杉村選手の技「すごい」 藤枝・朝比奈一小 ボッチャ体験、魅力学ぶ
東京パラリンピックのボッチャ日本代表で金メダルを獲得した杉村英孝選手(41)=伊東市出身=が19日、藤枝市立朝比奈第一小を訪れ、児童54人と交流した。静岡県教委の「オリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業」の一環。児童は体験を通じて競技の魅力を学んだ。
杉村選手はクイズを交えてボッチャのルールや面白さを紹介。夢中になれるものを見つけて失敗を恐れずに挑戦し、支えてくれる人に感謝の気持ちを持つ大切さを呼びかけた。
児童はチームごとに分かれて試合を行った。目標の球(ジャックボール)に狙いを定め、それぞれ赤と青の球を投げて得点を競った。投げた球がジャックボールに近づくと、「うまい」「やったー」と歓声を上げて楽しんだ。杉村選手は密集した球の上に、投じた球を乗せる大技「スギムライジング」を披露。成功すると、児童は大興奮で拍手を送った。
5年の諏訪愛斗君(11)は「テレビで見ていると簡単に思えたけど、実際は難しかった。改めて杉村選手のすごさを感じた」と話した。