三島移住者が交流 楽しみ方や悩み共有
三島市は16日、移住者交流会を開いた。市役所での座談会と市内の名所を巡るバスツアーの2部構成。同市や裾野市に移住した10組12人が参加し、移住後の生活の楽しみ方や困りごと、悩みなどを共有した。
座談会では、移住後の暮らしぶりについて意見交換した。交友関係の築き方では「三島は10万人都市とは思えないほどコミュニティーがある」「複数に所属している人から新しい場所を紹介してもらい、1年で知り合いが増えた」とコミュニティーの充実ぶりが話題となり「フェイスブックでつながることが多い」と話す参加者もいた。
町内会については「回覧板が面倒」「町内会費を払っているが、何をしているか分からない」という意見があった。東京から移住した参加者からは、ごみが毎日出せないことへの驚きの声が上がった。
バスツアーでは三島スカイウオークや山中城跡を巡り、親睦を深めた。
市は移住者同士の交流の場がほしいとの声を受けて企画し、周辺市町の住民にも募集した。市は移住者の意見を分析し、今後の移住施策に役立てる。