沼津市の記事一覧
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住民憩いの店、バスで再出発 沼津の駄菓子屋兼バー「とらちゃん」 火災で全焼、CF活用
沼津市内浦重寺で2021年11月に発生した火災で全焼した駄菓子屋兼バーの「とらちゃん」が21日、営業を再開する。クラウドファンディング(CF)で募った資金で中古バスを購入し、店舗風に改装した。年齢を問わず地元から愛されてきた店が、念願の再スタートを切る。 「悲しんでくれた子どもたちのためにも同じ場所で作り直したかった」。店主の石津太雅さん(46)は振り返る。同市で地域おこし協力隊として活動する中で、住民の交流の場をつくりたいと19年に開店。昼は駄菓子屋、夜はバーとして住民に親しまれてきたが、火災で全焼してしまった。憩いの場を復活させたいとCFに挑戦し約360万円が寄せられた。 店舗は「秘
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本格中華点心 家庭で気軽に 米久が新商品
食肉・加工品製造販売の米久(沼津市)は4月20日、横浜中華街の老舗「横浜大飯店」が監修した中華点心を発売する。物価や光熱費の高騰、コロナ禍の長期化で外食機会を減らす家庭も現れる中、「本格的な味を気軽に味わってほしい」と呼びかける。 肉汁やスープによるジューシーな食感が特徴の「小籠包」(16個入り)と「ニラ蒸し餃子」(12個入り)の2種類。同店のルーツである香港風のしっかりとした味付けのため、たれをつけなくてもおいしく味わえる。参考小売価格はともに税込み820円。
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沼津の寝具店に放火未遂 店主がすぐ消火
沼津署は20日、現住建造物等放火未遂の疑いで沼津市の無職の男(44)を逮捕した。逮捕容疑は同日午後1時半ごろ、同市今沢の寝具店兼住宅で店内に火をつけて燃やそうとした疑い。気づいた店主がすぐに消火したという。
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22議案など可決 沼津市議会閉会
沼津市議会2月定例会は20日、最終本会議を開いた。2023年度一般会計予算案など22議案と、議員発議の市議会委員会条例改正案をいずれも原案通り可決し、閉会した。
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運転手三浦さん 認知症女性保護 沼津署感謝状
沼津署はこのほど、沼津市下香貫で認知症の70代女性を保護したタクシー運転手の三浦実さん(63)=同市=に署長感謝状を贈った。 同署などによると、2月25日午前0時ごろ、三浦さんはパジャマ姿の女性を発見し、タクシーに乗せて交番まで送った。警察官が到着するまで付き添い、女性は無事に家族に引き渡された。 三浦さんは「タクシー運転手はお客さんを探すので気づきやすいのかも知れない。社会貢献できて良かった」と話した。
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野球全国大会「打ち勝つ」 富士宮フジヤマクラブ、市長に誓う
21日から県内8会場で開催される全日本少年春季軟式野球大会に出場する富士宮市のフジヤマベースボールクラブが20日、市役所を訪れ、「全国制覇を目指す」と須藤秀忠市長に健闘を誓った。 昨年10月の東部地区大会を強打で勝ち上がった。全4試合のうち、決勝の伊東南中戦を含む3試合で自慢の打棒を発揮し、7点差をつけた。全国大会には地元開催枠の県東部代表として出場する。 初戦は22日午前9時から沼津市営野球場で、高知県南国市の香長中と対する。強豪チームの多い激戦区を勝ち上がった相手だけに、ナインは好機が少なくなると予想する。佐野蓮斗主将(14)=北山中2年=は「11人全員が人一倍の元気を出して挑み、打ち勝
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自動運転 無人走行視野の「レベル4」目指す 静岡県が方針 23年度、県内3市町で実証実験
静岡県は19日までに、県内の公道で2023年度に実施する自動運転の実証実験について、22年度の「レベル2」から、特定の条件下での無人走行を視野に入れた「レベル4」を目指す方針を固めた。自動運転は公共交通が手薄な地域の移動手段として期待され、実現すれば県が掲げる24年度の実用化へ大きく前進する。 自動運転は技術レベルによって5段階に分かれ、レベル4は完全自動運転の5の一歩手前。移動サービスのルールを定めた改正道交法の施行に伴い、4月1日から解禁される。実施には都道府県の公安委員会の許可が必要となる。 23年度の実証実験は10月以降に掛川市、沼津市、松崎町で実施する計画。いずれも22年度に実
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東レ、地元最終戦で雪辱 バレーボールVリーグ
バレーボールのVリーグは19日、沼津市総合体育館などで行われた。V1男子の東レは今季最後の地元戦で、前日敗れたJT広島に3-1で雪辱し、22勝目を挙げた。東レは第1セット、富田将馬(沼津市立高中等部出)が緩急を効かせた攻撃で得点を重ね、競り合いをものにした。第2セットは一時5点をリードしたがミスが続いて逆転された。 第3、4セットは高橋健太郎らのブロックが要所で決まって連取した。 ▽男子 東レ 22勝12敗 3(25―20 23―25 25―22 25―21)1 JT広島 16勝18敗 富田 攻守で存在感 高橋も躍動 東レが難敵JT広島から1勝をもぎ取り、プレーオフ進出を懸けた戦いに
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高校生が人命救助 貢献 佐野さん(桐陽2年)、沼津署から感謝状
沼津署はこのほど、交通事故現場で人命救助に貢献したとして、沼津市の桐陽高2年佐野颯太さん(17)=同市=に署長感謝状を贈った。 佐野さんは2月下旬、下校途中に同市内でダンプカーと乗用車の接触事故現場に遭遇した。ほかの通行人と協力しながら、車内に残された50代女性と孫の男の子(6)を救出。道路上に散乱した自動車部品を集めるなどして、二次的な交通事故も防いだ。 吉田光広署長が同署で「今後も困った人を見つけたら手を差し伸べてほしい」と呼びかけ、感謝状を手渡した。佐野さんは「小さい子がおびえていてかわいそうに思い、考えるより先に動いていた」と振り返った。
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東レ、反撃及ばず Vリーグ男子「藤井にありがとう以上の言葉を」
バレーボールのVリーグは18日、沼津市総合体育館などで行われた。V1男子の東レは新設の同体育館で初のホームゲームを戦い、JT広島に1-3で敗れた。 東レは第1、2セット、相手のサーブに守備を崩された。途中からサーブ力のあるミドルブロッカー李博を先発に起用し、米山裕太を投入して守備を固めた。富田将馬がアタック決定率74・3%で26得点するなど中盤以降は攻勢に転じた。 第3セット終盤に高橋健太郎のブロックで3ポイントを奪うなど盛り返し、第4セットはジュースの粘り合いで10度のマッチポイントをしのいだが、最後は36-38で力尽きた。 ▽男子 JT広島 16勝17敗 3(25―19 25―20
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「世界一のセッター」 ファンが感謝と涙 バレー東レ、沼津のホーム戦 藤井直伸選手に惜別
バレーボールVリーグ男子の東レは18日、セッター藤井直伸さん(享年31歳)が闘病の末に他界してから最初のホームゲームを迎えた。心はひとつ-。沼津市総合体育館に駆け付けた2千人超のファンは、誰からも愛された背番号「21」との別れを惜しみながら、声援を送った。 藤井さんは昨年2月、SNSで「胃がんのステージ4」と診断されたことを公表。闘病生活を送っていたが、10日に死去した。 会場にはメモリアルコーナーが設けられ、ユニホームや等身大パネルを展示。チームの呼びかけで集まった藤井さんの写真もモニターで映し出された。ファンは往年の勇姿に涙をこぼし、「世界一のセッター」「感動をありがとう」などとメッ
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児童が起業、就職体験 ららぽーと沼津でイベント 19日まで
静岡県東部の小学生が出店や仕事体験を通じて、起業や就職を学ぶイベント「こども夢の商店街」(実行委主催)が18日、沼津市のららぽーと沼津で始まった。19日まで。 児童が自身で商品を考えた「お店屋さん」を出店したり、会場内の会社にアナウンサーや警察官などとして“就職”したりして、「おむすび通貨」と呼ばれる独自通貨を稼ぐ仕組み。通貨は会場内で使えるほか、市内で栽培された米に交換できる。市内の一部店舗では商品券としても利用できる。県東部の小学校を通じて出店者を募集し、2日間で計110店舗が並ぶ。 下舘みなみさん(沼津大岡小2年)と松島義琉君(裾野東小1年)は、手作りの紙粘
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沼津商議所特別委が始動 世界的潮流受け4月 脱炭素へいち早く成果を【解説・主張しずおか】
沼津商工会議所(紅野正裕会頭)が先月、地元企業による脱炭素推進特別委員会を新設し、4月から始動することを決めた。世界的に脱炭素の動きが加速する中、地元経済界が先駆的に取り組み、今後は地域全体への波及と会員企業の新たな収益源に成長させたいと意気込む。まずは各社の情報共有から始める計画だが、遅々として道筋が定まらないとかけ声倒れと受け取られかねない。早い段階で具体的な成果を打ち出す努力が不可欠だ。 特別委設置は紅野会頭の肝いり。来秋に予定される太陽光発電国際会議の沼津市誘致に県東部コンベンションビューロー会長として関わったことが大きい。各国・地域の研究者と環境問題について、富士山や伊豆半島など
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沼津の60代男性 100万円詐取被害
沼津市の60代無職男性が17日までに、市役所や金融機関の職員を名乗る男に100万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署が特殊詐欺事件とみて捜査している。 同署によると、15日午後3時ごろ、男性宅に「税金の還付金がある」「金融機関のATMで手続きができる」と電話があった。その後、市内の金融機関で指示通りにATMを操作したところ、100万円をだまし取られたという。
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現職戦い熾烈/沼津市 自民と連合系が新設区一騎打ち/長泉町 細野氏の支援、影響注目/函南町 無投票の公算/三島市 無投票の公算大/清水町【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか⑤】
議席1減 現職戦い熾烈 沼津市 定数3 定数が4から1減になる中、現職4人全員が立候補を予定。水面下で駆け引きが見られ、熾烈(しれつ)な選挙戦が予想される。 自民は元議長の杉山盛雄氏と、前回推薦の加藤元章氏の2人を公認。杉山氏は、選挙区外の国会議員と連携するほか、市外の経済関係者にも支援を求めるなど支持拡大に余念がない。加藤氏は市議時代からの支援者を軸に、企業団体や個人回りを重ね、さらなる支持固めを進める。 公明の蓮池章平氏は障害者支援など、6期の実績を訴える。党組織を超えた全市的な支持の拡大を狙う。 立民曳田卓氏は唯一の国政野党の候補者とアピール。連合静岡など野党支持層に加え、企業経
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明電舎と第一生命 沼津市に1年間社員派遣 ふるさと納税活用
明電舎と第一生命保険は4月から、企業版ふるさと納税制度を活用して社員を1年間沼津市に派遣する。両社の代表者らが17日、市役所を訪れ、市と人事交流協定を締結した。 締結式で明電舎の田島誠也沼津事業所長(51)は「職員が専門外の分野に挑戦することで、社として中長期的な発展が見込める」と話した。第一生命保険沼津支社の横溝有美子支社長(55)は「直接地域の人と交流できる機会なので、多くのことを学んでほしい」と声を弾ませた。 明電舎の社員はまちづくり政策課に、第一生命保険からは「アスルクラロ沼津のホームタウン活動の推進」事業にそれぞれ1人を充てる。頼重秀一市長は「民間だからこそ持っているノウハウが
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お芋リヤカー レトロさ魅力 沼津の専門店、街中で「憧れの行商」
全国で焼き芋がブームになる中、1960年代に普及したリヤカー行商を復活し、沼津市中心街を練り歩く専門店がある。リヤカーでの焼き芋行商は近年、奈良県や神奈川県など一部地域に残るものの、めったにお目にかからなくなった“絶滅危惧種”。そのレトロな魅力から、地元住民のみならずインスタグラムなどのSNSでも注目を集める。 2月中旬、同市中心街で開かれた沼津あげつち商店街の稲荷市。煙突から煙を上げるリヤカーの前で、道行く人が次々と足を止めた。「物珍しさで売れる」と焼き芋専門店「イモテリア」運営者の1人、後藤師珠馬[しずま]さん(32)=同市=は笑う。 一緒に手がける後藤さんと
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沼津市人事 総務部長に杉山氏 政策推進部は山田氏
沼津市は16日、4月1日付の人事異動を内示した。部長級の異動は10人で、組織再編に伴い大規模となった。企画部などから総務部門を移管、新設する総務部の部長には杉山康・企画部長が就く。昇任は4人で、企画部門を再編、新たに設ける政策推進部の部長には山田晃良・企画部政策企画課長を充てる。部長級の退職者は3人で、このうち平野明文沼津駅周辺整備部長は本格化する同駅高架化を踏まえ、同部に新設する政策幹に再任用で就く。 その他、政策企画課に移住定住促進室、観光戦略課にふるさと納税推進室、環境政策課にゼロカーボン推進室、市街地整備課にまちなか創造室、文化振興課に文化政策室と文化施設係を新設する。 対象者数
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沼津市人事異動(4月1日) 課長級
【課長級】政策企画課長(広報課長)矢田隆之▽地域自治課長(福祉事務所こども家庭課長)山内良太▽契約検査課長(危機管理課長)佐藤高志▽資産活用課長(企画部副参事)辻哲哉▽資産税課長(水道サービス課長)石井孝憲▽国民健康保険課長(総務課長)渡辺昌宏▽健康づくり課副参事兼新型コロナウイルスワクチン接種室長(健康づくり課副参事=新型コロナウイルスワクチン接種担当)山岸宏充▽福祉事務所子育て支援課長(資産税課長)山岡祥子▽福祉事務所こども家庭課長(教育委員会事務局学校管理課長)望月浩司▽福祉事務所長寿福祉課長(環境政策課長)勝又雄司▽水産海浜課長(市立病院事務局病院管理課長兼市立病院経営改善室長)渡辺
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消防長に安立氏 駿東伊豆消防本部
駿東伊豆消防本部は16日、4月1日付の人事異動を内示した。消防長には安立和弘消防部長=写真=が昇格する。異動規模は全職員の60・5%に当たる357人。 救急隊1隊に救急救命士を極力2人配置し、救急需要の増加に対応する。救助係と通信指令係に初めて女性職員を置き、女性の職域拡大も図る。新規採用は23人。主な人事は次の通り。 【消防正監】消防長(消防部長)安立和弘 【消防監】消防部長(第二方面本部長兼田方中消防署長)今井將一朗▽第一方面本部長兼沼津南消防署長(警防課長)荻島正己▽第二方面本部長兼田方中消防署長(救急課長)石川芳之▽第三方面本部長兼伊東消防署長(総務課長)鈴木秀康 【消防司令
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沼津市制100年事業 建設業組合が寄付
沼津市内の建設業者36社で組織する「沼津セントラル・コンストラクション協同組合」(落合孝佳理事長)はこのほど、同市に20万円を寄付した。市制100周年記念事業に活用する。 市役所で開かれた寄贈式で、落合理事長が頼重秀一市長に目録を手渡した。落合理事長は「日頃お世話になっている市に、何かお手伝いできればと考えた」と話した。
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中心街再開発 新組織設立へ 沼津商議所 市参加、在り方模索
沼津商工会議所は4月から、沼津市中心市街地の再開発について新組織を設立する方針を固めた。複数の計画が具現化していることを受け、商議所内に特別委員会を新設する。市も加わり、官民挙げて中心市街地の在り方を模索する。 詳細は今後詰めて、4月の常議員会で公表する見通し。名称は「街なか活力創造特別委員会」で調整中。複数の再開発計画が動いていることから、委員会設立後すぐに始動する。 地元では以前から、行政を交えて中心市街地の再開発計画に対し、一体となって臨めないかとの声があった。各事業は民間主導で別個に進めているため、中心市街地を広域的に考えて将来像について意見を交わす場が必要との判断に至った。 中心市
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⚽中山監督「勝利をつなぐ」 サッカーJ3沼津、18日ホーム戦 来場呼びかけ
サッカーJ3アスルクラロ沼津は18日、ホームの愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)でヴァンラーレ八戸と対戦する。前節のホーム開幕戦で今季初白星を飾り、いきおいに乗りたい沼津。中山雅史監督は「あぐらをかける状態ではない。一つの勝利を二つ三つつなげていくことが(今後)どう戦っていくかに関わる」と連勝を目指す。 前節の富山戦はポジションにかかわらず果敢にゴールを狙い2点を先取。その後1点を返されるも逃げ切った。DF附木雄也選手は「全員が流動的に動いて相手に捕まりにくかった」と手応えを話す。 16日には愛鷹広域公園スポーツ広場(同市)で練習を行いセットプレーの流れなどを確認した。次節での初得点を狙
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沼津・女性遺棄事件 殺害疑いで男再逮捕 被害者携帯、清水区で途切れ
沼津市内の住宅から切断された状態の会社員女性(33)=磐田市岩井=の遺体が見つかった死体遺棄事件で、磐田署は15日、知人の女性を殺害したとして、殺人の疑いで沼津市真砂町の会社員の男(31)=死体遺棄容疑で逮捕=を再逮捕した。関係者によると、女性の携帯電話の電波は静岡市清水区で途切れていたという。県警は容疑者が静岡市内で殺害した後、遺体を自宅に運び込んだとみて慎重に調べを進める。 再逮捕容疑は2月21日、静岡市内、またはその周辺で女性を殺害した疑い。容疑者は「清水区の林道に止めた車内で首を絞めた」などと話し、殺人容疑も認めているとみられる。 関係者によると、携帯電話の電波は清水区の新東名高
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沼津の女子大生刺殺 二審も20年 検察の控訴棄却
沼津市西浦久連で2020年6月、大学生の女性=当時(19)=を刺殺したとして、殺人やストーカー規制法違反の罪に問われた被告(22)の控訴審判決で東京高裁は15日、懲役20年とした一審静岡地裁沼津支部の裁判員裁判判決を支持し、無期懲役を求めて争った検察側の控訴を棄却した。 検察側はストーカー殺人類型の裁判例を示し、同類型の量刑傾向などを踏まえれば、無期懲役が相当だと主張していた。安東章裁判長は、検察側が同類型として示した裁判例は、通り魔や無差別などの事案、前科や別の被害者への併合事件がある事案で、「今回の事件とは悪質性が異なる」と検察側の主張を退けた。 一審判決によると、被告は20年6月2
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記者コラム「清流」 職場で自分を守る知識
広告大手電通の新入社員で2015年に24歳で自殺した高橋まつりさんの母幸美さんの講演を、まつりさんの母校・加藤学園暁秀高(沼津市)で取材した。講師には過労死問題に詳しい川人博弁護士も加わった。 川人弁護士は、法定労働時間を超える残業にはいわゆる「36(サブロク)協定」が必要なことや、有給休暇はパートでも取得できることなど、労働法の基礎知識を生徒に伝えた。近年、学校現場ではキャリア教育が盛んだが、労働者を守る視点での教育は、十分と言えるだろうか。 生徒に感想を聞くと、幸美さんの「職場では自分で自分を守らなければいけない」との言葉が響いたようだった。将来、社会人となる子どもたちに自分を守る知
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日下部兄弟(沼津)で決勝対決 極真空手全国大会 弟・尚人さん4連覇
極真空手の極真会館大石道場沼津総本部(沼津市)に所属する日下部尚人さん(24)、尚弥さん(29)=ともに同市=兄弟が、2月に開かれた全国大会の一般男子無差別級でそれぞれ優勝、準優勝に輝いた。尚人さんは4連覇を果たした。 2人と、一般女子重量級で2位となった野沢歩生さん(24)=同市=、同道場の大石代悟代表が13日、市役所を訪れ頼重秀一市長に報告した。 3人が好成績を残したのは、第52回オープントーナメント全日本空手道選手権(国際空手道連盟極真会館世界総極真主催)。兄弟対決となった決勝戦を制した尚人さんは「兄と対決でき、うれしかった。4連覇もでき、ホッとしている」と笑顔で語った。尚弥さんは「(
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36陣営が出席 沼津市議選 説明会
沼津市選挙管理委員会は15日、任期満了に伴い統一地方選後半戦に合わせて行われる市議選(4月16日告示、23日投開票)の立候補予定者説明会を市役所で開いた。定数28に対して36陣営が出席し、選挙戦が確実な情勢となった。 出席陣営の内訳は現職24、新人12。市選管や沼津署、沼津郵便局の担当者が、選挙活動の注意点や立候補に関する手続きについて説明した。 市選管によると、1日現在の選挙人名簿登録者数は16万1877人(男7万9659人、女8万2218人)。
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災害義援金を沼津市に寄付 愛鷹コミュニティ
沼津市の愛鷹地区コミュニティ推進委員会(堀内洋志会長)は15日、災害義援金10万円を同市に寄付した。 昨年8月に新潟県で起きた大雨災害による被災者支援。堀内会長ら役員が市役所を訪れ、日本赤十字社県支部同市地区長の頼重秀一市長に手渡した=写真=。 愛鷹地区では災害地支援をこれまでも行ってきた。堀内会長は「今後も継続したい」とした。
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インド中学生と英語交流 沼津第三中 日本の文化伝える
沼津市立第三中の2年生約160人が14日、インドの中学生とのオンライン交流会を同校で開いた。英語でのコミュニケーションに挑戦し、異文化への理解を深めた。 同校の外国語指導助手(ALT)がインド出身のため、英語教育の一環として企画した。生徒は約30グループに分かれ、同国北部のハリヤナ州にあるシブナダール校の生徒とビデオ通話をつないだ。自己紹介した後、それぞれの国の食や伝統文化、学校生活について伝え合った。 画面越しに折り紙を教えた野田紗弥さん(14)は「英語がなかなか伝わらず難しかった。すしやアニメを知っていて交流は楽しかった」と話した。
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「すそのいちご」甘く完熟 沼津などJA4店舗でフェア
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)の直営4店舗で15日、イチゴフェアが始まった。裾野市と周辺地域特産の「すそのいちご」をはじめとする旬のイチゴや加工品を19日まで拡大販売する。 富士山麓の水はけの良い火山灰土で栽培したすそのいちごは大粒で、寒暖差による強い甘みが特徴。紅ほっぺ、きらぴ香、あきひめの3品種があり、各店舗の売り場には真っ赤に完熟した果実の甘い香りが漂っている。 地元産のイチゴを使ったプリンや大福、ロールケーキ、いちごジャムとマーガリンをサンドしたバンデロール(沼津市)の「のっぽパン」なども販売する。開催店舗は沼津市の金岡産直市とKAU~ら、長泉町の長泉産直市、裾野市のすそ
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沼津の養護施設に家電製品3台贈る 東部保険代理店の会
静岡県東部のアフラック生命保険の販売代理店52店でつくるアフラック沼津アソシエイツ会はこのほど、沼津市本郷町の児童養護施設「松風荘」に空気清浄機と掃除機、オーブンレンジを寄贈した=写真=。 同会の石川雅博会長らが施設を訪れ、村松信知施設長に届けた。空気清浄機は本館、掃除機とオーブンレンジはグループホームに設置予定という。 受け取った村松施設長は「1週間前に電子レンジが壊れたばかり。オーブンでお菓子作りができるので子どもたちも喜ぶ」と謝意を伝えた。
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自転車マナーUP 功労たたえ表彰状 沼津の高校生団体に
沼津市内の高校12校が参加する市高校生自転車マナー向上委員会が本年度、交通安全功労団体として県交通安全協会の表彰を受けた。14日に加藤学園高で開いた委員会の意見交換会で代表を務める同校の河本秀昭教諭に同協会沼津地区支部の仁科正彦事務局長から表彰状が手渡された。 委員会は2011年から生徒と教職員が同市の学園通りなどで自転車マナー向上を呼びかける街頭活動を続けている。河本教諭は「市や警察の協力があって成り立つ活動。ヘルメット着用の呼びかけや新入生への指導にも力を入れたい」と話した。 市は集まった各校の担当者に啓発活動に使用するのぼり旗とたすきを贈り、さらなる活性化を期待した。
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沼津・女性遺棄 殺人容疑で男を再逮捕 磐田署
沼津市内の住宅から切断された状態の会社員の女性(33)=磐田市岩井=の遺体が見つかった死体遺棄事件で、磐田署は15日、知人の女性を殺害したとして、沼津市真砂町の会社員の男(31)=死体遺棄容疑で逮捕=を再逮捕した。 再逮捕容疑は2月21日、静岡市内またはその周辺で女性を殺害した疑い。 関係者によると、容疑者は女性の殺害を認め、「静岡市清水区の林道に止めていた車内で首を絞めた」などと供述しているという。 これまでの捜査で容疑者は2月21日、電車でJR静岡駅に向かい、駅周辺で女性の車に乗って行動を共にしたことが分かっている。女性の死因は頭部打撲による外傷性くも膜下出血と頸部(けいぶ)圧迫に
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静岡人インタビュー「この人」 販売中の沼津市のブランドミカン「寿太郎温州」を手がける 矢岸正敏さん(沼津市)
沼津市三浦(さんうら=西浦、静浦、内浦)地区のブランドミカン「寿太郎温州」の生産者でつくる「JAふじ伊豆西浦柑橘出荷部会」の部会長。今季の出荷は3月中旬ごろまでで、毎シーズン県内外の市場から高評価を得ている。同市西浦久連出身。趣味は時代小説などの読書。69歳。 -今季の出来栄えは。 「高糖度のミカンとして有名だが、甘みと酸味を併せもった奥深い味わいになった。大雨が多く、11月もさらに雨が降ったので不安だったが、環境が悪い中でも良いミカンができた。『コク』を味わってほしい」 -今季は一定の収穫量が見込める「表年」。生産量は。 「昨季に比べると2割以上多く、約2200トンの出荷を見込んで
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ソーラー設営会社など起訴 函南での造成巡り 地検沼津支部
函南町丹那の山中に無許可で大規模な盛り土が造成された事件で、静岡地検沼津支部は14日までに、町条例違反の罪で清水町のソーラー設営会社「ソーラーセキュリティ」と同社社長(53)=沼津市下香貫=を静岡地裁沼津支部に起訴した。13日付。 起訴状などによると、被告は2021年8~10月、函南町長の許可を受けずに、事業として同町丹那に土砂を埋め立てたなどとされる。 被告は23年2月、沼津市の運送業会社役員の男性(47)、御殿場市の建設業の男性(41)と共に町条例違反の疑いで逮捕・送検された。同支部は3月13日付で男性2人を処分保留で釈放した。今後も捜査を続ける。
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沼津市議会 市民とつながる改革を【記者コラム湧水】
沼津市議会を担当するようになって丸1年。取材を始めて最初に違和感を覚えたのが、一般質問での傍聴席の寂しさだった。一般質問は議員が市長に直接行政課題をただしたり、政策提言したりできる“見せ場”の一つ。これまで取材した市町議会では、登壇議員の支持者が、傍聴席を埋める光景をしばしば見てきた。 当初は新型コロナウイルスの影響で市民が傍聴を控えていたのが定着したのか、と思っていた。だが、徐々にそうではないかもしれない、と気づき始めた。 多くの市町議会は、一般質問の登壇者は質問項目、登壇日とセットで事前に公表される。しかし、沼津市議会は登壇者と質問項目、一般質問全体の期間のみ
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沼津の魅力 写真で紹介 市が市民カレンダー作製
沼津市はこのほど、2023年度版の「市民カレンダー」を作製した。7月の市制100周年を踏まえ、「未来に伝えたい沼津の魅力」をテーマに市内外から写真を募集し、表紙や各月のページを飾っている。 A4判で8万3100部製作した。自治会を通じて各戸配布する他、15日から市役所広報課や各地区センター、市民窓口事務所で無料配布する。 写真は98人から325点の応募があった。狩野川河川敷に掲げられたこいのぼりと夜景(5月)や、大瀬崎の海中(9月)など、季節感あふれる作品が選ばれた。カレンダーには市主催のイベントや各種講座、教室の紹介なども掲載した。
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沼信高島町支店と職員2人に感謝状 詐欺防止で沼津署
特殊詐欺被害を未然に防いだとして沼津署はこのほど、沼津信用金庫高島町支店(沼津市)と同店の杉山匠副支店長(47)、職員の勝又奈美さん(53)に署長感謝状を贈った。 2人は2月17日、80代男性が「息子から『税金を払わないと捕まる。お金を用意して』と電話があった」などと話し、現金80万円を引き出そうとしたため、詐欺を疑い通報した。 杉山副支店長は「これからも防ぎたい」と話し、勝又さんは「高額な現金を一度に下ろす時は、使い道を細かく聞くことが大切と感じた」と振り返った。
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「孫に会いたい」一心 リハビリ重ね見守り隊に 沼津の79歳男性
「孫に会いたい」。外出もままならなかった状況からリハビリを重ね、児童の下校時の見守り隊に参加している高齢男性がいる。沼津市の岡敬三さん(79)。毎月5回を目標に始めて4月で1年。笑顔を取り戻し、利用するグループホームの仲間と愛孫の帰り道に向かう。 10日午後2時半過ぎの同市高島本町。下校する開北小の児童らが続々と横断歩道を渡ってくる。友達に交じった孫の1年生の知幸君が駆け寄り「じいじ、ただいま」。数分の会話の後、岡さんは「気をつけて帰れよ」と送り出した。「楽しいよ。かわいい」。目を細め、知幸君の後ろ姿をいつまでも見届けた。 やりたいことはない―。部屋にこもりがちだった岡さん。何か生きが
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沼津にコストコ再販店「イーコスト」 17日オープン
沼津市に17日、米国系会員制大型スーパー「コストコ」の再販店「イーコスト」がオープンする。静岡県内では御殿場店に続き2店舗目。正規店より割高だが、年会費なしでコストコの人気商品が購入できる。 コストコから仕入れたサンドイッチやチキン、トイレットペーパーなどの食品や生活用品の一部を扱う。顧客が試しやすいよう商品によっては小分けで販売する。 オーナーの守脇博幸さん(53)=富士宮市出身=によると、コストコのない県東部は需要が高いと判断した。1月末に御殿場市内にオープンした県内初の再販店が軌道に乗ったため、2店舗目に踏み切った。物流の利便性と集客の観点から、国道1号バイパスの至近で、同市の大型商
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殺人容疑再逮捕へ 沼津女性遺棄で逮捕の男 磐田署
知人女性の遺体を沼津市内の自宅に遺棄したとして、死体遺棄の疑いで逮捕された会社員の男(31)=同市真砂町=が、切断された状態で発見された会社員女性(33)=磐田市岩井=を殺害した疑いが強まったとして、磐田署は近く、殺人容疑で容疑者を再逮捕する方針を固めた。関係者への取材で分かった。 関係者によると、容疑者は2月21日、静岡市内で女性を殺害した疑いが持たれている。女性は頭部をハンマーで殴られた後、携帯電話の充電コードで首を絞められた可能性が高いという。 磐田署によると司法解剖の結果、女性の死因は頭部打撲による外傷性くも膜下出血と頸部(けいぶ)圧迫による窒息死だった。 関係者によると、容疑
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記者コラム「清流」 100年の節目、香陵に思い
沼津市の新体育館の愛称は「香陵アリーナ」と決まった。香陵は現地の通称で、地元の伝統校沼津東高(旧制沼津中)の校舎があったことから、市民に親しまれているという。歴史と文化に富んだ往時の息吹を感じさせ、まさにふさわしい。無機質な名称を排した判断も良かった。末永く愛されると期待したい。 今年7月、沼津市は市制100周年を迎える。大きな節目を市民だけでなく、政財界も多彩な催しを企画して祝おうとの雰囲気だ。まちに少しでも活気が戻るきっかけにしてほしい。地元紙として紙面を通じて盛り上げることも約束したい。 後世、香陵アリーナが古里の100歳の年に生まれたことが継がれるよう「香陵アリーナ2023」とし
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奨学生の私立高卒業報告 静岡新聞放送財団「大学でも頑張りたい」
静岡新聞社・静岡放送が設立した「静岡新聞放送奨学財団」は13日、県東部の私立高校を卒業した奨学生を対象に卒業報告会を沼津市のサンフロントで開いた。財団初の卒業生が高校生活の思い出やこれからの抱負を語った。 報告会には奨学生3人が出席。卒業報告とともに「高校生活の幅が広がった」「やりたかったことに打ち込めた」と振り返り、「努力を忘れず大学でも頑張りたい」「教員になって東部を盛り上げたい」などと将来への抱負を述べた。 財団は卒業記念品として名前入りのペンケースを奨学生に贈った。財団の大石剛代表理事は「夢や目標を目指しながら、『静岡を盛り上げるために貢献する』という思いを持ち続けてほしい」と話
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イルカと触れ合い楽しむ 三津シーパラダイス 体験型イベント展開-沼津
沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスで12日、さまざまな体験型イベントを展開する「みとしーフェスタ2023」が開かれた。親子連れらが海の生き物たちに親しんだ。 新型コロナウイルスの影響で開催は4年ぶり。イルカやアシカへの給餌や魚の透明骨格標本づくり、ちりめんじゃこの中から稚魚やカニ類を探す体験など、10以上の特別イベントが展開された。来場者はクイズラリーに挑戦したり間近で生き物を観察したりして学びを深めながら楽しんでいた。
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避難所運営学ぶ 沼津・大岡の女性ら
沼津市の大岡コミュニティ推進委員会女性部は12日、災害時に設ける避難所の運営訓練を同市の大岡地区センターで開いた。25人が女性の視点による避難所の在り方や、運営手順などを学んだ。 他市町の取り組みを確認してきた自治会役員らが参加者にアドバイスした。避難所でプライベートを確保するために設置するテントや簡易トイレの使い方を共有したほか、避難所運営ゲーム(HUG)をもとに、避難者に関する情報の一元化や関係資機材の避難所での設置場所を見極めた。 今回の訓練を企画し、地元で防災に対する意識向上を図る森岡浩子さん=同市=は「避難所で自分に何ができるのか、考えるきっかけにしてほしい」と呼びかけた。
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営農指導の成果発表 沼津・JAふじ伊豆 池谷さん(なんすん地区)最優秀
JAふじ伊豆(沼津市)はこのほど、営農アドバイザーの報告会を同市のプラサヴェルデで開いた。審査形式で、最優秀賞にはなんすん地区の池谷奈桜子さんが選ばれた。 統合前の旧JA単位となる8地区の代表が技術指導の取り組みと成果をキウイやナス、シキミなどの品目別に発表した。池谷さんは新ブランド米「するがの極」で環境循環型農業を目指し、堆肥の比較試験に挑んだ。秋に開かれる県研修会の代表に決まり、「これまでの活動成果をしっかり発表したい」と抱負を話した。 優秀賞には宮島快さん(三島函南地区)と田中達也さん(伊豆の国地区)が選ばれた。 報告会は生産者の所得向上や産地維持につながる取り組みを管内で共有す
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万引の疑いで男2人逮捕 沼津署
沼津署は13日、窃盗の疑いで、いずれもベトナム国籍、沼津市口野、水産加工作業員の20歳の男と、21歳の男の両容疑者を逮捕した。2人の逮捕容疑は12日午後1時ごろ、清水町の大型スポーツ用品店で衣料品を盗んだ疑い。20歳の男は9点(4万2千円相当)、21歳の男は3点(3万円相当)の衣料品を盗んだとみられる。同署は共犯性などを調べている。
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深蒸し菊川茶GI認定へ ブランド確立、PR強化【解説・主張しずおか】
菊川市を代表する特産品の深蒸し菊川茶が農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に3月中に登録される見込みになった。市茶業協会が登録申請してから間もなく3年。GI登録を追い風にしてブランドを確立し、消費拡大につながるよう茶業関係者が一丸となってPRに努めてほしい。 GIはその地域ならではの環境で長年育まれてきた特産品の名称を、地域の知的財産として国が保護する制度。生産地や生産方法などの基準を満たせばGIマークを使用して販売でき、不正使用された場合は国が取り締まる。1月末時点で全国で121産品が登録されている。 深蒸し菊川茶は水色が濃厚な黄緑色で、渋みが少なくまろやかな味わいが特徴。同協会によ
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作家芹沢光治良の功績しのぶ 没後30年、命日前に墓参 沼津
沼津市出身の作家芹沢光治良(1896~1993年)の愛好家でつくる「沼津芹沢光治良文学愛好会」は11日、没後30年となる23日の命日を前に、同市中瀬町の市営墓地で「光治良忌」を営んだ。墓地にある芹沢の墓前で、遺族やファンらが功績をしのんだ。 会員ら約20人が、白いカーネーションを墓前にささげた。参列した芹沢の孫で米国在住の岡寿里さんは「30年は早かったという思い。次の世代の方にも祖父の作品が読み継がれていってほしい」と思いを語った。 愛好会の不破久温代表は「今年は市制100周年でもあり、沼津ゆかりの作家として紹介される機会が増える。多くの市民に作品を知ってほしい」と話した。
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Bリーグ 静岡3連敗、3位後退
バスケットボールの男子Bリーグ3部(B3)は11日、沼津市総合体育館などで行われ、2位静岡は83-91で3位埼玉に敗れて3連敗。通算35勝8敗の3位に後退した。=関連記事21面へ 静岡は終始リードしながら逆転負けを喫した。岡田雄三のドライブから流れをつかみ、守備も機能して前半は41-36。第3クオーター(Q)終盤にはリードを9点に広げた。だが、第4Q出だしに連続9失点。吉田健太郎の3点シュートなどで食らい付き、残り53秒で82-82と追い付いたが、直後に3点シュートで勝ち越された。 静岡は12日も、同会場で埼玉と再戦する。 ▽3部 埼玉 35勝8敗 91(15―17 21―24
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少子高齢、過疎化…高校生が課題と解決策発表 伊豆「サミット」
静岡大未来社会デザイン機構は11日、「伊豆半島探究学習サミット」を伊豆市の修善寺生きいきプラザで開いた。県東部9校の高校生70人12チームが、本年度の「総合的な探究の時間」で自治体や地元の関係団体から聞いた地域課題と解決策を、他校の生徒や同大教員の前で発表した。 サミットは初開催。生徒は伊豆半島の市町で深刻な課題の「少子高齢化」「過疎化」「資源の持続可能性」などに着目し、発表した。沼津市立高は「同市に人を呼び込み活性化させる方法」をテーマに、同市に住むUターン、Iターン経験者に職業インタビューを行って冊子にまとめた。御殿場西高は農家の後継者不足を知ってもらうため、共同で農業の魅力をSNS
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B3静岡熱戦 2000人拍手 沼津・香陵アリーナ こけら落とし
1日開館した沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)で11日、開館記念のこけら落としイベントとして、バスケットボールB3ベルテックス静岡とさいたまブロンコスの公式戦が開かれた。静岡はさいたまに惜敗したが、リーグ2、3位の両チームが終盤まで白熱した試合を展開。ほぼ満員の約2千人の市民やファンは、間近で見る熱のこもった選手のプレーに盛んに拍手を送った。 同公式戦は県東部最大の最大2千人収容のスポーツアリーナで開かれる初の大型イベントで、市民200人が無料招待された。12日も同カードで試合を行う。 試合前には、U14男女の沼津選抜チームによるエキシビションゲームが開かれたほか、ハーフタイムには飛龍
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3周年祝いワイン会 清水町の複合店舗
ツタヤなどのフランチャイズ店を展開するゴトー(沼津市)は11日、商業施設サントムーン柿田川(清水町)に出店した本、カフェ、ワインを楽しめる複合型店舗の3周年を記念したワイン会を開いた。客や関係者約30人が訪れ、ワインの味や香りを楽しみながら節目を祝った。 3周年を迎えたのは同社が運営する書店「TSUTAYA BOOKSTORE」、酒類販売「ヴィノスやまざき」(静岡市葵区)とカフェベーカリー「リトルマーメイド」の複合型店舗。ワイン会の参加者は、ヴィノスやまざきの買い付け担当者らによるワイナリーの紹介を聞きながら、パンやチーズと、地元産を含む8種のワインを味わった。 ゴトーの後藤久徳社長は「
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シニアの就職、人間力重要 沼津でパネル展
シニア世代と企業のマッチングを手がける「しずおかジョブステーション東部」はこのほど、シニアの就職に役立つ情報をまとめたパネル展を沼津市大手町の沼津産業ビル1階「ギャラリーぷらざ」で開いている。長年の経験で培ったヒューマンスキルは異業種でも役立つと発信している。 労働市場の変化によりシニアの就労意欲は高まる一方、過去に培った技術を生かせる業種に固執してしまい、仕事が見つからないケースが多いという。パネル展では、責任感や挫折克服などの経験が大きな強みとなり、異業種でも生かすことができると強調。担当者は「持っているヒューマンスキルの重要性に気づき、自信を持って仕事を選んでほしい」と話す。 面接
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沼津・片岡屋が創立記念式 売上高回復 決意
建設関連商社の片岡屋は11日、創立86周年記念式を沼津市柳町の本社で開いた。秋元利之社長は2022年12月期決算が増収増益だったと報告した。25年12月期の売上高100億円回復を目標に掲げた。 秋元社長は営業利益率3%も目指すとし、「一人一人の任務と意義を再確認しながら行動することが会社全体の目標達成につながる」と呼びかけた。永年勤続者を表彰した。 入社式も実施した。多くの社員が集う創立記念式と合わせて行い、組織人としての自覚を高めてもらう狙い。今春入社する嘉茂みなみさん(富士市出身)らが紹介された。 新型コロナ対策を継続し、県内外の事業所にオンライン配信した。
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沼津で23日にシニア向け就職相談会
しずおかジョブステーション東部は23日午前10時から午後4時まで、シニア向けのミニ就職相談会を沼津市大手町の「ギャラリーぷらざ」で開く。履歴書の書き方や面接の心構えをアドバイスし、希望に応じて働き先の情報を提供する。 おおむね50歳以上が対象。参加無料。予約不要。問い合わせは、しずおかジョブステーション東部<電055(951)8229>へ。
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観光先でふるさと納税 沼津港に自販機 返礼品は食事券
沼津市は10日、沼津港の商業施設「沼津みなと新鮮館」(同市千本港町)に市内初のふるさと納税自動販売機を設置した。返礼品は港周辺の飲食店など11店舗で利用できる食事券などで、すぐに利用が可能。市は観光客の利用を想定し、「沼津港の魅力ある店舗を利用するきっかけに」と期待する。 自販機は、住所を入力すると5千円、または1万円の寄付ができ、1500円か3千円の引換券が発行される。寄付の受け付けはクレジットカードのみで、税控除の書類は後日、市から郵送される。自販機横には利用できる店の地図も置いた。 市は2022年度のふるさと納税寄付額が21億円を超える見込み。さらなる寄付獲得のため、市内有数の観
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J3沼津選手 パラ自転車体験 静岡県が動画公開 認知度向上へ
静岡県東部地域局は8日、サッカーJ3アスルクラロ沼津の選手が障害者の自転車競技「パラサイクリング」を体験する動画を投稿サイト「ユーチューブ」で公開した。東京パラリンピックの県内開催をきっかけに競技の認知度を高める狙い。担当者は「伊豆東部地域で練習している選手を温かく見守ってもらえるようになれば」と期待する。 動画は約9分半。菅井拓也、徳永晃太郎、大迫暁の3選手が、まひなどの障害のある選手が乗る三輪自転車と、視覚障害の選手が乗るタンデム自転車の乗車を体験した。発進やカーブ走行が思い通りにできず困惑する場面もあり、競技の難しさを伝えている。 ユーチューブの富士山・伊豆サイクリングチャンネルに
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⚽J3沼津 念願のナイター 照明改修で7、8月に
サッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津は7、8月にホームゲームとして初のナイターを行う。両月5試合の開始時間を午後5時と同6時とすると10日、発表した。昨年、本拠地の県営愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)の照明改修が完了し、夏の暑さを考慮して念願のナイターが実現する。 7月は1、16の両日が午後5時、30、8月13、27の各日は同6時の開始とした。昨年までは、夏場でも同4時だった。 Jリーグライセンス維持のため改修し、ナイター開催が可能になった。改修費はクラウドファンディングと市の企業版ふるさと納税、同市の一般財源を充てた。
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中央調理製菓専門学校静岡校で卒業式
鈴木学園中央調理製菓専門学校静岡校(静岡市葵区)は10日、卒業式を同市駿河区で開いた。ホテルやレストランなどに就職する卒業生169人が“食のプロ”として一歩を踏み出した。 上級調理経営学、製菓衛生師、調理師の3科の代表者が鈴木康之校長から卒業証書を受け取った。鈴木校長は「授業や実習で培った力を大きな糧にしてほしい」と激励した。 卒業生を代表して製菓衛生師科2年の竹内萌杏子さん(19)=沼津市=が「仲間と過ごした時間は一生の宝物。卒業後も互いに高め合い、お客さまに喜んでもらえる人材になる」と決意を述べた。
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磐田支社を来月開設 三幸コーポレーション
