伊豆東部火山群の噴火備え広域避難 防災協、伊東の影響考慮
伊豆東部火山群防災協議会(会長・小野達也伊東市長)は9日、市役所で開いた会合で、市内に影響を及ぼす可能性のある噴火に備えた避難計画案の概略を承認した。従来計画では徒歩避難としていたが、噴火の影響範囲の変更を踏まえ、市外の受け入れ先市町への広域避難とする方針に変更した。
計画を巡っては、噴火の影響範囲が従来よりも広がったことに伴い、新たに計画案の策定の必要性が出ていた。案では同市宇佐美や湯川、松原など最大11の地区が避難対象地区。避難先を一部市内を含む県東部の各市町とし、自家用車や公共交通機関を使用する。
計画案は修正を加えるなどし、今春に予定する市の防災会議で報告する。市が新たに更新する総合防災ガイドブックにも反映させる。