちゃん」の漫画や洪水表示板
静岡県内に大きな爪痕を残した50年前の七夕豪雨。特に被害が深刻だった旧清水市と旧静岡市(いずれも現在の静岡市)では、記録的な災害を機にインフラ整備なども進んだ。県は本年度、同市内100カ所以上に設置された「洪水痕跡表示板」を初めて更新し、災害を伝承し、さらに自分ごととして捉える取り組みを行う。地上2メートル以上の浸水を記録した地域に最近も分譲住宅地が造成されるなど、自治会などでは自らが住む地域での若い世代への「記憶の継承」が課題として浮上している。 (清水支局・坂本昌信、大村花、社会部・瀬畠義孝) 巴川の氾濫で濁流はあっという間に民家を水中に沈めた。恐ろしい水の猛威だった=1974年7
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中川家、トータルテンボスが「沼津ラクーンよしもと劇場」に 10周年記念公演、笑いで彩る
沼津市中心部にある静岡県内唯一の吉本興業の常設劇場「沼津ラクーンよしもと劇場」(同市大手町)が7日に開場10周年を迎えるのに合わせ、人気漫才師らによる記念公演が6日、市内で開かれた。約1500人の観客が訪れ、出演者とともに節目を笑いで彩った。 劇場は2014年、西武沼津店新館跡に開業。若手からMー1グランプリ優勝の実力者までの芸人らが土日祝日を中心に公演を行い、地域密着型の劇場として親しまれてきた。記念公演では、10年前の開場日に出演した中川家や御殿場市出身のトータルテンボスをはじめ人気コンビが多数出演。開場時から度々出演するロバート秋山さんは「何とか(記念公演の出演を)ねじ込んでもらった
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⚾沼津市立 小刻み加点、静岡西破る 全国高校野球静岡大会1回戦
▽1回戦(富士第2試合) 静岡西 102000000―3 沼津市立 10000211×―5 ▽三塁打 袴田(静)▽二塁打 海野、袴田、千葉、鈴木(静)杉山、益山、栗田(沼)▽暴投 鈴木(静) ▽試合時間 2時間30分 【評】沼津市立が中盤以降に得点を重ね、静岡西を破った。 沼津市立は六回に同点に追いつくと、七回2死一、二塁から暴投を突いて二塁走者杉山が本塁に生還し勝ち越した。八回にも相手失策で追加点を挙げた。 序盤にリードしていた静岡西は、九回に鈴木の二塁打で反撃の好機をつくるも後続が凡退した。 ▶高校野球しずおか 特設ページ イニング速報/日程・結果/トーナメ
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干物 ふっくら おいしく食べて 沼津・老舗メーカー ファン獲得へ飲食店
老舗干物製造のヤマカ水産(沼津市)は、自社製干物を扱うカフェレストラン「五代目小松 ひものや」を同市下香貫にオープンした。国内の消費減が続く干物の新たなファン獲得に向け、1912(大正元)年の創業以来初めて飲食店事業に乗り出した。 アジやサバなどの干物がメインのコース料理を提供する。「こだわって作った干物をベストな状態で食べてもらう」と小松寛社長(42)。遠くからじっくり熱を当てて水分や油を保ち、ふっくらと焼き上げる。前菜は旬の地場食材を使う。 内外装ともスタイリッシュ。店内のカウンター席からは富士山を楽しめ、テラス席は犬を連れて食事できる。地元専門店の焙煎(ばいせん)豆を使ったコーヒー
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川崎が単独首位 ゴルフ ミネベアミツミ・レディース北海道新聞カップ第2日
21歳の川崎春花が7バーディー、ボギーなしの65と伸ばし、通算11アンダーの133で単独首位に立った。桜井心那が3打差の2位、さらに1打差の3位に河本結がつけた。 前年覇者の小祝さくらは藤田さいき(沼津市出身)、吉本ひかるらとともに通算6アンダーの4位に並んだ。前週優勝の桑木志帆は3アンダーの22位。イーブンパーまでの61人が決勝に進んだ。(出場117選手=アマ7、晴れ、気温26・5度、南の風5・2メートル、観衆1633人) 正確ショット光る 2季ぶりの勝利を目指す川崎が一気に伸ばしてきた。「ほとんどパーオンできた」という正確なショットが光り、4メートル前後の微妙なパットを外さず65
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静岡人インタビュー「この人」 浜松・天竜区春野町の魅力発信に挑む 田代起也(たしろたつや)さん(浜松市天竜区)
浜松市天竜区二俣町で古い民家の倉庫を改修し、コーヒーや五平餅を販売する店舗を開いた。市内中山間地に位置する同区春野町の魅力を広める活動に取り組む。沼津市出身。34歳。 -現在までの経緯は。 「静岡市の部品メーカーで8年間働き、ものづくりへの考えを深めた。焙煎(ばいせん)してひいたコーヒーをおいしく飲むための技術を磨いたり、古民家を再生して住みやすくしたりする作業はものづくりに通じる部分がある。浜松市が主催するリノベーションスクールで遊休不動産再生のプランを練り、地域活性化を担う浜松山里いきいき応援隊に応募。家族と共に2022年、春野町に購入した古民家に移住した」 -店舗開業の狙いは。
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南海トラフ備え 初動時シナリオ作成へ 伊豆半島市町、国、県が初会合
南海トラフ地震発生時の伊豆半島や沿岸の初動対応を定める「総合啓開初動時オペレーションシナリオ」作成に向けた国、県、市町の検討会が4日発足し、沼津市内で初会合を開いた。地形的特徴が似ている能登半島地震被災地の道路寸断を教訓に、航路と河川も組み合わせたシナリオをつくり、迅速な救助活動に生かす。 発災から24時間の対応を、優先順位を含めてまとめる。建物の復旧順序、陸路や海路が寸断された場合の情報収集連絡要員の派遣方法、行政庁舎が被災した場合の代替拠点の設置場所などを盛り込む方針。 初会合には国土交通省中部地方整備局と県、7市6町の担当者が出席。会長に就いた同局の富田直樹総括防災調整官は「顔の見
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社会人対象の学院 市長ら視察 沼津の人材再生支援センター
沼津市のNPO法人「静岡人材再生支援センター」が社会人や若者のスキルアップを支援しようと人材育成に力を入れている。2023年に開校した同市のインクルージョン専門学院に4日、頼重秀一市長と奥村篤教育長が視察に訪れた。 同学院は、社会人対象の単位制専門校。心理学や介護福祉などの選択科目があり、さまざまな資格を取得できる。頼重市長らは同NPOの村田笑子理事長らから説明を受け、授業風景を見学した。村田理事長は「人材不足に悩む企業に、自信を身につけた生徒を送り出して地域の発展につながれば」と強調した。 頼重市長は「若者や地域の課題解決へ、官民一体で向かいたい」と話した。
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7日定演へ最終調整 三島の管弦楽団
三島市の市民文化会館を拠点としたプロアマ混合オーケストラ「三島ゆぅゆぅ祝祭管弦楽団」が、7日に同会館で開く第4回定期演奏会(静岡地域教育芸術協会、同会館主催、静岡新聞社・静岡放送後援)に向け、最終調整している。 2日夜には、地域や観客の記念を祝うために毎回演奏する「威風堂々」に出演するU―15伊豆中学生選抜吹奏楽団の生徒4人も加わり、演奏を確認した。 今回は沼津市出身のサクソフォン奏者戸村愛美さんをソリストに迎え、19世紀にロシアの支配下にあったフィンランドで誕生したシベリウスの「フィンランディア交響曲第2番」などを演奏する。 演奏会は午後2時開演。入場料は一般3500円、高校生以下1500
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沼津で車ひき逃げ 自転車の男性重傷か 3日午後9時半ごろ
3日午後9時半ごろ、沼津市大岡の市道で乗用車と自転車が衝突し、乗用車はそのまま逃走した。自転車に乗っていた男性は頭などを打ち重傷のもよう。沼津署がひき逃げ事件として捜査している。 現場はJR東海道線綿屋踏切近くの丁字路交差点。
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⚽J3アスルクラロ沼津 6日ホームで首位大宮と対決、白星狙う
サッカーJ3アスルクラロ沼津は6日、首位大宮アルディージャをホームの愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)で迎え撃つ。勝ち点差15と引き離された2位沼津としては“絶対に負けられない戦い”。リーグ後半戦に突入し、少しでも差を縮めたいところだ。 前節のYSCC横浜戦は、0-1の惜敗。前半、相手にペースを握られて先制を許した。後半に攻撃陣を3枚替えるなど流れを変えようと仕掛けたが、相手の守備に阻まれた。 DF浜託巳選手は「後半はゴールに近づけていたが、前半のうちからできていれば」と振り返った。 3日に裾野市内で行った練習では、攻守の切り替えなどを確認。中山監督は「受け身に
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静岡人インタビュー「この人」 海の生き物の魅力を発信する水中カメラマン 堀口和重さん(西伊豆町)
長年撮りためた深海魚や海の珍しい生き物の写真を紹介する書籍2冊を6月に発売した。ダイビングショップでガイドをしながら撮影技術を磨き、2018年にカメラマンとして独立。沼津市大瀬崎など国内外の海で生き物を撮影している。東京都出身。38歳。 ―なぜ写真家になったのか。 「ダイビングが趣味の父の影響で子どもの頃からシュノーケルや釣りに親しんできた。高校生の時に海に関わる仕事に就こうと考えた。専門学校卒業後にダイビングガイドを始め、休日の日中はほとんど海中にいるほど写真にのめり込んだ。独立してからは、雑誌やテレビ番組などに写真や動画を提供するようになった」 ―大瀬崎と深海魚の魅力は。 「大瀬
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小中学生、駿河湾の神秘学ぶ 静岡・深海研究キッズプロジェクト始動
一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会はこのほど、本年度の「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾」の初回講座を静岡市清水区日の出町のマリンオープンイノベーション(MaOI)機構で開催した。県内を中心とした小学5年生から中学3年生までの計11人が参加。来年1月まで12回に分けて駿河湾の神秘を学ぶ。 日本財団「海と日本プロジェクト」の一環。初回講座は深海性のサクラエビの生態解明に挑んでいるMaOIの紹介や、沼津高専の研究チームによる活動報告などがあった。本物のグソクムシを見ながらのスケッチもあり、皆真剣な表情で臨んでいた。 プロジェクトでは、焼津市や沼津市などで開催する深海基
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部活動地域移行 10種目で実証事業 沼津市教委
沼津市教委は3日、部活動地域移行について学識経験者や教育関係者と情報共有する改革検討協議会を市内で開き、本年度の取り組み目標を報告した。10種目で実証事業を実施し、既存の地域団体と学校部活動をマッチングする連携事業や、移行後の指導継続の希望を聞き取る外部コーチへの意向調査など、実態把握を強化するとした。 本年度の実証事業は期間を昨年度より約2カ月伸ばし、新たに会費を徴収し保険加入も求める。市教委と市スポーツ協会が設立した推進組織「ヌマカツ推進委員会」が事務局となり、指導者と団体確保に向けた認証制度構築や事務手続き代行を担うとした。 同市は2028年度の完全移行を目指している。合同チームがある
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沼津商議所 100周年事業始動 座談会や交流、友好提携 懸垂幕で節目PR
本年度、創立100周年を迎えた沼津商工会議所の記念事業が、今月から本格始動する。地元高校生らとの座談会や交流、県外商議所との友好提携などが柱。来年1月17日(創立日)の記念式典に向け、次世代の人材や異なる地域の経済人と親交を重ねて、地元経済の成長の方策を模索する。 「未来へ果敢に挑戦していく。この精神を継承し、次世代に引き継ごう」。紅野正裕会頭は先月下旬の通常総会で呼びかけるとともに、県東部の経済をけん引する考えも示した。 記念事業は幅広い世代や業種とのつながりを意識した。今月下旬に若手や女性経営者が高校生との座談会に臨む。視野を広げてもらう一環として、8月からは複数の専門家らを招くリ
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DXは「組織変革が本丸」 沼津市が幹部職員研修会
沼津市は2日、課長級以上の幹部職員約100人を対象に、自治体デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に関する研修会を市役所水道庁舎で開いた。神奈川県横須賀市の元副市長で、総務省地域情報化アドバイザーの広川聡美さんが講演し、DXや業務効率化へ管理職が意識変革する必要性を訴えた。 研修会は昨年に続いて2回目。広川さんはDXにはまず、業務フローを共通の書式で可視化して「課題を洗い出すことが必要」とし、単純なデジタル化ではなく、「DXを通じて自治体経営の方法や、縦割りなど古い組織風土を変えることが本丸」と指摘した。 また、「部署横断型のチームによる活動が職員を育てる」とし、新たな挑戦と失敗を繰り
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姿勢を保つ体操や病気予防法学ぶ 松崎・医師が講演会
松崎町の住民有志がこのほど、「いつまでも歩くために」と題し、医師を招いた講演会を町環境改善センターで開いた。町内外の80人が背中や腰に関する病気の予防方法について理解を深めた。 医療法人社団親和会の西島病院(沼津市)脳・脊髄・神経・心臓センター長の堀越徹さんから、背骨の構造について説明を受けた。骨粗しょう症や脊柱管狭窄(きょうさく)症の原因を学び、姿勢を維持する筋肉を鍛える体操も行った。 町などが住民を交えて持続可能な地域づくりを目指す「2030松崎プロジェクト」の一環。勉強会を定期開催する「チーム三余塾」が企画した。
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地元企業の社長 税の使い道解説 沼津・門池小で租税教室
沼津駿東地区租税教育推進協議会(沼津市)は2日、同市の門池小で租税教室を開いた。地元企業の社長を講師に招き、6年生160人に消費税の仕組みや税の使い道を解説した。 沼津間税会会員の建設業臼幸産業(小山町)社長の臼井康晴さんが講師を務めた。臼井さんは商品購入時に納める10%の消費税をはじめ、約50種類の税金があることをクイズを交えて紹介。税金がなく、警察や消防が有料になった社会のアニメを児童に示しながら、税金の有効な使い道を伝えた。 臼井さんは「税金は生活のいろいろなことに使われている。生活をまかなう会費のようなもの」と強調した。
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沼津の工事現場から出火 廃材コンテナ燃やす
3日午前4時半ごろ、沼津市東椎路の工事現場から出火し、コンテナ内の廃材を燃やした。火災の影響で同5時ごろから約1時間にわたり、現場に面する国道1号上り車線を一時規制した。沼津署や駿東伊豆消防本部などが出火原因を調べている。
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沼津あげつち商店街で「御商印」集めよう 「ラブライブ!」とコラボも 8店舗 業態ちなむ道具描く
沼津市の沼津あげつち商店街振興組合はこのほど、御朱印を模した「御商印」の販売を始めた。商店街が登場する人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラクターをデザインした御商印帳も売り出した。アニメファンや御朱印集めが好きなシニア層を引きつける。 誘客と回遊促進につなげようと企画した。8店舗が用意した御商印は、はがきほどの大きさ。ミシンやカメラなど各店舗の業態にちなんだ道具が描かれている。御商印帳のポケットに収納してコレクションできる。 発売日は先月下旬のJR東海主催のウオーキングイベントと重なり、店頭のポスターを見て関心を寄せる人も多かった。つじ写真館では2日間で御商印帳が140冊売
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沼津市役所サッカー部 44年ぶり全国へ 藤枝で大会
沼津市職員と駿東伊豆消防本部職員で構成する同市役所サッカー部がこのほど、44年ぶり2回目となる全国自治体職員サッカー大会(藤枝市、26日~8月1日)への出場を決めた。東海大会では浜松市役所にPK戦で敗れて準優勝となったが、粘りのプレーで全国大会の切符を勝ち取った。 文化振興課長の藤井貴弘部長ら部員5人が1日、頼重秀一市長に出場を報告した。根上基貴主将(観光戦略課)は「若手部員が増え、強いチームと練習を重ねたことが結果につながった。ベスト8を目指す」と意気込みを語った。 県内からは前回王者で全国優勝34回を誇る藤枝市役所、浜松、富士宮の両市役所も出場する。 (東部総局・尾藤旭)
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パチンコ店で健康度測定 沼津市
沼津市はこのほど、健康への意識を高めてもらう健康度測定会を同市のマルハン沼津店で開催した。 これまでは商業施設やスーパーで実施していたが、働き盛りの男性を中心に参加してもらおうとパチンコ店を初めて会場に選んだ。店舗の出入り口付近にブースを設け、来店客の握力、血圧、肺年齢を測定した。 担当者は「自分の健康状態を知り、興味を持ってほしい」と話した。
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5年ぶり、沼津の6海水浴場開放 シーズン前に関係者が安全祈願 13日から順次海開き
本格的な海水浴シーズンを前に、沼津市の大瀬海浜商業組合は1日、海上安全祈願修祓(しゅうばつ)式を大瀬神社で執り行った。今年は5年ぶりに、市内全六つの海水浴場を開放する。関係者が遊泳客の無事故を願った。 式は当初、大瀬海水浴場で行う予定だったが、悪天候のため神社に変更。市や観光協会、警察、消防などの関係者25人が出席した。高野貴好組合長は「沼津の海水浴場は『富士山が見える』として有名。好天に恵まれ、たくさんの客が来てくれることを願っている」とあいさつした。 市観光戦略課によると、各海水浴場の海開きは、らららサンビーチと井田、御浜が13日、大瀬が20日、千本浜と島郷が27日。
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犯罪被害者等支援条例 事務局、知事部局へ 静岡県警方針
静岡県犯罪被害者等支援条例の推進体制の見直し方針を示している県警は1日、事務局など中核業務を知事部局に移管する想定で県との議論を進める考えを明らかにした。現状は「理念条例の側面が強い」として、条例の中身も見直し、全国の先進事例を踏まえた内容に改良するとみられる。同日の県議会6月定例会文教警察委員会で、戸塚浩之警務課長が蓮池章平氏(公明党県議団、沼津市)の質問に答えた。 戸塚警務課長は、全国6例目の早さで制定された本県条例の中身について「実効的な内容や支援体制で不十分な面が認められる」と述べ、具体的な課題として「経済的負担の軽減など、被害者が真に必要としている支援内容が盛り込まれていない」と
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コラム窓辺 陸上への恩返し(田崎博道/日本陸連専務理事)
今回から3カ月、火曜日を担当します公益財団法人日本陸上競技連盟の田崎です。私は大学に進学するまで沼津の地に育ちました。部活動の先生に恵まれ、仲間との出会いで、多感な少年期に陸上に没頭することができたことは、その後の人生に大きな力を与えてくれました。陸連専務理事をお引き受けする決断も、少しでも陸上への恩返しになるのであればという純粋な気持ちからです。 今年は7~8月にパリオリンピック、そして来年9月には東京で世界陸上を開催します。5月3日に静岡エコパスタジアムで、静岡国際陸上との併催のパリオリンピック最終選考会を兼ねた1万メートル日本選手権を開催しました。男女ともに、オリンピック参加標準記
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沼津の発展に功労 市制記念日 90個人・団体を表彰
沼津市は市制記念日の1日、市の発展に功労のあった個人と団体をたたえる市表彰式を市役所で開いた。90個人・団体を表彰した。 表彰を受けた個人・団体は次の通り。 【特別表彰】宮代正春、米山広三 【自治功労】杉本喜三郎、峯尾佐都子、望月照五、杉山好徳、塩川博三、吉田光芳、川島哲也、宇田川昭、小畑利晃、伊藤寛敏、鎌野順市、大橋弘忠 【教育功労】岩渕直人、三島丈和、稲玉圭輔、古屋義治、土屋智、山口雅弘、高島明美、相川明子、長島和久、高橋俊夫、後藤信俊、猪浦玲子、伊藤博幸、芹沢信行 【文化功労】青木畝堂、真船怜子、芹沢卓弥、中鉢光仙 【産業功労】鈴木宏治、長沢健司 【社会福祉功労】近藤伸明、藤田忠広、内
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東部の七夕豪雨被害 知って 冠水や崩落の様子 写真で紹介 沼津
七夕豪雨から50年の節目に合わせて、県東部の被害状況を伝える企画展(県東部地域局など主催)が1日、沼津市の県東部総合庁舎で始まった。川のようになった道路の写真などを展示し、被害の印象が強い静岡市だけでなく県東部でも甚大だった状況を伝える。12日まで(土、日曜休館)。 道路冠水に加え、家屋近くで起きた土砂崩れや道路陥没の写真をそろえた。被害が大きかった沼津市や富士市のほか、三島市、清水町、伊豆の国市(当時の韮山町)で撮影された写真も見られ、被害が広域に及んだことを物語っている。 沼川新放水路整備などの治水対策事業も紹介し、X(旧ツイッター)やインスタグラムでも被害の様子を発信する。担当者は「地
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御殿場の写真家と門下生が作品展 3日まで 沼津市
御殿場市の写真家池谷俊一さん(80)と門下生の作品展「池谷俊一研写展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が3日まで、沼津市大手町のしずぎんギャラリー四季で開かれている。著名人を被写体に撮影したモノクロ写真を中心に珍しい作品が目を引く。 池谷さんによる映画監督原田真人さん=同市出身=らの写真を中心に約90点が並ぶ。風景や人物などを撮影した門下生らの作品も紹介している。
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沼津「応援隊」5人任命 SNSで魅力アピール
沼津市は1日、SNS(交流サイト)で多数のフォロワーを持つインフルエンサーら5人を新たに「沼津ふるさと応援隊」に任命した。隊員がSNSで特産品や観光スポットを発信したり、ふるさと納税寄付金の返礼品開発に携わったりすることで、本年度は、前年度比1.2倍の55億円を目標に掲げた同寄付金のさらなる獲得を目指す。 応援隊に就任したのは、同市出身でツーリング動画を投稿するユーチューバーの「せんちゃん」さん、同市のご当地Vチューバー「西浦めめ」さん、イラストレーターのmokoさん、雑貨店「hal」(添地町)店主の後藤由紀子さん、書店「リバーブックス」(下本町)店主の江本典隆さん。同日は市役所で応援隊の発
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バス乗務員不足解消へ連携 静岡県東部の3社、沼津で合同体験会
静岡県東部のバス会社3社が30日、合同バス運転体験会と会社説明会を沼津市の県自動車学校沼津校で開いた。共通の課題である乗務員不足の解消につなげようと、住民生活の足となる仕事のやりがいを伝えた。 伊豆箱根バス(三島市)、東海バス(伊東市)、富士急シティバス(沼津市)が実施した。40人以上が参加し、同校の教習指導員の支援を受けて乗車定員31人のバスを操った。各社はブースを設け、希望者に仕事の魅力や勤務形態、待遇について説明した。 タイヤ店に勤務する男性(40)=函南町=は、会話で楽しませながら乗客をテーマパークに運ぶバス運転手に憧れて参加した。「車体が大きくミラー越しにタイヤが見えるなど普通
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沼津の80代女性 200万円詐取被害
沼津市の80代の無職女性が30日、病院の医師を名乗る男らに現金200万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、28日午前10時ごろ、女性宅に「市立病院の医師」を名乗る男から「息子さんが咽頭がんの疑いで手術した。本人から電話をさせるが声が変わっている」などと電話があった。その後、息子をかたる男から「会社の小切手などを入れたかばんを置き忘れた。200万円を用意してほしい」と電話があり、女性は同日午後2時ごろ、自宅に現れた息子の部下を装う男に現金を手渡したという。
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水揚げ優秀船を焼津漁協が表彰 第8永盛丸
焼津漁業協同組合はこのほど、2023年の水揚げ優秀船の表彰式を焼津市の同漁協で行った。遠洋カツオ漁船で最も実績を上げた「第8永盛丸」の関係者を表彰した。 第8永盛丸は昨年、8回の航海で計2479トン、金額で8億9577万円を焼津港に水揚げした。橋ケ谷長生組合長が、運営する永盛丸(沼津市戸田)の荒川太一代表と、友利文男漁労長に賞状を贈った。
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水揚げ優秀船 第8永盛丸表彰 焼津漁協
焼津漁業協同組合はこのほど、2023年の水揚げ優秀船の表彰式を焼津市の同漁協で行った。遠洋カツオ漁船で最も実績を上げた「第8永盛丸」の関係者を表彰した。 第8永盛丸は昨年、8回の航海で計2479トン、金額で8億9577万円を焼津港に水揚げした。橋ケ谷長生組合長が、運営する永盛丸(沼津市戸田)の荒川太一代表と、友利文男漁労長に賞状を贈った。
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創団50年 迫力の音色「次代へ」 沼津吹奏楽団が定演
沼津市を拠点に活動する沼津吹奏楽団は30日、同市民文化センターで定期演奏会「あじさいコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を開いた。昨年11月に創団50周年を迎えてから初めての定演。豊かなハーモニーや迫力ある音色を会場いっぱいに響かせて、聴衆を魅了した。 プッチーニ作曲の「誰も寝てはならぬ」など9曲を奏でた。古屋浩美団長(59)は「コロナ禍など、活動が難しい時期も地域に支えられながら乗り越えてきた。次の世代に受け継いでいきたい」と話した。 楽団は1973年に同市周辺の音楽愛好家らで結成した。現在は団員27人が所属し、練習拠点の原地区などで活動を続けている。
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【しずおか学 酒と風土編】井川蒸溜所のウイスキー 標高日本一、南アの水源から
本県各地の今昔の資産を深掘りする「しずおか学」。第5週は、県内の多彩な酒造りの現場を訪ねる「酒と風土」。初回は、3年以上熟成した「ウイスキー」を今秋初めて発売する、南アルプスの山中にある事業会社「十山」の「井川蒸溜所[じょうりゅうじょ]」(静岡市葵区田代)。 ◇ 標高1200メートル、大井川源流の林の中に、影のように建つ黒壁の蒸溜所。倉庫にはバーボン樽[だる]、シェリー樽に仕込まれた原酒がゆっくりと熟成の針を進めている。その数、約900樽。日本洋酒酒造組合が定めた「ジャパニーズウイスキー」の基準を満たす「原酒を詰めてから3年以上熟成」の樽が、今や遅しと出荷を待つ。 瀬戸泰栄所長
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記者コラム「清流」 強い縦割り意識
「道路管理課に聞いてください」「河川課が知っています」「これは資産税課です」「県の担当ですね」-。18日に沼津市を襲った大雨。被害概要を災害対策の“司令塔”であるはずの危機管理課に尋ねると、取材をたらい回しにされた。 災害対策に重要なのは、迅速で的確な情報収集。感じられる強い縦割り意識に情報共有ができているのか、不安が残った。以前担当した自治体では、白地図が描かれたホワイトボードに職員が被害場所と内容を書き込み、誰もが一目で分かるようにしていた。 市は本年度、災害情報共有システムを更新するという。しかし、染みついた縦割り意識がなくならなければ、何も変わらない。まず
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「沼津夏まつり」盛り上げよう 人気Tシャツ1500枚製作 1日から市内で販売
沼津市中心部で7月27、28の両日開催する「沼津夏まつり・狩野川花火大会」の実行委員会はこのほど、大会をPRするTシャツとポスターを作製した。毎年完売する人気のTシャツは、前年より100枚多い1500枚を製作。 Tシャツは白地にロゴや御成橋、花火、うちわなど夏祭りをイメージするデザインとなっている。ポスターは千枚作り、当日のさんさん通りのにぎわいを表現した。 価格は千円。1日から、市役所と沼津駅ビル観光案内所、沼津商工会議所、三の浦総合案内所、戸田観光協会で販売する。 6日午前10時~正午のみ、沼津仲見世商店街の旧マルサン書店前でも240枚限定で販売する。 問い合わせは市広報課<電0
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沼津夜間救急センターからの入金内訳、市が把握せず チェック甘さ露呈【2億5500万円使途不明】
沼津夜間救急医療センター(沼津市)を運営する沼津夜間救急医療対策協会(同市)で医療費約2億5500万円の使途不明金が見つかった問題で、センターを設置する沼津市が、センターからの入金時、患者の人数や内訳などの詳細な報告を求めてこなかったことが28日、市への取材で分かった。今回使途不明となっている保険会社からの収入の増減を確認する書類自体が市側になかったことも判明した。 協会を構成する周辺5市町からは、沼津市のチェック体制の甘さが多額の使途不明金につながったとの指摘があり、批判はさらに高まりそうだ。 協会は同市から指定管理を受けている。センターの診療報酬や保険会社からの収入は1日ごとに集計
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横断幕やササ飾り、巨大短冊…願い込め 沼津仲見世商店街で七夕まつり開幕
沼津市の沼津仲見世商店街で28日、仲見世七夕まつり(沼津仲見世商店街振興組合主催)が始まった。手作り感のある色とりどりの七夕飾りが来場者の目を楽しませている。7月7日まで。 約260メートルのアーケード街に、各店のほか、沼津西と沼津中央、沼津商の各校の生徒による工夫をこらした横断幕、市内園児が作ったササ飾り、児童による巨大短冊を設置。全長約50メートルの巨大短冊に来場者が願いを書くコーナーも設けている。
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沼津特産枝豆パッケージに「ラブライブ!」 電子レンジですぐ調理 「聖地巡礼で味わって」
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は30日、同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のオリジナルパッケージを採用した枝豆を発売する。豊かな香りとさっぱりした甘みが特徴の枝豆は同市浮島地区の特産品。電子レンジで温めれば、そのまま食べることができる。 アニメに登場するユニット「わいわいわい」が枝豆を手にするデザイン。「聖地巡礼」で全国から同市を訪れるファンが、宿泊先で簡単に味わえるよう開発した。夏季限定として、ネット通販に加え、土・日曜日にJA直営ファーマーズ4店舗で販売する。 1袋200グラム入り。通販は茶豆を含む2種類の4袋セットで、税込み2400円(送料別)。
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沼津市スポーツ協会と市教委 部活動地域移行へ推進委
沼津市スポーツ協会と市教委は、部活動地域移行の推進組織「ヌマカツ推進委員会」を設立し、27日に市内で初会合を開いた。市教委が地域移行に向けた実証事業を本年度実施することなどを踏まえ、競技種目を超えて定期的に情報共有する。 市教委は、休日の活動に顧問が帯同せず、地域の競技団体が派遣した指導者が生徒を指導する「休日移行」の実証事業を昨年度から始めた。昨年度の5種目(サッカー、バレーボール、ソフトテニス、陸上、卓球)に野球とソフトボール、バスケットボール、剣道、吹奏楽を加えた計10種目で、今秋から来年1月にかけて実施予定。 初会合には市教委関係者、協会幹部、吹奏楽とサッカーを除く8種目の協会員
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久保田支部長が辞任 自民沼津支部
自民党沼津市沼津支部の久保田吉光支部長が今月末で辞任することが28日、分かった。「一身上の都合」としている。 沼津市議の久保田氏は4月に支部長に就任。今月初め、市議会の同党会派「沼津志帥会」を退会していた。現在は無所属。
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沼津・大場市議「志政会」入り
沼津市議会の大場豪文市議(2期、無所属)が7月1日付で、最大会派「志政会」に入ることが28日までに決まった。大場氏の入会で志政会は8人となる。 このほかの会派の新たな構成数は通り。 沼津志帥会6、市民クラブ5、公明党3、共産党市議団2、未来の風2、無所属2
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沼津市 硎谷理事 30日退任 パイプ役、聞き役…多岐に役割担い
沼津市の硎谷明正理事(74)=元副市長=が30日、2年の任期満了に伴い退任する。副市長時代は2人の市長を支えたほか、理事になってからは幹部と中堅・若手職員のパイプ役や、世代を超えて職員の愚痴の聞き役に徹するなど庁内の人間関係構築に尽力した。 2017年4月、大沼明穂前市長に請われて副市長に就任。財務局長や収用委事務局長など県職員時代の知見を生かし、沼津駅鉄道高架事業に伴う土地収用につなげた。翌年の頼重秀一市長誕生後も残留し、22年6月末まで担った。 同年に就任した吉沢勇一郎、塚本秀綱両副市長はともに国と県出身。このため、生え抜き職員とのパイプ役として2年の任期付きの理事に就任し、互いの連
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記者コラム「清流」 我慢はいつまで続くの
今月18日の大雨による沼津市内の水害は、「またか」の思いにとらわれた。低地が多い原、浮島、大平の各地区は冠水や床上・床下浸水に見舞われ、雨量が少しでも増すといつも水浸しになる魚町の狩野川沿いの市道は、大雨から数日経過しても流木が散乱。市内を南北につなぐ国道414号の「三つ目ガード」も水に漬かり、今や冠水の“定番スポット”となった。 今回の地区はいずれも幾度となく同様の被害に遭ってきた。市は排水機場や貯留池の築造、排水ポンプの増設などを急いでいるが、近年の深刻な被害状況と同じ地区で何度も起きていることを考えると、効果は限定的と言わざるを得ない。 「我慢はまだ続くのか
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子どもが運動部を希望したら、週末に部員の送迎を求められ、担える環境になく困った…。【NEXT特捜隊】
新年度が始まって3カ月。日々、部活動に励んでいる中学生も多いのでは。読者の疑問に答える静岡新聞のNEXT特捜隊に、この春、子どもが公立中に入学したという保護者から「運動部に入ろうとしたら、週末に部員の送迎を求められ、担える環境にないので困ってしまった」との投稿が寄せられた。この問題をどう考えるか、読者や有識者に意見を聞いた。(生活報道部・西條朋子) 送迎「やむを得ず」の声も 投稿してくれたのは、静岡市内に住む40代の女性。年度当初に学校から配布された部活動の一覧には、希望する部の保護者会の仕事として「月1回程度、大会や練習試合で配車(自家用車での部員送迎)当番あり」とあった。女性は運転免
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沼津駅ビル、大規模改装へ 成城石井など進出 再開発事業との連動も
沼津市のJR沼津駅ビル「アントレ」(2階建て)が今夏、大規模リニューアルすることが27日までに明らかになった。1、2階に新店舗が複数入り、1階のメインスペースには高級スーパーの成城石井が進出する。改装規模は1973(昭和48)年の開業以来とみられ、駅南で高層ビル建設計画が進む再開発事業との連動も見据える。 関係者によると、成城石井は9月上旬オープンの予定で、1階の3区画を占める。同店は静岡県内4店舗目。高い知名度とブランド力を擁し、駅南の複合施設「イーラde」のマンションや中心市街地の住民のほか、周辺市町からの集客も見込む。駅南の町方町と大手町の再開発事業はともにマンションを兼ねる構想で、
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沼津市、成績上位者にボーナス反映 モチベーション向上へ まず管理職から
沼津市は28日に支給する夏のボーナスから、変更した新たな評価制度に基づく業績結果を採用する。今回は約80人の課長級以上の管理職が対象。 このうち、今回は26人を成績上位者として反映させた。正当で公平な評価を重視し、モチベーション向上につなげるため、来年6月のボーナスからは管理職以外の職員にも反映させる。 成績上位者は「S」と「A」で、「B」が標準。これまでは成績下位者(CとD)のみにボーナスの成績率に反映していたが、結果を出した成績上位者にも生かす制度に変えた。対象は勤勉手当。
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不明総額2億5500万円 沼津夜間救急医療センター 当初の倍近くに
静岡県東部6市町が運営する沼津夜間救急医療センター(沼津市)で多額の医療費が使途不明になっている問題で、流用されたとみられる総額が2億5500万円に上ることが27日、複数の関係者への取材で分かった。センターはこれまで「2014年以降で約1億4千万円が使途不明」と説明していたが、過去にさかのぼって調べたところ、2倍近くに膨らんだ。 センターによると、今月中旬に死亡した60代の男性職員の業務整理で、ほかの職員が把握していない金融機関の口座が見つかった。通帳は未発見で、取引記録が分かる14年以降の10年間に約1億4千万円の出入金があり、残高はなかった。口座開設は07年度のため、金融機関に協力を依
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沼津の60代女性 150万円詐取被害 カード3枚も