総合人材サービスの三幸コーポレーション(沼津市、斎藤哲一社長)は4月1日、磐田市二之宮に磐田支社を開設する。同社の営業拠点としては9カ所目になる。 大手メーカーなどからの需要を見込み、進出を決めた。製造業を主なターゲットとし、人手不足の産業への人材供給を図る。支社は3階建てのオフィスビルを買い取り、明るい雰囲気に改装した。面談、研修ルームや会議室などを備える。 10日に開所式を開き、斎藤社長ら関係者約20人が神事などを行った。式に合わせ、同社が社会貢献の一環で2001年から毎年続けている寄付に対し、日本赤十字社から感謝状が贈られた。
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地域探究の成果 発表 戸田小中一貫校9年生
沼津市立戸田小中一貫校の9年生はこのほど、1年かけて探求した「持続可能な戸田のあり方」の成果を地元住民や7、8年生に同校で披露した。沼津法人会戸田支所が地元の魅力の再発見を目的に企画し、生徒らは地元食材の試食体験も行った。 生徒らは海のゴミ問題や災害時の生活など課題を見つけ、プラスチックごみを減らすためのマイバッグ促進、災害時に電気の供給が止まった場合に備えた電気自動車の利用など解決策を発表した。試食体験ではタカアシガニや深海魚「トロボッチ」を使ったから揚げに舌鼓を打った。
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従業員の帰宅困難防げ 静岡県東部地域局 地震の備えチラシに
静岡県東部地域局はこのほど、大規模地震への備えをまとめた事業所向けのチラシを作成した。県東部が会場になった東京五輪・パラリンピック前から取り組む帰宅困難者対策の一環。従業員を帰宅困難者にしないための対策を示した。 A4判。地震発生時、一斉に人が移動して混乱が生じる事態を避けるため、「むやみに移動しないで」と強調。従業員が事業所にとどまれるような計画策定や食料備蓄を呼びかけている。各市町が防災情報を発信するホームページやSNSにつながるQRコードを印字した。 同局は五輪・パラで観客を迎える想定で帰宅困難者対策を始め、大会後は観光客を念頭に置いた対策を市町と進めている。地域で働く人を帰宅困難
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ハナミノカサゴ 特別水槽を公開 三津シーパラダイス
沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスは14日まで、ホワイトデーにちなみ、ハナミノカサゴの特別水槽を公開している。 「サンキューマーブルホワイトデー」と書かれた水槽に、体長約30センチの1匹を展示している。ハナミノカサゴの体やヒレには白や茶色の模様があり、ホワイトデーの贈り物のクッキーやキャンディーに似たマーブル模様に見えることから展示を決めたという。駿河湾などに生息し、ヒレのトゲには毒がある。
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育休中のリスキリング どう考える?①【賛否万論】
岸田文雄首相が国会で、育児休業中の人などのリスキリング(学び直し)を支援する考えを示し、賛否両論が巻き起こりました。育児の実態や産後女性の心身のつらさを軽視しているという批判がSNSにあふれる一方、復職後を見据えて学び直しを希望する人たちもいます。育休中のリスキリング、あなたはどう考えますか。 「睡眠時間すらない」 批判噴出 「上司に妊娠の報告をしたら『おめでとう』ではなく、『育休中に勉強しておいてね』と言われた。育児の大変さを知った今思い出すと、腹立たしい気持ちになる」 静岡市内の親子イベントに参加していた同市の20代女性はそう切り出し、育休中の生活を語ってくれた。
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高齢者見守り 2人に感謝状 沼津署
沼津署はこのほど、「高齢者見守り隊」として高齢者の交通事故を未然に防いだ2人に感謝状を贈った。 感謝状を受け取ったのは、エス・ティーサービス静岡営業所のトラック運転手山下雅也さん(49)=静岡市清水区=とアウンズ・ヤナギハラ沼津支社西部店の新聞配達員佐野良彦さん(60)=沼津市=。山下さんは昨年10月9日に同市松長付近で、佐野さんは同11月15日に同市原付近で高齢女性を発見し、保護した。 同署で行われた贈呈式には、佐野さんのほか、山下さんの代理で山内宏明営業所長が出席した。
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サッカーJ3沼津 12日に富山戦 ホーム開幕へ闘志
サッカーJ3アスルクラロ沼津は第2節の12日、愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)でのホーム開幕戦でカターレ富山と対戦する。前節の中山雅史新監督の初陣は、カマタマーレ讃岐に0-1で敗れた。地元での今季初勝利に向け、中山監督は「どれだけ一本に集中できるか。結果を求めていきたい」と闘志を燃やす。 前節、敵地で迎えた今季開幕戦はスタメンに新戦力4人を起用。自陣からパスをつなぎ、相手を2本上回る10本のシュートを放った。新加入のFW津久井匠海選手は「アシストや攻撃のチャンスを作ることができた」と振り返る一方、「最後に決めきるところが課題」と認識する。 9日の裾野市での練習では、ゲーム形式でゴール
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落語家朝橘さん 地元沼津で寄席 19日、市立図書館
沼津市出身の落語家三遊亭朝橘さんの「春の寄席」(三遊亭朝橘ぬまづ後援会主催)が19日午後2時から、同市三枚橋町の市立図書館で開かれる。 朝橘さんは2004に6代目三遊亭円橘さんに入門、17年に真打ちに昇進した。寄席は朝橘さんが落語3席を披露する予定。 入場料は一般1800円、小中学生千円。事前予約が必要。申し込み、問い合わせは同後援会<電055(964)5105>へ。
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学生75人 決意の船出 三島の専門学校
鈴木学園中央歯科衛生士調理製菓専門学校(三島市)は9日、卒業式を沼津市内のホテルで行った。卒業生が歯科衛生士、調理師、製菓衛生師などそれぞれの道へ一歩踏み出した。 卒業したのは歯科衛生学科3年生30人と調理製菓総合学科2年生45人の計75人。卒業証書を授与した鈴木啓之校長は「自らの職業に誇りを持って進んでほしい」と激励した。 代表して調理製菓総合学科の浦山日和さん(20)が「レストラン研修などを通じ、今後の人生に役立つことを学んだ」と学生生活を振り返った。歯科衛生学科の芹沢沙耶さん(21)は「患者から信頼される歯科衛生士になりたい」と決意を述べた。
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ゲーミングPC ZOA販売強化 自社ブランド機種拡充 部品交換提案も
ZOAは、コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」に対応した高機能の「ゲーミングパソコン(PC)」の販売を強化している。オリジナルブランドを立ち上げ、ゲームソフトごとに必要な性能が異なるため、機種の拡充を加速している。 eスポーツ人気の高まりを受け、2020年12月に自社ブランド「イージス」の商品展開を開始。他社製品に比べて装飾や部品交換がしやすく、要望に応じて代替部品を提供できる専門店の強みを生かせると判断した。ゲーム好きの社員が、通常のPCより難しいとされる設定やインストールを含めた提案ができるのも利点という。 ゲーミングPCは、ゲームソフトによって求められる情報処理能力や画像
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静岡市清水区の男性ら 高齢女性を保護 沼津署が感謝状
沼津署はこのほど、「高齢者見守り隊」として高齢者の交通事故を未然に防いだ2人に感謝状を贈った。 感謝状を受け取ったのは、エス・ティーサービス静岡営業所のトラック運転手山下雅也さん(49)=静岡市清水区=とアウンズ・ヤナギハラ沼津支社西部店の新聞配達員佐野良彦さん(60)=沼津市=。山下さんは昨年10月9日に同市松長付近で、佐野さんは同11月15日に同市原付近で高齢女性を発見し、保護した。 同署で行われた贈呈式には、佐野さんのほか、山下さんの代理で山内宏明営業所長が出席した。
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優秀安全運転に20事業所 静岡で県警など表彰式
静岡県警と自動車安全運転センター県事務所は8日、同センターが発行している運転記録証明書を有効活用し、従業員の交通事故防止と安全意識の向上に努めている優秀安全運転事業所の表彰式を静岡市葵区で開いた。 表彰は金賞9事業所、銀賞6事業所、銅賞5事業所。このうち金と銀を受賞した事業所の代表者が静岡中央署で、県警の高橋敏文交通部長と同事務所の森田幸光所長から表彰状や盾を受け取った。 高橋部長は「今後も事故防止活動に尽力を」と期待し、森田所長は「従業員に根付いた安全意識が地域にも広がってほしい」と願った。 金賞、銀賞を受賞した事業所は次の通り。 【金賞】富士宮牛乳運輸本社営業所(富士市)ワイ・エ
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桜咲く香貫山ウオーキング 沼津 参加者募集
ぬまづ観光ボランティアガイドは26日、「春の香貫山ウオーク」を沼津市内で開く。 市民文化センターをスタートして、香陵台、新桜台などを巡り、標高193メートルの山頂を目指す約5キロのコース。ガイド会員と桜を見ながら3時間かけて登山する。展望台では富士山や駿河湾の地形の成り立ちについて説明する。 参加希望者は午前9時までに同センターに集合。参加無料で、雨天中止。
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136号交差点 静岡県が整備へ 三島市議会 一般質問
三島市の豊岡武士市長は9日の市議会2月定例会の一般質問で、同市と沼津市を結ぶ都市計画道路「西間門新谷線」の整備に関し、国道136号交差点部分が県事業で実施すると決まり「市の支出が大幅に縮減し、事業の促進が図られる」と述べた。大石一太郎氏(改革みしま)への答弁。 昨年12月27日付で、県と覚書を締結した。西間門新谷線は国道1号と平行に走る東西路線で、完成により周辺道路の混雑緩和や産業の活性化が期待される。2027年度末の整備完了を目指していて、市長は「県と連携し、早期完成を目指す」と述べた。 河野月江(日本共産党)、中村仁(緑水会)の両氏も登壇した。
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漫画「孤独のグルメ」作者 久住昌之さん 沼津でトークショー 11日からチケット販売
沼津市振興公社などは5月27日午後2時から、漫画「孤独のグルメ」の原作者久住昌之さんのトークショー「久住昌之のふらっとグルメ沼津」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市民文化センターで開く。 ドラマ化された人気漫画で、久住さんがドラマ「孤独のグルメ シーズン10」のエピソード、沼津で訪れた店などを語る。 全席指定で千円。3月11日から同センターやプレイガイドで販売する。問い合わせは同センター<電055(932)6111>へ。
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静岡県立がんセンター 山口総長3月末退任、名誉総長へ
静岡県立静岡がんセンター(長泉町)総長の山口建氏(73)が3月末で総長を退くことが、8日までの関係者への取材で分かった。2002年のセンター開設時に初代総長として就任以来、20年以上にわたって同センターの運営をけん引し、国内屈指のがん医療機関に発展させた。今春を区切りに、後進に道を譲る判断をしたとみられる。 静岡がんセンターは病院、疾病管理センター、研究所など複数の組織で構成し、山口氏は設立構想段階から携わった。総長として各組織を統括し、がん患者診察数は国内トップクラスにある。 後任は同センターの内部登用とみられ、病院長の上坂克彦氏の就任が有力視されている。山口氏は4月以降も名誉総長とし
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海上ホテル客船「スカンジナビア」 沼津で回顧展
沼津市西浦で海上ホテルとして利用されていた豪華客船「スカンジナビア」(旧名ステラポラリス)の回顧展が24日まで、同市我入道の市芹沢光治良記念館で開かれている。営業終了後の2006年、和歌山県沖でえい航中に沈没したスカンジナビア号の写真や史料を集めた。 海のステージ・スカンジナビア資料館(同市西浦木負)が企画した。湾内に停泊する純白の優美な姿をとらえた写真やステラポラリス時代の航海日誌、開業当時のポスターなど船の一生を振り返る備品や関係史料が並ぶ。前島希久也館長(81)は「多くの人に親しまれたスカンジナビアを若い世代に受け継いでいきたい」と話した。 スカンジナビア号は1970年から西浦湾に
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「命より大切な仕事ない」 母校の加藤学園暁秀高 高橋まつりさん母講演
広告大手電通の新入社員で長時間労働などに苦しみ2015年12月に自殺した高橋まつりさん=裾野市出身、当時(24)=の母幸美さん(60)=長泉町=が8日、まつりさんの母校の加藤学園暁秀高(沼津市)で講演した。幸美さんは、まつりさんが精神的に追い詰められた経過を紹介し、「命より大切な仕事はない」と、過労死の防止や命の大切さを訴えた。 幸美さんが別室からオンラインで語り、1年生約140人が教室で受講した。幸美さんは、まつりさんが長時間労働が続き、「生きる意味が分からない」などと苦しむ様子を吐露したSNSの投稿を読み上げた。好奇心旺盛で活発だったまつりさんの性格にも触れ、「強い娘でも追い込まれた。
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ふるさと納税寄付額 2年で4倍 沼津市好調、返礼品開発が奏功
沼津市のふるさと納税寄付額が急伸している。2年連続で前年度の約2倍となり、2022年度は初の20億円超えが見込まれ、過去最高を更新する勢い。市が委託する中間事業者と連携して新規返礼品の開発に取り組んでいるのが奏功し、新型コロナウイルス禍で売り上げ減に悩む事業者の新たな“収入源”となっている。 ミカンの産地として知られる同市西浦地区。観光ミカン狩り園「木負観光みかん園」を営む相磯宣子さん(72)が、市のふるさと納税中間事業者「パンクチュアル」(本社・高知県須崎市)沼津営業所の須永野乃さん(22)を伴い、ミカン畑を訪れた。「これ、食べてみて」と差し出したのは甘夏。本数
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静岡県内の製造現場 女性就労に課題 正社員化進める企業も 男女平等指数経済分野・全国ワースト1位
8日の国際女性デーに合わせ、「地域からジェンダー平等研究会」が公表した都道府県版ジェンダー・ギャップ指数で、静岡県は経済分野の指数が47都道府県中最低となった。「中小の製造業が多く、女性の就労が不利な環境がある」(三浦まり上智大教授)との背景が指摘され、環境改善に向けた取り組みが求められる。 県東部の精密機器製造工場に勤める沼津市の女性(50)は今月、新型コロナウイルス流行以降2度目となる派遣切りに遭った。派遣社員として工場で20年以上働くが、手取りは残業を頑張っても月15万円止まり。「受注減で手取りが減ることはあっても、増えはしない」。シングルマザーで安定を望むが、「正社員の声がかかるの
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全日本フェンシング 沼津で9月開催 協会長「会場 良い環境」
9月に開かれる全日本フェンシング選手権の会場がこのほど、沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)に決まり、日本フェンシング協会の千田健一会長が7日、会場を視察した。千田会長は「良い環境で、素晴らしい施設」と期待した。 国内のトップ選手が出場する全日本フェンシング選手権は市制100周年記念として市などが誘致し、9月15~18日に開かれる。協会と市は2019年、包括連携協定を結び、競技の普及などを推進している。 視察に先立ち、市役所で頼重秀一市長と意見交換した。昨年11月に就任した千田会長は「沼津は(指導者として)1991年の高校総体で優勝を果たした思い出の場所」と感慨深げに語り、「大会の成功に
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サンフロント21懇話会 合同会議 新産業創出を支援
静岡県東部・伊豆地域の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」(代表幹事・清野真司静岡中央銀行社長)は7日、幹事・運営委員と地元選出の県議、市町長らによる合同会議を沼津市のサンフロントで開いた。地域の持続的発展へ新産業創出の支援など四つの基本方針を掲げた活動方針を了承した。今後の総会で正式決定する。 新産業創出はファルマバレープロジェクトと新素材「セルロースナノファイバー」(CNF)、第1次産業を柱にした。超高齢社会の“理想郷”具現化、CNFの実用化、沼津市の先端研究拠点のイノベーション支援を進めるとした。 このほかの基本方針は、動物と人
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軽傷ひき逃げの疑い 大仁署、男を逮捕
大仁署は7日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ・事故不申告)の疑いで、清水町生まれ、住所不定、自称自営業の男(35)を逮捕した。逮捕容疑は1月12日午後6時ごろ、伊豆の国市四日町の市道で乗用車を運転中、三島市の男性教諭(59)と沼津市の大学生の女性(22)の乗用車に衝突してそれぞれに軽傷を負わせ、そのまま逃げた疑い。同署によると、容疑者は現場に車を放置し逃げたという。
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沼津「防災かるた」制作 「かんがえる さいがいのない 今のうち」 MV東海、地元PRも
マックスバリュ(MV)東海が、サッカーJ3アスルクラロ沼津と一般社団法人スマートサプライビジョンの協力を得て、防災知識の啓発と沼津のPRを兼ねた「防災かるた」を制作した。 J3沼津と同法人が9月、地元向けに行った防災イベントに、同社が防災かるたづくりブースを出展したことがきっかけ。参加した子どもたちや選手、スタッフらが作った「かんがえる さいがいのない 今のうち」「いざに備えて確認しよう緊急避難場所」などの標語を、沼津市内9店舗のMV従業員がかるたにまとめた。かるたの札には、標語と沼津の地域資源を集めた「ぬまづの宝百選」の写真を載せた。 6日、関係者らが市役所を訪れ頼重秀一市長に完成を報
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土肥戸田衛生センター解体 沼津市2.4億円負担
沼津市は7日、昨年12月末に稼働を停止した土肥戸田衛生センター(伊豆市小土肥)について、同市が負担する解体費が約2億4900万円に上るとの見通しを市議会民生病院委員会で明らかにした。 解体工事は2023年度に焼却灰の撤去などから着手し、26年度までの計画。伊豆市負担分と合わせた解体費の総額は、焼却灰の撤去や汚染水処理費の増加で当初より4200万円増え、約5億9400万円となった。沼津市は焼却灰のリサイクル費用として1900万円も負担する。 センターは沼津、伊豆両市が一部事務組合を組織し、旧戸田村域と旧土肥町域のごみ処理を担ってきた。伊豆市が伊豆の国市と新たなごみ処理施設を建設したため、稼
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海岸漂着物で制作 打楽器を静岡で展示 富士宮の白砂さん
富士宮市の現代美術家で演奏家、白砂勝敏さん(49)が海岸漂着物で制作した打楽器の個展「再生のムジカ 漂流する音」が21日まで、静岡市葵区の東静岡アート&スポーツ/ヒロバで開かれている。 白砂さんは、沼津市内の海岸に漂着したブイや大型のパイプなどのプラスチックごみ、使われなくなった工具や機械部品を組み合わせて打楽器を制作した。美しい音階で共鳴する作品もあり、来場者はたたいてリズムを楽しめる。 白砂さんは「漂流物を街中に持ってくると、より意味合いが深くなった。世界は海でつながっている。豊かな海を大切にしたい」と話す。 11、21日午後2時から、白砂さんと和太鼓奏者がライブを、12、18、1
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不適切保育3件認定 沼津市、施設に改善指導
沼津市内の小規模保育施設で発覚した不適切保育について、市は7日、施設への特別指導監査結果を公表した。園児の顔に落書きするなどの3件の不適切行為を認定し、保育に関するマニュアルの見直しなど3点の改善指導と1点の助言指導を実施した。 認定した不適切行為は、保育士が園児に求められるまま顔や手に絵を描いた▽施設長(当時)が喜んでいると認識して園児の顔や手に絵を描き、施設長と保育士が遊びの延長で顔を引っ張った▽調理員が部屋に戻らない園児をお面で脅かした―の3件。それぞれ別の園児に対する行為で、いずれもスマートフォンで撮影し、SNSで共有していた。 再発防止に向けて、各種マニュアルの見直し▽職員研修
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暴力団総長、組合を長年支配 静岡県東部祭りで不正出店疑い 露店ごと場所代徴収
静岡県東部各地の祭り会場での露店の出店権を暴力団組員らが不正に得ていたとされる詐欺事件で、静岡県警に詐欺の疑いで新たに逮捕された富士市今泉、暴力団桜井総家総長、無職の男(59)が、長年にわたって「県東部イベント商業協同組合」の実権を握っていたとみられることが6日、関係者への取材で分かった。 各祭りの主催者側との窓口役を担う同組合を介し、露店の「売り子」らに1店舗当たり数万円の「ショバ代(場所代)」も納めさせていたという。裾野、御殿場、沼津、三島、富士宮各署と県警捜査4課は容疑者が出店場所などの決定権を持っていたとみて捜査している。 桜井総家は、2005年に消滅した沼津市を本拠とする指定暴
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オール沼津産ジン完成 大中寺いもの“幻の焼酎”使用 11日発売、生産者と蒸留所コラボ
クラフトジン製造の沼津蒸留所(沼津市)は11日、同市原産の伝統野菜、大中寺いもの焼酎を使ったジン「Muso(むそう)」を数量限定で発売する。原料や製造所など「オール沼津産のジン」としてPRし、大中寺いもの知名度向上を目指す。 大中寺いもは明治時代、沼津御用邸に滞在中の皇族が大中寺(同市)に立ち寄った際にも振る舞われた里芋。この里芋を原料とする焼酎「夢窓(むそう)」は生産者でつくる「大中寺いもの会」が製造したが、一般流通に乗らない“幻の焼酎”だった。すっきりした焼酎の特性はジンの原料に適しているため、寺の副住職で会員の下山光順さんが製造を同蒸留所に依頼した。 香りづ
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6選挙区で選挙戦か 静岡県議選・東部地区 説明会に30陣営
静岡県選挙管理委員会は6日、静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)の東部地区立候補予定者説明会を沼津市内で開いた。立候補を予定している県東部・伊豆の30陣営が出席し、これまで無投票とみられていた伊豆市選挙区を含む6選挙区で選挙戦の可能性が濃厚になった。 選挙区も含め立候補を検討している1陣営も参加した。伊東市、熱海市、伊豆の国市、三島市、清水町、裾野市、富士市、富士宮市の8選挙区は無投票の公算が大きくなった。 各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。検討中の1陣営は除く。 下田市・賀茂郡(1)2、伊東市(1)1、熱海市(1)1、伊豆市(1)2、伊豆の国市(1)1、函南
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次期衆院選 静岡県内「必ず立てたい」 れいわ高井幹事長
れいわ新選組の高井崇志幹事長は6日、沼津市内で記者会見し、次期衆院選の県内小選挙区での対応について、「安易な野党共闘はしない。(県内で)候補者を必ず立てたい」と擁立を示唆した。 具体的な選挙区は示さなかったが、「良い候補がいれば立てていきたい」とした。一方で「(他の野党が)我々に譲歩してくれれば、(野党一本化に向けた)交渉に応じる余地はある」とした。統一地方選では、県内で1人の候補を選考中とした。選挙区は明かさなかった。
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いなば食品グループ 3月期売上高 1000億円超見込み
いなばペットフードなどを傘下に持ついなば食品グループの2023年3月期連結決算の売上高が、前年比18・2%増の約1070億円になり、初めて1千億円を超える見込みとなったことが6日までに分かった。関係者が明らかにした。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大で世界的にペット需要が増え、国内外のペットフード販売が好調だったことや、21年10月に沼津市の冷凍食品会社ヤマガタ食品を完全子会社化したため。事業規模を示す総資産額も約639億円(昨年12月末時点)となった。 同社幹部によると「いずれも県内の食料品加工会社では最大」という。
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トレーラーハウス 事務所や店舗に 沼津の建設業者
建設業のビルドイースト(沼津市足高、石沢浩一社長)が、トレーラーハウスを事務所や店舗などとして販売する事業を始めた。同社敷地内に建てたモデル棟のお披露目会をこのほど開いた。低コストで開業でき、起業家らの利用を見込む。 トレーラーハウスでの飲食店に挑戦する干物店「ヤマカ水産」(同市、小松寛社長)が試行的に定食を振る舞った。小松社長は「デザイン性や価格的なメリットを感じた。事業を始める規模にはちょうどいい」と話した。 モデル棟のオーナーを募集し、期間限定で体験してもらう。今後、中古のトレーラーハウスの取り扱いも検討する。石沢社長は「いろんな可能性のある『箱』。やってみたいことを形にする手伝い
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静岡県議選92人出馬見込み 過去最少、少数激戦か
静岡県議選(3月31日告示、4月9日投開票)の告示まで1カ月を切り、各地の立候補予定者の顔ぶれがほぼ固まった。3月6日までに開催された県内3会場の立候補予定者説明会には、34選挙区に現職59人、元職3人、新人30人の計92人の陣営が出席した。これまで最少とされる2015年県議選(定数69)の95人を下回り、全選挙区の半数近くに相当する16選挙区で無投票の公算が大きい。 川勝平太知事と対抗する自民系が議席を積み増すか、知事に近い非自民系勢力が現有議席を維持できるかが最大の焦点になる。 総定数は前回選と同じ68。沼津市が1減り、長泉町・清水町が分区して定数1ずつの単独区となり、選挙区数は1増
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静岡人インタビュー「この人」 沼津の空きビル地下で期間限定ギャラリー開設 古地由莉香さん
沼津市のまちなか居住促進事業の一環で、JR沼津駅近くの空きビルを利活用して居住促進を目指す「for now(フォーナウ)」の運営サポートに携わる。昨秋から運営する丸天ビルの地下に1月末、ギャラリー「スペース戯曲」を設けた。 -フォーナウとは。 「ビルの空き室を借り上げ、低価格で入居希望者に提供することで、トライアル出店や新規事業立ち上げを促進する期間限定のプロジェクト。企画運営する合同会社レイバー(同市)と勝亦丸山建築計画(富士市)が入居者と大家をつなぐ。2021年に実施した第1弾のビルには昨夏、参加者の1人がコーヒー店を正式に開業し、実際に空きビルの活用につながった」 -スペース戯曲
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妻殺害容疑者の鑑定留置を延長 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は6日、沼津市高島町のホテルで妻を刺殺したとして殺人容疑で逮捕、送検された東京都練馬区の無職の男(51)の鑑定留置の延長が認められたと発表した。期限は当初予定の3日から22日まで延長する。 容疑者は昨年10月下旬ごろ、ホテルの一室で同居する妻の無職幸子さん=当時(49)=を刃物で刺し、殺害したとして沼津署に逮捕された。同支部は約3カ月にわたり鑑定留置し、事件当時の精神状態を調べていた。
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新たに暴力団総長逮捕 静岡県東部、露店不正出店事件
静岡県東部の複数の祭り会場での露店の出店権を不正に取得したとして、指定暴力団山口組藤友会組員の2人らが逮捕されている詐欺事件で、裾野、御殿場、沼津、三島、富士宮各署と県警捜査4課は6日、詐欺の疑いで富士市今泉、暴力団桜井総家総長、無職の男(59)を逮捕した。 逮捕容疑は、22年7月30、31両日に開かれた「沼津夏まつり・狩野川花火大会」と、8月15~17日に開催された「三嶋大祭り」において、既に逮捕された暴力団員や「県東部イベント商業協同組合」の代表などと共謀し、暴力団員が実質経営する露店であることを隠し、主催者側に「出店申込書」や「誓約書」などを提出し、不正に出店の権利をだまし取った疑い
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東レ20勝目4位浮上 9戦ぶりストレート勝利 バレーボールVリーグ男子
バレーボールのVリーグは5日、草薙このはなアリーナなどで行われた。V1男子の東レはホーム戦で大分三好をストレートで下して20勝目を挙げ、再び4位に浮上した。東レは第1セット、パダル・クリスティアンがアタックやサーブ、ブロックで得点を重ね、競り合いをものにした。第2セット以降はチームの守備システムが機能し、相手の攻撃力をそいだ。パダルや富田将馬(沼津市立高中等部出)、真子康佑のサーブが効果的で、着実にリードを広げた。 守備修正 9戦ぶりストレート勝利 峯村主将「チームで戦えた」 東レが9試合ぶりのストレート勝ちで、プレーオフ進出を懸けた終盤戦に弾みを付けた。主将の峯村は「コミュニケーショ
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長泉町選挙区、渡辺迅氏出馬へ 静岡県議選、渡辺周氏秘書で実弟
衆院議員渡辺周氏の秘書で実弟の渡辺迅氏(54)=長泉町下土狩=は5日、沼津市内で開かれた会合で、4月の県議選に新設の長泉町選挙区(定数1)から無所属で出馬する意向を表明した。6日、連合静岡の推薦が決まる見込み。 渡辺氏は取材に「やさしさと活力のある長泉を目指す。町の強みである子育て支援策を全県に行き渡らせる施策を実現したい」と述べ、医療田園都市構想やインフラ整備、教育・社会福祉・雇用問題に力を入れるとした。 渡辺氏は沼津市出身、武蔵大卒。周氏の事務所で30年近く議員秘書を務めた。
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津波避難の経路 要支援対応確認 静岡県内12市町、8万人が参加
東日本大震災の発生から12年を迎えるのを前に、県内各地の沿岸部で5日、津波避難訓練が行われた。県によると、県が設定した「津波対策推進旬間」に地域住民が集まって実施する訓練は4年ぶり。統一実施日のこの日、12市町で8万7639人が参加した。参加者は避難経路や周囲の支援を必要とする避難者への対応を再確認した。 伊豆市はビーコン(電波受発信機)を使った訓練を同市土肥の屋形区で行った。住民約100人が午前10時の時報を合図に区内7カ所の避難場所に向かい、ビーコンで自宅から避難場所までの所要時間を計った。 市は訓練で得られたデータを、市内の松原公園に来年4月に開設する津波避難複合施設の運用に活用す
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山梨“桃源郷”から春の便り 沼津市役所来庁者に花枝配布 南アルプス市観光協会
南アルプス市観光協会(山梨県)はこのほど、沼津市役所を訪れ、桃の花枝200セットを来庁者に配布した。来庁者は桃の生産が盛んで“桃源郷”として知られる現地からの春の便りを受け取った。 両市は静岡、山梨両県が連携する「バイふじのくに」キャンペーンをきっかけに2020年から交流を深めている。寄贈は桃の節句を前に行われ、3回目。配布を前に同協会の竹野浩一専務理事が頼重秀一市長に手渡した。 竹野専務理事は見頃は3月下旬から4月上旬とし、「多くの方にお越しいただきたい」とPR。頼重市長は「今年は市制100周年で百寿(ももじゅ)の年。素晴らしい贈り物になった」と感謝した。
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⚽J3沼津 中山監督、初陣勝利ならず 讃岐に0ー1
中山雅史新監督率いるJ3沼津は5日、敵地で開幕戦を迎え、讃岐に0―1で敗れて初陣を勝利で飾れなかった。 沼津は前半、枠内に何度もシュートを放ってゴールを脅かしたものの、讃岐の守りを崩せなかった。試合終了間際の後半45分、讃岐に先制点を許し、そのまま無得点で敗れた。 次節の12日はホームで富山と対戦する。
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看護師として成長を誓う 沼津専門学校、卒業式
沼津市立看護専門学校は4日、卒業式を同市大諏訪の同校で開いた。3年間の課程を修了した27人が仲間や教職員に感謝を示し、看護の道に進む決意を新たにした。 3年間はコロナ禍と重なり、病院で実施予定だった実習の一部を校内で行うなどの制限を受けた。学生代表の久保田優さん(22)=熱海市=は「人とのつながりの大事さや今までの生活のありがたみに気づいた」と振り返った。変化が激しい社会で「自分自身を見失わず、今までの学びを生かして一歩ずつ成長する」と誓った。 卒業生は主に県東部の病院に勤務し、長引くコロナ禍の最前線に立つ。伊藤浩嗣校長は「人間味ある看護師になることを期待する」と激励した。
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画家坂部さんの「古代日本」作品展 4月まで沼津
沼津市の画家坂部隆芳さん(69)の作品展が4日、同市庄司美術館(モンミュゼ沼津)で始まった。古代日本に焦点を当てた作品20点を出品した。4月9日まで。 テーマは「神の国 大倭日高見国と秦氏」。坂部さんによると、大倭日高見国は古代日本の呼称で、秦氏は古代に渡来しさまざまな技術を伝えたユダヤ人という。 会場には神の存在を感じさせる垂迹(すいじゃく)画や、聖徳太子の側近とされる秦河勝の肖像画などが並ぶ。深い霧の中に立つ桜の木を描いた垂迹画「聴霧(ちょうむ)」をはじめ、静かな画風ながらも見る人を強く引きつける作品が多い。 坂部さんは45年にわたる海外生活で自らが日本人だと強く意識した。日本や日
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少子化時代の教育 学校規模を考える 15日、沼津で講演会
沼津市教委は15日午後6時半から、少子化時代の公教育の在り方を考える講演会を市民文化センターで開く。県内各地の小中学校統合などに関わった静岡大大学院の武井敦史教授が講演する。 武井教授が急速に進む少子化の現状に沿った適正な学校規模や配置について、先進的な事例を紹介しながら解説する。 受講無料。定員は先着60人で事前申し込みが必要。申し込み、問い合わせは市教委教育企画課<電055(934)4821>へ。
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沼津駅高架計画変更 施行2041年度末までに 国が認可
国などは3日、JR沼津駅付近鉄道高架事業のうち、高架本体と新車両基地、新貨物駅の事業計画変更の認可を発表した。県が事業主体の高架本体と新車両基地は施行期間を2022年度末までから41年度末までに、県と沼津市が事業主体の新貨物駅は、25年度末までから28年度末までに繰り下げる。 県などは昨年7月に公共事業再評価調書で事業期間の延長方針を示している。昨年12月に事業継続方針を決め、計画変更を申請していた。
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沼津市営香陵駐車場が閉鎖 イベント時の混雑懸念
沼津市民文化センターに隣接する市営香陵駐車場が、2月末で周辺施設の解体工事のために閉鎖された。同センターの隣には香陵アリーナ(総合体育館)が3月開館し、両施設でイベントが重なる日には駐車場の混雑が予想される。 157台が収容できた同駐車場は、香陵武道場など3施設解体の敷地確保のために廃止した。3施設跡地を含め、2024年度に新駐車場(218台)や公園として再整備する。 市は代替として市役所駐車場として使われる立体駐車場(299台)と香陵アリーナに新設した駐車場(133台)の利用を想定する。ただ、同センター大ホールは約1500人、アリーナのスポーツアリーナは最大約2千人の観客収容が可能で、
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大切にしたい会社大賞審査委特別賞 スマイルリンク(裾野)と たこ満(菊川)
人を大切にする経営学会(会長・坂本光司元法政大大学院教授)は3日、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の受賞事業者を発表した。裾野、三島、沼津市で小規模保育園を運営するスマイルリンク(裾野市)と菓子メーカーのたこ満(菊川市)を審査委員会特別賞、視覚障害者の自立、就労支援を行う特定非営利活動法人六星(浜松市東区)を実行委員会特別賞に選出した。 スマイルリンクは園児、保護者、地域に対する思いやりが深く、スタッフが生き生きとやりがいを持って働いているとした。現地審査を通じても「非常に明るい雰囲気がうかがえた」とたたえた。たこ満も「3年前の社長交代後も引き続き、社員、顧客、障害者を大切にする経営
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2月保育料の一部 引き落としにミス 沼津市
沼津市は3日、電子データの入力ミスで、市内35保育所の2月保育料のうち、口座振替を希望した643人分、1859万4750円が引き落とされなかったと発表した。保護者には既に謝罪し、改めて9日に引き落とす。 市によると、市が金融機関への電子データを作製する際、和暦で入力すべき引き落としの年月日を西暦で入力したため、データが金融機関に送信されなかった。予定の2月28日に引き落とされなかったため、翌3月1日に保護者や金融機関が市に連絡して発覚した。 市はデータを西暦で入力できないようにシステムを変えた他、データの確認を徹底するなどの再発防止策を取る。
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公共交通利用でグッズ抽選券配布 バスケ・バレー公式戦日 沼津市 渋滞など緩和へ対策
沼津市は3月中旬に開催されるバスケットとバレーボールのリーグ公式戦で、公共交通機関やJR沼津駅周辺の駐車場を利用した観客に記念グッズが当たる抽選券を配布する。駅近隣の駐車場や電車、バスの利用を促し、会場駐車場の混雑緩和を図る。 対象は11、12日のベルテックス静岡戦と、18、19日の東レアローズ戦。抽選券は駅南口バスロータリーと中央公園あゆみ橋入り口で各日計千枚配布する。抽選で選手のサイン入りTシャツなどが当たる。 特に会場駐車場の混雑が見込まれる12日は駅南口と香陵アリーナを結ぶ無料シャトルバスも運行する。 問い合わせは市ウィズスポーツ課<電055(934)4843>へ。
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来春卒業生に会社説明 沼津高専就職祭 県内外52社がブース
沼津市大岡の沼津高専を2024年春に卒業する生徒を対象にした合同企業説明会「沼津高専就職祭」(静岡新聞社主催・沼津高専協力)が3日、同市のキラメッセぬまづで開かれた。 製造業や技術開発など県内外の企業や団体52社がブースを設けた。各社の採用担当者が組織体制や業務内容、求める人物像などを各ブースで5回に分けて説明した。 参加した本科4年生と専攻科1年生計約220人は、興味のあるブースを訪れ、メモを取りながら熱心に耳を傾けた。同校の女子生徒(18)は「これを機に、就職について本格的に考えなくてはと思った」と話した。
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定数減の沼津市 現職全員出馬で総力戦/単独区新設の長泉町 候補者擁立難航極める【静岡県議選 注目区 統一地方選㊤】
31日に告示を控え、県内全34選挙区で繰り広げられる県議選は、出馬予定者の顔触れが固まりつつある。選挙区新設、ベテラン議員引退、保守分裂と、地元事情を抱える注目選挙区を追った。 選挙区改定で誕生した単独区の長泉町(定数1)、定数1減の沼津市(同3)。擁立が難航した長泉町は、一転して自民と連合系の有力新人の一騎打ちが熱を帯びる。沼津市は現職4人が生き残りを懸けた激戦を繰り広げる。 ◇ 「沼津の議席を自民と公明だけにしていいのか」。前回、最後の議席に滑り込んだ曳田卓氏は2月26日に開いた後援会の事務所開きで語気を強めた。国民民主から出馬した前回は、立憲民主の新人との間で票が
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抜群の甘み キンカン出荷 沼津で収穫最盛期
沼津市の愛鷹山麓で、特産キンカンの出荷が最盛期を迎えている。平均糖度が20度を超える抜群の甘みが特徴の品種「こん太」。援農ボランティアも参加して収穫に汗を流している。 JAふじ伊豆なんすん地区本部(同市)の部会員は6人。栽培するビニールハウス内では直径3.5センチほどの果実が黄金色に変わり、たわわになっている。2日も生産者とボランティアがはさみで手際よく果実を切り取り、箱につめていった。 苦みが少なく、皮ごと食べられる。生産者の藤井章伯さん(63)は「今年は病害虫の防除がうまくいき、順調に生育した。少し冷やして食べると、味わいが増す」とPRした。出荷は3月末まで。
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静岡県議選 維新公認の小松氏出馬取りやめ 沼津市選挙区
日本維新の会県総支部は2日に県庁で開いた記者会見で、4月9日投開票の県議選で沼津市選挙区の公認立候補予定者だった小松広克氏(57)=沼津市=が出馬を取りやめると発表した。 小松氏は取材に「勤務先の関係で、全力で選挙に取り組める環境でなくなった」と出馬断念の理由を話した。
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労災未報告の疑い 派遣会社を書類送検 三島労基署
三島労働基準監督署は2日、労働安全衛生法違反の疑いで、沼津市の労働者派遣業者と同社の三島事業所長の30代男性、東京都のゴム製品製造業者と同社三島工場長の50代男性を静岡地検沼津支部に書類送致した。 送致容疑は2021年12月、派遣業者社員の30代男性が派遣先の三島の工場で台車に手をぶつけて負傷した労働災害について法令に基づく報告を同署にしなかった疑い。また、同署は負傷した男性に療養補償や休業補償を行わなかったとして、派遣業者と同社社長の50代男性を労働基準法違反の疑いで同支部に書類送致した。
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沼津の事務所兼倉庫から出火
2日午前11時45分ごろ、沼津市錦町の建設会社から出火し、鉄骨2階建て事務所兼倉庫の1階部分約15平方メートルを焼いた。沼津署によると、出火当時、建物は無人だった。コンプレッサーのようなものから火が出たとみられ、倉庫の壁や天井などを焼いた。同署などが出火原因を調べている。
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沼津署と交安協に反射材1600個贈る ネッツトヨタ静岡
自動車販売のネッツトヨタ静岡(沼津市、梨本幸博社長)は2日、沼津署と交通安全協会沼津地区支部に交通安全用の反射材1600個を贈った。 同署で開かれた贈呈式で、梨本社長は「幼い子の事故リスクを減らすために貢献したい」と述べ、吉田光広署長と古郡均支部長に反射材を手渡した。吉田署長は「活用し、1件でも事故を抑止したい」と話した。反射材はキーホルダー型で、交通安全教室などで園児らに配布する。 同社はサポートカーを使った高齢者向け交通安全教室を開くなど、地域貢献活動を行っている。
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沼津の貨物駅跡地利用 市内外から意見募集へ
沼津市の頼重秀一市長は2日、JR沼津駅鉄道高架化に伴い、同市原地区に移転する沼津貨物駅の跡地利用について、防災公園を軸とした上で市内外から意見やアイデアを募る方針を示した。市議会2月定例会で小沢隆氏(志政会)の一般質問に答えた。 市は中心市街地まちづくり戦略会議で、貨物駅跡地に防災公園などを整備する方向で検討を進めている。2023年度からは同会議で取りまとめた案を基に、地域住民や市内の学生らを対象に、平時の公園機能について考えるワークショップを開催する。市民アンケートや市ホームページでも意見を募集する。 頼重市長は寄せられた意見を踏まえた上で計画案をまとめるとした。 現貨物駅の敷地は約
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J3沼津「今年はV」 選手が地元で応援呼びかけ
サッカーJ3アスルクラロ沼津はこのほど、リーグ開幕を前に選手トークショーを沼津市のららぽーと沼津で開いた。7選手がファンや買い物客に応援を求めた。 参加したのは、FW赤塚ミカエル、MF染矢一樹、MF佐藤尚輝、MF徳永晃太郎、DF井上航希、DFラウール・スダティ、DF安在達弥の各選手。「今シーズン見てほしいプレーは」「チームの雰囲気は」などの質問に対し、佐藤選手は「ヘディングシュートに注目してほしい」、井上選手は「強度の高い練習をしているので試合を見に来てほしい」と答えた。 今季から就任した中山雅史監督の練習について、安在選手は「監督はとてもストイック。自分もまだまだうまくなれると感じてい
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沼津杉崎郵便局、警察署から感謝状 特殊詐欺を未然防止
沼津署は2月28日、特殊詐欺を未然に防いだとして沼津杉崎郵便局(沼津市)の原田敬一局長に感謝状を贈った。 同署によると13日、60代女性が窓口を訪れ、原田局長に「市役所から還付金の電話があり、ATMで手続きに来た」と相談。詐欺被害を疑った原田局長が警察に通報した。 女性は電話で他の金融機関の利用を促されたが、普段利用している郵便局で相談したという。原田局長は「相談しやすい関係を作れていて良かった。独居の方も多いので、今後も困り事を相談しやすい場にしていきたい」と話した。
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J3アスルクラロ沼津 木札型年パス製作 地元福祉施設とコラボ
木工製品を扱う沼津市の障害福祉サービス事業所「クリエート太陽」とサッカーJ3アスルクラロ沼津は、地元産木材による同クラブの2023シーズンパスの「木札型年パス」を製作した。利用者が手がけた温かみのある木札で、地域貢献と地元のPRを目指す。 年パスは、戸田森林組合(同市)から提供を受けたヒノキの丸太を、利用者や職員が小さく切り出して製造。レーザー彫刻でエンブレムを彫ったり、ニスを塗ったりして完成させた。 交流のあった同事業所にクラブが声をかけたことで実現した。これまでは紙で発行していたが、クラブの担当者は「利用者さんの意欲の高まりにつながればとお願いした。木のいいにおいがする」と話す。
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地域文化に地道な貢献 第20回静岡県自費出版大賞
第20回静岡県自費出版大賞に決まった「国鉄沼津機関区の百年」は、1987年の国鉄民営化まで沼津駅に隣接して設けられていた国鉄沼津機関区の歴史を膨大な資料を駆使し丁寧にまとめている。60年代に国鉄に入社した山梨孝夫さんが、同機関区の100周年記念誌として執筆した「沼津機関区百年史」をベースに、その後発掘、収集した図面や写真を盛り込み、加筆・修正を重ねた。弟の幸夫さんが編集を担った。通算すると34年もの歳月を費やした労作で、鉄道マンの誇りと情熱、日本の鉄道開業150年の節目(2022年)を彩る地域史料としての価値が高く評価された。 今回の応募作は小説、随筆、研究書、絵本、ガイドなど計54点。柴
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バスケB3静岡 天王山6連戦へ 初の沼津開催 大石、岡田 凱旋心待ち
