伊東市の記事一覧
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伊豆旅行、高級貸し切りバスで 東海バス(伊東)が導入
東海バス(伊東市)は伊豆地域では初となるハイグレードな小型貸し切り観光バス「グランリュクス」を導入し、4月から活用を始める。国内外の富裕層(アッパーマス層)などをターゲットに高級感と快適性を高め、ワンランク上のサービスで旅の移動を楽しんでもらう。 バスの名称は、壮大とぜいたく・優雅などを意味する二つの単語を組み合わせた。 広々としたレザーシートの客席は、座席数を8か10に設定が可能。数をしぼり、ゆったりとくつろげる空間を確保した。レッグレストを装備し、長時間移動を快適にした。大理石調に仕上げた床面を高くし、車外の景色をより楽しめるように配慮した。 バスの外装は高級感ある黒みのある緑を基
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SNS投資詐欺 計1360万円被害 伊東の60代女性2人
伊東市の60代女性2人が28日、いずれも金への投資名目で、現金約1千万円と約360万円をそれぞれだまし取られたと伊東署に届けた。同署がSNS型投資詐欺事件として調べている。県警はSNS上での面識のない相手からの投資話は詐欺につながるとして、注意を呼びかけている。 同署によると、女性の一人は2023年12月上旬、著名人をかたる「LINE(ライン)」のアカウントから紹介されたSNS上のグループ内で、金への投資を勧誘された。1月上旬から2月中旬までの間に複数回、指定された口座に計約1千万円を振り込んだという。 もう一人の女性は2月下旬、大手証券会社の職員をかたるラインのアカウントから紹介された
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日赤伊東市地区に災害時用車両寄贈 静岡県支部、贈呈式
日本赤十字社県支部はこのほど、日赤伊東市地区(地区長・小野達也伊東市長)に災害救護用自動車を贈った。市役所で贈呈式が開かれ、車両をお披露目した。 車両は災害時だけでなく平時にも活用する。同支部の鈴木亨事務局長が「能登半島地震では大変な被害が出た。南海トラフ地震に備え、赤十字事業に使ってほしい」とあいさつした。小野市長は「有事の際は救護活動や物資運搬などで、一人でも多くの命を救えるよう最大限活用する」と述べた。 同市の関連では1988年度に初回の車両配備があり、今回で5回目。
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自民伊東市支部の支部長に宮崎市議
自民党伊東市支部は26日夜、支部大会を同市の生涯学習センターひぐらし会館で開き、支部長に市議の宮崎雅薫氏(同市川奈)を選任する役員案を承認した。支部長を務めていた中島弘道氏が同市議会議長に就任したことに伴い変更した。 宮崎支部長は「皆さんの力を借り、党一丸となって活動していく」とあいさつした。長期的な視点での活動などを盛り込んだ活動方針案も承認した。
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夢をノートに書き出そう 元清水エスパルスの村田さん 伊東で講演
伊東市教委はこのほど、伊東ロータリークラブの協力でJリーグ清水エスパルスで活躍した村田和哉さん(35)を招いた講演イベントを同市健康福祉センターで開いた。村田さんは聴講した地元の児童生徒と保護者ら約70人に夢に向かって前向きに挑戦する姿勢について伝えた。 2013~18年に清水に在籍した村田さん。計5クラブでプレーし、現在は出身の滋賀県に初のJリーグチームの誕生を目指して活動している。プロ入り後の海外挑戦の失敗などこれまでに経験した複数の転機に触れ、「マイナスなことがあったから今の僕の人生がある。人生はいい方向にしか進まない」との考えを示した。 かなえたい夢をノートに書き出すという、自身
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シャボテン公園など3施設が入園無料 伊東 15~19日
伊豆シャボテン動物公園グループは4月15~19日の5日間、同公園など伊東市内の3施設を入園無料とする。2023年度の年間来園者数200万人達成を記念したキャンペーンとして企画した。 入園無料となるのは伊豆シャボテン動物公園と伊豆ぐらんぱる公園、ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン。駐車料金や園内のレストラン、アトラクション、動物のおやつなどは有料。期間中はシャボテン公園でサボテンの花が最盛期を迎える見通し。 同グループの原点のシャボテン公園は1959年に開園。その他の施設を含めた全体の来園者数は23年度に初めて、200万人に到達した。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 21日はネンブツダイとタカベ、スズメダイ。22日はカサゴやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。23日はマダイやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。24日はカワハギやマダイ、メジナ、タカベ、カサゴ、ネンブツダイ、スズメダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りやウキ釣りでサバとアジが釣れていたが、先週末は寒さが戻ったため釣果振るわず。伊東オレンジビーチでは投げ釣りや穴釣りができる。消波ブロックもあるためカサゴ、メバル狙いのブラクリ仕掛けも楽しめる。また、駐車場とトイレがあり便利。釣り場周辺で路上駐車しないように
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記者コラム「清流」 伊東の図書館
好きな場所を一つ挙げるとすれば、まず図書館が思いつく。出身の静岡市南部の施設は親に連れられた幼少期以降、数え切れないほど足を運んだ。静かな空間の中で棚に並ぶ本の背表紙を眺めていると、あっという間に時間が過ぎた。 以前の勤務地の図書館も心地よい環境でよく利用したが、現在住む伊東市の施設は足が向かない。そこかしこが古く狭く、居づらい気分になるからだ。現状では通う楽しみが見いだせない。気になった本を手に取り、落ち着いたスペースでひとときを過ごす「ゆとり」がほしいと感じる。 そんな伊東市で、新たな図書館の建設に向けて動きが進む。ただ、入札不調に見舞われ、当初計画からの規模縮小を図る方針だ。多額の
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【静岡県内公示地価・東部】沼津 住宅地売買価格横ばい/熱海 商業地伸び率県内最高
沼津市 住宅地は1・1%下がった。総じて需要が乏しい一方、土地造成費用などが高騰し、売買価格は横ばいで推移している。交通や生活利便性の高い沼津駅周辺は富裕層や高収入世帯の購入意欲が強い。供給は限られ、従来より2割以上高い売買事例もある。市東部は長泉町や三島市の代替地として一定の需要が続く。大岡は10万~12万円で取引される。西部や南部は値頃感から買いが入る。 商業地も1・1%下落した。沼津駅周辺は人通りの少なさが敬遠され店舗用地としての需要は低調だが、賃貸を含む住居用地として求める動きがある。 三島市 市全体で0・2%の上昇。三島駅南口再開発への期待感から駅周辺の住宅地の引き合いは依然
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伊東の体育施設 整備基金に寄付 川奈ホテルなど
伊東市の川奈ホテルと同ホテルにゆかりのプロゴルファーでつくる川奈会はこのほど、同市の体育施設整備基金に36万7947円を寄付した。同ホテルの村井宏通社長らが市役所を訪れ、小野達也市長に目録を手渡した。 3月上旬に開いたトーナメントに関連したチャリティーオークションの収益などを充てた。同基金への寄付は9回目。総額は約400万円になった。
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木下杢太郎、人柄にじむ新資料並ぶ 伊東の記念館で特別展
伊東市湯川の市立木下杢太郎(もくたろう)記念館は、同市出身の医学者で文学や美術の分野でも活躍した木下杢太郎(本名・太田正雄、1885~1945年)にまつわる新発見の資料を集めた特別展を開いている。多忙な中で家族らに宛てた絵はがきなどが並び、人物像の一端を垣間見ることができる。5月12日まで。 新資料はタイとフィリピン、旧満州(中国東北部)、札幌のそれぞれの出張先に出向いた際、当時自宅のあった仙台市の妻と子ども、おいの家族らに宛てた絵はがきと書簡の20点余り。太田家から寄贈を受けた。 絵はがきに記された文章からは、幼い次男には分かりやすく丁寧に書くなど字体や内容に配慮した様子がうかがえる。
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部長異動なく例年並み 伊東市人事
伊東市は22日、4月1日付の人事異動を内示した。対象は83人と規模は例年並みで、機構改革のあった前年度より20人少ない。部長職の顔ぶれは変わらず、課長職は6人が動いた。うち1人は昇任。係長職以上の女性職員の割合は1年前から1・6ポイント上昇し、31・5%になった。 主な異動は次の通り。 【課長職】収納課長(市民課長)大川雄司▽市民課長(環境課長補佐兼美化推進係長)近藤通明▽環境課長(観光課長)草嶋耕平▽保険年金課長(収納課長)渡辺拓哉▽観光課長(環境課長)佐藤文彦▽政策推進担当課長(保険年金課長)肥田耕次
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観光基本計画案 伊東市長に提出 市民懇話会
2024年度から5年間を期間とする伊東市の第4次市観光基本計画の策定に向け、議論を重ねた市民懇話会はこのほど、取りまとめた計画案を小野達也市長に提出した。コロナ禍で多様化した観光ニーズやインバウンド(訪日客)の対応、持続可能な観光地を目指す方針などを取り入れた。 懇話会委員は市内各団体の代表や市議らで構成。磯川義幸会長(伊東温泉旅館ホテル協同組合専務理事)らが市役所で手渡した。磯川会長は「コロナ禍で疲弊した観光業の回復や交流人口増加を図り、観光振興が地域社会・経済に好循環を生む持続可能な観光地域づくりを目指すために基本的な方向性を示した」と報告した。 市は今月中に計画を決定する予定。小野市長
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静岡県職員人事異動 班長級4月1日付
静岡県は21日、2024年春定期人事異動の班長級職員の異動を内示した。役職定年者(126人)を含めて814人で、23年度当初比124人増となった。定年延長に伴って役職定年対象の班長級56人のうち、9人は自主退職する。部長級14人は班長級の新設ポスト「参与」に就く。 ◇…知事直轄組織…◇ 知事戦略局総務課総務班長(がんセンター局県立静岡がんセンター事務局総務課企画人材班長)望月和浩▽知事戦略局秘書課秘書主幹(知事戦略局知事戦略課主査)松本菜生▽同(健康福祉部新型コロナ対策推進課主査)嶋悠一郎▽知事戦略局秘書課主幹(知事戦略局総務課総務班長)小林拓生▽知事戦略局
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噴火備え 新避難計画報告 伊東市防災会議 伊豆東部火山群 他市町へ広域に
伊東市防災会議は21日に市役所で開いた会合で、伊豆東部火山群の噴火に備えて新たに策定した避難計画について報告した。従来計画では影響が及ぶ範囲外への徒歩避難を基本としていたが、自家用車や公共交通機関を使った他市町への広域避難計画に変更。市内11の対象地区ごとに県東部の各市町(一部市内)を避難先に定めた。 新計画は噴火の影響範囲が従来よりも拡大したことに伴い策定した。対象地区は宇佐美、玖須美、岡、川奈など。住民の対象人数は最大約4万6千人。自家用車で避難する場合には受け入れ先市町の「避難経由所」に向かう。 市は気象庁発表の情報の段階に応じ、対象となる人に避難を呼びかける。噴火警戒レベル4で自家用
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当初予算案など24件可決し閉会 伊東市議会
伊東市議会3月定例会は21日、最終本会議を開き、2024年度市一般会計当初予算案をはじめとする各予算案や条例案など24件を可決して閉会した。
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釣り場ガイド(3月21日)静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 11日はメジナやマゴチ、タカベ、ネンブツダイ。12日は入場者なく、13日は休園のため釣果なし。14日はメジナやカワハギ、タカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。15日はヘダイやタカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。16日はタカベやスズメダイ、メジナ、ネンブツダイ、アイゴ、カサゴ、ウツボ。17日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジやサバ。イワシも少し交じった。イソメ餌では、越冬した20センチ超のシロギスも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177
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回送バスの電光掲示板で詐欺注意喚起 伊豆市など 東海バス協力
伊豆市と伊豆中央署は31日まで、東海バス(伊東市)の協力で、伊豆市内などを走る路線バス(回送)の電光掲示板に、特殊詐欺被害防止を呼びかけるメッセージを表示している。電子マネーを悪用した事例への注意喚起を図る。 バスの前面と側面に「電子マネー買えは詐欺 特殊詐欺に注意」と表示した。 東海バス修善寺営業所の大川貴之副所長は「回送バスの表示で少しでも特殊詐欺の被害が減ってほしい」と期待した。期間終了後も随時表示するという。
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伊東のアパートで火災 1人の遺体発見 住民男性と連絡取れず
19日午後4時25分ごろ、伊東市末広町の鉄筋コンクリート3階建てアパート「SHハイツA棟」の101号室から出火し、室内をほぼ全焼した。焼け跡から1人の遺体が見つかった。この部屋に住む70代男性と連絡が取れておらず、伊東署が身元の確認を急いでいる。 同署によると、男性は1人暮らし。他の部屋への延焼はなかった。現場は伊東駅から南に約900メートルの旅館やホテル、住宅などが建つ地域。
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会派「颯」解散 伊東市議会
伊東市議会は19日、議会内の会派「颯」が同日に解散したと発表した。所属の浅田良弘氏と田久保真紀氏は無会派となった。
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インフルエンザ 静岡県内4施設閉鎖
静岡県は18日、県内の小中学校4施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計41人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設15人、富士宮市1施設5人、静岡市葵区1施設11人、同市清水区1施設10人
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伊豆シャボテン動物公園グループ 年間来園200万人初達成
伊豆シャボテン動物公園グループは2023年度の1年間の来園者数が初めて200万人に到達し、16日、伊東市富戸の同公園でセレモニーが開かれた。1959年に同公園(旧伊豆シャボテン公園)が開園して以来、施設数や事業エリアを拡大し、コロナ禍からの回復基調も後押しして大台を達成した。 同グループは中核のシャボテン公園のほか、近隣の伊豆ぐらんぱる公園や伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーとなどを運営する。21年秋から屋内型ふれあい動物園「アニタッチ」を静岡県内外に展開し、23年度は合わせて約40万人を集める見通し。今季で9回目となるぐらんぱる公園のイルミネーションイベントも好評を得る。 200万人目の来園
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伊東で絆祭り 33チームがよさこい演舞 ロケーション「最高」
静岡県内外のよさこいチームなどが集う伊東絆祭り(実行委主催)が16日、伊東市のなぎさ公園と市観光会館の近隣2会場で開かれた。33チームの踊り手が熱のこもった演舞を繰り広げ、会場を沸かせた。 イベントは今年で3回目。なぎさ公園の海を背にした開放感あるステージでは、参加者が音楽に合わせて堂々と舞った。かけ声を響かせながら、観衆の目の前で躍動感あふれる踊りを披露した。複数の大きな旗を振る力強い演技で盛り上げるチームもあった。 実行委代表の小山晃さん(58)は「かつての温泉街のにぎわいを取り戻したいという思いで始めた。参加者も(会場が)最高のロケーションだと喜んでくれている」と話した。
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静岡県旅券室の縣さん 旅券事務功労表彰 個人は県内初
旅券事務に貢献した事務所や個人を表彰する外務省の都道府県旅券事務功労者領事局長表彰で、県旅券室の会計年度任用職員縣裕子さん(67)=静岡市葵区=がこのほど、2023年度の表彰を受けた。個人が表彰されるのは県内で初めて。 縣さんは00年に入庁後、広報や観光などの業務に従事した。13年から4年の間は旅券室長を務め、総括責任者として県内市町を訪問し、情報共有や交流に努めた。オンライン申請の導入も進め、再任用後も含めた通算10年10カ月の実績が評価された。 23年度の同表彰は縣さんと神奈川県職員の2個人が表彰を受けた。県内では過去に、08年度に県中部・西部県民センター、11年度に浜松市中区、17
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退団・退任役員に市長感謝状贈呈 伊東市消防団会議
伊東市消防団(斎藤一彦団長)はこのほど、2023年度最終の分団長以上会議を伊東消防署で開いた。退団・退任役員への市長感謝状の贈呈などを行った。 各表彰を受けた関係者2人がそれぞれ報告・紹介された。15分団員の杉山清さんが23年度の消防功労者消防庁長官表彰(永年勤続功労章)を、第76回日本消防協会定例表彰(精績章)を副団長の森田誠さんが受けた。 小野達也市長が退団・退任役員10人の代表者に感謝状を手渡し、「今後も地域防災のリーダーとして、技術や情熱を絶やさずに活躍してほしい」と述べた。斎藤団長は「1年間、大きな事故なく安全に活動できた」と感謝し「能登半島地震を教訓に訓練を行ってほしい」と呼びか
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資材高騰 公共工事を直撃 事業費膨張 人手不足が追い打ち 計画見直し 県内相次ぐ【迫る24年問題】
建設資材や人件費の高騰を受け、静岡県内の公共工事で事業費の膨張や工事の遅れといった影響が広がっている。建設業界の残業規制が厳しくなる「2024年問題」で人手不足はさらに深刻化し、資材価格も高止まりが続く見通し。工事計画の見直しが相次ぎ、市民生活にも影響が及びつつある。 「当時の試算で370億円。今なら500億円近くになるのではないか」 7日の県議会建設委員会。浜松市の新野球場計画を巡り、地元選出の委員が多目的ドームの建設費をただした。県が示した概算事業費は22年度にはじいた数字で、直近の建設資材や人件費の高騰分は反映されていない。県の担当者は「浜松市と役割分担や費用負担を決めていきたい」
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釣り場ガイド(3月14日)静岡県東部/中部/西部
東部 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りやカゴ釣りでアジやサバ、穴釣りではカサゴが釣れた。まだ海水温が低く魚も少ないため、ターゲットを絞って短時間で狙わないと釣果は出にくい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 悪天候のため出船できず、釣果なし。今後も旬の根付きマアジを中心に出船予定。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 10日の三保沖船釣りは五目釣りで、1~3.2キロのマダイが0~3匹で船中4匹、イナダ(ブリの若魚)が0~2匹で船中3匹。他にウスバハギなど。 ▽由比漁港 海桜丸・電090(1560)0465
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記者コラム「清流」 杉村選手の勇姿再び
東京パラリンピックのボッチャ個人金メダルの杉村英孝選手(伊豆介護センター)=伊東市=が、開幕まで半年を切ったパリ・パラリンピック代表に内定した。自身の名を冠した得意技「スギムライジング」など、観衆を引きつける正確な投球が今から楽しみだ。 2月下旬、地元市長に内定報告した。杉村選手は3年前の東京大会後の規定改正で、使用していたボールが使えなくなった苦労を明かした。「やっていけるのだろうか」という不安があったという当初から、時間をかけて調整を進めてきた経緯を報道陣に語った。 「多くの人が応援し、期待してくれている。気持ちに応えられるようなパフォーマンスをパリの舞台で発揮できるよう準備する」と
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津波想定 協力ビルへ避難 伊東で訓練 行動手順を確認
伊東市の沿岸部や津波浸水想定区域内の自主防災会は10日、津波避難訓練を各地で行った。市は松原区の協力で伊東ふれあいセンター(同市松川町)をメイン会場に実施し、住民が津波避難協力ビルに逃げる際の行動を確かめた。 大津波警報発表の広報に合わせて同センターに80人余りが集まり、外階段を使って続々と施設の4階に上った。市担当者は一定の地震の揺れを感知して自動で解錠されるキーボックスを紹介。1階に設けられているため、閉館時間でも外階段用の鍵を利用できる仕組みを説明した。 松原区の井原孝区長は「能登半島地震で意識が高まった。知っておけば安心につながる」と話した。
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伊東駅前広場の整備 市、住民に計画案説明 10日2回目
伊東市は8日夜、伊東駅前広場の整備計画案に関する住民説明会を市役所で開き、市の担当者が計画案の概要などを伝えた。参加者46人からは、案で示されたロータリーと広場の配置やあり方について再考を求める声が複数上がった。 既存の駅前ロータリーは1938年の駅開業時に旧国鉄が整備し、通勤通学時の渋滞や歩行者空間の狭さなどが課題になっている。計画案では改札口正面の広場空間を挟み、バス・タクシーと一般車を分離した二つのロータリーを整備する方針で、区域は約7200平方メートル。 説明会では、複数の参加者が計画案で中央部分に位置する広場の必要性に疑問を呈し、「広場ではなく、車のためのスペースに」などと意見
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「いち早く」高所へ誘導 伊東マリンタウン 津波避難訓練
伊東市の道の駅「伊東マリンタウン」で8日、津波避難訓練が行われた。海沿いに位置し、多くの観光客が立ち寄る施設。運営会社の関係者やテナントスタッフら約50人が、来訪者を安全・迅速に避難させる流れを確認した。 参加者は近くの高台への経路を確認した。避難誘導訓練は建物内に客がいる際に緊急地震速報が流れた想定。その場でかがんで「身を低くして頭を守ってください」などと大声で呼びかけ、出入り口までの避難誘導を実践した。伊東署員から話を聞き、能登半島地震の映像を視聴して危機意識を高めた。 施設管理を担当する山崎昌治主任は「いち早く高所に避難するための訓練。自然に体が動くように」と狙いを語った。
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静岡人インタビュー「この人」 静岡県警警務部長に就任 日吉知洋さん(静岡市葵区)
1991年に警察庁に入り、主に警備部門を歩んできた。栃木県警警務部長、皇宮警察警備部長、埼玉県警警備部長などを歴任。伊東市出身で、本県警での勤務を「何となく安心する」と親しみやすい笑顔で語る。休日の史跡巡りが趣味。実家への帰省も心がけている。58歳。 ―着任して思うことは。 「高校まで伊豆半島で、30年以上を警察庁や全国警察勤務で過ごしてきたが、故郷で仕事ができることは非常に幸せ。人間も自然の生き物で、自分が育った地域に戻ると安心するのは不思議。富士山や駿河湾など大自然がもたらす豊かな恵みを受けているからか、自然災害への県民の防災意識が高いと感じた」 ―災害対応の主な経歴は。 「伊東
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全国空手で個人・団体5位 伊東の児童、市長に報告
2月に北海道で開かれた「第3回全日本少年少女空手道選抜大会」(全日本空手道連盟主催)で、伊東市の小学生が形競技の個人と団体でそれぞれ5位入賞した。6日、選手が市役所に小野達也市長を訪ね、結果報告した。 個人の4年男子で入賞したのは、南小の井端凰羽雅君。女子団体は飯田琉生さん(大池6)、斎藤彩葉さん(同)、加藤万叶さん(宇佐美5)、小川風菜さん(南4)の4人。いずれも同市の全日本空手道剛柔流龍武会(石井有康理事長)に所属し、稽古を積んでいる。 井端君は「目標は1位だった。決勝に上がれなくて3位決定戦で負けてしまって悔しい」と大会を振り返った。小野市長は選手たちに「次の大会では優勝を最大の目
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補正予算案7件可決 伊東市議会
伊東市議会3月定例会は7日、本会議を開き、9億1600万円を追加する2023年度市一般会計補正予算案など各会計補正予算案7件を原案通り可決した。条例案10件は所管の委員会に付託した。一般質問には2氏が立った。
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伊東競輪で卒業レース 森田、仲沢が優勝
日本競輪選手養成所の候補選手による卒業記念レースが6日、伊東市の伊東温泉競輪場で行われ、第125回生(男子)は23歳の森田一郎(埼玉)が制覇し、第126回生(女子)は22歳の仲沢春香(福井)が予選から全て1着の完全優勝を果たした。 男子決勝(2025メートル、6周=先頭固定)は森田が最終周の2コーナー過ぎで巧みに内をついて抜け出し、そのまま2分56秒5(上がり9秒8)で快勝した。2車身差の2着は栗山和樹(岐阜)、3着は遠藤拓巳(香川)だった。 女子決勝(1692メートル、5周=先頭固定)は4番手につけた仲沢が最終周の向正面でまくって早めに先頭に立ち2分33秒6(上がり11秒0)で押し切っ
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福祉避難所数、不十分 伊東市議会一般質問
伊東市議会3月定例会は6日、一般質問に5氏が登壇した。災害時に高齢者や障害者ら配慮が必要な人を受け入れる福祉避難所について、松下義己健康福祉部長は「特別養護老人ホームなどを主に指定しているが、数としては十分ではない」との認識を示した。浅田良弘氏(颯)への答弁。 市によると、市内では特別養護老人ホームや障害者入所施設など9施設を福祉避難所に指定している。松下部長は「有料老人ホームやグループホームなどに働きかけ、協力してもらいながら徐々に増やしていきたい」と述べた。 市はこれまで、2021年に改定された国のガイドラインを参考に同避難所の確保や適切な運営に向けた取り組みを進めてきた。小野達也市長は
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新図書館再設計 市民回答1000件超 伊東市
伊東市の高橋雄幸教育長は6日の市議会3月定例会の一般質問で、入札不調により再設計を予定する新図書館建設事業に関し、再設計に向けて市民らに募ったアンケートの回答数が千件超だったことを明らかにした。今後、市民への説明の場も予定する。田久保真紀氏(颯)への答弁。 市によると、回答数は1180件。高橋教育長は2024年度早期に再設計の方向性を説明する機会を設ける予定とし、「施設規模・機能の決定に際し、意見を可能な限り反映できるよう検討する」との考えを伝えた。施設の運営に関しては「現段階では民間委託による運営の方向で考えている」とし、従来計画と同様の方針を示した。
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市営住宅住み替え 相談継続 粘り強く 伊東市、耐震性課題
伊東市議会3月定例会は5日の一般質問で、複数の議員が能登半島地震を念頭に、防災対応について市当局をただした。小野達也市長は1月末現在、耐震性の劣る市営住宅に57世帯80人が入居していることについて「改めて危険性を周知する。住み替えなどの意向調査の協力を求め、今後の方針を検討する」と答えた。杉本一彦氏(伊東未来)への答弁。 市によると、大規模地震で倒壊などの危険が予測される耐震性の劣る市営住宅は52棟あるという。近持剛史建設部長は「住み替えなどの依頼は再三している」としつつ、住環境の変化や経済的理由から転居が進まない状況を説明。小野市長は公平性の観点から経済的支援は困難との認識を示しながら「粘
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伊東駅前広場整備 伊東市、8日と10日に住民に計画案説明
伊東市は8日と10日、伊東駅前広場の整備計画案に関する住民説明会を市役所で開く。市担当課の職員が計画案の概要などを説明する。 8日は午後7時から、10日は午前10時から。両日とも内容は同様で、申し込みは不要。市は昨年11月に計画案を公表した。 問い合わせは市都市計画課<電0557(32)1782>へ。
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記者コラム「清流」 本気のまくら投げ
かつて修学旅行の隠れた一大イベントだったまくら投げ遊びを競技化した、全日本まくら投げ大会が今年も伊東市で開かれた。一時はコロナ禍で中止され、昨年に再開。今大会には全国各地から40チーム356人が集い、2日間で88試合の熱戦を繰り広げた。 旧伊東高城ケ崎分校(伊豆伊東高)の生徒の考案を基に開催している、ユニークな大会だ。浴衣を着た選手が畳のコートで枕をぶつけ合い、掛け布団を広げて味方を守る。布団に寝た状態で試合が始まり、敵陣の枕を回収できる「先生が来たぞ」のかけ声が響く。 今回は18チームが初参加。本気で競い合い、仲間と一緒に喜び、悔しがる姿が印象的だった。大会は温泉に恵まれた観光地・伊東
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生活保護の通知書 別人に送付 伊東市
伊東市は4日、生活保護の決定(変更)通知書1件の誤送付があったと発表した。同時期に複数の対象者に通知書を発送した際、本来の受け手とは別人の封筒に紛れていた。 市によると、2月15日に対象者11人に通知書を発送した。うち1人から20日に「別人の通知書が混入していた」という趣旨の連絡があり、判明した。市は誤送付した書類を回収し、当事者には謝罪して改めて通知書を出した。 市は、封入物の確認を別の職員が行うなど再発防止に向けて手順を徹底するとしている。
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27年静岡県議選へ4項目提示 選挙区定数、区割り検討開始
静岡県議会の選挙区定数や区割りを検討する調査検討委員会の第5回会合が4日、県庁で開かれた。2027年の次期県議選に向け、議会事務局が今後の検討事項の論点などを示した。 同事務局は、議員定数見直しの可否▽選挙区と配当定数の見直しの可否▽前期委員会が提案した有識者からの意見聴取▽答申や条例改正の時期―の4項目を示した。 このうち、議員定数については、現行定数68は1979年まで適用された旧法定定数制度(定数85)から20%削減されて全国5番目の削減率で、議員1人当たりの人口は多い方から同9番目との説明があった。 2020年の国勢調査人口で算出した議員1人当たりの人口が少ない選挙区は、最少の
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新図書館基本設計 7月完了目指す 伊東市長
伊東市議会3月定例会は4日、3会派と無会派2人が新年度予算案に対する大綱質疑を行った。小野達也市長は新図書館建設事業の再設計業務に関連し、「おおむね7月をめどに施設の形状や機能、外観などを決定する基本設計業務の完了を目指す」との方針を示した。大川勝弘氏(伊東未来)への答弁。 小野市長は今後の見通しについて、同定例会で再設計業務委託料の議決を得た後、「速やかに委託契約を締結し、直ちに再設計業務に着手する」と説明。基本設計に続く実施設計業務や2024年度内の建築確認などの許可を経て、「25年度早期の工事発注に向けて協議・検討を進める」との意向を示した。 浜野義則教育部長は工事の入札時期などに
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教育研究奨励賞 伊東市 教諭4人に授与
2023年度の伊東市教育研究奨励賞の授与式がこのほど、市役所で開かれた。優れた研究で受賞した市立小中学校の教諭4人に、高橋雄幸教育長が賞状を手渡した。 賞を受けたのは清野瑞生さん(南小)、小松祥太朗さん(伊東小)、高崎頼さん(南中)、大溝孝太さん(宇佐美中)。高橋教育長は「教育課題をしっかりと捉えた実践的な内容だった。教育実践をまとめ、整理することは自分自身の教育観を磨くことにつながり、大きな価値がある」と述べた。 審査委員長の浜村幸美・南中校長がそれぞれの研究を講評した。
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大自在(3月2日)小野田寛郎さん
新千円札の顔に選ばれた北里柴三郎は、現千円札の野口英世にとって細菌学の師に当たる「近代医学の父」である。大正初期に伊東温泉の一角に別荘を構えた伊東市ゆかりの偉人でもある。市内には7月の新札発行を前に顕彰碑が建立された。 北里の別荘はやがて講談社オーナーの野間家の手に移り、戦後、敷地内に野間自由幼稚園が開設された。二十数年前、老朽化した園舎が世界的建築家の安藤忠雄氏の設計で新築されるという記事を別荘の歴史も交えて書いた。取材を通じて別荘に関わる著名人が他にもいると知った。 半世紀前の1974年3月、終戦後30年近くフィリピン・ルバング島に身を潜めていた旧陸軍少尉の小野田寛郎さんが帰還し、4
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サボテンひな人形 新衣装で華やかに 伊東
伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園は4月11日まで、サボテンをひな人形に見立てて飾る「しゃぼてんひなまつり」の催しを行っている。鉢に装束をまとった個性豊かなサボテンが三段に並び、同園ならではのユニークな展示が来園者を和ませている。 お内裏さまにサボテンの王様とされる長寿の「金鯱(きんしゃち)」を、おひなさまにはろうそくの炎をともしたようなオレンジ色の花を咲かせる「雪晃(せっこう)」を置いた。五人ばやしは全て異なり、赤色の太く頑丈なとげの「赤鳳(せきほう)」などを配置した。職員が手作りした装束が華やかな雰囲気を演出している。 植物担当スタッフの真鍋憲一さん(56)は「今年は衣装を新しくした
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タイの旅番組 伊東を紹介 現地制作会社 3日まで取材 小室山周辺施設を訪問
タイのテレビ番組制作会社の関係者らが、現地で放送する旅番組の取材活動で3月3日まで、伊東市を訪れている。同国へのプロモーションを続けている同市インバウンド推進協議会(安立薫会長)が受け入れを支援し、市の魅力のPRにつなげる。 28日からの5日間、タレントを含む5人が同市に滞在。29日には、観光客の人気を集める小室山山頂の施設「小室山リッジウォークMISORA」と「カフェ・321」を訪れた。リフトで標高321メートルの山頂に上がり、2021年に整備された施設から望む見晴らし抜群の眺望や、カフェで提供するドリンクを楽しむ様子を撮影した。 一行は市内の各宿泊施設に泊まり、観光スポットなどを巡る。番
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 19日はメジナやタカベ、マゴチ、アイゴ、ネンブツダイ。20日はタカベやメジナ、ネンブツダイ。21日はメジナ。22日はメジナとスズメダイ。23日はメジナやタカベ、ネンブツダイ。24日はタカベやネンブツダイ、アイゴ、イシダイ。25日はタカベやアイゴ、マゴチ、ネンブツダイ、メジナが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は越冬のシロギスが狙える。餌は青イソメ。釣れるサイズは大きいが、遠投が必要。足元ではブラクリ仕掛けでカサゴが釣れる。餌はイソメ。消波ブロック周辺を狙うと良い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
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杉村選手「成長した姿を」 パラ・ボッチャ代表 市長に報告 伊東
パリ・パラリンピックのボッチャ競技の代表に内定した、伊東市の杉村英孝選手(伊豆介護センター)が27日、市役所で小野達也市長に報告した。2大会連続での金メダル獲得が懸かる大舞台に向け、「成長した姿を全力で発信していきたい」と意欲を示した。 杉村選手は東京パラ個人で金メダル、チームで銅メダルに輝いた。代表選考を兼ねた1月の日本選手権の男子(脳性まひBC2)で準優勝。日本協会の基準を満たし、代表に内定した。 東京大会以後、規定の変更で「今まで使っていたボールが使用できなくなった中でのスタート。慣れるのも大変な作業だった」と杉村選手。「まだまだ自分のボッチャが未完成な部分がある。調子を上げ、パリ
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伊東 宿泊客は2年連続増
伊東市は27日までに、2023年の来遊客数などをまとめた。宿泊客数は256万4500人(前年比11・0%増)。コロナ禍前の19年比では約9割に回復した。21年に統計上で過去最少の165万6700人まで落ち込んで以降、2年連続で前年を上回った。 日帰り客数を含めた来遊客数は603万4100人(前年比9・4%増)。宿泊客数と同じく、19年比で9割程度に回復した。 小野達也市長は27日の定例記者会見で、宿泊業界に及ぶ人手不足の影響について言及。「多くの宿泊施設で、部屋は空いているが予約を受けることができない状況が続いている。それによって稼働率の低下が顕著であったと考えられる」との認識を示した。 今
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米ドラマ「SHOGUN 将軍」出演 コズモ・ジャーヴィス 「按針」 史実尊重しながら
俳優真田広之が主演とプロデューサーを務め、ハリウッド映画の制作陣が戦国時代末期の日本を描く全10話の米ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」が27日、配信開始となる。徳川家康や石田三成など実在の人物から着想を得た作家ジェームズ・クラベルのベストセラー小説「将軍」が原作で、英国人航海士の役はウィリアム・アダムス(三浦按針)がモデル。物語の鍵を握る主要キャストを務めた俳優コズモ・ジャーヴィスは「アダムスはとても興味深い人物。史実を尊重しながら、脚本が求める人物像を組み合わせるのに苦心した」と撮影を振り返った。 作品は、覇権を狙う戦国武将たちの駆け引きや策略が渦巻く群像劇。1600年、「天下分け
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「全日本まくら投げ大会」伊東で開幕 40チームが白熱の攻防【動画あり】
修学旅行の一大イベントだったまくら投げを競技化した「第12回全日本まくら投げ大会in伊東温泉」(伊東市、伊東観光協会主催)が24日、伊東市民体育センターで開幕した。全国から集まった40チームが畳の上で枕を投げ合い、白熱の攻防を繰り広げる。25日まで。 競技は3セット制で、制限時間は各2分。浴衣を着た参加者が計10個の枕を使って対戦する。攻撃のアタッカーや掛け布団を構えて防御するリベロ、枕を当てられるとそのセットが終了となる大将など、役割ごとに動く。 選手たちは開始の合図で布団から起き上がり、自陣から相手に向けて次々と枕を放った。一発逆転が狙える「先生がきたぞォ~」コールなどユニークなルー
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ツバキ一輪挿し、色とりどり 伊東で「観賞会」
伊東市川奈の小室山公園つばき園で23日、「つばき観賞会」の催しが始まった。園内の「つばきの館」ではさまざまな種類のツバキの一輪挿しなどを展示し、多彩な色合いの花が来園者を楽しませている。3月17日まで。 つばきの館には開幕時点で、園内で切り取った約70種類のツバキを並べた。今後は順次数が増え、100種類以上を置く予定。一角には昨年の来園者の投票でランキング上位だった人気種を集め、淡い桃色の「伊豆羽衣」や「紅車」「月の雫(しずく)」などを展示した。 1万5千平方メートルの園内には約千種・4千本のツバキが植栽されている。3月中旬ごろに最も多い種類が見頃を迎える見通し。
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女性だけでなく、男性も生きづらさを感じています 「男だから」にストレス 静岡新聞社アンケート【NEXT特捜隊】
近年、ジェンダー(社会的性差)平等への意識が高まったことで、「男性の生きづらさ」にも目が向けられている。静岡新聞社のNEXT特捜隊に「女性だけでなく、男性の生きづらさについても取り上げてほしい」との投稿があり、ウェブアンケートを実施した。長時間労働と家事・育児の両立に悩む声や、学校に男子更衣室がないことへの不満などが寄せられた。(生活報道部・大滝麻衣) 2~5日に行ったアンケートには、静岡県内を中心に13~80歳の計66人が回答した。職場や家庭、学校で「男性だから」という固定観念を理由とした生きづらさや悩み、ストレスが「よくある」「時々ある」と答えたのは25人だった。 >>更衣室 な
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明治から平成のおひなさま大集合 伊東・東海館に150体ずらり
伊東市東松原町の伊東温泉観光・文化施設「東海館」は、明治から平成にかけての各時代のひな飾りを展示している。数々の華やかな飾りが、市指定文化財で旧旅館の趣ある雰囲気の施設を彩っている。4月10日まで。 桃の節句(3月3日)に合わせ、地元有志の協力で行っている恒例行事。大広間の一角に明治、大正、昭和、平成のひな人形約150体がずらりと並び、来館者を楽しませている。段飾りを中心に、昭和初期の御殿飾りも置く。
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自衛隊に入隊・入校予定者3人を激励 伊東市など
伊東市などはこのほど、自衛隊の入隊・入校予定者の激励会を市役所で開いた。市や自衛隊、自衛隊家族会の関係者らが、地元から新たな道に進む中高生3人にエールを送った。 入隊・入校するのは加藤翔さん(飛龍高3年)、中戸川逸恵さん(伊豆伊東高3年)、狩野隼信さん(対島中3年)。代表して加藤さんが「自衛官として勤務するにあたり、身の引き締まる思いでいる。伊東市民としての誇りを胸に、国民のために自己の職務にまい進していく」と決意を述べた。 小野達也市長が記念品を手渡し、「今後、災害派遣など多くの任務に携わると思う。国民から信頼される立派な自衛官になってほしい」と激励した。
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静岡県弁護士会の次期会長 梅田欣一さん【時の人】
弁護士の道を志したのは大学時代。在野で正義の実現を目指すことが自分の性分に合っていると直感した。「市民のお役に立てる弁護士会にしていきたい」。静岡県弁護士会の次期会長として立志の頃の決意を改めて胸に刻む。 取り組みの具体例として「土曜日法律相談」の活性化を挙げる。2018年4月にスタートしたが利用件数は低迷。「平日に仕事をする方にとっては需要があるはず」と周知方法などを見直して利用者拡大を図る。 1月1日に能登半島地震が発生し、災害時の支援の大切さを再認識した。「熱海土石流(21年)や台風15号(22年)による被害では、支部を超えて会員が生活再建などの被災者支援に当たった。今後も弁護士会
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
静岡県東部 熱海 17日はメジナやマアジ、タカベ、ネンブツダイ。18日はメジナとネンブツダイ、タカベが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。コマセはチューブ式がお薦め。カゴ釣りでアジとサバ。ウキ釣りでメジナ。大型狙いはフカセ釣りが有効。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 18日午後の沼津沖船釣りは良型マアジや大サバが多数。他に1.5キロのマハタやカイワリ、アマダイなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 静岡県中部 由比漁港 17日の三保沖船釣りは
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不断の改革で挑戦 市長が施政方針 伊東市議会定例会開会
伊東市議会3月定例会は20日開会し、会期を3月21日までの31日間と決めた後、小野達也市長が施政方針演説を行った。「市を取り巻く諸課題や社会経済情勢の変化に対応した持続可能なまちづくりを着実に進め、不断の改革によりさらなる挑戦を続けていく」と表明した。 小野市長は2024年度当初予算案について、子育て支援や教育分野、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に重点を置いたと説明。「未来を拓(ひら)く取り組みの一層の進展を目指す積極型予算案としてまとめた」と述べた。 23年度一般会計補正予算の専決処分の議案2件を承認、条例案1件を可決するなどした。
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【時評】能登半島地震 自分事に 防災対策 実効性担保を(岩田孝仁/静岡大防災総合センター特任教授)
まさに災害は時を選ばず起きる。元日に発生した能登半島地震では多くの建物が倒壊し、斜面崩落、直後に襲来した津波、延焼火災などで多くの犠牲者を出した。寒さ厳しい中、地域を結ぶ道路網、電気、水道、通信など生活を支えるライフラインも各所で途絶え、情報や交通が遮断された孤立集落が多数発生し、救助活動も困難を極めた。とりわけ高齢化と人口減少が進む地域を襲ったため、その後の避難生活も大変な苦労を伴っていることが日々の報道から伝わってくる。 今回の震災を契機に自治体など多くの機関で防災体制の再チェックの動きがある。その時、ぜひ取り組んでいただきたい重要な要素が二つある。 一つは「性能の表示」である。構造
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静岡県東部の干物製造、後世へ 食品衛生法改正で営業許可制に 6月以降継続は施設改修焦点、業者前向き
沼津市や伊東市など静岡県東部の沿岸部で盛んな干物の製造を取り巻く環境が大きく変わる。食品衛生法改正に伴い営業許可制になり、許可を受けるには施設改修が必要となることがほとんど。100年以上続く食文化を受け継ごうと、地元の製造業者は前向きに動いている。 改正法は2021年6月に施行され、3年間は猶予期間。今年6月以降も製造業を継続するには、営業専用の製造施設を設け水道を手洗い用と器具洗浄用に分けるなどして、保健所の営業許可を得る必要がある。影響は大きく、沼津市の製造業者によると、担い手の高齢化に直面していた小規模業者が法改正を機に廃業したという。 同市の干物生産は、江戸時代末期から大正時代に
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伊東市 3分野でDX推進 デジタルファースト宣言