沼津市の60代女性が27日までに、息子を名乗る男らに現金150万円とキャッシュカード3枚をだまし取られたと沼津署に届けた。同署が特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、26日午前9時ごろ、女性宅に息子を名乗る男から「キャッシュカードが入った会社の荷物を間違えて送った。いくらか用意できないか」などと電話があった。その後、訪れた息子の上司の関係者を名乗る女に現金とカードを手渡したという。
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土木の仕事の魅力 沼津工高生に伝授 卒業生が職業講座
富士市の建設会社「井出組」は27日、沼津市の沼津工業高で職業講座を初開催した。都市環境工学科の3年生20人を前に、同学科を卒業した社員が土木の仕事の魅力を伝えた。 入社4年目の卒業生赤池巧大さん(21)が担当。仕事について説明した後、現場で実際に使用しているドローンの操縦体験も実施した。赤池さんは「職場の雰囲気の良さや、在学中に取った2級土木施工管理技士の資格が就職に有利だったことなどを伝えたかった」と話した。同社の天野毅総務部長は「業界の労働環境は近年改善し、技術の進化も早い。今後も最新機器を使った実践的な講義を開き、土木のイメージを変えたい」と話した。
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長泉中、30~31年度建て替え完了へ 土地取得 町が契約
長泉町は27日、小中学校の建て替えに伴い新たな土地を取得するため、芝浦機械(沼津市)と正式契約を結んだ。同日の臨時議会で関連議案を可決した。2026年度から長泉中の建て替え計画を策定し、30~31年度の完成を目指す。 取得費用は44億円。土地は長泉中西側の不二精機製造所跡地(約2万5千平方メートル)で、中心街では唯一の広大な敷地。8月下旬に正式に譲渡を受ける。長泉中の建て替え後、長泉小の計画を進める。取得した土地に長泉幼稚園と中央保育園を統合したこども園も併設する方針。 現存する建物の解体や土壌調査のスケジュールは今後詰める。芝浦機械が昨年実施した土壌調査では、地質に問題がないことを確認して
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鉄道愛好家撮影 力作25点 沼津で展示会
静岡県東部の鉄道愛好家による「まちおこし鉄道写真展2024」(実行委主催)が7月1日まで、沼津市大手町の沼津産業ビルで開かれている。 東海道線全通記念日の7月1日前後に毎年開催し、17回目。愛好家20人が25点を出品している。今月、県内で運行開始したJR東海の新車両「315系」や、引退が決まった東海道新幹線の点検用車両「ドクターイエロー」、御殿場線を走る蒸気機関車(SL)D52など、最新車両から往年の名機関車まで幅広い時代の写真が展示されている。 30日午後1時から、県自費出版大賞を受賞した「国鉄・沼津機関区の百年」の著者山梨孝夫さんのトークイベントも開く。
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医療費1・4億円使途不明 監査行き届かず 死亡職員、長年1人で担当 沼津夜間救急センター会見
沼津夜間救急医療センターで医療費約1億4千万円の使途不明金が発覚した問題で、センターを運営する沼津夜間救急医療対策協会(沼津市)が26日、市内で記者会見を開いた。使途不明となった医療費は協会の収入とならないため、監査でもチェックが行き届かなかったと説明。関与したとみられる死亡した60代の男性臨時職員が長年、1人で事務処理を担当していたことも明らかにした。 協会によると、使途不明となったのは、交通事故や労災事故で受診した患者に代わり、保険会社などが負担する医療費。協会が保険会社などに請求後、センターを設置する市に入金されるべき医療費が、協会が把握していない口座に入金されていた。 口座は20
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スルガ銀株主総会 不正融資巡る株主提案すべて否決
スルガ銀行は26日、定時株主総会を沼津市で開いた。アパートやマンションなど投資用不動産の不正融資問題を巡り、債務者と被害弁護団が融資全件の再調査や役員報酬の個別開示など計20件を株主提案し、いずれも賛成少数で否決した。 銀行側が提案した取締役選任案など2件は可決し、2時間32分で終了した。出席者は昨年より49人少ない451人。このうち、動議提出を含め、20人が発言に立った。不正融資問題や金融庁による業務改善命令に関する質問が16人を占め、加藤広亮社長は「一日も早い問題解決と(命令)解除に向け、努力していく」と強調した。 今年も出席者が会社側の発言を遮ったり、大声で不規則発言をしたりする場
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18日の大雨 10カ所で土砂災害 静岡県まとめ
静岡県は26日、県東部を中心に多くの被害をもたらした18日の大雨により県内7市町10カ所で土砂災害が発生したと発表した。このうち伊東市で発生した崖崩れで人家が半壊する被害があった。人的被害はなかった。 県砂防課によると、内訳は下田市2件、伊東市1件、伊豆市2件、三島市1件、清水町1件、沼津市2件、菊川市1件。伊豆市の山間部の沢では土石流が確認された。一方、下田市と菊川市の計3カ所では、擁壁などの土砂災害防止施設が斜面から崩れ落ちた土砂を食い止め、人家への被害を軽減した。 同課によると、2024年に発生した県内の土砂災害は20件(25日現在)。直近10年間の平均は年間69件。22、23年は
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大雨情報伝達 「検証が必要」 沼津市
沼津市は26日の定例記者会見で、同市大平地区などで45軒の床上浸水被害の出た18日の大雨について、被害情報の収集や伝達について検証が必要との考えを示した。 市危機管理課によると、大平地区では18日夜から床上浸水が始まったが、散発的に浸水の情報は市に届いていたものの、19日朝になるまで一定規模の被害が起きていた実態を把握できていなかったとした。 塚本秀綱副市長は迅速な情報収集と市民への提供が、減災につながるとの認識を示し、「具体性と速報性のバランスを取りながらどう伝えられるか、今回の流れを検証し、発災状況の伝え方を検討したい」と述べた。
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沼津夜間救急センターの使途不明金発覚 協会、午後会見
沼津市夜間救急医療センターを運営する沼津夜間救急医療対策協会で、約1億4千万円の使途不明金が発覚した問題で、同協会が26日午後に記者会見する。沼津市の頼重秀一市長が同日の定例記者会見で明らかにした。 協会関係者が使途不明金の発覚の経緯やチェック体制など詳細を説明するとみられる。 協会は6市町(沼津、三島、裾野、長泉、函南、清水)で構成。沼津市から協会が指定管理を受け、運営している。頼重市長は「大きな話と受け止めている。詳細な調査を指示した」と述べた。
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沼津夜間救急センターで医療費1.4億円不明 死亡職員横領か
静岡県東部の6市町などが運営する沼津夜間救急医療センター(沼津市)で医療費約1億4千万円が使途不明金になっていることが25日、複数の関係者への取材で分かった。職員が私的に流用していたとみられ、今後の詳しい調査によっては不正流用の総額が2億円を超える可能性もあるという。 関係者によると、経理などの事務を担当していた60代の男性職員が今月中旬に亡くなり、業務整理をする中で損害保険会社や厚生労働省からの振り込み通知書が見つかった。振込先はほかの職員が把握していない金融機関の口座だった。 センターが調べたところ、交通事故や労働災害で負傷した場合、患者に代わって保険会社などが負担する医療費が口座に
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JR東海道線 静岡~沼津間6駅無人化 2025年6月から
JR東海は25日、静岡県の在来線の6駅を2025年6月ごろから無人化すると発表した。現在は駅員が対面で応対しているが、遠隔からのモニターを使った案内やカメラでの監視などに切り替える。必要があれば、係員が無人駅に出向いて応対するという。 東海道線の片浜、東田子の浦、吉原、新蒲原、蒲原、由比の6駅。これまで駅員の不在時や休憩時間などに、切符の購入や乗り越し精算などの対応ができない時間があったが、券売機にモニター付きのインターホンを設置することなどにより、全ての時間帯で対応できるようになるという。
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狩野川花火大会の観覧券 沼津市民を先行抽選 先着順販売は7月7日から
7月27、28の両日に沼津市で開かれる沼津夏まつり・狩野川花火大会の実行委員会は30日まで、市民先行で観覧席券の抽選販売を受け付けている。 市民先行抽選販売(各日300マス分)は今回が初めて。CNプレイガイドの専用サイトから申し込み、当落は3日に発表する。 先着順の一般販売(同)は7日午前10時から。専用サイト、またはセブン―イレブンのマルチコピー機で販売する。同日は午前9時から午後3時まで、キラメッセぬまづでも各日200マス分を対面販売する。 価格は1マス(定員6人)8千~1万1千円。問い合わせは市産業政策課<電055(934)4744>へ。
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浄化槽功労者に静岡県知事表彰
静岡県はこのほど、長年にわたり生活環境の向上に貢献した県浄化槽協会の芦沢剛彦理事(沼津市)と早房英晃理事(富士市)に浄化槽関係功労者知事表彰を贈った。静岡市葵区で開かれた同協会の定時総会の席上で、池ケ谷弘巳くらし・環境部長が表彰状を手渡し、それぞれの功績をたたえた。 芦沢理事は地域の浄化槽巡回指導や行政と連携した広報活動を積極的に展開し、住民の衛生意識の向上に尽力した。早房理事は中学校で水環境の大切さや浄化槽に関する講演活動を開催するなど環境教育に力を入れてきた。 池ケ谷部長は「環境保全と快適な生活環境の確保に今後も協力してほしい」と呼びかけた。
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ガザ停戦求める決議案など可決 沼津市議会
沼津市議会6月定例会は25日、最終本会議を開き、2024年度一般会計補正予算案など23件を原案通り可決、同意、承認した。ともに議員発議として提出された再審法改正を求める意見書案と、市民からの陳情を受けたパレスチナ自治区ガザ地区での紛争の即時停戦などを求める決議案も全会一致で可決した。
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事業総利益1.9%減 JAふじ伊豆 3月期決算 共済落ち込む
JAふじ伊豆(沼津市)が25日発表した2024年3月期決算は、事業収益から事業費用を引いた事業総利益が前期比1・9%減の219億3100万円だった。二大事業のうち、保険の共済事業総利益が52億8400万円で5・8%減少した。 金融系の信用事業総利益は0・8%減の127億6700万円とほぼ横ばい。経常利益は2・3%増の23億1100万円、純利益に当たる当期剰余金は61・5%減の6億6100万円。資産評価損などに伴い、12億8800万円の特別損失を計上した。 農畜産物の販売品取扱高は野菜や果実、畜産など多くの品目で計画を上回った。ただ、夏の酷暑や大雨、資材高騰など生産者にとって厳しい経営環境が続
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信金と基金に裾野市感謝状
裾野市は24日、市に多額を寄付した沼津信用金庫(沼津市)とファンケルクラシック基金に市長感謝状を贈った。 裾野市役所で贈呈式を開き、村田悠市長が沼津信金の小野貢常勤理事に感謝状を手渡した。同信金は2月、子育て世代を対象にした地域応援キャンペーンとして市に寄付した。村田市長は「未来ある子どもの教育と児童福祉に活用します」と謝辞を述べた。
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サクラエビ生態 海の環境解説 静大、沼津で市民向け講座
静岡大地域創造教育センター(静岡市駿河区)はこのほど、県東部の環境などについて解説する市民向け講座「静岡の自然と社会」を沼津市のプラサヴェルデで開いた。 カサレト・ベアトリス特任教授が「駿河湾の自然と生態系とサクラエビ その特性」と題して講演した。水温や塩分濃度の異なる5層構造を持つ駿河湾の特徴や、サクラエビが成体になるまでの成長過程を説明。駿河湾産サクラエビの水揚げ量が2018年に急減したことを紹介し、原因として春の海水温低下による生育の遅れや黒潮大蛇行による稚エビの湾外への流出などが考えられるとした。 カサレト特任教授は、駿河湾奥には秋に、黒潮に乗ってサクラエビの幼生が餌とするケイ藻
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【TRY!ANGLE】夏の夜彩る ホタルの光跡【動画あり】
本格的な夏が近づきつつある中、虫や花が初夏の雰囲気を漂わせている。 南伊豆町の海岸や、御殿場市の森林ではホタルの光跡が暗闇に浮かび上がる。各地の景色に美しい光が重なり、写真愛好家らを楽しませている。 川沿いにはコケが生い茂り、緑あふれる光景になった。アジサイやハナショウブなど梅雨時の花も開花し6月を彩った。 (東部総局・田中秀樹)
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フェンシングのまち沼津 ロスも視野 「誇り」育む【五輪遺産つなぐ 東京からパリへ②】
鋭い金属音を響かせ、子どもたちが剣先を交える。4月中旬、沼津市の常設フェンシング場「F3BASE」で小中高校生が練習に励んでいた。見守るのは元五輪代表の長良将司コーチ(46)。日本フェンシング協会から市に派遣され6年目を迎えた。 2019年2月、東京五輪の事前合宿誘致へ連携を進めていた市と日本フェンシング協会は全国初の包括協定を締結。翌年には民間団体や企業による「フェンシングのまち沼津推進協議会」が発足した。21年に完成したF3BASEは日本代表の合宿拠点になっている。昨年は市内で全日本選手権も初開催した。 多くの市町で合宿誘致が一過性に終わる中、「祭典後」も官民一体で「フェンシングのま
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高尾山古墳(沼津)史跡指定 臨済寺庭園(静岡)名勝追加へ 文化審議会答申
文化審議会は24日、後期旧石器時代から縄文時代草創期の石器や炉の跡が見つかった福井洞窟(長崎県佐世保市)を特別史跡にするよう、文部科学相に答申した。旧石器時代の遺跡が特別史跡となるのは初めて。他に、東日本最古級の大規模前方後方墳、高尾山古墳(沼津市)など10件の史跡指定、臨済寺庭園(静岡市葵区)に周辺建物を加えるなど、37件の史跡・名勝・天然記念物の追加指定を求めた。 福井洞窟は奥行き5・5メートルで、1万9千~1万年前の15層の地層があり、年代ごとに特徴の異なる石器が出土した。洞窟が石器製作の拠点だったことを示唆する炉跡も発見。旧石器時代の「細石刃(さいせきじん)」と縄文土器の両方が同じ
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長泉町、芝浦機械と契約へ 小中校舎建て替え用地取得
芝浦機械(沼津市)が24日の取締役会で、小中学校の建て替えに伴う新たな土地取得を目指す長泉町に、所有する土地を譲渡するとしたことを受け、町は27日の臨時会に関連議案を提出する。関連議案の可決を経て、町は計画の具体化を急ぐ。 これまでに土地取得の関連費44億円を計上した。長泉中西側の不二精機製造所跡地(約2万5千平方メートル)で、中心街では唯一の広大な敷地。今後、長泉中と長泉小を建て替える計画で、取得した土地にこども園も併設する方針。
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介護保険料通知書 前年対象に誤送付 沼津市
沼津市は24日、8月から新たに介護保険料の特別徴収(年金天引き)が始まる人に送る開始決定通知書を、誤って前年8月の対象者400人に送ったと発表した。 市介護保険課によると、対象者を手作業で抽出する作業を怠った上、前年のデータが削除されていなかったのが原因。14日に送付後、送られた人から市に指摘があった。 市は本来の対象者455人に送るとともに、誤送付した人におわびの文書を送る。今後、作業を複数人で確認し、不要なデータの削除を徹底する。
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沼津中央公園に案内板設置提案 「まちづくり塾」集大成 歴史学者ら3人議論
沼津郷土史研究談話会(沼津史談会)は23日、城下町としての沼津の歴史を学ぶ「歴史と文化のまちづくり塾」の集大成となる講演会を市立図書館で開いた。同会が沼津中央公園に歴史と文化の情報案内板設置を提案し、歴史学者ら3人が意見交換した。 歴史学者の平山優氏、国立歴史民俗博物館の樋口雄彦教授、静岡古城研究会の望月保宏会長が登壇。同会は、かつての三枚橋城、沼津城、沼津兵学校の名残がある同公園に、城があったころの地図と現在の地図を重ね合わせて位置関係を「見える化」した案内板の設置を提案した。 平山氏は「城はすでに埋まっているため、見える化は一つのアイデアになる」と評価し、樋口教授は「歴史を継承するた
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事業承継支援へ連携協定 沼津商工会議所、市など11団体
沼津商工会議所や沼津市、地元金融機関などでつくる「ぬまづビジネスサポート連絡会」は本年度、市内中小企業の事業承継支援を本格化させる。円滑化を図るため、所属11団体が連携協定をこのほど締結した。人口減少や高齢化で事態が深刻になるとみて、情報共有による市内事業者の実態把握を急ぐ。 商議所と県事業承継・引継ぎ支援センター、市商工会は毎月、出張相談会を開催。しかし、商議所によると、相談件数が鈍化し実態の把握に及んでいないという。商工会も、市内の小規模事業者は家族経営が多く、支援のネットワークを広げないと親族外への継承が難しいと指摘する。 今後は各団体へ個別に寄せられた相談を同センターに集約し、
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聴覚障害者の日本代表 裾野で児童と一緒に陸上練習
聴覚障害者のデフ陸上日本代表選手が21日、裾野市の富岡第二小で体験教室を開いた。デフ陸上について説明し、4~6年生33人と一緒に練習して交流した。 7月に台湾で開かれる世界選手権に向け、同市で合宿中の高橋渚選手(35)=沼津市=ら3人が来校した。高橋選手は世界選手権のやり投げで金メダルを獲得した実績があり、子供用の投てき用具を使って「投げる手だけでなく、反対の手もうまく使う」などとフォームを指導した。 短距離の選手は、音の代わりにランプの色で判断するデフ陸上のスタートを教えた。男子400メートル障害で東京五輪に出場した安部孝駿さん(32)も参加し、「目標を持ち続けてほしい」と呼びかけた。
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スルガ銀行 不正融資問題溝深く 26日株主総会、不動産の任意売却を支援 被害弁護団、直接交渉へ今年も提案
スルガ銀行(沼津市)の株主総会が26日、同市で開かれる。アパートやマンションなど投資用不動産の不正融資問題を巡り、債務者と被害弁護団は昨年に続いて20件の株主提案を行い、融資全件の再調査や「不正融資反省館」の設立などを求めている。さらに今年は、スルガ銀が資本業務提携を結ぶクレジットカード大手「クレディセゾン」(東京)の総会でも株主提案を実行した。スルガ銀は債務者に不動産の任意売却などを提案しているが、溝は埋まらず、全面解決の見通しは立っていない。 19日に東京で開かれたセゾンの総会では、社外取締役を務める加藤広亮スルガ銀社長の解任案など10件を提案し、すべて否決された。出席者によると、これ
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「海から富士山」観光化へ 漁船クルージング誕生 絶景満喫!市内回遊向上期待
一部の撮影スポットに過剰な人気が集まり対応に追われる富士山麓。新たなアプローチとして「海上から見る富士山」を案内しようと昨年、漁船クルージングを運営する企業が富士市に誕生し、海上観光ツアーを展開している。口コミが徐々に広がり、海外からの申し込みも入る。事業者の杉山真郁さん(30)は「富士山の魅力をより引き出し、観光客が存分に楽しめる環境を整えたい」と意気込む。 クルージングには一本釣り漁船を使用。田子の浦漁港周辺を1時間ほど巡るプランや沼津市の大瀬崎を往復するコースのほか、日の出と同時に赤富士を満喫するツアーも用意する。 杉山さんは米国に留学した4年間で、富士山の認知度と観光資源として
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復旧急げ、ボランティア始動 大雨被害の沼津・大平地区
大雨による浸水被害を受けた沼津市大平地区で22日、市社会福祉協議会が設置した災害ボランティアセンターによる活動が始まった。支援を必要とする被災者宅にボランティアが派遣され、早期復旧に向け家人の片付けを手伝った。 初日は県東部から集まった16人が、水没した家財道具を運び出し、清掃をした。自宅が床上浸水した小林一さん(70)は「高齢者2人だと大変なのでありがたい。床板が乾かないと畳を敷けないが、今夜からまた雨が降るので困っている」と天候を案じた。 同地区は18日の大雨で床上、床下浸水に見舞われた。同地区センターと社協が水害に関する被害相談に応じている。 問い合わせは社協〈電055(922)
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NIE実践指定校に14校 静岡県推進協、初の視覚支援学校も
新聞を学校教材に活用するNIE(教育に新聞を)の普及に取り組む県NIE推進協議会は22日、本年度総会を静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で開き、実践指定校14校の推薦を承認した。 本年度の新規実践校6校には、沼津視覚特別支援学校(沼津市)も推薦される。視覚障害の特別支援学校がNIE実践校に名を連ねるのは県内初。安倍徹会長は「視覚障害のある子どもたちにNIEをどう実践するか。今年も(NIEの)方法論が気概を持って展開されると思う」と期待を込めた。 指定実践校に推薦された14校は、7月の日本新聞協会NIE委員会で正式に承認される。各校で2年間にわたりNIEに取り組み、最終年度の2月に担当教諭が
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沼津・大泉寺「阿野祭」 悪天候のため中止
沼津市の大泉寺で23日、開催予定だった「阿野祭」は悪天候予想のため中止する。寺が発表した。
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沼津商高サッカー部に感謝状 千本LC 障害児支援イベントに参加
沼津千本ライオンズクラブ(LC)はこのほど、奉仕活動に取り組んだ沼津商業高サッカー部に感謝状を贈った。 サッカー部の生徒や指導者らは5月、同LCが沼津市総合体育館で開いた障害児とその保護者を支援するイベントにスタッフとしてボランティア参加した。海洋プラスチックを再利用して組み立てるサッカーボール作りや、シュート練習、運動会などを実施した。参加した児童に寄り添いながら楽しませ、会場を盛り上げた。 贈呈式は沼津市のリバーサイドホテルで開き、LC関係者が生徒に感謝状を手渡した。河野友哉部長は「今後も活動に携わり、もっと楽しんでもらえる企画を考えたい」と話した。
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七夕へ“沼津愛”揮毫 沼津西高生、仲見世商店街で 52メートル布製短冊に
沼津市の沼津仲見世商店街振興組合は21日、商店街の活性化の七夕イベントとして展示予定の大きな短冊に揮毫(きごう)する催しを開いた。 沼津西高書道部の2年生4人が1本52メートルの布製の短冊2本に文字を入れた。大きな筆を握り、交代で「第69回仲見世七夕まつり」「大好きの溢れる沼津の地」と行書体で書いた。多くの通行人が見守る中、生徒は大きな声を出しながらダイナミックに仕上げた。 最後の書をしたためた栃山瑞葵さんは「練習してきた中で一番良くできた。書道を通じて商店街の七夕を盛り上げたい」と話した。 買い物客らがペンで余白に思い思いに書き込めるよう28日から7月7日まで商店街に置き、8日から展
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沼津ブランド5品を吟味 干物、タチバナ使った洋菓子、ギョーザ… 沼津商議所が評価選考委員会 7月に結果
沼津商工会議所は21日、地元の素材を生かした「沼津ブランド」の評価選考委員会を沼津市の同商議所で開いた。新たに申請のあった4品と、既に認定を受けながら具材を変更する1品のいずれも食品計5品を審査した。 地元で加工された干物、戸田地区のかんきつ類タチバナを使った洋菓子、長年愛される手作りギョーザなど工夫を凝らした逸品が目立った。高村和秀副会頭が委員長を務め、審査員10人が味や価格、見栄え、独創性、市のイメージアップにつながるかなどの項目を50点満点で採点した。 味は最も重要な項目で、審査員が試食した。結果は7月に決まる。 (東部総局・天羽桜子)
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静岡県の人口353万2209人 6月1日推計、前月比1571人減
静岡県がこのほど公表した6月1日現在の推計人口は353万2209人で、前月から1571人減少した。5月1日時点で23カ月ぶりに前月比増となったが、再び減少に転じた。 転入数から転出数を引いた社会動態は716人増(転入1万468人、転出9752人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2287人減(出生1593人、死亡3880人)だった。社会動態は2カ月連続で増加した。 市町別で人口が増加したのは7市町で、伊豆市36人をはじめ、長泉町23人、裾野市20人、御殿場市18人と続いた。減少は静岡市323人、浜松市244人、磐田市129人、沼津市113人など28市町だった。 社会動態が増加したのは
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静岡県内梅雨入り 家屋片付けに遅れ 18日の大雨で被害の沼津市、清水町
静岡県を含む東海地方が21日梅雨入りし、18日の大雨で被害の出た沼津市の住民からは再被害への不安や、湿気による片付け作業の遅れを嘆く声が聞かれた。 約30軒が床上浸水した同市大平地区では21日も小雨の降る中、住民が水にぬれた家財道具などを災害ごみ集積所に運び込んだ。市の担当者によると、大雨の翌日からごみの量は一向に減っていないという。22日からは災害ボランティアの活動も始まる。 同地区に設置した市の災害相談窓口を訪れた建設会社経営の杉山賀洋さん(41)は自宅や倉庫が床上浸水した。「水に漬かった木材は移動できず、梅雨で乾くのにも時間がかかる。臭いも取れない」と嘆く。自宅は2019年の大雨で
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沼津の路線バス3社 運転手確保へ垣根越え協力 30日に合同体験会
沼津市内で路線バスを運行する伊豆箱根バス、東海バス、富士急シティバスの3社が30日、合同のバス運転体験会と会社説明会を同市東椎路の県自動車学校沼津校で開く。運転手不足が深刻化する中、バスに触れてもらい、就職につなげようと初めて企画した。 運転手の確保は共通課題で、会社の垣根を越えて協力し、バスの運転に興味を持つ人材の発掘を目指す。伊豆箱根バスの担当者は「沼津市は移住先としても人気。移住後の就職先に考えてもらえたら」と県内外から参加を期待する。 体験会は午前10時と午後1時の2回で、定員は60人。各社ホームページか電話で申し込む。問い合わせは伊豆箱根バス<電055(977)1211>へ。
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沼津ゆかりの版画家山口源 多色木版画の技法勉強 沼津西高でワークショップ 2026年に没後50年
沼津市は20日、同市ゆかりの版画家山口源を顕彰する事業の一環として、「多色木版画ワークショップ」を沼津西高で開いた。2026年に没後50年を迎えるのを前に版画芸術の関心を次世代に広める狙い。 芸術科1年生の約20人が参加し、14年度の「山口源新人賞」を受賞した神奈川県の浜田路子さん(39)が指導役を務めた。生徒は道具や表現方法について教わりながら、事前に用意した校内の風景画を版木に彫った。 浜田さんは「木版画にはいろいろな技法がある。年賀状など日常生活にも使える芸術。今後も続けてほしい」と話した。7月4日に浜田さんを再び招き、色を付ける作業に取り組む。 (東部総局・田中秀樹)
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沼津「あわしまマリンパーク」 7月再開の前に、ボランティアが清掃
沼津市の離島・淡島の水族館「あわしまマリンパーク」で20日、7月12日の営業再開を前に、ボランティアが清掃に臨んだ。21、23の両日も行う。 水族館は2月、老朽化などを理由に閉園したが、4月にオーナー会社が変わり、営業再開が決まった。閉園中は従業員が少なく、恒例の大規模清掃も今年は実施できなかったためボランティアを募った。 初日は静岡県内外の約70人が参加。遊歩道の草木を伐採したり、イルカプールの海藻を取ったりした。今村クニト社長は「平日にもかかわらず多くの方に手伝っていただきありがたい。皆さんの期待に応えられる水族館にしたい」と話した。今後も継続的にボランティアを募るという。
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建物屋上に女性侵入 警察、消防が出動 JR沼津駅前
20日午前10時50分ごろ、JR沼津駅南口前の商業施設「イーラde」の居住者用屋上駐車場に20代女性が侵入した。女性は6階建ての屋上から飛び降りるようなそぶりを見せたため、消防がマットを敷いて警戒に当たった。沼津署は施設前の道路約150メートルを一時通行止めにした。女性は同日午後1時ごろ、保護された。現場は繁華街で、一時騒然とした。
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18日大雨 静岡県内の住宅被害140棟に
18日に静岡県東部を中心に冠水などが発生した大雨で、県は20日、伊豆の国市で床上や床下浸水などの住宅被害を新たに11棟確認したと発表した。今回の大雨による住宅被害は計140棟となった。 県のこれまでのまとめによると、床上浸水は沼津市で30棟と最も多く、伊豆の国市で4棟、函南町で2棟。床下浸水も沼津市が70棟と最多で、伊豆の国市で14棟、函南町で10棟、伊豆市や西伊豆町で各4棟、清水町で1棟となっている。
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介護職復職や就労支援 静岡市葵区でセミナー
静岡県と県社会福祉協議会は19日、介護職への復職や就労を支援するセミナーを、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開いた。経験者や未経験ながら介護職に興味がある20~60代の男女約10人が参加し、認知症介護におけるコミュニケーションの重要性を学んだ。 介護現場での言葉がけに関する著書がある介護老人保健施設あさひな(横浜市)の介護福祉士尾渡順子さんが、現場でのエピソードも交えながら、認知症の基礎知識や患者への声かけの仕方について説明した。被害妄想や記憶障害などの症状がある患者に対し、さまざまな場面に応じた適切な声かけの仕方を紹介し、「患者のことを知り、安心できる言葉をかけてほしい」と強調した。
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消しゴムはんこ 似顔絵が人気 大河「鎌倉殿」登場の60人以上題材 沼津・大泉寺
伊豆などが舞台となった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場した阿野全成(1153~1203年)の墓がある大泉寺=沼津市井出=の小島健布住職(50)が手がける消しゴムはんこ作品が注目を集め、地域活性化に一役買っている。住職は全成を含む60人以上の登場人物の似顔絵を約1年半かけて制作。寺では今月23日に祭りを開催予定で、「歴史やドラマ、はんこ作品が、人の集まるきっかけになれば」と話す。 住職は趣味として4、5年ほど前から消しゴムはんこを始めた。芸能人やキャラクターの似顔絵などを彫って年賀状に押していたが、寺を訪れた人の要望を受けて御朱印に施したところ、SNSで話題に。作品を見たいと、コロナ禍に
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6議案可決し閉会 清水町議会6月定例会
清水町議会は20日、6月定例会最終本会議を開き、沼津市への可燃ごみ処理の事務委託に関する規約や2024年度一般会計補正予算案など6議案を原案通り可決し、閉会した。補正予算は4億3700万円の追加で、中学3年生の新型コロナワクチン予防接種の助成費100万円などを盛り込んだ。
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沼津の大雨被害でボランティア募集 市の相談窓口設置も
沼津市は大雨による浸水被害を受け、22日まで大平地区センターに相談窓口を設置している。受付は午前9時~午後5時。罹災(りさい)証明書の発行や、ごみ処理などの相談に応じる。 市社会福祉協議会は20日、災害ボランティアセンターを設置し、活動するボランティアを募集している。ボランティアの活動は22日~7月1日で、県東部在住か在勤者が対象。各日20人程度で、登録希望者はインターネットで申し込む。 問い合わせはいずれも市社協<電055(922)1500>へ。
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ネット中継へ 映像撮影試行 沼津市議会常任委
沼津市議会は導入を検討する委員会のインターネット中継に向け、17~20日に開かれた6月定例会の常任委員会で映像撮影を試行した。今定例会の映像は公開せず、各議員が検証する。今夏には先行する議会を視察し、来年度の導入を目指す。 20日の特別会計企業会計予算決算委員会では、議会事務局職員がタブレット端末を操作し、質疑の模様を撮影、録画した。映像は、今後撮影方法などを検討する際の参考とする。 高橋達也議長は「4日間の試行で、議員から異論はなかった。低額の予算で実施できそう」と述べた。
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沼津西高生 千本小で読み聞かせ 感情込め 絵本の世界へ
沼津市の沼津西高は19日から21日まで、同市立千本小の児童を対象にした絵本の読み聞かせを実施している。 20日は沼津西高生徒12人が同小を訪れ、2人一組になり各教室で絵本を読んだ。参加している生徒は、保育や教育、医療関係など人と接する仕事を目指すボランティア。事前に外部講師を招いて練習した成果を披露した。児童は感情のこもった読み声に夢中になり、前のめりになって本を楽しんだ。 より伝わりやすい読み聞かせをしようと工夫した同高3年酒井由希穂さんは「ただ文字を読むのではなく、一人一人と会話したり、問いかけをしたりして本に愛着を持ってもらった」と話した。 (東部総局・田中秀樹)
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災害に強い循環型社会実現へ 三島市、東電パワーグリッドが協定
三島市と東京電力パワーグリッド静岡総支社(沼津市)は19日、循環型地域社会の実現に向けた連携協力協定を結んだ。脱炭素化に向けた施策の推進を通じ、災害に強いまちづくりを目指す。 災害時の復旧も見据え、電気自動車(EV)導入促進や充電インフラの拡大などを連携して進める。市民や事業者に対する意識啓発や環境教育に関する出前講座も実施する。 市役所で行われた締結式で、豊岡武士市長と同総支社の市田雅之総支社長が署名を交わした。豊岡市長は「災害復旧対応を含め、一層密に連携を取っていきたい」と話した。 同社と県内で協定を結ぶのは5市町目。
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沼津市大平地区 また浸水被害 新ポンプ場間に合わず
前線や低気圧の影響による激しい雨から一夜明けた19日、県東部では床上浸水などの被害が各地で確認された。沼津市ではこれまでも浸水被害が頻発している大平地区に被害が集中し、伊豆市では観光施設に濁流が流れ込んでいた。住民や従業員は早朝から、後片付けに追われた。 沼津市大平地区は2007年と19年にも、浸水被害に見舞われた。18日は夜までに、民家など約30軒が床上まで浸水した。大平江川があふれ、深いところで50センチ以上冠水した。市は同日、大平江川の水を狩野川に流すため、ポンプ場の4台を稼働した。新たに導入した可搬式ポンプ1台も動かしたが、被害を食い止められなかった。 自宅が床上浸水した内田祐司
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小野伸二さん「楽しさ伝えることが使命」 Jリーグのサッカー教室で全国へ セルジオ越後さん お手本に
サッカー元日本代表で、昨季限りで現役を引退した小野伸二さん(44)=沼津市出身、清水商高出=が、Jリーグが主催するサッカー教室「スマイルフットボールツアー」で全国各地の子どもたちにサッカーを教えている。「技術以上に楽しさが自分の原点。サッカーをより好きになることが長く続く秘訣(ひけつ)になる」と思いを込める。 4月下旬に東京・味の素スタジアムで第1回が行われた。基本技術の実演を行うだけでなく、ミニゲームなどで大勢の小学生の中で積極的にボールを追い掛けた。「うまいね!」「もっとこうしたほうがいいよ!」と声を掛けられた子どもたちは、うれしそうに、熱心に取り組んだ。 教室を開くに当たり、小野さ
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県警察官友の会 協力者に感謝状 沼津
警察活動を支える県警察官友の会(酒井公夫会長)はこのほど、本年度の総会と表彰式を沼津市で開いた。長年、警察支援に力を尽くしてきた県内各地の協力者29人に対し、津田隆好本部長から感謝状を手渡した。 全国表彰を受けた酒井会長には、津田本部長から表彰状が伝達された。全国表彰の受賞者は酒井会長を含めて全国で6人のみ。 優れた業務成績を残した警察職員には、酒井会長から奨励賞が贈られた。 表彰を受けた人は次の通り。 【県警本部長感謝状】 金田弘道(下田)青木喜代司(伊豆中央)木元俊秀(伊東)渡辺修一(熱海)竹村喜次、赤堀肇紀(沼津)渡辺康一(裾野)小野寛幸(御殿場)久保田貴久、山田泰正(富士)清功(富士
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公立小中校などに防犯カメラ設置へ 沼津市