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)で首位を走る静岡が天王山を迎える。2位岩手との首位攻防戦(4、5日)を皮切りに、3位埼玉(11、12日)、5位横浜EX(17、18日)との6連戦。特に埼玉戦は沼津市総合体育館のこけら落としゲームにもなる。オフコートキャプテンで同市出身の大石慎之介は「生まれ育った町でプロとしてプレーするのが夢だった」と、初の地元凱旋(がいせん)を心待ちにする。 静岡は現在35勝5敗。岩手とのゲーム差はないが、前回ホーム戦で連勝し直接対決の成績で首位に立つ。今回は岩手・宮古市での東日本大震災の復興祈念試合でもあり、主将の岡田雄三は「相手は並々ならぬ思いで向かってくる。受
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伊豆中央道と修善寺道路 料金徴収40年延長
静岡県は1日の県議会建設委員会で、伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限を40年程度延長する方針を明らかにした。近接する国道414号静浦バイパスの一部区間の有料化とともに、県議会6月定例会に関連議案を提出する。 伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限は10月2日。翌3日から無料化される予定だったが、交通量が大幅に増える懸念があるとして2月定例会一般質問で延長する方針を示していた。 山梨義之道路企画課長は建設委で、有料化する静浦バイパスの建設期間や償還期間が40年程度になると説明。周辺道路への影響を踏まえると、伊豆中央道と修善寺道路、静浦バイパスの徴収期限を同時期とすることが妥当と述べた。
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社説(3月2日)沼津舞台のアニメ 活性化策の“続編”示せ
沼津市を舞台にした学園アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の人気は根強い。関連グッズなどを置く市内の観光案内所の利用者は漸増し、土日になると「ラブライバー」と称するファンがJR沼津駅を下車。駅周辺や中心街の商店街、内浦地区の海岸などアニメの登場舞台を“聖地巡礼”する人が後を絶たない。 この状況に呼応し、JR東海は3月下旬から初のコラボ企画を開始して活況を取り込む構えだ。駅構内を装飾し、構内放送では劇中のメンバーによる声でアナウンスを届ける。鉄道利用増と各地の人流拡充を目指し、エリアを伊豆地域に広げた周遊企画も始める。 県東部・伊豆で展開するバスやタクシー、私鉄、商
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静岡人インタビュー「この人」 ヤングケアラーを支援する元当事者の家庭教師 宮坂智恵子さん(沼津市)
静岡県が本年度から始めた、ヤングケアラーだった元当事者が子どもの相談に応じるピアサポート事業で、学習支援を行うほか、講演会や勉強会の講師としてヤングケアラーの存在の周知に努める。「ミスどん底先生」と名乗り、家庭教師として活動する。横浜市出身。41歳。 -ピアサポートとしてどんな活動をしているのか。 「県の委託を受ける一般社団法人の活動に参加し、沼津、富士、御殿場の3市で学習支援している。家にいると手伝いをせざるを得ない子どもたちが集まっている。個別でつながり、学習だけでなく心の面や進学もサポートする。行政や学校などに向けた講演会活動も行い、自分の体験を伝えている」 -「ミスどん底先生」
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西浦地区センター 旧西浦小に移転へ 沼津市
沼津市議会2月定例会は1日、本会議を再開し、7人が代表質問を行った。頼重秀一市長は更新を計画する西浦地区センターについて、津波浸水域にあることから、2021年3月末で閉校し、高台にある旧西浦小校舎を改修して移転する方針を明らかにした。霞恵介氏(市民クラブ)への答弁。 西浦地区センターは1990年に完成。1階に市民窓口、2階に沼津南消防署西浦出張所が入る。津波対策として地元自治会から高台への移転要望が出ていた。 移転先の旧西浦小は71~75年度に建設され、鉄筋コンクリート3階建て。2007年に耐震工事が行われ、耐震性に問題はないという。移転後は1階に消防署出張所と消防団詰め所、2階に地区セ
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改修終え営業再開 SBS学苑イーラde沼津校
SBS学苑イーラde沼津校が1日、リニューアルオープンした。オープンスペースを新しくしたほか、オンラインに対応するためネット環境を整えた。 2月から改修工事で1カ月休業していた。1スタジオと4教室を完備し、音響を設置するなど機能を充実させた。文学、茶道、料理、音楽、ダンスなど幅広い分野の約200講座を行っている。 受講の申し込み、問い合わせは同校<電055(963)5252>へ。
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「ベッドから3歩」高齢者住環境講座 長泉・ファルマバレーセンター
ファルマバレーセンター(長泉町)は2月28日、外出などが難しくなった高齢者が自宅で自立して暮らせる住環境を考えるセミナー「自立のための3歩の住まい」を沼津市のプラサヴェルデで開いた。来場者は自立を支える福祉機器の展示や専門家らによる講演で知識を深めた。 同センターは、一つの部屋に生活機能を集中させる住居の標準設計マニュアルを作製。国土交通省のモデル事業に採択された。講演では、マニュアルづくりに関わった専門家らが、ベッドからトイレや浴室などまで3歩で移動できるようにする設計の考え方を解説した。 会場には介護用ベッドや、ベッド脇まで移動できる水洗トイレなどを置いた12畳のモデルルームが設けら
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殺人疑い視野に全容解明へ 沼津女性遺棄、2日で1週間
知人の遺体を自宅に遺棄したとして沼津市真砂町の会社員の男(31)が磐田署に逮捕された死体遺棄事件で、男の自宅から血の付いた電動のこぎりなど複数の工具が見つかっていたことが28日、関係者への取材で分かった。事件発覚から2日で1週間を迎える。男は、遺体で見つかった会社員の女性(33)=磐田市岩井=の殺害を認めており、静岡県警は殺人容疑での立件を視野に事件の全容を解明する。 関係者によると、県警は男の自宅から電動のこぎりなど複数の工具を押収し、鑑定を進めている。男は、女性の遺体を自宅に運び込む前後、同居家族に外出を促したことも新たに判明。21日に遺体を自宅に遺棄したとされる男は、風呂場で遺体を切
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連結子会社の日本セグメント工業譲渡 トーヨーアサノ
トーヨーアサノは28日、連結子会社の日本セグメント工業(沼津市)の株式16万2千株(90%)を、コンクリート製品製造販売のフジミ工研(埼玉県滑川町)に3月31日付で譲渡すると発表した。譲渡に伴い、2023年2月期決算に約2億9400万円の特別損失を計上する。 日本セグメント工業は1972年に設立され、22年2月期の売上高は19億4300万円。掛川市などに事業所を置き、地下トンネルなどに用いるコンクリートセグメントを主力としてきた。今回の譲渡でコンクリートセグメント製造からグループとして撤退する。 譲渡理由として、販売を別会社のJFE建材が担当し、グループでの収益管理が難しいことや、中核事
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間寛平さん、アメマナイトマラソンPR 沼津市など訪問
3月25日に開かれる「寛平アメマナイトマラソンin沼津2023」(静岡新聞社・静岡放送後援)を前に、発起人のお笑いタレント間寛平さんが28日、沼津市などを訪れ、関係団体に大会のPRと協力を依頼した。 駿東伊豆消防本部(同市)では、間さんと吉本興業静岡県住みます芸人のお笑いコンビ「ぬまんづ」の2人が、佐藤潤消防長と懇談した。間さんは「沼津が活気づくようにと開催し、今年で3回目。皆さんの助けもあり、少しずつ認知度も広がっている」とアピール。佐藤消防長は「私たちも会場に出展し、消防・救急のPRができる場をいただき感謝したい」と応じた。間さんらは沼津市役所や沼津商工会議所の他、富士宮市も訪れ、ステ
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沼津ゆかりのジャズマン集う フェスティバル開催
沼津にゆかりのある県内のジャズ演奏家が集う「第9回沼津ジャズフェスティバル」(沼津市振興公社主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が26日、市民文化センターで開かれた。 ビッグバンド、ボーカルの入ったバンドなどの7組が出演し、スタンダードのほか演歌やポップスをジャズ風にアレンジした曲などを披露。約700人の聴衆を楽しませた。
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沼津観光振興 実務を学びに 日大生が成果報告
日本大国際関係学部(三島市)で観光を学ぶ宍戸学教授のゼミは28日、沼津市と連携して取り組んだ観光プロモーションの活動報告会を同学部校舎で開いた。観光関係者が学生の発表を聞き、講評した。 ゼミは2021年度から沼津市と観光誘客に取り組んでいる。2年目の今年は主に宿泊施設、旅行ビジネス、地域観光の3グループに分かれ、研究した。市内のホテルや周辺スポットを紹介する動画を作製し、交流サイト(SNS)に投稿した他、銅食器づくりとバーベキューなどをセットにしたツアーコースづくり、原地区のマップ作製などの成果を報告した。 出席した観光関係者からは「人の動きや笑顔が見える発信を」「さまざまな素材を掛け合
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沼津で4日に文化祭 農産物や食品販売 JAなんすん女性部
JAふじ伊豆女性部なんすん地区本部(沼津市)は4日午前9時から午後1時まで、文化祭を同市大手町のプラサヴェルデで開く。入場無料。 新型コロナウイルスの影響で開催は3年ぶり。地元産の野菜や茶、西浦みかん、総菜、手作りみそなどを販売。演芸の舞台発表と手工芸品の展示などを通して、日頃の活動内容を紹介する。 問い合わせは同地区本部地区組織課<電055(933)7009>へ。
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沼津女性遺棄 容疑者の男が供述「清水区の林道で首絞めた」
知人女性の遺体を自宅に遺棄したとして、死体遺棄の疑いで磐田署に逮捕された沼津市真砂町、会社員の男(31)が、切断された遺体で見つかった会社員の女性(33)=磐田市岩井=の殺害を認め、「静岡市清水区の林道に止めていた車内で首を絞めた」などと供述していることが28日、関係者への取材で分かった。静岡県警は殺人容疑での立件を視野に慎重に裏付け捜査を進める。 関係者によると、容疑者は21日に女性と会う約束をしていたとされ、電車でJR静岡駅まで向かい、駅周辺で女性の車に乗ったことが分かっている。女性は車内で何者かに頭をハンマーで複数回殴られた後、車内にあった携帯電話の充電コードで首を絞められたとみられ
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ハンマーで頭殴打か 沼津女性遺棄 凶器か、静岡県警押収
知人女性の遺体を自宅に遺棄したとして、沼津市真砂町の会社員の男(31)が磐田署に逮捕された死体遺棄事件で、遺体で発見された会社員女性(33)=磐田市岩井=は、車内で頭をハンマーで殴られていた可能性が高いことが27日、関係者への取材で分かった。容疑者は調べに女性の殺害を認める供述をしていて、県警は殺人容疑での立件を視野に捜査している。 関係者によると、凶器として使われたとされるハンマーは、県警が既に押収している。女性は静岡市内の車内で頭を複数回殴られた後、車にあった携帯電話の充電コードで首を絞められたとみられている。 容疑者は21日、電車でJR静岡駅に向かい、駅周辺で女性の車に乗ったことが
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福祉分野の就職 静岡で相談会 9日浜松、11日沼津
静岡県と県社会福祉人材センターは26日、福祉分野への就職希望者を対象にした相談会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。 県中部の社会福祉法人や介護施設などが計約50ブースを設けた。来場者は目当てのブースを巡り、担当者から業務内容や研修制度に関する説明を受けた。 相談会は3月9日に浜松市福祉交流センター、11日に沼津市のプラサヴェルデでもそれぞれ開催する。いずれも午後1時から。問い合わせは県社会福祉人材センター<電054(271)2110>へ。
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「磯のりかき」 児童ら丁寧に 沼津・戸田小中一貫校
沼津市立戸田小中一貫校の3~5年生21人が27日、同市の御浜岬で地域住民らと「磯のりかき」を体験した。 地域の産業や自然への理解を深める伝統行事で、新型コロナウイルスの影響で開催は3年ぶり。児童は戸田漁協の組合員らから手ほどきを受け、海岸の岩についたノリを「かい」と呼ばれる道具で丁寧にかき取り、ザルに入れた。5年の佐藤杏音さん(11)は「初めての経験で楽しかった。ご飯を包んで食べたい」と笑顔を見せた。 集めたノリは学校に持ち帰り、形を整える「のり立て」作業も行った。28日以降、完成したノリを児童に配布するという。
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そば「五竜庵」来店20万人 裾野、JAふじ伊豆の直営店
JAふじ伊豆(沼津市)直営のそば店「五竜庵」(裾野市)の来店者が27日、20万人に達した。2013年4月の開店から9年11カ月で大台を突破した。 20万人目の来店者になった三島市の佐々木幸子さん(74)に地元産の野菜と果物、そばの乾麺、加工品などが入った詰め合わせを贈った。そば好きという佐々木さんは「友人と誘い合わせ、初めて来店した。以前から五竜庵の存在を知っていて、いつか訪れてみたいと思っていた」と話した。 同店は裾野産の地粉を100%使用し、豊かな風味とのどごしが特徴の「あしたか山麓裾野そば」が名物。3月1~3日には20万人到達記念として、沼津産緑茶飲料「ぬまっちゃ」を来店者にプレゼ
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女性遺体、自分の車に移す 容疑者、自宅運ぶ際に工作か 沼津女性遺棄
知人女性の遺体を自宅に遺棄したとして、沼津市真砂町の会社員の男(31)が磐田署に逮捕された死体遺棄事件で、容疑者が会社員女性(33)=磐田市岩井=の遺体を、女性の車内から自分の車に移して自宅に運んでいたとみられることが26日、関係者への取材で分かった。県警は容疑者が同居家族に加え、近隣住民にも怪しまれないよう工作した上で遺体を遺棄したとみて、詳しい犯行の手口を調べている。 関係者によると、容疑者は沼津市内で遺体を女性の車から自分の車に乗せ替えた後、自宅に戻ったとみられる。女性の車は自宅近くのコインパーキングで発見され、容疑者の車は自宅に止まっていた。 女性の遺体は、切断された状態で容疑者
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沼津の中心地で75人がごみ拾い 親切運動県本部支部
「小さな親切」県本部沼津支部は25日、沼津市の中央公園、狩野川周辺で清掃活動を行った。 会員企業など9団体75人が参加。団体ごとにエリアを分けて、道路脇や草むらの中にある缶やお菓子のごみなどを回収した。同支部はごみ収集活動を3カ月に1度実施している。
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101歳対7歳やプロ指導 裾野 囲碁愛好会30周年対局
裾野市囲碁愛好会、日本棋院裾野支部、あすなろ囲碁県連合会は26日、活動開始から30周年を記念したイベントを同市平松の東西公民館で開いた。 会員や囲碁教室に通う児童ら約50人が対局を楽しんだ。世代間の交流を目的とした相川東三さん(101)と沼津市立今沢小1年の山本伊織君(7)によるエキシビション対局や、藤井浩貴二段=清水町出身=らプロ棋士3人による指導対局が行われた。 愛好会によると、30年間で囲碁の競技人口は減少傾向にあり、最盛期は約130人だった会員は現在約50人。2020年には同連合会を発足し、県内の小学校で囲碁教室を展開して普及を図っている。渡辺浩事務局長は「会員の平均年齢が上がっ
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働く女性を応援 起業家らがブース 沼津
働く女性を応援するイベント「All Lady’sフェス」(NPO法人Woman’sサポート主催、第一生命保険沼津支社共催)が26日、沼津市内で開かれた。起業家らによる多彩なブースが並んだほか、夢を実現させた思いなどを披露したセミナーで来場者を迎えた。 24のブースでは手作り製品や雑貨、お菓子などの逸品を紹介。セミナーは地元で「海藻アートレストラン」を開業した橋本光央さんらが人との出会いの大切さを強調した。
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新体育館でスポーツ体験 沼津で開館前イベント 静岡県内屈指の設備堪能
3月1日に開館し、一般利用が始まる沼津市御幸町の香陵アリーナ(総合体育館)で26日、開館前イベントが開かれた。家族連れや中高生、シニア層といった幅広い世代の市民が訪れ、県内屈指の設備を誇る施設内を見て回ったほか、スポーツ体験コーナーなどでイベントを楽しんだ。 家族連れらはボルダリングやキックターゲットをはじめ、気軽に体験できるコーナーでスポーツの面白さを実感。中高生は部活動の仲間とアリーナや弓道場などを見学した。 27、28の両日午前9時~午後9時、市民向け内覧会(無料)が開かれる。場所は市役所近くにあり、市民文化センターと隣接する。直接会場へ。
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静岡の車内で首絞め? 容疑者、電動のこぎり購入 沼津女性遺棄
知人女性の遺体を自宅に遺棄したとして、沼津市真砂町の会社員の男(31)が磐田署に死体遺棄の疑いで逮捕された事件で、切断された状態で発見された会社員女性(33)=磐田市岩井=は、静岡市内の車内で何者かに頭を鈍器のようなもので殴られ、首をコードで絞められた可能性が高いことが25日、関係者への取材で分かった。容疑者が沼津市内で電動のこぎりを購入していたことも確認された。容疑者は調べに女性の殺害を認める供述をしていて、県警は殺人容疑も視野に捜査を進めている。 磐田署によると、女性は21日に死亡したとみられ、死因は頭部打撲による外傷性くも膜下出血と頸部(けいぶ)圧迫による窒息死だった。 関係者によ
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女子中学生を買春した疑い 東京都の男を逮捕
富士署と県警少年課は24日、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで自称東京都板橋区坂下3丁目の会社員の男(27)を逮捕した。逮捕容疑は2022年7月中旬、沼津市の宿泊施設で県東部の女子中学生2人が18歳未満だと知りながら、現金を支払う約束をして買春した疑い。
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身ぶり手ぶり 熱心に 沼津日本語学院で弁論大会
沼津日本語学院(沼津市)は23日、日本語弁論大会を同学院で開いた。海外出身の各クラス代表10人が「私の日本の生活」「将来の夢」などをテーマに、全学生約170人の前で発表した。 1人約5分間ずつ、身ぶり手ぶりを交えて全て日本語でスピーチした。「私が長く暮らしたいところ」と題して発表した学生は「日本では道路にゴミ箱はあまり置かれていないのに街中がきれい。自分のゴミを持ち帰るのが良い文化」と日本に来て感じた魅力を語った。発表を聞いた学生は、共感できる内容があるとうなずきながらスピーチを見守った。 (東部総局・小西龍也)
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お菓子おいしくできるかな 沼津・飛龍高生、園児を指導
沼津市の飛龍高フードクリエイターコースは25日、沼津学園第二幼稚園(同市大岡)の園児を対象にした菓子作り教室を同校で開いた。 年中と年長児計23人が、生徒らが焼いたカップケーキのデコレーションに挑戦した。園児は生徒の手助けを受け、バタークリームやチョコレートを使ってウサギやハリネズミをケーキに描いた。年中の栗田葉月さん(5)は「ひよこの目を作るのが楽しかった。またやりたい」と笑顔を見せた。 同コース2年の青木心咲さん(17)は「小さい子と一緒に作るのは新鮮だった。お菓子作りの楽しさや達成感を知ってもらえれば」と話した。
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地域の風景 大きな絵に 沼津で子どもら描く
ヤングケアラーや不登校の子どもを支援する団体「ルミナス」(伊豆市)は25日、沼津市の画家北見美佳さんが拠点にする同市松長の工場の一角にあるアトリエで、同団体を利用する子どもたちが大きな絵を描くイベントを開いた。 さまざまな立場で同団体と関わる利用者同士の交流を目的に開いた。6人の小中学生が北見さんの指導で縦2メートル、横4メートルの模造紙いっぱいに絵筆を走らせた。富士山や桜、千本松原など地域の風景を織り交ぜながら、明るい色彩の春らしい絵を仕上げた。 北見さんは「大きな場所で描けることが少ない子どもたちが、スイッチが入ったように自由に描いてくれて良かった」と話した。 完成した作品は4月8
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アジアジュニア出場へ 沼津のフェンシング強化2選手
フェンシング女子サーブルの鈴木輝愛選手(清水中2年)=アスルクラロフェンシングアカデミー=と男子サーブルのバーナード洋人選手(加藤学園暁秀中2年)=同=がこのほど、ウズベキスタンで3月に開かれるフェンシングのアジアジュニア・カデ選手権の日本代表選出が内定した。両選手は24日、沼津市役所を訪れ、頼重秀一市長に健闘を誓った。 両選手は共に官民組織「フェンシングのまち沼津推進協議会」の強化選手「プラウド・ヌマヅ・フェンサー(PNF)」。鈴木選手は「初めての世界戦。期待に応えられるよう頑張りたい」、バーナード選手は「8強を目標に良い結果を出したい」と抱負を語った。 2人を指導する市職員で元五輪代
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愛称は「香陵アリーナ」 沼津・総合体育館開館
沼津市が建設を進めていた総合体育館(同市御幸町)の開館記念式典が25日に同館で開かれ、愛称を「香陵アリーナ」とすることが発表された。式典には約80人の関係者が出席し、県内有数の規模を誇る屋内スポーツ拠点の完成を祝った。 愛称は、同体育館の敷地にはかつて「香陵」を通称とする沼津東高や、香陵運動場があり、「香陵」の名が市民に親しまれていることから名付けた。 式典で頼重秀一市長は「多くの市民がこの体育館でスポーツに触れ、心も体も元気で健康なまちになるようにしたい」と期待した。沼津市立高書道部や加藤学園高チアリーダー部のパフォーマンス、飛龍高和太鼓部の演奏も披露され、完成に花を添えた。 同館は
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沼津女性遺棄 容疑者、殺害関与の供述 静岡駅周辺で合流
知人女性の遺体を沼津市内の自宅に放置したとして、死体遺棄の疑いで磐田署に逮捕された会社員の男(31)=沼津市真砂町=が、女性の殺害への関与を認める供述をしていることが24日、関係者への取材で分かった。容疑者が、遺体で発見された会社員の女性(33)=磐田市岩井=と静岡市内で、女性が運転する乗用車に乗っていたことも新たに分かった。同署は同日、司法解剖の結果、死因は頭部打撲による外傷性くも膜下出血と頸部(けいぶ)圧迫による窒息死と発表した。県警は、2人が静岡市内で会った後、何らかのトラブルがあって女性が殺害されたとみて、殺人容疑も視野に事件の全容解明を進める。 関係者によると、容疑者は21日に電
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フィナンシェいかが 戸田の特産品タチバナ使用 沼津の菓子店 伊豆の国の企業開発
土産物企画、開発、卸売りなどを担うスプレッド企画(伊豆の国市、袰岩=ほろいわ=敬蔵代表)と菓子店ヴォワ・ラクテ(沼津市、大和美佐子代表)は、同市戸田地区の特産品タチバナを使ったフィナンシェを開発し、2月から同店で販売を始めた。袰岩代表は「サービスエリアや駅構内、ドライブインにも販路を広げ、タチバナの認知向上につなげたい」と話す。 タチバナは日本固有のかんきつで、同地区が国内北限で最大の自生地。皮に苦みがあり実が小さく、加工に手間がかかるため、商品開発に向かないとされていた。 昨年11~12月に戸田森林組合が収穫、冷凍したタチバナを、三ケ日みかんの加工販売を行う食肉販売業フードランド(浜松
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大自在(2月25日)「推し」の感覚
静岡市出身の落語家柳亭楽輔さんの落語会に参加した。市内有志でつくる後援会が2003年から毎年催している。「やっぱり地元はいいね」。リラックスした表情で、毒舌交じりのマクラをひとしきり。ハッピーエンドの「幾代餅[いくよもち]」で締めた。 搗米[つきごめ]屋の奉公人・清蔵と人気絶頂の花魁[おいらん]・幾代太夫が主役の人情話。格差や立場を超えた結婚を描く。男女を入れ替えた江戸時代の“シンデレラストーリー”である。 興味深いのは、清蔵の恋わずらいが幾代太夫の錦絵から始まったという設定だ。本人に会う1年前に、多色刷りの木版画に一目ぼれしている。アニメの登場人物や動画サイトの
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かけ子監禁 懲役7年 地裁沼津支部判決「特殊詐欺でも役割」
特殊詐欺グループから脱退しようとした「かけ子」の監禁事件で、監禁や暴行、詐欺などの罪に問われた東京都練馬区、無職の男(32)の判決公判で、静岡地裁沼津支部は24日、懲役7年(求刑懲役8年)を言い渡した。 判決で室橋秀紀裁判官は、監禁事件で「かけ子の調達や管理の一翼を担っていた被告が、共犯者に指示して犯行を主導した」と指摘。詐欺事件では、特殊詐欺グループの主犯格とかけ子らの間に立って重要な役割を果たしたと述べた。 判決によると、被告はいずれも無職の男(22)=沼津市、監禁と暴行罪で有罪判決が確定=と別の男(22)=富士宮市、監禁罪で有罪判決が確定=と共謀し、昨年3月、脱退しようとしたかけ子
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J3沼津と松崎町が協定 スポーツ通じ観光や商業振興 河津町とも
松崎町とサッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津を運営するアスルクラロスルガ(沼津市)は24日、スポーツを通じた観光や商業の振興に関するパートナーシップ協定を結んだ。同町がプロスポーツチームと協定を結ぶのは初めて。同社の自治体との協定締結は12例目。 締結式が町役場で行われ、深沢準弥町長と高島雄大社長が署名した協定書を交わした。子どもの健全育成や高齢者らの生きがいづくりに取り組む。町内の子どもたちをホームゲームに招待することも検討するという。 深沢町長は「スポーツに触れる環境が少ないのが実情。地域の活性化につなげる」と述べ、高島社長は「町のPRに協力し、東部地域を盛り上げていきたい」
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ペタンクで沼津住民と交流 東駿河地区郵便局長会
静岡県東部の郵便局長でつくる東駿河地区郵便局長会は23日、地域住民との交流を目的としたペタンク大会を沼津市の大岡市民運動場で開いた。 市老人クラブ連合会の協力で実施し、市内のペタンク愛好家ら約40人が参加した。3人一組の12チームが、予選リーグと決勝トーナメントで順位を競った。参加者は互いに声をかけ合いながら、笑顔でプレーを楽しんでいた。 ペタンクは目標球「ビュット」に向けて金属球を投げ、どれだけ近づけるかを競うフランス発祥の球技。
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福祉施設10カ所に手もみ茶1・2キロ寄贈 沼津の保存会
沼津茶手揉(てもみ)保存会は24日、沼津市内の障害者施設や高齢者施設計10カ所に手もみ茶計1・2キロを寄贈した。市役所で開かれた寄贈式で、同会の野崎正人会長=写真右=が頼重秀一市長に40グラム入り30缶を手渡した。 寄贈した茶は1月、3年ぶりに開かれた「沼津茶手揉技術競技会」で手もみした茶葉。野崎会長は「寄贈も3年ぶり。皆さんで味わってほしい」と話した。
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卒業生が制作実習発表 県立工科短期大学校沼津キャンパス
静岡県立工科短期大学校沼津キャンパスは24日、総合制作実習発表会を沼津市の同キャンパスで開いた。3月に1期生として卒業する52人が、就職後や興味のある分野を考え、ものづくりにチャレンジした。 卒業生は学科ごとに分かれ、昨年10月から制作に励んだ成果を1、2年生や教員の前で発表。学生は「自動追従車の制作」「視聴者参加型ライブ配信システム」など課題を決めてプレゼンした後、1年生や教員から質疑応答を受けた。学生の就職先の会社員も見学に訪れ、学んできた取り組みを見守った。 機械・生産技術科2年アリ・サイヤド・ロハンさん(22)=同市=は空気を吹き込むことによって物体を移動させる「エアースライダー
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バスの運転手を脅した疑い 三島署が男逮捕
三島署は23日、暴力行為法違反の疑いで沼津市大岡、自称自動車整備業の男(78)を逮捕した。逮捕容疑は同日午後4時半ごろ、三島市の商業施設敷地内で路線バスの男性運転手(35)に怒鳴りながら日本刀のような物を見せて脅した疑い。同署によると、交通トラブルが原因だという。
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ベランダに切断遺体 家族不在時に運び込んだか 沼津女性遺棄
知人女性の遺体を自宅に遺棄したとして、沼津市真砂町、会社員の男(31)が磐田署に逮捕された死体遺棄事件で、遺体は切断された状態で男の自宅ベランダから見つかったことが24日、関係者への取材で分かった。男は同居家族がいない時間帯に、遺体を別の場所から自宅に運び込んだとみられることも新たに分かった。静岡県警は、発覚を免れるために痕跡を隠そうとしたとみて経緯を調べるとともに、男が女性の死亡にも関与したとみて殺人容疑も視野に捜査を進める。 関係者によると、磐田市岩井の女性(33)の家族から22日に行方不明届が提出され、行方を捜していた磐田署の捜査員が23日、男宅のベランダで切断された遺体を発見した
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30代知人女性の遺体遺棄か 沼津市の男逮捕
知人女性の遺体を自宅に放置したとして磐田署は23日、死体遺棄の疑いで沼津市真砂町、会社員の男(31)を逮捕した。静岡県警は、容疑者が女性の死亡に関与した可能性もあるとみて、殺人容疑なども視野に詳しい経緯を調べる。 逮捕容疑は21日、磐田市岩井、会社員の女性(33)の遺体を自宅に遺棄した疑い。県警捜査1課によると、女性の家族が21日、磐田署に行方不明届を提出していた。県警は、捜査に支障があることを理由に遺体の発見状況などを明らかにしていない。 関係者によると、容疑者は容疑を認めているという。女性は21日朝、めいを保育園に送った後から、連絡が取れなくなっていた。また、容疑者の自宅近くで女性の
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白熱 かるた札取り合う 沼津で3年ぶり静岡大会
第56回全国競技かるた静岡大会(県かるた協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、沼津市民体育館で開かれた。県内外から約100人が出場し、熱戦を繰り広げた。 4段以上が対象のA級には34人が出場。3段以上が対象のB級は63人が二つのグループに分かれ、トーナメント形式で腕を競った。選手は各陣地に25枚ずつ並べた札を記憶し、上の句が読み上げられると勢いよく札を取り合った。 新型コロナウイルスの影響で開催は3年ぶり。C級以下の大会は11、19の両日に藤枝市武道館で開くなど分散し、参加者も東海地区周辺に限定した。 上位入賞者は次の通り。 【A級】①高橋虹奈(三島せせらぎ会)②沢村夢菜(浜
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ぬまづ昔ばなし 沼津・四小児童に贈る 地元自治会が絵本
沼津市の第四地区東と西の両連合自治会は21日、同市に伝わる民話を絵本に再編集した「絵物語ぬまづ昔ばなし」の第1巻「天狗のすもう」を第四小の全児童427人に贈った。 再編集した地元グループ「e-monogatari(えものがたり)」が、物語の舞台の第四小校区の子どもたちに地元の物語を大切にしてもらうため絵本を贈ろうと、両連合自治会に声をかけた。連合自治会が地域から資金を募り、実現させた。 同校で開かれた贈呈式で、榊原昭雄・西連合自治会長と三沢章夫・東連合自治会長が児童に手渡した。榊原会長は「休憩時間に読んで友達のようにしてほしい」と呼びかけた。6年のバンクス颯良さん(12)は「身近なところ
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時代超え信望集める富士山 家康、霊峰と貴重な共演/甲斐の信玄、娘の平安願う/静岡・山梨両知事インタビュー【2月23日 富士山の日】
信仰の対象と芸術の源泉としての普遍的な価値が認められ、富士山が2013年6月に世界文化遺産に登録されてから今年で10年を迎える。 静岡、山梨両県を中心とした関係者はこの間、富士山の価値を後世に引き継ぐために登山者数の管理や災害の対応などさまざまな取り組みを進めてきた。 年明けに始まった大河ドラマで再注目される徳川家康も、富士山に高い信仰心を寄せた。県内各地に残るその事績は、時代を超えてあつい信望を集める富士山の存在をあらためて認識させる。 両県が定める富士山憲章や富士山基本条例は、私たち一人一人にも主体的な関わりを求める。きょうも雄大な姿を見せる富士山と、これからも共に歩んでいくために
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沼津市総合体育館公開 開放的なつくりが特徴 トレーニング室、弓道場、キッズスペース…
3月1日に開館する沼津市総合体育館の内部が22日、報道陣に公開された。市民が個人利用できる卓球場や弓道場、トレーニング室などは開放的なつくりが特徴。市総合体育館整備室の植松伸浩室長は「新体育館が市民の“スポーツショールーム”として、スポーツに親しむきっかけとなれば」と期待する。 民間資金活用による社会資本整備(PFI)で建設した。PFI事業者を構成するスポーツ用品メーカー「ミズノ」が運営管理する。 高校生以上が利用できるトレーニング室は大きなガラス窓を配し、ランニングやウエートトレーニング、音波振動を用いた機器など35台を設置した。弓道場は、体育館と隣接の立体駐車
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職員採用ホームページ全面刷新 沼津市、多様な人材確保へ
沼津市はこのほど、職員採用ホームページをリニューアルした。新たなコンテンツの追加など全面的に刷新。技術職のリクルート活動強化に続く取り組みで、多様な人材の確保を目指す。 新着情報や試験日程、インターンシップの各コーナーのほか、「職種の紹介」を加え、現役職員の仕事のやりがいや古里に対する思いなどを示した。「一緒に働きたい人材」のコーナーでは頼重秀一市長が、市民とともに課題を解決する姿勢や市民目線に立った行政を志す人などを求めたいと訴えている。 市は昨年から、近年人員確保に苦しんでいた技術系職員の採用に向け対策を強化。中堅・若手の提案を受けプロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、職員の母校をは
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長野の児童に観光地紹介 沼津の戸田小中一貫校 5、6年生ウェブ交流
沼津市立戸田小中一貫校の5、6年生12人は21日、ウェブ会議システムを活用し、長野県原村の原小5年生とのウェブ交流授業に初めて取り組んだ。 旧戸田村と原村が姉妹村締結をしていた縁で、2校は1981年から夏冬に互いの地域を訪れる交流が続いていたが、コロナ禍で一時中断。今年1月、戸田小5、6年生が3年ぶりに原小を訪れ、校庭の天然リンクで氷上を歩いたりスキーを楽しんだりして親交を深めた。戸田小児童は伊豆地域、原小児童は諏訪地域の観光地を互いに紹介。積極的に声援や拍手を送り合ったり、じゃんけんをしたりして、隣県の仲間との交流を楽しんだ。 今夏は原小から戸田地区を訪れる予定で、海遊びなどを計画して
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沼津の60代女性 200万円詐取被害
沼津市の60代会社役員女性が22日までに、市職員などをかたる男に現金約200万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署が特殊詐欺事件として調べている。 同署によると17日昼ごろ、女性宅の固定電話に市や金融機関の職員をかたる男から「医療費の還付金がある」「金融機関のATMへ行って」などの電話があった。女性は市内の金融機関に行き、男から電話で言われるがままにATMを操作し、21日まで計4回にわたって計200万円を振り込まされ、だまし取られたという。
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補正予算案など可決、承認、同意 沼津市議会
沼津市議会2月定例会は22日、本会議を開き、2022年度一般会計補正予算案など16件と、同日に議員発議で追加上程した市議会個人情報保護条例案をいずれも原案通り、可決、承認、同意した。
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富士急シティバス 1車両停止処分 中部運輸局
国土交通省中部運輸局は22日、道路運送法に違反したとして、沼津市の富士急シティバスを10日間の車両使用停止処分(1台)にしたと発表した。一部の運転手の勤務時間や乗務時間が基準を超過していたという。 昨年5月15日に同社のバスが沼津市でオートバイと接触し、2人が重傷となる事故を起こしたことから、中部運輸局が監査していた。
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「じいじの富士山」闘病支えた写真群 沼津出身の実業家高木さん 亡き祖父の作品展示 都内で23日から
「じいじが遺した写真を多くの人に見てほしい」。沼津市出身の実業家高木龍さん(28)=川崎市=が23~26日、4年前に82歳で亡くなった祖父市野道弘さんが捉えた富士山の写真展を都内で初開催する。難病で闘病していた高木さんの心のよりどころだった祖父が、35年にわたりフィルムカメラで四季折々の霊峰を撮影した約40点を展示する。 高木さんは幼少時代、御殿場市に住む祖父の撮影に何度も付いていった。そこで見たのは、天候に左右され思い通りに撮影できなくても、愚痴一つこぼさず富士山を撮り続ける祖父の姿だった。 沼津高専入学半年後に難病を発症した高木さんは3カ月強の入院で、毎週のように手術を強いられた。
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ミカン市場だより(2月21日)最終盤で強もちあい
静岡県産青島温州はJAみっかび産のレギュラー品が販売を終えた。その他産地も2月末がめどとなる見通し。最終盤の相場は強もちあい。 沼津市の寿太郎温州も減少傾向に転じている。3月からは青島の長期貯蔵品の出荷が始まる。 中晩柑類は量販店の売り場が広がっている。前年より単価高で推移していて荷動きは鈍い。
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ペットボトルのリサイクルで協定 沼津市とコカ・コーラ販社
沼津市とコカ・コーラボトラーズジャパン(東京)はこのほど、ペットボトルの資源循環リサイクルに関する事業連携協定を締結した。同社が県内市町と同様の協定を結ぶのは初めて。 使用済みペットボトルをリサイクル処理し、新たなペットボトルに再生させる「水平リサイクル(ボトルtoボトル)」協働事業。4月から、市が回収した全ての使用済みペットボトル(年間約300トン)が対象になる。廃棄物の減量や資源の有効利用を推進する。期間は1年ごと更新する。 市役所で締結式を開き、頼重秀一市長は「行政と市民が連携してリサイクル事業に取り組む。環境と共生する持続可能なまちづくりを目指す」と述べた。同社の荷堂真紀執行役員
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12万円横領した疑い 富士署が派遣社員の男逮捕
富士署は21日、業務上横領の疑いで東京都昭島市武蔵野2丁目、派遣社員の男(46)を逮捕した。逮捕容疑は物流サービス会社に勤務していた2022年6月中旬、沼津市内で、顧客から集金した現金約12万円を着服して横領した疑い。
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沼津の60代男性 100万円詐取被害
沼津市の60代無職男性が21日までに、市職員や金融機関職員を名乗る男に現金約100万円をだまし取られたと沼津署に届けた。 同署によると、20日午後2時ごろ、男性宅に市職員などをかたる男から「保険料の還付金がある」「金融機関のATMに行って」などと電話があった。その後、指示されるまま市内の金融機関のATMを操作し、現金を銀行口座に振り込んだという。
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牛乳飲んで応援 経費高騰、苦境追い打ち 静岡県東部の農協、料理への利用提案
酪農家を支援して地域産業を守ろうと、酪農が盛んな静岡県東部の農協が製品の消費拡大を呼びかけている。寒い冬は1年で最も消費が落ち込む季節で、今季は飼料代や光熱費の高騰が厳しい経営環境に追い打ちを掛ける。「栄養価の高い牛乳を飲んで加工品を食べ、この季節ならではの料理に使ってほしい」とアピールする。 牛乳向けの生乳価格は昨年11月、1キロ当たり10円引き上げられた。年度途中の値上げは異例だが、県東部の70代の男性酪農家は「経費高騰を吸収できず、かつてないほど厳しい経営状況が続いている」と訴える。コロナ禍で減った宿泊施設をはじめとする業務用需要の回復も道半ばで、「廃業する仲間が出ている」という。
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ペンギン赤ちゃん人気 生後1カ月、体重70→1400グラム 沼津・三津シーパラダイス
沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスで、1月に誕生したケープペンギンの赤ちゃんが人気だ。 性別はまだ不明で、1月12日に卵からかえった。すくすくと成長し、誕生時に約70グラムだった体重は約1カ月で1400グラムほどになった。普段は巣箱の中で過ごし、親ペンギンが口移しで餌を与えている。 赤ちゃんペンギンは全身が黒い毛に覆われているが、2年ほどで大人と同じ白と黒の模様に生え替わるという。飼育担当の熊野有紀さん(20)は「今しか見られない姿を楽しんでほしい」と話した。
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函南・盛り土 町命令後も造成繰り返す 三島署逮捕3容疑者、収益1500万円以上
函南町丹那の山中に不適切な盛り土を造成したとして20日に三島署と県警生活保安課に逮捕された県東部の男3人が、1年間で少なくとも1500万円の収益を得ていたことが同日、関係者への取材で分かった。3人は安全な地形への回復を指示する町の措置命令を受けた後も盛り土を繰り返していたという。 同署などが町条例違反の疑いで逮捕したのは、沼津市下香貫、会社役員の男(53)、同市大岡、会社役員の男(47)、御殿場市市川島田、建設業の男(41)の3容疑者。逮捕容疑は2021年3月から22年3月までの間、同町丹那の3カ所で町長の許可を受けずに盛り土を行った疑い。 会社役員の男(53)は清水町でソーラー設営業、
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大相撲沼津場所PR 7月開催 枝川親方が市長訪問
沼津市で9年ぶりとなる大相撲の巡業「大相撲沼津場所」(実行委主催)が7月30日、3月に使用開始となる総合体育館で開かれる。新型コロナウイルス禍で中断していた大相撲の巡業は昨年8月に再開して以降、県内では初開催。市制100周年と総合体育館の完成記念に花を添える。 日本相撲協会巡業部の枝川親方(元幕内蒼樹山)が20日、市役所を訪れ、頼重秀一市長にPRした。横綱・幕内力士の土俵入りや取り組みの他、力士との記念撮影会を予定する。 枝川親方は「地元の飛龍高出身の翠富士、熱海富士も参加する予定。巡業のコロナ対策も徐々に緩和され、力士と触れ合える機会も増える見込み。多くの方に来てほしい」と呼びかけた。
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「西浦みかん」担い手育成 研修生募り生産者指導 23年度から
JAふじ伊豆(沼津市)と静岡県、沼津市などは20日、ミカンの新規就農希望者らを同市西浦地区で受け入れる連絡会を設立した。農家の高齢化と後継者不足が進む中、地域ブランド「西浦みかん」の産地を守ろうと、2023年度から研修生を募集する。 構成団体代表らが同市西浦平沢の同JA西浦みかん支店で設立総会を開き、今後の活動方針を決めた。受け入れには県農業振興公社(静岡市葵区)の「がんばる新農業人支援事業」を活用し、西浦柑橘出荷部会の生産者が研修生を指導する。 1年間の実践研修と就農準備期間を経て、農業経営者として独立する担い手を育成。新規就農に加え、兼業農家後継者らの受け入れを検討する。 同市南
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社説(2月21日)「道の駅」30年 地域振興へ魅力向上を
幹線道路沿いなどに設置されている「道の駅」の登録は1993年にスタートした。登録第1号は富士市の「富士」など全国103駅。毎年途切れることなく開業が続き、現在は約1200駅に上る。静岡県内では25駅を数える。 30年間で10倍以上増えたのは、道の駅がドライバーのトイレ休憩や食事の場だけではなく、地域振興の拠点としての存在価値が高まってきたからだろう。海辺と一体化した伊東市の「伊東マリンタウン」のように観光スポットになっている施設もある。地元の新鮮な農産物の販売が人気を呼ぶ道の駅は生産者の意欲を向上させる。 道の駅は今後も増加が予想される。浜松市は2023年度当初予算案に「道の駅」新設に
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「クエ」の魚病対策確立へ 23年度安定生産向け実証試験 静岡県議会、農水部長答弁
桜井正陽農林水産担当部長は2023年度から、沼津市にある県温水利用研究センター沼津分場で、ハタ科の高級魚「クエ」の稚魚の安定生産に向けた実証試験に取り組む方針を示した。落合氏への答弁。 同分場は2005年に人工受精卵の段階から飼育して次代の魚を生み出す完全養殖に世界で初めて成功するなど最先端技術があるが、魚病による大量死発生など安定生産には至っていない。 県は22年度内に同分場に完成する量産実証施設に、病原体の侵入を防ぐ閉鎖循環システムや海水の電解殺菌装置などを導入。魚病の発生リスクの低い環境で対策技術を確立することで本格的な種苗(稚魚)の生産を目指す。 桜井部長は「クエは市場で、高値
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美容鍼灸の県民意識を論文に 沼津の女性経営者 業界成長の一助に
総合美容を手がける沼津市大手町の「エス.」の曽根原容子社長=鍼灸(しんきゅう)学修士=がこのほど、県内在住の女性を対象に美容鍼灸に関する意識調査を行った。リフトアップへの期待が高いとする利用者に対し、健康美を目指す施術者らとの認識が一致していないことなど課題を明らかにしている。 曽根原社長は「実感に即した技術教育や広報、研究により美容鍼灸の発展につながる」とし、今回の結果が業界成長の一助になればと強調。曽根原社長がこのほど、東京有明医療大大学院の保健医療学研究科の大学院生として論文にまとめた。 つてがある県内15の商工会議所を通じて、20~60代の千人にアンケート用紙を配布。商議所職員や