伊東市は16日、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた「デジタルファースト宣言」を市役所で行った。デジタル技術を活用し、「市民サービス」「行政運営」「地域経済の活性化」の3分野で変革を進める。小野達也市長が「市民ファーストのデジタル化に取り組み、持続可能なまちづくりを推進する」と宣言した。 デジタル活用で、市民幸福度の高いサービスの実現を目指す。行政運営では業務改善で生産性の向上や効率化を図り、活性化に向けて戦略的な情報発信やプロモーションを展開する。 宣言に合わせ、識者2人を政策参与として委嘱した。総合政策の参与に内閣府クールジャパン・プロデューサーの陳内裕樹さん、教育DXの
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伊東市「シルバーアワード」受賞 楽天トラベル地域創生賞 クーポン返礼品で実績
楽天ふるさと納税の関連で、伊東市が「楽天トラベル地域創生賞2023シルバーアワード」を受賞した。楽天トラベルクーポン返礼品を取り扱う自治体を対象に、同返礼品への寄付を通じて1年間で特に応援された自治体に贈る賞。15日、市役所で受賞式が開かれた。 同市はふるさと納税の返礼品として、旅行予約サービス「楽天トラベル」で市内の対象宿を予約する際に使用できる同返礼品を取り扱う。シルバーアワードは3自治体が受賞したゴールドに次ぐ賞で、同市のほか京都市や札幌市など7自治体が選ばれた。 楽天グループふるさと納税事業部の田村裕二ジェネラルマネージャーが、中村一人副市長に記念盾を手渡した。中村副市長は「トラ
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ロケーションジャパン大賞「どうする家康」と浜松市グランプリ ロケツーリズムは伊東市が地域大賞
地域活性化に貢献した最近1年間の映像作品とロケ地など舞台になった自治体を顕彰する「第14回ロケーションジャパン大賞」の授賞式が15日、都内で開かれた。大河ドラマ「どうする家康」と浜松市が最高賞のグランプリに輝いた。静岡県内関係の作品・地域が最高賞に選ばれたのは初めて。 イベントやキャンペーンを発信し続けたほか、出演者の招聘(しょうへい)を通じて地域から作品を盛り上げたことが高く評価された。2023年5月の浜松まつりに合わせて実施した松本潤さんらによる騎馬武者行列は約68万人を集め、全国から注目された。 式典に出席した中野祐介市長は「昨年は市が大河ドラマに沸き、多くの出演者や全国のファンに
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20日に定例会開会 伊東市議会
伊東市議会は14日、議会運営委員会を開き、3月定例会の会期などを決めた。決定した主な日程、事項は次の通り。 会期 20日~3月21日◇市長施政方針 2月20日◇一般質問 3月5~7日◇当局提出議案 2024年度当初予算案など30件◇常任委員会 11、12日
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 10日はメジナやスズメダイ、アイゴ、ネンブツダイ、スズキ、マアジ。11日はヒラメやタカベ、タカノハダイ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイ、ベラ、カサゴ、スズメダイ。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。カゴ釣りでサバも釣れる。穴釣りではカサゴ。青イソメ餌の投げ釣りでシロギスやメゴチも狙える。メジナ釣りは配合餌とオキアミを混ぜたコマセが肝心。先週末はカマスやクロダイも釣れた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 11日午前の沼津沖船釣りは0.8~1.5キロのマダイ、5キロの
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記者コラム「清流」 魚料理に心動く
年間を通じ、さまざまな海産物が水揚げされる伊東の港。普段、利用する機会の多い地元のスーパーには直送をうたう鮮魚の切り身や刺し身が並び、見ているだけでも楽しい。もちろん味は言わずもがな。 先日、伊東市の高校の定時制生徒が地魚のサバをおろして調理する教室を取材した。魚を初めてさばいた参加者の中には、素人とは思えない巧みな包丁さばきを披露する生徒も。教わったばかりの方法を班の仲間に伝え、協力して取り組む姿が印象的だった。 終わりがけに、講師お手製のできたてのつみれ汁をごちそうになった。ふんわりとした、うまみあふれるつみれの食感や味わいに驚いた。自炊ができると自称する筆者だが、魚をおろした経験は
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3月定例会に30議案提出へ 伊東市
伊東市は13日、20日開会予定の市議会3月定例会に提出する議案30件を発表した。9億1600万円を追加する2023年度一般会計補正予算案や、過去2番目の規模とした新年度一般会計当初予算案など。内訳は補正予算の専決処分報告が2件、条例が11件、補正予算が7件、新年度予算が10件。
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北里柴三郎顕彰碑の設置報告 伊東の市民委員会
伊東市民有志でつくる北里柴三郎博士顕彰委員会の関係者がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、伊東ゆかりの同博士の顕彰碑を市内に設置したことを報告し、これまでの活動を振り返った。 近代医学の基礎を築いた北里博士は伊東に別荘を構え、地元の子どもたちのために橋を架設するなど地域発展に寄与した。顕彰委は碑の設置に当たって寄付を募り、クラウドファンディングでも支援を受けた。顕彰委メンバーは、想定を上回る寄付が寄せられたことを伝えた。 武智幹夫事務局長は、北里博士が別荘併設の室内温泉プールを開放したエピソードなどに触れ、「歴史を伝えるものがまちの中にできた。顕彰碑を通していろいろな人に知ってもらえる
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伊豆東部火山群の噴火備え広域避難 防災協、伊東の影響考慮
伊豆東部火山群防災協議会(会長・小野達也伊東市長)は9日、市役所で開いた会合で、市内に影響を及ぼす可能性のある噴火に備えた避難計画案の概略を承認した。従来計画では徒歩避難としていたが、噴火の影響範囲の変更を踏まえ、市外の受け入れ先市町への広域避難とする方針に変更した。 計画を巡っては、噴火の影響範囲が従来よりも広がったことに伴い、新たに計画案の策定の必要性が出ていた。案では同市宇佐美や湯川、松原など最大11の地区が避難対象地区。避難先を一部市内を含む県東部の各市町とし、自家用車や公共交通機関を使用する。 計画案は修正を加えるなどし、今春に予定する市の防災会議で報告する。市が新たに更新する総合
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子育て・教育、DX推進 過去2番目 大規模予算案 一般会計295億円 伊東市
伊東市は9日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比4・3%増の295億2千万円。過去2番目の大規模予算となった。子育て・教育分野のほか、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進などに重点配分した。特別、事業会計と合わせた総額は801億8600万円。 一般会計歳出のうち、熱中症対策として小中学校の特別教室に空調設備を導入するため、3億9600万円を盛り込んだ。市立保育園で使用済み紙おむつを各園で処分する事業に410万円を計上した。これまでは降園時に保護者が持ち帰りしていたが、負担軽減と保育サービス向上を図る。 DX推進に関連し、市のホームページリニューアルに400万
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西伊豆町ふるさとフォトコンテスト 3部門グランプリ決定
西伊豆町は5日、町内の夕日や風景がテーマの写真を審査する「第19回夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテスト」の審査会を行った。夕陽部門は佐藤和彦さん(松崎町)、ふるさと部門は松田恵一さん(西伊豆町)、ドローン部門は野口賢司さん(三島市)の各作品が最高賞のグランプリに輝いた。 作品は2023年9月~24年1月に募り、夕陽、ふるさと、ドローンの3部門に県内外55人から308点が寄せられた。審査会が町保健センターで行われ、審査員長の写真家筒井章さん(伊東市)や星野浄晋町長ら6人がグランプリを含む入賞作36点を選んだ。 筒井さんは「撮影技術などのレベルが全体で上がっている。次回はこれまでにない斬新
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1月31日と1日はメジナやトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、タカベ、スズメダイが釣れた。2日はメジナや小マダイ、46センチのイナダ(ブリの若魚)、スズメダイ、ベラなど。3日はマアジやアイゴ、カワハギ、メジナ、トウゴロウイワシ、タカベなど。4日はメジナやトウゴロウイワシ、タカベ、ネンブツダイ。▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はメジナ釣りがメイン。竿は磯竿の1~2号を使用する。メジナ用の配合餌にオキアミを混ぜたまき餌と、付け餌にハードタイプのオキアミMサイズを用意する。▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177
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本県医療の魅力伝えて 静岡県がリクルーター委嘱
静岡県は6日、県内医療機関に勤務する若手医師25人を「ふじのくに次世代医師リクルーター」に委嘱した。県内外の医学生らに地域医療の魅力をPRし、医師確保に一役買う。 県庁で交付式があり、川勝平太知事が代表者に委嘱状や名刺を手渡した。沼津市立病院の岸本果奈美さん(24)=伊東市出身=は「医療現場で感じた本県の医療の魅力を伝え、地域医療に貢献する医師の仲間づくりに努める」と決意表明した。 医師確保を目的に県が運営する仮想大学「ふじのくにバーチャルメディカルカレッジ」の宮地良樹学長は「本県の素晴らしい医療教育環境をアピールし、1人でも多くの若手医師が本県に定着する先駆けになってほしい」と激励した
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記者コラム「清流」 高校生の活躍
伊東市内3高校の統合で誕生した、開校初年度の伊豆伊東高。生徒の活躍が目覚ましい。3年生グループの一つが高校生ビジネスプラン・グランプリで全国3位相当の賞を受け、ほかの2グループもベスト100に。本年度は全国から5000件を超えるプランの応募があった。 3位のグループは、家事負担の課題を抱えるヤングケアラーをテーマに解決策を練った。年齢が離れた妹2人の面倒を見るメンバーの実体験に基づいた提案が高い評価を得た。社会人と対話し、協力を得て取り組みを実践し、まとめ上げた努力のたまものだ。 人生の早い時期に社会で仕事をする人と接し、ビジネスの仕組みに触れる経験は将来に役立つ。当時は同世代との関わり
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静岡県広報コンクール 広報紙部門 最優秀賞に島田市と吉田町
2023年度の静岡県広報コンクール審査会がこのほど行われ、広報紙の市部門で島田市、町部門で吉田町が部門別最優秀賞に選ばれた。広報紙(団体)部門を除く5部門の最優秀作品は24年度全国広報コンクールに出品される。 コンクールは6部門に計91点の応募があり、報道関係者やデザイナーなどが審査した。 島田市の「広報しまだ11月号」は、「『産む』を巡る『公共』」と題した特集で、保険適用となった不妊治療を取り上げた。不妊治療の当事者への取材のほか、不妊の原因や、妊娠に備えた体調管理など、さまざまな視点から「産む」を伝えた。審査員はデリケートなテーマに果敢に挑んだ姿勢や、説得力ある内容を高く評価した。
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伊東駅伝競走大会に28チーム 5区間、たすきつなぐ
第52回伊東駅伝競走大会(伊東市主催)が4日、同市内で開かれた。高校男子、一般・高校女子、一般男子の3部門に計28チームが出場した。高校男子の部の韮山高が1時間4分00秒で、全チーム中で最速だった。 伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーとをスタートし、市役所までの5区間計20・7キロを駆け抜けるコース。第1走者は小雨が降る中で一斉にスタートし、懸命にたすきをつないだ。フィニッシュ地点前の直線では、力を振り絞って前のチームを追う選手に観衆が声援を送った。 主な結果は次の通り。 高校男子 ①韮山②加藤学園A③日大三島▽一般・高校女子 ①加藤学園高②韮山高③ARIELアスリートクラブ伊東▽一般男子 ①敷根
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地域課題解決へ市長にプラン 伊豆伊東高生 商品開発など
伊豆伊東高で課題研究「観光ビジネス」「地域戦略論」にそれぞれ取り組んだ3年生がこのほど、同校で報告・発表会に臨み、伊東市の小野達也市長や職員らに成果を伝えた。計9グループ28人が市の活性化策や社会の課題解決に向けたプランなどを披露し、高校生らしい発想でさまざまな案を示した。 観光ビジネスのグループは、伊東名産のぐり茶を使った泥パックの開発や、インスタグラムを活用した情報発信の取り組みなどを発表した。地域戦略論のメンバーも宿泊施設の人手不足解決に向けたプランなどを伝えた。 伊東の商店街活性化がテーマのグループは、市の鳥「イソヒヨドリ」をモチーフにしたキャラクターを広告塔にした商店街のPR策を提
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伊東市環境審議会 委員6人に委嘱状
伊東市環境審議会の会合がこのほど、市役所で開かれ、任期満了に伴う委員の委嘱状交付を行った。メンバーは学識経験者や市民代表ら6人で、市の環境基本計画の推進などについて審議する。任期は2年。 小野達也市長が委嘱状を手渡し、「市では昨年3月にゼロカーボンシティ宣言をし、市民や事業者と一丸となって全力で取り組まなければならない。基本計画の推進のため、意見や提言をお願いしたい」と呼びかけた。 会長に井戸清司氏(伊東市議)、副会長に森知子氏(市女性連盟理事長)を選出した。基本計画に関連して市担当課が2022年度の報告を行い、23年度からの第3次計画に関しても委員が意見を寄せた。
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平安の武将・伊東祐親の遺徳しのぶ NPOが供養祭、地域発展の礎築く
NPO法人伊東市文化財史蹟保存会は3日、伊東の発展の礎を築いた平安時代末期の武将・伊東祐親(すけちか)の842回忌供養祭を同市馬場町の東林寺で営んだ。関係者や市議ら30人余りが参列し、功績に思いをはせた。 参列者は坂野道隆住職の読経に合わせて焼香し、遺徳をしのんだ。NPOが行う子どもお能教室で指導に当たる、重要無形文化財総合認定保持者の能楽師古室知也さんが「小袖曽我」の舞を披露した。一同は同寺からほど近い場所にある祐親の墓所に移動し、線香を手向けて静かに手を合わせた。 供養祭は毎年、祐親の命日とされる2月15日の前に行っている。NPOの堀口武彦理事長は「伊東の歴史文化をもっと前に出し、文
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静岡人インタビュー「この人」 高校生ビジネスプランで高評価を受けた 平松美紅さん(伊東市)
過去最多の505校、計5014件の応募があった本年度の高校生ビジネスプラン・グランプリ。伊豆伊東高から参加したグループの一つのリーダーとして最終審査会に臨み、全国3位相当の賞に輝いた。自身の経験に基づき、大人に代わって日常的に家事や家族の世話をするヤングケアラーの課題解決に向けたプランを提案した。同校3年。18歳。 ―プラン考案の背景は。 「中学生のころから年齢の離れた幼い妹2人の面倒をみる中、食事の世話が大変だと感じていた。準備から片付けまで時間がかかり、自分の自由な時間がとれなくなってしまう。県のアンケートを調べると、同じ悩みを抱えている人が多いことが分かり、子ども食堂の毎日版を実践
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「人のため思い研究」 ノーベル賞受賞 大村博士 伊東で講演
2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大特別栄誉教授の大村智博士(88)がこのほど、伊東市観光会館で開かれた市文化講演会(市教委主催)で講話した。伊東ゆかりの細菌学者・北里柴三郎博士(1853~1931年)や自身の研究について、約850人の聴衆に伝えた。 大村博士は、伊東市川奈のゴルフ場周辺で採取した土から見つかった微生物を元に、寄生虫感染症の特効薬を開発した。講演では山梨に生まれ、研究者として歩み始めるまでの人との関わりなどを紹介。「薬で人のためになるようなものを見つけたいと、絶えず思いながら研究を続けた」と心境を語った。 北里博士は伊東町(現伊東市)に別荘を構え、地域の発展
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甘夏ミカン狩りスタート 園児が体験、味わう 伊東市の農園
伊東みかん園協会(三好清信会長)に加盟する伊東市の各農園で1日、甘夏ミカン狩りがスタートした。さわやかな味わいの果実のシーズンが始まり、来園者を迎える。同市宇佐美の泰山園では初日、地元の宇佐美保育園の子どもたちがミカン狩りを体験し、味わった。 年長児17人がたわわに実った甘夏ミカンを木からもぎ取った。実を回転させて手に収めると「大きい」と笑顔を見せた。園児はもぎたての甘夏をその場で味わった。「甘くて酸っぱい」「おいしい」などと言い、次々とほおばった。 三好会長は今季の作柄について「酸味の抜けがよく味も濃い」とし「これから他品種も楽しめるようになるので、食べてもらいたい」と話した。 甘夏
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訪日客増へ対策が必要 伊東で経済連絡会
伊東市の伊東商工会議所(斎藤稔会頭)は30日、2024年1月期の経済連絡会を同商議所で開いた。会を構成する関係団体や企業の代表者らが集い、秋から冬にかけての観光の動向など市内の近況を共有した。 伊東観光協会の稲葉明久会長は、来遊客の現状について「コロナ前に比べて9割ほどに戻り、月によってはコロナ前の時期を上回っている」と述べた。インバウンド(訪日客)は「依然として少し停滞気味」と指摘。全国的な訪日客の回復ペースに比べて本県が大きく遅れているとし、「(コロナ前に多数を占めた)中国だけでなく、県を挙げてその他のアジアや欧米客へのプロモーションを早急に行わなければ他県に取り残されてしまう」と危機感
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1月24日はネンブツダイやタカベ、メジナ、トウゴロウイワシ。25日はネンブツダイやタカノハダイ、タカベ、アジ、トウゴロウイワシ、ベラ。26日はサンバソウ(イシダイの幼魚)や小マダイ、アジ、ネンブツダイ、ベラ、スズメダイ。27日はメジナやカワハギ、タカベ、アイゴ、マアジ、スズメダイ、ネンブツダイ、小マダイ、ベラ、トウゴロウイワシ。28日はメジナやネンブツダイ、トウゴロウイワシ、アイゴ、スズメダイ、クロダイ、ベラが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は海水温の低下とともにメジナ釣りの好シーズン。フカセ釣りやウキ釣りで狙
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「災害対応力強化」テーマ 9月の総合防災訓練の概要説明 熱海
静岡県と熱海市、伊東市は30日、9月1日に両市を主会場に共催する総合防災訓練の全体説明会を熱海市のMOA美術館で開いた。行政や訓練に協力する機関の関係者ら約170人が集い、予定する訓練内容などを確認した。 訓練テーマは「もしもの時にどう動く?自分と家族と地域を守ろう―自助、共助、公助による災害対応力の強化」とし、午前8時から正午に実施する。県内で震度7を観測する大規模地震が発生し、建物倒壊や津波浸水、土砂災害、火災などの大きな被害が起きた想定で行う。 説明会では、それぞれの担当者が訓練概要や内容を説明した。伊東市は市民運動場をメイン会場に訓練を実施する。能登半島地震の土砂崩れや家屋倒壊で
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北里博士の顕彰碑 お披露目 伊東の発展に尽力 有志が設置
伊東市民有志でつくる北里柴三郎博士顕彰委員会(杉本正人会長)が、伊東ゆかりの細菌学者で地域発展に寄与した同博士の顕彰碑を市内の松川遊歩道に設置した。博士の誕生日に当たる29日、現地で除幕式を開き、関係者が完成を祝った。 北里博士は1913年に当時の伊東町に別荘を構え、併設した日本初の室内温泉プール「千人風呂」を開放するなど予防医学の先駆けとなる温泉療法を実践した。地元の子どもたちのために私財を投じて橋を架設し、鉄道誘致にも尽力した。 碑は高さ2・2メートル、幅1・2メートル、奥行き47センチのブロンズ製。地元の彫刻家重岡建治さんが手がけ、別荘があった場所の付近に建てた。千人風呂をイメージして
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伊東市との交流活動に力 英・友好都市の元市長に感謝状
伊東市の友好都市・英国メドウェイ市の元市長で、長年にわたり交流活動に携わるスーザン・ヘイドックさんがこのほど、伊東市役所を訪れ、小野達也市長から感謝状を受けた。 ヘイドックさんは2004~05年に市長を務め、現在も両市学生の交換プログラムの代表として活動する。エフエム伊東の番組内でも長年、ヘイドックさんが報告するメドウェイの情報を紹介している。ヘイドックさんは「プログラムを続ける努力をしている」とあいさつし、これまでの交流を振り返った。 小野市長は「この数年はコロナの影響で思うような交流ができなかったが、本年度はプログラムを再開できた。伊東を満喫し、メドウェイ市の人たちにも伝えて」と呼びかけ
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巨大干物などオークション盛況 伊東で大物産市
伊東市渚町の松川藤の広場で27日、大物産市「第30回伊東温泉めちゃくちゃ市」(実行委員会主催)が始まった。目玉イベントのオークションなどを繰り広げ、会場を盛り上げた。28日まで。 オークションには地元の事業者「伊豆中」で加工した、ブリやイカなどを丸ごと使った巨大干物が登場した。来場者は指で金額を示したり、声を上げたりしてお目当ての品を競り落とした。いけすを泳ぐ魚、イセエビ、貝などをタモですくう権利も競りにかけられ、競り落とした人は時間内に多くを捕ろうと奮闘した。 ブースには伊豆各地の名産品が並び、干物をはじめとした水産加工品や和菓子、かんきつ類などを販売した。伊東の姉妹都市・長野県諏訪市の物
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買い物で被災地応援しよう 伊東の事業所有志が特別販売会
伊東商工会議所の会員事業所有志による被災地支援の連帯バザール「伊東買い援隊」の特別販売会が24日、伊東市役所で行われた。能登半島地震と、北九州市で3日に発生した大規模火災で被災した人たちを支援する。 庁舎1階ロビーに9店舗が出店し、パンや弁当、和菓子、米などさまざまな商品を販売した。昼時には多くの市職員らがブース前に集まり、にぎわった。 買い援隊の取り組みは28日まで、市内のスーパーやベーカリー、飲食店など参加店舗で実施する。自社商品の販売収益の一部を寄付金に充てる。募金箱を設置する店もある。 活動は22回目。これまで、東日本大震災や熱海市伊豆山の大規模土石流など国内各地で起きた災害の被災地
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こぎ出そう!パックラフト 水面からの景色楽しむ 伊豆で体験イベント【しずおかアウトドアファン】
空気で膨らませるカヌーに似た形状のボート「パックラフト」は軽量で小回りが利き、川下りや釣りを気軽に楽しむ道具として人気がある。伊豆市を流れる狩野川の上流部に当たる猫越川で、昨年12月中旬に行われたパックラフトの体験イベント(市観光協会天城支部主催)を訪ねた。 会場となったのは、伊豆市湯ケ島地区にある世古峡。文豪井上靖ゆかりの湯ケ島温泉街の一角にあり、新緑や紅葉のシーズンには渓谷沿いの木々と両岸の荒々しい岩肌が観光客の目を楽しませる穴場的なスポットだ。イベント当日の天気は曇りだったが、晴れていれば、猫越川の水がエメラルドグリーンに輝いて見えるという。 講師は伊豆市や伊豆の国市でアウトドア関
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年末年始宿泊客 前年度比7%増 伊東市
伊東市はこのほど、2023年度の年末年始(12月29日~1月3日)の推定観光客数を発表した。宿泊客数は10万2千人で、昨年度比7%増。新型コロナウイルス感染症の5類移行やインバウンド(訪日客)の急速な回復があり、昨年度を上回った。 宿泊客数は19年度比では9%減。コロナ禍前の水準以下だが、回復傾向にある。ただ、人手不足や物価高騰の影響で全室開放していない施設もあるという。交通関係については、電車利用の観光客が昨年度比11%増と大きく伸びた。 観光施設の入場者数は屋外観光施設(6施設)が昨年度比14%減と大幅に落ちた。天候に恵まれた昨年度に比べ、本年度は2日間の天候不順が重なったのが影響した。
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能登地震被災者支援へ 若者が募金活動 市内7校の高校生が団結 沼津
沼津市内の高校の生徒が21日、能登半島地震の被災地への募金活動を同市内で行った。加藤学園高の生徒が思い立ち、協力要請を受けた沼津商工会議所青年部が段取りをつけた。他の6校の生徒も集まり、総勢116人が「被災者支援に協力を」と声を張った。 同学園のほか桐陽、沼津中央、飛龍、沼津城北、沼津工業、誠恵の各高校の生徒が参加した。沼津駅南口や沼津みなと新鮮館などで通行人らに寄付を呼びかけた。青年部会員も立った。 ボランティア活動に取り組む同学園のインターアクトクラブが「高校生にもできることがある」と実施を考え、沼津夏まつりの運営で協働する青年部に協力を求めた。青年部は場所などを決め、市内の高校に参加を
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伊東市職員30人 おもてなし体得 コンシェルジュ認定
伊東市は17日、市民サービス向上や職員のおもてなしの意識醸成を図る2023年度の「おもてなしコンシェルジュ研修」の締めくくりと認定式を市役所で行った。3年目の今回は30人が新たに認定を受け、今後の業務などに生かす。 各部から選出された職員と23年度の新規採用職員が、7月から約半年間の期間で研修に取り組んだ。市役所ロビーでの来庁者対応や課題改善に向けた検討などを行い、おもてなしの意識を高めた。 認定式で小野達也市長が一人一人に認定のカードとバッジを手渡し、「経験を生かし、困っている人を見かけたら市役所内だけでなく手助けをしてほしい」と呼びかけた。
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パラオで合気道指導 伊東の鈴木さん 海外協力隊派遣
伊東市在住の鈴木貴樹さん(42)が1月から2年間、国際協力機構(JICA)の海外協力隊としてパラオに派遣される。長年続ける合気道に関連して活動する。出発を前に16日、市役所に小野達也市長を訪ね、抱負を語った。 大学時代から20年以上合気道を続けている鈴木さん。現地の公安局訓練課に属し、警察官が合気道の知識や技術を習得するための訓練を行う。将来的に合気道を教えることができる人材の育成などにも取り組む。 鈴木さんは「合気道を通して調和の精神を伝え、パラオの方々の生活が豊かになる一助となれば」と意気込みを語った。小野市長は「健康に気をつけて活動してほしい」と話した。
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住家被害認定調査 伊東市職員が報告 能登地震、被災地派遣
能登半島地震の発生に伴う住家被害認定調査で、石川県穴水町に派遣された伊東市の職員2人が17日、市役所で小野達也市長らに帰庁報告した。雪の影響を受けた現地での活動状況などを伝えた。 派遣されたのは収納課の石井康介主事(37)と庶務課の上原譲主事(26)。9~15日の日程で被災地に赴き、13日以降に実際の調査業務に当たった。調査初日の午後は雪の影響で一時中断を余儀なくされたという。町役場も土砂被害を受けたといい、写真を交えて現地の様子を説明した。 石井主事は「自分たちの調査範囲は新しい家が多く被害は大きくなかったものの、別の地区ではぺしゃんこになってしまった家屋も多くあった」と振り返り、上原主事
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 11日はネンブツダイやアイゴ。12日はネンブツダイやタカベ。13日はアイゴやカワハギ、スズメダイ、トウゴロウイワシ、小マダイ、カサゴなど。14日はマアジやアオアジ、カワハギ、サンノジ、タカベなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ狙い。フカセ釣りやウキ釣りではメジナが大小さまざまなサイズが釣れ、クロダイも揚がる。冬の釣りは食いが渋いので、コマセはたくさん用意したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 14日の由比漁港周辺の船釣りは0.8キロまでのア
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予算審議見直し最優先で協議 伊東市議会議会改革委
伊東市議会は16日、議会改革特別委員会(大川勝弘委員長)を開き、予算や決算の審議・審査方法の見直しを最優先の協議事項として運営を進める方針を決めた。次回の委員会から具体的な協議に入る。 そのほかの協議事項について、各会派の委員が議員定数の見直しやICT化の推進、常任委員会の同時開催の是正や委員会数の変更などの案を示した。
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伊豆半島ジオパーク研究に役立てて リキュール売上金 東海自動車が寄付
伊東市の東海自動車は15日、美しい伊豆創造センター(会長・豊岡武士三島市長)に現金11万2620円を寄付した。伊豆半島ジオパークの学術研究に対する助成費用に充てられる。 寄付金は、地元産のニューサマーオレンジを使用したリキュール「新夏蜜柑酎うめえら!」などの売り上げの一部。同センターに組織統合される前の伊豆半島ジオパーク推進協議会時代の2016年度から1本の売り上げあたり10円を寄付し続けている。9回目となる今回で累計は106万3550円となった。 三島市役所で贈呈式が行われ、三宅裕司社長が豊岡会長に目録を手渡した。豊岡会長は「教育や観光の活動に力を入れていきたい。伊豆半島を活性化し、認知度
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伊豆近郊の地震 写真で被害紹介 伊東市役所で展示
伊東市は15日、防災とボランティア週間(15~21日)に合わせた展示を市役所1階ロビーで始めた。能登半島地震を受け、過去に伊豆近郊で起きた地震など各地の地震の被害写真18枚を並べ、市民に備えを促している。22日まで。 1978年に発生したマグニチュード(M)7・0の伊豆大島近海地震の関連では、崖が崩壊して傾いた家屋や土砂に押しつぶされた鉄道線路の写真を並べた。74年に発生し、南伊豆町を中心に被害が出た伊豆半島沖地震(M6・9)の斜面崩壊の様子なども伝える。 津波で多数の犠牲者を出した北海道南西沖地震(93年)と、阪神・淡路大震災(95年)の被害をとらえた写真も展示した。 市危機対策課の吉崎恭
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1657人海沿い駆ける 伊東オレンジビーチマラソン
第58回伊東オレンジビーチマラソン(伊東市健康保養地づくり実行委員会主催)が14日、同市観光会館を発着点に行われ、静岡県内外から集った幅広い年齢層のランナーが海沿いの国道135号を駆け抜けた。1657人が完走した。 参加者は性別や年代などによる15部門に分かれ、それぞれ2、5、10キロのコースを走った。沿道では多くの観衆が見守り、懸命にゴールを目指す走者を声援や拍手で励ました。 ゲストランナーには創価大在学中に箱根駅伝で活躍し、GMOインターネットグループに所属する嶋津雄大さん(23)を迎えた。記念撮影に応じるなどして大会を盛り上げた。
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サバをさばく!! 伊豆伊東高定時制 地魚を料理
伊豆伊東高定時制の生徒が12日、同校で開かれた魚のおろし方教室で地魚のサバに触れた。伊東市と伊東商工会議所、いとう漁協でつくる「伊豆・いとう地魚王国」の関係者の手ほどきを受けて料理2品を調理し、味わった。 長年にわたり教室で指導する福田素士さん(51)が講師を務め、手軽な方法の「大名おろし」を実演を交えて解説した。生徒35人がフライとハンバーグの班に分かれて作業し、地元で水揚げされた新鮮なサバに真剣な表情で包丁を入れた。 おろしたサバの身をたたいて丸めて焼いたり、衣をつけた切り身を揚げたりして仕上げた。福田さんがその場で調理したつみれ汁も振る舞われた。初めて魚をおろした2年生の山田遥人さんは
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更正通知2件 伊東市が誤送付
伊東市は11日、国民健康保険税の納税通知書に同封した更正通知について、2件の誤送付があったと発表した。市は当事者に謝罪し、書類を回収した。 市によると、昨年12月14日に同税の賦課額更正のあった対象者に対して更正通知を同封した納税通知書を発送した。同19日に通知書を受けた人から「別人の更正通知が入っていた」との連絡があり、入れ間違いが判明した。 市は再発防止策として複数人での作業を行い、チェック体制の強化を図るとしている。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1日は休園のため釣果なし。2日はベラやネンブツダイ、タカベ、スズメダイ。3日はネンブツダイやコチ。4日はネンブツダイやタカノハダイ。5日はネンブツダイのみ。6日はネンブツダイやアジ、タカベ。7日はネンブツダイや小マダイ、アジ、タカベ、タカノハダイが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は年末年始、サビキ釣りでアジ、カゴ釣りで中サバ。穴釣りではカサゴ。フカセ釣りではメジナやクロダイ、ヘダイなども釣れた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 強風の日が続いたため出船できず、釣果なし。
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どんど焼きで1年無事願う 伊東
伊東市の伊東オレンジビーチで6日、新春恒例のどんど焼きが行われた。高さ15メートルほどの竹の周りに積み上げた正月飾りに火をつけて燃やし、住民が今年1年の健康や無事を祈願した。 湯川区青少年育成会議(原崇会長)が主催し、大勢の住民が見守る中、飾りに火を放った。地元の子どもらが書き初めの半紙を丸めて作った地区独特の「おんべ玉」をつるし、書道の上達を願った。おんべ玉に火がつくと大きな火の玉となり、豪快に燃えた。 行事は明治時代から続くとされ、一時の中断を挟んで継承している。今年はコロナ禍で取りやめていたお汁粉の振る舞いも行った。原会長は「能登半島地震の被災地の一日も早い復興を祈っている」とし「(地
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大田楽×よさこい共演 14日、沼津
中世の芸能「田楽」を現代風に創作した「大田楽」と、県東部のよさこいグループが共演する「ぬまづ大田楽×よさこい東海道」(日本芸能実演家団体協議会、SBSプロモーション主催)が14日午後2時から、沼津市民文化センターで開かれる。 大田楽は狂言師の故五世野村万之丞さんが創作した芸能。伊東市の伊東大田楽のメンバーや、県東部のよさこいグループ「駿河リゾート」「USAGIYA本舗」「ぬまづ熱風舞人」が出演する。 入場料は全席自由で2千円、高校生以下千円(未就学児無料)。チケットは同センター、プレイガイドで販売中。問い合わせはSBSプロモーションの望月さん<電090(7309)2906>へ。
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伊東市役所で優雅に琴演奏 三曲連盟
伊東市三曲連盟(吉田栄芳会長)は4日、市役所ロビーで琴や尺八の演奏会を開いた。和の雰囲気を醸す優雅な調べで、新年の始まりに花を添えた。 仕事始めの日に合わせて毎年開いている。「さくらさくら」などの美しい音色を庁舎の広い空間に響かせ、聴衆を楽しませた。 吉田会長は「連盟の1年最初の恒例行事。これからも続けたい」と話した。
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成長発展へ決意新た 伊東 経済3団体 150人集う
伊東市の経済3団体(伊東商工会議所、伊東観光協会、伊東温泉旅館ホテル協同組合)は4日、新春合同賀詞交歓会を同商議所で開いた。関係者約150人が地域経済の成長と発展に向けて決意を新たにした。 商議所の斎藤稔会頭は物価高や労働力不足など全国的な課題を示し、「行政や関係団体と連携し、企業の収益力と生産性向上につながる経営支援などを強化することで、伊東経済の成長力を高めたい」と述べた。能登半島地震被災者へのお見舞いの言葉も述べた。
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ノーベル賞 大村氏、伊東で講演 1月28日 北里柴三郎の顕彰碑設置に合わせ
伊東市教委は1月28日、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大特別栄誉教授の大村智博士を招いた講演会を市観光会館で開く。伊東に別荘を構え、地域発展に寄与した細菌学者・北里柴三郎博士(1853~1931年)の顕彰碑を市民有志らが市内に設置するのに合わせた催しで、29日には除幕式を予定する。 大村博士は、市内のゴルフ場周辺で採取した土から見つかった微生物を元に寄生虫感染症の特効薬を開発した。「北里柴三郎先生の実学の思想と私の研究」と題して講演する。今回の顕彰碑の設置にも協力する。 市民有志でつくる「北里柴三郎博士顕彰委員会」はクラウドファンディングの活用などで資金確保し、市内の彫
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コンビニ店員2人 特殊詐欺を防止 伊東署が感謝状
伊東署はこのほど、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、伊東市のセブン-イレブン伊東宇佐美店のスタッフ兼平恵さん、菊池恵子さんに署長感謝状を贈呈した。同署で三坂滋康署長が手渡した。 2人は8日、未払い金名目で30万円分のプリペイドカードを購入しようとした60代の男性客の被害を防いだ。額の大きさからレジで詐欺を疑った菊池さんが兼平さんに相談し、男性客の支払いをとどめるなど対応した。 以前にも詐欺被害を未然防止した経験のある兼平さんは「今後も被害を防いでいきたい」と話した。菊池さんは「役に立つことができて良かった」と述べた。
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買い物送迎、困窮者の住まい探しに 静岡県社協が活動事例集発行
静岡県社会福祉協議会はこのほど、「社会福祉法人による、地域における公益的な取り組み事例集」(A4判、24ページ)を発行した。買い物の送迎、困窮者などの住まい探し、こども食堂など地域ごとの課題に応じ、従来の事業対象にとどまらずに住民を支援した8法人の事例を紹介している。 静岡市駿河区の静和会は専従職員を配置して2021年に居住支援法人「パラレル」を設立。生活困窮者やひとり親、刑務所出所者、障害がある人など物件探しが難しい人を対象に、内覧や契約に同行し、行政や支援団体につなぐ。同会は「これまで法人が運営してきた介護、医療保険事業とは異なった子どもや働き盛りの世代の生活課題が見えた」と意義付ける
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迎春準備着々 伊東・東海館に樽飾りと門松 1月1日は入館無料
伊東温泉のシンボルとして親しまれている伊東市東松原町の観光・文化施設「東海館」で28日、迎春準備の樽(たる)飾りと門松の設置作業が行われた。縁起物をあしらった華やかな飾りが正月ムードを演出し、来訪者を迎える。 地元の造園業者が玄関正面に酒樽を2段に積み、伊東産のダイダイやキンカン、南伊豆産の海藻のホンダワラなどを手際よく取りつけた。玄関脇には門松を置き、入り口上部にも飾りをつけた。来年1月15日ごろまで飾るという。 市指定文化財で旧旅館の同施設は、1月1日を入館無料とする。同日午前9時から先着200人に「招福開運5円玉」を贈る。午前11時から神楽の奉納も予定している。
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伊東のホテル敷地内で火災
27日午前10時50分ごろ、伊東市富戸のリゾートホテル「リブマックスリゾート伊東川奈」敷地内から出火し、植木や下草を焼いた。けが人はいなかった。伊東署と駿東伊豆消防本部によると、現場は宿泊棟とテニスコートを結ぶ通路脇の植え込み。火災に気づいたホテル従業員が119番して初期消火を行い、駆けつけた消防隊員が消し止めたという。同署などが原因を調べている。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 18日はアイゴやメジナ、タカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。19日はカサゴやタカベ、キジハタ、ネンブツダイ、オオモンハタ、ムロアジ。20日はネンブツダイやメジナ、タカベ、スズメダイ。21日は強風のため休園。22日はタカベやメジナ、ベラ、ネンブツダイ、スズメダイ、アジ。23日はタカベやネンブツダイ、カワハギ、スズメダイ。24日はタカベやネンブツダイ、ベラ、スズメダイ、マアジ、小イサキ、小マダイ、メバル、トウゴロウイワシが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日中、サビキ釣りやウキ釣りでアジが釣れる。針のサイズは4~5号
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1位は「按針祭」通常開催 伊東市 5大ニュース発表
伊東市の小野達也市長は26日の定例記者会見で、同市の2023年の5大ニュースを発表した。市最大のイベント「按針祭」を4年ぶりに通常開催したことなどを選んだ。 市ゆかりの英国人ウィリアム・アダムス(三浦按針)の功績をたたえる按針祭は8月に開き、海の花火大会や徳川宗家19代当主の徳川家広さんのトークショーなどを繰り広げた。 その他のニュースは、9月24日投開票の市議選で第20期議員が誕生▽宿泊キャンペーンとバス旅行支援の実施▽八幡野幼稚園で給食事業を開始▽キャッシュレス決済補助と「いとうスペシャル商品券」の給付。市議選は定数を10上回る30人が立候補したが、投票率は過去最低の前回選を下回って48
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静岡県人口355万3518人 10月1日年間推計、全市町で前年比減
静岡県はこのほど、10月1日現在の推計人口を基に9月末まで1年間の人口動態や年齢別推計人口を公表した。推計人口は355万3518人で前年同月と比べて2万8676人減少し、減少幅は集計を開始した1986年以降最大を更新した。県内35市町全てで減少し、全市町減は2021年10月に続いて2度目。人口減の加速を印象付ける結果となり、この傾向が続けば2年後までに350万人を割る見通し。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 10月1日現在の推計人口の減少数は、前年同期と比べ4390人拡大した。出生数から死亡数を引いた自然動態は前年同月比で2万8456人減(出生2万111人、死亡4万856
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「旅館業法違反」と伊東市議を告発へ 別の議員が意向
伊東市議の杉本一彦氏(58)が25日、同市議の虫明弘雄氏(47)が専務取締役を務める会社が経営する宿泊施設が無許可営業を続け、旅館業法違反に当たるとして同氏ら役員を静岡地検沼津支部に告発する意向を示した。 杉本氏は、虫明氏が専務の会社の前の会社が2004年8月に解散した後、今年10月まで無許可営業だったと主張。「公人として説明責任を果たすべきだ」と訴えた。 一方、虫明氏の会社の代表者は同日、05年に代表が同じ現在の会社に業務委託契約をし、許可が引き継がれている認識があったと説明した。保健所から今夏に許可を取り直すよう求められ、対応したという。
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社説(12月26日)伊豆の水産物不漁 危機感共有して連携を
全国的に魚の水揚げが漸減する中、静岡県東部・伊豆で水揚げされる水産物の不漁が深刻だ。伊豆半島特産の伊勢エビやアワビ、キンメダイの漁獲量の減少が顕著で、回復の兆候は見られない。地元を支える主産業だけに観光や漁業、雇用など地域経済への打撃は必至。要因として海の環境の変化が挙げられ、地元の不安は増している。 県水産・海洋技術研究所伊豆分場(下田市)は、観測史上最長の期間で続く「黒潮大蛇行」による海水温上昇の可能性を指摘する。アワビの餌となっている海藻のカジメの生育悪化や磯焼けを引き起こしているほか、潮流が変化しそれに伴い産卵も影響を受けているとされる。しかし断定はできず、解決策もなかなか見つから
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複雑な地震解明に期待 平田直東京大名誉教授【提言・減災】
石川県能登地方では、2020年12月から地震活動が活発化し、23年5月5日にはマグニチュード(M)6・5の地震が発生した。12月に入ってM6・5の地震後の活発な活動が収まったが、20年からの地震活動は今でも継続している。地震活動がこのように長期間続くことは珍しい。 地震には、一度大きな地震が発生すると、その周辺に力が加わり、引き続き中小の地震が時空間的に群れを成して発生する性質がある。群れを成す地震活動の典型的な例は本震-余震だ。大きな地震が起きるとほぼ例外なく余震が起きる。また、最初に発生した地震より大きな地震が起き、その後に余震が続くこともある。これは、前震-本震-余震の活動である。1
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【第3章】半割れ発生(前編)② 高知など津波被害 初の臨時情報にパニック【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る 防災しずおか】
最大でマグニチュード(M)9級の巨大災害が想定される南海トラフ地震で最も懸念されるケースの一つは、M8級の大地震が続けざまに起こる「半割れケース」だ。同ケースが発生すると社会はどのような状況になるのか。自主防災会会長の東海駿河さん(71)や長男で会社員の遠州さん(36)一家をモデルに、住民が直面する課題を考える。 夏の平日昼に四国沖で発生したM8・0の地震と津波警報発表を受け、浸水想定区域に住む東海三保さん(34)と長女かのちゃん(5)は命山に、長男竜洋君(7)は小学校屋上に避難した。 発生から1時間後、命山に避難した市民は皆、スマートフォンの画面にくぎ付けになっていた。高知県、徳島県
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伊東の1年を締めくくり 迫力!よさこい演舞 「ソーズラ祭り」市内外20チーム
伊東市の1年を締めくくるイベント「伊東温泉とっておき冬花火大会&冬のよさこいソーズラ祭り」(同市、伊東観光協会主催)が23日、同市のなぎさ公園などで開かれた。市内外の20のよさこいチームが集結し師走の寒さを吹き飛ばす迫力の演舞を見せた。 なぎさ公園と松川藤の広場の両会場で演技し、来場者が周遊した。同公園では海を背にした舞台で、さまざまな衣装に身を包んだ出演者たちが熱気あふれる舞を披露した。音楽に合わせて元気よく踊り、会場を盛り上げた。 フィナーレを飾ったのは約1500発の花火。大輪が冬の夜空を彩った。市主催のイベント「I TO MARCHE(アイ・トゥ・マルシェ)」も開き、飲食や物販など
