三島市の記事一覧
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医療改革、DX推進 待ったなし【日常へ 新型コロナ5類移行㊤】
新型コロナウイルスは5月8日、感染症法上の位置付けが2番目に厳格な2類相当から季節性インフルエンザと同じ5類に移行される。社会的対応を緩和することで医療や市民生活にどんな影響があるのか。現場の備えを探った。 「情報の一元管理が欠かせない」 県病院協会の毛利博会長は、5類移行の転機を捉え医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を図るべきと盛んに訴える。 8度にわたる感染拡大は医療のアナログな実態を浮き彫りにした。患者の入院調整は保健所が病院に「電話をかけまくって」(関係者)受け皿を探す連続だった。入院調整は今後、行政の関与を薄め、病院間で行う。インフルエンザとの同時大流行のような
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露店不正出店 懲役1年求刑 地裁沼津支部公判
静岡県東部の祭り会場での露店出店権を不正取得したとして、詐欺罪に問われた清掃員の女(52)=裾野市公文名=の論告求刑公判が27日、静岡地裁沼津支部(室橋秀紀裁判官)で開かれ、検察側は懲役1年を求刑した。判決は4月14日。 検察側は論告で、暴力団員のため出店許可を得られない指定暴力団山口組藤友会組員の無職の女(66)=詐欺罪で公判中=にとって「必要不可欠な役割を果たしており、責任は重い」と指摘。弁護側は「売上金は一括して富美夫被告に渡している」として情状酌量を求めた。 起訴状などによると、女は昨年6~8月、暴力団員が実質経営する露店であることを隠し、「沼津夏まつり・狩野川花火大会」と三島市
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三島の50代女性 10万円詐取被害
三島市の50代の無職女性が27日、電話会社を名乗る男に10万円をだまし取られたと三島署に届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、女性は同日午後、有料サイトの未納を知らせるメールに記載された番号に電話し「料金が1年間支払われていない」などと言われ、指定された口座に清水町の金融機関のATMから現金を振り込んだ。
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「住むなら三島」進捗報告 おおむね順調78% 市推進会議
三島市はこのほど、まち・ひと・しごと創生推進会議を同市の生涯学習センターで開き、2021~25年の「住むなら三島・総合戦略」の進捗(しんちょく)状況を報告した。基本方針に従って行う75事業について達成状況を3段階で示し、B評価(おおむね順調)以上が78%を占めた。 基本目標別では「ひとを呼び込み、しごとをつくり、安心して働けるようにする」の事業の87%がB評価以上を占め、最も高かった。利用件数が25年度達成目標を大きく上回った移住就業支援補助金事業などにA評価(順調)を付けた。 一方、「新たなにぎわいと交流で、ひとと資金の流れをつくる」はB評価以上が66%と最も低く、C評価(不十分)が5件あ
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ごみ分別冊子 7年ぶり刷 新三島市、全戸配布
三島市はこのほど、家庭ごみの分別方法を周知する冊子を7年ぶりに刷新し、全戸配布した。市に問い合わせの多い項目を強調して掲載し、適正な分別を進める。 30センチ超の燃えるごみを集積所に出せない理由や清掃センターの混雑状況などをポイントとして紹介。紙類のリサイクルを進めるため資源古紙を分別項目の筆頭ページにした。 表紙のデザインは日大三島高美術部に依頼し、古沢茉央さんの作品を採用した。ごみが三角形に並んで描かれ、資源循環推進への思いが込められている。
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黄色い帽子、バッグ 交通安全願い寄贈 明社三島地区
明るい社会づくり運動県三島地区協議会はこのほど、園児の交通安全を願い、三島市内の幼稚園や保育園などに黄色い帽子200個、黄色いバッグ243個を贈った。 佐藤晴会長らが市役所を訪れ、豊岡武士市長や幼稚園、保育園の園長らに目録や帽子、バッグを渡した。佐藤会長は「交通安全の考え方を芽生えさせることができたらいい」と期待した。市長は「幼児の事故防止に役立てたい」と感謝した。 今年で42回目で、帽子は約1万9千個、バッグは約8千個寄贈した。帽子とバッグは入園式などで園児に渡される。
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バレークラブに野菜ギョーザ寄付 三島の会社など
静岡県民に野菜摂取を促す「野菜マシマシプロジェクト」の一環でオリジナル餃子(ギョーザ)の開発に携わったにしはらグループ(三島市、西原洋平社長)と店頭の自動販売機で扱ううさぎ薬局修善寺店(伊豆市)はこのほど、伊豆の国市拠点のIZULU(イズル)バレーボールクラブにギョーザを寄付した。 子ども世代への食育が目的。同市で行った贈呈式で西原社長が平岩純総監督に、レンコンの歯ごたえを感じられ、かつお節と昆布で和風味に仕上げた「旨味たっぷり餃子」とホウレンソウや長ネギを入れニンニクを効かせた「スタミナ旨塩餃子」の2種類計45箱を贈った。
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包丁1本を携帯した疑い 銃刀法違反の疑いで男逮捕 裾野署
裾野署は26日、銃刀法違反の疑いで、いずれも自称の三島市西若町、無職の男(52)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前11時ごろ、長泉町内で正当な理由がないのに長さ6センチを超える包丁1本を携帯した疑い。同署によると、通行人から「不審な男性がいる。刃物のようなものを持っている」と通報があった。
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野菜の販売や射的 三島で桜まつり
三島市で地域交流スペースを提供する「ジモット」は25日、恒例の桜まつりを同市文教町の上岩崎公園で開いた。 手芸愛好家による手作り小物や野菜の販売、射的やスーパーボールすくいのゲームなど約20店舗が並んだ。 公園内の桜は五分咲き程度。近くを流れる大場川沿いの桜は満開に近く、雨が降る中、傘を差して散策を楽しむ人も多かった。
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交通安全優良2自治会を表彰 三島・函南推進協
三島署管内の三島・函南交通安全推進協議会はこのほど、交通安全優良自治会コンクールの表彰式を函南町役場で行った。三島市の清住町自治会(渡辺昭信会長)と函南町の丹那区(溝田正吾区長)が優良自治会に選ばれた。 コンクールは昨年10~12月に行われ、三島市西部地区で11、函南町で35の自治会の取り組みを評価した。清住町自治会は、町内通学路での旗振り活動に取り組んだ。丹那区はカーブミラーや交通規制看板の点検を行い、環境整備に力を入れた。 同署交通課の神尾健司課長は「警察と連携し、必要な対策をしてもらった」と総評した。
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卒魚式 横浜へ“進学” 清水町の幼魚水族館 成長したメジナやタカノハダイ
清水町の商業施設サントムーン柿田川内に昨年7月に開館した「幼魚水族館」は25日、成長したメジナやタカノハダイなどを送る第1回「卒魚式」を同所で開いた。鈴木香里武館長らが思い出を振り返るトークショーなどを行い、約50匹の「卒魚生」の門出を祝った。 約9カ月間で成長した卒魚生は横浜・八景島シーパラダイス(横浜市)に移り、“進学”する。なかには体の大きさが15倍に成長した個体もいるという。トークショーでは鈴木館長と広報担当の石垣幸二さんが卒魚生の特徴や生態を紹介。展示した際のエピソードや水槽に入れた時と現在の様子などを動画や写真を交えて語った。 まりあ保育園(三島市)の
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駿豆線の踏切で車脱輪、最終列車に遅れ 伊豆箱根鉄道
24日午後11時50分ごろ、三島市西若町の伊豆箱根鉄道駿豆線の三島館踏切で、長泉町の無職女性(43)の乗用車が誤って線路内に進入して脱輪し、立ち往生した。伊豆箱根鉄道によると、この影響で下り最終列車が約3時間半遅れ、約90人に影響が出た。
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サギ電話多発 中部ブロック注意報
静岡県警は25日、サギ電話が多発しているとして、東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮署管内)と浜松北ブロック(天竜、細江署管内)に警報を、中部ブロック(清水、静岡中央、静岡南署管内)と西部ブロック(磐田、浜北、浜松東、浜松中央、浜松西、湖西署管内)に注意報を発令した。発令期間は警報が31日まで、注意報は27日まで。各署員がATM付近の警戒や啓発活動を強化する。 県警生活安全企画課によると、24日午前9時ごろから午後7時ごろにかけて、県内各地でサギ電話が相次いだ。三島市で13件、富士宮市で10件、静岡市清水区で10件など。親族をかたる内容や、市役所職員を名乗って「還付金の
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子どもに笑顔届けて20年 三島南小父親ら 「おやじの会」記念式典
三島市立南小に通う児童の父親らでつくる「南小おやじの会」が創立20周年を迎えた。父親ならではの視点で行事を企画し、子どもたちに笑顔を届けてきた。市内のホテルでこのほど記念式典を行い、歴代の校長やOBらと活動を振り返った。 同会は2003年に設立した。当時のPTAは母親が中心で、父親と学校のつながりが希薄だった状況を打破しようと、PTAの下部組織に位置付けた。目的は子どもも父親も楽しみ、学校、子ども、保護者を結ぶ強固なネットワークをつくるため。核家族化で体験の機会が減る餅つきや学校での宿泊体験などを展開してきた。 20年間で、父親が学校や地域の行事に顔を出す機会が増えたという。同校の鈴木真
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スルガ銀行と東急ホテルズ 自転車振興で協定 11月に伊豆半島ツアー
スルガ銀行(沼津市)と東急ホテルズ(東京)はこのほど、自転車を活用した観光振興をはかるパートナーシップ協定を結び、三島市の富士山三島東急ホテルで締結式を開いた。 協定は東部・伊豆地域と神奈川県を中心に、観光振興やサイクリスト向けのPR事業などを推進するとの内容。第1弾として11月に、国が指定したナショナルサイクルルートの太平洋岸自転車道に近い同ホテル、伊豆今井浜東急ホテル(河津町)、下田東急ホテル(下田市)をつなぐ1泊2日の伊豆半島1周ツアーを開く。多摩川サイクリングロードに隣接する川崎市の系列ホテルでも協定事業を展開する予定。 締結式に臨んだ東急ホテルズの村井淳社長は、「サイクリストに
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サギ電話多発 「東部」で警報 県警
静岡県警は25日、サギ電話が多発しているとして、東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮署管内)と浜松北ブロック(天竜、細江署管内)に警報を、中部ブロック(清水、静岡中央、静岡南署管内)と西部ブロック(磐田、浜北、浜松東、浜松中央、浜松西、湖西署管内)に注意報を発令した。発令期間は警報が31日まで、注意報は27日まで。各署員がATM付近の警戒や啓発活動を強化する。 県警生活安全企画課によると、24日午前9時ごろから午後7時ごろにかけて、県内各地でサギ電話が相次いだ。三島市で13件、富士宮市で10件、静岡市清水区で10件など。親族をかたる内容や、市役所職員を名乗って「還付金の
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三島信金、市社協へ食料品222キロを寄贈
三島信用金庫はこのほど、役職員から集まった米や缶詰などの食料品222・7キロを三島市社会福祉協議会に寄贈した。 県東部4信金が共同事業で取り組むフードドライブの一環。食料品は新型コロナウイルス感染症や資源価格高騰の影響で苦しむ市民に配られる予定で、同信金の川井章義常務理事から受け取った同社協の萩野勉事務局長は「物価高の影響による生活困窮世帯が多く、大変助かる」と感謝した。
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サギ電話多発 「浜松北」に警報 県警「西部」は注意報
静岡県警は25日、サギ電話が多発しているとして、東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮署管内)と浜松北ブロック(天竜、細江署管内)に警報を、中部ブロック(清水、静岡中央、静岡南署管内)と西部ブロック(磐田、浜北、浜松東、浜松中央、浜松西、湖西署管内)に注意報を発令した。発令期間は警報が31日まで、注意報は27日まで。各署員がATM付近の警戒や啓発活動を強化する。 県警生活安全企画課によると、24日午前9時ごろから午後7時ごろにかけて、県内各地でサギ電話が相次いだ。三島市で13件、富士宮市で10件、静岡市清水区で10件など。親族をかたる内容や、市役所職員を名乗って「還付金の
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東海道線が部分運休 函南-三島間 25日午後5時50分ごろ
25日午後5時50分ごろ、JR東海道線函南-三島間の芝町西架道橋(三島市)の橋げたに自動車が接触したと市民からJR東海に通報があった。安全確認のため、約40分間にわたり運転を見合わせたが、橋げたに事故の痕跡は確認されなかった。JR東海によると、上下計4本が部分運休したほか、上下9本が最大で39分遅れ、約2600人に影響が出た。
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“伊豆ファン”連携 新事業 行動履歴からサービス向上 三島市、熱海市、函南町
三島、熱海、函南の2市1町は2023年度、新たなサービス市場の創出に向けた事業に着手する。地元住民や観光客ら「伊豆ファン」にパスポートを発行し、ポイント付与や個人ニーズに応じた案内を提供する。会員の行動や買い物の履歴データを一元管理し、地域事業者や行政のサービス向上につなげる。 国が事業費の3分の2を補助するデジタル田園都市国家構想推進交付金に関する事業に採択された。事業費は2市1町で約1億円を見込む。 パスポートはマイナンバーカードと連携し、決済やポイント取得を可能にする方針。会員のサービス利用に関する行動や買い物の履歴を取得する。自治体がこれまで持たなかった住民や観光客の行動に関する
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ラジオ体操で関節動かして 谷本氏、三島で講演
三島市は24日、健幸づくりアプリ導入を記念し、順天堂大スポーツ健康科学部先任准教授の谷本道哉氏(静岡市出身)を招いた講演会を市民文化会館で開いた。 谷本氏は「健康寿命をのばす運動習慣」と題して講演した。「関節は動かさないと固まる」と話し、特に背骨回りが前かがみになりやすいと注意喚起した。改善策として、体を大きく動かすラジオ体操を勧め、効果的な方法を指導した。 アプリは昨年12月に運用が始まった。市民や市内に通勤・通学する18歳以上が利用可能。歩数や運動記録を記録でき、目標を達成するとポイントが受け取れる。会場ではアプリの登録方法の説明があった。
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松毛川の生態系学ぶ 三島 専門家招きシンポ
三島、沼津の市境を流れる松毛川の自然保護活動に取り組むNPO法人グラウンドワーク三島と松毛三日月会はこのほど、松毛川の生態系を知り、保全の在り方や活用法を考えるシンポジウムを三島市一番町の市民文化会館で開いた。オンラインを含めた参加者約40人が、植物や野鳥、トンボの専門家から松毛川について学んだ。 日本野鳥の会東富士の滝道雄副代表は、2020年4月から23年3月までの調査で14目31科63種の野鳥を確認したと報告。猛禽(もうきん)類はオオタカなど7種類を発見し「食物連鎖の頂点に立つ生き物が多く、松毛川は素晴らしい環境にある」と説明した。 松毛川は狩野川流域に残る三日月形の止水域。多くの動植物
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苗木200本植樹 GW三島など
NPO法人グラウンドワーク三島と松毛三日月会はこのほど、松毛川上流部右岸で植樹作業を行った。 ボランティアら約10人が参加。放置竹林を伐採した跡地約100平方メートルに、ヒノキやアラカシ、コナラなど周辺に元々植生している12種類の苗木200本を植えた。伐採した竹を砕いて発酵させた肥料もまいた。
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県内3団体に知事褒賞 文化財保存 活用に貢献
静岡県はこのほど、文化財の保存、活用に貢献したとして県内の3団体に知事褒賞を授与した。「ふじのくに文化財保存・活用推進団体」としては新たに8団体を認定し、認定書を交付した。 知事褒賞を受けたのは「みしまのお寺めぐりの会」(三島市)、「見付天神裸祭保存会」(磐田市)、「新居まちネット」(湖西市)。地域の歴史文化の魅力を継続的に発信したり、新型コロナウイルス下でも工夫して継承に取り組んだりした点が評価された。 県庁で開いた表彰式で川勝平太知事が各団体の代表者に賞状と記念品を手渡した。川勝知事は「活動に誇りを持ち、さらに発展させてほしい」と呼びかけた。 県は地域ぐるみでの文化財の保存や活用の
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自転車 安全に乗ろう 三島で児童向け教室 バランス取り方体得
三島市は21日、小学生向け自転車教室を同市の長伏公園駐車場で開いた。同市を拠点に活動する自転車チーム「チームブリヂストンサイクリング」を運営するブリヂストンサイクルの社員が講師を務め、安全な乗り方を教えた。 自転車乗車経験の少ない1~5年生14人が参加し、ペダルを外して練習を開始。地面を蹴って両足を浮かせ、自転車を走らせた。「下を見ると曲がるよ。遠くを見て」との助言を受け、バランスの取り方を体に染みこませた。 自転車活用を推進する市が初めて企画した。今後は対象を幅広い年代に広げたり、車種をスポーツ車にしたりした教室も検討している。
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三島駅南口東街区 重点整備地区へ 市景観審議会
三島市景観審議会は23日、三島市役所で会合を開き、再開発事業が計画される三島駅南口東街区周辺地域を「景観重点整備地区」に新たに指定するか審議した。市が示した原案に関し「適当」との結論を出し、豊岡武士市長に答申した。 整備地区の指定で、再開発事業と既存商店街との調和を図り、三島市の玄関口としてふさわしいまち並みづくりを目指す。 対象地域は、建て替えや増改築時に建物の規模や色などに一定の基準が設けられる。道路境界線と一定の距離を保ち、オープンテラスや植栽などを設置する空間をつくるほか、1階の軒は一定の高さにする。広告物は集約化し、屋上広告物は設置しないよう努める。 建物の基準に拘束力はない。市は
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源兵衛川…癒やし空間に みしまコロッケ…アレンジ例を 三島南高生提案
静岡県立三島南高の生徒が23日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、中心市街地の活性化策を披露した。市内を流れる源兵衛川やご当地グルメのみしまコロッケの活用を提案した。 三島市のまちなかリノベーション推進計画を題材にした1年生の総合的な探究の時間の一環。生徒たちは、計画に掲げられた15戦略から題材を選び、具体的な計画を考えた。今回は校内の発表会で優秀な成績を収めた2チームが発表した。 源兵衛川には、ストリートピアノや川の上のカフェなどの設置を通し、癒やしの空間を創出することを提案した。みしまコロッケは、四角い形やチーズ入りなどのアレンジ例を紹介。三島駅構内に自販機を設置してみしまコロッケ風の
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河川への排水緩やかに 豪雨備え「田んぼダム」静岡県が補助制度 流域に協力呼びかけへ
近年激甚化している豪雨災害に備え、県は新年度から水田にたまった雨水を河川へ緩やかに放出する「田んぼダム」の普及に乗り出す。公費であぜを再構築するなど田んぼダムの補助制度を新たに創設し、農業者に協力を呼びかけて河川流域の治水対策につなげる。 田んぼダムはV字の切り込みや小さな穴を空けた調整板を水田の落水口に取り付け、時間をかけてゆっくりと水を川に流す仕組み。大雨のピーク時に排水量を減らすことで河川の急激な水位上昇を抑え、氾濫などの被害を防ぐ。農林水産省が新潟市でシミュレーションを実施したところ、10年に1度の大雨ではピーク時に排水路の流量を20%以上減少させる結果になった。 県は本年度、浜
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市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
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三島駅南口再開発 地下水対策 施工方法の妥当性再確認
三島市は22日、JR三島駅南口東街区の再開発事業を巡り、地上91メートルの高層マンションや広域健康医療拠点の建物による地下水への影響を考える対策検討委員会を三島市民文化会館で開いた。最新の施設計画や地質調査結果に基づいて再検討した結果、地中に建物のくいを打たない「直接基礎」を採用する妥当性を改めて示した。 前回会合後の2021年7月から22年11月で新たにボーリング調査した4カ所の結果を示し、周辺の地質状況がこれまでの結果とほぼ変わらないと報告した。最新の計画に基づく高層棟建設予定地の地盤は厚さ10メートル以上の溶岩層があり、建物の重さに耐えられる強度があると確認した。耐震性に関する設計方針
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公共交通の利用者数 28年度まで維持目標 三島市が計画素案示す
三島市はこのほど市内で開かれた市地域公共交通網形成協議会で、2023年度に策定する市地域公共交通計画の素案を示した。計画最終年度となる28年度の公共交通利用者数に関し、22年度と同水準を維持するよう目標値を設定した。 交通結節点となる三島駅の利便性向上や公共交通の利用促進を図り、市総合計画で示した「コンパクトなまちづくり」を進める。 少子高齢化や人口減少により、通勤、通学利用者が減少傾向にある中、交通事業者と協力し、三島駅の鉄道乗車人員は年間1500万人、路線バスや自主運行バスの利用者数は年間241万5千人と設定した。 収支率が低く運行継続が困難となっている市の自主運行バスに関し、市の費用負
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3社を入札停止 三島市
三島市は22日、入札参加停止等措置要綱に基づき、五洋建設(東京)、水道機工(同)、水機テクノス(同)の3社を23日から1カ月間の入札参加停止処分にすると発表した。 五洋建設は、労災事故の報告書を労働基準監督署に遅滞なく提出せず、労働安全衛生法違反で略式起訴されたため。水道機工と水機テクノスは、建設業法の規定を違反して経営事項審査で虚偽の申請を行い、関東地方整備局長から監督処分を受けたことに伴う措置。
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女性起業家 事業イメージ 清水町 チャレンジショップ実践
清水町はこのほど、1月から4回にわたり行ってきた女性起業応援サロンの集大成として、参加者によるチャレンジショップを町地域交流センターで開いた。コーヒーやカウンセリングなど12店舗が出店し、実践することで運営のイメージをわかせた。 サロンでは起業に大切なスキルについて学ぶほか、参加者同士の交流も行った。最終回に、町内の個人商店でつくる「ゆうすい商店会」が行う朝市に出店することを目標に、事業を考え、準備や集客なども参加者自ら行った。 都内から三島市に移住し、5月ごろ、町内にカフェをオープン予定の横田美織さん(32)はコーヒーとチャイを販売。サロンで学んだブランディングを実践したという。横田さんは
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三島市に自転車用ヘルメット寄贈 命守る“相棒”選手発案 チームブリヂストンサイクリング
三島市を拠点に活動する自転車チーム「チームブリヂストンサイクリング」はこのほど、同市にヘルメット15個を寄贈した。4月1日施行の改正道交法で自転車利用時のヘルメット着用が努力義務化されることを受け、命を守るために欠かせない“相棒”の大切さを知る選手が発案した。 同チームは選手、スタッフ16人が購入したヘルメットや実際にレースで使うスペア用に独自のシールを貼り、それぞれがゆかりのある自治体や母校に寄贈する。三島市には、宮崎景涼監督と山本哲央選手が贈った。 市役所で豊岡武士市長と面会した宮崎監督は「選手は何度も命を救われている。市民に意識付けしてほしい」と伝えた。山本
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文化財と共演 しだれ桜 三島・佐野美術館 樹齢100年、見頃
三島市中田町の佐野美術館の回遊式庭園で、樹齢約100年のしだれ桜が見頃を迎えた。淡いピンク色の花が咲き誇り、来場者に春の訪れを感じさせている。 庭園に隣接する食事処「松韻」によると、19日時点で七分咲き。1週間ほど見頃が続きそうという。瓦屋根を一部修復した国登録有形文化財の日本家屋「隆泉苑」や灯籠などと相まり、美しい景観をつくり出している。 庭園は無料開放され、日没後にはライトアップされた幻想的な光景が広がる。店内からはしだれ桜を眺めながら食事も楽しめ、写真撮影する愛好家も多く訪れる。
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バットにボール当たった! スポーツ楽しさ 園児に 三島南高野球部が教室
三島南高野球部は19日、近隣の幼稚園や保育園に通う園児ら12人を三島市大場の同校に招いた野球教室を開き、大好きなスポーツの楽しさを伝えた。 部員たちは園児が台に乗せたボールを打つ時は、部員が後ろに立って手助け。バットにボールが当たると、大きな拍手で盛り上げ、ハイタッチを交わした。 同校野球部は2014年に地域貢献活動の一環で、地域の園児や小学生を対象にした野球教室を始めた。21年選抜高校野球大会では野球振興の実績が評価され、21世紀枠で出場した。 2年生を中心に子どもが喜ぶ内容を検討してきたといい、鈴木暖大主将は「楽しさを知ってもらい、野球仲間になってほしい」と期待した。 (三島支局・岡田拓
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リモコンカー披露 三島市少年少女発明ク 閉講式
三島市少年少女発明クラブの閉講式が18日、同市大宮町の市民生涯学習センターで行われた。1年かけてものづくりを学んだ児童57人が製作した車を披露し、修了証書を受け取った。 初級の受講生はリモコンカーをつくった。上級は白と黒を感知するセンサーを付けた車を製作。プログラミングも改良し、動き方を工夫した。 同クラブは2005年、創作活動を通じ、創造性豊かな人を育てようと設立された。市内の小学4~6年生が対象で、機械関連企業の元技術者らが指導している。
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全国将棋選抜 女子高生が熱戦 日大三島・佐々木さん3位
第27回全国高校将棋女子選抜大会(日本将棋連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、三島市文教町の日大三島高で開かれた。鹿沼(栃木県)1年の斉藤陽菜子さんが優勝し、県勢は日大三島1年の佐々木香歩さんが3位に入った。 全国から30人が出場し、トーナメント方式で熱戦を繰り広げた。 同時開催された全国高校将棋女子記念大会兼加藤康次杯には26人が出場し、鶯谷(岐阜県)1年の後藤伊織さんが優勝した。
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25日から登山講座 受講生を募集 三島「96三南会」
三島市の登山愛好家グループ「96三南会」は、25日から始まる登山・ハイキング講座の受講生を募集している。天気図や地図の見方、安全な山歩きの方法などを学ぶ。来年3月まで、週末を中心に座学と実技計25回を予定している。 受講料は3900円。申し込み締め切りは24日。問い合わせは根上静夫事務局長〈電090(3308)2640〉へ。
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磋牙司さん相撲人生回顧 故郷の三島で講演会
NPO法人三島市スポーツ協会は18日、同市出身の元大相撲幕内力士磋牙司さん(41)=本名・磯部洋之=の講演会を同市大宮町の市民生涯学習センターで開いた。身長165センチの小兵ながら角界を湧かせた郷土のスターが、逆境を覆して夢の舞台にたどり着いた相撲人生を振り返った。 初めて全国制覇した小学6年生の時、下級生の優勝者の方が体が大きく「小さくても勝てると自信を持てた」とのエピソードを紹介。大学時代に監督やコーチから「無理だ」と角界入りを反対され「言われれば言われるほどプロに行きたくなった」とも話した。「化け物ばかりだった」という幕の内での戦いを振り返り、十両以上が使える座布団や化粧まわしも披露し
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SL 3年ぶり一般開放 お出迎えへ“化粧直し” 三島・楽寿園
三島市の市立公園「楽寿園」のシンボルで、新型コロナウイルスの感染対策で閉鎖していた蒸気機関車「C58322」の運転室が、マスク着用に関する国の方針変更に伴って約3年ぶりに一般開放された。16日には旧国鉄やJRのOBでつくる「東海鉄道OB会三島支部」が清掃し、来園者を出迎える準備を整えた。 同支部の会員ら約10人が、車両にたまったほこりを払い、油を塗って磨き上げた。黒光りした姿を取り戻させ、渡辺陸男支部長は「来園者に喜んでもらいたい」と話した。 同機関車は二俣線などで活躍し、引退後の1971年に楽寿園に設置された。運転席に座って機器に直接触ることができ、来園者から人気を集めている。 普段
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静岡県職員人事異動 班長級4月1日付
静岡県は17日、2023年春の定期人事異動のうち、班長級職員の異動を内示した。班長級の異動は690人で22年度当初より68人少ない。発令は4月1日付。 ◇…知事直轄組織…◇ 知事戦略局秘書課長代理兼調整班長(経済産業部産業政策課産業政策班長)那須野秀和▽知事戦略局秘書課秘書主幹(経済産業部総務課総務班副班長)夏目命▽知事戦略局広聴広報課企画報道班長(知事戦略局広聴広報課県民広報班長)鶴田公平▽知事戦略局広聴広報課県民広報班長(知事戦略局広聴広報課主幹兼県民広報班副班長)小野晴美▽政策推進局総合政策課長代理(くらし・環境部企画政策課企画班長)弓桁一泰▽政策推進
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ペットとの共生 理想追求 動物愛護のNPO 三島でシンポジウム
動物愛護に取り組むNPO法人「人と動物のハッピーライフ」は17日、シンポジウム「理想とするペットとの暮らし」(静岡新聞社・静岡放送後援)を三島市の三島商工会議所会館で開いた。公益社団法人アニマル・ドネーションの西平衣里代表理事が基調講演し、日本の犬猫の世界を変えるための13の目標を設定した「AWGs」を提唱した。 AWGsは「いつもあなたと一緒に」「本能的欲求を満たそう」などの目標を掲げ、外飼いの規制や飼い主による散歩の義務化など目標に準拠する具体的な30テーマを設定する。専用サイトでは活動の推進に向けたアンケートや署名ができ、西平代表理事は「動物が幸せになれば、真の共生社会が形になる。ぜ
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現職戦い熾烈/沼津市 自民と連合系が新設区一騎打ち/長泉町 細野氏の支援、影響注目/函南町 無投票の公算/三島市 無投票の公算大/清水町【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか⑤】
議席1減 現職戦い熾烈 沼津市 定数3 定数が4から1減になる中、現職4人全員が立候補を予定。水面下で駆け引きが見られ、熾烈(しれつ)な選挙戦が予想される。 自民は元議長の杉山盛雄氏と、前回推薦の加藤元章氏の2人を公認。杉山氏は、選挙区外の国会議員と連携するほか、市外の経済関係者にも支援を求めるなど支持拡大に余念がない。加藤氏は市議時代からの支援者を軸に、企業団体や個人回りを重ね、さらなる支持固めを進める。 公明の蓮池章平氏は障害者支援など、6期の実績を訴える。党組織を超えた全市的な支持の拡大を狙う。 立民曳田卓氏は唯一の国政野党の候補者とアピール。連合静岡など野党支持層に加え、企業経
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三島市人事 DX推進へ新体制 対象者281人
三島市は17日、4月1日付の定期人事異動を内示した。機構改革による異動も含めた対象者は281人で、前年よりも62人多い。広報情報課をデジタル戦略課と広報課に分割し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する体制を整えた。 【部長級】環境市民部長(健康推進部長兼健康づくり政策監)臼井貢▽企画戦略部参事兼デジタル戦略課長兼デジタル戦略監(企画戦略部参事兼広報情報課長兼デジタル戦略監)岩崎俊彦▽環境市民部参事兼廃棄物対策課長(廃棄物対策課長)橋本泰浩▽健康推進部長(健康づくり課長兼健幸政策戦略室長兼新型コロナウイルス感染症対策室技術主幹)佐野文示▽財政経営部長(財政課長)山下昌之▽教育
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東レ、地元戦一戦必勝期す 藤井直伸さんへの思い胸に Vリーグ男子、18日からJT戦
バレーボールVリーグ男子の東レは18、19日、新設の沼津市総合体育館でJT広島との連戦に臨む。10日に闘病の末、他界したチームのセッター藤井直伸さん(享年31歳)への思いを胸に一戦必勝を期す。峯村主将は「東レらしく、バレーの楽しさが伝わる試合にしたい。藤井さんもそれを望んでいるはず」と語った。 大きな悲しみに耐えて戦った12日の堺戦で21勝目を挙げた。「それぞれの思いをコートで出し切ろうと声をかけた。あの試合でチームがさらに団結した」と峯村。15日には三島市の東レ体育館で全体練習を再開。約1時間半汗を流した。選手は普段通り仲間の好プレーをたたえ、ミスが出ると声をかけ合った。 リーグ戦は現
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煮干し標本で特別賞 三島の沼田さん、市長に報告
三島市のだし専門店を運営する「沼田」4代目の沼田行雄さん(39)がこのほど、三島市役所に豊岡武士市長を訪ね、東京国立博物館で開かれた公募展「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」の特別賞受賞を報告した。 沼田さんは約10年かけ、全国の煮干しや焼き干しを収集。代表的なカタクチイワシのほか、広島のタイ、長崎のサバ、島根のノドグロなど30種類を厳選し、標本に仕立てて応募した。公募展の選考委員からは「魚介類を豊富に摂取する日本独特の食文化のニッチさが表れている」などと評価されたという。 沼田さんは煮干しに適したカタクチイワシの漁獲量が減っている現状などを伝え「150年後も国宝にならず、
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楽寿園で洋らん展 沼津蘭友会が70鉢 19日まで
静岡県東部を中心とした愛好家でつくる「沼津蘭友会」の洋らん展が16日、三島市の楽寿園で始まった。19日まで。 会員14人が丹精込めて育てた約70鉢を出展した。白やピンクの大ぶりな花が特徴のカトレアや小柄な花を多くつけるデンドロビウムなどが展示され、鮮やかな色合いと華やかな香りが来場者を楽しませている。会場内では苗の販売も行っている。 入賞者は次の通り。 紙谷多佳子、大場文雄、菅谷正己、井出宏康、小林芳司、遠藤孝好、西村篤
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沼津・女性遺棄事件 殺害疑いで男再逮捕 被害者携帯、清水区で途切れ
沼津市内の住宅から切断された状態の会社員女性(33)=磐田市岩井=の遺体が見つかった死体遺棄事件で、磐田署は15日、知人の女性を殺害したとして、殺人の疑いで沼津市真砂町の会社員の男(31)=死体遺棄容疑で逮捕=を再逮捕した。関係者によると、女性の携帯電話の電波は静岡市清水区で途切れていたという。県警は容疑者が静岡市内で殺害した後、遺体を自宅に運び込んだとみて慎重に調べを進める。 再逮捕容疑は2月21日、静岡市内、またはその周辺で女性を殺害した疑い。容疑者は「清水区の林道に止めた車内で首を絞めた」などと話し、殺人容疑も認めているとみられる。 関係者によると、携帯電話の電波は清水区の新東名高
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予算案など可決 三島市議会閉会
三島市議会2月定例会は15日、最終本会議を開き、過去最大の424億8千万円を計上した2023年度一般会計予算案など18議案を可決し、閉会した。 副市長に財政経営部長の鈴木昭彦氏(60)と、県知事戦略局知事戦略課参事の井口智樹氏(51)を充てる人事案も可決した。県から出向している市川顕副市長は帰任する。県教育会館理事長の小塚英幸氏(63)の市教育長任命も同意した。 難聴者の補聴器購入に関する負担軽減を求める請願は趣旨採択された。
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やっぱり故郷「三島が一番」 俳優・鈴木一真さん市役所訪問
国内外で活躍する三島市出身の俳優鈴木一真さん(54)が13日、三島市役所で豊岡武士市長と面会した。仕事で世界中を回る中、「いつも三島が一番だと思っている」と故郷への愛着を語った。 現在は米国のロサンゼルスを拠点に活動していて、新型コロナウイルスの影響で3年間帰国できなかった。久しぶりの故郷で、富士山の身近さや水のおいしさを実感し「三島の良い環境で育ったと心底感じた」と話した。市内の映画館に通い映写室に入らせてもらった幼少時代の思い出も披露した。 面会はドラマ撮影のため1月に帰国した鈴木さんが希望して実現した。豊岡市長は「三島への熱い思いを聞き、うれしい。世界で活躍してほしい」と激励した。
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三島信金18、25日 年度末の特別相談
三島信用金庫は18、25の両日、年度末の休日相談会を三島市新谷の三島南支店2階サポートセンター夢で開く。 資金需要や融資返済、原材料価格高騰、新型コロナウイルスの影響などに関する経営相談に無料で応じる。両日とも午前9時から午後3時まで。相談日前日までの事前予約制。 申し込み、問い合わせは同信金元気創造部地域未来創造課<電055(973)5730>へ。
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羽ばたく後輩の姿、絵画に 三島北中卒業生の画家北山さん贈呈 生徒が副題命名「仲間とともに」
三島市出身の画家でCG(コンピューターグラフィックス)作家の北山敏さん(73)が14日、母校の三島市立北中(同市文教町)に絵画を寄贈した。生徒が名付けた副題は「仲間とともに」。北山さんは「世界へ羽ばたいてほしい」と後輩たちへの願いを語った。 作品は横2メートル以上、縦約1・5メートルの大作。題材としたフクロウは、落ち葉をスキャンして取り込んだ形や色を組み合わせて描いた。仲間の飛ぶ姿をにこやかに見ている構図で、北山さんは「先輩の姿を見て羽ばたきたいと思う生徒に重ねた」と説明した。 同校への寄贈は2回目。北山さんからの依頼で、生徒会が副題候補を募集した。「仲間とともに」と名付けた約30人のう
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三島市 スポーツ功労者 優秀選手ら10人表彰
三島市は14日、市のスポーツ推進に貢献した人を顕彰するスポーツ功労者表彰式を市役所で行い、優秀スポーツ選手4人、生涯スポーツ功労者6人をたたえた。 優秀スポーツ選手は、飯山陸翔さん(北中3年)と新井康生さん(北上中3年)が所属する「IZULU U―14」を全国ヤングバレーボールクラブ男女優勝大会優勝に導いた。裾野シスターズの宇田実奈美さんは日本スポーツマスターズ2022(ソフトボール)で日本一に輝き、沼津レスリングクラブの小林叶実さん(錦田小6年)は全日本女子オープンレスリング選手権で優勝した。 市民の健康増進や体力向上、育成に貢献した生涯スポーツ功労者は、向山小学校区体育振興会元会長の
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藤井直伸さんに哀悼の意 バレー界仲間感謝「心に生き続ける」 Vリーグ東レ、悲しみこらえ21勝目
バレーボールVリーグ男子の東レに所属し、東京五輪代表のセッター藤井直伸さんが10日に31歳で死去したことを受け、バレー界に悲しみが広がった。関係者がSNSで藤井さんとの思い出をつづり哀悼の意を表した。 東レのミドルブロッカーで東京五輪に一緒に出場した李博は、藤井さんのトスに合わせた高速クイックが武器だった。李はツイッターで「入った当時はお互いにBクイックが苦手でミスばっかり。藤井が毎日練習につきあってくれたからこそ自分史上最高のコンビネーションができた。藤井の分も精いっぱい頑張る」とつづった。 同じく東レのミドル高橋健太郎はインスタグラムに「彼が残してくれたたくさんの言葉、思いを胸に今後
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地方創生を推進 静岡県内3信金表彰 浜松いわた、遠州、三島
内閣官房は13日、地方創生につながる特徴的な事業を進めた金融機関として、浜松いわた信用金庫(浜松市中区)、遠州信用金庫(同)、三島信用金庫(三島市)の県内3信金を含む全国28団体を表彰した。 浜松いわた信金は、ブラジル国籍など外国人の子どもや保護者向け金融教育教室の展開が評価された。高柳裕久理事長は「多文化共生社会を目指し、住民の豊かな暮らしに向けた取り組みを継続したい」と意欲を述べた。 遠州信金は、LLP(有限責任事業組合)を活用し、留学生など外国人材の地域への就労と定着支援を推進した。守田泰男理事長は「人材不足対策として、今後も企業と高度外国人材をつなぐ役割を果たす」と語った。 三
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自民候補の24人 公明静岡県本部が推薦 静岡県議選
公明党県本部は13日、県議選(31日告示、4月9日投開票)で自民党県連公認の立候補予定者計24人を県本部として推薦すると発表した。公明候補者の空白選挙区で自公の選挙連携を強化する。 同本部は「推薦依頼を受けた立候補予定者について協議し、党中央幹事会で決定した」としている。 推薦する立候補予定者は次の通り。 加畑毅(下田市・賀茂郡)藤曲敬宏(熱海市)土屋源由(伊豆の国市)宮沢正美、伊丹雅治(三島市)加藤祐喜(長泉町)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫、勝俣昇(御殿場市・小山町)木内満(富士宮市)良知淳行、松島和久(焼津市)西原明美(藤枝市)大石健司(牧之原市・吉田町)河原崎聖(島田市・川根本町)
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バレーボール東レ・藤井直伸選手が死去 21年の東京五輪代表
バレーボールVリーグ男子の東レは12日、同チーム所属選手で、東京五輪代表のセッターを務めた藤井直伸(ふじい・なおのぶ)さんが10日に死去したと発表した。31歳だった。藤井さんは昨年2月、自身のSNSで「胃がんのステージ4」と診断されたことを公表し、闘病生活を送っていた。 藤井さんは2014年に東レに入団。1年目から正セッターを担い、昨季まで主将を務めていた。ミドルブロッカーの速攻を大胆に使ったトス回しが魅力で、常に声を出し、仲間を鼓舞するムードメーカーだった。宮城県出身で、石巻市雄勝町にあった実家は11年の東日本大震災で被災。被災地への思いを胸に、21年の東京五輪に出場した。21年末に目の
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女性殴った疑いで男逮捕 三島署など
三島署などは12日、傷害の疑いで三島市梅名、自称建設業の男(24)を逮捕した。逮捕容疑は11日午前4時15分ごろ、同市一番町の路上で静岡県東部在住の20代女性の顔面を素手で殴るなどし、唇と額を切る軽傷を負わせた疑い。
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南海トラフの「半割れ」 数時間から数年後に後発地震も 臨時情報発表、注意促す【語り継ぐ 東南海地震⑦】
1944年12月、南海トラフ沿いの紀伊半島沖でマグニチュード(M)7・9の規模で発生し、静岡県などを激震が襲った昭和東南海地震。同半島沖では2年後の46年12月、M8・0の昭和南海地震も発生した。気象庁が2019年に導入した南海トラフ地震臨時情報は、南海トラフの東側と西側で大地震が相次いで発生する危険性に備える目的もあるが、県民の理解はまだ深まっていない。昭和東南海地震に詳しい安藤雅孝名古屋大名誉教授に大地震が続発する可能性について聞いた。 駿河湾から九州東方沖まで延長約700キロにわたる南海トラフの想定震源域では過去、①東側と西側で地震が同時発生したケース(1707年の宝永地震など)②東
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静岡県幹部人事 経営管理部長に京極氏 スポーツ・文観部長に村松氏
静岡県は10日、2023年春の定期人事異動(4月1日付)のうち幹部(部長、局長、課長級)人事を内示した。対象は前年度比59人減の354人で、おおむね例年並み。人事や組織管理を担う経営管理部長に京極仁志スポーツ・文化観光部長を起用する。京極氏の後任には、村松毅彦経済産業部理事(新産業集積・マリンバイオ推進担当)を充てる。地域外交担当部長に松村昭宏地域外交局長が就く。 幹部ポストの部局長19人中11人が新任となるが、県の総合計画推進と重要課題への対応のため専門性や継続性を重視し、各部門の経験者を多く配置した。 新型コロナウイルスを含めた感染症対策を担う感染症対策担当部長に後藤雄介健康福祉部部
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三島の80代男性 100万円詐取被害
三島市の80代無職男性が10日、息子の勤務先の職員を名乗る女らに現金100万円をだまし取られたと三島署に届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて捜査している。 同署によると、同日正午ごろ、女性宅に息子の勤務先の職員を装う男と女から「あなたの息子が仕事で100万円が必要になった」などと電話があった。女性は同日午後3時ごろ、自宅近くの路上で女に現金を手渡した。
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税収前年度比6億円増 三島市、コロナ禍から回復
三島市は10日の市議会2月定例会の一般質問で、2022年度税収が21年度決算額と比べ約5億8700万円の増収となる見通しを示した。新型コロナウイルスにより低迷した社会経済活動が回復傾向にあるため。佐藤寛文氏(無会派)への答弁。 固定資産税が約3億3千万円の増収。新型コロナ感染拡大に伴う特例措置の適用がなくなり、三ツ谷工業団地の新設事業者による大規模な償却資産の導入の影響も大きかった。法人市民税も国の大規模な経済対策による企業収益の増加が予想され、約9千万円増額する見込み。コロナ禍の行動制限による影響が減った個人市民税も微増した。 22年度当初予算比では1億8300万円の増収。約1億6千万
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三島の経営支援 日本公庫が加入 事業承継で協定
三島市と三島商工会議所(石渡浩二会頭)が運営するみしま経営支援ステーション「M―ステ」は10日、日本政策金融公庫沼津支店(飯沢貴志支店長)と事業承継支援協定を結んだ。市内を中心とした中小企業の事業承継を促進する。 すでに協定を結ぶ6団体と企業情報を共有し、各団体の支援制度やノウハウを持ち寄り連携支援する。全国規模でのマッチングを展開する同支店との連携で、支援能力の向上を目指す。 同商工会議所での調印式に参加した石渡会頭は「力を貸してもらい一緒に頑張りたい」と呼びかけ、飯沢支店長は「地域経済に活力をもたらすため、汗をかきたい」と意気込んだ。 同協定は2021年7月に金融機関など6団体と結
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三島市全域で一斉訓練 1万6000人 地震時の対応確認
