すりがね鳴らし「しゃぎり」楽しく 三島・加茂川町保育園で出前講座
三島市の伝統芸能「しゃぎり」の持続的な発展を目指すしゃぎりフェスティバル実行委員会は9日、市立加茂川町保育園で出前講座を開いた。年中と年長の約40人が、しゃぎりの楽しさを味わった。
講座はしゃぎりの起源や使う楽器を学ぶクイズからスタート。楽器体験では、実行委のメンバーから手ほどきを受けながらすりがねや太鼓を打ち鳴らした。段ボールですりがねとばちを作り、メンバーと一緒に演奏も楽しんだ。
実行委は2022年から、市内の小学校への出前講座を始めた。「知る・好きになる・楽しむ」体験を通じ、しゃぎりの継承と郷土愛の醸成を目指し、今年は市内五つの幼稚園や保育園、小学校で開催するという。
(三島支局・岡田拓也)