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テーマ : 三島市

踏切内の誘導点字促進 国交省 指針改定 視覚障害者事故防ぐ

 国土交通省は、視覚障害者の踏切事故防止に向け、道路のバリアフリー指針を改定した。踏切内に点字などの誘導表示を増やすため、整備の位置付けを従来の「望ましい」から「標準的」に格上げした。道路管理者の自治体などに積極的な対応を促し、点字をたどれば踏切から逸脱せず渡れるようにする。改定は1月15日付。
 道路のバリアフリー基準は①義務②標準的③望ましい-の3段階がある。奈良県大和郡山市で目の不自由な女性が電車と接触し死亡した事故を受け、国交省は2022年6月に指針を改定。踏切の外側では、踏切が近いことを示す点状ブロック設置を標準的とした。
 踏切内の誘導表示については設置が望ましいとしていたが、視覚障害者を交えた実験を通じ、設置方法や構造が固まったため標準的に改めた。
 踏切内の歩道に十分なスペースがある場合と、歩道の幅が狭いケースに分け、線や突起を施した誘導ゾーンを設ける。
 一方、国交省は1月18日付で、改良すべき踏切408カ所を追加指定した。県内では静岡市の「長沼第4」、三島市の「広小路」、富士市の「本町」など9カ所。交通量が多く立体交差化や拡幅が必要な箇所のほか、近くに障害者施設などがあり今回の改定に沿った対策が特に必要な踏切も含まれる。

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