三島市は10日、大規模地震発生を想定したシェイクアウト訓練を市内全域で行った。市内全域で135団体約1万6千人が参加し、地震発生時に身を守る手段を確認した。 同市東町の市立東幼稚園では午前10時に訓練を告げる放送が流れ、園児が机の下に身を隠した。職員の「頭と首を守って」との呼びかけに応じ、静かに待機。揺れが収まったとの合図で、防災ずきんをかぶって速やかに園庭に避難した。 シェイクアウト訓練は地震発生時、机の下に身を隠すなど1分間の安全確保行動を重視する。同市では、東日本大震災が発生した11日付近に毎年実施している。
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聴導犬 もっと知って 伊豆の国 利用者、手話で訴え
伊豆の国市ボランティア連絡会はこのほど、「市民ボランティアのつどい」を同市の韮山福祉・保健センターで開いた。 会員や市民約80人が講演会などを聞いた。聴導犬利用者の細井崇仁さん(54)、佐織さん(50)夫妻=河津町=は「聴導犬のこと、もっと知ろう」と題した講演を行い、「飲食店やホテルで入店を断られることがある。理解が進んでほしい」と手話で訴えた。スポーツジム「IGGY HANDS(イギーハンズ)」(三島市)の遠藤大翼代表(40)は座りながらできる腹筋や背筋の鍛え方を披露した。 講演会の合間には、同連絡会の団体が手品と詩吟を披露し、参加者は歓声や笑顔にあふれた。
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三島北高同窓会「紫苑会」 5月総会へ準備着々 運営若返り活性化
三島市の三島北高同窓会「紫苑会」が、5月21日に三島市民文化会館で開く総会に向けて準備を進めている。昨年から、運営の担い手を若返らせた準備委員会を発足。組織が活性化し、同窓生のつながり強化に結びついている。 一昨年までは本部役員が主体だったが、メンバーの固定化を懸念。新型コロナウイルスの影響で人間関係が薄まっているとの危機感もあり、卒業後40年の学年が準備委員を担うようになった。 このほど同校で開いた会合では、本部役員と準備委員約20人が参加。世代の違う同窓生が集い、活発に意見を交わした。紫苑会の鈴木愛子会長(76)は「若い人の行動力や発想力に圧倒され、刺激を受けている」と話す。 今
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記者コラム「清流」 平和な日々の大切さ
「多くの人からの支援はすごくうれしい。ただ、悔しさや悲しさもある」。ウクライナから三島市に避難しているネジェリコ・マリーナさんの複雑な思いを聞き、胸が締め付けられた。 1年前までは、祖国に家も、仕事も、余暇を過ごす余裕もあった。日本に来るなんて想像すらしていなかった。一緒に来日した孫は砲撃が鳴り響く戦地を離れても大きな物音に敏感だという。 長年築き上げた平和な生活が突然奪われ、深い心の傷を負ったのだ。感謝の思いとは裏腹に、何とも言えない感情が生まれるのは当然だろう。 日本で戦争があったのは約80年前。当時を知る人が減る中、平和な暮らしの大切さを忘れてはならない。反戦への思いを強くした。
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学生75人 決意の船出 三島の専門学校
鈴木学園中央歯科衛生士調理製菓専門学校(三島市)は9日、卒業式を沼津市内のホテルで行った。卒業生が歯科衛生士、調理師、製菓衛生師などそれぞれの道へ一歩踏み出した。 卒業したのは歯科衛生学科3年生30人と調理製菓総合学科2年生45人の計75人。卒業証書を授与した鈴木啓之校長は「自らの職業に誇りを持って進んでほしい」と激励した。 代表して調理製菓総合学科の浦山日和さん(20)が「レストラン研修などを通じ、今後の人生に役立つことを学んだ」と学生生活を振り返った。歯科衛生学科の芹沢沙耶さん(21)は「患者から信頼される歯科衛生士になりたい」と決意を述べた。
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136号交差点 静岡県が整備へ 三島市議会 一般質問
三島市の豊岡武士市長は9日の市議会2月定例会の一般質問で、同市と沼津市を結ぶ都市計画道路「西間門新谷線」の整備に関し、国道136号交差点部分が県事業で実施すると決まり「市の支出が大幅に縮減し、事業の促進が図られる」と述べた。大石一太郎氏(改革みしま)への答弁。 昨年12月27日付で、県と覚書を締結した。西間門新谷線は国道1号と平行に走る東西路線で、完成により周辺道路の混雑緩和や産業の活性化が期待される。2027年度末の整備完了を目指していて、市長は「県と連携し、早期完成を目指す」と述べた。 河野月江(日本共産党)、中村仁(緑水会)の両氏も登壇した。
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静岡人インタビュー「この人」 日本学生野球協会の優秀選手に選ばれた 加藤大登さん(三島市)
日大三島高野球部の主将として2022年、春夏の甲子園に連続出場した。レギュラーではなく苦労も多かったが、試練を乗り越えチームをまとめ上げた。春からは立命館大へ進み、アメリカンフットボールに挑戦する。18歳。 -表彰を受けた感想は。 「試合に出て活躍できるような選手ではなかったが、いただけてとても恐縮している。学校の代表としていただいたと思うので、個人で喜ぶのではなく、皆で喜びたい」 -野球部での3年間を振り返って。 「主将を務めたのが一番印象的。組織なので誰かがミスをしたら誰かがカバーをするというまとまりが大切なんだと感じた。(永田裕治監督は)厳しかったが、人としてどう生きていくかを
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特殊詐欺被害防ぎコンビニに感謝状 三島署
三島署は6日、特殊詐欺被害を防いだとして、ファミリーマート三島広小路店と、店長の岡沢寿哉さん(28)、店員の遠藤妃奏さん(20)に署長感謝状を贈った。 同署によると、2人は2月17日、三島市の70代女性が複数回、電子マネーカードを購入しようとしたため不審に思い、同署に通報した。女性は宝くじの当せん金の受取手数料が必要とのメールが届き、購入しようとしたという。 同店は高齢者が高額な電子マネーカードを購入する場合、積極的に使い道を聞くようにしているといい、内田一弘署長は「前向きな取り組みで頭が下がる」と感謝した。
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三島駅南口広場改修計画 新年度 取りまとめ方針
三島市は8日の市議会2月定例会の一般質問で、利便性向上のため改修する三島駅南口駅前広場の施設計画を2023年度中にまとめる方針を示した。屋根や樹木の配置、ロータリー形状など整備の方向性を盛り込む。岡田美喜子氏(新未来21)への答弁。 21年11月に利用者572人から回答を得た広場の課題に関するアンケート結果も報告。「待合空間や通路に連続した屋根の設置」「ムクドリ対策」「歩行空間の確保」「バスロータリーの段差解消」が上位だった。 市は調査結果を踏まえた上で、公共交通、景観、建築を専門とする大学教授の助言を受け、デザインを固める。素案は一般公開し、市民から意見を募る。26年度完成予定の駅南口
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三島市 副市長に鈴木氏と井口氏を任命へ
三島市は8日までに、副市長に鈴木昭彦財政経営部長(60)と、県知事戦略局知事戦略課の井口智樹参事(51)を選任し、市教育長に県教育会館の小塚英幸理事長(63)を任命する方針を固めた。同日の市議会議会運営委員会で、人事案を含む5議案を追加提出すると説明した。 市議会2月定例会最終日の15日、本会議で採決される。 鈴木氏は財政課長を経て2017年4月から現職。井口氏は県交通基盤部や健康福祉部などに務め、22年4月から現職。小塚氏は三島市立北上中、三島市立北中で校長を歴任。定年退職後の20年6月から現職を務める。
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軽傷ひき逃げの疑い 大仁署、男を逮捕
大仁署は7日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ・事故不申告)の疑いで、清水町生まれ、住所不定、自称自営業の男(35)を逮捕した。逮捕容疑は1月12日午後6時ごろ、伊豆の国市四日町の市道で乗用車を運転中、三島市の男性教諭(59)と沼津市の大学生の女性(22)の乗用車に衝突してそれぞれに軽傷を負わせ、そのまま逃げた疑い。同署によると、容疑者は現場に車を放置し逃げたという。
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静岡県東部ブロックにサギ電話注意報
静岡県警は7日、サギ電話が多発しているとして、東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮各署管内)に注意報を発令した。9日までの期間中、各署員らがATM付近での警戒や注意啓発活動を強化する。 県警生活安全企画課によると、6日午前9時半~午後5時半ごろ、三島市と函南町で計6件、伊豆の国市で4件、富士市と富士宮市で各2件、裾野市で1件の不審電話を確認した。 親族をかたり「息子さんが救急で運ばれてきた」「病院で会社のカードと携帯電話を盗まれた」と電話してくる手口や、役所職員をかたり「保険料の払い戻しがある」とだましてくる内容もあった。
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16選挙区で無投票か 静岡県議選、総定数の4割26人 現職も心境複雑
統一地方選の前半戦となる静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)は3月6日時点で、全34選挙区のうち半数近い16選挙区で出馬予定者数が定数を上回らず、無投票になる可能性がある。このまま定数を超える数の立候補者がいなければ、4割に当たる26人が投票なしで当選が決まる。有権者の投票機会を奪う無投票に対し、無投票が見込まれる選挙区の現職も「地域の幅広い声が上がることが選挙の役割。無投票を喜べない」(伊豆地域の県議)と不安の声が上がる。 無投票が予想されるのは、伊東市(定数1)、熱海市(1)、伊豆の国市(1)、三島市(2)、清水町(1)、裾野市(1)、富士市(4)、富士宮市(2)、藤枝市(3)、牧
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6選挙区で選挙戦か 静岡県議選・東部地区 説明会に30陣営
静岡県選挙管理委員会は6日、静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)の東部地区立候補予定者説明会を沼津市内で開いた。立候補を予定している県東部・伊豆の30陣営が出席し、これまで無投票とみられていた伊豆市選挙区を含む6選挙区で選挙戦の可能性が濃厚になった。 選挙区も含め立候補を検討している1陣営も参加した。伊東市、熱海市、伊豆の国市、三島市、清水町、裾野市、富士市、富士宮市の8選挙区は無投票の公算が大きくなった。 各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。検討中の1陣営は除く。 下田市・賀茂郡(1)2、伊東市(1)1、熱海市(1)1、伊豆市(1)2、伊豆の国市(1)1、函南
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春告げる「こも外し」 三島の箱根松並木
啓蟄(けいちつ)の6日、三島市川原ケ谷の国道1号沿いに並ぶ箱根松並木で、春の訪れを告げる風物詩の「こも外し」が行われた。市内の造園業者が加入する三島環境緑化研究会のメンバーが松の木に巻かれたこもを手際よく外した。 冬ごもりで中に入った害虫をこもと一緒に土に埋めて処分する作業。松枯れを防ぎ松並木を保護するため1970年から続けている。今回は幹径35センチ以上の約210本に昨年11月に巻いたこもを取り外した。見つかった害虫の種類や量を把握し、薬剤散布の目安にするという。 市教委によると、箱根松並木は江戸幕府が1604年の東海道大改修で植えたのが起源とされ、現在は約300本が並ぶ。
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伊豆中央道、修善寺道路の料金徴収 静岡県など、自治体に延長方針説明
静岡県と美しい伊豆創造センターは6日、伊豆の道路網のあるべき姿を検討する「伊豆半島道路ネットワーク会議」を三島市役所で開いた。県が伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限を延長する方針を示した理由に関し、伊豆半島の自治体関係者らに説明した。 各道路の交通量は2010~21年にかけ、伊豆中央道が約2・2倍、修善寺道路が約1・5倍に増加。県は、広域道路網の整備や伊豆半島の観光資源の魅力向上を背景に県外観光客の利用が増えたとの分析を示した。両道路を無料化した場合、交通量が約2倍になるとの予測から「高速性や定時制を最大限発揮させることが重要」とし、徴収期限延長の方針に至ったと理解を求めた。利便性向上に
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自転車乗車時はヘルメットを 三島署が街頭広報
自転車のヘルメット着用が努力義務化される4月1日の改正道交法施行を控え、三島署などはこのほど、伊豆箱根鉄道駿豆線三島田町駅など3カ所で制度の周知や着用促進を呼びかけた。 三島田町駅では、駐輪場利用者に自転車事故による頭部のけがが死亡事故につながりやすいと説明。ヘルメット未着用の利用者が多い中、自身の身を守るために着用するよう促した。 法施行を1カ月後に控え、県内一斉に広報活動が行われた。
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新たに暴力団総長逮捕 静岡県東部、露店不正出店事件
静岡県東部の複数の祭り会場での露店の出店権を不正に取得したとして、指定暴力団山口組藤友会組員の2人らが逮捕されている詐欺事件で、裾野、御殿場、沼津、三島、富士宮各署と県警捜査4課は6日、詐欺の疑いで富士市今泉、暴力団桜井総家総長、無職の男(59)を逮捕した。 逮捕容疑は、22年7月30、31両日に開かれた「沼津夏まつり・狩野川花火大会」と、8月15~17日に開催された「三嶋大祭り」において、既に逮捕された暴力団員や「県東部イベント商業協同組合」の代表などと共謀し、暴力団員が実質経営する露店であることを隠し、主催者側に「出店申込書」や「誓約書」などを提出し、不正に出店の権利をだまし取った疑い
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幅広い年代ボッチャ交流 東京パラ金・杉村選手トークも 三島市民体育館
三島市は5日、三島市民体育館でボッチャ交流大会を初開催した。障害の有無や性別、年齢による部門は設けず、4~91歳の幅広い年代が一緒になって競技を楽しんだ。 同市は東京パラリンピックに向けた機運醸成の一環で、ボッチャの普及を進めた。老人会や総合型地域スポーツクラブで活動が始まるなど市民に根付きつつあるため、市民同士の交流を促そうと企画した。 午前と午後の部に計50チームが参加。家族や友人らと共にチームを組み、ボールを投げ合った。東京パラリンピックで金メダルを獲得した杉村英孝選手によるデモンストレーションやトークショーも行われた。
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池の水全部抜く前に…希少カエルを救え! 子どもが生態系学び保護 改修控える長泉・ヴァンジ庭園
昨年末から休館しているヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)の人工池「鏡池」の改修工事を契機に、静岡県東部の有志が池の中の生き物の保護に取り組んでいる。池は貴重なカエルの生息地としても知られ、子どもの参加型イベントを開いて生態系保全の大切さを訴えている。 同美術館の飯野隆常務理事が「池の生態系を守れないか」と、学生時代にカエルの研究をしていたという知人の吉田大祐さん(三島市)に相談したところ、子どもたちが楽しみながら池の中の生き物を学べるイベントとして「鏡池生きもの救出作戦!」を考案した。子育て支援グループ「ママとね」(同市)と連携し、池の水を全て抜く前に生き物を保護するイベントの第1弾を企画。
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羽生結弦さんの強さと美しさ伝える 三島で報道写真展 31日まで
フィギュアスケートの2014年ソチ、18年平昌(ピョンチャン)冬季五輪王者で昨年プロに転向した羽生結弦さんの活躍を伝える報道写真展「羽生結弦 魅せる強さと美しさ」(静岡新聞社・静岡放送、共同通信社主催、河北新報社協力)が4日、三島市の日清プラザ3階フードコートで始まった。31日まで。 中学1年時からプロスケーター転向までを振り返る50枚を展示している。ソチ、平昌五輪での金メダルを獲得した演技や22年北京五輪での4回転アクセル挑戦など多くの偉業を遂げた羽生さんの名場面ばかり。競技中の鬼気迫る顔つきや華麗な滑りの姿のほか、リンク外で見せる笑顔も写し出され、来場者を楽しませている。
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モンスト好き、全国から集結 三島でeスポーツ大会 静岡県内自治体で初開催
三島市は4日、静岡県内自治体として初めて主催するeスポーツ競技大会を三島市民文化会館で開いた。近年注目を集めるeスポーツを通じて市外から誘客し、関係人口を増やす狙い。全国各地から集まった選手31組62人が人気スマホゲーム「モンスターストライク(モンスト)」の腕を競った。 参加者の半数以上が県外で、首都圏をはじめ九州、北陸地方からも駆け付けた。予選を勝ち抜いた6組がトーナメント方式の本戦に進み、クリア時間を争った。思惑通りに技が決まったり、決着がついたりすると県内外から集まった観客約100人が大きな拍手で盛り上げた。 誘致を目指すIT関連の企業や人材との相関性が高いと考え、市はeスポーツに
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女性の健康支援「ホワイトリボンラン」 100人、白シャツで三島巡る
国際女性デー(8日)を前に、女性の健康支援に取り組む国際協力NGOジョイセフ(東京都)は4日、おそろいのTシャツで市街地を巡るチャリティーイベント「ホワイトリボンラン」を三島市内で開いた。アフリカの貧困女性の命と健康を守るため、5日までに全国47拠点で約4100人が参加する。 三島会場では交流拠点「みしま未来研究所」を発着点にランニング5キロ、散歩3キロ、家族向け1キロの3コースを用意。女性の健康支援を意味する「ホワイトリボン」をイメージした白いシャツを着た約100人が、知人や友人らと会話しながら三嶋大社など市内の観光スポットを巡った。 エントリー費の収益は全額寄付し、10代の少女の妊娠
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しゃぎり挑戦 にぎやか 熱海・初島小中生 三島の伝統芸能学ぶ
熱海市の初島小中学校の児童、生徒らがこのほど、三島市の伝統芸能「しゃぎり」を体験した。子どもたちは軽快なリズムに乗って、にぎやかな祭りの雰囲気を楽しんだ。 三島市の芝町青年会と三嶋緑町しゃぎり会のメンバーが同校を訪れ、児童らに摺り鉦(すりがね)の鳴らし方などを手ほどきした。 しゃぎりの競り合いで披露する「屋台」というおはやしにも挑戦。大きな音に戸惑っていた児童も、軽やかなリズムが刻めるようになると笑顔を見せた。 芝町青年会のメンバーで、しゃぎりフェスティバル実行委員会の福田勝彦代表(50)は「三島の伝統芸能に触れることで、自分の地域の伝統芸能を見つめ直し、魅力を感じてほしい」と話した。
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熱海市 コミュニティー拠点整備【東部23年度予算案⑤】
2年前に閉校した熱海市立網代小。2月下旬、母校の前で地元出身の山崎明洋さん(40)と渡辺淳司さん(38)はつぶやいた。「古里が衰退していくのはやはり寂しい」「でも、住民だけで再生するのは厳しい」-。 網代地区の人口は1274人(1月現在)。15年間で3割減った。2006年に網代中が閉校し、17年に網代幼稚園が休園に。住民の心のよりどころが次々に閉鎖され、活力が失われつつある。 一方で、新型コロナウイルス禍を機に首都圏から移住してきたり、都心との2拠点生活を始めたりする人もいる。山崎さんたちはこうした人を巻き込んで地域再生を目指している。「今の網代には住民と移住者、企業をつなぐ場所が必要。
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ウクライナからの避難者に寄付金 日大国際「NICS」
三島市の日大国際関係学部の国際ボランティアサークル「NICS」(長谷川愛華代表)は2月28日、ウクライナから同市に避難しているネジェリコ・マリーナさんと同市役所で面会し、寄付金1万2665円を贈った=写真=。 昨年8月に同市で開かれた音楽フェス「ロックスフォーチルみしま」でウクライナの現状を伝える展示を行い、来場者から寄付を募った。 戦争が長引き、現地では不自由な生活を強いられる。ネジェリコさんと同席した娘の原アンナさんは「自由に勉強できる時間を大切にしてほしい」と感謝した。
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三島市職員のマスク着用、13日から個人判断に
三島市は2日、国の指針に基づく13日からの市施設におけるマスク着用方針を発表した。来館者にマスク着用は求めず、職員のマスク着用は個人の判断に委ねる。 来館者に対応する窓口の職員や混雑時には着用を勧める。1日に開催した市の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で決めた。 政府指針は13日から、屋内外を問わずマスク着用を個人の判断に委ねる。
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特殊詐欺見破り声かけ 三島のコンビニ 優良店認定証
三島署は1日、複数回にわたり特殊詐欺被害を防いだとして、三島市若松町のセブン-イレブン三島加茂店に特殊詐欺被害防止優良店の認定証を交付した。同署管内で初めて。 同店は昨年8月から今年2月までに計3回、客の言動を不審に思った店員が特殊詐欺を疑い、被害を防いだ。内田一弘署長は「最後の防波堤として特殊詐欺を看破してくれた。今後もよろしくお願いします」とオーナーの三枝哲郎さん(72)に認定証を手渡した。三枝さんは「未然防止できるよう普段から気を付けている。今後も注意したい」と決意を新たにした。 同署は、2月に架空請求詐欺を未然に防いだ同店の店員渋谷真由美さん(49)にも署長感謝状を贈った。同署に
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バスケB3静岡 天王山6連戦へ 初の沼津開催 大石、岡田 凱旋心待ち
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)で首位を走る静岡が天王山を迎える。2位岩手との首位攻防戦(4、5日)を皮切りに、3位埼玉(11、12日)、5位横浜EX(17、18日)との6連戦。特に埼玉戦は沼津市総合体育館のこけら落としゲームにもなる。オフコートキャプテンで同市出身の大石慎之介は「生まれ育った町でプロとしてプレーするのが夢だった」と、初の地元凱旋(がいせん)を心待ちにする。 静岡は現在35勝5敗。岩手とのゲーム差はないが、前回ホーム戦で連勝し直接対決の成績で首位に立つ。今回は岩手・宮古市での東日本大震災の復興祈念試合でもあり、主将の岡田雄三は「相手は並々ならぬ思いで向かってくる。受
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三島の介護施設 ノロウイルス集団感染
三島市の社会福祉法人伊豆社会福祉事業会は1日、同市で経営する介護老人福祉施設玉澍園で、ノロウイルス感染症が集団発生したと発表した。 同施設によると、2月19日から28日まで、76歳から109歳の入所者28人、職員6人の計34人が嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴えた。うち入所者7人から簡易検査で、職員3人から病院の検査で、ノロウイルスが検出された。重症者はなく、全員快方に向かっているという。
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ヤマハがジュニアゴルフ校5カ所目 浜松・西区に5月
ヤマハは5月8日、小学3年から高校3年までを対象にした「ジュニアゴルフスクール」の5校目となるハマニシ校(浜松市西区)を開校する。 会場は同区志都呂町のハマニシゴルフクラブで、3月1日から募集を始めた。未経験者から上級者まで受け付ける。11日以降に無料体験会を行うほか、21日にスナッグゴルフなどが体験できる開校前イベントを予定する。 校長の藤田寛之プロ(葛城ゴルフ倶楽部)監修のレッスンカリキュラムに沿って同社公認コーチ陣が指導する同スクールは、2014年開校の四ツ池校(中区)、浜北校(浜北区)、三島校(三島市)などで計約70人が指導を受けている。 問い合わせは同社ゴルフHS事業推進部<
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フェルサFA優勝 三島LC杯サッカー 小学生が熱戦
三島ライオンズクラブ杯少年・少女サッカー大会がこのほど、三島市の南二日町グラウンドで開かれた。 地元のスポーツ少年団などから小学4年生以下の11チームが参加した。8人制の15分ハーフで行われ、4ブロックでのリーグ戦を勝ち抜いた4チームが決勝トーナメントに進んだ。選手らは懸命にボールを追いかけてドリブルやパスを仕掛け、得点が決まると手を取り合って喜んだ。 大会に先立ち、参加した女子チームに三島LCからユニホームが贈呈された。 結果は次の通り。 ①フェルサFA②山田FC
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小山町 DX、行政効率化【東部23年度予算案③】
夜間や土日にスポーツ団体が利用する小山町立小中学校の体育館。利用する際は職員がいる時間に学校に出向いて予約する必要があり、仕事を休んで赴く人もいた。 2023年度からは予約から鍵の開閉までスマートフォンで完結する。町は当初予算案に施設予約と鍵管理システム費として260万円を盛り込んだ。 新システムでは、各団体がウェブ上で空き状況を確認して予約する。予約時に暗証番号が付与され、予約時間の前後30分以内に入力すると開く。町生涯学習課の瀬戸将貴副主任(32)は「町民の利便性が高まり、学校の負担軽減にもなる」と胸を張る。誰がいつ鍵を開けたか把握でき、施設管理の面でも役立つという。電話で受け付け、
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沼津観光振興 実務を学びに 日大生が成果報告
日本大国際関係学部(三島市)で観光を学ぶ宍戸学教授のゼミは28日、沼津市と連携して取り組んだ観光プロモーションの活動報告会を同学部校舎で開いた。観光関係者が学生の発表を聞き、講評した。 ゼミは2021年度から沼津市と観光誘客に取り組んでいる。2年目の今年は主に宿泊施設、旅行ビジネス、地域観光の3グループに分かれ、研究した。市内のホテルや周辺スポットを紹介する動画を作製し、交流サイト(SNS)に投稿した他、銅食器づくりとバーベキューなどをセットにしたツアーコースづくり、原地区のマップ作製などの成果を報告した。 出席した観光関係者からは「人の動きや笑顔が見える発信を」「さまざまな素材を掛け合
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三島市 ポストコロナの観光振興【東部23年度予算案②】
宿泊客でにぎわう週末の富士山三島東急ホテル(三島市)。ロビーの一角にあるツーリングラウンジで2月中旬、県東部の地酒試飲会が開かれた。主催した法被姿の大学生が5種類の地酒を振る舞うと、口に含んだ観光客の笑顔がほころぶ。横浜市から訪れた柴田裕昭さん(71)は「三島はせせらぎの街。酒もいっそうおいしく感じる」と話した。 地域の食文化に触れる観光「ガストロノミーツーリズム」の一環。同市の日大国際関係学部で観光を学ぶゼミ生が企画し、観光客、インバウンド、地元住民など2日間で約200人が訪れた。ゼミを指導する矢嶋敏朗准教授は「こんなに大勢が集まるとは思わなかった。水を連想させる三島で酒は観光のキーワー
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三島で日大社長会発足 経営者ら卒業生30人 情報共有、社会に還元
三島市の日大国際関係学部や日大三島高を卒業し、民間企業で活躍する経営者を中心にネットワークを広げる「日本大学三島社長会」が26日、同市の佐藤塾で発足した。多彩なジャンルの仕事で培われたノウハウや情報を共有し、一般向けの講演会などさまざまな形で地域社会に還元する。 国際関係学部の前学部長で、現在は佐野日大短期大(栃木県)の学長を務める佐藤三武朗さん(79)を中心に企画し、発足式には約30人が出席した。建築、宿泊、出版など多彩な業種の社長や会社役員らが集まり、自己紹介でそれぞれのビジネスモデルや地域社会への思いを語った。今後は定期的な会合を開いて会員同士で学び合いながら、一般市民らも巻き込んだ
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富士宮の祭りで露店不正 組員ら3人追起訴 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は27日、富士宮市の「富士山本宮浅間大社の秋季例大祭」で露店の出店権を不正に取得したとして詐欺の罪で、指定暴力団山口組藤友会組員ら3人を静岡地裁沼津支部に追起訴した。 追起訴されたのは、組員の男(77)=富士市中里、無職=と男(66)=裾野市深良、無職=、露天商の女(55)=富士市中里=の3被告。 起訴状などによると、組員の男(77)と露天商の女(55)は共謀して2022年10~11月、暴力団員が実質経営する露店であることを隠して、祭りの運営委員会などに出店申込書や誓約書などを提出し不正に出店の権利をだまし取ったとされる。男(66)も同様の内容とされる。 3被告は「沼津
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裾野市 平松踏切を拡幅 両側に歩道整備
裾野市は2023年度、主要市道の2―45号線とJR御殿場線が交差する「平松踏切」(同市平松)で道路の拡幅工事を実施する。南進方向側にしかない歩道を北進方向側にも整備するなどし、歩行者らが安全に通行できるようにする。 片側1車線の道路幅を計7メートルから7・5メートルに広げ、両側にいずれも幅2・5メートルの歩道を整備する。事業費は1億3300万円。期間中、通行止めを含む交通規制を行う予定で、迂回(うかい)への協力を呼びかける。規制は5月下旬の10日間前後と、10~12月の約3カ月間実施する。 市中心部と三島市方面をつなぐ同市道は歩行者や自転車の通行量も多く、裾野署のすぐ横にある平松踏切の改
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そば「五竜庵」来店20万人 裾野、JAふじ伊豆の直営店
JAふじ伊豆(沼津市)直営のそば店「五竜庵」(裾野市)の来店者が27日、20万人に達した。2013年4月の開店から9年11カ月で大台を突破した。 20万人目の来店者になった三島市の佐々木幸子さん(74)に地元産の野菜と果物、そばの乾麺、加工品などが入った詰め合わせを贈った。そば好きという佐々木さんは「友人と誘い合わせ、初めて来店した。以前から五竜庵の存在を知っていて、いつか訪れてみたいと思っていた」と話した。 同店は裾野産の地粉を100%使用し、豊かな風味とのどごしが特徴の「あしたか山麓裾野そば」が名物。3月1~3日には20万人到達記念として、沼津産緑茶飲料「ぬまっちゃ」を来店者にプレゼ
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サッカーゴール 裾野市に寄贈 三島の住起産業
総合建設業の住起産業(三島市)は24日、裾野市に小学生用のサッカーゴール1セット(二つ)を寄付した。2023年度から始まる小学生の県内リーグ公式戦などで使用する。 渡辺裕介社長が市役所に村田悠市長を訪ね、目録を手渡した。同市のサッカーチーム「ALA裾野」がリーグに参加するが、規格サイズのゴールが足りないため、同社が支援することになった。渡辺社長は「一戸建て住宅を扱い、子育て世代のお客さまが多い。スポーツ活動を通して地域の子供たちを支援していきたい」と話した。 同市のリーグ試合会場は市陸上競技場などを予定し、4月9日に開幕戦が行われる。
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書道、絵画、写真 住民の作品並ぶ 三島で26日まで
三島市の多呂自治会が主催する文化祭が25日、多呂公民館で始まった。住民が日ごろの活動の成果を披露する行事として初めて開催した。26日まで。 地元の向山小や中郷中の児童、生徒が出品した書道や絵画、地元住民が40~50年前に撮影した電車の写真など多彩な作品が並ぶ。ウクライナから母や妹らを避難させている原アンナさんが手がけたアクセサリーやアートも展示されたほか、高さ180センチ、幅4メートルほどの巨大なびょうぶ絵も注目を集めている。 戦後直後と2012年に撮影された多呂地区の航空写真は、地域の変遷をうかがい知る貴重な資料として掲示された。電車の模型も走らせ、会場をにぎやかに演出している。
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ネット使う子ども守れ 新入学児の保護者、対策学ぶ 三島
三島市の三島ロータリークラブはこのほど、年長園児の両親や祖父母がインターネットの基礎知識を学ぶセミナーを三島商工会議所で開いた。子や孫が新年度から通い始める小学校ではタブレット端末が1台ずつ配布されるため、保護者がネット上の危険やトラブルから子どもを守るポイントを学んだ。 講師を務めた「草の根サイバーセキュリティ推進協議会」の吉岡良平常務理事は、性犯罪や詐欺などの重大事案から情報漏えい、いじめ、ネット依存など日常的な危険まで幅広いトラブルについて説明した。約49億人とされるネット利用者には「犯罪者、テロリスト、悪意のある人もいる」とする一方、何げない会話で無意識に相手を傷つけるリスクにも触
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川の「いのち」見つけた 絵本と巡る自然観察会 「ママとね」企画
静岡県東部の子育て支援グループ「ママとね」は25日、三島市芝本町の飲食店「風土」で運営しているあひる図書館のイベントとして、自然観察会「絵本とめぐる源兵衛川のいのち」を市内で開いた。親子9組、約30人が参加した。 生き物の生態を題材にした「科学絵本」の読み聞かせで子どもらが好奇心を高めた後、市の中心部を流れる源兵衛川に入って生き物探しに挑戦。生態学に詳しい県職員の吉田大祐さんが講師として参加し、ヨシノボリやヌマエビなど見つかった生き物について子どもらに詳しく解説した。川沿いでは沢ガニの物語を描いた紙芝居も披露された。 子どもらは生き物を観察して絵を描き上げた後、生き物を川に戻した。吉田さ
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静岡人インタビュー「この人」 みしまバーニャを企画した 大滝真人さん(三島市)
標高50メートル以上の高地で生産される箱根西麓三島野菜にソースを付けて味わうバーニャカウダ。新たな三島の名物として市内飲食店に提案し、1カ月で23店舗のメニューに加わった。JAふじ伊豆三島函南地区本部営農販売課の課長補佐。41歳。 ―みしまバーニャとは。 「3品以上の地元野菜をオリジナルソースとともに提供する。少量多品種の箱根西麓三島野菜は年間を通じて50種類以上が生産され、旬の野菜は季節に応じてさまざま。店によってソースも異なるので、食べ歩いて楽しんでも面白い」 ―バーニャカウダで売り出す理由は。 「元々はイタリア発祥の家庭料理。生でもゆでても焼いても良く、種類が豊富な箱根西麓の野
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バスの運転手を脅した疑い 三島署が男逮捕
三島署は23日、暴力行為法違反の疑いで沼津市大岡、自称自動車整備業の男(78)を逮捕した。逮捕容疑は同日午後4時半ごろ、三島市の商業施設敷地内で路線バスの男性運転手(35)に怒鳴りながら日本刀のような物を見せて脅した疑い。同署によると、交通トラブルが原因だという。
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谷田幸原線、三島駅北口線開通 三島で式典 アクセス向上、渋滞緩和
三島市幸原町の三島、長泉の市町境から東へ向かう都市計画道路「谷田幸原線」と、北への延伸工事を進めていた「三島駅北口線」が23日、開通した。 谷田幸原線は三島裾野線に接続する312メートル、三島駅北口線は青木橋手前までの320メートルがそれぞれ供用開始となった。片側2車線の谷田幸原線は歩道なども含めた全体の幅員が27メートル、総事業費は約37億円。開通区間3カ所での信号機設置に伴い、三島裾野線との交差点から150メートルほど南にある信号機は廃止された。三島駅北口線は駅北側の渋滞緩和が期待され、約29億円を投じて完成した。 同町では3月18日に県道大岡元長窪線が開通する予定で、三島市幸原町か
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ソフト選手 掛川で防犯啓発 詐欺被害に注意を
掛川署は21日、特殊詐欺被害防止を目的に、NECプラットフォームズ女子ソフトボール部「レッドファルコンズ」(掛川市)と連携した広報活動を同市弥生町のJA掛川市新鮮安心市場さすが市で実施した。選手5人が参加した。 65歳以上の女性を詐欺被害から守る県警の活動「さくらセーフティ作戦」の一環。選手らは買い物客に啓発品を配り、被害防止を呼びかけた。今月から運用が始まった防犯アプリ「どこでもポリス」も紹介した。 市内では今年、特殊詐欺の被害が2件発生した。被害額は約260万円。エースの大場亜莉菜選手(25)=三島市出身=は「ソフトボール以外でも地域に貢献したい。これ以上詐欺被害が出ないようしっかり
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ドニプロから三島に避難 ネジェリコさん、故郷の惨状に心痛「負ければ世界が終わる」 ウクライナ侵攻1年
1年前の「あの日」から全てが一変した。2022年2月24日。ウクライナ東部ドニプロの自宅で就寝中だったネジェリコ・マリーナさん(63)は、三島市に住む娘の原アンナさん(41)からの電話でロシアの軍事侵攻を知らされた。現地時間は午前4時。「ロシアが攻めてきた」という娘の言葉は、どこか遠い国の出来事のように信じられなかった。 人口100万人のドニプロはキーウ、ハルキウ、オデーサに次ぐウクライナ第4の都市だ。街中にはカフェやレストランが並び、平常時はにぎやかに人が行き交う。しかし、ロシアが攻めてきてからは街のあちこちに戦車の侵入を防ぐバリケードが並ぶ。昨年秋から民家もロシア軍の標的とされ、今年1
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三島市教委 中学に「校内支援室」 教室入れない生徒対象
三島市教育委員会は新年度から、登校しても教室に入れない中学生をサポートする「校内支援室」を市内中学7校のうち3校に開設する。オンラインも活用しながら通常授業を受けられる環境を整えるなど、きめ細かな学習支援を進める。22日に開かれた市議会2月定例会で、土屋利絵氏(改革みしま)の代表質問に答えた。 校内支援室には教職経験者を中心に常駐の指導員を1人ずつ募集し、1日6時間、週5日配置する予定。これまでは保健室や使用していない教室で対応していたため、特段の設備がない中での学習指導にとどまっていた。支援室の開設により1人1台のタブレット端末を利用した通常授業との通信や指導員との交流が可能になり、早期
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「富士山の日」記念乗車券 伊豆箱根鉄道 修善寺駅で23日販売
三島市の伊豆箱根鉄道は富士山の日(23日)に合わせ、駿豆線の記念乗車券を伊豆市の修善寺駅で販売する。 三島―修善寺の往復乗車券を1枚に収め、走行する列車と撮影した富士山の写真も掲載している。2023年と2月23日がいずれも「ふじさん」の語呂並びとなる上、世界文化遺産登録から10周年も記念して発売する。実際に乗車しても、降車の際に改札の窓口で無効印を押せば乗車券を記念に持ち帰ることもできる。 税込み価格は1040円。乗車期間は3月末までで、往路利用から2日間まで有効。23日は修善寺駅のコンコースに販売ブースを設置し、限定223枚が売り切れ次第終了とする。問い合わせは修善寺駅<電0558(7
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裾野の店舗に車突っ込む ブレーキとアクセルの踏み間違いか
22日午後1時半ごろ、裾野市水窪のリサイクルショップに軽乗用車が突っ込んだ。店内の女性店員(46)が全身を強く打ち重傷。裾野署は同日、女性店員にけがを負わせたとして、軽乗用車を運転していた三島市塚原新田、自称飲食店従業員の女(76)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕した。同署によると、容疑者は駐車場で車を止めようとした際、ブレーキとアクセルを踏み間違えたとみられる。女性店員は衝撃で倒れてきた商品に挟まれた。
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専門学校生4人表彰 静岡県警が作品コンテスト サイバー被害「警戒を」
静岡県警は22日、サイバーセキュリティーの普及啓発強化につながる動画・デザイン作品を募った第2回コンテストの表彰式を県警本部で開いた。優秀な作品を完成させた専門学校生4人に対し、加藤悟生活安全部長が表彰状を手渡した。 県警の公式ユーチューブなどで配信される動画部門の最優秀賞に選ばれたのは、静岡デザイン専門学校の桑原聖明乃さん(21)=掛川市=。インターネットで同じパスワードを使い回す危険性を訴えた。桑原さんは「自分も使い回していたので自戒を込めた。動画によって乗っ取り被害などが減ったらうれしい」と期待した。 ポスターや啓発品などに用いられるデザイン部門の最優秀賞は、「そのメール、本当に安
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牛乳飲んで応援 経費高騰、苦境追い打ち 静岡県東部の農協、料理への利用提案
酪農家を支援して地域産業を守ろうと、酪農が盛んな静岡県東部の農協が製品の消費拡大を呼びかけている。寒い冬は1年で最も消費が落ち込む季節で、今季は飼料代や光熱費の高騰が厳しい経営環境に追い打ちを掛ける。「栄養価の高い牛乳を飲んで加工品を食べ、この季節ならではの料理に使ってほしい」とアピールする。 牛乳向けの生乳価格は昨年11月、1キロ当たり10円引き上げられた。年度途中の値上げは異例だが、県東部の70代の男性酪農家は「経費高騰を吸収できず、かつてないほど厳しい経営状況が続いている」と訴える。コロナ禍で減った宿泊施設をはじめとする業務用需要の回復も道半ばで、「廃業する仲間が出ている」という。
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会員制カレー店 三島に4月オープン サウナや交流生む仕掛けも
食とサウナを通じて人がつながる会員制カレー店「6curry&sauna(シックスカレー・アンド・サウナ)」が4月、三島市のLtGスタートアップスタジオにオープンする。月額の会費を支払うメンバーが共通の趣味で部や同好会を結成したり、一日店長を体験したりする。3月26日までクラウドファンディングを実施し、初代メンバーを募集している。 2018年から東京・渋谷、恵比寿で2店舗を運営していた「シックスカレー」のブランドを三島市の加和太建設が受け継ぎ、三嶋大社前の市中心部に店を構える。メンバーは会費に応じて3種類に分けられ、月に2500円を支払うと1日1杯のカレーが無料になる。敷地内の石倉を改装した
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「防火の神」石祠再生へ 大場地区でグラウンドワーク三島 荒廃の山中参道整備
三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島は、同市大場地区の鎮火・防火の神をまつるとされる石祠(せきし)の再生に乗り出した。荒廃した山中の竹林を伐採し、少しずつ参道を整備しながら地域に忘れ去られた石のほこらに“光”を当てる。 GW三島によると大場地区の山奥にある小さな石祠は、近くの光明寺境内に小祠がまつられている秋葉神社に由来する可能性があるという。かつては参拝に出向いた地元住民が維持管理を行っていたものの、現在は竹林が生い茂る放置状態に。ほとんど人が寄りつかず、うっそうとした山中の参道も荒廃が進んでいる。 GW三島は3月までに石祠周辺の竹林除去に取り組む計画
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電子マネー5万円 三島女性詐取被害
三島市の50代の女性公務員が20日、架空料金請求で電子マネーの利用権5万円分をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺とみて調べている。 同署によると、同日午前10時ごろ、女性のパソコンにウイルスに感染したとの警告が出たため、女性は表示された番号に電話した。片言の日本語を話す男に「対策ソフトを入れた。電子マネーを購入して」と言われ、市内のコンビニで電子マネーを購入して番号を相手に伝えた。
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夜間中学3コース制に 教育長答弁 日本語習得に応じ選択
池上重弘教育長は4月に開校する県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」について、日本語の習得状況に応じて「初期日本語」「学習言語習得」「教科学習」の3コースの選択制にする方針を説明した。高田氏への答弁。 県教委義務教育課によると、4月の入学予定者は計16人。このうち75%は外国にルーツがあるといい、選択制により生徒個々の状況に対応した指導を行う。数学は小学校の算数から学べるコースを設け、習熟度別に学習を進めるとした。 磐田本校(磐田市)と三島教室(三島市)の両方に全教科の専門教員を配置し、全ての授業で複数の教員を配置するチームティーチングを取り入れる方針も示した。 池上教育長は「幅広い
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三島信金西支店 預金取り扱い特化 4月から昼休業導入
三島信用金庫は4月3日から、西支店(三島市西本町)の業務を預金取り扱いに特化するとともに、窓口業務に昼休業を導入する。 事業者向けの融資や支援サービス、個人ローンなどの業務は約600メートル離れた本店営業部(同市芝本町)で受け付ける。窓口の昼休業は正午から午後1時まで。業務効率化と店舗網の維持が目的で、昼休み導入は19店舗目。
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木造住宅を全焼 三島
20日午前2時35分ごろ、三島市佐野の男性(58)方から出火し、木造平屋建て住宅をほぼ全焼した。男性はのどの痛みを訴え、病院に搬送された。三島署によると男性は独り暮らし。同署が出火原因を調べている。
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椎名さん(三島)のいす DIYグランプリ 富士で表彰
手作りの家具や小物を募集した「DIYグランプリ」(エンチョー主催)の表彰式が19日、富士市のふじさんめっせで行われ、グランプリに輝いた椎名祐偉さん(44)=三島市=の「憩いのチェア」などが紹介された。 椎名さんの作品は、背板から側面、脚まで滑らかな曲線で仕上げたタモ材のいす。加工の美しさや温かさを感じる出来栄えなどが評価された。 プロダクトデザイン、アウトドア、ジュニアなど7部門に計513作品が寄せられた。受賞作品コーナーには、木目を生かしたホワイトボードや木製スモーカー、家でできるガチャガチャなどが並んだ。 表彰式は関連企業などが出展したイベント「DIY祭り」の中で実施。木工や革製品
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ベビー食堂利用して 三島のNPO、3月末まで 未就園児が屋外体験
NPO法人森のようちえん(三島市徳倉)は3月末まで、未就園児を対象にした「ベビー食堂」を同市佐野の森の広場で開いている。 県社会福祉協議会の「子どもの居場所応援基金事業」として、昨年10月から3月までの第2、4火曜日に就園前の子どもを預かって自然活動や屋外での食事を一緒に楽しむ取り組み。14日は子ども5人が手づくりナゲットとうどんを味わったほか、落ち葉でいっぱいの森を探検した。高橋麻子理事長は「完全預かり制なのでお母さんたちにも息抜きできる時間を作ってほしい」と話した。 各回午前9時~午後1時で、参加費は500円。問い合わせ、申し込みは同NPO<電055(941)5357>へ。
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委員会のオンライン開催 静岡県内は5市町「ある」
静岡県議会と県内35市町のうち、委員会などをオンラインで開催したことがあると回答したのは、5市町(沼津、島田、掛川、袋井、河津)だった。いずれも2020年4月以降に実施していた。 5市町は、新型コロナウイルス感染症対策や災害時を想定して導入・開催したと答えた。「条例改正をしたが、その後、開催の必要性が生じていない」など、既に環境整備済みや準備中の議会は県議会を含め11自治体あった。 国が認めていない本会議のオンライン開催を「必要」としたのは11市町(31%)あり、「緊急時に備えて対応すべき」(御殿場市)、「育児、介護、障害など多様な人材が活躍できるために必要」(三島市)との意見があった。