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ポンと鼓打ち「貴重な体験」 児童、能楽師に学ぶ 伊東・宇佐美小
NPO法人伊東市文化財史蹟保存会は20日、同市の宇佐美小で能のワークショップを開いた。伊東の児童生徒を指導する能楽師2人が講師を務め、6年生約60人が伝統芸能の魅力を体感した。 重要無形文化財総合認定保持者で、大倉流の大倉二右衛門さんと観世流の古室知也さんが能を披露した。古室さんは歴史や装束などを解説した。能面について紹介し、役者の顔の向きによって悲しさやうれしさなどの表情を演出していることを伝えた。 児童は大倉さんの話を聞き、鼓の持ち方や打ち方の基本を実践で学んだ。初めて鼓を打ったという上野楓桜さんは「いい音をたくさん出すことができて、貴重な経験になった」と話した。 同保存会は、来年
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 12日はカワハギやメジナ、アジ、タカベなど。13日はアジやマダイ、タカベ、ネンブツダイ。14日は小マダイやアイゴ、タカベ、ネンブツダイが釣れた。15日は釣り人が少なく釣果なし。16、17日は強風のため休園した。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は五目釣りが楽しめる。投げ釣りでシロギス。サビキ釣りでは引き続きアジが釣れた。ウキ釣りでメジナ、穴釣りはカサゴ、メバル。例年よりアジが多く釣れていて、特に雨の日に数が出た。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 悪天候のため出船できなかった。 ▽
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竹あかりで温泉客お迎え 伊東駅前
伊東市は19日、伊東駅前ロータリーに新たに設置した竹灯籠「竹あかり」の点灯式を同所で開いた。既に設けている市街地の松川遊歩道などと合わせ、光を使った演出で来訪者らに夜のひとときを楽しんでもらう。 ロータリーに和を醸し出す約100本の竹あかりを設置した。式に関係者が集い、点灯の合図で竹筒内部の明かりをともした。模様を描いた筒から光がこぼれ、伊東温泉の玄関口に幻想的な雰囲気を演出した。 市は中心市街地の夜のまち歩きを促進し、活性化などにつなげるために2019年度から「伊東温泉HIKARIにぎわい演出事業」を実施している。松川(伊東大川)沿いの松川遊歩道を中心に竹あかりを設け、夜の美しい景観を
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児童養護施設に掃除機3台寄贈 伊東で東芝静岡支店
東芝静岡支店(静岡市葵区)は19日、伊東市川奈の児童養護施設「川奈臨海学園」にコードレス掃除機3台を寄贈した。同園を訪れた木幡太郎支店長が竹居昭子施設長に目録を手渡した。 同社の創業年数にちなんだ募金活動で、県内のグループ会社を含めた従業員から寄せられた善意を活用した。掃除機は施設の子どもたちや職員が使用する。 木幡支店長は「地域に支えられている企業。わずかだが役立ててほしい」と活用を願った。竹居施設長は「身の回りをきれいにするために、丁寧に大切に使いたい」と感謝した。
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訪日客に優しい地域へ 伊東観光協会(伊東市)/稲葉明久会長【キーパーソン・最前線】
新型コロナ禍で経済的に大きな打撃を受けた観光産業が柱の伊東市。不安定要素を抱えながらも、客の入り込みはコロナ前の水準に戻りつつある。鍵になるインバウンド(訪日客)を中心に現状や課題を聞いた。 ―近況をどのように認識しているか。 「インバウンドは大都市圏に集中している。それをいかに地方に分散させていくか。全国的な激しい誘客競争の中で、訪日客に優しい地域であることが重要だ。その点で市内の観光・文化施設『東海館』はまだ十分に外国語対応ができていない。QRコードの活用で訪日客にも館内の説明が分かるようにしたい」 ―言語のほかに、抱えている課題とは。 「伊東駅の利用客が荷物を預けられる大型ロッ
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空手世界大会 伊東の3選手好成績 市長に喜び報告
愛媛県で11月に開かれた世界大会「第8回芦原空手ワールドチャンピオンシップ」で、芦原会館県東部支部(伊東市)の選手3人が好成績を収めた。選手らがこのほど市役所を訪れ、小野達也市長に報告した。 3選手は組手の各カテゴリーに出場した。大石航輝さん(うさぎ薬局)と三木侑月さん(伊豆伊東高2年)が優勝し、三木さんの弟の斡希さん(伊東南中3年)が3位に入った。 大石さんは「タイトルを取ることができて安心した」、三木侑月さんは「大会出場のチャンスをつかんで優勝できてうれしかった」、斡希さんは「大きな大会で今後の自信につながった」とそれぞれ話した。 小野市長は「次の大会も頑張ってほしい」と激励した。
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ゴルフ×富士山 中国富裕層に照準 静岡県東部でモニターツアー
静岡県観光協会と県東部の関係団体が、中国の富裕層に人気のゴルフと富士山を掛け合わせたツアーで、旅行需要の取り込みを加速させている。県東部・伊豆には格式高いゴルフ場が複数あり、富士山の眺望と相まって富裕層の購買欲を刺激すると見込む。このほど初のモニターツアーを行い、中国からの参加者の反応は上々。今後アンケート内容を検証し、地域の特徴を前面に商品化を図る。 11月中旬、男女3人ずつの計6人の中国人が高級車で羽田空港から静岡県に訪れた。4泊5日の滞在中はゴルフざんまい。川奈ホテルゴルフコース富士コース(伊東市)と、富士カントリークラブ(御殿場市)、太平洋クラブ御殿場ウエスト(同)を回った。「手応
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カピバラ親子 ゆず湯でゆったり♨ 伊豆シャボテン公園、1月5日まで
伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園で16日、冬至(22日)に合わせた「カピバラのゆず湯」のイベントが始まった。爽やかなユズの香りが漂う風呂でカピバラの親子がゆったりと過ごし、来園者を癒やしている。 湯船に約15キロの地元産ユズを浮かべた。湯がたまるにつれてカピバラが続々と集まり、気持ちよさそうに湯に漬かった。詰めかけた大勢の来園者が、目を細めてくつろぐ姿を盛んに写真に収めた。 ゆず湯の催しは1996年から続けられていて、今季は来年1月5日まで実施する。カピバラが入浴する姿を楽しめる露天風呂イベントは4月7日まで。
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ドローン活用の鳥獣捕獲方法確認 県、伊豆で研修会
静岡県はこのほど、ドローンを活用した効果的な野生鳥獣捕獲に関する研修会を伊豆市役所で開いた。猟友会や県内外の行政、調査会社の関係者ら25人が参加。実証実験で成果を上げたドローン活用によるニホンジカ捕獲の仕方などを確認した。 県の担当者、ドローン専門業者らが調査や捕獲手法などについて説明した。夜行性のニホンジカは夜間に餌を求めて森林内から出てくる習性があり、実証実験では赤外線カメラ搭載のドローンを飛ばして生息状況を把握した。データを地図上に示す形で、猟友会など捕獲従事者と素早く情報共有し、効率的な捕獲活動ができることを示した。 県は昨秋から今春まで伊東市岡、鎌田地区で実施した実証実験で、捕獲効
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補正予算案など可決 伊東市議会閉会
伊東市議会12月定例会は15日、最終本会議を開き、2023年度市一般会計補正予算案など26件を可決、人事案2件に同意した。議会改革特別委員会設置の議案など議員発議の3件も可決し、閉会した。 議会改革特別委は、新時代に即した議会機能の充実についての調査・研究が目的。同日に委員会を開き、委員長に大川勝弘氏、副委員長に鈴木絢子氏が就いた。
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四季折々の霊峰 カレンダーに 伊東の富士山写真家 筒井さん
伊東市の富士山写真家筒井章さん(60)がこのほど、自身が撮影した富士山の写真を掲載した2024年のカレンダーを刊行した。四季折々の美しい霊峰を楽しむことができる。 山梨県や神奈川県で撮影した作品は表紙を含めて13点。山梨県山中湖村で撮影したダイヤモンド富士のほか、ミツバツツジやヒマワリなど季節の花との競演が美しい作品などがそろった。表紙には、北岳から写した朝日に映える雲海と富士山を配した。 筒井さんは「全体の色バランスを考慮し、1カ月見ても飽きないような写真を多く選んだ」と話した。カレンダーは伊東市内の書店などで販売している。1冊千円(税込み)。
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静岡県内37施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は14日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、特別支援学校計37施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計524人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。御殿場市の幼稚園は全園閉鎖した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、伊豆の国市3施設28人、沼津市2施設18人、三島市2施設25人、裾野市1施設22人、御殿場市5施設57人、小山町2施設26人、富士市1施設8人、静岡市清水区4施設62人、同市葵区3施設78人、焼津市3施設55人、島田市2施設28人、藤枝市1施設8人、磐田市1施設18人、掛川市3施設40人、袋井市1施設3人、浜松市西区1施設10
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ミニバス 初の東海大会へ 伊東のクラブ 活躍誓う
伊東市のクラージュ伊豆ミニバスケットボールクラブが、来年2月下旬に三重県で開かれる「第46回東海U12バスケットボール大会」に初出場する。所属する小学生の選手がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、意気込みを語った。 チームは11月下旬の県大会決勝トーナメントで4位に入り、東海切符を手にした。選手たちは「持ち味を発揮する」「攻守両方をこなし全勝する」などと抱負を語った。 ポイントガードを務めるキャプテンの岩切健晟君(伊東南小6年)は「自分の役割を全うし、他県のチームとしっかり勝負できるようにしたい」と力を込めた。小野市長は「皆で応援している。いい結果を残せるように練習を頑張って」と激励した。
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記者コラム「清流」 鑑賞のゆとり
休日を利用して伊東市の伊豆高原エリアにある、とあるミュージアムを訪ねた。主要道から1本外れた道沿いに立つ、こぢんまりとした施設には季節に応じた絵画が飾られる。受付の女性に案内してもらい、作品の背景の解説を聞いて理解が深まった。 館内に他の客はなく、落ち着いた静かな空間は時の流れを忘れさせてくれた。取材では原稿の構成にばかり意識が向きがちで、作品を心ゆくまで楽しむゆとりは生まれにくい。そう長くない滞在だったが、仕事を離れ、有意義な時間を過ごすことができた。 市内で生活を始めて2年余り。スマホの地図を開くと、伊豆高原地域には数多くの施設が表示される。まだまだ回ることができていない場所がある。
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彫刻家重岡さん 作品カレンダーに 伊東市に寄贈
伊東市大室高原のアトリエで創作活動を続ける彫刻家重岡建治さん(87)らがこのほど、作品を紹介する来年のカレンダー50部を市に寄贈した。長年交流し、作品を撮影した同市の写真家武智幹夫さん(80)らと市役所を訪ね、小野達也市長に内容を伝えた。 カレンダー作製の取り組みは42年目。戦争の悲劇をテーマにした近作の木彫「ウクライナ&ロシア」をはじめ、重岡さんが作製した木彫やブロンズ、デッサンなどを各月に掲載している。重岡さんは「彫刻がどのようなものか身近に感じてもらえる」と話した。 カレンダーは小中学校や公共施設で活用する。1500部を作製し、市内の伊東印刷とタケチカメラで販売している。
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伊東温泉 地方創生大臣賞 「総選挙」 高校生の取り組み評価
複数の省庁が後援する温泉総選挙2023(旅して日本プロジェクト主催)で、伊東市の伊東温泉が地方創生担当大臣賞を受賞した。伊豆伊東高の3年生が考案・実践した取り組みなどが地方創生の観点から評価を受けた。 四つある省庁賞のうちの一つに輝いた。同校の生徒グループは宿泊施設の人手不足の問題解決を目指してビジネスプランを考え、市内のホテルで就業体験ツアーを行った。同選挙にエントリーした各温泉地での取り組みが選考委員会で審査され、決定した。 このほど、市内に伊東観光協会の関係者や生徒らが集った。同協会の村田充康専務理事は「実際にモニターツアーを実践したことが高く評価されたのではないか」と述べた。グループ
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 6日はトウゴロウイワシやメジナ、クロダイ、アイゴ、タカベなど。7日は強風のため休園。8日はメジナやタカベ、スズメダイ、カサゴなど。9日はトウゴロウイワシやマアジ、アイゴ、メジナなど。10日は小マダイやカワハギ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ、メジナ、マアジ、スズメダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 カマスを狙うなら早朝が良い。10~13号のカマスサビキで釣れる。サビキが取られるため、号数や種類を複数用意したい。日中や夕方は中アジが回遊してくる。型が大きいため、サビキ仕掛けは5号以上が良い。一部でサバも釣れた。 ▽
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静岡県内66施設で学級、学年、学校閉鎖 インフルエンザ
静岡県は12日、県内の高校、小中学校、幼稚園、特別支援学校66施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1285人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖、学校閉鎖を行ったと発表した。浜松市北区の中学校は患者数が81人となり、学校閉鎖した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設17人、沼津市1施設21人、三島市3施設31人、裾野市2施設40人、伊豆市1施設7人、伊豆の国市2施設42人、清水町1施設12人、長泉町1施設13人、富士市5施設117人、富士宮市2施設66人、静岡市清水区2施設22人、同市葵区5施設148人、同市駿河区1施設11人、島田市1施設29人、焼津市3施設35人、
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静岡県盛り土条例見直しへ/伊東・メガソーラー「認められない」/地域おこし協力隊8割定着/教職員人材バンク登録促進/「ひかり」増便など国に働きかけ方針 静岡県議会12月定例会
静岡県議会12月定例会は12日、自民改革会議の中田次城氏(伊東市)、落合慎悟氏(藤枝市)、杉山盛雄氏(沼津市)と、ふじのくに県民クラブの佐野愛子氏(藤枝市)が一般質問を行った。不適切盛り土による災害を防ぎ、生活環境を守るために施行した県盛り土規制条例について、高畑英治くらし・環境部長は「条例を見直し、災害防止の規制は盛り土規制法で行う」との方針を示し、環境面の規制も合理化するとした。中田氏への答弁。 県盛り土規制条例は、熱海市伊豆山の大規模土石流を教訓に制定されたが、事業者に土壌や水質の検査を求めるなど規制の厳格化に伴い、工事の遅れや価格高騰を懸念する声が上がっていた。各種団体の要望を受
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伊東の小中高生 能教室スタート 24年5月、舞台発表
NPO法人伊東市文化財史蹟保存会はこのほど、第22回伊東子どもお能教室の開校式を同市の観光文化施設「東海館」で開いた。24年5月の「伊東祐親(すけちか)まつり」での発表に向け、地元の小中高生が能楽師の指導で稽古を重ねる。 開校式の時点で、新規メンバーや前回からの継続者ら18人が参加の意思を示した。式では、指導に当たる重要無形文化財総合認定保持者で大倉流の大倉二右衛門さん、観世流の古室知也さんが模範演技を披露。児童生徒が本番へのイメージを膨らませた。 祐親まつりは5月18、19の両日に開催予定。市内を流れる松川(伊東大川)に設けた水上舞台で、教室生が「小袖曽我」「八重姫」などの演目を披露す
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施設整備に18万円寄付 伊東市にマンドリンクラブ
伊東マンドリンクラブはこのほど、伊東市の文化施設整備基金に18万円余りを寄付した。クラブのメンバーが市役所を訪ね、小野達也市長に手渡した。 11月下旬に市観光会館で開いたチャリティーコンサートの収益の一部を充てた。同クラブは基金への寄付を続けていて、累計で118万円余りになった。 観光会館は老朽化が進む。寄付金を手渡した下山美幸さんは「新しいホールの完成を待っている」と期待した。
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ビジネスプラン 来月発表へ意気込み 伊豆伊東高生
「第11回高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)のファイナリスト10組に選ばれた伊豆伊東高の3年生3人がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、意気込みを語った。来年1月の最終審査会でのプレゼンテーション発表を経て、大賞が決定する。 応募したプランは、大人に代わって日常的に家事や家族の世話を行うヤングケアラーの課題解決のための取り組み。プラン考案に協力する関係者も同席し、リーダーの平松美紅さんが概要を説明した。 メンバーの大沼蕾さんは「地域の人の協力でここまできた」と感謝し、橋本理央さんは「このまま勢いに乗り、グランプリが獲得できれば」と述べた。小野市長は「(プランは)
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ニューサマーゼリー 2賞獲得 フードGPで伊豆伊東高 協力業者に報告
伊豆伊東高の総合探究部フロンティア班が伊東市の氏原製菓の協力で開発した「伊豆ニューサマーオレンジゼリー」が、第10回商業高校フードグランプリ(伊藤忠食品主催)で二つの賞を獲得した。このほど、生徒3人が同製菓を訪ね、結果を報告した。 23校の29商品がエントリーし、予選を通過した6校が本選に進んだ。千葉県での本選でプレゼン審査などを行い、同班は「イトーヨーカ堂賞」と「物流健闘賞」の各賞を受賞。全国のイトーヨーカドーでの店頭販売やチラシ掲載の権利などを得た。 リーダーの山田彩乃さん(2年)は「悔しい思いがあるが、実際に販売もして楽しかった。次は大賞を取りたい」と話した。氏原製菓の内山直樹社長は「
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文学と写真 表彰 伊東市芸術祭
第62回伊東市芸術祭の表彰式がこのほど、市役所で開かれた。文学部門の6分野の入選者とフォトコンテストの入賞者をたたえた=写真=。 同部門は小説、随筆、詩、短歌、川柳、俳句に計247作品、フォトコンテストは60点が寄せられた。市長、教育長、文化協会長の各賞の受賞者らに賞状を贈った。 同市の姉妹都市・長野県諏訪市の関係者が作品を審査した交換文芸の表彰式も行った。
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伊東の小枝さん最優秀会員賞 静岡県工芸美術展 10日まで県立美術館
第49回県工芸美術展(県工芸家協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が6日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。美術部門、実用部門に会員、準会員、一般の応募作品と招待作品の計150点を展示している。10日まで。 最優秀会員賞は、小枝真人さん(伊東市)の陶芸作品「染付鉢 細魚」が選ばれた。高い技術力と質感、サヨリの勢いのある絵付けが評価された。準会員と一般の最高賞となる知事賞には森田尚美さん(富士市)の染作品「青、開く」が選ばれた。 会場には、陶芸や染織、木彫、漆など卓越した技と独創性を追求した作品がそろった。10日午後4時からは、工芸家の技術向上を目的とした研究会を開く。
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13議案委員会付託 伊東市議会
伊東市議会12月定例会は6日、本会議を開き、市一般会計補正予算案など13議案を所管委員会に付託した。倒木による事故の損害賠償関連の議案1件を可決した。7、8の両日に各委員会を開く。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 1日はウリボウ(イサキの幼魚)やタカベ、ネンブツダイ。2日は小マダイやクロダイ、ヒラソウダ、トウゴロウイワシ、カワハギ、ヘダイ、タカベ、ネンブツダイなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は徐々に水温が低下しているため回遊魚は減ってきた。朝方にはカマス。活性が良ければ日中でも釣れる。ウキ釣りではメジナ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 2日午前の沼津沖船釣りは0.8~2キロのマダイが2人で9匹。25~40センチのアジは多数揚がった。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)
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伊東の新図書館計画 市民納得の施設創出を【東部 記者コラム 湧水】
伊東市が新たに市街地に建設を目指す図書館は、工事の入札不調により、規模縮小に向けた方針転換を余儀なくされている。全国的に影響を及ぼす建築コストの高騰が同市の大型事業にも波及した形だ。一部の市民からは図書館の在り方について再考を求める声も上がっている。 計画では当初、今年7月の着工を見込んでいたが、5月の開札で予定価格を超過して不調に終わった。市は要因として、資材価格や人手不足による労務費の高騰▽事業者が利益率の高い工事を選別できる「超売り手市場」が背景にあると分析する。 現在の伊東図書館は生涯学習センターと同居する。1980年11月に開館し、老朽化が進む。図書館部分の延べ床面積は954平
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伊東市の新図書館計画 施工床面積2割以上減へ 教育長答弁
伊東市議会12月定例会は5日、一般質問に4氏が立った。入札不調に伴い、規模縮小に向けた再設計の方針を示している新図書館の建設について、高橋雄幸教育長は「コスト削減への影響が大きい施工床面積を最低でも2割以上は削減する方向で検討を進める」との見通しを示した。田久保真紀氏(颯)への答弁。 市によると、従来の計画は延べ床面積約7300平方メートル。生涯学習センターと同じ建物でサービスを行う現在の伊東図書館は、移転後の新図書館で生涯学習機能も融合する計画。市は従来の計画のコンセプトや概念は維持しながら、蔵書スペースの一部縮小や部屋の統合などでサイズダウンを図り、事業費の縮減を目指す。 高橋教育長は、
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警察犬の所有・訓練 川村さんに嘱託書 伊東署
伊東署は4日、同署管内の嘱託警察犬所有者・訓練者の川村和久さん(伊東市富戸)に嘱託書を交付した。2024年の1年間、雌のシェパード「ピコット・フォム・シェーネ・ベルク号」(4歳)が警戒犬として活動する。 ピコット―号は10月下旬の審査会に合格し、3年連続で嘱託を受けた。同号とともに同署を訪れた川村さんに、三坂滋康署長が嘱託書を手渡した。川村さんは「ボールが好きで、訓練以外はのびのびと生活している。引き続き一緒に頑張りたい」と話した。
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静岡県内で地震 熱海は震度3
4日午前11時21分ごろ、熱海市で震度3を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は相模湾で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)3・4と推定される。 そのほかの各地の震度は次の通り。 震度1=沼津市、三島市、伊東市、伊豆市、伊豆の国市、東伊豆町、函南町
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伊東のNPO サッカーで国際交流 「社会貢献支援財団」表彰
社会貢献活動を顕彰している「社会貢献支援財団」(安倍昭恵会長)の2023年度の表彰式が、都内で開かれ、サッカーを通じた国際交流に取り組む伊東市の認定NPO法人「REALE WORLD(レアーレワールド)」(三好彩代表)が受賞した。 レアーレワールドは伊東市とネパールで子ども向けのサッカークラブを運営するほか、使用済みサッカーシューズを途上国に届ける活動をしている。参加選手が途上国への寄付を持ち寄るサッカー大会も開催し、子どもたちが他国の状況に関心を持ち、貧困問題などを考える機会を提供している。表彰式で、三好代表が安倍会長から賞状を受け取った。本年度は計30の個人や団体が選ばれた。
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伊豆伊東高 高校生ビジネスプランGP 最終審査へ 1月プレゼン
「第11回高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)の最終審査会に進むファイナリスト10組がこのほど発表され、伊豆伊東高3年生の1プランが入った。生徒たちは来年1月初旬の審査で、大賞を目指してプレゼンテーション発表に臨む。 メンバーはリーダーの平松美紅さん、大沼蕾さん、橋本理央さんの3人。プランは、大人に代わって日常的に家事や家族の世話を行うヤングケアラーを支援する取り組みを提案。食事を準備する負担の解決に向け、加盟する地元飲食店で毎日、無償で食事を提供する仕組みを考えた。 今回は全国から過去最多の505校、5014プランの応募があった。今春に伊東市内の3高校の統合で誕生
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伊東市 「いつか娘と」土屋選手 親子出場かなわず【市町対抗駅伝】
過去4回出場の伊東市の6区土屋拓巳選手(40)=天城中事務職員=が6年ぶりに駿河路を駆けた。娘の美颯選手(12)=伊東南小6年=もエントリーしたが、初めての親子での出場はかなわなかった。「いつか一緒に走るためにも続ける」と次を見据えた。 過去はアンカーなどで出場し、いずれも区間20位中盤。今回は初の40歳以上で「駅伝独特の高揚感があり、楽しかった」と区間14位に食い込んだ。中継で父親の姿を見たという美颯選手は「かっこよかった。走れずに悔しい。今度は一緒に走りたい」と話した。
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欠勤の伊東市職員 停職3カ月処分
伊東市は1日、合わせて32日と15分欠勤した市民部の50代の管理職職員を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は11月30日。 市によると、職員は5月16日から11月8日までの間に、断続的に欠勤した。健康上の理由という。地方公務員法に触れると判断した。
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「2時間20分台を」 伊東市壮行会【市町対抗駅伝】
2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の伊東市代表チームは1日、市役所で出発式に臨んだ。選手たちが当日に向けて士気を高め、大会の舞台に向かった。 主将の飯泉亜美紗さん(駿東伊豆消防)が「2時間20分台を最大の目標に、一人一人が一分一秒を削り出す走りで伊東市に勇気、元気、感動を届けたい」と誓いの言葉を述べた。小野達也市長が「声援を力に、気持ちよくコースを駆け抜けてほしい」とエールを送った。 会場には市職員や市議らが集い、選手たちが乗り込んだバスの出発を見送った。石井義仁監督は「チーム一丸で20分台を目指す。応援をお願いしたい」と呼びかけた。
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地方創生の実現へ 伊東市と連携協定 あいおいニッセイ損保
伊東市はこのほど、あいおいニッセイ同和損害保険と地方創生の実現に向けた包括連携協定を結んだ。市役所で開いた締結式で、小野達也市長と同社の戸田成俊専務執行役員が協定書を交わした。 地域・暮らしの安全安心、防災や災害対策など六つの項目で連携し、それぞれの資源を有効活用して協働を進める。小野市長は「ノウハウや経験の力をもらいたい。今後、具体的な取り組みについて検討したい」と述べた。戸田専務執行役員は「一緒に抱える課題の解決に向かっていきたい」と語った。
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伊東市議会が開会
伊東市議会12月定例会は1日開会し、会期を15日までの15日間と決めた後、5氏が一般質問を行った。不登校対策や子育て世帯への経済支援策、伊東駅前広場の整備計画などをテーマに市当局をただした。4、5の両日も一般質問を行う。
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静岡県産食材を生かしたジェラート 伊豆高原ジェラート工房R65(伊東市)【静岡ものづくり最前線】
2022年3月に開業し、原料の食材にこだわったさまざまな種類のジェラートを提供する。フルーツや牛乳、茶など県内産の良品を厳選。アロマを意識した組み合わせや糖の使い方を工夫した製法で、食材の良さを引き出している。 ジェラートは食材が持つ香りを意識して開発している。伊東名産のダイダイとジャスミン、カルダモンを使った一品は、それぞれが相乗効果を生むように配合の分量を調整した。グラニュー糖や粉末の水あめなど複数種類の糖を組み合わせて甘さや固さ、口に含んだ際のなめらかさを追求。糖の配合により、食べた時に甘さを感じるタイミングが変化するという。 工房を立ち上げた六郷祐太朗さん(35)は千葉県出身。「
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安息のとき 縁どる色枠 池田20世紀美術館/ピエール・ボナール「洪水の後」【コレクションから⑲】
タイトルどおり、旧約聖書のノアの箱舟の大洪水に発想を得たものと考えられている。雨と嵐がおさまった後の動物たちの姿や、ほっとする人々、その模様を取り巻くように鳥や猿をちりばめた装飾的に縁どられた色枠が、鑑賞者に不思議な印象を与える作品である。 ボナールが親友であるパリの富豪から、食堂に飾るための4枚の大壁画を依頼された時の1作品だが、残りの3枚は米国サンタフェのギャラリーに1枚、パリのオルセー美術館に2枚、所蔵されている。 ボナールは、パリ近郊のフォントネ=オ=ローズ出身。日本の浮世絵版画に親近を示した画家である。仲間たちからは、「ジャポン」と「ボナール」の造語で「ジャポナール」と呼ばれた
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 23日はメジナやタカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ。24日は強風のため休園した。25日は小マダイやクロダイ、カワハギ、ソウダガツオ、ベラ、ネンブツダイ、スズメダイなど。26日は小マダイやタカベ、トウゴロウイワシ、ベラなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシとアジ。針は4~5号で、午後3~5時ごろが狙い目。ウキ釣りではメジナ。23日にはサバが回遊してきて、ウキ釣りやカゴ釣り、サビキ釣りのいずれでも釣れた。シロギス狙いの投げ釣りは通年で狙える。餌は青イソメで、穴釣りやメジナ釣りなどにも流用できる
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伊東駅前広場の整備 ロータリーは二つに 市が計画案示す
伊東市は27日、JR伊東駅前広場の整備計画案を示した。バス・タクシーと一般車を分離した二つのロータリーを整備し、改札口の正面には広場空間を設ける方針。 同駅前のロータリーは1938年の駅開業時に当時の国鉄が整備した。観光地の玄関口として機能向上の必要性が出ている。ロータリーと広場空間の面積は約7200平方メートルで、予算規模は概算で30億円程度を見込む。 現在、通勤や通学のピーク時には送迎車両による混雑が発生している。計画案では一般車専用のロータリーを整備し、バス・タクシーとは分ける。広場空間はイベントの会場や災害時の一時避難場所としての活用を想定し、屋根付きの休憩スポットなども置く。
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「満月の道」望み、幻想的調べ 東伊豆・北川地区「謝月祭」 テラスお披露目も
東伊豆町の北川温泉旅館組合などは27日、同町北川地区のねこさい広場でイベント「謝月祭」を開いた。同日の満月に合わせ、音楽演奏のほか、同町名物の月の絶景を観賞するための「ムーンロードテラス」がお披露目された。 東伊豆では町内から望む月光の海面反射が「月の道」のように見えるとして「ムーンロード」と銘打って売り出している。木製のテラスは高さ約3メートル、長さ約20メートルで段差が5段のぬくもりあふれるデザイン。テラスに座りながら月見を楽しめるようにと、地元要望を受けて町が整備した。 謝月祭では音楽演奏などが繰り広げられ、アンデス伝統の管楽器サンポーニャ・ケーナ奏者の瀬木貴将さん(57)のライブ
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定例会12月1日開会 伊東市議会
伊東市議会は27日、議会運営委員会を開き、12月定例会の会期などを決めた。決定した主な日程と事項は次の通り。 会期 12月1~15日◇一般質問 1、4、5日 14人◇当局提出議案 一般会計補正予算案など29件◇常任委員会 7、8日
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伊東市の新図書館 規模縮小し再設計へ 入札不調で
伊東市の小野達也市長は27日の定例記者会見で、新築工事が入札不調に終わっていた同市の新図書館建設事業について、規模縮小に向けた再設計を実施する方針を明らかにした。建築にかかるコストの高騰が続く見通しの中、現設計での建設は困難と判断した。 ゼロベースでの見直しはせず、現計画のコンセプトや概念は維持する。蔵書スペースの一部縮小や部屋の統合などでサイズダウンを図る。現計画の建設にかかる事業費は37億円を想定している。設計の着手は2024年度以降を見込む。 計画では当初、今年7月の着工を見込んでいたものの、5月の開札で入札に参加の意向を示した2共同企業体のうち一つが辞退し一つは予定価格を超過し
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目標は「2時間20分台」 伊東市結団式【市町対抗駅伝】
静岡県市町対抗駅伝の伊東市代表チームは27日、結団式を市役所で開いた。選手やチーム関係者が間近に迫る大会に向け、結束を強めた。 選手を代表し、吉村泉夢さん(八幡野小6年)が小野達也市長からユニホームを受け取った。石井義仁監督が「選手たちは猛暑の夏に耐えてやってきた。目標としては過去に出していない2時間20分台を出したい」と述べ、一人一人を紹介した。 同市の過去最速記録は2020年大会の2時間21分8秒。小野市長は「20分台は決して無理な記録ではない。当日はいかんなく実力を発揮してほしい」と激励した。
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災害時用発電機2基を市に寄贈 伊東ガス
伊東市湯川の伊東ガスはこのほど、災害時用のポータブルガス発電機2基を同市に寄贈した。太田雄治常務取締役らが市役所を訪れ、小野達也市長に取り扱い方法を説明した。 寄贈品は発電機と燃料のガスボンベのセット。社会貢献事業の一環で、10月に開いたガス展での誘客イベントの売り上げを原資とした。同社はこれまでにも消防団や救護所用に機材を寄贈している。太田常務は「携帯電話の充電などに活用してもらえたら」と話した。
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伊東の「東海館」 保全へ市に寄付 JR東日本
伊東市指定文化財の観光文化施設「東海館」の保全に役立ててもらおうと、JR東日本はこのほど、同市に寄付金49万2702円を寄せた。同社のポイントサービスを活用した地域応援プログラムの一環。 同施設で記念品の贈呈式が開かれ、同社マーケティング本部の決済・認証ユニットの今田幸宏ユニットリーダーが小野達也市長に手渡した。市は礼状を贈った。 旧旅館の東海館は伊東温泉のシンボルとして親しまれている。今田ユニットリーダーは「地域の人に愛され、発展していくことを願う」とあいさつした。
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SUPの釣り人を救助
23日午前8時55分ごろ、伊東市宇佐美の沖合で、スタンドアップパドルボード(SUP)に乗っていた同市のアルバイト男性(64)が帰還できなくなり、下田海上保安部の伊東マリンパトロールステーションに携帯電話で救助要請した。男性は同保安部の船に救助され、けがはなかった。同保安部によると、男性は要請の約1時間前に宇佐美港をSUPで出発。防波堤付近で釣りをしていたが、陸からの風で戻れなくなったという。
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静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日はタカベやイサキ、メジナ、ネンブツダイなど。17日は悪天候のため入場者なし。18日はタカベやトウゴロウイワシ、ベラ、スズメダイなど。19日はソウダガツオやメジナ、イスズミ、アイゴ、オオモンハタなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 気温の急激な低下とともに海水温も下がり、青物は不調。これからはウキ釣りやフカセ釣りでメジナが有望。日中はカマスサビキや餌釣り、ルアー釣りなどでカマスが多く釣れた。他に穴釣りではカサゴが狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 16日の富士川
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静岡県内62施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計62施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1035人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設6人、沼津市3施設36人、三島市5施設72人、裾野市4施設40人、清水町3施設28人、御殿場市1施設9人、小山町1施設16人、富士宮市2施設28人、富士市6施設101人、静岡市清水区2施設22人、島田市2施設33人、藤枝市1施設5人、牧之原市1施設6人、森町1施設12人、菊川市2施設22人、掛川市1施設23人、浜松市中区12施設229人、同市南区2施設34人、同市東
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脱力♨カピバラ、来場者癒やす 伊豆シャボテン公園「元祖露天風呂」4月まで【動画あり】
伊東市の伊豆シャボテン動物公園で18日、同園発祥のイベント「元祖カピバラの露天風呂」が始まった。カピバラの親子が湯船の中で目を細めてゆったりとくつろぎ、脱力した姿が来場者を癒やしている。 開始に先立って風呂開きを行い、カピバラが草をつなげた〝テープ〟をカットした。カピバラの和名「オニテンジクネズミ」にちなみ、地元産のオニユズを湯に浮かべた。 夏以降に生まれた子どもたちにとっては露天風呂デビュー。来場者は気持ちよさそうに入浴を楽しむカピバラたちを盛んに写真に収めた。 イベントは1982年の冬に飼育スタッフが湯で施設を掃除中、湯だまりでくつろぐカピバラに気付いて企画された。開催は来年4月7
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メガソーラー建設 反対決議案を採択 伊東で住民集会
伊東市八幡野の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設を巡り、伊豆高原メガソーラー訴訟を支援する会は18日、住民集会を同市の八幡野コミュニティセンターで開いた。約180人が出席し、事業者による建設に反対する住民側の意向を確認した。 同会関係者らがこれまでの経過を報告した。現在は事業者の本体工事が行われていないことや、建設計画に関連した行政の動きなどを伝えた。 事業者に建設事業からの撤退を求める決議案を採択した。市が事業者に出した「(事業地内の)河川占用不許可処分を支持する」とし、関連で県に対しては「森林法の審査には慎重な対処を求める」などと盛り込んだ。
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計243人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、三島市1施設10人、清水町1施設10人、富士宮市1施設11人、静岡市葵区2施設18人、同市清水区1施設9人、焼津市1施設21人、牧之原市1施設9人、藤枝市1施設17人、島田市1施設12人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設25人、浜松市天竜区1施設14人、同市中区3施設42人、同市東区1施設8人、同市西区1施設17人、同市浜北区1施設6人
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福祉計画案など伊東市が諮問 市介護保険協議会に
伊東市はこのほど、第10次高齢者福祉計画と第9期介護保険事業計画の両案を市介護保険運営協議会に諮問した。市役所で開いた会合で協議会の委員に対する委嘱状の交付も行い、岸弘美副市長が手渡した。 委員は保健・医療、福祉、介護保険に関わる団体の代表ら15人。会長には市医師会長の山本佳洋さんが就いた。山本会長は「医療や介護の現場もどんどん変わってきている。今回の介護保険の事業計画は重要なところに位置する」と述べた。 初回は計画策定の趣旨などを共有した。計画案は2024~26年度の3年間が期間。協議会は審議を重ね、来年1月に答申する予定。
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あげまん名物の店復活 伊東・老舗「みその」屋号、伝統の味継承
水産加工品の製造販売や飲食店の運営などを手がける伊豆中(伊東市)が17日、JR伊東駅前で閉店した老舗まんじゅう店「まんじゅう みその」の屋号を引き継ぎ、現地で装い新たに店舗を再開する。閉店を惜しむ声に応え、「伊東駅前を盛り上げたい」との思いで開業にこぎつけた。 みそのは黒糖まんじゅうを揚げた「あげまん」が評判だったが、コロナ禍の影響などで昨年に店を閉じた。時代の変化とともにシャッターを下ろす店も目立つ中、地元企業の伊豆中が「店と名前を残したい」と地域の活性化を見据えて復活させた。 同社にとってまんじゅうの製造は新たな挑戦。従来は職人の感覚に頼っていた部分もあったが、再開を機に製造設備を整
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東海バス1台を20日間停止処分 中部運輸局
国土交通省中部運輸局は16日、道路運送法に違反したとして、東海バス(伊東市)を20日間の車両使用停止処分(1台)にしたと発表した。 同運輸局によると、6月18日に清水町の沼津商高バス停から沼津市の大手町バス停までの間で、乗り合いバスの中扉を開放したまま運行していたという。 静岡運輸支局が同社沼津営業所に監査を実施したところ、扉が開いているとアクセルを踏めないようにするアクセルインターロックと呼ばれる安全装置が故障していたことが判明した。
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いとう漁協2支所に灯台監視で表彰伝達 下田海保
長年にわたり灯台の作動状況を監視し、海の交通安全に貢献したとして、下田海上保安部は14日、いとう漁協八幡野支所(伊東市)に海上保安庁長官表彰を、同漁協網代支所(熱海市)に第3管区海上保安本部長表彰をそれぞれ伝達した。 海上保安庁が定める「灯台記念日」(11月1日)にちなんだ表彰事業で、灯台の監視が20年以上で長官表彰、15年以上で本部長表彰の対象になる。八幡野支所は2003年から八幡野港防波堤灯台、網代支所が07年から網代港北防波堤灯台を担当し、灯台の明かりが正常についているかを日々確認してきた。 八幡野支所では、下田海保の西山博部長が稲本英雄支所長代理に表彰状を手渡し、「灯台は船の交通安全
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技能功労者を表彰 伊東市
伊東市は14日、2023年度の技能功労者表彰式を市役所で開いた。同一の職業に30年以上にわたって従事する優れた技能者11人をたたえた。 小野達也市長が出席した5人に表彰状を手渡した。鈴木啓支さん(建築塗装工)が代表して「今後も研さんを重ね、市や業界の発展のために全力をささげる」とあいさつした。 そのほかの表彰対象者は次の通り。 林秀行(調理師)佐藤隆志(理容師)滝戸正志(農業者)木梨之雄(干物製造工)青木隆男(パン製造工)佐藤全彦(建築大工)高橋伸太(同)佐藤賢一(建築塗装工)平井直幸(造園師)山下博之(配管工)
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火災に備え合同訓練 伊東で中継放水 迅速に
伊東、熱海両市の消防団と駿東伊豆消防本部伊東消防署はこのほど、合同訓練を伊東市の宇佐美留田浜辺公園周辺で行った。約90人が参加し、大規模火災に備えて連携を確認した。 宇佐美留田地区の住宅街で建物火災が発生し、強風にあおられて延焼が拡大している状況を想定。応援要請に基づき近隣の熱海市消防団の2隊が出動し、中継放水を訓練した。 現場に駆けつけた隊員らは迅速な動きでホースをつなぎ、海に向かって一斉に放水した。
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桜の並木道 きれいに 伊東で整備活動
伊東市の伊東小室桜を育てる会(萩原直義会長)はこのほど、小室桜を植えている同市の県道遠笠山富戸線沿いの桜並木(通称・大室高原チェリーロード)の環境整備活動を行った。 県の森づくり県民大作戦の一環。会員のほか市内の桜や竹林の整備を行うNPO法人「森のボランティア」のメンバーら約20人が参加した。55本の早咲き桜が植えられている県道沿いの800メートル区間で、周辺に生い茂った雑草を刈り取り、除去した草を木の回りに集めた。 萩原会長は「今年の春も素晴らしい花が咲いた。チェリーロードの桜の知名度を高めていきたい」と話した。
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インフルエンザ 静岡県内29施設で学級・学年閉鎖