沼津市教育委員会は19日の市議会一般会計予算決算委員会で、市内の公立小中学校全校と沼津市立高に防犯カメラ各2台を本年度中に整備する方針を示した。 市教委によると、すでに設置済みの静浦小中一貫校と門池中を除く、小学校20校、中学校13校、小中一貫校2校、市立高が対象。出入りの多い正門や昇降口付近の設置を想定し、児童・生徒の安全対策などにつなげる。 事業費は1校につき250万円で、カメラ2台、モニター、レコーダー、設備工事費などに充てる。9月ごろから工事を順次開始し、来年1月末には全校で完了する予定。
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富士山の登山規制 「一山二制度」解消望む【記者コラム 湧水】
富士山が7月1日、山開きする。静岡県では同10日ごろから約2カ月間の夏山シーズンを迎えるが、今夏は山梨県側と登山規制が大きく異なり、同じ世界遺産の霊峰で二つの制度が併存することになった。山梨県に比べて本県は規制が緩く、関係者の間ではオーバーツーリズムへの懸念が広がる。登山者にとって分かりにくい状況を解消するためにも、「統一ルール」の早期実現が望まれる。 山梨県が新たに1日最大4千人の登山人数制限を設け、通行料2千円を徴収するのに対し、本県は人数制限や通行料を設定しない。山小屋の宿泊予約がない場合、山梨県は「午後4時から午前3時まで通行を禁止する」が、本県は「午後4時以降、登山自粛を要請する
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沼津の精神科病院で患者死亡 遺族が損賠提訴、刑事告訴も 「監禁、適切な診療受けさせず」
沼津市の精神科病院で入院患者だった男性=当時(80)=を監禁し、適切な診療を受けさせずに放置して薬剤性肝障害などで死亡させたとして、遺族は18日、病院の運営法人に約5600万円の損害賠償を求め静岡地裁沼津支部に提訴した。遺族は監禁致傷と業務上過失致死の疑いで院長に対する告訴状も沼津署に提出し、「入院した1カ月間に何が起きたのか、真実が知りたい」と訴えた。 訴状などによると、男性は脳梗塞の後遺症があり、服薬調整のため2021年10月に同院に入院した。2日後、病院は家族の同意を得ないまま、窓のない個室に施錠して閉じ込める医療保護入院に移し、男性は重度の精神障害を負った。過剰な薬物投与で精神障害
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独立選抜書展 静岡県内17人入選
現代書団体の独立書人団(東京都)の2024年独立選抜書展で、鈴木美恵子さん(静岡市葵区)が会員推挙されるなど県内の17人が入選した。展覧会は東京都美術館(台東区)で、21日まで開かれている。 県内のその他の入選者は次の通り。 三浦すみれ(小山町)池谷天外(三島市)朝井出桃子、高橋直嗣(以上沼津市)好司、風岡将平、渡辺麗美(以上富士宮市)時政荘子(富士市)大石千世、是永尚志、平井聴雨、榊原橘花(以上静岡市葵区)杉山桃青(同市駿河区)長谷川千春(藤枝市)外山博彰(島田市)袴田一耀(吉田町)
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太鼓ドンドン、力強い音に「びっくり」 静岡市の大谷こども園で演奏
子どもたちに文化芸術を体験してもらう静岡市の訪問支援事業の一環で、太鼓奏者のはせみきたさん、安藤則子さんが18日、和太鼓生演奏を駿河区の大谷こども園で行った。園児41人が力強い音色に聞き入った。 「宮太鼓」「締太鼓」などさまざまな種類の和太鼓を持参し、音の違いなどを披露した。はせさんの出身地、沼津市の千本松原をイメージした「松籟(しょうらい)舞」やアドリブを含む「遊波」の2曲のほか、即興演奏も行った。和太鼓に触れる時間も設けられ、園児は手でたたいて大きな音が出ると歓声を上げた。 福山希帆ちゃん(5)は「太鼓をたたくとビリビリして面白かった。大きな音にびっくりしたけど楽しかった」と喜んだ。
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沼津市 高架化後“まちの顔”描く 新駅舎や広場 デザイン検討 代表者ら初会合 完成は17年後 空間魅力的に
沼津市は17日、JR沼津駅周辺の鉄道高架化に伴う新沼津駅舎や駅前広場のデザインを検討する会議の初会合を同市のプラサヴェルデで開いた。高架化後の“まちの顔”の基本的な機能や将来の姿を描く動きが本格的にスタートした。 会議は市や県、JR東海、沼津商工会議所の代表ら委員10人で構成し、都市景観が専門の法政大の福井恒明教授が座長に就任した。任期は3年。2024年度は、市がプロポーザル方式で発注する駅舎や広場のデザイン基本計画策定業務の評価選定基準を検討する。25~26年度に事業者を決定した後、事業者の提案を基に最終的な基本計画をまとめる。 福井座長は「完成は17年後という事業。市の中心的空間を魅力的
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障害者 eスポーツ大会 沼津の泉さん優勝 市長に報告
知的や精神障害者の就労継続支援B型事業所「FreeZia(フリージア)」(沼津市)を利用する同市の泉礼さん(35)が5月、障害者のeスポーツ大会「バリアブレイクカップ4周年記念大会ぷよぷよeスポーツ」で優勝した。 大会は全国から参加した12人がパズルゲーム「ぷよぷよ」をオンラインのトーナメントで争い、泉さんは「ドーン・スネーク」の競技名で戦った。 フリージアでは、泉さん以外にも約10人の利用者がeスポーツに取り組んでいる。18日は利用者ら6人が市役所を訪れ、頼重秀一市長に喜びを報告した。泉さんは「運よく優勝でき、うれしい。賞金のある大きな大会で結果を残したい」と意欲を語った。
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自動車のお仕事 体験 沼津で鈴木学園催し 職種さまざま 学生と交流
学校法人鈴木学園(三島市)は16日、自動車関連を中心にさまざまな職種の体験を提供する「中央メカモビリティショー&スズガクフェスティバル」を沼津市で開いた。 子どもや学生らに向け、県内のディーラー約20社が新車の展示や作業車の乗車体験を実施した。 同学園の各専門学校は体験ブースを設けた。参加者はカメやトカゲといった動物との触れ合い、お絵かきせんべい作りなどをして在校生と交流した。
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沼津市立病院 産婦人科や地域ケア病床削減へ 人口、出生減が影響 市方針
沼津市議会は18日、2常任委員会を開いた。市は来年4月から市立病院の病床数を現行の387床から326床に減らす方針を民生病院委員会で明らかにした。人口減による入院患者の減少などが理由で、服部敦病院管理課長は「過去5年間で最も入院患者が多かった時も323床だった。削減しても影響はない」と説明した。 削減するのは、産婦人科と小児科(新生児集中治療室)計11床と、リハビリ患者らを受け入れていた地域包括ケア病床50床。産婦人科・小児科は出生数の減少を踏まえ、32床とする。地域包括ケア病床は、県全体の病院機能分化の一環として急性期医療に特化する。今後は回復期病棟がある他の医療機関との連携を強める。
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太宰治ゆかり 料理や箏曲堪能 沼津で「生誕祭」 安田屋旅館
沼津市内浦三津の安田屋旅館は16日、作家太宰治(1909~48年)の誕生日(19日)を前に「沼津太宰治生誕祭」を同館で開いた。県東部を中心に45人ほどが訪れた。 参加者は太宰が同館で執筆した代表作「斜陽」に登場するグリーンピースのスープなどの「太宰御膳」を味わった。斜陽の第1章を県立大国際関係学部4年の村松音佳さんが朗読し、同大卒業生の沢野華世子さんが箏曲を披露した。 同市の杉山まさ枝さんは「1年に一度の楽しみ。料理もおいしく、良い演奏も楽しめた」と話した。
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さくら写真コンクール 知事賞に高橋さん(伊豆の国)
2024年度県さくら写真コンクール(県さくらの会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式がこのほど、県庁で開かれた。最優秀の知事賞には高橋浩さん(伊豆の国市)の「反射炉夜桜」が輝いた。特選の永井真澄さん(島田市)と飯田龍治さん(御殿場市)を含む3人に中山淳也県くらし・環境部参事が表彰状を手渡した。 県内外から503点の応募があり、18点が入賞した。高橋さんの作品は、ライトアップされた世界遺産の韮山反射炉を背景に咲き誇る桜と、長時間露出で撮影した車のテールランプを配置し、静かな風景に躍動感を加えている。 入賞作品は28日まで県庁別館21階展望ロビーに展示し、その後は県内各地で巡回展示する。
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沼津市、戸田造船博物館で方針 27年度に移転 併設館も
沼津市教委と市は17日、計画する戸田造船郷土資料博物館(戸田)の移転について、同館に併設する駿河湾深海生物館と合わせて2027年度に実施する方針を市議会文教産業委員会で明らかにした。 市教委は博物館の基本方針を戸田地区の歴史民俗資料の収集保管、調査研究などとする移転整備基本構想案や、本年度中に移転基本計画を策定する日程を示した。7月23日から8月22日まで、構想案への市民意見を募る。 博物館は幕末の安政地震で沈没したロシアの帆船ディアナ号の代船「ヘダ号」を建造した歴史や、ロシアとの友好交流を伝えるため、1969年に旧戸田村が開館。82年に生物館を併設した。鉄筋コンクリート造3階建ての建物
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障害児支援へ慈善演奏会 沼津でNPO「マム」
障害のある人の支援に取り組む認定NPO法人マム(沼津市)は15日、チャリティーコンサートを同市民文化センターで開いた。 伊豆市を中心に活動する太鼓演奏表現チーム「喜酔会」と吹奏楽団「沼津ブラス・フロンティア」(沼津市)が出演し、全11曲を披露。約400人の来場者が深みのある音色に耳を傾けた。 川端恵美理事長は同法人が今年、設立20周年を迎えることに触れ、「みなさんのおかげでコンサートが続けられている」と感謝した。コンサートの収益は障害のある子どもたちの帆船乗船体験の費用に充てる。
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卓球スターコンテンダー・リュブリャナ 平野(沼津市出身)4強ならず
卓球のスターコンテンダー・リュブリャナは15日、リュブリャナで行われ、女子ダブルス決勝で木原美悠、長崎美柚組(木下グループ)が韓国ペアに3-1で勝ち、優勝した。 シングルスの女子はパリ五輪代表の早田ひな(日本生命)張本美和が準決勝に進んだ。平野美宇=沼津市出身=(ともに木下グループ)、木原は準々決勝で敗れた。男子は張本智和(智和企画)が4強入り。松島輝空(木下グループ)は準々決勝で屈した。
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児童がサツマイモ つる挿しを体験 沼津「あぐりスクール」
JAふじ伊豆なんすん地区本部はこのほど、農業体験を通じて食の大切さを知ってもらう「あぐりスクール」を沼津市大平の畑で開いた。児童約60人がサツマイモのつる挿しを体験した。 畑に畝を作り、ビニールを土にかぶせた。5センチほどの穴を掘り、葉が東を向くよう斜めに苗を植えた。田植えにも励んだ。 スクールは11月まで。畑の管理作業や収穫に取り組む。
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紙の本 お気に入り選ぶ 沼津片浜小でフェア 児童ら親しむ
沼津市のマルサン書店と出版取次大手「トーハン」はこのほど、児童に紙の本に親しんでもらおうと、同市の片浜小で書籍展示会「ブックフェア」を開いた。 図鑑や絵本、歴史漫画など多様なジャンルの児童書約1万冊が並んだ。児童は気になった本を試読し、お気に入りをリクエスト用紙に記入して提出した。書店がリクエストをリスト化し、学校側が注文する際の参考にするという。 6年の松井旭人さん(11)は「授業で扱った歴史の本など興味がある本にいろいろ出会えて楽しかった」と声を弾ませた。
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沼津西RCが1500回目例会 社会奉仕継続誓う
沼津西ロータリークラブ(重光純会長)はこのほど、1500回目の例会と祝賀会を沼津市内で開いた。設立直後から在籍する芹沢貞治さんが歴史を振り返り、社会奉仕活動の継続を誓った。重光会長は関係者への感謝を述べ、会員増強に意欲を示した。 1991年5月30日に初回の例会を開いた。現在は21人が所属し、千本浜の清掃や少年サッカー大会開催などを続けている。
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初の社会人入試 10月実施 沼津市立看護専門学校
沼津市立看護専門学校(同市大諏訪)は、2025年度入学生から初めて社会人対象の入試を実施する。試験日は10月17日。一般入試より約2カ月先行して行うほか、受験科目を軽減し人手不足となっている看護人材の確保を目指す。 同校は毎年、一般入試による数人の社会人入学生がいる。一方で、受験の負担が大きいため、25年度社会人入試は3科目の学科試験を国語と数学のみとする。全体の定員30人は変えず、社会人入試の募集人数は若干名とする。先に入試を行い、一定の社会人枠を確保する。河西直美事務長は「多様な看護人材のニーズが高まっている。挑戦する社会人を後押ししたい」とする。 出願受付は9月11~27日。7月6
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1989年の沼津へタイムリープ 赤瀬川原平さん未発表写真を展示 沼津の書店
沼津市下本町の書店「リバーブックス」は7月7日まで、路上観察などで知られる前衛芸術家の故赤瀬川原平さんの写真展「タイムリープ・沼津1989/東京1993~1999」を開いている。街角の建物や看板を独特の視点で切り取った赤瀬川さんが、1989年に市内で撮影した初公開の写真4点を展示している。 展示したのは、赤瀬川さんが妻の尚子さんと市内を旅行で訪れた際に撮影した写真4点や、都内の風景スナップなど計11点。同展は東京の森岡書店に続き2カ所目。沼津での開催に当たり、尚子さんから沼津の未発表写真を展示する提案があった。 市内の写真は、沼津港周辺の喫茶店や看板、役に立たない階段など、普段見過ごし
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子どもライダー熱戦 ランバイク 富士で大会
路面を蹴って進む自転車の大会「ランバイクチャレンジフジカップ」が15日、富士市の富士川体育館駐車場で開かれた。2~8歳児約50人が“最速”の称号を懸けた熱戦を繰り広げた。 出場者は年齢別に、200~250メートルの特設コースを駆け抜けた。ペダルやブレーキがない専用自転車にまたがり、力強く路面を蹴って加速した。最短のコースをとるために競り合い、コーナーでは車体を内側に傾けて速度を落とさず曲がりきった。保護者の熱い声援も会場に飛び交った。 大会は同市が拠点のプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」が運営した。16日は「ヌマヅカップ」と題して沼津市の愛鷹広域公園で開か
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障害者法定雇用率 5年連続で未達成 沼津市
沼津市は14日、2019年度から23年度まで5年連続で職員の障害者法定雇用率が未達成だったと明らかにした。市議会6月定例会一般質問での山下富美子氏(未来の風)への答弁。 23年度は2・6%の法定雇用率に対し、2・0%だった。静岡労働局の調査によると、県内23市で5年連続未達成なのは、同市と静岡市のみ。 地方自治体の法定雇用率は今年4月に2・8%となり、26年7月には3・0%に引き上げられる。市は25年度新規採用から障害者向けの試験を実施するほか、今年7月以降に特別支援学校生向けの職場実習を開催して、未達成の解消を図る。 一般質問は3氏が行った。定例会では、市民文化センター改修費2500万円を
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沼津の発展尽力 人としてのあり方知って 江原素六の生涯 漫画に 顕彰会 市と市教委に寄贈
沼津市の発展に尽力した江原素六をたたえる公益社団法人「江原素六先生顕彰会」(土屋新一会長)がこのほど、素六の生涯を描いた漫画を完成させた。同市出身の漫画家風間宏子さんが著作を担当。関係者は「漫画を通して、多くの子どもたちに江原素六の生き方や人としてのあり方を知ってほしい」と期待する。 漫画に登場する子どもらの質問に土屋会長が答える形でストーリーが進む。素六が江戸で生まれ武士として育ち、沼津に移り住むまでの経緯や、政治家やキリスト教徒としての姿などを時系列で記している。 土屋会長と風間さんらがこのほど市役所を訪れ、338冊を市と市教委に寄贈した。風間さんは「1コマを書くのに膨大な資料調べが必要
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沼津・興国寺城跡整備へ 市教委、2024年度内に基本計画
沼津市教委は2024年度中に、国指定史跡・興国寺城跡(同市根古屋)の整備に向けた基本計画を策定する。約9万9千平方メートルの敷地を段階的に整備し、歴史ファンらの誘客を図る。13日開かれた市議会6月定例会一般質問の佐野博一氏(志政会)への答弁。 計画策定は22年度から策定作業を進めていて、整備は北側の天守台周辺から順次進める方針。現状でも年間1万人以上が訪れることから、トイレや案内看板の設置も盛り込む。有識者による城跡整備調査委員会での議論を踏まえ、24年度中に策定する。 興国寺城は戦国武将北条早雲旗揚げの城として知られる。1995年に国史跡に指定され、2012年まで順次指定範囲が拡大され
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大瀬崎の深海魚写真絵本に 水中カメラマン堀口さん(西伊豆)が10年間で撮影
西伊豆町宇久須の水中カメラマン堀口和重さん(38)が、駿河湾の深海魚をテーマにした写真絵本「深海魚に会える海」を制作した。沼津市の大瀬崎などで撮影した独特な姿形の生き物を紹介する。「子どもたちに駿河湾や海の生き物に興味を持ってもらえたらうれしい」と語る。 約10年間撮りためたという大瀬崎の海中で見られる深海魚の写真を掲載した。細長い白銀色の体と赤い背びれのリュウグウノツカイの幼魚や、鋭い牙が特徴のミズウオなど深海に生息する生き物の姿を鮮明にとらえている。サクラエビの競りやタカアシガニ漁など駿河湾関連の写真も載せた。 東京都出身の堀口さんはダイビングが趣味の父親の影響で、幼少期からシュノ
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MICE支援加速 11月、沼津で国際会議 静岡県東部コンベンションビューロー
静岡県東部の経済団体や観光協会、企業などで構成し、観光客や大規模イベント誘致を手がける県東部地域コンベンションビューロー(CB、会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は本年度、国際会議や観光、大会などを組み合わせた催事「MICE」(マイス)の誘致や開催支援を加速する。官民との連携深化や発信強化などを軸に地域経済への波及を図る。 本年度の誘致支援事業費を910万円(前年度比380万円増)と大幅に拡充させた。まずは、11月10~15日に沼津市で開かれる太陽光発電国際会議(会場・プラサヴェルデ)を後押しする。同施設の開業以来、一つの催事で最多とされる3400人が世界中から訪問、周辺施設へ宿泊するため
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JAなんすんファーマーズ4店舗 農産物販売 23日までイベント
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)の直営ファーマーズ4店舗で13日、「わくわくイベント」が始まった。23日まで旬の農産物と地元の銘菓、名産などを特別販売し、イベントを開く。 初日は各店頭でタマネギの詰め放題を企画した。裾野市のすそのふれあい市は開店と同時に多くの来店者でにぎわい、小玉や細長い形のため生産者が市場に出荷しなかった規格外のタマネギを袋いっぱいに詰め、持ち帰った。 14日はブランド米「するがの極」が当たる抽選会、15日には新鮮な県東部産トウモロコシの直売を行う。
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沼津市社協に静岡県が改善勧告 介護士の性的虐待受け
沼津市社会福祉協議会に勤務していた50代の男性介護士が2022年、利用者の高齢女性に性的虐待をした事件で、県が同社協に介護保険法に基づく改善勧告を出したことが13日、関係者への取材で分かった。静岡県は発覚後の再発防止に向けた取り組みも不十分と判断。社協は23年に同じ事件で市からも改善指導を受けている。 勧告は今年2月29日付。介護士は22年11月、同市に住む認知症のある80代女性宅でわいせつな行為をしたとして準強制わいせつ罪で起訴され、今年2月に静岡地裁沼津支部で有罪判決を受けた。 県は事件発覚後に監査した23年7月時点でも社協が虐待防止委員会の定期開催や介護士への定期的な研修を実施して
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筧利夫さん出演 22日ミュージカル 沼津市民文化センター
ミュージカル「コーラスライン」の作詞家として知られるエド・クレバンの自伝的ミュージカル「クラスアクト」の公演(沼津市振興公社主催)が22日午後2時から、市民文化センターで開かれる。 1987年に48歳で亡くなった作曲家兼作詞家のエド・クレバンの生涯を、彼の楽曲やダンスとともにたどる。浜松市出身の俳優筧利夫さんが主人公のエドを演じ、エドの恋人役に紫吹淳さん、高橋由美子さんらが出演する。 チケットはSS席9千円、S席7千円、A席5千円。高校生以下は一律3千円。同センターやプレイガイドで販売中。問い合わせは同センター<電055(932)6111>へ。
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干物作り、間近で見学 沼津・静浦小中一貫校3年生
沼津市立静浦小中一貫校の3年生は13日、総合学習の一環として地元で盛んな干物作りについて学んだ。工場を訪れ、出荷までの流れを間近で見学した。 児童約20人は、地元の鈴木博雄商店とヤマカ水産を訪問。ひらき工場の施設内を歩き、従業員が魚を加工する様子や機械による点検作業など一連の工程を学習した。完成品を保存する氷点下30度ほどの冷凍庫にも試しに入った。 見学後、児童は創業1912年のヤマカ水産の小松寛社長らから、同市で干物作りが広がった経緯などについて説明を受けた。間宮啓さんは「工場によって作り方に違いがあって興味が出た」と話した。
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文化芸術功労に青木さんら3人 静岡県が表彰状
静岡県はこのほど、2024年度文化芸術功労者の表彰式を県庁で開き、3人に表彰状を贈った。 受賞者は県三曲連盟副会長の青木畝堂(本名・康夫)さん=沼津市=、元県演奏家協会副会長の小川尚子さん=静岡市清水区=、県俳句協会理事の間島あきら(本名・章)さん=藤枝市=。県内全域を活動範囲とする文化芸術団体の役員として10年以上にわたり、振興や組織運営に尽力した功績が認められた。 青木さんはあいさつで「これからも若干なりとも上を目指し、稽古に身を投じるつもりです」とさらなる意欲を見せた。
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スルガ銀、融資提携で株主議案20件 26日総会
スルガ銀行の株主総会が6月26日、沼津市で開かれる。投資用不動産を巡る融資やクレディセゾンとの業務提携などに関連し、計20件の株主議案があり、審議する。同銀行の取締役会はすべての株主提案に反対している。 株主提案は計316人が提出した。会場に鉄柵を設置しないで対話を重視する株主総会の開催、投資用不動産融資の全件調査再実施、融資の際に行員が不動産業者から受けたキックバック(リベート)の返還、セゾンとの提携業務に関する第三者監査委員会設置などを求めている。 会社提案は定款一部変更と取締役選任の2件。 同銀行の株主総会では昨年も会社解散や取締役解任など20件の株主提案があり、すべて否決された
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「子ども芸術大学」受講者募集 7~11月、静岡県内10市町で計27講座 実行委
さまざまな分野のアーティストやクリエーターが体験講座を通じて小中学生に文化芸術の楽しさを伝える本年度の「子ども芸術大学」が7~11月、県内10市町で計27講座開かれる。同実行委員会などが受講者を募集している。 同大学学長で作曲家の三枝成彰さんによる基調講演「近未来に夢を抱いて生きるには」は7月27日に静岡市駿河区のグランシップで、8月3日に浜松市中央区のクリエート浜松で、8月17日には沼津市のプラサヴェルデで実施する。各会場では講演後、受講無料の特別講座を行う。各講座の締め切りは静岡会場が6月21日、浜松会場が28日、沼津会場が7月12日。 子どものみの参加が原則。このほか、県内各地の文
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ろう者ら演じる人形劇鑑賞 沼津聴覚特別支援学校
沼津市の沼津聴覚特別支援学校で11日、ろう者らが参加する人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」演出の芸術鑑賞教室が開かれ、在校生や保護者らが劇を楽しんだ。 劇団はろう者の視覚的感性などを多く取り入れ、せりふをほとんど使わない劇を披露した。「河の童(わっぱ)」をテーマに、カッパが大人の人間とすれ違ったり、子どもたちと隔たりなく触れ合ったりする世界観を演じた。 小中学部の児童らは10日に、個性を表現した人形を自作した。劇中には作品を持って舞台に立ち、演者らと触れ合った。鑑賞した沖野笑瑠さん(16)は「動きが大きく、見ていていろいろな想像ができた」と話した。
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職員の名札、名字のみ 沼津市、カスハラ対策一環
沼津市は12日の市議会6月定例会で、来庁者が職員らに理不尽な要求をするカスタマーハラスメント(カスハラ)対策の一環として、昨年7月から職員の名札を名字のみの表記にしたことを明らかにした。深田昇氏(市民クラブ)の一般質問に答えた。 市はこれまで、職員は顔写真入りの身分証明書を胸に示すよう規定していた。名札が関係したカスハラの報告はなかったが、他自治体の動きを参考に、身分証明書は携帯すれば常に示す必要はないと内規を変更。所属と名字、読み仮名を記した名札を示すよう見直した。 市人事課によると、職員からは好意的に受け止められているという。各課で名札に業務に関連するイラストを配してPRする工夫も行
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沼津沖・船釣り 夜のマルイカを楽しむ 誘いや合わせ 技を駆使【魚影を追って】
6月初旬、沼津沖でマルイカを狙った。ムギイカのシーズンが終盤になり、ちょうど入れ替わりの時期だったこともあって、釣果は船中15匹と振るわなかったものの、「のんびり」と「緊張」が混在する独特な雰囲気の中、一夜のぜいたくを楽しんだ。 静浦漁港・幸松丸で釣行。少し西に傾いた日がまだまだ明るい時間に港に集まり、午後5時前に出船した。向かった先は大瀬崎沖。幸松丸でマルイカと言えば定番のポイントだ。 20分ほどで到着し、船を固定する。この時間から日が沈むまで2時間ほどの間は、釣りをするのも良し、昼寝をするのも良し、好きなことができる自由時間。 筆者は今回、覚えたてのゼロテンの技を試してみたく、まだ
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沼津市、技術職員確保へ採用活動拡充 地元高校にPR プロジェクト始動2年
技術職員の採用に力を入れている沼津市は、現役職員が売り込む学校訪問について、展開してきた全国の大学に続いて地元高校を新たに加える。技術職員の採用に特化したプロジェクトチームの始動から2年。堅調な採用につながっている地道な営業活動の幅を拡充し、人材確保を加速させる。 市立沼津をはじめ全校を対象にする。大学進学を考える高校生が多いと見ているが、「卒業後にUターンして受験してくれれば」と将来を見据えて取り組むと、市の青島大輔政策企画課参事補。仕事や公共サービスの内容など基本的な情報のほか、行政が中心になって手がけるまちづくりといったやりがいも発信する。 本年度の技術職員採用試験(2025年4
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沼津・千本浜海岸 3社が清掃活動
沼津市内に事業所を置く明電舎、リコー、フジクラの3社は11日、同市の千本浜海岸を清掃した。 毎年、合同で実施している地域貢献活動。晴天の下、各社の従業員ら約30人が空き缶や空き瓶、ペットボトルなどのごみを拾い集めた。 幹事を務めたフジクラ沼津事業所の牧田一さんは「沼津の自然や環境は地域活性化にも重要。会社間の絆も深めたい」と話した。
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身近な生き物こんにちは! 沼津第一小 ビオトープで観察
沼津市の第一小は10日、生物に触れ合う楽しさを知ってもらおうと、環境調査などをする東海プラント分析センター(同市)の職員を講師に同校で出前授業を開いた。 2年生約30人は中庭のビオトープで網を使って生物を採取した後、職員から種類や特徴の説明を受けた。児童らはアメンボやイトミミズなどの生物を観察して触れ合いながら、自分たちが生活する場にどんな生き物がいるのかを学んだ。 名倉弘之助さん(7)は「いっぱい虫がいてびっくりした」と目を輝かせた。講師を務めた中野雄一さんは「子どもたちが沼津の自然の豊かさを好きになるきっかけになればうれしい」と話した。
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リース商品 積極提案 ダイレクトワン社長/安斎善毅【サンフロント21懇話会~熱き地域人】
-新型コロナウイルス5類移行後の事業環境は。 「リベンジ消費拡大などで個人の資金ニーズが高まっている。法人は設備投資の意欲が回復している。主力事業のコンシューマーファイナンスやリースの追い風になっている」 -今後の戦略は。 「県東部回帰を掲げ法人部門を強化する親会社のスルガ銀行と足並みをそろえる。法人顧客の課題を解決するツールとして、機械設備や車両などのリース商品を積極的に提案したい。銀行の顧客ではないサプライヤーへの営業も強化する」 -地域貢献への思いは。 「需要にスピード感をもって応え、多くのお客さまにサービスを利用していただく。スルガ銀行グループの企業理念『あってよかった、
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静岡人インタビュー「この人」 兼職兼業制度で中学生の軟式野球チームを指導する 江藤亮太さん(沼津市)
中学の部活動を地域クラブが担う「部活動地域移行」に伴い、沼津市の教職員で初めて兼職兼業制度を利用。静浦小中一貫校の教諭で、元教員が受け皿として立ち上げた軟式野球クラブ「沼津フェニックス」のヘッドコーチを務める。33歳。 ―なぜ兼職兼業を。 「長年、野球に携わってきて、先生を目指した理由の一つも野球の指導がしたかったから。しかし、勤務校には野球部がない。市教委から打診もあり、指導する環境を確保できるならとプラスに捉え、昨夏から制度を利用した。外部への指導に他の教員がどう思うか不安もあったが、市教委の支援や管理職の理解もあり、継続できている」 ―制度の利点は。 「先生はやりがいにつながり
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役が「下りてくる」ように ミュージカル主演・筧利夫(浜松市出身)
全国巡演中のミュージカル「クラスアクト」は、世界的ヒット作「コーラスライン」の作詞家、エド・クレバンの成功と挫折を実話を基に描く舞台。エド役で主演する筧利夫=浜松市出身=は「自分は体を貸すだけ。彼が体に下りてくる状態をいかに作れるかが大事」と臨んでいる。 物語の始まりは1988年、エドのお別れ会。生前に関わった人々が変わり者だった彼の悪口を言う中、最初の恋人で一番の理解者ソフィ(紫吹淳)が、真実の姿を語り始める。作詞家としての名声とは裏腹に、本心では作曲家での成功を望んでいたエドの葛藤が明らかになっていく。 エドが「体に下りてくる」ためには「作品にいかに自分を溶け込ませるかが大事」と筧。
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海の生き物 タコやイルカを砂で造形 子ども会競う 沼津・志下海岸
沼津市子ども会育成連絡協議会は9日、砂の造形大会を同市の志下海岸で開いた。子ども会から6チーム約120人が参加し、海岸の砂を使って海の生き物などを形作った。 シャベルで砂を盛り、水をかけて固めて造形。貝を並べて模様をつけるなど工夫を凝らし、2時間かけてタコやイルカなどの像を完成させた。貝殻を造形したチームのリーダー土屋蓮さん(11)=片浜小6年=は「縁が埋まらないよう気をつけた。仲間と協力して、いい作品になった」と話した。 同協議会の東隆子会長らがチームワークや作品の出来栄えを審査。ラッコを制作した開北サンドアートクラフトが最高賞の市長賞と参加児童が選ぶ「子ども大賞」をダブル受賞した。
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特産枝豆の粒数、色合い確認 沼津で生産者ら目ぞろえ会
JAふじ伊豆なんすん枝豆部会は11日、目ぞろえ会を沼津市内で開いた。6月に入ってから始まった出荷は7月に最盛期を迎え、9月上旬ごろまで続く。 火山灰に由来する黒ボク土の広がる浮島地区などの特産で、市内の学校給食にも利用されている。生産者とJA職員、市場関係者らが粒数や色合い、成熟度、さやの形などの出荷基準を確認した。 昨夏は大雨と酷暑の影響で不作だったが、井出紀好部会長(56)は「今年は天候に恵まれ、順調な滑り出し。塩ゆでにすると、おいしい」とPRした。 強い甘みの「月夜音」、茶豆の「湯あがり娘」など5品種。生産者7人で、例年並みの約20トンの出荷を計画する。
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記者コラム「清流」 期待できる県政運営を
JR沼津駅周辺の鉄道高架化は構想から30年以上が経過した。5月の知事選に関連した取材中、中心街のある店主が「お年寄りが『生きているうちは完成しないよ』と諦めたように鼻で笑っていた」とつぶやいた言葉が忘れられない。 昨年の新貨物ターミナルの本体工事開始や駅周辺の再開発には多くの市民が期待を寄せる。一方で「時間がかかりすぎ」「もう期待はしない」など行政への厳しい声も少なくなかった。 近年、沼津市では民間のアイデアでまちづくりが進んでいる。事業について、鈴木康友新知事は「官民連携で市街地整備を進める」としている。言葉の通り、市民の声を聞いて協力して事業を前進させてほしい。期待したくてもできなか
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JR東海×「ラブライブ!」キャンペーン積極企画 コロナ禍契機に「推し旅」展開 現場駅員も“仕掛け人”に
JR東海が、沼津市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」との連動キャンペーンを相次いで打ち出している。同社は新型コロナウイルス禍で落ちた需要回復に向け、これまで抑制的だったアニメなどとの共同企画を展開。「ラブライブ!」関連は地元の強い協力もあり、ヒット企画に育っている。 ⇒「ラブライブ!」声優・小宮さん、降幡さん1日沼津駅長に var linkElements = document.querySelectorAll('.digi_send a'); var currentURL = window.location.href;
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「ラブライブ!」声優・小宮さん、降幡さん1日駅長 沼津の魅力をアピール
JR東海は10日、沼津市を舞台にした人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」で声優を務める小宮有紗さんと降幡愛さんを沼津駅の一日駅長に任命した。22日から始まるアニメとの連動企画「沼津ゲキ推しキャンペーン」の一環。 JRの制服を身にまとった2人は小宮山学駅長と並び、「出発進行」のかけ声を発した。右手を挙げて合図を送り、列車を見送った。 作品でアイドルグループ「Aqours(アクア)」に所属する黒澤ダイヤ、ルビィの姉妹を演じる小宮さんと降幡さんは「沼津のいろいろな所を楽しんで」「皆さんの〝推し〟を探してほしい」とアピールした。作品の〝聖地〟として知られるあわしまマリンパークの再開が7月1
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沼津の60代女性 還付金詐欺 50万円被害
沼津市の60代女性が10日、税務署員を名乗る男らから約50万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、女性宅に8日、「税金の支払い超過分がある。還付の書類を送る手続きをするので金融機関に行って」などと電話があった。女性は近くの金融機関で指示通りにATMを操作し、被害に遭ったという。
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沼津の部品製造業 個人承継で再建 成長分野 事業拡大へ Uターンの西島さん(伊豆の国出身)
東京都内でプラスチック加工会社に勤務していた西島淳さん(44)=伊豆の国市出身=がこのほど、後継者不在や業績悪化で廃業危機に直面していた沼津市のプラスチック部品製造業の経営を引き継いだ。支援した日本政策金融公庫によると、個人による経営再建型の事業承継は珍しい。医療や半導体など成長分野の事業拡大を図る。 西島さんが継承した大和化工機は、1979年創業の同名の会社が源流。樹脂の溶接や曲げ加工が得意で、主にインフラや工場設備の部材を生産する。2023年6月期の売上高は約2700万円。創業者の体調不良により当時の経営者が事業譲渡を模索し、金融機関に相談。一部取引先には廃業を示唆し、受注量を減らして
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静岡県知的障害者福祉協 取り組み報告や表彰 静岡で大会
静岡県知的障害者福祉協会(天良昭彦会長)はこのほど、本年度の大会を静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開いた。県内の施設に所属する職員ら約140人が参加し、施設・団体の取り組みの報告などを行った。 富士見学園(沼津市)の鶴田安弘施設長が、4月に富士市から移転した新施設の状況を説明した。利用者が感電しないように配慮したコンセントを設置したり、骨伝導タイプの携帯無線機(インカム)を職員に導入して対応を迅速化したりした改善点を紹介。ハード、ソフト両面で利用者を支援する必要性を説いた。 知的障害者支援施設に15年以上勤めた33人も表彰され、富士見学園の角谷澄江さんが代表して表彰状を受け取った。