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長泉町民や店取材 インスタで魅力発信 学生組織のメディアチーム始動
長泉町の下土狩駅前コワーキングスペースでこのほど、地域活性化を目指す学生でつくるメディアチーム「ながいずみMORIAGE隊」の活動が始まった。町内で頑張る人や店舗を取材して記事を作成し、魅力発信と課題解決につなげる。 同施設は昨年12月の地元食材を使ったスイーツ開発・販売イベントを皮切りに、学生が挑戦したいことへの並走支援をスタート。日本大(三島市)や順天堂大保健看護学部(同市)の学生11人が中心となってメディアチームを結成した。 1月から町内の精肉店、洋菓子店など3店舗で開業のきっかけや商品へのこだわり、課題などを取材し、同施設のインスタグラムで記事を掲載している。代表の日本大国際関係
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三島野菜PR 若手グループ「のうみんず」 みしまるかん
JAふじ伊豆三島函南地区の若手生産者グループ「のうみんず」による特設ブースが21日まで、同JAの農産物直売所「みしまるかん」で設置されている。 標高50メートル以上で生産される箱根西麓三島野菜のPRに力を入れるのうみんずは、地元のデザイナーや写真家とともに作成したポスターや手づくり広告などをコーナーに展示。ブロッコリーやレタスなど新鮮な野菜を並べ、生産者の顔が見える安心、安全な農産物をアピールした。「箱根レタスのレタしゃぶ」「かぶとチキンのボリュームサラダ」など、若手農家がおすすめする“食べ尽くしレシピ”も紹介している。 のうみんずの前島弘和代表は「消費者が購入後
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バレエと演奏で「ピーターと狼」 三島、幼児ら楽しむ
子どもから大人までバレエと演奏のステージを楽しめる「0歳から入れるクラシックコンサート」(県主催、三島市民文化会館共催)が18日、同文化会館で開かれた。 国内外で活躍する指揮者斎藤友香理さんを招き、富士山静岡交響楽団が演奏を披露。メインの「ピーターと狼(おおかみ)」ではオーケストラをバックにSBS学苑イーラde沼津校とバレエ団芸術座の受講生らが出演し、音楽に合わせてピーターと狼をめぐる物語を猫やアヒル、小鳥などと一緒ににぎやかに繰り広げた。 「おどるポンポコリン」など子どもたちにもおなじみの曲目も演奏され、客席では幼児らも大喜びでステージを楽しんだ。
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全国の陶器 三島に集結 三嶋大社境内
全国各地の陶芸作品を一堂に集めた「全国大陶器市」(同振興会主催)が18日、三島市の三嶋大社境内で始まった。3月5日まで。 有田焼、備前焼、伊万里焼など全国に名だたる産地の作品約20万点をそろえ、14店舗がブースを構えた。日常的に使う皿やコップ、鍋に加え、たぬきや魚をかたどった作品やつぼなど、数百円から数十万円までの多彩な陶器に注目が集まっている。刃物や家具、海産物の珍味なども販売している。 全国大陶器市は約30年続く恒例イベント。今年は三島を皮切りに全国12~13会場で順次開催されるという。
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東海北陸7県の青年建築士集う 浜松でブロック大会
静岡県など東海北陸7県の青年建築士でつくる「建築士会東海北陸ブロック会青年建築士協議会」はこのほど、浜名湖ブロック大会を浜松市西区の舞阪協働センターで開いた。本県の約40人を含む約90人が出席し、各県の代表者が日ごろの活動について報告した。 本県は風間建築工房(伊豆の国市)の風間健一社長(46)が地域貢献の「ケンチクフェスタ」の取り組みを発表した。建築の魅力を子どもたちに伝えようと昨年10月に三島市で開催。集客に力を注ぎ、約150人を会場に集めたと説明した。 分科会では「災害とこれからの建築士」をテーマに、西井構造設計事務所(浜松市中区)の西井裕敏社長による講演「応急危険度判定の実施要領
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沼津の魅力、学生が発掘 日大国際関係学部、原地区に着目 観光振興へマップ作成
日本大国際関係学部(三島市)で観光を学ぶ宍戸学教授のゼミの学生が沼津市と連携し、観光振興に取り組む活動が広がりを見せている。2年目を迎えた本年度は、中心市街地だけでなく、歴史や文化の色合いが強い市西部の原地区での観光活性化策の提言に取り組んだ。今後は豊富な自然や水産物で知られる戸田地区での研究にも意欲を見せ、学生ならではの視点を生かした観光促進に期待が集まる。 1月下旬、ゼミに所属する3年生が沼津市商工会(同市原)の会員に向け、原地区の研究成果を発表した。地域活性化のまちづくりや観光事業について研究するチーム「地域観光ユニット」の学生は、JR沼津駅周辺以外の誘客が進んでいないことを課題と
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伊豆縦貫道「天城越え」 国交相、23年度事業化言及 県東部首長要望受け
下田市の松木正一郎市長ら県東部、伊豆地域の首長が16日、国土交通省で斉藤鉄夫国交相と面会し、伊豆縦貫自動車道の早期全線開通を要望した。斉藤氏は未着手の「天城越え」区間について、2023年度新規事業化の可能性に言及した。松木市長らが終了後の取材に明らかにした。 斉藤氏は、事業採択には公共事業評価の手続きを経る必要があることを念頭に「このまま順序をしっかりと踏んでいけば、4月1日以降に事業化ができる」などと述べたという。整備には「技術的な課題がある」との認識も示し、部分的な着手も選択肢の一つに挙げた。松木市長は「期待の持てる言葉をもらった。建設発生土の取り扱いなど、地元でやるべきことをしっかり
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JAふじ伊豆「みしまるかん」 三島市、来店5万人突破
昨年10月にオープンしたJAふじ伊豆の農畜産物直売所「みしまるかん」(三島市谷田)の来店者数が14日、5万人を突破した。 5万人目となったのは、市内在住の渡辺洋子さん(55)。母と初めて来店し、「通路も広くて明るい雰囲気。野菜が豊富で楽しい」と話した。5万人目を告げられて突然の祝福に「びっくりしたけどうれしい。また来たいです」と語り、塩谷昌英店長から記念品を受け取った。 塩谷店長は「オープンから3カ月が過ぎ、お客さんも増えている。品質の高い地元野菜が好評をいただいている」と話した。
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露店不正組員ら起訴内容認める 地裁沼津支部初公判
暴力団員が実質経営する露店であることを隠し、「沼津夏まつり・狩野川花火大会」と三島市の「三嶋大祭り」での露店出店権を不正取得したとして、詐欺罪に問われた指定暴力団山口組藤友会組員の無職の男(77)=富士市中里=と露天商の女(55)=同=両被告の初公判が15日、静岡地裁沼津支部(谷本奈央裁判官)で開かれ、ともに起訴内容を認めた。 冒頭陳述で検察側は、男が複数の露店の経営に関わり売り上げを管理し、女は露店の営業に従事していたと指摘した。今後、追起訴する方針を明らかにした。
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三島市議会 39議案可決 副市長2人制に
三島市議会2月定例会は14日開会し、新年度から副市長を現在の1人から2人に増員する市条例改正案など39議案を可決した。一般会計に過去最大の424億8千万円を計上する新年度当初予算案8件は常任委員会に付託され、最終日の3月15日に各委員長報告を経て採決が行われる。 副市長2人体制は1期4年間の時限付きで導入し、現状通り県などの外部人材に加えて市職員からの生え抜き人材も登用する。副市長1人の人件費は年間1500万円とし、退職金を含めると4年間で6720万円。1人が事業系担当、もう1人が市全体の事務事業を把握するなど役割を分担するという。 市は2人体制の導入について、三島駅南口東街区の再開発事
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ごみ減量を推進 アドバイザー14人 三島市が委嘱
三島市は12日、食品ロスの防止やリサイクルの普及などに率先して取り組む「ごみ減量アドバイザー」養成講座の閉講式を市役所で開き、修了者14人をアドバイザーに委嘱した。 同市の市民1人当たりのごみ排出量はここ数年の取り組みで国や県の平均値を下回ったものの、リサイクル率は平均よりも低い水準で推移している。最終処分場の容量もひっ迫し、焼却灰を県外に搬出する状況が続く中、半年間にわたり市の現状と先進事例を学んだアドバイザーが連携してごみ減量の啓発に取り組む。今回の修了生は3期生で、これまで25人のアドバイザーが活動している。 委嘱状を交付した豊岡武士市長は「ごみ減量は一時的な活動で進むものではない
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露店不正 組員ら起訴内容認める 地裁沼津支部初公判
静岡県東部の祭り会場での露店出店権を不正取得したとして、詐欺罪に問われた指定暴力団山口組藤友会組員の無職の男(66)=裾野市深良=と清掃員の女(52)=同市公文名=両被告の初公判が14日、静岡地裁沼津支部(室橋秀紀裁判官)で開かれ、ともに起訴内容を認めた。 冒頭陳述で検察側は、無職の男(66)が暴力団組員のため出店許可を得られないと認識し、女に露店の売り子をやるよう頼み、売上金を得ていたと指摘。静岡県東部の二つの祭りで、女が報酬計6万5千円を受け取っていたと明らかにした。今後、追起訴する方針も示した。 起訴状などによると、両被告は昨年6~8月、暴力団員が実質経営する露店であることを隠し、
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裾野市内のアパート共用通路に侵入 男を逮捕
裾野署は14日、邸宅侵入の疑いで三島市徳倉4丁目、自称清掃業の男(41)を逮捕した。逮捕容疑は2022年11月15日午後5時ごろ、裾野市内のアパートの共用通路に侵入した疑い。
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子どもの安全 配置基準、処遇見直しを【点検 2023年度静岡県予算案㊤】
今月上旬、三島市の白道こども園。園庭を駆け回り、楽しそうに昼食を食べる園児の姿が見られた。0~5歳児約190人を預かり、国の基準を上回る26人の保育士を配置する。「子どもたちを健やかに育てたいという思いで皆が一生懸命やっている」と土山雅之園長(61)。新型コロナウイルス禍に伴う業務増加や子どもの安全管理に関するマニュアルの見直し、研修と現場の負担感は増しているといい「今こそ保育の質向上に目を向けるべきだ」と訴える。 静岡県内の保育施設では昨年、送迎バス置き去り死や虐待事件が次々に明るみに出た。子どもの安全が何よりも優先されるはずの現場で保育環境の不備が発覚し、行政の対応の遅れも問題視された
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移動駄菓子屋 親子の居場所に、悩みも気軽に相談を 三島の「おたまちゃん食堂」 東部各地で販売
子ども食堂や学習支援の活動に取り組む三島市の一般社団法人「おたまちゃん食堂」(押田智子代表)は12日、経済的な悩みを抱える親子の支援につなげる「移動する駄菓子屋さん」の活動をスタートした。第1回を長泉町上土狩で行い、セレモニーで移動販売車を披露した。 移動駄菓子屋は、県がクラウドファンディング型のふるさと納税で募った寄付金により実現した。三島市を中心に県東部各地で月に2回ほど駄菓子を販売し、生活用品や食料品の無料配布、子ども食堂の紹介などを行う。経済的な不安を抱える家庭を支援するとともに、販売車には悩みごとを書いて投稿するポストも設置し、支援ニーズの把握にもつなげる。 同団体によると、親
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「子育てに優しい」 静岡県、10事業所表彰 仕事と両立など
静岡県はこのほど、本年度の「ふじのくに子育てに優しい企業」に10事業所を選び、県庁で表彰式を行った。男性の育児参加推進や仕事と子育ての両立などに取り組む企業に、川勝平太知事が表彰状を手渡した。 49社から応募があり、県や経済団体などでつくる選考委員会(委員長・犬塚協太県立大教授)が従業員数に応じた3部門ごとに選出した。 受賞企業の担当者は川勝知事との懇談で「全社的にテレワークに変更し、通勤時間がなくなり子育てしやすくなったという声が増えている」「時短、在宅、子連れ勤務など複数の働き方を提案できる制度を整えた」などとアピールした。 県は受賞企業の取り組みを冊子にまとめて県内外の大学などに
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三島の70代女性 50万円詐取被害 特殊詐欺事件
三島市内に住む70代の無職女性が13日、市職員を装う男から電話を受け、現金約50万円をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 女性は同日午後0時半ごろ、市職員をかたる男からの電話で「介護保険料の過払い金があり、還付金がある」と言われた。男の指示に従って自宅近くの金融機関へ行き、ATMを操作したところ、約50万円が他人の口座に振り込まれてだまし取られたという。
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内浦漁協とアイエイアイ受賞 スタートアップと協業 「テックビート」
静岡県内企業と首都圏スタートアップの優れた協業を顕彰する「テックビートシズオカアワード」(同実行委員会主催)が13日、静岡市内でオンラインを交えて開かれ、県知事賞に内浦漁業協同組合(沼津市)とMizLinx(ミズリンクス、東京)が選出された。 両者は内浦湾の養殖いけすに遠隔観測システムを設置し、近年多発しているというアジの大量死の原因を検証している。同組合の金指正和総務第二課長は「科学的な知見を取り入れて自然環境の変化に対応しつつ、漁業のスマート化も進められれば」と協業推進への意欲を語った。 昨年開催した商談会「テックビートシズオカ」に関連した協業事例の中から選んだ。実行委員長賞は、自動
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熊本豪雨の被災地描く 三島で原画展、28日まで
2020年の豪雨災害に見舞われた熊本県人吉球磨地方を舞台に描いたドキュメンタリー絵本「川があふれた!まちが沈んだ日 生きる力をくれたキジ馬くん」の原画展が14日、三島市民活動センターで始まるのを前に、音楽に合わせて防災絵本の読み聞かせを行うイベントが同市の総合防災センターで開かれた。 球磨地方に伝わる木製のおもちゃ「キジ馬」が豪雨で決壊した球磨川の濁流にのみ込まれながら、1週間後に八代湾で発見されて戻ってきた―という物語。地域のシンボルとして親しまれていた「キジ馬くん」が住民に勇気を与え、復興と明るい未来に向かう気持ちを思い起こさせた実話を描いた。ハープ演奏の音色とともに絵本が読み上げられ
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ドリブルこつは サッカー元代表監督の山本氏、児童ら指導 三島
2004年のアテネ五輪でサッカー日本代表の監督を務めた山本昌邦氏(沼津市出身、日大三島高卒)による「子どもスポーツサッカー教室」(スルガ銀行、三島市、三島商工会議所主催)が11日、同市の南二日町グラウンドで開かれた。 市内のサッカーチームに所属する小学生ら約110人が参加し、パスやドリブルなどについて指導を受けた。山本氏は相手を見ながら多彩な足技で抜き去るフェイントや正確なトラップも細かく教え、「ボールを止めてから動き出すようでは世界で戦えない。スピードに乗ってパスを受け、瞬時に角度を変えるなど相手が嫌がる動きを心掛けてほしい」と呼びかけた。 J3アスルクラロ沼津の選手、スタッフも指導に
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春の訪れ演出 しだれ梅開花 三島の食事処「松韻」
三島市中田町の食事処「松韻」の別邸せせらぎ亭で、しだれ梅が花を咲かせ始めた。間もなく河津桜も開花が進む見込みで、2月下旬には梅と桜の“競演”が楽しめそうだ。 富士山の湧水を生かした池や橋などが整備されたせせらぎ亭の日本庭園では、約60本のしだれ梅が現在二~三分咲き。開花具合はほぼ例年並みで、20日過ぎには見頃を迎えるという。15本の河津桜も植えられ、満開の梅と桜で春の訪れを華やかに演出する。 開花期間は庭園を無料開放し、甘酒の無料サービスを行っている。夜はライトアップするほか、20~22日は梅まつりを開催してお得な特別メニューも用意する。
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国内屈指の音楽家 三島に集う 公演でクラシック、大河テーマ曲
音楽の機会が奪われたコロナ禍の2020年、三島市の小さな音楽会に出演した国内屈指の音楽家が再び集う「三島せせらぎ音楽祭」のコンサートが12日、市民文化会館で開かれた。 国内外で活躍する音楽家15人が出演し、「ふれあいステージ」「ザ・クラシックステージ」の2部制でコンサートを開催。モーツァルトやショパン、チャイコフスキーなどの多彩な曲目が演奏され、美しい音色を響かせた。三島や伊豆も舞台になった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でメインテーマの指揮者を務めた広島交響楽団音楽総監督の下野竜也氏も登壇し、自らタクトを振ってテーマ曲の演奏を披露した。 同音楽祭は日本のトッププレーヤーがコロナ禍で演奏の場
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自転車ヘルメット促進 藤枝市が取得費補助
道交法改正で4月から自転車のヘルメット着用が努力義務化されるのを受け、藤枝市は2023年度、高校生以上の市民らにヘルメットの取得費2千円を補助する方針を固めた。同市に通勤、通学する人も対象になる。関連費用を23年度当初予算案に盛り込む。 努力義務化は、自転車事故の死者のうち、頭部の損傷が致命傷になる割合が高いことなどを受けての対策。市によると、現状では高校生以上の着用率は低いといい、着用の重要性を強く呼びかけていくとしている。 ヘルメットの購入に対する補助金交付は三島市でも実施予定。
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主体性育成など9件表彰 三島市教育研究奨励賞
三島市教育研究奨励賞の授与式がこのほど、市役所中央町別館で開かれた。幼児や児童生徒の主体性を高め、学びを楽しむ環境作りなど多彩な教育研究が進められ、西島玉枝教育長が優秀賞2件、優良賞7件を表彰した。 大場幼稚園の教諭3人による「幼児の主体性を育むために」では指導計画を改善し、発達段階に即した援助や子どもが試行錯誤しながら遊びを進める環境整備について研究した。中郷西中の駒坂和正教諭は「タブレット端末を活用した『みんなで学びを楽しむ生徒』の育成」をテーマに掲げ、1人1台端末を積極的に活用した実践的な研究に取り組んだ。 受賞者は次の通り。 優秀賞 久原詩子(大場幼)木村友有子(同)谷口恵理(
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多様な性テーマ 現状や課題解説 三島でセミナー
三島市はこのほど、多様な性を考えるセミナーを市役所大社町別館で開いた。性的少数者の暮らしと老後を考えるNPO法人「パープル・ハンズ」の永易至文事務局長を講師に招き、さまざまな性と社会のあり方について考えた。 永易事務局長は両性愛、異性愛、無性愛などの性的指向や性自認について人それぞれにグラデーションや変化もみられるとし、「一人一人が固有なセクシャリティーの主体。自分を尊重できない人は他人を尊重できない」と指摘。日本では男女二元制、異性愛主義の世間体と同調圧力が強く、性的少数者だけでなく多くの人が生きづらさを感じている現状を説明した。 同性カップルやトランスジェンダーの人の声を交えながら、
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無料の地酒試飲会 学生の観光解説も 三島で2月17、18日
三島市の日大国際関係学部と富士山三島東急ホテルは17、18の両日、無料の地酒試飲会「お酒で広がる交流」を同ホテル2階のツーリストラウンジで開く。ホテルの利用者以外でも立ち寄って試飲を楽しめる。 土地の食文化に触れるガストロノミーツーリズムの一環。県東部を中心に6種類の地酒を用意し、矢嶋敏朗准教授のゼミで観光を学ぶ3年生16人が酒の特徴や地域観光について解説する。 両日とも午後2~7時。事前の参加申し込みは不要。問い合わせは同ホテル<電055(991)0131>へ。
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美しい伊豆創造センター 誘客へ台湾でトップセールス
美しい伊豆創造センター(美伊豆)はこのほど、伊豆地域への観光誘客促進を目的としたトップセールスを台湾で行った。 会長の豊岡武士三島市長や副会長の菊地豊伊豆市長らが参加し、2~4日に実施した。日本の観光庁にあたる交通部観光局や台湾観光協会、観光関連メディアなどの関係者と面会し、伊豆地域の観光の魅力をPRした。現地の関係者からは「伊豆は温泉地として台湾でも有名。富士山を望む自然景観やワサビなど多くの魅力がある」との意見が出たほか、静岡空港の定期便の早期再開を求める声もあったという。 熱海市伊豆山で発生した土石流災害への義援金などを贈った国際ロータリー第3480地区自転車隊の会合にも出席して謝
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テントサウナ エイケン工業(御前崎市)、静岡県内企業協業で商品化【静岡ものづくり最前線】
キャンプ愛好家らを中心に近年人気を集めている「テントサウナ」。国内で流通する製品のほとんどが海外製の中、静岡県内企業との協業で商品化した。本業は自動車用のオイルフィルター製造。電気自動車(EV)の普及など自動車業界の変革を見据え、新事業での収益獲得を図る。 テント内部を温めるサウナストーン(石)は、「大沢石」と呼ばれる溶岩石を三島市から調達。耐水性、耐熱性に優れた材質のテントを静岡市清水区の専門店が製作する。ステンレス製のストーブは磐田市の板金加工会社と試行錯誤し、石を載せる板を厚くして耐久性を高めた。農業用ビニールハウスと同様のパイプを骨組みに使用し、幅2メートル、奥行き2・4メートル、
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一流の演奏 児童に披露 三島せせらぎ音楽祭本番前に学校訪問
国内屈指の一流音楽家が集う「三島せせらぎ音楽祭」(実行委員会主催)のコンサートが12日に三島市民文化会館で開かれるのを前に、出演者による訪問コンサートが9日、北小、南小で開かれた。演奏家が楽器の特徴や曲に込められた思いなども説明しながら美しい音色を響かせた。 9人が訪れた北小ではバイオリンやチェロ、コントラバスなどの弦楽器をそろえ、モーツァルトやチャイコフスキーなどの4曲を披露した。曲の合間にはトークを交え、音楽の流れを継承する作曲家の気持ちや時代背景なども解説。「みんなも先輩の良いところをどんどん取り入れてほしい」などと語りかけ、ステージでは息の合った演奏を繰り広げた。 同音楽祭はコ
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お笑い「TIM」三島で24日トーク 「幸せな暮らしと住まい」テーマ
静岡県宅地建物取引業協会東部支部は24日、お笑いコンビ「TIM」を招いたトークライブを三島市民文化会館で開く。定員200人、入場無料。 テーマは「幸せな暮らしと住まい」。不動産投資の経験も生かして現在はシェアハウスを経営するレッド吉田さんがゴルゴ松本さんとともにトークを披露する。ウェブ配信も定員500人で行う。 午後2時開演。会場での受講希望者は、県宅建協会東部支部のホームページから用紙をダウンロードして17日までにファクスで申し込む。問い合わせは同支部<電055(925)2211>、申し込みは<ファクス055(925)2213>へ。
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元県職員に有罪判決 公共工事巡り背任 静岡地裁
静岡県発注の公共工事に絡んで虚偽の設計公文書を作成し、請負代金を増額させるなどして県に損害を与えたとして虚偽有印公文書作成・同行使と背任の罪に問われた三島市、元県職員の被告(32)=依願退職=の判決公判で静岡地裁は8日、懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。 判決理由で国井恒志裁判長は、被告が土木技師として公共工事の設計積算や監督する職務に従事していたと説明し、「公文書に対する信頼性を大きく損ない、誠実かつ公正に職務遂行する任務に背いた」と指摘。動機については予算を消化するためで「経済的利益の目的がなかったとしても短絡的で非難は免れない」と述べた。 一方、被告が反省態度を示
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おなかの働き 仕組みを学ぶ 三島の幼稚園
三島市のしらゆり幼稚園で7日、東静岡ヤクルト販売(沼津市)の社員を講師に招いた健康教室が開かれ、年長園児約70人がおなかの働きや仕組みについて学んだ。 デジタル紙芝居ではおなかの中で悪い菌が増えると下痢をしたりする話を披露し、良い菌を増やすための「8つの約束」として早寝早起き、野菜や朝ご飯をしっかり食べることなどを呼びかけた。食道や胃、腸などを紹介する模型も示し、口から入った食べ物がどのように栄養となって排出されるか―などの仕組みも解説した。
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被災時「共助が人命救う」 三島・加屋町自治会、防災研究報告
三島市の加屋町自治会はこのほど、2年間にわたって研究を積み重ねてきた地域防災の発表会を市西地区コミュニティー防災センターで開いた。 溶岩層の地盤は強固で家屋が崩れにくい一方、道路幅が狭く住宅が密集し、古い木造の建物も多い―など、同町の防災的な強みや弱点などを分析した。その上で西風が強い冬場の夕方に震度6強の大地震が発生するなど、最悪のシナリオにどう対応するかをテーマに掲げた。広域避難所の三島西小は収容人員が限られ、他地域への移動や自家用車内での生活、臨時避難所の開設などさまざまなケースが想定されるとした。 日ごろからできる有事への備えとして水や食料の備蓄、中高生による若い力の結集、トイ
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2月定例会、14日から30日間 三島市議会
三島市議会は7日、議会運営委員会を開き、2月定例会の会期を14日~3月15日の30日間と決めた。 42件の議案が提出され、2023年度当初予算案は常任委員会に付託して審議する。代表質問は22、24の両日、一般質問は3月8~10日の予定。
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「テックビート」 2月13日に事例紹介 オンライン開催
静岡県内企業とスタートアップの優れた協業事例を発信する「テックビートシズオカアワード」(実行委員会主催)が13日午後2時から、オンラインで開かれる。 受賞企業4社のトークセッションなどを通じ、食を切り口にした先端技術や地方創生の取り組みを紹介する。三島市でのウイスキー製造プロジェクトや茶をテーマにした事業の発表も行う。 参加無料。視聴希望者は「テックビートシズオカ」ホームページ内の同アワードのコーナーから申し込む。問い合わせは静岡県産業イノベーション推進課<電054(221)2609>へ。
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百人一首名人戦で連覇 川瀬さんが三島市長に報告
1月に滋賀県で開かれた小倉百人一首の日本一を決める第69期名人位の決定戦で2連覇を果たした三島せせらぎ会所属の川瀬将義さん(28)=長泉町=が7日、三島市役所に豊岡武士市長を訪ねて喜びを報告した。 川瀬さんは結婚を機に同町へ移住し、三島せせらぎ会の会長で名人戦14連覇を達成した西郷直樹永世名人を相手に腕を磨いている。初タイトルを獲得した昨年と同じ顔合わせとなった名人位決定戦では、勝敗の行方が最後の1枚までもつれ込む大接戦に。「どちらが勝ってもおかしくない戦いだった」と振り返り、「必勝祈願をした三嶋大社の御利益があったのでは」と語った。 5連覇すると与えられる永世名人の称号を目指すという。
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還付金詐欺 約100万円だまし取られる 三島の男性被害
三島市の雑貨店店員の男性(66)が7日、市役所職員をかたる男らに還付金名目で現金約100万円をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、同日午後4時ごろ、男性宅に市役所職員を名乗る男から「保険の戻り金がある」と電話があった。男性は金融機関の職員をかたる男から電話で指示され、市内の金融機関のATMから他人の銀行口座に現金を振り込んだ。
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藤枝明誠V 即興英語で討論展開 13高校出場
高校生が直前に出された議題について英語で意見を交わす「英語パーラメンタリー(即興型)ディベート県大会」(県高校英語教育研究会主催)が5日、三島市の三島北高で開かれた。県内13校から各3人が出場。藤枝明誠高が優勝し、3月に東京で開催される全国大会に県代表として出場する。 「プロスポーツ選手のような名声がある暮らしより平均的な暮らしをする方が良い」「全ての国で大学の推薦入試を廃止すべき」などのテーマが試合の20分前に渡され、対戦する2チームは賛成、反対の立場に分かれて意見を考えた。使用できる道具は電子辞書のみで、スピーチは1人5分。各チームのメンバーが交互に登壇し、直前の発表者に英語で反論しな
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会員増強へ思い新た 三島、伊豆地区8RC 再編後初ミーティング
三島、伊豆地区の8ロータリークラブ(RC)が集うインターシティーミーティングが5日、三島市内で開かれた。 静岡、山梨両県をエリアとする国際ロータリー第2620地区で、3年前に静岡第1グループとして伊豆、三島の8クラブが再編成されてから初めての開催。ホストクラブは三島西RCが務めた。あいさつで登壇した第1グループの遠藤正幸ガバナー補佐は国内や同グループで会員の増強が進む状況に触れ、「全ての会員がロータリーの良さを享受し、すばらしさを発信すれば会員増強につながる」と呼びかけた。 全体会議に続いて「音楽ひろば」のステージが開かれ、ピアノ演奏とソプラノ、バリトンによるデュオが披露された。
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南小おやじの会 3年ぶり餅つき 三島
三島市立南小に通う児童の父親でつくる「南小おやじの会」は5日、恒例の餅つき大会を同校で開いた。 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。もち米30キロをふかしてきねと臼で威勢良く餅つきを行い、初体験の児童も参加してにぎやかにイベントを盛り上げた。餅はきなこやカレー、しょうゆなどさまざまな味が用意されたほか、熱々の豚汁や焼き芋も来場者に振る舞われた。 設立20年を迎えた同会の活動は本年度から徐々に再開し、原慎一郎会長(43)は「コロナもあるけど、普段できない体験を子どもたちに楽しんでもらいたい」と話した。
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三島の野菜ふんだんに 学生と飲食店 コラボメニュー店舗で提供
地元産の食材を使ったメニュー開発に取り組んできた三島市の飲食5店舗と鈴木学園中央歯科衛生士調理製菓専門学校の学生が6日、完成した新メニュー5品を同校でお披露目した。今後、各店舗で順次提供されるほか、高校生やインフルエンサーもSNSで情報発信して三島の食を盛り上げる。 鳥獣被害をもたらす鹿の肉をミンチにし、三島のタマネギやワサビの茎を加えた「伊豆メンチ」、肉の代わりに豆腐と地元のキャベツを用いたギョーザなど多彩なアイデアメニューが並んだ。素材の味がそのまま楽しめる「ふろふき人参(ニンジン)」は白みそとサクラエビをかけて味わい、地元産のトマトをパスタにも練り込んだ真鯛のトマトラグーは野菜の甘み
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伊豆のへそ「いちご尽くしのスイーツビュッフェ」シーズン序盤から甘み十分【道の駅 食探訪⑬】
静岡県内を代表するイチゴ生産地、伊豆の国市。同市にある「伊豆のへそ」内の「いちごBon Bon BERRY 伊豆の国ファクトリー」では毎年、5月上旬ごろまでのシーズン中だけのイチゴスイーツビュッフェが好評だ。 ショートケーキやタルト、ゼリー、エクレアなど常時約15種類が並ぶ=写真=。時間限定で特別メニューも登場する。使用するのは市内の紅ほっぺ、章姫、きらぴ香のほか、三島市で栽培される白イチゴも。パティシエの渡辺淳一さん(39)は「台風の影響を受けたが、社内会議で『今年は特においしい』と声が上がるほど、シーズン序盤から甘みがのっている。手作りのスイーツで味わって」と薦める。 制限時間は1時
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おもちゃ直す“ドクター” 長泉でイベント 新たな命吹き込み
壊れた玩具をボランティアが修理するイベント「おもちゃの病院」が5日、長泉町福祉会館で開かれた。町内有志でつくる長泉おもちゃ病院実行委員会が、町のにぎわい交流イベント支援事業補助金を活用し、企画した。 沼津市と御殿場市で活動する「おもちゃ病院」のボランティア8人を“ドクター”として招いた。特撮ドラマ「シンケンジャー」の剣の玩具や、アニメ「トイ・ストーリー」のキャラクター、ウッディの人形など、音が出なくなったり、光らなくなったりしたおもちゃを修理し、新たな命を吹き込んだ。 ドクターとして参加した御殿場市の中川修一さんは「元々機械いじりが好きで孫のおもちゃを直していた。
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三島・中郷交番 新たに完成 地域の安全拠点に
三島署は3日、老朽化に伴い建て替えを進めていた中郷交番(三島市梅名)の竣工(しゅんこう)式を開いた。 建築から約40年が過ぎて老朽化が進んでいた建物を取り壊し、鉄骨2階建ての交番を新たに設置した。カウンターの窓口に加え多目的トイレや相談室、仮眠室なども整備し、勤務員は警察官8人と相談員1人。市中心部を東西に通る国道1号から函南との市町境にかけ、市南部のほぼ全域を担当する。 同署で開かれた式典では内田一弘署長があいさつし、「地域安全センターとして地域のさらなる活性化の一助となるよう住民の期待に応え、安全安心で住みよいまちづくりに取り組む」と語った。
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ホタル舞う源兵衛川に GW三島、餌のカワニナ採取し放流
三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島は4日、市内を流れる源兵衛川の下流部でホタルの餌になるカワニナを採取し、夏になるとホタルが飛び交う中流部に放流した。 GW三島によると、幼虫のホタルは餌のカワニナを食べて成長し、3月ごろに川から土手に上がって4月下旬から飛び始める。参加者は富士山南東消防本部西側の源兵衛川で3万個のカワニナを集め、例年ホタルが多く見られる三島メディカルセンター周辺の源兵衛川に放った。 GW三島はこのほかにも外来植物の除去など水辺環境の整備に取り組み、ホタルの保全活動を続けている。生息調査(4月下旬~6月)では、12年前の1200匹から昨年は3200匹まで観測
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1年の活動成果を披露 三島で生涯学習まつり
三島市民生涯学習センターを活動の拠点とする各種団体が1年間の成果を発表する「生涯学習まつり」(市主催)が4日、同センターで始まった。5日まで。 通常開催は3年ぶり。展示の部では手づくりの洋服や着物、写真、書などの力作が並び、来場者の注目を集めた。講義室では合唱や演奏のステージも開かれたほか、ファミリーコーナーでは手作り品の販売や無料の健康チェックなどが行われた。オープニングセレモニーでは市の生涯学習推進に貢献した功労者4人を表彰した。 表彰を受けたのは次の通り。 キムラ利栄、杉本茂行、洲浜豊和、真鍋久美子
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東レ サントリーに押し切られる バレーボールVリーグ男子
バレーボールのVリーグは4日、三島市民体育館などで行われ、V1男子の東レは1-3でサントリーに敗れて14勝9敗とし、5位に後退した。東レは第1セット、小沢宙輝や西本圭吾のサーブが効力を発揮し、先取したが、第2セット以降は逆に相手のサーブに崩された。パダル・クリスティアンがアタックで34得点とフル回転したが、サントリーのムセルスキー・ドミトリーの攻撃を封じることができず。第4セットはジュースの末に33-35で押し切られた。 ■サーブ走らず逆転許す 現在リーグ2位のサントリーに対し、東レはサーブで攻めて攻撃力をそぎたかったが、チームのサーブ効果率はわずか0・5%。サーブが走らず、苦しい展開
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節分にぎわい戻る 年男が豆まき 三嶋大社
節分の3日、静岡県東部の各地で豆まきが行われた。「鬼は外、福は内」。地元の代表者や神社宮司、年男と年女らが威勢良く、豆のほか子供向けにとお菓子袋を振りまいた。 三島市の三嶋大社では厄払いと開運を祈る神事に続き、73歳以上の年男らが舞殿から厄よけ豆やお菓子、ミカンなどを一斉にまいた。 舞殿の周りには参拝者ら約千人が詰めかけ、福を授かろうと懸命に手を伸ばした。太鼓の音に合わせて「福は内」「鬼は外」のかけ声が響き、境内は熱気に包まれた。4回目の年男を務めた鶴見七郎さん(82)は「みんなが集まれることがうれしい。健康で幸せな1年になるよう願いを込めました」と話した。
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自転車ヘルメット補助 三島市、努力義務化に対応 1個2000円
道交法の改正で4月から自転車のヘルメット着用が努力義務化されるのを受け、三島市は新年度から市内の店舗で自転車用ヘルメットを購入した市民に対して1個2千円の補助金を交付する。全年齢を対象に補助金を出すのは県内初の取り組みで、新年度一般会計当初予算案に関連費用として200万円を計上した。 市によると、自転車用ヘルメットの価格は1個5千~6千円程度で、新年度予算では千個分の補助を想定している。購入者は店舗で領収書を受け取り、市役所に提出して補助を申請する。道交法改正での努力義務化には罰則が設けられず、市は啓発的に補助金を交付することでヘルメットの着用率向上を目指す。 過去10年に県内で発生した
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笑福亭羽光さんら招き寄席 2月12日 沼津御用邸公園
沼津市の沼津御用邸記念公園は12日、三島市在住の落語家笑福亭羽光さんを招き、「沼津御用邸寄席」を同公園東付属邸で開く。 午前11時と午後2時の2回、各回定員30人。羽光さんは2007年に笑福亭鶴光さんに入門し、21年に真打ち昇進。創作落語を得意とし、20年にNHK新人落語大賞を受賞した。前座として春風亭昇ちくさんも出演する。 入場料は2千円(入園料込み)。申し込み、問い合わせは同公園<電055(931)0005>へ。
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裾野に音楽愛好家集いの場 手がけた塩川さん「地域活性の力に」
裾野市に音楽愛好家らの集いの場が誕生した。地元や周辺市町から参加したり、若い世代やフォーク世代のシニア層など年を問わず交流したりと、富士の麓で音楽の輪が広がっている。 手がけるのは同市のデザイン会社代表塩川哲也さん(56)。趣味で長年、作曲や演奏活動をしてきた。参加していた地元の発表会がなくなったのを契機に2020年頃から、市内のショットバー「ワインプール」でギターの練習会として始動した。 新型コロナの流行が始まった時期と重なり、これまで中断と再開を繰り返してきたが、現在は「富士山すその昼下がりの歌会」として毎月1回、開催。感染防止対策で無観客だが、愛好家らは主に自作の曲を披露し、互い
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建設の仕事と環境保全学ぶ 清水町立西小5年 沼津で体験学習会 アマゴの放流も
加和太建設(三島市、河田亮一社長)は1日、工事現場の仕事や環境保全の大切さを児童に学んでもらう体験学習会を沼津市で開いた。清水町立西小の5年生約80人が、同社が護岸工事を行う黄瀬川橋下の狩野川河川敷で理解を深めた。 担当社員は、無人のショベルカーや作業をロボット化していることなど将来の工事現場の話をした。災害から人命を守ったり、住民の生活を支えたりするために工事をしていると仕事の魅力を伝えた。 児童は狩野川の生態系や水質について学び、アマゴの稚魚計約7千匹を狩野川に放流。川の中で元気に泳ぐアマゴに、「大きくなって戻ってきてね」と声をかけ見送った。中西達也君(10)は「アマゴに触れ合えて
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新会長に山本氏 静岡県農業経営士協会
静岡県農業経営士協会は1月31日、総会を静岡市葵区で開き、任期満了に伴う役員改選で新会長に山本義明副会長(牧之原市)を選任した。任期は2年。 副会長は佐野智信(富士市)、藤野茂樹(浜松市)の両氏を選んだ。山本氏は「会員の声を国や県に届け、就農を志す若者を増やせるように励んでいきたい」と話した。 新型コロナウイルス禍で縮小してきた各部会での視察研修充実、行政や試験研究機関との連携強化などを盛り込んだ2023年度事業計画も承認した。 若手生産者でつくる県青年農業士会も同日総会を開き、土井良太氏(富士宮市)が会長に就いた。副会長は宮沢竜司(三島市)、渡辺泰且(掛川市)の両氏が選ばれた。
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グラウンドワーク三島、松毛川で観察会 多様な野鳥確認
三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島はこのほど、沼津との市境を流れる松毛川沿いの河畔林に生息、飛来する野鳥の観察会を開いた。 松毛川沿いはGW三島が20年以上前から整備作業を進め、荒廃した川岸の雑草や放置竹林を伐採して樹木を植えている。河畔林は多くの野鳥が飛来するようになり、観察会では子どもから大人までの12人が双眼鏡を使って18種類の鳥を確認。日本野鳥の会東富士の滝道雄副代表が講師を務め、沼津市側の河畔林を約2キロ歩いて多彩な生物について解説した。 滝さんによると、ノスリやトビなど食物連鎖の頂点に立つ猛禽(もうきん)類が多く生息する環境は自然が豊かな証拠という。GW三島は今後
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三島市予算案 一般会計過去最大424億円 発展へ地盤固め
三島市は1日、2023年度当初予算案を発表した。本格的な着工を予定する三島駅南口東街区の再開発事業や公営住宅の建て替えなどで投資的経費が増加し、一般会計は過去最大の424億8千万円(前年比8・4%増)。大場地区の土地区画整理事業も含め、将来の持続的発展に向けた地盤固めに重点を置いた。 19億6千万円を計上する駅前再開発は、買収する土地、建物の権利変換を経て解体工事に入る見通し。地下水、湧水を保全するモニタリング調査や建築工事への補助、退去するテナントの補償などに予算を盛り込んだ。31年度の供用開始を目指す市役所の新庁舎整備事業には1500万円を充て、建設地を含めた基本構想を年度内に策定する
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新富士駅のコワーキングスペース 働きやすさ見える場に【記者コラム湧水】
静岡県内新幹線駅構内の商業施設で初となるコワーキングスペースがJR新富士駅にできた。富士市が設置し、年明けの開所から3週間で約150人が利用している。テレワーク推進都市を掲げる市の関係者は出足好調という受け止めだ。市民の働きやすさの実感につながる新たな要素になり得るか注目している。 新幹線駅といっても、抑えめな音楽が流れているくらいで静か。手狭ともいえる一角だが、利用者のほとんどが新幹線の乗客というオフィスでは改札至近というロケーションが何にも勝る。 富士ヒノキをテーブルや柱に使った意匠は、仕事の満足度も上げているはず。県外への発信に期待する半面、機会があれば県内の人にものぞいてみてほし
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娘をナイフで脅迫 容疑の女性不起訴 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は31日、自宅で小学生の娘をナイフで脅迫したとして暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕、送検された三島市の店員の女性(42)を不起訴処分にした。理由を明らかにしていない。
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外国人住民が恵方巻き作り 三島 風習も学ぶ
三島市国際交流協会は29日、外国人住民を対象にした立春交流会「恵方巻きをつくろう」を市民生涯学習センターで開いた。 ベトナムやインド、中国など8カ国、20人が参加した。同協会員から「すしロール」の作り方を学んだ後、お米をといで炊く作業から取りかかった。具材のキュウリやかんぴょうなどをちょうど良い長さに切りそろえたほか、卵焼きにも挑戦した。エビやツナなどさまざまな具を酢飯の上にたっぷりと乗せ、手前からゆっくりと巻いて完成させた。 協会員から今年の方角の南南東に向いて食べる風習について説明を受け、完成した恵方巻きを各家庭に持ち帰って味わった。
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フォークリフトが衝突、男性死亡 三島市徳倉
30日午前9時55分ごろ、三島市徳倉のレンズ加工会社「第一樹脂工業」で、作業中だった同市徳倉1丁目の派遣社員の男性(73)が、後退してきたフォークリフトに衝突され、搬送先の病院で死亡が確認された。三島署は労災事故とみて原因を調べている。
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新庁舎整備へ検討委 三島市役所 10人に依頼状交付
築60年が経過して老朽化が進む三島市役所の新庁舎整備に向けた検討委員会の委員依頼状交付式が30日、市役所で開かれた。学識経験者や各種団体の関係者ら10人が委嘱を受け、新庁舎の規模、建設地、導入する機能などについて意見をまとめる。 新庁舎は市制90周年の2031年度をめどに新設する計画が進んでいる。現時点の建設候補地は現在の市役所がある北田町か南二日町グラウンド。延べ床面積は約1300平方メートルを想定し、建設費は北田町が115億円、南二日町は浸水対策も含めて91億円が見込まれている。検討委は市民から寄せられた意見も踏まえ、学術的、専門的な見地から新庁舎の適切なあり方を考える。 依頼状を交
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「好きになることが大事」 ボクシング五輪金 入江さん 三島の小中生に講演
東京五輪のボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈さん(日本体育大4年)が30日、三島市の中郷中、北小を訪れて講演した。ボクシングや選手引退後の新たな目標に据えるカエル研究への思いを語り、「好きになれば自発的、主体的に取り組める。それが成功への近道」と生徒らにアドバイスした。 中郷中では生徒の質問に答える形で講演した。ボクシングでのモチベーションについて「ゴールは五輪の金メダルだが、最初は現実味が湧かない。逆算して県、全国大会など身近な目標に向かった」と振り返った。部活動の試合で「いつも緊張してしまう」という生徒には、「本番の緊張や練習よりも動きが悪くなるのは当たり前。そう思え
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ウクライナへの思い訴え 避難家族と交流授業 三島北中
ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナの東部ドニプロから三島市に避難しているネジェリコ・マリーナさんと孫のミランさん、同市に住む娘の原アンナさんらが30日、市立北中を訪問して母国への思いを生徒に語った。 ネジェリコさんらは2022年4月に来日し、三島で暮らす原さんの自宅に身を寄せている。交流授業ではウクライナ各地の風景写真を交えながら、近隣各国への良好なアクセスや肥沃(ひよく)な土壌で生産される豊かな農産物などさまざまな魅力を紹介した。ソ連から独立して現在の国家を形成するまでの歴史にも触れ、手に入れた平和の尊さや自由と平等を重んじる国民性などについて語った。 22年2月の軍事侵攻から生活が一
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還付金詐欺 100万円被害 三島の60代女性
