津波想定 協力ビルへ避難 伊東で訓練 行動手順を確認
伊東市の沿岸部や津波浸水想定区域内の自主防災会は10日、津波避難訓練を各地で行った。市は松原区の協力で伊東ふれあいセンター(同市松川町)をメイン会場に実施し、住民が津波避難協力ビルに逃げる際の行動を確かめた。
大津波警報発表の広報に合わせて同センターに80人余りが集まり、外階段を使って続々と施設の4階に上った。市担当者は一定の地震の揺れを感知して自動で解錠されるキーボックスを紹介。1階に設けられているため、閉館時間でも外階段用の鍵を利用できる仕組みを説明した。
松原区の井原孝区長は「能登半島地震で意識が高まった。知っておけば安心につながる」と話した。