あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 伊東市

⚾野球できることに「感謝」 沼津工・中山主将選手宣誓   全国高校野球静岡大会開会式

 選手宣誓の大役を担った沼津工の中山真聖主将は「野球ができる感謝の思い」を文言に盛り込んだ。マイクを通じた音の反響を考慮してゆっくりと、来場者に語り掛けるように言葉をつないだ。約2分間にわたる宣誓を終えると、球場は大きな拍手に包まれた。

選手宣誓をする沼津工の中山真聖主将=草薙球場
選手宣誓をする沼津工の中山真聖主将=草薙球場
開会式で入場行進する各校の選手ら=草薙球場(写真部・杉山英一)
開会式で入場行進する各校の選手ら=草薙球場(写真部・杉山英一)
選手宣誓をする沼津工の中山真聖主将=草薙球場
開会式で入場行進する各校の選手ら=草薙球場(写真部・杉山英一)

 「できは完璧。100点」。25日の抽選会で役目を引き当てた後、吉田監督と相談しながら4日間かけて内容を考えた。最も入れたかった言葉は「野球ができることは当たり前じゃない」。入学当初からコロナ禍に苦しんだことで、より実感を伴うようになった。
 毎日、宣誓の練習を重ね、前日夜も寝床で文言を繰り返し唱えながら眠りに就いた。「宣誓が良くできたので、いい流れで試合に入れる。全員の力でまず1勝したい」と笑顔を見せた。

 選手宣誓全文
 沼津工の中山主将の選手宣誓全文は次の通り。
 宣誓。私たち選手一同は野球を通じて出会えた仲間、支えてくれた方々、そして高校野球を愛してくださる全ての方々と、これから経験する時間をともにできることを、今この場に立てることを、この日を迎えられたことに、とても喜びを感じています。
 私たちは大好きな野球ができる幸せが、決して当たり前ではないことを知っています。だからこそ、これまでの全てのことに感謝し、次の世代へとバトンをつないでいけるよう、プレーします。
 応援してくださる全ての方々と、これから経験する時間と感動をともに分かち合い、高校生らしく正々堂々、ゲームセットのその瞬間まで、諦めず、全力でプレーすることを誓います。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

伊東市の記事一覧

他の追っかけを読む