三島・遺伝研で桜見頃 6日に一般公開
約200種300本の桜が植えられている三島市谷田の国立遺伝学研究所で2日までに、ソメイヨシノや遺伝的に近い品種の桜が見頃を迎えた。6日の一般公開では、さまざまな花が楽しめそうだ。
研究所の桜は1950年ごろ、植物遺伝学者の竹中要博士が各地から収集したのが由来。施設の東側ではソメイヨシノの両親に当たるオオシマザクラの白い花とエドヒガンのピンク色の花が共演している。形質がソメイヨシノと差異のない伊豆吉野や濃いピンク色が特徴の陽光も満開に近い。研究所前の遺伝坂の桜も咲き誇り、桜のトンネルを演出している。
一般公開では研究所の取り組みを紹介するパネル展を開催し、DNAの模型を作るワークショップや研究で使う生き物の展示も実施する。細胞生物学が専門の沢斉教授の講演もある。公開時間は午前9時から午後4時。入場無料。駐車場はなく、JR三島駅北口からシャトルバスを運行する。