静岡県は15日、県内の高校、小中学校、幼稚園29施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計592人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設41人、沼津市2施設163人、裾野市1施設8人、長泉町1施設11人、御殿場市6施設76人、静岡市清水区4施設51人、同市葵区4施設106人、同市駿河区1施設31人、焼津市1施設8人、島田市2施設24人、藤枝市4施設59人、浜松市中区1施設8人、同市南区1施設6人
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10日はメジナやカワハギ。11日はマダイやメジナ、クロダイ、ウツボ、カンパチ。12日はイスズミやタカノハダイ、スズメダイ、メジナが揚がった。ソウダガツオやトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、タカベは連日釣れている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシ。早朝に釣れていたアジは少なくなったが、夕方はカゴ釣りでシマアジやショゴ(カンパチの幼魚)も交じる。早朝はウキ釣りでメジナ、カマスサビキでカマスが釣れる。ブラクリ仕掛けでは日中にカサゴ、暗くなるとメバルも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
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伊東 小室山周辺 “多彩な魅力”【しずおかアウトドアファン】
秋の行楽シーズンでにぎわいを見せる伊豆東海岸の観光地。伊東市の中部に位置する小室山とその周辺は、一碧湖や川奈地区の海など多彩な顔を持ち、アウトドアの楽しさを味わえるスポットも多い。地域に詳しい「伊東自然歴史案内人会」の松川湖・一碧湖部会長の小川明美さん(66)らと現地を散策した。 (伊東支局・白柳一樹) マリンスポーツ盛ん 川奈 小室山近くに広がる川奈地区の特徴は海だ。川奈港周辺には公園が整備され、堤防では釣り人たちが盛んにさおを伸ばしてカゴ釣りやサビキ釣りに挑戦している。多彩な魚種と美しい海中の景色が見られるためマリンスポーツも盛んで、ダイビング客が集う。夏場には海水浴客でにぎわいを
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ゴルフ・ティーチングプロ選手権 大木さん(沼津)シニアで初V 夫婦二人三脚「妻に感謝」
沼津市西浦のゴルフティーチングプロ大木昌幸さん(52)が、10月下旬に兵庫県で開催された第25回PGAティーチングプロ選手権大会で初優勝した。50歳以上のシニア選手が、レギュラー大会で優勝するのは大会史上初。「裏方で支えてくれた妻のおかげ」と大木さん。夫婦二人三脚でもぎ取った悲願をかみしめた。 初日を3アンダーで2位タイの好位置につけた。最終日、13番を終えた時点で大木さんら3人が通算4アンダーでトップに並んだ。18番では谷に落としてピンチを迎える場面もあったが、「前回大会の経験からコースを読み切った」と約2メートルのパーパットを決めて首位にしがみついた。プレーオフは4ホール目までもつれ
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「グランイルミ」開幕 600万球超の光で竜宮城表現 伊豆ぐらんぱる公園
伊東市富戸の伊豆ぐらんぱる公園で11日、体験型イルミネーションのイベント「伊豆高原グランイルミ」が開幕した。約8万平方メートルの会場に設置された600万球を超える電飾が幻想的な雰囲気を演出し、来場者を楽しませている。 9回目の今シーズンは新たに海の生き物や楽譜・楽器、竜宮城などを表現したエリアを設けた。高さ7メートル、幅4メートルの巨大な宝箱を模したフォトスポットが人気を集めている。 木の葉をかたどった多数の電飾がトンネルを作る「森の散歩道」も新設。高台からはイルミネーションを一望できる。一定間隔で3種類のショーを行い、光や映像、音の演出で盛り上げる。開催は2024年8月末までの予定。
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秋季全国火災予防運動 伊東 火災発生想定し訓練
伊東市の消防総合演習が9日、松川(伊東大川)の河口周辺と八幡野小の市内2会場で行われた。秋季全国火災予防運動(9~15日)の一環で、地元の消防団員と消防署員が連携して火災への備えを図った。 松川の会場では約100人が参加し、断水状況での建物火災の発生を想定した訓練を行った。災害時支援の協定を結ぶ県生コンクリート工業組合伊東支部が協力し、コンクリートミキサー車から水を供給した。参加者は川からも水を取り、ホースを伸ばして一斉に放水した=写真上=。
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自由に表現、己書を展示 12日まで伊東
伊東市玖須美元和田の伊東ショッピングプラザデュオで12日まで、己書(おのれしょ)の展示会が開かれている=写真=。師範の認定を受ける同市の8人と、それぞれの生徒の作品800点が並ぶ。 己書は書き方や書き順にとらわれず、自由に表現する書。会場には絵やメッセージなどを入れた個性あふれる書が並ぶ。来年の干支(えと)の辰(たつ)にちなんだ作品もある。11、12の両日は己書の体験ができる。 上席師範の山中明子さんは「まだ己書を知らない人も多いので、楽しさを広めたい」と話した。
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わたしの主張 中学生堂々と 伊東で発表会
伊東市教育委員会はこのほど、市内中学校の生徒がスピーチを披露する「わたしの主張発表会」を同市の生涯学習センターひぐらし会館で開いた。5校の3年生計8人が聴衆に向け、堂々と意見を述べた。 来場者による投票で、上位2人を選ぶ「オーディエンス賞」を決定した。南中の末吉和華さんが優勝し、北中の森田詩野さんが準優勝した。 末吉さんは「伊東の暮らしと人工知能(AI)」と題し、生成AIがもたらす影響や地域の展望について話した。森田さんは塩梅(あんばい)をテーマに、行き過ぎた行動への注意を促した。 発表会は新型コロナの影響で過去3年間は中止していた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 3日はソウダガツオやアオリイカ、カサゴなど。4日はアイゴやタカベ、ネンブツダイ、カワハギ、メジナなど。5日はソウダガツオやマダイ、スズメダイ、カンパチ、タカベなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日差しの強い日が続いたためか、日中のサビキ釣りはやや苦戦。アジは夕方が狙い目。午後5時ごろには暗くなってしまうので、午後3時ごろから釣り始めるのがおすすめ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 4日午前の沼津沖船釣りは30~40センチの大アジが多数。他にオオモンハタやマハタ、小マダ
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児童生徒 曲に合わせ手拍子 伊豆の国特支校で「伊豆フィル」演奏
伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校でこのほど、伊東市を中心とした伊豆地域のアマチュア演奏家でつくる「伊豆フィルハーモニー管弦楽団」を招いた音楽鑑賞会が開かれた。 同楽団のバイオリンやチェロ、トランペット奏者が、おもちゃの交響曲や大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のメインテーマなど5曲を演奏した。人気アニメ主題歌に合わせて、各楽器の紹介とソロパフォーマンスも繰り広げた。小学部から高等部までの児童生徒約190人が鑑賞し、曲のリズムに合わせて手拍子をしたり、腕を左右に振ったりして楽しんだ。
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路線バスやむなく減便 静岡県内、縮小拍車に懸念【迫る24年問題】
静岡県内で路線バスを減便する動きが広がっている。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ乗客数が完全に戻らない中で、燃料費高騰の打撃が重なり、不採算路線を中心に合理化を図るバス事業者が多い。深刻な運転手不足で路線維持が困難に陥るケースも出始め、来年春に残業時間の上限規制が適用される2024年問題が顕在化すれば、さらなるダイヤ縮小につながるとの懸念も強まっている。 伊豆箱根バス(三島市)は本年度、県東部を運行する三島営業所管内で3度のダイヤ改正を行った。今年3月ごろに運転手の退職が増え、新規募集をかけても思うように人員を確保できない。観光バスの運転手を充てて対応してきたが、コロナの5類移行などに伴う
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異文化理解 展示やクイズ 伊東でフェスタ 世界各地の料理も
伊東市の伊東国際交流協会は5日、「国際交流フェスタin ITO」(同市共催)を市観光会館別館で開いた。さまざまな国の文化や風習を紹介し、来場者が展示やクイズなどを通じて異文化理解を深めた。 同市と友好関係にある都市や州がある英国、イタリア、アゼルバイジャンのほか、米国、オーストラリアなど各国のブースが並んだ。折り紙や書道、華道の体験コーナーを設け、琴の演奏が和の雰囲気を演出した。 屋外のステージでは、太極拳のパフォーマンスや日本舞踊のワークショップを繰り広げた。飲食ブースも国際色豊かで、アジアやアフリカなどさまざまな地域の料理を販売した。
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桜の名所 いつまでも 伊東のNPOが整備
伊東市内の桜と竹林の整備を行うNPO法人「森のボランティア」(平井良介会長)は2日、本年度の伊東の桜を守る協働作戦を開始した。桜の名所として知られる同市の伊豆高原桜並木の景観保全のため、来春まで作業を続ける。 活動は長年にわたり市民、企業、行政が連携して取り組んでいる。初日は約20人が参加した。桜の開花を妨げ、木を枯らす「てんぐ巣病」の枝を切り落としたり、枯れ枝を取り除いたりした。高所作業車を活用し、手の届かない場所を整備した。 作業は来年3月まで、毎月3回行う予定。平井会長は「桜並木は伊東の誇りで、長らく手入れを続けてきた。長期的には傷んできた老木の対応も必要」と話した。
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公選法抵触と指摘 伊東市議を告発へ 資料表記巡り市民5人
伊東市の市民5人(田中秀幸代表)が2日、9月の市議選で初当選した虫明弘雄市議(47)がリーフレットに虚偽事項を記載し、公職選挙法に抵触するとして伊東署に告発する意向を示した。 5人は、虫明市議が後援会事務所発行の後援会討議資料のリーフレットに記した、2019年9月に伊豆エージェンシーの専務取締役に就任し、現在に至るとの表記について事実と異なるとしている。選挙直後に発行した同社の履歴事項全部証明書に記載がなく、後に今年5月に取締役に就任したとする記載に変わったという。 虫明市議は、19年当時から事実上、専務として業務に従事しているとし「一つとしてうそはない」と述べた。登記上の表記については
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来年度税制改正で小野市長に提言書 熱海伊東法人会
熱海伊東法人会はこのほど、伊東市に2024年度の税制改正に関する提言書を提出した。石井幸弘副会長(伊東支部長)らが市役所を訪ね、小野達也市長に手渡した。 提言には、地方税の関係で固定資産税の抜本的な見直しを盛り込んだ。都市計画税と合わせ、評価方法と課税方式を見直すよう求めた。公務員の人員削減や議員定数の削減など改革の必要性も訴える。 石井副会長は「疲弊している中小企業が頑張れるような仕組みをつくってほしい」と話した。
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伊東の魅力 再発見を 市民の意識共有へ ポスター作製
伊東市は観光プロモーション事業の一環で、「市観光ブランドブック」のデザインを活用したポスターを作製した。市民に地域資源や魅力を再認識してもらい、意識共有を図る「インナーブランディング」の取り組みから生まれた冊子の風合いを生かし、観光地としての統一的なイメージづくりを推進する。 ポスターには「伊東を掘りおこそう!」とのメッセージを掲げた。大室山や東海館、城ケ崎海岸など同市を代表する観光スポットや、上空から見た街並みを組み合わせた。A1サイズ50枚、A3サイズ5千枚を作製し、伊東観光協会など各関係団体の加盟施設に掲出を呼びかける。 市観光課の草嶋耕平課長は「市民や事業者が共通認識を持つために進め
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10月27日はソウダガツオやムロアジ、イナダ、メジナ、カワハギなど。28日はソウダガツオやメジナ、タカベ、イサキ、オオモンハタなど。29日はソウダガツオやタカベ、メジナ、イサキ、ネンブツダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は早朝、カマスに交じって中アジが釣れる。アジ狙いならウキ釣りが良い。アジは群れが多ければサビキ仕掛けが有効だが、カマスが掛かると仕掛けを切られてしまう。カマスを狙うならカマスサビキを用意したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10月26日午前の
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自家用車で事故 市職員減給処分 伊東市
伊東市は31日、自家用車の運転中の事故で歩行者にけがを負わせた健康福祉部子育て支援課の30代保健師の職員を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は10月13日付。 市によると、保健師は2022年7月17日に事故を起こし、このほど起訴されたという。詳細については明らかにしていない。
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伊東夏の観光に台風や猛暑影響 経済連絡会で報告
伊東市の伊東商工会議所(斎藤稔会頭)は30日、同商議所で10月期の経済連絡会を開いた。市内の関係団体や企業の代表者らが夏季を中心とした近況を共有した。観光関係では、お盆時期の台風や厳しい暑さの影響を受けたことを報告した。 伊東温泉旅館ホテル協同組合の北村太一理事長は、8月の宿泊客数が前年同月比で100・9%だったと説明。「かき入れ時のお盆時期に台風の大雨があり、大きなキャンセルがあった」と伝えた。 伊東観光協会の稲葉明久会長は、来遊客数について「2019年比で大体9割程度に戻っている」としながら、割合の多くはインバウンド(訪日客)だと指摘。物価高騰や酷暑、台風の複合的な影響で「数字を少し停滞
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商店街、広場 にぎやか 伊東でイベント
伊東市内の商店街など市街地で29日、各種イベントが繰り広げられた。あんじん通り商店街では、各店舗に描いたシャッターアートの完成1周年を記念した催しが開かれ、多くの来場者でにぎわった。 歩行者天国となった商店街に、飲食をはじめとした多彩なブースが並んだ。地元のよさこいチームが出演し、熱気あふれる演舞で盛り上げた。大道芸のパフォーマンスや菓子まきなどもあった。 近隣の松川藤の広場では「I TO MARCHE(アイ・トゥ・マルシェ)」、キネマ通りでは「サンデーキネマーケット」が開かれ、ハロウィーンに合わせて仮装をした子どもたちが多く来場した。
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静岡県選抜、静岡市選抜V 男女混合400リレー 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」は30日、鹿児島県内で最終日の競技を行い、閉幕した。本県選手は3日間で7競技に出場し、金35個を含む計72個のメダルを獲得した。 最終日の陸上は、男女混合400メートルリレーで県選抜と静岡市選抜が優勝した。立ち幅跳びでは、井戸杏香(伊東市)が大会タイ記録で栄冠を手にした。走り幅跳びで五十嵐稔季(伊豆の国市)、ソフトボール投げで秋山愛子(静岡市)、1500メートルで松永大護(同)も頂点に立った。水泳は池田伊吹(藤枝市)が50メートルバタフライで連覇を果たした。 静岡県選抜、バトンパス一番の出来 陸上の男女混合400メートルリレーで県選抜は、
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静岡県内36施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は30日、県内の高校、小中学校、幼稚園36施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計372人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 南伊豆町2施設11人、伊東市1施設6人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設6人、長泉町1施設6人、富士市1施設12人、静岡市清水区2施設30人、同市葵区1施設13人、同市駿河区1施設13人、焼津市2施設18人、島田市1施設9人、牧之原市1施設10人、掛川市3施設34人、磐田市10施設83人、浜松市西区1施設10人、同市北区1施設38人、同市中区2施設20人、同市東区2施設24人、同市浜北区2施設20
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「節目」の20回目彩る28の音色 朝霧JAM、1万6千人魅了
老舗野外音楽フェスティバル「朝霧JAM[ジャム]」(実行委員会主催)が21、22の両日、富士宮市の朝霧アリーナと周辺で開催された。節目の20回目。大小二つのステージに国内外の28アーティストが集い、延べ約1万6千人(主催者発表)を楽しませた。 2001年の第1回から、出演者のジャンルの幅の広さが特色だったが、今年はそれが際立った。 21日の幕開けを務めた7人編成のチョコパコチョコキンキンは中南米の音楽、アフリカのビート、沖縄のカチャーシーを取り入れた楽曲を連発。一方で、22日の最後を飾った韓国人DJナイト・テンポは日本の昭和歌謡や70、80年代アイドル曲をディスコビートに乗せて会場を踊
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河津町代表メンバー選出 主将に村串さん【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の河津町チームは30日までに、代表メンバーを選出した。 40歳以上区間の村串弘親さんが主将を務める。選手団は次の通り。 監督 大坪宏(卓設計工房)▽コーチ 片山径介(河津小教諭)▽小学生男子 金指竣大(河津5)土屋聡躍(同6)田畑脩蔵(同5)▽小学生女子 酒井聖夜(同6)堤優芽果(同5)▽中学生男子 島田隼弥(河津3)加納春輝(同)▽中学生女子 酒井鈴奈(同)西村渚(同1)▽高校生男子 稲葉昊希(稲取1)田畑煌静(同)▽高校生女子 酒井涼帆(下田3)西村雫(稲取3)金指星来(下田1)▽一般男子 片
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静岡県勢10選手が「金」 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」が28日開幕し、鹿児島市の白波スタジアムで開会式が開かれた。初日はジャベリックスローの井戸杏香(伊東市)、立ち幅跳びの森下実咲(御前崎市)ら県勢10選手が優勝した。 井戸は6連覇、森下は2連覇をそれぞれ達成。陸上200メートルでは増田嶺(吉田町)が2連覇を果たし、松永大護(静岡市)も優勝した。1500メートルでは久松昴琉(富士市)と増田吏峯(吉田町)が男女の各部門を制した。 水泳は小梁ひなの(焼津市)と加藤真吾(浜松市)が25メートル自由形で頂点に立ち、森晴毅(三島市)は25メートル背泳ぎで2連覇した。フライングディスクは本間明文(袋井市)
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観光DX推進を協議 国際特別都市建設連盟 熱海で首長会議
伊東、熱海両市など全国10市町でつくる国際特別都市建設連盟の2023年度首長会議が26日、熱海市内のホテルで開かれた。観光デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進をテーマに協議し、国に対して要望活動を実施することを確認した。 10市町の首長や幹部職員が観光DXの取り組み状況を報告した。伊東市は動画広告によるデジタルマーケティングの手法を使い、閲覧者情報を収集・分析することで施策立案に生かしているとした。熱海市は三島市、函南町と共同展開する「伊豆ファン倶楽部事業」について、専用アプリを使ってポイント付与や割引などのサービスを利用者に提供していると紹介した。 同連盟会長の小野達也伊東市長は
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災害時に役立つ情報発信 伊東 器やスプーン作り体験も
伊東市生活安全推進協議会はこのほど、「第8回安全・安心フェアいとう」を同市の伊東ショッピングプラザデュオで開いた。関係機関や団体が施設駐車場にブースを並べ、交通安全や防犯、防災などへの理解を促した。 家庭教育支援員のチームが初参加し、防災を啓発した。チラシを折ってビニール袋をかぶせた簡易的な器や牛乳パックを使ったスプーンの作り方を教え、来場者が実践した。紙芝居の読み聞かせも行った。 会場には白バイやパトカー、はしご車、自衛隊の車両がそろい、親子連れが記念撮影を楽しんだ。
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海水浴場で人命救助 埼玉の夫妻に感謝状 伊東署
伊東署は27日、伊東市の川奈いるか浜公園海水浴場で溺れた女性を救助したとして、埼玉県上尾市の大場孝夫さん(52)、美紀子さん(48)夫妻に署長感謝状を贈った。 2人は8月17日午前、同海水浴場で海中にいたところ、男児が助けを求める声を耳にした。男児の親の30代女性が深みにはまって溺れているのに気づき、協力して岸まで引き揚げた。女性は無事だった。 孝夫さんは「大それたことではなく、普通の行動をしたまで」と振り返り、美紀子さんは「そのままだと危なかったかもしれないので、助かって良かった」と話した。 同署などによると、今夏、管内の海水浴場では死亡事故はなかった。三坂滋康署長が同署で感謝状を手渡し、
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商品券換金率37% 伊東市民向け、20日時点
伊東市の小野達也市長は26日の定例記者会見で、市民向けクーポン「いとうスペシャル商品券」の利用状況を公表した。9月上旬から各世帯に発送を始め、換金率は10月20日現在で37・0%だった。 発送世帯数は3万5868世帯。ゆうパックによる対面受け取り形式で、未着・返送が約1300世帯あった。受け取っていない世帯には11月8~12日に再発送を行う。 商品券給付は燃料や物価の高騰対策で、市民1人当たり6千円分。現状、スーパーマーケットなどで多く利用されているという。利用期間は来年1月15日まで。
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西島さん(誠恵高) 陶製ワニで二科展入選 胴体分断、温暖化の生物影響 訴え
誠恵高(沼津市)芸術コース陶芸専攻3年の西島結太さん(18)=伊東市=がこのほど、美術展「第107回二科展」彫刻部で、県内から唯一入選した。入選作の「Mississippi crisis(ミシシッピ・クライシス)」は陶製で、ワニの姿をリアルに表現。七つに胴体を分断することで環境変化による生態系破壊へのメッセージを込めた。 は虫類好きの西島さんは地球温暖化の影響で、ふ化までの温度で雌雄が決まるミシシッピワニの性別に偏りが出ていることを知り、「環境変化による生物への影響を訴えたい」と制作した。授業や所属する陶芸部の活動時間を使い、約1年かけて粘土で造形。上薬をかけて長さ約130センチ、幅約50セ
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記者コラム「清流」 震災の教訓
伊東市の沿岸部で暮らす自身にとって、津波は関心事だ。大学生だった当時に起きた2011年の東日本大震災。黒茶色の水が陸地を襲い、人家をのみ込む被害の映像は脳裏に強く焼きついている。今後も忘れることはないだろう。 普段、何げなく眺めている穏やかな情景が突如として荒れ狂う様子は信じがたい。100年前の1923年9月1日に起きた関東大震災で、多数の津波犠牲者が出た伊東。現在、その街並みから日常的に悲哀を感じることはない。 地域の高台の寺には「九月一日ヲ忘レルナ」と書かれた震災の教訓を伝える供養塔がたたずむ。100年前に生き残った住民から今を生きる私たちに向けられたメッセージだ。塔の上部に大きく刻
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英友好都市の学生 伊東来訪 「素晴らしい時間過ごす」
伊東市の友好都市・英国メドウェイ市にある学校「ローチェスターグラマースクール」の学生20人が24日、伊東市役所を訪れ、小野達也市長と面会した。 生徒たちは21日に来日し、友好関係のある同市に立ち寄った。代表生徒2人が日本語で「日本に来て以来、素晴らしい時間を過ごしている。温かく迎えてもらいありがたい」「私たちの学校と伊東の皆さんの絆が強くなり、関係が続くことを願う」とあいさつした。小野市長は英語で「伊東には山や海があり、食べ物もおいしい」と歓迎した。 一行は市内の観光スポットの一つ、大室山も訪れた。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 20日はダツやカサゴ。21日はオオモンハタなど。22日はオオモンハタやスズメダイ。ソウダガツオやカワハギ、トウゴロウイワシ、タカベ、ネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日中、サビキ釣りでサバやイワシ、イサキの幼魚。カマスサビキではカマス。夕方からはウキ釣りやカゴ釣りで中アジ。穴釣りでカサゴやメバル。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 22日午前の沼津沖船釣りは0.8~1.5キロのマダイ。良型アマダイやマアジも交じる。午後の船は20~25センチのマアジが
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マウンテンバイク国際大会出場 海外トップ選手が伊豆満喫 修善寺紙の和紙すき、アマゴ料理
伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで今月開かれた国際大会「FDAジャパン・マウンテンバイク・カップ2023」(同実行委主催)に出場した海外のトップ選手3人が23日、伊豆半島の魅力を知るため地域交流を行った。伊豆市には同大会男子エリートの部で3位に輝いたイタリアのユーリ・ザノッティ選手(24)が訪れ、同市の地域おこし協力隊の3人から市内の伝統を学ぶなどした。 ザノッティ選手は同市の「修善寺紙谷和紙工房」で、修善寺紙の継承活動に取り組む舛田拓人さん(31)から、地元の伝統和紙「修善寺紙」の歴史について説明を受けた。舛田さんの手ほどきを受け、和紙すきも体験した。通訳はマルコ・ファヴァロさん(
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チアリーディング世界大会、活躍誓う 佐々木さん(伊東南中2)市長訪問
伊東市立南中2年の佐々木心彩さん(13)が、11月下旬に群馬県で開かれる第11回チアリーディング世界選手権日本大会にチームの一員として出場する。このほど市役所に小野達也市長を訪ね、活躍を誓った。 伊豆の国市を拠点に活動するチアリーディングチーム「パワフルキッズ」に所属する佐々木さん。ドラマの影響で小学4年時に競技を始め、ポジションはトップを務める。自身初となる世界大会に向けて「ノーミスで全て決められるように頑張りたい」と抱負を語った。 チームは8月の日本選手権大会で好成績を収め、世界大会の出場権を得た。小野市長は「普段の練習の成果を発揮してほしい」と期待した。
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伊東市三曲連盟 創立50年祝い演奏会 優雅な調べ魅了
伊東市三曲連盟(吉田栄芳会長)は22日、創立50周年の記念演奏会を同市の生涯学習センターひぐらし会館で開いた。連盟に所属する6団体のメンバーらが出演し、琴や三弦、尺八の優雅な調べを届けた。 子どもから年配者まで幅広い年代が舞台に立った。開幕を飾った「八千代獅子」の合同演奏に続き、各会の奏者が「花見小袖」「希望の光」などを披露。来場者は演奏に合わせ、「里の秋」や「ふるさと」などを合唱した。 同連盟は1973年に結成。日頃、市内の行事などで演奏を披露している。
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人材採用力向上へ 伊東市がセミナー
伊東市はこのほど、事業所の採用力向上に向けたセミナーを同市の伊東商工会議所で開いた。9月にリクルート(東京都)と結んだ連携協定の一環。市内のさまざまな業種の15人ほどが参加し、求人のこつなどへの理解を深めた。 リクルートの担当者が講師を務め、労働市場の現状や求職者が仕事探しの際に重視する項目などを紹介した。事業者が採用を成功させるポイントとして「求人を見つけてもらう」「働きたいと思ってもらう」の二つを挙げた。スマートフォンでの仕事探しが主流になっているとし、待遇面以外の情報も紹介することの大切さを説いた。 参加者は、同社が提供する採用管理サービスで自社のページを作成する手順を実践した。
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「お薦めの本選んであげる」縫いぐるみが“お泊まり会” 伊東図書館
伊東市立伊東図書館は21日、「ぬいぐるみの図書館おとまり会」のイベントを同市の生涯学習センター中央会館で開いた。子どもたちが預けたお気に入りの縫いぐるみが2冊の本を選んで迎えを待つ―という設定で、22日に本と一緒に受け取る。市内の2~7歳の8人が参加した。 子どもたちは絵本の読み聞かせを聞いた後、一晩預ける縫いぐるみに布団をかけて寝かしつけた。縫いぐるみたちは“真夜中の誰もいない図書館で本を読んだり、冒険したり”する。その様子を収めた写真も受け取る。 図書館や本に関心を持ってもらおうと開いている人気のイベントで、通算10回目。コロナ禍で実施を見送っていた。来年1月
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イソギク 環境に適応、旅を続け進化【しずおかに生きる植物 秋④】
伊豆半島の秋は、イソギクが見事な花風景を見せてくれる。空の青と海の青、磯に連なるイソギクの黄色。一度は見たい花の風景である。 晩秋、わが国の岩石海岸はさまざまなキクの花に彩られる。太平洋側に目を向けるとコハマギクが北海道から本州茨城県以北で、1科1属1種の貴重なハマギクは青森県から茨城県まで分布する。 茨城県南部から高知県物部川に至るまでは、舌状花のないイソギクの仲間の世界となる。イソギクは房総半島から伊豆半島、さらに御前崎まで、紀伊半島はキノクニシオギクが、徳島県蒲生田崎から物部川まではシオギクが分布する。さらに西に、白い舌状花を開くノジギクの仲間の世界へと続く。ノジギクは牧野富太郎が
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体育施設整備に3万円を寄付 伊東PGクラブ
伊東市でパークゴルフを行う「伊東PGクラブ」はこのほど、市の体育施設整備基金に3万円を寄付した。田中丸哲郎会長らが市役所を訪ね、小野達也市長に手渡した。 寄付金はメンバーがホールインワンを決めた際に集めている浄財を充てた。田中丸会長は「体育関係のため、足しになればいい」と話した。 寄付は8回目で、総額は24万円になった。小野市長は「できることをやっていきたい」と話した。
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水害対策や復興 熱海、伊東で共有
熱海、伊東両市や県熱海土木事務所など各機関の代表者らでつくる「熱海・伊東地域大規模氾濫減災協議会」の会合がこのほど、オンラインで開かれた。熱海市の県熱海総合庁舎など各会場をつなぎ、それぞれが進める対策などを報告した。 熱海市の斉藤栄市長は大規模土石流が発生した伊豆山地区の復旧・復興の取り組みについて伝えた。逢初(あいぞめ)川の改修に合わせた市道整備に関し、避難路や避難動線を確保して地区の安全性を高めるとした。 逢初川と伊東市の伊東大川、烏川の各水系を対象にした流域治水プロジェクトの取り組みについても現状を共有した。熱海土木事務所は前年度の進捗(しんちょく)実績として、烏川の河道掘削の状況など
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「世界五行詩」普及へ 伊東の会津太郎さん 英語の指導書出版
伊東市の詩人会津太郎さん(69)がこのほど、自らが定義し、普及に取り組む「世界五行詩」の指導書を出版した。英語で規則などを解説し、手本となる作品を交えて世界中の読者に基礎基本を伝える。 世界五行詩は、題名を付けて自由に表現した5行の詩で、母国語と英語で書く。会津さんはこれまでに世界各地から寄せられた作品を集めた冊子を出版するなど、第一人者として精力的に活動を続けてきた。 高校の英語教諭だった会津さん。指導書は「世界五行詩をさらに世界中に広めていきたい」との思いで、英語でまとめた。自作をはじめ世界各地の創作者の作品を掲載した。写真と組み合わせた作品などさまざまな表現方法の事例を紹介している
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 13日はソウダガツオやゴマサバ、小マダイ、タカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ、カマス。14日はネンブツダイやムロアジ、スマガツオ、シマアジ、タカベ、トウゴロウイワシ。15日はタカベやネンブツダイ、トウゴロウイワシが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシが多く釣れる。夕マヅメから夜にかけてウキ釣りやカゴ釣りで中アジ。アジの群れが来るのは一瞬なので夕方から準備すると良い。カマスは日中でも狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 15日の三保沖船釣り
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ジオガイドが紹介 伊豆の地質 歩いて学ぶ【しずおかアウトドアファン】
価値ある地質遺産を保護しながら観光や教育に生かして地域振興を目指す「ジオパーク」。伊豆半島は、2018年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)から「世界ジオパーク」の認定を受けた。各地にある見どころのジオサイトは、約2千万年にわたる伊豆半島の形成や火山活動の痕跡を今に伝え、景勝地も多い。伊豆半島ジオガイド協会の協力で、下田、河津、東伊豆の1市2町のウオーキングが楽しめるジオサイトを訪ねた。 (文/生活報道部・草茅出、写真/東部総局・田中秀樹) 海底の謎語る しま模様 下田・恵比須島 海底火山の活動の痕跡を示す恵比須島の地層に触れる青木真由里さん=下田市 「海底火山で起きたこと
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無免許運転の疑い 男を逮捕 伊東署
伊東署は17日、道交法違反の疑いで伊東市富戸、自称飲食店従業員の男を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後7時半ごろ、同市岡の市道で、軽乗用車を無免許運転した疑い。同署によると、安藤容疑者は免許停止中だった。対向の乗用車と衝突する事故を起こして発覚した。
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大室山近くでバーベキュー満喫 伊東に複合観光施設 グランピングや買い物も
伊東市十足に17日、宿泊とレジャーの複合観光施設「奏(かなで)の森リゾート」がオープンした。大室山近くの豊かな自然に囲まれた環境で、グランピングやバーベキュー、買い物や各種体験などを楽しむことができる。 輸入業などを展開するライフエッグ(神奈川県海老名市)が手がける施設で、敷地面積は約30万平方メートル。“癒やしのエコリゾート”をコンセプトに据えた。グランピングなどができる「こもれび」、買い物や飲食が楽しめる「せせらぎ」の二つのエリアを設けた。 バーベキューはツアーバスの迎え入れが可能な500席超の会場を整備。地元食材などを販売する店舗や長期熟成肉を味わえるステー
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バドミントン東海大会「ラリー大事に」 伊東の小学生5人抱負
22日に岐阜市で開かれる東海小学生バドミントン選手権大会に出場する伊東市の小学生5選手が16日、市役所に小野達也市長を訪ね、活躍を誓った。 バドミントンクラブチームの伊東ワールドクラブに所属する児童で、6年生以下女子シングルスに尾崎咲椰さん(南6)、4年生以下男子シングルスに斉藤翼佑さん(南4)、同女子シングルスに小野珠芭さん(宇佐美4)が出場する。木村琴実さん(南4)と菊池六花さん(伊東3)が4年生以下女子ダブルスに出る。 いずれも静岡県予選で好成績を収め、東海大会に挑戦する。尾崎さんは「一本一本のラリーを大事にし、練習してきたことを出す」と意気込みを語った。小野市長は「リラックスして
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静岡県内の地酒の魅力、観光客にアピール 熱海でイベント
熱海伊東法人会は14日、静岡県の地酒の試飲を楽しんでもらうイベント「静岡の地酒のみくらべ会」(熱海伊東間税会、熱海酒類行政連絡協議会共催)をJR熱海駅前で開いた。「吟醸王国」といわれる本県の魅力を大勢の観光客にアピールした。 本県オリジナルの酒造好適米「誉富士」を使って酒造りをする県内23蔵元の地酒と、伊東市で製造されている4種類のクラフトビールが並んだ。来場者は本県の地酒の特徴を紹介する冊子を参考に、好みの3種類を選んで試飲した。 熱海海上花火大会の開催日とあって熱海駅前は平時よりも人出が多く、イベント開始前から長い列ができた。終始にぎわいをみせ、芳醇(ほうじゅん)な地酒を味わった来場
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伊東市民の健康増進へ 市に81万寄付 明治安田生命平塚支社
明治安田生命平塚支社(神奈川県平塚市)はこのほど、管内の伊東市に寄付金81万6千円を寄せた。山本恵支社長らが市役所に小野達也市長を訪ね、目録を手渡した。 同社が取り組む「私の地元応援募金」で、健康の増進のために役立ててもらおうと寄付した。山本支社長は「用途を決めてもらって活用してもらえたら」と願った。 小野市長は「市民の健康増進に向け、幅広く活用させていただく」と感謝した。食に関する取り組みなどに役立てるという。
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駿東伊豆消防本部防火ポスター 最高賞に杉山君(加藤学園暁秀小6) 沼津で表彰式
駿東伊豆消防本部は14日、防火ポスターコンクールの表彰式を沼津市の沼津北消防署で開いた。最高賞の金賞に輝いた杉山遼太君(加藤学園暁秀小6)ら児童12人をたたえた。 管内4市3町の小学4~6年生から232点が寄せられた。表彰式では安立和弘消防長らが表彰状を手渡した。 優秀作品と佳作の計30点は30日~11月5日にアピタ大仁店(伊豆の国市)、11月10~13日にららぽーと沼津(沼津市)、11月21~27日に伊東ショッピングプラザデュオ(伊東市)で展示する。 他の受賞者は次の通り。 銀賞 飯田怜花(伊豆修善寺南4)、大石由季(伊豆の国大仁北4)、永岡瑛多(伊豆土肥小中一貫校5)▽銅賞 森田
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地域の安全確保へ青パトが見回り 伊東署が出陣式
伊東署はこのほど、全国地域安全運動(11~20日)に合わせ、青色防犯パトロール車と警察車両のパトロール出陣式を伊東市の伊東市民運動場駐車場で開いた。地域安全推進員や署員ら約50人が参加し、地域の安全確保に向けて意識高揚を図った。 同署の三坂滋康署長が「年末に向けて強盗などの凶悪犯罪の発生も懸念される。行政機関や地域の防犯リーダーと連携した活動を行っていく」とあいさつした。参加者は出発申告に続いて各車両に乗り込み、下校中の子どもたちの見守りを兼ねた見回りに出発した。
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教職員らが芸術展 書道や絵画作品並ぶ 伊東、16日まで
伊東、熱海両市の小中学校に勤務する教職員らによる東豆教職員芸術展が14日、伊東市松原の東豆教育会館で始まった。退職者や家族も含む約50人が手がけた作品を展示している。16日まで。 芸術展は33回目で、書道や絵画、写真、手芸などさまざまな作品が並ぶ。はぎれ布のリースや花火大会の大輪の写真、ドライフラワーアートなど、日頃の取り組みの成果が披露されている。
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「藻場要る(モバイル)」で守る の未来 「サバソニ」(伊東)がアプリ 海藻類の現状把握図る
地球温暖化で減少が進む沿岸の藻場の現状を把握するため、海洋保全に取り組む伊東市の社団法人「サバーソニック&アジロックフェスティバル」がアプリを開発した。その名も「藻場要(もばい)る」。沿岸湿地の生態系で二酸化炭素(CO2)を取り込む「ブルーカーボン」として環境面では重要な海藻について、アプリの活用で早期の実態解明を図る。 「誰でも未来に貢献できるかもしれない」。同法人の武智一雄代表(47)=同市=は藻場を守る意義を訴える。構想は昨年8月からで、同法人メンバーが海藻の現状についての勉強会を開催したところ、伊豆半島のどの海岸にどんな海藻が生えているかの把握が進んでいなかった。藻場関係者にヒア
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地域安全のつどい 防犯功労者ら表彰 静岡
静岡県防犯協会連合会と県警は12日、本年度の「地域安全のつどい」を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。防犯や少年の非行防止に尽力した功労者らを表彰した。 全国地域安全運動(20日まで)の関連行事。連合会の栗原績理事長と県警の水嶋春彦生活安全部長が表彰状を伝達した。参加者を代表し、防犯ボランティアに取り組む静岡大3年の高橋恵さんが「地域安全運動の担い手として一層の努力をする」と宣言した。 表彰を受けた功労者らは次の通り。 内閣府特命担当大臣表彰 西村保(藤枝市)菊川厚代(同)▽全国防犯協会連合会防犯功労者・防犯栄誉金章 大杉弘海(磐田市)勝又利幸(裾野市)▽同連合会功労ボラン
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全国障害者スポーツ、活躍誓う 伊東の井戸さん 市役所訪問 ジャベリックスロー、立ち幅跳び出場
伊東市在住で熱海市役所に勤務する井戸杏香さん(23)が、10月28~30日に鹿児島県で開かれる特別全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」に出場する。12日、伊東市役所に小野達也市長を訪ね、活躍を誓った。 区分は1部(39歳以下)、F22(フィールド・脳原性まひ・肢体不自由)で、投てき種目のジャベリックスローと立ち幅跳びに出場する井戸さん。ジャベリックスローは過去大会を5連覇中で、29メートル02センチの記録を持つ。「目標は30メートルを飛ばすこと」と抱負を語った。立ち幅跳びは1メートル65センチ以上の記録を目指すという。 小野市長は「また良い結果の報告に来てもらいたい。伊東から
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議長に中島氏 副議長に青木氏 伊東市議会
伊東市議会は12日の臨時会で正副議長選を行い、議長に中島弘道氏(63)=自由民主 伊東=、副議長に青木敬博氏(53)=伊東未来=を選出した。 中島弘道氏(なかじま・ひろみち)民宿経営、自民党市支部長。3期。宇佐美 青木敬博氏(あおき・よしひろ)広告業、自民党市支部幹事長。3期。荻
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委員会構成決まる 伊東市議会
伊東市議会は12日、臨時会を開き、正副議長や各委員会の構成などを決めた。監査委員は長沢正氏=公明党=を選任することに同意した。 各委員会の正副委員長は次の通り(正副の順)。 議会運営 宮崎雅薫、杉本一彦▽総務 佐藤周、四宮和彦▽観光建設 井戸清司、鈴木絢子▽福祉文教 篠原峰子、杉本憲也
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東郷元帥記念館 案内設置を要望 伊東の松まち会、市に
伊東市の松川周辺地区まちづくり推進協議会(愛称・松まち会)のメンバーがこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、同市に別荘を構えた東郷平八郎元帥に関する案内サインの設置について提案した。 同市渚町には東郷元帥が晩年を過ごした別荘があり、記念館として保存されている。2019年には国の登録有形文化財になった。同会は記念館近くの松川藤の広場に案内サインを設置し、東郷元帥の偉業や別荘建物について知ってもらいたいとしている。 同会はこれまでも同市ゆかりの北里柴三郎博士に関する看板設置を提案し、実現している。飯田進会長は「第2弾として案内板を作ってもらいたい」と要望した。
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静岡人インタビュー「この人」 サーフィン・アジア選手権の団体戦で優勝した 足立海世さん(伊豆市)
父光洋さん(43)の影響で3歳からサーフィンを始めた。伊豆市立天城小6年の時には全日本サーフィン選手権キッズの部で優勝した。モルディブで7月に開かれた「サーフィン・アジア選手権」で、日本代表チームのメンバーとして出場。団体戦で優勝、アロハカップ(男女各2選手によるチーム戦)で2位、個人戦(18歳以下)で4位に入る活躍を見せた。週5日程度、下田、伊東市など伊豆半島の海岸で練習に励む。伊豆市月ケ瀬在住。天城中卒業。通信制の明聖高(千葉市)1年。15歳。 ―選手権の感想は。 「日本代表としてアジアの人たちと肩を並べて良い経験になった。特に団体戦優勝はうれしかった。ただ3部門それぞれで優勝を狙っ
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伊東市チーム代表選手案了承 「一丸でより良い成績を」【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の伊東市実行委員会は10日夜、市役所で会合を開き、同市チームの代表選手のメンバー案を了承した。 3年目となる石井義仁監督は「選手と指導者を含めてチーム一丸となって、より良い成績をつくっていきたい」とあいさつした。 メンバーは次の通り。 小学生男子 堀井寛人(伊東5)吉村泉夢(八幡野6)山本朔大(南5)▽同女子 金藤咲空(宇佐美5)土屋美颯(南6)▽中学生男子 藤間蒼介(南2)山本岐(同)▽同女子 舘林煌乃(南1)山本姫菜(同2)▽高校生男子 鈴木陽斗(藤枝明誠3)村上陽汰(山梨学院1)藤原宏人(伊豆
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 6、7日はオニカサゴやソウダガツオ、スマガツオ、ダツ、ネンブツダイ、タカベ、ボラなど。8日はクロダイやメジナ、ソウダガツオ、スマガツオ、トウゴロウイワシなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は朝と夕方にサビキ釣りでアジ。日中はイワシが多かった。イサキの幼魚も多く釣れたが、まだ身がないので食べずにリリースを。ウキ釣りではメジナやヘダイ、クロダイ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8日夜の沼津沖船釣りは指2本半~5本幅のタチウオが15匹前後でトップは40匹。9日午前の船は0.
