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テーマ : 三島市

大自在(2月1日)球春到来

 日差しがまぶしい。寒さのピークは越えただろうか。おとといの静岡市のちゅ~るスタジアム清水には観客が50人ほど。サザンオールスターズの曲が流れていた。グラウンドで白球を追う選手のユニホームもまぶしい。
 プロ野球のウエスタン・リーグに参戦する新球団、くふうハヤテベンチャーズ静岡が先月25日から春季キャンプを行っている。投手、内野手の守備連係、外野フェンスのクッションボール処理…。キャンプ第2クールとなり、プレーの質も高まっているようだ。
 野球協約でポスト・シーズンが定められている日本のプロ野球(NPB)は、10球団がきょう沖縄県や宮崎県でキャンプイン。オリックスはあすから、西武は6日に始まる。
 イースタンやウエスタンはファーム(農場)と呼ばれる2軍。1軍のあるNPBでは、勝つために編成されることはない。選手を育てる場であり、調整の場である。だが、公式戦だ。当然、勝ち負けはある。
 広島や巨人で2軍監督やコーチを務めた三島市出身の内田順三さんは「未熟な選手を使って試合をするのがファーム。勝てないけど、負けてもいい、とはできない」と「結果を出す二軍の教え」(KADOKAWA)に書いていた。弱くても勝ち方を探す。それがいつか1軍で生きるのだと。
 「つくる、育てる、生かす」が信条の内田さんが打撃アドバイザーを務めるくふうハヤテ。来月15日、オリックスと本拠地開幕戦を迎える。選手のNPB入りや復帰への挑戦とともに、チームとしてどんな戦いを見せるか。春が待ち遠しい。

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