三島市の60代女性が29日までに、市役所職員をかたる男らに現金約100万円をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、27日午前9時ごろ、女性宅に三島市健康保険課の職員を名乗る男から「保険料の過払い金があり、還付金がある」と電話があった。女性は金融機関の職員をかたる男に電話で指示され、コンビニなどの現金自動預払機(ATM)で現金を2回にわたって指定された口座に振り込んだ。
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横断中の男性と衝突 過失傷害の疑いで教諭逮捕 三島
三島署は28日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで清水町長沢、同町立中教諭の男(24)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後5時40分ごろ、三島市大場の伊豆縦貫自動車道の側道交差点で乗用車を運転中、横断歩道を歩いていた同市の無職男性(75)と衝突し、けがを負わせた疑い。同署によると、男性は意識不明の重体のもよう。乗用車が右折しようとした際に男性と衝突したとみられる。同署が原因を調べている。
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福祉活動へ助成 35団体に500万円 三島の三信協会
三島信用金庫が設立した三信福祉協会はこのほど、2022年度の社会福祉活動助成金の贈呈式を三島市の同信金本店営業部で開いた。静岡県東部の35団体に計500万円を助成する。 新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に規模を縮小し、平井敏雄理事長が助成団体代表の一般社団法人「ママとね」(同市)の中島あきこ代表に目録を手渡した。平井理事長は「各団体は見えないところで広がる格差にも目が届くよう地道な活動を続けている。有効に役立ててほしい」と呼びかけた。 中島代表は「(生活に困っている家庭の)子供たちに本を届ける事業を新しく始めた。大きな支援をありがとうございます」と感謝した。 社会福祉活動への助成は
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サテライトオフィス設置 三島市と都内企業が覚書
ソフトウエア開発のKDDIアジャイル開発センター(東京)はこのほど、三島市とオフィスの設置に関する覚書を交わし、同市芝本町にサテライトオフィスを開設した。起業家の発掘、支援を行うLtGスタートアップスタジオ(同市大社町)とも連携し、新たなビジネスへの挑戦をサポートする。 覚書では積極的な雇用と人材確保、IT人材の育成で同社と市が協力し、地域活性化に向けた円滑な事業活動を図る―などと定めた。LtGスタジオの起業家に対しては、アイデアを具現化するアプリやツールを提案するなどして事業化を後押しする。ワーケーションイベントも開催し、サテライトオフィスを中心に三島の関係人口拡大にも努める。 このほ
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元ル・クプル 藤田恵美さん熱唱 三島市民文化会館
「ひだまりの詩」など数々の名曲を生み出した音楽ユニット「ル・クプル」の元ボーカル藤田恵美さんによる「しずぎんユーフォニア・コンサート」(静岡銀行主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が25日夜、三島市民文化会館で開かれた。 「なごり雪」「卒業写真」「木綿のハンカチーフ」など、2部に分けて計13曲を披露。童謡の「故郷」ではコロナ対策として客席に心の中で一緒に歌うよう呼びかけ、歌詞を伝えながら歌声を響かせた。ひだまりの詩も歌い上げ、約230人の聴衆を魅了した。 コンサートの売上金は「しずぎんふるさと環境保全基金」を通じ、県内の環境保全に寄与する事業、活動の助成金として活用される。
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電子マネー50万円 70代女性詐取被害 三島
三島市の70代無職女性が26日までに、有料サイトの未払い金として電子マネーを要求され、50万円分をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、女性は24日午後3時ごろ、携帯電話に届いたメールの連絡先に電話をかけたところ、カスタマーセンターの関係者を名乗る男から「有料サイトの未払い金がある」「このままだと裁判になる」などと言われた。電子マネーでの支払いを求められ、市内のコンビニで購入した計50万円分のプリペイド番号を相手に教えたという。
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伊豆箱根鉄道、すべらない砂で合格祈願 修善寺駅で28日、受験生に配布
伊豆箱根鉄道(三島市)は28日、電気機関車の車輪にまいて空転を防ぐ砂を袋に小分けした「すべらない砂」を、駿豆線修善寺駅(伊豆市)と大雄山線大雄山駅(神奈川県)で配布する。入試が間近に迫った受験生の合格祈願として各100個を用意する。 同社には1947年製の電気機関車が2機あり、現在も車両や重機などの輸送に使われている。運ぶ対象物が重いと車輪が空転する危険が高まるため、レールとの間に砂をまいてすべらないよう安全対策を行っているという。受験シーズンを前に「すべらない砂」を小さな袋に入れ、合格祈願の絵馬をデザインしたパッケージとともに受験生に配る。 28日午前10時から配布し、なくなり次第終
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東レに心強い戦力 重藤(内定選手)合流、李が復帰 バレーボール・V1リーグ男子
シーズン後半戦に突入したバレーボールV1リーグ男子の東レに心強い戦力が加わった。内定選手のアウトサイドヒッター重藤トビアス赳(早大)がチームに合流。体調を崩して開幕前にチームを離脱していた東京五輪代表のミドルブロッカー李博が復帰した。 全体練習に臨んだ191センチの重藤は、コンパクトな腕の振りから威力抜群のサーブを繰り出して早速アピールを開始。まずはピンチサーバーとしての出番に期待できそうだ。 父がドイツ人、母が日本人。神奈川で育ち中1でバレーを始めた。荏田高(神奈川)時代は全国総体と全日本高校選手権(春高)にそれぞれ2度出場。早大では3年秋からオポジット(セッター対角)を任され、全日本
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箱根西麓野菜でバーニャカウダ 28日から三島市内飲食店で提供
年間を通じて多彩な品種を生産する箱根西麓三島野菜を使ったバーニャカウダ「みしまバーニャ」が28日から、三島市内の飲食21店舗で一斉に提供を開始する。四季折々の旬な野菜を用意し、添えるソースは各店が開発するオリジナル。静岡県内外で高い評価を受ける三島野菜の素材を生かし、新たな名物として売り出す。 標高50~数百メートルの箱根西麓は日当たりと水はけの良い土壌が広がり、寒暖差も生かして高品質な野菜が生産されている。葉物や根菜類など種類も豊富で、ジャガイモやサツマイモをはじめとする季節の作物は全国の市場でも人気が高い。そんな野菜の味をそのまま感じられる料理としてバーニャカウダの開発を進め、JAふじ
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救急救命士が不適切処置 富士山南東消防本部
富士山南東消防本部(三島市)は24日、30代の男性救急救命士が搬送中の糖尿病患者に対し、ブドウ糖溶液を本来の静脈路ではなく口から投与する不適切な処置を行ったと発表した。 救急救命士は昨年12月に裾野市内で低血糖による意識障害が疑われる意識不明の50代男性を搬送する途中、男性の呼吸が停止するなど容体が変化したため医師から静脈路を確保してブドウ糖溶液を投与し、気道確保のチューブを挿入するよう指示を受けた。しかし、男性が心肺停止となり静脈路の確保が困難なため、再び医師の指示で口からチューブを経由してブドウ糖を投与したという。 男性は病院搬送後に死亡した。同本部によると口から投与したブドウ糖との
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自民3氏公認、推薦 静岡県議選 三島市と御前崎市選挙区
自民党県連は24日、4月9日投開票の静岡県議選で、三島市選挙区(定数2)から出馬するいずれも現職の宮沢正美氏と伊丹雅治氏の公認を決めたと発表した。御前崎市選挙区(同1)から出馬する新人の河原崎全氏の推薦も決定した。23日付。
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三島の課題にチャレンジ 学生、社会人が最終プレゼン
静岡県内外の社会人や大学生、高校生による6チームが三島市内の課題解決策を探る研修プログラムの最終プレゼンテーションがこのほど、同市の三島商工会議所で行われた。 観光、移住定住、地域参画のテーマごとに2チームずつに分かれ、昨年11月から三島で聞き取り調査などを行いながら地域の現状や課題を分析した。最終プレゼンで観光について発表したチームは三島駅と三島広小路駅、三嶋大社を結ぶ三角形を軸に、周辺エリアにも観光の範囲を広げる方法を提案。自転車や子どもの体験学習など多彩な分野を紹介する「インタープリター」が三島ならではの観光素材を発信し、誰もが情報を追記できるデジタルマップの活用を打ち出した。 若
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静岡人インタビュー「この人」 焼津・実証実験のアプリを開発した会社CEO 讃井寛海(さぬいひろみ)さん(三島市)
1月から焼津市内で始まった実証実験で使うビジネスマッチングのアプリを開発した。実証実験ではモビリティサービスと組み合わせ、人材交流促進を図る。2021年、大学在学中にソフトウエア開発会社「LANDMARK(ランドマーク)」を創業。さいたま市出身。三島市在住。26歳。 ―アプリ開発の動機は。 「大学在学中に米国シリコンバレーでコワーキングスペースを拠点にビジネスを含めてさまざまな出会いが繰り広げられている光景を見て、対面でやりとりすることの重要性を感じた。日本に帰って、こうした光景を都会ではない都市の中心部で実現したいと思ったことがきっかけ」 ―立ち上げた会社の目指すところは。 「米国
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書きぞめ三島・伊豆地区展 力作ずらり1359点
静岡県書道連盟創立75周年記念の「書きぞめ三島・伊豆地区展」が21、22の両日、三島市民生涯学習センターで開かれた。園児から小中学生や高校生、一般まで1359点が寄せられ、力強い作品に注目が集まった。 主な入賞者は次の通り。 県知事賞 村松小遙(長泉小)野知玲香(三島徳倉小)藤島愛美理(函南東中)▽県議会議長賞 遠藤友月(三島山田小)田村未歩(函南西小)鈴木那奈(韮山高)▽県教育長賞 西島瑞紀(三島南小)深沢慎之介(三島中郷中)堀駿太(小山高)▽県文化協会長賞 佐藤悠翔(伊東八幡野小)浅賀玲那(三島北中)小坂勝利(一般)▽県書連会長賞 渋谷まり(伊東富戸小)土屋羽音(修善寺南小)西島駿登
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傷害の疑い 自称自動車整備工の男を逮捕 三島署
三島署は22日、傷害の疑いで全て自称の長泉町中土狩、自動車整備工の男(44)を逮捕した。逮捕容疑は同日午後2時ごろ、三島市中の路上で同市の無職男性(87)の顔を複数回殴り、けがを負わせた疑い。同署によると、2人に面識はないという。
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段ボールのピザ窯作ったよ 三島の子どもら 防災キャンプ
子どもの防災教育に取り組む災害教育支援機構(三島市徳倉)は22日、「防災デイキャンプ」を同市佐野の森の広場で開いた。園児や児童ら12人が身近なものを利用して食事を作り、災害時を想定して「不便を楽しむコツ」を学んだ。 段ボールの内部にアルミホイルを貼り付け、中に着火させた炭を入れてピザ窯を作った。子どもらはソースを塗ったピザ生地にチーズやウインナー、タマネギなどをトッピングし、熱くなった窯の中で焼き上げた。焼き芋なども行い、穴を掘ったりして熱心に取り組んだ。 同キャンプは県社会福祉協議会の助成を受け、子どもらが固形燃料を使った料理や消火器の使い方、ロープワークなどを学んでいる。3月まで毎月
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釣り糸やルアー除去 三島、清水町の遊水池 生物保護でNPO
三島市と清水町の境に位置する水辺空間「境川・清住緑地」公園内の遊水池2カ所で、魚釣りに使われるルアーや釣り糸が周辺の木々に絡まっているのが見つかった。飛来する多くの水鳥などに危険が生じる可能性もあり、公園の整備に携わったNPO法人グラウンドワーク三島は20日、ルアーなどの除去作業を行った。 野鳥の調査などを行う同NPO環境アドバイザーの滝道雄さん(72)が18日、木に絡まっているルアーを発見した。1月上旬にはなかったとし、池にいたコイも急に姿を消したという。同公園には15種類の水鳥が飛来するため、「釣り糸に翼が絡まれば抜けられなくなる。針で体を傷つける可能性もある」と指摘する。 境川・清
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中小企業DI6.6ポイント悪化 22年10~12月の三島市内 物価高騰影響
三島商工会議所などが運営するみしま経営支援ステーション「M―ステ」はこのほど、三島市内の中小企業を対象にした昨年10~12月の景況調査結果をまとめた。景況感の「好転」から「悪化」の回答を引いた業況判断指数(DI)はマイナス22・3。仕入れ原材料やエネルギー価格の高騰などによる影響もあり、前回値(7~9月)から6・6ポイント悪化した。 建設業、製造業の営業利益や資金繰りで悪化の傾向が見られた。一方、飲食・旅館業、サービス業、小売業では旅行や地域クーポン券などの支援に加え、新型コロナウイルスによる規制もなく売上高や営業利益が改善した。全体的には今後も見込まれる物価高騰に伴う価格転嫁が遅れている
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楽しくボール遊び メダリストらと三島で体験会
日本トップリーグ連携機構が主催する団体球技の体験プログラム「ボールゲームフェスタ」が21日、三島市民体育館で開かれた。児童や保護者ら約200人が参加し、各競技の元一流選手と一緒にボールを使う楽しさを体験した。 五輪金メダリストの元スピードスケート選手高木菜那さんをはじめ、バスケットボールやラグビーの4競技から8人の元アスリートが参加した。午前の部では園児から小学校低学年までの子どもと保護者がボールを使った遊びに取り組んだ。テニスボールやバレーボールを手で付いてドリブルしたり、不規則に転がるラグビーボールを体の中心でキャッチしたりして楽しんだ。 午後の部は小学校高学年の児童がラグビーやソフ
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地域の課題など研究 工業系高校生が成果披露 三島
静岡県高校工業教育研究会が主催する生徒研究発表会が20日、三島市民文化会館で開かれ、県内13校の工業系の高校生が各地域の課題や興味を持ったテーマについて研究の成果を披露した。 静清高工学探究科の生徒は、「公共交通機関が他地区よりも少ない」という藤枝市潮地区の高齢者に使いやすい自転車の開発をテーマに掲げた。地元住民へのインタビューでは通常の自転車を今後も使えるか不安の声も寄せられ、高出力で低燃費、低騒音のモーターを自転車に取り付ける計画を立てた。新年度以降にデータを集めて実用化に向けた研究の推進を見据える。 沼津工業高は人口減少が続く松崎町のにぎわいづくりに向け、核となる施設を集約して商業
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静岡銀行支店で強盗対処訓練 三島署 カラーボール活用も
三島署は19日、強盗対処訓練を三島市の静岡銀行三島支店で実施した。 同署員が演じる犯人役2人が模擬の刃物や拳銃を手に店内へ侵入し、来店客役の市職員を人質に取って窓口の行員に現金を要求した。行員は声を荒らげる強盗犯にたじろぎながら、相手を刺激しないよう現金を手渡した。逃走する犯人を追いかけてカラーボールを投げる訓練も行ったほか、過呼吸で意識を失った想定の人質役に自動体外式除細動器(AED)を持ってきて手当てした。 同署管内では昨年10月に同市のリサイクルショップで数十万円が奪われる強盗事件が発生し、現在も捜査を継続中。訓練後の講評では犯人役の署員が「もたもたされると不安になる。犯人はすぐに
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小学生娘をナイフで脅迫した疑い 母親逮捕 三島署
三島署は20日、暴力行為等処罰法違反の疑いで、三島市内に住む店員の女(42)を逮捕した。逮捕容疑は19日午後5時ごろ、自宅で小学生の娘に台所のナイフで脅迫した疑い。娘が逃げて近くの交番に駆け込み、発覚した。同署によると、生活上の指導中に親子で口論になったとみられる。
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スキンケアマスク キコーコーポレーション(三島市) 糸の美容液、瞬時に浸透【静岡ものづくり最前線】
200層にも重ねた美容成分ヒアルロン酸の細い糸が、水にぬらすと瞬時に溶け出す。顔全体に無駄なく均一に美容液が広がり、従来のように肌に張ったまま10~15分程度の待ち時間もない。老化を防ぐとされる成分「ニコチンアミドモノヌクレオチド」(NMN)も配合した。 電極を利用してヒアルロン酸の美容液を空中に飛ばす「電界紡糸」の技術で極細の糸を作り、メッシュに吹き付けてマスクを開発した。ヒアルロン酸は浸透しやすいよう低分子に切断し、水でぬらした顔に張ると成分がわずか1秒で溶け出して肌に染み込む。まぶたの集中ケアも可能で、顔からメッシュをはがした後は何もする必要はないという。 13年間にわたり研究開発
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路線バスと乗用車が衝突、3人けが 三島市大社町
19日午後5時20分ごろ、三島市大社町の市道交差点で、東海バスの路線バスと軽乗用車が衝突した。軽乗用車を運転していた同市内の女性(65)が肋骨(ろっこつ)を折るなどの重傷、同乗していた男児(11)と女児(9)が軽傷を負った。バスの男性運転手(56)と乗客3人にけがはなかった。三島署が事故原因を調べている。
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明るい選挙ポスターコンクール 高田さん(三島南中)入賞
全国の小中学校や高校から作品が寄せられる明るい選挙啓発ポスターコンクールで、三島市立南中1年の高田梓さん(13)が「明るい選挙推進協会長・都道府県選挙管理委員会連合会長賞」を受賞し、18日に同校で表彰状授与式が行われた。 同コンクールは全国の計8321校、11万6776人から応募があり、県内では小学生1人、中学生2人が受賞した。高田さんはまばゆい青空と太陽を背景に投票する1票を描き、「未来を創るのは、私。」とのメッセージを添えた。投票率の低下が進む中で「投票が明るい未来につながる」との思いを込め、「自分も18歳になったら投票に行きたい」と語った。 高田さんの作品は、昨年の市長選で投票済み
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連合、労福協の要望 36項目回答 三島市長ら
三島市は18日、連合静岡沼駿三田地域協議会と三島地区労働者福祉協議会から昨年11月に寄せられた行政への要望に回答した。 要望は経済対策や教育、福祉など市政全般にわたる36項目。回答は豊岡武士市長と市の幹部職員が行い、市役所で両協議会の幹部に説明した。 新型コロナウイルスの影響で落ち込む消費の喚起を求める要望には、昨年11月に続いて1月から第2弾を実施しているキャッシュレス決済ポイントバックキャンペーン、販路拡大を支援する補助金など市の取り組みを紹介した。教育環境の整備促進では学びのICT化を推進するほか、教員のスキルアップに向けた研修を行うなど多面的な施策を続けていく方針。 育児、介護
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御宿場印求め来たれ東海道 三島―白須賀 22カ所制作 静岡県信金協が寄贈
静岡県信用金庫協会は東海道の旧宿場町を活用した観光活性化事業として、県内全22カ所の印章「御宿場印」と台帳「御宿場印帳」を制作し、18日に東海道沿いの県内各観光協会に寄贈した。21日に発売する。訪日客を含めた県内誘客につなげ、新型コロナウイルス禍から回復途上にある地域企業を支援する。 御宿場印は神社や寺院の御朱印などにちなんで考案。はがき大の紙に宿場名を記して風景画を添え、三島(三島市)から白須賀(湖西市)まで22枚をそろえた。各地の観光案内所や飲食店など38カ所で取り扱う。 18日に静岡市駿河区の老舗飲食店「丁子屋」で開かれた寄贈式で、県信金協会の田形和幸会長(しずおか焼津信金理事長)
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ハラスメント防止 講演会で実例学ぶ 伊東市職員ら
伊東市は17日、男女共同参画講演会を市役所で開いた。三島市の野中労務管理事務所・野中行政書士事務所代表の野中房代さんを講師に迎え、事業所関係者や市職員ら約30人が職場で起こるハラスメントや防止に向けた考え方を学んだ。 野中さんはセクハラやパワハラなどのハラスメントを、実例を交えて解説した。職場で起きるセクハラは知識・意識不足が原因のケースが多いとし、パワハラを構成する各要素を伝えた。妊娠や出産に関するハラスメントの防止に向けた方策も語った。 ハラスメント行為が認められた裁判例のほか、大手企業で社員が上司から受けたパワハラにより自死につながった事例を紹介し、注意を促した。
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三島二日町駅に副駅名「ミライの三島を共に支える」 伊豆箱根鉄道 地元建設会社と契約
伊豆箱根鉄道は18日、三島二日町駅(三島市南二日町)の副駅名権のスポンサー契約を地元の小野建設(同市谷田)と締結した。副駅名は「ミライの三島を共に支える」。副駅名権のスポンサー契約は同鉄道で初めて。 駅名標に副駅名と小野建設のロゴマークを表記した。契約は年間55万円で2年契約。副駅名は小野建設の若手従業員が考案したという。 同駅で行った除幕式で、小野建設の小野大和社長は「自分も学生時代から使っていて愛着のある路線。両社で一緒に三島を支えて良くしていきたい」と述べた。同鉄道の伍堂文康社長は「より地域の一体感を高め、盛り上げていきたい」とあいさつした。来賓の豊岡武士市長は「地域と鉄道がます
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コカインを所持した疑い 会社員の男逮捕 三島署
三島署は16日までに麻薬取締法違反の疑いで、三島市谷田、会社員 の男(24)を逮捕した。逮捕容疑は1日、同市内の路上でコカイン若干量を所持した疑い。
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厄よけ豆 コロナ収束願い込め、手際よく袋詰め 三嶋大社
2月3日に節分祭が開かれる三島市の三嶋大社で16日、厄よけ豆の袋詰め作業が行われた。同大社敬神婦人会の140人が参加し、約4万袋に豆を詰めた。 節分祭では、70歳以上の崇敬者から選ばれた年男が舞殿から厄よけ豆をまく予定。祈とうなどの際にも厄よけ豆を授与するほか、福祉施設にも慰問して豆まきを行うという。 袋詰め作業では、盆などに盛られた豆を手際よく三角形の袋に入れてのり付けした。多田与枝子会長は「コロナの収束と、皆さんの1年の幸せ、健康を祈って袋詰めした」と思いを語った。
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わさび一本茶漬け ふじのくに新商品金賞 山本食品(三島)が4年連続受賞
三島市のわさび漬け製造販売「山本食品」が開発した「わさび一本茶漬け」が静岡県主催のふじのくに新商品セレクションで金賞に輝き、山本豊社長らが16日に市役所を訪ねて豊岡武士市長に報告した。 わさび一本茶漬けは地元で生産された「三島わさび」の茎と葉、だしの粉末、ノリやあられなどの具材を、ワサビにかたどった10センチほどのもなかの皮で包んだ一品。ちぎってご飯に乗せ、お湯をかけて味わう。授産施設を運営する特定非営利法人「にじのかけ橋」とのコラボ商品で、同社の金賞受賞は4年連続。 江戸時代に撮影された三島宿の写真に茶漬け屋が軒を連ねていたのをヒントに開発され、山本社長は「今後も『わさびをもっと面白く
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身近な素材でアート体験 三島市の北上小 全校児童、思い思いに工作楽しむ
三島市を拠点に子どものアート活動の普及推進を図る「ラボ・キュリオ」は16日、使用済みの身近な素材を使ったアート体験を北上小で行った。全校児童約360人が参加し、思い思いに工作を楽しんだ。 児童が持ち寄ったペットボトルやお菓子の箱、ロール紙の芯などを中身が分からないよう袋に詰め、6人ほどのグループに分かれて工作に挑戦した。高く積み上げる体験で素材の形や特徴を確認した後、8個の材料を選んで組み立てた。2個で土台の足を作り、残りの6個を接着させて完成させるルールで行い、児童は作品をイメージしながら夢中になって取り組んだ。 身の回りの資源に目を向けて活用法を考えてもらうとともに、素材を生かした芸
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三島のVia701新装 木の香漂う憩いの場 セレモニーで祝福
三島市本町の交流スペース「Via701」が14日、リニューアルオープンした。記念セレモニーが開かれ、関係者が生まれ変わった木の香り漂う“憩いの場”の再出発を祝福した。 市中心部の大通りに位置するVia701は1999年から運営されていたが、経営難により平成建設(沼津市)が施設を受け継いでリニューアルした。「根継商店」として開設した作業場は端材ビュッフェと称し多様な木材で工作が楽しめるほか、常駐する大工職人からアドバイスを受けられる。2階はギャラリーやカフェを設け、「ものづくりを通じてヒト、コト、モノがつながる」をコンセプトに地域交流の拠点として活用してもらう。 セ
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無病息災を祈願 三嶋大社でどんどん焼き
三島市の三嶋大社で15日、新年恒例の「どんどん焼き」が行われた。参拝客が持ち寄った正月飾りやお守り、だるまなどを燃やし、1年間の無病息災を祈った。 本殿でおはらいを受けた忌火(いみび)を同大社の宮司や崇敬会の代表者らが受け取り、境内に積み上げられたしめ縄などに着火した。次々と正月飾りが投げ込まれると勢いよく燃え上がり、参拝客や見物に訪れた市民らが手を合わせて見守った。食べると健康になるとされる団子も火で焼いて味わった。
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リキュール売上金 一部をジオ保全に 東海自動車が寄付 三島
伊東市の東海自動車は12日、地元産のニューサマーオレンジを使用したリキュール「新夏蜜柑酎うめえら!」などの売り上げの一部11万2120円を美しい伊豆創造センター(会長・豊岡武士三島市長)に寄付した。伊豆半島ジオパークの保全や研究活動の費用に充てられる。 同社は2009年からリキュールの販売を始め、昨年春に同センターへ組織統合された伊豆半島ジオパーク推進協議会に16年度から寄付を続けてきた。リキュール1本の売り上げにつき10円を寄付し、8回目となる今年で合計額は95万930円となった。 三島市民文化会館で贈呈式が開かれ、金野祥治社長が豊岡会長に寄付金を手渡した。豊岡会長は「大切に使わせても
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青年海外協力隊 グアテマラで環境教育 三島の冨岡さん意欲
三島市在住の冨岡健太さん(29)は13日、国際協力機構(JICA)青年海外協力隊の一員として31日からグアテマラに赴任するのを前に、市役所に豊岡武士市長を訪ねて意気込みを語った。 冨岡さんは専門学校を卒業後、地域おこしや自然保護の活動に取り組んでいた。両親も約30年前に青年海外協力隊に所属し、冨岡さんは幼いころから「自分もいつかやりたい」と思っていたという。グアテマラへの派遣期間は2年間で、小学校での環境教育や環境問題に関する調査に携わる予定。 グアテマラはメキシコの南に位置し、スペイン語が公用語。冨岡さんは「現在スペイン語の勉強中」と語り、「ごみが減ればどんな良いことがあるか子どもたち
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公務員給与 静岡県が1位 静岡市は政令市2位 2年連続
総務省がこのほど公表した2022年地方公務員給与実態調査結果によると、国家公務員給与を100として地方の給与水準を示すラスパイレス指数(22年4月1日時点)で、静岡県は前年と同じ102・2で都道府県別で2年連続トップだった。政令指定都市では静岡市が102・2(前年比0・1減)で全国20政令市の中で2位。浜松市は100・1(同)の10位で、前年から順位に変動はなかった。 同指数は基本給のみの比較で、諸手当が反映されていない。地域手当や時間外勤務手当など諸手当を加えた平均給与月額は、県が43万2321円で全国5位。静岡市は41万191円で政令市中17位。浜松市は39万7069円で19位だった。
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静岡県健康センター(三島)改修へ 2024年4月再開予定 感染症対策の拠点設置
静岡県は2月から、三島市の県総合健康センターの県民利用を一時休止する。感染症対策の拠点「ふじのくに感染症管理センター(仮称)」の設置に向けた改修工事を実施するため。2024年4月の再開を見込んでいる。 名称も「県健康福祉交流プラザ(仮称)」に改める。3階建てのうち、2、3階部分は感染症管理センターの執務室やウイルス検査フロアとして活用。1階部分の体育館やトレーニングルームは従来通り県民が利用できる。健康づくりに加え、地域福祉や障害者福祉の増進を図る施設として位置付ける。有事の際はワクチン接種会場や物資集積スペースとしての活用も想定している。 県は当初、22年3月で総合健康センターを閉館す
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伊豆の国で軽傷ひき逃げ 正面衝突後に逃走
12日午後6時10分ごろ、伊豆の国市四日町の路上で乗用車同士が正面衝突し、三島市大宮町の男性教諭(59)が胸などに軽傷を負った。対向車両を運転していた男は乗用車を放置して逃走した。大仁署はひき逃げ事件とみて調べている。
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ねんりんピック 4選手活躍報告 三島市長を訪問
昨年11月に神奈川県で開催された「全国健康福祉祭(ねんりんピック)」に出場した三島市内の4選手が12日、市役所に豊岡武士市長を訪ねて結果を報告した。 市内からは5競技に6人が出場した。ダンススポーツの団体で準優勝した古田弘子さん(68)は「開会式から盛り上がった。大きな大会で準優勝してうれしい」と語った。テニスの団体で優秀賞を受けた仕平智津さん(63)と中野真由美さん(62)、囲碁の個人で優秀賞となった増島康彦さん(61)も市役所を訪れた。 このほか、弓道の岩崎俊行さん(74)とラグビーフットボールの荻原琢男さん(63)も出場した。豊岡市長は各選手の活躍をたたえ、「三島からねんりんピック
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JAふじ伊豆「1日1杯 牛乳を」 三島で無料配布 苦境の畜産業を支援
飼料価格の高騰と牛乳の需要低迷で苦境が続く畜産農家の支援に向け、JAふじ伊豆は12日、三島市の伊豆箱根鉄道三島駅で地元産の牛乳を乗降客に無料配布して消費の促進を呼びかけるキャンペーンを行った。 新型コロナウイルスの感染拡大やロシアによる軍事侵攻の影響で生産コストの高騰が続く上、冬場は牛乳の消費が落ち込むために畜産農家の経営は厳しさを増しているという。同JAの職員は地元産の丹那牛乳と富士山ミルクを1パックずつ配ったほか、ロールキャベツのホワイトソース焼き、ミルク塩焼きそばなど牛乳を使った料理のレシピ冊子も添えた。同JAと企業連携協定を結ぶ伊豆箱根鉄道も協力し「1日コップ1杯」の“
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初の夜間中学 入学予定16人 静岡県教委、磐田と三島に4月開校
静岡県教委は12日、4月に開校する県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」について、入学予定者が2教室で計16人になったと発表した。磐田市の複合商業ビル「天平のまち」に開設する磐田本校に10人、三島市の県立三島長陵高内に設置する三島教室に6人が入学する予定。 義務教育課によると、入学予定者の7~8割が外国にルーツのある人だという。池上重弘教育長は県庁で同日開かれた総合教育会議のあいさつで「生徒が抱える多様な課題に対応できるよう、充実した準備を進めたい」と意気込みを語った。
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記者コラム「清流」 人の縁は心の支え
日本郵便は今年元日の年賀郵便物の配達数が、前年より14.3%少ない約8億8200万通だったと発表した。2004年の23億通超から6割以上減った。年賀状の形が多様化したのかもしれないが、社会の縁の希薄化を想像してしまう。 私事だが、93歳だった祖母を昨秋亡くした。三島市で80代後半まで食堂の経営を続けた働き者。これまで東部の総局と支局3カ所に赴任したが、その至る所に祖母の親類や友人がいて取材を助けてくれた。自分に人の縁の不思議さを教え続けてくれた存在だった。 年齢を重ねるにつれ、人の縁が仕事だけでなく心の支えになると実感する。葬儀で祖母がつないでくれた人々と再会し胸いっぱいになった。筆無精
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静岡人インタビュー「この人」 ジオを生かした防災ワークショップを企画した 佐久間千佳さん(三島市)
ながいずみ観光交流協会の職員で、認定ジオガイドの資格を持つ。協会として新たに始めた防災をテーマにした取り組みで、ワークショップを開催した。地形や地質など「ジオ」の知見を生かし、スタッフとともに観光案内をはじめ、防災や文化、教育など幅広い分野の情報発信に努める。33歳。 -防災ワークショップを実施した感想は。 「長泉町内の危険箇所を把握し、災害に備える手段を考えてもらう内容。身近に起こり得る自然災害に目を向け、自分ごとで捉えてもらおうと企画した。これまでにやったことのない企画をアピールでき、地域からも反響があった」 -協会の主な活動は。 「町内の文化財を巡るまち歩きを月1回程度開いてい
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伊豆の国でひき逃げ 12日夜、男性教諭けが
12日午後6時10分ごろ、伊豆の国市四日町の路上で乗用車同士が正面衝突し、三島市大宮町の男性教諭(59)が胸などに軽傷を負った。対向車両を運転していた男は乗用車を放置して逃走した。大仁署はひき逃げ事件とみて調べている。
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新年節目を祝う 三島商議所が懇談会 会員企業集う
三島市の三島商工会議所は11日夜、新春懇談会を市内のホテルで開いた。会員企業などから約150人が参加し、交流を深めながら地域経済の発展を祈った。 会食形式の開催は3年ぶり。石渡浩二会頭は新型コロナウイルスへの対応に尽力した1期目の3年間を振り返り、今後に向けて「スピード感を持ち、積極的に活動していく」と2期目の決意を述べた。みしま経営支援ステーション「M―ステ」による企業の自己改革支援や働きがいの向上、環境問題への取り組みを重点課題に掲げ、「企業が元気でなければ地域は良くならない。一致団結して今に向き合う」と語った。 バイオリンとピアノの演奏家2人による「プロジェクトM」のステージも披露
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路線バスが故障、一時通行止め 12日午前、三島の伊豆縦貫道下り
12日午前7時半ごろ、三島市竹倉の伊豆縦貫道下りで路線バスが車両故障により停止した。回送中で乗客はなく、けが人もいなかった。県警高速隊によると、エンジントラブルとみられる。影響で函南塚本インターチェンジ(IC)-三島玉沢IC間下りが約2時間通行止めになった。
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記者コラム「清流」 最大の難問
三島市長選を通じ、あらためて三島の宝は「自然」だと実感した。市街地を流れる清らかな湧水や、箱根西麓で取れる新鮮な野菜。さまざまな主張を繰り広げた候補者も、自然を大切にする思いは共通していた。 選挙では市の課題も浮き彫りになる。やはり一番の問題は人口減少だろうか。若者を呼び込んで子どもを増やす。お年寄りの健康長寿―。人口確保の必要性はどの候補も力を込めて訴えた。 ともすれば市民の分断も招きかねない選挙だが、町の将来を考える4年に1度の貴重な場。地元の良い面と課題にしっかりと目を向け、異なる思いをぶつけ合うことに意味がある。ところが、今回の投票率は過去最低。市長選が突きつけた最大の難問はそこ
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「日本一の出会いの場に」 みしま未来研究所4周年 多彩に記念イベント
三島市のコミュニティー施設「みしま未来研究所」がオープン4周年を迎えた。旧幼稚園舎を改装して開設された出会いと交流の拠点は、“みらけん”の愛称で幅広い市民に親しまれている。 恒例の「朝フェス」に合わせて記念イベントがこのほど開催された。参加者は三嶋大社から源兵衛川沿いなどを巡る朝散歩を楽しんだ後、同研究所に並ぶキッチンカーなどで朝食を味わった。4周年に合わせてライスヌードル「フォー」も売り出されたほか、「全力ラジオ体操」ではキーボードや三味線、フルートなど多彩な楽器の生演奏に合わせてラジオ体操に取り組んだ。 同研究所は2019年1月にオープン。NPO法人みしまび
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各地消防団 出初め式【沼津/三島/伊東/函南】
防火への誓い新た 沼津 沼津市消防団は9日、出初め式を同市立第一小などで開いた。団員約400人がパレードや狩野川への一斉放水で、防火への誓いを新たにした。 頼重秀一市長は「昨年は県内の広い範囲で災害が起きた。今年は市制100周年。災害があっても人的被害を抑えられるよう努めてほしい」とあいさつ。遠藤雅巳団長は「今年も市民の安全のために活動していく」と訓示した。 式典後、団員は3年ぶりに同市のアーケード名店街の約200メートルを音楽に合わせてパレードした。狩野川河川敷では、消防車約30台を並べ、一斉放水した。 3年ぶりパレード 三島 パレードを繰り広げる消防団員=三島市の大通り 三
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ホタルの成育環境整備 源兵衛川で草刈り グラウンドワーク三島
三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島はこのほど、同市の源兵衛川で草刈りを行い、夏になると周辺を飛び交うホタルの成育環境を整えた。 三島メディカルセンター近くの源兵衛川中流域で約100メートルにわたって作業に取り組んだ。GW三島によると、ホタルは3月の啓蟄(けいちつ)を過ぎると土の中にまゆを作って羽化し、成虫になって5月ごろから飛び始めるという。護岸に生い茂る外来植物やクモの巣がホタルの成長を妨げるため、参加者10人がアシやヨシ、ツユクサなどを刈り取って環境を整備した。 GW三島が毎年続けている調査では、昨年の4月末~6月末に観測したホタルは過去最多の3200匹。12年前の3倍に
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大人の一歩 若者堂々と 東部各地で「二十歳の集い」【三島/熱海/函南町/清水町】
静岡県東部の市町で8日、「二十歳の集い」が開かれた。人生の節目を迎えた若者らが式典や関連イベントに臨み、一層の飛躍を誓った。 三島 常に挑戦、努力 三島市は「二十歳を祝う式典」を市民文化会館で開いた。本年度に20歳を迎える対象者は1026人。 二十歳の誓いでは、いずれも大学2年の上原大さん(20)と白井波音さん(20)が登壇した。大人としての自覚や支えてくれた人たちへの感謝を述べ、「常に挑戦し、努力し続ける」「周りの人に寄り添い、笑顔にできるよう努力する」と決意を語った。豊岡武士市長は「やればできる。悔いなく、困難も乗り越えて素晴らしい人生を送ってほしい」と激励した。 熱海 大相撲・熱
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新成人がデザインのバッグ 二十歳記念品に 故郷・三島をイメージ
三島市で8日に開催される「二十歳を祝う式典」の記念品として、三島をイメージしたトートバッグが出席者に贈られる。デザインを手がけたのは同市に住む専門学校生の加藤咲希さん(20)。「気軽に使ってもらい、故郷の三島を思い出してもらいたい」と語る。 三島駅北側のイチョウ、富士山からの豊富な湧水、伝統の祭りばやし「しゃぎり」で使うすりがねのイラストを幾何学模様に描き上げた。「三島らしいけど三島過ぎず」を心がけ「普段使いやすいデザインに仕上げた」という。緑、水色、紫、オレンジ、ピンクの5種類を用意し、新成人にはランダムに配られる。 以前からデザインが得意で、式典の実行委員会から昨年夏頃に声が掛かった
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暴力団排除強化 年始の露店を警戒 静岡県警と富士宮署
露店の出店が増える年始に合わせて、静岡県警組織犯罪対策課と富士宮署は6日、暴力団排除の強化に向け、露店への警戒・指導を富士宮市宮町の富士山本宮浅間大社で実施した。 指定暴力団山口組藤友会組員らが昨年、沼津市と三島市の夏祭りで露店の出店権を不正取得したとして逮捕された事件を受け、県警は県内各地で警戒活動を実施している。浅間大社では警察官7人が境内を巡回した。参道に並んだ約70店の露店店主らに声を掛けながら組合員証や会員証の確認のほか、申請者と出店者が一致しているかなどをチェックし、暴力団員が不当介入していないか確かめた。
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袋井署管内寺社で露店警戒 静岡県警など 沼津、三島の事件受け
暴力団員らが昨年、沼津市と三島市の夏祭りで露店の出店権を不正に取得したとされる事件を受け、県警組織犯罪対策課と袋井署は5日、袋井市の法多山尊永寺などで暴力団排除に向けた露店警戒を実施した。同課員らが露店に暴力団員の姿がないかなどを確認した。 同寺では警察官4人が初詣に合わせて並んだ約50店を巡回。店主に露天商の組合員であることを示すカードの提示を求め、正しい手続きで出店申請されているか、暴力団員の不当な介入がないかを確認した。同日、森町の小国神社でも行った。 県暴力団排除条例では、祭りや花火大会などで暴力団関係者らが出店することを禁じている。県警は全県的に警戒を強化している。
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「約束全力でやり遂げる」 三島市の豊岡市長 仕事始めで訓示
三島市は5日、新年仕事始め式を市役所で開いた。昨年末の市長選を経て4期目に入った豊岡武士市長は「市民との約束は全力でやり遂げる決意」と語り、職員に一層の協力と努力を求めた。 美しく品格あるまちづくり「ガーデンシティ」と市民、地域、産業が健康になる「スマートウェルネス」、「きずなづくり」を市政運営の柱に掲げたほか、三島駅前再開発や中心市街地のリノベーションも推進して「三島全体をブランド化する」と述べた。コロナ禍や物価高など不透明な社会情勢も続く中、職員が各自の目的を確認しながら「チーム三島で一丸となって取り組んでほしい」と呼びかけた。
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「パリ五輪出場決める」 自転車ブリヂストン選手ら 三嶋大社で必勝祈願の初詣
三島市を拠点に活動する自転車競技のチームブリヂストンサイクリングは5日、必勝祈願の新年初詣を三嶋大社で行った。 ご祈禱(きとう)などの神事が行われ、選手やスタッフが1年の活躍と社会の平穏を祈った。昨年10月にフランスで開催された世界選手権男子スクラッチで日本人初の銀メダルを獲得した窪木一茂選手(33)は「パリ五輪の出場を決める。リオ五輪の経験も生かし、若手選手にもよい影響を与えたい」と語った。一昨年の東京五輪に出場した橋本英也選手(29)は「チームの目標はパシュートでの五輪出場。今年は素晴らしい年になる」と自信をのぞかせた。 宮崎景涼監督(42)は2月から始まる国際大会に向け「五輪出場枠
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露店不正出店を警戒 静岡県警、事件受け神社巡回
指定暴力団山口組藤友会組員らが昨年、沼津市と三島市の夏祭りで露店の出店権を不正に取得したとして逮捕された事件を受け、県警組織犯罪対策課と静岡中央署は4日、静岡市葵区の静岡浅間神社で暴力団排除に向けた露店警戒を行った。年始行事に伴い各地で露店の出店が増えることから、県警は県内全域でも警戒を強化する。 同神社では警察官9人が境内を巡回した。初詣に合わせて並んだ約35店を1店ずつ回って露天商の組合員であることを示すカードの提示などを求め、正しく出店申請がなされた店か、暴力団員が不当に介入していないかなどを確かめた。 県暴力団排除条例では、祭りや花火大会などに暴力団や暴力団が経営する露天商が出店
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日本酒文化香るまち静岡県東部 飲み、食べ比べ、もっと楽しく
3年近く続く新型コロナウイルスの影響は、お酒との付き合い方に大きな変化をもたらした。富士山の伏流水に恵まれた“日本酒どころ”でもある県東部では、日本酒ファンや飲食店、酒販店が新しい日本酒との向き合い方を模索する動きがある。熱かんも恋しい冬、静岡県東部の「新たな日本酒文化」を特集する。 御殿場・ナガイ酒店 小売店が酒米作りから 御殿場市中畑のナガイ酒店が、小売店自らが酒米作りに携わった純米酒「銀明師[ぎんめいすい]」を試験的に販売している。栽培2年目の2022年は約6トンの山田錦を生産し、米の質が向上。23年初頭は初めて純米大吟醸酒も仕込む。 自
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大自在(1月4日)ウナギに串1本
〈うさぎ うさぎ なぜ耳なんげ/山のことも聞きでし 里のことも聞きでし…〉。山形県のわらべ唄を教わった。ウサギと人間との間合いをよく表していると思う。 長い耳はウサギの特徴の一つ。集音だけでなく体温調整のための放熱機能もある。何より、左右の耳を別々の方向に向けられるのがすごい。「聞く力」が持ち味というあの人も多方向から声を聞いてほしい。 身近さゆえに物語によく登場するが、役どころはさまざま。古事記の「因幡[いなば]の白兎[うさぎ]」は浅はかで痛い目に遭うが、昔話「かちかち山」では知恵が回る。住吉大社(大阪市)をはじめウサギを神の使いとする神社は少なくない。神を道案内する際に
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お小遣い集め三島市に寄付 のびる幼稚園園児
三島市の幼保連携型認定こども園「のびる幼稚園」はこのほど、園児が自宅でお手伝いをしてもらったお小遣いを集め、6万8942円を市に寄贈した。 2006年から毎年続け、累計額は今年で112万5038円。園児は牛乳パックで作った貯金箱を自宅に持ち帰り、年末にかけてお手伝いのご褒美にもらうお小遣いをためてきた。この日は代表の年長園児らが市役所を訪れ、「大切に使ってください」と声をそろえて豊岡武士市長に貯金箱を手渡した。 豊岡市長は「お手伝いのお駄賃をたくさんありがとう」と感謝し、「残りの幼稚園生活も楽しく頑張って」と語りかけた。寄付金は福祉の充実に充てられる。
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三島ロータリークラブ 会員ら白滝公園を清掃
三島市の三島ロータリークラブ(RC)はこのほど、同市の白滝公園で落ち葉拾いの清掃活動を行った。 同RCインターアクトクラブの日大三島高、知徳高の生徒10人も加え、計50人が参加した。市ふるさとガイドの会の大村洋子さんから菰池や白滝公園、三島宿の歴史について説明を受けた後、ほうきなどでかき集めた落ち葉などをゴミ袋100個分にまとめた。同RCの佐藤浩美会長は「歴史を知って地元に愛着を持ってもらうことで活動にも力が入る。これからも続けたい」と話した。
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恵明学園の大学生 2人に支援金贈呈 三島商議所
三島市の三島商工会議所は28日、児童養護施設「静岡恵明学園」(同市)児童部の大学生2人に各20万円を贈呈した。 支援金を受け取ったのは、いずれも19歳の静岡福祉大1年と聖隷クリストファー大1年の男子学生。石渡浩二会頭は「頑張りをお手伝いさせていただく。いつか三島に戻ってきてほしい」と語り、活躍を期待した。学生らは社会福祉士や作業療法士を目指して勉学に励んでいる学生生活について報告し、同学園の杉村伸一理事長は「良い大人になったと感激している。感謝しかない」と成長を喜んだ。 支援金の贈呈は、家庭の事情などで同施設に入所した学生の就職、進学を支援する取り組み。各企業から寄せられる協賛金から支出