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【部活動改革】生徒と共に成長「兼職兼業」活用 沼津・静浦小中一貫校の江藤教諭 競技レベルアップへ「専門的に教えたい」
中学校部活動を地域クラブに移行する部活動地域移行。沼津市は昨年から、「部活動を専門的に教えたい」教員に目を向け、兼職兼業制度を活用している。同市で初めて同制度を利用してクラブの指導に当たる静浦小中一貫校教諭の江藤亮太さん(33)は「自分の活動が広まることで、一つのモデルケースになれば」と前を向く。 江藤さんが指導に当たるのは元教員が受け皿として立ち上げた軟式野球クラブ「沼津フェニックス」。野球に長年携わってきたが、同校には野球部がない。市教委からの打診もあり、昨夏から挑戦することに。「教職を目指した理由の一つは野球指導をしたかったから。制度を利用することで、自分も子どもも高いレベルで野球
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ネッツトヨタ静岡 富士山基金に寄付 富士宮市長に手渡す
ネッツトヨタ静岡(沼津市)はこのほど、富士宮市富士山世界遺産基金に28万円を寄付した。寄付金は富士山の環境保全や周辺整備に関する市の事業費に充てる。 寄付は同社が1~3月に実施した「オイル交換deクリーンアップキャンペーン」の売り上げの一部と、店舗で呼びかけた募金を合わせた。同社の弘中貴幸取締役らが市役所を訪ね、須藤秀忠市長に寄付金を手渡した。
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心肺蘇生法 実践で学ぶ 商店街協組 沼津港を「安全空間に」
沼津港(沼津市)の店舗でつくる「ぬまづみなと商店街協同組合」はこのほど、救命講習会を同市内で開いた。加盟店舗の関係者が心肺蘇生法と自動体外式除細動器(AED)の使い方を学んだ。 応急手当指導員の資格を持つ市消防団員が講師を務め、倒れている人を見つけてから救急隊員に引き渡すまでの流れを実演した。参加者は人形を使い、垂直に腕を伸ばして一定間隔で押す心肺蘇生法の胸骨圧迫(心臓マッサージ)などに取り組んだ。 佐藤のり子理事長(51)は「お客さんに商品だけではなく安心安全な空間も用意したい」と話した。11月ごろには防火講習会を開くという。
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「あわしまマリンパーク」7月12日営業再開 今村社長「できるところから」
2月に閉園した沼津市の離島・淡島の水族館「あわしまマリンパーク」は9日、新しい運営体制で7月12日から営業を再開すると発表した。経営再建のため、入場料は値上げする方針。4月に前オーナー会社から経営権を取得し、新社長に就任した放送作家の今村クニト氏は「水族館を普通の状態に戻すまでまだ時間がかかる。動物ショーはまだ再開できないが、できるところから始める」と運営方針を示した。 9日に地域住民らを招いて開いた内覧会で発表した。値上げ額は検討中で、ショー再開は7月下旬を見込む。現在、老朽化したアシカショー観客席の修繕を進めている。前オーナー会社に解雇された従業員を再雇用し、新規雇用を合わせた49人体
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富士山麓3市の一番茶、ボトル缶に ラブライブとコラボ JAふじ伊豆10日発売
JAふじ伊豆(沼津市)は10日、富士山麓の一番茶を100%使用した上質な緑茶ボトル缶「ふじぃーず彩々(さいさい)」を発売する。JAの合併を経て富士、沼津、富士宮市の統一商品として開発した。 3市で栽培した茶葉を低温でじっくりと抽出した。深いこくと味わい、豊かな香りが特徴。沼津市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」とコラボしたオリジナル缶で、和モダンな衣装に身を包んだキャラクターと富士山、駿河湾、お茶の花などをデザインした。 1本400グラムで税込み140円。JA各店舗や直営店で販売する。担当者は「こだわりが詰まった緑茶缶。幅広い世代に味わってほしい」とPRしている。
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幼保小の連携深化へ情報共有 沼津市教委が教職員合同研修
沼津市教委は7日、幼児教育から小学校教育への移行を円滑化するため、市内の幼稚園、保育施設、小学校の教職員約70人を対象にした合同研修会を同市の沼津教育会館で開いた。教職員は幼保小の連携を深めるための具体的な取り組みについて情報共有した。 文部科学省は義務教育開始前後の5歳児から小学校1年生までの2年間を「架け橋期」と位置づけ、自治体に幼保小の連携強化を促している。研修会の講師を務めた市教委学校教育課の生松朋子指導主事は「幼保小間が情報連携し、互いの教育を理解する必要がある」と求めた。 参加者は研修後、学校が目指す児童像や円滑化に向けた取り組みの現状について話し合った。
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アニメツーリズム 「聖地巡礼」やイベント 観光、移住で地域振興【もの知りキーワード】
テレビや配信で人気のアニメを観光の柱とする「アニメツーリズム」を地方自治体や企業が推進しています。舞台となった土地や建物を訪れる「聖地巡礼」や、アニメの世界観を楽しめるイベントの開催などで全国から人を集め、地域振興につなげようとする動きが活況です。 「らき☆すた」に登場する神社のモデルとなった鷲宮神社(埼玉県久喜市)では、2006年に9万人にとどまっていた正月三が日の参拝者数が、07年のテレビ放送後に急増し、一時47万人に上りました。新型コロナウイルス禍で落ち込んだものの、24年も30万人が訪れる人気です。市はキャラクターの等身大像を設置したり、街路灯にアニメの旗を掲げたりしてPRしていま
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静岡人インタビュー「この人」 静岡県漁業協同組合青壮年部連合会の会長 小林大介さん(沼津市)
2022年から県漁業協同組合青壮年部連合会の会長を務め、現在2期目。沼津市の内浦漁業協同組合所属で真正丸の船長。全国漁青連の理事も務め、全国各地の漁師と情報交換しながら、若者が海の現場で働きやすい環境を考え、将来の海洋資源の確保に向けて活動している。同市出身。42歳。 -海の変化は。 「昔と比べて、魚がとれなくなっているという事実に向き合わなければならない。海が暖かくなり、本来いるはずの魚がいなくなるというのは、別の魚が入ってくるチャンスでもある。今のまま何もしなければ魚はいなくなる」 -漁師の現状は。 「自分が子どもの頃に比べて漁師の数は半分ほどに減少している。漁業の現場から若者が
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沼津・第二中学校区 小中統合4案提示 子どもの意見収集へ
児童生徒の減少が進む沼津市の第二中学校区の小中学校(第二小、千本小、第二中)について、校区内の地元自治会や保護者らによる「学校の未来を考える会」(事務局・市教委)は7日までに、四つの統合・設置案をまとめた。7月中旬までに同会委員が所属する各団体のほか、児童生徒からも意見を聞く。 案は同会会合で示された。2021年、第一中学校区の小中学校(第一小、第一中)との統合が白紙となって以降、具体案が提示されるのは初めて。大人だけで議論するのではなく、実際に通う子どもの考えも尊重することにした。具体案は、第二中学校区の学校だけで統合し、施設一体型小中一貫校を設置する2案と、第一中学校区も含めて統合・
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新会長に細沼氏選出 沼津商議所女性会
沼津商工会議所女性会(大田香奈子会長)は7日、通常総会を沼津市の同商議所で開いた。大田会長の任期満了に伴い、細沼麻里子副会長=細沼商店=を会長に選出した。任期は2年。 細沼会長は同会創立30周年を念頭に、「オール女性会で臨みたい」と抱負を述べた。大田氏は直前会長として細沼会長をサポートする。 副会長には、杉浦希未子(総務担当、tasuki)、市川やす子(事業担当、市川)、野口圭子(広報担当、微助人)の3氏を選んだ。 総会では会員交流会開催やホームページ作成など本年度事業計画も決めた。
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アーケード名店街 歩道空間どう活用 沼津市、住民ワークショップ
沼津市はこのほど、今夏から再開発事業に向けた一部解体工事が始まるアーケード名店街周辺の道路空間のデザインについて話し合うワークショップを市内で始めた。12月まで5回開き、周辺住民らが再開発で広がる歩道や、車道のデザインを検討する。 地域の将来イメージを検討した昨年度に続く取り組み。本年度は再開発で一部が幅10メートルに広がる名店街の歩道空間の具体的な活用方法を踏まえ、デザインの方向性を決める。住民は模型を使い、イベント時にキッチンカーを配置できるスペースや、ベンチなど休憩場所の配置について意見を交わした。 今後は工作物や植栽の管理、運営の在り方なども議論する。 (東部総局・尾藤旭)
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甘~いサツマイモ育って 沼津・片浜小生がつる植える
沼津市の片浜小2年生43人が5日、学校近くの畑でサツマイモのつるを植えた。11月に収穫し、各家庭に持ち帰るという。 JAふじ伊豆片浜支店の食育活動。児童はJA職員や地元生産者の指導で畑に穴を開け、つるを1人5本ずつさしていった。サツマイモが片浜地区の特産であることを学び「甘いサツマイモができてほしい」「大学芋にして食べたい」などと笑顔で話した。
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磐田の女性殺害・遺体損壊遺棄 ハンマー殴打「衝動的」 被告が計画性を否定 地裁浜松支部公判
交際していた磐田市の女性会社員=当時(33)=を殺害し、遺体を解体、隠匿したとして殺人と死体損壊、死体遺棄の罪に問われた沼津市真砂町、無職の男(32)の裁判員裁判第3回公判が6日、静岡地裁浜松支部(来司直美裁判長)であった。被告人質問で、鉄製ハンマーで女性を殴ったことについて被告は「衝動的だった」と計画性を否定した。 被告は女性が運転する車で静岡市内の山道に向かい、女性の頭や顔を20回以上殴ったとされる。被告は、車内で女性から怒鳴られたり脅迫されたりしたとして「とにかく黙らせないといけないと思った」と説明。自宅からハンマーを持参した理由について「話し合いがうまくいかなかったら脅すためで、殴
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沼津市議会 議員のハラスメント防止 条例化向け議論開始へ
沼津市議会は5日、議員による職員へのパワハラを疑われる行為があったとし、議会運営委員会で議員のハラスメント防止条例制定に向け議論していくことを確認した。多くの議員は社会通念上からも根絶への強い取り組みが必要とし、今後は行為の定義や規定する範囲などの詳細を検討する。議員を対象にするハラスメント防止条例が制定されれば、県内初となる。 高橋達也議長が同日の議運で、5月に市民からの請願の取り扱いを巡り、議会事務局職員の対応に不満を抱いた一部議員による大声を上げるなどの行為があったと明らかにした。高橋氏は「議員の資質が社会からも問われている」と強調し、各会派代表者らに提案した。 取材に対し、6会派
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磐田の女性殺害・遺体損壊遺棄 「死体処理」事件前検索 被告金銭トラブルも 地裁浜松支部公判
交際していた磐田市の女性会社員=当時(33)=を殺害し、遺体を解体、隠匿したとして殺人と死体損壊、死体遺棄の罪に問われた沼津市真砂町、無職の男(32)の裁判員裁判第2回公判が5日、静岡地裁浜松支部(来司直美裁判長)であった。証拠調べで検察側は、男が事件前にインターネットで「死体処理」「完全犯罪」などと検索していたと明らかにした。 検察側は、男は女性と青年会議所(JC)の活動を通して知り合い、交際が始まったが、関係性が妻に発覚したと説明。被告と女性のメッセージのやりとりや、周辺関係者の証言から、男と女性の間で人間関係のもつれや、金銭トラブルが生じた経過を明かした。 事件前日には謝罪の金銭な
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障害者施設から調達 県、3年ぶり減 7421万円 23年度 35市町総額は過去最高
静岡県はこのほど、2023年度に障害者就労施設から調達した物品や役務の総額が前年度比0・2%減の7421万円だったと発表した。前年度を下回るのは3年ぶり。県内35市町の総額は21・5%増の3億452万円と過去最高を更新した。 県の内訳は雑貨や食品、トイレットペーパーなどの物品が3446万円、印刷や清掃・草刈り、クリーニングなどの役務が3975万円だった。県警や県教委を含む全406所属が協力し、2年連続で「発注率100%」を達成したが、目標の7500万円にはわずかに届かなかった。新型コロナウイルスの5類移行に伴い、抗原検査キットの袋詰め作業がなくなったことが響いた。 13年に施行された障害
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情報通信の発展貢献 浜ホトなど6個人9団体表彰 東海総合通信局
総務省東海総合通信局と東海情報通信懇談会は4日、本年度「電波の日・情報通信月間」記念式典を名古屋市で開いた。情報通信や電波利用の発展に貢献した浜松ホトニクスなど6個人9団体を表彰した。 東海総合通信局長賞を受賞した浜松ホトニクスはテラヘルツ帯リアルタイム分光センシングシステムの研究を通じ、医薬材料の製造過程での検査や樹脂の分別技術実用化の可能性を導いたことなどが評価された。 観光や食文化の番組を海外に発信し、地域活性化に貢献したテレビ静岡(静岡市駿河区)と、IoT(モノのインターネット)を活用した水環境監視システムを三島市に構築したTOKAIケーブルネットワーク(沼津市)も同賞に輝いた。
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治水や環境美化の功績 2個人7団体を表彰 静岡県河川協会
静岡県内35市町などでつくる県河川協会(会長・頼重秀一沼津市長)は4日、静岡市駿河区のグランシップで本年度総会を開き、河川等功労者として治水や環境美化などで功績のあった2個人7団体を表彰した。 頼重会長は「異常気象で豪雨が激甚化、頻発化している。流域の関係者が主体的に水災害対策に取り組む『流域治水』を推進したい」と呼びかけた。岐阜県大垣市の立松明憲副市長による講演も行われた。 表彰を受けた個人、団体は次の通り。 内野高博(函南町)日高良一(浜松市)宇久須美農里プロジェクト(西伊豆町)沼川流域を良くする会(沼津市)新間自治会(静岡市)三保地区まちづくり推進委員会(同)藤枝第5自治会(藤枝
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魔よけタカアシガニお面ずらり 沼津で展示
沼津市戸田の重要文化財松城家住宅は30日まで、同地区特産品で世界最大のカニ「タカアシガニ」の甲羅を使ったお面の展示会を開いている。風習を守ろうと地元の石原逸雄さん(77)が制作した計70点が並ぶ。 同地区には底引き網漁が始まった大正時代ごろから、タカアシガニを使ったお面を魔よけとして玄関に飾る風習が伝わる。20~40センチ大のタカアシガニの甲羅に、動物や人の顔、歌舞伎の隈(くま)取りなどさまざまな柄が水彩絵の具で施されている。石原さんは「子どもたちからもお面制作の継承者が出たらうれしい」と話した。 同館ではお面づくり体験もできる。1個500円。問い合わせは同館<電0558(94)5150
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海開き前に清掃 沼津・志下海岸
沼津市はこのほど、志下海岸で清掃活動を行った。子ども対象のイベント「砂の造形大会」と今夏の海開きを前に、地元の住民や中高生ボランティア、市職員ら約150人が参加した。 海岸に流れ着いたペットボトルや空き缶、袋などのごみ、流草木を拾い集めた。民間事業者の協力で重機を使い、砂に埋まった海岸堤を掘り起こして通路を確保した。イベントは9日に開く。海開きは7月中旬ごろを予定する。
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ビンテージ自転車で伊豆周遊 国内外の愛好者交流 イベント「エロイカジャパン」【しずおかアウトドアファン】
ビンテージ自転車に乗り、いざ伊豆半島周遊へ―。5月中旬、伊豆の国市の韮山時代劇場を中心に行われたイタリア発祥のイベント「エロイカジャパン」(同実行委主管)。日本での開催10周年となる今回は海外を含め約350人の愛好者が集い、2日間にわたってコース走行などを楽しんだ。(生活報道部・草茅出) イタリア語で英雄を意味するエロイカは、1997年に同国トスカーナ州の村で始まった。豊かな田園風景や歴史ある道の残る地域を守るため、年代物の自転車を懸命にこいで走り抜く―というのがイベントの趣旨だ。これが反響を呼び、欧州各国をはじめ北米、アフリカにも姉妹イベントが広がった。日本では2013年に初めて実施し
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社説(6月5日)増える廃墟ホテル 実態の把握から始めよ
観光地の多い静岡県東部・伊豆の自治体が、倒産や廃業で長年、放置されて廃墟[はいきょ]となったホテルや旅館の扱いに頭を悩ませている。大規模な建物が多く、老朽化による倒壊の危険を除去する立場から、行政は所有者不明などの理由で解体に関与し始めた。ただ、手つかずの建物が多く、県外に居住する所有者の特定もままならないなど実態把握すら難しい状況だ。 長期間放置されると、安全性や景観の問題が生じる上、漏電による火災や不法侵入など治安上の不安も募る。行政はまず、廃墟ホテルの所在や安全性などを把握し、複雑な権利関係と法的問題点、所有者の所在などを調査する必要がある。その内容に基づき、各物件に応じた対処法を模
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静岡人インタビュー「この人」 沼津市歌を新たに編曲した 川口三郎さん(沼津市)
2023年の沼津市制100周年記念事業の一環として、童謡「めだかの学校」などで知られる中田喜直(1923~2000年)が作曲した沼津市歌を新たに編曲した。新たなメロディーは毎日正午、同報無線のチャイムとして市内で流れている。トランペット教室を主宰するとともに、清水町の沼津商高吹奏楽部などで音楽監督を務める。52歳。 -編曲の経緯は。 「以前、沼津市歌の演奏用譜面づくりに携わったことがあり、市から『市民が親しみを持てる現代に合った編曲を』と依頼された。吹奏楽や管弦楽、ピアノ伴奏など6パターンを編曲し、新たに音源を録音した。貴重な機会に関わり、名前を残していただけることに感謝している」 -
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有権者数 300万人割る 6月定時登録
静岡県選挙管理委員会が4日に公表した選挙人名簿登録者数(基準日1日)は299万8154人(男147万3665人、女152万4489人)で3月1日の前回定時登録と比べ、4349人、知事選の登録時(5月8日現在)に比べて2817人減少した。300万人を割るのは2001年9月以来、約23年ぶり。 3月登録時点より増加したのは長泉町の60人のみ。 減少数が多かった市区部は静岡市清水区460人、浜松市中央区335人、沼津市308人、静岡市駿河区287人など。町部は川根本町63人、函南町59人、小山町58人など。
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元東レ富田 パナ入団 バレーボール・男子
10月に開幕するバレーボールSVリーグ男子に参入するパナソニックは4日、元東レで日本代表のアウトサイドヒッター富田将馬(26)=沼津市立高中等部出=が入団すると発表した。富田は東レのスタッフが指導する「アローズジュニア」出身。2019~20年シーズンに東レに入団し、安定した守備と多彩な攻撃、サーブ力を武器に23~24年のVリーグ3位に貢献し、昨季限りで退団した。
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違反盛り土 4割撤去 沼津市が定期監視、指導
沼津市が、市内の不適切な盛り土のパトロールを定期的に行い、是正に向けた取り組みを進めている。市は2023年度から警察OBを指導員として配置し、所有者や業者への指導態勢を強化。市が管轄する35カ所の違反盛り土のうち、4割に当たる14カ所で4日までに撤去が行われた。 パトロールは月2回、市開発指導課と農林農地課の職員が行っている。同日は許可された量や方法に従わずに盛り土された同市一本松の現場を調査した。この現場は現在、所有者によって盛り土の一部撤去が進められ、職員が道路からの距離や盛り土の勾配などを計測し、状況を確認した。 市によると、未是正の21カ所のうち9カ所は盛り土の撤去を実施や計画中
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感謝の手紙書き 能登被災地に義援金 飛龍高三島スクール
日頃の感謝を込めた手紙1通ごとに寄付金50円を拠出する「ありがとうの手紙を書くキッカケプロジェクト」を展開する植松グループ地域振興協会(沼津市、植松孝康代表理事)は4日、能登半島地震への義援金9500円を日本赤十字社三島地区に寄贈した。飛龍高三島スクール(三島市)生徒会の村上大翔副会長ら役員が三島市役所を訪れ、地区長を務める豊岡武士市長に目録を届けた。 プロジェクトは、感謝を大切な人に手紙で伝える機会の提供が目的。静岡県東部の小中学生が対象だが、被災地を支援したいと考えた同生徒会が要望し、特別枠として参加した。生徒190人が2~3月に家族や先生に感謝の思いをつづった。
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鍼灸マッサージ 16日に無料奉仕 沼津、65歳以上対象
沼津市鍼灸マッサージ師会は16日午前9時半から、無料奉仕治療を同市のサンウェルぬまづで行う。対象は同市在住の65歳以上。はり治療かマッサージ治療を約20分間施す。 先着30人。当日9時10分から受け付ける。問い合わせは年英堂治療院<電055(968)3155>へ。
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脱炭素、防災強化で協定 長泉町と東電PG
長泉町と東京電力パワーグリッド静岡総支社(沼津市)はこのほど、カーボンニュートラルの実現を目的に、循環型地域社会形成に向けた連携協力協定を結んだ。脱炭素や災害に強いまちづくりを目指し、エネルギーの地産地消や再生可能エネルギー活用などを推進する。 町役場で締結式を開き、池田修町長は「持続可能な生活を送るために、有効な協定になるはず」とあいさつした。市田雅之総支社長は「協定はあくまでスタート。活動を通して町民のみなさんの安全な生活につなげたい」と話した。 同社が静岡県内自治体と協定を結ぶのは4例目。
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浸水センサーで一元把握 浜松市、国実験に参加 市議会代表質問
浜松市議会5月定例会は4日、代表質問を行い、平野岳子(自民党浜松)、北野谷富子(市民クラブ)、遠山将吾(創造浜松)、黒田豊(公明党)の4氏が登壇した。平井親一土木部長は、小型センサーで大雨による浸水被害を同時的に把握する仕組みを構築するという国の実証実験に本年度、市も加わると報告した。北野谷氏への答弁。 河川課によると、国が用意する小型、低コスト、長寿命のセンサーを浸水被害が頻発する浜名区寺島の若草団地周辺、同区の有隣川沿川など市内5カ所に設置する。センサーからの情報は一元的に収集。浸水範囲や浸水深をリアルタイムに把握し、避難情報や通行規制の判断に生かす。浸水のメカニズム解明にも役立て、
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ファルマバレーセンター設置「アイデアボックス」 導入15年で約100点誕生 医療現場の声を製品に
静岡県のファルマバレープロジェクトの中核支援機関「ファルマバレーセンター」(長泉町)が県内の病院に設置し、医療従事者のニーズを聞く「アイデアボックス」を基にした実用化が相次いでいる。アイデアボックス導入から約15年で約100点が誕生し、同プロジェクトでの新製品全体の約7割を占める。センターの技術コーディネーターは、現場の苦労や困りごとがきっかけのアイデアは「内容が具体的で製品になりやすい」と話す。 作業服製造販売の山本被服(清水町)が今年開発した患者用の術後病衣は、沼津市立病院の看護師杉山真紀さん(54)の提案が契機となった。心電図モニターなどの機器を入れるポケットを備え、前方中央と左右に
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4500万円の詐欺被害 沼津市の60代女性 著名アナリスト装った投資詐欺
沼津市に住む60代の女性が3日までに、著名アナリストを名乗る者らに4500万円をだまし取られたと沼津署に届け出た。同署が著名人を装った投資詐欺事件として調べている。 同署によると、女性はインターネットを通じて知り合った著名アナリストとそのアシスタントを名乗る者から投資の勧誘を受けた。その後、1~2月の10回にわけ、計4500万円を指定された口座に振り込み、だまし取られたという。 同署によると、女性は投資の利益が出ていることをネット上で確認し、出金しようとしたところ、追加で手数料を求められたという。女性が家族に相談し、被害に気づいた。
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副議長に片岡氏 沼津市議会
沼津市議会6月定例会は3日、片岡章一氏(45)=公明党=を副議長に選出した。同市議会の副議長は慣例で1年交代。 片岡章一氏(かたおか・しょういち)党沼津東支部長。4期。沼北町
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CM制作 プロが伝授 沼津で小野田さん(焼津出身)ら講師に
静岡県東部のロケ支援団体「駿河湾沼津フィルムコミッション『ハリプロ映像協会』」は1日、CMディレクターの中島信也さんと小野田玄さん(焼津市出身)を講師に招いた「プロから学ぶCMアカデミー沼津」の開講式を沼津市立図書館で開いた。記念講演会も開き、2人がCM制作の理念やエピソードを語った。 数多くのヒットCMを手がけた中島さんは、企画やプロデュース、演出などに分業されたCM制作の過程を、実際の絵コンテや映像を示しながら紹介。CM制作には創造力以上に「受け手がどう感じるかの『想像力』が必要」と受講生に語りかけた。小野田さんは「CMは会話のようなもの。伝えたい人に合った表現、言葉を使わなければいけ
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短歌創作で「前に進める」 沼津出身の歌人上坂さん、静岡で講座
NPO法人あざれあ交流会議(下位桂子代表)は1日、沼津市出身の歌人上坂あゆ美さん(32)を講師に招いた講座「私として生きるための歌」を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。 上坂さんは2022年に第一歌集「老人ホームで死ぬほどモテたい」を出版。性別や容姿、生い立ちなど「自分では選んでいないものへの違和感」を表現し、共感を得ている。自身の創作について「感情や思いはうそ偽りのない本心を書いている」と説明した。「短歌は痛みや、自分の中でのみ込めていない思い出を表現するのに向いている。すっきりしたり、前に進めたりする」とも語った。 上坂さんは、事前に参加者が「痛み」をテーマに創作
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沼津市議会 久保田氏が会派離脱
沼津市議会の久保田吉光市議は3日、所属する会派「沼津志帥会」を離脱し、無所属となった。久保田氏は「自由な発想で議員活動をしたいと考えた」と理由を説明した。久保田氏の離脱で、同市議会は志政会が単独で最大会派となり、沼津志帥会は第2会派になった。 新たな会派別人数は次の通り。 志政会7▽沼津志帥会6▽市民クラブ5▽公明党3▽共産党市議団2▽未来の風2▽無所属3
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障害者就労 eスポーツ活用 富士に事業所 PCスキル向上
静岡県東部で障害者支援施設を展開するネクシズアシスト(沼津市)は3日までに、eスポーツを取り入れた就労継続支援B型事業所「メタゲーム富士」を富士市横割に開設した。パソコン操作のスキルや協調性などを高め、動画編集やホームページ制作などに取り組む人材を輩出する。 プログラミング教育を始めた運営施設で利用者の積極性が高まったのをきっかけに、従来よりも作業工賃が高く、やりがいを感じる仕事に就く方法としてeスポーツに着目した。大阪府の会社が展開するブランドのフランチャイズ施設を開設した。 午前中はeスポーツの技術を磨き、午後は動画編集などの作業に当たるのを基本とし、利用者に合わせたスケジュールを
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沼津市議会6月定例会が開会 補正予算案を上程
沼津市議会6月定例会は3日開会し、会期を25日までの23日間と決めた後、2024年度一般会計補正予算案など当局提出の28件を上程した。一般質問は12~14日に行う。 副議長に片岡章一氏(公明党)を選出し、一部委員会の構成と正副委員長を決めた。議員発議で浅原和美氏に25年、高橋達也氏は15年の永年勤続議員感謝状も送った。 新たな正副委員長は次の通り(正副の順)。 建設水道 深田昇、浅田美重子▽一般会計予算決算 渡辺博夫、佐藤健一郎▽特別会計企業会計予算決算 長田吉信、大場豪文
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ひとり親支援へ2千万円寄付 清水町の故入口さん、町社協に
沼津市の「しんきん成年後見サポート沼津」(高嶋真樹理事長)は3日、同団体が遺言執行を受託した入口裕治さん(清水町)の相続遺産2千万円を町社会福祉協議会に寄付した。入口さんには「ひとり親家庭の支援に役立ててほしい」との遺志があったという。 3月に66歳で亡くなった入口さんは、電気機器メーカーに長年勤務した後、民生委員や自治会役員を務めた。町福祉センターで開いた贈呈式で、高嶋理事長が同社協の原田茂徳会長に目録を手渡した。原田会長は「助成金、生活用品購入、イベントの開催、ひとり親家庭自立支援・職業訓練サポートなど、有効な使い道を検討したい」とお礼を述べた。
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通所者や活動支援の医院を表彰 沼津市手をつなぐ育成会
知的障害者の家族らでつくる「沼津市手をつなぐ育成会」(尾藤正弘会長)はこのほど、2024年度の総会を同市内で開き、長年施設や作業所に通った5人と、活動を支援する寺田医院(同市)を表彰した。 24年度の事業計画を承認した他、県手をつなぐ育成会東部地区連合会の表彰を受けた2人に賞状を伝達した。知的障害者の結婚や育児に詳しい通信社記者の市川亨さんの講演会も行った。
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開誠館 女子V8 堅守で貫禄 静岡県高校総体バスケット
静岡県高校総体は2日、バスケットボール女子の決勝を行い、浜松開誠館が60-42で沼津市立を破り8連覇。県内高校公式戦156連勝で、県大会(新人、総体、選手権)の連続優勝を23に伸ばした。 【女子】 ▽5位決定戦 沼津商 69―67 浜松南 ▽3位決定戦 東海大翔洋 58―55 浜松学院 ▽決勝 浜松開誠館 60(17―13 13―4 16―11 14―14)42 沼津市立 県内公式戦156連勝 浜松開誠館は粘り強く守って沼津市立を42点に抑えた。得点が伸び悩み完勝とは言えなかったが、「1クオーター10点(換算)で、50失点以下なら負けない」と三島監督。8年以上県内無敗という重
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地域活動に貢献 5個人・団体表彰 沼津市市民憲章推進協
沼津市市民憲章推進協議会(竹村喜次会長)はこのほど、市民文化センターで2024年度の総会を開き、子どもの見守りや清掃など地域活動に貢献した5個人・団体を表彰した。 市民憲章は1973年の市制50周年を記念して制定した。昨年度の制定50周年記念事業の報告や、本年度の事業計画を承認した。 表彰を受けた個人・団体は次の通り。 杉山武、岡田好行、前田興記、大嶽正泰、飛龍高男子ソフトボール部
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アジサイ眺め、ミニマルシェ 沼津で9日開催
沼津市の地域活性化NPO山王会は9日午前10時~午後1時、アジサイ観賞会とミニマルシェを同市平町の日枝神社と隣接の山王公園で開く。 境内や園内には、東日本大震災の復興を祈念して植えられた約250株のアジサイが咲く。ミニマルシェは飲食店などが出店、市内で取れた野菜も並ぶ。能登半島地震の義援金も募る。 問い合わせは同会の加藤さん<電055(962)3190>へ。
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赤ちゃん元気にはっけよい「オギャー!」 沼津で泣き相撲大会
沼津市の長興寺で2日、無病息災や健康を願う赤ちゃん泣き相撲大会が開かれた。県内外の生後半年から1歳半の赤ちゃん約200人が境内の土俵に上がった。 東西に分かれ、郷土力士の翔傑(伊豆市出身、芝田山部屋)と香富士(沼津市出身、春日野部屋)などが赤ちゃんを抱きかかえた。会場は多くの人でにぎわい、元気に泣き出す赤ちゃんのかわいらしい姿に笑顔で包まれた。 清水町の木村楓菜ちゃんの両親は「元気に健康でいてほしい」と願いを込めた。
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沼津・清掃プラント爆発現場公開 市「ルール守り分別を」 一般搬入ごみ受け入れ、3日再開
沼津市は1日、市清掃プラント(上香貫)で5月31日に発生した爆発事故の現場を公開した。同市では近年、ごみにリチウムイオン電池などが混入し、施設や収集車から出火する事故が相次いでいる。市はごみの正しい分別を市民に呼びかけた。中止していた一般搬入ごみの受け入れは3日から再開する。 小型家電などを細かくする破砕機で爆発が起き、男性職員が顔を切るなどのけがを負った。詳しい原因は調査中だが、市はスプレー缶などの可燃性ガスを含んだ物が混入していた可能性もあるとしている。 市クリーンセンター管理課の山岡慶博課長は「燃えやすい物が入っていると、爆発する可能性がある。ルールを守って分別してほしい」と訴えた
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時論(6月2日)「政治決断」極めて重い
昨秋、沼津市のJR沼津駅周辺鉄道高架化事業が、10年超の歳月を経て始動した。事業は当時「着工間近」とみられていたが、高架化事業に向け最大の焦点である同市原地区の新貨物駅ターミナル整備用地の土地収用に急ブレーキがかかり、大幅に遅れていた。 ブレーキをかけたのは、2009年の知事選で初当選した川勝平太前知事の「住民との対話を重視」するとの「判断」。当時、前知事と市民との対話集会を取材した筆者は、この時の情景が今も脳裏に浮かぶ。 長期となった歳月は「必要だった」とする声も聞かれる。一方で沼津市の発展が「10年遅れた」との指摘もある。県行政のトップである知事の「政治判断」は重い。まして「政治決断
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ファッションショーに男子生徒初参加 沼津中央高 文化祭盛り上げ
沼津市の沼津中央高は1日、同校の文化祭ステージの部を市民文化センターで開いた。20年以上続くファッションショーには男子生徒も初参加し、会場を盛り上げた。 ファッションショーには、手芸部や生活文化コースの生徒約90人が参加した。テーマの「ニューセンチュリー」に沿って衣装を仕上げた。男子生徒は人気ゲームのキャラクター「マリオ」などの衣装を披露。女子生徒は華やかなドレスや和服などを身にまといステージ上を歩くと、観客からは大きな拍手や声援が送られた。 手芸部の佐野日和部長は「男性にも入ってもらえて感謝。みんなで作り上げたショーを成功できて良かった」と話した。
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平野らが2回戦へ 卓球・世界ツアー、チャンピオンズ重慶
卓球の世界ツアー、チャンピオンズ重慶は31日、中国の重慶で行われ、女子シングルス1回戦で早田ひな(日本生命)はブラジル選手に、平野美宇(木下グループ、沼津市出身)もエジプト選手に、ともに3-0で快勝して2回戦に進んだ。伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は王曼昱(中国)にストレート負けした。 男子シングルス1回戦では張本智和(智和企画)がエジプト選手に3-2で競り勝った。
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製造、建設業など20社が説明 沼津で転職就職フェア
エンジニアリング業や人材派遣業などを手がける清水町の「BRICS(ブリックス)」は1日、転職、就職フェア「アドキャリ」を沼津市のキラメッセぬまづで開いた。 「緊張せずに参加できる就職フェアを開きたい」と企画。県東部を中心に製造業や建設業など約20社がブースを構え、会場中央には芝生広場とハンモックなどを置いた「チルエリア」を設けた。キッチンカーとラーメン店が出店した。 来場者はブースを巡り、企業の担当者から説明を受けた。吉本興業「静岡県住みます芸人」のコンビ「ぬまんづ」や、さこリッチさんも来場し、会場を盛り上げた。富士市から訪れた40代女性は「いろんな企業と雑談もできて楽しかった。気楽な雰
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⚽アスルクラロ沼津 持井選手「自信持って振っていく」 2日に富山戦、勝ち点奪取へ意気込み
サッカーJ3アスルクラロ沼津は6月2日、7位のカターレ富山をホームの愛鷹広域公園多目的競技場で迎え撃つ。現在3位だが、富山との勝ち点差は1。直近5試合で勝利がない沼津にとって、なんとしても勝ち点3をもぎ取りたい。 課題は決定力不足。25日の天皇杯のJ3岐阜戦ではサイドから攻撃を仕掛けたがラストパスの精度を欠くなど決めきれず、0-1で敗北を喫した。中山雅史監督は「より多くのチャンスを作り、冷静な判断や精神力が必要」と分析した。 昨季の富山戦で先制点を決めた持井響太選手は「チャンスは作れている。自信を持って、振れるところは振っていきたい」と意気込んだ。2日は午後2時キックオフ。 (東部総局
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あなたの街のポケモンは? 静岡県内5カ所に「ポケふた」 鈴木知事、観光誘客に期待
