地域課題解決へ市長にプラン 伊豆伊東高生 商品開発など
伊豆伊東高で課題研究「観光ビジネス」「地域戦略論」にそれぞれ取り組んだ3年生がこのほど、同校で報告・発表会に臨み、伊東市の小野達也市長や職員らに成果を伝えた。計9グループ28人が市の活性化策や社会の課題解決に向けたプランなどを披露し、高校生らしい発想でさまざまな案を示した。
観光ビジネスのグループは、伊東名産のぐり茶を使った泥パックの開発や、インスタグラムを活用した情報発信の取り組みなどを発表した。地域戦略論のメンバーも宿泊施設の人手不足解決に向けたプランなどを伝えた。
伊東の商店街活性化がテーマのグループは、市の鳥「イソヒヨドリ」をモチーフにしたキャラクターを広告塔にした商店街のPR策を提案。アンテナショップと協力したり、SNSを使って魅力発信したりするとした。メンバーは「商店街がなくなったり、伊東のまちが今よりも静かになったりしたら悲しい。次の代が活動を継いでくれたらうれしい」と締めくくった。
小野市長は「地域を誇りに思う気持ちが高まっていると感じた」などと総評した。