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「手づくり郷土賞」で最高賞 GW三島 自然保護活動に評価
三島、沼津の市境を流れる松毛川で森林再生に向けて活動を続けるNPO法人グラウンドワーク三島はこのほど、全国で各地の魅力を創出する取り組みをたたえる「手づくり郷土賞」(国土交通省主催)で最高の「ベストプレゼン賞」に輝いた。源兵衛川などで環境改善を続ける長年の功績も評価され、「社会貢献者表彰」も受賞した。 GW三島は不法投棄と放置竹林の拡大で荒廃した松毛川の河畔林を整備し、森林に再生する活動を約20年にわたって続けている。周辺の土地約3千平方メートルを買い取って永続的な管理も行い、これまで両岸の3・4キロで竹林の伐採と8千本の植林に取り組んだ。18日に都内で開かれた手づくり郷土賞の発表会では、
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社説(12月29日)静岡県東部の拠点3市 広域的視点で未来語れ
任期満了に伴う三島市長選は、豊岡武士氏が4選を果たした。三島市は、多くの行政機関や企業が立地する沼津市、県内3番目の人口規模の富士市と並ぶ東部・伊豆の拠点都市。都心まで新幹線で40分程度の通勤・通学圏で、伊豆の玄関口として高い地理的優位性がある。 豊岡市長はその都市機能を生かし、人口減対策や観光再生など広域的課題に役割を果たすべきだ。政府のデジタル田園都市国家構想と相まって東京一極集中の打破は今が正念場。何より沼津、富士との連携を求めたい。 まずは3市のトップが広域的な視点で未来を語れる機運醸成を図ってもらいたい。頼重秀一・沼津、小長井義正・富士の両市長は年1回会合を開いている。コロナ禍
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野球元監督(韮山高)の三島市長表敬 ゆかりの関係者、談議に花
地元ゆかりの野球関係者らが27日夜、かつて韮山高野球部の監督を務めた三島市の豊岡武士市長を表敬訪問し、思い出話や野球談議に花を咲かせた。 豊岡市長が母校の韮山高で監督を務めた約45年前に日大三島高野球部の監督として対戦した大川仁さん(72)、豊岡監督の下で投手として活躍した木村泰雄さん(61)ら6人が市役所を訪問した。大川さんは韮山高と対戦した当時やプロ野球などで活躍する地元出身選手を思い返し、最近では三島南、日大三島が甲子園出場を続ける状況に「三島は野球の土壌がしっかりしている」と語った。 市内の飲食店で開かれた交流会には、慶応大野球部監督の堀井哲也さん(60)も駆け付けた。韮高野球部
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中南米派遣へ抱負 海外協力隊、静岡県内在住の3人
国際協力機構(JICA)の海外協力隊で中南米に派遣される静岡県内在住の隊員3人がこのほど、静岡県庁を訪れ、山本東地域外交担当部長に抱負を語った。 静岡市葵区の元教員大村英輔さん(68)はパラグアイで陸上競技の指導に当たる。熱海市の谷修一さん(73)はカリブ海の島国セントルシアで、視覚障害者協会の経営管理を担う。両親ともに経験がある海外協力隊に憧れていたという三島市の冨岡健太さん(29)はグアテマラに派遣され、現地の学校で環境教育に取り組む。派遣期間は2年間。それぞれ2023年1、2月に出発する。 3人は応募の経緯や意気込みを語った。海外取引の経験が豊富な谷さんは「経験を生かし視覚障害者の
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消防署員罰金10万円 沼津簡裁、器物損壊で
沼津区検は26日までに、器物損壊罪で駿東伊豆消防本部田方中消防署の男性消防副士長(25)=三島市=を略式起訴した。沼津簡裁は23日付で罰金10万円の略式命令を出した。 略式命令によると、消防副士長は22日午前1時35分ごろ、同市の飲食店でカウンターテーブルを蹴ってテーブルとルームライトを壊した。
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自動で本の貸し出し、返却 座席オンライン予約も 三島市立図書館が導入
三島市立図書館はこのほど、本に取り付けたICタグを読み取る自動貸出機、自動返却機を導入した。座席のオンライン予約も開始し、非接触で迅速な手続きを可能にすることで感染症対策や業務の効率化につなげる。 自動貸出機の前に本を置いて借りる冊数を入力し、貸し出しカードをかざすだけで手続きが完了する。24日に訪れた男性(87)は職員の説明を受けて利用し、「簡単に借りられた。次からは1人でも使えそう」と語った。自動返却機も本を1冊ずつ返却口に通すだけでICタグが読み取られ、非接触のまま本を返すことができる。 座席管理システムも導入し、専用端末から学習室利用のウェブ予約が可能に。ホームページ上では館内の
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災害時、LPガス供給 静岡県協会と清水町が覚書 防災機材寄贈も
清水町と県LPガス協会三島地区会(三島市)はこのほど、「災害援助に必要なLPガスの供給等に関する覚書」を締結した。町が指定した避難所などの施設にLPガスを優先供給するとともに、災害時に備えて防災訓練を行う。 町役場で開いた締結式で、日吉広之三島地区長と関義弘町長が覚書を交わした。日吉地区長は「防災訓練はもちろん、平時からの対応を明文化して意思疎通を図りたい」とあいさつした。 覚書締結に併せて、同協会の勝又敏雄会長は避難所で利用する低圧LPガス発電機と炊き出し調理器具セットを町に寄贈した。同協会が県内全市町に防災機材を贈る「地域防災応援プロジェクト」の一環。
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税理士試験2科目合格 三橋さん、夢に前進 沼津商高初
沼津商業高(清水町)3年の三橋奏太さん(18)=三島市=がこのほど、難関の税理士試験科目「簿記論」「財務諸表論」に合格した。 2022年度の合格率は簿記論は23%、財務諸表論は14・8%。同校生徒が税理士試験科目に合格するのは、記録が残る過去30年間では初。高校生が税理士試験を受験するには、日商簿記検定1級か全経簿記能力検定上級に合格する必要があり、三橋さんは今年どちらも取得した。 三橋さんは「試験直前は、所属している会計実務部と帰宅後で合わせて6時間の勉強に励んだ。暗記するだけでなく、テキストで調べながら基礎を固めて、(ほかの問題にも)応用できる知識を身に付けた」と振り返った。 大学
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宿場町文化「三島そば」の手打ち楽しむ 20人が参加
かつて宿場町として栄えた三島市のそば文化を盛り上げようと、NPO法人グラウンドワーク三島が栽培している「三島そば」を使ったそば打ち教室が24日、市民生涯学習センターで開かれた。 10組20人が参加し、そば粉と割粉に水を加えてこねた後、形を整えながらのし棒を転がして延ばし、適度な太さに切って完成させた。仲間と毎月そば打ちを楽しんでいるという安藤英彰さん(74)らが力の入れ方や均等な太さに整える切り方などを手ほどきし、参加者は苦戦しながら集中してそば打ちを楽しんだ。 GW三島は約20年前から同市元山中の耕作放棄地を利用してそばづくりに取り組んでいる。豊かな香りと甘みが特長で、今年も出来は上々
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経理テーマに議論 三島信金と経営者、後継者ら
三島信用金庫と取引がある若手経営者らによる「さんしんチャレンジクラブ」の定期総会が22日、三島市のホテルで開かれた。経理をテーマにした交流会も行われ、50歳以下の経営者や企業の次期後継者ら53人が各社の現状や思いを語った。 売り上げや発注などに関する経理を経営者がどのように把握し、社員に認知させているかについて各社の状況を発表した。社員への周知を始めた会社の社長は「これまで社長の責任と思っていた数字を社員が考えるようになった」とし、「仕入れについて理解し、経費削減の方法を現場から提案してきた」と社員の意識改革につながった好事例を紹介した。一方で、「なかなか下の社員まで浸透するのが難しい」と
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夫婦そろって日本チャンピオン 全日本体重別腕相撲、三島の茂出木さん、伊豆で数々の鍛練
伊豆市の施設、土肥集学校を拠点に活動するアームレスリングクラブ「スパーズ」所属のペンション経営茂出木一真さん(32)、絢子さん(37)=三島市=夫妻が、このほど東京都で開かれた第16回全日本体重別腕相撲選手権大会で、ともに初出場して優勝を果たした。夫妻そろっての優勝は大会史上初という。 一真さんは9人が出場した男子85キロ級の右腕で優勝。5人で競った女子無差別級に出場した絢子さんは左腕で頂点に立った。一真さんは左腕が準優勝、絢子さんは右腕が3位だった。 一真さんは同クラブに入った3年前から本格的に競技を始めた。絢子さんは一真さんの応援に行くうちに魅力を感じ、2カ月前から練習を開始した。同
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三島駅前再開発「信得た」 「推進」主張の豊岡市長が会見
三島市の豊岡武士市長は23日、4選を果たした市長選後、初の定例記者会見に臨み、選挙戦で「推進」を明確に打ち出した三島駅南口東街区の再開発事業について「市民の信を得られた」との見解を示した。 同事業では再開発組合が6月に設立された際、認可した県から事業の検証や市民合意に関する「5分野16項目」の要請が市長や事業関係者に出ている。3氏が出馬した市長選では他候補が同事業について「反対」「検証、見直し」を訴える中、「早期実現」を主張した豊岡市長が2万1千を超える得票数で当選した。豊岡市長は今回の選挙結果を「市民合意の一つの形と受け止めている」とし、「引き続き丁寧に市民への説明を続けていく」と語った
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骨組みに絵描いたモデルハウス完成 マイホームセンター三島
三島市松本のSBSマイホームセンター三島展示場で、障害者支援のNPO法人「エシカファーム」(同市)の利用者が住宅の骨組みに絵を描いたモデルハウスが完成し、22日に関係者向けの内覧会が始まった。 モデルハウスを建設したミサワホームと障害者支援のクロスチーム(東京)、エシカファームがワークショップを共同開催し、8月の建築段階に参加者が好きな絵の具やローラーでリビングやダイニングの木の骨組みに絵を描いた。モデルハウスには壁の中や床下に絵と作業中に付いた絵の具の足跡が残され、完成後の室内には描いたデザインを転写して額に納めた絵も壁に飾り付けられた。 ミサワホームでは初めての試みで、実際に住宅を建
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スペシャルオリンピックス 三島の田中さん卓球3位 喜び報告
11月に広島県で開催された知的障害者のアスリートによる大会「スペシャルオリンピックス」日本夏季ナショナルゲーム・広島で、三島市の田中克彦さん(21)が卓球競技の部門別で3位入賞を果たした。このほど、市役所に豊岡武士市長を訪ねて喜びを報告した。 田中さんは高校2年で卓球を始め、現在は飲食店勤務の傍ら沼津市のチームに所属して週2、3回の練習を重ねている。 4年に1度の同大会では全国から卓球競技に47人が出場し、部門別で対戦した。 田中さんは「銅メダルはうれしい。他の地方の友達と試合し、楽しく戦えた」と振り返った。 豊岡市長は銅メダルを見ながら田中さんの成績をたたえ、「今後も頑張ってさらに
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三嶋大社 神池に「雲海」出現 豊富な富士山湧水を噴霧し演出 31日~1月3日にイベント
富士山からの伏流水が湧き出る三島市の三嶋大社は、境内の豊富な湧水を噴霧して「雲海」を作るライティングイベントを31日~1月3日に実施する。本番を前にしたデモンストレーションが20日に行われ、神池に広がる「雲海」が幻想的な雰囲気を醸し出した。 北条政子が神をまつったとされる同大社の厳島神社を囲む神池沿いに、一般的な噴霧器よりも4分の1ほどの細かなミストを大量に発生させるノズルを100個設置した。1時間に200リットルを噴霧できるポンプも4台取り付け、神池には雲のような霧が瞬く間に広がった。参拝者は足を止めて「雲海」に見入り、さし込む太陽の光や風の流れで変わる境内の風景を楽しんだ。 ライティ
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DXで市民サービス向上 三島市、推進委員会を発足
三島市は21日、市民サービスの向上と業務の効率化に向けてデジタル技術の導入を図る「DX(デジタルトランスフォーメーション)推進委員会」を庁内に設置した。横断的に配置した各部署の課長級職員が事業や業務に対するDX導入の可能性を探り、来年5月までにDX推進計画を策定する予定。 市民サービスや行政運営、基盤整備などについて利便性と効率性を高める四つの基本方針を柱に掲げ、各課が実施、計画している事業に導入できるDXのあり方を検討する。ペーパーレス化やデジタル人材の育成、マイナンバーカードの普及などを進め、具体的な成功事例を蓄積していく方針。環境・エネルギー、子育て支援、防犯・防災など分野別にもDX
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露店不正出店 年末年始含め視察や見守り強化 静岡県警刑事部長
指定暴力団山口組藤友会組員らが「沼津夏まつり・狩野川花火大会」と三島市の「三嶋大祭り」で露店の出店権を不正に取得したとして詐欺罪で起訴された事件を受け、静岡県警は22日、県内各地のイベント・祭典会場で露店に関する警戒警備を強化する方針を示した。 河合竜司刑事部長は同日の定例記者会見で「年末年始も含め視察や見回りを強化する」とした上で、企業や関係団体に向けては暴力団追放・排除の意識徹底を改めて求めた。 事件を巡っては、県東部イベント商業協同組合理事長も逮捕、送検され、捜査が続いている。河合部長は「今後も(暴力団との)関与の疑いがある場合などは指導を徹底していく。事件を広報素材として発信し、
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飲食店のテーブル蹴って壊す 消防署員を逮捕 三島署
三島署は22日、器物損壊の疑いで自称三島市青木、駿東伊豆消防本部田方中消防署員の男(25)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前1時35分ごろ、同市本町の飲食店でカウンターテーブルを蹴って壊した疑い。三島署によると、容疑者は飲酒状態で、知人と来店していたという。 同本部によると、容疑者は消防副士長。佐藤潤消防長は「職員が逮捕され、誠に遺憾。詳細を確認し、厳正に対処する」とコメントした。
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全国初出場「楽しみたい」 日大三島高 都大路健闘誓う
11月の静岡県高校駅伝競走大会女子の部で優勝し、25日に京都の都大路で開催される全国高校駅伝への出場を決めた日大三島高(三島市)陸上部の選手、監督らが20日、市役所に豊岡武士市長を訪ねて本番での健闘を誓った。 創部65年で初出場。県大会では1~4区の1、2年生がトップでたすきをつなぎ、アンカーの3年生が後続を振り切って優勝を決めた。田中浩章監督(42)は「選手がのびのび走れるようサポートしてくれた3年生のおかげ」と振り返り、全国大会に向けて「目指してきた場所を楽しみたい」と語った。陸上部の長距離ブロックで主将を務める中村由奈さん(3年)は「卒業生の思いもたすきに込めて走りたい」、2年の武田
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全国高校駅伝25日号砲 男子・藤枝明誠/女子・日大三島が出場
全国高校駅伝は25日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われ、都道府県代表の男女各47校が参加する。県勢は7区間42.195キロの男子に藤枝明誠、5区間21.0975キロの女子に日大三島が出場する。 男子・藤枝明誠 杉浦、水野で序盤に流れ 男子の藤枝明誠はエース杉浦、主将水野の1、2区で勝負を懸ける。チーム上位7人の5000メートル平均記録は47校中34位だが「駅伝はタイム通りにはいかない」と清監督。適性に応じた区間配置で2時間5分台を目標に、県最高記録(2時間5分9秒、2015年加藤学園)更新も狙う。 出場は13年ぶりだが、コースは毎年試走してきた。最長10キロの1区は「7キ
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4期目豊岡市長が訓示「市政全体を考えて」 三島
18日に投開票が行われた任期満了に伴う三島市長選で4選を果たした豊岡武士市長が20日、新たな任期の開始に当たって市の部課長職員約60人に市役所で訓示を行った。 選挙戦を通じて市のまちづくりに感謝する声が多数寄せられたとし、「皆さんがチーム三島で頑張った成果が花開き、市民が高く評価してくれたと実感している」と述べた。三島のさらなる発展、市民生活の充実を行政の目的に掲げ、「事務作業が目的化しないよう、部課長のリーダーが常に市政全体を考えて役割を果たしてほしい」と語った。 4期目に向け、「(自身の)頭と心をリセットしてまちづくりに取り組む」と決意を新たにした。
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横断中の歩行者と衝突 過失傷害容疑で教員逮捕 三島
20日午後4時40分ごろ、三島市内の信号交差点で、横断歩道を横断中の同市の男性(82)と乗用車が衝突した。男性は頭などを強く打ち重体のもよう。 三島署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、乗用車を運転していた長泉町中土狩、中学教諭の女(47)を現行犯逮捕した。同署が事故原因を調べている。
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軽傷ひき逃げ容疑 沼津の会社員を逮捕 三島署
三島署は20日、自動車運転処罰法違反(過失運転傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで沼津市原、会社員の男(50)を逮捕した。 逮捕容疑は同日午前6時20分ごろ、三島市幸原町の県道でトラックを運転し、同市内の男性(68)が運転する自転車に衝突して男性に軽傷を負わせ、そのまま逃走した疑い。
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駅前開発「賛成」59%/市役所建設「現在地」53% 三島市長選 期日前投票出口調査
18日に投開票が行われた三島市長選に合わせ、静岡新聞社が期日前投票の出口調査で有権者の意向を尋ねたところ、争点となった三島駅南口再開発事業について59%が「賛成」、21%が「反対」と答えた。老朽化により建て替え計画が進む市役所本庁舎の希望建設地は「現在地」が53%で、「南二日町広場」の27%を上回った。 出口調査は期日前投票が行われた12~17日に市役所大社町別館で行い、有権者700人から回答を得た。 三島駅前に広域健康医療拠点やマンションを建設する再開発事業では「駅前がにぎやかになる」「カフェがほしい」などと賛成派が6割を占めた一方、「資材価格の高騰でコスト面が心配」「自然に影響を及ぼ
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三島市長選 豊岡武士氏に当選証書 4選、前回より得票増「評価、期待いただいた結果」
任期満了に伴う三島市長選(18日投開票)で4選を果たした現職の豊岡武士氏(79)は19日、三島市選挙管理委員会の望月正己委員長から市役所で当選証書を受け取った。 三島駅南口東街区に広域健康医療拠点やマンションを建設する再開発事業の実現を公約に掲げ、新人2氏を破り当選した。市長としては県内最高齢の当選に「健康年齢は人それぞれ。特段の問題はない」とし、過去最低の投票率でも前回選より得票を伸ばした点について「これまでの取り組みが評価され、今後の期待をいただいた」と語った。 当選証書を手渡した望月委員長は「一層の市政発展のため、ご健勝とご活躍を祈念する」と述べた。 豊岡氏の任期は20日から4年
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豊岡三島市長4選 新人の石井氏、近藤氏破る 投票率は過去最低
任期満了に伴う三島市長選は18日、投開票が行われ、無所属で現職の豊岡武士氏(79)が新人の元市議石井真人氏(43)、会社経営近藤正文氏(46)を破って4選を果たした。投票率は44・97%で、前回選を4・86ポイント下回り、過去最低だった。 豊岡氏は三島駅南口東街区で進む再開発事業の早期実現を公約に掲げたほか、任期中に実質的な市の借金を大幅に減少させた財政健全化など3期12年の実績をアピール。連合静岡や公明党など推薦団体も活発に動き、支持を拡大した。 石井氏は自民党三島市支部の推薦を取り付け、「市政刷新」を旗印に若さと独自政策を訴えたが一歩及ばなかった。近藤氏は子育て世代への支援策を打ち出
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鉄砲玉(戦国末期) 三島市郷土資料館【美と快と-収蔵品物語㊽】
箱根山西麓の尾根上にある国指定史跡「山中城跡」(三島市)は戦国時代末期、小田原城を本拠としていた北条氏によって、西方防衛の要所として築かれた山城跡。天正18(1590)年3月29日、小田原城を目指す豊臣軍の総攻撃を受け、わずか半日で落城したとされる。山中城に関連する史料は少なく、構造の詳細は明らかではないが、同市郷土資料館に収蔵されている「鉄砲玉」をはじめとする発掘調査による出土品は戦の激しさを物語っている。 山中城 合戦の痕跡 天正15(1587)年11月の北条家朱印状が城の存在を確認できる初例という。敷地は東西500メートル、南北千メートルに及び、北条氏の城に共通する、堀の中に土手状
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トラックで歩行者と衝突 三島市富田町の国道、容疑の会社役員逮捕
三島署は18日、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで長泉町本宿、会社役員の男(54)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前4時50分ごろ、三島市富田町の国道で準中型トラックを運転し、歩いていた同市内の男性(23)と衝突した疑い。同署によると、男性は頭や胸を打ち重傷を負った。
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三島市長選 現職豊岡氏が4選
任期満了に伴う三島市長選は18日、投開票が行われ、現職の豊岡武士氏(79)が新人2氏を退けて4選を確実にした。
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木のぬくもり 憩いの場に 三島「Via701」1月14日リニューアル 木工体験、DIY作業場も
三島市本町の交流スペース「Via701」が1月14日にリニューアルオープンする。ギャラリーやカフェに加え、1階はDIYを体験する作業場や建材の展示コーナーなど木のぬくもりを感じられる憩いの場に生まれ変わる。 市中心街の大通りに位置するVia701は1999年から第三セクター「みしま街づくり株式会社」が運営していたものの、経営難により平成建設(沼津市)が施設を受け継いで今回のリニューアルに至った。1階の「まちの作業場」は端材ビュッフェと称し多様な木材で工作を楽しめて、常駐する大工職人が要望に応じてアドバイスしてくれる。建築の書籍も並べたほか、好みの建材を自由に選べるセレクトショップの展示など
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みしまるかん(三島市) 新時代の八百屋目指す【直売・しずおかの幸】
JAふじ伊豆ファーマーズマーケットみしまるかん(三島市)は、今年10月26日にオープンしました。「新時代の八百屋」をテーマに、野菜やお茶、箱根西麓牛、箱根山麓豚など、近隣の新鮮な農作物を取りそろえており、農業・農作物を通して生産者と消費者が情報交換できる場を目指しています。 地元ブランド野菜「箱根西麓三島野菜」は、箱根連山西南の標高50メートル以上の場所で栽培されます。南向きで日当たりや土壌の水はけが良く、澄んだ空気の中でストレスなく育てるため、味が濃く甘いのが特長です。これからのシーズンはニンジン、大根、白菜が多く販売され、鍋はもちろんサラダなど生でもおいしいのでお薦めです。 JAふじ
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三島市長選18日投票 現職、2新人の三つ巴
任期満了に伴う三島市長選は18日、投票が行われ、即日開票される。立候補しているのは新人の会社経営近藤正文氏(46)、4選を目指す現職豊岡武士氏(79)、新人の元市議石井真人氏(43)。 三島駅南口東街区で進む再開発事業の是非が主な争点。近藤氏は「反対」、豊岡氏は「推進」を訴え、石井氏は事業の「検証、見直し」の考えを示す。経済対策などについても舌戦を繰り広げている。 投票は午前7時から午後8時まで、市内31カ所で行われる。開票は午後9時10分に市民体育館で始まり、午後10時半~11時ごろに大勢が判明する見通し。 10日現在の選挙人名簿登録者数は9万790人(男4万4036人、女4万675
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妊娠前から出産…高校生まで 子育て支援1冊に 三島市「すくすくガイド」作成
三島市は母親の妊娠前、妊娠期から子どもの出産、幼児期、高校生まで年齢に応じた市の子育て支援策を1冊にまとめた「みしまっ子すくすくガイド」を作成した。子どもの成長過程において担当する部署が変わるケースもあり、一覧表で示して全庁的に子育てをサポートする態勢を整えた。 妊娠前、妊娠期では不妊・不育症治療やアプリを活用した電子母子手帳サービス、出産時には第1子に1万円、第2子に5万円、第3子以降に15万円を支給する「すくすく祝金」などの独自施策を掲載している。高校生相当年齢までは医療費を無料とするほか、子育てコンシェルジュや育児サポーターなど母親の心身を支える取り組みも行っている。 ガイドはA4
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「挑戦重ね、夢作る」 サッカー元日本代表の市川さん 三島・徳倉小で講話
サッカー元日本代表で来季からJ2清水エスパルスのコーチを務める市川大祐さんが15日、三島市立徳倉小で児童に職業講話を披露した。6年生約60人が、夢を持つために身近な目標に挑戦し続ける大切さを学んだ。 市川さんは高校サッカーからJリーグ、ワールドカップ(W杯)へと夢を持ち続けた現役時代を振り返り、「目標に挑戦し、達成すれば新しい目標ができる。その積み重ねで夢が作り上げられる」と語った。左右で計13回も手術した足のけがには悩まされたものの「けがをしたから感じることもある」とし、「発想を変えながら自分のスピードで前に進むのが大事」と呼びかけた。 児童からは「新しいチームに入ったら何をしますか」
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反射材着用を呼び掛け 啓発品を配布 裾野署
年末の交通安全県民運動に合わせて、裾野署は16日、反射材着用を呼びかける啓発品を裾野市のJAふじ伊豆直売所「すそのふれあい市」で配布した。 署員と市職員、県交通安全協会裾野地区支部の交通安全指導員が来店者に「反射材を着けよう」などと書かれたポケットティッシュやカイロを手渡した。受け取った吉村満江さん(75)=三島市=は「朝はまだ暗いので、首からライトを下げて歩いている。反射材なども活用して、車に気をつけたい」と話した。 同署管内では11、12月に1件ずつ、高齢者が巻き込まれた交通死亡事故が発生した。同署によると、日が落ちた午後6時ごろの事故で、横断歩道のない道路を渡っている際に車と衝突し
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頼朝公イラスト募集 三島市 大河ちなみ、聖地化へコンテスト
三島市は放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなみ、源頼朝公イラストコンテストを開催する。舞台となった三島を「源頼朝公ゆかりのまち」として聖地化するのが狙いで、全国から作品を募集する。 小学生以下の「子ども」、中学生以上の「一般」の各部に分けて審査を行う。今夏の三嶋大祭りで頼朝公旗揚げ行列に参加した俳優の大泉洋さんなど、出品者がイメージする頼朝を自由に描いてもらう。大賞1点には「三島うなぎ」、入賞者には地元特産の野菜や菓子が贈られる。 A4サイズでデジタルは不可。来年2月15日までに出品する。作品の郵送代以外は参加費無料。問い合わせは市商工観光課<電055(983)2656>へ。
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三島市長選終盤情勢 豊岡氏、石井氏横一線、近藤氏追う
任期満了に伴う三島市長選は、18日に投開票を迎える。公明党県本部、連合静岡の推薦を受けて4選を目指す現職豊岡武士氏(79)と、日本維新の会、自民党三島市支部が推薦する新人の元市議石井真人氏(43)が激しく競り合い、横一線のまま終盤戦に突入した。新人の会社経営近藤正文氏(46)は支持が広がっていない。 3期12年の実績を訴える豊岡氏は、市内で幅広い団体の支援を受けて組織戦を展開する。市民の関心が高い三島駅南口の再開発事業には「推進」の姿勢を明確にし、高い知名度を生かしながら支持を呼びかける。後援会もフル回転して草の根活動を続け、全域での浸透を図っている。 石井氏は告示前から所属する政治団体
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石綿被害、事業所公表 静岡県内関係は22事業所
厚生労働省は14日、アスベスト(石綿)が原因の疾患で2021年度に労災認定された人や、特別遺族給付金の対象となった人が働いていた全国966事業所の名称や所在地、従事した作業内容を公表した。このうち新たに公表されたのは715事業所。同省のホームページで閲覧できる。 石綿による肺がんや中皮腫は、発症まで数十年の潜伏期間がある。厚労省は該当事業所での勤務経験者や周辺住民に健康状態の確認を促すため、毎年公表している。21年度の労災認定は1075件だった。 「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」は同日、約60年前に石綿を含有する水道管の製造工場で2カ月間アルバイトをして中皮腫を発症した男性(7
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自転車競技「強い気持ちで」 五輪出場の脇本雄太選手 三島・徳倉小で授業
三島市を拠点に活動する自転車競技のチームブリヂストンサイクリングに所属し、昨年の東京五輪で7位となった脇本雄太選手がこのほど、徳倉小を訪れて交流授業を行った。6年生約60人が受講し、競技にかける思いなどに耳を傾けた。 脇本選手は国民体育大会での優勝を経て目標を「世界一」に掲げ、五輪への出場に向けて練習を重ねた日々について語った。初出場したリオ五輪は「出るだけで精いっぱいだった」とし、満を持して出場した東京五輪でも「何が起こるか分からない。準決勝を勝ち上がれなかった」と振り返った。五輪出場への思いとして「賞金はなくても出たい。強い気持ちを持ち続けるのが大切」と述べた。 児童からの質問にも
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タクシー運転手が詐欺犯逮捕に協力 三島署が感謝状
三島署はこのほど、特殊詐欺の可能性を疑い、同署に知らせて犯人逮捕に協力した富士急静岡タクシーの運転手竹下浩さん(61)=に感謝状を贈った。スピード逮捕につながり、高齢女性がだまし取られた現金800万円も取り戻すことができたという。 竹下さんは11月11日、JR三島駅で乗せた若い男性客2人の服装や、土地勘もなく目的地の住所を指定する様子に違和感を抱き、2人を降ろした後で近くの交番に情報提供した。同署が付近を調べると80代の女性がだまされたことが分かり、沼津署や県警捜査4課、鉄道警察隊と連携して2人をJR沼津駅近くで取り押さえた。 竹下さんは「間違えたら申し訳ないという思いで交番に知らせたが
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がん遺児奨学金に4万円余を寄付 伊豆箱根鉄道
伊豆箱根鉄道はこのほど、11月に三島市の本社で開いた「いずはこねふれあいフェスタ」で集まった4万72円を、代理店を務めるアフラック生命保険の沼津支社を通じて「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」に寄付した。 寄付金は同フェスタのゲームイベントでの売上金。沼津市の同支社で、伊豆箱根鉄道の新宅広樹取締役上席執行役員が藤田秀隆支社長に手渡した。小児がんや、がんで親を亡くした高校生を支援するための奨学金。これまで県内で約40人が給付を受けているという。
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⚾ヤクルトの右腕小沢 シリーズの借り、来季に 日大三島高出、7年目「充実」の今季2勝
ヤクルトの小沢怜史投手(24)=三島市出身、日大三島高出=は今年6月、支配下契約と同日に1軍登板を果たし、10月には日本シリーズのマウンドに立った。22歳での戦力外通告からトライアウトを経てはい上がったプロ7年目の右腕は、激動の今季を「開幕前は予想できなかったくらい充実していた」と振り返り、「日本シリーズの悔しさを日本シリーズで返したい」と来季を見据えた。 2016年、ドラフト2位でソフトバンクに入団。ただ、故障もあって実績を残せず、20年には戦力外となった。同年、育成選手としてヤクルト入り。21年9月、現状を打開しようと腕を下げてサイドハンドに挑戦した。「ストライクゾーンにいろんな球種を
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三島市長選 立候補者アンケート 3氏の主張、政策は
任期満了に伴う三島市長選は、18日に投開票が行われる。選挙戦を繰り広げる新人の近藤正文氏(46)、現職の豊岡武士氏(79)、新人の石井真人氏(43)に政策や主張を聞いた。 近藤正文(こんどう・まさふみ)氏 無新 46歳 ◆三島駅南口再開発事業の方針と理由 20年前の計画は時代錯誤であり愚か。市場価格より安値で市民の財産を売り渡し、駐車場だけの運営を行うような案には賛成できない。用地があり交通弱者でも行ける駅前は市役所や保育ステーションには良い。 ◆市役所新庁舎の建設場所、イメージは 利益を生まない、市民の憩いの場でもない市役所にお金を使わない。駅前開発するなら駐車場の上か下に造る
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ギャラリーと大画面開設 三島・本町交差点、情報発信の拠点に
静岡不動産(静岡市)は13日、三島市の本町交差点の一角に所有するビルに芸術作品を展示するストリートギャラリーとデジタルサイネージによるコミュニティービジョンを開設した。中心市街地の歩道に向けてガラス越しに設置され、観光や文化、スポーツなどの情報を発信する。 デジタルサイネージは86インチの画面に多彩な映像を表示するほか、地元企業の情報もPRする。ギャラリーは芸術作品を一定期間で切り替えて展示する予定で、初回はいずれも市内在住の永冶晃子さん(44)と二村有音さん(40)の作品。本町交差点で感じる音や風景、人の流れを和紙とツルで表現し、「自分だけでは生まれない作品。こういう場を設けていただき光
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東部健康福祉センター所長 小坂寿男氏 感染症対策さらに強化【サンフロント21懇話会~熱き地域人】
-新型コロナウイルス感染症への対応は。 「保健所機能がまひしないよう、定例的な業務は延期し、他庁舎の応援や派遣職員も確保しながらオール県庁体制で食中毒や児童虐待、精神患者の通報など他の業務との両立を図ってきた。9月の制度改正以降は重症化リスクがある人への支援を重点化したが、11月末以降は再び増加傾向にある。年末年始に備え、市町や医療機関、医師会、消防本部と連携し、患者の受け入れ体制を強化したい」 -近年力を入れている取り組みは。 「県内の児童虐待の発生件数は昨年度3700件と高い水準を推移する。今年から県警警察官を併任職員として招いたことで情報共有が円滑になり、迅速な対応につながった。
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三島の水力発電コンテスト、環境省表彰 市長に報告
三島市の豊富な湧水を活用して小学生が創造性を養う「三島せせらぎミニミニ水力発電コンテスト」の取り組みが、環境省グッドライフアワードの「環境ひとづくり賞」に輝き、実行委員会の関係者がこのほど、市役所に豊岡武士市長を訪ねて喜びを報告した。 同コンテストは過去に7回開かれ、毎年10~20人ほどの小学生がペットボトルなど身近な物で水車を作って披露している。モーターを組み込んで効率よく発電するアイデアを競うほか、水車で川のごみをすくい上げたり、発生する電力でミニカーの模型を走らせたりと工夫を凝らした力作が寄せられている。 実行委の主な構成団体は、NPO法人地域活性スクランブルフォーラムと市少年少女
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絵画や書写 入賞児童を表彰 MOA三島作品展
MOA美術館三島児童作品展(実行委員会など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式がこのほど、三島市の県総合健康センターで開かれた。市内の小学校から絵画1233点、書写407点が寄せられ、それぞれの部で入賞した児童を表彰した。 特別賞に輝いた児童は次の通り。 【絵画】市長賞 松井蒼登(向山3)芹沢虎拍(同6)▽市議会議長賞 西原理人(南1)井上桃花(山田6)▽市教育長賞 望月大我(北上2)鈴木凛音(東2)▽三島商工会議所会頭賞 大嶽遙花(南4)桑山紗季(東6)▽市子ども会連合会長賞 杉山恋叶(南5)山口統真(南5)▽三島郵便局長賞 三由珠央(西1)下里蒼空(沢地5) 【書写】市長賞 小
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イチョウ並木を清掃 三島北中出身の高校生有志
三島市文教町のイチョウ並木でこのほど、三島北高と近隣の沼津東、韮山、伊豆総合の各高校に通う地元出身の生徒有志30人がボランティアの清掃活動を行った。 生徒らは三島北中に通っていた2年前、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い捨てられたマスクを拾う清掃活動を開始した。自ら県に補助金を申請して清掃に使う道具をそろえ、その後も活動を続けてきた。今回は三島北高、北中の正門前に続くイチョウ並木で行い、約100メートルの区間で道路の両脇に積もったイチョウの葉をほうきで掃いてかき集めた。 活動の中心となった三島北高2年の沈香里さんは「今後は小学生や中学生にも参加を呼びかけ、継続した取り組みにしたい」と話し
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日本維新の会 石井氏推薦決定 三島市長選
日本維新の会は13日、任期満了に伴う三島市長選(18日投開票)で、新人の元市議石井真人氏(43)の推薦を決定した。県総支部が党本部に上申していた。
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三島市長選 立候補者の横顔 石井真人氏(無新、43歳) 弱者に寄り添う政治を
政治家を志したきっかけは1歳上の兄の存在。満腹中枢に異常があり、身体的な成長が止まる障害「プラダー・ウィリー症候群」を抱えていた。「(兄より)先には死ねない」という母の言葉に、障害者を支える日本社会の在り方に疑問を感じた。「政治の力で変えなくては」 兄は障害が引き金となって肺に病気を患い、2014年に36歳で他界した。同じ年に祖母も亡くし、当時いた東京から三島への帰郷を決意。初挑戦した18年の市長選で敗れたものの、翌年の市議選でトップ当選して政治の道を歩き出した。 大学卒業後の03年に勤め始めた浜松市役所は当時、12市町村合併の手続きがまっただ中。学生時代に培った情報処理と防災の知識を生
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三島市長選 立候補者の横顔 近藤正文氏(無新、46歳) 未来思い描く“戦略家”
仕事に赴いたジャカルタで目にした光景が忘れられない。大雨の中、ずぶぬれになって傘を売る子どもたち。近くのカフェでは大人が優雅にお茶を飲んでいる。「何かが狂っている」。社会のひずみを感じ、政治家として世の中を変えたいと思うようになった。 飲食店などを県内外で展開し、2013年に三島へ移り住んだ。人が穏やかで気候は温暖、自然も豊か。嫌いだった野菜は、三島に来てから大好きになった。そんな地元の魅力を感じる一方で、疲弊する地域経済には危機感を抱く。「この土地に根付こうと決めた。人任せにはしたくない」。市長選に名乗りを上げた理由だ。 政策の目玉に掲げるのが「ママもパパも医療費無料」。物価高騰のあお
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三島市長選 立候補者の横顔 豊岡武士氏(無現、79歳) 「人のつながり」大切に
小学生の頃に野球を始め、ポジションはキャッチャー。母校の韮山高で野球部の監督も務め、指導した選手が後年に都市対抗野球の監督として対戦したのは忘れられない思い出だ。学校の校長、会社の社長などさまざまな場で一線に立つ教え子の活躍を喜び、あらためて「人のつながり」を大切に思う。 県職員だった1998年、生まれ育った三島市に派遣された。当時、病気で不在だった市長に代わって災害対応の指揮を執り、やがて三島を災害に強い町にすべく政治家を志す。オイルショック、湾岸戦争などの経済危機を県庁で経験し、県議を経て市長に就任。国や県など幅広い人脈に支えられて務めた3期12年を振り返り、「自分ほど地方行政に詳しい
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「無冠の仏像」22点 無指定文化財紹介 下田・上原美術館
国宝や重要文化財として指定を受けていない名品に着目した展示会「無冠の仏像 伊豆・静岡東部の無指定文化財」が2023年1月9日まで、下田市宇土金の上原美術館で開かれている。所有する施設外では初めて公開された作品を含めた計22点が並ぶ。 三島市の長福寺に伝わる平安時代の十一面観音像と如来像は寺外初公開となる。頭部の形などに特異な点があり、由来も不明の神秘的な作品。裾野市の茶畑浅間神社の「四面神像」は四つの頭部がある国内唯一の女神像ともされ、平安時代の富士山信仰の影響が推察される。 来館者からひときわ注目を集めているのが国清寺(伊豆の国市)の彫像断片約130点だ。南北朝から室町時代の木造で、足
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小学生に強制わいせつの疑い 三島署、大学生を逮捕
三島署は12日、強制わいせつの疑いで三島市の大学生の男(19)を逮捕した。逮捕容疑は10月17日午後3時ごろ、県東部地区の路上で同地区に住む小学生の女児の尻を触るなどわいせつな行為をした疑い。同署によると、2人に面識はない。
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静岡県職員に懲役2年求刑 静岡地裁公判 公共工事絡む背任
静岡県発注の公共工事に絡んで虚偽の公文書を作成し、請負代金を増額させるなどして県に損害を与えたとして、虚偽有印公文書作成・同行使と背任の罪に問われた三島市、県職員の被告(32)の公判が12日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれた。検察側が懲役2年を求刑し、結審した。 検察側は論告で、誠実に職務を遂行する任務に背いたとした上で「規範意識が明らかに低下している」と指摘。「犯行態様は巧妙かつ悪質で動機に酌量の余地はない」と非難した。 一方、弁護側は予算を全て執行することを至上命令とする雰囲気が職場組織にあったとし「執行猶予付き判決が相当」と主張した。 起訴状などによると、被告は県下田土木事務
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優良従業員を表彰 27事業所、106人 三島商議所
三島商工会議所はこのほど、優良従業員表彰式を三島市内のホテルで開いた。石渡浩二会頭が27事業所、106人に表彰状を手渡した。 日本商工会議所会頭表彰を受けたのは次の通り。 志村博(伊豆箱根企業)松本教義(伊豆フェルメンテ)石川伸也(同)鈴木松王(エヌエーシー)海老原弘昭(MYコミュニケーションズ)三石俊幸(同)田代将守(同)滝山正美(小野建設)堀内正人(同)奈良橋渉(同)古川智音(カメヤ食品)井村智明(三光ダイカスト工業所)土屋良康(静岡コンサルタント)三橋哲也(第一段ボール)手嶋明子(電業社機械製作所)八木哲也(同)杉山好秀(同)鈴木寛人(東平商会)内田康彦(ニューデルタ工業)大隅和泰
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ひき逃げの疑い 三島署が男逮捕 2人軽傷
三島署は10日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、富士市本町、自称建築土木業の男(51)を逮捕した。逮捕容疑は同日午後0時50分ごろ、三島市青木の国道で準中型トラックを運転し、信号待ちで停車していた乗用車に追突して乗っていた東京の女性ら2人に軽傷を負わせ、そのまま逃走した疑い。
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三島市長選 三つどもえの戦いに
11日告示の三島市長選は立候補の届け出が締め切られ、いずれも無所属で新人の会社経営近藤正文氏(46)、現職の豊岡武士氏(79)、新人の元市議石井真人氏(43)による三つどもえの選挙戦が確定した。 三島市長選 第一声書き起こし(届け出順) ▶近藤正文氏(無所属、新人) ▶豊岡武士氏(無所属、現職) ▶石井真人氏(無所属、新人)
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三島市長選告示 第一声書き起こし 石井真人氏(無所属、新人)
皆さん、本日はこのように多くの方がお集まりいただき、本当にありがとうございます。 この4年間いろいろなことがあります。大変な時、苦しい時、そんな中にもずっと支えてきてくれた皆さんのおかげで、今日のこの日を迎えることができました。昨日も夜遅くまで、この日のための準備をしてくれた皆さん、「石井真人なんとか応援してやってくれ」。声をかけてくれた皆さん、色々な形で 私を支えてきてくれたおかげで、今日、こうして大勢の皆さんの前で、自分の思いを伝えさせていただくことができます。 私の思いは、なんとしても、この三島のために全力で尽くしたい。この選挙、なんとしても、勝利をしなければいけないんです。大勢
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三島市長選告示 第一声書き起こし 豊岡武士氏(無所属、現職)
早朝から豊岡武士の激励に駆けつけてくださいました皆さん、おはようございます。 本当にありがとうございます。また、ご来賓としてお越しくださいました、先生方、 首長の皆さん、議員の皆さん、公務ご多忙の中、お越しくださいましたことに心から感謝申し上げます。ありがとうございます。 私はこれまで、この愛する三島を市民の皆さん方、お一人、お一人が健康でお元気で、そしてまちも元気、そして産業も元気、「スマートウェルネス」という、人もまちも産業までも健康で幸せを目指そうという取り組みを行ってまいりました。その結果、先ほど、先生方、議員の皆さんからご紹介いただきましたように、この三島が輝いて
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三島市長選告示 第一声書き起こし 近藤正文氏(無所属、新人)
皆様、朝早くからお集まりいただきありがとうございます。 本日から三島の市長選挙が始まります。私今回ほとんど手作りでやってみました。ポスターのデザインからチラシのデザイン、そして、選挙カーまで。全てね、手作りで作りました。すごいね大変でした。 大変だったんですけどね、こういう形でやっていて、なんでこういう形でやるかというと、 開発っていうのはお金を出して、誰かに作ってもらう。そういったことっていうのは、何が残るのかなというのが私の中にありまして。 開発っていうのはね、これからは市民の手なり、自分でやる、その範囲内の開発でいいと思うんですね。 飽きたらもうすぐ潰
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2010年度以降 借金実質減 市税収入は増 数字で見る財政【迫る 三島市長選 番外編】
11日告示、18日投開票の三島市長選は市の財政状況にも注目が集まる。現市政が始まった2010年度からどう変化したのか。借金、貯金、収入の面から数字でひもとく。 市債は10年度に367億円だったが、20年度は401億円。数字上は34億円の増加となるが、20年度の市債は10年度よりも「臨時財政対策債」が51億円増えている。これは各地の行政サービスに格差がないよう国が補助する制度で、市の借り入れだが実際に元金と利子は国が返済する。このため、20年度の市債から51億円を差し引くと、実質的な市の借金は10年間で17億円の減少となる。 収入の市税総額は、10年度の168億円から20年度は176億円に
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三島市長選 11日告示