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静岡人インタビュー「この人」 創立70周年節目に向け準備に力 沼津青年会議所理事長 竹村俊克さん
2011年に沼津青年会議所(JC)入りし、委員長や副理事長、専務などを務めた。1月に第69代理事長に就任。本業はコインランドリーのプランニング会社「美幸工業」の専務。今年の沼津市制100周年を機に、全県へ沼津を発信したいと意気込む。36歳。 -今年のスローガンは。 「『真っ向勝負で想いを繫(つな)げ! 沼津の未来を共に創ろう!』を掲げた。活動を通して、メンバーには情熱を持って全力で取り組み修練してもらいたいと思っている。自らも、思い切り挑戦する姿を示していく」 -どのような年と捉えるか。 「創立69年の今年は、来年に向けた『繋ぎの理事長』と思われるかもしれないが、それほど意義のある役
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愛知の鋳造所取得 グループ傘下に 沼津の影山鉄工所
鉄骨工事などを手がける沼津市の影山鉄工所(影山彰久社長)と同社グループはこのほど、鋳鉄鋳物製造の小出鋳造所(愛知県碧南市)の全株式を取得し、グループ傘下にした。2020年から企業の合併・買収(M&A)を積極的に進め、今回で4社目。 小出鋳造所は年間売上高約5億円、従業員21人で自動車部品製造が主軸。高い技術があり安定した経営ながら、事業承継が課題だった。今後は影山鉄工所が得意とする生産管理のデジタル化などのノウハウを活用して生産性を向上し、収益性を高める。 グループ全体の年間売上高は59億円となる見通し。山本明弘HR・ブランディング部課長は「グループ傘下には同種企業もあり、シナジー効果も
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酒気帯び運転の疑い 沼津署、男を逮捕 事故起こし発覚
沼津署は20日、道交法違反の疑いで沼津市常盤町3丁目、自称会社員の男(58)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前5時ごろ、市内の港湾道路で乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、電柱に衝突する単独事故を起こして発覚した。
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停車中のタクシー盗んだ疑い 沼津署、男を逮捕
沼津署は20日、窃盗の疑いで沼津市東原、会社員の男(48)を逮捕した。逮捕容疑は1月14日午前6時ごろ、市内で停車していたタクシーを盗んだ疑い。車内には現金約10万円のほか、スマートフォンなどがあったという。同署によると、タクシー運転手が車を離れた隙に、容疑者が運転して現場から去ったという。
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⚽サッカーJ3開幕へ 沼津、学生と練習試合
J3沼津は19日、産業能率大との練習試合を沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で行った。公式戦を想定し、今季初めて前後半45分の90分間で対戦。1-2で敗れた。3月5日の開幕が間近に迫る中、昨季から課題になっている得点力不足の解消を急ぐ。 FWには新入団の和田、津久井と昨季の得点源ブラウンノアを起用したが、決定打を欠いた。2点を追う中、反撃は試合終了間際に決めたブラウンノアの得点のみ。和田は「90分走り抜けるようにハードワークを高めていく」と見据えた。 中山監督はFW陣が狙いを持ってゲームをできていることを評価しつつ、「パスやシュートの精度など、細かいところを詰めていく」と話した。
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沼津市新総合体育館 3月1日開館 静岡県東部スポーツの殿堂に
沼津市御幸町の新総合体育館が3月1日、開館する。バスケットコート3面が使用可能なスポーツアリーナのほか、多目的アリーナや武道場、弓道場など多彩な施設を備え、県東部のスポーツの殿堂としての役割が期待される。 総合体育館は、老朽化した市民体育館(高島本町)に代わる多目的施設として2021年に着工。市民文化センターに隣接する旧香陵グラウンド跡地に、民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式で建設が行われた。総工費は約73億円。 地上4階建て、延べ床面積は1万6600平方メートルで、約1200の観客席があるスポーツアリーナと、多目的アリーナを備える。弓道場と武道場、卓球場も設けた。 こけら落
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育てたい子ども像議論 沼津・原中学校区 地域運営学校始動へ 住民や教師方向性共有
沼津市の原中学校区で4月から、地域住民が学校運営に関わる「コミュニティ・スクール」(CS、地域運営学校)が始まる。17日には、住民や教師が方向性を共有する会合が同市の原地区センターで開かれた。兵庫教育大大学院の竹西亜古教授や同大学院の学生が指導役として加わり、地域で育てたい子どもの姿について議論した。 会合は以前、同大学院でCSに関して研究した原中の梶原利彦教頭が企画。CSの核となる学校運営協議会に加わる住民や、高校生、校区内の3小中学校の教諭、自治会役員ら幅広い世代の約70人が参加した。 10のグループに分かれ、地域の「いいところ」「残念なところ」を話し合った上で、地域の良さや課題を踏
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ふじのくに芸術祭が開幕 静岡で開会式
静岡県内最大の総合芸術祭「ふじのくに芸術祭2023」(県など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、開幕した。県内各地で1年間、美術、文学、音楽・舞台芸術などの催しを展開する。 静岡市駿河区のグランシップで開かれた開会式のオープニングでは、県中部を拠点に活動する「シズニー&ハルモニア」がダンスを披露した。 本県など日中韓の選定都市が文化イベントを集中的に実施する今年の「東アジア文化都市」事業の紹介動画に続き、県文化協会の鈴木寿美子顧問が「県内の文化の魅力を国内、海外に発信したい」と開会を宣言した。 同芸術祭2022の表彰式も行われ、受賞者を代表して焼津市の混声合唱団ジョイアの萩原博副
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面識ない男性の顔殴る 沼津の男逮捕 静岡中央署
静岡中央署は19日、傷害の疑いで沼津市米山町、自称飲食店経営の男(47)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前1時50分ごろ、静岡市葵区両替町の店舗内で同区の男性会社員(44)の顔面を殴り、額から出血するけがを負わせた疑い。同署によると、2人は面識がなく、酒が入った状態だったという。
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バレーボール 東レ、逆転勝ち 東京GBに3-2 Vリーグ
バレーボールのVリーグは18日、草薙このはなアリーナなどで行われ、V1男子の東レは3-2で東京GBに逆転勝ちし、16勝目を挙げて再び4位に浮上した。東レはセッター酒井啓輔(浜松商高出)のコンディション不良により司令塔に真子康佑を起用。第1、2セットは真子とパダル・クリスティアン、西本圭吾の連係が合わず連続で失った。第3セット途中で真子と相性のいいミドルブロッカー上條レイモンドを投入。攻守のリズムを取り戻すと、パダル、高橋健太郎のブロックや上條の速攻が要所で決まり、3セットを連取した。 2セットダウンから修正 上條が流れ呼ぶ 東レがホーム戦で地力を発揮した。東京GBを相手に2セットダウンか
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沼津港沖でボート接触 男性1人が軽傷
18日午後1時半ごろ、沼津市の沼津港沖で4人乗りの小型プレジャーボートと2人乗り小型プレジャーボートが接触し、2人乗りボートの成人男性1人が肩を打ち軽傷を負った。清水海上保安部が事故原因を調べている。
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寿太郎みかんと沼津茶、長泉の小学校に寄贈 JAなんすん
JAふじ伊豆なんすん地区本部は2月、食農教育の一環として、管内2市2町(沼津、裾野、長泉、清水)の小学校に特産品の「西浦みかん寿太郎」と沼津茶を贈呈している。 渡辺偉理事がこのほど長泉町役場を訪れ、石井宣明教育長に2950人分のみかん300キロと1人当たり1パックのお茶を手渡した。渡辺理事は「素晴らしい地元の特産品を学校給食で体験していただきたい」とあいさつした。町は3月7日、町内3小学校の給食で振る舞う予定。なんすん地区本部は順次、残りの3市町と加藤学園暁秀初等学校(沼津市)を訪れ、小学生約1万5400人を対象に贈る。
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沼津市制100周年 小中生絵画募る 4月14日まで
沼津市は、7月1日の市制100周年を記念して市内在住、在学の新小学1年から中学3年の児童生徒を対象に「こども絵画コンテスト」の作品を募集する。募集期間は2月20日から4月14日まで。 テーマは「あなたの好きな沼津市の物・人・風景など」「次の100年に残したい沼津市の風景」のどちらかを選ぶ。四つ切りの画用紙を横長に使い、画材は自由。小学生の部と中学生の部で審査し、市長賞、教育長賞、優秀賞を選出する。 応募用紙は市ホームページからダウンロードし、作品の裏に貼り付ける。市政策企画課市制100周年記念事業推進室に郵送または直接持ち込むか、市内小中学校在籍者は学校に提出する。 作品は全て、7月7
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働く女性応援 2月26日イベント 沼津
働く女性を応援するイベント「All Lady’sフェス」(NPO法人Woman’sサポート主催、第一生命保険沼津支社共催)が26日午前10時~午後4時、沼津市上土町の沼津リバーサイドホテル4階で開かれる。 会場に「トークショー」「マーケット」「ティーラウンジ」の3エリアを用意し、飲食店主のセミナーや、体験型の地元女性起業家による24のブースなどを展開する。仕事と家事・育児の両立、出産や結婚後の仕事復帰などの不安や悩みについてサポートする。入場無料。
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戸田の文化紹介 2月23日にイベント 沼津
沼津市の戸田観光協会は23日午前9時から、同市戸田の重要文化財「松城家住宅」の邸内などで、地元の文化に触れるイベントを開く。入場無料。 同地区で活動する読み聞かせクラブ「たちばな」が松城家を取り上げた紙芝居を披露する。地元で漁が盛んなタカアシガニを使った魔よけお面の展示会、同地区を舞台にした漫画「ぽんこつポン子」のイラスト展も開催される。
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れいわ山本代表 消費税廃止訴え 沼津で街頭演説
れいわ新選組の山本太郎代表は17日、4月の統一地方選立候補予定者を応援するため、沼津市のJR沼津駅で街頭演説し、「賃金が下がり、物価は上昇する中、経済政策として消費税の廃止しかない」と重点政策をアピールした。 聴衆からの質問に答える形で演説した。学校給食費の無償化については、岡山県備前市がマイナンバーカードの取得を条件としたことを例に「条件を付けることはありえない」と批判。即時廃止を訴える原発には、浜岡原発(御前崎市)を念頭に「立地自治体への補助金はいきなりなくすことはしない」と、段階的に削減するとした。
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女子サーブル日本代表 脇田選手(沼信所属) フェンシングの魅力伝える 沼津二小で体験教室
地元の官民でつくる「フェンシングのまち沼津推進協議会」は16日、フェンシング体験教室を沼津市立第二小で開いた。沼津信用金庫所属の女子サーブル日本代表の脇田樹魅選手(23)が来校し、1、2年生29人に魅力を伝えた。 市制100周年を迎える市が、記念事業として誘致する全日本フェンシング選手権の機運醸成に向けた取り組みの一環。 児童は脇田選手からフェンシングのルール解説や競技中のかけ声を学んだ後、スポンジ状の棒を剣に見立てて試合をする競技「スマートフェンシング」に挑戦した。学年ごとチームに分かれて対戦。「頑張れ」「負けるな」と応援しつつ、得点が入ると歓声を上げた。脇田選手は「マイナーなスポーツ
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沼川流域の治水対策「大規模特定河川事業に」 沼津、富士市長 国交省に要望
沼津市の頼重秀一市長と富士市の小長井義正市長は17日、国土交通省で清水真人政務官と面会し、治水対策として整備する沼川新放水路の上流工区と支流の江尾江川の河川改修について、大規模特定河川事業として採択するよう要望した。 沼川流域は2021年7月の豪雨災害で約300戸が浸水し、対策が求められている。交付金事業で実施している両事業について、予算が優先配分される大規模特定河川事業での採択を通じ、着実な整備につなげたい考えだ。頼重市長は「毎年のように浸水被害が起こり、地域住民が心配している現状を伝えた」と述べ、小長井市長は「(清水氏には)必要性を十分理解してもらえた」と手応えを示した。 自民党の細
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沼津・原地区が生んだ名僧・白隠禅師 地元中学生に絵本で紹介 美術教諭の米倉さん朗読劇
沼津市内の有志でつくる絵本「ぬまづ昔ばなし」推進会が、同市原地区に生まれ後に名僧と呼ばれた白隠禅師の生涯を紹介する絵本を作製した。絵と文章を担当したのは会の代表を務める同市立原中の美術教諭、米倉丈智代表(43)。同校生徒へ披露する朗読劇をこのほど開き、地元の昔話を発信した。 米倉代表は子どもたちに沼津に残る物語を知ってもらい次世代につなごうと、親子で手に取れる絵本での発信を決めた。市商工会や原地区連合自治会の協力を得て、発行基金を募り、第1弾として「白隠禅師」を作った。絵本は全40ページ。温かい雰囲気を出すため筆を使い、セピア調に仕上げた。 このほど開かれた朗読劇会では、同校出身の植松知
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全商検定1級 3種目以上 沼津商高3年52人合格
沼津商高(清水町)の3年生52人が全国商業高校協会主催の検定試験で3種目以上の1級を取得した。 検定は簿記や珠算、ビジネス文書など計9種。3年生183人のうち、全9種目に1人、6種目に1人、5種目に5人、4種目に18人、3種目には27人が合格した。同校の生徒は3年間で3種目以上の1級取得を目指している。 6種に合格した芹沢亜美さん(18)=沼津市=は過去問を多く解いて受験に備えた。「予想よりも多くに合格できてうれしかった。就職先で生かせたら」と喜びを語った。
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「癒しのプチヴェール」パッケージを一新 機能性表示食品PR
JAふじ伊豆(沼津市)は、冬野菜「プチヴェール」が昨年12月に機能性表示食品に登録されたのを受け、パッケージを一新した。一時的なストレスや疲労感を緩和する効果があるとされるアミノ酸の一種「GABA」が摂取できる点をアピール。「癒(いや)しのプチヴェール」と名付け、消費拡大を図る。 プチヴェールは芽キャベツとケールを交配させた野菜で、11月下旬~3月上旬に出荷される。沼津市、清水町、長泉町の生産者でつくる同JAなんすんプチヴェール部会は、アグリオープンイノベーション機構(AOI機構、沼津市)と連携して消費者庁に申請し、登録された。 新たなパッケージはピンクを基調にし、のぼり旗などの販促物も
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沼津の魅力、学生が発掘 日大国際関係学部、原地区に着目 観光振興へマップ作成
日本大国際関係学部(三島市)で観光を学ぶ宍戸学教授のゼミの学生が沼津市と連携し、観光振興に取り組む活動が広がりを見せている。2年目を迎えた本年度は、中心市街地だけでなく、歴史や文化の色合いが強い市西部の原地区での観光活性化策の提言に取り組んだ。今後は豊富な自然や水産物で知られる戸田地区での研究にも意欲を見せ、学生ならではの視点を生かした観光促進に期待が集まる。 1月下旬、ゼミに所属する3年生が沼津市商工会(同市原)の会員に向け、原地区の研究成果を発表した。地域活性化のまちづくりや観光事業について研究するチーム「地域観光ユニット」の学生は、JR沼津駅周辺以外の誘客が進んでいないことを課題と
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強制性交容疑、男2人逮捕 沼津署
沼津署は16日、強制性交の疑いで沼津市大塚、建設作業員の男(21)と清水町堂庭、建設作業員の男(21)を逮捕した。逮捕容疑は2022年12月31日午前5時ごろ、静岡県東部地区で同地区在住の20代女性にわいせつな行為をした疑い。同署によると、両容疑者は知人関係という。
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伊豆縦貫道「天城越え」 国交相、23年度事業化言及 県東部首長要望受け
下田市の松木正一郎市長ら県東部、伊豆地域の首長が16日、国土交通省で斉藤鉄夫国交相と面会し、伊豆縦貫自動車道の早期全線開通を要望した。斉藤氏は未着手の「天城越え」区間について、2023年度新規事業化の可能性に言及した。松木市長らが終了後の取材に明らかにした。 斉藤氏は、事業採択には公共事業評価の手続きを経る必要があることを念頭に「このまま順序をしっかりと踏んでいけば、4月1日以降に事業化ができる」などと述べたという。整備には「技術的な課題がある」との認識も示し、部分的な着手も選択肢の一つに挙げた。松木市長は「期待の持てる言葉をもらった。建設発生土の取り扱いなど、地元でやるべきことをしっかり
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⚽「元気を世界に届ける」J3沼津が必勝祈願 新体制での飛躍誓う
3月5日の開幕を前に、サッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津は16日、沼津市の日枝神社で恒例の必勝祈願を行った。今季のパートナー企業が参加するキックオフパーティーも市内で開き、新体制での飛躍を決意した。 高島雄大社長、中山雅史監督やスタッフ、選手の計約40人が神事に臨んだ。玉串を奉納したあと、中山監督と菅井拓也主将が、それぞれ「健康第一」「より高みへ」と記した絵馬を奉納。中山監督は「元気を全国、世界に届けていきたい。熱い戦いをグラウンドの上で思い切り表現する」と誓い、菅井選手は「精いっぱい頑張る。結束して闘っていきたい」と闘志を燃やした。 パーティーではスポンサーら150人が集まり
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沼津商議所 脱炭素目指す新組織 紅野会頭「世界を意識」
沼津商工会議所(紅野正裕会頭、沼津市)は16日、同市で開いた常議員会で、脱炭素社会の実現を目指す新組織の設立を正式決定した。紅野会頭は来秋に市内で開催予定のエネルギー対策に関する太陽光発電国際会議を念頭に、「世界を意識して臨みたい」と強調。4月早々にも初会合を開くことを明らかにした。 新設した脱炭素推進特別委員会には、県東部・伊豆で事業展開する18の事業所が参画。全国企業の先進的な取り組みの共有化や自社における二酸化炭素(CO2)の排出量の確認、電気自動車(EV)や太陽光発電設備の導入に対する支援などを想定する。商議所としてのアクションプランの作成も目指す。 光林治常務理事によると、事業
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裁判の仕組みや裁判員制度「周知必要」 経験者ら意見交換 地裁沼津支部
静岡地裁沼津支部は16日、裁判員経験者と法曹三者(裁判官と検察官、弁護士)の意見交換会を沼津市の同支部で開いた。改正少年法の施行により18、19歳の裁判員が選ばれるようになる中、経験者からは若い世代の参加を前向きに捉えつつも、刑事裁判の仕組みや裁判員制度を周知する必要性を指摘する声が聞かれた。 殺人や保護責任者遺棄致死などの事件で裁判員を務めた7人が出席した。会社員の桐部聡さん(38)は「評議には人生経験豊富な人たちが加わるので、積極的に意見を言うべき」と好意的に受け止めた。会社経営の赤池富士夫さん(72)は「孫世代が選ばれると考えると、罪を決める重さに耐えられるか」と複雑な心境を吐露。民
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沼津市、職員に停職の懲戒処分 イノシシ捕獲中に事故
沼津市は16日、イノシシの捕獲作業中に公用車を運転して男性と衝突し、死亡させた農林農地課の男性会計年度任用職員(66)を停職6カ月の懲戒処分にした。男性職員は17日付で依願退職する。 市によると、男性職員は1月23日、同市大平でイノシシの捕獲作業中に軽トラックを運転。鳥獣被害対策実施隊として市から委嘱を受けた市非常勤職員の男性(75)と衝突して水路に転落させ、男性が死亡する事故を起こした。監督責任として、上司の農林農地課長も訓告処分とした。 頼重秀一市長は「公務執行における安全確保を徹底し、市民の信頼を回復できるよう努める」とコメントした。
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脱炭素推進企業を支援へ 沼津市 太陽光発電、EV導入
沼津市は2023年度、脱炭素社会の実現へ意欲的な地元企業の支援に乗り出す。50年を目途とした「ゼロカーボンシティNUMAZU2050推進事業」として、一般会計当初予算案に関連経費2600万円を計上。太陽光発電の設備設置や電気自動車(EV)の導入をはじめ、脱炭素を目指す経営を後押しする。 市は公共施設での再生可能エネルギー導入計画の策定に向け、23年度内に始動する。導入する際の適地や優先度などを判断していく。 昨年3月、頼重秀一市長は市民と企業、行政が一体となって、50年までに二酸化炭素(CO2)排出量の実質ゼロを目指すと表明。5月には脱炭素社会へ具体的な取り組みを図る全国の自治体で構成す
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コンビニ店員に詐欺防止感謝状 沼津署
沼津署は15日、特殊詐欺被害を防いだとして、コンビニ「セブン-イレブン沼津熊堂店」(沼津市)と店員の向坂芳之さん、佐藤好美さんに署長感謝状を贈った。山本氏仁副署長が同店を訪れ、店舗経営者の新井広和さんと向坂さん、佐藤さんに手渡した。 3人によると、1月下旬に高齢の男性が来店。「リンゴの絵のついたカードはありますか。30万円分購入したい」「KDDIから電話があり、未払いの電話代として支払う」などと話したため、詐欺被害を疑い、警察に通報した。 男性から詳しく話を聞いた向坂さんは「男性が電話で指示を受けていておかしいと感じた」と振り返った。警察に通報した佐藤さんは「スタッフみんなで連携して未然
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技術知識生かしたボランティア学ぶ 3月11日、沼津で開催
沼津市社会福祉協議会は3月11日午後1時半から、「技術系災害ボランティア(プロボノ)について知る講座」を同市日の出町のサンウェルぬまづで開く。 家を傷つけないように床板をはがしたり、壁の断熱材を取り除いたりするなど、専門的な技術を持ったボランティア(プロボノ)が講師として参加。活動の紹介や体験ができる。先着30人、参加無料。 希望者は同協議会へ電話かメールで申し込む。電話は<電055(922)1500>、メールは<info@numazu-shakyo.jp>へ。メールの際は名前、住所、電話番号、年齢を記載する。
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確定申告受け付け 街頭広報の出発式 沼津市
沼津税務署と沼津青色申告会は16日、確定申告の受け付け開始に合わせて、街頭広報の出発式を沼津市の沼津青色会館で開いた。 関係者ら8人が参加した。北川和彦署長は「パソコンやスマホで自宅からでも申告できる『e-Tax』をぜひ利用してほしい」と訴えた。沼津税務署は同市のキラメッセぬまづに確定申告会場を開設している。LINE(ライン)から国税庁の公式アカウントを友だち追加すると、入場整理券を事前発行できる。確定申告は3月15日まで。
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全国13連覇、アジアもV チア団体「C-STARS」 沼津市長に活躍報告
静岡県東部を拠点に活動するチアダンス団体「C―STARSスタジオ」に所属する沼津市内の小中学生4人が14日、市役所に頼重秀一市長を訪ね、全国大会や国際大会での活躍を報告した。 同団体の中学生を中心にしたチームは、昨年11月に都内で開かれた全日本チアダンス選手権チアダンス部門・ジュニア編成で13連覇を達成。同9月にタイで開催されたICUアジアチアリーディング選手権のユースチーム・フリースタイルポン部門でも優勝した。 両大会に出場した斎藤しのさん(大岡中3年)、川内羽蘭さん(同2年)、市川初音さん(金岡中1年)と、全日本選手権の小学生チームでチアダンス部門準優勝などに輝いた小沢菜奈美さん(金
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脱炭素推進へ新組織 沼津商議所が設立方針 4月始動
沼津商工会議所(紅野正裕会頭)は16日までに、地元企業が主導して脱炭素社会を具現化する新組織を設立する方針を固めた。来年秋に世界中の研究者が沼津市に一堂に会し脱炭素など環境問題について話し合う国際会議が開かれる予定で、まずは地元産業界が率先して取り組み、方策を内外に示す。4月から始動する。 製造業と輸送業、建設業の20前後の事業所で構成する「脱炭素推進特別委員会」を新設する。地元の金融機関とエネルギー供給企業、行政がオブザーバーとして参加する方向。具体的な脱炭素社会実現への方法や行動計画のほか、地域経済再生にどうつなげるかなどについて検討を重ねる。 国際会議はほぼ毎年、「太陽光発電国際会
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高齢者の自立へ 住環境支援 2月28日に沼津でセミナー
ファルマバレーセンター(長泉町)は28日、体力が衰えて外出などが難しくなった高齢者が、自立して暮らせる住環境を考えるセミナーを沼津市大手町のプラサヴェルデで開く。自立を支える設備・福祉機器展も同時開催する。 「自立のための3歩の住まい」と題したセミナーは午後1時から。国土交通省の担当者やインテリアコーディネーターらが基調講演するとともに、福祉用具や介護ロボットの現状や、サービス付き高齢者向け住宅での取り組み事例を紹介する。 機器展は午前11時~午後4時。さまざまな自立支援のための器具を置いたモデルルームを設置。移動可能な水洗トイレやベッド、入浴用器具などを展示する。 セミナー聴講希望者
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サギ電話注意報発令 東部ブロック 静岡県警
静岡県警は15日、サギ電話が多発しているとして東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮各署管内)に注意報を発令した。17日まで。 県警生活安全企画課によると、14日に沼津市で7件、御殿場市と富士市で各2件、長泉町で1件の不審電話があった。市役所職員をかたり、還付金の名目でATMに誘導する手口が多発したという。 県内では現在、中東遠ブロック(菊川、掛川、袋井各署管内)に警報、浜松北ブロック(天竜、細江両署管内)に注意報を発令中。60代の男女が特に狙われていて、県警が警戒を強く呼びかけている。
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記者コラム「清流」 寿太郎温州、早速味わう
沼津市三浦(さんうら=西浦、内浦、静浦)地区で生産が盛んなブランドミカン「寿太郎温州」が、販売開始された。早速スーパーで見つけ、味わってみた。 平均糖度が高く、甘みと酸味のバランスが絶妙で濃厚な味わいだった。ミカンを生産する「JAふじ伊豆西浦柑橘出荷部会」の浜口和彦副部会長が「『コク』を感じてほしい」と言っていたのもうなずけるくらいに奥深い味で、いくつ食べても飽きがこなかった。砂糖が入っていないのが信じられないほどだ。 JAふじ伊豆のユーチューブチャンネルでは「西浦ミカンのパエリア」のレシピが紹介されていた。ミカンと肉や野菜が合うのか気になる。そのまま食べるだけでなく、料理に添えられた沼
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駿河・伊豆の古代 沼津で3月に講演会
沼津市と富士市は3月12日午後1時から、埋蔵文化財活用講演会「狩野川・富士川が作り出した古代社会」を沼津市立図書館で開く。受講無料。 東京医療保健大の三舟隆之教授が「駿河・伊豆の古代社会の成立 カツオがつなぐ都と駿河・伊豆」と題し、カツオなどの食文化から、奈良時代前後の沼津や富士地域について講演する。両市の職員も地元に関連する遺跡に関して解説する。講演の映像は後日、沼津市の公式ユーチューブチャンネルで公開予定。 講演会に合わせて3月6日から19日まで、沼津市文化財センター(同市志下)で、関連遺跡や出土物に関する特別展示も行う。11、12日は休館。 受講希望者は2月28日までに郵送、また
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女子サッカー全国へ クワトロガールズFC 沼津市長に決意
静岡県東部で活動する女子サッカークラブ「クワトロガールズFC」が18、19日に滋賀県で開かれる全国大会「第12回びわ湖カップなでしこサッカー大会」に出場する。所属する沼津市内の小学生3人が14日、市役所を訪れ、頼重秀一市長に健闘を誓った。 訪問したのは、佐藤次美さん(片浜小5年)、望月真鈴さん(同)、久保田琴音さん(愛鷹小6年)。大会には32チームが出場予定で、DFの久保田さんは「1対1で負けないようにプレーしたい」と意気込みを語った。 長泉町が主な活動場所の同チームは昨年10月に名古屋市で開かれたフジパンカップ東海大会で優勝。4年ぶり3回目のびわ湖カップなでしこサッカー大会出場を決めた
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職員処遇改善加算 管理者が請求ミス 沼津市立あしたか学園
沼津市は15日の市議会民生病院委員会で、市立あしたか学園を指定管理する輝望会(同市)が福祉・介護職員の処遇改善加算を約6年間、静岡県に低い割合で請求するミスがあったと明らかにした。請求時効を迎えていない2018年2月以降の2731万2045円が、22年度中に県から市に支給される。 加算は、児童相談所を通じて児童を受け入れた際、運営法人への国と県の負担金額が増額される仕組み。17年度から本来より低い割合で県に請求し、実際より低い額が市に支給されていた。 職員給与は適切に支払われていたという。
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詐欺被害未然防止 沼津信用金庫に感謝状 沼津署
沼津署は13日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、沼津市の沼津信用金庫事務部システム課と同課の窪田新司主任(33)、清水町支店の篠田綾子支店長代理(43)に感謝状を贈った。 窪田主任は1月23日、ネットバンキングの申し込みをした清水町の60代女性に電話をかけ、申し込みの経緯を尋ねた。「町役場から還付金があると連絡があった」と言われ、詐欺を思って手続きを止めた。篠田支店長代理は女性に応対して詐欺電話であることを説明した。同課を代表して工藤智之副部長兼課長(53)と2人が吉田光広署長から感謝状を受け取った。
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直営4店で感謝祭 地元特産品を販売 18日、JAなんすん
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は18日午前9時から正午まで、直営4店舗で感謝祭を開く。 西浦みかん寿太郎やすそのいちご、プチヴェール、桃沢わさびなど地域ブランドの農畜産物を販売し、旬の地元特産品が当たる抽選会を行う。 会場は金岡産直市(同市東熊堂)とKAU~ら(同市東椎路)、長泉産直市(長泉町下土狩)、すそのふれあい市(裾野市佐野)。問い合わせは各店舗へ。
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ミカン市場だより(2月14日) 青島 終盤で減少
本県産青島温州はレギュラー品が出荷終盤を迎え、数量が減少している。量販店が2月末まで積極的に温州ミカンを取り扱うことから、強もちあいの状況に変わりない。 沼津市の寿太郎温州は最盛期に入った。品質への評価は安定し、引き合いは強い。 中晩柑類の入荷が続いているが、低気温の影響で消費は伸び悩んでいる。
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恐喝未遂疑い 無職の男再逮捕 沼津署
沼津署は14日、恐喝未遂の疑いで沼津市高島本町、無職の男(48)を再逮捕した。再逮捕容疑は1月10日、同市のコンビニ店員の男性(48)宛てに危害を与えるとの内容の封書を送り、現金50万円を脅し取ろうとした疑い。同署によると、2人は顔見知りだという。容疑者は2022年12月下旬に市内の飲食店で無銭飲食し、同署の取調室の机を壊した詐欺と器物損壊の疑いで同署に逮捕されていた。
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3月1日から代表、一般質問 沼津市議会
沼津市議会2月定例会は3月1~3日に代表質問と一般質問を行う。代表質問に各会派から7人、一般質問に7人が登壇する。 登壇者と主な質問項目は次の通り。 【代表質問】高橋達也(志政会)中心市街地まちづくり、地域の宝を生かすまちづくり▽平野謙(虹の会)コロナ感染拡大防止と経済活動の両立、行財政運営▽霞恵介(市民クラブ)高尾山古墳整備、子育て支援事業▽浅田美重子(自民沼津)ストリートスポーツパーク整備、ゼロカーボンシティ▽小泉宣子(公明党)起業創業支援、学校給食▽江本浩二(未来の風)地域総がかりの教育、農林水産業振興▽川口三男(共産党市議団)物価高騰対策、沼津駅周辺総合整備事業 【一般質問】渡
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藤枝明誠が7度目東海制覇 バスケット男子 東海高校新人大会
バスケットボールの東海高校新人大会最終日は12日、エコパアリーナで行われ、男子決勝は藤枝明誠が67-63で美濃加茂(岐阜)に競り勝ち、新型コロナウイルスによる2年連続中止を挟んで2大会ぶり7度目の優勝を飾った。その他の静岡県勢は男女とも11日の2回戦までに敗退した。 赤間封じに周囲奮起 藤枝明誠が留学生を擁する東海の難敵に3連勝した。全6戦を100点ゲームで圧倒した県大会のようにはいかなかったが、高い守備強度で失点はいずれも60点台以下。エース赤間が徹底マークされても周囲が奮起し、再び全国の強豪と渡り合う下地はできた。 美濃加茂との決勝は留学生同士の力が拮抗(きっこう)。赤間に加え得点
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ペンギン赤ちゃん「ピーピー」 きょうだい誕生 沼津・マリンパーク
沼津市内浦重寺のあわしまマリンパークでこのほど、フンボルトペンギンの赤ちゃん2羽が誕生した。仮親となったケープペンギンの巣箱の中ですくすくと成長している。 2羽は同じ親の卵から生まれ、1月28日と2月1日にふ化した。誕生時の体重は80グラムほどで、性別はまだ不明。産んだ親の子育てが難しいと判断し、似た種であるケープペンギンを仮親とした。仮親たちは交代で赤ちゃんを温め、餌を口移しで与えている。現在は1羽目が約600グラム、2羽目が約300グラムとなるなど成育は順調。時折「ピーピー」と元気よく鳴く愛らしい声を聞くことができる。 同館では近親交配を避ける血統管理を行っていて、フンボルトペンギン
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内浦漁協とアイエイアイ受賞 スタートアップと協業 「テックビート」
静岡県内企業と首都圏スタートアップの優れた協業を顕彰する「テックビートシズオカアワード」(同実行委員会主催)が13日、静岡市内でオンラインを交えて開かれ、県知事賞に内浦漁業協同組合(沼津市)とMizLinx(ミズリンクス、東京)が選出された。 両者は内浦湾の養殖いけすに遠隔観測システムを設置し、近年多発しているというアジの大量死の原因を検証している。同組合の金指正和総務第二課長は「科学的な知見を取り入れて自然環境の変化に対応しつつ、漁業のスマート化も進められれば」と協業推進への意欲を語った。 昨年開催した商談会「テックビートシズオカ」に関連した協業事例の中から選んだ。実行委員長賞は、自動
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沼津市市制100周年事業に売上金寄付 JR貨物東海支社
JR貨物東海支社はこのほど、1月に沼津市のららぽーと沼津で開催した「貨物鉄道フェスティバル」で販売した鉄道部品の売上金の一部を同市に寄付した。市制100周年事業に活用する。金額は非公表。 同市出身の花岡俊樹支社長が市役所を訪れ、頼重秀一市長に目録を手渡した=写真=。花岡支社長は同市に建設中の新貨物ターミナルに触れ、「市制100周年の節目に事業を展開でき、うれしくも緊張感を持って進めている」と述べた。頼重市長は「市民が貨物鉄道の重要性に触れる機会をつくっていただいた」と感謝した。
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長坂養蜂場社長 ぬくもり経営紹介 沼津でセミナー
沼津商工会議所女性会(大田香奈子会長)はこのほど、会員事業所の経営者らを対象にしたセミナーを沼津市内で開いた。浜松市北区の蜂蜜製造販売店「長坂養蜂場」の長坂善人社長が「人が輝く“ぬくもり”ある会社づくり」をテーマに講演した。 3代目として家業を継いだ長坂社長は経営理念として「ぬくもりある会社」を掲げ、従業員とその家族を大切にしている経営について紹介した。週1回の定休日に月2回、全社員が出勤し、経営理念の共有や新たな取り組みを考える時間など「重要だけれど緊急ではないこと」に充てているとした。その結果、コロナ禍での新規商品の開発につながったとした。 一方で営業時間を以
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キャンプでもみ殻利活用 沼津の農家 バイオマス燃料を開発、販売 高騰進むまきの代替品に
沼津市の農家が米の収穫時に大量に出るもみ殻を使ったバイオマス燃料「C.H.A.F(チャフ)」を開発した。多くが産業廃棄物として処理されていたもみ殻を利活用する県内では初めての取り組み。アウトドアブームに伴い高騰が進むまきの代替品として、キャンプ場への販路拡大を目指す。 県東部の農家から集めたもみ殻を、接着剤を使わずに固形化した。同市の農家大木重友さん(43)が商品名と同名の会社「チャフ」を起業し、昨秋から販売を開始した。「手間をかければ再生可能エネルギーに変えられることを示したかった」と説明する。 チャフは燃焼時に窒素や硫黄酸化物を排出しないため環境負荷が小さく、燃焼時間がまきの約3倍。
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社説(2月12日)「街の書店」減少 地域文化を担う存在だ
全国から書店閉店の報が相次ぐ中、静岡県内で独立系店舗が新たな書店の役割を模索している。「街の本屋さん」は書籍や雑誌を販売するだけでなく、地域の文化力向上に資する存在である。消滅させてはならない。未来の書店の在り方を地域課題として考えたい。 書店業は粗利が2割程度、純利益は1%前後であり、利益率は小売業の中でも最低レベルとされる。公正な競争環境の整備は不可欠だ。通販サイトでの送料無料化の制限や、公共図書館における新刊本の貸し出し不可期間のルール整備など制度改革を伴う議論にも踏み込む時期だろう。 取次、出版社を含めた商慣習の改善も急務である。取次が多くの出版物を書店の要望とは無関係に送る配本
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沼津の市道 酒気帯び運転の疑い 会社員逮捕
沼津署は11日、道交法違反の疑いで沼津市下香貫下障子、会社員の男(39)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前5時ごろ、同市内の市道で乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、車両に追突する事故を起こして発覚した。
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資材置き場出火 枯れ草焼く 沼津市東熊堂
11日午前5時45分ごろ、沼津市東熊堂の資材置き場から出火し、積み上げてあった枯れ草約80平方メートルを焼いた。けが人はいなかった。沼津署などが出火原因を調べている。
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静銀沼津支店に詐欺防止で感謝状 沼津署
沼津署は9日、特殊詐欺被害を未然防止したとして、静岡銀行沼津支店(沼津市)と行員の勝間田和彦さんに署長感謝状を贈った。吉田光広署長が同署で樋川早苗副支店長と勝間田さんに手渡した。 勝間田さんによると、1月31日にATMの振り込み方法を尋ねてきた女性が、スマートフォンでLINE(ライン)を操作しながら振り込もうとしているのを不審に思ったという。目的を尋ねると「5万円振り込めば芸能人に会える」などと話したため、詐欺被害を疑い警察に通報した。 勝間田さんは「何度もスマホのパスコードを打ち間違え、振込先が個人名なことにも違和感を抱いた。振り込むお客さまには『大丈夫ですか』と必ず確認をとるなど、引
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ウサギ型のチョコ模様 伊豆・三津シーパラダイス クラカケトラギス展示
沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスで14日まで、バレンタインデーにちなんだ特別水槽が公開されている。 「ハッピーうさチョコバレンタイン」と題した水槽に、チョコレートのような暗色の模様が特徴のクラカケトラギス1匹を展示している。模様は今年の干支(えと)のウサギ型にも見えるとして展示を決めたという。全長18センチで、同館の近海で飼育員が捕獲した。 同館の担当者は「普段は注目されない魚。この機会に模様などをじっくり見てほしい」と話した。
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徳川家臣で「武将印」 大河ドラマ合わせ制作 沼津西高生が題字デザイン
沼津西高(沼津市)の芸術科書道専攻の生徒らが題字を記した「武将印」がこのほど、完成した。1月に始まった大河ドラマの放送に合わせ、沼津ゆかりの徳川家康の家臣4人を取り上げて地域振興につなげる。 同校とNPO法人沼津観光協会の町おこしプロジェクト第4弾。これまでは市内に存在した城を取り上げて御城印を作ってきたが、今回は三枚橋城主の松平康重、松平康親、大久保忠佐、興国寺城主の天野康景の4人をモデルに制作。2年の小川真央さん、遠藤輝子さん、日吉梨乃さん、木村智祐さん=いずれも(17)=が武将を一人ずつ担当し、その人柄をイメージしながら楷書や隷書、行書などで名前を力強くしたためた。 小川さんらは「
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一足早い春の訪れ 紅白の梅ほころぶ 沼津御用邸記念公園
沼津市の沼津御用邸記念公園で、梅の花が咲き始めた。園内を紅白の花が彩り、一足早く春の訪れを告げている。 梅園に15品種約140本が植えられている。玉牡丹や寒紅梅など早咲きの品種は見頃を迎えていて、全体ではまだ二分咲き程度。同園によると、開花時期はおおむね例年並み。浜松市から団体で訪れた内田久恵さん(75)は「梅の花は今年初めて見た。香りが良くて春を感じる」と笑顔を見せた。 11、12の両日と、18日から3月上旬までの見頃の期間は梅の木の下で抹茶を味わう「観梅茶席」も開かれる。
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動く部活動改革 地域移行へ協議組織【検証 沼津市予算案㊦】
沼津市の大岡市民運動場に学校を終えた小学生が次々と集う。サッカーJ1横浜FCの長谷川竜也選手(28)=同市出身=が代表を務めるサッカースクール「THFA」のメンバーらだ。スクールは4月からの中学生チーム発足に向け、準備を進めている。 チーム設立の背景には、少子化による中学校のサッカー部減少がある。コーチの野田侑成さん(29)は「部があっても部員が少なかったり、合同チームだったり。サッカーにしっかり取り組みたい中学生や保護者が受け皿を求めている」と説明する。 国は少子化や教員の負担軽減を目的に、休日の中学校部活動の指導を地域クラブなどに委ねる「地域移行」を進めるよう現場に求めている。沼津市
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接骨院院長らを詐欺容疑で書類送検 沼津署
沼津署は10日、詐欺の疑いで沼津市の男性接骨院院長(43)と長泉町の男性会社員(40)を静岡地検沼津支部に書類送致した。送致容疑は、共謀して2021年8月下旬と9月下旬の2回にわたり、交通事故で負傷したこの男性会社員の接骨院への通院日数を水増しし、虚偽の施術証明書などを都内の保険会社に提出して計約20万円をだまし取った疑い。同署によると、実際の通院日数は5日間だったが、32日間としていたという。
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労働安全衛生法違反の疑いで書類送検
三島労働基準監督署は10日、労働安全衛生法違反の疑いで、住宅補強やリフォーム工事を手がけるサン工業(沼津市西島町)と同社取締役の60代男性を地検沼津支部に書類送致した。書類送検容疑は昨年10月28日、伊豆市内の民家の増改築工事現場で、高さ2メートル以上で作業を行わせる場合は手すりを設けるなど同法が定める墜落防止措置を講じなかった疑い。屋根の補修作業を行っていた作業員の50代男性が高さ4メートルから地上に転落し、頸椎(けいつい)を損傷するけがを負った。
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シビックプライド醸成へ 沼津市長が施政方針 市制100周年の事業展開
沼津市の頼重秀一市長は10日開会した市議会2月定例会で、2023年度の施政方針を示し、市制100周年を迎える7月に3日間記念イベントを開くなど、節目に合わせて市民がまちに誇りを持つ「シビックプライド」の醸成に向けた取り組みを進めると述べた。 100周年記念として、市内の農水産物を集めたイベントや、女性起業に向けた講演会、花の装飾コンクール、NHK「のど自慢」の誘致など多彩な事業を展開する。60周年を迎える米国カラマズー市との姉妹都市提携を記念した交流事業も実施する。 施政方針では、まちづくりの主な取り組みとして八つの柱を掲げ、西浦と愛鷹両地区センターの更新や、沼川・高橋川流域の水害対策、
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コロナ対策を支援 東部10市町に寄付 沼津信金
沼津信用金庫(沼津市)は8日、裾野市に100万円を寄付した。同市を含む営業エリアの県東部10市町に同額ずつ、総額1千万円を新型コロナウイルス感染症対策の支援活動費として寄付する。 鈴木俊一理事長と大木勲執行役員営業統括部長が裾野市役所を訪れ、村田悠市長に目録を手渡した。鈴木理事長は「地域に根ざした金融機関として、コロナ対策と活性化に貢献していきたい」とあいさつした。
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沼津の女子大生刺殺 検察、被告の無期懲役求める 控訴審初公判
沼津市西浦久連で2020年6月、大学生の女性=当時(19)=を刺殺したとして、殺人やストーカー規制法違反などの罪に問われ、一審の静岡地裁沼津支部の裁判員裁判で懲役20年の判決を受けた被告の男(22)=住所不定、無職=の控訴審初公判が10日、東京高裁(安東章裁判長)で開かれた。一審判決を量刑不当としていた検察側は再び無期懲役を求め、即日結審した。判決は3月15日。 検察側は控訴趣意書で、ストーカー殺人類型の裁判例を示し、同類型の量刑傾向などを踏まえれば、無期懲役が相当と主張。弁護側は答弁書で「ストーカー殺人に限定したくくりではなく、行為の危険性や結果の重大性などで判断すべき」と一審判決を支持
