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テーマ : 三島市

障害を理解、共生実現へ 三島南中生 手形アート274人分、仲間の特支校生に託す

 三島市立南中の生徒がこのほど、障害のある子どもや関係者の手形でつくる「IZUハンドスタンプアートプロジェクト」に賛同した274人分の手形を、居住地校交流で一緒に授業を受けた伊豆の国特別支援学校中学部2年の竹山鈴乃さんに託した。発起人の小野舞生徒会長(2年)は「みんなが平等に暮らせるようにしたい。ぜひ仲良くしてください」と伝えた。

集めた手形を前にして記念写真に収まる小野生徒会長(左から4人目)と竹山さん(同5人目)=三島市立南中
集めた手形を前にして記念写真に収まる小野生徒会長(左から4人目)と竹山さん(同5人目)=三島市立南中

 同プロジェクトは、伊豆の国、東部の両特別支援学校の児童生徒と協力者の手形でモザイクアートを作成中。取り組みを耳にした小野会長が「南中生に取り組みを広めることで、共生を感じられたらいい」と考え、生徒会役員や学年委員とともに賛同者を募った。
 1月23日から約2週間の昼休み中に手形を集めた。小学生時代にも竹山さんと交流した生徒も多く、小野会長は「『一緒にやるよ』と積極的に声をかけてくれてうれしかった」と振り返った。
 竹山さんは同校との交流を楽しみにしているといい、母の美奈子さんは、笑顔で手形を押す生徒の写真を見て「親しみを持ってもらえるだけで障害への理解は進む。多くの生徒が楽しそうに取り組んでくれてうれしい」と感謝した。
 (三島支局・岡田拓也)

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