三島産食材の魅力満載 地元の大学・高校生 新メニュー開発 市内5店舗で販売開始
三島市の三島商工会議所の会員飲食店が2月1日から、栄養学や調理を学ぶ学生とともに開発した新メニューを販売する。同商議所で31日に開かれた完成発表会には、地元食材の魅力を詰め込んだスイーツや総菜など5品目が並んだ。
日本大食物栄養学科の学生と知徳高料理部の生徒が昨年9月、会員飲食店にメニューを提案した。みしまプラザホテル、RAI4、KeitanSweets、mogu―mogu、ロザートが商品化に名乗りを上げ、意見交換や試作を繰り返して作り上げた。
白菜を使ったメンチカツは、店舗側の提案でみそを使用して素材の味を生かすことに成功。ニンジンを使った洋菓子は、地元で取れたタマゴや蜂蜜も使い、三島の魅力をさらに凝縮した。
自慢のメニューに仕上げた学生らは「調理時間や大きさを居酒屋に合うように考えることは勉強になった」「高校時代は新型コロナで地域との交流ができなかった分、楽しかった。これからも参加したい」と感想を語った。
商議所飲食・旅館業部会が、発想力豊かな若者の意見を取り入れ、飲食店の魅力創出や地産地消の推進を目指して取り組んだ。各店舗は期間限定で開発した商品を販売する。店舗やメニューの詳細は同商議所ホームページで公開する。
(三島支局・岡田拓也)