ゲームやアニメが世界的な人気を誇る「ポケットモンスター」のキャラクターがデザインされたマンホールのふた「ポケふた」が県内5カ所に設置されることになり、31日、県庁で5種類のふたが披露された。初の対外公務となった鈴木康友知事は「ポケモンと本県の相乗効果で地域が盛り上がれば」と観光誘客に期待を込めた。 ポケふたは、株式会社「ポケモン」(東京都)が地域とポケモンの魅力を生かした地域振興を目指し、34都道府県に342種類を寄贈してきた。本県の5種類が新たに加わり、静岡市、浜松市、沼津市、富士市、伊豆市に6月中に設置を完了するという。 31日はピカチュウが同席し、県庁内のポケモンファンも見守
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沼津の80代の女性、100万円被害 特殊詐欺
沼津市の80代の無職女性が31日、息子を名乗る男に現金100万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署が特殊詐欺事件として調べている。 同署によると女性宅に30日、息子を名乗る男から「200万円が必要になった。100万円を貸してほしい。代わりの者を行かせる」と電話があった。女性は息子の知人を名乗る男に100万円を手渡し、だまし取られたという。
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給与所得1551万円 沼津市長資産公開
沼津市は31日、市長の資産等の公開に関する条例に基づき、頼重秀一市長の資産等補充報告書の公開を始めた。報告書によると、2023年の給与所得は1551万7500円。土地や預貯金、有価証券などの新たな補充はなかった。 報告書は市役所総務課と市民相談センターで閲覧できる。
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飲食店常設、にぎわい創出へ 再整備目指す沼津・中央公園 7月25日まで事業者募集
沼津市は、中心市街地の中央公園(大手町)にカフェなどの飲食店を常設する。公園はJR沼津駅南にあり、周辺では再開発事業が進行中。店を構えることでにぎわい創出を図る。2025~26年度中の開業を目指す。 26年度をめどに同公園を再整備するのに合わせて展開する。店は実証実験で好評だったことと、公園を舞台にしたイベントでも来場者から求める声があったため常設を決めた。 市は7月25日まで事業者を募る。公募型のプロポーザル方式で募り、事業者に最大20年間、設置を許可する。店舗は事業者側が70平方メートル以下の施設を建設、市はトイレと防災倉庫が一体となった建物を隣接地に整備する。広場など公園施設の管理
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沼津の清掃工場で火災 破砕機が爆発、男性職員がけが
31日午前8時45分ごろ、沼津市上香貫三ノ洞の市清掃プラントで、埋め立てごみを砕く破砕機から出火、機械を運転作業中だった男性職員(57)が負傷し、救急搬送された。軽傷とみられる。 市クリーンセンター管理課によると、破砕機が稼働中に突然爆発したという。男性は破砕機の横の運転室にいて、爆風で顔の一部を切るなどした。また、窓ガラスが破損した。沼津署や駿東伊豆消防本部などが出火原因を調べている。 市は同日から6月1日まで、一般の持ち込みごみの受け付けを中止する予定。
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記者コラム「清流」 美容と福祉
幼い頃、祖母が持っていた大きな化粧品ケースをのぞくのが大好きだった。化粧水やクリームがところ狭しと詰め込まれていて、ふたを開くと化粧品の独特の香りが広がったのを覚えている。外泊時も持ち歩いていたため、美容に相当気を配っていたのだろう。 沼津市の誠恵高で開かれた「福祉ネイリスト」の授業。高齢者や障害者の爪をケアする仕事だ。講師は「ネイルをすることで、高齢者との話が弾む。コミュニケーションを重視している」と話した。男子と女子がペアでネイル体験をしている姿も印象的だった。 授業の取材中、ケースの中から化粧品を取り出し、楽しそうに効能を語ってくれた祖母の姿を思い出した。美容を通じて、世代や性別を
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巨大地震警戒「混乱」97% 南海トラフ臨時情報運用5年「認知不十分」自治体7割
南海トラフ地震の想定震源域内でマグニチュード(M)8以上の地震が起き、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」が発表された場合、静岡県と35市町の防災担当部署の97・2%が「混乱する」と想定していることが、31日の臨時情報の運用開始5年に合わせ静岡新聞社が実施したアンケートで分かった。そもそも「情報の認知が進んでいない」とする自治体は7割超。複雑な制度が定着せず、発表時に混乱する可能性を鮮明に示す結果となった。 アンケートでは、藤枝市が「その他」を選んだのを除いて、県と34市町が巨大地震警戒が発表された際に「住民に何かしらの混乱が懸念される」を選択した。M7の地震が発生した場合
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⚽五輪前米国遠征 静岡県勢は鈴木海ら4人選出 サッカーU-23
日本サッカー協会は30日、米国に遠征する男子のU-23(23歳以下)日本代表に藤田(シントトロイデン)細谷(柏)ら25人を選出した。20歳の佐野(NECナイメヘン)が初招集。パリ五輪への強化として6月7、11日に米カンザスシティーで、五輪に出場するU-23米国代表と親善試合を行う。7日は非公開で実施する。 フル代表に定着していたGK鈴木彩(シントトロイデン)や、五輪最終予選を兼ねた4~5月のU-23アジア・カップに不参加だった斉藤、三戸(ともにスパルタ)らが復帰した。オーバーエージ(OA)枠として本大会で3人まで起用できる24歳以上の選手は含まれなかった。五輪で日本は1次リーグD組、米国は
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富士山「事前登録」対応に差 静岡県へ登山者流入懸念、山梨に比べ規制緩く
静岡県は29日、沼津市で開いた安全快適な富士登山推進会議で、今夏から県内三つの登山ルート(富士宮、須走、御殿場)で試行的に導入する事前登録システムについて説明した。山梨県が条例を制定して通行料や登山者の人数制限を設けるのに対し、静岡県は登山計画作成とルール・マナーの順守を呼びかける任意の制度になる。登山者が規制の緩やかな静岡側を利用する可能性もあり、静岡県は来年度以降、新しい入山管理方法を検討する考えを示した。 事前登録システムは登山日時やルート、山小屋の予約状況などをウェブ上で前もって入力してもらい、当日に駐車場や登山口でQRコードを使って認証する。弾丸登山や軽装、周囲の迷惑になるような
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プラエンジ、半導体装置の部材増産 沼津で新工場稼働
プラスチック加工のプラエンジ(増田哲也社長)は、主力の半導体製造装置の部材の生産能力を増強する。沼津市に建設した新工場を29日までに稼働し、海外工場も含め1・5倍に引き上げる計画。世界的な半導体不足による需要拡大に対応する。 プラスチックの板を切削加工し、半導体製造の洗浄工程で使われるフレームを生産する。新工場では短納期、小ロットの製品を手がけ、フィリピンの工場で作られた製品も含め出荷前の検査を行う。本社機能も移した。 同社の2023年9月期の売上高は約27億円。半導体不足を追い風に5年ほどで約2倍になり、従業員も2倍に増やした。さらなる増産に向けて用地取得を含め13億円を投じた新工場は
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前沢会長を再任 静岡県商工会連合会総会
静岡県商工会連合会は29日、本年度総会を静岡市葵区で開いた。任期満了に伴う役員の改選で前沢侑会長(静岡市清水商工会)を再任した。任期は3年。 副会長は渡辺好孝(沼津市商工会)、神田優一(川根本町商工会)、永田博一(奥浜名湖商工会)の3氏が就いた。専務理事は窪田賢一氏が続投する。 前沢会長は「非常に厳しい経済環境の中で、商工会に対する会員の期待はますます大きくなっている。皆さんと団結して課題に対応していく」と抱負を述べた。
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各界の著名講師続々 沼津市民大学、7月から
沼津市教委は7~11月、各界の著名な講師を招く市民向け連続講座「沼津市民大学」を市民文化センターで開く。31日から6月14日まで受講生を募集する。 講師は、富士市出身の戦場カメラマン渡部陽一さん(7月21日)や、SNSで人気を集める現役保育士の「てぃ先生」(10月26日)らを招く。受講料は全9回で5000円。渡部さん、てぃ先生の回は単独受講可で、1回1000円。 定員は中学生以上の500人。問い合わせ、申し込みは沼津市教委生涯学習課<電055(934)4870>へ。
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海中に広がる別世界! 色とりどり魚の宝庫 人気エリア、沼津大瀬崎を訪ねました【しずおかアウトドアファン】
長い海岸線が続く本県は伊豆地域を中心にスキューバダイビングのスポットが豊富で、県内外から多くの愛好者が訪れる。今回は水質が良く多様な生物が見られることから、伊豆半島でも有数の人気エリアとして知られている沼津市の大瀬崎を訪ねた。 「海中でいっぱい魚を見られると楽しい。非日常を体験できる」―。5月上旬、ダイビングのライセンス講習のために初めて大瀬崎を訪れた奥山千穂さん(26)=東京都三鷹市=は陸に上がり、背負っていたタンクを砂浜に置くと笑顔を見せた。友人と講習に参加した兵藤渉さん(26)=埼玉県新座市=は「水中に神社があると聞いたので、一度見てみたい」と目を輝かせた。 沼津市南部の大瀬崎は
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「廃バスカフェバー」 舞台の文芸18作品"集結" 沼津・駿河湾沿い
沼津市の丸谷良さん(37)が編集長を務めるミニコミ誌「月刊イヌ時代」はこのほど、使われていない廃バスを活用したカフェバー「ジ・オールドバス」(同市西浦久料)を舞台にした文芸作品を募るコンテストを実施した。 オールドバスは30年間、横浜港(横浜市)でバーとして営業した廃バスを舛本弘毅さん(39)、佳奈子さん(44)夫妻が前オーナーから受け継ぎ、2018年に現在の駿河湾の目の前で開業。夫妻も横浜市から移住し、周辺にキャンプ場やギャラリーを整備するなど西浦地区の活性化に取り組んできた。2人が同誌に寄稿した縁で、開業5周年を記念して丸谷さんが「月刊イヌ時代文芸大賞」を企画。丸谷さんと舛本夫妻ら6人
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沼津茶、食べて飲んで親しむ 小中学校など給食に茶飯提供
沼津市はこのほど、地元産新茶による茶飯を学校給食で提供し始めた。6月5日まで市内の小中学校と幼稚園の計38校・園で行い、希望に応じて地元産茶の講座も開く。沼津茶を親しんでもらおうと進めている「愛飲運動」の一環。 27日は愛鷹小で提供し、煎茶で炊いた茶飯を児童に味わってもらった。日本茶インストラクター沼津支部のメンバーも訪れ、3年生を対象にお茶の飲み方や成分、注ぎ方を教えた。 日常的に飲むという小島凜丸君は「甘みや苦みを感じることができた。これからも飲み続けたい」と話した。 (東部総局・田中秀樹)
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CO2削減製品などPR 明電舎、沼津で顧客向け展示
明電舎は28日、グループの製品や技術を紹介する顧客向け展示会「MEIDENメッセ」を沼津市の沼津事業所で始めた。同事業所で手がける変電設備など、脱炭素やものづくりの高度化につながる製品をアピールした。29日まで。 変電設備の展示エリアでは、エコ・タンク形真空遮断器を展示した。絶縁媒体をガスから乾燥空気に、部材を鉄からアルミにして、従来のタンク形に比べ二酸化炭素(CO2)排出量を約82%削減した。 半導体製造工程のエネルギー制御に使う「高速モータ搭載真空自動コンデンサ」は従来品の約10倍の回転速度で半導体の多層化に貢献する。自動車用のモータ・インバータ一体型ユニットは、従来の分離型に比べ3
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沼津の児童1300人 演劇の魅力 堪能 劇団四季が無料招待
劇団四季が全国の小学生を無料招待する公演「こころの劇場」が27日、沼津市民文化センターで開かれた。市内の小学6年生ら約1300人がミュージカル「エルコスの祈り」を鑑賞し、演劇の魅力に触れた。 社会から問題児と決めつけられた子どもたちが集まる学校が舞台。厳しい規律の中で過ごす子どもたちが、優しい心を持つロボット「エルコス」との交流を通じて夢や希望を取り戻していく物語。鑑賞した児童は俳優の躍動感ある踊りや歌に魅了され、ときにはコミカルな掛け合いに笑うなどして堪能した。 大岡小6年の相原基宏君(11)は「劇に気持ちがこもっているのが伝わった」と声を弾ませた。 同劇場は三島、下田両市など全9会場で披
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「駿河湾アジ釣り」釣果好調、良型続々 沼津の港から船行き交う
6月の本格的な夏釣りシーズンを前に、駿河湾に面した沼津市内の各港から釣り船が行き交っている。産卵時期のマダイ釣りのシーズンが終わり、ここ数日は釣果が好調で良型のアジが釣り人を楽しませている。 沼津港を拠点とする「勘七丸」は26日、コマセ釣りに出た。アジやクロムツ、サバなどを釣り上げた。船長の芹沢潤二さん(55)によると、好調なアジの釣果で900グラムほどの大きさも釣れているという。夏が深まるとシイラやマグロなどのキャスティング釣りが盛んになる。 同日に乗船した三島市の山本道雄さん(64)は「季節ごとにいろいろな魚が釣れるのが魅力的。沼津を楽しむ観光資源の一つ」と楽しんだ。
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詐欺容疑で逮捕の男性を不起訴処分 地検富士支部
静岡地検富士支部は27日、詐欺の疑いで逮捕、送検された沼津市の無職男性(30)を不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。 男性は2023年6月下旬から7月上旬までの間に富士市の女性会社員から複数回にわたって現金約130万円をだまし取ったとして、富士署に逮捕された。
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現展 静岡県内5人入選
現代美術家協会は第80回記念現展(29日~6月10日、東京・国立新美術館)の入選者を発表した。県内から次の5人が入選した。 平面 内田義光(沼津市)原口礼子(御殿場市)与一(伊東市)▽工芸 曽根雄也(藤枝市)宮下文孝(伊東市、会友推挙)
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沼津市議会 正副委員長選出 定例会6月3日から
沼津市議会は27日、議会運営委員会を開き、6月定例会の日程などを決めた。正副委員長を互選し、委員長に梶泰久氏(市民クラブ)、副委員長に尾藤正弘氏(沼津志帥会)を選出した。 決定した主な日程、事項は次の通り。 会期 6月3~25日◇一般質問・登壇者 12~14日、17人◇当局提出議案 2024年度一般会計補正予算案など28件◇常任委員会 17~20日
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点訳、音訳、拡大図書の基礎学ぶ 6月講習会 沼津市立図書館
沼津市立図書館とアイボランティア沼津木星会は6月に開催し、点訳、音訳、拡大図書の基礎を学ぶ講習会の受講生を募集している。受講無料。 沼津木星会員が講師を務め、点訳、音訳の役割や拡大図書の作成体験など視覚障害者支援のために必要な知識と技術を伝える。 講習会は全4日。各会定員は20人程度。点訳は13、27日、拡大図書は28日で午後1時~3時半。音訳は19日午前10時~正午。 申し込み、問い合わせは沼津市立図書館<電055(952)1234>へ。
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みこし担いで「ソイヤ!ソイヤ!」 創建200年 沼津・城岡神社例大祭
沼津市大手町の城岡神社で26日、例大祭が開かれた。同神社は今年で創建200年の節目を迎え、町内を巡る「神輿(みこし)渡御」では子どもから大人まで、みこしを担いで「ソイヤ!ソイヤ!」とかけ声を出しながら中心市街地を練り歩いた。 神輿は同神社を出発し、沼津仲見世商店街などを回った。地元企業の社員らも参加し、祭りを盛り上げた。16の出店が並び、多くの地元住民でにぎわった。 コロナ禍前と同規模での開催は5年ぶり。主催者で大手町町内会の杉山高明会長(72)は「節目の年。町の隅々まで、みこしで元気を届けたい」と笑顔を見せた。
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水害時対応車両の操作確認 狩野川で国交省 大雨予報に備え
国土交通省沼津河川国道事務所は27日、台風シーズンを前に、水害時に出動する同事務所の排水ポンプ車や照明車の操作訓練を清水町の狩野川河川敷で行った。実際に操作を担う沼津、三島、富士、下田の各建設業協会加盟社の社員や市町職員ら80人が参加し、台風1号接近に伴う28日からの大雨予報を念頭に臨んだ。 参加者は排水ポンプ車と照明車各2台を動かして手順を確認。1分間に15立方メートルを排水する機能を持つポンプ車では、ポンプの移動から実際に排水するまで一連の手順を学んだ。同事務所の排水ポンプ車は昨年6月に沼津市などで被害のあった大雨時にも出動した。
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静岡県高校囲碁団体 男子・加藤学園A優勝/女子・浜松北が制す
静岡県高校囲碁選手権大会(県高校囲碁連盟、県高校文化連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の団体の部と初心者対象の十三路盤の部が26日、沼津市の加藤学園高で開かれた。男子団体は加藤学園A(太田拳斗、下山祐汰、毛利夏碧)、女子団体は浜松北(伊藤遙香、大橋柚佳、南部琴)が制した。十三路盤の部は星陵2年の芹沢和幹さんが優勝した。男女団体の優勝チームは全国大会(7月22、23の両日、東京)に進む。 男子は地区予選を突破した10校12チームがトーナメント戦で、女子は2校3チームが総当たり戦でそれぞれ競った。十三路盤の部は9校16人が4回戦のスイス式で熱戦を繰り広げた。加藤学園Aの太田主将(2年)は「全員、
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「遊びたくなっちゃう森」静岡市に誕生 県が管理、民間整備「環境守り次代へ」
静岡市駿河区古宿で県が管理する「遊木の森」で25日、清水建設静岡営業所(同市葵区)が整備した森林施設「遊びの森ワクワク・フォレスト」が一般公開された。コンセプトは「子どもたちが遊びたくなっちゃう森」。同社関係者や家族ら約70人が参加し、里山遊びを満喫した。 参加者は想像力を働かせながら、かくれんぼや木の実探しで遊び、森の魅力を楽しんだ。施設内には木を裁断できるスペースや、サルスベリの木で作った見晴台も用意した。コナラの木につるしたロープでブランコに挑戦した沼津市の節政憲児君(10)は「森の中で風を切る感覚が気持ちいい」と喜んだ。 同社は林業貢献などを目的に2021年、県と「しずおか未来の
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男子・平野さん(浜松工)連覇/女子・太田さん(韮山)初V 静岡県高校囲碁
第48回県高校囲碁選手権大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)個人の部が25日、静岡市葵区の静岡高で行われた。男子は浜松工業高定時制2年の平野颯斗さんが2年連続で優勝し、女子は韮山高1年の太田明希さんが初優勝を果たした。 男子は各地区予選を通過した32人、女子は15人が出場し、それぞれトーナメント方式で争った。男子優勝者の平野さんと女子優勝者の太田さん、男子2位の鍋田佑樹さん(清水東3年)、女子2位の清水小春さん(藤枝明誠1年)は7月、都内で開かれる全国大会に出場する。 平野さんは「中盤にいい手を打ち、なんとか優位を保てた。全国大会ではベスト8に入りたい」と意気
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平野(沼津市出身)ら準決勝敗退 卓球・コンテンダー太原
卓球の世界ツアー、コンテンダー太原は25日、中国の太原で行われ、シングルス女子準決勝でパリ五輪代表の平野美宇(木下グループ、沼津市出身)、木原美悠(木下グループ)はともに中国選手に敗れた。 伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は同日の準々決勝で木原に屈した。
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沼津で7月、将棋・棋聖戦 「勝負メシ」今年も募集
沼津市は7月23日に同市の沼津御用邸記念公園で開かれる将棋の「第95期棋聖戦」第5局で、「勝負メシ」を募る。対局する藤井聡太棋聖=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・叡王との八冠=と山崎隆之八段に当日食べてほしい沼津グルメを選ぶ。 昨年の対局時の大反響を受け、今年も企画した。沼津グルメは「昼食」「手土産スイーツ」の2部門。昼食部門では食べてほしいメニューと店舗を募り和洋中に分類し、各ジャンルの上位2品程度に絞る。手土産スイーツは応募結果の上位3品程度を対局後に渡す。 募集期間は6月5~19日。電子申請、郵送、ファクス、市文化振興課を通じて受け付ける。第5局までに決着し、同市で対局が開催さ
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桑名さん(伊豆の国)最高賞 静岡県乾椎茸箱物品評会
静岡県乾椎茸(ほししいたけ)箱物品評会(県経済農業協同組合連合会主催)の表彰式がこのほど、伊豆市のJAふじ伊豆修善寺営農経済センターで開かれた。最高賞の林野庁長官賞・日本きのこセンター理事長賞には、桑名二朗さん(66)=伊豆の国市=の中葉中肉が輝いた。 同JA伊豆の国地区管内(伊豆市、伊豆の国市、沼津市戸田地区)の生産者が手がけた、過去5年間で最も多い993点のうち、1次審査を通過した27点の中から入賞者を決めた。桑名さんは「2月の多雨や暖冬などの異常気象で収穫を早くするなど苦労したが、受賞できうれしい」と話した。 そのほかの主な受賞者は次の通り。 県知事賞・森産業社長賞 小柳出勝(伊
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レンタサイクルで伊豆観光盛り上げ 修善寺駅前に拠点オープン
伊豆市の修善寺駅前にこのほど、レンタサイクル事業の拠点「修善寺サイクルベース」がオープンした。サイクルツーリズム(自転車を活用した観光)によるインバウンド(訪日客)誘致などを目指す。 自転車特化型リゾートホテル「コナステイ伊豆長岡」を運営するコナリゾート(沼津市)が、自社のノウハウを生かし運営する。Eバイク(高性能電動アシスト付き自転車、常備5台)を貸し出すほか、ガイドツアー、自転車メンテナンス、観光情報の案内などを行う。同社スタッフ、市地域おこし協力隊のマルコ・ファヴァロさんらが対応する。 関係者は「地元と連携しながら、伊豆市の自転車文化の継続、地域振興、誘客拡大などを図っていきたい」
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食品衛生の功労者らたたえる 沼津の協会 創立75周年で大会
沼津食品衛生協会(多田昌司会長)は24日、創立75周年記念の食品衛生大会を沼津市内で開いた。食品衛生に功労のあった個人・団体や、長年飲食業界に携わる永年営業継続者の功績をたたえた。 県東部保健所長賞には功労者5人と優良施設8団体、沼津食品衛生協会長賞には功労者6人と優良施設9団体、優良従業員9人が選ばれた。永年営業継続者15人には感謝状が贈られた。 協会は1949年、沼津、裾野、長泉、清水4市町の食品関係営業者の有志により発足した。
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沼津鉄道高架、街の未来は? 構想から30年以上、やっと前段階着工【届け 知事選2024】
JR沼津駅付近鉄道高架事業の構想から30年以上が経過し、沼津市を取り巻く環境は大きく変わった。シャッターが下りた商店街、大型商業施設の撤退―。そんな中、昨年、事業の前段階となる新貨物ターミナルの本体工事が始まり、本年度は新車両基地が着工される。「知事選で候補者から鉄道高架の話が聞こえてこないのは非常に残念。鉄道高架と県東部の未来に目を向けてほしい」と駅前名店街に店を置く店主の藤原維仁さん(46)は切望する。 藤原さんは祖父の代から80年以上、店を構える。「事業の計画が持ち上がってから工事開始までの期間は町の衰退と重なっている」。駅南の店周辺は、着工を見ずに閉じたシャッターがいつしか増えて
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沼津・照江寺でアジサイ咲き始め 26日から祭り 「雲龍図」の龍デザイン御朱印も限定販売
アジサイが咲き始めている沼津市江浦の照江寺(橋本宗一住職)で26日から、「あじさい祭り」が始まる。6月中旬まで。初日はキッチンカーなども入り、開幕を盛り上げる。 アジサイは橋本住職が約50年前に植栽を始め、本数を増やしてきた。階段や本堂、大日堂がある高台付近でセイヨウアジサイ、ガクアジサイなどが咲き誇る。色鮮やかな花々の奥に、江浦湾が広がる光景が人気を集めている。 今季は今まで以上に楽しんでもらえるように、境内の石碑を紹介するパンフレットを配布している。昨年本堂に設置され、多くの人が見学に訪れた「雲龍図」の龍と、アジサイをデザインした特別御朱印なども限定販売する。
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バスケ、バレー、ラグビートップ選手が児童指導 沼津市が7月に「教室」
沼津市は7月、市と連携協定を結ぶ県内の3スポーツチームの選手らを講師に招き、小学生向けの「夏のアスリート教室」を同市の香陵アリーナで開く。トップ選手から直接指導を受け、競技人口の拡大や才能の発掘を図る。 バスケットボール、バレーボール、初開催のラグビーの3教室。15日はベルテックス静岡、20日は東レアローズ、21日は静岡ブルーレヴズの選手やコーチが講師を務める。 対象は市内在住、在学の小学生男女。申し込みは6月10~27日にインターネットの専用フォームで受け付ける。定員は50~150人で、申し込み多数の場合は抽選。問い合わせは市ウィズスポーツ課<電055(934)4875>へ。
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雇用助成不正受給 静岡県内2社を公表
静岡労働局は23日、新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされた従業員の雇用維持を目的とした助成金をそれぞれ不正に受給したとして、県内2社を公表した。 沼津市の飲食業「串ざる」は2021年9月から22年12月までの間、実際は勤務していた従業員が休業したとする虚偽の申請書類を作成し、雇用調整助成金1305万円、緊急雇用安定助成金193万円を不正受給した。 富士市で経営コンサルティング業などを手がける「スタイリッシュ・キャリア」は21年10月から22年11月にかけ、支給対象外の従業員の休業を理由に受給申請し、雇調金814万円を不正に受け取った。 両社とも支給決定が取り消され、返済の意思を
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キャリア教育 夢の大切さ、児童に訴え 教員→バス運転手に転身 雨宮さん(富士急シティバス) 沼津・香貫小
沼津市立香貫小は23日、6年生を対象にしたキャリア教育を校内で行った。富士急シティバスの路線バス運転手雨宮寛明さん(59)と、クリエーティブで課題解決に取り組む企業オーストブルー(三島市)の社長神田輝和さん(35)が夢を求める大切さを訴えた。 雨宮さんは同校などで35年間の教員生活を送った後、運転が好きという夢をかなえようと50代後半で新たな挑戦に踏み切った。「いくつになっても夢はかなう」と児童の背中を押した。神田さんは「天井を決めずに夢を持って行動してほしい」と呼びかけた。 助産師を目指す藤井沙香さんは「何歳でも夢に挑戦できる。かなえたい」と話した。 児童の保護者らが主体となって企画
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第一生命、沼津で女性異業種交流会 心身配慮、チーム運営良好に
第一生命保険沼津支社はこのほど、本年度の第1回女性異業種交流会を沼津市内で開いた。県東部に本社や拠点を置く企業の女性25人が参加した。 化粧品会社ポーラの元林由喜さんが講師を務めた。身体的、精神的、社会的に良好な状態にするための「ウェルビーイング・マネジメント」について解説。参加者はグループに分かれ、さまざまな視点から意見を出し合った。各自の仕事内容や業界に照らし合わせて、幸せなチーム作りなどについて話し合った。田島裕士支社長は「女性のスキルアップにつながっている。今後も新規参加の企業を増やして輪を広げたい」と話した。
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【まとめ表】読者から募集した質問と各候補者の回答・静岡県知事選【NEXT特捜隊】
▶静岡県知事選特設サイト 26日投開票速報します! 最新の情勢は/遊説日程/ボートマッチほか 最新の情勢は/遊説日程/ボートマッチほか
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「健康経営セミナー」6月から、6カ所で 静岡県、全国健康保険協会静岡支部
静岡県や全国健康保険協会静岡支部などは6月18日から、健康経営実践セミナーを県内6カ所で開く。県と包括連携協定を結ぶアクサ生命保険の担当者が、従業員の定着や生産性向上などの観点から健康経営の進め方を解説する。事業所による事例発表も行う。 会場は6月18日が静岡商工会議所(静岡市)、同19日が富士商工会議所(富士市)、同28日が県東部総合庁舎(沼津市)、7月4日が浜松商工会議所(浜松市)、同8日が県中遠総合庁舎(磐田市)、同9日が県藤枝総合庁舎(藤枝市)。いずれも午後2~4時。オンライン参加も可。参加無料。 問い合わせはアクサ生命保険静岡支社<電054(254)8712>へ。
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みんな歓声 泥だらけ! 沼津、園児が田植え体験
沼津市のJAふじ伊豆原支店は21日、田植え体験を同市で開いた。原町保育園としょうえい幼稚園の5歳児計46人が参加した。 生産者が水田の一角約90平方メートルを体験用に提供した。園児は歓声を上げて田んぼに入り、泥だらけになりながら生産者やJA職員の指導で「きぬむすめ」の苗を植えた。 10月に稲刈りを体験し、天日干しにした後、生産者らと一緒に味わうという。
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「支持を受ける政党との関係は?」「パートナーシップ制度の運用は?」読者から寄せられた8質問 静岡県知事選の立候補者に聞きました【NEXT特捜隊】
読者の疑問に応える静岡新聞社「NEXT特捜隊」は、知事選(26日投開票)を前に立候補者に聞きたい質問を広く募集した。静岡県内外から寄せられた143件の中から「支持を受ける政党との関係」や「高校の授業料無償化」など8問を政党の公認、推薦を受けた3候補に投げかけ、23日までに回答を得た。 ▶【Web限定】各候補者の回答全文、8質問全部を見る アンケートでは候補者の政治姿勢や理念を聞く「政党との関係」や、子育て世代の関心が高かった「高校の授業料無償化」のほか、選挙の争点になることが少ない「静岡県パートナーシップ制度の運用」「障害者の雇用支援」などを尋ねた。共産党県委員長森大介氏(55)=同党公
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「西浦みかん」栽培にドローン 省力化へ農薬散布試験 高齢化や傾斜地に対応 沼津・三浦地区
JAふじ伊豆と沼津市、県などは22日、ミカン栽培でドローンによる農薬散布の実証試験を始めた。特産ブランド「西浦みかん寿太郎」に代表される県内有数の産地、同市三浦(さんうら)地区(西浦、内浦、静浦)での導入を目指す。 JAによると、伊豆半島の海岸線に広がる3地区のミカン畑は、斜度20度以上の急斜面が全体の57%を占めている。実証試験は生産者の高齢化が進む中、先端技術で作業負担を減らす「スマート農業」で産地を維持するのが目的。プロペラやノズルを改良して噴射量を増やした自動航行型の農業用最新機を使う。デモ飛行の後、ミカン畑の上空から農薬をまいた。 試験期間は3年。約500平方メートルの畑で年
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静岡県人口 353万3780人 5月1日推計 23カ月ぶり増
静岡県が20日に公表した5月1日現在の推計人口は353万3780人で、前月から566人増加した。就職や進学、転勤などで転入者の多い4月中の社会動態が影響した。増加は2022年6月以来、23カ月ぶり。 転入数から転出数を引いた社会動態は3017人増(転入1万8098人、転出1万5081人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2451人減(出生1438人、死亡3889人)だった。 市町別で人口が増加したのは静岡市の510人をはじめ、浜松市178人、沼津市170人、御殿場市143人、長泉町107人など13市町あった。減少したのは22市町。島田市の127人、磐田市85人、牧之原市の67人などが続
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地元建設業界の喫緊課題解決を 沼津商議所が市へ要望書
沼津商工会議所は20日、地元建設関連の喫緊の課題解決へ市に連携を求めた。物価高対策や脱炭素推進、人材確保と育成をはじめ、業界の成長に向けて呼びかけ、市も可能な限り対応する考えを示した。 紅野正裕会頭らが市役所に頼重秀一市長を訪ね、13項目を掲げた要望書を手渡した。物価高に伴う公共工事単価の取り扱い、ゼロカーボンシティの実現、働き方改革、残土の受け入れ先の確保などで、関係団体との連名でまとめた。 紅野会頭は「慢性的な技能者不足や公共工事の受注競争激化など、自助努力の限界を超えている」と強調。頼重市長も「鉄道高架化や再開発など地元のインフラ整備は新たな展開」と地元業界の尽力を求めた。
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富士山百景写真コンテスト 植松さん(沼津)グランプリ
第19回富士山百景写真コンテスト(富士市主催)の表彰式がこのほど、同市の道の駅「富士川楽座」で行われ、沼津市の会社員植松之裕さん(59)がグランプリに輝いた。 植松さんの作品「春の月夜のハーモニー」は昨年4月、月明かりに照らされる富士山と山桜を幻想的に捉えた。植松さんは「日中の撮影は仕事もあって難しく、夜なら満月の光を生かせると思った。富士山と調和するシーンが撮れた」と振り返った。 富士山の写真と観光写真の2部門に計3665点の応募があった。入賞作品は6月2日まで、富士川楽座4階フジヤマギャラリーに展示している。 主な受賞者は次の通り。 金賞 沼田和男(沼津市)伊藤豊(岐阜県)▽銀賞 塩川里
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沼津市商工会 渡辺会長を再任
沼津市商工会は21日、通常総代会を市内で開き、渡辺好孝会長(70)=渡辺精肉店代表取締役会長=を再任した。任期は3年。 渡辺氏は2018年に会長に就任。観光を柱とし、会員事業所が多い原と戸田両地区の活性化や、マップ作成など地域資源の発信などに努めてきた。3期目となる今期は同商工会合併15周年記念事業を柱の一つに据える。
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江原素六の遺徳 しのぶ 沼津 命日に産業、教育関係者
静岡県東部の産業振興や教育の発展に尽力した江原素六翁(1842~1922年)の功績をたたえる記念祭(江原素六先生顕彰会主催)が命日の19日、沼津市西熊堂の江原素六先生記念公園で開かれた。産業、教育関係者ら約200人が参列し、遺徳をしのんだ。 記念祭は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小していたが、5年ぶりに通常開催。参列者は公園内の素六翁の銅像に献花や献茶をした。ひ孫で麻布学園(東京都)理事の江原素有さんが遺族を代表し、「教育や産業で郷土の役に立てた先祖を持つのは大きな誇り」と謝辞を述べた。 素六が創立に携わった沼津西高の生徒による書道パフォーマンスや、卒業生による合唱も披露された。
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科学の力ってすごい! 沼津で「発明クラブ」開講
沼津市内の小学生に科学の楽しさを伝える「市少年少女発明クラブ」(実行委員会主催)がこのほど、同市の沼津高専で開講した。来年2月まで全10回、小学4~6年生32人が、科学実験や電子工作などに取り組む。 初回は紙バンドやCDでこま作りに挑戦。長く回るこまを試行錯誤しながら作ったり、虹の7色を塗ったこまを回すと白い色に見える「ニュートンのこま」で光や色の仕組みも学んだりした。第四小6年の平良美樹人君(12)は「バランスを取って長く回るこまを作れた。実験が好きなので楽しい」と話した。 同クラブは沼津高専の勝山智男名誉教授が実行委員長を務め、同校関係者や学生、地域の技術者が講師を担当する。
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全国のスイマー 力泳 熱海 マスターズ短水路
日本マスターズ水泳短水路大会(日本マスターズ水泳協会主催)が17~19日、熱海市のマリンスパあたみで開かれた。全国各地から集まった10~90代の計301チーム、1126人が出場し、それぞれの記録更新を目指して力泳した。 熱海会場は全国28会場で行われる公認大会の一つ。自由形や平泳ぎなどの個人種目や男女混合のリレーなど52種目を繰り広げた。選手は号砲の合図で一斉にプールに飛び込むと、家族や仲間の声援を受け、懸命な泳ぎをみせた。 バルセロナ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダリストの岩崎恭子さん(沼津市出身)がスターターや模範水泳を担当した。地元業者が飲食販売やマグロ解体ショーで選手をもてなし
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沼津を「支え合うまちにしたい」 災害時連携へ協定 香陵LC、市社協と