任期満了に伴う三島市長選は11日、告示される。いずれも無所属で、4選を目指す現職の豊岡武士氏(79)、市議の石井真人氏(43)、会社経営の近藤正文氏(46)が立候補を表明し、選挙戦となる公算が大きい。 立候補の届け出は11日午前8時半から午後5時まで、市役所本館3階第1会議室で受け付ける。投票は18日午前7時から午後8時まで市内31カ所で行われ、午後9時10分から即日開票される。 市選挙管理委員会によると、1日現在の選挙人名簿登録者数は9万801人(男4万4057人、女4万6744人)。
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市役所新庁舎建て替え 集約、分散、維持3様【迫る 三島市長選㊦】
「まるで迷路のよう」 三島市役所の本庁舎を訪れた高齢女性が困惑の表情を浮かべた。狭い通路や階段を歩いて本館と西館を行き来しているうちに、現在地が分からなくなってしまったという。手狭な駐車場、2カ所ある市役所別館との距離、老朽化した施設…。「どうにかならないのかしら」。ため息交じりに不満が漏れる。 本庁舎が建築されたのは1960年。既に62年が経過し、市は市制90周年となる2031年をめどに建て替えの計画を示す。現在地か南二日町広場の2カ所を候補地とし、スリム化を図りつつ分散した行政機能を集約して拠点型の庁舎を建設する考えだ。11月に新庁舎整備に向けた市民ワークショップも開始
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駅前再開発事業 期待と懸念、割れる見解【迫る 三島市長選㊤】
首都圏から近く、伊豆や富士山など各地へのアクセスが良好なJR三島駅。周辺の地価は県東部で1位、清らかな湧水をはじめ豊かな自然が点在する駅前の都市空間は、官民の連携で守り続けてきた三島の宝だ。さらなるにぎわいの創出を目指し、駅の南口では広域健康医療拠点や商業施設を整備する再開発事業が進む。 完成は2026年度の予定。今年6月には再開発組合が発足したものの、認可した県は事業の検証にかかる「5分野16項目」を市長や事業関係者に要請した。「市民の不安や懸念を払拭するため」とし、地質や地下水への影響などについて必要な調査と対策を検討するよう求めている。 市長選の4選出馬を表明した現職の豊岡武士氏(
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妊娠、出産時にそれぞれ5万円給付 三島市、1月以降
厚生労働省が創設した「出産・子育て応援交付金」を受け、三島市は妊婦、子育て家庭への伴走型相談支援に加え、妊娠時と出産時にそれぞれ5万円を給付する経済支援に乗り出す。来年1月以降に開始する予定で、現金での支給を検討している。 支給は今年の4月1日以降に出産、妊娠した市民が対象で、既に出産を終えた場合は10万円が贈られる。市が独自に進める第1子に1万円、第2子に5万円、第3子以降に15万円の「すくすく祝金」も合わせて支給する。 市はこのほか、物価高騰対策として市内に住む中学生相当までの子どもに1人当たり1万2千円を給付する。支給日は16日の予定で、市から児童手当などを受けている場合は申請が不
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スマホアプリで健康支援 三島市 ポイント付与、景品と交換
三島市はこのほど、市民が自らの体調や生活習慣を記録して健康増進につなげるスマホアプリ「ケンポス」の運用を開始した。地域イベントへの参加や健康的な活動にはポイントが付与され、電子マネーなどさまざまな景品と交換できる仕組み。クイズや抽選などの機能も盛り込まれ、楽しみながら継続する取り組みをサポートする。 アプリでは日々の歩数や体重、食事、睡眠などを入力して自らの健康状態を管理できるほか、健康クイズや医師らが監修する健康コラムなどが配信される。利用するとたまるチケットで抽選ゲームに参加でき、付与されたポイントを集めると電子マネーや日用品など約3千種類の景品と交換できるという。市は関連イベントも開
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10日と17日に休日相談窓口を開設 三島信金
三島信用金庫は10、17の両日、事業者向けの休日相談窓口を三島市新谷の三島南支店サポートセンター夢に開設する。 新型コロナウイルスや世界的な物価高騰の影響を受け、資金繰りが厳しい企業や個人事業主の相談に応じる。 開設は午前9時~午後3時で、前日までの事前予約が必要。問い合わせは三島信金地域未来創造課<電055(973)5730>へ。
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三島市議会が閉会
三島市議会11月定例会は8日、最終本会議を開き、ダイバーシティ推進検討特別委員会の委員長報告などを行って閉会した。難聴者の補聴器購入に関わる負担軽減を求める請願は委員会付託された。
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土砂利活用促進、ストックヤード整備へ 静岡県内各地 静岡県議会代表質問、副知事答弁
静岡県議会12月定例会は6日、自民改革会議の伊丹雅治氏(三島市)とふじのくに県民クラブの大石哲司氏(浜松市東区)が代表質問を行った。森貴志副知事は公共工事などで発生する土砂の利活用を促進するために、土砂を仮置きする「ストックヤード」の整備を静岡県内各地で検討する考えを明らかにした。大石氏への答弁。 県技術調査課によると、7月に盛り土規制条例が施行され土砂受入時の規制が強化されたことに伴い、民間の残土処分業者が減少した。9月の台風15号に伴う豪雨災害では、大量に発生した災害土砂を処理しきれず、県内に処分場が不足している現状が顕在化した。 森副知事は各地域の実情に応じたストックヤードの整備を
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三島駅前再開発 三者三様の意見 市長選立候補予定者が公開討論会
任期満了に伴う三島市長選(11日告示、18日投開票)の立候補予定者による公開討論会(三島青年会議所主催)が5日、市民文化会館で開かれ、現職の豊岡武士氏(79)、市議石井真人氏(43)、会社経営近藤正文氏(46)が登壇した。三島駅南口東街区の再開発事業に対する考えは3氏ともに食い違い、4年前の前回選に続き再び争点となる見通し。 同事業は民間企業を主体に広域健康医療拠点や高層マンション、商業施設などを建設する計画。総事業費は209億円で、このうち補助金を含む市の支出は37億円を見込む。 豊岡氏は「30年越しの最大の課題であり、三島の持続的発展には欠かせない。何としてもやり遂げる」と推進の姿勢
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食で功労13人表彰 静岡県、仕事人オブザイヤー
静岡県は、静岡県産食材を使った食文化発展に貢献する「ふじのくに食の都づくり仕事人」の表彰式を静岡市内で開いた。食を通じた地域貢献などで本年度、特に優れた活動をした「ザ仕事人オブザイヤー」に輝いた13人に表彰状を手渡したほか、新たに21人を仕事人に認定した。 食文化振興に取り組む企業や団体が対象の「ふじのくに食の都づくり貢献賞」は6団体を選んだ。国内外に誇る特徴を備えた農林水産物「しずおか食セレクション」6商品、各地の特産品の魅力を引き出した加工品「ふじのくに新商品セレクション」11商品もそれぞれ新たに認定した。 ザ仕事人オブザイヤー受賞者は次の通り。 一木敏哉(浜松市)内山栄二(熱海市
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三島市 地下水保全へ調査追加 駅南口再開発 静岡県の要請受け対策強化
三島市は5日、三島駅南口東街区の再開発事業における地下水保全や地盤の安全性などについて、必要な調査と対策を求める県の「5分野16項目」の要請を受け、追加のボーリング調査を3カ所で実施したと明らかにした。事業用地でのボーリング調査は計17カ所となる。同日の市議会11月定例会で、甲斐幸博氏(緑水会)の一般質問に答えた。 地下水観測用の井戸も1カ所新設し、モニタリング調査などで得られたデータも踏まえて設計業務を進めるとした。建物の基礎構造や耐震性、地下水保全策を確認する「地下水対策委員会」では地盤と構造に精通した専門家2人を新たに加え、体制強化を図る。市民の合意形成や情報公開については、各地で実
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東部に良質な音楽を 一流音楽家が団結 富士で初コンサート
国内の一流音楽家14人が、三島市を中心に良質な音楽を届ける団体「三島せせらぎアンサンブル」を結成した。このほど、初めての主催コンサートを富士市中野の横井照子富士美術館で開いた。 14人は1月に三島市で開いた音楽祭を契機に意気投合し、継続的に演奏できる環境づくりを目指して団体を発足させた。主に大ホールで活動する奏者たちが、街の小さな会場にも出演する。 初コンサートには、同団体代表で東京都交響楽団ソロコンサートマスターの矢部達哉さん(バイオリン)ら団員5人が登場した。ふくよかで洗練された音色を会場に響かせ、約100人の聴衆を魅了した。
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ヒマラヤ桜満開 三島梅花藻の里
絶滅危惧種ミシマバイカモの群生地「三島梅花藻の里」(三島市南本町)で、ヒマラヤ桜が満開になっている。管理するNPO法人グラウンドワーク三島によると、見頃は12月中旬まで続く見込み。 ヒマラヤ桜は1967年に熱海市を訪れたネパールのビレンドラ皇太子(当時)が、献上を受けた梅の種のお礼に桜の種を贈ったのがきっかけ。梅花藻の里には約50年前、熱海高の枝が接ぎ木された。一時は花をほとんど付けない年もあったが、間引きや消毒を施すなどしてここ数年は毎年満開の花を咲かせている。
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東レアローズ3位 地元戦敗れる バレーボールVリーグ男子
バレーボールのVリーグは4日、三島市民体育館などで行われ、V1男子の東レは1-3で堺に敗れ、今年のリーグ戦を10勝4敗の3位で終えた。 第1セットを失った東レは第2セット、富田将馬(沼津市立高中等部出)、小沢宙輝のサーブが走り、西本圭吾のブロックも要所で決まって取り返した。だが第3、4セットは堺のエース、シャロン・バーノンエバンズを中心とした攻撃の前に、守勢に立たされた。 ■奮闘若手 後半守勢 4敗目を喫したものの今年のリーグ戦を3位で終えた東レ。ミドルブロッカーの高橋、李ら主力を故障や不調で欠きながら、アウトサイドヒッターの富田と小沢、ミドルブロッカー西本ら、若手中心の布陣で上位争
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災害支援など9項目 包括連携 三島市と静岡ガス
静岡ガス(静岡市)は1日、地方創生に関する包括連携協定を三島市と締結した。災害支援や教育、温室効果ガスの削減など環境保全に向けたサポートに取り組む。 このほか、協定で推進する取り組みは移住定住や子育て、地域のデジタル化など9項目。イベントや集会でガスの安定供給や災害対応に向けた取り組みを紹介するほか、公共施設、中小企業向けに省エネ診断・改修支援、再生エネルギー設備の導入支援などを検討する。岸田裕之社長は「防災や安全など多岐にわたる。さらに一歩、二歩と深く連携していければ」と話した。 豊岡武士市長は「市の発展につながる取り組みにしたい」と期待を込めた。
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牛乳料理コンクール関東大会 巻井さん(三島)最優秀
静岡県牛乳普及協会が所属する関東生乳販売農業協同組合連合会が開催した2022年度牛乳料理コンクール関東大会でこのほど、本県代表の主婦巻井真理子さん(48)=三島市=の作品「牛乳みたらし揚げ団子」が最優秀賞に輝いた。 巻井さんの作品は、牛乳を加熱する際に酢を加えることで、牛乳を乳清とカッテージチーズに分離させ、できたチーズを白玉粉などで作る生地に加えることで、モチモチとした食感にした。家族らが試食を繰り返し、味や食感に改良を重ねて大会に臨んだ巻井さんは「多くの人の支えで受賞できた。今後は今まで作ってきた料理を伝えていきたい」と喜びを語った。 同コンクールは牛乳や乳製品の利用促進を目的に開か
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三島市 西尾新監督初陣 健闘たたえる【市町対抗駅伝】
三島市は6月、市陸上競技協会の西尾誠理事長(65)が新監督に就任した。初陣は22位に終わったが、西尾監督は「選手は諦めず戦ってくれた」と健闘をたたえた。 チーム作りと選手育成を一から考え直し、走るときに使う筋力を鍛えるため、短距離のスプリント練習を取り入れるなどした。伊東翼選手(14)=三島南中3年=は「練習の目的を教えてくれて、成長が感じられた」と話した。来年の目標は「2時間20分以内」と「15位以内」。西尾監督は「悔しかったので、来年こそは目標を達成したい」と前を向いた。
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受講生戯曲 俳優朗読 三島でSPAC講座「喜びと恥ずかしさ」
静岡県舞台芸術センター(SPAC)が一般向けに開講した「書く!SPAC戯曲講座」のリーディング上演が3日、三島市民文化会館で開かれた。受講者が書いた戯曲を基に約20分のリーディング劇を作り、SPACの俳優陣が演じた。 講師の劇作家山田裕幸さん(藤枝市)が12作品から選んだ3作品を上演した。戯曲に初挑戦した作者たちは、自分が考えたせりふを俳優が情感豊かに読む様子に見入った。 作品で里親制度を扱った三島市の福田三恵さんは「テーマを決めるのが大変だったが、ブラッシュアップしながら書き直した。恥ずかしさとうれしさがある」と話した。 講座は3会場で計約50人が受講。上演を見た劇作家・演出家の詩森
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身近なSDGs探そう 三島の子育て団体がマップづくり
静岡県東部の子育て支援グループ「ママとね」はこのほど、身近なSDGsを探す「サステナブルマップづくり」を三島市民活動センターで開いた。小中学生と保護者ら18人が三島と長泉町の白地図を使い、SDGsの視点で地元を見つめ直した。 一般社団法人「サステナブルマップ」(川崎市)の今井雄也代表理事を講師に、国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)の17項目について自分が取り組みたいことをそれぞれ考えた。気候変動の課題については「給食を残さず食べて燃やすごみを減らす」、クリーンエネルギーの問題は「電気を使わないときに消す」など、普段からできる生活習慣や活動を思い思いに書き出した。 白地図には地元の
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大場区画整理 事業の認知、関心「高い」 三島市議会で市答弁
三島市議会11月定例会は2日、一般質問を行った。市は大場地区の農地を市街化区域に編入して都市的なまちづくりを進める区画整理事業について、10月に実施した地元説明会で基本構想のたたき台を示した上で地権者との個別面談を開始したことを明らかにし、「事業の認知度、関心が高まっている」との見解を明らかにした。中村仁氏(緑水会)への答弁。 事業用地は三島南高の南側に広がる田んぼなど約10ヘクタール。基本構想のたたき台では工業・研究、健康・福祉、物流などのエリアを設けるほか、公園や情報発信拠点などの整備も盛り込まれている。市の担当者によると、公共団体を除く地権者174人のうち11月22日までに106人の
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PTAどう変える?⑤ しずしんニュースキュレーター/読者の意見【賛否万論】
「みんながネガティブに向き合っている活動を一度リセットしたい」「断捨離やスリム化を進めよう」。半強制的な活動となっているPTAに対し、保護者からはこんな声が届いています。「嫌々活動している親の姿を、子どもに見せるのはよくない」という意見も少なくありません。煙たがられるPTAから、多くの保護者が積極的に関わろうとするPTAへ。変わっていくことはできるでしょうか。 戦後発足、目的は果たされた/おやじの会は積極的/保護者同士つながる場に キュレーター 江口裕司さん(三島市) 製造会社で米国勤務後、設計、製造、調達、翻訳、社内教育など多様な業務に携わり定年退職。現在、求職活動
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4メートルのツリー、飾り華やか 富士山三島東急ホテル
三島市の三島駅南口と直結する富士山三島東急ホテルは26日まで、高さ4メートルのモミの木を装飾したクリスマスツリーをロビーに展示している。 赤いバラやポインセチアの造花をらせん状に飾り、空に伸びるようなイメージに仕上げたという。金色の飾りや電球も取り付け、一足早いクリスマスムードを演出。生の木に独特なさわやかな香りが漂い、窓から見える町並みや富士山と相まって華やかな雰囲気に包まれている。
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医療機能検討の経緯説明 駅前再開発巡り答弁 三島市議会一般質問
三島市議会11月定例会は1日、一般質問を行った。三島駅南口東街区に広域健康医療拠点を整備する再開発事業について、市は導入する医療機能の相談を市医師会の役員と重ねてきた経緯を明らかにした。河野月江氏(共産)への答弁。 河野氏は医療拠点に進出の意向を示している順天堂大の構想に対し医師会内部で反発する声が上がっているとし、これまでに医師会と交わされた説明と協議について質問した。市当局は具体的な医療機能に関する意見を地元医師会に聞きながら、事業主体のミサワホームを中心に医療拠点のパートナー探しを行ってきた経緯を説明。再開発組合が設立された今春以降、順大から進出の意向が示されたとした。 順大が進出
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電子マネー13万円分 大学生が詐取被害 三島
三島市の20代の男子大学生が1日、架空料金請求で電子マネーの利用権13万円分をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺とみて調べている。 同署によると、同日午後2時半ごろに男子大学生のパソコンに「ウイルスに感染している」との警告が出た。表示されたサポートセンターに電話したところ、片言の日本語を話す男から「ウイルス対策ソフトが必要」と言われ、複数回にわたって市内のコンビニで購入した電子マネーカードのプリペイド番号を教えたという。
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三島駅前再開発、順大が進出意向 医療福祉の充実期待 市議会 一般質問答弁
三島市は30日、広域健康医療拠点を整備する三島駅南口東街区の再開発事業について、伊豆の国市で付属病院を運営する順天堂大が進出の意向を示していることについて「医療・福祉の充実につながる可能性がある」との認識を示した。同日の市議会11月定例会で、野村諒子氏(緑水会)の一般質問に答えた。 関係者によると、順大は高層棟4階の約千平方メートルに高機能な健診センターや診療施設を導入する計画。市当局は進出する医療機関について「正式に決定している段階ではない」としつつ、順大の構想に期待を示した上で「市医師会の意見を伺いながら具体的な機能を決定していきたい」と語った。 また建築資材の高騰に伴い工事費が上昇
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ウクライナ侵攻でシンポジウム 日大国際関係学部 三島に避難の女性、思い訴え
三島市の日大国際関係学部は29日、ロシアの軍事侵攻に伴う「ウクライナ問題が日本の生活に与える影響」と題したシンポジウムを同学部の三島駅北口校舎で開いた。歴史や経済などの視点から戦争を考えたほか、ウクライナから同市に避難しているネジェリコ・マリーナさんら家族も思いを訴えた。 元ウクライナ大使の黒川祐次氏は両国の歴史的な背景を説明し、ソ連崩壊前の超大国を復活させようとするロシアが政治、宗教の発祥地でもあるウクライナを手に入れようとしていると指摘。欧州との間に位置するウクライナは安全保障上の影響も大きく、300年以上にわたって侵略、支配を続けてきたロシアには「ウクライナは国家ではなく、主権もない
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児童、USA杯で熱戦 三島でバレーボール大会 米五輪監督からエールも
東京五輪の事前合宿を三島市で行った米国男子バレーボールチームから「友好の証し」として贈られた優勝カップを目指し、小学生チームが競い合う初のUSA協会杯がこのほど、市バレーボールフェスティバルと合わせて三島市民体育館などで開催された。 県東部を中心に6人制の県内22チームが出場し、リーグ戦に臨んだ。選手は声をかけ合って互いをもり立て、粘り強いレシーブからスパイクを決めるなど熱戦を繰り広げた。閉会式では米国から届いたメッセージ動画が披露され、代表チームのジョン・スパロー監督が東京五輪での歓迎に感謝しながら「一層の健闘を祈願している」と児童にエールを送った。
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中学生人権作文 静岡県大会の入賞作品決まる 三島・中郷西中の渡辺さん最優秀
静岡地方法務局と県人権擁護委員連合会はこのほど、「第41回全国中学生人権作文コンテスト県大会」の入賞者を決定した。 最優秀賞には三島市立中郷西中3年の渡辺未羽さんの「差別や偏見のない社会へ」と、浜松西高中等部1年の長谷川輝さんの「私にとっての多様性」が選ばれた。両作品は県代表として中央大会に推薦する。 県大会には163校から8856点の応募があった。 このほかの主な入賞者は次の通り。 県教育長賞 金田和香(掛川東3)▽静岡新聞社・静岡放送賞 匂坂泰河(袋井3)▽日本放送協会静岡放送局賞 山崎咲智(掛川桜が丘3)▽清水エスパルス賞 畑山優太(静岡大成1)▽ジュビロ磐田賞 正木日和(河津
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キャンプ向け”参加型スイーツ”を提案 三島にケーキ店、30日オープン
ITのトータルサポートを手がける「ストラテジックセキュリティ」(三島市)は30日、野外で楽しむスイーツを取りそろえたケーキ店を同市にオープンする。現地で盛り付けたり加工したりする商品を用意し、新型コロナウイルス禍で同社が始めたアウトドア向けの軽乗用車、キャンプ用品のレンタル事業にさらなる価値を加える。 車でキャンプ場に向かう最中に揺れてケーキが崩れることも多いため、現地で加工して仕上げる“参加型スイーツ”を提案。クリーム、スポンジ、果物を別々に提供して盛り付けるシフォンケーキや、ホットサンドメーカーでスポンジに季節の具材を挟んで完成させるスイーツを用意した。地元産の
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農産物など販売 JAふじ伊豆が三島で農業祭
JAふじ伊豆三島函南地区本部は27日、三島市の長伏公園で農業祭を開催した。地元の野菜などを販売するブースが並び、大勢の来場者でにぎわった。 県東部の旧8JAが合併してから初めての農業祭。ブースではダイコンや白菜などの野菜が並んだほか、特産のジャガイモ、サツマイモで作ったみしまコロッケやさつまスティックなども販売された。農産物品評会や優良農林業者などの表彰も行われ、品評会で出品された野菜の直売会も開かれた。輪投げなどのコーナーも設けられ、親子連れの人気を集めた。
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申請名義、祭りごと変更 露店不正出店で静岡県警逮捕の組員
指定暴力団山口組藤友会組員らが「沼津夏まつり・狩野川花火大会」に加え、三島市の「三嶋大祭り」でも露店の出店権を不正に取得したとされる詐欺事件で、28日までに再逮捕された組員2人が主催者側に関与を疑われないよう、それぞれ祭りごとに「出店申込書」の名義人を変える手口で不正申請行為を繰り返していたことが同日、関係者への取材で分かった。裾野、沼津、三島署と県警捜査4課などは協力者や便宜を図った組織の追及を続け、事件の全容を解明する方針。 ともに詐欺の疑いで再逮捕された藤友会組員で無職の男(66)=裾野市深良=と男(76)=富士市中里=は実質経営する露店であることを隠すため、静岡県東部イベント商業協
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三島信金野球部 少年チームを指導 伊豆
三島信用金庫野球部はこのほど、伊豆市の白岩グラウンドで同市の少年野球チーム「伊豆ドリームツインズ」のメンバーを対象にした野球教室を行った。 高校や大学まで部活動で野球に打ち込んだ部員約20人が参加し、子どもたちとキャッチボールやノックをして捕球や送球のこつを指導した。バッティングでは見本として部員が軽々と柵越えする鋭い打球を放つと、子どもたちから歓声が上がった。 同部が野球教室で指導するのは三島市立北中に続き2回目。高橋現監督は「どの部員も地域貢献したいという気持ちが強い。野球の面白さを知ってもらえれば」と期待した。
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台風災害復旧支援に感謝 栃木・佐野市長が三島訪問
三島市と災害時相互支援協定を結ぶ栃木県佐野市の金子裕市長がこのほど、2019年の台風19号で甚大な被害を受けた佐野市に職員を派遣し、復旧業務を支援した三島市を訪れて豊岡武士市長に感謝の言葉を述べた。 台風19号で激甚災害の指定を受けた佐野市では河川の堤防が決壊するなど大きな被害を受け、三島市は職員18人を現地に派遣。約2カ月にわたって計8陣を送り、罹災(りさい)調査の受け付けや結果の集計、家屋被害調査などの業務を担った。金子市長は「佐野は過去に災害が少ない地域。三島の支援は大変助かった」と振り返った。 両市は日大国際関係学部(三島市)の前学部長で、現在は佐野日大短期大(佐野市)で学長を務
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三島市長選公開討論会 5日、出馬予定3氏が出席
三島青年会議所(JC)は12月5日、任期満了に伴う三島市長選(11日告示、18日投開票)の立候補予定者3氏を招いた公開討論会を三島市民文化会館で開く。 これまでに出馬を表明しているのは現職の豊岡武士氏(79)と、いずれも新人の市議石井真人氏(43)、会社経営近藤正文氏(46)。「4年後の三島はどんなまちになっているか」「最優先したいことは何か」など四つのテーマを設定し、3氏が意見を交わす。 時間は午後7~9時。問い合わせは三島JC事務局<電055(971)1687>へ。
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議員候補育成へ種まき 磐田市議・芦川さん 地域課題考える場提供【地方議会と女性 第3章 “均等”への道②】
「市民と行政をくっつけるのが、私の仕事」。磐田市議の芦川和美さん(47)は、自身を「のり」とたとえる。地元をより良くしたい熱意で動いている市民と、担当課の職員をつなぐ。双方が力を合わせて市民の問題を解決する。その好循環を生み続けるのが役割と考えている。 昨年、同市が新型コロナウイルス予防接種の予約をスマホの無料通信アプリ「LINE(ライン)」で受け付けると、市内の各交流センターに「予約方法が分からない」と問い合わせが相次いだ。「職員も高齢者も困っている」と耳にした芦川さんは、知り合いの情報通信業社長佐藤慶一さん(29)=同市=に相談した。 日ごろから、スマホの操作が苦手な高齢者が「IT化
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「草に憩う女」大正初期/竹久夢二作 静岡市美術館【美と快と-収蔵品物語㊻】
明治時代末期から大正時代にかけて、新感覚の女性像を描き続けた画家竹久夢二(1884~1934年)。旧蒲原町(現静岡市清水区)で生まれ育った郷土史家志田喜代江さん(1924~2017年)は叙情的な夢二の作品を熱烈に愛し、肉筆画をはじめ約300点を集めた。全国でも珍しい女性コレクターによる夢二の作品群は今、静岡市美術館が収蔵する。小さな町でこつこつと築かれたコレクションは、彼の画業のありようを明解に伝えている。 「夢二式」女性像凝縮 赤の着物に身を包んだ女性が穏やかにほほ笑む。草地の斜面に腰かけているのだろうか。黒い瞳と長いまつげが愛らしさを振りまく。純白の顔に比して手足は幾分大きいよう
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三島市長選出馬へ 近藤氏事務所開き
任期満了に伴う三島市長選(12月11日告示、同18日投開票)への出馬を表明している会社経営近藤正文氏(46)は27日、同市本町で後援会事務所開きを行った。支援者ら約10人が出席した。 同市長選には現職豊岡武士氏(79)、市議石井真人氏(43)も出馬の意向を示している。
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水墨画カレンダー製作、無料で配布 三島、松韻の社長
三島市中田町の食事処「松韻」の伊丹秀之社長(80)が、趣味の水墨画を描いた来年のカレンダーを作製し、同店のお客に無料で配っている。来年1~3月に東京、大阪で順次開催される全国カレンダー展にも出品する。 これまで描きためた約250点から選んだ水墨画を各月のページに掲載し、日付や曜日も全て手書きにこだわった。モチーフは静物、人物、風景などさまざまで、白黒から顔彩で色付けした作品まで多彩に仕上げている。「一歩前に進む勇気が良策を生む」など自作のメッセージも書き添えた。 カレンダーの製作は25年前から続け、1年おきの完成を心待ちにしている人も多いという。新型コロナ禍やロシアの軍事侵攻が社会に影を
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子育て支援催し ミニSL楽しむ 三島で親子連れ
三島市の大場町内会、大場青少年健全育成会はこのほど、子育て支援イベント「お祝い会」を大場公会堂で開いた。 市が進める「子どもは地域の宝事業」の一環。子どもたちにケーキやノートなどがプレゼントされたほか、幼児の親が子供会の保護者に困り事や疑問点などを相談する情報交換会も開かれた。駐車場には木炭で走るミニSLの特設レールが敷かれ、親子が乗って楽しんだ。風船でさまざまな作品に仕上げるバルーンアート、生け花体験のコーナーも設けられ、大勢の来場者でにぎわった。
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馬鈴薯や紅はるか使用 新スイーツいかが 三島に移住の映像作家ら、土産物として提案
三島市に移住した20代の2人がこのほど、市特産のジャガイモ「三島馬鈴薯(ばれいしょ)」とさつまいも「三島甘藷(かんしょ)・紅はるか」を使ったスイーツを開発した。同市大社町の三嶋大社前に4月開業したコーヒースタンド「Imo to Cheese(いもとチーズ)」で土産物として新提案している。 手がけたのは店長の田中徹さん(26)と店をプロデュースした高田翔夢さん(26)で、芋ようかんの製法をベースに作ったペーストとクリームチーズを合わせた「いもかん」(350円)を商品化。三島馬鈴薯と紅はるかの2種類を用意した。田中さんは「これまで馬鈴薯を使ったスイーツはなく、県東部のお土産を作りたかった。甘さ
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農薬など使わず育てた米を収穫 三島の母親の会
より安全な食材を子どもたちに届ける母親の会「みしまオーガニック給食プロジェクト」はこのほど、三島市梅名の田んぼで農薬や化学肥料、除草剤を使わずに育てた米の収穫作業を行った。 農家の苦労を知ることから始めようと6月に約800平方メートルの田んぼに苗を植え、地主と一緒に育ててきた。収穫作業では3歳から70代までの約30人が参加し、鎌で刈り取った稲をはざ掛けするまでの作業に取り組んだ。収穫した米は12月4日に同市の佐野体験農園で開催する有機農業祭に出品し、おにぎりの試食や協力金の返礼品に使うという。 同プロジェクトは市内の母親を中心にスタートし、現在は父親も含む53人が参加している。食の悩みを
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イースポ会員集い 異業種交流を促進 三島
静岡県東部地域スポーツ産業振興協議会(イースポ)はこのほど、異業種の会員が集まって情報や意見を交わす交流会を三島市の三島商工会議所で開いた。 新型コロナウイルスの感染拡大で自粛を余儀なくされた会員同士の交流を徐々に促進させ、新たな発想やビジネスにつなげるのが狙い。金融機関や交通事業者、マスコミ、旅行会社など大勢の会員が集まり、名刺交換をしたり各業界の状況、イースポが力を入れる自転車を生かした取り組みなどについて話したりして自由に会話を交わした。稲田精治会長は今後も定期的に交流会を開催する考えで、「自分たち民間事業者が自立しなければ地域が発展しない。多業種の相乗効果で新たなアクションにつなげ
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「最後まで諦めず全力で」 三島市チームが壮行会【市町対抗駅伝】
12月3日に静岡市で開かれる静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する三島市チームは25日夜、選手団壮行会を市民体育館で開いた。 昨年の成績は市の部19位、タイムは2時間23分47秒。大木瑛主君(中郷小6年)、秋山みのりさん(北上小6年)が選手宣誓し「最後まで諦めず全力で走り抜く」と健闘を誓った。豊岡武士市長は「自己ベストを更新し、たすきをしっかりつないで入賞を目指してほしい」と激励した。 選手は次の通り。 主将 稲村健(沼津東高教諭)▽選手 大木瑛主(中郷小6)柚木崎遥斗(北小5)落合健豊(中郷小6)中野風香(沢地小6)秋山みのり(北上小6)伊東翼(南
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地域政党立ち上げ 静岡県議会ふじ会派議員「新政しずおか」
静岡県議会第2会派ふじのくに県民クラブの所属議員が25日、地域政党「新政しずおか」を立ち上げ、県選挙管理委員会に同名の政治団体を届け出たと発表した。代表に就いた田内浩之氏(湖西市)は県庁で記者会見し、「国政政党に左右されない自律した地域を目指し、真の地方創生を実現する」と活動理念を述べた。 政治団体の届け出は10月27日付。同会派の議員17人の大半が参加する意向という。綱領に「開かれた地方政治」や「持続可能な地域経営」を掲げ、市町の議員にも党派を超えて参画を呼びかける。 活動の第1弾として2023年春の県議選で候補者を公募する。同会派の現職が立候補を予定していないか、複数の擁立を目指す三
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静岡県議選 遠藤氏出馬へ 静岡市葵区選挙区
フリーアナウンサーで元県議の遠藤行洋氏(60)=静岡市葵区=が25日までに、任期満了に伴う2023年春の県議選に同市葵区選挙区(定数5)から無所属で出馬する意向を固めた。 遠藤氏は取材に「がんを患った経験やスポーツアナウンサーの経験を生かし、がん対策やスポーツの振興、競技力向上に取り組む。子どものいじめ防止にも尽力したい」と述べた。参院議員の平山佐知子氏(静岡選挙区)の全面支援を受ける。 三島市出身、青山学院大卒。民間放送会社勤務を経て2000年にフリーに転向。11年から県議を2期務めた。21年の衆院選に静岡1区から出馬し、落選した。
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書籍100冊を三島市に寄贈 新聞販売店「MISH」
創業100周年を迎えた三島市の新聞販売店「MISH(ミッシュ)」は25日、地域の教育振興に向けて書籍100冊を市に寄贈した。市は市立図書館に特設コーナーを配置する予定。 子どもから大人までが読めるよう、市が選んだ多様な本が贈られた。市役所を訪れた渡辺幸一郎社長は「地域に支えられたからこその100周年。お役に立てれば」と語り、豊岡武士市長に目録を手渡した。豊岡市長は「子どもたちにもたくさん本を読んでもらいたい」と語り、同社の節目を「次の100年に向けてさらなる発展を願っている」と祝福した。 同社は1922年に新聞販売業を始め、2021年1月に三島新聞堂から現在のMISHに社名を変更した。
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農業通じた観光発信へ 三島野菜の収穫・調理体験 旅行業者が視察
農業を通じた地域活性化プロジェクト「スープアップ!三島」に取り組む三島市観光協会は25日、箱根西麓三島野菜の収穫や調理を体験する視察ツアーを市内で開いた。個人向け観光商品を開発する旅行業者8人が首都圏や静岡市から訪れ、豊かな食と自然を満喫した。 一行は地元農家の畑を見学し、葉物野菜の収穫を体験したほか、形や大きさが規格外の「はじかれ野菜」が出る現状や地元特産の七草の生産などについて話を聞いた。その後、坂公民館に移動して調理に挑戦し、水を加えた小麦粉をこねて作ったすいとんを野菜のスープと一緒に食べる「農家めし」を仕上げた。 富士山を望む屋外のテーブルで昼食を味わった後、JAふじ伊豆の直売所
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日常の風景描く 三島市の日本画家大場さん、伊豆の国市で作品展
三島市の日本画家大場茂之さん(67)の作品展が30日まで、伊豆の国市奈古谷のアトリエ(旧奈古谷公民館)で開かれている。 日常の何げない風景を描いた大小さまざまな作品約80点を展示した。地元の国清寺の石段や韮山城跡、ネパールの景色などを題材に自然豊かな様子を実景に近い形で描いている。大場さんは「自然を取り入れるのが日本画。個展をきっかけに旧友と再会できるのがうれしい」と話した。 会場は韮山生涯学習センターの向かい。
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先駆的な子育て支援 静岡県が3団体表彰
静岡県はこのほど、先駆的な子育て支援活動をたたえる「ふじさんっこ応援大賞」の表彰式を県庁で行った。大賞に一般社団法人おたまちゃん食堂(三島市)、審査員特別賞に島田市子育て支援ネットワークとNPO法人アース・コミュニケーション(御前崎市)を選び、八木敏裕健康福祉部長が表彰状を手渡した。 おたまちゃん食堂は子どもや親への食事提供、学習支援、地元農家と連携した食育活動などに取り組んでいる。押田智子代表理事は「一番大切なのは子どもが命を落とさないこと。今後も子どもや母親らのSOSを拾い上げていきたい」と話した。 島田市子育て支援ネットワークは地域の子育て支援団体の連携を促進し、子育て親子の居場所
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教育の先進事例発表 三島でセミナー 人材育成や子育て
起業や新事業を支援する三島市大社町の「LtGスタートアップスタジオ」に入居する教育関連会社キュイロットはこのほど、セミナー「静岡教育アップデート」を市民文化会館で開いた。県内外で活躍する教育者らが人材育成や子育てなどの先進的な事例を発表した。 日大三島高で「徳之島プロジェクト」を立ち上げた教諭の加藤利光さんは生徒の7割がやりたいことを見つけられない現状に触れ、「魅力的な大人との出会い」の必要性を強調した。徳之島(鹿児島県)の世界自然遺産登録を機に生徒と送った「ラブレター動画」から現地との交流が始まり、教え子や地元企業、農業者も巻き込みながら三島で徳之島との交流イベントを開催。多くの出会いの
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子どもの応急手当て体験 三島でママのための防災教室
三島市はこのほど、小学生以下の子どもを持つ母親を対象にした「ママのための防災教室」を同市の富士山南東消防本部で開いた。19人が参加し、子どもに対する応急手当ての方法などを学んだ。 乳児が飲み込んだ異物の除去では、救急救命士の指導を受けながら人形の背中をたたいて吐き出させる方法を実践した。小児を想定した心肺蘇生法では胸骨圧迫、自動体外式除細動器(AED)の使用に取り組んだ。周囲に助けを呼ぶ場合は「『119番通報してください』と番号をはっきり伝える」などと指示を受け、胸骨圧迫を継続しながらAEDを小児モードに切り替えて処置する手順を確認した。 同教室は25日にも行われ、災害時を想定した女性目
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滝行でみそぎ、野菜奉納 三島で新嘗祭 五穀豊穣に感謝
五穀豊穣(ほうじょう)に感謝の思いを込める伝統行事「新嘗祭(にいなめさい)」が22日、三島市内で始まった。初日はJAふじ伊豆三島函南地区本部の青壮年部、三島商工会議所青年部のメンバーが滝行でみそぎを行い、地元野菜を積んだみこしを三嶋大社に奉納した。 同市川原ケ谷の滝川神社にふんどし姿で集まった14人が威勢のよい「鳥船行事」で体を温めた後、神社横の滝つぼの冷水を浴びて身を清めた。続いて地元の野菜を詰めたみこしを担いで行列を作り、三嶋大社まで約3キロの道のりを歩いた。 同大社では全長5メートル、重さ3トンを超える野菜の宝船も展示された。今年はJAふじ伊豆に統合された旧5JAが野菜を提供し、2
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高齢女性から800万円詐取容疑 三島署、男を逮捕
三島署は22日、詐欺の疑いで群馬県高崎市下和田町1丁目、無職の男(20)を逮捕した。 逮捕容疑は10日、仲間の少年(17)=詐欺の疑いで逮捕=と共謀し、三島市の無職女性(83)に孫をかたって「大事な書類を送ってしまった。早急にお金が必要」などと電話をかけ、翌日に市内の路上で孫が勤務する会社の上司の親族を装い女性から800万円をだまし取った疑い。 直後に沼津駅で警察官の職務質問を受け、公務執行妨害の疑いで沼津署に逮捕されていた。
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電子マネー320万円 70代女性詐取被害 三島
三島市に住む70代の無職女性が22日、現金の提供を受ける際の手数料として電子マネーを要求され、計320万円分をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、女性は8月26日、携帯電話に届いたメールに添付されたURLにアクセスしたところ、「国際協力NGOビジョン・ジャパン」という会社の関係者を名乗る人から「手数料3千円を払えば4億1200万円を支援する」と言われた。手数料や補償制度加入費用を支払うよう指示され、9月30日まで複数回にわたり市内のコンビニで購入した電子マネーのプリペイド番号を相手に教えたという。
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補正予算案など11件可決、同意 三島市議会が開会
三島市議会11月定例会は22日開会し、経済支援策の費用など3億3100万円を追加する一般会計補正予算案など11議案を可決、同意した。 同予算に関連費用を盛り込んだ経済支援策では、市内で冷蔵庫、エアコン、テレビ、照明器具の省エネ製品を購入、設置した場合、個人店では料金の25%(上限5万円)、大型量販店では15%(同3万円)を補助する。中学生相当までの子どもには1人当たり1万2千円を支給するほか、介護サービス事業所、障害福祉サービス事業所にも定員と施設形態に応じて支援金を交付する。国の地方交付金を財源に充てる。 同定例会は12月8日までの17日間。一般質問は11月30日、12月1、2、5日に
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台風被災の清水支援「自分にできる形で」 静岡県東部の子育て女性ら 弁当や菓子無料配布
9月の台風15号で浸水被害を受けた静岡市清水区の住民を支援しようと、静岡県東部の女性ボランティアが、現地で弁当やお菓子の無料配布を続けている。協力者には子育て世代も多く、「自分にできる形で役立ちたい」と力を持ち寄る。 富士市で夫と中華料理店を営む内野浩恵さん(46)は、発災3日後の9月27日から、仲間とともに店の厨房(ちゅうぼう)で作った弁当を被害の大きかった鳥坂、押切の両地区で配布している。 配布数は一度に調理可能な40個程度。当初は連日、家の片付けをしている住民に声を掛けて手渡した。現在は週2回程度、親しくなった人を訪ね、新たな届け先も開拓する。活動は17回を数えた。 店の大釜で飯
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地元野菜でおもてなし 三島の専門学校生考案 「コース料理」に
三島市一番町の中央歯科衛生士調理製菓専門学校は19日、地元野菜を生かして学生が考案したレシピの審査会で優秀作品に選ばれたメニュー5品を「おもてなしコース料理」にアレンジし、地元の農家やJAふじ伊豆、市の関係者を同校に招いて振る舞った。 優秀作品に選ばれたのは彩り野菜のおかずケーキ、ごろごろ野菜たっぷりキッシュなど。学生は箱根西麓三島野菜の畑を訪れて収穫体験も行い、生産者から野菜の特徴を学んでレシピを開発した。市やJAとも連携して審査会が開かれ、優秀作品に選ばれたメニューの一部は商品化されて同校や市内店舗で販売される予定という。 コース料理では4品を盛り合わせた前菜にスープやメインディッシ
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伊豆半島の暮らし紹介 都内で移住相談会
首都圏の移住希望者を対象にした「伊豆半島移住相談会」(賀茂地域ふれあい事業推進協議会主催)がこのほど、都内で開かれた。伊豆半島の自治体や仕事、住まい関連の計22団体の職員や先輩移住者らが、伊豆の魅力や暮らしを紹介した。 三島市は品川駅から新幹線で約40分というアクセスの良さを強調。新型コロナ禍で主流になったテレワークを活用し、転職せずに引っ越しができる利点をアピールした。 鉄道が通っていない西伊豆町は移動の不便さを説明した上で、堂ケ島など有名観光地の景観の美しさを挙げ「鉄道がないからこその町の静けさが魅力」とPRした。 来場者は年代が幅広く、漠然と移住を検討していたり、旅行で訪れたこと
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新たな交差点など了承 三島市都市計画審議会 「谷田幸原線」の延伸区間
三島市都市計画審議会がこのほど、市役所で開かれ、来年2月に一部で供用開始となる都市計画道路「谷田幸原線」の延伸区間に新たな交差点を設ける都市計画と、三ツ谷工業団地(同市)の建物規制を一部緩和する地区計画をいずれも変更する案について了承した。 谷田幸原線は長泉町方面から三島裾野線との交差点までの区間が来年2月につながり、今後は令和10年代後半をめどに同市壱町田方面に延伸する計画。その際、徳倉小学区の通学路が分断されるなどの課題が想定されるため、徳倉宮川と交わる区域に新たな交差点を設けるとした。 三ツ谷工業団地は人手不足や自動化の普及など社会情勢が変化する中、これまで「倉庫業を営む倉庫」に限
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沿線風景をカレンダーに 伊豆箱根鉄道が販売開始
三島市の伊豆箱根鉄道は、2023年版カレンダーの販売を開始した。駿豆線(三島―修善寺)、大雄山線(小田原―大雄山)の沿線風景を撮影した写真を募集し、寄せられた213点から厳選した入賞、入選作品13点が掲載されている。 表紙は富士山をバックに進む7000系の写真を選んだほか、雪や菜の花、桜並木など季節感あふれる風景と車両を撮影した力作を月ごとにそろえた。B3判の縦型で価格は千円(税込み)。通販サイトのほか、各線の有人駅でも販売している。問い合わせは同社鉄道部運輸課<電055(977)1207>へ。
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静岡(男子)富士見A(女子)優勝 高校新人将棋静岡県大会団体
静岡県高校将棋新人戦県大会(県教委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は20日、男女の団体戦を三島市の日大三島高で行った。 結果は次の通り。 男子 ①静岡(山田志蕗、武田華成、土屋純)②藤枝明誠A(鈴木元耀、鈴木颯史、原田孝太郎)③静岡東A(西村羊詩、望月優志、古谷龍之介)▽女子 ①富士見A(渡辺佳央、山崎恵美、天野詩音)②静岡農業A(栗原萌花、青木実紅、青木紫豊)
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出頭要請応じず所在不明 無免許容疑の男を発見、逮捕 沼津署など
沼津署と県警機動捜査隊、航空隊は19日、道交法違反の疑いで住所不定、無職の男(49)を逮捕した。 逮捕容疑は2021年6月29日午前3時ごろ、清水町内で乗用車を無免許運転した疑い。同署によると、容疑者は出頭要請に応じず、所在不明になっていたが、19日に県内で車を運転しているのを捜査員が発見。容疑者が三島市内のコンビニ店に駐車した際に職務質問し、逮捕した。
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台湾政府職員が三島視察 清流スポットで魅力体感
台湾政府で河川の整備や維持管理を担当する経済部水利署の幹部職員7人がこのほど、豊富な湧水を生かしたまちづくりを進める三島市内を視察に訪れた。源兵衛川を復活させ、今も守り続けるNPO法人グラウンドワーク三島の案内を受け、市内の清流スポットを回った。 講師を務めたGW三島の渡辺豊博専務理事は、かつて生活排水で汚染された源兵衛川が地道な努力で再生した歴史を紹介し、民間の活力をまちづくりに生かす意義を強調した。住民が自ら参加することで地元への愛着が生まれ、維持管理にも積極的に関わろうとする原動力になるとし、「市民の思いを大切にしないと結果的に大きな損を被る」と訴えた。 一行は源兵衛川沿いを歩いた