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特殊詐欺被害の未然防止に貢献 コンビニ店員に感謝状 伊東署
伊東署はこのほど、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、伊東市川奈のセブン-イレブン伊東川奈店の店員渡辺真己さんに署長感謝状を贈った。渡辺さんは9月12日、未納料金の支払い名目でプリペイドカードを購入しようとした60代の女性客に対応した。別のスタッフが計30万円分のカードの会計をする際、一部がレジで読み込めず、相談を受けた渡辺さんが状況から詐欺を見抜いた。 同署で三坂滋康署長が感謝状を手渡し、「警察も特殊詐欺の対策をしているがなかなか減らない。積極的な声かけで防止してもらい、感謝している」と述べた。渡辺さんは「知人も詐欺防止をしていたので、どこでも起きるものだと思った。より一層目を光らせ
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転落の釣り人救助 漁業者に感謝状 下田海保
伊東市の八幡野漁港付近で発生した釣り人の転落事故で人命救助に貢献したとして、下田海上保安部は4日、同市の漁業者3人に感謝状を贈った。鈴木崇浩さん、肥田元幸さん、青木洋一さんが受けた。 3人は8月12日午後、磯場から落水するなどして陸に戻れなくなった東京都の20代と50代の男性親子の救助に関わった。事故の一報を受けて迅速に漁船を出し、親子を港に搬送した。いずれも命に別条はなかった。 同市八幡野のいとう漁協八幡野支所前で開いた贈呈式で、同保安部の西山博部長が出席した鈴木さんと肥田さんに感謝状を手渡した。肥田さんは「結構なうねりがあった」と当時の海の状況を振り返り、鈴木さんは「救助した人が元気にな
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伊東の経済3団体 21項目推進求める 市に要望書
伊東商工会議所(斎藤稔会頭)など伊東市内の経済3団体が4日、市に2024年度の取り組みについて要望した。各団体の代表者らが市役所を訪れ、JR伊東駅周辺の施設整備や伊東海岸の整備促進など6分野で計21項目の推進を求めた。 要望は、ほかに伊東観光協会(稲葉明久会長)と伊東温泉旅館ホテル協同組合(北村太一理事長)が行った。新規の要望として、渋滞情報などを表示する大型の道路情報板や伊東オレンジビーチ駐車場の整備、入湯税の申告・納付手続きのIT化推進などを盛り込んだ。 斎藤会頭が小野達也市長に要望書を手渡した。市幹部も集い、各団体のメンバーがそれぞれの要望を伝えた。観光協会の稲葉会長はインバウンド(訪
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木下杢太郎 功績たたえる 伊東で祭典 地元出身の医学者 芸術でも活躍
伊東市出身の医学者で文学や芸術分野でも幅広く活躍した木下杢太郎(もくたろう、本名・太田正雄、1885~1945年)の功績をたたえる「第56回杢太郎祭」(実行委主催)がこのほど、市の生涯学習センターひぐらし会館で開かれた。 市少年少女合唱団と合唱団KANONのメンバーが杢太郎作詞の歌「海の入日」「夕焼けの唄」などを歌った。同じく杢太郎が作詞し、今春の統合で開校した伊東小に引き継がれた校歌を来場者も含めて合唱した。 杢太郎が作った俳句や短歌を朗詠し、親交があった北原白秋作詞の伊東音頭を披露した。実行委の村田武委員長は「杢太郎は多方面にわたって活躍した偉人。白秋と同じ年の生まれで親密な関係を築き、
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記者コラム「清流」 半数の民意
9月24日投開票の伊東市議選は投票率が48.88%にとどまった。過去最低だった前回選を下回り、初めて5割を切った。低投票率は全国的な流れだが、地元住民にとっては最も身近な選挙だけに、もう少し関心が高まってほしかった。 立候補者は今回、定数20を10上回る30人。市の現状や将来を憂いた新人候補が13人出馬し、全市的な選挙ムードの高まりが期待されたが、盛り上がりに欠けた。新人の多くが票を伸ばすことができず、16人中15人が当選した現職の壁に阻まれた。 諸外国に比べ表面的には安定しているように見える国内状況で、投票率低下には歯止めがかかりそうにない。投票率が低い若年層への呼びかけなど地道な努力
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小中学校に備品 伊東RCが寄贈
伊東市の伊東ロータリークラブ(RC、秋山佳輝会長)はこのほど、同市の伊東小と門野中に要望のあった備品を寄贈した=写真上=。 伊東小には耕運機、門野中には放送機器や体育用品を贈った。市役所で伊東小分の贈呈式を行い、秋山会長が高橋雄幸教育長に目録を手渡した。 秋山会長は「大半が伊東で生まれ育った会員の総意」と寄贈の趣旨を伝え、高橋教育長は「学校で大切に使っていきたい」と感謝した。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 9月29日はサバやタカベ、ネンブツダイ、ソウダガツオなど。30日はネンブツダイやタカベ、トウゴロウイワシ、サバ、小イサキ。1日はメッキや小イサキ、ベラ、トウゴロウイワシなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 9月26日に港内でカサゴの放流を行った。カサゴは成長が遅いため20センチに満たないものはリリースを。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 9月29日午前の沼津沖船釣りは小マダイが多数。他にマアジやカイワリ。午後の船は25センチ前後のマアジやワラサ(ブリの若魚)。1日夜の船は指2~4本幅のタチ
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愛犬と一緒に自然体感【しずおかアウトドアファン】
愛犬と一緒にアウトドアのアクティビティーやキャンプに挑戦してみたい―。そんな飼い主の要望に応える体験や施設が静岡県内にも数多くある。9月、各地を訪ねて魅力や愛犬と快適に過ごすこつなどを聞いた。ドッグSUP 湖上で風と水感じる 広々とした湖面を大小さまざまな犬を乗せたスタンドアップパドルボード(SUP[サップ])が進んでいく。9月上旬、浜松市北区三ケ日町都筑の浜名湖畔で開かれた「浜名湖DOGSUP体験ツアー」。東京都の企業COREZON[コアゾン]が企画したイベントだ。参加者はパドルの扱い方や犬が安心できる乗せ方、落水時の対応などについて説明を受け、人と犬がそれぞれライフジャケットを着用して
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静岡県議会運営の改善へ 検討委員会に5点諮問 改選後初会合
静岡県議会議会運営等改善検討委員会はこのほど、4月の改選後初の会合を開いた。中沢公彦議長が、前任期から検討事項となっている会期の見直しなど5項目を諮問した。2023年度内をめどに、協議結果がまとまった項目から順次答申する見通し。 諮問された検討事項は、通年会期の導入▽常任委員会について、委員単位の質問制限を「会派持ち時間制」に変更、インターネット中継導入▽大学機関などとの意見交換や、政策立案への参画機会の醸成▽議会基本条例の制定▽政務活動費の削減を含めた見直し―の5項目。 会合では、事務局が前回までの検討状況や論点を整理したほか、他の都道府県議会の導入状況など調査内容を説明した。 同委
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デジタル技術で産業創出 モデルケース目指す 伊豆半島東海岸の4自治体
伊東と東伊豆、河津、下田の4市町による「伊豆東海岸広域地域循環共生圏協議会」が2日発足した。ドローンを軸としたデジタル技術の活用により産業と生活環境、防災の3分野で連携を深める。内外に先進技術の実証地としてアピールするとともに、産業システム構築のモデルケースとしたい考え。東伊豆町役場で設立総会が開かれた。 産業分野では民間にドローンの実証実験の場を提供し、企業誘致につなげていく方針。物資や医薬品搬送などによる人手不足解消や、遠隔による体制確保も念頭に置く。公共交通機関や道路の点検、自然環境の保全も想定する。情報収集体制の広域化で地域の防災力強化を目指す。 協議会事務局の東伊豆町によると、
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会派構成決まる 伊東市議会
伊東市議会(定数20)の改選後の会派構成が2日、決まった。会派数は改選前と同じ6。「正風クラブ」と「自由民主 伊東」がともに4人ずつで人数が最多となった。 会派構成は次の通り(〇は代表者)=届け出順=。 【政和会】〇四宮和彦、杉本憲也【公明党】〇長沢正、竹本力哉、篠原峰子【正風クラブ】〇佐藤周、宮崎雅薫、鈴木絢子、村上祥平【伊東未来】〇大川勝弘、杉本一彦、青木敬博【自由民主 伊東】〇井戸清司、中島弘道、虫明弘雄、河島紀美恵【颯】〇浅田良弘、田久保真紀【無会派】重岡秀子、犬飼このり
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力作ずらり 伊東市芸術祭の展示部門、10月1日まで前半展
第62回伊東市芸術祭の展示部門(市教委、市文化協会主催)が30日、市の生涯学習センター中央会館で始まった。前半展は10月1日まで。華道や絵画、写真なの意欲作がそろい、来場者の関心を集めている。 華道のコーナーには、自由に植物を配した作品を展示している。パンパスグラスで秋の雰囲気を演出したり、流木を組み合わせてダイナミックな動きを感じさせたりと創意工夫を凝らした力作が並ぶ。 後半展は10月7、8の両日に開き、書道や手工芸作品を展示する。6日午前10時には文学部門の審査結果を張り出す。
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全15種目で熱戦 スポーツ祭開会 伊東、功労者表彰も
第67回伊東市スポーツ祭(市教委、市体育協会主催)の総合開会式が29日、同市観光会館別館で開かれた。既に開催している競技を含めて全15種目を予定し、各地で熱戦を繰り広げる。 高橋雄幸教育長が「持てる力を存分に発揮し、自分の目標を達成できる素晴らしい大会にしてほしい」と激励した。伊東小6年の中井柊磨さんと宇佐美小5年の加藤万叶さんが「日頃の練習の成果を発揮し、力いっぱい頑張ることを誓います」と選手宣誓した。 式典の後半は市体育協会章表彰式を行った。市のバスケットボール協会長を務め、同協会や市体協の発展に尽力した黒田哲朗さんが功労者表彰を受けた。特別表彰は個人36人、1団体が受けた。
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ミカン「甘くておいしい」 伊東の園児が収穫体験 10月のミカン狩り開始前に
伊東市の伊東みかん園協会に加盟する11農園で10月1日から始まるミカン狩りを前に、同市宇佐美の鈴木園で29日、地元の園児たちが収穫体験し、もぎたての果実を味わった。 宇佐美保育園の年長児16人が参加。だいだい色に色付き始めたミカンを手で回してもぎ取り、皮をむいてほおばった。園児たちは「甘くておいしい」「もう1個食べたい」などと笑顔を見せ、次々と口にした。同協会の三好清信会長は今季の生育状況について「全体的に小さめだが、甘みも酸味もしっかりしている」と話した。 協会加盟の農園は宇佐美地区に九つ、吉田と城ケ崎の各地区にそれぞれ一つある。入園料は食べ放題が500円(3歳から小学生は400円)、
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 22日はカサゴやイシダイ、ワカシ(ブリの幼魚)。23日はカンパチや小マダイなど。24日は小マダイや小メジナ、トウゴロウイワシなど。ソウダガツオやイサキ、サバ、タカベは連日釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺や川奈いるか浜では餌釣りや弓角仕掛けでソウダガツオとサバ。サビキ釣りは早朝と夕方にアジ。カマスサビキではカマスも揚がった。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 23日夜の沼津沖船釣りは指2本半~4本幅のタチウオが15匹前後。スルメイカは多数、カマスなども交じる。24日午後の船は
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翠下奏城の家(サン工房)最優秀 静岡県住まいの文化賞 住宅部門
静岡県や県建築士会などでつくる県住宅振興協議会はこのほど、第28回県住まいの文化賞の受賞者を発表した。住宅部門では、最優秀の知事賞にサン工房(浜松市西区)が設計、施工を手がけた「翠下奏城(すいかそうじょう)の家」(同市中区)が輝いた。 同賞は県内住宅に関わる産業・文化の振興を目的に、住宅建築や功労者を2年に1度表彰している。 翠下奏城の家は木造2階建て148平方メートル。東西に高低差があり、北側に擁壁が横たわる宅地の制約条件を巧みに解決して優れた住空間を創出したことなどが評価された。 功労者部門は、企業組合針谷建築事務所の鳥居久保会長、一般社団法人プレハブ建築協会中部支部県分会の宮本明
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伊東市議選の低投票率 市長「残念」
伊東市の小野達也市長は25日の定例記者会見で、24日投開票の市議選が過去最低の投票率(48・88%)だったことについて「一番身近な選挙。政治への関心の低下か、若者の選挙離れが進んでいるのか。残念」との所感を語った。 市議選には定数を10上回る30人が立候補した。投票率は過去最低だった前回選から1・71㌽下がり、初めて5割を切った。 小野市長は当選者に対して「市政の発展のために最大限の力添えをたまわり、両輪として進めていきたい」と期待した。
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伊東新市議20人に市選管が当選証書
伊東市選挙管理委員会は25日、24日に投開票された同市議選で当選した新市議20人に当選証書を付与した。 市役所で開かれた付与式で、菊間徹夫委員長がそれぞれに手渡した。菊間委員長は「公約を忘れることなく、その実現に真摯(しんし)に取り組んでもらいたい」と呼びかけた。 3508票でトップ当選した村上祥平氏(38)=無新=は「多くの人の思いを託された。その思いに応えていけるような仕事をしていかなければいけない」と意気込みを語った。
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伊東市議20人決まる 投票率48・88% れいわ公認候補が議席
任期満了に伴う伊東市議選(定数20)は24日、投票が行われ、即日開票の結果、新市議20人が決まった。投票率は過去最低だった前回選の50・59%を下回り、48・88%だった。 地元内外で浸透した村上祥平氏(38)=無新=が幅広く集票し、トップ当選した。杉本一彦氏(58)=維現=や杉本憲也氏(41)=無現=が安定した戦いで続いた。犬飼このり氏(52)=れ元=も当選し、れいわ新選組の公認候補が県内地方議会で初めて議席を獲得した。 定数を10上回る30人が立候補した。当選者の内訳は現職15人、元職1人、新人4人。党派別では自民6人、公明3人、維新1人、共産1人、れいわ1人、無所属8人。 伊
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按針の功績 後世に 伊東で生誕祭
伊東市の松川河口で日本初の洋式帆船を建造した英国人ウィリアム・アダムス(三浦按針)を顕彰する市民団体「伊東按針会」は23日、第37回生誕祭を同市の観光文化施設「東海館」で開いた。会員や来賓ら約50人が集まり、按針の功績を後世につなぐ意思を強くした。 徳川家康の外交顧問として活躍した按針の生誕日(1564年9月24日)に合わせて開催している。参加者は按針の偉業に思いをはせ、赤いカーネーションを献花した。高校生交換プログラムで、今夏に同市の友好都市・英国メドウェイ市に派遣された生徒2人が体験を報告した。 同会の武智幹夫会長は「伊東で2隻の帆船を建造した按針。その歴史を住民や観光客に知ってもらいた
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伊東市議選 投票進む 24日正午現在の投票率33%
任期満了に伴う伊東市議選は24日午前7時、投票が始まった。期日前投票を含めた正午現在の投票率は33・68%で、前回選を1・2%下回っている。 定数20に対して30人(現職16人、元職1人、新人13人)が立候補している。党派別の内訳は自民6人、公明3人、共産2人、維新1人、れいわ1人、無所属17人。 投票は午後8時まで、市内24カ所の投票所で行われ、午後9時10分から伊東小体育館で開票される。同11時過ぎには大勢が判明する見通し。 16日現在の選挙人名簿登録者数は5万8689人(男2万7602人、女3万1087人)。
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伊東市議選 9月24日投開票 30人が立候補
任期満了に伴う伊東市議選は24日、投開票が行われる。定数20に対して30人(現職16人、元職1人、新人13人)が立候補し、最終盤の戦いを進めている。 党派別の内訳は自民6人、公明3人、共産2人、維新1人、れいわ1人、無所属17人。投票は同日午前7時から午後8時まで、市内の24カ所の投票所で行われる。午後9時10分から伊東小体育館で即日開票され、同11時過ぎには大勢が判明する見通し。 16日現在の選挙人名簿登録者数は5万8689人(男2万7602人、女3万1087人)。
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伊東市議選 新人の半数 移住、Uターン 第二の故郷に新風 母校統合で危機感
24日投開票の伊東市議選は定数を10上回る30人が出馬し、近年にない混戦模様になっている。立候補者のうち13人は新人。このうち約半数が移住者やUターン組で、人口減少など衰退が進む市の現状や将来に強い危機感を示す。全国的に地方議員のなり手不足が叫ばれる中での多数の出馬に、有権者からは「論戦が活発になる」と歓迎する声も聞かれる。 「観光資源に恵まれた土地なのに、生かされていない。移住者にとってはもったいなく感じる」。県外出身の新人候補の一人は、出馬の理由に現状への不満を挙げる。首都圏からほど近い立地で、自然豊かな環境や温泉などがある伊東には多くの移住者が居を構える。「これからずっと住みたいまち
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伊東市議選PR 地元高校生も参加
伊東市明るい選挙推進協議会と同市選挙管理委員会は21日、24日投開票の同市議選を周知する啓発活動を同市玖須美元和田の商業施設「伊東ショッピングプラザデュオ」で行った。伊豆伊東高の生徒を含めた約20人が買い物客に投票を促した。=関連記事28面へ 同施設では23日まで期日前投票ができる。各日午前10時から午後6時。参加者が啓発品を配りながらPRした。期日前投票所はそのほか4会場。市役所では23日までの午前8時半から午後8時に設ける。宇佐美、八幡野の両コミュニティセンターと生涯学習センター荻会館は、22日までの午前8時半から午後5時。
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大詰めの伊東市議選 当選ライン700票前後か 宇佐美地区7人 最激戦区
任期満了に伴う伊東市議選(24日投開票)は定数20を大きく上回る30人(現職16、元職1、新人13)が激しい選挙戦を繰り広げたまま、終盤に入った。当選ラインは前回選の700票台か、それよりも下がるとの観測がある。投票率は過去最低だった前回選の50・59%を下回り、5割を切る可能性がある。各陣営は票の掘り起こしに向け、各地を駆け回っている。 市北部の宇佐美地区は前回から2人増の7人がひしめく最激戦区。杉本憲氏は古巣の農協関係にアピールする。佐々木氏は知名度向上を目指し、中島氏、井戸氏は地盤の支持層を固める。竹本氏は党組織の支援を受ける。候補最年少の梅原氏は若さを押し出し、古川氏は市財政の課題
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個人情報書類 伊東市が誤送付
伊東市は21日、滞納者1人の個人情報が記載された書類を別の滞納者への通知の封筒に誤って混入し、送付していたと発表した。市は当事者に謝罪し、回収作業を進めている。 市収納課によると、書類には住所や氏名、口座情報、未納税額などが記載されていた。通知を受けた対象者から連絡があり、発覚した。市は事務処理手順の見直しを行い、再発防止を徹底するとしている。
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特殊詐欺を未然防止 コンビニ店員に感謝状 伊東署
伊東署は19日、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、伊東市のファミリーマート伊東川奈店の店員鈴木美香子さんと今吉純さんの2人に署長感謝状を贈呈した。 鈴木さんは11日午後2時ごろ、4万円分のプリペイドカードを購入しようとした70代の男性客に対応した。内容からパソコンのウイルス除去名目の詐欺だと分かり、今吉さんが警察に通報した。 2人とも被害防止は初めてという。声かけの際に同署が配布している注意喚起の掲示物を活用した。 同署で三坂滋康署長が感謝状を手渡した。鈴木さんは「販売だけでなく、お客さんとのコミュニケーションも大切にしたい」、今吉さんは「被害を未然に防ぐことができて良かった」とそれぞ
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 伊東 カゴ釣りや弓角仕掛けでソウダガツオやサバ。他にサビキ釣りで早朝と夕方にアジが釣れる。遠くに投げずに足元を探ると良い。日中はコノシロが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 9月12日午後の沼津沖船釣りは4.5キロまでのマダイが多数。マアジやカイワリ、イトヨリも交じる。13日午後の船も25センチ前後のマアジや中サバ。16日の夜の船は60~90センチ、指2本半~4本幅のタチウオが10匹前後。20~35センチのカマスは多数。他にスルメイカやマアジなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 9月17日の三保
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杉村選手の技「すごい」 藤枝・朝比奈一小 ボッチャ体験、魅力学ぶ
東京パラリンピックのボッチャ日本代表で金メダルを獲得した杉村英孝選手(41)=伊東市出身=が19日、藤枝市立朝比奈第一小を訪れ、児童54人と交流した。静岡県教委の「オリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業」の一環。児童は体験を通じて競技の魅力を学んだ。 杉村選手はクイズを交えてボッチャのルールや面白さを紹介。夢中になれるものを見つけて失敗を恐れずに挑戦し、支えてくれる人に感謝の気持ちを持つ大切さを呼びかけた。 児童はチームごとに分かれて試合を行った。目標の球(ジャックボール)に狙いを定め、それぞれ赤と青の球を投げて得点を競った。投げた球がジャックボールに近づくと、「うまい」「やっ
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静岡国際オペラコンクール 60人出場決定
静岡国際オペラコンクール(県など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の実行委員会は19日、10月28日から11月5日に浜松市中区のアクトシティ浜松で開催する第9回コンクールの出場者を決定した。本県出身の2人を含む11カ国60人が出場する。 静岡県出身者はいずれもバリトンで、富士市出身の伊藤尚人さん(26)と伊東市出身の浜野杜輝さん(29)。今回は世界33の国・地域から271人の応募があり、6月の予備審査などを経て出場者が決まった。国別では日本が最多の20人で、韓国19人、中国10人と続いた。 コンクールは1996年から3年ごとに浜松市で開催している。新型コロナ禍で、当初予定の2020年の実施
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期日前投票始まる 伊東市議選
任期満了に伴う伊東市議選の期日前投票が18日、市役所と伊東ショッピングプラザデュオで始まった。いずれも23日まで。19~22日にはそのほかの3会場でも実施する。 期日前投票の時間は市役所が午前8時半から午後8時、デュオが午前10時から午後6時。ほか3会場は宇佐美、八幡野の両コミュニティセンターと生涯学習センター荻会館で、午前8時半から午後5時。 市議選には定数20を大きく上回る30人が立候補した。投開票は24日。午前7時から午後8時まで市内24会場で投票が行われる。
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伊東市議選が告示 30人が立候補 24日投開票
任期満了に伴う伊東市議選は17日、告示された。定数20に対して30人が立候補し、選挙戦に突入した。 立候補者の内訳は現職16人、元職1人、新人13人。政党別では自民6人、公明3人、共産2人、維新1人、れいわ1人、無所属17人。 投票は24日午前7時から午後8時まで、市内の24会場で行い、午後9時10分から伊東小体育館で即日開票する。期日前投票所は5カ所。このうち市役所では18~23日の午前8時半から午後8時まで実施する。 16日現在の選挙人名簿登録者数は5万8689人(男2万7602人、女3万1087人)。 ※画像タップで拡大してご覧になれます
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伊東市議選 9月17日告示
任期満了に伴う伊東市議選は17日、告示される。定数20に対し、これまでに現職16、元職1、新人13の計30人が立候補の意向を表明している。 立候補の届け出は午前8時半から午後5時まで、市役所で受け付ける。投票は24日午前7時から午後8時まで市内の24会場で行われ、午後9時10分から市立伊東小体育館で即日開票される。 1日現在の選挙人名簿登録者数は5万8656人(男2万7580人、女3万1076人)。
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リクルートと連携協定 伊東市 雇用促進、地域活性へ
伊東市は12日、リクルート(東京都)と雇用促進や地域定着に関する連携協定を締結した。採用管理サービスの活用などを通じて市内の事業者を支援し、地域活性化につなげる。同様の協定は全国23例目で県内では初。 市役所で開いた締結式で、小野達也市長とソーシャルソリューションデザイン部の常行洋介部長が協定書を交わした。小野市長は「これまでのノウハウや経験などの力をもらい、活性化に向けた取り組みの実践ができるようお願いしたい」とあいさつした。常行部長は「タッグを組んで共通の課題解決をしていきたい。雇用促進の切り口で地域活性化に貢献できれば」と述べた。 10月18日に採用力向上の無料セミナーを伊東商工会議所
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 9日はマダイやソウダガツオ、コノシロ、ショゴ(カンパチの幼魚)、メジナ、イサキなど。10日はカンパチやクロダイ、メジナ、オオモンハタ、マハタ、タカベなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 これからはソウダガツオやサバ狙い。2本針仕掛けで、一つは擬餌針のカブラ、もう一つに餌のオキアミを付けてコマセをまく餌釣りや弓角仕掛け、ジギングなど、いろいろな釣法が楽しめる。今後に期待したい。サビキ釣りや投げ釣りもまだできる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10日午後の沼津沖船釣りは20~25セ
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創造性を地域に生かすには 伊東、未来ビジョン会議で講話
高校生を含む伊東市の若い世代の市民らが参加する同市の「未来ビジョン会議」の第2回会合がこのほど、市役所で開かれた。デザイン事務所「カラーコード」代表取締役で京都芸術大大学院准教授の浅井由剛さん(沼津市出身)が講話し、創造性を地域に生かすヒントを伝えた。 浅井さんは創造性の必要性について触れ、アート思考の考え方を解説した。自分の思考の傾向や価値観を発見・自覚し、どう感じているかを常に確認した状態で住むまちを観察することを勧め、「よく言われる地域課題とは違った問題が見つかる可能性がある」と説いた。一定時間に思ったことを書く「ジャーナリング」や気になったことを写真で撮りためる「スナッピング」などの
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プログラミングで海の現状知るイベント 沼津で9月18日
海の現状を知るイベント「プログラミングでSDGs!」(イエローピンプロジェクト主催)が18日午前10時半から午後4時まで、沼津市大手町のプラサヴェルデで開かれる。 海で吸収される二酸化炭素「ブルーカーボン」をテーマにしたプログラミングワークショップや、海岸清掃で拾ったおもちゃ「シートイ」を使ったすごろくを行う。ほかに、海洋保全に取り組む伊東市の社団法人「サバーソニック&アジロックフェスティバル」の武智一雄代表(47)が藻場をテーマに講演する。 申し込みは15日正午までで、同イベントホームページの専用フォームで受け付けている。詳細はホームページへ。
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選挙啓発ポスター 優秀作品など決定 伊東市役所に展示
伊東市内の小中学校と高校の児童生徒から寄せられた明るい選挙啓発ポスターの審査が11日、市役所で行われた。県の審査会に出品する優秀作品15点など受賞作を決定した。 本年度は小学生10点、中学生50点、高校生56点の応募があった。1票の大切さを訴えたり、選挙での投票を促したりする作品がそろい、メッセージとともにそれぞれの絵が描かれている。市の選挙管理委員会と明るい選挙推進協議会の関係者、高校講師が審査員を務めた。 作品は14日まで、市役所1階の市民ロビーで展示している。
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笛の音に乗り 軽快に勇壮に 伊東大田楽、市民ら演舞
平安から室町の時代にかけて流行し、姿を消した芸能の田楽を現代によみがえらせた「大田楽」を披露する「伊東大田楽」(伊東大田楽後援会、伊東市教委など主催)が9日、市観光会館で開かれた。市民ら踊り手が、力強く軽快な舞で観客を魅了した。 大田楽は狂言師の5世野村万之丞さん(1959~2004年)が音楽家や舞踏家とともに誕生させた創作芸能。催しは伊東の祝祭として、四半世紀にわたって続いている。 色とりどりの衣装に身を包んだ田楽法師たちがかけ声を響かせながら、太鼓や笛の軽やかなリズムに合わせて舞った。踊り手がステージを埋めた「総躍り」や客席に繰り出す「乱舞」で最高潮を迎え、躍動感あふれるパフォーマ
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21件を認定、可決 伊東市議会閉会
伊東市議会9月定例会は8日、最終本会議を開いた。2022年度の各決算や23年度市一般会計補正予算案など21件を認定、可決して閉会した。そのほか市の新図書館建設事業の見直しを求める請願は不採択とした。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 2日はメジナやタカサゴ、カマス、イシガキダイ、コノシロ、サバ、マアジ、小マダイ、ダツ、イサキ。3日はタカベやアイゴ、イサキ、コノシロ、メジナ、ネンブツダイ、ニザダイ、サンバソウ(イシダイの幼魚)が揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 オレンジビーチは海水浴シーズンが終わったので、シロギスの投げ釣りができる。離岸堤の間を狙って遠投すると釣果が上がる。消波ブロック周辺は穴釣りでカサゴが狙える。伊東港周辺では弓角仕掛けやカゴ釣りでソウダガツオが釣れ出した。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8
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伊東南中生が全中出場報告「実力発揮できた」 市長を訪問
8月の全国中学校体育大会(全中)の水泳、卓球の各競技大会に出場した伊東市立南中の3年生3人がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、成績を報告した。水泳では戸塚日南子さんが女子自由形の2種目に臨み、200メートルで4位、100メートルで8位と健闘した。 戸塚さんは「最後の全中でいろいろな思いがあったが、自分の実力を全部発揮できた。3年間の努力が報われたと思う」と振り返った。ほかに、稲葉聡友子さんが水泳の女子200メートル、400メートルの各個人メドレーに、草間ひかるさんが卓球の女子個人にそれぞれ出場した。 小野市長は「これから先も日々、成長できるので頑張ってもらいたい」とさらなる活躍に期待
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造園業、管工事工業など 職人の技 間近に 伊東市技能祭
伊東市技能祭2023(伊東職業訓練協会主催、市、伊東商工会議所共催)がこのほど、市役所で開かれた。造園業や管工事工業などの各事業者団体に加盟する業者らがブースを構え、それぞれの分野の職人技術を紹介した。 植木の剪定(せんてい)指導の催しが行われ、来場者がプロの技術に見入った。造園業の関係者がツバキとマキの木にはさみを入れ、手際よく枝の一部を切り取っていった。 竹灯籠の制作体験では参加者がドリルを使って竹筒に穴を開け、内部から明かりが漏れるように加工した。伊東畳商工業協同組合は畳作りの一端に触れる体験コーナーを設けた。 イベントは新型コロナの影響を受け、4年ぶりに開催した。
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伊東海水浴客数は昨年と同水準 天候不順響き伸び悩む
伊東市は6日、今夏の市内4海水浴場の遊泳客数を公表した。計4万7128人で、8月の天候不順で伸び悩んだ。全体の1日平均人数は前年比98・7%と同水準だった。コロナ禍前の2019年比では53・2%にとどまった。 市観光課によると、7月の1日平均人数は前年の3割以上増加し、好調に推移していた。一方、8月は台風の影響を受け、最も客足が伸びる中旬に悪天候が続いたため、前年同月比3%減だった。 各海水浴場の内訳は伊東オレンジビーチが2万8800人、宇佐美海水浴場が5839人、川奈海水浴場が2719人、川奈いるか浜公園が9770人だった。期間はオレンジビーチが7月15日~8月27日、そのほかは7月2
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伊東の8月前半宿泊客数 微増の20万3千人
伊東市は夏季(8月1~15日)の推定観光客数を発表した。宿泊客数は昨年度比1%増、交通流量は同2%増加した。観光施設入場者数は同2%減だった。 市観光課によると、宿泊客数は20万3千人だった。期間前半は順調に推移していたが、後半にかけて台風による悪天候の懸念から予約のキャンセルが続いたという。ただ、影響を受けた日を除き昨年度比で増えているため「宿泊客数は堅調に推移している」とした。 屋外の観光施設も台風の影響を受け、全体の数字を押し下げた。一方、屋内施設は昨年度比15%増と好調だった。コロナの分類移行や団体旅行が回復傾向にあることが好影響を与えた。 宿泊客数、交通流量、観光施設入場者数
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熱海レモン 新商品開発へアイデア膨らむ 熱海高生が知識習得
熱海高ビジネス観光類型の2、3年生22人が5日、熱海市産レモンを用いた商品開発に向け、基礎知識を習得する講座を校内で受講した。JAふじ伊豆女性部あいら伊豆地区本部長で、野菜ソムリエプロの小川富子さん(伊東市)が作った試食品を味わい、商品開発のアイデアを膨らませた。 生徒は小川さんの講義を通じて熱海市が国産レモン発祥の地とされる歴史や、ビタミンCが豊富に含まれるレモンの栄養と効能について理解を深めた。同校近くで収穫したレモンを使い、小川さんが調理した「レモンピール」「レモンカード」などを試食した。 同校は「熱海レモン」のブランド化と地域活性化を目指し、地元の多賀小、多賀中と連携してレモン
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東部各地で総合防災訓練 地域と命守る、意識新た
「防災週間」期間中の3日、県東部の各市町で大地震の発生を想定した防災訓練が実施された。関東大震災の発生から100年の節目に、参加者は防災、減災への思いを新たにした。 裾野、アプリで避難所名簿 裾野市は同市の裾野高で総合防災訓練を行った。体育館に開設した避難所の受け付けでは携帯電話の防災アプリと、手書きによる名簿作成の時間を比較した。 アプリは事前登録が必要だが、QRコードを読み込むだけで手書きより早く受け付けが完了した。杉山美智江さん(63)は「避難所などに関する情報も受け取れるので便利」と話した。 会場型の本格的な訓練は4年ぶり。約300人が参加した。 沼津、会場と本部を中継 沼
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伊東の津波犠牲者 住民が供養 「災害忘れず備える」決意 関東大震災100年
関東大震災の発生から100年が過ぎた2日、伊東市物見が丘の仏現寺で地元住民による供養祭が営まれた。相模トラフ沿いで想定される最大クラスの地震で、沿岸部各地に十数メートルの津波が襲来する可能性がある同市。関係者は「過去の災害を忘れずに、日頃から震災に備える」と決意を強くした。 「九月一日ヲ忘レルナ」。同寺境内に建つ関東大震災供養塔の1基には、上部に大きな文字が刻まれている。震災で津波被害を受けた旧伊東町では84人が犠牲になったとされる。塔は震災翌年の1924年に別の場所に建立され、2度の移設で現在地に置かれた。 供養祭は今年で44回を数え、地元の玖須美区がコロナ禍でも絶やすことなく続けて
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人口密集度の高まりで危険増 帰宅困難者対策が課題に 武村雅之特任教授に聞く【伝える 関東大震災100年と静岡 番外編】
1日で発生から100年となった関東大震災。日本の自然災害史上最大の死者・行方不明者10万5千人余りを出した惨事が残した教訓とは何か。被災各地の揺れや被害、復興まで幅広く研究し、関東大震災研究の第一人者とされる名古屋大減災連携研究センターの武村雅之特任教授に聞いた。 -1924年に発行された静岡県大正震災誌によると、県内の死者・行方不明者は443人、建物被害は1万3千件と甚大だった。どんな地震だったのか。 「住宅の全壊率から推定すると、現在の震度階級で小山町の一部は最大震度7、熱海、伊東両市の一部は震度6強に達したとみられる。これらの地域は地震で動いた断層面の西端に近く、激しく揺れた。熱海
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不同意性交の疑いで男逮捕 静岡南署
静岡南署は1日、不同意性交の疑いで伊東市川奈、会社員の男(28)を逮捕した。逮捕容疑は8月下旬、静岡県中部地区の駐車場で、同地区に住む女子高校生に同意を得ずに性交した疑い。
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関東大震災100年 静岡県東部の甚大被害、写真や映像で発信 市町役場や行政SNS
1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災から100年。被害を受けた静岡県東部の市町などが、当時の写真を企画展やSNSで積極公開している。職員らは「関東と名が付くから県内は無関係とのイメージがある」と地元で起きた災害であることを強く発信し、発生100年を契機に住民の防災意識の向上につなげている。 押しつぶされた建物、崩落した鉄橋、焼けた工場-。小山町が町役場本庁舎で開催中の企画展には、惨状を伝える写真が並び、映像も放映している。所用で町役場を訪ねた岩田則美さん(78)=同町藤曲=は「親戚から町が被害に遭ったと聞いてはいたが、こんなにひどいとは」と見入った。 県大正震災誌や小山町史
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暴力行為等処罰法違反の疑い、男女を逮捕 伊東署
伊東署は31日、暴力行為等処罰法違反の疑いでいずれも伊東市湯川の無職の男(23)、飲食店従業員の女(21)の両容疑者を逮捕した。逮捕容疑は7月9日午前1時ごろから同3時ごろまでの間、同市川奈の海岸で共謀して同市の男性会社員(20)に凶器を示し、「殺すぞ」などと脅迫した疑い。
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大自在(9月1日)関東大震災100年
房総半島南部の千葉県館山市を訪れた日の夕暮れ、相模湾の向こうに富士山のシルエットがきれいに見えた。富士山までの距離は約100キロ。障害物のない海越しだと近くに見えた。 その相模湾では伊豆半島側からフィリピン海プレート(岩板)が関東平野の下にある陸側のプレート地下に潜り込んでいる。そのため陸側にひずみがたまり続け、限界を超えると境が滑り動いて巨大地震を起こす。その仕組みは伊豆半島を挟んだ西側で起きる東海地震(南海トラフ地震)と同じだ。 館山市周辺に広がる海岸段丘は巨大地震の度に海底が隆起して造られたと洲埼灯台の案内板にあった。1703年元禄関東地震では半島南端が一気に5~6メートル隆起した
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伊東の「松川湖をきれいにする会」 地道に地域美化支える 知事表彰を市長に報告
伊東市の松川湖周辺の環境美化を続けている「松川湖をきれいにする会」(仲田紘一会長)が、本年度の河川・海岸、道路愛護団体等表彰で県知事表彰(河川・海岸部門)を受けた。メンバーがこのほど、市役所を訪ね、小野達也市長に報告した。 同会は2007年に設立し、23人で構成する。同年、市と公共施設の里親制度(アダプトシステム)の合意書を締結。毎月1回の活動で、ごみ収集やカーブミラーの清掃などに取り組んでいる。市内で同表彰を受けたのは10団体目。仲田会長はメンバーの活動の参加率が高いことや当初に比べてごみの量が減ったことなどを伝え、「地道に活動をしてきた。少しずつきれいになっている」と話した。小野市長は「
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 8月24日はメジナやカワハギ、小イサキ、チョウチョウウオ、タカベ、ネンブツダイ、ベラ。26日はマダイやソウダガツオ、メジナ、カワハギ、カマス、ベラなど。27日は小マダイや小イサキ、カワハギ、カマス、ネンブツダイなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はシロギス狙いの投げ釣りのほか、ブラクリ仕掛けや胴つき仕掛けの穴釣りがおもしろい。日中はカサゴ、暗くなったらメバルも狙える。餌はイソメかサバやサンマの切り身。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8月26日午前の沼津沖船釣りは25セ
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キャンプの知恵 防災に生かそう! 各地でイベント お役立ちグッズも【しずおかアウトドアファン】
9月1日は防災の日。2023年は関東大震災から100年の節目に当たる。大規模災害に遭った時のことを考え、日頃の備えを固める上で役立つのが、アウトドアの知識や道具だ。自然体験活動に取り組む認定NPO法人しずおか環境教育研究会(静岡市駿河区)の理事長で、防災士の資格を持つ東山浩子さん(54)にポイントを聞いた。 専門家「日常でも活用を」 災害時にまず課題となるのが、調理や暖を取るのに使う火の確保。キャンプの時に使うたき火台があれば、幅広い用途に使える。「落ちているスギやヒノキの葉、松ぼっくりなどはよく燃えます」と東山さん。金属の棒をこすって火花をつくるファイアスターター、たき付け用に麻縄を
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「浜堤」減災に一定効果 伊東の津波被害から学ぶ【伝える 関東大震災100年と静岡③】
伊東市中心部を流れる伊東大川(松川)右岸の玖須美地区。「ここは伊東の中でも津波による死者や家屋の流失が一番多く、壊滅的だった」。8月上旬、伊東港に面し住宅が密集する地区内を歩きながら、市文化財管理センターの主任学芸員金子浩之さん(63)が当時の被害状況を説明した。 津波に押し流された家屋のがれきや、川を遡上(そじょう)した津波で橋の欄干に乗り上げた漁船。玖須美地区を含む旧伊東町の惨状が同センターや県立中央図書館所蔵の写真に生々しく残る。市によると、旧伊東町の犠牲者84人のうち、37人は玖須美地区。流された家屋も361戸のうち204戸と、突出していた。しかし、玖須美の住民が迅速な避難行動を取
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れいわ山本代表 伊東の集会参加 国民負担減訴え
れいわ新選組の山本太郎代表が29日、伊東市内で開かれた集会に出席し、「30年疲弊した社会の中でコロナがやってきて、物価高まで加わったから苦しい。不況を終わらせて、失われた30年を取り戻す必要がある」と述べ、社会保険料減免など国民生活の負担軽減の必要性を訴えた。 山本代表は会場からの質問に答える形で「皆さんが世の中を動かせるという基本に立ち返ってもらうことが重要。実行するためには経済的安定が必要だ」などと語り、経済の安定と国内の安全保障が優先されるべきとの認識を強調した。 (伊東支局・白柳一樹)
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河川、海岸、道路愛護 静岡県が12団体を表彰
静岡県はこのほど、河川、海岸、道路愛護団体の活動をたたえる表彰式を県庁で行った。国土交通大臣感謝状や知事褒状を受けた12団体の代表者に森貴志副知事が感謝状や褒状を手渡した。 国交大臣感謝状は、年間を通じてごみ拾いや草刈り作業などの道路美化に取り組んでいる社会福祉法人覆育会すぎのこ作業所(下田市)と、2008年から国道139号の山梨県境までの約30キロ区間で清掃活動を続けているえんの会(富士宮市)の2団体が受けた。 表彰式では、えんの会と知事褒状を受けた松川湖をきれいにする会(伊東市)が活動報告した。 このほかの知事褒状受賞団体は次の通り。 河川愛護 庵原地区連合自治会(静岡市)青島第
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大学生が考えた東部の観光コース JAF静岡支部審査 静岡文化芸術大が最優秀
日本自動車連盟(JAF)静岡支部はこのほど、県内の観光名所を巡る「美しい伊豆 学生ドライブスタンプラリー」の企画審査会を静岡市駿河区の同支部で開いた。3大学が参加し、最優秀賞に静岡文化芸術大、優秀賞に浜松学院大、桜美林大(東京都)が選ばれた。 静岡文化芸術大は「親孝行」をテーマに高齢者が楽しめるコースを提案した。紹介したのは段差がない通路や車いすの貸し出しなどバリアフリーに配慮した観光地6カ所。三島スカイウオーク(三島市)や中伊豆ワイナリーシャトー(伊豆市)などを巡る。 浜松学院大は、東海館(伊東市)やペリーロード(下田市)など伊豆の歴史を感じられるコース。施設ごとに指定されたポーズの写
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お試し移住補助金「6組14人移住」 伊東市議会、市長が成果説明
伊東市議会9月定例会は29日、開会日に続いて決算大綱質疑を行い、3会派と無会派の計4人が2022年度の決算について市当局をただした。小野達也市長は22年度に初実施した、お試し移住支援事業補助金に関して「28件の利用があり、うち6組14人が市に移住した」と成果を説明した。 同補助金は移住定住の促進を図るため、移住検討者に対して宿泊費用の一部を助成する取り組み。小野市長は「利用者からはおおむね高い評価を得ている。移住希望者にとって利用しやすく、移住に直結する効果の高い事業」との認識を示した。 一方で、同様の目的で22年度に始めた空き家改修事業補助金については、制度を活用する事業者がなかったこ
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「津波だ」高台へ無我夢中 避難、元禄の教訓根付く 伊東・宇佐美小作文集【伝える 関東大震災100年と静岡②】
「津波が来るぞ、逃げろ」。伊東市宇佐美の海岸に避難を呼びかける声が響いた。相模トラフ沿いの最大クラスの地震で13メートルの津波が押し寄せるとされる同地区。27日、地元のNPO法人「宇佐美城山・街づくりプロジェクト」による訓練が行われた。住民やサーファー約50人が、海岸からすぐの高台にあるキャンプ場に急いだ。 訓練の発起人は同NPO法人理事の源久政男さん(84)。「津波から命を守るには、とにかく安全な高さまで逃げること。そのためには避難場所を知ってもらわなくては」と強調する。思いの背景には、関東大震災当時の宇佐美尋常高等小(現・宇佐美小)の児童が体験を書いた作文集がある。 同地区には当時、
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新図書館建設へ寄付 伊東競輪労働組合
伊東競輪労働組合はこのほど、伊東市の新図書館建設のために役立ててもらおうと、同市に寄付金4万円を寄せた。渡辺道子執行委員長ら関係者が市役所を訪れ、小野達也市長に手渡した。 市文化施設整備基金として役立てられる。小野市長は「有効に活用させていただく」と感謝した。同組合は昨年も同様の名目で寄付を行った。これまでにも体育施設整備基金などに善意を寄せている。
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9月定例会が開会 伊東市議会
伊東市議会9月定例会は28日開会し、会期を9月8日までの12日間と決めた後、3会派の議員が決算大綱質疑に立った。2022年度の各会計決算について市当局をただした。質疑は29日にも行う。
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人権擁護委員 上原さん抱負 伊東で就任報告会