沼津市の沼津香陵ライオンズクラブ(LC)はこのほど、災害発生時に災害ボランティアセンターの運営をサポートする連携協定を市社会福祉協議会と結んだ。 市内で開いた締結式には大嶽正泰次期アラート委員長、同LCの湯原健太郎会長、社協の工藤達朗会長らが出席。大嶽さんは「他市町のLCでは社協との連携が進んでいる。沼津でも協力したい」と述べ、工藤会長は「強力な連携になる。支え合うまちにしていきたい」と応じた。 同LCはセンターの活動に必要な資機材や車両の貸し出し、会員の専門性を生かした支援や炊き出しなども行う。
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静岡県内の人口減少地域 投票所 統廃合相次ぐ 移動式期日前 沼津でも【静岡県知事選】
静岡県内の人口減少が進む地域で、選挙の当日投票所を統廃合する自治体が相次いでいる。26日投開票の知事選では2021年の前回選から9カ所減り、沼津市は旧戸田村の地域にあった2投票所を廃止した。市選挙管理委員会は住民の投票機会を確保するため、20日から従前の投票所を1日ずつ巡る移動式の期日前投票所を設けた。投票所のなくなった地区の自治会長は「投票機会の喪失につながる話。何度も話し合いを重ね、この形になった」と地域として苦渋の決断だったと語る。 沼津市選管は今年2月、有権者が50人を切る2投票所の廃止を決め、今回の知事選から適用した。いずれも統合先の投票所へは車で10~15分ほどかかり、不便を強
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記者コラム「清流」 “映える”富士山
出勤時、沼津市内にある自宅の玄関を開けると、そびえる富士山が目に入る。雪の増減を見て季節の移ろいを感じられるのは、沼津市民の特権と思う。 山梨県富士河口湖町のコンビニ店越しに見える富士山が話題だ。SNS(交流サイト)で紹介され、撮影しようとする外国人観光客が殺到し、マナー違反も横行。ついには富士山を見えなくする「目隠し」が設置されることになった。それだけ富士山は外国人観光客にとって「キラーコンテンツ」。海越しの富士山を望む沼津市も、いつ同様の騒動が起きるとも限らない。 富士山の“映えスポット”は沼津にも数多くあるはずだが、話題になっていないのもいささか寂しい気がす
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「練習成果 臆せず出す」 卓球平野(沼津市出身)、パリ見据え意気込み
卓球のパリ五輪女子日本代表に内定している平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が20日、WTTコンテンダー太原(中国、21~26日)に向けた出国に合わせて羽田空港で取材に応じた。メダルを狙う本番を見据え「海外選手にしっかり目を向けていきたい。連戦の中で、練習でやってきたことを臆せず使っていく」と語った。 世界ツアーのサウジ・スマッシュはシングルス3回戦で東京五輪女王の陳夢(中国)に0-3。昨秋の杭州アジア大会ではフルゲームに持ち込んだが、国内代表争いが大詰めを迎えた中国勢は「五輪に向けて準備が進み、戦術がさらにしっかりしていた」という。シングルス、団体とも大きな壁になることを踏まえ、「勉強に
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静岡県東部でロケ 映画「ミッシング」 吉田恵輔監督、青木崇高 絶望の果ての「救済」問う
沼津市や裾野市で撮影された映画「ミッシング」は、失踪したまな娘の居場所を探り当てるために手を尽くす両親の姿、彼らを取り巻く社会の変容を描いた吉田恵輔監督13本目の長編作。出口の見えないトンネルを歩くかのような日々を送る夫婦を、石原さとみと青木崇高が演じた。とてつもなく大きなものを失った人間にとっての「救済」を問いかけるヒューマンドラマだ。 憔悴[しょうすい]しきった表情の石原と青木が、JR沼津駅北口で道行く人に声をかけている。手製のビラには「捜しています!森下美羽」とある。「ミッシング」の始まりは、沼津市で起こった女児失踪事件から3カ月後という設定だ。観客は、娘の行方について手がかりがない
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静岡県知事選2024 候補者を追う(20日)
森大介氏(共新) リニア、原発を許さず、暮らし、福祉最優先。このスローガンで希望が持てる県政に切り替えていきたい。岐阜県でのリニア工事で井戸やため池の水位が下がったという報道があった。大井川の水もリニア工事で奪われかねない。人ごとではないニュースだ。リニア推進の知事でいいのか。リニアよりも環境と水を優先すると最後まで訴える。 (牧之原市での街頭演説) 鈴木康友氏(無新) スローガンはオール静岡で幸福度日本一の県を目指すというもの。浜松で達成した。今度は県の番だ。企業誘致、稼げる農業の支援、教育環境の充実など浜松で成功した事例を県全体に発展させる。これまでに培ってきた経験、知見を全部注ぎ
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県立工科短期大学校 オープンキャンパス 高校生が機器体験 静岡市清水区
静岡県立工科短期大学校は18日、静岡市清水区の静岡キャンパスでオープンキャンパスを開いた。 県内の高校2、3年生と保護者ら計約30人が参加した。同キャンパスに設置されている3学科をグループに分かれて順に回り、コンピューターで設計製図を行うソフトを使って時計の簡単なデザインを行ったり、給水配管の施工を体験したりして、入学後の学びに想像を膨らませた。 同校は2年制の職業能力開発短期大学校で、清水技術専門校と沼津技術専門校を統合し、2021年4月に開校した。オープンキャンパスは沼津市の沼津キャンパスでも25日に実施する。
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「きれいに育って」 ひまわりの種まき 沼津・浮島小4年生
沼津市の浮島小で20日、4年生44人が市内にひまわり畑をつくるための苗を育てようと、ポットに種をまいた。雨上がりの青空の下、浮島地区環境保全推進会の指導を受けながら「きれいに育って」と願いを込めて取り組んだ。 まいた種は4600粒。子どもたちは形を確かめながら、丸くなった部分を下にして指先で土を掘り、丁寧に植えた。苗に育った後、推進会が整備する同市平沼のひまわり畑「浮島ひまわりらんど」の一角に植える。井口悠里君(9)は「きれいな花が咲いたら家族と見に行きたい」と声を弾ませた。 同校と推進会が環境保全の一環として毎年行っている。長沢利之会長(71)は「子どもたちに自然と関わる楽しさを味わっ
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大規模物流業誘致へ 市街化調整区域の立地要件緩和 市内に「二大拠点化」形成目指す 沼津市
沼津市は19日までに、大規模物流業の本格誘致に向け、市街化調整区域での施設の立地要件を緩和する方針を固めた。ドライバーの残業規制に伴う物流業界の「2024年問題」と市西部に建設中のJR新貨物ターミナル稼働を見据え、県東部での物流拠点整備を急ぐ。 関係者によると、同市の「市街化調整区域における開発行為等の審査基準」の運用と解釈を明確化し、実質的な規制緩和に踏み切る。物流業者と倉庫業者など異なる業者間の賃貸借でも立地が可能とする。事業者から近年、新貨物ターミナル着工などで市街化調整区域における施設立地に関する相談や問い合わせが増え、市は審査基準を柔軟に運用することを決めた。 企業誘致を加速す
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公共交通 7市町で調査研究へ 東部議員連盟 沼津で研修会
静岡県東部7市町の議員で組織する「県東部の地域公共交通を考える議員連盟」が17日、研修会を沼津市内で開いた。議連は昨年7月に発足。乗務員不足や人口減による減便など、課題の多い公共交通を市町の枠を超えて調査研究し、行政や関係団体への働きかけや課題解決を目指す。 研修会は、同市地域公共交通協議会の会長で、福島大の吉田樹准教授が講演した。吉田准教授は「ルートを住民ニーズに合わせた結果、減便しても利用者が増えた福島県のコミュニティーバスもある」と紹介した。長泉町の担当職員はマイナンバーカードを活用したタクシー利用助成事業を紹介した。 議連は沼津、三島、裾野、御殿場、長泉、清水、函南の市町議員54人が
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愛鷹山払い下げに尽力した江原素六 住民のため 無私の献身【しずおか学 偉人の教え編】
教育者、政治家、実業家、宗教家…。江戸後期から大正にかけての激動の時代を生きた江原素六。活躍は多岐にわたるが、県内での大きな功績の一つが、生活に欠かせない山を民の手に取り戻した「愛鷹山払い下げ」への尽力だ。 江戸の武士の家に生まれた江原は、明治時代の幕開けとともに沼津に移った。当時の沼津に数千人いたとされる失職武士たちの新たな生業を生み出そうと、西洋式牧畜や製茶輸出などの事業を愛鷹山麓で興した。 古くから薪炭や堆肥など生活物資を山麓の住民に供給し、明治初期には近代化の舞台ともなりかけていた愛鷹山だったが1874(明治7)年に突如、民の手から取り上げられた。新政府の土地・租税
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ヨットレース 到着者を歓迎 バスツアー初開催 沼津・戸田港
静岡市清水区の清水港と沼津市の戸田港の間で競うヨットレース「戸田レース2024」(実行委員会主催)が18日、開かれた。戸田港の「海の玄関」である浮桟橋周辺の活用を進める戸田観光協会が、到着した参加者らを歓迎した。 過去最多の30隻、約200人が清水港を午前10時に出発。追い風が吹き、約2時間半後には全てのヨットが浮桟橋に到着した。参加者はレース後、戸田港周辺に宿泊し、観光を楽しんだ。同観光協会は地元の名所を巡る無料バスツアーを初開催し、もてなした。 沼津港と結ぶ定期便の廃止後、浮桟橋は閉鎖されていたが、2020年にプレジャーボートの一時係留が許可された。同年戸田レースが始まり、近年は日常
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廃材使ったトイレ CF資金に完成 沼津・循環ワークス
環境に負荷をかけない生活様式を発信する沼津市我入道の施設「循環ワークス」は18日、廃材を使ったトイレを施設の3周年イベントで披露した。昨冬施設がクラウドファンディング(CF)で募った242万5500円のうち、120万円を工事に充てた。 スタッフ自ら工事し、男女共用の和式仮設トイレから、多目的トイレと男性用トイレに替えた。外装、内装には廃材や未使用品のタイルを使用。井戸水を使ったくみ取り式で、自家発電を活用し災害時も使える。 山本広気工場長は「支援のおかげでトイレが完成した。いずれは環境に負荷がかからないバイオトイレに替えたい」と話した。CFの資金は、火災報知器設置や屋上緑化にも充てた。 ワー
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法華寺 親子で楽しむ空間に 沼津 飲食や体験ブース
沼津市平沼の法華寺で18日、飲食やワークショップを親子で楽しめるイベント「寺遊空間-法華寺であ・そ・ぼ♪」が始まった。19日まで。 本堂に衣服やアクセサリーなど手作り品の販売、ワークショップのブースが2日間で計17店舗、境内にはキッチンカーが計16店舗並ぶ。住職の絵がプリントされたオリジナルTシャツも販売している。 イベントは同寺住職の妻、爪田和美さん(57)が、仲間とともに2019年に始めた。3回目の今年は出店者が昨年より倍増した。瓜田さんは「かつての寺は寺子屋や葬儀など、地域が集まる場所だった。子どもも大人も出店者も楽しめる企画として、来年以降も続けたい」と話した。
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2027年春までに新庁舎 地裁・家裁沼津支部 24年度中に一部解体
静岡地裁・家裁沼津支部(沼津市御幸町)の庁舎が2027年春までに建て替えられることが、同支部や建設を担当する国土交通省への取材で分かった。現庁舎の敷地内で建て替え、24年度中に4棟ある既存庁舎の一部で解体が始まる。 新たな庁舎は鉄骨鉄筋コンクリート造り6階建てで、延べ床面積は7762平方メートル。刑事裁判用の法廷などがある刑事棟と駐車場の敷地に建設する。駐車場は4月下旬で既に閉鎖、刑事棟は今月17日で使用を終了した。 刑事棟にあった職員執務室と裁判員の待合室などの部屋は、20日に敷地内に建てた2階建てのプレハブ庁舎に移転する。刑事裁判の公判はこれまでの民事裁判の法廷で実施する。 同支部
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記者コラム「清流」 沼津の海の幸に光を
沼津市西浦江梨地区で長らく続く伝統のヒジキ漁が4月、今年も無事に行われた。調理方法も独特で完成までの丁寧な手作業が、しゃきしゃきとした食感とおいしさを実現している。 大潮の干潮に合わせて、江梨漁業女性部の人たちが海に入り、浅瀬の岩場で刈り取る。回収するとすぐに大釜で一気に煮込む。水洗いした後に、潮風に当てながら太陽の下で日干し、全体的に日光が当たるようにひっくり返す。気が遠くなるような作業を施すと、ヒジキは黒く輝き、一般的なものとはひと味違った仕上がりになる。 参加者の高齢化に加え、天候やヒジキの生育状況に左右され、今以上の大量生産は難しいが、地元民は「春の風物詩」として伝統を絶やさない
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静岡人インタビュー「この人」 水泳の年齢別日本新記録を樹立した 尾藤柴野さん(沼津市)
3月に浜松市で開かれた大会で短水路女子50メートル平泳ぎの55~59歳区分で37秒02をマーク。従来の日本記録を0秒12更新した。沼津市の東部スイミングスクール所属。国民体育大会や世界マスターズ水泳選手権の出場歴を持つ。55歳。 ―新記録樹立の感想を。 「うれしいが、36秒台を出して記録を更新したい気持ちが強い。直前で水着が破れていると気づき、動揺したままスタートした。それがなければ36秒台に届いたかもしれない。前半は大きく波に乗るように泳ぎ、後半はピッチを上げ、残り12.5メートルはラストスパートをかけた。プールに行きたい日は在宅勤務にしている。認めてくれる会社に感謝している」 ―新
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静岡県議長に落合氏 副議長は鳥沢氏
静岡県議会は17日、5月臨時会を開き、正副議長選で第117代議長に落合慎悟氏(75)=自民改革会議、藤枝市=を、第123代副議長に鳥沢由克氏(71)=同、裾野市=を選出した。会期は同日のみで、各委員会の委員の選任も行い、閉会した。 正副議長選は投票総数66人。議長選は、落合氏が63票を得て選出され、杉山盛雄氏(65)=同、沼津市=が1票、無効2票だった。副議長選は鳥沢氏が44票、佐野愛子氏(68)=ふじのくに県民クラブ、藤枝市=が17票、蓮池章平氏(70)=公明党県議団、沼津市=が5票だった。 臨時会では、このほか県監査委員に良知淳行氏(自民改革会議、焼津市)と阿部卓也氏(ふじのくに県民
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ゲーム障害とネット依存対策 静岡県がワークショップ
静岡県は25日から、ゲーム障害とネット依存対策に関するワークショップを県内3カ所で開く。医療機関や県の担当者らが基本的な知識や生活への影響、家族の接し方などを説明する。参加者同士でグループワークも行う。参加無料。 会場は25日が富士市交流プラザ、7月20日が沼津市のプラサヴェルデ、9月7日が静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあ。いずれも午後1~4時。各会場とも定員は40人程度で先着順。 問い合わせは県障害福祉課<電054(221)2920>へ。
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静岡県内のホームレス 過去最少更新 1月時点で35人
静岡県はこのほど、静岡県内の河川敷や公園で生活するホームレスの人数が1月時点で35人だったと発表した。前年から12人減少し、2003年の調査開始以降で最少を更新した。生活困窮者向けの支援事業に一定の効果があったとみられる。 内訳は男性が30人、女性が3人、性別不明2人。市町別にみると、浜松市が15人で最も多く、富士市6人、沼津市と静岡市各5人が続いた。ホームレスがいた場所は河川敷11人、都市公園、道路各4人などとなった。 市町の担当者が公園や路上などを巡回し、目視で確認した。全国のホームレスは245人減の2820人。静岡県は都道府県別で12番目に多かった。
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タカアシガニ放流「また帰ってきてね」 沼津市戸田、昨年以降不漁続く
沼津市商工会戸田支所は16日、戸田地区特産のタカアシガニ48匹を戸田港沖で放流した。タカアシガニは近年不漁が続いていて、放流を生態解明と資源保護につなげる。授業の一環で戸田小中一貫校の5~7年生20人も参加した。 放流したのは、子持ちのメスや小ぶりの個体。放した時期や場所がわかるようにタグをつけた後、重さ、性別、甲羅の大きさを計測した。 子どもたちは船に乗って沖合1キロ、水深120~150メートルの地点に到着。「また帰ってきてね」と声をかけながら、海に放した。同校5年の石原花音さん(10)は「小さな雄を放流した。戸田に帰ってきた時に大きくなっているのが楽しみ」と期待した。 放流は198
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静岡市民文化祭美術部門 高校生・平岡さん最高賞 個性的絵画や工芸作品並ぶ公募展
静岡市民文化祭美術部門の公募展(静岡新聞社・静岡放送後援)が19日まで、同市葵区の市民文化会館で開かれている。一般市民から寄せられた個性的な絵画や工芸作品約90点が並ぶ。 最高賞の市長賞に選ばれた同区の高校生平岡紗季さんの絵画「人生―多角的にみる」は、画面いっぱいに実在する市内の風景や抽象的な図柄が混在して描かれ、その緻密な構成力と色の調和が評価された。 市長賞以外の主な受賞者は次の通り。 市議会議長賞 西村卓芳(駿河区)▽市教育長賞 舘岡瑠南(葵区)▽市教育委員会賞 大竹俊輔(沼津市)増田翔太(葵区)松下すみ江(同)▽市文化振興財団賞 山田真央(同)▽市文化協会賞 川村瑠奈(同)▽静
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⚾沼津城北【静岡県高校野球チーム紹介2024夏】
田村監督の教えの下で新たな守備の考え方がチームに浸透し、アウトを取るパターンが増えてきた。人数の勢いで負けるのは嫌だ。初戦をしっかりとり、ベスト8に入る。 table { width: 100%; border-collapse: collapse; } table, th, td { border: 1px solid black; padding: 8px; } th { background-color: #f2f2f2; } tr:nth-child(even) { background-color: #f2f2f2; }
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沼津駅南口のラブライブ!カフェ跡地 「実践広場」の事業者応募なし 工期遅れの見込み
JR沼津駅南口(沼津市)の西武沼津店本館跡地に、都市再生機構(UR)と市が整備予定のにぎわい創出の場「まちなか実践広場」について、施設を建設・運営する民間事業者の応募がゼロだったことが15日、市などへの取材で分かった。資材高騰や採算性が入札のネックになったとみられる。暫定的な低層の建物と広場を本年度末までに設ける計画だったが、来年度以降にずれこむ見込み。 予定地を所有するURは1月、市と連携協定を締結した。「実践広場」は拠点施設と広場で構成。URが施設部分の土地を民間事業者に賃借し、事業者が施設を整備・管理する。URは市に広場部分の土地を賃借。UR、市と協働でまちづくりに取り組むことを条
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沼津60代女性、1500万円詐欺被害 おい名乗る男「会社が肩代わり」
沼津市の60代無職女性が15日までに、おいを名乗る男らに現金40万円とキャッシュカード1枚、貯金通帳をだまし取られたと沼津署に届け出た。カードと通帳からは少なくとも計約1500万円が引き出されていたという。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、4月14日、女性宅においを名乗る男から「会社にお金を肩代わりしてもらった。お金が必要」「家の外に置いてほしい」などと電話があった。同月16日、女性が指示通りに家の外に置いた現金などを、何者かが持ち去り、だまし取られたという。
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⚽アスルクラロ沼津 染矢「チームのために走る」スタメンへ意欲 19日にホーム八戸戦
サッカーJ3アスルクラロ沼津は19日、15位のヴァンラーレ八戸とホームの愛鷹広域公園多目的競技場で対戦する。12日の天皇杯県予選では2―0で常葉大に勝利。2アシストで貢献した染矢一樹選手は「先発出場は1年半ぶりだった。クロスや1対1で仕掛けるところが自分の特色。チームのために走りたい」とスタメン入りへ意気込む。 天皇杯県予選では相手のプレスへの対応や位置取りのミスなど内容に課題が残った。中山雅史監督は「前半は自分たちの形が作れなかった」と振り返った。 沼津市内で15日に行われた練習では、パス回しなどを確認した。指揮官は「相手のボールを奪い、素早い攻撃を仕掛けなければ」と声に力を込めた。1
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飛龍高が人工芝グラウンド整備 沼津市の高校で初
沼津市の飛龍高は15日、人工芝グラウンド完成記念式を同校グラウンドで行った。同校によると、人工芝を整備したのは市内の高校で初めてという。 記念式には運営する沼津学園の関係者や斉藤浩幸校長、同校サッカー部員など約150人が出席し、テープカットをして完成を祝った。斉藤校長はサッカーやソフトボール競技に加え、学校行事などで活用できるよう200メートルトラックが引ける利点を説明し、「非常に使いやすいグラウンドに仕上がった」と喜んだ。生徒会長の3年、高村巧さん(17)は「恵まれた環境でスポーツを通じ、地域社会に貢献したい」と話した。記念式後、園児とサッカー部による交流も行った。 2月に工事が始まり
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沼津市、奨学金返還支援 卒業後2年に拡充 中小就職の学生ら対象
沼津市は2025年度から、市内の中小企業に就職する学生の奨学金返還を市が一部負担する支援制度の対象を、新卒者のみから卒業後2年以内に拡充する。申し込みもインターネットでできるようにする。25年3月末まで事前エントリーを受け付ける。 対象は23年3月以降に大学卒業か、卒業予定で日本学生支援機構の第1種、または第2種の奨学金を受給する学生と社会人。卒業後に沼津市に住み、市内に本社や本店がある中小企業に就職、または予定が条件。年間24万円まで、1人当たり最大120万円(最長5年間)まで。定員5人。 申し込みは沼津しごと応援サイト「ぬまjob」で受け付ける。問い合わせは市商工振興課<電055(9
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桑原さん最高賞 静岡で県美術家連盟展
第60回記念展県美術家連盟展(同連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が15日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。19日まで。最高賞の第60回展記念大賞には同市清水区の桑原一雄さんが工芸部門に出展した陶芸作品「化粧紋彩器」が輝いた。 会員や一般から油彩画や水彩画、彫刻など8部門に計117点が集まった。大賞に選ばれた桑原さんの作品は大型の陶器に編み目の文様が美しく表現された。審査員に「すがすがしく品格ある作品」と評された。 このほかの主な受賞者は次の通り。 【会員】県美術家連盟賞 見城由利子(静岡市葵区、日本画)▽県文化協会長賞 大村富彦(静岡市葵区、彫刻)▽県知事賞 大場
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ピアノとランチ楽しむ発表会 沼津、教室生が演奏
SBS学苑沼津校講師の安井由江さん(長泉町)と、沼津市内でピアノ教室を開く川北慶子さんが15日、生徒13人と食事をしながらピアノ演奏を楽しむ発表会「ピアノとランチを楽しむ会」をリストランテアウラ(同市吉田町)で開いた。 年に1度企画する。70代以上を中心とした生徒10人がクラシックや歌謡曲などを披露し、温かい拍手を送り合った。コース料理を楽しみながら親睦も深めた。
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松林で野だて、7流派が茶会 沼津・御用邸記念公園
沼津市茶道連盟(東海庵龍子会長)はこのほど、抹茶・煎茶の7流派が集う「ぬまづ茶会」を同市の沼津御用邸記念公園で開いた。多くの来場者が詰めかけ、園内に設けられた野だての席で一服を味わった。 各流派は松林の中の茶席に花や短冊を飾り、趣向を凝らした器や茶わんで延べ約千人をもてなした。 茶会は1983年に沼津産茶が皇室に献上されたことを記念して始まった。
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電子駆血帯が大賞 革新的医療機器 沼津・テクノサイエンス
計測機器メーカーのテクノサイエンス(沼津市)の電子駆血帯「月兎(げっと)」がこのほど、革新的な医療機器を表彰する「メドテック イノベーション大賞」で最高賞に輝いた。採血時に血管を出しやすくする装置。患者と術者双方の負担を減らし、安全に処置できるという。 スイッチを入れると、腕帯内部の空気袋が自動的に動き、血圧測定時より少ない圧力で血管を膨れさせて針を刺しやすくする。ゴムの駆血帯使用に伴う痛みや皮膚の損傷、血管が出にくいことに起因する事故を防ぐと期待される。約5年前に開発を始め、2022年10月に医療機器として届け出た。ファルマバレーセンター(長泉町)が企画段階から全面的に支援する。 4月17
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善意の先払い、広がる感謝 裾野・保育事業所「恩送り制」導入 チケット購入→食品など割引に
裾野市などで小規模保育事業所を運営する「スマイルリンク」(同市)は、市民が善意で先払いしたチケットを使い、利用者が食品購入やサービスの割引を受けられる取り組みを始めた。誰かから受けた恩は他の誰かに返す―。そんな恩送りの考えに基づいた活動で、野村由希社長は「笑顔と感謝の輪が広がってほしい」と期待する。 導入したのは、「お互いさまの街」を掲げて恩送り活動に取り組む「NPO法人チームふくしま」(福島市)が発案した「お互いさまチケット」。全国の導入店舗では、客が次に来る誰かのためにチケットを購入し、他の客がそのチケットを使って無料で食事したり、サービスを受けたりできる。 保育事業運営会社として
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「福祉ネイル」認知症予防に 高齢者に寄り添う仕事学ぶ 沼津・誠恵高
沼津市の誠恵高で13日、高齢者や障害者の爪をケアする「福祉ネイリスト」の職業体験授業が開かれた。生徒が興味を持ちやすいネイルアートをきっかけに、高齢者に寄り添う仕事や福祉分野に触れてほしいと企画。2年生約50人が福祉の仕事について学びを深めた。 城西国際大(千葉県)の広報室所属で、福祉ネイリストの資格を持つ横山麗さんが講師。福祉ネイルについて「ネイルサロンに通えない人が対象」「コミュニケーションを重視し、認知症予防につながる」などと特徴を説明した。 生徒は2人一組になり、福祉ネイルの作業を体験。専用の道具でペアの生徒の爪を磨き、お湯で落ちる水性ネイルを使って丁寧に爪を塗った。佐々木春蘭
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沼津・第四小児童が花植え 市民文化センター北側「育みの広場」
沼津市の第四小の児童が14日、市民文化センター北側の「育みの広場」で花植えを行った。同センターや香陵アリーナ(市総合体育館)の利用者に季節感を届け、児童には公共施設を身近に感じてもらおうと市が初めて企画した。 1年生と6年生約150人が参加。児童らは沼津農園の職員から植え方を教わった後、2人一組となり白や黄色の「宿根ガザニア」を、スコップを使って植えた。6年生の平良美樹人君(12)は「1年生と楽しくできた。通学路が同じだから、帰りに一緒に見に来たい」と笑顔を見せた。 今後1~2週間が花の見頃。広場はアリーナ建設を核とする香陵公園周辺整備事業の一つで、3月に完成した。
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沼津で県高校囲碁東部予選 男子団体 富士宮西V 十三路盤は植田さん(加藤学園)
静岡県高校囲碁選手権大会東部地区予選(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は12日、沼津市の加藤学園高で男子団体と、初心者が対象の十三路盤の部を行った。男子団体は富士宮西、十三路盤の部は加藤学園1年の植田龍輝さんが優勝した。 男子団体は3チームによる総当たり戦、十三路盤の部は4校の男女14人が3回ずつ戦うスイス式で盤上の熱戦を繰り広げた。男子団体は出場全チーム、十三路盤の部は上位7人が26日に加藤学園高で開かれる県大会に進む。 主な結果は次の通り。 男子団体 ②加藤学園A③加藤学園B▽十三路盤 ②宮石莉空(加藤学園1)③市川飛翔(富士宮西1)④赤池真緒(同)⑤芹沢和幹(
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ミカンの着花調査 沼津でJAふじ伊豆
JAふじ伊豆はこのほど、2024年度の「西浦ミカン」の生産量を予測するための着花調査を沼津市西浦、内浦、静浦の3地区で行った。同JAによると、本年度は例年並みの4300トンが見込まれるという。 生産者やJA職員ら約30人が、2班に分かれてミカン畑約30カ所を巡った。極わせの「由良」や「青島」、「寿太郎」を対象に花や新芽の数を確認した。
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ゲームやダンス 節目祝う 沼津聴覚特支、75周年で式典
沼津市泉町の沼津聴覚特別支援学校でこのほど、創立75周年の記念集会が開かれた。全校生徒からアイデアを募って昨年度からゲームとダンスを企画し、学校の節目を祝った。 ゲームで使う掲示物を事前に作り、高等部の生徒が主導してダンスの練習をするなど準備を重ねた。当日は幼稚部から高等部の全27人が踊ったり、自己紹介しながら富士山の形の掲示物を完成させたりして、親睦を深めた。 同校のキャラクターを生徒らから公募。11月2日の学習発表会で富士山の掲示物とともに披露する。 同校は1949年5月10日、「県立沼津聾(ろう)学校」として開校した。同市ゆかりの作家井上靖が校歌の作詞を手がけた。
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地元農産物使った焼き菓子販売 沼津・飛龍高生手作り JA産直市に出店
沼津市の飛龍高ライフカルチャー部は11日、地元農産物を使った手作りの焼き菓子を販売する「親こうこうの店」を同市東熊堂のJAふじ伊豆金岡産直市で始めた。2017年に始まった取り組みで、来年2月まで、月1回程度のペースで計7回出店する。次回は6月1日。 親こうこうの店は、地域の農業振興を目的に、JAふじ伊豆と協力して出店している。部員約20人が旬の食材などを使った商品を考案し、接客も担当する。 初日は粉末の沼津茶を混ぜたパウンドケーキやスノーボールを用意した。生徒は来店客に元気よく商品を売り込んだ。3年の望月輝さん(17)は「(出店を通じて)沼津の魅力を伝えたい」と話した。
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JAふじ伊豆女子大学メンバー 手もみで煎茶作り「お茶の良さ再確認」
JAふじ伊豆は13日、管内の20~40代の女性で構成する「JAふじ伊豆女子大学」のメンバーを対象に、手もみによる煎茶作り体験を沼津市内で実施した。約20人が参加し、JA職員から指導を受けながらお茶が仕上がるまでの過程を楽しく学んだ。 参加者は複数人のグループに分かれ、ホットプレートの上に茶葉を敷いて熱を加えながら、手のひらでこねたり、全体を混ぜ合わせたりして水分を飛ばした。出来上がったお茶を早速試飲し、菓子を食べながら地元産茶を味わった。 参加した同市の松本淳子さんは「生産者の苦労を実感した。お茶の良さを再確認することができた」と話した。
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ちゃっきり節 新メディアが流行後押し【しずおか学・地域のうた編】
静岡電鉄(現静岡鉄道)が「狐ケ崎遊園」(後の狐ケ崎ヤングランド)=静岡市清水区=の開園を記念して1927年に制定した「ちゃっきり節」(北原白秋作詞、町田嘉章作曲、原題「ちやっきりぶし」)は、当初お座敷歌として人気を博したが、当時の新しい情報伝達ツールが「全国区」に押し上げた。 28年1月、NHK東京放送局で、町田の指揮する生演奏に乗せて静岡の芸者衆が「ちゃっきり節」を歌った。31年に人気芸者の市丸が吹き込んだレコードも大ヒットした。静岡の文化史に詳しい中村羊一郎・前静岡市歴史博物館長は「新しいメディアの登場は『歌』の概念を変えた。みんなで歌って楽しむものから、プロの歌唱を聴くものになった。
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若者転出「働きがいを」 推計379万人→353万人【静岡県知事選 静岡の現在地②人口減少】
「県内に進路として魅力的な大学や企業が少ないと感じている学生が多い。大学がもっと“とがった”研究拠点をつくったり、企業が社員の働きがいを高めたりしないと、若者は県外へ出て行ってしまう」。静岡市葵区で学生の就職支援を手がける「ジョブエール」の松本保美社長(60)は顔を曇らせる。 2009年7月時点で379万495人だった本県の推計人口は、24年4月時点では353万3214人まで減少。わずか15年で県内3番目の富士市の人口(約24万7千人)を超える人数が消えた計算になる。 県総合政策課によると、少子・高齢化によって出生数から死亡数を引いた「自然減」に拍車がかかっている
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沼津の民家にトカゲの“落とし物” 体長30センチ、オレンジの斑点 飼い主見つかる
沼津署は11日、沼津市下香貫の民家の敷地で、オレンジ色の斑点模様をした体長約30センチのトカゲ1匹が見つかったと発表した。同日夜、飼い主から申し出があり、確認が取れたため引き渡した。 同日午後3時半ごろ、住人の男性が発見して捕獲し同署に届けた。河津町の動物園「iZoo(イズー)」の白輪剛史園長によると、トカゲは「シュナイダースキンク」とみられ、毒はない。西アジアから北アフリカにかけて広く分布し、国内ではペットとしても流通、飼育されているという。
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藤枝東が男子団体V 十三路盤は長尾さん(科学技術)静岡県高校囲碁中部予選
第48回静岡県高校囲碁選手権大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の中部地区予選が11日、静岡市葵区の静岡高で始まった。初日の男子団体の部で藤枝東高(福吉陽太、鈴木逸斗、佐野日々伎)、初心者向けの十三路盤の部で科学技術高1年の長尾尚斗さんがそれぞれ優勝した。 3人一組の団体の部は3校から各1チームが、十三路盤の部は2校から2人が出場した。いずれも26日に加藤学園高(沼津市)で開かれる県大会に出場する。 このほかの結果は次の通り。 【団体】②科学技術(加藤逸倖、清王海洋、中川雄心)③静岡(青島明希、佐野煌季、西田亮介) 【十三路盤】②小池美宇(静岡1)
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太田さん(加藤学園2)優勝 静岡県高校囲碁東部予選男子個人
静岡県高校囲碁選手権大会東部地区予選(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が11日、沼津市の加藤学園高で開幕した。初日は男子個人の部を行い、加藤学園2年の太田拳斗さんが優勝した。団体・十三路盤の部は12日に行う。 2校から9人が出場し、トーナメント戦で対局した。生徒はじっくりと盤面を見つめ、次の一手を考えた。出場者は全員、25日に静岡高(静岡市葵区)で開かれる県大会に進む。 その他の主な結果は次の通り。②岩井祥恭(富士宮西2)③毛利夏碧(加藤学園2)
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自転車愛好家が伊豆半島周遊 エロイカジャパン、国内外から参加 12日は「クラシック」部門
イタリア発祥のビンテージ(年代物)自転車の祭典「エロイカジャパン」が11日、伊豆の国市四日町の韮山時代劇場を拠点として始まった。国内外から訪れた自転車愛好家が、風光明媚(めいび)で起伏のある伊豆半島の周遊に繰り出した。 国内からの参加者のほか、イタリアや米国などから来日した約60人が合図とともに同劇場をスタート。マウンテンバイク、Eバイク(高性能電動アシスト付き自転車)など車種を問わない部門「フレンドライド」が行われた。この日の参加者は、同市内と沼津市内を走る28キロのコースと、両市内に加え伊豆市内も巡る79キロのコースに分かれ、楽しんだ。 同祭典は12日も行う。同日はビンテージ自転車限
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タマネギの収穫 機械化検討へ体験 JAふじ伊豆なんすん
JAふじ伊豆なんすんタマネギ部会は10日、歩行型収穫機と拾い上げ機の実演会を沼津市で開いた。導入の検討に向け、機具メーカー社員の指導を受けながら、タマネギを機械で収穫してコンテナに詰めた。 畑を掘り起こして葉や根を切る機械と、その後に畑に並べたタマネギを拾い上げてコンテナに入れる機械を同JA御殿場地区本部から借りた。生産者とJA職員約20人が順番に操作。普段は手作業の工程を機械化することで、負担軽減と効率化につながることを実感した。 部会員の岩崎守克さん(68)は「腰への負担がなく、とても便利。既に使っている植える機械と操作方法は同じで、戸惑いもなかった」と感想を話した。
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沼津市民文化センター隣接 駐車場の再整備終了
沼津市が2020年度から進めてきた香陵アリーナ(市総合体育館)建設を核とする香陵公園周辺整備事業がこのほど、終了した。最終の第3期工事は市民文化センターに隣接する3施設を解体し、218台分の平面駐車場を整備。立体駐車場を含め、周辺に計650台を確保した。 事業は20年度に立体駐車場、20~22年度にアリーナを建設した。22~23年度は閉館した勤労者体育センターと香陵武道場、勤労青少年ホームの3施設を解体。これまでの駐車場敷地も含め、新駐車場として再整備し、芝生広場やベンチも設けた。3期工事の事業費は、解体費含め11億円。 市は駐車可能台数の増加で、イベント時の混雑緩和を見込む。 (東部