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武田さん(静岡)男子個人V 高校新人将棋静岡県大会 女子は佐々木さん(日大三島)
静岡県高校将棋新人戦静岡県大会(県教委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、三島市の日大三島高で開かれた。地区大会を勝ち抜いた男子32人、女子26人がトーナメント戦に臨み、熱戦を繰り広げた。男女上位2人は2月に山梨県で開かれる全国大会に出場する。 結果は次の通り。 男子個人 ①武田華成(静岡1)②丸一健悟(浜松日体1)③原田孝太郎(藤枝明誠1)④山田志蕗(静岡2)⑤鈴木颯史(藤枝明誠1)⑥小宮山颯太(富士見2)⑦鈴木元耀(藤枝明誠2)⑧古谷龍之介(静岡東1)▽女子個人 ①佐々木香歩(日大三島1)②藤原花恋(東海大翔洋1)③大石彩乃(磐田南1)④渡辺佳央(富士見2)⑤天野詩音(同1
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社会福祉大会で功労者を表彰 三島
三島市社会福祉協議会はこのほど、社会福祉大会を市民生涯学習センターで開き、中村正蔵会長が長年にわたって社会福祉事業に尽力した功労者を表彰した。 表彰を受けたのは次の通り。 長沢禎文、大村洋子、森茂樹、仲地唯克、田中周子、峯岸弘芳、渡辺昭史、平賀三男、青木博、野田弘、新城須美子、滝口博行、芹沢利子、高村勝信、増田千代子、高田博実、渡辺幸代、鈴木英則、石川善一郎、野田ふじ江、山田夕、石田えつ子、正木講一、大谷のり子、室住秀子、鈴木洋子、加藤智彦、長沢俊彦、土佐谷純子、西原典子、中園英子、山本光広、平木良枝、松田奈都子、露木朋美、山本賢臣、三木裕子、宮沢亜沙美、芹沢朋子、金子奈々美、矢田理子、
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三島市庁舎建て替え 跡地利用策、学生が提案 市長「わくわく」
2031年度の供用開始を計画する三島市役所の新庁舎整備で、現在の分散した行政機能を集約化する際に生じる跡地の有効利用に向けて調査、研究を続けてきた明治大大学院の理工学研究科による最終報告会がこのほど、三島市民文化会館で開かれた。 市は市役所庁舎の建て替えに当たり現在は離れている中央町別館、大社町別館を本庁舎にまとめる考えで、現在地か南二日町広場を建設候補地としている。学生15人は8月に市内で5日間の合宿を行い4グループに分かれて現地調査を実施しながら跡地利用に関する議論を重ねてきた。老朽化が進む社会福祉会館、民営化も検討される市営駐車場の利活用についても考えた。 報告会では現在地、南二日
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熱海消防長招き勉強会 三島市建設産業連合会 土石流での経験学ぶ
災害復旧に向けて建設関連7団体が連携する三島市建設産業連合会はこのほど、昨年7月に大規模土石流が発生した熱海市で被災者の救助や復旧作業を指揮した同市の植田宜孝消防長を招いた勉強会を三島市の三島建設業協会で開いた。 発災直後や翌日以降の救助、捜索活動の状況を説明。熱海市独特の地形と大量の泥が重機の進入を妨げる中、機械操作に慣れた建設業者によるサポートを「プロに助けられた」と振り返った。消防団も応援隊の誘導や被災者の要望対応に加え、現場周辺の夜間パトロールなどで治安維持に重要な役割を果たしたという。 ライブカメラで土石流の再発を監視して二次災害の防止を図るなど効果的な対応もあった一方、計画に
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三島間税会「税の標語」入賞者表彰 3市1町の小中生応募
三島間税会(前田磨会長)が三島、伊豆、伊豆の国、函南の3市1町の小中学生に募集した「税の標語」の入賞作品が決まり、このほど前田会長と三島税務署の山田孝一郎署長が三島市立北中を訪れて表彰を行った。 各校への呼びかけを強化した本年度は、例年の約2倍に当たる1200点が寄せられた。「納税は まだ見ぬ君への おくりもの」など社会を支える税金の大切さが表現されている。今後、同税務署や確定申告会場などで啓発に活用される。 受賞者は次の通り。 三島税務署長賞 栗山翔(三島山田小6)小牧優里奈(三島北中1)▽税務推進協議会長賞 高岸心優(三島南小6)▽三島間税会長賞 真野有彩(三島東小6)中村晃大(三
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三島駅 新幹線増便を要望 静岡県東部10市町が連名
三島市や沼津市など伊豆、北駿地域の県東部10市町と各地の商工団体は18日、JR三島駅に停車する新幹線ひかり号、通勤通学時間帯におけるこだま号の本数増加を求める連名の要望書をJR東海に提出した。 要望書では現在上下線ともに6本のひかり号を15本に増やし、上り42本、下り37本のこだま号をそれぞれ朝夕に2、3本増便するよう求めた。 テレワークの普及による新幹線利用の拡大、昨年度に三島市が県内1位となった移住者のさらなる誘致を見据え、県東部や伊豆地域の交通結節点として停車本数を増加させる必要性を訴えている。 各市町の首長ら関係者が同日、東京の同社新幹線鉄道事業本部を訪れた。
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逮捕理事長、組員と長年にわたる顔見知り 沼津夏まつり露店権利詐取 出店場所便宜か
暴力団員が「沼津夏まつり・狩野川花火大会」の露店の出店権を不正に取得した詐欺事件で、静岡県警に詐欺の疑いで17日に逮捕された県東部イベント商業協同組合理事長の露天商の男(67)=三島市西本町=が、同容疑で逮捕された指定暴力団山口組藤友会組員の無職の男(66)=裾野市深良=と長年にわたって顔見知りだったことが同日、県警などへの取材で分かった。 関係者によると、露天商の男は理事長を10年以上務めている。知人である無職の男に対して長年、沼津夏まつり会場の人通りが多い場所など好条件を用意して出店の便宜を図っていた可能性が高いという。裾野、御殿場、沼津、三島、富士宮各署と県警捜査4課は露天商の男が詐
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藤岡弘、さんトーク「水が全人類の未来」 グラウンドワーク三島 設立30年でシンポ
設立30年を迎えた三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島は12日、俳優の藤岡弘、さんを招いた記念シンポジウムを同市の三島商工会議所で開いた。藤岡さんは清流がもたらす日本の未来に期待を込め、自然環境を活用した子どもの「人間力」を高める教育の重要性を訴えた。 世界各国を旅する藤岡さんは豊富な水を有する日本がいかに恵まれているかを強調し、「水が全人類の未来。いかに大事に守っていくか、世界中の注目が集まっている」と述べた。水温、水質のバランスが求められる水中花のミシマバイカモがGW三島の継続的な活動によって復活し、三島で守られている現状に「日本の未来を感じた。傍観者はいくらでもいる中で、子
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医療と介護 両輪で活用を 三島でシンポジウム
医療と介護の総合的な確保に向けたシンポジウム(県、医療と介護シンポジウム開催実行委員会主催)がこのほど、三島市の三島商工会議所で開かれた。「医療と介護の上手な利用」をテーマに医師による基調講演とパネル討論を行った。 パネル討論には伊豆保健医療センター(伊豆の国市)の清水啓介医師、静岡市静岡医師会医療・介護連携推進センター相談員の浅利恵美子さん、認知症の夫の介護を経験した伊豆の国市認知症キャラバン・メイトの大川和美さんが登壇した。大川さんは介護者の交流会に出席したことを振り返り「泣きながら話したが、大変なことを聞いてもらうことで本当に救われた。今でも参加して経験を話したり悩みを聞いたりしてい
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従業員への交通安全指導 タカラスタンダード三島工場を表彰
三島署と自動車安全運転センター静岡県事務所は16日、運転記録証明書を活用して従業員の交通安全意識を高めている三島市のタカラスタンダード三島工場に対し、優秀安全運転事業所の銅賞として連名表彰した。 同社は通勤や勤務中に自動車を運転する従業員140人の運転記録証明書を取得し、違反者の数や年齢などの傾向を基に交通安全指導につなげている。全社で「ながら運転」の禁止を呼びかけているほか、社有車を使用する際はドライブレコーダーに免許証を読み込ませて個人の運転の癖もチェックしているという。内田一弘署長、森田幸光所長から表彰を受けた同工場の新居京静事務課長=写真右=は「交通安全の取り組みに終わりはない。さ
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朗読と打楽器で紡ぐ「人間椅子」 27日、三島で公演
俳優原田大二郎さんによる朗読と、打楽器奏者佐藤正治さん(熱海市)の演奏が一体となったユニット公演「朗読とパーカッションの新世界」が27日午後2時半から、三島市の日大国際関係学部で開かれる。 江戸川乱歩の「人間椅子」を披露する。9月には初のCD「桜の森の満開の下」をリリースするなど、近代文学の世界に一石を投じ続ける2人が言葉と音の新しい響きを紡ぐ。 一般3800円(当日4300円)、学生2千円。CDとのセット券もある。問い合わせは、公演事務局<電0465(43)9048>へ。
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家電購入料金を補助 三島市が経済支援策
三島市は16日までに、市内で冷蔵庫、エアコン、テレビ、照明器具を購入した場合に料金の一部を補助するなどの経済支援策をまとめた。22日開会の市議会11月定例会に関連費用を含む計3億3100万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出する。 家電製品の購入補助は生活支援、環境対策として12月1日~来年2月28日に実施する予定。対象は家電4品目の省エネ製品に限り、市内の個人店舗で購入、設置する場合は料金の25%、上限5万円、大型量販店では15%、上限3万円をそれぞれ支給する。このほか、子育て世帯への支援策として、中学生相当までの子ども1人当たり1万2千円をプッシュ型で給付する。 マイナンバーカード
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静岡人インタビュー「この人」 第28回酒田市土門拳文化賞奨励賞を受賞した 若林茂さん(三島市)
写真家土門拳の出身地・山形県酒田市が主催する同賞。東京・新宿のニコンプラザ東京で受賞作品展が28日まで開かれている。初めての応募で、カラー30枚組みの作品「母 卒寿」が高い評価を受けた。元私立高教員で現在は非常勤講師。高校の写真部顧問の経験もある。伊豆の国市出身、65歳。 ―どのような作品か。 「この賞はただのコンテストではなく、写真家の資質を問う賞と言われる。しっかりした準備が必要と考え、10年間ほど撮りためた写真を拾い集めた。部屋の中に始まり、5月ごろから冬までの農作業を経て、再び部屋での静穏な写真になるように構成した。1枚目と30枚目にいずれも父の遺影が写り、ループさせることも意識
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三島の課題解決 若者世代が議論「つなげる30人」プレイベント
若者世代が地域の課題を設定し、主体的に解決方法を探る「三島をつなげる30人」のプレイベント(準備委員会主催)が15日、三島市の三島商工会議所で開かれた。20~30代を中心に地元のNPO法人や企業、市役所などから36人が参加し、日ごろ感じる三島の課題や目標などについて意見を交わした。 「つなげる30人」は東京都渋谷区を皮切りに全国10地域に広がっている取り組みで、異業種の人材が集まって地域の課題解決に向けた立案、実行につなげるプロジェクト。 準備会では参加者が輪になり、「挑戦が多い街にしたい」「地域のプレーヤーを増やす」など三島の課題、やってみたいことを出し合った。続いて4グループに分かれ
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下校時の交通安全 小学4年生が啓発 三島・中郷小
交通安全協会三島地区支部は15日、三島市立中郷小の4年生が通学路に立って下校中の下級生に交通安全を呼びかける取り組みを行った。 日没が早くなり下校中の交通事故が増加する冬場を迎え、下級生に交通安全を呼びかけることで4年生自身も意識を高めてもらおうと実施した。校門や近くの見通しの悪い交差点など10カ所にそれぞれ児童数人が立ち、「車に気を付けて」などと声をかけた。「脇道からの車に注意」などと書かれた幕や交通安全の上り旗も掲げ、下校する1~3年生を見守った。
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三島スカイウオーク 開業7年セレモニー 来場600万人
全長400メートルの観光大つり橋「三島スカイウオーク」(三島市)の来場者数が15日、オープンから約7年で600万人に達し、現地で記念セレモニーが開かれた。 600万人目の来場者になったのは、神奈川県藤沢市から訪れた太田貞夫さん(73)、妻の文子さん(72)、娘の結香里さん(39)。箱根の日帰り観光から足を延ばし、以前は時間に間に合わず入れなかったスカイウオークを初めて訪れたという。記念品として静岡茶の詰め合わせと三島柄の湯飲みを贈られた貞夫さんらは突然の祝福に「びっくりしたけど、すごく光栄です」と喜び、周囲の山々を見渡すロケーションに「すごいの一言」と感動した様子だった。 スカイウオーク
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三島南高野球部 創部100年 OB、現役部員祝う
三島市の三島南高野球部OB会は13日、創部100周年記念式典を同校で開いた。OBや現役部員が祝福するとともに、今後のさらなる飛躍を誓った。 学校設立3年目の1921年に創部。大正から令和まで時代をまたぎ、850人以上の部員が所属した。昨年の選抜高校野球大会に21世紀枠として選出され、甲子園に初出場。2安打を放った前田銀治選手がプロ野球楽天に入団した。 式典で諏訪部孝志会長は「多くの人の支援で選抜に出場でき、諦めずに取り組めば夢が夢でなくなると分かった。数多くの経験を次の100年につなげたい」とあいさつした。選抜出場に導いた稲木恵介前監督(現富士高野球部監督)は「地元の高校生が甲子園を経験
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新庁舎整備へワークショップ 求めるサービス議論 三島市役所
2031年の供用開始を目指して計画を進めている三島市役所新庁舎の整備に関するワークショップがこのほど、同市社会福祉会館で始まった。高校生から70代までの市民32人が来年春まで新庁舎について議論を重ね、意見は来年度までに策定される基本構想に反映される予定。 初回は25人が参加し、市職員も含めた5グループに分かれて意見を交わした。テーマは「どんな街中が良いか」「どんな市民サービスが必要か」。参加者は街中に求める資源として湧水や緑などの豊かな自然環境、観光資源を巡る遊歩道、くつろげるスペースなどを挙げた。市や新庁舎に求めるサービスとしては、自動化や広い駐車場、ワンストップサービスなどさまざまな意
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カンボジアの生活 JICA職員語る 三島で講演会
NPO法人グラウンドワーク三島はこのほど、国際協力機構(JICA)教育政策アドバイザーとしてカンボジアに勤務する松田徳子さん(55)のグローバル講演会を三島市民文化会館で開いた。 カンボジアは7月の安倍晋三元首相銃撃事件で全土に半旗を掲げ、カラオケなどの娯楽を禁止して追悼するほどの親日国という。同国の教育支援に向けて松田さんらが進める「教員養成大学プロジェクト」では、8月に行った第1期生の終了式や、学びを改善する研究調査などについて話した。 過去に赴任したガーナの子どもについても紙芝居風に取り上げた。カカオの収穫作業が忙しくて学校に行けない男児など、困窮する生活を紹介した。 松田さんは
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マイナンバーカード普及へ 東レ三島工場に出張申請ブース 三島
長泉町と三島市は15日、マイナンバーカードの登録を促すため、同市の東レ三島工場に工場従業員向けの出張申請ブースを設けた。 工場の敷地が両市町にまたがっていることから、同町の呼びかけで実現した。職員がその場で顔写真を撮影するほか、申請時に本人確認するため、来庁なしで手続きが完了する利点があるという。17日にも実施する。 市の担当者は「マイナポイント付与申請の締め切りが近づき、年末の駆け込み申請が予想される。受け取りやポイントのひも付けに時間がかかるので、早めの手続きをお願いしたい」と呼びかけた。
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11月定例会会期 22日から17日間 三島市議会議運
三島市議会は15日、議会運営委員会を開き、11月定例会の日程を22~12月8日の17日間と決めた。一般会計補正予算案など13議案が提出される。一般質問は11月30日と12月1、2、5の各日を予定している。
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静岡人インタビュー「この人」 沼津グッズを開発するよたさんこと石井亮太さん(沼津市)
沼津市内の名店を題材にした「ヌマヅ看板シール」や名物をキーホルダーにした「沼津ガチャタマ」といった沼津の魅力を形にした商品の製作に取り組む。昔からあるものにもう一度スポットを当てる“リポップ”をテーマに活動する。三島市出身。27歳。 -どのような商品か。 「看板シールは甘味店やクリーニング店など約20店舗の看板をシール化したもの。寿太郎みかんや、菓子パンの『のっぽ』などをキーホルダー化した沼津ガチャタマは“ご当地ガチャ”を各地で企画する埼玉県の企業と協力して手がけた。その他には、沼津名産の干物を怪獣のようにデザインしたキャラクター『ヒモノラ
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自民議連、三島の「歩く環境」を視察 健康寿命の延伸促進
健康寿命の延伸に向けた自助、共助を促進する自民党ヘルス&コミュニティ議員連盟(上川陽子会長=衆院静岡1区)は14日、官民連携の健康増進施策「スマートウェルネスみしま」を展開する三島市を視察した。上川会長や若林洋平氏(参院静岡選挙区)ら衆参議員6人が市の取り組みについて説明を受けたほか、市内のせせらぎを巡るウオーキングコースも歩いた。 富士山からの湧水が豊富な同市では源兵衛川や地域花壇を生かした「歩きたくなる環境づくり」を進め、スタンプラリーや健康ポイントの付与など多様な取り組みを続けている。グループで脂肪の燃焼量を競い、優勝チームに同量の牛肉をプレゼントするユニークな大会も開催。事業内容と
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納税功労者ら表彰 三島税務署、関連団体など10人
三島税務署は10日、納税表彰式を三島市の三島商工会議所で開き、関連団体の10人に署長表彰や三島税務推進協議会長表彰などを行った。 表彰を受けたのは次の通り。 三島署長表彰 木村英治(清水町)井村大輔(三島市)三田宏一(函南町)大津均(三島市)▽三島税務推進協議会長表彰 今井信義(同)山村誠(同)原兄多(伊豆の国市)岩崎俊哉(三島市)▽財務大臣表彰 西山洋雄(同)▽名古屋国税局長表彰 立岩康男(伊豆市)
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上岩崎公園で秋まつり盛況 三島、地域住民が交流
三島市で地域交流スペースを提供する「ジモット」は12日、秋まつりを同市文教町の上岩崎公園で開いた。 多目的広場の特設ステージでは市民らの弾き語りグループ「三島フォークビレッジ」のメンバーが歌声を披露し、来場者を楽しませた。会場には52のブースが並び、野菜や手作り小物の販売や子どもが参加するワークショップなどが行われた。周辺はイチョウや紅葉の木々が美しく、来場者はゆったりとした秋のひとときを満喫していた。
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胸騒ぎのエレキ 校内でバンド演奏、あふれた聴衆 作曲家・林哲司さん【富嶽から羽ばたく 富士高100周年①】
富士高(富士市松本)は2022年、創立100周年を迎えた。校歌にある「霊峰富嶽(ふがく)の聳(そび)ゆるところ」での青春時代を、さまざまな分野で活躍する卒業生5人が振り返る。 シンガー・ソングライターとして来年デビュー50周年を迎える林哲司さん(73)は、作曲家として数々の名曲を世に送り出してきた。最近では「真夜中のドア」が発表から40年を経て各国の配信チャートで1位を記録するなど、世界的なシティーポップブームを巻き起こしている。 生まれ育ったのは父親が製紙工場を経営する家庭。アコースティックギターを貸してくれた社員や一回り離れた兄の影響で、子どもの頃から洋楽が身近にあった。 高校で待
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JR三島駅新幹線ホーム そば店、18日再開へ 沼津・桃中軒
弁当・仕出しの桃中軒(沼津市)は18日、コロナ禍で休業しているJR三島駅新幹線ホームのそば店を再開する。観光需要の高まりに伴い、利用客が回復すると想定。2020年4月に休業して以来、約2年半ぶりに営業する。 店の敷地内で行っていた弁当販売は当面せず、そば店の営業に特化する。弁当販売は観光客など今後の人の流れを確認した上で検討する。 店では、人気の「みしまコロッケ」が入っている「みしまコロッケそば・うどん」や、サクラエビのかき揚げそば・うどんのほか、定番のかけ、月見、きつねなども味わえる。サクラエビは駿河湾産の不漁や価格高騰を受け、休業前から仕入れていた台湾産を使用する。 営業は午前11
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3陣営が出席 三島市長選説明会 12月11日告示
三島市選挙管理委員会は11日、任期満了に伴う市長選(12月11日告示、18日投開票)の立候補予定者説明会を市役所で開いた。 出馬を表明している現職豊岡武士氏(79)、市議石井真人氏(43)、会社経営近藤正文氏(46)の3陣営が出席し、立候補の届け出や選挙運動での注意点などについて説明を受けた。立候補届け出書類の事前審査は29日に行う。9月1日現在の選挙人名簿登録者数は9万951人(男4万4135人、女4万6816人)。
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日系米国人の歴史知って 三島市役所で短編映画上映PR 三島ー米パサディナ交流尽力のタケダさん
三島市との姉妹都市提携65周年を迎えた米国パサディナ市で長年にわたり両市の交流に尽力しているブライアン・タケダ氏(67)が11日、制作した短編映画「日系アメリカ人の歴史を知る」を13日に三島市民生涯学習センターで上映するのを前に、豊岡武士市長を訪問して日米友好の思いを語った。 タケダさんの父は戦時中に日本兵として中国に渡り、敗戦後はシベリアに2年間抑留された。2020年の父の死去を機に、シベリアでの生活を中心に描いた7分間の短編映画を制作。「日系人がシベリア抑留されたという事実はあまり知られていない。伝えていくことが大切だ」と映画に込めた思いを述べた。 20年以上前から三島を何度も訪れ、
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はじかれ野菜で地域活性 「スープアップ!三島」、メニューや観光商品開発
三島市観光協会は地元のデザイナー、カメラマンと連携し、変形や傷などによる“はじかれ野菜”のスープで地域活性化を図るプロジェクト「スープアップ!三島」を立ち上げた。同市の佐野体験農園で初のイベントをこのほど開催し、スープと野菜を販売した。今後、飲食店での新メニューや観光商品の開発にもつなげる予定。 水はけと日当たりが良好な箱根西麓は農業が盛んな一方、形や大きさなどで市場に出荷できない野菜も多い。デザイナーの岡本雅世さん(47)、カメラマンの真野敦さん(45)は味や品質も確かなはじかれ野菜を通じて農業、生産者とつながる取り組み「サルベジー」を開始。野菜や農業による観光振
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レスリング全国優勝 錦田小6年の小林さん 三島市役所で喜び報告
10月に焼津市で開催された全日本女子オープンレスリング選手権大会のキッズ5、6年生45キロ級で優勝した三島市立錦田小6年の小林叶実さん(12)=沼津レスリングクラブ=が9日、市役所に豊岡武士市長を訪ねて喜びを報告した。 小学2年でレスリングを始め、現在は週3回の練習で腕を磨いている。同大会では1、2回戦をテクニカルフォール勝ち、準決勝、決勝は判定で相手を下して優勝した。「家族やコーチ、監督、自分のために戦った」と振り返り、今後の目標については「来年1月の全国大会でライバルと戦って優勝したい」と話した。 市が国際的な選手育成に向けて開催している「みしまジュニアスポーツアカデミー」にも第7期
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建築プロから学ぶ 三島でフェスタ、設計体験や相談コーナーも
静岡県建築士会東部ブロックはこのほど、建築の魅力を発信する「ケンチクフェスタ」を三島市の三島商工会議所で開いた。県東部の建築士らが設計体験やセミナーなどを通じ、訪れた子供たちにやりがいを伝えた。 イベントは6回目。構想していた案が形になった時の感動やデザインは無限にあることなど、ものづくりの楽しさを示すのが狙い。体験コーナーのほか相談コーナーも設置し、親子連れが設計図面を作成したり、建築設備の仕組みを学んだりした。中学生が相談コーナーに訪れ、建築士になるための進路や習得すべき知識について質問する姿もあった。 イベントを仕切った風間建築工房(伊豆の国市)の風間健一1級建築士は「子供たちに関
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JR東海、三島で総合訓練 ドローンで橋脚を調査
JR東海は9日、三島市の東海道新幹線三島車両所で総合事故対応訓練を実施した。大規模災害で破損した高所の橋脚をドローンでチェックする初の構造物健全度判定などが行われた。 従来は高所作業車に乗った作業員が目視で状況を把握していたが、ドローンが撮影する映像を陸上でチェックすることで安全性向上や効率化が期待される。訓練では高さ10メートルまでドローンが上昇し、路線の橋脚の四隅を回って橋桁のずれやコンクリートのひび割れなどを調べた。 新幹線鉄道事業本部の辻村厚本部長は「初めてだが画像も鮮明だった。本番でも使いたい」とし、課題として「雨や風が強いときにできるのか。研究メンバーと探りたい」と述べた。
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世界の演芸や料理堪能 三島でフェア、在住外国人と市民交流
三島市国際交流協会はこのほど、在住外国人と市民が交流する「オータムフェア」を同市の楽寿園で開いた。 ステージではポールダンスやインド舞踊、二胡(にこ)演奏など世界各国の演芸が披露され、会場を訪れた大勢の観客から拍手が上がった。飲食ブースも並び、ブラジルやシンガポール、ベトナムなど各国の料理が提供された。
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自動運転の進展に期待 三島市長、長泉町長が座談会
11日から沼津市で実証実験が始まる自動運転の遠隔コントロールセンターが設置された三島市の日大国際関係学部三島駅北口校舎で8日、豊岡武士市長と長泉町の池田修町長による座談会が開かれ、自動運転技術がもたらす地域活性化の期待や行政が取り組むべき課題について意見を出し合った。 直接の路線がないJR三島駅―下土狩駅(長泉町)間における将来的な実証実験の可能性について、豊岡市長は「距離や交通量などで実証実験に最適な路線。新たなモビリティーへの期待が高まる」と語った。池田町長は通勤時間帯の周辺道路の混雑や電車と連動した運行間隔など「いろんな課題があるが、解決に向けたスタートとして賛成」とした。今後のまち
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絵本作家デザイン マンホール、三島市に寄贈 加和太建設協和会
三島市在住の絵本作家宮西達也さん、えがしらみちこさんの作品に登場するキャラクターをモチーフにしたデザインマンホール各1枚がこのほど、製作した加和太建設(同市)協和会から市に寄贈され、宮西さん、えがしらさんが運営する店の前の歩道にそれぞれ設置された。 官民で社会課題を解決する「共創」の一環として、下水道事業への理解拡大に向けた取り組み。宮西さんは「ティラノサウルスシリーズ」の恐竜をユニークに表現し、えがしらさんは「あめふりさんぽ」の表紙を描き下ろした。2人の店舗は人通りが多い同市中央町に隣り合い、マンホールを設置して三島を「えほんのまち」としてPRする。 市役所を訪れた宮西さんは「マンホー
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箱根旧街道「三島東海道ラン&ウォーク」 標高差520メートル、25キロ挑戦
三島市と包括連携協定を結ぶアールビーズスポーツ財団(東京)は5日、箱根旧街道を巡る「三島東海道ラン&ウォーク」を市内で初開催した。県内外から255人が出場し、標高差520メートル、25キロのコースに挑んだ。 同市文教町の市民体育館から箱根旧街道を通り、国指定史跡の山中城跡(同市山中新田)を折り返すコース。上位者の表彰はなく、参加者はそれぞれのペースで走ったり歩いたりしながらゴールを目指した。坂公民館、山中城跡、錦田公民館のチェックポイントでは、ご当地グルメのみしまコロッケなど食べ物や水分が配られた。 参加者は景色を楽しみながら日本遺産の箱根旧街道を進み、心地よい汗を流した。
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深い学びへICT活用 三島南小で教育研究発表
三島市教育委員会が教育研究指定校とする市立南小でこのほど、研究発表会が開かれた。1人1台のタブレット端末が配布された教育現場の現状と課題が報告され、参加した教職員が「深い学び」の推進に向けたICT活用の方法を考えた。 同校の教諭がタブレットを活用した理科や国語など授業の取り組みを発表した。写真を使った視覚的な学習や複数の児童による意見の比較などで理解の深まり、考えの広がりにつながるほか、話し合う時間の確保や子供の変容に応じた授業の実施などICT活用のメリットを報告した。校務の効率化で子供と向き合う時間を増やし、円滑な学校運営につなげる研究成果も発表された。 静岡大教育学部の塩田真吾准教授
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演劇や和太鼓、多彩に 三島で静岡県中学総合文化祭
静岡県中学総合文化祭の三島大会(県中学文化連盟主催)が5日、三島市民文化会館で開かれた。多彩なステージが繰り広げられたほか、25日からは展示部門も含めた動画、画像をウェブで紹介する「オンデマンド公開」も予定している。 ステージ発表では県内11校の生徒が登壇し、演劇や演奏、ダンスなどを披露した。和太鼓演奏では威勢のよいかけ声とともに息の合った音色を響かせ、聴衆を楽しませた。ヒップホップダンスやチアダンスなども華やかに繰り広げられた。 オンデマンド公開は25日から来年1月23日まで。ステージ発表の動画と美術・工芸、書写の作品写真を同連盟ホームページで配信する。
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定年後の仕事 アドバイス 三島でシニア向け相談会
三島市はこのほど、シニア向け仕事相談会を市民生涯学習センターで開いた。60代以上の43人がミニセミナーを受講した後、地元の10事業所による面談会に参加した。 ミニセミナーではしずおかジョブステーションの野中和夫東部センター長が、「キャリアの棚卸しと人生設計の方法」と題して講演した。定年後の仕事選びでは従来のスキルに結びつける傾向がある一方で、培ってきた人間力に気付くことで新たな分野への挑戦も可能になると説明。心のトレーニングや見栄えなどの心得にも触れ、「今までの棚卸しをして宝物を見つけ、生きがいにつなげる」「中長期ビジョンで仕事を考える」などとアドバイスした。 面談会では各事業所がブース
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ろう者柔道で世界2位 三島の佐藤さん文科相表彰、市役所で報告
昨年10月の世界ろう者柔道選手権大会男子66キロ級で銀メダルを獲得した三島市在住の佐藤正樹さん(29)が文部科学大臣表彰を受け、このほど、市役所を訪れて豊岡武士市長に喜びを報告した。 生まれつきの聴覚障害を抱える佐藤さんは7歳で柔道を始め、現在はケイアイスター不動産のチームに所属。同市に移住して練習を重ね、同大会の準優勝に続いて今年もブラジルで開催された夏季デフリンピックで5位に入った。裾野市では子供を対象とした柔道教室も定期的に開催し、障害の有無を問わずに柔道の楽しさを伝えている。 文科大臣表彰を受けて「つらい経験を乗り越えて頑張った証し。育ててくれた親に感謝したい」と語り、柔道教室に
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倒木除去、車両救助 大地震想定し訓練 三島、800人参加
大規模地震を想定した三島市総合防災訓練が6日、市内で開かれた。主会場の南二日町広場では各種啓発ブースが設けられたほか、自衛隊や建設団体による被災者救助などの実動訓練も行われた。 負傷者の救出を妨げる倒木、ミニバイクの除去訓練では、市建設業協力会の会員が木にくくりつけたロープをショベルカーの先に結んで持ち上げた。バイクの撤去が完了すると救急車も到着し、負傷者に見立てた人形を搬送した。 2台が積み重なった車両の救助訓練も行い、1台をクレーンでつり上げて下の車両を引っ張り出した。宙づりになった窓ふき作業員の救出、ドローンを使った上空からの情報収集にも取り組んだ。 会場には20の啓発ブースが並
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三島の魅力、路上絵に 80メートル「水のたび」テーマ
アートと地域をつなぐ市民団体「アルテ・プラーサ」は6日、三島市の長伏浄化センターで敷地内の路上に絵を描くワークショップを開いた。市民の生活を支える浄化センターを身近に感じてもらおうと企画し、参加者100人が富士山や三嶋大社など三島の魅力を約80メートルにわたって描き上げた。 テーマは「水のたび」。浄化槽できれいになった水が川を流れる様子を中心に、そこでの生活や豊かな自然、名所などをモチーフに描いた。下絵は沼津市のアーティスト2人が手がけ、参加した小中学生らが水性ペンキで色とりどりのイラストを完成させた。 参加者は5日に事前学習も行い、各自で考えた好きな絵も自由に描き加えた。同団体の坂田芳
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ブランド米「ゆめみしま」 鎌で刈り取り、収穫祝う 三島
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島は5日、市内を流れる源兵衛川の水で育てるブランド米「ゆめみしま」の収穫祭を同市梅名の田んぼで開いた。 ゆめみしまは産地品種銘柄の認定を受けて昨年から出荷を始め、今年は市内3カ所の田んぼ約9000平方メートルで4.2トンを収穫する見込み。大きな粒と豊かな甘みが特徴という。 収穫祭には品種開発に協力した日本たばこ産業(JT)の社員や都留文科大(山梨県)の学生も参加し、30人が鎌で稲を刈り取ってはざかけを行った。
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タクシー乗客の異変を察知 詐欺防止で感謝状 三島署
三島署はこのほど、乗客の高齢女性が詐欺に遭う危険性を感じて被害を防いだタクシー運転手と三島信用金庫の職員、別の日に高額の現金を引き出そうとする高齢夫婦を制止した同金庫職員にそれぞれ感謝状を贈った。 富士急静岡タクシーの運転手石毛弘成さん(48)は9月13日、焦って同金庫に向かおうとする乗客の70代女性が「息子が会社で失敗し現金が必要」と話しているのを聞き、詐欺を疑って同金庫本店営業部の古地さくらさん(39)に伝えた。女性が400万円を引きだそうとしていたため、古地さんは話を聞いて説得し、警察に通報した。同27日には同金庫三島北支店の間野翔太さん(25)が、200万円を下ろそうとする80代の
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70事業所見学 地域への思いは 三島南高生が学ぶ
三島田方法人会はこのほど、三島南高の1、2年生を対象とした企業見学ツアーを開催した。三島、伊豆の国市や函南町など70事業所が生徒を受け入れ、仕事の内容や地域に対する思いなどについて説明した。 1年生205人は6~15人のグループに分かれて3事業所ずつ、2年生175人は30人ごとに2事業所をそれぞれ訪問した。三島市のフランス料理店「おんふらんす」では、オーナーシェフの田中季次さんからホテル1階で営業する店の特徴や地産地消へのこだわりなどについて説明を受けた。同市の丸善工業では、ドリルを使ってコンクリートを砕く製造プロセスなどを見学した。 函南町のマックスバリュ東海函南店では小売業の流通や品
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地産地消の新料理開発へ 学生と飲食店がコラボ 三島南高生らSNSで情報発信
三島商工会議所飲食・旅館業部会は2日、三島市の鈴木学園調理製菓総合学科の学生と地元の飲食店が協力してメニューを開発し、三島南高の生徒とインフルエンサーがSNSで情報を発信するプロジェクトを立ち上げた。地元食材を使った地産地消の料理を来年2月までに完成させ、新たな販路開拓とにぎわい創出につなげる。 同日は出発式が開かれ、学生11人と飲食5店舗の関係者が出席した。店舗ごと学生2~3人ずつに分かれ、特産の箱根西麓三島野菜などを使った新メニューのアイデアについて話し合った。各店舗に出向いて試食や打ち合わせも行った。 今後、学生と飲食店が連携しながらメニューを開発し、来年2月に店舗販売を開始する予
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出店や芸能など宿場まつり盛況 三島
かつて宿場町として栄えた三島市の恒例行事「秋の大通り宿場まつり」(三島大通り商店街まつり実行委員会主催)が3日、3年ぶりに開かれた。伊豆箱根鉄道の三島広小路踏切から大社西交差点までの約700メートルが歩行者天国となり、多くの出店やイベントなどで盛り上がった。 同時開催された「ふるさと芸能フェスタ」では、全盲の和太鼓奏者片岡亮太さん(38)=同市出身、在住=が妻のホルン奏者山村優子さん(45)と演奏を披露した。八丈島の伝統芸能やオリジナル曲などを奏で、勇ましい和太鼓と優雅なホルンの競演を繰り広げた。みしまサンバや農兵節なども披露された。
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自転車チームの仕事を児童体験 三島 競技の種類学習も
三島市を拠点に活動する自転車競技のチームブリヂストンサイクリングは3日、小学生を対象にした「子ども自転車チームお仕事体験」を同市松本のクラブハウスで開いた。児童9人が参加し、選手やチームスタッフの説明を受けてさまざまな仕事に挑戦した。 自転車のメンテナンスを行うメカニックルームでは、汚れをきれいに落とした後でチェーンに油を差す作業に取り組んだ。指導に当たった担当スタッフは「選手の命を預かっている。ネジ1本の緩みも許されない」と語り、選手を支える仕事の重要性を説明。トレーニングルームではスポーツバイクの体験も行われ、沼津第五小5年の鈴木麻友香さんは「ギアを変えるのが難しかったけど楽しかった」
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熱海の日本画家 坂本さんが個展 三島で新作36点
熱海市の日本画家で三島市でも絵画教室を開いている坂本武典さん(46)の個展「心にとまったものたち」が3日、同市のみしまプラザホテルギャラリーで始まった。8日まで。 夜明けの伊豆高原で馬が草を食べる様子や近寄ってくるコイの輝きなど、坂本さんの心に残った一瞬を描いた新作36点を展示した。豚舎で見た養豚に生きる意味を考えさせられ「急に切なく、愛らしくなった」という作品「幸せな夜に」は、穏やかな夜空にたたずむかわいらしい豚がモチーフ。岩絵の具で彩る日本画は鉱物が持つ自然な色合いが特徴的で、きらきらとした輝きをちりばめた美しい作品が来場者の注目を集めている。
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ロス五輪女子マラソン 増田明美さん 走るこつと楽しさ伝授 三島・佐野小児童139人に
ロサンゼルス五輪女子マラソン日本代表でスポーツライターの増田明美さんが1日、三島市立佐野小を訪れて全校児童139人に走り方のこつを伝授した。 増田さんは速く走るためのポイントに「腕振り」を挙げ、直角に曲げた肘を後ろに引くことで「足が上がって前に進む」と説明。手は小石を持つ感覚で軽く握るよう呼びかけたほか、スキップした後に走ると腰が高い位置に維持されて美しいフォームになると指導した。子供らと一緒にグラウンドを走り、上手な児童には手をたたいて褒め、みんなの前でお手本を披露してもらいながら走る楽しさを伝えた。
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夜間中学2次募集 磐田本校に5人出願 静岡県教委公表
静岡県教委は2日、2023年4月に開校する県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」の2次募集で、磐田市の複合商業ビル「天平のまち」内に設置する磐田本校に5人の出願があったと公表した。 願書は10月17~28日に受け付けた。11月21~25日に入学資格などを確認する面接を行い、23年1月12日以降に入学者を決める。 ふじのくに中の1次募集では、磐田本校に5人、三島市の県立三島長陵高内に設置する三島教室に6人の入学が決まっている。
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園児、パソコン操作に挑戦 桐陽高生とお絵描き 沼津
小学校でタブレット端末の支給やパソコンでの学習が進み、幼少時からITリテラシーが求められる中、沼津市の沼津学園第二幼稚園がこのほど、高校生と「パソコンを使ったお絵かき教室」に臨んだ。同園の山口為子教頭は「オンライン学習の導入を園児の段階からできれば」と意気込む。 「一緒にマウスを動かしてみよう」「キーボードはこうやって打とう」。10月31日と1日、桐陽高(同市)で行われたお絵かき教室。年中児はパソコンのペイントソフトでの絵描きと自身の名前の入力に挑戦した。同校特別進学コース1年の生徒が園児と1対1で、マウスの使い方、キーボード操作を教えつつ一緒に作業した。 園児はパソコン操作に戸惑いなが
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社説(11月2日)世界かんがい遺産 先人の知恵広く発信を
沼津市の香貫用水と磐田市の寺谷用水を含む国内3施設が、国際かんがい排水委員会から「世界かんがい施設遺産」に選ばれた。建設から数百年が経過し、先進技術で構築された歴史的価値と、現代に至るまでの地域への高い貢献度が評価された。恩恵を受け現世代に生きるわれわれは、先人の知恵を後世へ引き継ぐ必要がある。行政など関係機関には施設の特徴や価値、意義を広く発信する姿勢が求められる。 昨年までの世界かんがい施設遺産登録は世界で123件(17カ国)、国内は44件(28府県)。このうち静岡県内は深良用水(裾野市)、源兵衛川(三島市)に続き計4件となった。まさに先人の努力が古今にわたり、地域を支えていることを実
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不正入手カードで現金盗んだ疑い 2人再逮捕 磐田署
磐田署は1日、いずれも窃盗の疑いで東京都江戸川区江戸川3丁目、無職の男(42)と、鳥取県米子市生まれ、住所不定、無職の男(25)の両容疑者を再逮捕した。 2人の再逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀して7月8日午後6時ごろ、不正に入手した三島市の80代無職女性のキャッシュカードを使い、同市内のコンビニのATMで現金20万円を引き出して盗んだ疑い。 両容疑者は磐田市の無職女性=当時(81)=に対し、金融機関の職員などをかたってキャッシュカードを盗み、同市内のATMで現金215万円を引き出し盗んだ疑いで逮捕されていた。
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記者コラム「清流」 油断が最大の敵
三島市で特殊詐欺被害が相次いでいる。親族、市職員、警察官などを装って現金を要求したり、パソコンのウイルス除去名目で電子マネーを購入させたり。三島署管内の被害額は5000万円を超え、件数も県内の警察署では「ダントツに多い」という。 そんな状況を受け、市が10月の広報紙に注意を呼びかける卓上三角柱の台紙を掲載した。ページから切り取って組み立て、電話機の脇に置く。これだけで全てが解決するわけではないが、対策は小さな一歩の積み重ねということだろう。 自分も三角柱を置くよう勧められたが、まだ40代。「大丈夫ですよ」と断ってしまった。しかし、被害者の大半が「自分だけは大丈夫」と思っていたらしい。油断
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静岡県職員 背任などおおむね認める 静岡地裁初公判
静岡県発注の公共工事に絡んで虚偽の公文書を作成し、請負代金を増額させるなどして県に損害を与えたとして、虚偽有印公文書作成・同行使と背任の罪に問われた三島市、県職員の男(32)の初公判が31日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれた。被告は起訴内容をおおむね認めた。 検察側は冒頭陳述で、被告が担当監督員として設計業務などに携わり、工事を進捗(しんちょく)管理する立場にあったと指摘。工事費用が当初の設計よりも減少し、予算に余剰が生じたため「予算を執行しなければ周囲に迷惑がかかると思った」と犯行経緯を明かした。 一方、被告は罪状認否で動機について「県に損害を与えるためではなかった」と述べた。
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功労者、団体を表彰 三島 静岡県防火のつどい
「静岡県防火のつどい」(県幼少年女性防火委員会、県、富士山南東消防本部、日本防火・防災協会共催)が29日、三島市民文化会館で開かれた。同委員会の鈴木政子会長は「自助共助が減災の大きな力。地域防災力の向上に努める」と語り、防災活動のさらなる推進を期待した。 防火功労者、団体への表彰も行われた。表彰を受けたのは次の通り。 【知事褒賞】防火功労者 菊地伸夫(沼津市)水口大輔(同)▽優良女性防火クラブ指導者 佐藤恵(静岡市)根木ちづ子(浜松市)▽優良幼年消防クラブ 高松こども園(静岡市)静岡平和幼稚園(同)八幡こども園(同)沼津梅花幼稚園(沼津市)白道こども園(三島市)しらゆり幼稚園(同)加茂保
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粗大ごみ戸別収集受け付け デジタル導入の実証実験 三島市
三島市は31日、粗大ごみの戸別収集の受け付けにデジタル技術を導入する実証実験を実施した。従来の電話による申し込みからパソコンやスマートフォンを活用した電子申請に切り替える方針で、市民の利便性向上と受け付ける職員の負担軽減につなげる。 これまでは電話や清掃センターでの対面による申請を受け付け、職員が名前や住所、ごみの詳細などを聞き取って記入していた。実証実験ではSBS情報システム(静岡市)の協力を受け、利用者がパソコンなどで入力した電子データが自動的に申し込みフォームに入力された。1件当たり10~15分程度かかっていた職員の業務が大幅に削減されるほか、申し込みは24時間可能で電話の混雑に関わ
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三島甘藷 佐野小児童ら収穫 のっぽパンにも活用
三島市立佐野小の1、2年生と伊豆佐野保育園の園児が31日、同校に隣接する畑で特産のサツマイモ「三島甘藷(かんしょ)」の収穫を体験した。サツマイモは1日から期間限定で発売されるバンデロール(沼津市)のロングセラー商品「のっぽパン」にも使われる。 児童が6月につるさしを行った3列の畝に並び、土を少しずつ崩しながら芋掘りに挑戦した。自分の顔よりも大きなサツマイモが出てくると「おっきい!」「何これ!」と歓声を上げ、夢中になって取り組んだ。サツマイモは各家庭で持ち帰って味わうほか、おやつ作りでイモ蒸しパンの材料にもなるという。 のっぽパンはペースト状にしたサツマイモのクリームをパンに挟み、12月ま
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挑戦の気概継ぐ 湖西で豊田佐吉顕彰祭
湖西市は30日、自動織機を発明し、トヨタグループの礎を築いた同市出身の豊田佐吉(1867~1930年)の第59回顕彰祭を鷲津中で開いた。ひ孫に当たるトヨタ自動車の豊田章男社長や影山剛士市長ら関係者約70人が参列し、挑戦の気概を受け継ぐと誓った。 章男社長はあいさつで、佐吉が生み出したトヨタ生産方式の考え方を紹介し「仕事を楽しめば改善が進んで楽になり、生産性が向上する」と指摘。脱炭素の選択肢として取り組んでいる水素エンジンの開発にも触れ「変化を恐れるのではなく、楽しむつもりで挑戦を続けていく」と決意を口にした。 顕彰祭は同校にある佐吉の胸像前で、毎年命日に開催。出席者は1人ずつ献花を行った