伊東市はこのほど、新任の人権擁護委員の就任報告会を市役所で開いた。法務大臣からの委嘱で、7月1日から3年間の任期で務める上原直枝さん(同市川奈)が市幹部らを前に抱負を語った。 同委員は人権相談日に市役所で市民からの相談を受けたり、人権の啓発活動を行ったりしている。7月中旬に静岡地方法務局沼津支局で委嘱状を受けた上原さんは「虐待やいじめなど日々の生活の中でいろいろな問題がある。微力だが、他の委員と力を合わせてやっていきたい」とあいさつした。 同市の委員は7人。小野達也市長は「近年、人権を巡る状況は多様化・複雑化している。市民の一人一人が個人として尊重される社会の実現に向け、尽力をお願いした
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伊東の海岸に身元不明遺体
26日午前8時45分ごろ、伊東市富戸の海岸で、岩場に横たわっている男性の遺体を釣り人が発見し、110番した。伊東署によると、男性は50歳前後で身長175センチぐらい。中肉の丸刈り頭。紺色の長袖シャツとデニム地のズボンを身に着け、黒色の靴下と靴をはいていた。死後数日たっているとみられ、目立った外傷はないという。同署が身元の確認を進めている。
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中学校の水道設備 伊東管工事工業協同組合が点検
伊東市の伊東管工事工業協同組合(先崎浩司理事長)はこのほど、教育施設の環境整備に協力しようと、同市の全中学校で水道設備の点検・簡易補修の無償奉仕作業を行った=写真=。 加盟社のうち17社が参加し、メンバーが各校に分かれて作業した。北中では3人がトイレや手洗い場などの関連設備をチェックして回り、補修できる部分は直した。 先崎理事長は「普段お世話になっている地域に恩返しできたらという気持ちで取り組んでいる。生徒たちの使い勝手がいいようにしたい」と話した。
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新設校、校歌制定にも新風 静岡県立ふじのくに中学校、伊豆伊東高
自校の教育理念や地域の自然・文化を織り込んだ高校や中学の校歌は、在校生のみならず卒業生にとっても心のよりどころとして機能している。社会の変容に基づいて学校の統合や新設が相次ぐ中、制定の方法や作者の人選にも新しい風が吹いている。県内の二つのケースを追った。(教育文化部・鈴木美晴、橋爪充) ふじのくに中学校、県内初の夜間中学 1期生の思いを表現 県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」の第1期生が校歌づくりに取り組んでいる。新設校ならではの取り組みを通し、生徒が自ら何かをやり遂げる経験を積み、主体的に学ぶきっかけの一つとするのが狙い。 三島市の同中学三島教室で7月中旬、藤枝市出身のシンガー
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伊豆の国の県道 トラックと路線バスが衝突
25日午前11時15分ごろ、伊豆の国市四日町の県道で、信号で停車中の伊豆箱根バスの路線バスに伊東市の男性会社員(35)のトラックが追突した。路線バスの男性運転手(67)が腰を打ち、軽傷を負ったとみられる。路線バスの乗客1人と男性会社員にけがはなかった。現場は片側1車線の直線道路。大仁署が事故原因などを調べている。
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「パンパスグラス」風に揺れ秋の気配 伊東の松川湖畔
伊東市の松川湖の湖畔でパンパスグラスが花穂を付け始めた。連日、厳しい暑さが続くものの、夏から秋へと季節の移り変わりを告げている。 パンパスグラスはイネ科の多年草。松川湖の西側斜面に植栽されている。草丈は2メートル前後で、40~80センチほどのフワフワとした花穂が風になびき、涼しげな光景を見せている。
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全伊東市民に6000円分の商品券配布 物価高騰対策で
伊東市は燃料や物価の高騰対策として、全市民に6千円分の「いとうスペシャル商品券」を給付する。申請は不要で、8月31日時点で住民登録がある人を対象に自宅に郵送で封筒が届く。ゆうパックでの対面受け取り形式で、送付時期は9月上旬ごろ。 商品券は取扱店で利用できる。1冊につき500円券が12枚で、内訳は地元店・小規模店のみで使える専用券と全店舗で使える共通券が各6枚。利用期間は9月15日から来年1月15日まで。利用できる店舗の最新情報はホームページで確認できる。 商品券に関して、市公式ユーチューブチャンネル「伊東市長 たっちゃんねる!」でも配信し、分かりやすく紹介している。
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全日本少年少女空手で3位 伊東南小の井端さん 活躍を地元に報告
8月上旬に東京都で開かれた「第23回全日本少年少女空手道選手権大会」(全日本空手道連盟主催)で、伊東南小4年の井端凰羽雅さんが3位入賞を果たした。このほど、伊東市役所を訪れ、小野達也市長に大会での活躍を報告した。 空手の流派・会派の垣根を越えて開かれる小学生最高峰の公式大会。全日本空手道剛柔流龍武会(石井有康理事長)に所属する井端さんは、98人で頂点を争った4年男子の形の部に出場した。予選トーナメントを勝ち上がり、ベスト8に進出。4人ずつ2グループで競う準決勝ラウンドで2位になり、続く3位決定戦を制した。 過去に2度、同大会でベスト16だったという井端さん。「来年の大会では絶対に1位を取
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大麻栽培2人起訴 2人は処分保留に 地検沼津支部
沼津市内の別荘で指定暴力団山口組系組幹部らが大麻を栽培していたとされる事件で、静岡地検沼津支部は23日までに、会社役員の男(43)=伊東市宇佐美=と無職の男(27)=伊豆市土肥=の2容疑者を大麻取締法違反の罪で静岡地裁沼津支部に起訴した。22日付。 起訴状などによると、2人は共謀の上、2022年8月ごろから11月ごろの間、無職の男が所有する同市内の居宅で大麻草2本を栽培したとされる。 両被告と同容疑で逮捕、送検された、長野県内に拠点を置く山口組系組幹部の無職の男(46)=同県諏訪市=、同組員の無職の男(29)=同県下諏訪町=は処分保留で釈放した。捜査は継続する。山口組系組幹部の男、同組員
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勇壮な神輿渡御、手筒花火も 「伊東温泉箸まつり」開催
伊東の夏のイベントを締めくくる「第47回伊東温泉箸まつり」(実行委員会主催、伊東観光協会、伊東温泉旅館ホテル協同組合共催)が22日夜、伊東市街地で開かれた。勇壮な神輿(みこし)の渡御や手筒花火などを繰り広げ、祭りを盛り上げた。 温泉街で使用された箸に感謝をささげ、供養するために始まった催し。2基の神輿が松川藤の広場を出発し、観光・文化施設「東海館」前や商店街など中心街を勇ましく練り歩いた。担ぎ手たちが威勢のいいかけ声を響かせながら進み、見物客を楽しませた。 伊東オレンジビーチでは供養塔の点火に続き、伊東囃子保存会による太鼓の演奏を行った。イベント後半は降雨に見舞われたが、大勢の来場者が神
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 8月18日は小マダイやカワハギ、ネンブツダイ、タカベ、小イサキ、メジナ、ソウダガツオ、イトヨリ。19日はネンブツダイやムロアジ、タカベ、メジナ、アイゴ、小イサキ、コノシロ、ベラ、スズメダイ。20日はマダイやソウダガツオ、メジナ、アイゴ、タカベ、小イサキ、ネンブツダイ、スズメダイ、ベラ、ムロアジが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は早朝、夕方のサビキ釣りはイワシが少なくアジが多い。日中はアジの釣果が上がらないためイソメを使ったシロギス釣りに変えるのもお勧め。足元ではカサゴも釣れる。カゴ釣りや弓角仕掛けなどではソウダ
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バレー全国高校選抜チーム 戸塚さん(韮山)タイ遠征へ意気込み 伊東市長を訪問
バレーボールの全国高校選抜チームのタイ派遣選手団メンバーに選ばれた伊東市の戸塚裕輝さん(17)=韮山高3年=が21日、出発を前に市役所を訪ね、小野達也市長に意気込みを語った。 選手団は27日から国内で事前合宿を行った後、29日から9月3日の日程で首都バンコクを訪れ、練習や同国選抜チームとの試合に臨む。戸塚さんは1~3次の選抜候補の合宿を経て、メンバー12人のうちの1人に選ばれた。 普段はサイドアタッカーの役を担うが、選抜チームではセッターを務める戸塚さん。「セッターとしてはまだ未熟だが、自分らしく楽しくプレーができたら。他のうまい選手と関わりながら、技術を磨きたい」と抱負を述べた。 小野市長
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大自在(8月22日)ソ連8月クーデター
ソビエト連邦指導部の保守派が、改革派ゴルバチョフ大統領からの権力奪取を狙ったクーデターは、ロシア共和国のエリツィン大統領とそれを支持する市民らの抵抗で失敗し、エリツィン氏は1991年のきょう8月22日に勝利宣言した。クーデター開始から3日後のことだった。 ゴルバチョフ氏は無事だったが、ソ連共産党の権威は失墜し、12月のソ連崩壊へとつながる。国民の支持がエリツィン氏ら急進的な改革派に集まり、追い詰められた保守派の起死回生の策も時代の流れを変えることはできなかった。 エリツィン氏は98年に来日し、伊東市の川奈ホテルで橋本龍太郎首相との首脳会談に臨んだ。当時、取材の応援で現地に入ったことを思い
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伊東市図書館新築工事 現状での入札見送り
伊東市の小野達也市長は21日の定例記者会見で、入札不調となっていた新図書館の新築工事の再入札時期について「当面の間は入札を見送り、全国的な建設業界の動向を注視して発注時期を見極める」との意向を明らかにした。計画の工事費37億円は変更しない方針。 市は当初、今年7月の着工、2025年7月の開館を目指していた。建設に向けて5月に開札を行ったが、予定価格を超過して不調に終わった。 市は現状について資材価格や労務費が著しく高騰し、事業者が利益率の高い工事を選別できる「超売り手市場」だと分析。現状での工事執行は、公共工事積算基準に基づく適正価格を大幅に上回る事業費を見込む必要があるとしている。 小野市
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28日から定例会 伊東市議会
伊東市議会は21日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を28日から9月8日までの12日間とすることを決めた。28、29の両日に決算大綱質疑を行う。31日に観光建設と福祉文教の両委員会、9月1日に総務委員会を開く。
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伊東「按針祭」海の花火 観客は22万5000人
伊東市は21日、今月に実施した市最大の観光イベント「第77回按針祭」の各催しの観客数を発表した。伊東海岸一帯を彩った海の花火大会(10日)は晴天に恵まれ、22万5千人。対前年3万人の増だった。 初日の8日の灯籠流しと打ち上げ花火は3万5千人で、対前年1万5千人の増だった。9日の太鼓合戦と打ち上げ花火は5600人で、対前年6400人の減。雨天のため太鼓イベントの会場を屋内に変更したことが影響した。 10日に行った徳川宗家19代当主の徳川家広さんのトークショーと式典の観客は250人だった。
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名門コースでゴルフ 静岡県内外の親子満喫 伊東・川奈ホテル
伊東市川奈の川奈ホテルゴルフコースでこのほど、無料開放の夏休みイベント「親子で芝生エンジョイday」が開かれた。女子プロゴルフのフジサンケイレディースの舞台にもなる名門「富士コース」で、静岡県内外の親子ら63人がさまざまな遊びに興じた。 参加者は手入れが行き届いた美しい芝生と相模灘を間近に望む絶景を楽しみながら、誰でも簡単にプレーができるスナッグゴルフやパッティングの体験などを行った。スナッグゴルフ体験では子どもたちが勢いよくクラブを振って球を飛ばし、ゴルフの魅力に触れた。グリーン上ではホールを狙って球を転がし、家族で腕前を競った。 スプリンクラーの散水も行い、子どもたちが大はしゃぎで水
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ダイビングの女性 意識を失い重体 伊東の漁港
20日正午ごろ、伊東市の八幡野漁港でダイビングをしていた千葉県船橋市の会社員の女性(59)が海中で意識不明になり、救急搬送された。伊東署によると、女性は重体。友人とインストラクターの計3人でダイビング中に何らかの原因で意識を失ったとみて、同署が原因を調べている。
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ハラスメント防止 庁外職員向け研修 伊東市が初開催
伊東市はこのほど、ハラスメントの防止に向けた研修を市役所で行った。幼稚園や保育園、清掃工場など庁外で仕事をする職員24人が職場でのパワーハラスメントの注意点などに理解を深めた。庁外職員向けの研修は初めて。 講師派遣型研修を行うインソースの石上千文さんが講師を務め、無意識的な言動が相手に不快な思いをさせていたら場合によってはパワハラになることを伝えた。部下から上司へのパワハラもあり得るとし、「全ての職員が加害者にも被害者にもなりうる」と説明した。石上さんは「皆で見守り合い、加害者や被害者を出さない風通しのよい職場にする意識を持ってほしい」と呼びかけた。 今後、庁内の職員向けの研修も予定する。
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静岡人インタビュー「この人」 熱海特産ダイダイの魅力発信に努める 高木康行さん(伊東市)
熱海市特産のダイダイの価値と、活用の機運を高める「熱海だいだい和菓子プロジェクト」を7月に始動した。若手社員と商品開発や普及活動を行い、販路拡大も目指す。伊東市出身。 -始めたきっかけは。 「これまでもニューサマーオレンジなど伊豆地域のかんきつ類を使った和菓子の製造販売に取り組んできた。ダイダイの活用にも挑戦してきたが、独特の苦みや渋みに阻まれていた。そんな中、2年前に熱海市の生産者、岡野谷伸一郎さんと出会い、ダイダイの魅力を広めたいという熱意に共感し、商品開発に改めて挑もうと決意した」 -ダイダイの魅力とは。 「日本では正月飾りでの使用が中心で、あまり食用に使われてこなかった。しか
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伊東市が議案発表 9月定例会に提出
伊東市は18日、28日に開会予定の市議会9月定例会に提出する議案を発表した。7億5500万円余りを追加する2023年度市一般会計補正予算案など計22件を予定する。うち条例案は6件。競輪事業収益金活用基金の設置に向けた条例制定案などを提出する。
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功労者と有功者3人に表彰状 伊東市
伊東市はこのほど、2023年度の市表彰式を市役所で開き、各分野で活躍してきた功労者1人と有功者2人の功績をたたえた。小野達也市長が表彰状を手渡した。 功労者表彰は伊東商工会議所前会頭の杉本正人さん(同市猪戸)が受けた。2016年11月から2期6年にわたり会頭を担い、地域経済の発展に尽力した。行政の各種委員や各種団体の要職も務めた。 有功者表彰は伊東職業訓練協会の理事や副会長などを歴任した前島光吉さん(同市富戸)と、市内の観光・文化施設「東海館」館長や伊東観光協会専務理事などを務めた山下弘之さん(同市玖須美元和田)が受けた。 代表して杉本さんが「日々の積み重ねに対して大きな評価をいただき、心よ
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市県民税賦課で2人の税額に誤り 伊東市、手続きミス
伊東市は17日、事務手続き上のミスにより2023年度の市県民税の賦課で計2人の税額に誤りが生じたと発表した。 市課税課によると、事業者から提出された給与支払報告書1人分を、関係のない別の納税義務者の所得として処理していた。併せて事業者には誤った処理に基づく通知書などを送付した。 報告書が誤処理された当事者から9日に問い合わせがあり、発覚に至った。市は関係者に謝罪の上、正しい処理を済ませた。再発防止に向けてチェック態勢を強化するとしている。
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絵本原画や油彩画250点 伊東の作家田島さん、藤枝で作品展
藤枝市文学館特別展「田島征三アートのぼうけん展」が9月24日まで、市郷土博物館・文学館で開かれている。伊東市の絵本作家田島さんの絵本原画や油彩画など250点以上が並ぶ。 代表作の「ちからたろう」「とべバッタ」など絵本原画を約40冊展示した。木の実と葉、枝、羽根、土を使った作品やリトグラフ、立体オブジェも来場者の注目を集めている。会場では田島さんの図録を2300円(税込み)で特別販売中。 市郷土博物館・文学館の担当者は「田島さんの創作の軌跡が分かる展示で、さまざまな作品を楽しめる」と話した。
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東海バス、運賃変更へ 初乗り200円に 中部運輸局に申請
東海バス(伊東市)は17日、中部運輸局に路線バス(乗り合いバス)運賃の上限運賃変更認可の申請を行ったと発表した。申請対象は一部自治体自主運行バス路線などを除いて一般路線バス全路線で、上限運賃の平均改定率は22・84%。実施は12月1日を予定する。 東海バスは消費税率の引き上げに伴う変更を除いて、1997年6月の改定以降、運賃を据え置いてきた。社会環境が変化し、利用者の確保が困難な状況が続いているのに加え、近年はコロナ禍で移動需要が減少。収入面で厳しい状況になっているという。 初乗り運賃は現行の170円を200円に引き上げる予定。主な区間の片道運賃は熱海駅から紅葉ケ丘が360円(現行290
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優良建設工事の施工業者など表彰 伊東市
伊東市はこのほど、2023年度の優良建設工事の施工業者と主任技術者の表彰式を市役所で行った。市が発注した建設工事で、他の模範となる工事をした4社と4人をたたえた。 22年度に完了した工事が対象。小野達也市長は「皆さんの卓越した仕事は市の発展に貢献している。これからも業界のリーダーとして品質の高い工事をお願いしたい」と述べ、各社の代表者と主任技術者に表彰状を手渡した。 表彰を受けた事業者は次の通り(かっこ内は主任技術者)。 やはた建設(小田亮)杉進建設(高橋彰)堀口組(成川昌志)塩地総合開発(山田直樹)
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農業委員14人 伊東市が辞令交付
伊東市農業委員会委員への辞令交付と同委員会の臨時総会がこのほど、市役所で行われた。委員は各地区の農業者組織や農業関係団体からの推薦者と応募の計14人で、任期は3年。 小野達也市長が出席者に辞令を手渡し、「行政と密接な連携を図り、地域農業の発展のために活躍してほしい」とあいさつした。総会で長田直己さんを会長とすることを決めた。長田さんは「知恵を出し合って伊東市の農業を盛り上げていきたい」と述べた。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 台風の影響で12~17日まで休園のため釣果なし。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺ではサビキ釣りで小アジ。シマアジや小ムツも交じる。群れにより個体差があるため、サビキのサイズは4~5号で、ハゲ皮やピンクスキンが良い。食いが悪ければトリック仕掛けが有効。カゴ釣りや弓角仕掛けではソウダガツオ。サバも交じるが釣果は少ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 沼津沖船釣りは、連日マアジが好調で多数揚がっている。10日午前の船は20~40センチ超の良型マアジと大アジ。他に40センチのアマダイや
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踊りや楽器演奏 ステージで披露 伊東市文化協会
伊東市文化協会はこのほど、加盟団体が日頃の取り組みを発表する按針祭協賛のイベント「夏!フェス」を市観光会館で開いた。踊りや歌、楽器の演奏などさまざまな演目で観衆を楽しませた。 三曲や日舞、洋舞、パフォーミングアーツなど各連盟に所属する団体のメンバーがステージに立った。三曲の琴美会の演奏で開幕し、軽やかなリズムの音色をホールに響かせた。 イベントは長年にわたり「市民夏の夕べ」の名称で開催し、昨年から改称して開いている。
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三浦按針の功績顕彰 伊東で祭り 式典やトークショー 多彩に
伊東市最大の観光イベント「第77回按針祭」は主要日の10日、式典やトークショー、大規模な花火大会などさまざまな催しを繰り広げた。徳川家康の命を受け、同市の松川河口で日本初の洋式帆船を建造した英国人ウィリアム・アダムス(三浦按針)の功績をたたえた。 按針メモリアルパークでは献花を行った。按針の胸像や伊東で建造された「サン・ブエナ・ヴェンツーラ号」のモニュメントの前で、英国をはじめとしたゆかりの国の関係者らがカーネーションをささげた。 市観光会館で開いた式典で、小野達也市長は「按針祭を通じて偉業が国内外に広く発信され、関係各国との絆が強まると確信している。今後も按針の功績を顕彰し、偉業を新しい時
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イチジク 出来栄え良好 伊東で目ぞろえ会
JAふじ伊豆あいら伊豆地区は9日、伊東市岡の伊東共選場でイチジクの目ぞろえ会を開いた。地域を代表する旬の果実が出荷時期を迎え、生産者が規格や取り扱いのポイントなどを確認した。 今年は例年よりも1週間早い7月末に出荷が始まった。出来栄えは良好という。同地区の生産者は伊東市の7人で、昨年の実績を13%上回る6・3トン(1万8千パック)の出荷を計画する。 10月下旬にかけて、同市玖須美元和田のJA直売所「いで湯っこ市場」で販売する予定。
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伊東・東海館みがき隊に実行章 小さな親切運動 静岡県本部
「小さな親切」運動県本部は7日、伊東温泉のシンボルとして親しまれている伊東市東松原町の観光・文化施設「東海館」の美化活動を続ける東海館みがき隊(西島彰隊長)に実行章を贈呈した。 みがき隊は2001年10月から毎月、有志が旧旅館の市指定文化財の同施設で清掃活動に取り組んでいる。郷土の宝を市民の手で磨き輝かせようと、これまでに延べ3400人以上が参加した。 7日の258回目の活動日に東海館で開いた贈呈式で、同本部伊東地区支部長の静岡銀行伊東支店の堀友成支店長が西島隊長に実行章を手渡した。西島隊長は「地域の宝物を磨いていこうという気持ちを皆が持ち続けている。これからも気張ることなく活動を進めて
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豪快な太鼓合戦 観衆魅了 伊東・按針祭、静岡県内外から6チーム
伊東市最大の観光イベント「第77回按針祭」は2日目の9日、太鼓合戦の催しを市観光会館で行った。県内外から計6チームが集まり、勇壮なばちさばきで観衆を楽しませた。 県内からは地元の伊東囃子保存会(伊東市)と天城連峰太鼓(伊豆市)が参加した。同保存会によるパフォーマンスで開幕し、力のこもった演技を繰り広げた。 そのほか東京都八王子市の3チーム、宮城県石巻市の1チームが出演した。打ち手たちはステージで豪快に太鼓をたたき、迫力の音色をホールいっぱいに響かせた。 按針祭は市制施行記念日の10日、メイン行事となる献花や式典、花火大会などを予定する。 (伊東支局・白柳一樹)
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1日はタカベやスズメダイ、イサキ、アジ、ネンブツダイなど。2日はイサキやネンブツダイ、アジ、ベラ、スズメダイ、アイゴなど。3日はスマガツオやヒラソウダ、タカベ、ネンブツダイ、スズメダイ、ベラ、イワシ、アジなど。4日はソウダガツオやタカベ、スズメダイ、ネンブツダイ、ベラなど。5日はイワシや小アジ、カマス、ネンブツダイ。6日はカマスやタカベ、マアジ、サンバソウ(イシダイの幼魚)、スズメダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス狙い。餌は青イソメ。暑さでイソメが弱ってしまうためクーラーで保存を。ウ
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伊東で按針祭開幕 灯籠流し 松川幻想的に 10日は1万発の花火大会
伊東市最大の観光イベント「第77回按針祭」が8日、市内で開幕した。市制施行記念日の10日を中心に多彩な催しを繰り広げ、伊東の夏を盛り上げる。初日は伊東温泉の中央を流れる松川(伊東大川)に灯籠を浮かべる「松川灯籠流し」を行い、幻想的な雰囲気を演出した。 観光客や市民が松川沿いに集まり、故人へのメッセージや家族の健康祈願などそれぞれの思いを書き込んだ灯籠を浮かべた。赤や青、白など5色の灯籠が川面をほのかに照らしながらゆっくりと流れ下る様子を見守った。 イベントは11日までの4日間。徳川家康の命を受け、松川の河口で日本初の洋式帆船を建造した英国人の三浦按針(ウィリアム・アダムス)を顕彰する。
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伊東の児童 宿泊体験へ出発 長野・諏訪でものづくり見学
伊東市教育委員会の青少年育成プログラムで初めて同市の姉妹都市・長野県諏訪市を訪れる小学5、6年生30人が7日、現地に向けて出発した。9日までの2泊3日の日程で研修に臨み、ものづくり教育を進める諏訪市の企業訪問などを通じて学びを深める。 本研修を前に、7月上旬に事前研修に取り組んだ児童たち。集団生活を通じて協調性を高め、交流を通じて社会性を養う。班ごとに腕時計・プラモデル作りや精密機械部品の製造工場の見学などを行うほか、名所の諏訪大社も訪問する。サポート役の高校生5人が同行する。 市役所で開いた出発式で、高橋雄幸教育長は「伊東の代表として多くのことを学んでもらえたら。班の皆で協力して良い研
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関東大震災から100年 伊東の津波被害伝える特別展 10月まで
各地に甚大な被害をもたらした関東大震災(1923年9月1日)から100年を迎えるのに合わせ、伊東市竹の台の市文化財管理センターでこのほど、当時の地域の様子を伝える写真や文書などの資料を集めた特別展が始まった。10月31日まで。 現在の伊東市域は震災の津波被害を受け、死者はおよそ100人、流失家屋は447棟とされる。各地区の被災状況を記録した写真には、がれきや津波堆積物に覆われた街並みや、橋に乗り上げた漁船などが写り、被害の大きさを克明に伝えている。惨状を記した新聞の号外も並べた。 そのほか当時の消防団組織が記した活動記録の文書を展示。その記録や役場の資料などを基に、日ごとの救援活動の状況
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珍しい爬虫類に人だかり 6日まで 静岡市駿河区で展示販売会
世界中の珍しい爬虫(はちゅう)類などの展示販売会「ジャパンレプタイルズショー2023」が5日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で始まった。6日まで。 全国の販売業者や輸入代理店など計208業者が出展し、爬虫類や両生類、鳥類のほか、飼育用品を展示販売した。大きなアナコンダや青いイグアナなどの周囲には人だかりができ、愛好家らを楽しませた。 日本画家の広瀬貴洋さん(49)=伊東市=が爬虫類や魚類などを題材に描いた作品展も同時開催している。広瀬さんは「爬虫類は動きが魅力的。絵でそれを表現した」と語る。 入場料は一般1500円、小学生800円。開催時間は午前10時~午後5時。
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防災情報 SNSで若者へ 関東大震災100年で強化 県東部地域局 積極発信
静岡県東部でも大きな被害を受けた関東大震災発生から100年の節目に合わせ、県東部地域局がSNSで防災情報の発信を強化している。主に20~30代の防災意識の向上につなげたい考えだ。 8月1日から連日、X(旧ツイッター)に投稿している。まずは県内外の被害状況を写真も交えて伝えている。インスタグラムやネット投稿サイト「note」も今後活用する。 同局によると、1923年9月1日に発生した関東大震災では県内の建物2298軒が全壊し、死者・行方不明者は443人。熱海市と伊東市には津波が襲い、御殿場市と小山町では建物の倒壊が相次ぐなど県東部に被害が集中した。 津波到達地点を示す石碑や供養塔などが各地に残
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伊東マリンタウン 3年ぶり黒字決算 22年度
伊東市議会は3日、常任観光建設委員会協議会を開き、市当局が道の駅「伊東マリンタウン」(同市湯川)を運営する第三セクターの伊東マリンタウンの2022年度事業報告について説明した。純利益は4055万8千円で、3年ぶりに黒字決算となった。 22年度の売上高は6億6926万3千円で、前年度比で27・8%増加した。五つの事業別ではいずれも前年度を上回った。内訳はテナント賃料収入などが3億2596万7千円(前年度比36・2%増)、マリーナ売り上げが1億4935万円(同3・9%増)、スパ売り上げが1億1783万9千円(同24・2%増)などだった。 純損益は黒字だった19年度以降、20年度が2100万円余り
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伊東市 英メドウェイと交換留学 両学生、期待と抱負
伊東市と伊東国際交流協会の高校生交換プログラムで、同市の友好都市・英国メドウェイ市から迎えている学生2人が2日、市役所に小野達也市長を訪ね、これまでの体験や今後の期待を伝えた。12日からメドウェイに派遣される伊東の生徒2人も同席し、海外生活への抱負を語った。 メドウェイの2人は今夏に高校を卒業したヴィクトリア・タッドボールさん(18)、イーサン・マッケンジーさん(18)。7月末に伊東入りし、習字体験や伊豆伊東高での交流などを行った。12日まで日本に滞在し、両市に縁がある按針祭にも参加する。 タッドボールさんは「人がすごく優しい」と印象を語り、マッケンジーさんは「自然がとても美しい。いろいろな
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 7月27日はクロダイやメジナ、シロギス、ハゼ、ベラ、アジ、タカベなど。29日は小ムツや小イサキ、小アジ、小メジナ、サンバソウ(イシダイの幼魚)、スズメダイなど。30日はイシガキダイや小メジナ、小アジ、小イサキ、サンバソウ、ベラなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東や川奈周辺はシロギス狙いの投げ釣りの好シーズン。メゴチも釣れる。できるだけ遠投してポイントを探る。夕方以降は毒があるゴンズイも釣れるため要注意。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 7月26日夜の沼津沖船釣りは70~90セ
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あの朝、一瞬でがれきの下敷き...広島で被爆、伊東の樺山公一さん ウクライナ「対岸」ではない【戦後78年しずおか】
「ロシアのウクライナ侵攻は『対岸の火事』ではない。戦争はこの国でもかつてあったんです」 伊東市の樺山公一さん(84)は1945年8月6日、広島市内で被爆した。これまで積極的に自身の経験を語ってこなかったものの、今改めて、被爆地から遠く離れた静岡でも平和の尊さを感じてもらいたいと強く願う。 「ドーン」という音が聞こえたと思ったら、当時6歳の少年の体はあっという間にがれきに押しつぶされていた-。8月6日朝の原爆投下の瞬間は、鮮明に心に刻まれている。 樺山さんは45年4月に現在の日本スポーツ協会職員だった父義雄さんの転勤で神奈川から広島へ移った。投下のその瞬間、樺山さんは隣近所に母の作った天
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地域と芸術家 高め合い交流 静岡県内、アート・ワーケーション定着
静岡県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」が手がける地域住民とアーティストの交流促進事業「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」が3年目を迎え、取り組みが定着しつつある。2023年度は県内のNPOや自治体、企業など17団体がアーティストの受け入れに手を挙げ、表現の幅を広げたいと各地から100人以上のアーティストが応募した。ACしずおかは「全国的に認知されてきている」と手応えを口にする。 MAWは、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた「ワーケーション」を行うアーティストに、地域の団体を紹介する。受け入れ先でアーティストによる地域の魅力発信、関係人口の増加、
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伊東市議選説明会 32陣営が出席
伊東市選挙管理委員会は1日、任期満了に伴う市議選(9月17日告示、24日投開票)の立候補予定者説明会を市役所で開いた。定数20に対し、32陣営が出席した。 陣営の内訳は現職17、元職1、新人14。伊東署や伊東郵便局、市選管の担当者が選挙運動に関する注意点や日程などについて説明した。市選管の菊間徹夫委員長は「立候補者はもちろん、その活動に携わる人も関係法令を順守し、有権者の信頼に応えてほしい」とあいさつした。 市選管によると、6月1日現在の選挙人名簿登録者数は5万8891人(男2万7674人、女3万1217人)。
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特産ダイダイを園児が和菓子に 熱海 「甘くておいしい」
熱海特産のダイダイの価値向上に取り組んでいる和菓子製造販売の石舟庵(伊東市、高木康行社長)はこのほど、熱海市の富士保育園でダイダイを使った和菓子作り教室を開いた。年長、年中園児計18人が参加し、地元の宝であるダイダイのおいしさを堪能した。 高木社長をはじめ同社の「熱海だいだい和菓子プロジェクト」のメンバー5人と、熱海市のダイダイ生産者、岡野谷伸一郎さんが講師を務めた。ダイダイの果汁やピューレを試食した園児は、「酸っぱい」「苦い」などと顔をゆがめた。 その後、同社が用意したピューレを練り込んだあんとだいだい色の生地で上生菓子作りに挑戦。器用にあんを生地で包み込み、ミカン形をした菓子を作り上げた
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おもてなしの心を醸成 伊東市職員 研修始まる
伊東市はこのほど、市民サービスの向上や職員のおもてなしの心の醸成を図る「おもてなしコンシェルジュ研修」のキックオフミーティングを市役所で開いた。2023年度の新規採用職員と各部から選出された職員の計32人が半年間の日程で、心構えやスキルを身に付ける。 研修は3年目。初回は昨年度に参加した職員が体験談を語り、心がけなどをアドバイスした。小野達也市長は「来庁者の目線に立った対応が大事。研修で得た成果は日頃の業務につなげてほしい」と呼びかけた。研修は9~11月に市役所ロビーで来庁者の対応を行う。先だって8月には課題や目標を明確にするためのプレ体験や、必要な心構え、接遇スキルなどを習得する養成研修を
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映画音楽 聴衆を魅了 浜松 富士山静岡交響楽団が演奏会
浜松市中区のアクトシティ浜松で29日、「オーケストラで楽しむ映画音楽コンサート」(静岡県主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が開かれた。富士山静岡交響楽団が、人気アニメなどの映画音楽を演奏し、聴衆約500人を魅了した。 静岡県が進める「東アジア文化都市2023静岡県」の一環。同楽団は、古代中国を舞台にしたディズニーアニメ映画「ムーラン」の組曲や名作「風と共に去りぬ」の「タラのテーマ」を演奏し、美しいハーモニーや迫力のサウンドを響かせた。 コンサートは30日に富士宮市民文化会館で、9月30日には伊東市観光会館でも開かれる。当日券は4千円。問い合わせは同楽団<電054(203)6578>へ。
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カピバラ スイカ早食い対決 全国5施設 シャボテン公園「モミジ」は4位 伊東市
全国5施設が対抗するカピバラのスイカの早食い競争イベント「カピリンピック」が27日、伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園などで開かれた。同園からは「モミジ」(雄、6歳)が初参戦し、500グラムのスイカを6分59秒で食べ4位だった。 モミジは園内の「カピバラ虹の広場」で暮らす群れのリーダーで、食いしん坊なところがあるという。開始前から食べたくて仕方がない様子を見せ、用意された富士山型のスイカを夢中でかじった。練習では2分程度の好タイムを出していたものの本番はマイペースに味わって食べ続け、結果は伴わなかった。 催しは今年で第8回。同日の「スイカの日」に合わせて開いた。ほかに長崎バイオパーク、埼
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伊東市が実績発表 キャッシュレス決済ポイント還元事業
伊東市の小野達也市長は27日の定例記者会見で、6月に実施したキャッシュレス決済ポイント還元事業の実績を発表した。「au PAY」と「d払い」を対象に実施し、決済額(速報値)は4億2009万円、還元額(同)は7396万円だった。 6月の1カ月間を期間とし、還元率は最大20%とした。小野市長は「PayPay」を対象に2月に実施した際とおおむね同様の水準だったとし、「実績としてはまずまずの効果があったと思っている」と見解を示した。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 21日は小イサキや、タカベ、スズメダイ、小アジなど。22日は小アジやイワシ、カマス、メジナなど。23日はアジやベラ、小イサキ、ショゴ(カンパチの幼魚)、マルソウダなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 ウキ釣りではメジナ。大小さまざまな個体が揚がる。サビキ釣りではアジ。シマアジやショゴも交じるがネンブツダイが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 18日午前の沼津沖船釣りは20~30センチ超のマアジや30~40センチの大サバが多数。他に小マダイやホウボウ、ソウダガツオなど。19日午
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静岡県ゆかりの童謡 短大生が披露 親子向けイベント
静岡県立大短期大学部はこのほど、本県ゆかりの童謡などに親しむ親子向けイベント「けんたんこどもの歌音楽会」を静岡市駿河区の同学部で開いた。こども学科の1年生約20人が出演し、振り付けや手遊びを交えながら歌声を響かせた。 保育士や幼稚園教諭になることを目指す学生らは、将来の仕事着でもあるエプロンを着けてステージに登場した。静岡市出身で童謡作家の海野厚(1896~1925年)が手がけた童謡「背くらべ」をはじめ、伊東市と関わりが深い童謡「みかんの花咲く丘」、唱歌「富士山」など6曲を次々に披露した。 同学部は本年度、「静岡こども研究所」を発足し、郷土の地域資源を子どもの教育活動に生かす取り組みを行
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地元商店街店舗に火災受け支援金 伊東買い援隊
伊東商工会議所の会員事業所有志による義援活動「伊東買い援隊」で集めた支援金の寄託がこのほど、同商議所で行われた。伊東市の「湯の花通り商店街」で4月下旬に発生した火災の復興支援を目的に実施した。 買い援隊は5月19日~6月11日に行った。参加店舗が商品の販売収益の一部を支援金に充て、11万6千円余りが集まった。市役所では6月上旬に特別販売会も開催した。活動に参加した事業所の一つ、「山茶花(さざんか)」のスタッフ大川弓子さんが代表して被災店舗と同商店街の関係者に手渡した。 買い援隊の取り組みは災害の被災地に対して行っていて、今回で21回目。支援金を受けた一人の安藤健雄さんは、これまでに支援する側
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マダイの稚魚 「大きくなれ」 伊東で放流
いとう漁協は24日、伊東市の各地区の海にマダイの稚魚を放流した。同市湯川の道の駅「伊東マリンタウン」にある伊東サンライズマリーナでは、家族連れなどが放流の体験を楽しんだ。 稚魚は漁船でマリーナに到着した。道の駅を訪れた観光客らが桟橋で、3~5センチほどの大きさの稚魚が入ったバケツを傾けて海に放った。海中を元気よく泳ぎ去っていく稚魚たちを見守った。マリーナ内は比較的外敵が少なく、稚魚にとって成長しやすい環境という。神奈川県から家族旅行で訪れた鈴木琴子さん(小学5年生)は生きている魚に初めて触れたといい、「大きく育ってほしい」と期待した。
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薄暗くひんやり 奥野ダムの底“冒険” 伊東、一般開放イベント
伊東市の奥野ダム周辺で26日、県と市主催の一日ダム教室が開かれ、ダムの施設を一般開放して多彩なイベントを繰り広げた。多くの家族連れが来場し、普段は立ち入ることができないダムの底の見学などを楽しんだ。 来場者はスタンプラリーの紙を手に各所を回り、ダムの構造や役割に理解を深めた。「ダム底アドベンチャー」の参加者は上りと下りで計730段ある階段を歩んだ。薄暗くひんやりとした冷気が漂うダム深部に足を踏み入れ、長く続く階段にダムの大きさを体感しながら内部の“冒険”を楽しんだ。 そのほか測量機器の観測を体験したり、木工作に挑戦したりした。建設関係の車両も並んだ。 イベントは7月の「河川海岸愛護月間」と「
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世界の名画を模写 子ども絵画大会 伊東・池田20世紀美術館
伊東市十足の池田20世紀美術館で25日、恒例イベントの『こども絵画大会「世界の名画を描こう!」』が始まった。27日までの3日間で、伊豆地域を中心に幼児から中学生までの計約70人が館内の展示品を思い思いに描く。 題材はピカソやシャガール、ジョアン・ミロの常設作品や企画展の木彫などさまざま。参加者はそれぞれ描く絵の前に画用紙を広げて座り、展示作品を間近に見ながら自身の作品を仕上げていった。 模写だけでなく、作品をもとに自由な発想で描くことが可能。参加した認定こども園の園児たちはクレヨンや絵の具を使って色鮮やかに表現した。 催しは今年で23回目を迎え、同様の取り組みは全国的にも珍しいという。伊藤康
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電車と女性衝突、死亡 JR伊東線 22日午後9時40分ごろ
22日午後9時40分ごろ、熱海市下多賀のJR伊東線の伊豆多賀-網代間の中野踏切付近で、熱海発伊東行きの普通電車と女性が衝突し、死亡した。熱海署が身元の確認を進めている。JR東日本横浜支社によると、熱海―伊東間の上下線で一時運転を見合わせ、2本が運休、5本に最大約2時間の遅れが出た。約400人に影響した。
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伊東温泉「海の花火大会」開幕 1カ月にわたり大輪彩る
伊東市で22日夜、「伊東温泉海の花火大会」が始まった。伊豆最多となる全17回を予定し、約1カ月にわたり大輪が夏の夜空を彩る。 伊東観光協会と市による「伊東温泉 夢花火」で開幕した。打ち上げ場所に近いなぎさ公園(同市東松原町)に多くの見物客が集まり、間近に繰り広げられる迫力の光の演出を楽しんだ。 夢花火は8月26日までに計11回行う。第1幕はほかに29~31日、8月4日の各日午後8時半から同50分まで。 8月10日には市最大の観光イベント「第77回按針祭」の海の花火大会を伊東海岸一帯で行う。午後8~9時の1時間に約1万発の花火が打ち上がり、伊東の夏を盛り上げる。
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伊東市から友好都市・伊リエティ市へ 派遣の2人が出発式 ホームステイで異文化交流
伊東市と伊東国際交流協会による学生交換事業で同市の友好都市イタリア・リエティ市に派遣される学生2人が21日、市役所で出発式に臨んだ。同市への派遣は初めて。24日から8月7日までの日程で、ホームステイなどを通じて異文化交流を深める。 現地を訪れるのは伊東市出身の佐藤巴南さん(常葉大2年)と同市の太田侑吾さん(沼津東高2年)。事業は2020年に1回目の派遣を予定していたが、コロナ禍で中止になり今回が初となる。2人はホストファミリーとの交流のほか各種体験、リエティ市長の訪問などを行う。ローマの見学も予定する。 佐藤さんは「美術品に興味があり、イタリア美術を目で見て良い経験にできれば」、太田さんは「
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「三島羽田シャトル」開業 初の直通バス、観光促進に期待
伊豆箱根バス(三島市)や東海バス(伊東市)など3社は21日、三島エリアと羽田空港を結ぶ初の直通バス「三島羽田シャトル」の共同運行を開始した。 三島を中心とした伊豆地域からの海外旅行者の利便性向上を図り、インバウンド(訪日客)の利用も見込む。1カ月前から予約を受け付け、現時点で1日あたり平均30~40人が利用予定という。 2020年4月の運行開始を予定していたが、新型コロナウイルスの影響などで見送っていた。起点となる三島市大場の伊豆箱根バス三島営業所で行われた開業式で、豊岡武士市長は「観光客の増加にアクセスの向上は必要不可欠。地域の念願だった」と観光振興に期待を示した。 三島からは同営業所、三
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伊東、熱海で一斉監視指導 安心安全な海の家へ 保健所
夏の海水浴シーズンの到来に合わせ、県熱海保健所は21日、伊東、熱海両市の海の家の一斉監視指導を行った。職員が施設を巡回し、利用者に提供する食品の安全が確保されているかどうかを確認した。 伊東オレンジビーチ(伊東市)の4施設と長浜海水浴場(熱海市)の1施設で実施した。職員が国際衛生基準「HACCP(ハサップ)」に沿った衛生管理の状況を見て回った。食品を保管する際の温度やネズミの駆除の状況、調理器具の取り扱いなどを確認した。 駿東伊豆消防本部も同日、伊東市の海の家で立ち入り検査を行った。職員が火を取り扱う場所の安全管理や消火器の設置状況などを確かめた。
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関東大震災 発生から100年 三島に残る被災児の声「夢中で逃げた」錦田郷土研究会所有の雑誌
「逃げて間もなく火が家についた。(弟が)あの中で焼けて居るのかと思い、ぞっとした」「『津波だ』と言われ夢中で逃げた」。9月に発生100年を迎える関東大震災で被災した県東部や神奈川県西部の子どもたちの生の声が集まった雑誌が三島市に残っている。震災から1カ月後に発行された「子供之(の)世界 震災慰問号」。数年前に存在を見つけて手に入れ、当時の様子を分析した錦田郷土研究会(同市)の神山明久さん(60)は「読み込めばいろんなことが分かる貴重な証言史料。専門家が研究したら新たな発見につながるかもしれない」と話す。 「この一冊を地震のためになくなられた読者諸君の霊前にささげます」。この文章で始まる表紙
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海汚す「ゴーストギア」調査へ 西伊豆町とWWFジャパン
西伊豆町と世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、海洋に流出したロープや網などの漁具「ゴーストギア」の調査に乗り出す。地元漁業者やダイバーと共同で実態把握や回収に努め、海の美化や持続的な水産業につなげる。WWFジャパンは同町を皮切りに、2026年まで全国7カ所での調査に取り組む。 WWFジャパンによると、ゴーストギアの多くはプラスチック製で、船舶の事故や漁具の投棄により発生する。形状を維持したまま海中にとどまり続け、海洋生物への被害や船の航行を妨げるなどの影響をもたらすという。 ゴーストギア調査隊の発足式がこのほど、町役場で行われた。星野浄晋町長は「漁業で栄えてきた歴史ある町。先人が残してきた
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戦前生まれ、6人が写す「日本の祭り」 31日まで写真展 静岡・ズームアイ
静岡市在住で戦前生まれの写真愛好家6人による作品展「日本の祭りパート2」が31日まで、同市葵区古庄の写真店「ズームアイ」で開かれている。静岡県内を中心に全国の祭りで6人が撮影した個性あふれる作品42点を並べた。 大道芸ワールドカップin静岡(静岡市葵区)で矢を足で射る大道芸人やピエロの集合写真、松川タライ乗り競走(伊東市)でタライを笑顔でこぐ選手など、県内のイベントの特徴的な場面を捉えた作品が目を引く。青森ねぶた(青森市)、国府夏祭り(愛知県豊川市)など県外の伝統的な祭りの作品も展示した。 出品の一人、平井健司さん(82)=静岡市葵区=は「見る人によってさまざまな想像が膨らんだり、記憶が
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 14日はメジナやアジ、スズメダイ、ネンブツダイ、タカベ。15日はマダイやクロダイ、オオモンハタ、カサゴ、小アジ、タカベ、スズメダイが釣れた。16日は強風のため休園した。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。群れによって大きさが違うので、針のサイズは3~5号を用意する。上層はネンブツダイが多いため、タナを調整しながら狙う。投げ釣りではシロギス。近場でも良型が釣れ始めた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 14日午前の沼津沖船釣りは30センチ前後のマアジや40センチ前後の