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「来季に経験生かす」 東レアローズが三島市長訪問
三島市を拠点とするバレーボールVリーグ男子1部の東レアローズの関係者が8日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、今季の結果を報告した。リーグ戦や黒鷲旗全日本男女選抜大会で3位に入り、今季限りで勇退する篠田歩監督は「みんなの力が集まり、良い戦いができた。経験は必ず来季に生きる」と語った。 今季リーグ戦は5季ぶりにプレーオフ進出を果たし、1~6日の黒鷲旗では若手の活躍で3位に入った。退団が決まっている峯村雄大主将は「優勝を目指していたので悔しさはあるが、過去の自分たちは超えられた」と手応えを口にした。来季は新リーグ移行に伴い、メンバーの入れ替えが激しいが「東レらしさは変わらない。これからも応援してほしい
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沼津、移住堅調 定住促進へ 市、官民でネットワーク構築
沼津市が10日までにまとめた昨年度の移住者数は378人(暫定値)で、前年度から125人増加し2年連続で3桁に達した。移住者が急増する同市は本年度、移住者同士のネットワーク構築など地元企業などと連携し定住促進を図る。 昨年度の移住者は約半数が首都圏から。利便性の良さが理由。世代別では20代世帯が約4割、30代世帯が約2割と若い世代が目立った。 県内外での相談会による情報発信や、不動産やホテルをはじめ幅広い業種の企業が後押しする移住サポートグループ「ぬまづ暮らしオススメ隊」の加入企業・団体も18から30に増え、移住希望者の多様なニーズに対応可能となったことも奏功した。本年度は、希望が多いという「
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飛龍高自動車工業科に小型EVなど寄贈 伊豆拠点の地域サークル「原動機研究部」
伊豆市を拠点に周辺地域の高校生や専門学校生、OBらが集う地域サークル「原動機研究部」は9日、沼津市の飛龍高自動車工業科に1人乗り小型電気自動車(EV)「コムス」と小型バイク「スーパーカブ」を1台ずつ寄贈した。 コムスは研究部が約1年前、つながりのある大手自動車メーカーの関連会社から約10台を譲り受け、うち1台を贈った。スーパーカブは研究部関係者が購入した。研究部に現在所属する田中海豊さん(20)が同科の卒業生であることから寄贈が決まった。 飛龍高での寄贈式で田中さんは「コムス、スーパーカブの構造を見て、授業や整備士資格の勉強などに役立ててほしい」とあいさつした。同科3年の小川琉青さん(1
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記者コラム「清流」 本に触れる機会 後生に
生まれ育った函南町の書店に「5月上旬で閉店のお知らせ」という張り紙があった。大学進学を機に地元を離れるまでよく訪れ、社会人になってからもたびたび書籍を買っていた思い出の店だっただけに、一抹のさみしさを感じた。 本屋の閉店ラッシュが止まらない。東部総局に赴任した2年ちょっとの間でも、頻繁に買い物をしていた沼津市内の2店舗が姿を消した。流通形態の大きな変化、電子書籍普及、活字離れなど書店を取り巻く環境は厳しさを増す一方だ。 リアル店舗で実物を手に取り、品定めをする習慣が身についた世代には残念だが、閉店はさらに加速する可能性が高い。人口減少社会に突入し、多くの自治体で財政難が課題になる中、子ど
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静岡人インタビュー「この人」 健康マージャンの全国大会で優勝した 長浜健治さん(沼津市)
3月に都内で開かれた第17期健康麻将(マージャン)名人戦(日本健康麻将協会主催)で優勝した。4試合の合計で順位を決める方式で4戦ともトップに。普段は沼津市のカルチャーセンター「アルカンシェル」で腕を磨く。63歳。 ―優勝の感想は。 「アルカンシェルの存在を広く示すことができてうれしい。健康麻将の認知度が高まり、新しい仲間が入ってくれると期待している。歴代の優勝者は経済評論家の勝間和代さんら立派なメンバー。気恥ずかしさもある。いつも教室に快く送り出してくれる妻、子どもたちやその家族からお祝いのスイーツや祝福の言葉をもらった。みんな喜んでくれて良かった」 ―勝因は。 「4試合全てでトップ
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新リーダー 託す一票生かそう アイドルや学生 広報活動も始動 11人「#インフルエンサーズ」【静岡県知事選】
静岡県選挙管理委員会は9日、沼津市出身の俳優磯村勇斗さん(31)がリーダーを務める啓発広報チーム「#知事選インフルエンサーズ」の委嘱式を県庁で開いた。 「#知事選インフルエンサーズ」は、県内発アイドルグループ「fishbowl」のほか、「ふじのくにメディアチャンネル」の公式サポーターを務めるタレントの平井綾さんや芸人のさこリッチさん、同チャンネル学生特派員を務める大学生2人の計11人が担う。交流サイト(SNS)での拡散力を備えたメンバーが情報発信に協力し、特に若者世代の投票率向上を目指す。 委嘱式で学生特派員の静岡大3年萩原ひかりさん(21)は「同世代の有権者が自分の一票の大切さを自覚し
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地域活性 弱者支援を 有権者 「身近な論点」期待【静岡県知事選】
9日告示された知事選は、静岡県政史上最多の新人6氏による争いとなり、17日間の舌戦がスタートした。川勝平太知事の職業差別と取れる発言をきっかけとした辞職表明から1カ月余りで告示を迎えた超短期決戦。各候補者は初日から県内各地で県政の立て直しや刷新などを訴えた。リニア中央新幹線整備や浜松市の新野球場建設といった課題に注目が集まりがちな中、演説に耳を傾けた有権者からは「子育て支援や少子化対策など身近な論点も忘れないで」といった声も多く聞かれた。 県庁に近い静岡市葵区の中心街やJR静岡駅前では各候補者が演説を繰り広げ、多くの人々が足を止めて聞き入った。同区の無職森田均さん(68)は次の知事に「国
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伊藤(磐田市出身)ら準々決勝へ 卓球 サウジ・スマッシュ
卓球の世界ツアー、サウジ・スマッシュは8日、サウジアラビアのジッダで行われ、女子シングルス3回戦で伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は木原美悠(木下グループ)に3-1で勝ち、準々決勝に進んだ。早田ひな(日本生命)張本美和(木下グループ)も8強入り。平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は東京五輪覇者の陳夢(中国)に敗れた。 男子シングルス3回戦で張本智和(智和企画)はフランス選手に0-3で屈した。男子ダブルスの戸上隼輔(井村屋グループ)篠塚大登(愛知工大)組は準決勝に進んだ。混合ダブルスでは張本智、早田組が準決勝で敗れた。 (共同)
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沼津・戸田地区に移動期日前投票所 市選管が設置【静岡県知事選】
沼津市選挙管理委員会は知事選(26日投開票)で20、21の両日、戸田地区の2カ所を巡回する移動期日前投票所を設ける。有権者人口の減少による当日投票所の統合を受けた措置。 市選管は今回から、いずれも有権者人口が50人未満の井田集会所と舟山集会所の投票所を戸田地区センターに統合する。投票環境の維持のため、20日に井田、21日に舟山の各集会所でいずれも午前9~11時に期日前投票ができる。これまで6日間開設していた戸田地区センターの期日前投票所は期間を短縮し、22~25日とする。 市選管の池谷志津子事務局長は「人口減の中、地域にご理解いただいた。工夫しながら投票環境の維持に努めたい」と述べた。
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自転車事故VRで疑似体験 ヘルメット着用促進 若年層に注意喚起 沼津署、県東部で初導入
沼津署、沼津市、清水町などでつくる沼津地区交通安全連絡協議会は本年度、仮想現実(VR)ゴーグルを活用した自転車事故防止啓発活動を展開する。同署管内では昨春に努力義務化した自転車利用者のヘルメット着用率(昨年度)が、県内最低の5%(県平均10.6%)にとどまったことから実施を決めた。VRによる啓発は県東部初で、特に自転車利用が多い若年層を対象にリアルに近い体験を通じて注意喚起する。 8日には、高校が多く並ぶ学園通り沿いの「ストリートスポーツパーク」(沼津市杉崎町)で体験イベントを初開催した。VRで信号無視や一時停止、右側通行、携帯電話使用の状況で起きた自転車事故を疑似体験でき、署員らは下校
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バンド演奏 本堂に響く 富士の寺院で音楽祭
富士市の妙祥寺でこのほど、音楽イベント「寺音祭」(実行委主催)が開かれ、本堂を舞台にしたバンド演奏などを繰り広げた。 沼津市で結成されたロック系バンド「イクラノドン」をはじめ、「ノーナ・リーヴス」「ペンペンドンピー」が本堂のステージに立ち、幅広い層の音楽ファンが詰めかけた。屋外でのDJプレーは来場者が体を揺らして楽しんだ。 音楽プロデューサーとしても活動する川村孝裕副住職は「音楽で人が結びつき、多くの人が来てくれる。地域に開かれた場所でありたい」と話した。 境内では20店超による「寺っテラ市」も開催。多国籍の料理やビール、雑貨を販売したほか、体験型ワークショップもにぎわった。
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不適切盛り土 新たに4件 富士市 ウェブサイトに情報追加
富士市は8日、市のウェブサイトに公開している市内の不適切な盛り土に関する情報に4カ所4件を追加した。市土砂埋め立て等規制条例に基づく公表事案は計18カ所23件になった。 土砂の埋め立て違反に対する市の中止命令や原状回復命令に従わなかった事業者の名前と住所、埋め立ての所在地を記載した。公開期間は命令内容の履行が確認されるまで。不適切な盛り土のうち、是正中の事業者は公表していない。 市担当者は「いずれも是正の意思を示したのに進ちょくが見られなかった。未公表の盛り土も改善が滞れば公表する」(土地埋立対策室)としている。 新たに公表した事業者は次の通り。 一ノ瀬企画(山梨県笛吹市)岡田昌弘(
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有権者300万971人 前回選より1.9%減 静岡県選管
静岡県選挙管理委員会が8日に発表した同日現在の県内の選挙人名簿登録者数は300万971人(男147万5097人、女152万5874人)で、2021年の前回知事選と比べて5万8020人(1・9%)減少した。 市区町別で増加したのは長泉町の106人のみ。減少数が多いのは静岡市清水区の5556人、沼津市の4430人、静岡市葵区4047人、浜松市中央区4042人と続いた。 静岡市清水区については、県議補選の選挙時登録を告示前日の16日に行う。 ※画像タップで拡大してご覧になれます
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⚽J3アスルクラロ沼津「油断せず」 12日に天皇杯県予選決勝
サッカーJ3アスルクラロ沼津は12日、天皇杯県予選を兼ねた県選手権(県サッカー協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の決勝で、常葉大を愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)で迎え撃つ。中山雅史監督は「学生だからと油断せず、甘さを排除して戦う」と声に力を込めた。 リーグ戦の前節讃岐戦は0-1で、今季初の連敗を喫した。前半28分に相手のコーナーキックから先制を許すと、守りを固める相手にはね返されて得点を決められなかった。引いた相手をどう崩すかが課題となった。 8日の同市内の練習ではパスワークなどを確認した。MF遠山は「(前節は)ボールを持つ時間は長かったが、流れを打開できなかった」と振り返り、「チ
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短距離走のこつは? 大谷選手のメンタル指導も経験、臼井さん伝授 沼津・大平小
沼津市の大平小で8日、プロスポーツ選手のメンタル指導を行う同市の臼井博文さん(63)を招いた短距離走の陸上教室が開かれた。5、6年生57人が記録を伸ばすための走り方と心構えを学んだ。 臼井さんはつま先をまっすぐにして膝をへそより上にあげる「ベースポジション」や、股関節に当たるようにする腕振りなど、速く走るための基本となる体の使い方を強調。「短距離は長距離と違ってマイナスの面が少ない分、自分の走りだけに集中することが大切」と技術面を中心に指導した。最後に「周りを気にせず、ゴールだけを見て走って」と伝えた。 6年生山崎篤人君(11)は「腕振りは今まで意識していなかった。前より速く走ることがで
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口をパクパク、餌おねだり イシガキフグ幼魚、愛くるしさ人気 伊豆・三津シーパラダイス
沼津市の伊豆・三津シーパラダイスで、かわいらしい姿のイシガキフグの幼魚が来園者の人気を集めている。 イシガキフグは特別展示水槽で飼育し、26日まで紹介。石垣のような模様が特徴で全長15センチほど、体にトゲがある。成魚になると最大約70センチにまで成長する。人が水槽越しに近づくと、餌を求めておちょぼ口を動かしたり、泳ぎ回ったりして愛くるしさを振りまいている。
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早田ら3回戦へ 卓球 サウジ・スマッシュ
卓球の世界ツアー、サウジ・スマッシュは6日、サウジアラビアのジッダで行われ、シングルス2回戦で女子は早田ひな(日本生命)がドイツ選手に3-1で勝ち、3回戦に進んだ。 張本美和、木原美悠も勝ち上がり、平野美宇=沼津市出身=(以上木下グループ)は不戦勝。男子は篠塚大登(愛知工大)が3回戦に進出した。 混合ダブルス2回戦で張本智和(智和企画)早田組はドイツのペアに勝ち、8強入りした。 伊藤美誠(スターツ)は5日の女子シングルス1回戦でドイツ選手を3-1で下した。 (共同)
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大玉タマネギ 出荷準備 沼津 生産者ら目ぞろい会
JAふじ伊豆なんすんタマネギ部会は7日、出荷基準を確認する目ぞろい会を沼津市の同JA大平支店で開いた。身の締まった強い甘みの大玉品種「アドバンス」で、収穫期は5~6月。地産地消として近隣の学校給食にも使用される。 平地の広がる同市と清水町を中心にした20軒が栽培する。作付面積は年々増え、今期は前年より1~2割多い55~60トンの出荷を計画する。生産者や市場関係者、JA職員らが大きさや皮のむき方、乾燥方法などを確認した。 山本俊一副部会長(48)=同町=は「暖冬だった影響で例年以上に玉が大きく、収穫量の増加が期待される。新鮮なタマネギは火を通しても生で食べても楽しめる」とPRした。
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貯蓄性高い商品に注力 第一生命保険沼津支社長/田島裕士【サンフロント21懇話会~熱き地域人】
―事業環境は。 「新型コロナの5類移行後も一部企業は訪問営業が制限されている。対面からスタートする新規顧客の開拓が難しい。訪問を認めてもらえるよう企業に粘り強く働きかけている。約330人に減った営業職員をコロナ禍前の約400人に戻したい」 ―注力する商品は。 「新NISAなどの影響で資産形成への関心が高まり、保障と貯蓄性を両立した商品の案内が増えている。昨年12月に発売した指数連動型年金は契約から3年経過すると元本が保証され運用益の上振れも期待できる。とても好評」 ―地域に対する思いは。 「2019年以降11市町と包括連携協定を結んだ。営業職員が日々顧客に接する利点を生かし、各自
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初夏の風、ミカンの香りと絶景楽しむ 沼津・西浦地区 ウオーキング
JAふじ伊豆青壮年部なんすん地区本部西浦支部はこのほど、西浦みかんの産地として知られる沼津市西浦地区で「西浦みかん畑ウオーキング」を開いた。地区住民ら160人以上が参加し、爽やかな汗を流した。 JAふじ伊豆西浦みかん支店付近発着の約1キロと約3キロの2コースを設定した。参加者は穏やかな風に吹かれて漂うミカンの花の香りを感じながら農道をゆっくりと歩いた。富士山と駿河湾を望む絶景を楽しんだ。地元の有志グループがミカンの花入りのお茶や西浦みかん寿太郎のマーマレードを振る舞った。 新型コロナ禍で中断した花の香り体験イベントの代替として、かつて同支店が主催していたウオーキングを5年ぶりに復活させた。
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コラム窓辺 Woman’sサポートの活動(曽根原容子/Woman’sサポート理事長)
先日、私が理事長を務めるNPO法人Woman’sサポートの総会がありました。いよいよ9年目のスタートです。 8年前、女性のなんとなく新しいことを始めたい…何かで起業したい…というような思いを形にして、夢の実現のお手伝いをしたいという思いで立ち上げました。8人でスタートした法人は、今では33人の仲間がいます。 当時は働く女性のフォローをしてくれる団体やセミナーなどがなかったのですが、この8年でだいぶセミナーなども増え、地域をあげて働く女性を応援するという空気を感じています。 私たちWoman’sサポートも過去7年間、沼津市より女性起業応
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【時評】ドーピング対策 経済的側面でも罰則を(杉本龍勇/法政大教授)
パリ五輪まで3カ月を切り、徐々に五輪に向けた雰囲気作りが始まった。こういった際には、関心を高める雰囲気醸成とともにドーピングにまつわる問題も頻繁に噴出する。今回も東京五輪に関わる中国のドーピング問題が発覚し、議論となっている。 議論の背景の一つに、競技に対するフェアプレーの精神がある。今回のスキャンダルは、ドイツの放送局ARDと米紙ニューヨーク・タイムズによって明かされた。特にARDはロシアの国家による組織的なドーピング問題もスクープしている。ドイツは過去に、東ドイツにおける国家による組織的なドーピング問題を経験している。この歴史的背景により、ドーピング問題を大きな社会問題として捉えており
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テニス団体 磐田東・男子初優勝/女子・静岡市立2年ぶり【静岡県高校総体】
静岡県高校総体は6日、テニスなどを行い、男子団体で磐田東が日大三島を2-0で下し、初優勝を果たした。女子団体は静岡市立が浜松市立を2-1で破り、2年ぶり23度目の頂点に立った。 1年生躍動 新たな歴史 磐田東 強豪日大三島を撃破 期待の新人が躍動し、磐田東が新たな歴史を刻んだ。ここ数年勝てていなかった日大三島から白星を挙げ、新堀監督は「壁を越えることができた」と喜ぶ選手を頼もしそうに見つめた。 同時に行う3試合で、まず勢いをもたらしたのはシングルスの加藤。16歳以下県ランク1位の1年生は、得意のサーブで相手を崩し、ラリーでは早い段階で攻め込んだ。ポイントを確実に重ね「やりたいテニスがで
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ハローワーク沼津管内 3月有効求人1・33倍
ハローワーク沼津がこのほど発表した3月の有効求人倍率(実数値)は1・33倍で、前年同月を0・05ポイント下回った。管内6市町(沼津、御殿場、裾野、長泉、清水、小山)の有効求人倍率が1倍を超えたのは33カ月連続。4カ月連続で1・3倍を上回った。 月間の有効求人数は前年同月比3・0%減の7845人、有効求職者数は0・3%増の5877人だった。 新規求人倍率は1・98倍で、前年同月を0・09ポイント上回った。新規求人数を産業別に見ると、前年同月より増加したのは生活関連サービス・娯楽業約2倍、サービス業30・7%、医療・福祉7・7%など。減少したのは製造業26・7%、建設業22・9%だった。
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国画賞に浜松の葛西祐子さん
国画会の第98回国展で、版画部の葛西祐子さん(浜松市中央区)が最高賞の国画賞を受賞した。同部の永田寿治さん(同)が会員に推挙された。同展は13日まで東京・国立新美術館で開催され、21~26日に愛知県美術館で巡回展示する。 県内入選者は次の通り。 絵画部 萩原敏江(御殿場市)▽版画部 本多薫(浜松市中央区)本島建治(掛川市)勝亦彰夫(沼津市)篠田泰雄(静岡市葵区)▽工芸部 佐々木泰男(富士宮市)高安朱麿子(磐田市)鷲巣恭一郎(静岡市葵区)▽写真部 青野真由美(長泉町)
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こいのぼりフェスにそれぞれ5万円寄付 沼津5LCと市社協
沼津市内の五つのライオンズクラブ(LC)でつくる沼津5LCと市社会福祉協議会は4日、同市の狩野川左岸河川敷で開かれている「こいのぼりフェスティバル」の実行委員会に、それぞれ5万円を寄贈した。フェスティバルの開会式で、両組織の代表者が山本柚寿実行委員長に目録を手渡した。 フェスティバルの会場は御成橋付近。4日には親子ふれあいイベントも始まった。こいのぼり釣りゲームや、泥団子作りのブースなどが子どもたちの人気を集めた。フェスティバル、親子ふれあいイベントともに5日まで。
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J沼津ホーム戦 来場者に沼津茶 市とJAふじ伊豆
沼津市とJAふじ伊豆は3日、沼津茶のPR活動をサッカーJ3アスルクラロ沼津のホーム戦会場の愛鷹広域公園多目的競技場(同市)で行った。 沼津茶応援大使を務める同クラブから井上航希選手ら3選手が参加した。茶娘と共にスタジアム出入り口付近に立ち、来場者に新茶の一煎パックを手渡した。 井上選手は「沼津茶が広まるきっかけになってほしい」と話した。
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災害時の消防用水支援で協定 伊豆市と誠商事(沼津)
伊豆市はこのほど、温泉供給・販売事業を展開する「誠商事」(沼津市)と災害時における消防用水などの支援に関する協定を締結した。 協定では林野など水利のない場所で火災が発生した際、同社は専用タンクローリー(計8台)で温泉水や水を運び、消火活動に協力する。災害発生後の断水地域へ生活用水や温泉の運搬も支援する。同社は伊豆市上白岩に所有する源泉を活用し、温泉配達事業などを手がけている。 市役所で開かれた締結式で、矢田誠社長と菊地豊市長がそれぞれ協定書に署名した。矢田社長は「災害時は何が起こるか分からない。自社のタンクローリーが地域の皆さんの役に立ってほしい」と期待を寄せた。
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元日本代表選手とボール追いかけ 障害児とサッカー交流 J3沼津・浜選手が企画
サッカーJ3アスルクラロ沼津の浜託巳選手が企画したサッカーイベントがこのほど、沼津市内で開かれた。障害のある児童生徒らを対象にし、チームメートで元日本代表の斎藤学、川又堅碁の両選手も加わり約60人とボールを追いかけた。 イベントは昨年4月、富士市の障害児向けの放課後デイサービスで働く浜選手が始め、今回で3回目。3選手はミニゲームなどで汗を流した。 浜選手は「少しずつ参加者も増えてきた。さまざまな人が加わるインクルーシブ(包摂的)なイベントにしていきたい」と意欲を語った。初参加の川又選手も「浜選手の活動に共感した。また参加したい」と話した。
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古本とアート 銭湯で楽しんで 沼津・吉田温泉 4日まで
2016年に閉業した銭湯「吉田温泉」(沼津市吉田町)で4日まで、展示や出店のイベント「アートと本と珈琲と」が開かれている。 建物を管理する兼子京子さんが企画した。閉業後そのままの館内に、県東部のアーティスト7人が手がけた油絵や木彫り、写真、びょうぶ絵など多ジャンルの作品を展示。古本やコーヒーの出店のほか、浴槽近くに設けたステージでは音楽ライブや落語が上演され、レトロな空間とアートの調和を楽しむことができる。 兼子さんは不定期にイベントを開催している。「コーヒーや古本販売は初めての企画。今後もまちづくりについて語れるコミュニティースペースとして活用したい」と話した。
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静岡県知事選 “草刈場”東部へ懸命アピール 大村氏、首長から支持/鈴木氏「西部重視」払拭へ
9日の告示まで1週間を切った静岡県知事選(26日投開票)。各陣営は立候補予定者が不在で“草刈場”となっている県東部で攻勢を強める。元副知事の大村慎一氏(60)と、前浜松市長の鈴木康友氏(66)は、県東部の首長や企業、団体を次々に訪問し、支持拡大に懸命だ。大村氏へは、副知事時代から関係を築く県東部の市町長から支持表明が相次ぎ、市町との連携をアピール。鈴木氏は「東部はポテンシャルが高い」として必要な予算の確保を訴え、“西部重視”との懸念払拭に注力する。 大村慎一氏(左)の街頭演説でマイクを握り、支持を訴える仁科喜世志函南町長=4月29日、同町内
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浜松新野球場 形態、規模 3案議論【「グラレコ」で可視化!静岡県知事選争点㊦】
静岡県が浜松市中央区の遠州灘海浜公園篠原地区で予定している新野球場整備の方向性が、知事選(9日告示、26日投開票)の争点の一つに浮上している。基本計画素案には概算事業費や収容人数などが多様な3案が盛り込まれ、立候補予定者の間では建設の是非も含め、異なる主張が展開されている。その論点を、手書きの文字や絵で議論を可視化する「グラフィックレコーディング」で描いた。 静岡新聞社グラフィック戦略部の梅原陸が、本紙記者から浜松新野球場整備を巡る議論の概要について説明を聞き、作画した。 新野球場が整備される方向となったのは、県営野球場が東部の愛鷹球場(沼津市、1万3千人)と中部の草薙球場(静岡市駿河
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「新茶」季節到来 沼津茶フェア始まる 「アスルくん」もPR
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)の新茶フェアが2日、始まった。同市と裾野市、長泉町の直営ファーマーズ4店舗で10日まで、愛鷹山麓で生産した沼津茶の新茶と地元の和菓子を販売する。 沼津市の金岡産直市では2日、買い物客に煎茶のパックをプレゼントした。日本茶インストラクターが「少し熱めのお湯で入れると、新茶の香りが立つ」などと助言しながら、試飲サービスを行った。 沼津茶は深い渋みと豊かな香りが特徴で、J3アスルクラロ沼津(同市)が応援大使を務める。公式マスコットキャラクター「アスルくん」が店頭に立ち、八十八夜の1日に発売されたばかりの「応援大使おすすめ新茶」をPRした。
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36人に受章伝達 春の叙勲と褒章 静岡県庁
春の叙勲と褒章、危険業務従事者叙勲の伝達式が2日、静岡県庁で行われ、地方自治や教育、保健衛生、消防などの分野で功績があった計36人に川勝平太知事が伝達した。 受章者は、瑞宝中綬章の元聖隷三方原病院長の荻野和功さん(71)=大阪市天王寺区=、旭日小綬章の元浜松市議鈴木育男さん(73)=浜松市中央区=、瑞宝小綬章の元県立静岡がんセンター事業管理者小野寺恭敬さん(77)=沼津市=、藍綬褒章の浜松市消防団分団長石井剛司さん(55)=浜松市中央区=ら。 川勝知事は「(本県は)今まさに理想郷づくりに向けた新たなスタートラインに立っており、さらに一段の高みを目指し、世界の人々が憧れる魅力ある地域を築く
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バイク事故受け沼津署現場診断 安全対策を検討
沼津署は1日、沼津市植田で4月26日に発生したロードバイクが絡む死亡事故を受け、現場診断を実施した。道路管理者の国土交通省沼津河川国道事務所、市、自治会の関係者ら約20人が安全対策を検討した。 現場は同市から富士市の海岸沿いの堤防を管理するための道路で、一般車両の進入が禁止されていた。同署によると、富士市の男性(71)がロードバイクとともに倒れた状態で見つかり、その後死亡した。男性は道路管理用の鎖にからまったとみられ、ヘルメットは見つかっていない。 参加者からは「ヘルメット着用の広報が必要」「ロードバイクは速度を上げるほど前傾姿勢になるため、鎖の20~30メートル手前の道路上に予告表示が必要
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時論(5月2日)ふるさと納税、急増したが
2021年度以降、ふるさと納税の寄付額が急増している沼津市。本年度の目標額について、市は前年度比1・2倍の55億円という数字を明らかにした。近年、寄付額は倍々で推移。しかし、その使途は明確になっていない。教育や福祉、産業、子育てなど喫緊の課題にどう活用しているのか。増えて舞い上がっているだけにも見える。 単純に比較すると、55億円という規模は小さな町村の一般会計予算に匹敵する。900億円近い一般会計予算の同市にとっても、貴重な自主財源だ。 本年度は市の若手職員の発案からフェンシング体験や沼津港の競り見学、人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地巡礼ツアーなど地元の強みを取り入れた
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ごみ回収場所を移設 沼津 親子2人死亡事故受け
沼津市松長の県道で自治会のごみ回収場所の管理当番だった親子2人が車にはねられ死亡した事故を受け、地元の松長自治会は回収場所を移設し、1日から運用を始めた。 新たな回収場所は、これまでの所から約15メートル東の民有地。県道から奥に移り、複数のかごを常設できた。1月の事故発生当時、松長自治会の班長だった男性(83)は「道路に背を向けて作業する必要がなくなった」と安心する一方、「場所を借りているので、カラスやにおいの問題など運用には気を配りたい」と強調する。 県道は歩道の狭い住宅街にあり、市は事故後、現場に近い松長、今沢地区の県道沿いの回収場所17カ所の移設を設置主体の自治会に依頼。5カ所の移
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CMの制作 プロから学ぶ 沼津、6月から講座
静岡県東部のロケ支援団体「駿河湾沼津フィルムコミッション『ハリプロ映像協会』」は6月、著名なCMディレクターの中島信也さんと小野田玄さん(焼津市出身)が講師を務める「プロから学ぶCMアカデミー沼津」を沼津市内で開講する。来年2月まで実践的にCM制作の過程を学ぶ。 講座は全5回。台本を書くための取材やロケ場所探し、撮影を実際に行う。最終回までに沼津を全国に発信するCMを制作する。初回は6月1日午後1時から同市立図書館で行い、受講者以外にも開放。講師の2人が携わった制作の裏話を語る。初回のみ参加無料で定員100人。 対象は映像制作経験者でプロアマは問わない。受講料は一般2万円、学生1万円。締
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焼き肉食べ放題 子ども招待 沼津・雄大グループ
静岡県東部を中心に外食事業を展開する雄大グループ(沼津市)は1日、市内のグループ店舗「焼肉カルビ一丁」に市内養護施設の子どもたちを招き、食べ放題で振る舞った。 昼食時に障害児入所施設「市立あしたか学園」の子どもと職員41人を招待した。後藤豊園長は「毎年この時期になると、子どもが楽しみにしている」と謝意を述べた。児童養護施設「松風荘」の子どもも招いた。 同グループが2020年から始めた「こどもの日プロジェクト」の一環。平野洋輔飲食事業本部長は「焼き肉を食べる機会があまりなかったと聞いた。みんなで仲良く食べる幸せを味わってほしい」と話した。
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【時評】環太平洋での地震に思う 大自然のパワー 発電に(深沢正雪/ブラジル日報編集長)
環太平洋のあちこちで地震が起きている最近のニュースに接していて、思うことがある。静岡県民の多くは家族や友人と神奈川・箱根の大涌谷を訪れ、もくもくと上がる水蒸気や硫黄のにおいに圧倒されながら温泉卵を食べた経験があるだろう。そして、あのマグマのエネルギーを温泉や卵をゆでるのに使うだけでは、もったいないと。 ブラジルの電力構成は元々7割が水力発電だったが、風力や太陽光が急増して今では93%が再生可能発電となった。自然の恵みを最大限に生かした結果だ。日本も自らの自然環境を最大限に生かした形で発電できれば、原子力や火力発電に頼らないでもすむエネルギー自給体制が作れるのではないか。 「不安のタネ」
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投資詐欺で250万円 沼津の女性が被害
沼津市の80代無職女性が30日、SNS(交流サイト)で知り合った人物から投資名目で現金250万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署はSNS型投資詐欺事件として調べている。 同署によると女性は3月にSNSを通じて知り合った男から投資を勧誘され、4月上旬までに5回にわたり計250万円を指定された口座に振り込んだ。利益金を引き出すためとされた手数料を振り込もうとした女性を見て、不審に思った金融機関が通報した。
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超人パワーで商店街に活気を! キン肉マンミュージアムin沼津オープン
人気漫画「キン肉マン」の全国初となる常設施設「キン肉マンミュージアムin沼津」が29日、沼津市中心部の沼津仲見世商店街に正式オープンした。全国から訪れたファンが、一時代を築いた作品の世界に浸った。 午前10時の開館の2時間前、整理券配布時には約130人が並ぶ人気ぶり。ミュージアム館長でプロレスラーのミノワマンZさんが、ファンと握手して出迎えた。館内には、キン肉マンやテリーマンをはじめ人気キャラクターの等身大フィギュア11体などが展示され、来館者はポーズを取って記念撮影した。 午前5時半から並んだ札幌市の会社員永嶋孝光さん(48)は「原画が間近で見られて良かった」と喜んだ。親子で訪れた伊豆
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ブラジル唯一の日刊邦字紙 文化的役割 前面に奮闘 生き残りへサポーター制 首相訪問合わせ特別号も
【サンパウロ時事】「邦字紙は風前のともしび」。約270万人と世界最大の日系社会を擁する南米ブラジルで唯一残る日刊邦字紙「ブラジル日報」が、生き残り策を模索している。日本からの移民の高齢化などによる購読者の減少が背景だ。邦字紙が果たす文化的役割を前面に掲げ、「サポーター」の募集を開始。岸田文雄首相の5月上旬の南米訪問に合わせた特別号でも存在感をアピールする方針だ。 ブラジルでは第2次大戦中、敵性語となった日本語の新聞が発禁となった。移民の多くは日本語の短波放送から流れる大本営発表をうのみにし、邦字紙発行が再開された戦後の日系社会では、日本の戦勝を信じる「勝ち組」と敗戦を認める「負け組」の抗争が
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⚽中学生が熱戦展開 沼津でサッカー選手権
沼津サッカー協会は29日、「第33回沼津中央ライオンズクラブ(LC)杯沼津市中学生サッカー選手権」の決勝と順位決定戦を同市の愛鷹運動公園で行った。 市内の公立と私立校から合同チームを含め計13校9チームが出場。13と20の両日に市内で予選リーグ、27日にトーナメント1回戦を実施した。 決勝は沼津三と金岡。互いに点を取り合う熱戦を繰り広げ、観客席から大きな声援が飛び交った。沼津三が優勝し、準優勝の金岡、3位の暁秀とともに東部大会に出場する。
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2024年春の叙勲 輝く受章者【静岡県内関係一覧】
政府は2024年春の叙勲受章者を29日付で発表した。静岡県内受章者は次の通り。 ◇…桐花大綬章…◇ 大谷 直人(71)元静岡地裁所長=東京都世田谷区代田 ◇…旭日中綬章…◇ 岡本 護(79)元県議会議員=浜松市中央区幸 西原 茂樹(70)元牧之原市長=牧之原市堀野新田 森 竹治郎(81)元県議会議員=下田市須崎 ◇…瑞宝中綬章…◇ 青島 伸治(81)筑波大学名誉教授=茨城県つくば市上ノ室(本籍静岡県) 大嶽 幸彦(81)上越教育大学名誉教授=新潟県上越市南城町(本籍静岡県) 大谷 栄治(73)東北大学名誉
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推しに愛を誓います 「ラブライブ」婚姻届、300組到達 沼津あげつち商店街
沼津あげつち商店街振興組合(沼津市)がカップルに贈った人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」仕様の婚姻届数が28日、300組に達した。同組合は記念として、新しいデザインの婚姻届を披露した。 300組目は、名古屋市の会社役員内海祐介さん(39)と歯科医院勤務の岩城彩花さん(25)。作品のファンだった縁でSNSを通じて知り合い、交際につながったという。 結婚指輪を購入するために沼津市の宝石店「宝飾・時計の市川」を訪れ、新デザインの婚姻届と300組記念の目録を受け取った。内海さんは「沼津が好きなので、ご縁をいただけてうれしい」と喜んだ。 新デザインは、主要キャラクター9人がより大きく描か
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「キン肉マンミュージアム」きょう開館 沼津のリングに稲妻走る セレモニーに作者・ゆでたまごさん
人気漫画「キン肉マン」の全国初の常設施設「キン肉マンミュージアムin沼津」が29日、沼津市大手町の沼津仲見世商店街で開業した。28日には現地でセレモニーが開かれ、2人組の作者「ゆでたまご」の嶋田隆司さんは「ファンの発信基地になってほしい。開館を機に、商店街がにぎわうようになるとうれしい」と期待した。 嶋田さんが友人のオーナーから打診され、開館が実現した。嶋田さんは「キン肉マンランドを作るのは(主人公のキン肉)スグルの夢だった。若い世代や海外のファンも来てほしい」とあいさつした。1階のグッズ販売コーナーとフリースペースは入場無料。有料の2階に複製原画45枚(撮影不可)や等身大フィギュア11体