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「スポーツを習慣に」 静岡県やスポーツ庁、沼津で全国会議室 伏長官ら参加
静岡県やスポーツ庁などは10日、「生涯スポーツ・体力つくり全国会議2023」を沼津市のプラサヴェルデで開いた。室伏広治スポーツ庁長官=同市出身=をはじめスポーツに関わる有識者らが、研究協議や意見交換を行った。 室伏長官は冒頭、「一人一人が健康を大切に考え、楽しくスポーツを行うことが生活習慣の一部になってほしい。東京オリンピック、パラリンピックのレガシーを今年も受け継ぎたい」とあいさつ。室伏長官と、北京、ロンドンオリンピックの競泳日本代表の伊藤華英氏らが「第3期スポーツ基本計画で求められること」と題して討論に入った。「スポーツは自発的にやることが大事」「性別、年齢、障害の有無に関係なく、取り
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膨らむ財政規模 公債費増に注視必要【検証 沼津市予算案㊤】
「市制100周年の節目に新たなスタートとなる予算を編成した」。頼重秀一市長は1日、2023年度予算案の発表記者会見でこう強調した。一般会計は2年連続で過去最高を更新し800億9千万円となり、JR沼津駅付近の鉄道高架化を含む駅周辺整備事業に33億7千万円を計上した。市長の言葉には昨年、新貨物ターミナルの着工や、駅周辺の土地区画整理事業が本格化し、事業が軌道に乗った安堵(あんど)感もにじむ。 高架化事業の進展に呼応し、民間の中心市街地再開発への動きも活発化している。駅南口のアーケード名店街の一部区画では、27年に店舗や住居が入る新たな建物が完成する予定。沼津仲見世商店街に面した旧マルサン書店仲
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地域の幸せ探る 経済同友会東部協議会 沼津で公開セミナー
静岡経済同友会東部協議会は8日、公開セミナー「Withコロナ社会において、幸福を感じる地域未来を描く」(静岡新聞社・静岡放送後援)を沼津市大手町のプラサヴェルデで開催した。県東部の企業経営者ら約140人が、新しい幸福の価値観をキーワードに、グローバル社会での地方の可能性を考えた。 同友会の大野哲広代表幹事が進行役を務めるパネル討論で、福井県立大の高野翔准教授は地域社会の幸福像のアプローチとして「居場所と舞台をみんなで整えていくことが大事」とした。熱海市で移住支援を行う「アタミスタイル」の中屋香織代表は都内からUターンした経験を交えながら、「地域住民は自身の幸福を考え主体的に行動し、行動しな
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新体育館で3月試合 ベルテックスと東レアローズ、沼津市長に選手PR
バスケットボール男子B3リーグ・ベルテックス静岡と、バレーボール男子V1リーグ東レアローズの両チームに所属する沼津市ゆかりの選手らが9日、市役所を訪れ、3月に市総合体育館の開館記念として開催する両チームの試合を頼重秀一市長にPRした。 訪問したのは、ベルテックス静岡の大石慎之介選手(35)=同市出身=と、沼津市立高中等部出身で、東レアローズの富田将馬選手(25)ら。大石選手は総合体育館の開館に伴い幕を下ろす市民体育館に触れ、「子どもの頃に市民体育館で実業団の試合を見て、プロを目指した。今度は自分が選手として新しい体育館に立ててうれしい」と地元開催を喜んだ。富田選手は「市民の方に勇気、元気を
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明大野球部はつらつ 沼津・愛鷹球場で17日まで合宿
昨年の東京六大学野球で春秋連覇を果たした明治大野球部が8日から、沼津市の愛鷹球場で春季リーグに向けた合宿に取り組んでいる。17日まで、技術と体力の強化に励む。 同市での合宿は今年で14回目。新型コロナウイルスの影響により2年連続で中止していて、3年ぶりの沼津キャンプとなった。 部員約110人から選抜された33人がトレーニングに汗を流す。同市の加藤学園高出身の1年生植田颯斗外野手(19)は卒業以来の凱旋(がいせん)。「慣れ親しんだ球場でとてもやりやすい。走攻守のレベルをもう一段階上げて、リーグ戦にレギュラーで出場したい」と意気込んだ。 9日には明治大学校友会沼津地域支部ら県内のOBが歓迎
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盛り土条例手続き 静岡県職員が出張相談 沼津、8事業者参加
静岡県はこのほど、熱海土石流を受けて昨年7月に施行した県盛り土規制条例の出張相談会を沼津市の県東部総合庁舎で開いた。 盛り土に関する同条例の許可申請は県庁で一括して受け付けているが、手続きが複雑で出先機関での対応を求める声が上がっていたため、県盛土対策課の職員が出向き、対面の相談を受け付ける機会を設けた。 事前に申し込んだ県東部の8事業者が相談に訪れ、計画する事業が規制対象に含まれるか、4月から見直される土壌汚染調査はどのように行うか、などを確認した。 出張相談会は3月3、7、10日にも浜松、沼津、島田の各市で開く。同課ホームページから申し込む。 問い合わせは同課<電054(221)
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「感謝」手紙で伝えよう 植松GH(沼津)が地域貢献団体設立 第1弾企画始動
建築資材製造、販売の植松グループホールディングス(沼津市、植松孝康社長)がこのほど、地域貢献活動に取り組む団体「植松グループ地域振興協会」を立ち上げた。「ありがとうの手紙キッカケプロジェクト」と題し、大切な人へ普段言えない感謝の思いをつづった手紙を送る企画で始動する。 発案のきっかけは植松社長の母三哉子さんが昨年1月に他界したこと。遺品を整理していたときに、母の日や誕生日に何げなく送っていた手紙約30通が出てきた。送った記憶のある全ての手紙があったといい、「これほど大切にしてくれていたなら、もっと送っておけば良かった」とプロジェクトの実行に至った。 応募後、協会から指定の封筒が送られる。
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静岡県内スポーツチーム 大型ビジョンでPR 3月末まで
静岡県は3月末まで、静岡県内スポーツチームの認知度向上とファン拡大を目指し、サッカー、自転車、バスケットボールなど計16チームのPR動画を県内3カ所の大型街頭ビジョンで配信している。 動画配信するのは、東急スクエア(静岡市葵区)、遠鉄百貨店(浜松市中区)、沼津ラクーン(沼津市)の各大型街頭ビジョン。それぞれの地域を本拠地とするスポーツチームを取り上げ、試合日程やチーム情報をまとめた15秒動画を流す。 県スポーツコミッション担当室によると、各大型街頭ビジョンを用いたPR動画は2月初旬に開始。1時間当たり4~7回の配信となる。担当者は「友人、家族連れで試合会場に足を運んでもらい、本県スポーツ
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ハナビラウオ幼魚 ハートの尾びれ特徴 バレンタイン合わせ公開 清水町
清水町の商業施設サントムーン柿田川内にある幼魚水族館でこのほど、深海魚「ハナビラウオ」の幼魚の展示が始まった。同館によると、生きた姿を見られるのは国内でも珍しいという。 尾びれがハートのように見えるため、14日のバレンタインデーに合わせて公開した。1月中旬に沼津市の江浦湾沿岸で採集された4匹を展示している。 成魚は水深700メートルまで生息するが、幼少期は浅い海で生活する。クラゲの傘の下や触手の間に身を潜めるのが特徴。長期飼育の記録はほとんどないとされるが体調は良好で、捕獲時に5ミリほどだった体長は約1センチまで成長した。 広報担当の石垣幸二さんは「バレンタインに合わせてやってきてくれ
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おなかの働き 仕組みを学ぶ 三島の幼稚園
三島市のしらゆり幼稚園で7日、東静岡ヤクルト販売(沼津市)の社員を講師に招いた健康教室が開かれ、年長園児約70人がおなかの働きや仕組みについて学んだ。 デジタル紙芝居ではおなかの中で悪い菌が増えると下痢をしたりする話を披露し、良い菌を増やすための「8つの約束」として早寝早起き、野菜や朝ご飯をしっかり食べることなどを呼びかけた。食道や胃、腸などを紹介する模型も示し、口から入った食べ物がどのように栄養となって排出されるか―などの仕組みも解説した。
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富士山の日合わせウオークイベント 沼津、長泉で23日
ぬまづ観光ボランティアガイドは23日、「富士山の日ウオーク」を沼津と長泉の両市町で行う。 門池(同市岡一色)周辺や鮎壷の滝(同町下土狩)、割狐塚稲荷神社(同)など約10カ所(約5キロのコース)をガイドと回る。鮎壷の滝の300メートル上流に位置し、市内の水田にかんがい用水として供給されている牧堰(まきせぎ)も訪れる。 午前9~10時に門池公園南側駐車場(同市岡一色)に集合。参加無料。雨天中止。
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国道414号静浦バイパス 1期工区 3月27日開通
静岡県沼津土木事務所と沼津市は7日、国道414号静浦バイパスのうち、同市下香貫から同市大平の沼津大平インターチェンジ(IC)までを結ぶ第1期工区2・5キロが3月27日午後3時に開通すると発表した。海岸線を通る国道414号の渋滞解消や、同市大平地区へのアクセス向上が期待される。 同工区は1994年に着工、2018年に沼津アルプストンネル(1・1キロ)が貫通した。ルートの一部に軟弱地盤を抱え、長さ50メートルを超えるくいを打ち込むなど、難工事となった。今回開通する区間は片側1車線で歩行者の通行も可能。 静浦バイパスは同市下香貫と伊豆中央道長岡北IC(伊豆の国市)を結ぶ6・9キロの計画。残る4
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大麻取締法違反の疑い 都内の男逮捕 沼津署
沼津署は7日、大麻取締法違反の疑いで東京都八王子市明神町2丁目、会社役員の男(43)を逮捕した。逮捕容疑は同日、自宅で乾燥大麻数グラムが入った袋を持っていたほか、2022年1月10日に沼津市内で乾燥大麻約2グラムを所持していた疑い。
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詐欺容疑の男 沼津署が再逮捕
沼津署は7日、詐欺の疑いで横浜市戸塚区秋葉町、職業不詳の男(27)を再逮捕した。 再逮捕容疑は別の男らと共謀して2022年6月22~23日、沼津市の女性=当時(84)=から現金500万円をだまし取った疑い。同署によると、容疑者は親族をかたる特殊詐欺事件で、現金を回収して運ぶ役割を担っていたとみられる。 容疑者は別の女性=当時(78)=から現金210万円とキャッシュカード3枚をだまし取った詐欺容疑で1月18日、同署に逮捕されていた。
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特支の児童生徒とボウリングで交流 沼津駿河ライオンズクラブ
沼津駿河ライオンズクラブ(LC、宇戸光行会長)はこのほど、県立沼津聴覚特別支援学校の児童生徒との交流ボウリング大会を、沼津市のボウリング場で行った。青少年健全育成活動の一環で、今年で9回目。 児童生徒と同LC、沼津中央LCメンバー計約30人が参加し、3~4人のグループに分かれて個人のスコアを競った。ストライクが決まると拍手をしてプレーをたたえ合った。
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高校生が内浦の生活想像 沼津にキャラ重ねラブライブ画集 編集者ら市長に刊行報告
沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」に登場するキャラクターのグループ「Aqours(アクア)」が過ごす日常を描いた画集「Find Our(ファインドアワー)沼津~Aqoursのいる風景~」(KADOKAWA)が1月末、刊行された。6日、編集者とクリエイターが市役所を訪れ、画集の書籍オビにコメントを寄せた頼重秀一市長を表敬訪問した。 画集はラブライブの専門月刊誌「ラブライブ!デイズ」に2019年から掲載している見開き4ページの連載をまとめた。表紙と巻末の絵2点を描き下ろして60点以上の写真とイラストを盛り込み、市内の図書印刷沼津工場で印刷した。 市役所には編集部の赤松陽介さん
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苦境の伊藤逆襲へ 全日本複プレーに光明 卓球女子シングル五輪争い 国内重視で過密日程
日本卓球女子のエース伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が、パリ五輪シングルス代表2枠を争う国内選考レースで苦境に立たされている。折り返しとなった1月の全日本選手権は高校生に敗れて8強を逃し、2位から4位に後退。国際大会の合間を縫って選考大会が組まれ、心身ともにコンディション調整に苦しむ。勝負の2023年に、五輪金メダリストが逆襲を期す。 「何のために戦っているのかな」。昨年3月の第1回選考会。5位に終わった伊藤はつぶやいた。1カ月前の全日本選手権で2冠に輝いた時の笑顔も圧倒感もない。東京五輪の激闘からまだ7カ月。早くも始まった代表争いに戸惑っているようだった。 もう一つ、伊藤を困惑させた
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寿太郎みかんPR JAふじ伊豆 都内で宣伝会
沼津市西浦地区の特産品「寿太郎みかん」の出荷シーズンに合わせ、JAふじ伊豆はこのほど、青果物宣伝会を東京・豊洲の青果卸売業「東京シティ青果」で開いた。寿太郎みかんや伊豆産のワサビ、県産イチゴの紅ほっぺときらぴ香などを出品した。 寿太郎みかんは今シーズン2千トン以上の出荷を予定しているという。JAふじ伊豆のスタッフが市場関係者に配ってPRした。 西浦柑橘(かんきつ)出荷部会の矢岸正敏部会長は「今年は非常に良いでき。喜んで食べてもらえる」と手応えを語った。
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物体版画、沼津で実験 山口源「能役者」 モンミュゼ沼津【美と快と-収蔵品物語(52)】
約9カ月の休館を経て、新しい運営態勢で今年1月に再出発を果たしたモンミュゼ沼津(沼津市庄司美術館)は、世界的に評価の高い版画家山口源(1896~1976年)の作品約350点を収蔵する。現在の富士市で生を受け、40代後半から亡くなるまで沼津市江浦で創作に励んだ山口の「能役者」は、58年にスイスのルガノ国際版画ビエンナーレ展で日本人初となるグランプリに選ばれた。板や葉といった身近な素材をそのまま刷り出す「物体版画」の大きな成果として知られる。 「能役者」 1958年作 86.0センチ×46.5センチ(東部総局・山川侑哉) 多色刷りの画面にぽっかりと浮かぶ、木目が鮮やかな
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おもちゃ直す“ドクター” 長泉でイベント 新たな命吹き込み
壊れた玩具をボランティアが修理するイベント「おもちゃの病院」が5日、長泉町福祉会館で開かれた。町内有志でつくる長泉おもちゃ病院実行委員会が、町のにぎわい交流イベント支援事業補助金を活用し、企画した。 沼津市と御殿場市で活動する「おもちゃ病院」のボランティア8人を“ドクター”として招いた。特撮ドラマ「シンケンジャー」の剣の玩具や、アニメ「トイ・ストーリー」のキャラクター、ウッディの人形など、音が出なくなったり、光らなくなったりしたおもちゃを修理し、新たな命を吹き込んだ。 ドクターとして参加した御殿場市の中川修一さんは「元々機械いじりが好きで孫のおもちゃを直していた。
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沼津・松城家住宅 23日、漫画「ぽんこつポン子」作者イラスト展
戸田観光協会は富士山の日の2月23日、指定管理する沼津市戸田の重要文化財「松城家住宅」で、戸田地区を舞台にした漫画「ぽんこつポン子」作者の矢寺圭太さんの描き下ろしイラスト展などを開く。同日は入館料を無料にする。 矢寺さんが描いたイラストや、地元の石原逸雄さんが製作したタカアシガニの甲羅に描いた魔よけのお面も展示する。戸田読み聞かせ倶楽部「たちばな」による紙芝居の披露もある。開館は午前9時~午後4時。問い合わせは戸田観光協会<電0558(94)3115>へ。
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地域医療の魅力 若手医師PRを 静岡県、リクルーター24人委嘱
静岡県は3日、医師確保に向けて県内の情報発信を担う「ふじのくに次世代医師リクルーター」に、県内の医療機関で働く若手医師24人を委嘱した。任期の1年間、県内の高校生や県内外の医学生らに対し、地域の魅力や研修制度の情報をイベントやメールマガジンへの寄稿などで伝える。 県庁で開かれた交付式で、リクルーター代表の2人が川勝平太知事から委嘱状や名刺を受け取った。決意表明した順天堂大付属静岡病院の鳥沢規子さん(25)=沼津市出身=は「医師不足の県内では、必要とされて働けるのも魅力の一つ。食や自然、利便性の良さなど生活のしやすさもアピールしたい」と話した。 医師確保を目的に県が運営する仮想大学「ふじの
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卯や四季表現 つるし雛並ぶ 沼津で23日まで
沼津市と清水町のつるし雛(びな)愛好家でつくる「はっぴぃ」(宮川信子代表)の作品展が23日まで、沼津市のサンウェルぬまづで開かれている。 60~80代の会員9人が一針一針丁寧に縫い上げた約250点を展示している。干支(えと)の卯(う)や、ツバキでかたどったくす玉など色鮮やかな飾りをつるした。ひな人形や端午の節句のかぶと、夏祭りの花火など四季の行事をモチーフにした飾りも並ぶ。 宮川代表は「かわいらしい作品を楽しんでもらえたら」と話した。 作品展は2年に一度の開催で7回目。
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情報誌「うらっち」お披露目 沼津・内浦、西浦の魅力発信 宿のおかみ、肉用牛生産者など 小中生が取材
沼津市内浦、西浦両地区の子どもたちが地元の魅力を発信する情報誌「うらっち」の完成披露発表会が5日、同市立長井崎小中一貫学校で開かれた。作成は第3弾で、これまでコロナ禍で自粛していた披露の場を初めて設けた。同校5~9年生の“記者”が、地元住民や取材に応じた人たち約60人を招き、活動の感想を伝えた。 今回はA4判、16ページでオールカラー。小中学生12人が、地域の宿のおかみや肉用牛の生産者、移住者らに取材、撮影し、地元の産業の現状を紹介した。特集には同市内浦の水族館「伊豆・三津シーパラダイス」を取り上げ、イルカとセイウチの飼育が国内最古であることや、飼育員らの仕事の様子
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淡島ホテル 売却先選定を歓迎 債権者が集会
破産手続き開始決定を受けた淡島ホテル(沼津市)の旧運営会社が所有するホテル建物などの資産売却先に香港の企業が選ばれたのを受け、旧運営会社の債権者団体「淡島ホテルグループの責任を追及する債権者の会」は4日、都内で開いた集会で売却を歓迎する姿勢を示した。 集会で同会の加納晴彦会長は「8億円という購入希望額は想定以上。もう一度立派なホテルに戻してもらえることを期待したい」と語った。同会の代理人弁護士は、売却先を選定した破産管財人が3日の債権者集会で報告した内容を説明し、任意売却によって、配当の可能性が生じる見通しも示した。情報提供などで管財業務に協力した債権者には感謝の言葉が伝えられたという。
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沼津市民体育館にお別れ 28日まで「感謝」自由に書き込み マツナガマサエさん表現
老朽化と新総合体育館の開館に伴い、28日で閉館する沼津市民体育館(同市高島本町)のお別れイベントが4日、同館で始まった。同日は同市のイラストレーター、マツナガマサエさんが、1階ロビーに桜の木などを描いて彩り、約50年の歴史に感謝の気持ちを表現した。利用者は28日まで、壁やガラス窓などにお別れのメッセージを書くことができる。 マツナガさんは高さ2メートル余り、幅約250メートルのガラス窓や壁、柱をキャンバスに見立て、満開の桜の大木を描いた。マツナガさんは「私も子どもの頃、卓球をするために通った思い出の場所。桜に別れと始まりのイメージを込めた」と思いを語った。 利用者もメッセージやイラストを
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沼津・庄司美術館が新装オープン 芸術の良さ伝える場に(副館長/松永純氏)【本音インタビュー】
2022年4月から指定管理者不在で休館していた沼津市庄司美術館(モンミュゼ沼津)が1月、リニューアルオープンした。運営を県東部の芸術家らによるNPO法人が担う。今後の展望を聞いた。 ―再開館までの経緯は。 「昨年4月の休館を受け、6月にNPO法人『レザミ・デ・ザール』を立ち上げた。活動に一緒に参加してくれる会員を集めるのが大変だったが、正会員は主に県東部の住民で27人にまで増えた。プレゼンテーションを経て12月から指定管理者になり、1月の再オープンまでは期間が短く、どれだけ準備できるかという不安があったが、再オープンを迎えほっとしている。内装の一部をリニューアルし、展示作品も決め直した
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酒気帯び運転の疑い 沼津署、男を逮捕 追突事故で発覚
沼津署は4日、道交法違反の疑いで自称沼津市戸田、会社員の男(33)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前5時ごろ、同市内の市道で乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、交差点で停車中の乗用車に追突する事故を起こし、発覚した。
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Sea級グルメ堪能 沼津港で事前イベント 10月に全国大会
沼津市の沼津港で4日、海の幸を使ったグルメが集う「Sea(シー)級グルメフェスタ」が開かれた。10月に同港で開かれる「みなとオアシスSea級グルメ全国大会in沼津」の実行委員会が主催した事前イベント。観光客や家族連れが、県内外のグルメを堪能した。 県内外7カ所の「みなとオアシス」が出展し、Sea級グルメを販売した。アジの干物などを使った沼津の「沼津小判めし」や、今回初披露された下田(下田市)の「カジキとキンメのまご茶漬け」などが並び、観光客や家族連れが味わった。 ステージでは、吉本興業「静岡県住みます芸人」のSea級グルメ食レポや、燦々(さんさん)ぬまづ大使のモデル藤木由貴さん(同市出身
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賢い消費者になろう 沼津で生活展 パネルや動画で啓発
暮らしや環境に役立つ情報を伝える「2023ぬまづ消費生活展」(同運営委員会主催)が4日、沼津市大手町のイーラdeで始まった。5日まで。 市消費者協会と市が主体となって企画し、NPOや企業など計17団体が参加した。動画やパネルで悪質商法への注意を呼びかけたり、家庭での温暖化対策や、環境などに配慮した商品を選ぶ「エシカル消費」を啓発する冊子を配布したりした。各団体の活動紹介に加え、防災や節電など暮らしに役立つ幅広い情報を取り上げている。 市生活安心課の担当者は「正しい知識を身につけて賢い消費者になってもらいたい」と話した。 (東部総局・山川侑哉)
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節分 子供らも菓子まき 沼津・城岡神社
沼津市の城岡神社では節分祭(同神社、大手町町内会主催)が開かれた。宮司による豆まきに続き、12歳となる子供らが演台からお菓子袋をまいた。地元の子供らが年代別に演台下に並び、豆とお菓子袋を取り合ってイベントを楽しんだ。 コロナ禍でここ数年は中止していた。保護者や町内会関係者らが復活した地元を代表する催事を見守った。
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淡島ホテル 売却先に香港の会社選定 購入希望額8億円
沼津市の淡島ホテルの旧運営会社「淡島ホテル(現AWH)」が破産手続き開始決定を受けた問題で、破産管財人が3日までに、ホテルの建物を含めたAWHの保有する関連資産の売却先を、香港のIT製品販売会社に選定した。同日市内で行われた非公開の債権者集会後、出席者が明らかにした。 売却先は「エスアイエス・インターナショナル・ホールディングス」(本社・香港、リム・キアメン社長)。モバイルやIT製品の販売、不動産投資事業を展開し、総資産は964億円。2012年に大阪府の高層オフィスビル「りんくうゲートタワービル」の買収を機に日本のホテル事業に参入し、現在国内で計21棟のホテルを保有する。 出席者によると
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静岡人インタビュー「この人」 シードライブラリーに取り組んでいる 川田忍さん(浜松市西区)
種の大切さを伝える活動に取り組む生産者の任意団体「はままつ種ねっとわーく」の代表。「固定種」や「在来種」と呼ばれる地域に根付いた野菜の種を守ることを目的にした「シードライブラリー(種の図書館)」の活動を浜松市内で進めている。沼津市出身。57歳。 ―シードライブラリーとはどのような活動か。 「種を市民に貸し出し、その種で作物を栽培してもらう。作物が収穫できたら、その種の一部を返却してもらう仕組み。全国的にも広がっている活動で、図書館の本の貸し出しを想像してもらうと分かりやすい」 ―始めたきっかけは。 「ゲノム編集食品の種が自然界に無秩序に広がることに危機感がある。食の安全や、固定種、在
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官民連携推進へ 2月24日に意見交換会 沼津
静岡県は24日午前10時~午後4時半、民間企業や金融機関を対象にした「ふじのくに官民連携実践塾」を沼津市大手町のプラサヴェルデで開く。 自治体の財政難などで公共施設整備や維持管理が課題となる中、民間目線のアイデアを生かした官民連携を推進するため意見交換する。会場では、県や市町の担当者らと希望する企業などが1対1で対話する。 今回用意された案件は、県の既存庁舎ZEB化改修と東部総合庁舎管理業務のDX化、下田市のあずさ山の家利活用、御殿場市の総合体育館施設指定管理の計4件。申し込み後に対象者に事業説明の動画を公開する。 県ホームページから電子申請で申し込む。15日締め切り。定員42組。問い
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静岡北特別支援学校 老朽化で建て替え 県教委着手へ
静岡県教委は2023年度、県立学校の老朽化対策の一環で、児童生徒の増加により狭隘(きょうあい)化が深刻な県立静岡北特別支援学校(静岡市葵区)の建て替えに着手する。23年度県一般会計当初予算案に設計費を盛り込む方針。3日までの関係者への取材で分かった。 静岡北特別支援学校の校舎のうち、主要な教室などがある2棟が建て替えの対象。同校は県立特別支援学校で最も古い1974年開校で、2棟とも旧耐震基準で建設された。児童生徒数の増加により、県教委が定めた施設規模の260人を大幅に上回る児童生徒約400人が通う。 県教委は同校の狭隘化解消の対応として、静岡視覚特別支援学校(同市駿河区)の敷地内に併設す
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元オリンピアン高瀬さん 速く走る方法伝授 沼津・愛鷹中で講演
ロンドンとリオデジャネイロの両五輪に陸上日本代表として出場した高瀬慧さん(34)=静岡市葵区出身=による講演会が3日、沼津市立愛鷹中で開かれた。2年生約100人が元オリンピアンの指導で陸上に親しんだ。 県のオリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業の一環。高瀬さんは五輪開催国の様子や選手村での生活など、当時の思い出を話した。子どもの頃は足が速くなくて悔しい思いをしたという。「自分の成長を楽しむこと」「小さな目標を作り、達成を継続していくこと」と大事にしている考え方を伝えた。 生徒はグラウンドで速く走れるようになるための方法も学んだ。速い選手に共通する「良い姿勢で速くスキップができる
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写真愛好家の多彩な力作並ぶ 2月8日まで沼津
静岡県東部の写真愛好家でつくる全日本写真連盟沼津支部(鈴木茂支部長)の作品展が8日まで、沼津市大手町のしずぎんギャラリー四季で開かれている。 支部員と講師計10人がポートレートや風景、スナップなど約70点を出品した。「伊豆」をテーマに龍宮窟(下田市)や千貫門(松崎町)などをモノクロで表現した写真も並び、来場者の目を引いている。支部員の若林茂さん(66)は「県や全国のコンクールで受賞した作品もある。バラエティーに富んだ展示になっているので見てほしい」と話した。
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地域経済再生へ連携加速 駿豆地区商工振興懇 伊豆の国で定例会
東部と伊豆の経済団体でつくる駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は3日、伊豆の国市で定例会を開いた。コロナ禍などで低迷する地域経済の再生に向け連携を加速していくことを確認した。 定期的に開催し、東部・伊豆地域をどう結び、活性化につなげるかについて議論している。紅野会長は「地域経済の振興へ事業所の支援を重ねていく」と強調した。開催地を代表して同市商工会の大沢秀光会長も「インフラが少しずつ整備され、互いが近くなっている」と話した。 懇話会は2商議所(沼津と三島)と8商工会(長泉町、函南町、沼津市、清水町、裾野市、御殿場市、小山町、伊豆の国市)で構成。商議所会頭や商工会長
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沼津・新総合体育館 開館前にイベント 2月26日から
沼津市は3月1日に開館する市総合体育館で、2月26日から開館前の市民向け事前イベントを行う。元女子バレーボール日本代表の竹下佳江さんらを招いた体験教室や、内覧会を開く。 26日は竹下さんのほか、元柔道選手の棟田康幸さんを招き、バレーボール教室と柔道教室を開く。バレーボール教室は午後1時から、柔道教室は午前10時からと同11時から。男子バスケットボールのベルテックス静岡、男子バレーボールの東レアローズの各ジュニアチームと、地元中学生のイベントマッチも開催する。いずれも観客席などから無料で観覧できる。スポーツ体験やスポーツ教室も開く。 27、28の両日は午前9時から午後9時まで、自由に館内を
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沼津市議会定例会 10日から39日間
沼津市議会は3日、議会運営委員会を開き、2月定例会の会期を10日から3月20日までの39日間と決めた。 浅原和美議長が病気療養中のため、長田吉信副議長が議事進行などの職務を代行する。市は2023年度各種当初予算案と8施設の指定管理者指定案、組織変更に伴う市事務分掌条例改正案など計40件を提出する。 頼重秀一市長が開会日に施政方針を示す。7会派の代表者と無所属議員の計8人による代表質問が1、2の両日。個人質問は2、3の両日で8人が行う。
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笑福亭羽光さんら招き寄席 2月12日 沼津御用邸公園
沼津市の沼津御用邸記念公園は12日、三島市在住の落語家笑福亭羽光さんを招き、「沼津御用邸寄席」を同公園東付属邸で開く。 午前11時と午後2時の2回、各回定員30人。羽光さんは2007年に笑福亭鶴光さんに入門し、21年に真打ち昇進。創作落語を得意とし、20年にNHK新人落語大賞を受賞した。前座として春風亭昇ちくさんも出演する。 入場料は2千円(入園料込み)。申し込み、問い合わせは同公園<電055(931)0005>へ。
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⚽代表ダイレクター 山本昌邦氏(沼津市出身)が就任
日本サッカー協会技術委員会は2日、ナショナルチームダイレクターに山本昌邦氏(64)=沼津市出身=の就任が決定したと発表した。元日本代表の山本氏はヤマハ発動機サッカー部でプレーし、日本代表コーチやジュビロ磐田監督などを務めた。
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沼津で2月16日に不動産無料相談 全日本不動産協会県本部
全日本不動産協会県本部は16日午後1時半から3時半まで、専門家による不動産無料相談会を沼津市大手町のプラサヴェルデで開く。 同協会役員や弁護士、司法書士、税理士らが宅地建物取引に関する相談に応じる。事前の申し込みは不要。 問い合わせは同本部<電054(285)1208>へ。
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退職者の知見活用へ 沼津信金 中小企業と面談会
沼津信用金庫は2日、中小企業の経営課題解決に、大手企業などを退職し高度な知識や経験を持つ「マネジメントメンター」を生かすため、両者の面談の機会となる交流会を沼津市内で開いた。年1回開催し、今回で4回目。 県東部の製造業やサービス業など15社と、経済産業省関東経済産業局に登録するメンター38人が参加した。3日まで45組の個別面談をオンラインで行う。 面談には同信金の担当者も加わり、企業の幹部は販路拡大や商品開発などの課題をメンターに相談した。交流会で課題解決に沿ったメンターが見つかった場合、2次面談を経て正式契約につなげる。 マネジメントメンターは50歳以上で、専門分野で10年程度の経験
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自主運行バス区間延長 沼津市戸田・江梨、土肥線で 4月から
沼津市は1日の市地域公共交通協議会で、予約制の乗合タクシーで運行する自主運行バスの戸田・江梨線と戸田・土肥線で4月1日から一部の運転区間を延長すると報告した。 戸田・江梨線は現在、くるら戸田から江梨と、戸田から真城峠を経由して木負農協までの2系統で運行している。4月以降は江梨までの路線を木負農協まで延長し、予約状況に応じて真城峠経由か、江梨経由か柔軟に対応して運行する。 戸田・土肥線は一部便で土肥側の発着点を土肥温泉から土肥港フェリーターミナルに延長し、駿河湾フェリーとの接続を図る。 その他、富士駅と東平沼(沼津市)を結ぶ富士急静岡バス船津線の船津(富士市)―東平沼間の廃止と、東平沼バ
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鑑識作業体験や重点活動報告 沼津署
沼津署協議会は2日、同署で2023年第1回会合を開いた。同署鑑識係が鑑識技術を紹介し、作業体験も行った。 同署は昨年10~12月の特殊詐欺被害防止の「さくらセーフティ作戦」など、重点活動を報告した。1~3月の重点目標「高齢者にかかる交通事故、特殊詐欺被害の防止対策の推進」についての活動も再確認した。 鑑識係署員がアルミ粉末や磁性粉末を使って指紋を割り出す技術を紹介。参加者は技術を学び、封筒に付着した指紋を浮かび上がらせた。
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ヘルメット努力義務化へ広報 沼津市と長泉町
4月1日から全ての自転車利用者のヘルメット着用を努力義務とする改正道交法が施行されるのを前に、沼津と長泉両市町で1日、官民による啓発活動が行われた。 沼津と裾野両署と行政、シェアサイクルを運営する企業の職員らが参加。同市米山町の駐輪場では、沼津署員らが「ヘルメットをかぶろう」のメッセージが入ったのぼり旗を掲げた。高校生らに、努力義務になることや転倒時に頭への衝撃を軽減する効果があることを記したチラシなどを手渡した。 同町のJR下土狩駅周辺では裾野署員のほか、県東部でシェアサイクルを運営する加和太建設の社員が呼びかけた。
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児童に走り方伝授 J3沼津選手、ミニゲームも 今沢小
沼津市の今沢小で2日、サッカーJ3アスルクラロ沼津の選手を招いたスポーツ教室が開かれた。4年生約50人が50メートル走やサッカーで汗を流した。 県のオリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業の一環。児童は50メートル走の記録を計った後、佐藤尚輝選手、附木雄也選手から「視線を前に」「腕は走る方向と同じ方向に振る」「脚を高く上げる」などと速く走るこつを聞いた。再び走り、多くの児童がタイムを縮めた。サッカーのミニゲームも行い、交流した。 石塚千晴さん(10)は「今までと違う走り方を教えてもらえたので練習したい。サッカーも全力で楽しめた」と話した。
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建設の仕事と環境保全学ぶ 清水町立西小5年 沼津で体験学習会 アマゴの放流も
加和太建設(三島市、河田亮一社長)は1日、工事現場の仕事や環境保全の大切さを児童に学んでもらう体験学習会を沼津市で開いた。清水町立西小の5年生約80人が、同社が護岸工事を行う黄瀬川橋下の狩野川河川敷で理解を深めた。 担当社員は、無人のショベルカーや作業をロボット化していることなど将来の工事現場の話をした。災害から人命を守ったり、住民の生活を支えたりするために工事をしていると仕事の魅力を伝えた。 児童は狩野川の生態系や水質について学び、アマゴの稚魚計約7千匹を狩野川に放流。川の中で元気に泳ぐアマゴに、「大きくなって戻ってきてね」と声をかけ見送った。中西達也君(10)は「アマゴに触れ合えて
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紅白の梅ほころぶ 沼津・新田梅林公園
沼津市戸田の新田梅林公園で梅の花が咲き始めた。紅白の梅がほころび、訪れた人たちを楽しませている。 約1ヘクタールの敷地に八重寒紅や宮口小梅などの約10品種が200本ほど植えられている。管理する戸田森林組合によると、早咲きの品種はすでに開花が進み、全体では二分咲き程度。例年より1~2週間遅れているという。 市内から夫婦で訪れた女性(68)は「小さな花がかわいらしい。満開になったらまた来たい」と笑顔を見せた。
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詐欺被害を防止 沼津署、コンビニ店員表彰
沼津署はこのほど、特殊詐欺被害を未然防止したとして、沼津市のセブン-イレブン沼津本田町店(藤井剛店長)の店員宮本開世さんに感謝状を贈った。吉田光広署長が同署で手渡した。 宮本さんは今月15日、来店した80代男性から電子マネーの購入方法を尋ねられた。購入理由を確認すると、男性が「NTTからインターネット代金を約20万円支払うよう電話があった。支払後に返金すると言っている」と語ったため、詐欺被害を疑い、警察に通報したという。 宮本さんは「カード料金が高額だったので理由を聞いておかしいと感じた」と話した。
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沼津市予算案 課題解決へ前進予算 市制の節目、組織改革も
沼津市の頼重秀一市長は1日、2023年度予算案の発表記者会見で、7月1日の市制100周年を契機に、JR沼津駅の鉄道高架化や中心市街地再開発などが「新たにスタートする予算」と、積極型となった予算編成の意図を説明した。企画部を政策推進部と総務部に分ける組織改革も実施することも明らかにし、「予算と併せて、これから具体的に政策を推進する姿勢を示す」と意欲を述べた。 23年度予算案は、市民生活向上▽交流拡大・にぎわいの創出▽産業振興▽安全・安心―の四つの大きな柱を掲げた。それぞれの柱の中に市制100周年の節目として、36の関連事業に約2億3千万円を計上した。 駅北口の杉崎町の市有地にスケートボー
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沼津市一般会計最大 ふるさと納税伸長、800億9000万円 23年度
沼津市が1日発表した2023年度一般会計当初予算案は、過去最大だった前年度から、さらに2・4%増の800億9千万円となった。沼津駅周辺総合整備事業など中心市街地関連事業費や、増加するふるさと納税の関連費の伸びが主因。高騰する光熱水費も3億9600万円増え、予算額を押し上げた。 歳入の柱の市税収入は0・3%増の338億円を見込む。このうち、市民税は個人所得や企業収益が持ち直し0・2%増の131億3800万円、固定資産税は地価下落などで0・2%減の185億8900万円。好調に推移するふるさと納税などの寄付金は165・7%増の20億600万円とした。市債は新総合体育館の整備完了で34・1%減の6
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記者コラム「清流」 寺子屋広がりに期待
公立小学校の冬休み期間中、沼津市の門池地区センターに足を運ぶと、机に向かい黙々と宿題に取り組む児童の姿があった。地域の団体が小学生対象で企画した冬休み限定の寺子屋が開かれていた。 期間は全4日間。自主学習だけでなく、地元企業や県の機関が協力して専門性の高い自然観察会や化学実験を提供した。地域の高校生がサポート役に訪れ、じっとしていられない低学年の面倒を見たり、真剣な表情で高学年に指導したりしていた。多世代が交流する理想的な姿が目の前にあった。 公立中学校の部活動の地域移行が検討される中、地域で子どもを育てる取り組みがより重要視されている。人材や資源は地域の貴重な宝。地域の特性に沿った活動
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鉄道高架関連に655億円 沼津市、当初計画より増額
沼津市は1日、沼津駅鉄道高架化に関連した駅周辺総合整備事業のうち、市が主体の2事業について、労務費や工事費の上昇で市の負担額は当初計画から6%増の計427億円に膨らむと明らかにした。県が主体となる事業の市負担分と合わせると、負担額は計655億円となる。 市が主体で道路整備などを行う鉄道高架関連事業と土地区画整理事業は、施工計画の具体化や物価・労務費の上昇で計90億円上昇する見通し。一方、用地費や補償費の下落で計60億円の費用を削減した。頼重秀一市長は「新たな工法によるコストや工期の削減など、費用圧縮に努めたい」と述べた。 県は昨年7月、県主体分の鉄道高架事業費が当初計画から約1・3倍の1
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グラウンドワーク三島、松毛川で観察会 多様な野鳥確認
三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島はこのほど、沼津との市境を流れる松毛川沿いの河畔林に生息、飛来する野鳥の観察会を開いた。 松毛川沿いはGW三島が20年以上前から整備作業を進め、荒廃した川岸の雑草や放置竹林を伐採して樹木を植えている。河畔林は多くの野鳥が飛来するようになり、観察会では子どもから大人までの12人が双眼鏡を使って18種類の鳥を確認。日本野鳥の会東富士の滝道雄副代表が講師を務め、沼津市側の河畔林を約2キロ歩いて多彩な生物について解説した。 滝さんによると、ノスリやトビなど食物連鎖の頂点に立つ猛禽(もうきん)類が多く生息する環境は自然が豊かな証拠という。GW三島は今後
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沼津市 大型事業を推進 23年度予算案、一般会計800億円 道路や施設整備
沼津市は2023年度、沼津駅周辺総合整備事業などをはじめとしたまちづくりや道路整備、老朽施設更新などの大型事業のほか、7月1日に迎える市制100周年の記念事業を積極展開する。1日発表した一般会計当初予算案は前年度比2・4%増の800億9千万円。新総合体育館の整備などで大幅増となった前年に続き、2年連続で過去最高に膨らんだ。 鉄道高架を含む沼津駅周辺総合整備事業には、新貨物ターミナルの整備や、現車両基地周辺の区画整理事業、周辺道路の整備に計33億7千万円を計上する。東日本最古級の前方後方墳「高尾山古墳」を橋とトンネルで回避する形で整備する都市計画道路「沼津南一色線」の本体工事にも着手し、慢性
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私立高入試スタート 静岡県内39校、志願倍率2.42倍
静岡県内の全日制私立高39校で1日、2023年度の入学試験が一斉に始まった。併設または付属中からの内部進学者を含む志願者数は計2万8207人で、平均志願倍率は2・42倍。各校では初日に学力検査などを行った。合格発表は10日。 沼津市の加藤学園暁秀高には、3コース210人の定員に339人が出願した。検温と手指消毒を済ませて会場入りした受験生は、チャイムの合図とともに国語の問題に取りかかった。同校では1日に5教科の試験を実施し、面接を1日と2日に分けて行う。受験生の密集を避けるため、初日の面接の人数を新型コロナウイルス禍の前より増やしている。 各校では、新型コロナ感染などを理由に本試験を受
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伊豆縦貫道 天城越え区間都市計画決定 静岡県発表、河津下田道路も
静岡県は31日、伊豆縦貫自動車道の「天城越え」区間と河津下田道路の都市計画を決定したと発表した。天城越え区間の早期事業化に向け沿線自治体とともに国への要望活動を継続する。 沼津市から下田市に至る伊豆縦貫道約60キロのうち、伊豆市の月ケ瀬インターチェンジ(IC)から下田市の下田IC(仮称)までの約34キロ。設計速度は時速80キロとしている。伊豆半島南部へのアクセス向上や幹線道路の渋滞緩和、災害時の緊急輸送路としての活用などが期待されている。 県は2月1日から、天城越え区間の環境影響評価書の縦覧を始める。縦覧場所は県庁と伊豆市役所、河津町役場。インターネット上でも公開する。2月28日まで。
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サギ電話多発 静岡県警が注意報 東部、中東遠ブロック
静岡県警は31日、東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮各署管内)と中東遠ブロック(菊川、掛川、袋井各署管内)にサギ電話の多発注意報を発令した。焼津市を中心に県中部でも複数の不審電話が確認されていて、県内全域で警戒が必要という。 県警によると、30日午前8時20分~午後4時50分ごろ、伊豆の国市(奈古谷、守木、三福、宗光寺)、函南町(上沢、新田、日守)、沼津市(大岡、常盤町、西浦河内、中沢田、本丸子町)、御殿場市板妻、富士市(神谷、富士岡)、富士宮市(ひばりが丘、北山)で計17件、掛川市上西郷と袋井市(岡崎、諸井、豊沢)で計4件の不審電話を認知した。親族や市職員をかたる
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ミカン市場だより(1月31日)青島が最盛期後半入り
本県産青島温州は最盛期後半に入った。絶対量不足が続いていて、市況はしっかりとしている。中晩柑は西日本産地で降雪による凍害が発生し、品薄状態にある。 31日に沼津市西浦地区の寿太郎温州の初選果が行われた。3月中旬ごろまでの出荷を見込む。表年で数量が確保され、貯蔵状態も良好。平年より大玉傾向という。
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原団地建て替え 佐藤建設が落札
静岡県は31日、民間資金活用による社会資本整備(PFI)を導入して行う県営住宅原団地(沼津市)の建て替え事業について一般競争入札を行った結果、同市の佐藤建設グループ(代表企業・佐藤建設)が落札したと発表した。
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沼津・寿太郎ミカン出荷スタート 「奥深いコク感じて」
沼津市三浦(さんうら=西浦、内浦、静浦)地区で生産が盛んなブランドミカン「寿太郎温州」の出荷が31日、同市西浦平沢のJAふじ伊豆西浦柑橘共同選果場で始まった。今季は一定の収穫量が見込める「表年」で、販売にも期待が集まる。生産者らは収穫から1カ月間熟成させ、甘さとコクを引き出した逸品を持ち込んだ。販売開始は2日。 出荷初日は「JAふじ伊豆西浦柑橘出荷部会」の生産者らが朝から続々と選果場に運び込んだ。皮の汚れや傷を目視で確認した後、糖度と酸度を測るセンサーでさらに仕分け。この日は約50トンを品質と大きさに分けて箱詰めした。 昨季の収穫量は2千トンを割り込む厳しいシーズンだった。今季は出荷期間