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伊豆伊東高生 ニューサマーオレンジゼリー開発 地元企業と
伊豆伊東高の総合探究部フロンティア班が伊東市の氏原製菓と共同で新商品「伊豆ニューサマーオレンジゼリー」を完成させ、売り出した。市内3高校が統合して伊豆伊東高となってから開発した商品で、爽やかなかんきつ類の味わいを生かした菓子が誕生した。 前身の伊東商高フロンティア部は氏原製菓とともに「伊豆ニューサマーオレンジラングドシャ」を送り出し、商業高校フードグランプリ(伊藤忠食品主催)で大賞を獲得。大ヒット商品になった。そのラングドシャに続く商品を開発しようと、今回も両者がタッグを組んだ。 商品は8個入りと12個入りの2種類。ゼリーを個包装にして、手を汚さずに食べやすいように工夫した。生徒たちは味
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水難事故 迅速、的確に対応 消防と海保が伊東で訓練
海水浴シーズンの到来に合わせ、駿東伊豆消防本部伊東消防署と下田海上保安部伊東マリンパトロールステーション(伊東MPS)はこのほど、合同の水難救助訓練を伊東市の宇佐美港防波堤灯台付近で行った。海の事故に迅速かつ的確に対応するため、連携強化を図った。 沖合に海水浴客の男性2人が流され、同じ海域でダイビング中の男性1人も行方不明になった想定。海上を漂う要救助者のうち1人に対して救命索発射銃で浮輪を供給し、隊員2人が泳いで救助に向かった。現場に駆け付けた海保の船が要救助者を引き揚げ、防波堤で待つ救急隊員に迅速に引き継いだ。 訓練は県消防防災航空隊を加えた3機関連携を想定し、ヘリでの救助訓練も予定
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熱海の宝ダイダイ 世界に 石舟庵(伊東)が和菓子プロジェクト
熱海市特産のダイダイの価値を高めようと、和菓子製造販売「石舟庵」(伊東市、高木康行社長)が「熱海だいだい和菓子プロジェクト」を始動した。香り豊かな果実を活用した商品開発などを通じ、「日本の食文化の宝」として海外市場に売り込んでいきたいと意気込む。 伊豆名産のニューサマーオレンジを使った菓子などを手がけてきた同社。ダイダイを使った菓子も10年ほど前から開発に取り組んできたが、菓子に余分な苦みや渋みに阻まれ、商品化には至らなかった。 そんな中、高木社長は2年前に熱海市のダイダイ生産者、岡野谷伸一郎さんと出会い、その魅力発信にかけた熱意に触れて商品開発に再挑戦することを決意した。20代の若手
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心肺蘇生で男性救命 伊東のダイビング店経営大石さんらに感謝状
伊東市でダイビング店を営む大石惣一さん(37)ら6人が沼津市の大瀬海水浴場で4月、ダイビング中に意識を失った60代男性を救助した。駿東伊豆消防本部と清水海上保安部はこのほど、感謝状を贈り、「1人の命が救われた。多くの方の模範となる行動」とたたえた。 感謝状を受けたのは大石さんと、店の従業員杉田貴充さん(28)=伊東市=、ダイビング研修生の小林稜典さん(27)=群馬県=と櫻井海喜さん(28)=埼玉県=、客で居合わせた村下未知さん(24)=浜松市=と井上乃愛さん(24)=千葉県=の6人。 4月16日に同海水浴場でダイビングライセンスを取得中の男性が意識を失い、ガイドのインストラクターが浜から
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家光献上を再現 伊東の湯、都内へ 江戸時代と同じ海路で運搬
伊東市内の温泉「和田の湯」が江戸幕府の3代将軍徳川家光公に献上された史実にちなみ、湯を東京都内に運ぶ催しが15日、同市で開かれた。くみ取った湯はヨットに乗せ、16日に都内に届ける。 実行委と玖須美文化振興会が続ける取り組みで、江戸開府400年を機に始まり今回で21回目。1650年(慶安3年)に和田の湯が献上されたとされ、当時と同じ運搬方法の海路を使って行っている。 同市竹の内の和田湯会館で関係者が湯汲(く)み式に臨み、神事に続いてたるやポリタンクに湯をためた。湯は伊東港に運ばれ、同所では式典を行った。ヨット2艇に積み込み、東京に向けて出発した。見送った出席者は「行ってらっしゃい」「気を
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伊東・オレンジビーチで海の安全祈願祭 海水浴シーズンの到来
伊東市の伊東観光協会(稲葉明久会長)は15日、海水浴シーズンの到来に合わせ、伊東オレンジビーチで海の安全祈願祭を開いた。観光関係者らが集い、今夏の行楽客が無事にレジャーを楽しめるよう祈った。 ビーチは監視体制が始まり、家族連れや若者のグループが海に入ったり、浜辺でくつろいだりしていた。祈願祭では神事を行い、玉串をささげるなどした。テープカットに続き、海上に設置された巨大遊具「ウオーターパーク」に向かって子どもたちが一斉に駆け出した。 稲葉会長は「既に伊豆にたくさんのお客さんに来ていただいている。もう一度来たいと思ってもらえるように協力をお願いしたい」とあいさつした。小野達也市長は「海水浴
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下田市役所で20日から販売 伊豆中央道・修善寺道路 共通回数券
静岡県道路公社は14日、有料道路「伊豆中央道」と「修善寺道路」の共通回数券を20日から下田市役所で販売すると発表した。料金徴収期限の延長が決まったことを受け、地元住民の利便性向上を図る。県によると、賀茂地域の他の自治体や熱海市、伊東市にも販売箇所を広げる。 回数券は160回分で、普通車は1万6250円、軽自動車は1万3千円。下田市役所建設課と観光交流課で平日午前8時半から午後5時まで販売する。通常の通行料金は普通車200円、軽自動車160円。 回数券の販売は現在、料金所や伊豆市役所、伊豆の国市役所、周辺のコンビニなどに限られ、賀茂地域では取り扱っていなかった。徴収期限延長に関する地元説明会で
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伊東の小室山麓に憩いの場 20日、レストラン新装開店 溶岩焼きステーキなど提供
東海自動車(伊東市)は20日、同市の観光スポットの一つ、小室山の山麓にある施設をリニューアルし、新レストラン「Kitchen(キッチン)・218」をオープンする。火山と大地をコンセプトに来訪者の憩いの場を整えた。 鉄骨造り平屋建ての施設のある標高218メートルを名称に入れ、火山をイメージしたれんがや塗り壁などで落ち着いた空間にした。座席数は103席。牛、豚、鶏の溶岩焼きステーキや海鮮をふんだんに乗せた丼、天城産の本わさびを使ったわさび丼などを提供する。 ペット同伴エリアやキッズエリア、ベビーケアルームを設け、土産物を販売する売店も併設している。営業時間は午前11時~午後3時半(売店は午
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関東大震災100年 供養塔/児童津波体験記 史料2件 文化財指定へ 伊東市審議会
伊東市文化財保護審議会(佐藤康会長)は13日、市役所で2023年度の初会合を開いた。発生から100年の節目を迎える関東大震災関連の歴史資料2件(関東大震災供養塔、大正大震災記)を新たに市の指定文化財とすることを承認した。 関東大震災供養塔は仏現寺(同市物見が丘)の境内山門脇に2基あり、いずれも大震災の翌年の1924年に建てられた。当初は別の場所に設置され、合わせて2度の移設で現在地に置かれた。1基には碑文に「九月一日ヲ忘レルナ」と教訓を刻んでいる。そばには既に市の文化財指定を受ける元禄地震津波供養塔も並ぶ。 大正大震災記は、地震と津波の被害を受けた宇佐美尋常高等小学校(現宇佐美小)の子どもた
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「子どものため」菓子贈る 伊東のクリーニング店 放課後児童クなどに
伊東市芝町の北島クリーニングはこのほど、同市の放課後児童クラブ7カ所などに菓子の詰め合わせを贈った。新型コロナ禍の影響を受けた子どもたちのために企画した。 寄付先は児童クラブに加えて川奈臨海学園、中央区立宇佐美学園の市内2施設。和洋菓子の計約800セットを用意した。同社役員の北島真帆さんらが市役所を訪ね、小野達也市長に取り組みを報告した。 小野市長は「市民や子どもたちにとってありがたいプレゼント」と感謝した。
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駆除した動物を有効活用 革雑貨とペット食品 しっぽ企画(伊東市)【しずおかMIRUI企業】
農作物に被害を及ぼす害獣として駆除されたシカやイノシシの多くが廃棄される中、わなで捕らえた獲物にとどめを刺す「止め刺し」や解体を手がけ、皮と肉を資源化している。生前に付いた傷入りの革を「天然のダメージレザー」と捉えた一点物の革雑貨、新鮮な肉を使ったペットフードを販売し、動物の命を有効活用する。捕獲後の処理負担に悩む農業者らへの貢献にもつながっている。 大吉慶一郎さん(38)と妻の日月さん(38)は2017年、伊東市の地域おこし協力隊員として神奈川県から転入した。市内外で学んだ狩猟や解体、縫製技術のほか、元料理人の腕前を生かす。 雑貨は財布やキーケースなど6種類。イノシシの脂を加工したレザ
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海外協力隊の北河さんと池野さん 派遣へ浜松市役所で抱負
国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として派遣される浜松市中区の北河紅璃さん(26)=磐田南高出=と池野宏樹さん(27)=浜松南高出=がこのほど、市役所に中野祐介市長を訪ね、出発報告を行った。 北河さんは4歳でバイオリンを始め、ジュニアオーケストラ浜松に所属していた経験を持つ。2025年7月までの2年間、アフリカ・チュニジアの公立音楽学校でバイオリンの指導に当たる。伊豆伊東高(伊東市)英語教諭の池野さんは25年3月まで、中央アジア・キルギスの小中学校で英語教育を行い、青少年の育成に努める。 北河さんは「バイオリンで国際協力したいと思い、応募した。経験をしっかりと生かしてきたい」と決意を
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5日はメジナやネンブツダイ、小イサキ、タカベ、アジ。6日はメジナやネンブツダイ、クロダイ、小イサキ、タカベ、アジ。7日は豆アジやタカベ、クロダイ、スズメダイ、ネンブツダイ、カサゴ、小メジナ。8日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイ、小ムツ、小イサキ、小アジ。9日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイ、小アジ、小イサキ、小ムツが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りで18センチ以上のシロギスが揚がっている。餌は青イソメ。サビキ釣りでアジやコノシロも釣れた。7月下旬から十数回の花火大会が予定されているため、一部入れな
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夏の交通安全県民運動スタート のぼりや看板掲げ安全運転呼びかけ 伊東
伊東市では、市内各地で街頭広報活動を行った。4月に統合で開校した伊東小沿いの歩道には、児童が登校する時間帯に地域住民や市職員らが並んだ。交通安全運動の実施を知らせるのぼり旗や車のスピードに注意を促す手持ち看板などを掲げ、付近を通行するドライバーに安全運転を呼びかけた。 20日までの期間中、関係機関が危険運転の根絶に向けた啓発活動や高齢者に対する交通講話、小学生らを対象にした交通教室などを行う。
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漁船から水難救助 迅速に 伊東 消防と漁業者が訓練
駿東伊豆消防本部伊東消防署と定置網漁業の「城ケ崎海岸富戸定置網」などはこのほど、漁船を活用した水難救助訓練を伊東市の城ケ崎海岸の沖合で行った。毎年多くの水難救助事案が発生しているエリアで、要救助者を迅速に救うための動きを確認した。 同社の関係者や消防の水難救助隊員・救急隊員らが参加した。要救助者を船に引き揚げる訓練では、救助隊員が漁船「第一城ケ崎丸」から泳いで現場に向かい、船上の隊員と協力して担架に乗せた要救助者を船に揚げた。タンクを背負って海中に潜り、周辺の状況の確認も行った。 日頃の水難救助活動には漁業者や漁協、ダイビング関係者が協力している。2022年度に伊東市内で発生した水難救助事案
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運転技術や知識 伊豆急HD1位 伊東地区安管協
伊東地区安全運転管理協会は9日、セーフティードライバーコンテストの地区大会を伊東市岡の伊東自動車学校で開いた。同協会に加入している事業所から9チーム27人が参加し、運転技術や知識を競った。団体は伊豆急ホールディングスが1位で、個人順位は同社の木田智久さんがトップだった。 大会は新型コロナ禍を受け、4年ぶりの開催。運転技能と学科(安全知識)の2種目の合計得点で競った。併せて適性検査も行った。教習車に乗り込んだ参加者は校内の所定のコースを走行し、脱輪に気を付けながらクランクを進んだり、限られたスペースで慎重に後退させて方向転換したりした。 個人成績の上位3人は9月23日に開かれる県大会に出場する
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文化施設整備へ伊東市に100万円 カワムラ建設
カワムラ建設(東京都)はこのほど、伊東市の文化施設整備基金に100万円を寄付した。川村元洋代表ら関係者が市役所を訪ね、小野達也市長に目録を手渡した。 伊東市出身で高校時代まで同市で過ごしたという川村代表。今回が初めての基金への寄付で、「お世話になったまちのために少しでも役立てれば」と活用を願った。小野市長は感謝状を贈り、「新図書館の建設などに有効に使わせていただきたい」と述べた。
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カレンダー用の電車写真を募集 伊豆急行 17日まで
伊豆急行(伊東市)は17日まで、2024年のカレンダーに入賞作品が掲載されるフォトコンテストの作品を募集している。テーマは「colors(カラーズ)」で、一人5点まで応募が可能。 伊豆急行線内で撮影した電車の写真や伊豆急行の電車が写っている写真で、おおむね3年以内に撮影した作品が対象。構図は横。同社ホームページの専用応募フォームで受け付ける。最優秀賞1作品と優秀賞11作品がカレンダーの各月に載り、伊豆急特別賞の12作品も別に掲載する。 フォトコンテストは今回で8回目。プロの鉄道カメラマン久保田敦さんが特別選考員を務める。 問い合わせは同社フォトコンテスト係<電0557(53)1116>へ。
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激減の「与那国馬」 伊豆の国で赤ちゃん誕生 沖縄に分布の日本固有種
伊豆の国市中にある「伊豆の国うま広場」では、日本固有の馬の一種、与那国馬が元気に駆け回っている。沖縄県与那国島で系統が守られ、農耕馬として飼育されてきたが、農業の機械化が進み、個体は激減。種のピンチが叫ばれる中、5月上旬、同広場で赤ちゃんが誕生した。関係者は「市の文化の一つに」と目を輝かせる。 同広場を運営する高橋美恵さん(49)=同市=は2020年7月、兵庫県と宮崎県から2頭の与那国馬を迎え入れ、同広場を21年5月にオープン。その後、与那国馬を3頭迎え入れ、計5頭で乗馬や餌やり、引き馬を体験してもらっていた。 5月3日午後11時半ごろ、同広場にとって初めての赤ちゃん「朔(さく)」が生ま
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伊東LC会長が小野市長に抱負 新体制発足
7月に新体制が発足した伊東市の伊東ライオンズクラブ(LC)の日吉啓会長(52)=サンクラフト代表取締役=ら役員メンバーがこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、会の現状を伝えるとともに今後の発展に向けて抱負を示した。 7月から1年間、スローガンに「地域の未来に花が咲くよう 今こそ奉仕の種を撒(ま)く」を掲げ、ヘアドネーションや献眼・献血などさまざまな事業を展開する。園児向けの出前動物園も開催予定という。日吉会長は「活動を継続していく。将来に花が咲くようなきっかけづくりができたら」と話した。 メンバーらは会員増強に向けた取り組みの必要性などで意見を交わした。
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マンション管理計画 三島の物件で初認定
三島市は6日、マンション管理計画認定制度に基づき「シャルマンコーポ三島」(同市加茂川町)を市内で初めて認定したと発表した。県内では、浜松、静岡、伊東市のマンションに次ぐ7番目の認定。 同制度の認定は、適正な規約や役員選出、30年以上の長期にわたる適切な修繕計画を有するなどの基準を満たす場合に与えられる。管理水準の維持向上につながるほか、市場評価の向上への期待や固定資産税の特例措置活用が可能となるなどメリットがある。 市によると、市内には管理不全に陥っているケースは存在しないが、1981年5月以前の旧耐震基準で建てられたマンションが12%存在する。2020年に県が実施したアンケートでは、回答が
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伊東市新図書館建設「説明会再開催を」 有志が署名提出
伊東市の新図書館建設を巡り、有志の会が5日、市民向けの説明会の再開催を求める署名を小野達也市長に提出した。木梨さと美代表らが市役所を訪れ、要望した。 市は5月29日に市民説明会を開き、概要の説明や質疑応答を行った。参加した42人のうち数人が「より丁寧な説明が必要」「開催自体を知らなかった市民もいる」などとして、5月末から署名活動を開始した。1カ月間で市内外の927筆が集まった。 木梨代表は「もう少し皆に知ってもらいたい。市長に市民の声を聞いてもらう流れにしたい」と趣旨を伝えた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 6月30日はネンブツダイやスズメダイ。1日はカマスやタカベ、小アジ、カサゴ、ネンブツダイ、スズメダイなど。2日はタカベやネンブツダイ、メジナ、スズメダイ、イシガキダイ、アイゴ。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺ではコノシロの群れが多く回遊してきた。針のサイズを5号以上にするとアジが食わなくなるので注意。他に小マダイが釣れるが、サイズの小さいものはリリース。投げ釣りでは青イソメの餌でシロギス。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 2日午前の沼津沖船釣りは25~45センチのマアジが多数。1キ
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⚾伊豆伊東【高校野球チーム紹介2023夏】
伊豆伊東高になって初めての夏の大会。まずは一つ勝って、新しいユニホームで新しい校歌を歌いたい。自分たちが勝つことで、新高校の伝統をつくっていきたい。 部長 石塚 佳祐 監督 中山 裕介 ①白鳥 仁(3年、伊東南)177、77、右右 ②中戸川逸恵(3年、伊東南)180、75、右右 ③貴志 俊輔(3年、伊東南)172、67、右左 ④山下 楓真(2年、河津)170、58、右右 ⑤太田 敦士(3年、伊東南)171、63、右右 ⑥高坂 天彬(3年、伊東対島)172、65、右左 ⑦吉崎 洸惺(3年、伊東南)176、71、右右 ⑧弘光 倖士(3年、伊東南)170、65、右右 ⑨大武 遥翔(2年、熱海
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扉開けたまま走行問題で点検 9台で装置不具合 東海バス
東海バス(伊東市)の路線バスが装置の不具合などのため中扉を開けたまま走行していた問題で、同社が保有するバスの緊急点検を実施したところ、対象の262台のうち当該車両を含む9台に同様の不具合が見つかったことが4日、同社への取材で分かった。同社は順次、整備を進めている。 装置は中扉が開いた状態では走行できないようになる仕組み。中扉を開けて走行していたバスは、運転手が換気のために開けていたことを忘れて出発した。この装置に不具合があり、乗客からの指摘を受けるまで気づかなかった。 同社の路線バスは車いすやベビーカーの利用などを除き、乗客は前方の別の扉から乗り降りしている。そのため、この装置の動作は日
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夏の風物詩 浴衣で伊東温泉散歩 9月30日まで、駅前でレンタル
伊東市のJR伊東駅前の旧観光案内所に7月、浴衣のレンタルスペース「ゆかたび」がオープンした。好みの浴衣を着付けしてもらい、夏の伊東温泉の散策を楽しむことができる。市と実行委員会による取り組みで、9月30日まで。 浴衣は男女、子ども用を合わせて約230着を用意した。昨年までは市内の観光文化施設「東海館」にレンタルスペースを置いていたが、今回はより回遊性を高めるために駅前に移した。夜にも街歩きを楽しんでもらおうと、借りた浴衣は翌日に返却できるようにした。 コロナ禍で完全予約制としていた受け入れ体制は今年、随時受け付けに変更した。予約が入っていない時には飛び込み来店にも対応する。期間中は飲食店
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県あゆ友釣大会 興津川で開催 静岡
第68回県あゆ友釣競技選手権大会(県内水面漁連主催、興津川漁協共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が2日、静岡市清水区の興津川で開かれた。団体部門は新大井川漁協、個人部門は平口正晃さん(新大井川漁協)が優勝した。 県内から17チーム(1チーム5人)が参加し、団体と個人の部で競った。興津川漁協(前沢元次組合長)がおとりのアユを準備し、河川の上中流約3キロを競技区間に設定して、規定の3時間で釣り上げた総重量などを競った。 その他の上位入賞者は以下の通り。 【団体】②浦川③伊東市松川④大井川⑤狩野川 【個人】②森重時彦(浦川)③鈴木定宏(伊東市松川)④白幡光明(大井川)⑤土本章(新大井川)
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大クス 国指定天然記念物 樹勢を診断 伊東・葛見神社
国指定天然記念物の「葛見神社の大クス」がある同神社(伊東市馬場町)でこのほど、日本樹木医会県支部(大石春夫支部長)のメンバーらによる樹勢診断が行われた。関係者約20人が参加し、樹齢を重ねる巨樹の安全確保に向けてデータを測定し、木の状態を確認した。 同様の調査は前回、2014年に実施した。診断は今後の安全対策を検討する上での基礎資料を作成するとともに、文化財としての中長期的な保存に役立てる目的で同市教育委員会が同支部に依頼した。 はしごに上った参加者がメジャーを使って木の周囲の長さを測ったり、目視で木の健康状態を把握したりした。大クスには安全対策のために鉄製のバンドや支柱が設けられていて、メン
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⚾108校球児“熱い夏”誓う 全国高校野球静岡大会開幕 少人数チームも意気込み
第105回全国高校野球選手権記念静岡大会の開会式が2日、草薙球場で行われた。前年覇者の日大三島を先頭に、108校107チームが中部、西部、東部の順に行進した。選手宣誓を務めた沼津工の中山真聖主将は、一言一言をかみしめるように言葉をつむぎ、堂々と大役を果たした。伊東、伊東城ケ崎分校、伊東商が統合した伊豆伊東は現校名での初出場となる。静岡の前監督として、春夏通算7度の甲子園に導いた栗林俊輔氏(県教委)が育成功労賞、県高野連の竹中和夫審判部長が都道府県功労者に選ばれ、表彰された。1回戦は8日から県内10球場で始まり、順調に日程が進めば29日に決勝が行われる。 夏の初優勝を狙う第1シード加藤学園
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⚾伊豆伊東「伝統つくる」 今春3校統合、初舞台へ闘志 全国高校野球静岡大会開会式
今年4月に伊東、伊東城ケ崎分校、伊東商の3校が統合され、誕生した伊豆伊東が初舞台に臨む。伊東市内で唯一の高校野球部。開会式では太田主将が、伊東市の鳥「イソヒヨドリ」をモチーフにした新しい校旗を掲げ、行進を先導した。 昨夏の静岡大会までは、伊東と伊東商で出場。その後は統合に備え、連合チームとして活動してきた。伊東市内の中学出身者がほとんどで顔なじみも多いが、太田主将は「最初は各校が何を重視して練習をしてきたかが違って、意見が合わないこともあった。たくさん話し合いをして決めごとをつくった」と、一体感の醸成に努めてきた。 中山監督は「伊東高の選手は淡々とひたむきに取り組むタイプが多く、伊東商の
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⚾野球できることに「感謝」 沼津工・中山主将選手宣誓 全国高校野球静岡大会開会式
選手宣誓の大役を担った沼津工の中山真聖主将は「野球ができる感謝の思い」を文言に盛り込んだ。マイクを通じた音の反響を考慮してゆっくりと、来場者に語り掛けるように言葉をつないだ。約2分間にわたる宣誓を終えると、球場は大きな拍手に包まれた。 「できは完璧。100点」。25日の抽選会で役目を引き当てた後、吉田監督と相談しながら4日間かけて内容を考えた。最も入れたかった言葉は「野球ができることは当たり前じゃない」。入学当初からコロナ禍に苦しんだことで、より実感を伴うようになった。 毎日、宣誓の練習を重ね、前日夜も寝床で文言を繰り返し唱えながら眠りに就いた。「宣誓が良くできたので、いい流れで試合に入
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夏だタライだ 白熱レース 伊東名物川下りに211人参加
伊東温泉の夏の名物イベント「第68回松川タライ乗り競走」(伊東市、伊東観光協会主催)が2日、同市の松川(伊東大川)で開かれた。観光客や団体、一般個人などの6種目に県内外の総勢211人が出場。好天の下で白熱の川下りレースを繰り広げ、観衆を楽しませた。 参加者は直径1メートル、深さ30センチほどの巨大なタライに乗り込み、スタート地点から約400メートル下流のゴールを目指した。しゃもじ型の櫂(かい)をこぎ、水しぶきを上げながら懸命に前に進んだ。 途中でバランスを崩して豪快に転覆する出場者の姿が、川沿いで見守った見物客の歓声を誘った。仮装をして臨む選手も多く、目を引く衣装でイベントを盛り上げた。
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小学生野球 松崎少年団が優勝 賀茂地域のチーム熱戦
賀茂地域の小学生チームが出場する「第1回西伊豆ライオンズクラブ杯兼第30回県ジュニア軟式野球下田支部大会」(県野球連盟下田支部主催)の最終日となる2日目がこのほど、松崎町道部の町営総合グラウンドで開かれた。松崎野球スポーツ少年団が、河津ジャガーズを9-6で下して優勝した。 この日は、準決勝と決勝が行われた。1日目の予選で河津ジャガーズに敗れ、敗者復活戦で勝ち上がった松崎野球スポーツ少年団が決勝で再戦し、雪辱を果たした。優勝した同少年団は、8月11日に伊東市で行われる伊豆ブロック大会に出場する予定。 同大会は5月28日に開幕した。2日目は雨などの影響で延期になっていた。
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4次観光基本計画策定へ 市民懇話会初会合「英知を結集」 伊東
伊東市は2024年度から5年間を期間とする第4次市観光基本計画の策定に向けて取り組みを進めている。このほど、市議や市内各団体の代表ら委員24人で構成する市民懇話会の初会合を市役所で開き、方向性やスケジュールなどを共有した。 市担当者が策定にあたっての方向性の案を示し、「持続可能な観光地域づくり」「観光・余暇行動の変化への対応」「新しい観光スタイルの可能性」の三つのキーワードを挙げた。会長に就いた伊東温泉旅館ホテル協同組合の磯川義幸専務理事は「コロナ禍で観光の在り方も変わってきている。英知を結集し、よりよい計画になるように協力してほしい」と呼びかけた。 小野達也市長が委嘱状を交付し、「観光資源
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水産業デジタル化加速 県本年度予算 「伝道師」育成
静岡県は本年度、生産・流通の両面で水産業のデジタル化を加速させる。関連技術に詳しい漁業者を養成し、各地で活用ノウハウの浸透を図る。仲買人が漁獲情報をリアルタイムで把握する仕組みもつくり、漁業者の所得向上を図る。本年度当初予算で「水産業デジタル技術実装促進事業費」に1千万円を計上した。 本県はこれまで、定置網に備えたカメラでの魚種判別や、養殖場の遠隔監視といった先端技術導入を進めてきた。ただ県によると、水産業界はデジタル化への関心が高い一方、導入効果への理解が不足しているという。 漁業者の業務効率化が課題となる中、現場レベルで技術の浸透を急ぐ。地域水産業の中核を担う漁業士の中から10人を募り、
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伊東メガソーラー建設 事業者側の訴え却下 静岡地裁
伊東市八幡野の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設を巡り事業者の伊豆メガソーラーパーク合同会社が市に対し、市のメガソーラー規制条例に基づく市長の同意義務や事業の中止義務がないことの確認を求めた訴訟の判決で、静岡地裁(菊池絵理裁判長)は29日、原告側の訴えをいずれも「確認の利益が認められず不適法」として却下した。 判決は同意義務について、条例には同意を得ない場合に事業中止を強制する規定はなく、同意を求める行為は行政指導としての性質があるだけで事業中止の強制まではできないとし、市側の「同意の取得義務の有無は原告の事業の法律的地位を左右するものではない」との主張を認めた。事業者側の訴えは確認を
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伊東市長と若手市民 意見交換 未来ビジョン会議 委員委嘱 「働く場所」「公共交通」課題挙がる
伊東市の若い世代の市民らと小野達也市長が意見交換などを行う2023年度の市の「未来ビジョン会議」が27日夜、市役所で始まり、委員の委嘱を行った。参加者がそれぞれの立場や経歴を紹介したり、市の課題に対する考えを伝えたりした。 今春に市内3高校を統合して開校した伊豆伊東高の生徒を含め、教育や産業などさまざまな分野の14人が委員を務める。課題として「公園など子どもが遊ぶ場所が少ない」「伊東に戻りたいと思う人が働く場所がない」「公共交通の問題を改善してほしい」といった意見が挙がった。 小野市長は「コロナ禍を乗り越え、新たな価値観による新しい伊東スタイルを進めるために知恵を出し合って考えていきたい」と
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伊東市議会が閉会 補正予算案など可決
伊東市議会6月定例会は28日、最終本会議を開いた。11億9600万円余りを追加する2023年度市一般会計補正予算案や、元市職員からいじめに関して損害賠償を求める訴えがあった件での和解の議案などを可決、市農業委員会委員の任命の人事案に同意するなどして閉会した。
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22年度の事業報告 伊東商議所が総会
伊東市の伊東商工会議所(斎藤稔会頭)は26日、通常議員総会を同商議所で開いた=写真=。2022年度の事業報告や各決算報告の議案を原案通り決定するなどした。 商工相談や経営支援、行政・関係団体と連携した産業振興など22年度に各分野で行った取り組みを共有し、決定した。経済産業省関東経済産業局長表彰を受けた伊豆総合産業(片山劼代表取締役)に表彰状の伝達を行った。長年にわたる商議所を通じた商工業の振興発展の取り組みをたたえた。 斎藤会頭はあいさつで「人手不足が依然として深刻な経営課題になっている。生産性の向上への取り組みが急務」と述べた。
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美しい音色 聴衆を魅了 伊東シティウインドが定演
伊東シティウインドオーケストラ(稲葉誠士団長)はこのほど、第38回定期演奏会を伊東市観光会館で開いた。美しい音色をホールに響かせ、多彩な楽曲で聴衆を楽しませた。 プログラムは3部制。第1部は『吹奏楽のための「エール・マーチ」』で華やかに開幕し、沖縄民謡を基にした作品などを披露した。第2部はアンサンブルステージ。「糸」や「千と千尋の神隠し」のメドレーなど、なじみの曲を奏でた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 23日はカワハギやマダイ、クロダイ、ブダイ、ウルメイワシなど。24日はクロダイやメジナ、マダイ、イシガキダイ、スズメダイ、カワハギ、小イサキ、アイゴなど。25日はワカシ(ブリの幼魚)や小イサキ、小アジなど。カマスやネンブツダイ、タカベは連日釣れている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺やオレンジビーチでは消波ブロック周辺の穴釣りでカサゴ。放流の効果もあり、大きい個体も釣れる。サビキ釣りではアジ。小さいサイズも交じるため、仕掛けは3~5号で対応する。他にカンパチやシマアジの幼魚も交じった。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0
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扉開けたまま走行 東海バス 沼津などを24分間
東海バス(伊東市)は27日までに、沼津市などを走行中の路線バスが回送中を含めて計24分間、9・3キロにわたって車体側面の中扉を開けたままの状態で走っていたと発表した。4人の乗客にけがはなかった。26日に国土交通省静岡運輸支局に報告した。 同社によると、18日午後4時半ごろ、40代の男性運転手が運転する回送バスが扉を開けた状態で、大平車庫を出発した。その後、始発の沼津商高(清水町)を出て沼津駅に到着する直前のバス停まで、中扉が開いたままだった。乗客はバスの前方にある別の扉から乗降していた。 運転手が換気のために中扉を開けていたことを忘れて運転を始め、乗客の指摘で気づいた。通常は中扉が開いて
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社会教育振興貢献 教育長に表彰報告 伊東の大村さん
長年にわたって伊東市社会教育委員を務める大村涛子さん(同市富戸)が社会教育振興に貢献したとして、県社会教育委員連絡協議会による表彰を受けた。このほど、市役所で高橋雄幸教育長に報告した。 大村さんは2011年から委員を務め、17年から委員会の副委員長、19年から今年3月まで委員長を担った。その後も委員として活動する大村さんは「さまざまな研修会を設けていただき、学びながら現実的な対応ができたことを感謝している。社会教育に真剣に取り組む多彩な仲間に出会えたのも幸せなこと」と述べた。 高橋教育長は「伊東の社会教育の充実で中心となってもらった」とこれまでの尽力に感謝した。
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アイランドルビー おいしく調理 伊東、地元産トマト活用
JAふじ伊豆あいら伊豆地区は25日、ブランド化を進める調理用トマト「アイランドルビー」の試食と販売会を伊東市玖須美元和田のJA直売所「いで湯っこ市場」で行った。店頭で来店者に料理を振る舞い、おいしさをPRした。 アイランドルビーは加熱するとうまみが増すのが特徴で、通常のトマトよりもリコピンを多く含む。提供したのは、湯むきしたアイランドルビーを白だしに漬けた一品と、他の野菜と炒めて煮たラタトゥイユ。さらなる普及拡大や知名度向上を狙いに、家庭で簡単に調理することが可能な料理を選んだ。 JAの蔬菜(そさい)部会クッキングトマト部の部員が用意した。旬を迎えたアイランドルビーの生果も並んだ。アイラ
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予定価格変えずに図書館建設 再入札 伊東市長が方針
伊東市の小野達也市長は26日の定例記者会見で、このほど入札不調に終わった新図書館の新築工事について、「不調は価格にずれがあった。今いろいろな見直しをしている中で、予定の価格を変えずに再度入札をしてもらう」と改めて方針を示した。 小野市長は開会中の市議会6月定例会の一般質問で、施設には37億円を上回る費用はかけないよう努力する▽時期をなるべくずらさずに完成させたい―といった考えを示している。その上で会見では、「設計を変えないことをまずは決めた」とし、建築資材関連の見直しで対応している状況に言及した。 新図書館建設を巡っては7月の着工を見込んでいたが、入札に参加の意向を示した2共同企業体のうち一
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緊急消防援助隊の災害時拠点で覚書 伊豆市とJKA
伊豆市はこのほど、競輪とオートレースを統括するJKA(東京都)と、災害時等における活動拠点施設としての使用に関する覚書を締結した。緊急消防援助隊は集結地、宿営地などの活動拠点として、同市の日本競輪選手養成所の競技場および体育館を利用する。 市役所で開かれた締結式で菊地豊市長は「立地が良く、伊東市、伊豆の国市にもアクセスしやすい。伊豆半島として使用させていただきたい」、浅野史久執行理事は「地域の皆さまにとって安全安心の一助となるよう活用していただけたら」と話した。
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美しい音色響かせ 創立30周年 伊東で定演 伊豆フィルハーモニー管弦楽団
伊豆フィルハーモニー管弦楽団はこのほど、創立30周年記念の第50回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を伊東市観光会館で開いた。同市出身でドイツ・カンマーフィルハーモニーで活躍するバイオリニスト村田穂積さんをソリストに迎え、聴衆を魅了した。 チャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」では美しい独奏が響き、会場を埋めた聴き手は惜しみない拍手を送った。そのほか楽団はラフマニノフの「交響曲第2番」やシベリウスの交響詩「フィンランディア」を奏でた。 伊豆フィルは伊東市を中心に活動するアマチュアオーケストラ。1993年に創設し、94年4月に第1回の定演を開催した。
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直通バス運行 羽田⇔三島 7月21日から、訪日客見込む
伊豆箱根バス(三島市)や東海バス(伊東市)など3社は22日、三島エリアと羽田空港を結ぶ初の直通バスを7月21日から共同運行すると発表し、予約受け付けを開始した。 国際線が発着する第3ターミナルに直結する羽田エアポートガーデンバスターミナルに直接アクセスでき、三島を中心とした伊豆地域からの海外旅行者の利便性向上を図る。インバウンド(訪日客)の利用も見込む。当初は2020年4月に運行開始を予定していたが、新型コロナウイルスの影響などで見送っていた。 三島エリアは発着点となる伊豆箱根バス三島営業所(同市大場)のほか、三島駅の南口と北口で乗降できる。1日3往復運行し、横浜駅経由で羽田空港と約3時
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桜並木の美化に汗 伊東小室桜を育てる会
伊東市の伊東小室桜を育てる会(萩原直義会長)はこのほど、小室桜を植えている同市の県道遠笠山富戸線沿いの桜並木(通称・大室高原チェリーロード)の環境整備活動を行った。 県の森づくり県民大作戦の一環。会員や地元の造園業者が参加した。生い茂った雑草を草刈り機で取り除いたり、除去した雑草を桜の木の周囲に集めたりした。 県道沿い800メートルの区間には55本の早咲きの桜が植わる。同会では年に2回、環境整備活動を行っている。
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海中のごみ、潜って回収 伊東・オレンジビーチ
伊東市のダイビング事業者でつくる市ダイバーズ協議会と市は21日、伊東オレンジビーチの海中清掃を行った。行楽客でにぎわう夏の海水浴シーズンを迎えるのを前に、海の中のごみ250キロを回収した。 協議会からは14人が参加した。ダイバーが2人一組で海に潜り、ビニールのほか流木、衣類、金属類などさまざまな種類のごみを集めた。袋に入れたごみを船に積み上げて岸まで運び、海岸清掃に使う車両に引き渡した。 伊東オレンジビーチ(伊東海水浴場)は今夏、7月15日~8月27日に開かれる。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日は豆アジやタカベ、メジナ、カワハギ、ベラ、カサゴ、マダイなど。17日はタカベや小カマス、メジナ、小イサキ、カワハギ、アイゴ、スズメダイなど。18日は小サバや小アジ、小カマス、シマアジ、ショゴ(カンパチの幼魚)、メジナ、タカベ、マダイ、スズメダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでサバやイワシ、アジ。日中でもアジの回遊があった。スキンやハゲ皮のサビキ仕掛けやトリック仕掛けなど数種類用意したい。他にソウダガツオやカマスも釣れたが、数は少ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)01
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国産利用増 合板需要が鍵 ウッドショック後の木材市場 野田励/「ノダ」社長【聞きたい】
約2年前に世界中が木材の供給不足に陥った「ウッドショック」と呼ばれる混乱は、海外産に依存する国内市場の弱さを浮き彫りにした。政府が木材自給率50%を目標に国産材の利用を促進する中、静岡市清水区と富士市の建材生産工場で県産材の需要を創出している。 ―木材市場の展望は。 「国産材の利用を伸ばすには、合板メーカーの需要が一つの鍵になる。2015年に稼働を始めた富士市の合板工場は年間15万立方メートルの木材を使い、毎日の使用量も一定。林業にとって経営計画が立てやすく、間伐材の利用で県内の森林管理も進む。政府は自給率を現在の約40%から50%に引き上げるため、住宅以外の木造建築物を増やす計画を立て
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「目標超える走りを」 伊東市実行委 強化練習説明会 市町対抗駅伝
12月2日に静岡市で開催される県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、伊東市実行委員会は20日、強化練習の参加者説明会を市役所で開いた。大会の概要やスケジュールなどを共有した。 3年目となる市代表チームの石井義仁監督(市陸上競技協会長)は「過去2年は2時間21分8秒(2020年のチームベスト)を切ることを目指していた」とした上で「今年は選手一人一人が目標を持ち、目標(の記録)を破るか1秒でも2秒でも近づける方向で指導していきたい」と方針を伝えた。 実行委の浜田修一郎委員長は「日々の練習の継続が結果となって現れる。今大会は応援バスも用意していきたいと思っている」
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海のごみ問題知って 沼津で海洋保全団体 滋賀の修学旅行生に教室
海洋保全に取り組む伊東市の社団法人「サバーソニック&アジロックフェスティバル」がこのほど、修学旅行で沼津市を訪れていた滋賀県彦根市の彦根東中3年生62人を対象に海の大切さを学ぶ教室を、沼津市の千本プラザで開いた。 同法人が子どもたちに海洋資源に貢献するきっかけを育んでもらう「鯔(ボラ)ンティアツーリズム」の一環。加藤龍副代表(47)=伊豆の国市=が海のごみ問題などを説明した。生徒は無数のちりめんじゃこの中からタコやエビを見つけるキットを使用し、生物多様性を学んだ。 加藤副代表は「2050年には海のプラスチックごみの量が世界中の魚の重量を超えると言われている。子どものうちから海について学んでほ
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3議案を委員会付託 伊東市議会
伊東市議会6月定例会は19日、本会議を開き、2023年度市一般会計補正予算案など議案3件を所管の委員会に付託した。専決処分報告の4議案を承認するなどした。20~21日に各常任委員会を開く。
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名産品の干物作りに挑戦 伊東市内の児童 中高生がサポート
伊東市内の小学5、6年生が郷土の文化や産業などを体験で学ぶ同市教委の「小学生ふるさと教室」が17日、開講した。初回は同市新井のいとう漁協本所で名産品の干物作りを行い、地元産業への理解を深めた。 児童は地元の干物製造会社「伊豆中」の関係者から手ほどきを受け、アジとキンメダイをさばいた。「包丁を短く持ったほうがやりやすい」などと教わりながら作業を進めた。 中高生を対象にした「夢チャレンジくらぶ」に参加する生徒がリーダー役としてサポートした。児童は慣れない包丁の扱いに苦労しながらも魚を開き、きれいに洗った。 幻想的な明かりをともす竹あかりの製作も体験した。竹筒に電動ドリルで穴を開け、中から光
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創造性育んだ輝く毎日 ミュージシャン・伊藤多賀之さん(1994年度卒)【龍城 韮山高150周年 今昔物語⑩インタビュー編】
韮山高の同級生だった細根誠さんと音楽デュオ「ブリーフ&トランクス(ブリトラ)」を結成。ユーモアセンスあふれる唯一無二の世界観で「半径5メートル以内の日常生活」を歌い、1998年にメジャーデビューした。曲折を経てソロユニットとして活躍する中、「高校3年間のおかげでいまの自分がある」と感謝する。 「タイムマシンがあったらどの時代に戻るか」。飲み会でこの話題になるたび、高校時代と答えます。思いっきり遊んで、たくさん恋をして。軟式テニスの部活動に打ち込み、音楽も頑張っていた。受験勉強に励みながら不合格という挫折を最後に味わいましたが、最高に楽しく輝かしい毎日でした。在校生にも遊びや趣味、恋愛に注ぎ
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建設日程変更 不可避 伊東市議会一般質問答弁 新図書館、入札不調で
伊東市議会6月定例会は15日、一般質問に5氏が立ち、前日に続いて複数の議員が入札不調に終わった新図書館新築工事に絡んで市当局をただした。高橋雄幸教育長は開館に向けたスケジュールについて「工期は適正な期間を設定する必要がある。工事への着手が遅れることに伴い、スケジュールは変更せざるを得ないと考えている」との見解を示した。浅田良弘氏(無党派 颯)への答弁。 予定では今年5月の入札執行後、6月定例会で契約議案の議決を得て、7月の着工を想定していたが、入札の不調により見直しの対応をしている。市側の説明によると、再設計が順調に進んだ場合の日程の見通しとして9月中下旬に入札の公告、11月上旬の開札を経
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県都市対抗ゴルフ 3位入賞 伊東市連盟 活躍報告 宮下さんは個人B優勝も
5月23日に御前崎市で開かれた第108回県都市対抗ゴルフ選手権大会の団体戦で、伊東市ゴルフ連盟が3位入賞を果たした。関係者がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、結果を報告した。 1チーム6人のうち上位5人の成績で順位を決定した。同連盟メンバーの宮下健さんは今回、年齢制限のない個人Bクラスで優勝を飾った。同大会個人で3度目の頂点という宮下さんは「一打一打の重みを分かっている。丁寧に打った」と振り返り、「来年は団体優勝したい。一人一人の頑張りが結果に結びつく」と抱負を語った。 小野市長はメンバーの健闘をたたえ、「来年に期待している」とエールを送った。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 6月6日はマダイやアイゴ、小アジ、ネンブツダイ、小イサキ、タカベ。7日はシマアジやタカベ、ネンブツダイ、小イサキ、カワハギ、シロギス、アジ、メジナ。8日はタカベやネンブツダイ、シマアジ、カイワリ、アジ、イサキ、ニザダイ、エイ。9日はネンブツダイやスズメダイ、アイゴ、ベラ。10日はカワハギやシマアジ、クロダイ、メジナ、タカベ、トビウオ、小イサキ、ネンブツダイ、ベラ、スズメダイ。11日は小アジやタカベ、ベラ、スズメダイ、小イサキ、ホウボウが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 青イソメを使ったシロギス釣りは伊東港周辺または伊東オレン
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新図書館工事 総合的に検討 伊東市 入札不調受け
伊東市議会6月定例会は14日開会し、一般質問に5氏が立った。高橋雄幸教育長は入札不調に終わった新図書館の新築工事の今後に関し、「入札参加資格の条件変更や設計の見直しによる総事業費の精査、プロジェクトの進度調整など複数の選択肢について総合的な検討を進めていきたい」と述べた。仲田佳正氏(正風クラブ)への答弁。 入札は5月25日に開札を行った。参加の意向を示した2共同企業体のうち一つは辞退し、一つは予定価格を超過した。高橋教育長は「次回の入札に向けて工期も含めた検討を進めている」とし、資材価格や人材不足による労務費の高騰の影響が価格差に表れているとの分析を示した。 新図書館の運営方法について、高橋
