静岡ライカ倶楽部 「第18回写真展」【仲間と共に】
白黒写真は見る人の想像力を駆り立てます。その想像の背景には、それぞれの生きてきた人生や、その時の感情が影響しています。
昨年夏ごろ、静岡ライカ倶楽部のメンバー数人と三島市へ出かけました。伊豆箱根鉄道の三島広小路駅から少し入ったところに、裏町的な雰囲気の場所を見つけて撮影しました。夜は人が多く集まるであろう街の、昼間の景色です。「夜の人生模様」に思いを巡らせながら、愛用のライカを構えました。今回の展示会には、この時の作品を6枚の組み写真にして出します。
写真を始めて55年ほどたちます。ライカを手にして40年、カメラそのものの使いやすさは当然ながら、レンズの深い味わいや、表現ににじむ微妙な違い、手になじむボディーが魅力です。(竹林喜由)
静岡ライカ倶楽部は県中部の会員を中心に結成。第18回写真展は22~28日、静岡市葵区のしずぎんギャラリー四季で開催。12人が合計60点を出品する。