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沼商の林さん 全商検定9冠 不合格バネに難関突破
沼津商業高(清水町)3年の林鈴菜さん(18)=沼津市=がこのほど、全国商業高校協会主催検定全9種目の1級に合格した。 昨年の全種目1級合格の達成者は県内でも1人。合格率約10%の種目もある難関の試験で、同校では初めてとなる。 林さんは本年度の検定のために、所属する会計実務部での学習以外に、毎日2~3時間の自宅勉強に励んだ。授業では履修しない内容の種目もあったが、自主的に先生や友人にアドバイスを求めた。 1年次から検定各種目の1級を受験していた林さん。あと1問正解できれば合格だった試験もあったという。「なぜ不合格になったかを振り返った。問題の暗記だけでなく解説を読み込み、先生に積極的に聞
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台風被害支援に感謝状 静岡国道事務所、18社に
国土交通省静岡国道事務所は30日、昨年9月の台風15号で災害対策支援にあたった18社を同市葵区の同事務所で表彰した。 18社は国道52号に流入した土砂の撤去、同市内の道路復旧や路面清掃、給水活動支援などに従事した。式典には関係者が出席し、柳野和也所長から感謝状を受け取った。 柳野所長は迅速な対応に感謝し「地域の被害最小化や早急な復旧のために今後も協力をお願いしたい」と述べた。 表彰された企業は次の通り。 遠藤建設(富士市)井出組(同)小泉建設(静岡市清水区)総合建設克建(富士宮市)地成建設(同)花菱建設(静岡市葵区)村上土木(同市清水区)山田組(藤枝市)白鳥建設(静岡市葵区)青山建設
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吹奏楽部員が躍動 来場者から歓声 沼津・加藤学園高定演
沼津市の加藤学園高吹奏楽部はこのほど、定期演奏会を市民文化センターで開いた。 部員45人が有名なJ―POPの楽曲など12曲を披露。管楽器、打楽器の演奏やカラーガードの演技など、ステージを縦横無尽に使ったパフォーマンスで、来場した生徒の保護者や地域住民ら約千人から歓声が上がった。コロナ禍で2年間中止していた同校応援団とチアリーダー部によるセレモニーも行われた。 3年生はこの演奏会で吹奏楽部を引退する。3年村松芙花部長(18)は「コロナ禍で思い通りに練習ができないこともあったが、頑張ってきて良かった」と話した。
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沼津市、民間資本を支援 中心街再開発加速へ強化
沼津市は来年度から、JR沼津駅周辺の中心市街地の再開発を加速させるため、民間資本の支援強化に乗り出す方針を固めた。民間が参入しやすい流れを示すことで、特に同駅南口で進む複数の再開発計画を軌道に乗せ、出遅れている駅北口を含めた再開発へ新たな資本も呼び込む。関係者への30日までの取材で明らかになった。 同市の中心市街地で事業化に資する民間開発を後押しする。同市での事業を検討しているデベロッパーのほか、再開発構想の具体化や計画策定を考えている地元の地権者らの相談に応じたり、調整をしたりする。詳細は今後詰めるという。関連経費を来年度当初予算案に計上するほか、市役所内に新部署を設ける方向で、事業化に
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沼津の旅館から出火 和室16平方メートル焼く
30日午後7時5分ごろ、沼津市内浦三津の「とさわや旅館」から出火し、1階の和室約16平方メートルを焼いた。沼津署によると、旅館は休業日で、出火当時従業員が作業をしていたという。同署などが出火原因を調べている。
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政策推進強化へ専門部署 沼津市方針、4月新体制
沼津市は30日までに、政策を推進、立案する専門部署を新設する方針を固めた。人口減や地域活性化などの喫緊の課題に対し、取りまとめの迅速化と機動的な対応が狙い。長らく市の筆頭部署として政策全般の調整や庁内管理を担ってきた企画部を廃止し、新たな部として設け4月から新体制で臨む。関係者への取材で分かった。 関係者によると、企画部を分割して、政策推進や外部との交渉を担う新たな部と、庁内調整や管理といった内部業務に特化する総務関連の部を立ち上げる方向。政策推進の部を設けることで、職員は市の施策の具現化に専念する。企画部の分割に伴い、庁内の部の数は一つ増える。 現在の企画部の政策企画課のほか、広報、地
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男女問わず働きやすく 沼津市 6事業所を「共同参画」認定
沼津市はこのほど、男女共同参画事業所に対する認定証の交付式を市役所で開いた。性別にかかわらず働きやすい職場づくりに取り組む市内6事業所の代表者に、頼重秀一市長が手渡した。 認定を受けた事業所は、社員の休暇時もほかの社員が業務を行えるよう事務マニュアルを共有したり、男性従業員の育休取得率100%を継続したりしている。 認定を受けた事業所は次の通り。 ゆたかカレッジ沼津キャンパス、大藤建設、NOBLE、エイショウ、植松設備工業、日本生命保険沼津支社
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鉄道高架「住民投票を」 沼津で識者2人が講演、対談
JR沼津駅付近鉄道高架に関する講演会がこのほど、沼津市民文化センターで開かれた。地方財政学が専門の森裕之立命館大教授と同駅高架訴訟の代理人の海渡雄一弁護士が講演、対談に臨み、事業に対する懸念を示すとともに住民投票で市民の意思を問うべきと提案した。 市の財政を調査する森教授は、現時点では市税収入が比較的多いのが同市の特徴とした上で「人口が減少し、今後は市税収入も減る。その中で鉄道高架が始まれば、その分財政の自由度が狭まる」と指摘した。同駅高架訴訟の代理人を務める海渡弁護士は3月に判決が予定される控訴審までの訴訟の経緯を説明した。 対談では、大阪都構想に関する住民投票で反対の論陣を張った森教
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企業のSDGs 静岡銀行が達成支援 経営改善、目標定め伴走
静岡銀行は取引先企業のSDGs(持続可能な開発目標)達成に向け、資金供給や経営改善提案に注力している。国内金融機関初となる中小企業向けのSDGs対応融資「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」を始めて2年が経過し、実行件数は累計41件と国内トップ(同行調べ)。脱炭素対応などの具体的な経営目標を対話の中で設定するなど、企業の潜在力を引き出しながら地域の持続的成長を図る。 おしぼりやシーツなどのリネン類供給業「リースサンキュー」(沼津市)は昨年9月、静岡銀とPIF契約を締結、約1億5千万円の融資を受けた。乾燥機2台を重油式からガス式に切り替えて消費電力と二酸化炭素排出量を削減したほか
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藤枝明誠 圧巻の再出発V 新戦力台頭、6連続100点ゲーム 静岡県高校新人バスケット男子
静岡県高校新人大会は29日、バスケットボールの男子決勝を行い、藤枝明誠が3大会ぶり8度目の頂点に立った。 208センチ ロードプリンス 内角に君臨 全国高校選手権の激闘から1カ月。悲願の日本一へ再出発した男子の藤枝明誠が、最初の県大会を6試合全て100点ゲームで制した。「チーム作りはゼロから」(金本監督)と手探りながら新戦力も台頭。新チームも期待感を抱かせた。 浜松開誠館との決勝リーグ第3戦は、208センチのロードプリンスが62得点と内角に君臨し、エース赤間はアシストに回りながらも14得点。前チームから主力が計算通り働いた上で、引退した3年生の穴を埋めているのが主将の小沢だ。 「ロー
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海岸から出火、立木など焼く 沼津市一本松
28日午後11時20分ごろ、沼津市一本松の海岸から出火し、立木や下草など約900平方メートルを焼いた。けが人はいなかった。沼津署などが出火原因を調べている。
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城下町 沼津の歴史探る 史談会が「まちづくり塾」
沼津郷土史研究談話会(沼津史談会)は29日、城下町としての沼津の歴史を学ぶ「歴史と文化のまちづくり塾」の第1回講座を沼津市立図書館で開いた。市制100周年の今年、月1回研究者や会員の講演などを通じて、歴史を生かしたまちづくりや、情報発信の方法などを考える。 静岡古城研究会の望月保宏会長が、沼津の市街地にあった三枚橋城について講演した。武田勝頼が1579年、北条氏に対する前線拠点として築いた三枚橋城は、後に徳川氏、豊臣氏の配下となったと説明。豊臣配下の中村一栄が城主だった16世紀末に石垣などが築かれたとみられるとした。江戸時代初期に廃城になったが、発掘調査では、加工していない石を積んだ「野面
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レバンテフジ選手 自転車乗り方を指導 沼津で小中生参加
沼津市は28日、県東部を拠点に活動するプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」の選手による「初めてのサイクリング」教室を同市の沼津中央公園と狩野川堤防で初開催した。 市内の小学5年から中学2年の計5人が参加し、レバンテフジ静岡の二戸康寛代表、鈴木史竜選手、夏目天斗選手が講師役を務めた。身長に合ったスポーツ自転車を用意し、二戸代表がヘルメットのかぶり方や空気圧、ホイール、ブレーキ、ハンドル、ギアなどの安全点検のやり方を実践的に伝えた。 参加者は選手のサポートを受けながら、公園内でスポーツ自転車の乗り方を練習した。公園近くのあゆみ橋から香貫大橋までの狩野川堤防を往復し、自然を味わいながらサ
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万引きダメ! 沼津の中高生がパネル作製 工夫点、署員に発表
沼津市内の私立中学、高校6校で構成する啓発グループ「ハイスクール防犯隊」の生徒がこのほど、万引被害防止を訴えるパネルを作製した。27日、沼津署で完成発表会を開き、署員や市職員らの前で工夫点などを発表した。 加藤学園高、加藤学園暁秀中高、桐陽高、沼津中央高から計12人の生徒が参加し、10月に手描きで各校1枚ずつ作製した。大きさはいずれも170センチほどで、警察官や犯人を監視する目などのイラストを描き、「万引きダメ!」「一歩出たら犯罪です」などの文字も加えた。仏像をモチーフにしたオリジナルのキャラクターを描いた加藤学園暁秀中1年の横山翔次朗さん(13)は、「友達に手伝ってもらいながら、威圧感が
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1500人の親子 童謡楽しむ 沼津でコンサート
沼津市私立幼稚園協会は28日、市内の未就学児と保護者を招いた「おやこんぼコンサート」を市民文化センターで開いた。2回公演で、計約1500人の親子が、シンガー・ソングライターのROCOさんの歌声に聞き入った。 ROCOさんは「線路は続くよどこまでも」や「おもちゃのチャチャチャ」など、ジャズ風にアレンジした童謡を歌い上げた。来場した親子は、ROCOさんと一緒に手拍子したり、手や体を動かしたりして生演奏を楽しんだ。
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深海生物にタッチ「甲羅が硬かった」 沼津シーパラで祭り
沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスは29日、深海生物の生態を紹介する「深海祭り」を同所で開いた。 駿河湾に生息する深海生物約30種の冷凍標本を展示した。来館者はメンダコやタカアシガニをはじめ、全長2メートルほどの大型のサケガシラなどに触れ、深海の生き物に理解を深めた。会場では深海魚メヒカリの唐揚げを振る舞った。 生きたオオグソクムシに触れるコーナーも設けた。富士市から訪れた竹内奏翔君(10)は「甲羅が硬かった。興味のある深海生物を実際に見られて面白かった」と話した。
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ふるさと納税返礼品「砂干しのサバ」最優秀 沼津市制100周年記念、7月1日から出品
沼津市はこのほど、市制100周年を記念したふるさと納税の返礼品コンテストの最終審査を同市のプラサヴェルデで開いた。最優秀賞には川正商店(同市下河原町)の「砂干しのサバ」が選ばれた。 コンテストは7月1日の市制100周年に合わせた「プレミアムな返礼品」を昨年7~10月に公募。74品の応募があり、1次審査で最終審査の10品に絞った。 10品の出品者は、頼重秀一市長や、同市出身でぬまづ燦々(さんさん)大使のモデル藤木由貴さんら5人の審査員を前に、自社製品の良さをPRした。審査員は記念返礼品にふさわしいか、全国にPRできる品か、など15点満点で見極めた。「砂干しのサバ」は火山灰を使い、うまみを凝
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伊藤美誠・早田ひな組 史上最多5連覇 25連勝「最強ペア」 卓球全日本選手権女子ダブルス
卓球の全日本選手権第6日は28日、東京体育館で男女のシングルス準々決勝、ダブルスの準決勝、決勝を行い、女子ダブルス決勝で伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)・早田ひな(日本生命)組が3-0で成本綾海・井絢乃(中国電力)組を下し、史上最多の5連覇を達成した。 女子シングルスの平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は0-4で早田にストレート負けし4強入りを逃した。鈴木李茄(トップおとめピンポンズ名古屋、静岡市出身)も木原美悠(エリートアカデミー)に敗れたが、自己最高タイのベスト8。 同級生支えで輝き再び 未踏の金字塔を打ち立て、名実ともに「日本最強ペア」の称号を手にした。伊藤・早田組が女子ダブル
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深海研究プレゼン さかなクン「すギョい着眼」 静岡で児童発表会
深海の専門知識を身に付けた児童を育てる「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」(一般社団法人シヅクリ主催)の研究成果発表会が28日、静岡市清水区の東海大海洋科学博物館で開かれた。深海研究スーパーキッズ大賞には沼津市立片浜小6年の広瀬翔太郎君が選ばれた。 同プロジェクトは「日本財団海と日本プロジェクト」の一環で、2022年6月から県内外の小学5、6年生15人が深海に関して学習を進めてきた。沼津高専での基礎講座の受講や駿河湾フェリーへの乗船などを通じて基礎を固め、その後は各自で興味のある分野について研究を深めた。分かりやすく考えを伝える能力を高めようと、動画編集方法やプレゼンテーション講座に
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富士高野球部 少年チームを指導 手本見せ熱心に
富士市の富士高野球部は28日、沼津市の少年野球チーム「沼津リトルリーグ」を同校に招き、技術を指導した。 高校生のシートノックを見学してもらい、全力で打球を処理する集中力を示した。後半は小学生を参加させて守備位置ごとに捕球姿勢を解説した。ティー打撃では高校生が小学生にボールを上げ「体の開きが早い。ボールがバットに当たるまで見る意識で」などと指摘した。 混合チームでのミニゲームも行い、年齢をを越えた交流を楽しんだ。 同校の小学生以下に向けた野球指導は5回目。
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スルガ銀行支店と沼津信用金庫支店に感謝状 詐欺防止で沼津署
沼津署はこのほど、特殊詐欺被害を未然防止したとして、いずれも沼津市のスルガ銀行沼津セントラル支店と沼津信用金庫大岡支店に感謝状を贈った。吉田光広署長が各店舗を訪れて手渡した。 スルガ銀沼津セントラル支店では今月11日、来店した60代女性が「市役所から保険料の戻りがあるという内容の電話があった」と話したため、行員が詐欺被害を疑い通報した。 窓口対応した小山比呂子さんと伊東昭子支店長が感謝状を受け取り、小山さんは「『口座残高に応じて手数料を免除すると言われた』など女性の説明に引っかかった」と振り返った。 沼信大岡支店では16日、来店した70代女性が「保険屋から名前を勝手に使われていて、口座
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空手全国大会へ小中生14人意欲 沼津市長に報告
沼津市本田町の空手道場「養正館」(渡辺貴斗館長)の小中学生14人が全国大会出場を決め、選手らが27日に市役所を訪ね、頼重秀一市長と奥村篤教育長に報告した。 昨年11月の県予選で優勝や準優勝に輝き、全国切符を手にした。全国大会には小学生8人、中学生6人が出場。小学生は2月17~19日に北海道で、中学生は3月26~28日に京都府で開かれる。 選手代表は演武で意気込みを示した。頼重市長は「大舞台で練習の成果を最大限発揮してほしい」と呼びかけた。
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「富士山の日フェスタ」参加者募集 沼津で2月23日 記念講演や演劇など
静岡、山梨両県は「富士山の日」の2月23日午後2時から、沼津市大手町のプラサヴェルデで「富士山の日フェスタ2023」を開催する。一般参加者100人を募集する。参加無料。 富士山はことし、世界遺産登録10周年を迎える。フェスタはその普遍的価値への理解を深め、保全に向けた意識を継承する目的で、2015年から開催している。今回は本県が幹事を務める。 橋本聖子元東京五輪・パラリンピック組織委員会会長による記念講演「富士の国からスポーツ文化を世界に」や、県舞台芸術センター(SPAC)の演劇「羽衣」などを予定。10周年イヤーの開幕セレモニーも実施する。 郵送やメール、ファクスで受け付ける。詳細は県
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3月に沼津市総合体育館 開館記念試合 B3静岡の大石選手PR
沼津市新町のコワーキングスペース「シンマチ」は26日、バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)のベルテックス静岡所属、大石慎之介選手(35)=同市出身=のトークイベントを同所で開いた。3月の市総合体育館の開館記念試合に先立ち、企画した。 同市のローカルメディア「ぬまスポ」の杉浦希未子さんが聞き手を務めた。大石選手は人生のターニングポイントとして、上京せずに浜松大(現常葉大浜松キャンパス)でバスケに取り組んだこと、大学時代にプロ選手を勧められたこと、ベルテックス静岡を立ち上げるため三遠ネオフェニックスから移籍したことを挙げた。 開館記念試合は3月11、12の両日のさいたまブロンコス戦。大石
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貨物鉄道の役割PR ららぽーと沼津でイベント 29日まで
貨物鉄道の役割などを地域住民に紹介する「貨物鉄道フェスティバル」(JR貨物東海支社主催)が28日、沼津市のららぽーと沼津で始まった。29日まで。 JR沼津駅付近鉄道高架化の前提となる新貨物ターミナルの建設が進む中、市民になじみの薄い貨物鉄道をPRするため、同市で初めて開催した。 会場では、プラレールやNゲージの鉄道模型が展示された。何両もの貨車を連ねた模型が走ると、子どもたちは目を輝かせた。 JR貨物で廃車になった機関車のナンバープレートなど、鉄道部品の即売会も開かれている他、県内外の鉄道、バス会社が自社のグッズを販売している。県や市も鉄道高架事業を紹介するパネルを展示している。
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ベアードブルーイング(伊豆市) キャンプ場に「乾杯」の声 年間40種 出来たて提供【クラフトビール群雄割拠 静岡/山梨/長野/新潟⑤】
静岡、山梨、長野、新潟4県の県紙がリレー形式で地元のクラフトビールを紹介する連載企画「クラフトビール群雄割拠」の第5回。2巡目の第1弾は、醸造所併設のキャンプ場が人気の「ベアードブルーイング」を静岡新聞が取り上げる。 狩野川のほとり、広葉樹に囲まれた4階建て相当の醸造所の周辺に大小のテントが並ぶ。2018年6月開業の「キャンプベアード」(伊豆市)は、日本におけるアメリカンエール人気の火付け役の一つ「ベアードブルーイング」(同)が運営する。全国でも珍しいビールメーカー直営のキャンプ場だ。 最大の特徴は出来たてのビールが飲めること。同社はラガー、IPA、スタウトなど定番12種をはじめ、ミカン
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地魚のおいしさPR フランスパンで恵方巻き 沼津の「はなぱん」
沼津市我入道のパン店「はなぱん」が2月3日の節分を前に、地元のタチウオやアジを使用した「恵方巻フランスパン」を開発した。オーナーの鈴木華子さん(47)は「魚を食べる習慣が減っていると感じる。おいしく地魚に親しんでほしい」と思いを話す。 長さ15センチほどのフランスパンの中身をくりぬき、タチウオやアジのフライ、卵焼き、キュウリなどの具材をのりに巻いて入れた。魚のだしを使ったタルタルソースで味付けし、本物の恵方巻きを思わせる味わいに仕上がっている。 鈴木さんの亡き祖父は沼津我入道漁協の漁師だったといい、鈴木さんも漁協の準組合員。店内には魚介類を使用したパンが多く並ぶ。身が細すぎるなどサイズの
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⚾選抜高校野球 加藤学園は補欠校 「夏へ前向こう」決意新た
加藤学園は2度目の選出がかなわず、補欠校となった。米山監督から結果を聞いた選手らは「前を向こう」と夏の甲子園出場を目指し決意を新たにした。 太田主将は「引きずらず前に進んで、夏に向けてやるだけ」と冷静に受け止めた。「(悪い流れの中で)攻略できずに終わってしまうことがよくある」とチームの課題を挙げ、「流れを止める強い選手を増やしたい。悔しい気持ちは夏の試合で前面にぶつける」と力強く語った。 指揮官は「走攻守の全てでレベルアップしなければならない」と見据える。昨秋の県大会は3位。県勢対決となった東海大会準決勝は常葉大菊川に0-2で封じられた。「得点力(不足)というのもあった。生徒としっかり話
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富士製作所 長泉に移転へ 町、静岡県と協定 26年稼働目指す
製材機械製造の富士製作所(沼津市杉崎町、田中清明社長)は27日までに、長泉町東野に本社機能や工場などを集約し、全面移転することを決めた。着工期は未定で、2026年の稼働を目指す。 移転地は長泉一色工業団地に隣接し、東名高速道と新東名高速道の各インターチェンジから車で10分の場所。利便性の高さから移転を決めた。分散していた本社工場と倉庫を集約し、大型トレーラーの駐車が可能なスペースを確保する。面積は約1・1ヘクタール。 27日、同社は町、静岡県との工業用地造成に関する協定を結んだ。町役場での締結式に臨んだ田中社長は「本社が老朽化し、商業・住宅地域での工場稼働も難しくなった。2026年の稼働
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徳川、武田氏テーマ 講演会ウェブ配信 沼津市で29日
沼津市は29日午後2時から、歴史講演会「沼津から見た徳川氏と武田氏の興亡」を動画投稿サイトのユーチューブで無料配信する。大河ドラマ「どうする家康」で歴史考証を担当する歴史学者の平山優さんらが出演する。 市の観光プロモーション東京デスクが、首都圏在住者向けに都内で開く講演会を生中継する。平山さんが、興国寺城や三枚橋城など、徳川氏と武田氏に関わりのある史跡などについて語る。歴史好きで知られるヒップホップグループ「ライムスター」のMummy―Dさんとのトークもある。 配信はレコード会社ポニーキャニオンの公式チャンネルから視聴できる。録画した映像も配信予定。
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沼津の80代女性 250万円詐取被害
沼津市の無職の80代女性が27日までに、医師や息子を名乗る男から現金250万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署が特殊詐欺事件として調べている。 同署によると26日午後2時ごろ、医師や息子を名乗る男から女性宅に「息子さんの喉に腫瘍がある」「上司から預かっていたカードもなくなり、いくらか用意できないか」と電話があった。女性は訪れた息子の関係者を名乗る男に現金を手渡した。
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風洞試験施設、沼津に 自動車/自転車/ドローン 用途別に3区画 国内初、一般利用可
日本初の一般利用できる自動車や自転車、ドローン用の風洞試験施設「富士エアロパフォーマンスセンター」が26日、沼津市小諏訪にオープンした。空気の抵抗や流れを観察するための風洞試験は大規模な設備が必要だが、福岡県のベンチャー企業が開発した装置を用いて小型化に成功。これまで利用が難しかった中小企業や自転車選手の個人利用など、さまざまな活用法が見込まれる。 施設は風洞試験装置を開発、製造する日本風洞製作所(福岡県)と産業機器商社のニシヤマ(東京都)などが設立した日本風洞試験(沼津市、ローンジョシュア社長)が運営する。 九州大在学中に日本風洞製作所を創業したローン社長は、20メートル程度必要だった
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劇団四季「人間になりたがった猫」静岡公演開幕 ダンスと歌で魅了
劇団四季のファミリーミュージカル「人間になりたがった猫」の静岡県内公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)が26日、沼津市民文化センターで開幕した。 米国の児童文学を基にした作品。魔法使いの飼い主によって2日間だけ人間にされた猫が、出会った娘を意地悪な役人から守る冒険物語で、人間の素晴らしさや仲間の大切さを描く。俳優たちがステージで披露する躍動感あふれるダンスと心に訴えかける歌が、観客の親子連れなどを魅了した。 公演は28、29両日に静岡市清水区の清水文化会館マリナート大ホールで、31日に浜松市中区のアクトシティ浜松大ホールでそれぞれ開かれる。 問い合わせは劇団四季静岡オフィス<電0570
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愛鷹広域公園の照明改修費 住民監査請求を棄却 沼津市監査委
沼津市監査委員は26日、県愛鷹広域公園多目的競技場の照明改修費の支出撤回を求める住民監査請求を棄却したと発表した。 請求人の市内男性が、競技場は県の施設のため県が支出すべきとして、頼重秀一市長に改修費2千万円の撤回を求めていた。市監査委員は棄却理由について、不当な理由はないとしている。
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路線バス船津線 一部区間廃止承認 富士市公共交通協
富士市公共交通協議会は26日、2021年度から継続協議していた富士急静岡バス船津線の船津-東平沼間を4月3日から廃止することを承認した。 船津線は富士駅から吉原中央駅を経由して沼津市の東平沼バス停までを結んだ路線。借地契約を結んでいる同バス停が今春から使用できなくなったため、ダイヤ改正後は富士駅-船津間で運行する。
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静岡県の不動産評価 1件不適正と発表 沼津市の固定資産税還付
静岡県は26日、沼津市が徴収した建物の固定資産税を巡り、根拠となる県の不動産評価1件について評価が適正でなかったと発表した。県の判断を受けて沼津市は評価額を是正し、納税した建物の所有者に対し過去5年分の固定資産税などの差額334万円を還付する。 県税務課によると、当該物件は一部地下があるが、地下工事の評価方法を定めた基準を採用せずに評価していた。資料が残存せずに経緯が不明であるため、評価方法が不適正だったと判断し、建物所有者と同市に回答した。 2008年に沼津財務事務所が評価額を決定。21年に納税者代理人からの申し入れがあり、精査していた。 全財務事務所で過去7年分の地下のある物件の評
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沼津の不適切保育 市の立ち入り監査終了 関係者13人から聞き取り
沼津市は25日、不適切保育が発覚した市内の小規模保育事業所への特別監査を前日に引き続き実施し、終了した。市は2日間で施設関係者計13人から聞き取りを行い、今後はその内容や施設の再発防止策を精査する。2月末から3月末ごろまでに監査結果を公表し、必要に応じて施設への勧告や指導を行う。 同日は市職員3人が約2時間、施設関係者3人に当時の状況などを聞き取った。施設の事務長は取材に対して「今後の市の指導を真摯(しんし)に受け止め、対応していく。新たな調査が必要な場合は、協力する」と述べた。 施設によると、不適切な行為をした施設長や保育士ら3人は23日から、自宅待機となっている。一部の保護者は寛大な
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カジキ下田名物に 料理アイデア求む 飲食店対象、まちおこし
海産物を使ったご当地料理の開発に取り組む下田市シー級グルメ実行委は25日、市内で会合を開き、カジキを使ったまちおこしを図っていくと決めた。今後飲食店から料理を募る。関係者は「キンメダイに次ぐ名物を」と意気込む。 実行委によると、下田港で水揚げされるカジキは「突き棒漁」によって漁獲されている。市内では毎夏に「国際カジキ釣り大会」も開かれていて、市民にも広く知られたカジキに白羽の矢を立てた。 昨春から議論を進めていた。実行委は2月から市内の飲食店を対象にカジキ料理の募集を開始する。多様な料理の応募を期待していて、「カジキのまち」を広くPRしたい考え。3月に一時締め切るが、その後も随時募る方針
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eスポーツ部全国初舞台 28日「1位目指す」 沼津・誠恵高
沼津市の誠恵高のeスポーツ部が28日、人気シューティングゲーム「エーペックスレジェンズ」の高校生全国大会に出場する。同部は昨年4月に発足し、全国大会出場は初めて。部員らは「全国を目標に取り組んできた。やるからには1位を目指したい」と意気込んでいる。 3人でチームを組み、キャラクターを操作して敵チームを倒すバトルロイヤル方式のゲーム。いずれも2年の高槻燿太部長(17)、志村隆佑斗副部長(17)、高田一生さん(17)の3人が出場する。 最大20チームが一つのフィールドに入り乱れる中、シューティングの正確さや攻守の判断速度が求められる。チームでは高槻さんが攻めや後退を指示する指揮官。「常に相手
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沼津の5ライオンズクラブ 23小学校に書籍寄贈
沼津市内の5ライオンズクラブ(LC)は25日、市内23小学校に計282冊の書籍を寄贈した=写真=。各LCの代表者らが市役所を訪れ、奥村篤教育長に目録を手渡した。 沼津、沼津千本、沼津香陵、沼津中央、沼津駿河の5LCが青少年健全育成事業として取り組み、今回で3回目。各校の要望に応じ、1校当たり2万円相当の書籍を購入した。 5LCを代表して、大嶽正泰ゾーンチェアパーソンは「今後もぜひ続けていきたい」と話した。
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安協の古郡支部長 緑十字銀章を報告 沼津署に
静岡県交通安全協会沼津地区支部の古郡均支部長(75)=沼津市=は25日、沼津署を訪れ、吉田光広署長に交通栄誉章緑十字銀章の受章を報告した。 古郡支部長は1994年から地区支部評議員として活動するなど、長年にわたり地域の交通安全活動に従事している。自動車整備業にも長年携わり、県自動車整備振興会沼津支部の相談役を兼任している。 古郡支部長は、高齢者の事故多発や原、浮島地区での飲酒運転撲滅を課題に挙げ、「受章をいただけてありがたい。自動車整備業に携わる身として、悲惨な交通事故を減らせる努力を微力ながら続けたい」と話した。吉田署長は「長年ご尽力いただきありがたい。受章をステップとし引き続きお願い
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不適切保育 監査結果、年度内に公表 沼津市13人聞き取り
沼津市の小規模保育事業所で不適切な保育が発覚した問題で、市は25日の定例記者会見で、同日まで実施している施設の特別監査について、結果を2月末から3月末までの間に公表することを明らかにした。不適切な行為をした施設長ら3人には24日にヒアリングを終え、顔に落書きするなどの行為が確認できたという。 特別監査は、施設職員11人と本部職員2人への聞き取りが中心で、不適切な行為の事実や現在の保育状況を確認する。文書は押収しない。現時点で、顔への落書き▽頬を引っ張り広げる行為▽お面で怖がらせる▽それらの写真をグループラインで共有する―以外の不適切行為は確認できなかったという。 頼重秀一市長は、施設側が
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教員確保へ官学タッグ 仕事の魅力、高校生に発信 静岡県内大学×教委
公立学校の教員採用試験の倍率が低下している現状を受け、静岡県内の教員養成大学と地元の教育委員会が連携して教員志望者を増やす試みが始まっている。静岡大教育学部は2022年度、県教委などと共に高校生対象の教職セミナーを開催した。少子化で高校生の全体数が減少傾向にある中で、教員を志して教育学部に進学する生徒を増やすため、教員という職業の魅力発信に力を入れている。 21日、静岡大教育学部が県教委と連携して沼津市で開いた高校生向け教職セミナーには、教員の仕事に関心を持つ県東部の高校1、2年生とその保護者の約30人が参加した。県教委事務局の職員が教員免許の種類や採用試験の仕組みを説明したほか、県東部
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沼津の不適切保育 市が特別監査 全職員に聞き取りへ
沼津市の小規模保育事業所で不適切な保育が発覚した問題で、市は24日、施設に対して児童福祉法に基づく特別監査に入った。25日まで全職員11人に聞き取り調査する。 特別監査は市職員4人が約4時間にわたって実施した。運営会社によると、市職員は約10人の施設職員に当時の状況などを聞き取った。園児を怖がらせる際に使ったお面の複製品も示したという。 市は監査結果に応じて、施設に対して勧告や改善に向けた指摘、指導を検討する。 市や施設によると、昨年6月から10月にかけて、施設長や保育士ら3人がいずれも1歳児3人に対し、顔に水性ペンで落書きしたり、頬を引っ張って広げたりしてたとされる。行為の様子は職員
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ミカン市場だより(1月24日)2月、寿太郎温州を販売
各市場の在庫が少なく強もちあいの展開。2月2日、沼津市西浦地区の寿太郎温州の販売が始まる見込み。 中晩柑のポンカンや伊予柑(かん)にも不足感があり、全般的に引き合いが強い状況が続く。寿太郎温州は表年で、安定品質が期待されている。 温州ミカンは要請が強く、今後も堅調に推移するとみられる。
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記者コラム「清流」 消防団の出初め式 観衆魅了
2023年になり、消防団の出初め式が各地で開かれ、団員が自主防火や防災への意識を新たにした。今年は訪れた住民に楽しんでもらうプログラムが見られた。 裾野市消防団は、式の最後に赤色や黄色の水で一斉放水し盛り上げた。会場の同市役所の高さを超える放水に、住民から歓声が上がった。沼津市消防団はアーケード名店街(同市)でパレードを実施。約30台の救急車両と消防車両が通った後、団員約400人が音楽に合わせて歩いた。沿道には家族連れが詰めかけ、特に子どもが楽しんでいた。 例年、冬場になると火災の危険性は高まる。消防団のイベントを見て楽しんだ後は、家族で火災予防について少しでも話し合い、火の元に万全の注
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精神科病院暴行 当事者団体、静岡県に情報開示要請
沼津市と南伊豆町の精神科病院で患者への暴力行為が相次いで発覚した問題を受け、県内の精神障害者や支援者でつくる自助グループ「心の旅の会」は24日、県に原因究明と再発防止に向けた当事者への意見聴取や情報開示を要請した。 要請書は暴力行為について「見過ごすことのできない精神障害者への人権侵害」と指摘。病院に対する聴取内容の公開、県弁護士会や精神科看護団体による検証作業の実施、県内全ての精神科病院に対する監査結果の開示など10項目を求めた。 同会の寺沢暢紘氏が県庁を訪れ、県障害福祉課の担当者に手渡した。寺沢氏は「当事者からは氷山の一角という意見が出ている。精神科病院は閉鎖的で、情報も非開示となる
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傷害と脅迫の疑い 会社員の男逮捕 沼津署
沼津署は24日、傷害と脅迫の疑いで長泉町竹原、会社員の男(40)を逮捕した。逮捕容疑は2022年7月12日午後6時ごろ、沼津市内の路上で同町の男性会社員(44)の顔を地面にたたきつけて軽傷を負わせ、「警察に言ったらどうなるか分かってんだろうな」などと脅した疑い。同署によると、2人に面識はなく、直前に交通上のトラブルがあったという。
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沼津のジオサイト知って 市内4カ所で写真展
沼津市内の商業者を中心につくる元気ネット沼津(渡井篤紀代表)は29日まで、地域のジオサイトを紹介する「ジオパーク写真展 沼津」を沼津仲見世、新仲見世の両商店街など市内4カ所で開いている。 両商店街に加え、沼津みなと新鮮館、沼津ぐるめ街道にある「駿河の湯」で計約150点を展示している。同市の大瀬崎や淡島、長泉町の鮎壺の滝など、同団体のメンバーが撮影したり交流サイト(SNS)で募ったりしたジオサイトの美しい写真が通行人の目を引いている。伊豆半島の成り立ちや伊豆石の性質を解説するパネルもある。 同団体は29日に伊豆石の石蔵などを巡る「街中ジオツアー」を沼津市街地で開く。午前10時と午後1時の2
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ホロコースト下 子供の人生紹介 沼津でパネル展
ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を生きた子供の暮らしを紹介するパネル展「空のない星-ホロコーストの子供たち」(命のビザ・杉原千畝夫妻顕彰会、沼津市立高同窓会求道会主催)が26日まで、沼津市立高・中等部で開かれている。 顕彰会と駐日イスラエル大使館が昨秋、市内で開催した展示の巡回展で、今月27日のホロコースト犠牲者を想起する国際デーに合わせて企画した。イスラエルのホロコースト歴史博物館が企画したパネル27枚で、戦時下で描いた子供の絵画や教育の様子などを紹介している。リトアニアに逃れたユダヤ人に日本への通過査証(ビザ)を発給して救った外交官杉原千畝のコーナーも設けた。 展
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歴史共存の道へ 沼津の都市計画道「南一色線」整備工事本格化 橋、トンネルで高尾山古墳回避
沼津市の都市計画道路「沼津南一色線」のうち、市内の未整備区間1・1キロの工事が4月以降に本格化する。計画地は、東日本最古級の前方後方墳「高尾山古墳」があり、古墳の保存方法を巡っては、紆余(うよ)曲折があった。最終的には古墳をトンネルや橋で回避する形となり、2026年度以降に2車線での暫定供用、33年前後に4車線での完成を目指す。 高尾山古墳は08、09年の調査で3世紀中頃に築造された東日本最古級、かつ最大級の前方後方墳と分かった。市は調査のため墳丘を取り壊した上で道路整備する方針だったが、17年に道路整備と古墳保存を両立する方針に転換。東側2車線を橋で、西側2車線をトンネルで古墳を回避し、
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施設に立ち入り監査へ 沼津・不適切保育 24、25日実施
沼津市の小規模保育施設で園児の顔に落書きするなどの不適切な保育が発覚した問題で、市は24日にも児童福祉法に基づく施設への立ち入り監査を行う。25日までの2日間の予定。 市は不適切な行為を行ったとされる職員らへ聞き取りをし、行為の詳細や背景などを調べる。監査の結果に応じて、施設に対して勧告や改善に向けた指摘、指導を実施する。 市や施設によると、昨年6月から10月にかけて、施設長や保育士ら3人が、いずれも1歳の園児の顔に水性ペンで落書きしたり、頰を引っ張ったりした他、お面を見せて怖がらせるなどの行為をし、職員間のグループラインで画像を共有したとされる。
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軽トラックにはねられ、猟師死亡 沼津市でイノシシ駆除中
23日午前9時45分ごろ、沼津市大平の市道で同市原、市職員の男性(66)運転の軽トラックが、同市大平、市非常勤職員の男性(75)に衝突した。市非常勤職員の男性は衝撃で付近の水路に転落し、搬送先の病院で死亡が確認された。2人は害獣駆除の作業中で、沼津署が事故原因を調べている。 市によると、市非常勤職員の男性は鳥獣被害対策実施隊として市から委嘱を受けた猟師。事故当時、市非常勤職員の男性は男性(66)ら市農林農地課職員2人と、わなにかかったイノシシの処理をしていた。市職員の男性が軽トラックをバックさせた際、後方にあったイノシシに乗り上げたため、前進しようとアクセルを踏んだところ急発進し、前にい
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施設運営会社代表が謝罪 沼津・不適切保育 保護者向けに説明会
沼津市の小規模保育施設で園児の顔に落書きをするなどの不適切な保育が発覚した問題で、施設の運営会社の代表が22日、静岡新聞社の取材に応じ、不適切な保育を認め、「子どもや保護者に申し訳ない」と謝罪した。施設は21、22の両日、説明会を開き、参加した延べ30人余りの保護者にも直接謝罪した。 代表によると、不適切な行為に関わったのは、施設長、保育士、調理員の女性3人。3人は顔への落書きについて「手にキャラクターの絵を描いたら、他にも描いてほしいと言われてやった」などと説明したという。画像を施設の全職員がメンバーのグループラインで共有した点については「かわいいと思って共有した」と話したとしている。
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園児の顔に落書き 沼津の施設で不適切保育 所長含む複数人関与
沼津市は21日、市内の保育事業所で所長や保育士数人が園児のほおを引っ張ったり、顔に落書きしたりする不適切保育を行っていたと明らかにした。市は施設に是正を指導するとともに、児童福祉法に基づき今月中にも立ち入り検査を実施する方針。市は園児の特定につながる恐れがあるとして、事業所の名前を明らかにしていない。 市によると、0歳児のほおを引っ張って広げ面白がる▽水性ペンで1歳児の顔にひげやつながり眉毛の落書きをする▽ハロウィーンイベントでお面を怖がる園児を追い回す―など5項目の行為が確認された。行為が始まった時期は不明。2022年10月ごろまで行われていたとみられ、園児の様子を写真撮影し、職員間のグ
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空きビルがギャラリーに 沼津の地下階レストラン「ボルカノ」跡 若手芸術家が作品展
かつて沼津市大手町のレストラン「ボルカノ」が営業していたビルの地下階が、期間限定でギャラリーに生まれ変わった。29日まで、20代のアーティスト2人による展示「TEMPERATURE」が開かれている。 JR沼津駅南口近くの空きビルを活用し地域活性化を目指すプロジェクト第2弾「丸天ビル for now」の一環。同スタッフで、ギャラリー「space戯曲」を主宰する古地由莉香さん(30)が、ボルカノの移転後10年以上使われていなかった地下階を生かそうと企画した。 展示は静岡市駿河区の古着店店主でイラストレーター「CODY」として活動する山梨滉大さん(28)と、写真家「SYUNTA」こと松浦駿太さ
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低温保管で鮮度保つ コールドチェーン整備に注力 沼津中央青果 地元生産者の収益安定へ
青果卸売市場運営の沼津中央青果(沼津市)が、低温保管で野菜や果物の鮮度を保つコールドチェーン整備を軸とした事業革新に取り組んでいる。生産者の収益安定に向けた取引形態確立や商品のブランド化などを通じ、県内産青果物の販路拡大に挑む。 同社は2014年、JR沼津駅南口徒歩15分の同市丸子町から、国道1号沼津バイパス沿いの同市原への移転を機に、売り場の気温を10~15度に保つ設備を採用した。導入面積は県内最大の2400平方メートル。高鮮度の青果を出荷する体制を整えたことで、量販店や大型食品工場、「オイシックス」や「アマゾンフレッシュ」といった食品宅配サービス向けのレタスや枝豆、ポンカンなどの取扱量
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スポーツでまち元気に 室伏スポーツ庁長官 静岡で講演会
静岡市と市スポーツ協会は20日、スポーツ庁の室伏広治長官(沼津市出身)を招いた講演会を同市葵区のしずぎんホール「ユーフォニア」で開いた。抽選で選ばれた約200人が参加し、スポーツを生かした地域づくりについて学んだ。 室伏氏は静岡市が進めるJR東静岡駅北口のアリーナ構想や中学部活動改革に触れ、「スポーツでまちを元気にする取り組みが素晴らしい」と評価。スポーツは生活に欠かせないとした上で、「目的と効果を意識し、継続的に楽しむことが重要」と強調した。 聴講した葵区のパーソナルトレーナー大坪瑛貴さん(26)は「ハンマー投げ選手の自分にとって、室伏さんはあこがれ。アドバイスを参考にしたい」と話した
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飲食店のSDGs 手引書で事例紹介 静岡県内4カ所で研修会も
静岡県飲食業生活衛生同業組合はこのほど、県内飲食業の持続的な開発目標(SDGs)実現に向けた手引書「飲食店サステナブル経営ガイドブック」を制作した。 料理の提供方法の工夫や正確な来店者数予測に基づく食品ロス削減、プラスチックごみ問題を踏まえた食器類での再生可能材使用の各取り組みを解説。先進事例として県内3事業所を紹介した。 ガイドブックの内容を土台に、サステナブル経営を専門家が語る研修会を県内4カ所で開く。日程は沼津市23日、掛川市2月1日、浜松市同6日、島田市同8日で、いずれも午後2時半から同4時。問い合わせは同組合<電054(252)5296>へ。
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中小企業DI 1・1ポイント悪化 沼津商議所管内 10~12月期
沼津商工会議所(沼津市)が18日までにまとめた管内中小企業の2022年10~12月期の業況判断指数(DI)はマイナス21・4で、前期(7~9月)より1・1ポイント悪化した。 円安による仕入れ価格の上昇や、物価高騰に伴う消費の冷え込みで、業況DIは2期連続の悪化となった。一方、全国旅行支援で業績が上向いたサービス業や、機械を中心に部品や原材料の調達難が解消された製造業では売り上げに回復が見られた。 業種別の業況DIは、製造業、サービス業が「大きく回復」、建設業、卸売業が「大きく悪化」、小売業が「横ばい」だった。卸売、小売業では消費冷え込みの長期化、サービス業では全国旅行支援の反動減が懸念材
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江原素六 かるたで功績継承 東部の産業、教育の礎築く 沼津西高生がデザイン
沼津観光協会(沼津市)は、同市の市制100周年記念事業として、静岡県東部の産業や教育の礎を築いた江原素六(1842~1922年)の功績を題材にした「江原素六翁かるた」を製作している。デザインは素六が設立に携わった沼津西高の生徒が担当。19日はパッケージデザインの選考会が市内で開かれた。 かるたは、沼津兵学校や現在の沼津東高などの創立や、愛鷹地区での牧畜や茶栽培にも関わった素六の功績を後世に伝えるために企画した。絵札48枚の原画は沼津西高芸術科美術専攻の42人が描き、読み札の文言は沼津郷土史研究談話会(沼津史談会)が考案。市明治史料館が監修した。 同館で開かれた選考会では、鈴木俊一沼津信用