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伊東市実行委が初会合 監督続投 24日から練習【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の伊東市実行委員会は13日夜、市役所で初会合を開いた。市の代表チームの監督は引き続き石井義仁さん(市陸上競技協会長)が務めることを決めた。 石井監督は「選手の発掘に苦労している。陸上だけでなく、いろいろな分野から選手が出てもらえるとありがたい」とし、候補者に対する強化練習への参加の声かけを求めた。実行委員長を浜田修一郎さん(市体育協会長)とする組織体制も決めた。 会合では今後のスケジュールなども確認した。24日に強化練習が始まるのを前に、20日午後6時から市役所で参加者説明会を開く。7~8月に練習を重
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優良運転者に表彰伝達 静岡県交通安全協会伊東地区支部
静岡県交通安全協会伊東地区支部(清水義幸支部長)はこのほど、伊東市のダンコーエンボウルで2023年度通常総会を開き、優良運転者に表彰伝達した。各分会別の飲酒運転根絶と交通事故防止の各コンクールの表彰も行った。 県警本部長・県交通安全協会長の連名表彰(優良運転金賞)を受けた北岡貴人さん、佐藤すみ枝さん、宮城島直樹さんの3人に伊東署の三坂滋康署長が表彰状を手渡した。同賞はそのほか2人、優良運転銀賞は計9人が受賞した。 清水支部長は市内で22年中に3人、今年も1人が事故の犠牲になっていることを伝え、「交通安全の主役は私たち一人一人。普段の取り組みが安全を発展させる」と呼びかけた。
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ブランドトマト、料理でうまみ増 アイランドルビー試食会 JAふじ伊豆
JAふじ伊豆あいら伊豆地区は12日、ブランド化を進める調理用トマト「アイランドルビー」の料理試食会を伊東市のダンコーエンボウル内のレストランで開いた。多くの行楽客でにぎわう夏のシーズンを迎えるのを前に、飲食店や宿泊施設の関係者を招いて魅力をPRした。 アイランドルビーは通常のトマトよりリコピンの含有量が多く、加熱するとうまみが増すのが特徴。あいら伊豆の「あいら」と伊豆半島をイメージした「ランド」、完熟した実の赤さを「ルビー」とかけ、命名された。生産者は伊東市に加えて熱海市にも広がり、さらなる普及や知名度の拡大を目指している。 和洋、中華と幅広いジャンルに活用できるアイランドルビー。来場者
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小中生ボクサーが切磋琢磨 静岡県内外から35人、熱海で合宿
静岡県内外でボクシングの腕を磨く小中学生が10日、熱海市立桃山小で合宿を開始した。初めて顔を合わせる参加者同士が、それぞれの目標に向かってともに汗を流した。11日まで。 熱海市をはじめ、浜松市、岐阜県、愛知県、神奈川県のボクシングジム7団体から35人が参加し、桃山小周辺の急坂で走り込みをした後、体育館でスパーリングなどをこなした。 熱海市伊豆山のボクシングスクール「FIST」に通う伊東市立門野中2年の山下瞬さん(13)は「他のジムの強い選手と練習できるのが楽しみ。左利きの相手と戦う時の対策を学びたい。目標は全国大会で勝つこと」と話し、仲間と拳を交えた。 合宿は岐阜県の「岐阜薮田ボクシン
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伊東市議会14日から 6月定例会
伊東市議会は8日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を14日から28日までの15日間とすることを決めた。一般質問は14~16日の3日間に計13人が登壇する予定。観光建設、福祉文教の両委員会は20日、総務委員会は21日に開く。
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3校の文化一体に 9日から学校祭 統合後初 伊豆伊東高
4月に伊東市内3高校を統合して開校した伊豆伊東高で9日、初の文化祭・体育祭の「碧春祭(あおはるさい)」が始まる。開幕に向け、旧3校の生徒が一体となって準備を進めた。10日午前10時~午後2時半は一般公開を予定し、誰でも来場が可能。 一般公開ではクラスごとに創意工夫を凝らした企画を催し、さまざまな飲食物を販売する。演劇や吹奏楽などのステージ発表のほか、午前10時から野球の招待試合を行い、同校が加藤学園を迎える。9日は校内発表、12日に体育の部を行う。天候の状況によっては変更の可能性がある。 開幕が迫る7日、各クラスで装飾の製作などの準備に取り組んだ。グラウンドでは全校生徒が集まり、体育の
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5月30日はシマアジやタカベ、ネンブツダイ、小アジ。31日はネンブツダイやアジ、シマアジ、スズメダイ、タカベ。6月1日もアジやシマアジ、タカベ、ネンブツダイ。2、3日は台風の影響により休園。4日はネンブツダイやアジ、小イサキ、タカベ、カマスが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス。形は小さいが数が増えてきた。サビキ釣りのアジやイワシも少しずつ大きくなっているため、仕掛けは3~5号でサイズの違うものを用意しておくと対応できる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船
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公営住宅に4世帯 静岡県内3市町 台風2号大雨災害
静岡県は7日、梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で土砂崩れや浸水害が発生し、3市町で4世帯6人が公営住宅に一時入居していると発表した。 県によると、伊東、沼津、森の3市町が市町営住宅を被災者に提供している。 このほか、函南町から住宅1棟の一部損壊の報告があった。道路陥没やのり面崩壊に伴う通行止めは18路線26カ所で続いている。
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クーポン給付など補正予算案 提出へ 伊東市
伊東市は7日、14日に開会予定の市議会6月定例会に提出する議案など27件を発表した。11億9600万円余りを追加する、2023年度市一般会計補正予算案などを予定する。 補正予算案の関連で、市内事業所で使用することができる市民1人当たり6千円分のクーポン券給付の経費を計上する。市によると、これまでのプレミアム付き商品券とは異なり、市民それぞれに金券を配布する計画という。 さらに全国旅行支援終了後の旅行需要の落ち込み対策として、市独自の宿泊促進事業の関連で予算措置する。宿泊代金や団体のバス旅行に対しての補助を行う。貨物運送事業者に対する補助も補正予算案に盛り込んだ。 そのほか元市職員からいじめに
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火災の商店街支援 伊東買い援隊
伊東市の伊東商工会議所の会員事業所有志による義援活動「伊東買い援隊」の特別販売会が7日、同市役所で開かれた。4月23日に火災があった地元の「湯の花通り商店街」を支援する目的。 庁舎1階ロビーに8ブースが出店した。和菓子や弁当、パン、野菜などを販売した。昼時には商品を買い求める市職員らが列をつくり、にぎわった。 買い援隊の取り組みは11日まで、市内のスーパーやベーカリーなど12事業所で実施している。自社商品の販売収益の一部などを商店街への寄付金に充てる。 買い援隊はこれまで各地で発生した災害の被災地に対して行っていて、今回で21回目。
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解禁前にアユ100キロ放流 伊東大川
伊東市松川漁協は7日、伊東大川(松川)でのアユ釣りの解禁(11日)を前にアユの成魚計約100キロを同川に放流した。 5月上旬に続く放流。同漁協役員が集い、市内の3地点を回った。バケツから放ったのは、12~15センチほどの大きさのアユ。メンバーが川の中に入り、勢いよく跳ねる魚を放流した。橋の上からはホースを伝わせて放した。 アユ釣りの遊漁期間は10月10日まで。入漁料は年券が6000円、日釣り券が1000円。
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手作り品や骨董品 伊東で「森の露天市」
伊東市池の青少年キャンプ場で4日、恒例イベントの「森の露天市」(実行委員会主催)が開かれた。県内外の出店者が手作り品や骨董(こっとう)品などを並べ、木漏れ日が癒やしの空間をつくる自然の中で30余りのブースを構えた。 2日間を予定していたが3日は天候に恵まれず、4日のみの開催とした。アクセサリーや衣類のほか、西洋のアンティーク品などさまざまな品物が並んだ。ステージではフラダンスなど多彩な演目を繰り広げ、来場者を楽しませた。 森の露天市は1985年から続く交流イベント。初夏と秋の年2回、開催している。今秋は10月28、29の両日を予定する。
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伊東商工会議所 斎藤稔会頭 経済復活へ定住を促進【キーパーソン】
2022年11月に伊東商工会議所の会頭に就任した。観光業が柱の伊東市では夏の行楽期を控え、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ経済の復活に期待が高まる。地元事業者を取り巻く現状や今後の方針を聞いた。 ―伊東市内の現況は。 「8月に予定する按針祭をはじめ、さまざまなイベントがコロナ前に戻りつつあり、いい状態になってきている。インバウンド(訪日客)も見受けられる。伊東は観光関連の仕事に従事する人が多く、観光立市。活性化に向けては、観光客やまちのにぎわいをいかにして増やしていくかに尽きる」 ―地域の実情は。 「宿泊施設では人手不足により、客室の売り止めが出ている。人材の確保が大きな課題だ。経営
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環境美化に尽力 2団体たたえる 伊東市衛生協会
伊東市環境衛生協会はこのほど、2023年度の功労者表彰式を市役所で開いた。環境美化活動に尽力する2団体の取り組みをたたえた。個人の該当はなかった。 市長感謝状表彰の対象は海峰苑町内会(宇佐美)。長年にわたり各世帯が協力して道路側溝や河川土手、川の中の草刈りを継続している。同協会の会長表彰は中芝町内会賛芝会(玖須美)が受けた。古紙や空き缶、鉄くずの回収を行うとともに、ほぼ毎日、道路脇などの清掃活動に取り組んでいる。 小野達也市長と大川満幸会長が、関係者にそれぞれ感謝状と表彰状を手渡した。大川会長は「市民の模範となる活動に心から敬意を表する。今後も末永く、積極的に美化に取り組んでほしい」と述べた
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土砂災害備え 各地で訓練 伊東 100人が集い土のう作り
伊東市の土砂災害・水防訓練が4日、同市宇佐美の宇佐美コミュニティセンターと中央区立臨海学園跡地で開かれた。地域住民のほか、市、消防団、伊東建設業協同組合の関係者ら約100人が集い、台風や雨期のシーズンに備えて土のう作りなどに取り組んだ。 参加者は市職員の手本にならい土のうを作った。2人一組になり、スコップで袋に土を入れて口を縛った。川から水があふれるのを防ぐ想定で、手順に基づいて土のうを積み上げた。重機を使った大型の土のう作りの実演もあり、参加者は応急復旧時に繰り広げられる迅速な活動を見守った。 講話では、市の担当者が「デマに惑わされず、信頼できる情報を得る」「念のための意識を持ち、早めの避
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交通指導員を委嘱 勤続者への表彰も 伊東
2023年度の伊東市交通指導員会の定期総会がこのほど、市役所で開かれた。開会前に新規指導員への委嘱状交付や勤続者の表彰を行った。メンバーは10人体制になった。 指導員は子どもたちの登下校時の街頭指導などを行う。新たに委嘱を受けたのは藤田哲治さん(南小学校区)、竹内四郎さん(伊東小学校区)の2人。小野達也市長が出席した藤田さんに委嘱状を手渡した。 表彰の対象者は、勤続10年が武山脩さん(宇佐美小学校区)と稲葉正樹さん(南小学校区)、勤続5年が大柴忠彦さん(大池小学校区)。 同指導員会の会長を務める稲葉さんは「年齢的に高い人が多くを占めているが、体力面をカバーする高い志を共有している。事故のない
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新図書館に市民が疑問や意見 伊東市が説明会
伊東市はこのほど、同市桜木町に建設を予定している新図書館についての市民説明会を同市の生涯学習センターひぐらし会館で開いた。42人が参加し、市当局や設計事業者から概要の説明を聞いたほか、疑問や意見を寄せた。 市民からは、図書館から離れた地域の住民に対して配慮を求める声のほか、110台の駐車場を備える施設となることで「周辺の渋滞が起きるのではないかと懸念している」といった意見があった。そのほか「防災教育に関して学校の授業で利用できる図書館に」「ガラス面が多く、吹き抜けのある建物。省エネへの配慮は」などの提言や疑問が寄せられた。 市担当者が施設概要を説明した。延べ床面積約7300平方メートル、収容
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静岡県内の待機児童5人 受け皿確保、減少続く 4月1日時点
静岡県は2日、静岡県内の保育所や認定こども園の待機児童が4月1日時点で前年より18人少ない5人だったと発表した。県内35市町のうち34市町で「待機児童ゼロ」を達成した。国の子ども・子育て支援新制度が始まった2015年度は780人に上ったが、施設整備で受け皿が拡大したことなどから減少が続いている。 5人の待機児童はいずれも函南町で確認された。年齢別にみると1歳が4人、2歳が1人。県によると、低年齢児の預け入れが増え、申し込みに対し保育士が不足したという。前年の16人からは11人減った。伊東市、三島市、森町、清水町は待機児童を解消した。 本年度の申し込み児童数は211人増の6万9108人。女
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サツマイモ苗植え「楽しい」 地元農家に教わり農業体験 伊東の園児
子どもたちに農業の大切さを知ってもらおうと、JAふじ伊豆あいら伊豆地区の荻支店(伊東市荻)は1日、サツマイモの苗植え体験イベントを同支店近くの畑で行った。地元の園児が長靴を泥だらけにしながら、植え付け作業を楽しんだ。 伊豆栄光荻保育園と荻幼稚園の園児が順番に集まり、それぞれ紅はるかと紅あずまの苗を植えた。地元農家から植え方の手本を教わり、一つ一つ丁寧に土に差していった。 終了後、子どもたちは指導した関係者を前に「楽しかった」「優しく教えてくれてうれしかった」などと感想を述べた。秋には収穫を予定している。 (伊東支局・白柳一樹)
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記者コラム「清流」 ロケ実績の推移に注目
2022年度、伊東市でのロケ実績は21年度に比べて大きく伸びた。先日、官民一体でロケ誘致や支援を行う「伊東ロケーションサービス」の総会で報告があった。新型コロナウイルス禍からの復活に期待が高まる今後、その動きはどうなるだろうか。注目していきたい。 ロケを実施した作品の内訳を見ると、テレビのバラエティーや情報番組が全体の半数以上を占めた。伊東市として番組内で紹介されていることで、一定の宣伝効果はあったはずだ。実際に商品や店舗が取り上げられると、売り上げ増につながっていると聞く。 これから映画やテレビドラマなど、大型作品や注目作品への露出が増えるといい。外部から視線が集まるまちになるにつれ、
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インフルエンザで学級閉鎖 静岡県内3小学校
静岡県は1日、小学校3校でインフルエンザに感染したとみられる患者計33人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 伊東市の小学校8人、島田市の小学校8人、静岡市葵区の小学校17人。
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人権擁護委員の活動理解促進へ 伊東でPR
「人権擁護委員の日」の1日、伊東市の関係者が同委員について理解促進を図る啓発活動を市役所で行った。同市の人権擁護委員や女性連盟メンバーらが出入り口に立ち、来庁者に啓発品を手渡した。 男女共同参画週間(6月23~29日)も併せて周知した。のぼり旗やポスターを掲げ、関連のリーフレットやチラシなどを配ってPRした。 人権擁護委員は法務大臣から委嘱され、地域住民から人権相談を受けるなどの活動をしている。同市の委員は現在6人で、7月以降は7人になる予定。
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静岡県内小学6校で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は31日、小学校6校でインフルエンザに感染したとみられる患者計137人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。患者数が100人を超えたのは3月8日の発表分以来。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 伊東市の小学校8人、静岡市葵区の小学校11人、同区の小学校22人、磐田市の小学校6人、浜松市中区の小学校10人、同市北区の小学校80人。
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伊東観光協会は稲葉会長を再任
伊東市の伊東観光協会は29日、総会を同市内で開き、任期満了に伴う役員改選を行った。3期目となる稲葉明久会長(59)=陽気館専務=の再任を含む新体制を決めた。任期は2年間。 稲葉会長はあいさつで「市当局と組みながら各事業所と一緒になって盛り上げたい」と述べ、復調に向かうインバウンド(訪日客)の対応について「全力を挙げ、観光事業者だけでなく市民を含めてお迎えする気を持ってやらないといけない」と呼びかけた。 永年役員表彰は、籠池賢二さん(伊豆シャボテン公園副社長)、山本惣一さん(伊東温泉旅館ホテル協同組合副理事長・青山やまと)の2人が対象。2022年度の事業報告や決算報告を承認した。 会長以外の主
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伊東の海開き7月15日
伊東市の伊東海水浴場運営協議会(会長・稲葉明久伊東観光協会長)は30日に市役所で開いた総会=写真=で、今夏の海水浴シーズンの態勢を決めた。監視所の開設期間は、伊東海水浴場(伊東オレンジビーチ)が7月15日~8月27日の44日間、宇佐美、川奈の両海水浴場は7月22日~8月27日の37日間とする。 救護所併設の監視所を各1カ所設置し、海水浴客の海難事故防止を図る。ライフセーバーは平日に計5人、土日祝日に計7人を配置する。新型コロナウイルスの5類移行を踏まえ、今夏はコロナに関する注意喚起は実施しない。 昨夏の海水浴客は3海水浴場を合わせて3万7200人余りだった。稲葉会長は「コロナ禍でもガイドライ
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「ごみゼロの日」伊東市内で清掃活動
伊東市はこのほど、市民協働の市内一斉清掃活動「ごみゼロ運動クリーン作戦」を実施した。64団体の1338人が参加し、各地で環境美化に汗を流した。可燃と不燃を合わせて2320キロのごみを回収した。 「ごみゼロの日」(5月30日)に合わせた取り組みで、観光都市としてのイメージアップなどを目的に1997年度から行っている。夏の海水浴シーズンに多くの客でにぎわう伊東オレンジビーチでは、参加者が浜辺を歩きながら落ちているごみを拾い集めた。雑草を抜き取ったり、植え込みの落ち葉を取り除いたりした。 同市東松原町のなぎさ公園で出陣式が開かれ、多数の参加者が集まった。小野達也市長は「美しい郷土を育む思いを再
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5月25日はシマアジやニザダイ、小イサキ、アイゴ、カサゴ。26日はシロギスやハゼ、シマアジ、アカブダイ、ウツボ、小ハタなど。27日はクロダイや小イサキ、マゴチ、スズメダイ。28日はマアジやメジナ、スズメダイなど。タカベとネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギスやメゴチ。餌は青イソメ。50~70メートル以上の遠投で数が期待できる。消波ブロック周りのカサゴを狙うならブラクリ仕掛けや胴つき仕掛け。サビキ釣りは小サバやアジ、イワシ。サビキの種類もそろえておくと、それぞれの魚種に対応できる
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インフルエンザで学年・学級閉鎖 静岡県内3小学校
静岡県は30日、小学校3校でインフルエンザに感染したとみられる患者計39人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 伊東市の小学校12人、同市の小学校15人、浜松市東区の小学校12人。
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東伊豆と伊東で停電
29日午後11時55分、東伊豆町稲取の一部で約130戸が停電した。30日午前2時15分ごろに復旧した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、設備への樹木などの接触が原因という。30日午前5時45分には伊東市富戸の一部で約350戸が停電し、同9時20分に復旧した。
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伊東生涯学習講座 「いでゆ大学」開講
伊東市内在住の60歳以上を対象にした市教委の2023年度生涯学習講座「いでゆ大学」がこのほど、始まった。同市の生涯学習センター中央会館で開講式が開かれた。来年2月1日までの計18回の講座を通じて教養を深め、仲間との交流を図る。 同講座は2年間の学びの場で、受講生は昨年度からの継続となる2回生22人と新規の1回生30人。伊東の歴史や文化のほか自然、健康の関連などさまざまなテーマで、座学や体験活動に取り組む。 高橋雄幸教育長はあいさつで「例年、卒業しても仲間との関係が続く特徴のある講座。2回生の皆さんはリーダーシップを発揮して自らも楽しんでほしい」と呼びかけた。開講式に続き、オリエンテーショ
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静岡人インタビュー「この人」 伊豆伊東高校の初代校長 池田将章さん(伊東市)
伊東市内の3高校(伊東、伊東城ケ崎分校、伊東商)を統合して4月に開校した伊豆伊東高の校長に就いた。初任校は大仁高(現・伊豆総合)で、富士市立や清水東での副校長、伊東商の校長を経て現職。富士宮市出身。57歳。 ―新高校の様子は。 「各方面の皆さんの支援をいただき、無事に開校ができたことはありがたい。全日制と定時制を合わせ、非常勤を含め90人以上の教職員がいる。3校が合わさり、他校からの赴任者を加えて『新しい高校を良い学校に』と意欲あふれる職員がそろい、強力な体制ができた。約660人いる生徒からもワクワクしている雰囲気を感じる」 ―学校の特色は。 「全日制は普通科に特別進学やアートなど4
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インフルエンザで学級閉鎖 伊東の小学校
静岡県は29日、伊東市の小学校でインフルエンザに感染したとみられる患者7人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。
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グラウンドゴルフ愛好会が9周年大会 伊東
伊東市のグラウンドゴルフ愛好会「G・Gいとう<楽>」はこのほど、創立9周年記念大会を伊東市民運動場で開いた。約60人の参加者が好天の下、プレーに汗を流した。 8ホール4ラウンドを回った。参加者は声をかけ合ったり、好打をたたえ合ったりしながら競った。深沢正彦会長は「皆が元気にやっている。来年の節目には大きな大会を開きたい」と話した。
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明るい選挙推進協 役員会で計画案決定 伊東
伊東市明るい選挙推進協議会は29日、2023年度1回目の役員会を市役所で開いた。同年度の事業計画案や9月に予定する市議選の啓発事業計画案について、原案通り決定した。 市議選の日程は9月17日告示、24日投開票。啓発用ポスターでの周知や街頭活動、市ホームページなどでの啓発を予定する。6月19日に計画する総会兼明るい選挙推進大会の案も協議し、決定した。
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軟式野球大会、松崎で開幕 賀茂地域の児童熱戦
賀茂地域の小学生が出場する「第1回西伊豆ライオンズクラブ杯兼第30回県ジュニア軟式野球下田支部大会」(県野球連盟下田支部主催)が28日、松崎町道部の町営総合グラウンドで開幕した。1~5年生の5チームが、優勝を目指して熱戦を繰り広げる。 初日は予選が行われ、1試合6回制のトーナメント形式で試合を実施した。児童は、保護者やチームメートの声援を受けて懸命に白球を追っていた。6月4日の決勝トーナメントで優勝チームが決定し、8月に伊東市で行われる伊豆ブロック大会に進出する。
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伊豆伊東高で進路ガイダンス 大学や短大、企業が魅力紹介
伊東市内の3高校が今春統合して開校した伊豆伊東高でこのほど、3年生200人余りを対象にした進路ガイダンスが開かれた。就職と進学をそれぞれ希望する生徒が企業や大学などの担当者らから話を聞き、将来へのイメージを膨らませた。 約70の大学や短大、専門学校と伊東市内外の10の企業・組織が参加した。担当者は各校の概要やカリキュラム、各企業の仕事内容や魅力などを紹介した。生徒たちはパンフレットや資料に目を通しながら、真剣に説明に耳を傾けた。 進学希望者は6月から専門学校の総合型選抜(旧AO入試)が始まる。就職希望者は9月中旬に就職試験が始まり、早い生徒は10月上旬に内定を得るという。
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消防ポンプ車 運転技量競う 伊東
静岡県交通安全協会伊東地区支部はこのほど、第26回伊東市消防団安全運転コンクールを同市岡の伊東自動車学校で開いた。17分団から各2人の団員が参加し、消防ポンプ車の運転技能の向上に向けて技量を競った。 会場には団員約140人が集った。各分団の車両が同校内の規定のコースを周回し、一時停止や右左折の合図、巻き込み確認といった運転の際の基本動作を確認した。S字カーブを後進する際には団員が降車して運転手に合図を送り、安全を確保した。 同校の教官が審査役を務めた。成績は2人の合計で決め、今後、分団長以上会議の席上で表彰を行う予定。コンクール終了後、伊東消防署に移動してポンプ車の性能検査を行った。
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伊東ロケ 大幅増 22年度、決定率58%
伊東市の官民一体でロケ誘致や支援を行う「伊東ロケーションサービス」は24日、2023年度の総会を市役所で開き、前年度のロケ受け入れ実績などを報告、承認した。22年度の問い合わせ件数は160件で撮影決定数は94件、決定率は58・8%と21年度に比べて大きく伸びた。 21年度は問い合わせが136件で決定数が61件だった。22年度のロケ実施作品の内訳はテレビのバラエティーが27件、テレビの情報番組が26件と多くを占めた。テレビドラマは6件、映画は4件だった。市担当者は「(番組内で)伊東市として紹介してもらうことができていて、即効性のある情報発信に寄与している」と説明した。 そのほか事務局が把握して
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叙勲受章の喜び 杉本さんが報告 伊東商工会議所相談役
春の叙勲の旭日双光章(産業振興功労)を受けた伊東商工会議所相談役の杉本正人さん(75)=伊東市猪戸=がこのほど、市役所を訪ね、小野達也市長に受章を報告した。 杉本さんは2016年11月から22年10月までの2期6年にわたり、同商議所の会頭を担った。2期目は新型コロナウイルス禍の影響を大きく受けた。 「市民が伊東の良さに対する意識を持つことで伊東に来る人が増え、経済循環もコロナ禍前やそれ以上になる」と語った。 小野市長は「会頭としての活躍が受章につながったと思う。これからも健康に気を付けて、後進の指導を含めた活動に期待している」と述べた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 19日はマアジや小イサキ、タカベ、スズメダイ、マダイ、アイゴなど。20日はマアジやタカベ、小イサキ、スズメダイなど。21日はイシダイやメジナ、アイゴ、小イサキ、タカベ、ネンブツダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス。餌は青イソメで2~3本針仕掛け。餌を付けるのが苦手なら1本針仕掛けでも良い。餌のイソメを針先から1~1.5センチ程度垂らすと食いつきが良い。サビキ釣りはアジやサバ。日によりむらがある。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 17日午前の沼津
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静岡市Aが団体優勝 ゴルフ静岡県都市対抗選手権
第108回静岡県都市対抗ゴルフ選手権は23日、静岡C浜岡Cで行われ、団体戦は静岡市連盟Aが優勝した。個人は55歳以上のAクラス(6417ヤード、パー72)を細川悦男(菊川市)が頂点に立ち、年齢制限のないBクラス(6799ヤード、パー72)は宮下健(伊東市)が制した。 ▽団体 ①静岡市388(伊藤75、清水76、佐藤77、八巻78、小山82)②浜松市389(成田75、大村75、田中76、神戸77、林86)③伊東市395(宮下72、木部75、日吉80、肥田82、泉田86)④三島市398(丸山75、前田78、鈴木80、飯沢80、吉江85)⑤富士宮市400(山上73、佐野78、大塚81、八木原83
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土砂災害・水防訓練、6月4日に実施へ 伊東市協議会
2023年度の伊東市水防協議会がこのほど、市役所で開かれた。関係機関の代表者らが集い、同年度の土砂災害・水防訓練について承認するなどした。 訓練は台風シーズンや雨期を迎えるに当たり、6月4日に実施する。場所は宇佐美区の宇佐美コミュニティセンターや中央区立臨海学園跡地で、避難訓練や防災講話、土のう作製・積みなどを行う計画。 協議会長の小野達也市長は近年、県内に大きな被害をもたらした風水害に触れ、「市民と観光客を災害から守り、災害に強い安全なまちづくりを進めるために一層の対策強化をお願いしたい」と呼びかけた。
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少子化、学区自由化の波 名門も自助努力必要龍城【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり②学校編】
志願倍率0・98倍―。 2023年度の入学者選抜試験で、韮山高普通科は募集定員240人に対して志願者数が236人となり、倍率が1倍を下回る「定員割れ」となった。 併願可能な理数科の志願者数が募集定員40人を大きく上回ったため、実際に入学した両科の生徒数は定員を確保した。だが、日本の社会が直面する少子化の影響は県内最古の名門校にも影を落とす。小川圭一校長は「普通科は充足しないのではないか、という雰囲気が昨冬からあった。教職員間に危機感はある」と口にする。 県内公立高校の通学区域は撤廃され、小学部や中学部を併設して一貫教育に乗り出す私立高校も増えている。選択肢は広がり、特に三島市や駿東郡
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水上舞台で能や舞囃子 小中高生が成果熱演 伊東で祐親まつり開幕
伊東の発展の礎を築いた平安時代末期の武将・伊東祐親[すけちか]ら先人に感謝をささげる第48回「伊東祐親まつり」(NPO法人伊東市文化財史蹟保存会主催、同市、伊東観光協会共催)が20日、市内で開幕した。市街地を流れる松川に設けた水上特設舞台で、多彩な演目を繰り広げる。21日まで。 イベントは伊東の初夏を彩る風物詩として親しまれている。旧旅館の観光文化施設「東海館」を背景に舞台が設置され、日が暮れるにつれて幽玄な雰囲気が高まった。 狂言「苞山伏(つとやまぶし)」には狂言師の野村萬斎さんが出演。客席を埋めた観衆を楽しませた。昨年12月から教室で稽古を重ねてきた、市内の小学生から高校生までの児童生徒
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時論(5月20日)「沼津茶」振興 中長期的視点で
今期の一番茶生産がおおかた終了した静岡県東部。主産地の一つの沼津市などは長年の課題となっている地元産茶の消費拡大に向けた取り組み「沼津茶愛飲運動」を本格的に始める。イベントでの販促や、応援大使に任命した地元とゆかりのある著名人による発信などで需要喚起を目指す。ただ、これで消費が伸びるなら苦労はない。 沼津の茶生産は長年、第1次産業における主産業の一つとして地元を支えてきたが、近年は消費減や取引価格の低迷、生産者の高齢化と逆風だ。生産や流通現場の喫緊の課題に市はどう向き合うのか。沼津茶の消費者の認知度は県内の他産地と比べて高いとは言えない。産地としての独自色を打ち出す努力も欠かせない。 主
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伊東で学級閉鎖 高校、インフル9人
静岡県は19日、伊東市の高校でインフルエンザに感染したとみられる患者9人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。
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伊東の児童生徒 能舞台本番へ稽古 20、21日 祐親まつり
伊東市で20、21の両日に第48回「伊東祐親(すけちか)まつり」(NPO法人伊東市文化財史蹟保存会主催)が開かれる。舞台で創作能や舞囃子(ばやし)を披露する市内の児童生徒たちが17日、同市の観光文化施設「東海館」で仕上げの最終稽古に励んだ。 今年、舞台に上がるのは小学2年生から高校1年生までの15人。20日の「薪能」と21日の「夢舞台」に登場する。市街地を流れる松川(伊東大川)の水上に設けた特設舞台で成果を発表する。雨天の場合は会場を市観光会館に移す。 児童生徒は昨年12月から、同NPOの子どもお能教室で月に2回程度、練習を積んできた。大鼓方大倉流の大倉三忠さん、シテ方観世流の古室知也さんの
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 12日はマアジやネンブツダイ、タカベ、メジナ、カワハギなど。13日は小アジやタカベ、小イサキ、ネンブツダイなど。14日は小アジやスズメダイ、小イサキ、メジナなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は今週もサビキ釣りで小サバや豆アジ、イワシ。食いが悪ければトリック仕掛けに変えると良い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10日午後の沼津沖船釣りは小マダイが多数、1.5キロ前後のクロダイが3匹、1.5キロのイシダイ。他にウスバハギやイトヨリも釣れた。 ▽沼津港 大翔丸・電090
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伊東の小学校学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、伊東市の小学校でインフルエンザに感染したとみられる患者14人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。
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同人雑誌「雑木林」 刊重ね 全国広がり 伊東、26号刊行
伊東市の伊豆高原で生まれた同人雑誌「雑木林」が刊を重ねている。春秋の年2回の編集・発行を麻生良久さん(76)=同市八幡野=が担い、5月上旬に最新の26号を刊行した。同人は人づてに、全国各地に広がりを見せている。 同雑誌は2010年10月に創刊し、伊豆高原地域の在住者の同人を中心に始まった。当初はホチキス留めで28ページだった冊子が、最新号は140ページに。書き手も11人から40人になり、一度でも書いたことのある同人数は故人を含め70人を超えた。エッセーや小説、紀行文、短歌などを自由に受け入れてきた。 会社員や画家、大学教授、主婦、元記者などさまざまな職種や経歴の持ち主が関わってきた。県内
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北里柴三郎顕彰碑の原型完成 伊東との縁伝承へ 彫刻家重岡さんが制作 松川遊歩道設置へ 24年除幕
伊東市(旧伊東町)に別荘を構え、地域発展に寄与した北里柴三郎博士の顕彰碑の設置に向けた取り組みが進んでいる。15日、活動を推進する同博士顕彰委員会のメンバーや小野達也市長ら関係者が、制作を担う彫刻家重岡建治さん(同市)のアトリエを訪れ、完成した原型を視察した。 顕彰碑は高さ2・2メートル、幅1・2メートル、奥行き47センチ。北里博士の別荘にあった日本初の室内温泉プール「千人風呂」をイメージした。碑は県外でブロンズに加工後、市内の松川遊歩道に設置する。 北里博士は新紙幣の千円札に肖像が使われる。顕彰委は発行を前に除幕式を行いたい考えで、来年1月下旬に計画している。碑の制作費用を確保するた
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維新の会静岡県総支部 新役員体制決定 浦野代表が続投
日本維新の会県総支部は16日までに役員会議と全体会議を開き、新しい役員体制を決めた。代表に浦野靖人衆院議員(大阪15区)が再任し、幹事長に静岡1区支部長の山下洸棋氏が就いた。 総支部代表は党の規則で国会議員か地方自治体の首長が務めるが、県内にはいないため浦野氏が就いた。 このほかの主な役員は次の通り。 副代表 杉本一彦(伊東市議)▽政務調査会長 土屋学(函南町議)▽総務会長 岡山晃一郎
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記者コラム「清流」 新高校の新商品
4月に開校したばかりの伊豆伊東高の生徒が、開発した新商品を早くも世に送り出した。伊東市内3高校の統合で誕生した同校。統合前の伊東商時からメンバーが準備を進め、第1弾の発売にこぎ着けた。 新商品は、パウチに入ったレトルト食品のハヤシライスソース。県内でスーパーを展開する田子重などと共同開発した。店舗での売り出しを前に伊東市のJA直売所での試験販売を取材したが、悪天候の中でも次々と買い求める客の姿が印象的だった。当日は想定の4倍以上を売り上げ、好調な滑り出しを見せた。 ソースには地元のブランド野菜や特産の果物を活用している。伊東商ではこれまで多数のアイデアを生み出してきた。今後も新高校の生徒
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瑞宝双光章の青木さん 受章の喜び 伊東市長に報告
第40回危険業務従事者叙勲の瑞宝双光章を受けた元伊東市消防司令長の青木明夫さん(68)=同市八幡野=がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、受章を報告した。 青木さんは1973年に伊東市消防吏員として採用され、同市消防本部の消防署長などを歴任。2014年に退職した。消防歴41年の間、防火管理体制の強化指導のほか、現伊東消防署庁舎の建て替えの事業や消防広域化の協議などに力を注いだ。 青木さんは当時を「良い上司や同僚、消防団の関係者に助力や指導をしてもらい、良い消防生活を送ることができた」と振り返った。小野市長は「受章は後進の励みになる」とたたえた。
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小中生 デッサン画学ぶ 地域誌発行へ 伊豆で講座
伊豆市の魅力を小中学生が取材、執筆する地域情報誌「KURURA(くるら)」の第11号の発行に向けた2回目の講座が14日、同市のぬましんCOMPASS(コンパス)修善寺で開かれた。 小学4年生から中学3年生まで20人が、イラストレーターのヘレンさん(52)=沼津市=と伊豆半島を中心に撮影を行うカメラマン武智一雄さん(47)=伊東市=から講義を受けた。 ヘレンさんの講義では短時間で描くデッサン「クロッキー」に20分、10分、5分、5分の計4回挑戦。椅子に座って足を組む女性をモデルに、真剣な表情で素早く形を捉える練習をした。 小中学生は5月下旬から6月上旬にかけて、同市土肥でのトビウオすくいや白ビ
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伊東ビーチマラソン 来年1月14日開催に 健康保養地づくり実行委
伊東市健康保養地づくり実行委員会は12日、市役所で2023年度の総会を開き、同年度の事業計画案や役員選任案を承認した。例年、県内外から多数の参加者が集うマラソン大会「第58回伊東オレンジビーチマラソン2024」は来年1月14日に開催を予定する。 実行委の浜田修一郎委員長(市体育協会長)は「昨年度はオレンジビーチマラソンを3年ぶりに開催できた。本年度も多くのメニューをそろえている。忌憚(きたん)のない意見を伺いながら進めたい」とあいさつした。
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伊東市と連携強化 按針の団体が要請 アダムス・クラブ
伊東市ゆかりの英国人ウィリアム・アダムス(三浦按針)の功績を広める「ウィリアム・アダムス・クラブ」の同国出身メンバーがこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、連携強化を求めた。 訪れたのは代表のポール・クリスティさん、事務局のクリス・ウェルズさんら。按針は徳川家康の外交顧問として活躍し、伊東市で日本初の洋式帆船を建造した。同市では毎年、按針を顕彰する観光イベント「按針祭」が開かれていて、今後の同市での交流深化を期待した。 クリスティさんが、日本や海外で広く按針について知ってもらうための取り組みを進める同団体の活動などを紹介した。
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賀茂の児童ら体験 ミュージカル 下田でワークショップ
伊東市少年少女合唱団による歌と踊りのワークショップが13日、下田市民文化会館で開かれた。今後2回目を実施した上で、参加者は6月にミュージカルで発表する。 賀茂地区の児童生徒にもミュージカルの楽しさを知ってもらおうと企画した。ワークショップには小学生から高校生、大人も含め約30人が参加。元劇団四季の舞台俳優友石竜也さん(46)=川崎市=が講師を務めた。 発表会で上演するのは、ネコたちの奮闘を描くストーリー。友石さんは子音と母音に留意すると歌に抑揚が生まれやすいと説いた。参加者は足の運び方なども教わり、本番に向けて汗を流した。 合唱団の指揮者杉田純子さん(72)=伊東市=は「賀茂では音楽が好きな
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伊東「按針祭」執行案承認 8月の4日間 トークショーや花火
伊東市最大の観光イベント「第77回按針祭」の執行委員会(会長・小野達也市長)は12日、市役所で開いた会合で今夏の祭りの執行要領案を承認した。新たなアイデアを話し合うワーキンググループ「プロジェクトW7(ダブルセブン)」の提言を踏まえ、従前から変化を加える予定。 今年の祭りは4日間。計画では8月8日に松川での灯籠流し、9日に太鼓合戦、10日に式典と徳川宗家19代当主の徳川家広さんを招いたトークショーを催す。10日夜には海の花火大会を実施し、約1万発を打ち上げる。11日には陸上自衛隊の装備車両や海上自衛隊の艦艇の一般公開を行う。 W7の提言を受け、灯籠流しでのスカイランタンを使ったイベントを
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ヘルメット着用、法令順守を 静岡県東部で全国交通安全運動
春の全国交通安全運動が始まった11日、静岡県東部の各地で出発式や街頭啓発活動が実施された。20日まで、行政や警察など関係機関が協力して事故防止や交通マナー向上に向けた多彩な取り組みを展開する。 ヘルメットや反射材着用啓発 御殿場 御殿場署管内では、御殿場市交通安全対策委員会や小山町交通安全対策協議会が一斉の広報啓発活動を行った。同署は管内を巡るパトカーの車載マイクで運動を周知。交通安全団体や市町の関係者らものぼり旗を持って交差点に立ち、車のドライバーや歩行者に安全対策の徹底、重点項目である反射材の着用などを啓発した。市役所付近の交差点では、署員や交通指導員が通学中の小中高生らを見守り、自
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伊東のGW観光客数8%減 前年比推定 連休短く 宿泊客数も減少
伊東市は11日までに、直近のゴールデンウイーク(GW)期間中の推定観光客数をまとめた。観光客数は前年比で8%減、宿泊客数は3%減といずれも昨年に及ばなかった。観光施設の入場者数は100%で昨年と同じだった。 調査期間は4月29日~5月5日の7日間。今年は連休が最長で9日間と昨年の10日間よりも短かったことや、平日を挟む日の並びが減少に影響したとみられる。宿泊客数は9万7100人で、新型コロナの影響を受ける前の2019年比では76%だった。かつての水準には達していないものの、回復傾向を見せている。 観光施設の入場者は、大型バスを含めた訪日外国人の日帰り観光客が一定数いた。
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校舎から高所へ 津波に備え避難訓練 伊東・宇佐美小児童
伊東市の宇佐美小は10日、地震の発生に伴う津波に備えた防災訓練を同校と周辺で行った。昨年度に校舎4階への避難から海抜が高く安全性の高い地域の公園への避難に切り替え、2回目。児童約280人が迅速に走って逃げる流れを確認した。 児童は地震の揺れから身を守った後、防災ずきんをかぶり、教員の指示に従って校外に急いだ。列をつくって学校近くの横断歩道や踏切を渡り、公園までの道のりを駆けた。全体の避難にかかった時間は昨年度よりも縮まり、約14分だった。 山下晃広校長が100年前の関東大震災の際に地元にも津波が襲来したことを伝え、「自分の命は自分で守ること。一人一人が考えて判断し、とにかく高いところに逃
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サーフィン世界大会へ 伊東の小野さん 全国ジュニアで優勝
4月中旬に高知県で開かれた「第31回ジュニアオープンサーフィン選手権大会」(日本サーフィン連盟主催)で、伊東市の高校2年生小野里弦さん(16)が優勝を飾り、世界大会への出場を決めた。8日、市役所に小野達也市長を訪ね、結果を報告した。 2007~10年生まれの男子を対象にしたボーイズクラスに出場し、86人の中で頂点に立った。プロも出る大会で、そのほかのクラスを含めた全出場者のうちで最も高い得点をマークした。近年は「ずっと勝てていなかった」(小野さん)という苦境の中で栄冠をつかみ取った。 幼少期から遊びで海に親しみ、小学3年生の頃から本格的にサーフィンに取り組み始めた小野さん。通信制高校で学
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新キャラ「しずころ」 東部の産品PR 長泉の東平商会、ネット販売サイトの認知度向上図る
長泉町で食品卸売業などを展開する東平商会はこのほど、新たなイメージキャラクター「しずころ」を発表した。伊東市にゆかりのある画家原口みなみさん(32)=大阪府=の協力を得て、富士山など地元の特徴を生かした。 県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」のアーティストと地元企業の交流創出事業の一環。 同社は県東部の特産品を使用した加工品のネット販売サイト「東平屋」の認知度向上を図ろうと、昨年から制作に着手した。犬がモチーフで、富士山柄の帽子をかぶっているのがしずころの特徴。本社がある「静岡県」と社の人気商品「みしまコロッケ」にちなんで名付けた。原口さんは優しいイメージに仕上げるため
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大自在(5月9日)音楽
2023年は著名音楽家の訃報が多い気がする。音楽誌は追悼特集だらけだ。敬称略で列記すると作曲家バート・バカラック、ギタリストのジェフ・ベック、バンド「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠、そしてYMOのメンバーとして世界を席巻した高橋幸宏、坂本龍一―。 本紙「窓辺」を執筆中の音楽家鈴木惣一朗さん(浜松市出身)は、YMOの二人の死に接し、親交が深い細野晴臣さんの言葉を引いた。「生まれて死ぬことは当たり前のこと、どんなメッセージでもポジティヴに受け止めよう」(4月16日付)。 坂本さんとのヒット曲「い・け・な・いルージュマジック」で知られる忌野清志郎さんは、09年5月2日死去。14年前の今日、青山葬儀
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今度こそ大賞へ万全“予習” 伊豆伊東高 金融公庫職員 講師に授業 高校生ビジネスプラン・グランプリ
伊豆伊東高はこのほど、「第11回高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)でのグランプリ(大賞)獲得に向けて、同公庫職員を講師に迎えたビジネスプランに関する授業を同校で行った。課題研究「地域戦略論」を受講する3年生が考え方の基本などを学んだ。 伊東市内3高校の統合で4月に開校した同校。統合前の伊東商高時代、同グランプリでは全国唯一となる7回連続の複数プラン入賞を果たした。伊豆伊東高でも後輩が成果を引き継ぎ、開校初年度での初の大賞を目指す。 授業では、同公庫名古屋創業支援センターの工藤秀利所長がビジネスアイデアの考え方やプランを作る際の注意点を説明。同グランプリの概要や前回の上