伊東の児童 宿泊体験へ出発 長野・諏訪でものづくり見学
伊東市教育委員会の青少年育成プログラムで初めて同市の姉妹都市・長野県諏訪市を訪れる小学5、6年生30人が7日、現地に向けて出発した。9日までの2泊3日の日程で研修に臨み、ものづくり教育を進める諏訪市の企業訪問などを通じて学びを深める。
本研修を前に、7月上旬に事前研修に取り組んだ児童たち。集団生活を通じて協調性を高め、交流を通じて社会性を養う。班ごとに腕時計・プラモデル作りや精密機械部品の製造工場の見学などを行うほか、名所の諏訪大社も訪問する。サポート役の高校生5人が同行する。
市役所で開いた出発式で、高橋雄幸教育長は「伊東の代表として多くのことを学んでもらえたら。班の皆で協力して良い研修にしてほしい」と激励した。代表して伊東小5年の戸舘紬さんが「班長としてしっかりと大きな声で号令をかけ、あいさつができるように頑張る」と誓いの言葉を述べた。保護者らが見守る中、子どもたちはバスに乗り込んで元気よく出発した。
これまでは同様の事業で伊豆大島での宿泊体験を行っていたが、コロナ禍の影響を受けて行き先を諏訪に変更した。