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東レ、地元で連勝 パナ破る バレーボール・Vリーグ
バレーボールのVリーグは30日、三島市民体育館などで行われ、V1男子の東レは3-1でパナソニックを破って今季初の地元戦を2連勝で終えた。 東レは1-1で迎えた第3セットを競り勝ち主導権を握った。中盤に最大5点リードを逆転されたが、高橋健太郎の速攻などで粘り、31-30から難波尭弘が相手エースのクビアク・ミハウのスパイクをブロックした。 第4セットは11-14からパダル・クリスティアン、小沢宙輝の強打などで逆転。最後はパダルがサービスエースで決めた。 ■流れを変えた 高橋のブロック 第4セット24-21。東レのエース、パダルのサーブが相手コートに突き刺さると、三島市民体育館に大歓声が
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ポリオ撲滅へ募金呼びかけ 三島の3RC
三島、三島西、せせらぎ三島の3ロータリークラブ(RC)は29日、ポリオ(小児まひ)撲滅に向けた募金活動を三島市の日清プラザ・イトーヨーカドー三島店で実施した。 日大三島高、知徳高の三島RCインターアクトクラブの生徒18人も参加し、店の入り口にのぼり旗を掲げて買い物客らに協力を呼びかけた。ワクチンによりポリオの感染が大幅に減少している一方、根絶できなければ今後10年で毎年20万人の子供が身体まひになる可能性を伝えるチラシも配布した。 集まった浄財は国際RCを通じて寄付され、ワクチンの購入費などに充てられる。
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 三島で柿沢勇人さん、栗原英雄さんトークショー 現場「小栗君のおかげで楽しい」
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源実朝役を演じる柿沢勇人さんと大江広元役の栗原英雄さんによるトークショー(三島市スポーツ・文化コミッションなど主催)が29日、同市の三嶋大社で開かれた。 柿沢さんは「(主人公の)北条義時は世の中を動かす力を持っていたので実朝は言うことを聞かないといけなかったのでは。争い事が起こって人が死に、実朝はもどかしかっただろう」と推測した。義時役の小栗旬さんについては「大河ドラマの現場はぴりっとしたイメージだったが今回は最高に楽しい。小栗君のおかげ」と感謝した。 栗原さんは自身の役柄を「汚れ仕事を迷いなくできる男」と表現。「これから実朝が目覚ましい成長を見せる」と今後
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東レ 地元初戦、パナに逆転勝ち バレーVリーグ
バレーボールのVリーグは29日、三島市民体育館などで行われ、V1男子の東レは3-2でパナソニックに逆転勝ちし、今季の地元初戦を白星で飾った。 第1セットを落とした東レは、競り合いとなった第2セットをパダル・クリスティアン、小沢宙輝の強打を軸に取り返した。再び先行された第4セットは上條レイモンド、西本圭吾が要所で速攻を決めるなどしてフルセットに持ち込んだ。第5セットは7-8からパダルにトスを集めて押し切った。 東レは30日も同会場でパナソニックと対戦する。 ▽男子1部 東レ 2勝1敗 3(19―25 25―22 21―25 25―20 15―11)2 パナソニック 2勝1敗 若き大
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食べて飲んで「はしご酒」 三島市内20店舗参加「鎌倉殿ゆかりの街」PR 11月30日まで
三島市は楽寿園で菊まつりが開催中の11月30日まで、市内宿泊客を街中に呼び込む「鎌倉殿ゆかりの街 三島はしご酒」を開催している。市内の飲食20店舗で特別メニューを提供する。 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせ、観光協会や商工会議所と連携して企画した。各店舗でフード、ドリンク各1品の「鎌倉殿セット」(千円)を注文するとパンフレットにスタンプがもらえ、源頼朝が行った「二所詣で」にちなんで2個集めると三島観光案内所で「みしまコロッケマグネット」がプレゼントされる。 唐揚げとドリンクのセットを提供する食事処「松韻」(同市中田町)の伊丹秀之社長は「鎌倉殿を追い風に、飲食でも地域をさらに盛り上げて
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菊の鶴岡八幡宮、三島に 楽寿園まつり、11月30日まで
三島市立公園の楽寿園で29日、恒例の「楽寿園菊まつり」が開幕した。今年のテーマは大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせ、鎌倉幕府ゆかりの「鶴岡八幡宮」。11月30日まで開催され、期間中は各種関連イベントも予定されている。 源頼朝が造営した鶴岡八幡宮の本宮楼門、舞殿をモチーフにした盆景などが設置され、計8千鉢の菊があしらわれている。本宮楼門は実物の3分の1、舞殿は2分の1で、いずれも高さは約4メートル。菊の開花状況は現在一~二分咲き程度で、11月10日ごろには満開になる見込みという。 5~13日は特別に午後5時~8時半を無料開園し、夜菊鑑賞のライトアップも行う。12、13の両日は音楽と肉フェ
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沼津の新東名高速で車両火災 29日午後3時ごろ
29日午後3時ごろ、沼津市平沼の新東名高速道上りで、三島市の男性(59)が運転する乗用車から出火し、ボンネットの一部を焼いた。けが人はいなかった。県警高速隊によると、男性が走行中に車両の異変に気付き、路肩に停車したところボンネットから火が出た。男性が高速道路に設置された消火設備を使い消したという。同隊が詳しい原因を調べている。
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青年塾が花壇整備 三島梅花藻の里
志ある市民を育てる全国ネットワーク「青年塾」は29日、絶滅危惧種ミシマバイカモの群生地「三島梅花藻の里」(三島市)を訪れ、周辺の花壇整備に取り組んだ。 28日から2泊3日の日程で15人が市内を巡り、この日は市民と行政、企業が協力して保全に取り組む三島梅花藻の里を見学。管理するNPO法人グラウンドワーク三島の渡辺豊博専務理事から「まずは市民が何をするか。自分たちの町は自分たちで演出していくのが当然だ」などとまちづくりの考えを聞いた後、花壇を掘り起こして色とりどりの花を植える活動に汗を流した。同ネットワークの上甲晃代表は「三島には注目すべき取り組みが多い。志ある町のモデルケース」と語った。
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公明が現職推薦 三島、富士宮市長選
公明党は27日の中央幹事会で、任期満了に伴う三島市長選(12月11日告示、18日投開票)で現職の豊岡武士氏(79)、来春に予定される富士宮市長選で現職の須藤秀忠氏(75)の静岡県本部推薦を決めた。
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富士宮で竜王戦第3局始まる 指導対局、プロの一手は? 関連行事にぎわう
藤井聡太竜王と挑戦者・広瀬章人八段による将棋の第35期竜王戦第3局(日本将棋連盟など主催)が28日、富士宮市内で始まった。市民文化会館では、指導対局や子ども将棋教室、富士駒の会作品展示など関連行事が展開され、将棋ファンや親子連れでにぎわった。 子ども将棋教室では初心者向けに、動物の絵柄で将棋を簡略化した「どうぶつしょうぎ」が紹介された。会社員の川口拓馬さん(43)=同市=は「親子で将棋ができるようになれば」と娘の花さん(8)と参加した。花さんは他の参加者との対戦を繰り返し、「駒がいろんな場所に動く将棋は楽しい」と笑顔を見せた。 将棋経験のある子どもたちは同連盟富士宮支部メンバーらと対局を
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大地震に備え交通対策 静岡県警、三島で訓練 手信号誘導も
静岡県警は28日、南海トラフの大地震を想定した災害交通対策訓練を神奈川との県境にある三島市の箱根峠交差点付近で実施した。9月の台風15号でも発生した大規模停電を見据えて手信号による車両誘導を行ったほか、神奈川県警や地元自治体と連携した被災状況の把握、緊急通行車両の確認などに取り組んだ。 地震の強い揺れに見舞われた県内は東名高速道、新東名高速道がいずれも通行止めとなり、国道1号を緊急交通路に指定した―との想定。国1は自治体や警察、インフラ復旧関係などの車両以外は通行できなくなり、箱根峠で交通検問所を設けて緊急通行車両の確認と標章の交付、一般車両の選別を行った。オフロードバイク隊は三島方面から
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電子マネー詐取 30万円分被害 三島の80代女性
三島市に住む80代の無職女性が28日、携帯電話の未納料金として何者かに電子マネーを要求され、30万円分をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、女性は27日午後2時ごろ、自身の携帯電話に料金の未納を通知するメールが届いたため、記載された連絡先に電話したところ、サポートセンターを名乗る男から「有料サイトの登録がある」「このままだと裁判になる」と言われた。電子マネーで支払うよう指示され、市内のコンビニで購入した電子マネー30万円分のプリペイド番号を相手に教えてしまったという。
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高校生が選ばれる町提案 10年後の三島考える
若者目線で10年後の三島を考える「みしまの未来を描く会」がこのほど、三島市民生涯学習センターで開かれた。市内に通う高校生18人が三島の魅力や強み、キャッチフレーズについて話し合い、さらなる発展に向けた方策を発表した。 4グループに分かれて議論し、せせらぎや湧水などの豊かな自然や首都圏や伊豆半島への良好な交通アクセス、箱根西麓三島野菜などの多様な食材などを三島の強みに挙げた。10年後の三島については特産品を生かした施設の整備や三嶋大社のさらなるPRを通じて人口を増やし、子育て支援も充実させた若者にも選ばれる町になるよう提案した。 三島のキャッチフレーズを「圧倒的王者」としたグループは、「市
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トランペットで全国2位 ソロ演奏の斎藤さん(沼津市立高)
全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会でトランペットをソロ演奏し、金管楽器部門高校生の部で2位入賞した沼津市立高2年の斎藤さくらさん(16)=三島市=が28日、市役所に豊岡武士市長を訪ねて喜びを報告した。 4歳でバイオリンとピアノを習い始め、小学6年からトランペット演奏の腕を磨いている。中学1年からソロコンテストに挑戦し、今回が初の全国大会。「良い経験になればと思っていたが、予想以上に良い結果になってうれしい」と振り返り、将来に向けて「音楽大に進んでプロの演奏家になりたい」と語った。 12月には日本クラシック音楽コンクールの全国大会にも出場する。豊岡市長は「さらなる上を目指して頑
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未来の国宝!? 煮干しコレクション 沼田さん(三島)展覧会に出品
開館150周年の東京国立博物館(東京都)が11月2日から開催する「150年後の国宝展」に、三島市でだし専門店を運営する「沼田」4代目の沼田行雄さん(39)が出品した「日本各地で集めた煮干しのコレクション」が展示される。沼田さんは気候変動や漁業者の減少で150年後には国宝級になるかもしれない海産物の未来を憂い、「問題に目を向けるきっかけになれば」と語る。 150年後の国宝展は、同博物館が初めて実施する公募型の展覧会。「ワタシの宝物、ミライの宝物」をテーマに、有形無形を問わず全国で作品を募集した。時代とともに価値や思い出が深まる345点が寄せられ、「電線と電柱のある風景」「努力の足跡 英単語
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古代伊豆国 史料から探る 三島で企画展、1月29日まで
三島市立公園の楽寿園内にある市郷土資料館で来年1月29日まで、企画展「古代伊豆国(いずのくに)―国府と国分寺」が開かれている。 現在の駿東郡周辺から伊豆半島までを領地としていた伊豆国は680年代に誕生したとされ、三島市は当時の統治拠点となる国府の所在地となっていたという。企画展では役所や役人が住んでいた館の遺跡の写真などが紹介されているほか、出土した木簡や土器、人形なども並んでいる。 正倉院に所蔵されている伊豆に関する文書の複製も展示され、税金の取り立て方や使われ方など、当時の行政や経済、文化をうかがい知る貴重な史料に来場者の注目が集まっている。
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取るべき行動は 座学、実技で災害対応学ぶ 三島で講座
三島市はこのほど、「防災力アップ!人材育成講座」を同市の富士山南東消防本部で開いた。35人が参加し、防災に関する座学と実技で災害時の取るべき行動について理解を深めた。 市民トリアージについてNPO法人災害・医療・町づくりの安田清理事長から説明を受けた後、傷病者と診断者役に分かれてトリアージを実践した。歩行の可否、呼吸回数、手首の脈などの設定が事前に傷病者に割り振られ、診断者は症状を聞き取って赤、黄、緑、黒の4段階に分類した。傷病者の設定と診断結果が合致するかを確認し、トリアージを行う際のポイントについて学んだ。 このほか、段ボールやペットボトルなど身近なものを使った応急手当て、ジャッキな
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上空から「特殊詐欺注意」呼び掛け 三島署管内「非常事態」で初
管内で特殊詐欺の被害が多発している三島署は27日、県警ヘリを使って上空から詐欺への注意を呼びかける広報活動を行った。40件の発生件数は県内の警察署でトップ、被害額が5千万円超の現状を「非常事態」とし、県内初の取り組みとして実施した。 JR三島駅と同署の上空を15分間ずつ旋回し、「キャッシュカードを預かります、暗証番号教えては詐欺です」「仕事に失敗した、すぐにお金が必要は詐欺です」などと強調。管内では警察官や市職員、子供や孫をかたるサギ電話も多く確認され、「あなたの家にも必ず掛かってきます」と呼びかけた。 発生件数は前年を16件上回り、架空請求、おれおれ詐欺、キャッシュカード詐欺盗が大半を
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コロナ「第7波」でDI悪化 三島市内中小企業、7~9月
三島商工会議所などが運営するみしま経営支援ステーション「M―ステ」はこのほど、三島市内の中小企業を対象にした7~9月の景況調査結果をまとめた。景況感の「好転」から「悪化」の回答を引いた業況判断指数(DI)はマイナス15・7。新型コロナウイルスの「第7波」と重なり、4~6月よりも3・6ポイント悪化した。 飲食・旅館業はプラス10・0で、前回比マイナス90・0ポイントの大幅な悪化を示した。一方、製造業はマイナス10・0、建設業はマイナス33・3となり、いずれも前回から20ポイント以上改善した。今後については原材料、エネルギーの価格や人件費の上昇が見込まれ、全体でマイナス24・7と収益減少による
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新時代の八百屋に JAふじ伊豆「みしまるかん」オープン 三島
JAふじ伊豆は26日、三島函南地区の農畜産物をそろえたファーマーズマーケット「みしまるかん」を三島市谷田にオープンさせた。セレモニーが開かれ、関係者が新たな食と交流の拠点として期待を込めた。 みしまるかんの愛称は三島、マルシェ、函南などの言葉が込められ、公募で集まった331点の中から選ばれた。同市谷田の直売所「フレッシュ錦田店」を新築移転する形でオープンし、売り場面積は491平方メートル。多品種が特徴の地元農畜産物を並べるほか、合併した同JAの各地からも地場野菜を持ち寄って販売する予定という。 セレモニーに出席した鈴木正三組合長は、「新しい時代の八百屋を目指す。新鮮でおいしい農畜産物を届
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子育て支援充実 新設「出産祝い金」贈呈 三島市
三島市が本年度からスタートさせた出産祝い金「みしまっ子すくすく祝金」の贈呈セレモニーが26日、市役所で開かれた。出産した子供の数に応じて祝い金が支給される仕組みで、市は子育て支援の充実を通じて未来を担う子供を増やす考え。 セレモニーには同市の赤池麻祐美さん(35)が今年5月に生まれた三女の美波ちゃん、次女の菜奈ちゃん(2)と出席した。長女の結衣ちゃん(4)も含めて3人目の出産で、市から15万円が支給される。豊岡武士市長から目録を受け取った赤池さんは「3人目が生まれたので車を大きくしようと思っていた。三島は医療費の無料化もあり、とても子育てしやすいまち」と感謝した。 祝い金は第1子が1万円
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地域企業のDXは 三島信金、若手経営者らセミナー
三島信用金庫と取引のある若手経営者らによる「さんしんチャレンジクラブ」の実業セミナーがこのほど、三島市内のホテルで開かれた。オンラインを含めて45人が受講し、地域企業に求められるデジタルトランスフォーメーション(DX)について考えた。 講師を務めたマーケティング業「集客デザイン研究所」の増田隼人所長は、小中学校でタブレット端末を使った学習をしてきた若者が社会に出てくる時代も近く、「アナログ世代がデジタル化しないと若者が不要と感じてしまう」と述べた。デジタルやアプリの文化も数年で変化する可能性もあるとし、「DXを自分事に考え、デジタル思考を身に付けてほしい」と呼びかけた。 4人ずつに分かれ
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発達障害テーマ実録映画上映 監督トークも 三島市
発達障害の実情を描いたドキュメンタリー映画「だってしょうがないじゃない」の上映会(ありままの会主催)がこのほど、三島市の県総合健康センターで開かれた。自身も発達障害と診断され、映画にも出演している坪田義史監督がトークを披露し、発達障害について「恥ずかしいことではない。堂々と生きていきたい」と思いを語った。 映画は坪田監督と同様に発達障害のある叔父の「まことさん」を主人公に、3年間の生活を実録した。坪田監督はまことさんについて「本当に純粋。美しいものがあると思った」と語り、「自分もフレームに入り、発達障害の概念を捉え直したかった」と撮影を始めた当時を振り返った。 発達障害に対する社会の認識
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外国人の子供 就学支援充実を 3団体が三島市長に要望
三島市を拠点に外国から移り住んだ子供の支援に取り組む3団体が25日、就学支援の充実に向けた要望書を豊岡武士市長に提出した。 3団体は、カサ・デ・アミーゴス、のびっこクラブみしま、あいうえおの会。文部科学省が全国の各市町に実施した「外国人の子供の就学状況等調査」の結果を踏まえ、支援策に関する同市の改善点を中心に要望書をまとめた。外国人の住民登録では子供の就学希望の有無にかかわらず就学の説明と案内を行う、資料を多言語でそろえる―など6項目を盛り込み、支援の充実を求めている。 のびっこクラブみしまの石井千恵子代表によると、文化や言葉の違いから就学の説明を理解できないケースも多いという。外国ルー
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見えない人の立場で情報伝達 三島・長伏小4年生がブラインドサッカー体験
三島市立長伏小でこのほど、ブラインドサッカーの体験学習が行われ、4年生44人が目隠しした状態でボールを蹴ったり情報をつかんだりする難しさを体感した。 日本ブラインドサッカー協会スタッフの小島雄登さん、東京パラリンピックにも出場したブラインドサッカー選手の寺西一さんが講師を務めた。準備運動では2人1組となり、アイマスクを着用した児童がパートナーから言葉で伝えられる動作を実践するなど、視覚が遮断される中での情報伝達に挑戦した。 目隠しした児童が音の鳴るブラインドサッカーのボールを蹴ってゴールを狙うゲームでは、他の児童が声や拍手でボールとゴールの位置を伝えてチームごとに得点を競った。児童らは「
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英語のスピーチ力競うコンテスト開催 三島市国際交流協会
三島市国際交流協会は23日、英語スピーチコンテストを市民生涯学習センターで開いた。 中学生の部に7人、高校生や専門学校生ら一般の部に4人が出場。それぞれの経験や思いを5分間のスピーチに込めて流ちょうな英語で発表し、中学生の部では室伏杏樹さん(三島北中3年)、一般の部ではルハマト・ヒダヤトさん(国際ことば学院外国語専門学校2年)が優勝した。 最優秀の宇山杯も受けた室伏さんは「英語を使った仕事に就きたい。経験を生かしてこれからも頑張りたい」と話した。
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仮装華やかハロウィーン・パレード 三島市の大通り商店街
三島市の大通り商店街で23日、「ハロウィーン・パレードinみしま2022」が3年ぶりに開かれた。さまざまなコスチュームに身を包んだ子ども2022人が参加し、通りをにぎやかに彩った。 三嶋大社から伊豆箱根鉄道の三島広小路駅までの約700メートルが歩行者天国となり、通り沿いにはキッチンカーや出店が並んだ。パレードではアニメやゲームのキャラクター、おばけなどの格好に扮(ふん)した子どもたちが大通りを埋め尽くした。お菓子をもらう恒例の「トリック・オア・トリート」はコロナ対策で事前申し込み制とし、地図を見ながら登録はがきに書かれた商店などを訪問した。 (三島支局・金野真仁)
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三島で強盗事件 現金奪い男逃走 リサイクルショップ
24日午後5時半ごろ、三島市寿町のリサイクルショップ「金の豚三島店」に何者かが押し入り、刃物のような凶器で店員を脅し、現金を奪って逃走した。三島署は強盗事件とみて調べている。 同署によると、犯人は中肉の男で、顔に布のようなものを巻き付けていたという。当時、店内に客はいなかったとみられ、けが人はなかった。同署が逃走した男の行方を追っている。
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石渡会頭を留任 三島商議所が臨時議員総会
三島商工会議所は24日、臨時議員総会を三島市のホテルで開き、石渡浩二会頭の留任を含む役員人事案に同意した。 石渡会頭は「自己変革力で元気な三島を」を商議所のスローガンに掲げ、相談窓口や経営支援の充実、地域のにぎわい創出などの事業に取り組む考えを示した。役員人事では3人の副会頭と専務理事も留任し、常議員30人を選出した。
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富士見A団体優勝 個人は野川さん(沼津東)V 静岡県高校将棋新人戦東部
静岡県高校将棋新人戦東部地区大会(県高校文化連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が22、23の両日、三島市の日大三島高で開かれた。個人戦は沼津東高2年の野川雄貴さん、団体戦は富士見高A(小宮山颯太、皆川育実、小林修士)がそれぞれ優勝した。 個人戦は10校から61人が出場し、団体戦には7校、12チームが出場した。11月に開催される県大会には個人戦が上位11人、団体戦は同5チームが進む。 このほかの結果は次の通り。 【個人戦】②勝又諒介(日大三島1)③小宮山颯太(富士見2)④小倉伸之輔(富士2)⑤高久和也(沼津東2)⑥渡辺司(富士見1)⑦小林修士(富士見2)⑧佐野稜也(同1)⑨和久水志音(
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11月に藤岡弘、さん講演会 グラウンドワーク三島 創立30周年
設立30周年を迎えた三島市のNPO法人グラウンドワーク三島は11月12日、俳優の藤岡弘、さん(76)を招いた記念講演会を同市の三島商工会議所で開く。 三島を流れる富士山の湧水など水への思いを語るほか、「未来の三島」と題したパネルディスカッションも行う。基調講演では渡辺豊博専務理事がGW三島の30年の取り組みと成果、今後の展望について紹介する。 午後1時開演。参加無料。聴講は事前の申し込みが必要で、定員200人に達した時点で締め切る。問い合わせはGW三島<電055(983)0136>へ。
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起業家を地域で支援 「スタジオ」設立1年 三島を挑戦できる街に【解説・主張しずおか】
Local to Global(地方から世界へ)―。そんな思いを抱く起業家が新事業に挑む「LtGスタートアップスタジオ」(三島市大社町)が11月で開設から1年を迎える。産官金の5者協定で始まった試みで多彩なネットワークを形成し、「チャレンジ」をキーワードにした三島の新たなブランディングにつなげる考えだ。 伊豆に配流された源頼朝が平家打倒に向けて旗揚げしたとされる三嶋大社から南へ約50メートル。旧商業施設を改装したLtGスタジオは現在、起業を目指す10組が利用する。教育関連やコミュニティーツールの開発など事業の構想はさまざまだが、人のつながりや起業、資金調達のノウハウなどを求めて三島に集まっ
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池坊伊豆支部 100周年記念花展 三島、23日まで
華道家元池坊伊豆支部の創立100周年記念花展(静岡新聞社・静岡放送後援)が22日、三島市大社町の成真寺で始まった。23日まで。 松やウメモドキ、菊など多彩な花材をあしらった作品60点が展示されている。色とりどりの花が器に美しく生けられ、迫力ある作品に大勢の来場者が見入っている。 同支部は1923年に「池坊岳南橘会」として発足。2014年に「伊豆支部」と改名し、三島市を拠点に活動を続けている。
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パン作り、職人が手ほどき なりわい体験24種「みしまKo・to・ri」11月20日まで 三島
地元の飲食店や商店、事業所でさまざまな技術に挑戦するなりわい体験プログラム「みしまKo・to・ri(ことり)」(三島商工会議所主催)が11月20日まで、市内を中心に各地で行われている。和菓子作りやお茶の入れ方教室など多彩な24種類のメニューが用意されている。 22日は同市大社町の「コカラベーカリー」でパン作りが行われ、親子4組が参加した。豊富な食物繊維と低糖質のパンを提供する同店の特徴について説明を受けた後、好きなアニメのキャラクターをモチーフにしたパン作りに挑戦。チョコや栗など好きなあんを生地で包んで形を整え、チョコペンでキャラクターの顔を描いて焼き上げた。同店の職人から手ほどきを受けて
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三島甘藷の学校給食継続を 生産者負担軽減、地元企業7社が支援
JAふじ伊豆の三島函南甘藷(かんしょ)部会は、地元企業7社による「三島甘藷サポーター」を結成した。同部会では毎年、三島市特産のサツマイモ「三島甘藷」を市内の小学校に無償提供してきたが、最近の資材価格高騰により農業者の負担も大きい。地元企業の助けも借りながら、地域の農産物を子どもたちに届ける取り組みを継続する。 サポーター企業の7社は学校給食に提供する費用の半分を負担する代わりに、三島甘藷の出荷箱に協賛企業として各社のロゴを掲載する。今年は12月6日に給食の食材として届ける予定で、同JAの担当者は「企業の協力を結びつけることで、子どもたちも三島甘藷の大切さを感じると思う」と意義を語る。生産者
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息子をかたって100万円詐取疑い 静岡南署が男再逮捕
静岡南署は20日、詐欺の疑いで東京都品川区南大井3丁目、無職の男(62)=詐欺未遂容疑で逮捕=を再逮捕した。 再逮捕容疑は9月27日、何者かと共謀し三島市の無職女性(76)宅に息子をかたって「かばんをなくした」「決済に必要なプリペイドカードもなくしたので100万円を工面してくれないか」などと電話でうそを言い、同市内の公園で息子の上司の弟をかたり現金100万円をだまし取った疑い。 容疑者は同29日、静岡市駿河区の無職女性(78)から現金をだまし取ろうとした疑いで同署に現行犯逮捕されていた。
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エンジニアの移住促進へ 三島市、アジャイル開発会社と連携
観光庁が進める「ワーケーション推進事業」のモデル実証事業として、三島市とKDDIアジャイル開発センター(東京)によるエンジニアの地方移住、交流を促進する取り組みの第1回トライアルプログラムがこのほど、市内で行われた。同社の社員ら8人が市内で3泊4日の研修を行い、オリエンテーションやシェアオフィスの視察などを行った。 同社は顧客ニーズに応じたソフトウエアを設計、試作する手法「アジャイル」を開発する企業で、地方に住むエンジニアとの交流を目指している。IT企業の誘致とテレワーク移住の促進に力を入れる市と連携し、同庁のモデル事業として共同申請して採択を受けた。同プログラムでは計3回の研修を市内で
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盲目バイオリニスト増田さん多彩な音色 三島東小児童に披露
創立150周年を迎えた三島市立東小のPTAは19日、記念行事として盲目のバイオリニスト増田太郎さんによるコンサートを同校で開いた。コロナ感染対策として二部に分けて行い、全校児童が多彩なバイオリンの音色を楽しんだ。 弱視だった視力を20歳で失った増田さんは5歳でバイオリンを始め、テレビ番組や映画などの曲を数多く手がけている。同校のコンサートではオリジナル曲を披露したほか、路線で異なる踏切の音や救急車のサイレン、牛の鳴き声などをバイオリンで奏でて児童の笑いを誘った。 軽妙なトークや質問、歌も交えてステージを盛り上げたほか、9年半連れ添って亡くなった盲導犬エルムとの思い出話も紹介。「大好きなこ
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東レアローズ 若手の成長が鍵 Vリーグ男子22日開幕
バレーボール男子のV1リーグは22日、開幕する。計10チームで4回戦総当たりのレギュラーラウンドを戦い、上位4チームがファイナルステージに進む。昨季4位の東レは、3年目のアウトサイドヒッター小沢や新人のミドルブロッカー上條ら若手に起爆剤としての期待がかかる。 昨季はリーグ途中でセッター藤井が闘病のため離脱するという危機に直面した。急きょ新人真子を司令塔に据えて立て直し、4位に踏みとどまった。篠田監督は「昨季、4位で耐えられたのは真子のリーグ期間中の成長が大きい」と総括する。 昨季7位のジェイテクトに日本代表の西田と関田、元日本代表の柳田が加入するなど大型補強に踏み切るチームが多い中、東レ
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白のじゅうたん「三島そば」満開 市街地一望、絶好のロケーション
三島市のNPO法人グラウンドワーク三島が「三島そば」を栽培している同市川原ケ谷の畑で、ソバの花が見頃を迎えている。 小高い山の上に位置する約600平方メートルの畑は無数の白いかれんな花が広がり、三島、沼津市街地や富士山、駿河湾も一望できる絶好のロケーション。ソバ畑の“白いじゅうたん”と周辺の自然が相まって美しい景色を演出し、大勢のカメラマンも訪れる人気の撮影スポットとなっている。見頃は10月末ごろまで続くという。 かつて宿場町として栄えた三島のソバ文化復活に向け、約20年前から栽培を続けている。11月中旬に収穫し、年越しそばとして販売される予定。
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静岡県議選 立憲民主党が立候補予定者3人の公認決定
立憲民主党は18日、国会内で常任幹事会を開き、来春の統一地方選の立候補予定者に対する公認・推薦を決定した。静岡県内関係では、県議選の現職曳田卓氏(68)=沼津市=、同杉山淳氏(59)=静岡市駿河区=、新人丸山洵氏(38)=浜松市東区=の3人を公認した。このほか、沼津市議選の現職、三島市議選の新人、富士市議選の新人の計3候補者を公認とし、清水町議選の元職を推薦とした。
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特殊詐欺被害に注意を 広報みしまで特集、卓上三角柱も製作
親族、市職員、警察官などを装って現金や電子マネー、キャッシュカードをだまし取る特殊詐欺被害が相次ぐ三島市は、「広報みしま」10月15日号で多発する詐欺の特集ページを掲載した。犯人の手口と注意を呼びかける卓上三角柱の台紙も製作し、「電話機の脇などに置いて気を付けてほしい」としている。 特集ページではウイルス感染したパソコンの修復名目で電子マネーを要求する「架空請求」、還付金や保険料の払い戻しなどで自宅を訪れて封筒をすり替える「キャッシュカード詐欺盗」の手口を紹介。2日時点で今年の被害件数は36件、被害額が4600万円に上る三島署管内の状況について「県内でも特に被害が増加している」とし、不審な
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日本維新の会 石井氏を推薦 三島市長選
日本維新の会静岡県総支部は17日、任期満了に伴う三島市長選(12月11日告示、同18日投開票)で、新人で市議の石井真人氏(43)を推薦すると発表した。県内首長選での推薦は初めて。
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野菜マシマシで摂取を 静岡県プロジェクト始動、県民の健康寿命延伸
静岡県は本年度、静岡県民に野菜摂取を促す「野菜マシマシプロジェクト」を本格始動した。高血圧が要因となる病気を予防するため、産学官連携でメニュー開発や販売モデルの確立を進め、健康寿命の延伸につなげる。 本県は脳卒中などの脳血管疾患による死者数が全国に比べて高く、健康課題の一つになっている。要因の高血圧予防にはナトリウム(食塩)の排出を促す野菜の摂取量を増やすことが有効とされ、健康に無関心な層も手に取りやすい販売手法を検討する。 プロジェクトには県内飲食店や料理研究家、学識経験者が参加。野菜使用量が1食分の目安(120グラム程度)を上回るメニューを開発し、年明けに飲食店でテスト販売を行う。主
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電子マネー詐取 25万円分の被害 三島の60代男性
三島市に住む60代の無職男性が17日、ウイルス感染したパソコンを修復する名目で何者かに電子マネーを要求され、25万円分をだまし取られたと三島署に届けた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、男性は15日午後5時ごろ、ウイルス感染を警告するパソコン画面に表示された電話番号に連絡したところ、外国人名を名乗る男から「ウイルス駆除や対策ソフトのために5万円分の電子マネーを購入してほしい」などと言われ、三島市内のコンビニで購入した計25万円分のプリペイド番号を3回に分けて相手に教えたという。
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高齢者のICTサポート 三島市スマホ・タブレットキャラバン隊、10人新加入
高齢者向けにICT(情報通信技術)講座を行う「三島市スマホ・タブレットキャラバン隊」のアシスタント入隊式がこのほど、市役所で開かれた。養成講座を受講した60歳以上の10人が入隊し、今後は市内の高齢者が集う「居場所」などで出張講座を開催する。 キャラバン隊は昨年12月に発足し、今年9月までに34回の出張講座を行っている。アシスタント養成講座ではICTに関する知識や心構えについて学び、今回の入隊により隊員は計20人となった。新入隊員は「自分も一緒に学びながら楽しく続けたい」などと抱負を語った。 依頼状を交付した豊岡武士市長は「シニアのお助け隊として市民からも好評。気負わず楽しく活躍してほしい
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自転車乗り方 外国人が学ぶ 三島市がマナー講座
三島市は16日、市内に住む外国人を対象にした「交通マナー講座」を中郷文化プラザで開いた。中国やベトナムなど4カ国21人が参加し、自転車の安全な乗り方や交通マナーについて学んだ。 参加者は三島署員から、自転車の交通ルールについて左側通行、歩道は歩行者優先、飲酒運転は禁止―などと指導を受けた。実技指導では駐車場の特設コースで自転車を運転し、交差点での2段階右折や一時停止、見通しの悪い曲がり角での安全確認などに取り組んだ。交通安全指導員から丁寧に教えてもらいながら、母国とは異なる日本の交通マナーを実践した。 反射神経チェックや自転車シミュレーターも行い、ゲーム感覚で楽しみながら取り組んだ。
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スマートシティー推進へ 三島市、世界的組織に参画
三島市はこのほど、スマートシティーの効果的な運用に向けた共通認識を醸成するための世界的組織「G20グローバル・スマートシティ・アライアンス(GSCA)」に参画した。 GSCAは2019年のG20サミットでの合意を受けて同年10月に創設された。国内では浜松市など27自治体が参画していて、定期的にスマートシティーをテーマに議論や交流をしている。事務局の世界経済フォーラム第4次産業革命日本センターに所属していた近藤剛氏(三島市出身)が市内にUターン移住し、紹介を受けた。 同センターの山室芳剛センター長や近藤氏らが17日、市役所で豊岡武士市長と面会した。山室センター長は「自治体が連携して世界に示
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寺の絵画力作、カレンダーに 三島の団体
三島市などの寺院で住職の話を聞くイベントを開いている「みしまお寺めぐりの会」は、顧問の鈴木克彦さん(77)が各地で描きためた寺の絵を掲載した2023年のカレンダーを作製した。 カレンダーのタイトルを「お寺への誘(いざな)い」とし、同市や函南町の寺で描いた本堂の作品12点を月ごとに紹介。毎月2回の寺巡りは10年間で250回を数え、会員らが思い出深い寺院の絵画を選んで採用した。表紙は仏教で「厄よけ5色」とされる赤、青、黄、白、紫をデザインしたほか、三島や清水、函南両町のお寺マップも付いている。 800部作製し、一般千円、会員800円で販売している。問い合わせは同会<電090(8132)839
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妊娠や育児 ママの不安、ラジオで解消 三島の助産師多田さん放送
三島市の助産師多田和子さん(53)がこのほど、エフエムみしま・かんなみ「ボイス・キュー」で、妊娠中や子育て中の女性の孤独や不安を解消するヒントを発信するラジオ番組を始めた。祖父母世代との意見の違いに悩む妊婦や、育児に奮闘する家族を励ましている。 番組は「助産師ただちゃんのこんな声ですみません」(毎月第1、3水曜日)。午後1時15分から15分間で、助産師として蓄えた知識を自身の出産、育児の経験を交えて紹介する。9月の放送では、「妊娠は病気ではない、だからこそつらい」をテーマにした。妊娠は通常の生活からさらにタスク(作業)が増えると捉え、自分の能力を超えるまで頑張らないことが大切と、妊婦らに語
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三島市消防団 ドローン隊お披露目 災害時、情報収集や捜索に活用
三島市消防団は16日、災害時に情報収集や遭難者の捜索などを行うドローン隊「レッドウイング」のお披露目式と秋季訓練を同市の富士山南東消防本部で開催した。 同市外五ケ市町箱根山組合の貸与を受け、消防団では訓練用2機を含む4機のドローンが配備されている。本年度から各方面隊からの希望者18人でレッドウイングを結成し、実機を用いた定期的な訓練を重ねて災害時の出動に備えている。ドローンは最高高度300メートルまで上昇し、市内を広範囲に撮影して地上のモニターに映像を送信できるほか、赤外線カメラを取り付ければ山中での人の捜索にも活用できるという。 お披露目式では高度120メートルまでドローンを上昇させ、
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三島市長選に向け事務所開き 市議の石井真人氏
任期満了に伴う三島市長選(12月11日告示、同18日投開票)に出馬の意向を示している市議の石井真人氏(43)は16日、同市大社町で後援会事務所開きを行った。支援者ら約100人が出席した。 市内で会見も行い、自民党三島市支部の推薦を受けるとした。 同市長選には現職の豊岡武士氏(79)、会社経営の近藤正文氏(46)も立候補を表明している。
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「鎌倉殿」関連商品を開発 三島市、機運盛り上げ 出演者トークショーも
三島市は地元を舞台にした大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の機運をさらに盛り上げようと、関連する新たな土産物や商品の開発、販売を後押ししている。29日にはドラマで源実朝役を演じる柿沢勇人さん、大江広元役の栗原英雄さんを招いたトークショーも三嶋大社で開催する。 同市の老舗菓子店「兎月園」は16日から、バターサンドクッキー「旗挙げの里」を発売する。絵馬の形に焼き上げたクッキーで小倉バターを挟んだ一品。丹那牛乳100%の粉乳を生地に練り込み、源氏の家紋とされるササリンドウも焼き付けた。店主の綾部剛さん(48)は「盛り上がりがさらなる地域活性化の旗揚げになれば」と思いを語る。 同市では大河ドラマのブー
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返礼品は選手のアタック 三島市ふるさと納税、東レアローズと連携
三島市は10月下旬から、同市を拠点に活動するバレーボールVリーグ男子の東レアローズと三島駅南口の富士山三島東急ホテルと連携し、好きな選手によるスパイクのレシーブ体験と試合観戦を含めた宿泊プランを返礼品とするふるさと納税の受け付けを開始する。 プランは12月3、4の両日で、納税者はホテルに宿泊した後、4日に同市民体育館で開かれるアローズ対堺ブレイザーズの試合を観戦する。レシーブ体験は試合後に行い、納税者はスパイクの強さと選手を指定してボールが体に当たるまで挑戦できる。寄付額は宿泊代、観戦チケット代を含めて6万7千円とし、ふるさと納税サイト「ふるなび」で25日午後1時に掲載される予定。 アロ
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懐古堂ムラカミ屋をリノベーション、ウイスキー蒸留所に 三島のプロジェクト、キックオフ!
三島市大社町の国登録有形文化財「懐古堂ムラカミ屋」をリノベーションし、ウイスキーの蒸留所を立ち上げるプロジェクトのキックオフイベントが13日夜、市内で開かれた。対面では三島限定でウイスキーを販売するものの、購入権を市外、県外にも売り出すことで交流、関係人口の拡大につなげる。 バーボンウイスキーの製造販売を手がける「Whiskey&Co.」(東京)が企画し、内閣府の関係人口創出・拡大に向けたモデル事業にも採択された。三島で製造するウイスキーは市民、市内限定で対面販売するほか、優先購入権として発行されるトークンを取得すれば市外からも買うことが可能。ウイスキーをきっかけに三島との関係人口を増やし
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誰もが劇作家 SPAC講座 静岡県内3会場で初開催
静岡県舞台芸術センター(SPAC)が、一般向けの「書く!戯曲講座」(全5回)を県内3会場でそれぞれ開いている。戯曲を自分で書き、劇作を実践的に学んでもらう狙いで、本年度初めて企画。講師の劇作家山田裕幸さん(51)=藤枝市=は「劇作家が担うのは基礎工事。演劇自体に興味を持ってもらえれば」と話す。 10月上旬、袋井市のメロープラザでの第3回講座。受講者13人が提出した課題の戯曲を順番に壁に映写し、互いの作品を読んだ。山田さんが「話を前に進める力がある」「なぜこの題材なのかが作家にないといけない」などと講評した。 課題は上演時間20分程度の劇で、内容は自由。居酒屋での同窓会のシーンを描いた磐田
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地元企業でインターン 日大国際関係学部 感想、提言など発表
三島市の日本大国際関係学部は12日夕、市内の企業や市役所でインターンシップを経験した学生の報告会を同学部本校舎で開いた。 地元への就職を希望する学生が多いものの企業について知る機会が少なく、3年生17人が4カ所に分かれて5日間の職業体験に臨んだ。伊豆箱根鉄道でインターンシップを行った学生は、駿豆線の駅や同社が運営する伊豆・三津シーパラダイス、箱根関所などでさまざまな業務を体験した。 シーパラダイスでは軽食のみでレストランがなく、報告会で発表した学生は「再入場を可能にして近隣の飲食店と連携すれば、長時間滞在できるのではないか」と提案した。無人駅でのコミュニケーションや、特急券のデジタル化な
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三嶋大祭りの絵画コンクール 優秀作品を表彰
三島市自治会連合会はこのほど、三嶋大祭りの様子を描く絵画コンクールの表彰式を市役所で開いた。市内の小学生から367点の応募があり、選ばれた最優秀11点、優秀49点は14日まで市役所玄関ホールに展示される。 今夏、3年ぶりに開催された三嶋大祭りで盛り上がったしゃぎりや山車の競り合い、頼朝公旗揚げ行列などを描いた。山下聖秋会長は「力作ぞろいで思いが伝わってきた。今後も大祭りを盛り上げてほしい」と児童に呼びかけた。 最優秀賞に選ばれたのは次の通り。 市自治会連合会長賞 大川哲平(中郷5)▽同副会長賞 飯田真帆(東1)九嶋杏奈(錦田2)原優芽(徳倉3)後藤優里那(山田4)石川心愛(長伏5)山本
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子育て支援フェア楽しんで 三島で16日まで 多彩な体験用意
三島市と県東部の子育て支援グループ「ママとね」は16日まで、「みしま子育て支援フェア」を同市の日清プラザ・イトーヨーカドー三島店で開催している。 日替わりのイベントが用意され、13日には牛乳パックを使ったコマづくりやゴムボールでのボウリング体験などに大勢の親子連れが参加した。ボッチャ体験ではお母さんに抱っこされた子どもたちが赤と青のボールを放り投げ、周囲には笑顔と拍手が広がった。ジーパンやTシャツで作ったバッグなども展示し、分別やリサイクルの大切さも呼びかけた。 両親や祖父母が赤ちゃんへの思いをつづった詩集「トツキトウカ」のパネル展示や、ハンドメイドワークショップなども行われている。
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経営センスや資質磨く 沼津信金 若手向けビジネス塾開講
沼津信用金庫(鈴木俊一理事長)はこのほど、若手経営者らが経営のセンスや資質を磨く第15期「ぬましんビジネス塾」の開講式を同市の「ぬましんCOMPASS(コンパス)」で開いた。 同塾は3年ぶりの開催でこれまで延べ350人が受講した。12月まで計6回、地方創生や財務分析など、専門家を招いて経営スキルを学ぶ。初回は製造業や運送業、小売業などさまざまな業種の企業経営者や後継者ら12人が出席した。鈴木理事長は「原料費高騰などで、中小企業は厳しい情勢。次世代を担う方々の経営に役立ててほしい」とあいさつした。 初回は企業の広報を支援する「ビズホープ」(三島市)の寺田望代表が、広報やマーケティングについ
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遺族立ち会い、収骨可能に みしま聖苑 17日から
三島函南広域行政組合が運営するみしま聖苑は13日、新型コロナウイルスの感染対策として遺族の建物への入室を禁じていた火葬について、17日から遺族の立ち会い、収骨が可能になると発表した。 9月中旬を最後にコロナ感染者の火葬が行われていないなど、感染リスクが一定程度収まったとの判断による措置。17日からはコロナの感染が広まる前とほぼ同じ対応となり、告別式を終えた遺族は施設内の待合室で待機し、収骨室で骨を拾うことができる。感染者を火葬する場合は遺体が透明な納体袋に収容、密閉され、遺族は告別室でひつぎの小窓から拝顔できるという。
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スペシャルオリンピックス ボウリング・宮本さん(伊豆の国)全国大会へ
広島県で11月に開催される知的障害者のスポーツ全国大会「第8回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・広島」にボウリング競技の部で出場する伊豆の国市の宮本瑞穂さん(31)がこのほど、市役所に山下正行市長を訪ね、抱負を語った。 宮本さんは5月に行われた県大会で好成績を収め、県代表の座をつかんだ。14ポンドの球を投げ、毎週日曜に三島市で練習する。4年前の全国大会では優勝を果たした。 宮本さんは「1番になる自信はある。負けずに優勝したい」と意気込んだ。山下市長は「けがをせずに、また結果を報告に来て」と激励した。同席したNPO法人「スペシャルオリンピックス日本・静岡」の湯浅優子理事長は