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テーマ : 三島市

三島駅南口東街区 工事本格開始 検討から40年ようやく着工

 三島市の三島駅南口東街区に広域健康医療拠点やマンションを建設する再開発事業の工事が始まった。6日には現地で安全祈願祭が執り行われ、関係者約100人が事業の成功を祈った。検討開始から約40年を経て、伊豆や駿東の〝玄関口〟となる駅前整備が本格化する。

安全祈願祭の神事に臨む関係者=6日午前10時20分ごろ、三島市一番町
安全祈願祭の神事に臨む関係者=6日午前10時20分ごろ、三島市一番町

 東街区には、定期借地事業区域を含めた約1・3ヘクタールに計6棟が整備される。24階建ての高層マンションや商業施設、ホテル、立体駐車場などを建設。高層棟4階には高機能健診センターの導入に向けた検討が進む。子育て支援施設も整備し、エリア全体を広域健康医療拠点と位置付けてにぎわいを創出する。総事業費は261億円。完成は2028年2月を予定し、東急建設が施工する。
 駅前再開発は1987年に検討を開始。一時具体計画も持ち上がったが、東日本大震災の影響で事業者が撤退した経緯もある。豊岡武士市長は「ようやく着工でき感無量。南口を活用し地域経済を発展させていきたい」と決意を新たにした。約40年間に亡くなった地権者もいて、再開発組合の井上裕幸理事長(78)は「良い報告ができる。三島のランドマークとして立派な開発になってほしい」と期待。事業主体となるミサワホームの作尾徹也社長は「三島が新しいコンパクトシティーのアイコンとなり、次世代に残せる仕事にしたい」と語った。

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