彫刻家重岡さん 作品カレンダーに 伊東市に寄贈
伊東市大室高原のアトリエで創作活動を続ける彫刻家重岡建治さん(87)らがこのほど、作品を紹介する来年のカレンダー50部を市に寄贈した。長年交流し、作品を撮影した同市の写真家武智幹夫さん(80)らと市役所を訪ね、小野達也市長に内容を伝えた。
カレンダー作製の取り組みは42年目。戦争の悲劇をテーマにした近作の木彫「ウクライナ&ロシア」をはじめ、重岡さんが作製した木彫やブロンズ、デッサンなどを各月に掲載している。重岡さんは「彫刻がどのようなものか身近に感じてもらえる」と話した。
カレンダーは小中学校や公共施設で活用する。1500部を作製し、市内の伊東印刷とタケチカメラで販売している。