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茶わんや水指130点 人間国宝の名陶も 沼津の陶芸美術館で展示
沼津市東椎路の静岡陶芸美術館で3月26日まで、企画展「100+αの名碗」が開かれている。 美濃焼や唐津焼の茶わんをはじめ、茶入や水指など計約130点が並ぶ。焼き物の中でも中心的な存在である茶わんの美しさや力強さを発信しようと企画した。人間国宝の故荒川豊蔵氏の瀬戸黒など美しい名陶が来館者の目を引いている。 展示品の一部を使って抹茶を楽しむこともできる。植松弘行館長は「手触りや飲み心地も茶わんの魅力の大きな要素。手に取って質感や重さを味わってほしい」と話した。
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浅原沼津市議長 体調不良で入院 副議長が職務代行
沼津市議会事務局は20日、浅原和美議長が体調不良で入院し、長田吉信副議長が当面職務を代行すると発表した。浅原議長の復帰の時期は未定。 議会事務局によると、浅原議長は16日に体調を崩して医療機関を受診。検査の結果、入院加療が必要に至ったという。詳しい病状は明らかにしていない。
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沼津・アーケード名店街再開発 「現代的に新装」学生が提案
沼津市中心街のアーケード名店街を題材に、静岡理工科大理工学部建築学科(袋井市)の学生が再開発やリノベーションの提案をする発表会が19日、沼津市の第一地区センターで開かれた。住民らが参加し、学生と意見交換した。 同名店街は1954年、歩行者通路と店舗が一体化した全国初のアーケード街として建設された。空き店舗の増加と建物の老朽化もあって再開発が決まり、南側の街区では2027年に新たな建物が建設される予定。 発表会は、同学科の脇坂圭一教授と長尾亜子准教授が3年生の設計演習として「特徴的な名店街を現代的にリニューアルするならば」との課題を与え、昨年11月から準備を進めてきた。12人の学生は名店街
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「もったいない」から生まれる新ビジネス 静岡県内に広がり【NEXTラボ】
国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)が企業活動で重視され、消費者が環境に十分配慮されたサービスや商品を選択する「エシカル(倫理的)消費」への関心も高まる近年。環境保全の観点から新たなビジネスの創出を目指す取り組みが、静岡県内でも広がっている。 倉庫に眠る洋服 デザイン付加 コーデ提案 タイタコーポレーション(静岡市葵区) 無地の服やエコバッグにイラストをプリントしたリングレッツの商品=静岡市葵区のタイタコーポレーション セレクトショップを中心に県内外で衣料品店9店舗を経営するタイタコーポレーション(静岡市葵区)は2021年8月、新品のまま倉庫に眠る洋服に付加価値を付けて
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トラックと衝突、乗用車から出火 沼津市東沢田の国道1号
19日午後10時25分ごろ、沼津市東沢田の国道1号上りで、大阪府河内長野市の男性トラック運転手(35)の大型トラックと沼津市の男性会社員(22)運転の乗用車が衝突した。乗用車から出火し、車体の一部を焼いた。けが人はいなかった。沼津署によると、この影響で、上りの一部が2時間5分にわたり通行止めになった。同署が事故原因を調べている。
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カード詐取被害 沼津の80代女性
沼津市の80代の無職女性が20日までに、市役所職員らを名乗る男らからキャッシュカード1枚をだまし取られたと沼津署に届けた。 同署によると、女性宅に19日午前10時半ごろ、「保険の還付金がある」「キャッシュカードを新しく変える必要がある」と電話があった。訪れた金融機関職員を名乗る男の指示で、キャッシュカードを封筒に入れて手渡したところ、すり替えられたという。
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沼津茶の粉末 浮島小に寄贈 JAふじ伊豆
JAふじ伊豆青壮年部浮島支部は18日、地元特産の沼津茶に親しんでもらおうと、沼津市立浮島小に粉末茶約30キロを寄贈した。 森光広支部長(50)と古郡尚副支部長(50)が同校を訪れ、6年生の代表児童4人に茶を手渡した。山本孝明君(12)は「お茶には殺菌効果があるので、風邪をひかないように役立てたい」とお礼を述べた。森支部長は「たくさん飲んで健康で頑張ってほしい」と話した。カネトミ深沢製茶(同市)が粉末加工に協力した。茶は学校内の給茶機で提供するほか、小分けして児童に配布する予定という。
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現金回収役か 詐欺容疑で横浜の男を逮捕 沼津署
沼津署は18日、詐欺の疑いで横浜市戸塚区秋葉町、職業不詳の男(27)を逮捕した。 逮捕容疑は既に逮捕、起訴された別の男らと共謀して2022年6月10日、沼津市の無職女性=当時(78)=から現金210万円とキャッシュカード3枚をだまし取った疑い。同署によると、容疑者は受け子からの現金の回収役だったとみられ、容疑を否認しているという。
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沼津市 出産・子育て応援給付金 2月から申請手続き開始
沼津市は2月1日から順次、国が創設した「出産・子育て応援給付金」の申請手続きを開始する。妊産婦への面談など伴走型相談支援も実施する。 2022年4月以降に妊娠届を提出、または出産した人が対象。妊娠届の提出後と、出産後に新生児1人当たり、それぞれ5万円支給する。23年1月末までに出産した人には一括で10万円を支給する。申請書は2月1日以降の面談時に手渡す他、既に出産した人などには2月中旬から案内を郵送する。 伴走型支援では、妊娠届け出時、妊娠8カ月前後、出産後の3回、保健師らとの面談の機会を設ける。
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貨物鉄道フェス 沼津で初開催 28、29日
JR貨物東海支社は28、29の両日、「貨物鉄道フェスティバル」を沼津市のららぽーと沼津で開く。両日とも午前10時~午後4時まで。入場無料。 JR沼津駅付近鉄道高架化の前提となる新貨物ターミナルの建設が進む中、地域住民に鉄道貨物への理解を深めてもらう目的で、同市で初開催する。 参加者が描いた貨物列車のイラストが、大型モニター上に映し出されたレールの上を走るイベント「走らせよう!みんなの貨物列車」や、鉄道模型と鉄道玩具などの展示が行われる。県内外の鉄道、バス事業者も出展し、グッズなどを販売する。 問い合わせは同支社総務部<電050(2017)4022>へ。
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沼津駅鉄道高架の財政影響など解説 23日
沼津を変える講演会実行委員会は23日午後6時半から、立命館大の森裕之教授(地方財政学)と、JR沼津駅付近鉄道高架事業訴訟の原告代理人を務める海渡雄一弁護士を招き、同事業や沼津市の財政状況に関する講演会を同市民文化センターで開く。受講無料。 森教授は鉄道高架事業費の増大を念頭に、市財政の現状や影響を解説する。海渡弁護士は3月に判決が予定される訴訟の控訴審について説明する。森教授と海渡弁護士の対談も行う。申し込みは実行委<電055(951)2392>へ。
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工場アトリエに大作 沼津に移住4年、画家の北見さん 絵画教室で地域交流も
沼津市の油絵画家北見美佳さん(36)が、地元住民の厚意で借りた市内の工場で、販売規格の最大サイズとなる縦3メートル超のキャンバスで制作に取り組んでいる。約1年半前に“オープン”した「工場アトリエ」では絵画教室も開かれるなど、今では住民が芸術に親しむ拠点に。「描くことは生きること」。北見さんは自身の表現を追究しながら、地域との交歓を重ねている。 北見さんは松崎町出身で、伊東市にアトリエを開いた野獣派(フォービズム)の画家山川茂さんの最後の内弟子。2018年、千葉県から沼津市に移住した。主に自宅で制作に励んできたが、広さが限られることで表現にも制限がかかっているのでは、
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酒気帯び運転疑い 追突事故起こす 沼津署、男を逮捕
沼津署は18日、道交法違反の疑いで伊豆市上白岩、会社員の男(39)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前6時ごろ、沼津市内の国道で乗用車を酒気帯び運転した疑い。追突事故を起こして発覚した。
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⚽結束して戦う J3沼津・中山雅史新監督 就任会見一問一答
沼津市内で17日に就任記者会見に臨んだサッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津の中山雅史監督(55)は、慢心せずチームで結束して戦う考えを強調した。 -就任の経緯は。 「監督経験がなく不安だったが高島雄大社長から、皆でサポートするとの言葉をいただいた。選手時代に勝利に関われなかった悔しさがあった。自分が以前なし得なかったチームの力になることができれば、それが一番だと引き受けた」 -目指す監督像は。 「選手をどのように配置するかが重要だと思っている。選手が自身の判断で試合を進められるように導くのが一番。多くを語らず練習の中で落とし込み、選手が吸収して試合に生かすのが理想」 -磐
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⚽J3沼津 「中山イズム」注入 初練習で熱血指導
J3沼津は17日、沼津市の愛鷹広域公園スポーツ広場で今季のチーム初練習を行った。中山新監督が初めて指揮に臨み、新加入も含めた25選手に早速「中山イズム」を植え付けた。 ランニングやパス回し、ミニゲームなどで1時間半、体を動かした。ペアになってのトラップやワンツーなど、新加入選手も大きな声をかけ合いながら取り組んだ。 ミニゲームでは新監督が「ワンタッチでシュートまで」「浮き球にせずボールを止めないこと」とポイントを指示。現役時代、磐田でチームメートだった鈴木ヘッドコーチもアドバイスした。昨季主将を務めたMF菅井は「元気よく、活気があふれてた。メリハリのついた練習だった」と振り返った。 指
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⚽中山雅史新監督「勝利へ全身全霊」 J3沼津、就任記者会見
サッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津は17日、中山雅史新監督(55)の就任記者会見を沼津市内で開いた。古巣で監督としてのキャリアをスタートさせた中山監督は「全身全霊を込めて勝利に向かっていきたい。野心いっぱい」と、熱っぽく語った。 沼津は昨季、18チーム中15位。得点やシュート数などからも「足りない部分が多すぎる」と課題を挙げた。目指すサッカー像は「攻守一体」。コースを作りポジションをとって「当たり前のことを当たり前にやって、その上でいいプレーを表現できるようにしたい」と話した。 同席した高島雄大社長は中山監督を起用した経緯にも触れ「モチベーターで質の高いトレーニングを構築できる
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沼津駅南に再開発ビル 店舗や住居、テナント誘致へ 地上20階建て規模
沼津市のJR沼津駅南(大手町)に、地上20階建て規模の再開発ビルが建設されることが17日までに、関係者への取材で明らかになった。駅の至近に位置し、完成後は店舗や駐車場、住居を開設するほか、大手テナントの誘致を計画している。規模は駅南の複合施設「イーラde」(地下1階、地上20階、大手町)に匹敵するとされ、鉄道高架化に伴い周辺で進む再開発の核になりそうだ。 関係者によると、事業協力者は旭化成不動産レジデンス(東京)と三菱地所レジデンス(同)の共同企業体。地権者らで構成する「大手町五丁目第一地区市街地再開発準備組合」(理事長・古沢隆マルサン書店代表取締役)が同日までに決めた。今後、関係機関と都
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目指せ「湯巡り」の達人 静岡県内スタンプラリー人気 27人「60湯」「6段」達成
スタンプを集めながら温泉施設を巡る静岡県温泉協会の「わくわく温泉スタンプラリー」が人気だ。2021年秋の開始から既に県内外の27人が60湯以上への入浴を達成し、「6段」と認定された。22年秋からは施設を変えた第2弾も展開中で、協会の担当者は「地域を訪れるきっかけになれば」と期待する。 スタンプラリーは協会創立60周年に合わせ、県内の温泉の魅力を改めて知ってもらおうと企画。第1弾は県内の旅館・ホテル、日帰り入浴施設など80施設の協力を得た。リピーターを獲得し、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ利用を取り戻すことも視野にある。 湯巡りをする人は、専用ガイド本とスタンプ手帳を施設で入手。一部では
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無党派層に支持広げる 公明党・静岡県本部幹事長/早川育子氏【各党に聞く 2023年選挙戦略④】
―統一地方選の位置付けは。 「前半戦は県議選と浜松市議選に計10人、後半戦の市町議選には計19人の立候補を予定している。県内公明党議員60人のうち半数が選挙戦に挑む。2024年11月に結党60年の節目を迎えることもあり、全員の勝利を目指す。公明党はネットワーク政党。市町、県、国の連携によって政策を作り上げてきているため、統一地方選は非常に重視している」 ―県議選は現状の5議席維持が目標となる。 「今回から定数が減る沼津市、新人が出馬を予定する静岡市葵区をはじめ重点選挙区ばかり。(今回擁立しなかった)浜松市については区割りの動向や定数を見ながら、今後検討していく必要があると思っている」
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特養ホーム希望者減 5462人 4月時点 静岡県調査「ニーズは高い状態」
静岡県がこのほど発表した2022年4月1日時点の県内特別養護老人ホームの入所希望者は5462人だった。前年度の調査から353人減ったが、県は「ニーズは高い状態が続いている。今後も施設整備などを計画的に進める」としている。 県内309施設が対象。このうち原則として入所対象となる要介護3以上の人は417人減の5069人だった。希望者減少の背景には、認知症高齢者グループホームやサービス付き高齢者向け住宅などの受け皿が拡大したことがあるとみられる。 6カ月以内の入所を希望した在宅の人は、要介護3以上で182人減の1744人。このうち1人暮らしで介護者が不在などの理由で入所の必要性が高いと判断され
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静岡人インタビュー「この人」 ランチュウの全国品評会で2位に輝いた 小沢忠幸さん(沼津市)
昨年、大阪府で開かれた“金魚の王様”と呼ばれるランチュウの愛好家による品評会「第65回日本らんちう協会 全国品評大会」の当歳魚の部で2位に当たる西大関に輝いた。全国での入賞は15大会連続。県勢としては最高成績だった。ランチュウの販売も手がける。46歳。 -どのような大会か。 「全国からよりすぐりのランチュウが集まり、頭や尾の形の美しさや左右対称であること、八の字を描くよう泳ぐかなどを基準に競う。審査はシビアで、ヒレが少し欠けているだけでも厳しく評価される。当歳魚の部はその年に生まれたランチュウで競う部門で、作り手の力量が問われる難関。約500人が出品した」 -ど
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盛り土規制条例の説明会 静岡県、民間向け開催 個別事案に対応
静岡県は1月下旬から3月に、2022年に施行された県盛り土規制条例で規定された許可申請手続きなどに関する民間事業者向けの説明会と出張相談を県内3会場で計6回開催する。申請時の注意点や検討中の条例改正の方向性を説明し、個別相談にも応じる。 会場と実施日は、県島田土木事務所(島田市)で1月31日と3月10日、県東部総合庁舎(沼津市)で2月2日と3月3日、県浜松総合庁舎(浜松市中区)で2月13日と3月7日。開始時間はいずれも午前10時からと午後2時からの各2回。1時間の説明後、1案件15分程度の相談に応じる。定員は各回80~90人程度。 希望者は事前に県盛土対策課のウェブページから申し込む。問
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北海道の4作家 沼津で手作り展 21日まで
北海道在住の作家4人による手作り展「北のぬくもり」が21日まで、沼津市下河原のギャラリーOKUWAで開かれている。木工作家や陶芸家、生活道具研究家、ニットデザイナーの作品約200点を展示、販売している。 木工作家で熱海市出身の臼田健二さん=北海道下川町在住=は、同町産の木材を使った器やオブジェを出展。樹皮や木目、乾燥で生じるゆがみなど自然の風合いを生かした作品が来場者の注目を集める。草木染の羊毛を手編みしたセーターやイタドリの手提げバッグ、羊の置物なども並ぶ。 展示会の担当者は「北海道の暮らしから生まれた伸びやかな作家作品を楽しんでほしい」と話した。
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防犯標語入賞3人表彰 沼津署 カレンダーに掲載
沼津署は16日、本年度の防犯標語コンクールの入賞者3人への表彰式を沼津署で開いた。吉田光広署長が3人に賞状を手渡した。 桐陽高3年の山本怜央さん(18)は、「自転車を 降りたら絶対 ツーロック」で最優秀賞に輝いた。山本さんは「沼津駅前で自転車の二重施錠を呼びかける街頭広報に参加した経験から考えついた」と話した。 優秀賞には、清水町徳倉の交通指導員芹沢伸一さん(72)が「お出かけは 近所に声かけ 鍵かけて」で、飛龍高2年の渡辺楽人さん(17)が「覚えてて 息子の名前は オレじゃない」でそれぞれ受賞した。 標語は同署管内で一般公募し、183作品の応募があった。同署と管内の防犯協会は、入賞6
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身を切る改革、地方でも 山下洸棋氏/日本維新の会・静岡県総支部幹事長【各党に聞く 2023年選挙戦略③】
―統一地方選で何を訴えていくか。 「県内で日本維新の会の看板を掲げて戦う初めての統一地方選になる。人口減少や物価上昇など待ったなしの課題について国会で論戦が繰り広げられているが、地方自治体でもできることが多くある。維新は大阪で、地方が変われば国も変わることを示してきた。その精神を県内に浸透させたい。統一地方選の先に次の衆院選が行われる可能性も見えてきている。国政選挙に向けても、今回の統一地方選で地域に根付いた地方議員を誕生させることが最も重要なことだと考えている」 ―候補者擁立の進捗(しんちょく)は。 「まずは県議選から擁立を進め、静岡市駿河区、沼津市の2選挙区で公認予定者を決めた。支
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レスリング女子 森川美和選手にスポーツ特別栄誉賞 沼津市
沼津市は16日、昨年のレスリング世界選手権女子65キロ級で優勝した同市出身の森川美和選手(23)=ALSOK=に「市スポーツ特別栄誉賞」を贈った。森川選手は市役所で開かれた授与式に出席し、「パリ五輪に向け、これから苦しい戦いが続く。強い気持ちと覚悟で金メダルを目指したい」とさらなる飛躍を誓った。 森川選手は「中学生の時に訪れて以来の市役所。懐かしい」と語り、故郷からの賞に「沼津に住む家族にも自慢できる賞をいただけた」と喜んだ。盾と記念品を手渡した頼重秀一市長は「さらなる高みを目指して初心を忘れず、一心に取り組んでほしい」と激励した。 市は昨年の車いすラグビー世界選手権で3位となった同市出
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勝俣農水副大臣 沼津など視察 地域課題や要望確認
勝俣孝明農林水産副大臣(衆院静岡6区)は16日、沼津市などの耕作放棄地や畜産農家、漁港などを視察し、関係者から地域課題や要望を聞いた。 同市の浮島地区では、度重なる水害で耕作放棄地となった水田や、荒廃した茶畑を訪れ、農家から現状説明を受けた。長泉町のあしたか牛を育てる牛舎では、畜産農家が飼料の高騰について、補助対象外となっている牧草などの粗飼料への支援を求めた。 勝俣副大臣は「目に見える形で地域の課題を理解することができた。今後の施策に生かしていきたい」と話した。視察は13日から20日までで、県東部の13市町を巡る予定。
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スポーツ栄誉賞 8個人1団体を表彰 沼津市
沼津市は16日、スポーツ競技で優秀な成績を収めた同市ゆかりの選手やチームを表彰する「市スポーツ賞」の授与式を市役所で開いた。全国大会で優勝した選手らに贈られるスポーツ栄誉賞には8個人1団体が輝いた。 頼重秀一市長が、受賞者に盾と記念品の目録を手渡し、受賞した選手は一人一人謝辞を述べた。昨年の国体レスリング成年男子グレコローマンスタイル60キロ級で優勝した鈴木絢大選手(レスターホールディングス、飛龍高出)は「パリ五輪に向け、これからも最高の結果を出していきたい」と活躍を誓った。 その他の受賞者・団体は次の通り。 テニス 今井慎太郎(イカイ)▽レスリング 堤孔一(青山学院大4、沼津城北高出
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女子中生を買春した疑い 会社員の男を逮捕 富士署
富士署は16日、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで沼津市下香貫大久保、会社員の男(40)を逮捕した。 逮捕容疑は2022年5月下旬、沼津市の宿泊施設で県東部の女子中学生2人が18歳未満と知りながら、現金を払う約束をして買春した疑い。
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阪神・青柳投手ら指導 沼津の小学生137人、野球の基礎学ぶ
沼津市の愛鷹広域公園は15日、野球教室を同公園で開いた。市内で自主トレーニングをしているプロ野球阪神の青柳晃洋投手ら5選手が実技指導した。 沼津野球連盟学童部に所属する市内11チームの小学生137人が参加した。青柳投手に加え、阪神の村上頌樹投手と岡留英貴投手、千葉ロッテの広畑敦也投手、日本ハムの西村天裕投手が講師を務めた。子どもたちはノックやトスバッティング、キャッチボールなどを選手とともに行い、野球の基礎を教わった。 大平イーグルスに所属する函南東小6年の稲葉康友君(12)は「ボールを投げるときに意識することなど、プロのアドバイスはとても参考になった」と笑顔を見せた。青柳投手は「夢をか
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保育士は一生できる仕事 おくむらさん講演 沼津でセミナー
静岡県、県社会福祉協議会、しずおか保育士・保育所支援センターは15日、「保育のお仕事フェア 就職応援セミナー&相談会」を沼津市のプラサヴェルデで開いた。気象予報士で保育士のおくむら政佳さんが講演し、「保育は一生できる柔軟な仕事で他分野への応用も効く。保育という営みの自由さを知ってほしい」と呼びかけた。 おくむらさんは「『自分』と『子ども』の未来をつくる保育士の働きかた」と題し、「保育士不足や虐待などの暗いニュースがあるが、自分と子どもの未来を作れるのが保育士の魅力。カリキュラムがない分、教育の自由度も高い」と説明した。未就学児向けの気象サイト開発、大学教授に虫取りを学ぶ遠足など、自らの取り
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海中みそぎ威勢良く 疫病退散祈る 沼津で男衆祈り
沼津市下香貫の楊原神社と大朝神社の正月行事「厳冬海中みそぎ祭り」が15日、同市の小浜海岸で行われた。五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願し、ふんどし姿の男衆がみこしを担いで威勢良く海中を練り歩いた。 年男や厄年の男性ら16人が海中に入る「神男」を務めた。寒空の下、海に胸までつかり、ますます栄えるという意味の「いやさか」のかけ声でみこしを高々と掲げた。神男を務めた山口雄大さん(23)は「すごく寒かった。皆さんの健康と疫病退散を祈って海に入った」と話した。 新型コロナの影響で昨年まで2年連続で規模を縮小していた。3年ぶりに通常開催し、餅まきなどの行事も行った。祭りは戦禍で一時途絶えたが、地元有志
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深海探検、古代魚にも遭遇 沼津港にVR施設オープン
沼津港深海水族館や飲食店などで構成する沼津市千本港町の複合モール「港八十三番地」に15日、駿河湾の深海を探検できる体感型VR(仮想現実)アトラクション「ディープクルーズ」がグランドオープンした。初日から多くの観光客らが海底探検を楽しんだ。 同モールを運営する佐政水産(同市)が開設した。VRで再現された駿河湾を舞台に、潜水艇に乗って海底遺跡を探検するという設定。約40種の海洋生物が登場し、生き物を見つめると解説を見ることもできる。観光客らはVRゴーグルを装着し、360度の視界で壮大な海中の世界を冒険した。千葉県から親子で訪れた岡野翔真君(11)は「水中がリアルで、昔の魚もいて面白かった」と笑
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三島のVia701新装 木の香漂う憩いの場 セレモニーで祝福
三島市本町の交流スペース「Via701」が14日、リニューアルオープンした。記念セレモニーが開かれ、関係者が生まれ変わった木の香り漂う“憩いの場”の再出発を祝福した。 市中心部の大通りに位置するVia701は1999年から運営されていたが、経営難により平成建設(沼津市)が施設を受け継いでリニューアルした。「根継商店」として開設した作業場は端材ビュッフェと称し多様な木材で工作が楽しめるほか、常駐する大工職人からアドバイスを受けられる。2階はギャラリーやカフェを設け、「ものづくりを通じてヒト、コト、モノがつながる」をコンセプトに地域交流の拠点として活用してもらう。 セ
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開設20年の歩み紹介 上野病院長「患者視点重視を継続」 静岡がんセンター講座最終回
がん医療を学ぶ県立静岡がんセンターの公開講座2022「知りたい! 聞きたい! がん医療」(静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)の最終回が14日、オンライン形式で開かれた。坪佐恭宏副院長兼食道外科部長が食道がんの最新治療、上坂克彦病院長が同センター開設20年の診療進歩をテーマにそれぞれ講話した。 坪佐副院長は、19年の食道がん罹患(りかん)者数が約2万6千人で、うち約8割が男性患者と説明した。食道がんの主な原因は過度な飲酒や喫煙とされ「飲酒で顔が赤くなる人は分解に関わる酵素の活性が弱いため、注意が必要」と呼びかけた。手術後は嚥下(えんげ)機能が低下して肺炎の危険性があるとし、呼吸法
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お辞儀、あいさつ 丁寧に 沼津二中生、面接のマナーも学ぶ
沼津市立第二中は12日、2、3年生約70人を対象にキャリア教育講演会を同校で開いた。同市のマナー講師青山美貴さんが、あいさつやお辞儀の仕方について講話した。 青山さんは、あいさつの言葉を発してからお辞儀をすることで、より丁寧な印象を相手に与えるとし、生徒たちも実践した。相手に話しかける際には、適切な距離があるとし、「相手を驚かせず、不快感を与えないようにすることが必要」と呼びかけた。3年生には面接試験でのマナーも学んだ。 2年の伊藤愛莉さん(13)は「これまでマナーについて意識しなかったが、一人一人が守ることで社会が成り立っていると分かった」と話した。
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トラック2台衝突 14日未明、沼津市原の国道1号上り
14日午前3時15分ごろ、沼津市原の国道1号上りで、トラックが横転し、後続のトラックが衝突した。事故の影響で、国道1号の一本松西交差点が一時通行止めになった。けが人はいなかった。現場は片側2車線の直線道路で、沼津署が事故原因を調べている。
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公務員給与 静岡県が1位 静岡市は政令市2位 2年連続
総務省がこのほど公表した2022年地方公務員給与実態調査結果によると、国家公務員給与を100として地方の給与水準を示すラスパイレス指数(22年4月1日時点)で、静岡県は前年と同じ102・2で都道府県別で2年連続トップだった。政令指定都市では静岡市が102・2(前年比0・1減)で全国20政令市の中で2位。浜松市は100・1(同)の10位で、前年から順位に変動はなかった。 同指数は基本給のみの比較で、諸手当が反映されていない。地域手当や時間外勤務手当など諸手当を加えた平均給与月額は、県が43万2321円で全国5位。静岡市は41万191円で政令市中17位。浜松市は39万7069円で19位だった。
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春の黄色一足早く 菜の花 沼津・平沼で見頃
沼津市平沼の浮島ひまわりらんどで、菜の花が見頃を迎えている。休耕田を活用した約3500平方メートルの敷地に鮮やかな黄色い花が咲き、訪れた人たちを楽しませている。 浮島地区環境保全推進会が管理していて、昨年10月ごろに植えた種が開花した。同会によると、開花時期は例年並みで、1月上旬から咲き始めた。函南町から訪れた土屋美穂さん(55)は「気持ちの良い天気で一足早い春を感じた」と笑顔を見せた。 駐車場は2月末までの土日と祝日に、午前7時から午後5時まで開放する。
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インフルで学級、学年閉鎖 長泉と沼津の2校
静岡県は13日、長泉町の小学校と沼津市の中学校2施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計12人確認され、学級閉鎖と学年閉鎖を行ったと発表した。 県内の学級閉鎖は今季3例目で学年閉鎖は2例目。県内139の定点医療機関における直近1週間(2~8日)の平均患者数は今季最高の3・19人。前週の1・4人から上昇した。前週に引き続き、流行期入りの基準である1人以上になっている。 市町別の施設数と患者数は次の通り。 長泉町1施設7人、沼津市1施設5人
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2022年版静岡県環境白書を発行 SDGs関連など詳報
静岡県はこのほど、県の環境施策をまとめた2022年版環境白書を発行した。南アルプス学会の設立や「県SDGsビジネスアワード」の開催など21年度の取り組みを中心に紹介している。 概要版でA4判26ページ。国連が掲げる持続可能な開発目標(SGDs)に関連付けて18事業を詳報した。南アルプス学会は22年2月に設立した。同地域の自然環境を保全するために研究活動の活性化を図る。SGDsビジネスアワードは、環境課題解決に貢献する事業アイデアを表彰するとともに事業化を支援する取り組みで、21年度に初開催した。 白書では、「脱炭素社会の構築」や「循環型社会の構築」など五つの項目別に施策の実施状況を紹介し
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手揉製茶 伝統の技披露 沼津の保存会
沼津茶手揉(もみ)保存会(野崎正人会長)は13日、新春恒例の手揉技術競技会を沼津市の愛鷹地区センターで開き、会員が技術を競い合った。 12人が4チームに分かれて参加。昨春に摘み取り、冷凍保存した「やぶきた」計約8キロをほいろに広げ、伝統の技を披露した。 会員は茶葉を空中に舞わせて水分をとばす「葉振るい」や形状を整える「こくり」など6工程を約5時間かけて進めた。 (東部総局・山本萌絵佳)
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子ども食堂に5LC支援金 沼津
沼津市内の5ライオンズクラブ(LC)がこのほど、同市の五つの子ども食堂に支援金を贈った。 同市で行われた贈呈式で、LC役員らが各3万円を関係者に手渡した=写真=。受け取った関係者は「昨年以上の活動ができるよう利用させていただく」「改めて子どもたちの成長に貢献したい」と話した。
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保育所の蛇口 無料で交換 沼津給水工事店組合
沼津市指定給水工事店協同組合はこのほど、市内の公立保育所などの水道蛇口を無料で修理、交換した。 地域貢献活動として初めて実施した。大平保育所では組合員ら5人が給食室の蛇口のパッキンを取り換えた。水飲み場など不具合のあった3園でも作業を行った。 組合の芦沢剛彦理事長は「今後も継続して地域とのつながりを深められたら」と話した。
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記者コラム「清流」 苦労の結実
寒空の下、チョキチョキとはさみの音が響く-。沼津市の西浦地区では1月上旬にかけて特産の「西浦みかん寿太郎」の収穫が進んだ。友人の農家の手伝いで記者も収穫に挑戦した。 好天に恵まれ、駿河湾越しに美しい富士山がはっきりと見えた。びっしりと実をつけた木から、果実に傷をつけないようにヘタを切る「二度切り」で採っていく。一本の木の収穫を終えるのに4人がかりで20~30分。高台にある畑には寒風が吹きつけ、急斜面での運搬作業も一苦労だ。作業に没頭していると、あっという間に1日が終わった。 帰宅後、はさみを握り続けた指先が痛んだ。暖かいこたつで食べるミカン。ヘタの切り口を見て農家の苦労が浮かび、甘酸っぱ
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今季もJ3沼津支援、地域貢献活動を継続 第一生命の加納常務
第一生命保険の加納裕之取締役常務執行役員は12日、同社沼津支社(沼津市)がオフィシャルパートナーのサッカーJ3アスルクラロ沼津と連携し、今季も地域貢献活動を展開する考えを示した。チームOBで元日本代表の中山雅史氏を新監督に迎えて注目度が高まっていることを踏まえ、幅広くチームを後押しする。 同日、静岡新聞社・静岡放送東部総局を訪れ、明らかにした。昨季も実施したペットボトルキャップの回収などを想定する。知名度の高い新監督の就任で「注目が集まるだろう」と期待感も示した。 また、同支社が昨年から始めた女性リーダー育成のための異業種交流会も挙げ、「全国に発信できる事例」とし、地域ごとに多彩な内容で
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東部・伊豆発展へ貢献誓う 沼津商議所が新春懇談会
沼津商工会議所は11日夜、新春懇談会を沼津市内で開いた。地元経済人ら約100人が集まり、行政と連携して東部・伊豆の発展へ貢献することを誓った。 来賓の頼重秀一市長は祝辞で、地元の活性化には東部・伊豆全体の成長が不可欠との認識を示し、「県東部の拠点都市の市長として、近隣自治体と連携したい」と強調。6日の仕事始め式で、三島と富士両市を念頭に広域的視点で地域課題の解決を目指すべきと指摘していた紅野正裕会頭も、主催者あいさつの中で改めて言及した。 来賓には川勝平太知事、自民党の勝俣孝明衆院議員(静岡6区)らも訪れた。
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静岡人インタビュー「この人」 労働紛争の解決に尽力する弁護士 森本耕太郎さん(沼津市)
静岡県労働委員会の会長を昨年6月から務め、労働者側と会社などの使用者側との紛争解決に尽力する。解雇に限らず、最近はパワハラなども違法行為として認識されるようになり、労働トラブルが多様化した。弁護士としての知識を生かし、労使双方が納得できる解決案の提示を目指す。裾野市出身。48歳。 -県労委の役割とは。 「労働組合法に基づいて各都道府県に設置され、労働組合や労働者個人と使用者との間の紛争を解決する機関。取り扱う事例は労働者個人と使用者側のトラブルが中心。会社側からの相談も少なくない。近年は県内の組合加入率が17%程度まで低下しており、労働紛争解決の受け皿として重責を感じている」 -裁判と
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技術職 募集枠の4倍応募 沼津市、対策強化奏功
近年、人員確保に苦しんでいた技術系職員の採用に向け、対策を強化した沼津市が追加募集(4月採用)したところ、10人の枠に対し市内外から4倍近い37人の応募があったことが6日、市への取材で明らかになった。 中堅・若手の現役職員がプロジェクトチーム(PT)を設け、職員の母校をはじめ全国20校への学校訪問や、オリジナルの名刺とチラシ作成といった発信強化など初の取り組みが奏功した。今までにない応募者の増加につながったという。最終的に土木や建築、機械、電気で9人の採用となった。 今回、採用強化へ現役職員の提言が受け入れられたことで、独自ルートでも売り込むなど職員の意識に変化が見られたという。2月には
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ウェブメディア「ぬまつー(仮)」 ローカルブロガー賞受賞 沼津市内の情報を発信
沼津市内の情報を取り上げるウェブメディア「ぬまつー(仮)」がこのほど、「ライブドアブログ・オブ・ザ・イヤー2022」(ライブドア主催)のローカルブロガー賞を受賞した。運営する「沼津通信」共同代表の渡会信介さん(38)と清田周子さん(31)が11日、市役所を訪れ、頼重秀一市長に報告した。 「ぬまつー(仮)」は、情報発信に関する市のリノベーションスクールを受講した渡会さんが、2020年2月に開設。市内のイベントに関する情報や体験ルポ、店舗の開店と閉店など幅広いジャンルの記事を掲載している。昨年12月の月間閲覧数は約61万。渡会さんは「ぬまつーをきっかけに、沼津にUターンする若い人も複数現れた。
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創業者セミナー 受講者を募集 25日から沼津
沼津市は25日から、起業3年以内の市内事業者を対象にした「創業者フォローアップセミナー」を同市高島町の「ぬましんCOMPASS(コンパス)」で開く。受講無料。 全2回で、25日と2月15日の午後1~4時。NPO法人サプライズ(伊豆市)の飯倉清太代表理事を講師に、自社の事業分析や事業改善に向けた方法を学ぶ。 定員は10人で、応募締め切りは24日。希望者は沼津市ホームページの応募フォームから申し込む。問い合わせは市商工振興課<電055(934)4748>へ。
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ヤングケアラーの支援加速 静岡県がピアサポート導入 経験交え寄り添う
大人に代わって子どもが家事や家族の世話をするヤングケアラーへの支援が静岡県内で加速している。県は本年度、かつてヤングケアラーだった元当事者が子どもの相談に応じるピアサポート事業を開始した。県の委託を受ける一般社団法人「ルミナス」(沼津市)の尾朝健太郎代表理事(53)は「ヤングケアラーとして接するのではなく、ふんわりと関わって、あの時助かったと思ってもらえるような支援にしたい」と在り方を模索する。 困り事を抱える子どもの手助けをしているルミナスは、ピアサポート事業として沼津、富士、御殿場の3市で月に2回以上、子どもたちが食事を楽しむ場を設けている。学習支援も行っていて、元当事者の家庭教師、宮
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若者に故郷 沼津PR LOVEフェスタ フェンシングや公演も
若者に故郷の良さを知ってもらうイベント「10年振りだよ全員集合!ぬまづLOVEフェスタ2023」(沼津商工会議所青年部主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が8日、沼津市の沼津ラクーンで開かれた。 青年部が9日の成人の日にちなみ、沼津へのUターンを促そうと企画。地元のシンガー・ソングライターによる公演や、同市が普及を目指すフェンシングのデモンストレーションも行われた。沼津のまちづくりの長所も紹介し、来場者は関心を深めていた。 青年部の大房正征会長(48)は「若い子には沼津が良いまちだと改めて感じてもらい、将来は戻ってきてほしい」と話した。
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各地消防団 出初め式【沼津/三島/伊東/函南】
防火への誓い新た 沼津 沼津市消防団は9日、出初め式を同市立第一小などで開いた。団員約400人がパレードや狩野川への一斉放水で、防火への誓いを新たにした。 頼重秀一市長は「昨年は県内の広い範囲で災害が起きた。今年は市制100周年。災害があっても人的被害を抑えられるよう努めてほしい」とあいさつ。遠藤雅巳団長は「今年も市民の安全のために活動していく」と訓示した。 式典後、団員は3年ぶりに同市のアーケード名店街の約200メートルを音楽に合わせてパレードした。狩野川河川敷では、消防車約30台を並べ、一斉放水した。 3年ぶりパレード 三島 パレードを繰り広げる消防団員=三島市の大通り 三
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韓国籍男性を誤認逮捕 無免許運転疑い 沼津署、名前の読み方照会ミス
沼津署は9日、沼津市内で乗用車を無免許運転したとして、道交法違反の疑いで東京都墨田区の韓国籍の男性(42)を現行犯逮捕したが、誤認逮捕と判明したため同日中に釈放したと発表した。 同署によると、9日午前2時半ごろ、男性に関する別事案の通報で駆けつけた署員が職務質問し、男性に免許証の提示を求めたが応じなかった。男性は「免許は取得している」と容疑を否認したが、口頭で説明された名前では免許登録を確認できず、無免許と判断して午前3時半ごろに現行犯逮捕した。 逮捕後に別の読み方で名前を照会したところ、免許を取得していることが分かったという。免許証は不携帯だったとみられ、同署は男性に謝罪した。山本氏仁
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巧みな話術で講談紹介 田辺さんと門下生が発表会 静岡市葵区
静岡市出身で「静岡講談道場」を主宰する講談師田辺鶴遊さん(44)の新春講談会と道場生の発表会が8日、同市葵区の宝台院旧アソカ幼稚園講堂で開かれ、巧みで迫力ある話術で観客を沸かせた。 静岡、浜松、沼津市などから通う道場生7人が、徳川家康にまつわる「三方ケ原軍記」などの古典のほか、身近な話題を取り上げた独自の講談を披露。抑揚をつけた名調子で魅了し、次に登壇する仲間の人柄も工夫を凝らしながら紹介した。 毎月第2日曜に開いている静岡講談道場には、小学生から70代まで幅広い年齢層が通う。田辺さんは「道場を始めて早くも15年目を迎えた。お客さんの前で披露し、拍手をもらえることが何よりのやりがいになる
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20歳の門出を祝福 沼津「手をつなぐ育成会」
知的障害者の家族などでつくる「沼津市手をつなぐ育成会」(尾藤正弘会長)は9日、障害のある2人の「二十歳の集い」を同市のサンウェルぬまづで開いた。根上真緒さん(20)と浜道真緒さん(20)が家族や恩師の祝福を受けながら、新たなスタートを切った。 2人の人柄や職場での様子などを本人へのインタビューを交えて紹介した。尾藤会長は「責任ある行動が求められる人生の大きな節目。周囲の笑顔の中心にいられるように」と激励し、記念品と花束を手渡した。 新成人を代表し、浜道さんは「大人としてきれいな言葉遣いができるようになりたい」と決意を語った。
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希望胸に 二十歳の門出 東部各地でつどい【沼津/富士/富士宮】
静岡県東部の市町で8日、「二十歳の集い」が開かれた。人生の節目を迎えた若者らが式典や関連イベントに臨み、一層の飛躍を誓った。 富士宮 住民の愛情詰めた「弁当」 富士宮市と市教委は市内各地で「二十歳を祝う集い」を開いた。各中学校区の実行委員会運営で地域ごと特色ある式典をつくり、20歳となった約千人の門出を祝った。 富士根北中学校区では、式典や交流会を富士根北公民館で開き、25人が出席した。地元のボランティアグループ「エプロン倶楽部」が前日から準備してきた手作りの「祝い弁当」が一人一人に贈られた。弁当には赤飯や唐揚げ、エビチリ、だて巻きなどと愛情を詰めた。メンバーは「ここで生まれ育った子ども
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踏切非常ボタン 6カ所押される 沼津、JR運休や遅れ
7日午前6時50分ごろ、JR東海道線三島-沼津駅間の西寺脇踏切(沼津市)で非常ボタンが押された。その後、約20分間に付近にある同市内の踏切計5カ所の非常ボタンも相次いで押された。 JR東海静岡広報室によると、システムなどのエラーはなく、いたずらの可能性もあるという。沼津署が調べている。 同社は安全確認のため、上下計6本を全区間運休、上下計14本を部分運休したほか、上下計9本が最大58分遅れ、約4970人に影響が出た。
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東海道線が遅延 乗用車、立ち往生
6日午後0時10分ごろ、沼津市今沢のJR東海道線沼津―片浜間の第2今沢踏切で、乗用車が立ち往生した。直後に非常ボタンが押され、電車との接触はなかった。JR東海によると、上り計2本が最大で30分遅れ、約840人に影響が出た。
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モンミュゼ沼津が再開 副館長「美術に関心持って」
指定管理者不在で昨年4月から休館していた沼津市の庄司美術館(モンミュゼ沼津)が6日、再開した。記念セレモニーが行われ、新たに指定管理者となった同市のNPO法人「レザミ・デ・ザール」理事長で同館副館長の松永純氏(59)が地元との連携や、次世代が美術へ関心を持ってもらうイベントを企画していく考えを明らかにした。 今後は1階で企画展、2階で常設展を行い幅広く作品を発信する。2階では同日開幕した同市ゆかりの版画家山口源の版画約340点と版木約3500点のほか、旧制沼津中(現沼津東高)で教壇に立っていた色彩研究家前田千寸の書籍や原稿などの史料約千点が並ぶ。 同美術館の作品数は休館前から増やし、内装
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山口源賞大賞新人賞 美術作品並ぶ 沼津で2月25日まで
「山口源賞大賞新人賞受賞作品展」が6日、沼津市本の庄司美術館(モンミュゼ沼津)で始まった。2月25日まで。 過去の大賞作品8点と新人賞作品12点が並ぶ。主に木版画や銅版画、リトグラフで、オオサンショウウオや東京・渋谷の街並みなどを表現した作品を紹介。新人賞は直近4回分の受賞作を展示している。1月末に作品を入れ替える。
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暴力団排除強化 年始の露店を警戒 静岡県警と富士宮署
露店の出店が増える年始に合わせて、静岡県警組織犯罪対策課と富士宮署は6日、暴力団排除の強化に向け、露店への警戒・指導を富士宮市宮町の富士山本宮浅間大社で実施した。 指定暴力団山口組藤友会組員らが昨年、沼津市と三島市の夏祭りで露店の出店権を不正取得したとして逮捕された事件を受け、県警は県内各地で警戒活動を実施している。浅間大社では警察官7人が境内を巡回した。参道に並んだ約70店の露店店主らに声を掛けながら組合員証や会員証の確認のほか、申請者と出店者が一致しているかなどをチェックし、暴力団員が不当介入していないか確かめた。
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とび職ら妙技披露 沼津 新春恒例はしご乗り
沼津鳶(とび)職組合(西山晃弘組合長)は6日、新春恒例の「はしご乗り」を沼津市役所など市内13カ所で行った。江戸時代から受け継がれる伝統芸を披露し、1年の無事を祈った。 はんてん姿の組合員ら約25人が高さ約6・3メートルのはしごの上で妙技を披露した。志願して姉妹で参加した沼津市立高2年の菅野志織さん(17)と同高中等部3年の咲貴さん(14)も両手を離して遠くを見る「遠見」などの技を決め、集まった観衆から大きな拍手が送られた。咲貴さんは「はしごに座ってポーズを決めたら、すがすがしい気分になった」と笑顔を見せた。