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⚾沼津市中学野球 頂点目指し熱戦 長井崎小中一貫・沼津四中合同がV
第43回沼津市中学校野球選手権大会(市スポーツ協会、沼津地区ライオンズクラブ、沼津野球連盟主催)の決勝戦が28日、市営野球場で行われ、長井崎小中一貫・沼津第四中合同チームが沼津第三中に6―5で勝利した。 決勝戦にふさわしい点を奪い合う好ゲームになり、最後は合同チームがサヨナラ勝ちを収めた。両チームは、県中学校総合体育大会の地区予選でシード権を獲得した。 静岡新聞社・静岡放送杯を兼ねた大会は20日に開幕し、8チームがトーナメント戦を繰り広げた。
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狩野川沿い泳ぐ♪こいのぼり 5月5日まで、イベントも
沼津市と清水町の狩野川河川敷2カ所で28日、こいのぼりの展示が始まった。ともに「こどもの日」の5月5日まで空を泳ぐ。 同市の狩野川左岸河川敷では「こいのぼりフェスティバル」(実行委など主催)が開幕した。市中心部のあゆみ橋から御成橋の間に約120匹が揚がった。市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」や干物柄のこいのぼりも人気を集め、家族連れでにぎわった。4、5日は親子向けイベントを開く。 同町徳倉の狩野川ふれあい広場で開かれた「鯉のぼりフェスタ」(町主催)では、親子13組がこいのぼり約200匹を掲げた。町スポーツ協会によるスポーツ体験ブースが設けられ、子どもたちが汗を流した。
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2024年春の褒章 静岡県内受章者 喜びの声【まとめ】
2024年春の褒章受章者(29日発令)が発表された。県内関係は13人。業務に精励した人に贈られる黄綬褒章が5人、公共的な職務に貢献した人に授与される藍綬褒章が8人だった。受章者が喜びを語った。 ◇…黄綬褒章…◇ 伊藤 哲(73)大和工機社長=静岡市葵区梅屋町 武内 昭人(61)鉄組潜水工業所工事部長=静岡市清水区村松 西川 浩之(58)司法書士=焼津市田尻北 堀内 昭次(77)行政書士=掛川市大多郎 山本 正信(72)富士見工業社長=静岡市駿河区富士見台 ◇…藍綬褒章…◇ 青木 峯子(78)保護司=沼津市大岡 石井 剛司(
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卓球女子・平野美宇さん母 母校沼津西高で講演 夢実現へ「感謝の気持ちを」
パリ五輪シングルス日本代表入りを決めた卓球女子の平野美宇選手(沼津市出身)の母の真理子さん(55)=山梨県=が26日、母校の沼津西高(同市)で講演した。全校生徒約550人を前に夢を実現するために大切なことを披露した。 真理子さんは同市出身で、中学・高校時代に卓球に打ち込んだ。現在は山梨県で、障害の有無や年齢、性別に関係なく通うことができる卓球教室の監督をしている。小学校の担任に憧れ、教員を目指したという。 筑波大へ進むと、スター選手のような学生が多く自信をなくしたが、高校時代の顧問から「信頼している」と言われたことをきっかけに奮起したと振り返った。大学卒業後、特別支援学校で働いた経験が
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「あわしまマリンパーク」7月再開へ 前経営者から体制刷新 今村新社長が会見
2月に閉館した沼津市の離島・淡島にある水族館「あわしまマリンパーク」運営会社の新社長に就任した放送作家今村クニト氏(54)が26日、市内で記者会見を開き、早ければ7月に再オープンする意向を明らかにした。同館のオーナー会社が保有する全株式を取得したことも公表。施設の所有権や負債に関する問題解決を急ぎ、有志による支援団体を新設して営業再開にこぎ着ける考えを示した。 今村氏側によると、同館のオーナー会社だった「オーロラ」側が保有していた全株式は、関係会社を通じて今村氏に譲渡する契約を今月12日に締結。オーロラの竹原虎太郎氏が運営会社「淡島マリンパーク」の代表取締役を辞任し、今村氏が代表取締役に就
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ウクライナ原料で界面活性剤 天然由来 開発に着手 現地企業での生産視野 アライドカーボンソリューションズ(沼津)
天然由来の界面活性剤の生産を手がける沼津市のアライドカーボンソリューションズが、ウクライナの産物を使った界面活性剤の開発に着手する。経済復興推進会議で日本とウクライナ両政府などが合意した案件の一つ。石油由来から天然由来の界面活性剤への置き換えが世界的に進む中、量産化できればウクライナの支援につながると期待される。 植物油と糖を使い天然酵母の発酵で製造する同社の界面活性剤「ソホロリピッド」は、国内外で洗剤や化粧品、飼料などの原料になっている。この製造技術を応用し、ウクライナの国花ヒマワリの種子から抽出した油、菜種油、トウモロコシの糖から新たな界面活性剤を作る。まずは日本国内で開発し、将来的に
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50万円詐取被害 沼津の50代男性
沼津市の50代男性会社員が26日、市役所保健課員を名乗る男に現金約50万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、同日午後5時ごろ、男性宅に市役所保健課員と名乗る男から「消費税を多くもらっている。還付金を返す」などと電話があった。男性が指示通りに市内の金融機関のATMを操作したところ、現金が北海道の銀行口座に振り込まれたという。
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堤防道路で発見の男性死亡 沼津市
26日午後3時10分ごろ、沼津市植田の堤防道路で「人が倒れている」と通行人から110番があった。沼津署によると、富士市の無職の男性(71)が自転車とともに道路管理用の鎖の近くで倒れていた。頭を強く打ったような傷があり、搬送先の病院で死亡が確認された。同署は、自転車に乗っていた男性が何らかの理由で転倒した可能性が高いとみて原因を調べている。
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沼津の一般廃棄物処理施設 判断保留 再審議へ 都市計画審
沼津市都市計画審議会(平野忠幸会長)が26日、市内で開かれた。静岡市清水区の業者が提出した一般廃棄物処理施設の申請について、委員から沼津市内で別の同種施設の建設計画があり、複数できることを疑問視する意見が相次いだ。審議会は判断を保留し、改めて審議することを決めた。 審議会は都市計画に関して市長の諮問を受け審議する機関で、提出案件に対し妥当性の判断をいったん見送るのは異例。 今回の申請は、沼津市足高の工業地域約4850平方メートルの敷地に一般廃棄物の古紙や廃プラスチックを選別し、プレス加工する工場などを建設する計画。市は市内のプラスチック容器包装ごみの中間処理施設を整備・運営する別の業者をプロ
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キン肉マン聖地に ミュージアムPR 沼津商議所で関係者
沼津商工会議所の常議員会が26日、沼津市の同商議所で開かれた。29日に同市中心市街地にオープンする人気漫画「キン肉マン」の全国初の常設施設「キン肉マンミュージアムin沼津」について、関係者が特徴や活性化への期待感を地元経済人らにPRした。 施設は沼津駅南口の仲見世商店街に構える。商店街は同市が舞台の「ラブライブ!サンシャイン!!」で登場し、聖地として知られる。地元はラブライブに続く第二の聖地化へ期待を寄せているほか、地元経済人の間でもコラボによるにぎわい創出を求める声が出ている。
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戸田の魅力 発見、発信 映画上映や売店も 沼津・御浜岬公園
沼津市の戸田観光協会と市商工会戸田支所、地域民間事業者でつくる「戸田フェス実行委」はこのほど、同市戸田地区の魅力を発信するイベント「Head for Heda(ヘッド・フォー・ヘダ)」を御浜岬公園で開いた。 夏は海水浴客でにぎわう公園に、同市近辺の飲食や雑貨のブースが約30店舗並んだ。テントサウナやクルージングなど海を生かした催し、音楽ライブ、映画上映でにぎわった。当日限定で、公園内にテントブースを設け、沼津港-戸田港間の渡船も特別運航した。 昨夏以来2回目。まちづくり会社レイバー代表の鈴木智博実行委員長は「住民が地元の魅力を発見し、外部の人に知ってもらう機会にしたかった。秋も開催する」
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メンダコもなか 飲み物に“ぷかり” 沼津港の新土産発売
深海生物が題材のスイーツを販売するしーらかんすCafe(沼津市千本港町)はこのほど、沼津港の新土産「メンダコぷかりん」を発売した。ココア、抹茶ラテ、コーンスープ味の3種の粉末が入ったメンダコ型もなかを、飲み物に浮かべて楽しめる。 きっかけは2022年に発売した「めんだこプリンアラモード」のヒット。ひれが揺れる様子のかわいらしさからSNSで話題を呼んだが、量産化が難しかった。より手軽に入手しやすいメンダコのお土産として開発した。 「ぷかりん」は、浮かべて飲むとメンダコが顔に近づくのが特徴。矢島伸浩社長(61)は「展示でなかなか見られないメンダコを、身近に感じてほしい」と話している。1個55
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沼津商議所100年に 女性応援催事拡充 ウーマンズサポート
女性の起業を支援する沼津市のNPO法人「Woman’sサポート」(曽根原容子理事長)は25日、通常総会を同市の沼津商工会議所で開いた。女性応援イベントを拡充し、来年2月に同商議所創立100周年(1月)に合わせて実施することを決めた。 イベントは「ALL Lady’sフェス」。女性起業家のPRブースを開設したり、子育てをしながらでも働ける仕事を紹介したりする。会場は同市のキラメッセぬまづを予定。本年度は交流会やスクールなどを開くことも確認した。 曽根原理事長はあいさつで、本業における経験から「『何でも』ではなく、得意分野に絞ることが成功の近道。これにより売り上げが伸
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「生命の循環」表現 沼津に力作36点 中央美術協会静岡支部
中央美術協会静岡支部展(同支部主催)が25日、沼津市のしずぎんギャラリー四季で始まった。昨年7月に死去した竹井連さん(享年84)の遺作を中心に36点が並ぶ。5月1日まで。 竹井さんは生前、東京で開く協会展の審査や県東部で絵画教室の講師を務めるなど活躍した。遺作は「波の墓標」と題した津波やただれた建造物、色鮮やかな点が描かれた油絵。協会員らによると、竹井さんは生命の大切さを訴える作品を主に制作し、今作品は「生命の循環」を表現しているという。東日本大震災後に描かれたとみられる。 作品展を開くのは10年ぶり。風景画や抽象画なども展示する。永田ますみ支部長は「見応えある作品ばかり。ぜひ足を運んでほし
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ヒジキ伝統漁 沼津の春 潮風に当て日干し 全て手作業 高品質に
沼津市西浦江梨地区の春の風物詩として知られるヒジキの伝統漁が行われ、25日には潮風に当てながらの日干し作業を行った。完成までの全てを手作業で行い、高品質なヒジキに仕上げている。 大潮となった23日に、漁師の家族などで構成する江梨漁業女性部が主体となり、干潮の時間に合わせて漁を開始。付近の地磯で海水に浸りながら手作業で刈り取った。漁獲量は昨年より約500キロ多い1・9トンほどだった。 地元漁師の小林大介さんは「今年は生育状況も良くて見た目もきれい。茎の厚みが特徴、ぜひ食べてほしい」と話した。 問い合わせは真正丸<電090(3442)0268>へ。(東部総局・田中秀樹)
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⚽アスルクラロ沼津 2年目の中山体制快進撃 後半に強さ、19得点中15点
今季、沼津は就任2年目の中山監督の下で、快進撃を続けている。ハードな練習で培った体力で試合後半に強さを見せ、リーグ戦10試合を終え、6勝2分2敗の勝ち点20で現在2位。リーグ戦の19得点中、15点を後半に決めている。17日のルヴァン杯J1札幌戦後、中山監督は「フィジカルなど時間がかかる部分もあるが、自分たちと向き合って、よりクオリティーを上げていければ」と昇格に向けて決意を新たにした。 「横パスだけじゃなくて縦に入れるなど、スイッチが入る瞬間が、今年は増えている」と語るのはMF持井だ。13位に終わった昨季はパス回しや試合終盤の失点の多さが課題となったが、今季の沼津は先制されても「絶対に取り
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沼津・狩野川花火大会 今年は7月27、28日
「第77回沼津夏まつり・狩野川花火大会」の実行委員会は24日、今年の催事を7月27と28の両日に開くことを決めた。灯籠流しは26日。実行委は来年1月に迎える沼津商工会議所創立100周年に向け、官民で節目を祝いたいとした。 沼津市の同商議所で会合を開き、実行委員長の紅野正裕会頭は「本年度(来年1月)は商議所が誕生して100周年。昨年100周年を迎え、今年は新たな一歩となる市とともに盛り上げたい」と呼びかけた。名誉実行委員長の頼重秀一市長も応じた。 催事は同市中心街の狩野川沿いなどで実施する。昨年は4年ぶりに通常開催となり、2日間で約35万人が来場した。
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記者コラム「清流」 市民は見ている
この事態を招いたのは一体-。昨年来、沼津市と市議会の一部で起きた二つの「混乱」は、多くのことを考えさせられた。 これまで丁寧に記事化してきたため詳細は省くが、双方に共通していることがある。明らかに今日の状況を引き起こした当事者が、自身の振る舞いは一顧だにせず周囲に責任を転嫁している点だ。 当事者からすると、思っていたことと異なる展開となり、その結果追及にさらされたり、先方が強硬姿勢に出たりと想定外の流れに焦り、「自分は悪くない」との主張になっている。 「混乱」はいっときより落ち着きつつあるが、いまだに読者や取材先との間で話題になる。市民は市職員や議員の振る舞いに関心を寄せている。この点
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「ラグビー塾」広がる輪 小中生対象 7月には対抗戦 静岡に続き 浜松、沼津でも
静岡県ラグビー協会は本年度、小中学生を対象とした「平日ラグビー塾」を静岡、浜松、沼津市の県内3カ所で開講する。これまで静岡市で開いていた「塾」を東部、西部に拡大し、子どもたちが競技に親しめる環境を整える狙い。 県内も開催地となった2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会を機に競技の人気は高まったが、その後は新型コロナウイルス禍の影響もあってブームは沈静化した。再び普及に向けて取り組みを活性化させようと、平日の夜に静岡市内の高校で行っていた「平日ラグビー塾」を浜松、沼津市でも同様に実施する。経験は不問。体の接触は原則なく、小中学生が覚えやすいルールに簡略化するなど楽しみやすい工夫を施
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【魚影を追って】泳がせ ヒラメ船中6匹 沼津沖・船釣り、夢の座布団級? 大バラシも(松田智博/フィッシングライター)
4月中旬に沼津沖でヒラメ釣り。イワシが湾内に入っていて、海中は活気が出ている様子。この日の乗船者は平日にもかかわらず11人と盛況。幸松丸のここ数回の成績が良かったこともあり、釣り人の期待は大きい。 結果的には小潮という潮回りやイワシの群れの大きさ、潮の澄み具合などが影響し、船中6匹とやや寂しい釣果となったが、いくつかのドラマはあった。 沼津市の静浦漁港を出船し、釣り開始は午前5時10分。船長の合図と同時に仕掛けを投入。「はい、やってみて。水深は浅いよ、5メートル」。元気なイワシを海底に泳がせる。 海底から1メートル仕掛けを上げて…と臨戦態勢に入ろうとしている最中、餌のイワ
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藤井聡太八冠、今年も沼津に 7月23日に棋聖戦第5局 山崎隆之八段と対局
沼津市は24日、将棋のタイトル戦「第95期棋聖戦」5番勝負第5局を7月23日に沼津御用邸記念公園東付属邸(同市)で開くこと発表した。山崎隆之八段が、藤井聡太棋聖=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・叡王との八冠=に挑む。 同市でのタイトル戦は2013年から計9回開催。藤井棋聖が対局し、市制100周年の節目だった昨年は、市が関連イベントを多数企画した。高校生と作成した関連グッズは完売し、商業施設でのパブリックビューイング(PV)には約300人が来場。対局する棋士2人に当日食べてほしい「勝負メシ」を市民公募するグルメ企画も大反響を呼び、経済波及効果やシティプロモーションの効果が大きかったという
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新規就農者に補助金 担い手不足解消へ長泉町新設
長泉町は、農業の担い手不足解消を図ろうと新規就農者に対する育成支援補助金を新設した。100万円が上限。近年、農業従事者が減少傾向で年齢を問わず町内で就農する人材を確保する。 JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)などと連携した事業「きままに就農」の研修を受けることが条件。種植えや苗作り、出荷など生産から販売を行う実践的研修で、終了後、独立すると農業用ハウス設置や農機購入、ホームページやチラシ作成など初期投資の一部を補助する。 本格就農を目指す杉山克也さん(55)は24日、町役場を訪れ支援内容を確認。「不安もあるが、楽しみの方が大きい。町の支援はありがたい」と笑顔を見せた。
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「新知事は県全体見て」 沼津市長が“注文” 定例会見
沼津市の頼重秀一市長は24日の定例記者会見で、知事選(5月9日告示、26日投開票)に関し特定候補の支持に言及せず、望む新知事像を「事業や予算配分が昔から“西高東低”と言われている。静岡県全体を見てやってほしい」と注文した。 JR沼津駅の鉄道高架化や、能登半島地震を踏まえた伊豆半島の防災対策、人口減対策としての広域連携の推進に期待を示した。サッカーJ3アスルクラロ沼津の本拠地・県営愛鷹広域公園多目的競技場についても言及。J2昇格時は5年以内の施設基準のクリアが求められることから「環境整備について議論していきたい。東部唯一のJリーグチームである点に目を向けてほしい」と訴
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静岡県人口 353万3214人 4月1日推計 大幅な社会減
静岡県がこのほど公表した4月1日現在の推計人口は353万3214人で、前月より8737人減少した。推計人口の減少は22カ月連続。年度替わりで大幅な社会減が影響したとみられる。 転入数から転出数を引いた社会動態は5862人減(転入2万2178人、転出2万8040人)。前年同期に比べて転入数、転出数ともに減少したが、特に転入数が2千人余り少なく社会減の幅が拡大した。社会減は6カ月ぶり。 出生数から死亡数を引いた自然動態は2875人減(出生1412人、死亡4287人)だった。 市町別でみると、人口が増加した市町はなく、全35市町で減少した。減少数が多かったのは、浜松市が1408人、静岡市99
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部活動地域移行 課題を意見交換 静岡県都市教育長協議会
静岡県内23市の教育長でつくる県都市教育長協議会(会長・奥村篤沼津市教育長)が22日、同市で開かれた。「競技志向型」と「生涯志向型」のすみ分けや指導者確保など、部活動の地域移行に関する課題について意見交換した。 同市教委、市スポーツ協会と民間クラブ「アスルクラロ」の担当者が取り組み状況を紹介後、各市の教育長が現状を報告した。2026年度中に地域クラブに移行する掛川市は、子どもへの調査で要望が大きかったバドミントンの公認クラブを新設し、競技レベル別に3クラス設けるなど、具体的な運用方針を紹介。「96%以上の教員が部活動から離れたい意向を持っていた」と、市内教員への調査結果も示した。 指導者
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松本さん(飛龍高出)伊勢ケ浜部屋入門へ 「夢は関取、精進」 先輩の翠富士、熱海富士在籍
今春、飛龍高(沼津市)を卒業した富士宮市出身の松本莉音さん(18)が大相撲伊勢ケ浜部屋への入門を決め、同校を訪れた伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)と23日に報告会を開いた。幕内翠富士関、熱海富士関が卒業生の飛龍高から同部屋への入門は6人目。松本さんは「関取という夢を持ち、厳しい稽古に精進したい」と意気込んだ。 松本さんは身長175センチ、体重145キロ。小学4年生から地元のクラブで相撲を始めたという。下から前に出る押し相撲が持ち味で、全国高校総体に個人や団体メンバーで出場した。 松本さんは「関取が多く、稽古が充実している伊勢ケ浜部屋に決めた」と入門の動機を語った。左足首のけがもあり、同校か
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華やか着物ショー 沼津の着付け学院
沼津市の藤きもの着付け学院(堀内しげこ家元)は21日、着物ファッションショーを市内で開いた。門下生ら16人が華やかな着物姿を披露した。 春の交歓会の一環。門下生らは、白一色で清楚(せいそ)な印象の振り袖や、藤の花をあしらった加賀友禅の訪問着などを身にまとって舞台を歩いた。堀内家元は「多くの方に着物の美しさを知ってもらいたい」と話した。
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電線復旧想定 東電、中電が合同訓練 機器などの違い確認 沼津市
東京電力パワーグリッド(PG)静岡総支社は22日、沼津市の同社研修施設で、中部電力PG静岡支社と合同訓練を行った。両社の配電保守員16人が、災害復旧の応援時に使用する可能性が高い機器や部品の違いを確認した。 切断された電線を復旧する想定で、中電PGの社員が東電PGの社員から説明を受けながら、仕様の違う部品を使って実際に作業をした。停電時、避難所などに電気を送る高圧発電機車でも両社の社員がそれぞれ違う会社の車で、電線への接続方法を確認した。 両社の合同訓練は2回目。中電PGの高山純静岡支社長は「能登半島地震も踏まえ、普段から訓練を通じて協力できるよう備えたい」と話した。
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【時評】男性育休時代の同僚・先輩像 将来の社会担い手応援を(高橋恭文/ITサービス事業家)
年度初めの4月。みなさんの身の回りでも、新入社員を迎え入れることがあるかもしれない。今月に育児や介護と仕事との両立を支援する「育児・介護休業法」の改正案が国会で審議され改正の見込みだ。これまで大企業中心に推進されていた男性育休を中小企業に広げる内容で、県内においても、子育てへの男性参画が一気に進むと予測される。今回はこの中で、男性育休取得率公表義務の拡大と看護休暇の適用拡大に着目。県内の労働環境がどう変わるのか、周囲は育休取得者にどう向き合うべきかについて取り上げたい。 まず、男性育休取得率の公表義務の対象企業が、従業員1000人以上の企業から300人以上の企業にまで拡大することについて
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浜松出身の俳優田中道子さん ⚽アスルクラロ沼津のFW川又堅碁選手と結婚
浜松市出身の俳優田中道子さん(34)と、サッカー元日本代表でJ3アスルクラロ沼津のFW川又堅碁選手(34)が22日、結婚したと所属事務所やクラブを通して発表した。 2人もそれぞれのSNSで結婚を報告した。「未熟な2人ではありますが、互いに支え合い、仲むつまじい家庭を築いていきたいと思います」とメッセージを寄せた。関係者によると、田中さんがアスルクラロ沼津の試合に応援に来ていたこともあったという。 田中さんは静岡文化芸術大(同市)を卒業。芸能活動の傍ら2022年に1級建築士試験に合格した。同年10~12月には静岡新聞のコラム「窓辺」を執筆した。浜松市の魅力をPRする親善大使「市やらまいか大
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新副会長 小野田氏ら 静岡県高体連
静岡県高体連はこのほど、静岡市内で2024年度代表者会兼評議員会を開き、新役員などを決めた。会長は丹生敬人・浜松東校長が引き続き務める。副会長には小野田秀生・静岡中央校長、花崎武彦・磐田南校長、杉本芳和・浜松日体校長が新たに就任した。朝倉徹・富士東校長は再任。 会長、副会長以外の主な役員は次の通り。○は新任。 【理事長】○片山直恵(静岡) 【県理事】会長指名理事 織田敦(静岡)栗林俊輔(県教委)大川和男(県教委)石川大介(浜松東)▽東部支部代表理事 ○黒田幸司(富士東)○黒田恭介(沼津城北)▽中部支部代表理事 ○石川健太郎(静岡中央)○鈴木洋平(静岡城北)▽西部支部代表理事 ○榎本好孝
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「よそ者目線」で活気再び 沼津・アーケード名店街 再開発控え将来像模索 移住者主導のフェス 地元民連携
JR沼津駅の南側に位置し、日本初の防火建築・共同建築様式の商店街といわれ、今夏に再開発事業が始まる沼津市町方町の「アーケード名店街」で、将来のあり方を模索する動きが本格化している。店舗の移転や閉業に伴ってまちづくりを担う人材確保が課題となる中、名店街に移住したグラフィックデザイナー君山正好さん(51)が4月上旬、再開発の節目を記念するイベントを初開催した。「よそ者目線」に、名店街に残る地元住民も交え、名店街の将来像を探る。 「このまま歴史ある建築物を壊してほしくない」。4月上旬、「ネオ温故知新」をテーマに初開催した沼津アーケード名店街フェス。2年前、建築物を気に入り、長泉町から名店街南東側
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警官を名乗る人物に1200万円 沼津の女性 詐欺被害
沼津市の70代女性が22日までに、警察官などを名乗る人物に現金約1200万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署は詐欺事件として調べる。 同署によると、3月上旬に女性宅に警察官や検察官をかたる男の声で「詐欺で逮捕した犯人があなたから口座を買ったと言っている。無罪を証明するために協力してください」などと電話があった。女性が指示に従い、相手が申請したインターネットバンキングの口座に預金を集めたところ、4月中旬までの4回にわたり、計約1200万円を他人の口座に移し替えられたという。
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浸水被害認定受けやすい判定基準に緩和 沼津市が方針
沼津市は22日の市議会総務委員会で、本年度から見直した水災害で床上浸水した住家の被害認定調査の判定方法に関する基本方針を報告した。床下、柱、内壁といった目視で確認できない損傷箇所の判定基準を緩和するなど、被害認定を受けやすい基準に変更した。 調査員による判定のばらつきを防ぎ、公平で迅速な判定を行うため、基本方針を設けた。内壁面の取り外しが必要な工事などを想定。目視で確認できない箇所の被害認定は、他の部位の損傷程度からの推測を可能にするための基準を明文化した。 判定方法は基本方針を基に見直した。被害が重く判定される床下の汚泥堆積は現場確認が必要だったが、今後は浸水があれば、一律に堆積を認め
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沼津市、ふるさと納税55億円目標 ラブライブで新規返礼品
沼津市は22日、ふるさと納税戦略会議を開き、2024年度のふるさと納税の目標寄付額を前年度比1・2倍の55億円に決めた。若手職員の発案によるフェンシング体験や、同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」関連の新規返礼品、新規サイト導入で達成を目指す。 会議では若手職員の2チームが発表した。日本代表の合宿地でもある同市でのフェンシング体験や、沼津港の競り見学、アニメのシーンを追体験する“聖地巡礼”ツアーなどの返礼品を提案した。沼津港での飲食を返礼品とする現地寄付型のサイト「ふるさとGO」を25日から活用する方針も示した。 同市のふるさと納税は21年度以降
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資産活用テーマにセミナー 沼津でスルガ銀とクレディセゾン
スルガ銀行とクレディセゾンは20日、資産活用をテーマにした金融セミナー「セゾンマネースクール」を沼津市のららぽーと沼津で開いた。昨年5月に結んだ資本業務提携の一環で、共催は初。 ファイナンシャルプランナーなどの資格を持つ同銀行の陸奥田高明さんが講師を務め、参加者17人に生活に役立つ資産活用のポイントなどを解説した。 陸奥田さんは、インフレが進むと同じ金額で買える物が減るため、実質的にお金の価値が下がると説明。夫婦2人が趣味や旅行を楽しみつつ、ゆとりある老後を過ごすためには9000万円以上が必要とされていることを紹介し、資産運用の重要性を強調した。新NISA制度の特徴なども解説した。
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発信力で社会に変化を 国内スポーツ界がプラごみ削減企画【とうきょうウオッチ 取材ノートから 記者余論】
競技を問わず、国内のスポーツ界が一丸となって使い捨てプラスチックごみの削減を目指す新たなプロジェクトが3月下旬、スタートした。環境問題の解決に向けて、知名度の高いアスリートやチームが社会の中でどのような役割を果たしていけるのか。今後の展開に注目している。 名称は「HEROs PLEDGE(ヒーローズ・プレッジ)」。日本財団が中心となり、まずは33人のアスリートと10団体がパートナーとして参画した。競泳の岩崎恭子さん(沼津市出身)、ラグビーの五郎丸歩さん(静岡ブルーレヴズCRO)ら、県民になじみの深い顔も並ぶ。 スポーツと環境問題は決して無関係ではない。温暖化は既に、さまざまな大会の運営や
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新茶を手摘み 親子で丁寧に 沼津で体験会
沼津市と市茶業振興協議会は20日、新茶の手摘み体験を同市根古屋の茶園で開いた。 親子連れら約100人がもえぎ色の茶園に入り、日本茶インストラクターの指導で品種「めいりょく」を摘んだ。茶葉の天ぷらや粉末茶を混ぜたパンケーキの試食もあり、口いっぱいに広がる茶の風味を楽しんだ。同市の松本栞奈さん(10)は「茶葉が意外と柔らかかった」と話した。 (東部総局・日比野都麦)
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新会長に上柳氏 ぬまづ観光ボランティアガイド
沼津市のぬまづ観光ボランティアガイドは18日、2024年度の通常総会を同市内で開き、新会長に上柳晴美副会長を選出した。上柳新会長は「観光客が楽しく過ごせるようにしたい。増加する外国人観光客向けに外国語ガイドを強化したい」と抱負を述べた。 承認された24年度の活動計画には、デジタル時代に対応したホームページの改善に向けた検討委員会の設置方針などを盛り込んだ。
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閉館の「あわしまマリンパーク」 運営会社新社長に放送作家・今村クニト氏
2月に閉館した沼津市の離島・淡島にある水族館「あわしまマリンパーク」について、放送作家の今村クニト氏(54)は19日、運営会社「淡島マリンパーク」の株式の大半を取得して新社長に就任したことを明らかにした。 閉館後、一部従業員が再開を目指し、動物を飼育しながら新しいオーナーを探していた。今村氏は同水族館が舞台になった人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」のファンといい、「正直、水族館が守れるなら僕でなくてもいい。でも任せてもらえるなら、地元の皆さんと協力し、世界に誇る宝島にしたい」とコメントした。株式取得額は非公表とした。 同水族館は2019年ごろから名古屋市の保証会社がオーナーとなり、
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卓球シングルスW杯 平野(沼津市出身)は4強ならず
卓球のシングルスのワールドカップ(W杯)は19日、マカオで準々決勝が行われ、女子は張本美和(木下グループ)がアドリアナ・ディアス(プエルトリコ)に4-1、男子は張本智和(智和企画)がスウェーデン選手に4-2で勝ってともに4強入りした。 女子の早田ひな(日本生命)は、世界ランキング2位の王曼〓(中国)に1-4、平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は東京五輪女王の陳夢(中国)に0-4で敗れた。 男子の戸上隼輔(井村屋グループ)は馬竜(中国)に2-4で屈した。 平野は18日の決勝トーナメント1回戦で田志希(韓国)に4-3で競り勝っていた。 (共同) ※〓は日の下に立
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沼津市の放課後児童クラブ 民間委託で時間延長、負担増の見通し
沼津市は19日の市議会民生病院委員会で、2025年度から計画する放課後児童クラブの専門業者への民間委託について、開所時間を延長する一方、1カ月当たりの保護者負担金は1500円程度増加する見通しを示した。 同市の放課後児童クラブは自治会などでつくる組織が運営を担い、保護者は月額約7500円を負担している。民間委託により、現在午後6時までの開所時間を30分延長するとともに、土曜日に毎週開所するなど利便性向上を図る。市は延長による費用増などで、負担金は月額9千円程度に増加すると説明した。
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ごみ中間処理施設の費用負担 沼津市、清水町が基本合意
沼津市は19日の市議会民生病院委員会で、新清掃プラント隣接地に建設を計画するごみの新中間処理施設について、可燃ごみ処理を受託する清水町との間で、費用負担に関して基本合意したと明らかにした。 11日に結んだ基本合意書によると、沼津市は新施設供用開始後も引き続き、清水町の可燃ごみの焼却を受託する。費用負担については焼却施設とリサイクル施設を一体で建設する新施設の建設費のうち、焼却施設部分の2割を均等割、4割を人口割、4割を実績割として負担。運営管理費は全額を実績割とする。 両市町は6月に事務委託に関する規約を議案としてそれぞれ議会に提出し、議決後に協定を結ぶ方針。
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記者コラム「清流」 若手漁師の活躍に注目
食卓に並ぶなじみの海産物、いつまで安定供給できるか。沼津市静浦地区で長らく漁業を支えてきたベテラン漁師によれば、今の担い手は全盛期の5分の1程度かもしれないという。 自然を相手にする仕事は想像以上に難しい。4月、シラス漁に同行した。朝5時半ごろ多比港を出発、魚群探知機や漁師の感性を頼りに海を駆け回るも、この日は運に見放された。それでも約10年前に始めた養殖ワカメの収穫を実施。当時の青壮年部の「次世代の漁師のため」という思いが着実につながれていた。 今の時代は需要に合わせて漁業を多様化するのが主流。「魚が減っている」と言われる中、同地区の若手漁師は釣船、ワカメ、シラス、ナマコなど多岐にわた
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沼津発「ゲーミングラーメン」 誠恵高eスポーツ部と2店舗開発へ 食材で疲労回復効果狙う
沼津市の誠恵高eスポーツ部と市内の2店の人気ラーメン店が、ゲーム中の集中力を高めるオリジナルの「ゲーミングラーメン」の商品化を進めている。競技中にパソコンにこぼさないよう汁の少ないまぜそばとし、疲労回復などの効果があるとされる食材を盛り込む。今夏には冷凍での一般販売も目指す。 ラーメンは「麺百式」店主で、ゲーム好きの佐藤貴彦さん(44)が企画した。競技者は集中力を高めるため、カフェインの多く入った飲料を飲むことが多く、「自然の食材で効果が出せないか」と「真卓朗商店」の亀山卓朗さん(50)に相談。亀山さんが高麗人参などを加えたメニューを提供した経験を生かし、開発した。 17日は同校でeスポ
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張本美が8強 世界3位破る 卓球シングルスW杯
卓球のシングルスのワールドカップ(W杯)は18日、マカオで決勝トーナメント1回戦が行われ、女子は世界ランキング12位の張本美和(木下グループ)が同3位の王芸迪(中国)を4-1で破り、準々決勝に進んだ。 平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は田志希(韓国)に4-3で競り勝った。 (共同)
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ネモフィラ見頃、心も彩る 沼津・愛鷹広域公園
沼津市の愛鷹広域公園で見頃を迎えたネモフィラを楽しもうと、多くの花の愛好家らが訪れている。園内はシバザクラやツツジ、フジなども咲き始め、人出が見込まれる5月の大型連休に向け、季節を彩る多彩な花に囲まれる。 ネモフィラは園内の南駐車場付近に植栽。直径約20メートルの円形花壇にぎっしりと敷き詰められ、深まる春を演出している。18日には、鮮やかに咲き誇る青色の花を写真に収める人の姿があった。公園の関係者によると、ネモフィラは5月上旬まで楽しめる見込み。
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今期タマネギ「生育良好」 JAふじ伊豆なんすん部会が確認
JAふじ伊豆なんすん玉葱(たまねぎ)部会は17日、沼津市など管内で生産する今期のタマネギの生育状況などを確認し、出荷量は昨年より約10トン増の約60トンを見込むとした。営農アドバイザーの中村善昭さんは「生産者の増加に加え、全体的に生育状態が良い」と指摘した。 主力品種「アドバンス」の収穫は例年より1、2週間早い大型連休後から始まる見通し。地元の学校給食用として早めに提供してほしいとの要望を受け、昨年から栽培するわせ品種「ボルト」の収穫は既に始め、総じて品質は良いという。機械化による作業効率の向上なども出荷量増につながっている。 中村さんや生産者ら25人ほどが同市大平の畑4カ所を巡回し、ア