市民の幸福度向上へ提言 三島市、課長職が研修成果報告
三島市は18日、市民のウェルビーイング(幸福感)向上を目指し、課長職を対象に行った人材育成プログラム「OASIS(オアシス)」の成果発表会を市役所で開いた。3班が注力したい政策領域をそれぞれ選び、市民の幸福度や生活満足度を高めるための実践方法を豊岡武士市長らに提言した。
![研修成果を発表する職員=三島市役所](/news/images/n146/1455012/IP240418TAN900093000_O.jpg)
研修は一般社団法人「スマートシティ・インスティテュート」(東京都)の南雲岳彦専務理事を講師に迎え、実施した。15人が昨年末から5回の研修を重ね、幸福感や暮らしやすさを数値化・可視化した指標を基にした政策立案の手法を学び、実践した。
三島市が注力すべき政策領域に「公共空間」を選んだ班は、三島で暮らす働き世代の幸福度や生活満足度の向上をターゲットに設定。余暇に出かけたくなる場所を身近で増やすため、穴場スポットの集約化や快適な回遊ルートの構築を提案した。成果を確認するための市独自のアンケート項目や客観指標も示した。
(三島支局・岡田拓也)