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沼津商議所会頭 3市の連携強調 仕事始め式「広域的視点で」
沼津商工会議所の紅野正裕会頭は6日、同商議所(沼津市米山町)で開いた仕事始め式で、県東部の発展に尽力する考えを述べ、沼津と富士、三島3市の官民による連携が不可欠とし「広域的な視点でビジョンを示せれば」と強調した。 4人の副会頭とともに、役職員約20人を前に明らかにした。県東部には政治、経済、社会など多方面で共通の課題があるとの認識を示し、リーダーシップを執りたいとの思いも明らかにした。 同商議所は来年創立100周年を迎える。今年100周年の沼津市と足並みをそろえて節目を盛り上げたいとの意向も示した。関連事業の検討を急ぐという。
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袋井署管内寺社で露店警戒 静岡県警など 沼津、三島の事件受け
暴力団員らが昨年、沼津市と三島市の夏祭りで露店の出店権を不正に取得したとされる事件を受け、県警組織犯罪対策課と袋井署は5日、袋井市の法多山尊永寺などで暴力団排除に向けた露店警戒を実施した。同課員らが露店に暴力団員の姿がないかなどを確認した。 同寺では警察官4人が初詣に合わせて並んだ約50店を巡回。店主に露天商の組合員であることを示すカードの提示を求め、正しい手続きで出店申請されているか、暴力団員の不当な介入がないかを確認した。同日、森町の小国神社でも行った。 県暴力団排除条例では、祭りや花火大会などで暴力団関係者らが出店することを禁じている。県警は全県的に警戒を強化している。
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富士に花咲け ビール文化 専門店、中心市街地で醸造開始
富士市のJR富士駅近くでクラフトビール専門店「BEER JAM(ビアジャム)」を営む大高敏明さん(45)は2月から、独自の醸造所「ROUGH&LAUGH(ラフアンドラフ)ブリューイング」を中心市街地の同市富士町で始める。市内2例目の醸造所で中心市街地では初の試み。静岡や沼津に地元の愛好家の心をつかみ、富士にビール文化を根付く青写真を描く。 富士駅北口から約200メートルの好立地に構える同醸造所には、一度に400リットル製造できる設備を整えた。モルトのコクを感じられてアルコール度数が低いペールエールを基軸に据え、6種ほど醸造する。富士の特産キウイなど地元食材を用いる。2月下旬までには最初の1
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沼津駅高架事業 秋に新貨物駅本体着工 効果とコストの検証本格化
JR沼津駅付近鉄道高架化に伴い、沼津市原地区に移転する新貨物ターミナルの本体工事が秋にも始まる見通しであることが5日、明らかになった。昨年1月に始まったターミナルの造成工事は3月末に完了する。県と市は今後、高架化本体の工事に向け調整を急ぐが、全体事業の完工時期の遅れと費用増加で事業自体を疑問視する向きもあり、県東部全体への波及効果と負担圧縮の検証を本格化させる。 ターミナルの敷地造成(約1・3ヘクタール)の進捗(しんちょく)率は67%(昨年12月1日時点)。静岡新聞社のドローンで今月5日撮影した現場の様子からは、ショベルカーやクレーン車による作業が進められ、造成工事と二つの調整池の掘削工事
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Sea級グルメ盛り上げ 沼津港 2月4日事前イベント
10月に沼津市の沼津港で開かれる「みなとオアシスSea(シー)級グルメ全国大会」を前に、実行委員会は2月4日午前10時から午後3時まで、事前イベント「Sea級グルメフェスタin沼津」を同港で開く。海産物を使った「Sea級グルメ」が県内外から集う他、ステージイベントなどを繰り広げ機運を盛り上げる。 「みなとオアシス」はにぎわいを創出する港を国土交通省が登録する制度。県内のみなとオアシスからは、開催地沼津や、田子の浦、まぐろのまち清水、おおいがわ、御前崎、下田がマグロやサクラエビを使った逸品を販売する。下田のSea級グルメは同日初披露の予定。県外からは「みなとオアシスとば」(三重県鳥羽市)が参
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沓間水産がマグロ最高値 1キロ5500円 沼津魚市場初競り
沼津市千本港町の沼津魚市場で5日行われた初競りで、「沼津魚がし鮨グループ」を運営する沓間水産(裾野市、沓間大作社長)が冷凍ミナミマグロを最高値の1キロ当たり5500円で競り落とした。1匹では35万7500円。国際情勢の影響による物価高などで消費低迷が懸念される中、同社の担当者は「水産業を応援し、地域を活気づけたい」と願いを込めた。 仲買人の威勢のよいかけ声が響く市場で、同社の担当者が大小さまざまなマグロを次々と競り落とし、計約1・1トンを落札した。最も大きい重さ80・2キロのマグロは、1キロ当たり4500円で1匹約36万円。川口武久統括部長(49)は「脂ののりが素晴らしく、赤みとのバランス
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精神科病院の指導 人権団体、静岡県に要望 沼津・南伊豆の不適切行為
精神医療現場での人権侵害問題の是正に取り組む人権団体「市民の人権擁護の会日本支部」(東京都)は5日、同一グループが運営する沼津市と南伊豆町の精神科病院で患者への暴行など不適切な行為が行われていた問題を受け、静岡県に精神医療機関の監督、指導の徹底を求める要望書を提出した。 要望書で、第三者委員会で問題を徹底調査することや、医療法人や病院管理者の監督責任も処分の対象にすることなど6点を求めた。小倉謙支部長が県庁を訪ね、障害福祉課の担当者に要望書を手渡した。小倉支部長は「虐待行為であり犯罪だ。なぜ起きたのか徹底的に検証し、再発防止に生かしてほしい」と求めた。 県の担当者は「内容を確認し、対応を
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静岡県書道連盟役員の多様な作品並ぶ 沼津で東部支局展
静岡県書道連盟創立75周年記念第46回東部支局新春書作家展(静岡新聞社・静岡放送後援)が7日まで、沼津市大手町のキラメッセぬまづで開かれている。 役員82人が漢詩や近代詩など思い思いの題材の作品を1点ずつ出展した。行書や草書、隷書など持ち味を生かした多様な書体の作品が来場者を楽しませている。 宮本暉篁事務局長は「新春の意気込みが感じられる書を楽しんで」と話した。
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11月有効求人1.41倍 ハローワーク沼津管内
ハローワーク沼津がこのほど発表した11月の有効求人倍率(実数値)は1・41倍で、前年同月を0・34ポイント上回った。製造業の生産や人流の回復を受け、管内6市町(沼津、御殿場、裾野、長泉、清水、小山)の雇用情勢は持ち直している。 求職者1人当たりの求人数を示す有効求人倍率が1倍を超えたのは17カ月連続。月間の有効求人数は前年同月比18・1%増の7912人、有効求職者数は10・3%減の5593人だった。 新規求人数は2676人で、前年同月より22・5%増加した。産業別の増加率は宿泊・飲食サービス業2・4倍、運輸・郵便業89・8%、建設業24・2%、医療・福祉業9・0%など。製造業は11・7%
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モデルナワクチン2価、予約なし接種開始 静岡県大規模会場、6日から
静岡県は6日から、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場でモデルナ製オミクロン株対応2価ワクチンの予約なし接種を始める。 会場は静岡市葵区のもくせい会館、袋井市のパティオ袋井、沼津市のプラサヴェルデ。プラサヴェルデは13日から。いずれの会場もノババックス製ワクチンの予約なし接種も実施している。 持ち物は接種券、本人確認書類、接種済証など最終接種日が確認できる公的書類。
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バスケ男子B3 静岡、攻撃進化に手応え 単独首位で7、8日新年初戦 昇格へ「リーグ1位狙う」
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡は7、8日、ホームの静岡市中央体育館で8位岐阜との2023年初戦に臨む。22年を8連勝で締め、現在21勝3敗の単独首位。悲願のB2昇格へいよいよスタートする勝負の年に向け、主将の岡田雄三(沼津中央高出)にここまでの戦いぶりと新年の決意を聞いた。 -シーズン前半を振り返って。 「岩手、岡山という強豪との4連戦もあった中では予想以上。ただ、好調だっただけに下位の山口に1敗したのがもったいなかった。昨季も取りこぼしで(B2昇格の可能性がある)2位を逃している。順位にとらわれず、岐阜戦から一戦一戦勝っていきたい」 -どこからでも得点できる新たなスタ
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機能性表示の小松菜を発売 森島農園、ルテイン含有
森島農園(浜松市東区)は1月、目の調子を整えるとされるルテインを含む「サラダ小松菜NEO(ネオ)」を発売する。これまでに、機能性表示食品としての届け出が消費者庁に受理された。同社によると、小松菜の機能性表示食品は国内で初めてとみられる。 サラダ小松菜の大きさは、通常の小松菜の半分程度。生食できることが特長だが、500ワットの電子レンジで一定時間(1~3分)加熱してもルテインの効果が得られるという。 同社は2019年から、沼津市を拠点とするアグリオープンイノベーション機構、県産業振興財団、県立大の支援を受けながら、1年を通して安定的にルテイン量を維持しながら栽培する研究を続けてきた。 1
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露店不正出店を警戒 静岡県警、事件受け神社巡回
指定暴力団山口組藤友会組員らが昨年、沼津市と三島市の夏祭りで露店の出店権を不正に取得したとして逮捕された事件を受け、県警組織犯罪対策課と静岡中央署は4日、静岡市葵区の静岡浅間神社で暴力団排除に向けた露店警戒を行った。年始行事に伴い各地で露店の出店が増えることから、県警は県内全域でも警戒を強化する。 同神社では警察官9人が境内を巡回した。初詣に合わせて並んだ約35店を1店ずつ回って露天商の組合員であることを示すカードの提示などを求め、正しく出店申請がなされた店か、暴力団員が不当に介入していないかなどを確かめた。 県暴力団排除条例では、祭りや花火大会などに暴力団や暴力団が経営する露天商が出店
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自覚と責任誓う 戸田地区で二十歳の集い 沼津
沼津市の他地区に先駆けて戸田地区で4日、「二十歳の集い」が道の駅「くるら戸田」内の地区センターで開かれた。 地元出身の15人が振り袖やスーツ姿で出席した。浜野大和さん(20)が代表して「感謝の気持ちと沼津で生まれ育った誇り、皆さまからいただいた言葉を心に刻み、社会の一員としての自覚と責任を果たしながら人生を歩いていく覚悟です」と抱負を述べた。式典後はタイムカプセルを開封したほか、御浜岬や諸口神社で記念撮影し、恩師や家族、旧友と親睦を深めた。 市内の新成人は1610人。戸田地区以外の成人式は中学校区ごとに8日に開く。
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沼津で610戸停電 4日午前
4日午前8時45分ごろ、沼津市岡一色、岡宮地区の一部で約610戸の停電が発生し、約1時間15分後に全戸復旧した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、ケーブルの絶縁不良が原因という。
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日本酒文化香るまち静岡県東部 飲み、食べ比べ、もっと楽しく
3年近く続く新型コロナウイルスの影響は、お酒との付き合い方に大きな変化をもたらした。富士山の伏流水に恵まれた“日本酒どころ”でもある県東部では、日本酒ファンや飲食店、酒販店が新しい日本酒との向き合い方を模索する動きがある。熱かんも恋しい冬、静岡県東部の「新たな日本酒文化」を特集する。 御殿場・ナガイ酒店 小売店が酒米作りから 御殿場市中畑のナガイ酒店が、小売店自らが酒米作りに携わった純米酒「銀明師[ぎんめいすい]」を試験的に販売している。栽培2年目の2022年は約6トンの山田錦を生産し、米の質が向上。23年初頭は初めて純米大吟醸酒も仕込む。 自
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プチヴェール、機能性表示食品に 静岡県東部特産、ストレスや疲労緩和
JAふじ伊豆(沼津市)は、アブラナ科の冬野菜「プチヴェール」が機能性表示食品に登録されたと発表した。沼津市と清水、長泉町などの特産で、新しいパッケージに機能性成分を表記して販売し、消費拡大を図る。 カルシウムやカロテン、鉄分などを豊富に含み、同JAはアミノ酸の一種「GABA(ギャバ)」の機能性表示を消費者庁に申請して認可された。ギャバは一時的なストレスや疲労感を緩和する効果が期待され、プチヴェールを炒めると、成分をより多く摂取できるという。 プチヴェールはメキャベツとケールを掛け合わせた小さな野菜。出荷は12月から始まり、1~2月に最盛期を迎える。同JAなんすん部会の生産者は20人。本年
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VRで駿河湾探索 アトラクション「ディープクルーズ」15日開館 沼津港
沼津港深海水族館や飲食店などで構成する沼津港の複合モール「港八十三番地」を運営する佐政水産(沼津市)は15日、同モール内に体感型VR(仮想現実)アトラクション「ディープクルーズ」をオープンする。 VRゴーグルを装着し、駿河湾を再現した海中を潜水艇に乗って探索する。一度に18人までプレイ可能で、体験時間は約10分。対象年齢は小学生以上で、料金は一人1800円。営業時間は午前10時~午後5時。土・日曜日と祝日は午後5時半まで延長する。 当初は12月上旬のオープン予定だったが、従業員の確保などが遅れ、延期した。
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夜中に出歩く高齢者保護 沼津署 原町タクシーに感謝状
沼津署はこのほど、徘徊(はいかい)していた高齢者を保護した原町タクシー(沼津市)の堰沢邦公社長(31)=同市=と、同社社員古沢稔さん(67)=同市=に感謝状を贈呈した。 古沢さんは勤務中の10月2日午前0時ごろ、寝間着姿で外を歩く70代女性から声をかけられた。会話や行動から認知症を患っていると判断して、堰沢社長に相談。2人は警察官が到着するまで女性の安全を確保するなどした。 吉田光広署長から感謝状を受け取った堰沢社長は「こういうケースは増えてくるかもしれないので、救うことに貢献したい」とし、古沢さんは「無事に帰ってもらえて良かった。今後も力になれたら」と述べた。
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絵画売り上げなど沼津市基金に寄付 市立高OB美術会
沼津市立高OB総合美術会(御守一光会長)はこのほど、同市社会福祉基金に3万円を寄付した。 11月に市内で開いた同校OBの総合美術工芸展「求道会美術展」で展示販売した手芸品や絵画の売り上げなどを寄せた。御守会長らが市役所に頼重秀一市長を訪ね、手渡した。
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アシカ「賀正」の出迎え/伊豆・三津シーパラダイス はかま姿のペンギンと撮影/あわしまマリンパーク
沼津市内の水族館で3日まで、動物たちが新年の雰囲気を演出する特別イベントが開かれている。2日は多くの親子連れらが訪れ、正月ならではの催しを楽しんだ。 伊豆・三津シーパラダイス(内浦長浜)では、カリフォルニアアシカのショーを正月にちなんだ特別版で実施。2頭のアシカが「賀」「正」の文字が書かれた約1メートルの羽子板を鼻先に乗せる曲芸を披露し、会場から大きな拍手が送られた。 あわしまマリンパーク(内浦重寺)では、はかま姿になったケープペンギンとの記念撮影イベントが行われた。訪れた親子連れらは、飼育員手作りのはかまを着用したペンギンと笑顔で写真に納まっていた。 いずれも1日3回実施する。
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タカアシガニ飾り 無病息災願う 沼津港深海水族館に神社
沼津市千本港町の沼津港深海水族館は9日まで、魔よけや厄よけ、無病息災の御利益があるとされる駿河湾特産のタカアシガニの甲羅を飾った「タカアシガニ神社」を設置している。 タカアシガニの特産地である同市戸田地区では、大正時代から甲羅に鬼などの絵を描き、魔よけや厄よけのお面として各家庭の玄関などに飾る風習があるという。手作りの赤い鳥居の下に生きたタカアシガニの水槽、シーラカンスを抱えたえびす天、正月にちなんで七福神が描かれたタカアシガニの甲羅のお面を設置して神社に仕立てた。 鳥居の上には全長約160センチのタカアシガニの剝製も掲げた。飼育・展示担当の羽賀一平さんは「地域に伝わる風習を知ってほしい
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英名ラビットフィッシュ 卯年にちなみアイゴ特別展示 沼津「三津シーパラダイス」
沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスは9日まで、今年の干支(えと)の卯(う)にちなみ、英語でラビットフィッシュと呼ばれる魚「アイゴ」の特別水槽を展示している。 体長約25センチの1匹を公開している。同館によると、おちょぼ口で突き出した前歯の形状や、海藻などを好む草食であることがウサギに似ているという。水槽は門松や富士山のイラストで装飾され、新年の雰囲気を演出している。 飼育担当者は「普段は目立たない魚だが、12年に1度の主役の年。かわいらしい英名があることを知ってほしい」と話した。
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沼津で建物火災、1人の遺体発見
31日午前0時半ごろ、沼津市志下の民家から出火し、建物内から1人の遺体が見つかった。
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フェンシング 憧れの日本代表と練習 小中高生ら実戦形式 沼津
フェンシングのまち沼津推進協議会は30日、フェンシング「サーブル」の日本代表選手とコーチを招き、地元小中高生との合同練習会を沼津市のF3BASEで開いた。 市と日本フェンシング協会が結ぶ包括連携協定の一環で、上半身の攻防を繰り広げるサーブル種目に取り組む県東部の18人が参加した。参加者はジェローム・グースコーチや、2022年全日本フェンシング選手権女子サーブル個人で優勝した江村美咲選手ら5人から指導を受けた。 試合中の間合いの取り方や手足の使い方を学んだ後、実戦形式の練習で日本代表3選手と対戦。あこがれの選手から手取り足取りの指導を受けた。練習を見たグースコーチは「ハイレベルな練習ができ
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飲酒、自衛官の顔殴る 傷害の疑いで男子中学生逮捕 沼津署
沼津署は29日、傷害の疑いで静岡県東部に住む男子中学生(14)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後11時ごろ、沼津市のJR沼津駅構内で、北海道千歳市の男性自衛官(26)の顔を素手で殴るなどし、軽傷を負わせた疑い。同署によると、2人に面識はなく、双方が酒を飲んだ状態だったという。
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沼津の国道246号で事故 一時通行止め、30日午前
30日午前3時40分ごろ、沼津市岡一色の国道246号下りで乗用車が道路分岐壁に衝突し横転、出火した。 沼津署によると、男性運転手は自力で脱出したが、右腕を打撲する軽傷を負った。同署が事故原因を調べている。現場は片側1車線の直線道路。事故の影響で現場周辺の上下線が約2時間半にわたって通行止めとなった。
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Jリーガー起業 沼津出身の鈴木選手(FC東京) 新会社でサッカー教室
沼津市出身でサッカーJ1FC東京のDF鈴木準弥選手(26)が、社会貢献を目的にした会社「準弥」を同市に立ち上げた。自ら社長を務め、サッカースクールをはじめとする多様な事業を展開する。「生きてて楽しいと思えるような地域にしたい。現役Jリーガーがやることに価値がある」と意気込む。 鈴木選手は清水エスパルスユース、早大、ドイツ3部VfRアーレンとキャリアを重ね、2019年にJ3藤枝MYFCに入団。さらにJ2ブラウブリッツ秋田を経て、21年からFC東京に所属している。キックの精度を武器に上位カテゴリーへ駆け上がった。藤枝時代は試合やアルバイトを通し、サポーターと地域からの応援を身近に感じたという。
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沼津市役所窓口にセルフレジ 1月4日から
沼津市は2023年1月4日から、住民票や印鑑証明書などの交付手数料の支払いで、クレジットカードなどキャッシュレス決済も可能なセミセルフレジを導入する。現金での支払いも含め、職員との接触回避による感染症リスクの軽減や、手続き時間短縮、市民の利便性向上を狙う。 導入するのは市役所市民課の窓口と、市内11カ所の市民窓口事務所。事務所は一部を除き1月10日から開始する。支払いには主なカード会社のクレジットカードや交通系ICカード、WAON(ワオン)などの電子マネー、PayPay(ペイペイ)などのコード決済が利用できる。 矢田陽子市民課長は「さまざまな決済方法が可能になり、市民の皆さんも使いやすく
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沼津の企業で活躍を 1月8日、成人式若者へPR行事
「10年振りだよ全員集合!ぬまづLOVEフェスタ2023」(沼津商工会議所青年部主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が1月8日午前10時から、沼津市大手町の沼津ラクーンで開かれる。 青年部が9日の成人式を前に、20歳の若者に向けて沼津へUターンして、地元企業で活躍してもらうことを目的に企画。「沼津の未来」展示コーナーや地元企業紹介ブースを設置し、PRする。吉本興業の芸人による公演もある。
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Jリーガーがサッカー指南 沼津で小学生向けクリニック
静岡県サッカー協会4種委員会は29日、県東部出身の現役Jリーガーが地元小学生に指導するサッカークリニックを、沼津市の愛鷹広域公園スポーツ広場で開いた。 J3FC岐阜のGK松本拓也選手(33)=同市出身=が同委員会に呼びかけて実現したイベントで、昨年に続き2回目。松本選手や来季J1の横浜FCのMF長谷川竜也選手(28)=同市出身=ら9選手が参加した。 子どもたちは短くつなぐワンツーパスからのシュート、1対1の攻防などポジションごとのテーマで約1時間指導を受けた。選手は「相手の前に体を入れよう」「ゴール右端にシュートを蹴ると意識してみよう」と上達のポイントを指示。選手も参加した交流試合も企画
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社説(12月29日)静岡県東部の拠点3市 広域的視点で未来語れ
任期満了に伴う三島市長選は、豊岡武士氏が4選を果たした。三島市は、多くの行政機関や企業が立地する沼津市、県内3番目の人口規模の富士市と並ぶ東部・伊豆の拠点都市。都心まで新幹線で40分程度の通勤・通学圏で、伊豆の玄関口として高い地理的優位性がある。 豊岡市長はその都市機能を生かし、人口減対策や観光再生など広域的課題に役割を果たすべきだ。政府のデジタル田園都市国家構想と相まって東京一極集中の打破は今が正念場。何より沼津、富士との連携を求めたい。 まずは3市のトップが広域的な視点で未来を語れる機運醸成を図ってもらいたい。頼重秀一・沼津、小長井義正・富士の両市長は年1回会合を開いている。コロナ禍
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南伊豆の病院で不適切行為 沼津・患者暴行 同一グループが運営
南伊豆町の精神科病院「ふれあい南伊豆ホスピタル」で、介護職員らが患者の口に粘着テープを貼るなどの不適切行為が4件あったことが27日、静岡県などへの取材で分かった。看護師による患者への暴行が明らかになった沼津市の「ふれあい沼津ホスピタル」と同じグループが運営しており、県が事実確認を急いでいる。 県などによると、不適切行為は昨年9月から今年3月にかけて発生し、介護職員らが患者の口に粘着テープを貼ったり、患者の足を踏みつけておむつを交換したりした。頭を押さえつける、車椅子を蹴る行為も確認された。既に停職処分を出しているという。 県は「病院からは口頭で報告があったのみで、さらなる情報収集が必要」
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ごみ焼却熱を新球場電力に 浜松市、転用可能性探る
浜松市は27日の市議会大型公共施設建設調査特別委員会で、県が同市西区の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する新野球場に関連し、近接する市西部清掃工場の焼却処理で発生した熱エネルギーを電力として活用できるかを探る調査研究を始めたと明らかにした。 県が球場案の一つとして示すドーム型球場は昼間でも照明が必要なため、屋根のない球場に比べ利用料金が少なくとも5倍超に膨らむと試算されている。ごみの焼却熱から得た電力を有効活用することで利用料金問題を改善し、市などが求めるドーム型実現を後押しする狙いがある。 同清掃工場は既に熱エネルギーで発電し、隣接する市総合水泳場トビオに電力と熱を供給している。市公園課の
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年末年始「発熱センター」 沼津市、ドライブスルー方式開設へ
沼津市は31日から来年1月2日まで、年末年始の市内医療機関の混雑緩和を目的に、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時検査などをドライブスルー方式で行う「発熱センター」を、同市日の出町の沼津夜間救急医療センター敷地内に開設する。 対象者は中学生以上で、発熱などの症状がある人。受診には保険証や医療受給者証、診療代が必要。薬はその場では渡さず、処方箋を持ち、調剤薬局で購入する。陰性証明書などの証明書は発行しない。 受付時間は各日午前9時~午後1時。受診の際は事前の電話連絡が必要。連絡先は<電080(3474)7232>または<電090(8552)8348>=いずれも受付時間内のみ=へ。
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1月のロボット全国大会出場 沼津工高生、市長に抱負
2023年1月にいずれも大阪府で開かれる二つのロボットに関する全国大会に出場する沼津工高(沼津市)の代表生徒が27日、市役所を訪れ、頼重秀一市長に抱負を語った。 7、8の両日に大阪電気通信大で開かれる「ジャパン・マイコン・カー・ラリー(JMCR)」に出場するのは、「アドバンスド」部門に久保田庸介さんと竹内柚稀さん、岡村理輝さん、「ベーシック」に石井宏樹さん(いずれも3年)。28日に大阪工業大で開催される「ロボットアイデア甲子園」には、2年の小林侑聖さんが出場する。市役所には竹内さんを除く4人が訪問した。 JMCRは自動車型の自律制御ロボットで約50メートルのコースを走るタイムを競う。久保
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無銭飲食と器物損壊疑い 無職の男を逮捕 沼津署
沼津署は27日、詐欺の疑いで沼津市高島本町、無職の男(48)を逮捕した。逮捕容疑は25日午後11時40分ごろから26日午前3時ごろまでの間、市内の飲食店で代金約1万1千円を支払わず無銭飲食した疑い。また27日、器物損壊の疑いで現行犯逮捕した。取り調べ中に同署取調室の机を蹴って金具を変形させた疑い。
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ねんりんピック 日本画部門で入賞 沼津、松川さん報告
神奈川県で11月に開かれた全国健康福祉祭「ねんりんピックかながわ2022」美術展の日本画部門で、横浜市長賞に輝いた沼津市大岡の松川勝昭さん(86)が26日、同市役所を訪れ、頼重秀一市長に受賞を報告した。 松川さんは東京・有楽町の夜景を描いた「有楽街灯」で、厚生労働大臣賞、神奈川県知事賞に次ぐ賞を受けた。電力会社に長年勤務した松川さんは、照明が映える風景を題材にしてきたといい「人の描かない題材を描いたのが受賞につながった」と喜んだ。 頼重市長は「色使いが印象的な作品」とたたえた。
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芋焼酎「千年の念」 沼津・門池の自治会販売へ 故郷愛と活気醸成
沼津市門池地区の自治会員でつくる「門池コミュニティー推進委員会」が地元産の材料でつくる芋焼酎の商品化に乗り出した。担い手減少や非加入の住民増加で全国的に自治会や町内会など地域を支える組織の存続が危ぶまれる中、独自商品の販売で活力ある自治会を目指す。 商品化する芋焼酎の名称は「千年の念(おもい)」。昔話「門池の竜」で、竜が門池に落とした虹色の玉が千年目に光ったという逸話と、地域再興への強い気持ちから名付けた。同地区で生産されたサツマイモを使う。 「少子高齢化が進むが、地元の活性化につなげたい」。地域振興プロジェクトチームを2017年4月に立ち上げ、代表を務める福田和男会長(69)は意義を
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沼津仲見世商店街 通行量、滞在時間が増加 沼津市、社会実験結果を公表
沼津市はこのほど、中心市街地の回遊性向上を目的に10~11月に沼津仲見世商店街で実施した社会実験「オープンヌマヅ2022アーケード」の検証結果を発表した。商店街の歩行者通行量は一部エリアで通常の1・5倍増となり、滞留者、商店街での滞在時間も増加した。 実験は市などが10月27日~11月15日に実施。商店街4カ所にベンチや椅子を置いた休憩スポットを設けたほか、飲食や雑貨を扱うスタンドが出店した。歩行者の平均通行量は実験前との比較で、イベントが行われた旧マルサン書店仲見世店前や、スタンドが出店した商店街南端部でそれぞれ1・5倍に増えた。商店街で立ち止まったり、座ったりしている滞留者も通常時に比
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患者暴行「真相究明を」 沼津の精神科病院で家族説明会
沼津市の精神科病院「ふれあい沼津ホスピタル」で勤務していた看護師が患者に暴行したとされる問題を巡り、同病院は26日、患者家族への説明会を院内で開いた。出席者からは「真相究明してほしい」「うみを出し切ってほしい」と要望する声が聞かれた。 説明会は非公開で、39人が出席した。病院によると、加藤政利院長が改めて家族に謝罪し、2人の男性看護師が2人の患者に暴行した経緯を説明。その後、病棟ごとに分かれて個別に質問、相談を受けた。出席者によると、暴行したとされる看護師はそれぞれ勤務期間が7年、10年だったという。配布資料はなく口頭のみの説明で、一部の家族からは不満の声が上がったという。 説明会に出席
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裾野・保育士処分保留で釈放「捜査継続必要と判断」 地検沼津支部
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、静岡地検沼津支部は26日、暴行の疑いで逮捕、送検された当時の女性保育士3人を処分保留で釈放したと発表した。理由について「今後も捜査を継続する必要があると判断した」とした。処分保留は23日付。 いずれも6月に、沼津市の女性(30)は女児の顔を押した疑い、裾野市の女性(38)は男児の足をつかんで宙づりにした疑い、長泉町の女性(39)は別の男児の頭を殴った疑いで、今月4日に裾野署に逮捕された。 園や市によると、このほかにも虐待行為が繰り返されていたとされる。県警と検察は任意捜査を続け、他の行為についても刑事罰の対象になるか慎重に調べる必要があると判断し
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地元産ビール楽しんで 120種4千本集結 ららぽーと沼津で28日まで
静岡県東部を中心としたクラフトビールメーカーなどでつくる「静岡クラフトビール協同組合」(沼津市)による国内外のクラフトビール120種4千本以上を集めた「沼津クラフトビール テイクアウトフェア」が26日、同市のららぽーと沼津で始まった。28日まで。 「沼津クラフト」「リパブリュー」「ベアードビール」など組合加盟メーカーのビールのほか、伊豆産ワインやクラフトジンなどを缶や瓶で販売している。同市を拠点とするウェブメディア「沼津経済新聞」がセレクトした地元20店舗によるおつまみやパン、スイーツなど約50種類も並び、来場者はクラフトビールと地元産品のペアリングを楽しんだ。 開催は正午~午後7時。
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「するがの極」400トン目標 JAふじ伊豆(沼津市)/藤沼和明常務理事【キーパーソン】
旧JAなんすんがブランド化したコメ「するがの極(きわみ)」の生産者や収量が増加している。今年4月の県東部8JAの合併で管内が広がったことによる新たな戦略や展望を聞いた。 ―「するがの極」の経緯や特徴は。 「2016年に沼津市大平地区で品種『きぬむすめ』の試験栽培が始まったのがきっかけ。沼津、裾野、長泉、清水の2市2町で生産された『きぬむすめ』のうち、食味値77点以上の一等米を17年度に名付け、ブランド化した。炊きあがりの色つやが良く、冷めても甘みが持続するのが特徴。19年には行政と推進協議会も組織し、学校給食で提供するなど、連携して普及に取り組んでいる」 ―今年は「するがの極フェス」と
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医学部受験へ対策セミナー 静岡の高校生向け 進学情報も
静岡県は26日、医学部を目指す高校生向けの冬期フォローアップセミナーを静岡市駿河区のグランシップで開いた。医師を目指す県中部の高校生30人が医学科受験に向けて教科対策や進学情報に関する講義を受けた。27日は沼津市、28日は浜松市でも開催する。 講師を務めた大手進学塾講師は少子化の影響で医学科の入試倍率が減少傾向にあるとした一方、「医学科受験生は1%でも入りやすい大学を求めて全国に流れる。入試も難しいが大学を決めることも難しい」と説明した。他学部に比べて浪人生のライバルが格段に多い点も特徴に挙げた。 不二聖心女子学院高2年の竹下歩佑さん(16)=静岡市葵区=は「定期テスト対策中心の勉強だけ
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函南町の町道で軽傷ひき逃げ 男を逮捕 三島署
三島署は26日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、伊豆市土肥、無職の男(69)を逮捕した。 逮捕容疑は21日午前11時ごろ、函南町の町道で軽乗用車を運転し、沼津市の男性会社員(36)の乗用車に追突して男性の首に軽傷を負わせ、そのまま逃走した疑い。
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死亡の運転手不起訴 裾野逆走死傷事故
裾野市の国道246号バイパスで6月に逆走の軽乗用車と乗用車が正面衝突して6人が死傷した事故で、静岡地検沼津支部は26日、軽乗用車を運転していたフィリピン国籍の派遣社員男性=当時(48)、沼津市大岡、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で書類送致=を不起訴処分とした。 男性は6月19日午前3時ごろ、裾野市富沢の同バイパス上り線で飲酒運転し、5人を死傷させたとして、裾野署に容疑者死亡のまま書類送致された。事故により男性と同乗者のフィリピン国籍の男性=当時(50)=が死亡し、乗用車に乗っていた富士市の20代の男女4人が重軽傷を負った。同署によると、軽乗用車を運転していた男性は道に迷ってUタ
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10代女性にわいせつな行為 男を逮捕 沼津署
沼津署は25日、強制わいせつの疑いで、住所、職業いずれも自称の御殿場市神山、会社員の男(48)を逮捕した。逮捕容疑は同日午後0時半ごろ、沼津市内で県東部に住む10代女性にわいせつな行為をした疑い。
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警察犬訓練者の鈴木さんに嘱託書 沼津署
沼津署はこのほど、嘱託警察犬所有者で訓練者の自営業鈴木勝巳さん(69)=沼津市下河原町=に嘱託書を交付した。任期は2023年1月1日から1年間。 県警鑑識課が10月に実施した審査会に合格し、嘱託されたのは、いずれもシェパードのアイヴィー・フォン・トーキョー・シゲル号(6歳、雌)とクララ・フォン・トーキョー・シゲル号(5歳・雌)の2頭。これまでも行方不明者の捜索などで活躍してきたという。 吉田光広署長から嘱託書を手渡された鈴木さんは、「いつでも出動できるよう常に緊張感を持って訓練に取り組みたい」と話した。
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サッカーで障害者ら交流 沼津でフェス 小学生から一般130人
「第3回東部パラフットボールフェスティバル」(NPO法人静岡FIDサッカー連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が25日、沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で開かれた。県東部の五つの障害者サッカークラブに所属する小学生から一般までの約130人が参加し、交流を深めた。 サッカーJ3アスルクラロ沼津のコーチらが講師を務めた。知的障害や聴覚障害、脳性まひのある参加者がそれぞれのグループに分かれ、ボール遊びやドリブル練習を通じて楽しんだ。 手や足を切断した人がつえを使ってプレーをするアンプティサッカーの体験会や、知的障害のある社会人の交流試合も行った。
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走行中に落下か 車輪固定器具「手歯止め」を紛失 JR東海
JR東海は24日、在来線の線路設備を点検する検査用気動車に搭載していた車輪の固定器具「手歯止め」1個を紛失したと発表した。走行中に落下したとみて回収を急ぐ。在来線の運行に影響はないという。 手歯止めは鉄製で幅7センチ、長さ26センチ、重さ2・7キロ。車両停止中に車輪とレールの間に挟んで使用し、車輪を止める。走行中は車両床下に格納する。 同社によると、23日午後6時半ごろの点検時には車両に搭載されていた。その後、東海道線や御殿場線を走行し、24日午前7時10分ごろに沼津駅構内の留置用の線路に止めた際、運転士がないことに気づいたという。
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沼津の海岸線「ごみ拾いライド」 プロ自転車選手の佐野さん企画
2014年に全日本自転車競技選手権ロードレースで優勝したプロロードレーサー佐野淳哉さん(静岡市清水区)は24日、狩野川周辺サイクル事業推進協議会と連携し、沼津市の海岸線を自転車で走りながらごみを回収する「クリスマスごみ拾いライド」を初開催した。 佐野さんや自転車愛好家、協議会会員ら20人以上が参加し、同市口野のNUMAZUサイクルステーション静浦東から、三津交差点、淡島を自転車などで移動しながら約1時間半、プラスチックごみなどを拾い集めた。 佐野さんは練習で県内各地の道路を走る中でごみの多さが気にかかり、同推進協にごみ拾いライドの開催を提案したという。「県東部は他県からもサイクリストが訪
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モデル求む 沼津を愛する人なら「誰でもOK」 1月15日から募集、広報誌やSNS被写体に
沼津市は2023年度から、市の広報誌や公式SNS(交流サイト)などでモデル役を務めるボランティアを募集する。応募した人を「モデルバンク」に登録し、記事や投稿の内容に応じて登録者に撮影での協力を依頼する。市によると、県内自治体では初の試みという。 市はこれまで、広報誌のモデルは記事に取り上げる施設の関係者や職員の知り合いに依頼してきた。来年は市制100周年に当たり、市民らの市政への関心を深める目的で企画した。 対象は市民や市内在勤、在住者のほか、「沼津を愛する人」ならば誰でも可。撮影の謝礼はなく、交通費は自己負担。矢田隆之広報課長は「市民の方はもちろん、アニメなどを通じた沼津のファンにも応
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パチンコ店、置き忘れの財布盗む 容疑の男逮捕 沼津署
沼津署は23日、窃盗の疑いで沼津市富士見町、無職の男(76)を逮捕した。 逮捕容疑は同日午後4時ごろ、清水町のパチンコ店で三島市の無職男性(37)が置き忘れた現金約6万円やアクセサリーが入った財布(2千円相当)を盗んだ疑い。
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書き初め練習 高校生がサポート 沼津・門池、実験や門松作りも
沼津市の門池コミュニティ推進委員会(福田和男会長)は24日、地域の小学生を対象にした「冬休み門池ワクワク寺子屋」を同市の門池地区センターで始めた。28日までの間、地元企業や県沼津工業技術支援センターなどの協力を得て、生き物観察会や化学実験、ミニ門松作りに取り組む。 初日は門池小の1~6年生の児童ら36人が参加し、冬休みの宿題などを持ち寄り自主学習を行った後、書き初め練習会に臨んだ。児童は沼津城北高の芸術部書道班の指導を受け、「思いやり」「明るい声」など学年ごと手本を見ながら力強く書いた。同小5年の飯塚謙斗君(11)は「高校生に教えてもらって字がうまくなった。みんなで集中して宿題ができた」と
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3保育士 処分保留で釈放 全容解明へ在宅捜査継続 裾野・園児虐待
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、静岡地検沼津支部は23日、暴行の疑いで逮捕、送検された当時の保育士の女性3人を処分保留で釈放した。弁護士らへの取材で分かった。今後は在宅捜査に切り替える。 いずれも6月に沼津市の女性(30)は女児の顔を押した疑い、裾野市の女性(38)は男児の足をつかんで宙づりにした疑い、長泉町の女性(39)は別の男児の頭を殴った疑いで今月4日に逮捕された。捜査関係者や弁護士によると、容疑について、沼津市の保育士は「いつのことかわからない」、裾野市の保育士は「棚に入った園児の足を引っ張り、持ち上げて立たせて注意したことはあるが、逮捕容疑に身に覚えはない」、長泉町の保
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3保育士 処分保留で釈放、在宅捜査へ 裾野・園児虐待
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、静岡地検沼津支部は23日、暴行の疑いで逮捕、送検された当時の保育士の女性3人を処分保留で釈放した。弁護士らへの取材で分かった。今後は在宅捜査に切り替える。 いずれも6月に沼津市の女性(30)は女児の顔を押した疑い、裾野市の女性(38)は男児の足をつかんで宙づりにした疑い、長泉町の女性(39)は別の男児の頭を殴った疑いで今月4日に逮捕された。捜査関係者や弁護士によると、容疑について、沼津市の保育士は「いつのことかわからない」、裾野市の保育士は「棚に入った園児の足を引っ張り、持ち上げて立たせて注意したことはあるが、逮捕容疑に身に覚えはない」、長泉町の保
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特殊詐欺被害「女性が多い」 高齢者に啓発 自動車学校で沼津署
沼津署はこのほど、特殊詐欺被害の多くを占める65歳以上の女性を対象にした静岡県警の被害防止策「さくらセーフティ作戦」の一環として、沼津市の黄瀬川自動車学校で広報活動を行った。 生活安全課署員が運転免許証の更新に訪れた高齢者を対象に実施。県内と同署管内の詐欺被害状況について説明し、「(同署管内では)今年24件の詐欺事件が発生している。特に女性が多く被害に遭っている」と注意喚起した。 参加した女性(83)=長泉町=は「貯金用にカードをたくさん持っているので、改めて気をつけたい」と話した。
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演劇 静岡から世界へ SPAC宮城聰氏が記念講演 サンフロント21懇話会、沼津で第28回全体会
静岡県東部の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」(代表幹事・清野真司静岡中央銀行社長)の第28回全体会が22日、沼津市内のホテルで開かれた。県舞台芸術センター(SPAC)の宮城聰芸術総監督が記念講演を行い、演劇の歴史をひもときながら、静岡を拠点に世界に向けて発信する意義を語った。SPACの俳優陣も舞台に立ち、龍神伝説を基にした泉鏡花の幻想的な戯曲「夜叉ケ池(やしゃがいけ)」の一場面を上演した。 宮城氏は世界最高峰のフランス・アビニョン演劇祭で高い評価を受けたSPACの演劇を県内中高生が鑑賞する取り組みを紹介し、「静岡のトップが世界につながることを若い人たちに示
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虐待行為、速やかに報告を 静岡県、県内精神科病院に周知へ
沼津市の精神科病院「ふれあい沼津ホスピタル」で勤務していた看護師が入院患者に暴行したとされる問題で、静岡県は22日、県内の精神科病院に対して虐待行為を把握した場合、速やかに行政機関に報告するよう改めて周知する方針を示した。 県庁で開いた精神保健福祉審議会で明らかにした。県の聞き取りによると、同病院は9月末に暴力行為を把握していたものの、「法令上、報告義務がなかったため行政には報告しなかった」と説明しているという。県への報告は12月19日で、2カ月以上を要した。 県は関係者に対する追加聴取や提出資料の精査などを踏まえ、精神保健福祉法に基づく指導を実施する方針も示した。 委員からは「日常的
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虐待防止策の徹底 494施設に呼びかけ 沼津市が通知
沼津市の精神科病院「ふれあい沼津ホスピタル」で看護師が患者に暴行したとされる問題を受け、市は22日、市内の高齢者施設や障害者施設計494事業所に虐待防止の徹底を呼びかける通知を出した。 送付したのは、特別養護老人ホームやデイサービス事業所など介護保険サービスを提供する高齢者施設355カ所と、障害者施設139カ所。いずれも虐待防止の措置を講じることや、虐待やその疑いのある行為について、市に速やかに報告、情報提供するよう求めた。 高齢者施設には、2021年度の省令改正で、24年度までに事業所ごとに設置が義務づけられた虐待発生・再発防止を目的とした委員会開催などの措置を早急に講じるよう依頼した
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SPAC芸術総監督 宮城聰氏講演要旨 多様な価値観、演劇発信 サンフロント21懇話会
静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」の第28回全体会が22日、沼津市で開かれ、県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督の宮城聰氏が「世界から見た日本の芸術 そして静岡のこれからは~県東部地域における文化力の向上に向けて」をテーマに記念講演を行った。 同懇話会の伊東哲夫運営委員長は2023年度の活動方針案を説明した。方針案の基本テーマには、コロナの時代に即した伊豆東部の観光創造、文化力向上を支援▽愛護から共生へ。動物と人との一層の近接化支援―など4項目が示された。 講演要旨 宮城氏の講演要旨は次の通り。 歴史をさかのぼるとどの時代、地域にも演劇はある。人とつながる手段、他人